JP2017145975A - 冷凍サイクル装置、冷凍サイクル装置の製造方法、冷凍サイクル装置のドロップイン方法、及び、冷凍サイクル装置のリプレース方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】R410AかつHFO1123/HFC32と同等以上の理論COPを、HFO1123/HFC32よりも低いGWPで実現する混合冷媒組成物を用いた冷凍サイクル装置を提供する。【解決手段】冷凍サイクル装置は、HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有し、これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%で特定される点A、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%で特定される点B、及び、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%で特定される点C、の三点を頂点とする三角形の範囲内にある混合冷媒組成物を用いたものである。【選択図】図1
Description
本発明は、混合冷媒組成物を用いた冷凍サイクル装置、冷凍サイクル装置の製造方法、混合冷媒組成物を既設の設備に用いた冷凍サイクル装置のドロップイン方法、及び、冷凍サイクル装置のリプレース方法に関するものである。
従来、空気調和装置等の冷凍サイクル装置に用いる冷媒としては、例えば、クロロフルオロカーボン(以下、CFCと称する)、ハイドロクロロフルオロカーボン(以下、HCFCと称する)が用いられてきた。これらのCFCおよびHCFCは、オゾン層破壊の寄与が指摘され、現在、規制の対象となっている。
このため、現在ではオゾン層を破壊しない(オゾン層破壊係数ODP=0である)ハイドロフルオロカーボン(以下、HFCと称する)、特にR410Aが広く空気調和装置に用いられている。しかし、HFCは、地球温暖化の寄与が指摘され、規制が制定されつつある。そのため、オゾン層破壊係数ODPがゼロ、かつ地球温暖化への影響が少ない(地球温暖化係数GWPが低い)空気調和装置に用いられる冷媒の開発が急務となっている。
オゾン層破壊係数ODPがゼロ、かつ地球温暖化係数GWPが低い空気調和装置に用いられる冷媒としては、ハイドロフルオロオレフィンが挙げられ、例えば1,1,2−トリフルオロエチレン(以下、HFO1123と称する)とHFCのジフルオロメタン(以下、HFC32と称する)を混合したHFO1123/HFC32混合冷媒を用いた空気調和装置が知られている(特許文献1)。
冷房運転時において、空気調和装置を構成する室外機内に設置された熱交換器では、外気温度よりも高い凝縮温度の冷媒が流れ、空気と熱交換を行う。高外気温地域においては、外気温度が高温となる場合がある。熱交換器の性能にも依存するが、凝縮温度は外気温度よりも15K程高くなる。例えば、気温が50℃の場合においては、凝縮温度は65℃程度になる。
HFO1123の臨界温度は、現行の空気調和装置に使用されているR410Aよりも13K低い58.7℃である。このため、凝縮温度が高い条件では、凝縮温度が臨界温度に近接するか、または超えてしまう。臨界温度に近接した場合、消費電力1kW当たりの能力を表す理論COPが、蒸発潜熱が小さくなるため悪化する。高外気温地域では冷房運転時間が長くなるため、理論COPの悪化により、消費電力が増大する。また、HFO1123は、蒸発潜熱が小さいために冷媒流量が増大し、冷媒の搬送動力が増大する傾向がある。冷媒の搬送動力の増大を抑制するためには、機器の大型化が必要となる。
このため、臨界温度が78.1℃と高いR32を混合することにより、混合後の臨界温度を高くし、理論COPを改善し、機器の大型化を阻止することが考えられる。しかしながら、GWPが高いHFC32を混合するため、HFO1123/HFC32混合冷媒のGWPが増大してしまう。
本発明は、高外気温下など凝縮温度の設定が高い使用条件下であっても、R410AかつHFO1123/HFC32と同等以上の理論COPを、HFO1123/HFC32よりも低いGWPで実現する混合冷媒組成物を用いる冷凍サイクル装置、冷凍サイクル装置の製造方法、冷凍サイクル装置のドロップイン方法、及び、冷凍サイクル装置のリプレース方法を提供することを目的としている。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機と熱源側熱交換器と絞り装置と負荷側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を有し、前記冷媒回路に混合冷媒組成物を循環させる冷凍サイクル装置であって、
前記混合冷媒組成物は、HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有した混合冷媒組成物であって、これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%で特定される点A、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%で特定される点B、及び、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%で特定される点C、の三点を頂点とする三角形の範囲内にあるものである。
前記混合冷媒組成物は、HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有した混合冷媒組成物であって、これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%で特定される点A、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%で特定される点B、及び、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%で特定される点C、の三点を頂点とする三角形の範囲内にあるものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機と熱源側熱交換器と絞り装置と負荷側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を有し、前記冷媒回路に混合冷媒組成物を循環させる冷凍サイクル装置であって、
前記混合冷媒組成物は、HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有した混合冷媒組成物であって、これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%で特定される点A、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%で特定される点B、及び、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/58/41mass%で特定される点C’、の三点を頂点とする三角形の範囲内にあるものである。
