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JP2016122761A - リアクトルの製造方法 - Google Patents

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JP2016122761A JP2014262735A JP2014262735A JP2016122761A JP 2016122761 A JP2016122761 A JP 2016122761A JP 2014262735 A JP2014262735 A JP 2014262735A JP 2014262735 A JP2014262735 A JP 2014262735A JP 2016122761 A JP2016122761 A JP 2016122761A
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宏之 宮内
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修一 平田
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智志 伊藤
壮史 岡田
Takeshi Okada
壮史 岡田
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Kengo Hara
謙吾 原
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Abstract

【課題】溶融樹脂の射出時にリングコア又はボビンが破損することを防止するリアクトルの製造方法を提供する。【解決手段】ボビン20は、一対の筒部23と、筒部23の端部同士を連結するフランジ21、25を有している。リングコア30とボビン20とコイル3a、3bを覆う樹脂カバーは次の工程で製造される。フランジ21、25の筒部軸線方向外側に、リングコア30の内周面に接する第1突部21c、25cが設けられている。樹脂カバーを射出成形する金型50のキャビティ面に、リングコア30を挟んで第1突部と対向する位置に第2突部51a、52aが設けられている。第1突部と第2突部でリングコアを挟持しつつ金型内に溶融樹脂を射出して樹脂カバーを成形する。【選択図】図4

Description

本発明は、リングコアとボビンとコイルが樹脂カバーで覆われているリアクトルの製造方法に関する。
リングコアとボビンとコイルが樹脂カバーで覆われているリアクトルが知られている。特許文献1に、そのようなリアクトルの一例が開示されている。リングコアは一対の直線部を有している。ボビンに設けられた一対の筒部の夫々が各直線部を覆っている。一対の筒部は端部同士が連結されている。各筒部にコイルが配置されている。樹脂カバーは、リングコアとボビンとコイルのサブアセンブリを収容した金型に溶融樹脂を流し込んで作られる。特許文献1では、金型内でリングコアを両側から押圧しつつ樹脂が流し込まれる。以下では、ボビンの筒部を単純にボビン筒部と称することがある。
特開2010−118611号公報
一般に樹脂の成形では、密閉した金型内に、溶融した樹脂に圧力を加えて射出する。一対の筒部の端部同士が連結されたボビンとリングコアを有するリアクトルの場合、リングコアを両側から押圧すると、ボビン筒部の開口の縁と、リングコアの内周面が偏って当接する虞がある。筒部の開口の縁とリングコアの内周面が偏って当接している状態で高圧の樹脂を射出すると開口の縁に応力が集中し、コア又はボビンが割れる虞がある。本明細書は、リングコアとボビンとコイルが樹脂カバーで覆われているリアクトルの好適な製造方法を提供する。特に、ボビン開口の縁とリングコアの内周面が偏って当接することを防止し、溶融樹脂の射出時にリングコア又はボビンが破損することを防止する技術を提供する。
本明細書が対象とするリアクトルは、リングコアと、ボビンと、一対のコイルと、樹脂カバーを備えている。リングコアは平行に延びる一対の直線部を有している。ボビンは、リングコアの各直線部を覆う一対の筒部と、一対の筒部の端部同士を連結する一対の連結部を有している。一対の筒部の夫々は、リングコアの各直線部を覆っている。一対のコイルの夫々は、各筒部に巻回されている。そして、リングコアとボビンとコイルを樹脂カバーが覆っている。
