JP2017097240A - ケイ素含有膜形成用材料及びパターン形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、回路基板における半導体素子等の高集積化が進むにつれ、露光工程において光マスクのパターンを正確にレジスト膜に転写することが困難となり、例えば、基板に対する微細加工プロセスにおいて、レジスト膜中に形成される光の定在波の影響により、形成されるパターンの寸法に誤差(狂い)が生じることがある。このような定在波の影響を軽減するために、レジスト膜と基板表面との間に反射防止膜が形成されている。
これまでに提案されているケイ素含有膜としては、例えば、特定のシラン化合物の加水分解物及び/又はその縮合物を含有する組成物からなるケイ素含有膜等を挙げることができる(特許文献1〜3等参照)。
近年では、制御が容易であり、鮮明なパターンを生成できるため、ドライ剥離が主に用いられていた。
R3は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜30の非架橋性及び非光吸収性の1価の有機基であり、mは0〜2である。
R4は光吸収性基を有する非架橋性の1価の有機基であり、R5は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜20の非架橋性の1価の炭化水素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基であり、nは0又は1である。
pは0<p≦1、qは0≦q<1、rは0≦r<1であり、p+q+r=1である。)
R3は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜30の非架橋性及び非光吸収性の1価の有機基であり、mは0〜2である。
R4は光吸収性基を有する非架橋性の1価の有機基であり、R5は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜20の非架橋性の1価の炭化水素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基であり、nは0又は1である。
pは0<p≦1、qは0≦q<1、rは0≦r<1であり、p+q+r=1である。)
なお、ここに記載された効果は、必ずしも限定されるものではなく、本発明中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料は、ケイ素含有膜材料を基板上に塗布してケイ素含有膜を形成する工程と、前記ケイ素含有膜をマスクとしてパターンを形成する工程と、前記ケイ素含有膜を酸性液に接触させる工程と、を有するパターン形成方法に用いられるものである。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料に用いる(A)シロキサン系重合体は、前記式(1)で表される構造単位を有することを特徴とする。
前記式(1)中、構造単位UYをさらに有することで、(A)シロキサン系重合体のケイ素含有割合が増加し、酸素ガスエッチング耐性を向上させることができる。
前記式(1)中、構造単位UZをさらに有することで、光吸収性基を含むことにより、基盤反射率を低くすることができ、良好なレジストパターンを得ることができる。
ここで、p、q及びrは、前記式(1)で表される構造単位に占める構造単位UX、構造単位UY及び構造単位UZのモル比率である。したがって、p+q+r=1である。
前記式(1)中、構造単位UXにおいて、R1は架橋性基を有する1価の有機基である。
架橋性基としては、例えば、オキシラニル基、オキセタニル基、エチレン性不飽和二重結合、水酸基、アミノ基、アルコキシメチル基、シリル基、イソシアネート基、シアノ基、イソチオシアネート基、アセトキシメチル基、ベンゾイルオキシメチル基、ホルミル基、アセチル基、スルファニル基(−SH)等が挙げられる。
オキシラニルメチロキシメチル基、オキシラニルメチロキシエチル基、オキシラニルメチロキシプロピル基、オキシラニルメチロキシブチル基、オキシラニルエチロキシメチル基、オキシラニルエチロキシエチル基、オキシラニルエチロキシプロピル基、オキシラニルエチロキシブチル基等のオキシラニルアルキロキシアルキル基等が挙げられる。
また、下記化学式(R1−1〜R1−3)を挙げることができる。
3−メチル−3−オキセタニルメチロキシメチル基、3−メチル−3−オキセタニルメチロキシエチル基、3−メチル−3−オキセタニルメチロキシプロピル基、3−メチル−3−オキセタニルメチロキシブチル基、3−エチル−3−オキセタニルメチロキシメチル基、3−エチル−3−オキセタニルメチロキシエチル基、3−エチル−3−オキセタニルメチロキシプロピル基、3−エチル−3−オキセタニルメチロキシブチル基等のオキセタニルアルキロキシアルキル基等が挙げられる。
イソシアネート基を有する1価の有機基としては、3−イソシアネートプロピル基等が挙げられる。
スルファニル基を有する1価の有機基としては、3−スルファニルプロピル基等が挙げられる。
例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;フルオロメチル基、トリフルオロメチル基、パーフルオロエチル基、パーフルオロプロピル基等のフッ素化アルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の飽和脂環式炭化水素基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基、ナフチルメチル基等のアラルキル基などが挙げられる。
lが0である場合、前記式(1)で表される構造単位におけるSi含有割合がより大きくなるため、シロキサン系重合体の酸素ガスエッチング耐性を向上させることができる。一方、シロキサン系重合体の有機溶剤への溶解性を向上させるためには、lが1であることが好ましい。lが0の場合の構造単位UX及びlが1の場合の構造単位UXを同一分子内で共有していても良く、あるいは分子毎に異なるものを併用してもよい。
lが0の場合の構造単位UXとlが1の場合の構造単位UXの存在比率は、シロキサン系重合体を製造するときのモノマー仕込み比などで決めることができる。
前記式(1)中、構造単位UYにおいて、R3は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜30の非架橋性及び非光吸収性の1価の有機基である。
mが0である場合、前記式(1)で表される構造単位におけるSi含有割合がより大きくなるため、シロキサン系重合体の酸素ガスエッチング耐性を向上させることができる。一方、シロキサン系重合体の有機溶剤への溶解性を向上させるためには、mが1又は2であることが好ましい。mが0の場合の構造単位UY、mが1の場合の構造単位UY、及びmが2の場合の構造単位UYを同一分子内で共有していても良く、あるいは分子毎に異なるものを併用してもよい。
mが0の場合の構造単位UY、mが1の場合の構造単位UY、及びmが2の場合の構造単位UYの存在比率は、シロキサン系重合体を製造するときのモノマー仕込み比などで決めることができる。
前記式(1)中、構造単位UZにおいて、R4は光吸収性基を有する非架橋性の1価の有機基である。
光吸収性基を有する非架橋性の1価の有機基としては、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基、アントラセニル基等のアリール基;ベンジル基、フェネチル基、ナフチルメチル基等のアラルキル基などが挙げられる。これらの基は、アルコキシ基等の置換基を有していてもよい。
nが0である場合、前記式(1)で表される構造単位におけるSi含有割合がより大きくなるため、シロキサン系重合体の酸素ガスエッチング耐性を向上させることができる。一方、シロキサン系重合体の有機溶剤への溶解性を向上させるためには、nが1であることが好ましい。nが0の場合の構造単位UZ及びnが1の場合の構造単位UZを同一分子内で共有していても良く、あるいは分子毎に異なるものを併用してもよい。
nが0の場合の構造単位UZとnが1の場合の構造単位UZの存在比率は、シロキサン系重合体を製造するときのモノマー仕込み比などで決めることができる。
(A)シロキサン系重合体は、その他の構造単位として、前記式(1)で表される構造単位以外の構造単位を含有していてもよい。そのような構造単位としては、たとえば、加水分解性ホウ素化合物、加水分解性アルミニウム化合物、加水分解性チタン化合物等に由来する構造単位が挙げられる。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料において(B)有機溶剤としては、(A)シロキサン系重合体を溶解又は分散させることができるものであれば用いることができる。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料には、(A)ポリシロキサン及び(B)有機溶媒以外に、(C)架橋剤を含有させてもよい。本実施形態で用いることができる(C)架橋剤の種類は特に限定されず、本発明の効果を損なわない限り、公知の架橋剤を自由に選択して用いることができる。本実施形態では、特に、多官能(メタ)アクリレート類、環状エーテル含有化合物類、グリコールウリル類、ジイソシアナート類、メラミン類、ベンゾグアナミン類、多核フェノール類、多官能チオール化合物、ポリスルフィド化合物、スルフィド化合物、から選ばれる少なくとも一種以上を、架橋剤として用いることが好ましい。
3−エチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、2−エチルヘキシルオキセタン、キシリレンビスオキセタン、3−エチル−3{[(3−エチルオキセタン−3−イル)メトキシ]メチル}オキセタン等のオキセタニル基含有化合物が挙げられる。
これらの環状エーテル含有化合物類は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
グリジジルグリコールウリル類としては、例えば、1−グリシジルグリコールウリル、1,3−ジグリシジルグリコールウリル、1,4−ジグリシジルグリコールウリル、1,6−ジグリシジルグリコールウリル、1,3,4−トリグリシジルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラグリシジルグリコールウリル、1−グリシジル−3a−メチルグリコールウリル、1−グリシジル−6a−メチル−グリコールウリル、1,3−ジグリシジル−3a−メチルグリコールウリル、1,4−ジグリシジル−3a−メチルグリコールウリル、1,6−ジグリシジル−3a−メチルグリコールウリル、1,3,4−トリグリシジル−3a−メチルグリコールウリル、1,3,4−トリグリシジル−6a−メチルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラグリシジル−3a−メチルグリコールウリル、1−グリシジル−3a,6a−ジメチルグリコールウリル、1,3−ジグリシジル−3a,6a−ジメチルグリコールウリル、1,4−ジグリシジル−3a,6a−ジメチルグリコールウリル、1,6−ジグリシジル−3a,6a−ジメチルグリコールウリル、1,3,4−トリグリシジル−3a,6a−ジメチルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラグリシジル−3a,6a−ジメチルグリコールウリル、1−グリシジル−3a,6a−ジフェニルグリコールウリル、1,3−ジグリシジル−3a,6a−ジフェニルグリコールウリル、1,4−ジグリシジル−3a,6a−ジフェニルグリコールウリル、1,6−ジグリシジル−3a,6a−ジフェニルグリコールウリル、1,3,4−トリグリシジル−3a,6a−ジフェニルグリコールウリル、1,3,4,6−テトラグリシジル−3a,6a−ジフェニルグリコールウリル等を挙げることができる。
これらのグリコールウリル類は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
アミノ基が合わせて4つのアルコキシメチル基(特にメトキシメチル基)及びヒドロキシメチル基(メチロール基)で変性されているベンゾグアナミン;
アミノ基が3つ以下のアルコキシメチル基(特にメトキシメチル基)で変性されているベンゾグアナミン;
アミノ基が合わせて3つ以下のアルコキシメチル基(特にメトキシメチル基)及びヒドロキシメチル基で変性されているベンゾグアナミン;などが挙げられる。
これらのベンゾグアナミン類は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
これらの多核フェノール類は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
これらの多官能チオール化合物は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
市販品としては、ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)(和光純薬工業株式会社製)ペンタエリスリトールテトラキス(3-メルカプトブチレート)(昭和電工株式会社製の「カレンズMT PE1」)、1,3,5−トリス(3−メルカプトブチリルオキシエチル)−1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H、3H、5H)−トリオン(昭和電工株式会社製の「カレンズMT NR1」)などが挙げられる。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料には、ラジカル発生剤、酸発生剤、等の(D)添加剤を含有させてもよい。
ラジカル発生剤としては、有機過酸化物、ジアゾ系化合物、アルキルフェノン系化合物、カルバゾールオキシム系化合物、O−アシルオキシム系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサントン系化合物、ビイミダゾール系化合物、トリアジン系化合物、オニウム塩系化合物、ベンゾイン系化合物、α−ジケトン系化合物、多核キノン系化合物、イミドスルホナート系化合物等を用いることができる。
過酸化水素、t-ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、p−メンタンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド、t−ヘキシルハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド類;
ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジラウリルパーオキサイド、パーオキサイド、α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベン、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ビス(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン等のジアルキルパーオキサイド類;
t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ヘキシルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシマレエート、t−ブチルパーオキシ3,5,5−トリメチルヘキサノエート、t−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(m−トルオイルパーオキシ)ヘキサン、α,α’−ビス(ネオデカノイルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、クミルパーオキシネオデカノエート、1,1,3,3,−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシネオデカノエート、t−へキシルパーオキシネオデカノエート、t−へキシルパーオキシネオドデカノエート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−へキシルパーオキシベンゾエート、ビス(t−ブチルパーオキシ)イソフタレート、2,5−ジメチル−2,5−ビス(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシm−トルオイルベンゾエート、3,3’,4,4’−テトラ(t−ブチルパーオキシカルボニル)ベンゾフェノン等のパーオキシエステル類;
1,1−ビス(t−へキシルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−へキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、2,2−ビス(t−ブチルパーオキシ)ブタン、n−ブチル4,4−ビス(t−ブチルパーオキシ)バレレート、2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘキシル)ピロパン等のパーオキシケタール類;
t−へキシルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルカーボネート、t−ブチルパーオキシアリルカーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシカーボネート、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシカーボネート、ジ−2−エトキシエチルパーオキシカーボネート、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシカーボネート、ジ−2−メトキシブチルパーオキシカーボネート、ジ(3−メチル−3−メトキシブチル)パーオキシカーボネート等のパーオキシカーボネート類が挙げられる。
酸発生剤は、紫外光の照射及び/又は加熱により酸を発生する化合物である。当該シリコン含有膜形成用材料は、酸発生剤を含有すると、硬化を促進することができ、その結果、シリコン含有膜の強度をより高めることができ、溶剤耐性や酸素ガスエッチング耐性を高めることができる。酸発生剤としては、例えばスルホニウム塩、テトラヒドロチオフェニウム塩、ヨードニウム塩等のオニウム塩、N−スルホニルオキシイミド化合物、有機ハロゲン化合物、ジスルホン類、ジアゾメタンスルホン類等のスルホン化合物などが挙げられる。
4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウム2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウム2−(3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカニル)−1,1−ジフルオロエタンスルホネート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムN,N’−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウムカンファースルホネート等の4−シクロヘキシルフェニルジフェニルスルホニウム塩;
4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウム2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウム2−(3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカニル)−1,1−ジフルオロエタンスルホネート、4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウムN,N’−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、4−t−ブチルフェニルフェニルスルホニウムカンファースルホネート等の4−t−ブチルフェニルジフェニルスルホニウム塩;
トリ(4−t−ブチルフェニル)スルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリ(4−t−ブチルフェニル)スルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、トリ(4−t−ブチルフェニル)スルホニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、トリ(4−t−ブチルフェニル)スルホニウム2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、トリ(4−t−ブチルフェニル)スルホニウム2−(3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカニル)−1,1−ジフルオロエタンスルホネート、トリ(4−t−ブチルフェニル)スルホニウムN,N’−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、トリ(−t−ブチルフェニル)スルホニウムカンファースルホネート等のトリ(4−t−ブチルフェニル)スルホニウム塩などが挙げられる。
1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムトリフルオロメタンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム2−(3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカニル)−1,1−ジフルオロエタンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムN,N’−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムカンファースルホネート等の1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム塩などが挙げられる。
ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム2−(3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカニル)−1,1−ジフルオロエタンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムN,N’−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムカンファースルホネート等のビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム塩などが挙げられる。
N−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(パーフルオロ−n−オクタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(2−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(2−(3−テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]ドデカニル)−1,1−ジフルオロエタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(カンファースルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド等のビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド化合物などが挙げられる。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料には、本実施形態の効果を損なわない範囲で、その他の成分を含有していてもよい。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料は、形成される塗膜の均一性及び保存安定性の向上の観点から、β−ジケトンを含有していてもよい。
前記β−ジケトンとしては、例えば、アセチルアセトン、2,4−ヘキサンジオン、2,4−ヘプタンジオン、3,5−ヘプタンジオン、2,4−オクタンジオン、3,5−オクタンジオン、2,4−ノナンジオン、3,5−ノナンジオン、5−メチル−2,4−ヘキサンジオン、2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオン、1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロ−2,4−ヘプタンジオン等が挙げられる。
なお、これらのβ−ジケトンは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料は、コロイド状シリカを含有していてもよい。
前記コロイド状シリカは、高純度の無水珪酸を親水性有機溶媒に分散した分散液であり、通常、平均粒径が5〜30nm、好ましくは10〜20nm、固形分濃度が10〜40質量%程度のものである。
前記コロイド状シリカとしては、例えば、メタノールシリカゾル、イソプロパノールシリカゾル〔日産化学工業社製〕;オスカル〔触媒化成工業社製〕等が挙げられる。
なお、これらのコロイド状シリカは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料は、コロイド状アルミナを含有していてもよい。
前記コロイド状アルミナとしては、例えば、アルミナゾル520、同100、同200〔日産化学工業社製〕;アルミナクリアーゾル、アルミナゾル10、同132〔川研ファインケミカル社製〕;等が挙げられる。
なお、これらのコロイド状アルミナは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料は、有機ポリマーを含有していてもよい。
前記有機ポリマーとしては、例えば、ポリアルキレンオキサイド構造を有する化合物、糖鎖構造を有する化合物、ビニルアミド系重合体、アクリレート化合物、メタクリレート化合物、芳香族ビニル化合物、デンドリマー、ポリイミド,ポリアミック酸、ポリアリーレン、ポリアミド、ポリキノキサリン、ポリオキサジアゾール、フッ素系重合体等が挙げられる。
なお、これらの有機ポリマーは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料は、塗布性、ストリエーション等を改良する目的で、界面活性剤を含有していてもよい。
前記界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンn−オクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンn−ノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコールジラウレート、ポリエチレングリコールジステアレート等のノニオン系界面活性剤の他、以下商品名として、KP341〔信越化学工業社製〕、ポリフローNo.75、同No.95〔以上、共栄社化学社製〕、エフトップEF301、同EF303、同EF352〔以上、トーケムプロダクツ社製〕、メガファックF171、同F173〔以上、大日本インキ化学工業社製〕、フロラードFC430、同FC431〔以上、住友スリーエム社製〕、アサヒガードAG710、サーフロンS−382、同SC−101、同SC−102、同SC−103、同SC−104、同SC−105、同SC−106〔以上、旭硝子社製〕等が挙げられる。
なお、これらの界面活性剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、界面活性剤の配合量は、その目的に応じて適宜決定することができる。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料は、水を含有してもよい。水を含有すると、当該ケイ素含有膜形成用材料の保存安定性が向上する。また、水を含有すると、ケイ素含有膜の成膜時の硬化が促進され、緻密な膜を得ることができ、溶媒耐性や酸素ガスエッチング耐性を向上することができる。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料の調製方法は特に限定されず、例えば、(A)シロキサン系重合体、及び、(B)有機溶媒、また、必要に応じて、(C)架橋剤、(D)添加剤、(E)その他の成分等を所定の割合で混合し、好ましくは、得られた混合溶液を孔径0.2μmのフィルターでろ過することにより調製することができる。
本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料により形成されるケイ素含有膜は、溶媒耐性に優れ、基盤反射率を抑え、CF4ガスエッチング容易性に優れ、酸素ガスエッチング耐性が良好であり、高い酸性液剥離性能を有する。したがって、本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料は、多層レジストプロセスにおいて好適に用いることができる。また、多層レジストプロセスの中でも、90nmよりも微細な領域(ArF、液侵露光でのArF、F2、EUV、ナノインプリント)での多層レジストプロセスを用いたパターン形成において、特に好適に用いることができる。
本実施形態に係るパターン形成方法は、(1)上記式(1)で表される構造単位を含有する(A)シロキサン系重合体を含むケイ素含有膜材料を基板上に塗布してケイ素含有膜を形成する工程(以下、「工程(1)」ともいう。)、(2)前記ケイ素含有膜をマスクとしてパターンを形成する工程(以下、「工程(2)」ともいう。)、(3)前記ケイ素含有膜を酸性液に接触させる工程(以下、「工程(3)」ともいう。)、を少なくとも行う方法である。また、必要に応じて、(0)ケイ素含有膜を形成する工程の前に、基板上に有機下層膜を形成する工程、ケイ素含有膜を形成する工程の後に、(1−2)前記ケイ素含有膜の上側にレジストパターンを形成する工程(以下、「工程(1−2)」ともいう。)、(1−3)前記レジストパターンをマスクとして、前記ケイ素含有膜をエッチングする工程(以下、「工程(1−3)」ともいう。)を更に行うこともできる。
工程(0)は、基板上に有機下層膜を形成する工程である。本実施形態では、必要に応じて、工程(0)を行うことができる。
本実施形態において、工程(0)を行うこととした場合、工程(0)の後に、工程(1)を行い、工程(1)において、有機下層膜上に本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料を用いてケイ素含有膜を形成することとなる。
この露光に用いられる放射線としては、例えば、可視光線、紫外線、遠紫外線、X線、電子線、γ線、分子線、イオンビーム等が挙げられる。
工程(1)は、本実施形態に係るケイ素含有膜形成用材料を用いて、基板上にケイ素含有膜を形成する工程である。これにより、基板上にケイ素含有膜が形成されたケイ素含有膜付き基板が得られる。
また、前記基板として、配線溝(トレンチ)、プラグ溝(ビア)等のパターン化された基板を用いてもよい。
この露光に用いられる放射線としては、例えば、可視光線、紫外線、遠紫外線、X線、電子線、γ線、分子線、イオンビーム等が挙げられる。
工程(1−2)は、工程(1)にて得られたケイ素含有膜の上側にレジストパターンを形成する工程である。
(1−2−1)レジスト組成物を用い、ケイ素含有膜の上面側にレジスト被膜を形成する工程と、
(1−2−2)前記レジスト被膜に、選択的に放射線を照射して、このレジスト被膜を液浸露光する工程と、
(1−2−3)液浸露光されたレジスト被膜を現像して、レジストパターンを形成する工程と、
を有する。
工程(1−2−1)は、レジスト組成物を用い、ケイ素含有膜の上面側にレジスト被膜を形成する工程である。
具体的には、得られるレジスト被膜が所定の膜厚となるようにレジスト組成物を塗布した後、プレベークすることによって塗膜中の溶媒を揮発させ、レジスト被膜が形成される。
また、レジスト組成物の固形分濃度は特に限定されないが、5〜50質量%であることが好ましい。
なお、工程(1−2−1)では、市販のレジスト組成物をそのまま使用することもできる。
工程(1−2−2)は、レジスト被膜に、選択的に放射線を照射して、このレジスト被膜を液浸露光する工程である。
具体的には、通常、ステッパーと称される縮小投影型露光装置が用いられ、その装置の投影レンズと工程(1)にて得られたケイ素含有膜との間に液浸露光用液体を配置し、レチクル(フォトマスク)のパターンを投影レンズにより縮小して、ウェハ上を移動しながら投影露光する。
露光光源がArFエキシマレーザー光である場合、前述の観点に加えて、入手の容易さ、取り扱いのし易さといった点から水を用いるのが好ましい。水を用いる場合、水の表面張力を減少させるとともに、界面活性力を増大させる添加剤をわずかな割合で添加してもよい。この添加剤は、ウェハ上のレジスト層を溶解させず、且つレンズの下面の光学コートに対する影響が無視できるものが好ましい。使用する水としては蒸留水、超純水が好ましい。
この中でも特に、液浸露光に用いられる露光光としては、遠紫外線が好ましく、ArFエキシマレーザー光、KrFエキシマレーザー光(波長248nm)がより好ましく、ArFエキシマレーザー光が更に好ましい。また、露光量等の露光条件も、必要に応じて、適宜選択することができる。
工程(1−2−3)は、露光されたレジスト被膜を現像して、レジストパターンを形成する工程である。
具体的には、露光されたレジスト被膜を現像液で現像した後、洗浄、乾燥することによって、所定のレジストパターンが形成される。
ポジ型化学増幅型レジスト組成物、アルカリ可溶性樹脂を含有するポジ型レジスト組成物の場合には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウム、メタ珪酸ナトリウム、アンモニア、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、ピロール、ピペリジン、コリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン等のアルカリ性水溶液等が挙げられる。
前記水溶性有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロプロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、t−ブタノール、シクロペンタノール、シクロヘキサノール、1,4−ヘキサンジオール、1,4−ヘキサンジメタノール等のアルコール類が挙げられる。
なお、これらの水溶性有機溶媒は、1種単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
工程(1−3)は、工程(1−2)にて得られたレジストパターンをマスクとした1又は複数回のエッチングにより、ケイ素含有膜にパターンを形成する工程である。
また、ドライエッチング時のソースガスとしては、被エッチ膜の元素組成にもよるが、O2、CO、CO2等の酸素原子を含むガス、He、N2、Ar等の不活性ガス、Cl2、BCl4等の塩素系ガス、H2、NH3のガス等を使用することができる。
なお、これらのガスは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
工程(2)は、前記ケイ素含有膜をマスクとしてパターンを形成する工程である。より具体的には、工程(1−3)にて得られたケイ素含有膜に形成されたパターンをマスクとした1又は複数回のドライエッチングにより、基板にパターンを形成する工程である。
工程(3)は、工程(2)を行った後に基板の上面側に残存するケイ素含有膜を、酸性液に接触させる工程である。これにより、ケイ素含有膜が除去、即ちウェット剥離される。
なお、水溶性有機溶媒については、工程(1−2−3)にて記載したものと同様であるため、ここでは説明を割愛する。
本工程は、工程(1)の後に行うことで、適正に塗布されなかったケイ素含有膜を剥離することができ、ケイ素含有膜を再度形成する等の再加工が可能となる。工程(1−2)の後に行うことで、適正にパターニングされなかったレジスト膜を、ケイ素含有膜を除去することでケイ素含有膜と共に剥離することができ、ケイ素含有膜とレジスト膜とを再度形成する等の再加工が可能となる。また、本工程は、工程(1−3)でケイ素含有膜にパターンを形成した後に行うこともできる。これにより、適正にパターニングされなかったケイ素含有膜等を、上述のケイ素含有膜除去工程によって剥離できるため、ケイ素含有膜とレジスト膜とを再度形成する等の再加工が可能となる。さらに、本工程は、工程(2)で、レジスト下層膜にパターンを形成した後に行うこともでき、基板にパターンを形成した後に行うこともできる。
シロキサン系重合体の溶液0.5gを30分間250℃で焼成することで、シロキサン系重合体の溶液0.5gに対する固形分の質量を測定し、シロキサン系重合体溶液の固形分濃度(質量%)を算出した。
GPCカラム〔東ソー社製〕(商品名「G2000HXL」2本、商品名「G3000HXL」1本、商品名「G4000HXL」1本)を使用し、流量:1.0mL/分、溶出溶媒:テトラヒドロフラン、カラム温度:40℃の分析条件で、単分散ポリスチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定した。
後述する各合成例においては、下記化学式(M−1)〜(M−9)に示す化合物を単量体として用いて、(A)シロキサン系重合体の合成を行った。
化合物(M−1):テトラメトキシシラン
化合物(M−2):フェニルトリメトキシシラン
化合物(M−3):メチルトリメトキシシラン
化合物(M−4):3−(トリメトキシシリル)プロピルメタクリレート
化合物(M−5):3−(トリメトキシシリル)プロピルアクリレート
化合物(M−6)〜(M−8):下記式(M−4)〜(M−8)で表される化合物
化合物(M−9):チタンブトキシド
シュウ酸2.17gを水32.5gに加熱溶解させて、シュウ酸水溶液を調製した。その後、化学式(M−1)に示す化合物31.36g(30モル%)、化学式(M−2)に示す化合物4.16g(8モル%)、化学式(M−3)に示す化合物13.58g(62モル%)、及びメタノール15.13gを入れたフラスコに、冷却管と、調製したシュウ酸水溶液を入れた滴下ロートをセットした。次いで、上記フラスコをオイルバスにて60℃に加熱した後、シュウ酸水溶液をゆっくり滴下し、60℃で4時間反応させた。反応終了後、反応溶液の入ったフラスコを放冷してから、置換溶剤としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート350g追加した後、エバポレーターにセットして減圧濃縮し、樹脂溶液270gを得た。この樹脂溶液中における固形分をシロキサン系重合体(A−1)とする。得られた樹脂溶液中の固形分の含有割合(固形分濃度)は18.5質量%であった。また、シロキサン系重合体(A−1)の重量平均分子量(Mw)は1,780であった。
(A−2)〜(A−8)シロキサン系重合体は、下記表1に示す各単量体を、表1に示す種類及び配合量で用いた以外は、合成例1と同様の手法により合成した。得られたシロキサン系重合体溶液の固形分濃度(質量%)と、[A]シロキサン系重合体のMwを、表1に合わせて示す。
トリエチルアミン3.45gを水27.59gに加熱溶解させ水溶液を調製した。次いで、この水溶液31.04g及びメタノール34.48gをフラスコに投入し、このフラスコに冷却管と化合物(M−2)4.74g、化合物(M−3)8.51g及び化合物(M−4)21.24gを入れた滴下ロートとをセットした。その後、フラスコをオイルバスにて40℃に加熱し、滴下ロートからゆっくり滴下し、60℃で4時間反応させた。反応終了後、反応溶液の入ったフラスコを10℃以下に冷却し反応液を得た。続いて、シュウ酸2.41gを水32.07gに溶解させシュウ酸水溶液34.48gを別途調製し、10℃以下に冷却した。次いで、このシュウ酸水溶液に上記反応溶液を滴下して10℃以下で30分間攪拌した。攪拌後の反応溶液にメチルイソブチルケトン34.48gを添加し分液ロートへ移し、水103.45gを添加して水洗を3回行った。水洗後の反応溶液をフラスコへ移し、このフラスコにプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート103.45gをさらに投入した。その後、上記フラスコをエバポレーターにセットし、メチルイソブチルケトンを除去して樹脂溶液172.45gを得た。この樹脂溶液中における固形分をシロキサン系重合体(A−9)とする。得られた樹脂溶液中の固形分の含有割合(固形分濃度)は18.0質量%であった。また、シロキサン系重合体(A−9)の重量平均分子量(Mw)は1,800であった。
(A−10)〜(A−21)シロキサン系重合体は、下記表1に示す各単量体を、表1に示す種類及び配合量で用いた以外は、合成例9と同様の手法により合成した。得られたシロキサン系重合体溶液の固形分濃度(質量%)と、[A]シロキサン系重合体のMwを、表1に合わせて示す。
前述の各合成例で得られた(A−1)〜(A−21)シロキサン系重合体、(B)有機溶媒、(C)架橋剤、(D)添加剤、及び(E)水を用いて、以下に示すように、実施例1〜8及び比較例1及び2のケイ素含有膜形成用材料を調製した。
本実施例において、「部」とあるのは、全て質量部を示す。
(A)シロキサン系重合体以外の成分を以下に示す。
B−1:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
C−1:ペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプトプロピオネート)
C−2:ペンタエリスリトールテトラアクリレート
D−1:1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル-ケトン
D−2:ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート
表2に示すように、合成例1で得られた(A−1)シロキサン系重合体3.00質量部を、(B−1)溶媒96.4質量部に溶解させた後、(D−1)添加剤0.10質量部及び(E)水0.50質量部を加えた。この溶液を孔径0.2μmのフィルターでろ過して、実施例1のケイ素含有膜形成用材料(J−1)を得た。
表2に示す割合で各成分を用いる以外は、実施例1と同様の手法により、実施例2〜27、比較例1及び2のケイ素含有膜形成用材料を調製した。
<ケイ素含有膜の形成>
前述のようにして得られた各ケイ素含有膜形成用材料をシリコンウェハ(基板)上に、スピンコーター(東京エレクトロン社の「CLEAN TRACK ACT12」)を用い、スピンコート法により塗布した。得られた塗膜に対し、220℃のホットプレートで1分間プレベークを行い、シリコン含有膜を形成し、シリコン含有膜が形成された基板を得た。形成されたシリコン含有膜の平均厚みを高速分光エリプソメーター(J.A.Woollam社の「M−2000」)で測定したところ、30nmであった。
上記形成されたシリコン含有膜について、以下に示す方法で下記項目の評価を行った。評価結果を下記表3に示す。
上記形成されたケイ素含有膜、下層膜形成用組成物(JSR社の「NFC HM8006」)及びレジスト材料(JSR社の「ARF AR2772JN」)のそれぞれの屈折率パラメーター(n)及び消衰係数(k)を高速分光エリプソメーター(J.A.Woollam社の「M−2000」)により測定し、この測定値を元にシュミレーションソフト(KLA−Tencor社の「プロリス」)を用いて、NA1.3、Dipoleの条件下におけるレジスト材料/シリコン含有膜/下層膜形成用組成物を積層させた膜の基板反射率を求めた。基板反射率は、1%以下の場合は「A」(良好)と、1%を超える場合は「B」(不良)と評価した。
上記形成されたケイ素含有膜を、シクロヘキサノン(室温)に10秒間浸漬した。浸漬前後の膜厚を、高速分光エリプソメーター(J.A.Woollam社の「M−2000」)により測定した。浸漬前の平均厚みをT0と、浸漬後の平均厚みをT1とした場合、溶媒浸漬による膜厚変化率(%)を、│T1−T0│×100/T0の式により求めた。溶媒耐性は、膜厚変化率が1%未満の場合は「A」(良好)と、1%以上の場合は「B」(不良)と評価した。
上記形成されたケイ素含有膜を、エッチング装置(東京エレクトロン社の「TACTRAS」)を用いて、CF4=60sccm、PRESS.=50MT、HF RF=500W、LF RF=100W、DCS=300V、RDC=50%、30sec条件にて処理し、処理前後の平均膜厚から(Å/秒)を算出し、8.5以上の場合は「A」(極めて良好)と、8.0以上8.5未満の場合は「B」(良好)と、8.0未満の場合は「C」(不良)と評価した。
上記形成されたケイ素含有膜を、エッチング装置(東京エレクトロン社の「TACTRAS」)を用いて、O2=400sccm、PRESS.=45MT、HF RF=400W、LF RF=0W、DCS=0V、RDC=50%、60sec条件にて処理し、処理前後の平均膜厚から(Å/秒)を算出し、3.5未満の場合は「A」(極めて良好)と、3.5以上4.0未満の場合は「B」(良好)と、4.0以上の場合は「C」(やや良好)、4.5以上未満の場合は「D」(不良)と評価した。
上記形成されたケイ素含有膜を、110℃に加温した酸性剥離液(96%硫酸:30%過酸化水素水=3:1混合水溶液)に15分間浸漬した。浸漬前後の膜厚を、高速分光エリプソメーター(J.A.Woollam社の「M−2000」)を用いて測定した。酸性液剥離性は、基板上に形成されたケイ素含有膜の剥離速度(nm/分)が1.5以上の場合は「A」(極めて良好)、0.8以上1.5未満の場合は「B」(良好)、0.3以上0.8未満の場合は「C」(やや良好)、0.3未満の場合は「D」(不良)と評価した。
表3の結果から、実施例のケイ素含有膜形成用材料によれば、溶媒耐性に優れ、基盤反射率を抑え、CF4ガスエッチング容易性に優れ、酸素ガスエッチング耐性が良好であり、及び高い酸性液剥離性能を有するケイ素含有膜を形成できることが分かる。
Claims (14)
- ケイ素含有膜材料を基板上に塗布してケイ素含有膜を形成する工程と、
前記ケイ素含有膜をマスクとしてパターンを形成する工程と、
前記ケイ素含有膜を酸性液に接触させる工程と、を有するパターン形成方法に用いられるケイ素含有膜形成用材料であって、
下記式(1)で表される構造単位を含有する(A)シロキサン系重合体、及び(B)有機溶媒を含むケイ素含有膜形成用材料。
R3は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜30の非架橋性及び非光吸収性の1価の有機基であり、mは0〜2である。
R4は光吸収性基を有する非架橋性の1価の有機基であり、R5は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜20の非架橋性の1価の炭化水素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基であり、nは0又は1である。
pは0<p≦1、qは0≦q<1、rは0≦r<1であり、p+q+r=1である。) - 上記式(1)中、pは0<p<1、qは0<q<1である、請求項1に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- 前記(A)シロキサン系重合体が、上記式(1)中、UXで表される構造単位を40モル%以上含有する、請求項1又は2に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- 前記(A)シロキサン系重合体が、上記式(1)中、UXで表される構造単位を60モル%以上含有する、請求項1から3のいずれか一項に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- 前記(A)シロキサン系重合体は、上記式(1)で表される構造単位の含有量が(A)シロキサン系重合体全体に対して90モル%以上である、請求項1から4のいずれか一項に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- 前記架橋性基が、エチレン性不飽和二重結合、オキシラニル基及びオキセタニル基から選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- 前記架橋性基が、オキセタニル基を少なくとも含む、請求項6に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- 前記架橋性基が、エチレン性不飽和二重結合を少なくとも含有する、請求項6に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- 上記式(1)中、pは0<p<1、rは0<r<1である、請求項1〜8のいずれか一項に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- さらに架橋剤を含有する、請求項1から9のいずれか一項に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- 架橋剤が、多官能(メタ)アクリレート類、環状エーテル含有化合物類、グリコールウリル類、ジイソシアナート類、メラミン類、ベンゾグアナミン類、多核フェノール類、多官能チオール化合物、ポリスルフィド化合物、スルフィド化合物、から選ばれる少なくとも一種を含む、請求項10に記載のケイ素含有膜形成用材料。
- 下記式(1)で表される構造単位を含有する(A)シロキサン系重合体を含むケイ素含有膜材料を基板上に塗布してケイ素含有膜を形成する工程と、
前記ケイ素含有膜をマスクとしてパターンを形成する工程と、
前記ケイ素含有膜を酸性液に接触させる工程と、
を有するパターン形成方法。
R3は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜30の非架橋性及び非光吸収性の1価の有機基であり、mは0〜2である。
R4は光吸収性基を有する非架橋性の1価の有機基であり、R5は水素原子、ヒドロキシ基、炭素数1〜20の非架橋性の1価の炭化水素基、炭素数1〜20のハロゲン化炭化水素基であり、nは0又は1である。
pは0<p≦1、qは0≦q<1、rは0≦r<1であり、p+q+r=1である。) - 前記パターン形成方法が、
前記ケイ素含有膜の上側にレジストパターンを形成する工程と、
前記レジストパターンをマスクとして、前記ケイ素含有膜をエッチングする工程と、
を含む、請求項12に記載のパターン形成方法。 - 前記パターン形成方法が、
ケイ素含有膜を形成する工程の前に、基板上に有機下層膜を形成する工程を有する、請求項12又は13に記載のパターン形成方法。
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