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JP2017069002A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電素子を放置した際の出力の低下を抑制し、且つ放置した後の出力の絶対値が高い蓄電素子の提供。【解決手段】正極基材と、該正極基材に積層される正極活物質層112であって、正極活物質を含む正極活物質層112と、を有する正極11と、負極基材と、該負極基材に積層される負極活物質層122であって、負極活物質を含む負極活物質層122と、を有する負極12と、を備え、正極活物質層112の空孔率は、31%以下であり、負極活物質層122の空孔率は、37%以下であり、負極活物質の平均粒径D50は、8μm以下である蓄電素子。【選択図】図6

Description

本発明は、正極活物質を含む正極活物質層を有する正極と、負極活物質を含む負極活物質層を有する負極と、を備える蓄電素子に関する。
従来、蓄電素子の一種として、正極活物質を含む正極活物質層を有する正極と、負極活物質を含む負極活物質層を有する負極と、を備えるリチウムイオン二次電池が知られている。
この種のリチウムイオン電池として、負極活物質に平均粒子径が5〜20μmの非晶質炭素を用いたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2005−158623
負極活物質の平均粒子径が比較的に大きい場合、蓄電素子を放置した際の出力の低下が大きい場合がある。
本発明は、蓄電素子を放置した際の出力の低下を抑制し、且つ放置した後の出力の絶対値が高い蓄電素子を提供することを課題とする。
本発明の蓄電素子は、
正極基材と、該正極基材に積層される正極活物質層であって、正極活物質を含む正極活物質層と、を有する正極と、負極基材と、該負極基材に積層される負極活物質層であって、負極活物質を含む負極活物質層と、を有する負極と、を備え、
前記正極活物質層の空孔率は、31%以下であり、前記負極活物質層の空孔率は、37%以下であり、前記負極活物質の平均粒径D50は、8μm以下である。
かかる構成によれば、蓄電素子を放置した際の出力の低下を抑制し、かつ放置した後の出力の絶対値が高い蓄電素子を提供することができる。
本発明の蓄電素子は、前記正極活物質の平均粒径D50は、5μm以下であってもよい。
かかる構成によれば、蓄電素子を放置した後の出力の絶対値をさらに高くすることができる。
本発明の蓄電素子は、前記正極活物質層の前記空孔率は、29%以下であり、前記負極活物質層の前記空孔率は、35%以下であってもよい。
かかる構成によれば、蓄電素子を放置した際の出力の低下をさらに抑制することができる。
本発明の蓄電素子は、前記負極活物質層の前記空孔率は、30%以上であってもよい。
かかる構成によれば、蓄電素子を放置した際の出力の低下を抑制することができる。
本発明の蓄電素子は、前記正極活物質は、リチウム金属複合酸化物を主成分としてもよい。
かかる構成によれば、蓄電素子を放置した際の出力の低下を抑制し、かつ放置した後の出力の絶対値が高い蓄電素子を提供することができる。
本発明によれば、蓄電素子を放置した際の出力の低下を抑制し、且つ放置した後の出力の絶対値が高い蓄電素子を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る蓄電素子の斜視図である。 図2は、同実施形態に係る蓄電素子の正面図である。 図3は、図1のIII−III線位置の断面図である。 図4は、図1のIV−IV線位置の断面図である。 図5は、同実施形態に係る蓄電素子の一部を組み立てた状態の斜視図であって、注液栓、電極体、集電体、及び外部端子を蓋板に組み付けた状態の斜視図である。 図6は、同実施形態に係る蓄電素子の電極体の構成を説明するための図である。 図7は、図6のVII−VII線位置の断面図である。 図8は、同実施形態に係る蓄電素子を含む蓄電装置の斜視図である。
以下、本発明に係る蓄電素子の一実施形態について、図1〜図7を参照しつつ説明する。蓄電素子には、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池等の二次電池、アルカリマンガン電池等の一次電池、リチウムイオンキャパシタ等のキャパシタがある。本実施形態では、蓄電素子の一例として、充放電可能な二次電池について説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
本実施形態の蓄電素子1は、非水電解質二次電池である。より詳しくは、蓄電素子1は、リチウムイオンの移動に伴って生じる電子移動を利用したリチウムイオン二次電池である。この種の蓄電素子1は、電気エネルギーを供給する。蓄電素子1は、単一又は複数で使用される。具体的に、蓄電素子1は、要求される出力及び要求される電圧が小さいときには、単一で使用される。一方、蓄電素子1は、要求される出力及び要求される電圧の少なくとも一方が大きいときには、他の蓄電素子1と組み合わされて蓄電装置100に用いられる。前記蓄電装置100では、該蓄電装置100に用いられる蓄電素子1が電気エネルギーを供給する。
蓄電素子1は、図1〜図7に示すように、正極11と負極12とを含む電極体2と、電極体2を収容するケース3と、ケース3の外側に配置される外部端子7であって電極体2と電気的に接続される外部端子7と、を備える。また、蓄電素子1は、電極体2と外部端子7とを電気的に接続する集電体5等を有する。
電極体2は、図6〜図7に示すように、正極11と負極12とがセパレータ4によって互いに絶縁された状態で積層された積層体22が巻回されることによって形成される。
正極11は、金属箔111(正極基材)と、金属箔111に積層され、且つ正極活物質を含む正極活物質層112と、を有する。本実施形態では、正極活物質層112は、金属箔111の両面にそれぞれ積層される。
本実施形態の正極の金属箔111は帯状である。金属箔111は、例えば、アルミニウム(又はアルミニウム合金)製である。正極11は、帯形状の短手方向である幅方向の一方の端縁部に、正極活物質層112が形成されず金属箔111が露出した非被覆部105を有する。
正極活物質層112は、少なくとも、正極活物質と、バインダと、を含む。詳しくは、正極活物質層112は、正極活物質を80質量%以上99質量%以下含み、バインダを1質量%以上10質量%以下含む。正極活物質層112の片面の厚みは、通常、20μm以上150μm以下である。
正極活物質は、リチウムイオンを吸蔵放出可能な化合物である。正極活物質は、粒子状である。