前記混合冷媒組成物は、HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有した混合冷媒組成物であって、これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%で特定される点A、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%で特定される点B、及び、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/58/41mass%で特定される点C’、の三点を頂点とする三角形の範囲内にあるものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機と熱源側熱交換器と絞り装置と負荷側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を有し、前記冷媒回路に混合冷媒組成物を循環させる冷凍サイクル装置であって、
前記混合冷媒組成物は、HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有した混合冷媒組成物であって、これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=11/68/21mass%で特定される点Gを中心として、この点Gから三成分の各成分の組成のずれが1mass%以下の範囲にあるものである。
前記混合冷媒組成物は、HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有した混合冷媒組成物であって、これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、HFO1123/HFC32/HFO1234yf=11/68/21mass%で特定される点Gを中心として、この点Gから三成分の各成分の組成のずれが1mass%以下の範囲にあるものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置の製造方法は、圧縮機と熱源側熱交換器と絞り装置と負荷側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を有している冷凍サイクル装置を用意して、前記冷媒回路に循環している冷媒を、上記の混合冷媒組成物に入れ替えることで行う。
本発明に係る冷凍サイクル装置のドロップイン方法は、R410Aを作動流体として使用している既設の冷凍サイクル装置を流用する冷凍サイクル装置のドロップイン方法であって、前記R410Aの代替として、前記R410Aを設計圧力が現行冷媒R410Aと同等である上記の混合冷媒組成物に入れ替えるものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置のリプレース方法は、R410Aを作動流体として使用している既設の冷凍サイクル装置を構成している配管および室内機を流用する冷凍サイクル装置のリプレース方法であって、前記R410Aの代替として、前記R410Aを設計圧力が現行冷媒R410Aと同等である上記の混合冷媒組成物に入れ替え、前記既設の冷凍サイクルを構成している室外機を前記混合冷媒組成物用の室外機に置き換えるものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、R410AかつHFO1123/HFC32と同等以上の理論COPを、HFO1123/HFC32よりも低いGWPで実現することができる。
本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、R410Aに対して性能改善を図ることができ、R410Aの代替としてドロップイン及びリプレースが可能である。
本発明に係る冷凍サイクル装置のドロップイン方法及びリプレース方法によれば、設計圧力が現行冷媒R410Aと同等である上記の混合冷媒組成物を既設の設備に用いることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1〜図4は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒として使用する混合冷媒組成物のHFO1123/HFC32/HFO1234yfの組成比を説明するための説明図である。図1〜図4に基づいて、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物の組成比の一例について説明する。また、以下の説明において、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を、単に「冷媒」として表記する場合もある。冷凍サイクル装置は図5に示されるのと同様に、圧縮機1と、冷媒流路切替装置2と、熱源側熱交換器3と、絞り装置4と、負荷側熱交換器5とが順次配管で接続されることで形成される冷媒回路20を有している。混合冷媒組成物は冷媒回路20を巡回する。
図1〜図4は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷媒として使用する混合冷媒組成物のHFO1123/HFC32/HFO1234yfの組成比を説明するための説明図である。図1〜図4に基づいて、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物の組成比の一例について説明する。また、以下の説明において、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を、単に「冷媒」として表記する場合もある。冷凍サイクル装置は図5に示されるのと同様に、圧縮機1と、冷媒流路切替装置2と、熱源側熱交換器3と、絞り装置4と、負荷側熱交換器5とが順次配管で接続されることで形成される冷媒回路20を有している。混合冷媒組成物は冷媒回路20を巡回する。
[混合冷媒組成物]
本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、
HFOの1,1,2−トリフルオロエチレン(HFO1123)と、
HFCのジフルオロメタン(HFC32)と、
HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO1234yf)と、を含有し、
点A(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%);
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
及び
点C(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%)
の三点を頂点とする三角形の範囲内にある組成比で構成されている。
本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、
