JP2017105945A - 過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定の物性を有する過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を効率的に得ることができる製造方法の提供。
【解決手段】パーフルオロアルケンと酸素とを反応させることにより過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を製造する方法であって、パーフルオロアルケンと酸素との反応を、紫外線照射下、フッ素源の存在下で行うことを特徴とする製造方法。
【選択図】なし
【解決手段】パーフルオロアルケンと酸素とを反応させることにより過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を製造する方法であって、パーフルオロアルケンと酸素との反応を、紫外線照射下、フッ素源の存在下で行うことを特徴とする製造方法。
【選択図】なし
Description
本発明は、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の製造方法に関する。
パーフルオロポリエーテル化合物は、潤滑剤、種々のポリマーの中間体等として広く用いられており、その用途はさらに広がってきている。過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物は、パーフルオロポリエーテル化合物の原料として知られており、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を分解または還元することにより、パーフルオロポリエーテル化合物を得ることができる。
過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の製造方法としては、例えばテトラフルオロエチレンと酸素を反応させる方法が知られている。代表的には、この反応は、紫外線照射下で、テトラフルオロエチレンと酸素とを反応させることにより行われる(特許文献1)。また、別の方法として、紫外線照射を行わず、フッ素源、例えばF2、FO−アルキル等を添加することにより、テトラフルオロエチレンと酸素との反応を開始させる方法が知られている(特許文献2)。
パーフルオロポリエーテル化合物の用途が広がるに従い、分子量、主鎖構造等の種々のバリエーションを有するパーフルオロポリエーテルに対する要求が高まっている。即ち、パーフルオロポリエーテルの原料である過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物についても、種々の分子量または主鎖構造を有する化合物を製造できる方法が求められている。しかしながら、上記した特許文献1および2の方法では、特定の分子量または主鎖構造を有する過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を効率良く得ることが難しかった。
例えば、本発明者らは、テトラフルオロエチレンと酸素とを反応させて、高分子量で、メチレン鎖に対するエチレン鎖の割合が低く、さらに活性酸素の含有率が低い過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を得る場合、特許文献1のように単に紫外線を照射する方法では、上記のような化合物を得ることは難しく、得られた場合であっても高い効率が得られないことに気付いた。また、特許文献2のように単にフッ素を添加する方法では、高分子量の化合物を得ることは困難であることに気付いた。
本発明は、特定の物性を有する過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を効率的に得ることができる製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題について鋭意検討した結果、パーフルオロアルケンと酸素の反応において、紫外線を照射し、さらにフッ素を供給することにより、特定の物性を有する過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を効率的に得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の要旨によれば、パーフルオロアルケンと酸素とを反応させることにより、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を製造する方法であって、
パーフルオロアルケンと酸素との反応を、紫外線照射下、フッ素源の存在下で行うことを特徴とする方法が提供される。
パーフルオロアルケンと酸素との反応を、紫外線照射下、フッ素源の存在下で行うことを特徴とする方法が提供される。