本実施形態の正極活物質は、Liの化学組成で表されるリチウム金属複合酸化物(ただし、0<x≦1.3であり、0.7≦y≦1.3であり、1.7≦z≦2.3であり、Mは、少なくとも1種の遷移金属元素である)を主成分とする。正極活物質は、LiNiM1M2の化学組成で表されるリチウム金属複合酸化物(ただし、0<a≦1.3であり、0≦b≦1であり、0≦c≦1であり、0≦d≦1であり、0≦e≦0.1であり、0.7≦b+c+d≦1.3であり、1.7≦e≦2.3であり、M1、M2は、それぞれ、Mn、Ti、Cr、Fe、Co、Cu、Zn、Al、Ge、Sn、及びMgからなる群から選択される少なくとも1種の元素である)であると好ましい。正極活物質は、LiNi1/3Co1/3Mn1/3であるとさらに好ましい。このとき、LiNiM1M2は、W、Nb、及びZrからなる群から選択される少なくとも1種の元素を微量成分として含んでいてもよい。
正極活物質は、LiM(Mは、少なくともMn、Co又はNiを含む)で表されるスピネル化合物であってもよく、2種類以上の化合物が混合されていてもよい。また、LiMPO(Mは、少なくともFe又はMnを含む)で表されるポリオレフィン化合物であってもよい。
本実施形態の正極活物質の平均粒径D50は、10μm以下である。正極活物質の平均粒径D50は、通常、1μm以上である。正極活物質の平均粒径D50は、5μm以下であってもよく、2μm以上であってもよい。また、正極活物質の平均粒径D50は、4μm以下であってもよい。
上記の平均粒径D50は、体積標準の粒度分布における累積度50%の粒径(メディアン径とも呼ばれる)である。測定方法の詳細については、後述する。
正極活物質層112に用いられるバインダは、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、エチレンとビニルアルコールとの共重合体、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、スチレンブタジエンゴム(SBR)である。本実施形態のバインダは、ポリフッ化ビニリデンである。
正極活物質層112は、ケッチェンブラック(登録商標)、アセチレンブラック、黒鉛等の導電助剤をさらに有してもよい。本実施形態の正極活物質層112は、導電助剤としてアセチレンブラックを有する。正極活物質層112は、導電助剤を1質量%以上10質量%以下含む。
正極活物質層112は、正極活物質層を構成する要素(正極活物質、バインダ、及び導電材)同士の間に空隙を有する。本実施形態の正極活物質層112の空孔率は、31%以下である。正極活物質層112の空孔率は、29%以下であってもよく、又は23%以上であってもよい。また、正極活物質層112の空孔率は、27%以下であってもよい。正極活物質層112の空孔率は、例えば、正極活物質層112を形成する際のロールプレスの圧力を大きくすることによって小さくすることができる。また、正極活物質層112の空孔率は、例えば、正極活物質層112を形成する際のロールプレスの圧力を小さくすること(又はロールプレスを行わないこと)によって大きくすることができる。正極活物質層112の空孔率は、ロールプレスの圧力が同じ場合であっても、正極活物質層112における正極活物質、バインダ、及び導電助剤の種類又は比率が異なると、変化し得る。また、正極活物質層112の空孔率は、正極用の合剤の塗布量(目付量)又は正極活物質層112の厚みが異なると、変化し得る。ここで、「活物質層の空孔率」とは、活物質層中に位置する空隙の体積を、当該空隙を含めた活物質層の体積で除したものに相当する。「活物質層の空孔率」の測定方法の詳細については、後述する。
負極12は、金属箔121(負極基材)と、金属箔121に積層され且つ負極活物質を含む負極活物質層122と、を有する。本実施形態では、負極活物質層122は、金属箔121の両面にそれぞれ積層される。
本実施形態の負極の金属箔121は帯状である。金属箔121は、例えば、銅(又は銅合金)製である。負極12は、帯形状の短手方向である幅方向の一方の端縁部に、負極活物質層122が形成されず金属箔121が露出した非被覆部105を有する。
負極活物質層122は、少なくとも、負極活物質と、バインダと、を有する。詳しくは、負極活物質層122は、負極活物質を80質量%以上99質量%以下含み、バインダを1質量%以上10質量%以下含む。負極活物質層122は、セパレータ4を介して正極11と向き合うように配置される。負極活物質層122の片面の厚みは、通常、20μm以上150μm以下である。
負極活物質は、負極12において充電反応及び放電反応の電極反応に寄与し得るものである。負極活物質は、粒子状である。本実施形態の負極活物質は、難黒鉛化炭素を主成分とする。
負極活物質は、人造黒鉛、天然黒鉛、易黒鉛化炭素等の炭素質材料であってもよく、リチウム遷移金属酸化物、リチウム金属窒化物、又はリチウムイオンと合金化反応を生じる材料であってもよい。また、負極活物質は、2種類以上の化合物が混合されていてもよい。
負極活物質の平均粒径D50は、8μm以下である。負極活物質の平均粒径D50は、通常、1μm以上である。負極活物質の平均粒径D50は、5μm以下であってもよく、4μm以下であってもよく、又は、2μm以上であってもよい。
上記の平均粒径D50は、体積標準の粒度分布における累積度50%の粒径(メディアン径とも呼ばれる)である。測定方法の詳細については、実施例において説明する。
負極活物質層122のバインダは、正極活物質層112に用いられたバインダと同様のものを使用することができる。本実施形態のバインダは、ポリフッ化ビニリデンである。
負極活物質層122は、ケッチェンブラック(登録商標)、アセチレンブラック、黒鉛等の導電助剤をさらに有してもよい。本実施形態の負極活物質層122は、導電助剤を有していない。
負極活物質層122は、負極活物質層を構成する要素(負極活物質及びバインダ)同士の間に空隙を有する。本実施形態の負極活物質層122の空孔率は、37%以下である。斯かる空孔率は、35%以下であってもよく、又は26%以上であってもよい。負極活物質層の空孔率は、30%以上であることが好ましい。また、負極活物質層の空孔率は、31%以上であることが好ましい。負極活物質層122の空孔率は、例えば、負極活物質層122を形成する際のロールプレスの圧力を大きくすることによって小さくすることができる。また、負極活物質層122の空孔率は、例えば、負極活物質層122を形成する際のロールプレスの圧力を小さくすること(又はロールプレスを行わないこと)によって大きくすることができる。負極活物質層122の空孔率は、ロールプレスの圧力が同じ場合であっても、負極活物質層122における負極活物質、バインダ、及び導電助剤の種類又は比率が異なると、変化し得る。また、負極活物質層122の空孔率は、負極用の合剤の塗布量(目付量)又は負極活物質層122の厚みが異なると、変化し得る。ここで、「活物質層の空孔率」とは、活物質層中に位置する空隙の体積を、当該空隙を含めた活物質層の体積で除したものに相当する。
