JP2017094236A - アクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法 - Google Patents
アクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017094236A JP2017094236A JP2015226443A JP2015226443A JP2017094236A JP 2017094236 A JP2017094236 A JP 2017094236A JP 2015226443 A JP2015226443 A JP 2015226443A JP 2015226443 A JP2015226443 A JP 2015226443A JP 2017094236 A JP2017094236 A JP 2017094236A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aqueous solution
- rare earth
- group
- acidic aqueous
- extraction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 *N(*)C(COCC(N(*)*=C)=O)=O Chemical compound *N(*)C(COCC(N(*)*=C)=O)=O 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
Landscapes
- Extraction Or Liquid Replacement (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
Description
せた。
即ち、本発明は以下の通りである。
<1> アクチノイド及び/又はレアアースを含む酸性水溶液を準備する準備工程、並びに下記一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミド及び下記一般式(B)で表されるジグリコールアミドの存在下、前記酸性水溶液と有機溶媒を接触させる液液接触工程を含むことを特徴とする、アクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法。
(式(A)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を、R’は水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表す。)
(式(B)中、R”はそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を表す。)
<2> 前記酸性水溶液が、硝酸イオン(NO3 −)を含む、<1>に記載のアクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法。
<3> 前記酸性水溶液が、アクチノイド及びレアアースから選択される抽出対象金属元素とアクチノイド及びレアアースから選択される非抽出対象金属元素とを含み、前記抽出対象金属元素を抽出して、前記非抽出対象金属元素と分離する、<1>又は<2>に記載のアクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法。
<4> 前記抽出対象金属元素が、ネオジウム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、ネプツニウム(Np)、及びアメリシウム(Am)からなる群より選択される少なくとも1種である、<3>に記載のアクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法。
り以下の内容に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
本発明の一態様であるアクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法(以下、「本発明の抽出方法」と略す場合がある。)は、アクチノイド及び/又はレアアースを含む酸性水溶液を準備する準備工程(以下、「準備工程」と略す場合がある。)、並びに下記一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミド及び下記一般式(B)で表されるジグリコールアミドの存在下、前記酸性水溶液と有機溶媒を接触させる液液接触工程(以下、「液液接触工程」と略す場合がある。)を含むことを特徴とする。
(式(A)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を、R’は水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表す。)
(式(B)中、R”はそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を表す。)
本発明者らは、原子力分野や鉱工業分野で利用できるアクチノイドやレアアースの効率的な抽出方法を求めて検討を重ねた結果、アクチノイド及び/又はレアアースを含む酸性水溶液を、一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミド(以下、「イミノ二酢酸ジアミド」と略す場合がある。)及び一般式(B)で表されるジグリコールアミド(以下、「ジグリコールアミド」と略す場合がある。)の存在下で有機溶媒に接触させることにより、アクチノイド及び/又はレアアースを有機溶媒に溶解させて、効率良く抽出することができることを見出したのである。