HFOの1,1,2−トリフルオロエチレン(HFO1123)と、
HFCのジフルオロメタン(HFC32)と、
HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(HFO1234yf)と、を含有し、
点A(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%);
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
及び
点C(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%)
の三点を頂点とする三角形の範囲内にある組成比で構成されている。
図1には、点A、点B及び点Cで示されるHFO1123/HFC32/HFO1234yfを各頂点とする三角組成図(質量比)が示されている。
HFO1123及びHFC32の2成分の理論COPがR410Aと同等以上となる領域は、三角組成図において該二成分の質量比(HFO1123/HFC32=a/b mass%)が、
1≦a≦32
b=100−a
で示される範囲である。
HFO1123及びHFC32の2成分の理論COPがR410Aと同等以上となる領域は、三角組成図において該二成分の質量比(HFO1123/HFC32=a/b mass%)が、
1≦a≦32
b=100−a
で示される範囲である。
HFO1123、HFC32及びHFO1234yfの3成分の理論COPがHFO1123/HFC32と同等以上となる領域Aは、三角組成図において該三成分の質量比(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=x/y/z mass%)が、
1≦x≦a
ymin=−1.42a+95.42
ymax=b−1
y≧(ymax−ymin)/(a−1)×x+(ymin×a―ymax)/(a−1)
z=100−x−y
で示される範囲である。
1≦x≦a
ymin=−1.42a+95.42
ymax=b−1
y≧(ymax−ymin)/(a−1)×x+(ymin×a―ymax)/(a−1)
z=100−x−y
で示される範囲である。
また、HFO1123、HFC32及びHFO1234yfの3成分のGWP値がHFO1123/HFC32よりも低くなる領域Bは、三角組成図において該三成分の質量比(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=x/y/z mass%)が、
1≦x≦a
y≦b−1
z=100−x−y
で示される範囲である。
1≦x≦a
y≦b−1
z=100−x−y
で示される範囲である。
上記、領域Aと領域Bの重複する領域が、R410AかつHFO1123/HFC32と同等以上の理論COPを、HFO1123/HFC32よりも低いGWPとなる組成である。
例えば、HFO1123/HFC32の二成分の質量比が、
a=32mass%、
b=68mass%
となる、GWPが459、理論COPがR410A比100%となる冷媒に対して、HFO1123/HFC32と同等以上の理論COPを、HFO1123/HFC32よりも低いGWPで実現するHFO1123/HFC32/HFO1234yfの三成分の領域Aは、
1≦x≦32
ymin=50
ymax=67
y≧(67−50)/(32−1)×x+(50×32―67)/(32−1)
z=100−x−y
となり、
点A(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%);
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
及び
点C(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%)の三点を頂点とする三角形の範囲となる。
a=32mass%、
b=68mass%
となる、GWPが459、理論COPがR410A比100%となる冷媒に対して、HFO1123/HFC32と同等以上の理論COPを、HFO1123/HFC32よりも低いGWPで実現するHFO1123/HFC32/HFO1234yfの三成分の領域Aは、
1≦x≦32
ymin=50
ymax=67
y≧(67−50)/(32−1)×x+(50×32―67)/(32−1)
z=100−x−y
となり、
点A(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%);
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
及び
点C(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%)の三点を頂点とする三角形の範囲となる。
HFO1123/HFC32と同等以上の理論COPを、HFO1123/HFC32よりも低いGWPで実現するHFO1123/HFC32/HFO1234yfの三成分の領域Bは、
1≦x≦32
y≦67
z=100−x−y
となり、
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
点D(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/67/32mass%);
点E(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/1/98mass%);
及び
点F(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/1/67mass%)の四点を頂点とする四角形の範囲となる。
1≦x≦32
y≦67
z=100−x−y
となり、
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
点D(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/67/32mass%);
点E(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/1/98mass%);
及び
点F(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/1/67mass%)の四点を頂点とする四角形の範囲となる。
領域Aと領域Bの重複する領域は、
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
点C(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%);
及び
点D(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/67/32mass%);
の三点を頂点とする三角形の範囲となる(図2参照)。
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