正極活物質層112及び負極活物質層122の空孔率は、水銀圧入法によって測定することができる。正極活物質層112及び負極活物質層122における空孔率を測定する場合、負極電位が1.0V以上になるように電池を放電した後、当該電池を乾燥雰囲気下で解体する。ついで、正極11及び負極12をジメチルカーボネートで洗浄した後、2時間以上真空乾燥する。その後、水銀圧入法による測定を実施して正極活物質層112及び負極活物質層122の空孔率を求めることができる。
本明細書において、電極の活物質層の空孔率の測定は、次の条件及び手順に沿って行うものとする。
装置名:Micrometrics社製、水銀ポロシメータ(型番:オートポアIV9500)
細孔径測定範囲:0.0055〜500μm
測定原理:D=−4σcosθ/P
(D:細孔直径、P:水銀圧、σ:表面張力、θ:接触角)
但し、θ=135°、σ=485mN/cmを用いる
上記測定において、活物質層の見かけ体積をVappとし、活物質層の真の体積をVtrueとすると、Vappは水銀圧入前の活物質層の体積に相当し、VtrueはD=0.0055μm(P=228MPa)まで水銀圧入したときの活物質層の体積に相当する。ここで、あらかじめ測定しておいた活物質層の重量をwとすると、見かけ密度dappは、dapp=w/Vapp、真密度dtrueは、dtrue=w/Vtrueで表される。空孔率p(%)は、p(%)=(1−dapp/dtrue)×100で表される。
セパレータ4は、絶縁性を有する部材である。セパレータ4は、帯状である。セパレータ4は、正極11と負極12との間に配置される。これにより、電極体2(詳しくは、積層体22)において、正極11と負極12とが互いに絶縁される。また、セパレータ4は、ケース3内において、電解液を保持する。これにより、蓄電素子1の充放電時において、リチウムイオンが、セパレータ4を挟んで交互に積層される正極11と負極12との間を移動する。
セパレータ4は、例えば、多孔質膜により構成される。セパレータ4の材質としては、高分子化合物、ガラス、セラミックなどが挙げられる。高分子化合物としては、例えば、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステル系、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などのポリオレフィン(PO)系、又は、セルロースなどの多糖類系が挙げられる。
セパレータ4は、上記多孔質膜に無機質層が積層されていてもよい。無機質層は、無機物と、バインダと、を有する。無機物には、シリカ(SiO)、アルミナ(Al)、ケイ酸アルミニウム(SiO−Al)等を用いることができる。バインダには、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、スチレン−ブタジエンゴム等を用いることができる。本実施形態のセパレータの多孔質膜は、ポリエチレンであり、無機質層は、無機粒子としてのケイ酸アルミニウムとバインダとしてのポリフッ化ビニリデンを含む。
セパレータ4の幅(帯形状の短手方向の寸法)は、負極活物質層122の幅より僅かに大きい。セパレータ4は、正極活物質層112及び負極活物質層122が重なるように幅方向に位置ずれした状態で重ね合わされた正極11と負極12との間に配置される。
本実施形態の電極体2では、以上のように構成される正極11と負極12とがセパレータ4によって絶縁された状態で巻回される。本実施形態の電極体2では、正極11、負極12、及び2枚のセパレータ4の積層体22が巻回される。
正極11と負極12とが積層された状態で、図6に示すように、正極11の非被覆部105と負極12の非被覆部105とは重なっていない。即ち、正極11の非被覆部105が、正極11と負極12との重なる領域から幅方向に突出し、且つ、負極12の非被覆部105が、正極11と負極12との重なる領域から幅方向(正極11の非被覆部105の突出方向と反対の方向)に突出する。積層された状態の正極11、負極12、及びセパレータ4、即ち、積層体22が巻回されることによって、電極体2が形成される。正極11の非被覆部105又は負極12の非被覆部105のみが積層された部位によって、電極体2における非被覆積層部26が構成される。
非被覆積層部26は、電極体2における集電体5と電気的に接続され、機械的に固定される部位である。非被覆積層部26は、巻回された正極11、負極12、及びセパレータ4の巻回中心方向視において、中空部27(図6参照)を挟んで二つの部位(二分された非被覆積層部)261に区分けされる。
以上のように構成される非被覆積層部26は、電極体2の各極に設けられる。即ち、電極体2は、正極11の非被覆部105のみが積層された非被覆積層部26と、負極12の非被覆部105のみが積層された非被覆積層部26と、を有する。
ケース3は、開口を有するケース本体31と、ケース本体31の開口を覆う(閉じる)蓋板32と、を有する。ケース3は、電極体2及び集電体5等と共に、電解液を内部空間に収容する。ケース3は、電解液に耐性を有する金属によって形成される。本実施形態のケース3は、アルミニウム(又はアルミニウム合金)によって形成される。ケース3は、ステンレス鋼及びニッケル等の金属材料、又は、アルミニウムにナイロン等の樹脂を接着した複合材料等によって形成されてもよい。
本実施形態の電解液は、非水溶液系の電解液である。電解液は、有機溶媒に電解質塩を溶解させることによって得られる。有機溶媒は、例えば、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートなどの環状炭酸エステル類、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、及びエチルメチルカーボネートなどの鎖状カーボネート類である。電解質塩は、LiClO、LiBF、及びLiPF等である。電解質塩は、通常、電解液に対して、0.5〜1.5mol/Lの濃度で混合する。
ケース3は、ケース本体31の開口の周縁部と、長方形状の蓋板32の周縁部とを重ね合わせた状態で接合することによって形成される。ケース3は、ケース本体31と蓋板32とによって画定される内部空間を有し、当該内部空間に電極体2、集電体5等を収容する。本実施形態では、ケース本体31の開口の周縁部と蓋板32の周縁部とは、溶接によって接合される。