イミノ二酢酸ジアミドとジグリコールアミドは、共に水に対しても有機溶媒に対しても親和性が高く、またアクチノイドやレアアースとの結合に非常に適した構造を有していると考えられる(イミノ二酢酸ジアミドはイミド基と2つのアミド基が、ジグリコールアミドはエーテル酸素と2つのアミド基が、アクチノイドやレアアースと結合に有効に作用するものと考えられる。)。そのため、水溶液と有機溶媒の液液接触によって、イミノ二酢酸ジアミドとジグリコールアミドが共にアクチノイドやレアアースと会合し、水溶液中のアクチノイドやレアアースが有機溶媒に可溶化して、抽出されるものと考えられる。
また、イミノ二酢酸ジアミドは、原子番号が小さいランタノイドに対して抽出率が高くなる一方、ジグリコールアミドは原子番号が大きいランタノイドに対しての抽出率が高くなる傾向にあり、イミノ二酢酸ジアミドとジグリコールアミドは抽出特性として逆の性質を示すことを本発明者らは見出している。そのため、逆の抽出特性を有する抽出剤のどちらか一方を水への溶解し、もう一方を有機溶媒に溶解して、これらを共に用いることで、金属元素間の分離を大幅に向上できるのである。例えば水への溶解性が高いジグリコールアミドと有機溶媒への溶解性が高いイミノ二酢酸ジアミドを採用することで、金属元素の分離性能を大幅に向上させることができる。特にアメリシウム(Am)とキュリウム(Cm)のように従来分離が困難であった金属元素同士を、効率的に抽出分離することが可能となり、高レベル放射性廃液の処理やレアアースの生産に応用することができるのである
。逆に、水への溶解性が高いイミノ二酢酸ジアミドと有機溶媒への溶解性が高いジグリコールアミドを採用することでも、金属元素の分離性能を向上させることも可能である。
なお、「アクチノイド」とは、アクチノイドに属する金属元素を、「レアアース」とは、レアアースに分類される金属元素を意味し、酸性水溶液や有機溶媒中の酸化数、状態等は特に限定されないものとする。
また、「一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミド及び一般式(B)で表されるジグリコールアミドの存在下」とは、酸性水溶液及び/又は有機溶媒中にイミノ二酢酸ジアミドとジグリコールアミドがそれぞれ存在していることを意味し、予め酸性水溶液や有機溶媒に含有させていても、或いは酸性水溶液と有機溶媒を接触させるときに別途イミノ二酢酸ジアミドとジグリコールアミドを添加するものであってもよいものとする。
なお、アクチノイドは、具体的にはアクチニウム(Ac)、トリウム(Th)、プロトアクチニウム(Pa)、ウラン(U)、ネプツニウム(Np)、プルトニウム(Pu)、アメリシウム(Am)、キュリウム(Cm)、バークリウム(Bk)、カリホルニウム(Cf)、アインスタイニウム(Es)、フェルミウム(Fm)、メンデレビウム(Md)、ノーベリウム(No)、ローレンシウム(Lr)である。
また、レアアースは、具体的にはスカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)である。
抽出対象としては、プルトニウム(Pu)、バークリウム(Bk)、カリホルニウム(Cf)、アインスタイニウム(Es)、フェルミウム(Fm)、メンデレビウム(Md)、ノーベリウム(No)、ローレンシウム(Lr)を除くアクチノイド、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)を除くレアアースが好ましく、アメリシウム(Am)、ネプツニウム(Np)、キュリウム(Cm)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)がより好ましく、アメリシウム(Am)、キュリウム(Cm)、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)が特に好ましい。上記のものであると、特に効率良く抽出することができる。
なお、アクチノイド及びレアアースの酸化数は、通常1〜6価であり、それぞれの元素に応じた安定な酸化数を有しているが、3価、4価、5価が好ましく、3価が特に好ましい。
準備工程は、アクチノイド及び/又はレアアースを含む酸性水溶液を準備する工程であるが、準備方法は特に限定されず、アクチノイド及び/又はレアアースを含む酸性水溶液を入手しても、或いはアクチノイド及び/又はレアアースを含む酸性水溶液を自ら調製してもよい。
また、アクチノイド及び/又はレアアースを含む酸性水溶液を自ら調製する場合の調製方法も特に限定されず、アクチノイド及び/又はレアアースを含む水溶液に酸を添加しても、或いはアクチノイド及び/又はレアアースを溶解させるために酸性水溶液とし、それにアクチノイド及び/又はレアアースを含んだものを添加してもよい。
であれば、その他の元素を含むものであってもよい。その他の元素としては、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Pm)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテイウム(Lu)等の非抽出対象金属元素であるレアアース、アクチニウム(Ac)、トリウム(Th)、プロトアクチニウム(Pa)、ウラン(U)、プルトニウム(Pu)、バークリウム(Bk)、カリホルニウム(Cf)、アインスタイニウム(Es)、フェルミウム(Fm)、メンデレビウム(Md)、ノーベリウム(No)、ローレンシウム(Lr)等の非抽出対象金属元素であるアクチノイド、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)等の希土類元素、鉄(Fe)、クロム(Cr)等のアクチノイド及びレアアース以外の元素等が挙げられる。