本発明によれば、パーフルオロアルケンと酸素との反応を、紫外線照射下、かつフッ素源存在下で行うことにより、特定の物性を有する過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を効率的に得ることができる。
以下、本発明の製造方法について詳細に説明する。
一の態様において、パーフルオロアルケンと酸素との反応は、溶媒中に、紫外線を照射しながら、パーフルオロアルケン、酸素およびフッ素源を導入することにより行われる。
本発明の製造方法において用いられる「パーフルオロアルケン」とは、アルケンの水素原子が、すべてフッ素原子に置換された化合物を意味する。
上記「アルケン」とは、二重結合を一つ含む直鎖状または分枝鎖状の不飽和炭化水素を意味する。
パーフルオロアルケンにおいて、アルケン鎖の炭素数は、好ましくは2〜12個、好ましくは2〜8個、より好ましくは2〜6個、特に好ましくは2個である。
本発明に用いられるパーフルオロアルケンは、好ましくは直鎖状である。また、本発明に用いられるパーフルオロアルケンは、好ましくは二重結合を分子末端に有する下記式:
R1−CF=CF2
[R1は、フッ素原子または炭素数1〜11個のパーフルオロアルキル基である。]
で表される化合物である。
R1−CF=CF2
[R1は、フッ素原子または炭素数1〜11個のパーフルオロアルキル基である。]
で表される化合物である。
上記R1は、好ましくはフッ素原子または炭素数1〜5個のパーフルオロアルキル基、例えばトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロ−n−プロピル、ノナフルオロ−n−ブチル、ウンデカフルオロ−n−ペンチルであり、より好ましくはフッ素原子であり得る。
本発明に用いられるパーフルオロアルケンは、好ましくは、テトラフルオロエチレンまたはヘキサフルオロプロペンであり、より好ましくはテトラフルオロエチレンである。
上記パーフルオロアルケンは、さらに置換基を有していてもよい。かかる置換基としては、特に限定するものではないが、例えば、ハロゲン原子(例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等);1個またはそれ以上のハロゲン原子により置換されていてもよい、C1−6アルキル基、C2−6アルケニル基、C2−6アルキニル基、C3−10シクロアルキル基、C3−10不飽和シクロアルキル基、5〜10員のヘテロシクリル基、5〜10員の不飽和ヘテロシクリル基、C6−10アリール基および5〜10員のヘテロアリール基から選択される1個またはそれ以上の基が挙げられる。
好ましい態様において、上記パーフルオロアルケンは、上記の置換基を有しない。
反応に用いられるパーフルオロアルケンは、気体状態であっても、液体状態であってもよく、パーフルオロアルケンの種類、反応温度、反応圧力等によって適宜決定される。
本発明において用いられる酸素は、通常、酸素(O2)ガスとして反応系に供給される。
供給される酸素ガスは、酸素ガスのみで反応系に供給しても、他の不活性ガスとの混合物として、例えば窒素との混合物、あるいは空気として供給してもよい。
パーフルオロアルケンに対する酸素(O2)の使用量(反応系中に存在する量)は、パーフルオロアルケン1モルに対し、好ましくは0.1〜10モル、より好ましくは0.4〜8モル、例えば1〜8モルであり得る。
フッ素源の導入は、パーフルオロアルケンおよび酸素を含む反応混合物にフッ素源を添加してもよく、あるいは、先にパーフルオロアルケンまたは酸素のいずれかとフッ素源を混合してもよい。一の態様において、フッ素源の導入は、反応混合物にフッ素源を添加することにより行われる。
上記フッ素源としては、F2またはR11−OF(式中、R11は、炭素数1〜6個のパーフルオロアルキル基である)が挙げられる。フッ素源としては、F2ガスが好ましい。
供給されるフッ素源は、気体状態であっても、液体状態であってもよく、パーフルオロアルケンの種類、反応温度、反応圧力等によって適宜決定される。
フッ素源がフッ素(F2)ガスである場合、フッ素ガスのみで反応系に供給しても、他の不活性ガスとの混合物として、例えば窒素との混合物として供給してもよい。
パーフルオロアルケンに対するフッ素(F2)の使用量(反応系中に存在する量)は、パーフルオロアルケン1モルに対し、好ましくは0.001〜1モル、より好ましくは0.005〜0.1モル、例えば0.01〜0.1モルであり得る。
本発明はいかなる理論にも拘束されないが、フッ素源の存在下で反応を行うことにより、パーフルオロアルケンとフッ素とが反応して、二重結合が開裂し、パーフルオロアルキルラジカルが生成すると考えられる。これが酸素と反応することにより反応が進行すると考えられる。この開始反応は比較的速く進行することから、フッ素源添加により、効率よく過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を得ることができる。