以下では、図1に示すように、蓋板32の長辺方向をX軸方向とし、蓋板32の短辺方向をY軸方向とし、蓋板32の法線方向をZ軸方向とする。
ケース本体31は、開口方向(Z軸方向)における一方の端部が塞がれた角筒形状(即ち、有底角筒形状)を有する。
蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐ板状の部材である。具体的に、蓋板32は、ケース本体31の開口を塞ぐようにケース本体31に当接する。より具体的には、蓋板32が開口を塞ぐように、蓋板32の周縁部がケース本体31の開口周縁部に重ねられる。開口周縁部と蓋板32とが重ねられた状態で、蓋板32とケース本体31との境界部が溶接される。これにより、ケース3が構成される。
蓋板32は、Z軸方向視において、ケース本体31の開口周縁部に対応した輪郭形状を有する。即ち、蓋板32は、Z軸方向視において、X軸方向に長い矩形状の板材である。また、蓋板32の四隅は、円弧状である。
蓋板32は、ケース3内のガスを外部に排出可能なガス排出弁321を有する。ガス排出弁321は、ケース3の内部圧力が所定の圧力まで上昇したときに、該ケース3内から外部にガスを排出する。ガス排出弁321は、X軸方向における蓋板32の中央部に設けられる。
ケース3には、電解液を注入するための注液孔が設けられる。注液孔は、ケース3の内部と外部とを連通する。注液孔は、蓋板32に設けられる。
注液孔は、注液栓326に覆われる(塞がれる)。注液栓326は、溶接によってケース3(本実施形態の例では蓋板32)に固定され、注液孔を密閉する。
外部端子7は、他の蓄電素子1の外部端子7又は外部機器等と電気的に接続される部位である。外部端子7は、導電性を有する部材によって形成される。例えば、外部端子7は、アルミニウム又はアルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料、銅又は銅合金等の銅系金属材料等の溶接性の高い金属材料によって形成される。
外部端子7は、バスバ等が溶接可能な面71を有する。面71は、平面である。外部端子7は、蓋板32に沿って拡がる板状である。詳しくは、外部端子7は、Z軸方向視において矩形状の板状である。
集電体5は、ケース3内に配置され、電極体2と通電可能に直接又は間接に接続される。本実施形態の集電体5は、クリップ部材50を介して電極体2と通電可能に接続される。即ち、蓄電素子1は、電極体2と集電体5とを通電可能に接続するクリップ部材50を備える。
集電体5は、導電性を有する部材によって形成される。図3に示すように、集電体5は、ケース3の内面に沿って配置される。
集電体5は、蓄電素子1の正極11と負極12とにそれぞれ配置される。本実施形態の蓄電素子1では、ケース3内において、電極体2の正極11の非被覆積層部26と、負極12の非被覆積層部26とにそれぞれ配置される。
正極11の集電体5と負極12の集電体5とは、異なる材料によって形成される。具体的に、正極11の集電体5は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金によって形成され、負極12の集電体5は、例えば、銅又は銅合金によって形成される。
本実施形態の蓄電素子1は、電極体2とケース3とを絶縁する絶縁カバー6を有する。具体的には、蓄電素子1では、袋状の絶縁カバー6に収容された状態の電極体2(詳しくは、電極体2及び集電体5)がケース3内に収容される。
次に、上記実施形態の蓄電素子の製造方法について説明する。
蓄電素子1の製造方法では、金属箔(電極基材)に、活物質を含む合剤を塗布して活物質層を形成し、電極(正極11及び負極12)を作製する。つぎに、正極11、2枚のセパレータ4、及び負極12を重ね合わせて電極体2を形成する。続いて、電極体2をケース3に入れ、ケース3に電解液を入れることによって蓄電素子1を組み立てる。
電極(正極11)の作製では、金属箔の両面に、活物質とバインダと溶媒とを含む合剤をそれぞれ塗布することによって活物質層(正極活物質層112)を形成する。具体的には、金属箔に合剤をダイコーティングした後、ダイコーティングされた合剤をロールプレスする。その後、金属箔及び合剤を乾燥させることによって、活物質層(正極活物質層112)を形成する。このとき、ロールプレスの圧力を変更することによって、活物質層(正極活物質層112)の空孔率を変化させる。負極も同様にして作製する。
電極体2の形成では、正極11と負極12との間にセパレータ4を挟み込んだ積層体22を巻回する。詳しくは、正極活物質層112と負極活物質層122とがセパレータ4を介して互いに向き合うように、正極11とセパレータ4と負極12とを重ね合わせ、積層体22を作る。続いて、積層体22を巻回して、電極体2を形成する。
蓄電素子1の組み立てでは、ケース3のケース本体31に電極体2を入れ、ケース本体31の開口を蓋板32で塞ぎ、電解液をケース3内に注入する。ケース本体31の開口を蓋板32で塞ぐときには、ケース本体31の内部に電極体2を入れ、正極11と一方の外部端子7とを導通させ、且つ、負極12と他方の外部端子7とを導通させた状態で、ケース本体31の開口を蓋板32で塞ぐ。電解液をケース3内へ注入するときには、ケース3の蓋板32の注液孔から電解液をケース3内に注入する。その後、注液孔を注液栓326で覆い、注液栓326を溶接する。
上記のように構成された本実施形態の蓄電素子1(リチウムイオン二次電池)は、金属箔111(正極基材)と、該金属箔111(正極基材)111に積層される正極活物質層112であって、正極活物質を含む正極活物質層112と、を有する正極11と、金属箔121(負極基材)と、該金属箔121(負極基材)に積層される負極活物質層122であって、負極活物質を含む負極活物質層122と、を有する負極12と、を備え、
前記正極活物質層112の空孔率は、31%以下であり、前記負極活物質層122の空孔率は、37%以下であり、前記負極活物質の平均粒径D50は、8μm以下である。
かかる構成によれば、蓄電素子1を放置した際の出力の低下を抑制し、かつ放置した後の出力の絶対値が高い蓄電素子1を提供することができる。
充放電が可能な蓄電素子(例えば、リチウムイオン二次電池)では、正極活物質又は負極活物質の粒子径を小さくすることで出力が向上することが一般に知られている。一方、本発明者らは、負極活物質の粒子径が小さくなると、初期の出力の絶対値が向上するものの、出力の維持率(初期の出力値に対する放置後の出力値)が小さくなる場合があることを見出した。また、本発明者らは、負極活物質層の空孔率を所定以下の値とすることによって、蓄電素子を放置した際の出力の低下が抑制され、かつ放置後の出力の絶対値を高くできることを見出した。