点C(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%);
及び
点D(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/67/32mass%);
の三点を頂点とする三角形の範囲となる(図2参照)。
つまり、R410AかつHFO1123/HFC32と同等以上の理論COPを、HFO1123/HFC32よりも低いGWPとなる組成の内、もっともGWPの低い組成は、GWPが339、理論COPがR410A比100%となる
点C(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%);である。
点C(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%);である。
また、もっとも理論COPが高い組成は、GWPが454、理論COPがR410A比104%となる点D(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/67/32mass%);である。
本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物の理論COPは、R410Aに対して、HFO1123の割合aが32mass%以下であればR410Aが100%以上、21mass%以下であれば103%以上、11mass%以下であれば106%以上となる。
また、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、
HFOの1,1,2−トリフルオロエチレン(HFO1123)と、
HFCのジフルオロメタン(HFC32)と、
HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(以下、HFO1234yf)と、を含有し、
点A(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%);
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
及び
点C’(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/58/41mass%)の三点を頂点とする三角形の範囲内にある組成物であってもよい。
HFOの1,1,2−トリフルオロエチレン(HFO1123)と、
HFCのジフルオロメタン(HFC32)と、
HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペン(以下、HFO1234yf)と、を含有し、
点A(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%);
点B(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%);
及び
点C’(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/58/41mass%)の三点を頂点とする三角形の範囲内にある組成物であってもよい。
図3には、点A、点B及び点C’で示されるHFO1123/HFC32/HFO1234yfを各頂点とする三角組成図(質量比)が示されている。点Cを点C’とすることにより、配管の圧力損失、つまり搬送動力の増大を抑制できるため、機器の大型化を阻止することができるため、好ましい。
さらに、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、
点G(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=11/68/21mass%);
の組成物であってもよい。
さらに、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、
点G(HFO1123/HFC32/HFO1234yf=11/68/21mass%);
の組成物であってもよい。
図4には、HFO1123/HFC32/HFO1234yfを各頂点とする三角組成図(質量比)における点Gを示す。点Gの混合冷媒組成物を冷凍サイクル装置の冷媒として使用することにより、飽和温度65℃の飽和圧力つまり設計圧力が、現行冷媒R410Aと同等となり、既に設置された現行冷媒R410Aの冷凍サイクル装置の全体又は一部を流用することができ、コストを低減することができるため、好ましい。さらに、点Gの混合冷媒組成物を冷凍サイクル装置の冷媒として使用することにより、冷媒使用量を抑制することができるため、好ましい。
なお、点Gに対して各成分が±1mass%の範囲内でずれた場合であっても、おおむね同様の効果が得られるので、各成分のずれが±1mass%以下(または未満)の範囲で点Gに近い組成比としてもよい。また、各成分のずれが±0.5mass%以下(または未満)の範囲で点Gに近い組成とするとさらによい。
本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、HFO1123、HFC32及びHFO1234yfを含有する。なお、本発明の主要な効果を妨げない限り、冷媒としてHFO1234yfとは別の冷媒、例えばHFO1234ze(E)などの冷媒を含んでいてもよい。この場合、本発明の主要な効果を妨げない限り、別の冷媒の種類、及び冷媒の質量比は、適宜選択及び設定することができる。
[冷凍機油]
本発明の実施の形態1に係る今後冷媒組成物は、さらに冷凍機油を含んで構成してもよい。冷凍機油としては、一般に使用される冷凍機油を使用することができる。冷凍空調機器の特性及び冷媒との相性(例えば、相溶性、溶解性及び電気絶縁性など)の点から優れた冷凍機油を適宜選択することができる。例えば、鉱油、アルキルベンゼン(AB)、ポリアルキレングリコール(PAG)、ポリビニルエーテル(PVE)及びポリオールエステル(POE)等からなる群より選択されるすくなくとも一つを冷凍機油として選択してもよい。冷凍機油の冷媒に対する質量比は、通常10mass%〜40mass%であるが、これに限定するものではなく、適宜設定することができる。
本発明の実施の形態1に係る今後冷媒組成物は、さらに冷凍機油を含んで構成してもよい。冷凍機油としては、一般に使用される冷凍機油を使用することができる。冷凍空調機器の特性及び冷媒との相性(例えば、相溶性、溶解性及び電気絶縁性など)の点から優れた冷凍機油を適宜選択することができる。例えば、鉱油、アルキルベンゼン(AB)、ポリアルキレングリコール(PAG)、ポリビニルエーテル(PVE)及びポリオールエステル(POE)等からなる群より選択されるすくなくとも一つを冷凍機油として選択してもよい。冷凍機油の冷媒に対する質量比は、通常10mass%〜40mass%であるが、これに限定するものではなく、適宜設定することができる。