本明細書が開示するリアクトル製造方法では、樹脂カバーの射出成形時のリングコア又はボビンの割れを防止するため、ボビンに突部を設ける。その突部を第1突部と称する。第1突部は、ボビンの各連結部の筒部軸線方向外側に設けられる。第1突部は、リングコアの内周面に接するように設けられる。また、リングコアとボビンとコイルのサブアセンブリを収容して樹脂カバーを射出成形する金型のキャビティ面に突部を設ける。金型に設ける突部を第2突部と称する。第2突部は、リングコアを挟んで第1突部と対向する位置に設けられる。本明細書が開示する製造方法では、第1突部と第2突部でリングコアを挟持しつつ金型内に溶融樹脂を射出して樹脂カバーを成形する。
本明細書が開示する製造方法によると、互いに対向する第1突部と第2突部でリングコアを挟持するので金型内でリングコアがしっかりと支持される。そして、ボビン筒部の軸線方向両端の第1突部がリングコアの内周面と当接し、ボビンもしっかりと支持される。それゆえ、ボビン筒部の開口の縁がリングコアの内周面と偏って当接することが防止される。その結果、溶融樹脂の射出時のリングコア又はボビンの割れが防止される。本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
樹脂カバー成形前のリアクトルの分解斜視図である。 リングコアとボビンとコイルのサブアセンブリの斜視図である。 リアクトルの斜視図である。 樹脂カバーを形成するための金型とサブアセンブリの断面図である。
図面を参照して実施例のリアクトル製造方法を説明する。製造方法の説明の前に、リアクトルの構造を説明する。実施例のリアクトルは、例えば電気自動車の駆動系においてバッテリの電圧を昇圧する昇圧コンバータに用いられる。電気自動車の走行用モータは数十キロワットを出力することができ、バッテリから流れる電流は数十アンペアになる。リアクトルにはそのような大電流が流れるので、内部抵抗の小さい平角線が巻き線として用いられる。
図1は、リアクトル10の分解斜視図である。但し、図1は、樹脂カバー装着前のリアクトルの分解斜視図である。以下、樹脂カバー装着前のリアクトルをサブアセンブリ10aと称する。図2にサブアセンブリ10aの斜視図を示し、図3にリアクトル10の斜視図を示す。図2では、サブアセンブリ10aがよく理解できるように、樹脂カバー16を二点鎖線で示している。また、以下では、説明の便宜上、図に表示した座標系のZ軸の正方向を「上」と称し、Z軸の負方向を「下」と称する。また、図に表示した座標系のX軸方向を筒部軸線方向と称する。
まず、図2、図3を参照して、リアクトル10を概説する。先に述べたように、樹脂カバー16を形成する前のリアクトルをサブアセンブリ10aと称する。サブアセンブリ10aは、磁性体のリングコア30(30a、30b、30c)に樹脂製のボビン20を取り付け、そのボビン20に、平角線をエッジワイズに巻回したコイル3a、3bを取り付けたデバイスである。即ち、サブアセンブリ10aは、一対のコイル3a、3bを備える。一対のコイルは電気的には直列に接続されている。以下、一対のコイル3aと3bを区別なく示すときにはコイル3と表現する。コイル3、リングコア30、及び、ボビン20の大部分が樹脂カバー16で覆われている。詳しくは後述するが、樹脂カバーは、サブアセンブリ10aを入れた金型に溶融樹脂を射出することで形成される。即ち、樹脂カバーは射出成形によって作られる。
次に、主に図1の分解図を参照してサブアセンブリ10aの構造を説明する。リングコア30は、一対のU字型のU字コアパーツ30a、30bと、一対のI字型のブロックコアパーツ30cに分割されており、それらがリング状に組み合わされて構成されている。別言すれば、一対のU字型のU字コアパーツ30a、30bと一対のブロックコアパーツ30cを合わせてリングコア30と総称する。一対のブロックコアパーツ30cは、リングコア30において平行に配置される。U字コアパーツ30a(30b)とブロックコアパーツ30cの間にはギャップ板30dが配置される。ギャップ板30dは、「リングコア30」に含めてもよいし、含めなくともよい。一対のブロックコアパーツ30cは、リングコア30において、平行に延びている一対の直線部に相当する。