反応に用いられる溶媒としては、生成する過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を溶解し得る溶媒であれば特に限定されないが、例えば直鎖状または環状フルオロカーボン、クロロフルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、パーフルオロエーテル、パーフルオロアミン、またはこれらの混合物が挙げられる。生成する過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の溶解性の観点から、直鎖状または環状フルオロカーボン、クロロフルオロカーボンまたはハイドロクロロフルオロカーボン、特にクロロフルオロカーボンまたはハイドロクロロフルオロカーボンが好ましい。
上記クロロフルオロカーボンとしては、例えば、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、クロロペンタフルオロエタン、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリフルオロエタン、1,2,−ジクロロテトラフルオロエタン、1,1,1−トリクロロトリフルオロエタン等が挙げられる。
上記ハイドロクロロフルオロカーボンとしては、クロロジフルオロメタン、2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン、1,2−ジクロロ−1−フルオロエタン等が挙げられる。
上記直鎖状または環状フルオロカーボンとしては、パーフルオロシクロブタン、パーフルオロシクロヘキサン等が挙げられる。
上記パーフルオロエーテルとしては、例えば、炭素数2〜10のパーフルオロエーテルが挙げられる。
上記パーフルオロアミンとしては、例えば、炭素数1〜10のパーフルオロアミンが挙げられる。
照射する紫外線は、好ましくは200nm〜350nmの波長、より好ましくは220nm〜280nmの波長を有する紫外線である。このような波長の紫外線を照射することにより、より反応が効率的に進行する。
上記のような波長を有する光源としては、例えば水銀ランプ、キセノンランプ、LEDランプ、エキシマランプ、電子線などのランプが挙げられる。さらに上記水銀ランプは、低圧水銀ランプ、中圧水銀ランプ、高圧水銀ランプのいずれであってもよい。
光照射密度は、反応部表面において、好ましくは0.01W/m2〜500W/m2、より好ましくは0.01W/m2〜300W/m2である。220nmから280nmの光の光照射密度を高くすることにより、反応速度を制御することができる。すなわちEM比およびPO値を制御することができる。
本発明はいかなる理論にも拘束されないが、紫外線を照射することにより、パーフルオロアルケンと酸素が反応して、ビラジカルが生成し、これが酸素と反応することにより反応が進行すると考えられる。さらに、紫外線を照射することにより、反応が停止した化合物の−O−O−結合を開裂させて、再度ラジカルを生成させ、さらに伸長反応を進行させることができる。その結果、より分子量の大きい分子を得ることができる。
反応温度は、パーフルオロアルケンと酸素との反応が進行する限り特に限定されないが、例えば−120〜30℃、好ましくは−100〜0℃であり得る。
反応圧力は、パーフルオロアルケンと酸素との反応が進行する限り特に限定されないが、例えば0.1〜1.0MPa、好ましくは0.1〜0.5MPaであり得る。
反応時間(または滞留時間)は、0.1秒〜5時間、好ましくは0.1秒〜3時間、例えば0.1秒〜30分とし得る。
本発明の製造方法により得られる過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物は、分子中にペルオキシド構造(−O−O−)およびパーフルオロポリエーテル構造(−(CnF2nO)m−)を有する化合物である。上記−(CnF2nO)m−中、nは、mを付して括弧でくくられた単位毎に独立して選択される整数、例えば1〜12の整数、好ましくは1〜4の整数であり、mは、任意の整数、好ましくは2〜2000の整数、例えば20〜2000の整数である。
好ましい態様において、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物は、下記式(I):
Rf−[(OC4F8)a−(OC3F6)b−(OC2F4)c−(OCF2)d−(O)e]−Rf’ ・・・(I)
で表される化合物である。
Rf−[(OC4F8)a−(OC3F6)b−(OC2F4)c−(OCF2)d−(O)e]−Rf’ ・・・(I)