また、アメリシウム(Am)を抽出対象とする場合の酸性水溶液の水素イオン濃度は、好ましくは3.0M以下、より好ましくは2.0M以下、さらに好ましくは1.5M以下であり、好ましくは0.01M以上、より好ましくは0.1M以上、さらに好ましくは1.0M以上である。
また、ネオジム(Nd)を抽出対象とする場合の酸性水溶液の水素イオン濃度は、好ましくは3.0M以下、より好ましくは2.0M以下、さらに好ましくは1.5M以下であり、好ましくは0.01M以上、より好ましくは0.1M以上、さらに好ましくは1.0M以上である。
酸性水溶液に使用する酸の具体的種類は、特に限定されないが、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸が挙げられる。なお、塩酸を使用する場合、酸性水溶液は塩化物イオン(Cl−)を含み、硫酸を使用する場合、酸性水溶液は硫酸イオン(SO4 2−)を含み、硝酸を使用する場合、酸性水溶液は硝酸イオン(NO3 −)を含むと表現することができる。この中でも硝酸を使用すること、即ち酸性水溶液は硝酸イオン(NO3 −)を含むことが好ましい。
液液接触工程は、一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミド及び一般式(B)で表されるジグリコールアミドの存在下、酸性水溶液と有機溶媒を接触させる工程であるが、一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミドと一般式(B)で表されるジグリコールアミドの具体的種類は、特に限定されず、目的に応じて適宜選択することができる。
(式(A)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を、R’は水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表す。)
Rはそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を表しているが、「炭化水素基」は
、直鎖状の飽和炭化水素基に限られず、炭素−炭素不飽和結合、分岐構造、環状構造のそれぞれを有していてもよいことを意味する。
Rの炭素数は、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、さらに好ましくは4以上、さらに好ましくは6以上であり、好ましくは18以下、より好ましくは15以下である。一方、水への溶解性が高いものとして使用する場合には、Rの炭素数は、好ましくは4以下、より好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下である。
Rとしては、メチル基(−CH3)、エチル基(−C2H5)、n−プロピル基(−nC3H7)、i−プロピル基(−iC3H7)、n−ブチル基(−nC4H9)、t−ブチル基(−tC4H9)、n−ペンチル基(−nC5H11)、n−ヘキシル基(−nC6H13)、n−ヘプチル基(−nC7H15)、n−オクチル基(−nC8H17)、2−エチルヘキシル基(−CH2CH(C2H5)C4H9)、2,2−ジメチルへキシル基(−CH2C(C2H5)2C4H9)、n−ノニル基(−nC9H19)、n−デシル基(−nC10H21)、n−ウンデシル基(−nC11H23)、n−ドデシル基(−nC12H25)、n−トリデシル基(−nC13H27)、n−テトラデシル基(−nC14H29)、n−ペンタデシル基(−nC15H31)、n−ヘキサデシル基(−nC16H33)、シクロへキシル基(−cC6H11)、フェニル基(−C6H5)、ナフチル基(−C10H7)等が挙げられる。
R’は水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表しているが、「炭化水素基」は、Rと同様に、直鎖状の飽和炭化水素基に限られず、炭素−炭素不飽和結合、分岐構造、環状構造のそれぞれを有していてもよいことを意味する。また、R’が炭化水素基である場合の炭素数は、好ましくは2以上、より好ましくは3以上であり、好ましくは15以下、より好ましくは12以下である。
R’としては、水素原子、メチル基(−CH3)、エチル基(−C2H5)、n−プロピル基(−nC3H7)、i−プロピル基(−iC3H7)、n−ブチル基(−nC4H9)、t−ブチル基(−tC4H9)、n−ペンチル基(−nC5H11)、n−ヘキシル基(−nC6H13)、n−ヘプチル基(−nC7H15)、n−オクチル基(−nC8H17)、2−エチルヘキシル基(−CH2CH(C2H5)C4H9)、2,2−ジメチルへキシル基(−CH2C(C2H5)2C4H9)、n−ノニル基(−nC9H19)、n−デシル基(−nC10H21)、n−ウンデシル基(−nC11H23)、n−ドデシル基(−nC12H25)、n−トリデシル基(−nC13H27)、n−テトラデシル基(−nC14H29)、n−ペンタデシル基(−nC15H31)、n−ヘキサデシル基(−nC16H33)、シクロへキシル基(−cC6H11)、フェニル基(−C6H5)、ナフチル基(−C10H7)等が挙げられる。