ボビン20は、ボビン本体22とフランジパーツ21で構成される。ボビン本体22とフランジパーツ21はいずれも樹脂製である。ボビン本体22は、一対の筒部23が平行に並ぶようにフランジ部25で連結した構造を有している。筒部23は、図中のX軸に沿って延びている。それゆえ、X軸を筒部軸線方向と称する。各筒部23の内部に、先に述べたブロックコアパーツ30cとギャップ板30dが収容される。即ち、一対の筒部23の夫々は、リングコア30の一対のブロックコアパーツ30c(直線部)の夫々を覆う。筒部23は、横断面が矩形であり、その四面の夫々に突条24が設けられている。突条24は、筒部軸線方向(図のX軸方向)に沿って伸びている。また、フランジ部25には、コイル3のリード部31(コイル引出線)を通すリード用スリット25aが設けられている。
フランジパーツ21には、筒部23を通す孔21aが設けられている。また、筒部軸線方向(図中のX軸方向)からみて、2個の筒部23の中間に突部21cが設けられている。突部21cは、フランジパーツ21の筒部軸線方向の外側に設けられている。突部21cは、筒部軸線方向からみて、2個の筒部23を隔てるように延びている。また、ボビン本体22のフランジ部25にも、筒部軸線方向の外側に突部25cが設けられている。突部25cは、突部21cと同じ形状を有している。一対の突部21c、25cは、ボビン20の筒部軸線方向の両端に外向きに設けられている。後述する金型側の突部と区別するため、ボビン20に設けられた突部21c、25cを以下では、ボビン突部21c、25cと称する。
フランジパーツ21の一対の孔21aの夫々に一対の筒部23の夫々が嵌合する。一対の筒部23は、一方の端部同士がフランジ部25で連結され、他方の端部同士がフランジパーツ21で連結される。フランジ部25とフランジパーツ21は、ともに、一対の筒部23の端部同士を連結する連結部に相当する。各連結部(フランジ部25とフランジパーツ21)の筒部軸線方向の外側にボビン突部21c、25cが設けられている。ボビン突部21c、25cは、後述する樹脂カバー16を射出成形する際にリングコア30(U字コアパーツ30b)を破損から保護するために設けられている。樹脂カバー16の製造方法については後述する。
サブアセンブリ10aの組み立て順を説明する。各筒部23の内部の中央にブロックコアパーツ30cが挿入される。ブロックコアパーツ30cの両側にギャップ板30dが配置される。U字コアパーツ30aのU字の脚部がボビン本体22のフランジ部25の側から筒部23に挿通される。ギャップ板30dによって、筒部23の内部でブロックコアパーツ30cとU字コアパーツ30aの間にギャップが確保される。各筒部23の外側に、平角線をエッジワイズに巻回したコイル3a、3bが配置される。図1に良く示されているように、一対のコイル3a、3bは、1本の平角線で形成されており、電気的には一つのコイル(コイル3)を構成する。平角線は剛性が高いため、コイル単体でもその形状を保持できる。コイル3にボビン本体22を挿通した後、コイル3の反対側からボビン20(筒部23)にフランジパーツ21を取り付ける。最後にU字コアパーツ30bをフランジパーツ21の側から筒部23に挿通し、サブアセンブリ10aが完成する。各筒部23の内部において、U字コアパーツ30bの側のギャップ板30dによって、U字コアパーツ30bとブロックコアパーツ30cの間にもギャップが確保される。
図2の斜視図に示すように、サブアセンブリ10aでは、夫々の筒部23の外側に設けられた4本の突条24が、U字コアパーツ30bの端部の四側面を囲み、U字コアパーツ30bの位置を規定する。また、図2に示されているように、フランジパーツ21の外側(筒部軸線方向の外側)に設けられたボビン突部21cがリングコア30(U字コアパーツ30b)の内周面に当接する。図には示されていないが、フランジ部25の外側でも、ボビン突部25cがリングコア30(U字コアパーツ30a)の内周面に当接する。リングコア30の内周側で対向する2箇所にボビン突部21cが当接する。それゆえ、ボビン20とリングコア30の相対位置が規定される。図2と図3において符号16aは、樹脂カバー16に設けられた窓を示している。窓16aについては後述する。