ここで、出力の低下は、蓄電素子を所定時間以上放置した際、負極活物質の表面のうち電解液と接触している部分にSEI被膜等の不働体膜が形成されることにより、負極活物質の粒子同士の界面(又は負極活物質と負極基材との間の界面)での電子伝導度が低下することに起因すると推測される。すなわち、負極活物質の粒子径が比較的大きい場合、負極活物質層の空孔率が大きくても負極活物質の粒子同士が密に接触した状態となるため、負極活物質の粒子同士の界面に不働体膜が形成されにくい。しかし、負極活物質の粒子径が比較的小さい場合、負極活物質層の空孔率を同等とすると負極活物質の粒子同士の接触が弱い状態となるため、負極活物質の粒子同士の界面に不働体膜が形成されやすい。その結果、負極活物質の粒子同士の界面での電子伝導度が時間の経過に伴って低下することにより、出力の低下が生じると推測される。
一方、負極活物質の粒子径が比較的小さい場合に負極活物質層の空孔率を所定より小さくする(負極活物質同士を密に配置する)ことによって、負極活物質の粒子同士の界面での電子伝導度が低下することを抑制できると考えられる。その結果、蓄電素子を放置した際の出力の低下が抑制されると推測される。ここで、負極活物質層の空孔率が所定の値以下になった場合に顕著に出力の低下が抑制される効果が得られる理由として、電子伝導度が低下する現象は、一定以上の厚みの不働体膜が形成された場合に顕著となることが考えられる。すなわち、不働体膜の厚みが一定以上となった場合に出力の低下が大きくなるのであり、ある程度の厚みの不働体膜が形成する分には差し支えないものと推測される。つまり、負極活物質の粒子径を比較的小さくしたことと、放置した際の出力の低下が抑制されたことと、の相乗効果により放置後の出力の絶対値を高くできると推測される。
また、本発明者らは、負極活物質層の空孔率を小さくする構成とした場合であっても、出力の維持率が低下する場合があることを見出した。さらに、本発明者らは、負極活物質の粒子径が比較的小さい場合に負極活物質層の空孔率を所定以下の値とすることに加えて、正極活物質層の空孔率を所定以下の値とすることによって、蓄電素子を放置した際の出力の低下が抑制され、かつ放置後の出力の絶対値を高くできることを見出した。
ここで、出力の低下は、蓄電素子を所定時間以上放置した際、正極活物質の表面の結晶構造が変化することにより、正極活物質の粒子同士の界面(又は正極活物質と正極基材との間の界面)での電子伝導度が低下することに起因すると推測される。すなわち、正極活物質層の空孔率が比較的小さい場合、正極活物質の粒子同士が密に接触した状態(粒子同士間の距離が小さい状態)となるため、正極活物質の表面の結晶構造が変化したとしても、電子伝導度の大きな低下は生じにくい。しかし、正極活物質層の空孔率が比較的大きい場合、正極活物質の粒子同士の距離が大きい状態となるため、電子伝導度が大きく低下しやすい。そして、負極活物質の粒子同士の界面での電子伝導度が低下することを抑制できているがゆえに、正極活物質の粒子同士の界面での電子伝導度の低下を無視できないという事象を引き起こした結果、出力の低下が生じると推測される。
一方、正極活物質層の空孔率を小さくする(正極活物質同士を密に配置する)ことによって、正極活物質の粒子同士の距離が小さい状態となるため、電子の移動が阻害されにくく、さらに、アンカー効果によって正極活物質の粒子同士の距離が大きくなることを抑制できる。その結果、蓄電素子を放置した際の出力の低下が生じることを抑制できたと推測される。
本構成に係る蓄電素子は、粒子径が比較的に小さい負極活物質を備えるため、初期の出力を大きくすることができる。さらに、本構成に係る蓄電素子は、負極活物質の粒子同士の界面及び正極活物質の粒子同士の界面での電子伝導度が低下することを抑制できる。このため、本発明に係る蓄電素子は、放置した際の出力の低下が抑制され、かつ放置後の出力の絶対値を高くすることができる。
上記の蓄電素子1では、前記正極活物質の平均粒径D50は、5μm以下である。
かかる構成によれば、蓄電素子を放置した後の出力の絶対値をさらに高くすることができる。
本構成に係る蓄電素子は、粒子径が比較的に小さい正極活物質を備えるため、初期の出力を大きくすることができる。さらに、本構成に係る蓄電素子は、負極活物質の粒子同士の界面での電子伝導度が低下することを抑制し、正極基材と正極活物質との間の接触抵抗が増加することを抑制できる。このため、本発明に係る蓄電素子は、放置後の出力の絶対値をさらに高くすることができる。
上記の蓄電素子1では、前記正極活物質層112の前記空孔率は、29%以下であり、前記負極活物質層122の前記空孔率は、35%以下である。
かかる構成によれば、蓄電素子を放置した際の出力の低下をさらに抑制することができる。
本構成に係る蓄電素子は、負極活物質の粒子同士の界面での電子伝導度が低下することをさらに抑制し、正極活物質の粒子同士の距離が大きくなることをさらに抑制できる。このため、本発明に係る蓄電素子は、出力の低下をさらに抑制することができる。
上記の蓄電素子1では、前記負極活物質層122の前記空孔率は、30%以上である。
かかる構成によれば、蓄電素子を放置した際の出力の低下を抑制することができる。
本構成に係る蓄電素子は、負極活物質の表面に適度に不働体膜が形成された結果、電解液と負極活物質との間の不要な反応を抑制できたと推測される。このため、本構成に係る蓄電素子は、出力の低下を効果的に抑制することができる。
上記の蓄電素子1では、前記正極活物質は、リチウム金属複合酸化物を主成分とする。
かかる構成によれば、蓄電素子を放置した際の出力の低下を抑制し、かつ放置した後の出力の絶対値が高い蓄電素子を提供することができる。
本構成に係る蓄電素子は、リチウム金属複合酸化物を主成分とする。リチウム金属複合酸化物は、電解液と接触すると、LiMPO(Mは、少なくともFe又はMnを含む。)で表されるポリオレフィン化合物と比較して脱酸素反応を生じやすい。このため、本構成に係る蓄電素子では、蓄電素子を放置した際の出力の低下を効果的に抑制し、かつ放置した後の出力の絶対値を効果的に高くすることができる。
尚、本発明の蓄電素子は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を追加することができ、また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることができる。さらに、ある実施形態の構成の一部を削除することができる。