一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミドとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
(式(B)中、R”はそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を表す。)
R”はそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を表しているが、「炭化水素基」は、Rと同様に、直鎖状の飽和炭化水素基に限られず、炭素−炭素不飽和結合、分岐構造、環状構造のそれぞれを有していてもよいことを意味する。
R”の炭素数は、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、さらに好ましくは4以上、さらに好ましくは6以上であり、好ましくは18以下、より好ましくは15以下である。一方、水への溶解性が高いものとして使用する場合には、Rの炭素数は、好ましくは4以下、より好ましくは3以下、さらに好ましくは2以下である。
R”としては、メチル基(−CH3)、エチル基(−C2H5)、n−プロピル基(−nC3H7)、i−プロピル基(−iC3H7)、n−ブチル基(−nC4H9)、t−ブチル基(−tC4H9)、n−ペンチル基(−nC5H11)、n−ヘキシル基(−nC6H13)、n−ヘプチル基(−nC7H15)、n−オクチル基(−nC8H17)、2−エチルヘキシル基(−CH2CH(C2H5)C4H9)、2,2−ジメチルへキシル基(−CH2C(C2H5)2C4H9)、n−ノニル基(−nC9H19)、n−デシル基(−nC10H21)、n−ウンデシル基(−nC11H23)、n−ドデシル基(−nC12H25)、n−トリデシル基(−nC13H27)、n−テトラデシル基(−nC14H29)、n−ペンタデシル基(−nC15H31)、n−ヘキサデシル基(−nC16H33)、シクロへキシル基(−cC6H11)、フェニル基(−C6H5)、ナフチル基(−C10H7)等が挙げられる。
一般式(B)で表されるジグリコールアミドとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
なお、酸性水溶液と有機溶媒を振とうする場合の振とう時間は、通常10秒以上、好ましくは20秒以上、より好ましくは30秒以上、さらに好ましくは60秒以上である。上記範囲内であると、アクチノイド及び/又はレアアースをより効率良く抽出することができる。
液液接触工程は、1回に限られず、接触と分液を複数回繰り返してもよい。液液接触工程の回数は、通常1回〜20回の範囲であり、好ましくは2回以上、より好ましくは3回以上、さらに好ましくは4回以上であり、好ましくは15回以下、より好ましくは10回以下、さらに好ましくは5回以下である。上記範囲内であると、アクチノイド及び/又はレアアースをより効率良く抽出することができる。
また、一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミド及び一般式(B)で表されるジグリコールアミドの存在下で酸性水溶液と有機溶媒を接触させる方法は、例えば下記の(a
)〜(c)の方法が挙げられる。
(a)一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミドを含む有機溶媒溶液を、容器内等で、一般式(B)で表されるジグリコールアミドを含む酸性水溶液と接触させる方法。
(b)一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミドを含む酸性水溶液を、容器内等で、又は一般式(B)で表されるジグリコールアミドを含む有機溶媒と接触させる方法。
(c)一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミドと一般式(B)で表されるジグリコールアミドと酸性水溶液と有機溶媒をそれぞれ容器等に投入し、接触させる方法。
この中でも、より効率良く抽出することができることから、(a)、又は(b)が好ましく、さらには(a)が特に好ましい。
前述のように、イミノ二酢酸ジアミドとジグリコールアミドは抽出特性として逆の性質を示すことから、特定の元素を選択的に抽出することも可能となる。従って、酸性水溶液にアクチノイド及びレアアースから選択される抽出対象金属元素とアクチノイド及びレアアースから選択される非抽出対象金属元素が含まれる場合、抽出対象金属元素を抽出して、非抽出対象金属元素と分離することにも利用することができる。
なお、酸性水溶液が、アクチノイド及びレアアースから選択される抽出対象金属元素とアクチノイド及びレアアースから選択される非抽出対象金属元素とを含み、抽出対象金属元素を抽出して、非抽出対象金属元素と分離する態様は、本発明の抽出方法の好ましい態様の1つである。かかる態様は、言い換えれば下記のように表現することができる。
アクチノイド及びレアアースから選択される抽出対象金属元素とアクチノイド及びレアアースから選択される非抽出対象金属元素とを含む酸性水溶液を準備する準備工程、並びに下記一般式(A)で表されるイミノ二酢酸ジアミド及びジグリコールアミドの存在下、前記酸性水溶液と有機溶媒を接触させて、抽出対象金属元素を抽出して、非抽出対象金属元素と分離する液液接触工程を含むことを特徴とする、アクチノイド及び/又はレアアースの分離方法。
(式(A)中、Rはそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を、R’は水素原子又は炭素数1〜20の炭化水素基を表す。)