サブアセンブリ10aに樹脂カバー16を形成してリアクトル10が完成する。樹脂カバー16は、金型に収容されたサブアセンブリ10aのほぼ全部を覆うように射出成形されるが、サブアセンブリ10aの下方には樹脂カバー16が形成されない。樹脂カバー16は、リングコア30と、ボビン20に巻回されたコイル3a、3bの上面及び側面を覆い、コイル3a、3bの下面は覆わない。リアクトル10が電力変換器などに組み付けられた際、樹脂カバー16から露出したコイル下面が冷却器に接する。使用時のコイル3の熱を冷却器で効率よく冷却できるように、コイル下面を樹脂カバー16から露出させている。
樹脂カバー16は、サブアセンブリ10aを収容した金型内に区画形成されるキャビティに溶融樹脂を高圧で射出することによって成形される。図4に、サブアセンブリ10aを収容した金型50の断面図を示す。図4は、サブアセンブリ10aを収容した金型50を、図2、図3の座標系のXY平面でカットした断面図である。金型50は、射出成形機械の一部であり、第1金型51と第2金型52は夫々、可動盤と固定盤に固定されているが、それらの図示は省略している。
金型50は、第1金型51と、第2金型52で構成される。サブアセンブリ10aを収容して第1金型51と第2金型52を閉じると、内部に閉じた空間(キャビティCa)が形成される。そのキャビティCaに溶融した樹脂を高圧で射出し、樹脂カバー16が形成される。
前述したように、ボビン20のフランジ部25の外側(筒部軸線方向の外側)にボビン突部25cが設けられている。ボビン突部25cは、リングコア30(U字コアパーツ30a)の内周面に当接している。なお、U字コアパーツ30aの内周面の一部は平坦(平坦面30a1)であり、ボビン突部25cの平坦な頭頂面が、内周面の平坦面30a1に面接触する。第1金型51のキャビティ面に、突部(金型突部51a)が設けられている。金型突部51aは、リングコア30(U字コアパーツ30a)を挟んでボビン突部25cと対向する位置に設けられている。平坦面30a1に対応するリングコア30(U字コアパーツ30a)の外周面も平坦であり(平坦面30a2)、金型突部51aの平坦な頭頂面は、その平坦面30a2に面接触する。内周面の平坦面30a1と外周面の平坦面30a2は平行である。即ち、リングコア30(U字コアパーツ30a)は、内周側の平坦面30a1にボビン突部25cが面接触し、平坦面30a1に平行な外周側の平坦面30a2に金型突部51aが面接触する。リングコア30(U字コアパーツ30a)は、その内周と外周の両側から、ボビン突部25cと金型突部51aで挟持される。
フランジパーツ21と第2金型52の側でも同様である。即ち、フランジパーツ21の外側にボビン突部21cが設けられており、第2金型52の表面(キャビティ面)に金型突部52aが設けられている。金型突部52aは、リングコア30(U字コアパーツ30b)を挟んでボビン突部21cと対向する位置に設けられている。リングコア30(U字コアパーツ30b)の内周面の一部と外周面の一部が平行な平坦面を成しており(平坦面30b1、30b2)、内周側の平坦面30b1にボビン突部21cが当接しており、外周側の平坦面30b2に金型突部52aが当接している。そして、リングコア30(U字コアパーツ30b)は、その内周と外周の両側から、ボビン突部21cと金型突部52aで挟持される。
図4によく示されているように、一対の金型突部51a、52aにより、リングコア30は外周の両側から加圧される。リングコア30の内周面には、ボビン20の筒部軸線方向の両側に設けられた一対のボビン突部21c、25cが当接している。リングコア30が金型突部51a、52aとボビン突部21c、25cでしっかりと支持されるとともに、ボビン20は筒部軸線方向の両側から圧力を受けて支持される。こうして、リングコア30とボビン20は金型内でしっかりと支持される。
特に、一対のボビン突部21c、25cは、筒部軸線方向から見て、一対の筒部23の中央に位置しており、筒部23よりも筒部軸線方向の外側でリングコア30を内側から外側に向けて押圧する。この位置関係から、筒部23の開口の縁にリングコア30の内周面が偏って当接することが防止される。
ボビン20の筒部軸線方向の外側に位置するU字コアパーツ30a、30bが、夫々、ボビン突部21c、25cと金型突部51a、52aに挟持された状態で溶融樹脂がキャビティCaに射出される。リングコア30の一部であるU字コアパーツ30a、30bがボビン突部21c、25cと金型突部51a、52aに挟持され、しっかりと保持されている。ボビン20もリングコア30の内側で保持されている。それゆえ、高圧の溶融樹脂が射出されている間、リングコア30とボビン20が偏って接触することが防止される。例えば、ボビン突部21c、25cを備えなかった場合、図中の矢印A1が示すリングコア30の内周湾曲箇所が、ボビン20の筒部23の開口の縁と接触してしまうことがある。内周湾曲箇所A1と筒部の開口の縁が接触した状態で高圧の溶融樹脂が射出されるとその接触箇所に応力が集中し、リングコア30あるいはボビン20が割れる虞がある。ボビン突部21c、25cと金型突部51a、52aでリングコア30(U字コアパーツ30a、30b)をその内外周から挟持しつつ溶融樹脂を射出する製造工程によって、リングコア30又はボビン20の破損を回避できる。
図2、図3に示した窓16aは、金型突部51a、52aの痕跡である。窓16aは、樹脂カバー16が完成した後に別の樹脂で覆われてもよい。
ボビン突部21c、25cと、金型突部51a、52aは、平行に延びる一対の筒部23の軸線CLに平行で2本の軸線CLを二分する直線ML上に配置されている。この配置により、金型突部51a、52aは、直線MLに沿ってリングコア30をその両側から均一に押圧することができる。そして、金型突部51a、52aの夫々と対向するボビン突部21c、25cも、直線MLに沿ってリングコア30をリング内側から外側に向けて互いに反対方向に押圧する。この構造も、リングコア30とボビン20の偏当たりの防止に貢献する。
実施例の技術に関する留意点を述べる。フランジ部25と、フランジパーツ21が、一対の筒部23の端部同士を連結する連結部の一例に相当する。ボビン突部21c、25cが、ボビン20の筒部軸線方向の両端に設けられる第1突部の一例に相当する。金型突部51a、52aが、第2突部の一例に相当する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
3、3a、3b:コイル
10:リアクトル
10a:サブアセンブリ
16:樹脂カバー
20:ボビン
21:フランジパーツ
21c、25c:ボビン突部(第1突部)
22:ボビン本体
23:筒部
25:フランジ部
30:リングコア
30a、30b:U字コアパーツ
30c:ブロックコアパーツ
50:金型
51:第1金型
51a、52a:金型突部(第2突部)
52:第2金型

Claims (2)

  1. リングコアとボビンとコイルと樹脂カバーを有するリアクトルの製造方法であり、
    前記リングコアは、平行に延びる一対の直線部を有しており、
    前記ボビンは、前記一対の直線部の夫々を覆っている一対の筒部と、前記一対の筒部の端部同士を連結する一対の連結部を有しており、
    前記コイルは、前記一対の筒部の夫々に巻回されており、
    前記樹脂カバーは、前記リングコアと前記ボビンと前記コイルを覆っており、
    前記一対の連結部の夫々の筒部軸線方向外側に、前記リングコアの内周面に接する第1突部が設けられており、
    前記リングコアと前記ボビンと前記コイルのサブアセンブリを収容して前記樹脂カバーを射出成形する金型のキャビティ面に、前記リングコアを挟んで前記第1突部と対向する位置に第2突部が設けられており、
    前記第1突部と前記第2突部で前記リングコアを挟持しつつ前記金型内に溶融樹脂を射出して前記樹脂カバーを成形する、
    ことを特徴とするリアクトルの製造方法。
  2. 前記第1突部の頭頂面と前記第2突部の頭頂面が平坦であり、
    前記リングコアの前記第1突部との接触面と前記第2突部との接触面が平坦かつ平行であることを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
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