冷凍機油は、40℃における動粘度が5〜150mm2/sであるものを選択することができる。冷凍サイクルを構成する要素機器である圧縮機の摺動部の潤滑の点では、この範囲であることが好ましいが、この範囲に限定するものではない。上記に例示した冷凍機油を適用することにより、冷凍サイクル内の圧縮機の潤滑を保証することができる。
[使用方法]
本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、現行冷媒R410Aの代替冷媒として使用することが可能である。
具体的には、R410Aを作動流体として使用し、家庭用エアコンやビル用マルチエアコンなどの冷凍サイクルを利用して空調を行う空気調和装置等の冷凍サイクル装置に本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を用いることができる。
本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、現行冷媒R410Aの代替冷媒として使用することが可能である。
具体的には、R410Aを作動流体として使用し、家庭用エアコンやビル用マルチエアコンなどの冷凍サイクルを利用して空調を行う空気調和装置等の冷凍サイクル装置に本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を用いることができる。
本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、上記のような空気調和装置の運転範囲から推測される凝縮温度が30〜65℃である冷凍サイクルを運転するために使用することができる。
一般に、凝縮温度が65℃のような高い条件では、凝縮温度が臨界温度に近接するか、または超える。臨界温度に近接した場合において、消費電力1kW当たりの能力を表す理論COPは、蒸発潜熱が小さくなるため悪化する。本発明の混合冷媒組成物は、理論COPがR410A比100%以上であり、凝縮温度が30〜65℃である冷凍サイクルで使用しても、優れた冷房COPを維持できる。
一般に、凝縮温度が65℃のような高い条件では、凝縮温度が臨界温度に近接するか、または超える。臨界温度に近接した場合において、消費電力1kW当たりの能力を表す理論COPは、蒸発潜熱が小さくなるため悪化する。本発明の混合冷媒組成物は、理論COPがR410A比100%以上であり、凝縮温度が30〜65℃である冷凍サイクルで使用しても、優れた冷房COPを維持できる。
なお、本発明の実施の形態1では、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を冷凍サイクル装置の1つである空気調和装置に用いた場合を例に説明するが、これに限定するものではない。例えば、冷凍装置または給湯装置等、冷凍サイクルを有する冷凍サイクル装置であれば、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を用いることができる。本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を用いた冷凍サイクル装置の1つである空気調和装置については、本発明の実施の形態2で説明する。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100の冷媒回路構成の一例を模式的に記載した構成図である。図5に基づいて、空気調和装置100について説明する。空気調和装置100は、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を冷媒として用いたものである。
図5は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置100の冷媒回路構成の一例を模式的に記載した構成図である。図5に基づいて、空気調和装置100について説明する。空気調和装置100は、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を冷媒として用いたものである。
空気調和装置100は、圧縮機1と、冷媒流路切替装置2と、熱源側熱交換器3と、絞り装置4と、負荷側熱交換器5とが順次配管で接続されることで形成される冷媒回路20を有した蒸気圧縮式の空気調和装置である。そして、圧縮機1と、冷媒流路切替装置2と、熱源側熱交換器3とが室外機10に収納され、絞り装置4と負荷側熱交換器5とが室内機11に収納されている。また、熱源側熱交換器3には、ファン6が付設されている。さらに、負荷側熱交換器5には、ファン7が付設されている。
なお、図5では、熱源側熱交換器3及び負荷側熱交換器5が、1台ずつ接続されている例を示しているが、1台に限定するものではなく、複数台であってもよい。また、熱源側熱交換器3及び負荷側熱交換器5の一方を1台で、他方を複数台としてもよい。
また、図5では、圧縮機1と、冷媒流路切替装置2と、熱源側熱交換器3とが室外機10に収納され、絞り装置4と負荷側熱交換器5とが室内機11に収納されている例を示しているが、これに限定するものではない。例えば、絞り装置4を室外機10に収納してもよい。また、室外機10と室内機11との間に、熱媒体間熱交換器を収納した中継機を設け、熱媒体間熱交換器を介して冷媒回路20と熱媒体回路とで熱交換を行う構成としてもよい。
圧縮機1は、冷媒を吸入し圧縮して高温・高圧の状態にするものであり、例えば容量制御可能なインバータ圧縮機等で構成されている。
冷媒流路切替装置2は、例えば四方弁等からなっており、暖房運転モード時における冷媒流路と冷房運転モード時における冷媒流路とを切り替えるものである。なお、暖房運転モードとは、熱源側熱交換器3が凝縮器もしくはガスクーラとして作用する場合であり、暖房運転モードとは、熱源側熱交換器3が蒸発器として作用する場合である。
冷媒流路切替装置2は、例えば四方弁等からなっており、暖房運転モード時における冷媒流路と冷房運転モード時における冷媒流路とを切り替えるものである。なお、暖房運転モードとは、熱源側熱交換器3が凝縮器もしくはガスクーラとして作用する場合であり、暖房運転モードとは、熱源側熱交換器3が蒸発器として作用する場合である。
熱源側熱交換器3は、暖房運転モード時には蒸発器として機能し、冷房運転モード時には凝縮器として機能するものであって、例えばファン6から供給される空気と冷媒とを熱交換させるものである。なお、図5では、熱源側熱交換器3が空気と熱交換を行う空気熱交換器である例を示しているが、空気熱交換器に限定するものではなく、水やブラインなどの二次媒体との熱交換を行う水熱交換器であってもよい。
絞り装置4は、冷媒を減圧し膨張させる減圧弁または膨張弁としての機能を有するものである。絞り装置4は、例えば電子式膨張弁等の開度が可変に制御可能なもので構成されるとよい。絞り装置4は、冷房運転モード時において負荷側熱交換器5の上流側に設けられている。