で表される化合物である。
上記式中、RfおよびRf’は、それぞれ独立して、−CF3、−CF2CF3、−COFまたは−CF2COFである。
上記式中、aおよびbは、それぞれ独立して、0以上100以下、例えば1以上100以下の整数であり、好ましくは0以上50以下の整数、より好ましくは0以上30以下の整数であり得る。上記式中、cおよびdは、それぞれ独立して、0以上1000以下の整数、例えば2以上1000以下の整数であり、好ましくは0以上800以下の整数、より好ましくは2以上600以下の整数、例えば10以上600以下の整数であり得る。a、b、cおよびdの和は、2以上2000以下の整数であり、好ましくは2以上1500以下の整数、より好ましくは2以上1000以下の整数、例えば100以上800以下の整数または250以上800以下の整数であり得る。上記式中、eは、0以上250以下の整数、例えば1以上または5以上250以下の整数であり、好ましくは0以上150以下、より好ましくは0以上100以下、例えば50以下、40以下または35以下の整数であり得る。
添字a、b、c、dまたはeを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。各繰り返し単位のうち、−(OC4F8)−は、−(OCF2CF2CF2CF2)−、−(OCF(CF3)CF2CF2)−、−(OCF2CF(CF3)CF2)−、−(OCF2CF2CF(CF3))−、−(OC(CF3)2CF2)−、−(OCF2C(CF3)2)−、−(OCF(CF3)CF(CF3))−、−(OCF(C2F5)CF2)−および−(OCF2CF(C2F5))−のいずれであってもよいが、好ましくは−(OCF2CF2CF2CF2)−である。−(OC3F6)−は、−(OCF2CF2CF2)−、−(OCF(CF3)CF2)−および−(OCF2CF(CF3))−のいずれであってもよいが、好ましくは−(OCF2CF2CF2)−である。また、−(OC2F4)−は、−(OCF2CF2)−および−(OCF(CF3))−のいずれであってもよいが、好ましくは−(OCF2CF2)−である。
一の態様において、上記過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物は、下記式:
Rf−[(OC2F4)c−(OCF2)d−(O)e]−Rf’
で表される化合物であり得る。
Rf−[(OC2F4)c−(OCF2)d−(O)e]−Rf’
で表される化合物であり得る。
一の態様において、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の数平均分子量は、例えば5,000以上、好ましくは10,000以上、より好ましくは15,000以上、さらに好ましくは20,000以上、さらにより好ましくは25,000以上である。過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の数平均分子量の上限は特に限定されないが、例えば、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の数平均分子量は、150,000以下、100,000以下または50,000以下であり得る。
本発明において、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の数平均分子量は、特記しない限り、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)分析により測定される。
一の態様において、式(I)において、dに対するcの比(以下、「c/d比」または「EM比」という)は、0.1以上5.0以下であり、好ましくは0.3以上4.0以下であり、より好ましくは0.5以上3.0以下、好ましくは2.0以下または1.2以下であり、例えば0.7以上2.0以下または0.8以上1.2以下であり得る。
本発明において、EM比は、19F−NMR分析により測定される。
一の態様において、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物のPO値は、6.0以下、好ましくは5.0以下である。また、PO値の下限は、好ましくは1.0以上、より好ましくは3.0以上である。PO値とは、化合物100gあたりに含まれる活性酸素(−O−O−を形成する酸素)の質量を意味する。
本発明において、PO値は、19F-NMR分析により測定される。
好ましい態様において、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物は、下記(a)〜(c)の少なくとも2つ、好ましくは全部を満たす。
(a)数平均分子量が5,000以上、好ましくは15,000以上