上記実施形態では、活物質層が各電極の金属箔の両面側にそれぞれ配置された電極について説明したが、これに限定されない。本発明の蓄電素子では、正極11又は負極12は、活物質層を金属箔の片面側にのみ備えてもよい。
上記実施形態では、正極活物質層112及び負極活物質層122が各電極の基材にそれぞれ直接的に積層されていたが、これに限定されない。本発明の蓄電素子では、正極活物質層112及び負極活物質層122の少なくとも一方が対応する電極の基材に対して間接的に積層されていてもよい。例えば、正極活物質層112と正極基材との間に、導電性粒子を含んだ導電層が積層され、正極活物質層112が導電層を介して正極基材に積層されてもよい。
上記実施形態では、積層体22が巻回されてなる電極体2を備えた蓄電素子1について詳しく説明したが、これに限定されない。本発明の蓄電素子は、巻回されない積層体22を備えてもよい。詳しくは、それぞれ矩形状に形成された正極、セパレータ、負極、及びセパレータが、この順序で複数回積み重ねられてなる電極体を蓄電素子が備えてもよい。
本発明の蓄電素子は、ジグザグに折り曲げられたセパレータの間に、矩形状に形成された正極及び負極が配置されてなる電極体を備えてもよい。
上記実施形態では、蓄電素子1が充放電可能な非水電解質二次電池(例えばリチウムイオン二次電池)として用いられる場合について説明したが、これに限定されない。本発明の蓄電素子は、その種類や大きさ(容量)は任意である。また、上記実施形態では、蓄電素子1の一例として、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
蓄電素子1(例えば電池)は、図8に示すような蓄電装置100(蓄電素子が電池の場合は電池モジュール)100に用いられてもよい。蓄電装置100は、少なくとも二つの蓄電素子1と、二つの(異なる)蓄電素子1同士を電気的に接続するバスバ部材91と、を有する。この場合、本発明の技術が少なくとも一つの蓄電素子に適用されていればよい。
本発明は、つぎに示す形態で実施してもよい。
(1)正極基材と、該正極基材に積層される正極活物質層であって、正極活物質を含む正極活物質層と、を有する正極と、
負極基材と、該負極基材に積層される負極活物質層であって、負極活物質を含む負極活物質層と、を有する負極と、
を備え、
前記正極活物質層の空孔率は、31%以下であり、
前記負極活物質層の空孔率は、37%以下であり、
前記負極活物質の平均粒径D50は、8μm以下である蓄電素子。
(2)前記正極活物質の平均粒径D50は、5μm以下である(1)に記載の蓄電素子
(3)前記正極活物質層の前記空孔率は、29%以下であり、
前記負極活物質層の前記空孔率は、35%以下である(1)又は(2)に記載の蓄電素子。
(4)前記負極活物質層の前記空孔率は、30%以上である(3)に記載の蓄電素子。
(5)前記正極活物質は、リチウム金属複合酸化物を主成分とする(1)〜(4)のいずれかに記載の蓄電素子。
(6)前記正極活物質層の前記空孔率は、27%以下である(1)〜(5)のいずれかに記載の蓄電素子。
(7)前記正極活物質層の前記空孔率は、23%以上である(1)〜(6)のいずれかに記載の蓄電素子。
(8)前記正極活物質のD50粒子径が2μm以上である(1)〜(7)のいずれかに記載の蓄電素子。
(9)前記負極活物質のD50粒子径が5μm以下である(1)〜(8)のいずれかに記載の蓄電素子。
(10)前記負極活物質のD50粒子径が2μm以上である(1)〜(9)のいずれかに記載の蓄電素子。
(11)前記負極活物質は、難黒鉛化炭素を主成分とする(1)〜(10)のいずれかに記載の蓄電素子。
(12)(1)〜(11)のいずれかに記載の前記蓄電素子を含む少なくとも二つの蓄電素子と、前記二つの蓄電素子同士を電気的に接続するバスバ部材と、を備える蓄電装置。
(13)(1)〜(12)のいずれかに記載の前記蓄電素子は、リチウムイオン二次電池である。
(14)正極と、負極と、を重ね合わせた電極体を形成することと、
前記電極体をケースに入れることと、を備え、
前記正極は、正極基材と、該正極基材に積層される正極活物質層であって、正極活物質を含む正極活物質層と、を有し、
前記負極は、負極基材と、該負極基材に積層される負極活物質層であって、負極活物質を含む負極活物質層と、を有し、
前記正極活物質層の空孔率が31%以下であり、
前記負極活物質層の空孔率が37%以下であり、
該負極活物質の平均粒径D50が8μm以下である
蓄電素子の製造方法。
(15)前記正極活物質の平均粒径D50が5μm以下である(14)に記載の蓄電素子の製造方法。
(16)前記正極活物質層の前記空孔率は、29%以下であり、
前記負極活物質層の前記空孔率は、35%以下である(14)又は(15)に記載の蓄電素子の製造方法。
(17)前記負極活物質層の空孔率は、30%以上である(16)に記載の蓄電素子の製造方法。
(18)前記正極活物質は、リチウム金属複合酸化物を主成分とする(14)〜(17)のいずれかに記載の蓄電素子の製造方法。
以下に示すようにして、蓄電素子(リチウムイオン二次電池)を製造した。
(実施例1)
(1)正極の作製
溶剤としてN−メチル−2−ピロリドン(NMP)と、導電助剤(アセチレンブラック)と、バインダ(PVdF)と、平均粒径D50が4μmの活物質(微量成分としてZrを含むLiNi1/3Co1/3Mn1/3)の粒子と、を混合し、混練することで、正極用の合剤を調製した。導電助剤、バインダ、活物質の配合量は、それぞれ4.5質量%、4.5質量%、91.0質量%とした。調製した正極用の合剤を、乾燥後の塗布量(目付量)が17.2mg/cmとなるように、アルミニウム箔(15μm厚み)の両面にそれぞれ塗布した。乾燥後、ロールプレスを行った。ロールプレスを行う際の圧力は、200kgf/cmであった。その後、真空乾燥して、溶剤を除去した。活物質層(1層分)の厚みは、32μmであった。また、正極活物質層の空孔率は、27%であった。
(2)負極の作製
溶剤(NMP)と、バインダ(PVdF)と、平均粒径D50が4μmの活物質(粒子状の難黒鉛化炭素)と、を混合し、混練することで、負極用の合剤を調整した。バインダ、活物質の配合量は、それぞれ、3質量%、97質量%とした。調製した負極用の合剤を、乾燥後の塗布量(目付量)が7.9mg/cmとなるように、銅箔(8μm厚み)の両面にそれぞれ塗布した。乾燥後、ロールプレスを行った。ロールプレスを行う際の圧力は、300kgf/cmであった。その後、真空乾燥して、溶剤を除去した。活物質層(1層分)の厚みは、35μmであった。また、負極活物質層の空孔率は、30%であった。