負荷側熱交換器5は、配管を介して、冷媒流路切替装置2と接続されている。負荷側熱交換器5は、空気と冷媒とを熱交換させることで、室内空間に供給する暖房用空気あるいは冷房用空気を生成するものである。負荷側熱交換器5には、ファン7によって室内空気が送風されるようになっている。具体的には、負荷側熱交換器5は、暖房運転モード時には凝縮器として機能し、冷房運転モード時には蒸発器として機能するものであって、例えばファン7から供給される空気と冷媒とを熱交換させるものである。なお、図5では、負荷側熱交換器5が空気と熱交換を行う空気熱交換器である例を示しているが、空気熱交換器に限定するものではなく、水やブラインなどの二次媒体との熱交換を行う水熱交換器であってもよい。
[空気調和装置100の動作モード]
次に、空気調和装置100が実行する各運転モードについて説明する。空気調和装置100は、冷媒流路切替装置2の切替により冷房運転及び暖房運転を実行するようになっている。以下に、各運転モードについて、冷媒の流れとともに説明する。
次に、空気調和装置100が実行する各運転モードについて説明する。空気調和装置100は、冷媒流路切替装置2の切替により冷房運転及び暖房運転を実行するようになっている。以下に、各運転モードについて、冷媒の流れとともに説明する。
[冷房運転モード]
冷房運転モードにおいて、冷媒流路切替装置2は、圧縮機1から吐出された高温・高圧の冷媒が熱源側熱交換器3に流入するように切り替えられる。つまり、冷房運転モードでは、熱源側熱交換器3を凝縮器として作用させ、負荷側熱交換器5を蒸発器として作用させるように冷媒流路切替装置2が切り替えられる。
冷房運転モードにおいて、冷媒流路切替装置2は、圧縮機1から吐出された高温・高圧の冷媒が熱源側熱交換器3に流入するように切り替えられる。つまり、冷房運転モードでは、熱源側熱交換器3を凝縮器として作用させ、負荷側熱交換器5を蒸発器として作用させるように冷媒流路切替装置2が切り替えられる。
圧縮機1は、低温・低圧の冷媒を吸入し、圧縮して、高温・高圧の冷媒を吐出する。圧縮機1から吐出された高温・高圧の冷媒は、冷媒流路切替装置2を介して、熱源側熱交換器3に流入する。そして、熱源側熱交換器3に流れる冷媒は、ファン6から供給される室外空気と熱交換して凝縮する。熱源側熱交換器3で凝縮された冷媒は、絞り装置4に流入し、膨張される。絞り装置4で膨張された冷媒は、蒸発器として作用する負荷側熱交換器5に流入し、室内空気から吸熱することにより、室内空間を冷房しながら蒸発する。負荷側熱交換器5から流出した冷媒は、冷媒流路切替装置2を通って、圧縮機1へ再度吸入され圧縮される。
[暖房運転モード]
暖房運転モードにおいて、冷媒流路切替装置2は、圧縮機1から吐出された高温・高圧の冷媒が負荷側熱交換器5に流入するように切り替えられる。つまり、暖房運転モードでは、熱源側熱交換器3を蒸発器として作用させ、負荷側熱交換器5を凝縮器として作用させるように冷媒流路切替装置2が切り替えられる。
暖房運転モードにおいて、冷媒流路切替装置2は、圧縮機1から吐出された高温・高圧の冷媒が負荷側熱交換器5に流入するように切り替えられる。つまり、暖房運転モードでは、熱源側熱交換器3を蒸発器として作用させ、負荷側熱交換器5を凝縮器として作用させるように冷媒流路切替装置2が切り替えられる。
圧縮機1は、低温・低圧の冷媒を吸入し、圧縮して、高温・高圧の冷媒を吐出する。圧縮機1から吐出された高温・高圧の冷媒は、冷媒流路切替装置2を介して、負荷側熱交換器5に流入する。そして、負荷側熱交換器5に流れる冷媒は、ファン7から供給される室内空気と熱交換して凝縮する。つまり、負荷側熱交換器5では、冷媒が、室内空気に放熱することにより、室内空間を暖房しながら凝縮する。負荷側熱交換器5で凝縮された冷媒は、絞り装置4で膨張されて、熱源側熱交換器3に流入し、熱源側熱交換器3で室外空気から吸熱しながら、蒸発し、冷媒流路切替装置2を介して圧縮機1へ再度吸入される。
[ドロップイン及びリプレース方法]
次に、空気調和装置のドロップイン及びリプレース方法について説明する。なお、ここでのリプレースは、新規に製造した装置を用いて入れ替える方法以外に、既存の装置を用意して、その一部(冷媒)を変更することで改良された装置とする製造方法も用いる。
本発明の実施の形態1で説明したように、空気調和装置100に用いる冷媒は、現行冷媒R410Aの代替冷媒として使用することが可能で、さらに既設のシステムを流用することが可能である。
次に、空気調和装置のドロップイン及びリプレース方法について説明する。なお、ここでのリプレースは、新規に製造した装置を用いて入れ替える方法以外に、既存の装置を用意して、その一部(冷媒)を変更することで改良された装置とする製造方法も用いる。
本発明の実施の形態1で説明したように、空気調和装置100に用いる冷媒は、現行冷媒R410Aの代替冷媒として使用することが可能で、さらに既設のシステムを流用することが可能である。
具体的には、R410Aを作動流体として使用している家庭用エアコンやビル用マルチエアコンなどの空気調和装置を流用し、冷媒を現行冷媒R410Aから本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物へ入れ替える、つまりドロップインすることで冷凍サイクルを運転することができる。
なお、既設の冷凍サイクル装置に本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物をドロップインする場合、既設の冷凍サイクル装置の据え付け時の冷媒封入方法と同様の方法で本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を既設の冷凍サイクル装置に封入すればよい。
なお、既設の冷凍サイクル装置に本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物をドロップインする場合、既設の冷凍サイクル装置の据え付け時の冷媒封入方法と同様の方法で本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を既設の冷凍サイクル装置に封入すればよい。
また、空気調和装置の既設配管(室外機と室内機との間を接続する配管のすくなくとも一部など)および室内機のみを流用し、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物へ入れ替え、かつ本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物に専用開発した室外機へ置き換える、つまりリプレースすることで冷凍サイクルを運転することができる。
なお、既設の冷凍サイクル装置の室外機を本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物に専用開発した室外機へリプレースする場合、延長配管に設置されているバルブから既設の室外機を取り外し、バルブを介して専用開発した室外機を既設の配管及び室内機に接続すればよい。
なお、既設の冷凍サイクル装置の室外機を本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物に専用開発した室外機へリプレースする場合、延長配管に設置されているバルブから既設の室外機を取り外し、バルブを介して専用開発した室外機を既設の配管及び室内機に接続すればよい。