(式(B)中、R”はそれぞれ独立して炭素数1〜20の炭化水素基を表す。)
非抽出対象金属元素としては、ネオジウム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、及びガドリニウム(Gd)等が挙げられる。
抽出対象金属元素と非抽出対象金属元素の組合せとしては、レアアースとアメリシウム(Am)、レアアースとキリュウム(Cm)が好ましく、サマリウム(Sm)とアメリシウム(Am)、ユウロピウム(Eu)とアメリシウム(Am)、ガドリニウム(Gd)とアメリシウム(Am)、サマリウム(Sm)とキュリウム(Cm)、ユウロピウム(Eu)とキュリウム(Cm)、ガドリニウム(Gd)とキュリウム(Cm)、アメリシウム(Am)とキュリウム(Cm)、ユウロピウム(Eu)とガドリニウム(Gd)が好ましい。
ネプツニウム(Np)、アメリシウム(Am)、キリュウム(Cm)等のアクチノイドとサマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)等のレアアースの分離は、従来非常に困難であったが、本発明の抽出方法を活用することにより、効率的に分離することができる。また、アメリシウム(Am)とキュリウム(Cm)のようなアクチノイド同士の分離、ユウロピウム(Eu)とガドリニウム(Gd)のようなレアアース同士の分離にも本発明の抽出方法を活用することができる。アメリシウム(Am)とキュリウム(Cm)の分離、ネオジム(Nd)とサマリウム(Sm)の分離は、特に困難であるが、これらの元素の分配比(後述の実施例1、及び実施例2を参照。)に差が出る、即ちこれらの元素同士について十分な分離係数(後述の実施例1、及び実施例2を参照。)が得られることを本発明者らは明らかとしている。特に分配比と分離係数が高くなるように、抽出装置、有機溶媒、添加剤等を選択することによって、これらを効率良く抽出分離することができるのである。
トレーサー量(約10ppb)の3価のアメリシウムイオン(Am(III))と3価のキュリウムイオン(Cm(III))、及び下記式(B−1)で表されるジグリコールアミドをそれぞれ所定の濃度(0.1〜10mM)を含んだ1.5Mの硝酸水溶液と、下記式(A−1)で表されるイミノ二酢酸ジアミドをそれぞれ所定の濃度(0.75M)含んだn−ドデカン溶液をそれぞれ準備した。なお、硝酸として多摩化学工業株式会社製の超高純度分析用試薬TAMAPURE−AA−100を、希釈水として超純水製造装置(
Milli−Q Merck Millipore社製)を用いて調製した超純水を、n−ドデカンとして和光純薬株式会社製の特級試薬を用いた。
準備した硝酸水溶液とn−ドデカン溶液を等量(容積比)容器に投入し、振とう機(YS−8D 株式会社ヤヨイ社製)を用いて、25℃±1℃で20分間振とうした。その後、5分間遠心分離(CN−820 アズワン株式会社製)を行って相分離させ、水相と有機相からそれぞれ溶液をサンプリングし、溶液からのα線をシリコン半導体検出器ゲルマニウム半導体検出器(GCD−20180 BSI社製)により計測して、Am(III)とCm(III)の濃度をそれぞれ定量した。得られた値からAm(III)とCm(III)の分配比(D)を算出し、その値とジグリコールアミド濃度との関係をグラフにまとめた。結果を図1に示す。なお、分離比(D)、分離係数(SFAm/Cm)は、下記式により算出することができる。
図1の結果から、Am(III)とCm(III)の分離比は、何れもジグリコールアミド濃度の増加に伴って増加している。また、Am(III)とCm(III)の分離係数(SFAm/Cm)は40以上となり、Am(III)とCm(III)の分離が可能であることが明らかである。
1ppmの3価のネオジムイオン(Nd(III))と1ppmの3価のサマリウムイオン(Sm(III))、及び式(B−1)で表されるジグリコールアミドをそれぞれ所定の濃度(0.1〜10mM)を含んだ1.5Mの硝酸水溶液と、式(A−1)で表されるイミノ二酢酸ジアミドをそれぞれ所定の濃度(0.75M)含んだn−ドデカン溶液をそれぞれ準備した。なお、硝酸として多摩化学工業株式会社製の超高純度分析用試薬TAMAPURE−AA−100を、希釈水として超純水製造装置(Milli−Q Merck Millipore社製)を用いて調製した超純水を、n−ドデカンとして和光純薬株式会社製の特級試薬を用いた。
準備した硝酸水溶液とn−ドデカン溶液を等量(容積比)容器に投入し、振とう機(Y
S−8D 株式会社ヤヨイ社製)を用いて、25℃±1℃で20分間振とうした。その後、5分間遠心分離(CN−820 アズワン株式会社製)を行って相分離させ、有機相中の金属イオンは0.01Mの硝酸で逆抽出した。水相と逆抽出後の水相からそれぞれ溶液をサンプリングし、誘導結合プラズマ質量分析装置:ICP−MS(Agilent7500 アジレント・テクノロジー株式会社)により計測して、Nd(III)とSm(III)の濃度をそれぞれ定量した。得られた値からNd(III)とSm(III)の分配比(D)を算出し、その値とジグリコールアミド濃度との関係を図2に示す。なお、分離比(D)、分離係数(SFNd/Eu)は、下記式により算出することができる。
図2の結果から、Nd(III)とSm(III)の分離比は、ジグリコールアミド濃度の増加に伴って増加している。また、Nd(III)とSm(III)の分離係数(SFNd/Sm)は86以上となり、Nd(III)とSm(III)の分離が可能であることは明らかである。