正極の活物質(LiNi1/3Co1/3Mn1/3)及び負極の活物質(難黒鉛化炭素)の平均粒径D50は、つぎの通り測定した。測定装置としてレーザー回折・散乱式の粒度分布測定装置(マイクロトラック・ベル株式会社MT3000EX II)、測定制御ソフトとしてマイクロトラック専用アプリケーションソフトウェアDMS(ver.2)を用いる。具体的な測定手法としては、散乱式の測定モードを採用し、測定対象試料が分散溶媒中に分散する分散液が循環する湿式セルを2分超音波環境下に置いた後に、レーザー光を照射し、測定試料から散乱光分布を得る。そして、散乱光分布を対数正規分布により近似し、その粒度分布(横軸、σ)において最小を0.02、最大を2000に設定した範囲の中で累積度50%(D50)にあたる粒径を平均粒径とする。また、分散液には、分散溶媒としての水が含まれる。正極の活物質の平均粒径(D50)を測定する際、分散液には、分散液の総質量に対して0.025質量%の界面活性剤が含まれる。
(3)セパレータ
セパレータとして厚みが15μmのポリエチレン製微多孔膜に、厚さ6μmの無機質層が積層されたものを用いた。無機質層は、無機粒子としてのケイ酸アルミニウムとバインダとしてのポリフッ化ビニリデンを含んでいる。セパレータ全体の透気度は、100秒/100ccであった。
(4)電解液の調製
電解液としては、以下の方法で調製したものを用いた。非水溶媒として、プロピレンカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネートを、それぞれ、6:7:7の質量比となるように混合したものを用い、この非水溶媒に、塩濃度が1.2mol/LとなるようにLiPFを溶解させ、電解液を調製した。
(5)ケース内への電極体の配置
上記の正極、上記の負極、上記の電解液、セパレータ、及びケースを用いて、一般的な方法によって電池を製造した。
まず、セパレータが上記の正極および負極の間に配されて積層されてなるシート状物を巻回した。次に、巻回されてなる電極体を、ケースとしてのアルミニウム製の角筒缶のケース本体内に配置した。続いて、正極及び負極を2つの外部端子それぞれに電気的に接続させた。さらに、ケース本体に蓋板を取り付けた。上記の電解液を、ケースの蓋板に形成された注液口からケース内に注入した。最後に、ケースの注液口を封止することにより、ケースを密閉した。このようにして、電池を製造した。
(実施例2)
正極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を150kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。正極活物質層の空孔率は、29%であった。
(実施例3)
正極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を120kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。正極活物質層の空孔率は、31%であった。
(比較例1)
正極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を100kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。正極活物質層の空孔率は、32%であった。
(実施例4)
負極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を200kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。負極活物質層の空孔率は、31%であった。
(実施例5)
負極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を60kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。負極活物質層の空孔率は、33%であった。
(実施例6)
負極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を40kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。負極活物質層の空孔率は、35%であった。
(実施例7)
負極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を20kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。負極活物質層の空孔率は、37%であった。
(比較例2)
負極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を10kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。負極活物質層の空孔率は、39%であった。
(実施例8)
正極活物質の平均粒径D50を6μmとした点、及び正極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を180kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。正極活物質層の空孔率は、24%であった。
(実施例9)
正極活物質の平均粒径D50を6μmとした点、及び正極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を120kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。正極活物質層の空孔率は、27%であった。
(実施例10)
正極活物質の平均粒径D50を6μmとした点、及び正極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を80kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。正極活物質層の空孔率は、29%であった。
(比較例3)
負極活物質の平均粒径D50を10μmとした点、及び負極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を300kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。負極活物質層の空孔率は、37%であった。
(比較例4)
負極活物質の平均粒径D50を10μmとした点、及び負極活物質層を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を200kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。負極活物質層の空孔率は、40%であった。