一般に、ドロップイン及びリプレースをする場合において、室外機、室内機及び既設配管などの冷媒回路部品は、現行冷媒R410Aの設計圧力にて設計が行われている。入れ替える冷媒の設計圧力が高いと、既設の冷媒回路部品を流用することができず、ドロップイン及びリプレースを行うことが不可能である。
それに対して、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、設計圧力が現行冷媒R410Aと同等であり、現行冷媒R410Aの空気調和装置にドロップイン及びリプレースが可能である。
それに対して、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物は、設計圧力が現行冷媒R410Aと同等であり、現行冷媒R410Aの空気調和装置にドロップイン及びリプレースが可能である。
なお、既設の延長配管は、30〜150mの範囲であることが好ましいが、この範囲に限定するものではない。このような既設配管の長さのシステムに、ドロップイン又はリプレースで本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を適用することにより、現行冷媒R410Aに対して、冷房COPを1%以上向上することができる。延長配管は、室外機と室内機とを接続する冷媒配管である。
[試験結果1]
冷房定格能力28kWのヒートポンプ式の空気調和装置を用い、冷媒としてR410A、HFC32、HFO1234yf及びHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒を用い、凝縮温度65℃、蒸発温度5℃、凝縮器出口温度60℃、蒸発器出口過熱度3Kの冷房条件において、試験を実施した。この試験結果を下記の表1に試験結果1として示している。
これらの試験結果に基づいて、理論COPを下式にて算出した。
理論COP=蒸発器出入口エンタルピー差/断熱圧縮時圧縮機出入口エンタルピー差
蒸発器出入口エンタルピー差=冷房能力/冷媒流量
断熱圧縮時圧縮機出入口エンタルピー差=消費電力量/冷媒流量×圧縮機効率
冷房定格能力28kWのヒートポンプ式の空気調和装置を用い、冷媒としてR410A、HFC32、HFO1234yf及びHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒を用い、凝縮温度65℃、蒸発温度5℃、凝縮器出口温度60℃、蒸発器出口過熱度3Kの冷房条件において、試験を実施した。この試験結果を下記の表1に試験結果1として示している。
これらの試験結果に基づいて、理論COPを下式にて算出した。
理論COP=蒸発器出入口エンタルピー差/断熱圧縮時圧縮機出入口エンタルピー差
蒸発器出入口エンタルピー差=冷房能力/冷媒流量
断熱圧縮時圧縮機出入口エンタルピー差=消費電力量/冷媒流量×圧縮機効率
[計算結果1]
上記の試験結果1に基づき、上記と同様の冷房条件での組成のことなるHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒の理論COPを計算した。各単体冷媒の理論COPと組成比率を乗したものを合算し、計算を行った。この計算結果を下記の表2に計算結果1として示している。
上記の試験結果1に基づき、上記と同様の冷房条件での組成のことなるHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒の理論COPを計算した。各単体冷媒の理論COPと組成比率を乗したものを合算し、計算を行った。この計算結果を下記の表2に計算結果1として示している。
[試験結果2]
冷房定格能力28kWのヒートポンプ式の空気調和装置を用い、冷媒としてR410A、HFC32、HFO1234yf及びHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒を用い、凝縮温度65℃、蒸発温度5℃、凝縮器出口温度60℃、蒸発器出口過熱度3Kの冷房条件において、試験を実施した。この試験結果を下記の表3に試験結果2として示している。
これらの試験結果に基づいて、配管の圧力損失を下式にて算出した。
吐出圧力損失=圧縮機吐出部圧力―凝縮器入口圧力
吸入圧力損失=蒸発器出口圧力―圧縮機吸入部圧力
冷房定格能力28kWのヒートポンプ式の空気調和装置を用い、冷媒としてR410A、HFC32、HFO1234yf及びHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒を用い、凝縮温度65℃、蒸発温度5℃、凝縮器出口温度60℃、蒸発器出口過熱度3Kの冷房条件において、試験を実施した。この試験結果を下記の表3に試験結果2として示している。
これらの試験結果に基づいて、配管の圧力損失を下式にて算出した。
吐出圧力損失=圧縮機吐出部圧力―凝縮器入口圧力
吸入圧力損失=蒸発器出口圧力―圧縮機吸入部圧力
[試験結果3]
冷房定格能力28kWのヒートポンプ式の空気調和装置を用い、冷媒としてR410A、HFC32、HFO1234yf及びHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒を用い、凝縮温度65℃、蒸発温度5℃、凝縮器出口温度40℃、蒸発器出口過熱度3Kの冷房条件において、試験を実施した。この試験結果を下記の表4に試験結果3として示している。
これらの試験結果に基づいて、設計圧力つまり飽和温度65℃の飽和圧力を測定した。
冷房定格能力28kWのヒートポンプ式の空気調和装置を用い、冷媒としてR410A、HFC32、HFO1234yf及びHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒を用い、凝縮温度65℃、蒸発温度5℃、凝縮器出口温度40℃、蒸発器出口過熱度3Kの冷房条件において、試験を実施した。この試験結果を下記の表4に試験結果3として示している。
これらの試験結果に基づいて、設計圧力つまり飽和温度65℃の飽和圧力を測定した。
[試験結果4]
冷房定格能力28kWのヒートポンプ式の空気調和装置を用い、冷媒としてR410A、HFC32、HFO1234yf及びHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒を用い、凝縮温度50℃、蒸発温度5℃、凝縮器出口温度40℃、蒸発器出口過熱度3Kの冷房条件において、試験を実施した。この試験結果を下記の表5に試験結果4として示している。
これらの試験結果に基づいて、冷媒充填量を測定した。
冷房定格能力28kWのヒートポンプ式の空気調和装置を用い、冷媒としてR410A、HFC32、HFO1234yf及びHFO1123/HFC32/HFO1234yf混合冷媒を用い、凝縮温度50℃、蒸発温度5℃、凝縮器出口温度40℃、蒸発器出口過熱度3Kの冷房条件において、試験を実施した。この試験結果を下記の表5に試験結果4として示している。
これらの試験結果に基づいて、冷媒充填量を測定した。