(b)EM比が0.1〜5.0、好ましくは0.7〜2.0
(c)PO値が、8.6以下、好ましくは7.0以下
(a)数平均分子量が5,000以上、好ましくは15,000以上
(b)EM比が0.1〜5.0、好ましくは0.7〜2.0
(c)PO値が、8.6以下、好ましくは7.0以下
上記の条件(a)および/または(c)を満たすことにより、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を、分解、還元した際に得られるパーフルオロポリエーテル化合物の分子量をより大きくすることができる。また、条件(b)を満たすことにより、同様のEM比を有するパーフルオロポリエーテル化合物を得ることができる。数平均分子量が大きく、EM比が0.1〜5.0、好ましくは0.5〜3.0、より好ましくは0.7〜2.0であるパーフルオロポリエーテル化合物を用いることにより、例えば、撥水撥油剤として優れた効果を示すパーフルオロポリエーテル基含有シラン化合物を得ることが可能になる。
本発明によれば、パーフルオロアルケンと酸素との反応において、紫外線およびフッ素を用いることにより、数平均分子量が大きく、EM比が小さく、さらにPO値が小さな過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物、例えば、数平均分子量が15,000以上であり、EM比が0.1〜5.0であり、および/またはPO値が8.6以下の過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を効率良く得ることができる。
好ましい態様において、本発明のパーフルオロアルケンと酸素との反応は、マイクロリアクターにおいて行われる。
本明細書において、「マイクロリアクター」とは、反応に用いる流体の界面が完全には分離しない流路幅を有する反応器を意味する。
マイクロリアクターの流路幅は、好ましくは10mm以下、より好ましくは1μm以上8.0mm以下、さらに好ましくは10μm以上6.0mm以下、さらにより好ましくは100μm以上5.0mm以下、例えば4.9mm以下、4.8mm以下、4.5mm以下、4.0mm以下、3.0mm以下であり得る。流路幅をより大きくすることにより、処理量をより大きくすることができる。また、流路幅をより小さくすることにより、パーフルオロアルケンと酸素との分子的接触(換言すれば、微視的混合)を十分に達成することができるので、反応が迅速に進行し、反応時間(または滞留時間)がより短くなる。また、効率的な除熱および厳密な温度制御が可能となる。さらに、流路幅を小さくすることにより、反応器内での反応物(例えば、テトラフルオロエチレン)の急激な反応または分解を抑制することができ、また、急激な反応または分解が生じた場合であっても、その影響を最小限にすることができる。尚、流路幅とは、流路の対向する壁面間の最小距離を言うものとする。
マイクロリアクターに導入されるパーフルオロアルケンは、気体または液体のいずれであってもよく、用いるパーフルオロアルケンおよび温度、圧力等の反応条件に応じて適宜選択される。一の態様において、マイクロリアクターに導入されるパーフルオロアルケンは、気体である。また、別の態様において、マイクロリアクターに導入されるパーフルオロアルケンは、溶媒に溶解されている。
マイクロリアクターに導入されるパーフルオロアルケンの流量は、常温(25℃)常圧(1気圧)の状態に換算して、好ましくは0.01〜100mL/分、より好ましくは0.1〜10mL/分であり得る。
マイクロリアクターに導入される酸素(O2ガス)の流量は、常温(25℃)常圧(1気圧)の状態に換算して、好ましくは0.01〜200mL/分、より好ましくは1.0〜20mL/分であり得る。
マイクロリアクターに導入される酸素とパーフルオロアルケンの体積比(酸素/パーフルオロアルケン比)は、特に限定されないが、例えば、0.1〜20、好ましくは0.1〜10、より好ましくは0.4〜10、さらに好ましくは1.0〜8.0であり得る。
マイクロリアクターでの反応において、好ましくは溶媒が用いられる。溶媒中で反応を行うことにより、パーフルオロアルケン同士の重合反応を抑制し、さらに得られるポリマーの析出を抑制することができる。
上記の溶媒としては、上記した直鎖状または環状フルオロカーボン、クロロフルオロカーボン、ハイドロクロロフルオロカーボン、パーフルオロエーテル、パーフルオロアミン、またはこれらの混合物等が挙げられる。マイクロリアクターでの反応においては、生成する過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の析出を抑制することができることから、ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)(例えば、クロロジフルオロメタン(R22))またはクロロフルオロカーボン(CFC)を用いることなく、パーフルオロカーボン(PFC)、例えばパーフルオロヘキサンを好適に用いることができる。これは環境保護の観点から好ましい。