(実施例11)
負極活物質の平均粒径D50を2.4μmとした点、及び負極活物質を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を40kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。負極活物質層の空孔率は、33%であった。
(実施例12)
負極活物質の平均粒径D50を7μmとした点、及び負極活物質を形成するとき、ロールプレスを行う際の圧力を150kgf/cmとした点以外は、実施例1と同様にしてリチウムイオン二次電池を製造した。負極活物質層の空孔率は、33%であった。
<出力性能の評価>
測定対象のリチウムイオン二次電池について、25℃、5Aにて、上限4.2V、下限2.4Vでリチウムイオン二次電池を放電させることにより、電流容量1C(A)を定めた。つぎに、放電状態から25℃、1C(A)にて、このリチウムイオン二次電池を0.5時間充電することにより、SOC50%に調製した。このリチウムイオン二次電池を、オームの法則を利用した一般的な評価方法を用いて25℃、1秒後の出力値W1を算出した。具体的には、例えば、25℃、20C(A)で連続的に放電させ、放電開始から1秒後の電圧値及び電流値を測定する。ついで、1秒後の電圧値及び電流値を乗ずることにより、このリチウムイオン二次電池の初期の出力値W1を算出できる。
つぎに、放電状態から25℃、1C(A)にて上記リチウムイオン二次電池を0.8時間充電することにより、SOC80%に調整した。このリチウムイオン二次電池を、65℃で30日間(720時間)保管した。そして、このリチウムイオン二次電池をSOC50%に調整した後、オームの法則を利用した一般的な評価方法を用いて25℃、1秒後の出力値W2を算出した。具体的には、例えば、25℃、20C(A)で連続的に放電させ、放電開始から1秒後の電圧値及び電流値を測定する。ついで、1秒後の電圧値及び電流値を乗ずることにより、このリチウムイオン二次電池の放置後の出力値W2を算出できる。
算出された初期の出力値W1と放置後の出力値W2を用い、放置後の出力の維持率R(%)は、R=W2/W1に基づいて算出した。
実施例1〜10及び比較例1〜4のそれぞれについて、初期の出力値W1、放置後の出力値W2、及び出力の維持率Rを算出した。
各実施例及び各比較例のリチウムイオン二次電池の放置後の出力W2及び放置後の出力の維持率Rの評価結果を表した表を表1に示す。このとき、放置後の出力W2は、実施例1の値を100としたときの比率(%)を示す。
Figure 2017069002
表1から把握されるように、正極活物質層の空孔率及び負極活物質層の空孔率がいずれも比較的に小さく、且つ負極活物質の平均粒径D50が比較的に小さい実施例1〜12は、放置後の出力及び出力の維持率が大きな値を示している。一方、正極活物質層の空孔率又は負極活物質層の空孔率が比較的に大きかった比較例1〜2は、放置後の出力及び出力の維持率のいずれも小さな値を示している。また、負極活物質の平均粒径D50が比較的に大きい比較例3〜4は、放置後の出力が小さな値を示している。
上記結果から、正極活物質層の空孔率が31%以下であり、負極活物質層の空孔率が37%以下であり、負極活物質の平均粒径D50が8μm以下であることを満たすことによって、放置した際の出力の低下を抑制し、且つ放置した後の出力の絶対値が高いリチウムイオン二次電池が得られることを理解できる。
また、実施例1〜3と、実施例8〜10とを比較すると、正極活物質の平均粒径D50が5μm以下であることによって、放置した後の出力の絶対値をさらに高いリチウムイオン二次電池が得られることを理解できる。
さらに、実施例1〜2及び実施例4〜6と、実施例3及び実施例7とを比較すると、正極活物質層の空孔率が29%以下であり、負極活物質層の空孔率が35%以下であることによって、放置した際の出力の低下をさらに抑制したリチウムイオン二次電池が得られることを理解できる。
また、実施例4〜6と、実施例1及び実施例7とを比較すると、負極活物質層の空孔率が31%以上であることによって、放置した際の出力の低下をより抑制したリチウムイオン二次電池が得られることを理解できる。
さらに、実施例5と、実施例11及び実施例12とを比較すると、負極活物質の平均粒径D50が5μm以下であることによって、放置した後の出力の絶対値がより高いリチウムイオン二次電池が得られることを理解できる。また、負極活物質の平均粒径D50が3μm以上であることによって、放置した際の出力の低下をより抑制したリチウムイオン二次電池が得られることを理解できる。
1:蓄電素子(リチウムイオン二次電池)、
2:電極体、
22:積層体、
26:非被覆積層部、
261:二分された非被覆積層部
27:中空部、
3:ケース、
31:ケース本体、
32:蓋板、
321:ガス排出弁、
326:注液栓、
4:セパレータ、
5:集電体、
50:クリップ部材、
6:絶縁カバー、
7:外部端子、
71:面、
11:正極、
111:金属箔(正極基材)、
112:正極活物質層、
105:非被覆部、
12:負極、
121:金属箔(負極基材)、
122:負極活物質層、
105:非被覆部、
91:バスバ部材、
100:蓄電装置。

Claims (5)

  1. 正極基材と、該正極基材に積層される正極活物質層であって、正極活物質を含む正極活物質層と、を有する正極と、
    負極基材と、該負極基材に積層される負極活物質層であって、負極活物質を含む負極活物質層と、を有する負極と、
    を備え、
    前記正極活物質層の空孔率は、31%以下であり、
    前記負極活物質層の空孔率は、37%以下であり、
    前記負極活物質の平均粒径D50は、8μm以下である
    蓄電素子。
  2. 前記正極活物質の平均粒径D50は、5μm以下である、
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記正極活物質層の前記空孔率は、29%以下であり、
    前記負極活物質層の前記空孔率は、35%以下である
    請求項1又は2に記載の蓄電素子。
  4. 前記負極活物質層の前記空孔率は、30%以上である
    請求項3に記載の蓄電素子。
  5. 前記正極活物質は、リチウム金属複合酸化物を主成分とする
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電素子。
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