表1〜表5から、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物が、現行冷媒R410Aの空気調和装置にドロップイン及びリプレースが可能であるということがわかる。つまり、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を、新規の冷凍サイクル装置の冷媒として用いたり、既設の冷凍サイクル装置の冷媒として用いたりすることができる。したがって、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置によれば、本発明の実施の形態1に係る混合冷媒組成物を用いているので、ドロップイン及びリプレースが可能であるだけでなく、R410AかつHFO1123/HFC32と同等以上の理論COPを、HFO1123/HFC32よりも低いGWPで実現できることになる。
1 圧縮機、2 冷媒流路切替装置、3 熱源側熱交換器、4 絞り装置、5 負荷側熱交換器、6 ファン、7 ファン、10 室外機、11 室内機、20 冷媒回路、100 空気調和装置。
Claims (13)
- 圧縮機と熱源側熱交換器と絞り装置と負荷側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を有し、前記冷媒回路に混合冷媒組成物を循環させる冷凍サイクル装置であって、
前記混合冷媒組成物は、
HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有した混合冷媒組成物であって、
これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、
HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%で特定される点A、
HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%で特定される点B、
及び、
HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/50/49mass%で特定される点C、
の三点を頂点とする三角形の範囲内にある
冷凍サイクル装置。 - 圧縮機と熱源側熱交換器と絞り装置と負荷側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を有し、前記冷媒回路に混合冷媒組成物を循環させる冷凍サイクル装置であって、
前記混合冷媒組成物は、
HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有した混合冷媒組成物であって、
これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、
HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/98/1mass%で特定される点A、
HFO1123/HFC32/HFO1234yf=32/67/1mass%で特定される点B、
及び、
HFO1123/HFC32/HFO1234yf=1/58/41mass%で特定される点C’、
の三点を頂点とする三角形の範囲内にある
冷凍サイクル装置。 - 圧縮機と熱源側熱交換器と絞り装置と負荷側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を有し、前記冷媒回路に混合冷媒組成物を循環させる冷凍サイクル装置であって、
前記混合冷媒組成物は、
HFOの1,1,2−トリフルオロエチレンと、HFCのジフルオロメタンと、HFOの2,3,3,3−テトラフルオロプロペンと、を含有した混合冷媒組成物であって、
これら三成分の質量比が、該三成分を頂点とする三角組成図において、
HFO1123/HFC32/HFO1234yf=11/68/21mass%で特定される点Gを中心として、この点Gから三成分の各成分の組成のずれが1mass%以下の範囲にある
冷凍サイクル装置。 - 前記混合冷媒組成物は、前記点Gから三成分の各成分の組成のずれが0.5mass%以下の範囲にある
請求項3に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記混合冷媒組成物は、冷凍機油を含む
請求項1〜4のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記冷凍機油が、
鉱油、アルキルベンゼン、ポリアルキレングリコール、ポリビニルエーテル及びポリオールエステルからなる群より選択されるすくなくとも一つである
請求項5に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記冷凍機油の40℃における動粘度が5〜150mm2/sである
請求項5又は6に記載の冷凍サイクル装置。 - 圧縮機と熱源側熱交換器と絞り装置と負荷側熱交換器とを配管接続した冷媒回路を有している冷凍サイクル装置を用意して、前記冷媒回路に循環している冷媒を、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の前記混合冷媒組成物に入れ替えることによって前記冷凍サイクル装置を製造する
冷凍サイクル装置の製造方法。 - 前記冷媒回路を循環している前記冷媒がR410Aであり、前記R410Aを請求項1〜7のいずれか一項に記載の前記混合冷媒組成物に入れ替える
請求項8に記載の冷凍サイクル装置の製造方法。 - 前記圧縮機及び前記熱源側熱交換器が収納されている既設の室外機を、請求項1〜7のいずれか一項に記載の前記混合冷媒組成物用の室外機に置き換え、
前記負荷側熱交換器が収容されている室内機及び前記室外機から前記室内機までの配管の少なくとも一部は置き換えずに流用する
請求項8または9に記載の冷凍サイクル装置の製造方法。 - 前記圧縮機及び前記熱源側熱交換器と室外機に収納し、
前記絞り装置及び前記負荷側熱交換器を室内機に収納し、
前記室外機と前記室内機とを延長配管で接続したものにおいて、
前記延長配管の長さが30〜150mである
請求項1〜7のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。 - R410Aを作動流体として使用している既設の冷凍サイクル装置を流用する冷凍サイクル装置のドロップイン方法であって、
前記R410Aの代替として、前記R410Aを設計圧力が現行冷媒R410Aと同等である請求項1〜7のいずれか一項に記載の前記混合冷媒組成物に入れ替える
冷凍サイクル装置のドロップイン方法。 - R410Aを作動流体として使用している既設の冷凍サイクル装置を構成している配管および室内機を流用する冷凍サイクル装置のリプレース方法であって、
前記R410Aの代替として、前記R410Aを設計圧力が現行冷媒R410Aと同等である請求項1〜7のいずれか一項に記載の前記混合冷媒組成物に入れ替え、前記既設の冷凍サイクルを構成している室外機を前記混合冷媒組成物用の室外機に置き換える
冷凍サイクル装置のリプレース方法。
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