溶媒とパーフルオロアルケンは、マイクロリアクターに導入する前に混合し、混合物もしくは溶液の形態でマイクロリアクターに導入してもよく、あるいは、別個にマイクロリアクターに導入し、マイクロリアクター内で混合もしくは溶解してもよい。
溶媒の流量は、好ましくは0.01〜100mL/分、より好ましくは0.1〜10mL/分であり得る。
マイクロリアクター内の温度は、パーフルオロアルケンと酸素との反応が進行する限り特に限定されないが、例えば−100〜30℃、好ましくは−80〜0℃であり得る。
マイクロリアクター内の圧力は、パーフルオロアルケンと酸素との反応が進行する限り特に限定されないが、例えば0.1〜1.0MPa、好ましくは0.1〜0.5MPaであり得る。
マイクロリアクターにおける反応時間(または滞留時間)は、例えば0.1秒〜1時間、好ましくは0.1秒〜30分、例えば0.1秒〜30分とし得る。
実施例1および2
反応器として、細管の内径が、流路幅2mm、流路深さ5mmであり、長さが652.8mmであって、41mmごとに折り曲げられた溝が掘ってあるステンレス製の流路に、石英ガラスをかぶせて封じたマイクロリアクターを用いた。このマイクロリアクターの入り口側を、テトラフルオロエチレン(TFE)タンク、酸素(O2)タンク、フッ素(N2中15%F2)タンク、およびパーフルオロヘキサン(PFH)タンクのそれぞれに予冷部を介して連結した。
反応器として、細管の内径が、流路幅2mm、流路深さ5mmであり、長さが652.8mmであって、41mmごとに折り曲げられた溝が掘ってあるステンレス製の流路に、石英ガラスをかぶせて封じたマイクロリアクターを用いた。このマイクロリアクターの入り口側を、テトラフルオロエチレン(TFE)タンク、酸素(O2)タンク、フッ素(N2中15%F2)タンク、およびパーフルオロヘキサン(PFH)タンクのそれぞれに予冷部を介して連結した。
各原料タンクから、TFEを1mL/分、酸素を6mL/分、N2中15%フッ素ガスを0.11mL/分、PFHを0.24mL/分で、細管に供給し、予冷部で−45℃(実施例1)または−60℃(実施例2)に冷却し、マイクロリアクターに供給した。マイクロリアクターに、高圧水銀ランプを用いて、220nmから280nmの光を200W/m2の光照射密度で照射した。
(分析)
得られた生成物を下記のように分析して、収率、数平均分子量、EM比、PO値を算出した。結果を下記表に示す。
得られた生成物を下記のように分析して、収率、数平均分子量、EM比、PO値を算出した。結果を下記表に示す。
・収率
19F−NMR分析結果から、生成物中のポリマーに組み込まれたフッ素量とTFE中のフッ素量を求め、下記式に従って、収率を算出した。
収率=(生成物中の過酸化物ポリマーに組み込まれたフッ素量)/(TFE中のフッ素量)×100(%)
19F−NMR分析結果から、生成物中のポリマーに組み込まれたフッ素量とTFE中のフッ素量を求め、下記式に従って、収率を算出した。
収率=(生成物中の過酸化物ポリマーに組み込まれたフッ素量)/(TFE中のフッ素量)×100(%)
・数平均分子量
19F−NMR分析結果から、生成物中の過酸化物ポリマーの主鎖におけるCF2CF2OO、CF2CF2O、CF2OOおよびCF2O、および末端におけるCF3のユニット数の比率を求め、下記式に従って、数平均分子量を算出した。
ポリマー1分子あたりの主鎖における各ユニット数=各ユニットの比率/(末端CF3の比率/2)
数平均分子量={主鎖の分子量}+{末端CF3の分子量×2}
={(CF2CF2OOのユニット数×132)+(CF2CF2Oのユニット数×116)+(CF2OOのユニット数×82)+(CF2Oのユニット数×66)}+{2×69}
19F−NMR分析結果から、生成物中の過酸化物ポリマーの主鎖におけるCF2CF2OO、CF2CF2O、CF2OOおよびCF2O、および末端におけるCF3のユニット数の比率を求め、下記式に従って、数平均分子量を算出した。
ポリマー1分子あたりの主鎖における各ユニット数=各ユニットの比率/(末端CF3の比率/2)
数平均分子量={主鎖の分子量}+{末端CF3の分子量×2}
={(CF2CF2OOのユニット数×132)+(CF2CF2Oのユニット数×116)+(CF2OOのユニット数×82)+(CF2Oのユニット数×66)}+{2×69}
・EM比
19F−NMR分析結果から、生成物中のCF2CF2のユニット数およびCF2のユニット数を求め、下記式に従って、EM比を算出した。
EM比=(CF2CF2のユニット数)/(CF2のユニット数)
19F−NMR分析結果から、生成物中のCF2CF2のユニット数およびCF2のユニット数を求め、下記式に従って、EM比を算出した。
EM比=(CF2CF2のユニット数)/(CF2のユニット数)
・PO値
19F−NMR分析結果から、生成物中のCF2CF2OOのユニット数およびCF2OOのユニット数を求め、下記式に従って、生成物中の活性酸素の分子量およびポリマーの分子量を求め、次いで、PO値を算出した。
活性酸素の分子量=(CF2CF2OOのユニット数×16)+(CF2OOのユニット数×16)
ポリマー全体の分子量=(CF2CF2OOのユニット数×132)+(CF2CF2Oのユニット数×116)+(CF2OOのユニット数×82)+(CF2Oのユニット数×66)+(CF3のユニット数×69)
PO値=(活性酸素の分子量)/(ポリマー全体の分子量)
結果を下記表に示す。
19F−NMR分析結果から、生成物中のCF2CF2OOのユニット数およびCF2OOのユニット数を求め、下記式に従って、生成物中の活性酸素の分子量およびポリマーの分子量を求め、次いで、PO値を算出した。
活性酸素の分子量=(CF2CF2OOのユニット数×16)+(CF2OOのユニット数×16)
ポリマー全体の分子量=(CF2CF2OOのユニット数×132)+(CF2CF2Oのユニット数×116)+(CF2OOのユニット数×82)+(CF2Oのユニット数×66)+(CF3のユニット数×69)
PO値=(活性酸素の分子量)/(ポリマー全体の分子量)
結果を下記表に示す。
以上の結果から明らかなように、パーフルオロアルケンと酸素との反応を、紫外線照射下、フッ素源の存在下で行うことにより、EM比およびPO値が比較的低く、高い分子量を有する過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を得ることができることが確認された。
本発明によれば、パーフルオロアルケンおよび酸素から、過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を、好適に製造することができる。
Claims (8)
- パーフルオロアルケンと酸素とを反応させることにより過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物を製造する方法であって、
パーフルオロアルケンと酸素との反応を、紫外線照射下、フッ素源の存在下で行うことを特徴とする製造方法。 - フッ素源が、F2であることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 紫外線照射が、200nm〜350nmの波長を有する光を照射することにより行われることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
- パーフルオロアルケンが、テトラフルオロエチレンである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物が、下記式(I):
Rf−[(OC4F8)a−(OC3F6)b−(OC2F4)c−(OCF2)d−(O)e]−Rf’ ・・・(I)
[式中:
RfおよびRf’は、それぞれ独立して、−CF3、−CF2CF3、−COFまたは−CF2COFであり、
aおよびbは、それぞれ独立して、0以上100以下の整数であり、
cおよびdは、それぞれ独立して、2以上1000以下の整数であり、
a、b、cおよびdの和は、2以上2000以下の整数であり、
eは、0以上250以下の整数であり、
添字a、b、c、dまたはeを付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。]
で表される化合物である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。 - 過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物において、c/d比が、5.0以下であることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
- 過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物のPO値が、8.6以下であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 過酸化パーフルオロポリオキシアルキレン化合物の数平均分子量が、5,000以上であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
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