3価のランタノイドイオン(Ln(III))を所定の濃度(1ppm)含んだ1.5Mの硝酸水溶液と、式(A−1)で表されるイミノ二酢酸ジアミドを0.5M含んだn−ドデカン溶液をそれぞれ準備した。また、別に3価のランタノイドイオン(Ln(III))を所定の濃度(1ppm)含んだ0.5Mの硝酸水溶液と、下記式(B−2)で表されるテトラドデシルジグリコールアミド(TDdDGA)を0.1M含んだn−ドデカン溶液をそれぞれ準備した。
準備した硝酸水溶液とn−ドデカン溶液を等量(容積比)容器にそれぞれ投入し、振とう機を用いて、25℃±1℃で20分間振とうした。その後、5分間遠心分離を行って相分離させ、有機相の溶液をサンプリングし、ICP−MS(Agilent7500 アジレント・テクノロジー株式会社)によりLn(III)の濃度を定量した。得られた値からNd(III)とEu(III)の分配比(D)を算出し、Ln(III)と原子番号の関係をグラフにまとめた。結果を図3に示す。
図3の結果から、イミノ二酢酸ジアミドは原子番号の小さいランタノイドイオン(Ln(III))、すなわち原子量の小さい、軽ランタノイドイオン(Ln(III))をよく抽出することがわかった。一方、テトラドデシルジグリコールアミド(TDdDGA)は原子番号の大きいランタノイドイオン(Ln(III))、すなわち原子量の大きい、重ランタノイドイオン(Ln(III))をよく抽出することがわかった。ドデシル基以
外のアルキル鎖を持つジグリコールアミド(DGA)もテトラドデシルジグリコールアミド(TDdDGA)と同様に重ランタノイドイオン(Ln(III))をよく抽出する。
イミノ二酢酸ジアミドとジグリコールアミド(DGA)は、逆のランタノイドイオン(Ln(III))に対する抽出特性を持つことが明らかとなった。
Claims (4)
- 前記酸性水溶液が、硝酸イオン(NO3 −)を含む、請求項1に記載のアクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法。
- 前記酸性水溶液が、アクチノイド及びレアアースから選択される抽出対象金属元素とアクチノイド及びレアアースから選択される非抽出対象金属元素とを含み、前記抽出対象金属元素を抽出して、前記非抽出対象金属元素と分離する、請求項1又は2に記載のアクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法。
- 前記抽出対象金属元素が、ネオジウム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、ネプツニウム(Np)、及びアメリシウム(Am)からなる群より選択される少なくとも1種である、請求項3に記載のアクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015226443A JP6635259B2 (ja) | 2015-11-19 | 2015-11-19 | アクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015226443A JP6635259B2 (ja) | 2015-11-19 | 2015-11-19 | アクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017094236A true JP2017094236A (ja) | 2017-06-01 |
JP6635259B2 JP6635259B2 (ja) | 2020-01-22 |
Family
ID=58803433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015226443A Active JP6635259B2 (ja) | 2015-11-19 | 2015-11-19 | アクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6635259B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021156851A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 三菱重工業株式会社 | 高レベル放射性物質処理システム及び高レベル放射性物質処理方法 |
JP2022501506A (ja) * | 2018-09-26 | 2022-01-06 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | リン酸を含む水性媒体から希土類元素を抽出するための抽出剤の相乗的混合物の使用 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002001007A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-08 | Japan Atom Energy Res Inst | 酸性溶液中に存在するAm、Cm及びLnの抽出方法 |
JP2010507779A (ja) * | 2006-10-23 | 2010-03-11 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 塩析媒体中の溶媒和抽出剤を使用する高度に酸性の水性相からのアクチノイドのプールされた分離 |
JP2010101641A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Japan Atomic Energy Agency | メチルイミノビスジアルキルアセトアミドを抽出剤として用いる金属類の溶媒抽出分離方法 |
JP2013500486A (ja) * | 2009-07-27 | 2013-01-07 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 液体−液体抽出操作におけるアメリシウムとキュリウムおよび/またはランタニド類間の分離係数の増加 |
US8354085B1 (en) * | 2012-03-16 | 2013-01-15 | U.S. Department Of Energy | Actinide and lanthanide separation process (ALSEP) |
-
2015
- 2015-11-19 JP JP2015226443A patent/JP6635259B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002001007A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-08 | Japan Atom Energy Res Inst | 酸性溶液中に存在するAm、Cm及びLnの抽出方法 |
JP2010507779A (ja) * | 2006-10-23 | 2010-03-11 | コミツサリア タ レネルジー アトミーク | 塩析媒体中の溶媒和抽出剤を使用する高度に酸性の水性相からのアクチノイドのプールされた分離 |
JP2010101641A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Japan Atomic Energy Agency | メチルイミノビスジアルキルアセトアミドを抽出剤として用いる金属類の溶媒抽出分離方法 |
JP2013500486A (ja) * | 2009-07-27 | 2013-01-07 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | 液体−液体抽出操作におけるアメリシウムとキュリウムおよび/またはランタニド類間の分離係数の増加 |
US8354085B1 (en) * | 2012-03-16 | 2013-01-15 | U.S. Department Of Energy | Actinide and lanthanide separation process (ALSEP) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022501506A (ja) * | 2018-09-26 | 2022-01-06 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | リン酸を含む水性媒体から希土類元素を抽出するための抽出剤の相乗的混合物の使用 |
JP7322143B2 (ja) | 2018-09-26 | 2023-08-07 | コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ | リン酸を含む水性媒体から希土類元素を抽出するための抽出剤の相乗的混合物の使用 |
JP2021156851A (ja) * | 2020-03-30 | 2021-10-07 | 三菱重工業株式会社 | 高レベル放射性物質処理システム及び高レベル放射性物質処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6635259B2 (ja) | 2020-01-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Riaño et al. | Extraction and separation of neodymium and dysprosium from used NdFeB magnets: an application of ionic liquids in solvent extraction towards the recycling of magnets | |
Wang et al. | Process for the separation of thorium and rare earth elements from radioactive waste residues using Cyanex® 572 as a new extractant | |
Mayfield et al. | Environmental review of coal ash as a resource for rare earth and strategic elements | |
Matsumiya et al. | Extraction of rare earth ions by tri-n-butylphosphate/phosphonium ionic liquids and the feasibility of recovery by direct electrodeposition | |
Liu et al. | Application and perspective of ionic liquids on rare earths green separation | |
Tong et al. | Synergistic extraction of Ce (IV) and Th (IV) with mixtures of Cyanex 923 and organophosphorus acids in sulfuric acid media | |
Panda et al. | Solvent extraction of neodymium (III) from acidic nitrate medium using Cyanex 921 in kerosene | |
US8968688B2 (en) | Recovery of rare earth elements and compounds from coal ash | |
Chung et al. | Solvent extraction, separation and recovery of thorium from Korean monazite leach liquors for nuclear industry applications | |
JP4524394B2 (ja) | 酸性溶液中に存在するアメリシウム及びネオジムの抽出方法 | |
Sun et al. | Separation of neodymium and dysprosium from nitrate solutions by solvent extraction with Cyanex272 | |
Candela et al. | Pre-concentration of Uranium (VI) using bulk liquid and supported liquid membrane systems optimized containing bis (2-ethylhexyl) phosphoric acid as carrier in low concentrations | |
JP6635259B2 (ja) | アクチノイド及び/又はレアアースの抽出方法 | |
Jeon et al. | Environmentally sound technology development for processing of rare earth elements from waste permanent magnets synthetic leach solutions: Recovery and separation perspectives | |
Turgis et al. | Performances and mechanistic investigations of a triphosphine trioxide/ionic liquid system for rare earth extraction | |
Rizk et al. | Insights into non-aqueous solvent extraction of gadolinium and neodymium from ethylene glycol solution using Cyanex 572 | |
Boiko | Chemical purification of lanthanides for low-background experiments | |
Wu et al. | P350-N235 synergistic extraction system used for the recovery of Nd (III) from waste NdFeB magnets | |
Matsutani et al. | Separation of light and middle lanthanides using multistage extraction with diglycolamide extractant | |
JP6521286B2 (ja) | アクチノイド及び/又はランタノイドの抽出方法 | |
JP2011169888A (ja) | N,N,N’,N’−テトラアルキル−3,6−ジオキサオクタン−1,8−ジアミド(DOODA)とTADGA(N,N,N’,N’−テトラアルキル−ジグリコールアミド)を併用するAm,CmとSm,Eu,Gdとの相互分離法 | |
Kurysheva et al. | Extractants for rare earth metals | |
JP2021134421A (ja) | ランタノイド及び/又はアクチノイドの分離法 | |
Sasaki et al. | Extraction capacity of diglycolamide derivatives for Ca (II), Nd (III) and Zr (IV) from nitric acid to n-dodecane containing a solvent modifier | |
Nomizu et al. | Complex formation of light and heavy lanthanides with DGA and DOODA, and its application to mutual separation in DGA–DOODA extraction system |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181115 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20181115 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191025 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6635259 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |