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JP2016115444A - 表示装置および電子機器 - Google Patents

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和真 寺本
孝英 石井
Takahide Ishii
孝英 石井
薫 安部
Kaoru Abe
薫 安部
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Abstract

【課題】光取り出し効率が高く、輝度のばらつきの少ない表示装置および電子機器を提供する表示装置および電子機器を提供する。【解決手段】本開示の表示装置は、規則的に配置された複数の画素と、複数の画素に設けられた複数の第1開口と、規則的に配置された複数の画素の周縁の少なくとも一部に1または2以上設けられた第2開口とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は、有機エレクトロルミネッセンス(EL;Electro Luminescence)現象を利用して発光する有機EL素子等を備えた表示装置および電子機器に関する。
近年、有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、単に、有機EL素子とする)を発光素子として用いた照明装置や有機EL表示装置が普及しつつある。有機EL表示装置には、効率良く光を取り出す技術の開発が強く求められている。有機EL表示装置は、一般に、光源を必要とする液晶表示装置と比べて画像の視認性が高く、消費電力が低く、且つ、素子の応答速度が速い等の特徴を有する。しかし、光取出し効率が低いと、有機EL素子における実際の発光量を有効に活用していないことになり、消費電力等の点で大きな損失を生じてしまう。
光取出し効率の向上を図るために、例えば、特許文献1では、リフレクタ(反射構造)を有する表示装置が開示されている。この表示装置は、発光素子が設けられた第1基板上に設けられると共に、発光素子からの光を表示面側に反射する光反射層(第1部材)および第1基板に対向配置された第2基板と第1部材との間を充填する第2部材を有する。第1部材の屈折率(n1)および第2部材の屈折率を(n2)は互いに異なる屈折率を有し、これにより、第2部材と対向する第1部材の表面において第2部材を伝播した光が少なくとも一部が反射され、これによって光の取り出し効率が向上する。
特開2013−191533号公報
リフレクタによる光取り出し効率の向上には、第1部材によって形成されるリフレクタの形状の制御が重要となる。一般に、第1部材はレジストによって形成されるが、レジストからなる第1部材は、その製造工程において変形が生じやすい。このため、リフレクタとして十分な光取り出し効果を得ることができず、また、輝度にばらつきが生じやすいという問題があった。
本技術はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、光取り出し効率が高く、輝度のばらつきの少ない表示装置および電子機器を提供することにある。
本技術による表示装置は、規則的に配置された複数の画素と、複数の画素に設けられた複数の第1開口と、規則的に配置された複数の画素の周縁の少なくとも一部に1または2以上設けられた第2開口とを備えたものである。
本技術の電子機器は、上記表示装置を備えたものである。
本技術の表示装置および電子機器では、規則的に配置されると共に、それぞれ複数の第1開口を有する複数の画素の周縁の少なくとも一部に、1または2以上の第2開口を設けることにより、第1開口の形状のばらつきが低減される。
本技術の表示装置および電子機器では、規則的に配置されると共に、それぞれ複数の第1開口を有する複数の画素の周縁の少なくとも一部に、1または2以上の第2開口を設けるようにした。これにより、第1開口の形状を制御することが可能となり、光取り出し効率を向上させることが可能となる。更に、輝度のばらつきも低減することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本開示の第1の実施の形態に係る表示装置の断面図である。 図1に示した表示装置の画素電極上に設けられた開口の断面図である。 従来の表示装置における課題を説明する平面図である。 図1に示した表示装置の画素電極上に設けられた開口およびダミー開口の一例を表す平面図である。 図1に示した表示装置の画素電極上に設けられた開口およびダミー開口の他の例を表す平面図である。 図1に示した表示装置の画素電極上に設けられた開口およびダミー開口の他の例を表す平面図である。 図1に示した表示領域におけるダミー開口の一例を表す平面図である。 図1に示した表示領域におけるダミー開口の他の例を表す平面図である。 図1に示した表示装置の構成を表す平面図である。 図7に示した画素駆動回路の一例を表す図である。 従来の表示装置における課題を説明する模式図である。 図1に示した表示領域および周辺領域の一部の平面図である。 本開示の第2の実施の形態に係る表示装置の断面図である。 図11に示した表示装置の画素電極上に設けられた開口およびダミー開口の一例を表す平面図である。 本開示の変形例1に係る表示装置の一例を表す断面図である。 本開示の変形例1に係る表示装置の他の例を表す断面図である。 本開示の変形例2に係る表示装置の一例を表す断面図である。 本開示の変形例2に係る表示装置の他の例を表す断面図である。 上記表示装置を含むモジュールの概略構成を表す平面図である。 本開示の適用例1のスマートフォンを表側から見た外観を表す斜視図である。 図11Aに示したスマートフォンを裏側から見た外観を表す斜視図である。 本開示の適用例2のタブレットの外観の一例を表す斜視図である。 本開示の適用例2のタブレットの外観の他の例を表す斜視図である。 本開示の適用例3のヘッドマウントディスプレイの外観を表す斜視図である。 本開示の適用例4のカメラの表側を表す斜視図である。 本開示の適用例4のカメラの裏側を表す斜視図である。
本開示の実施の形態について図面を参照して以下の順に詳細に説明する。
1.第1の実施の形態
(画素電極の外縁にダミー開口を設けた例)
1−1.要部構成
1−2.全体構成
1−3.作用・効果
2.第2の実施の形態
(ダミー開口の底部に画素分離膜を有する例)
3.変形例
3−1.変形例1(駆動基板側にカラーフィルタを設けた例)
3−2.変形例2(ダミー開口をブラックマトリクスによって埋設した例)
4.適用例
<1.第1の実施の形態>
(1−1.要部構成)
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る表示装置(表示装置1)の断面構成を表したものである。この表示装置1は、カメラの電子ビューファインダ(EVF)や頭部装着型ディスプレイ(HMD)等の高精細(例えば、画素数2048×1236)な表示装置あるいは有機ELテレビジョン装置として用いられるものであり、駆動基板11上には表示領域110Aおよび表示領域110Aの周縁に周辺領域110Bが設けられている(図7参照)。表示装置1は、例えば、白色光を射出する有機EL素子10と後述するカラーフィルタ32Aとを用いることによってR(赤),G(緑),B(青)のいずれかの色光が上面(駆動基板11と反対側の面)側から出射される、上面発光型(いわゆるトップエミッション型)の表示装置である。
本実施の形態では、画素を構成する副画素5R,5G,5B毎に独立して形成された画素電極12上および副画素5R,5G,5Bの外縁、具体的には、画素電極12の周縁にそれぞれ開口(開口13A(第1開口)およびダミー開口13B(第2開口))が設けられている。
画素電極12上に設けられた開口13Aは、画素電極12上に設けられた画素分離膜13に設けられたものであり、各画素5R,5G,5Bの発光部を規定するものである。開口13Aは、各画素電極12上に複数設けられていることが好ましく、その形状は、例えば、切頭円錐形状を有する。図2は、開口13Aの断面形状を表したものである。画素分離膜13は、高さHの厚みで形成されており、開口13A部分では、画素電極12側における直径R1は、表示面側の直径R2よりも小さくなっている。即ち、画素分離膜13には、開口部WINを囲うように、傾斜部分PSが設けられている。傾斜部分PSは直線形状を有し、これにより、開口13Aの断面は図2に示したように台形形状を有する。
開口13A内には、後述する有機EL素子10の、発光層を含む有機層14が設けられている。有機層14上には、対向電極15および保護層16が設けられており、保護層16と、表示面側に配置された対向基板31との間は、封止層17によって封止されている。発光層において射出された光は、開口13Aの底部に設けられた有機層14の平面方向(法線方向(Z軸方向))あるいは、Z軸方向からずれた方向に進む。Z軸方向からずれた方向に進む光のうち、一部は画素分離膜13の傾斜部分、即ち、開口13Aの傾斜部分PSに入射し、そして反射される。ここで、画素分離膜13および封止層17は、互いに異なる屈折率を有する材料によって形成されている。この傾斜部分PSでは、互いに異なる屈折率を有する画素分離膜13および封止層17が、発光層を含む有機層14、対向電極15およびは保護層16を挟んで隣り合っているため、この屈折率の違いによって光が反射する。この反射した光は、表示面側へ進み、表示装置1の外部に取り出される。このように、Z軸方向からずれた方向に進む光を屈折率の違いによって傾斜部分PSで反射して光の外部への取り出し効率を高める構造を、リフレクタ構造と称する。
傾斜部分PSにおいて光を効率よく反射させるには、以下のように各パラメ−タを設定することが望ましい。即ち、傾斜部分PSの画素電極12の平面方向に対する傾斜角をθ(単位;度)、画素分離膜13を構成する材料の屈折率をn1、封止層17を構成する材料の屈折率をn2とし、n1およびn2がn1<n2である場合、傾斜角θは以下の式(1)を満たすことが好ましく、さらに式(2)を満たすことが望ましい。
(数1)

75.2−54(n2−n1)≦θ≦81.0−20(n2−n1)・・・(1)

76.3−46(n2−n1)≦θ≦77.0−20(n2−n1)・・・(2)
また、屈折率n1および屈折率n2は、1.1≦n2≦1.8、n2−n1≧0.20を満たすことが好ましい。これを満たす材料としては、画素分離膜13には、例えば、アクリル系の樹脂材料が挙げられ、封止層17には、例えば、エポキシ系の樹脂材料が挙げられる。
開口13Aは、詳細は後述するが、例えばフォトリソグラフィ技術によって形成される。具体的には、開口13Aに対応するパターンを有するマスクを用いて画素電極12および平坦化層27上に塗布されたフォトレジストを露光および現像したのち、焼成することで形成される。この焼成の過程で、フォトレジストは一時的に軟化し、ばらつきが生じる。ばらつきは、開口13Aの傾斜角(テーパ角)やフォトレジストの膜厚、あるいは開口13Aのレイアウトによって生じるものであり、画素電極12上に複数設けられた開口13Aでは、最外周に形成された開口13A、換言すると、他の開口13Aに面していない部分(例えば、図3に示した点線内)に歪みが生じやすい。このため、各副画素5R,5G,5Bの外縁部分の輝度は、各副画素5R,5G,5Bの中心部分よりも低くなる傾向があった。
ダミー開口13Bは、画素電極12上に設けられた開口13Aの形状を制御するためのものであり、上記のように、画素電極12の周縁、より具体的には、画素電極12が設けられていない領域の少なくとも一部に設けられている。ダミー開口13Bの形成位置は、例えば、図3Aに示したように、画素電極12上に複数設けられた開口13A間の間隔(W1,W3)と最外周の開口13Aとダミー開口13Bとの間隔(W2,W4)がそれぞれ等しくなる位置、に設けることが好ましい。換言すると、ダミー開口13Bは、画素電極12上に設けられた複数の開口13Aと同じピッチで形成することが好ましい。また、ダミー開口13Bの形状は、必ずしも開口13Aと同じ形状である必要はなく、開口13A間の距離と開口13Aとダミー開口13Bとの距離が同程度であればよい。具体的には、図4Bに示したように、画素電極12上に設けられた開口13Aを囲うように連続したダミー開口13Bを設けるようにしてもよい。
なお、画素電極12の形状は、必ずしも略矩形状である必要はなく、例えば、図4Cに示したような形状であってもよい。
図5および図6は、表示領域110Aに配設された複数の画素電極12と、ダミー開口13Bのレイアウトを表したものである。各画素5R,5G,5Bの画素電極12の外縁に設けられたダミー開口13Bは、例えば隣り合う各画素5R,5G,5Bのダミー開口13Bを兼ねていてもよく、例えば、図5に示したようにストライプ状、あるいは、図6に示したように格子状に形成してもよい。
(1−2.全体構成)
図7は、図1に示した有機EL表示装置1の全体構成の一例を表したものであり、表示領域110A内には、複数の画素5(赤色画素5R,緑色画素5G,青色画素5B)がマトリクス状に配置されている。また、表示領域110Aの周辺(外縁側,外周側)に位置する周辺領域110Bには、映像表示用のドライバである信号線駆動回路120および走査線駆動回路130が設けられている。
表示領域110内には画素駆動回路140が設けられている。図8は、画素駆動回路140の一例を表したものである。画素駆動回路140は、画素電極12の下層に形成されたアクティブ型の駆動回路である。即ち、この画素駆動回路140は、駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2と、これらトランジスタTr1,Tr2の間のキャパシタ(保持容量)Csと、第1の電源ライン(Vcc)および第2の電源ライン(GND)の間において駆動トランジスタTr1に直列に接続された有機EL素子10とを有する。駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2は、一般的な薄膜トランジスタ(TFT(Thin Film Transistor))により構成され、その構成は例えば逆スタガ構造(いわゆるボトムゲート型)でもよいしスタガ構造(トップゲート型)でもよく特に限定されない。
画素駆動回路140において、列方向には信号線120Aが複数配置され、行方向には走査線130Aが複数配置されている。各信号線120Aと各走査線130Aとの交差点が、各有機EL素子10のいずれか1つ(サブピクセル)に対応している。各信号線120Aは、信号線駆動回路120に接続され、この信号線駆動回路120から信号線120Aを介して書き込みトランジスタTr2のソース電極に画像信号が供給されるようになっている。各走査線130Aは走査線駆動回路130に接続され、この走査線駆動回路130から走査線130Aを介して書き込みトランジスタTr2のゲート電極に走査信号が順次供給されるようになっている。
以下に、図1を用いて表示装置1を構成する各部の説明を行う。
表示装置1は、対向配置された駆動基板11および対向基板31の間に表示層20BとTFT層20Aとが設けられている。表示層20Bは、駆動基板11上(正確には、平坦化層26上)に設けられた有機EL素子10、保護層16および封止層17とから構成されている。駆動基板11と表示層20Bとの間には、TFT層20Aが設けられており、このTFT層20Aと表示層20Bは、封止層17を介してカラーフィルタ32Aおよびブラックマトリクス32B(遮光膜)を備えた対向基板31によって封止されている。有機EL素子10は、例えば、画素電極12,有機層14および対向電極15がこの順に積層された構成を有し、対向電極15上に保護層16が設けられている。有機EL素子10は、有機層14内に異なる色の発光層を複数有する、いわゆるタンデム素子である。有機層14は、画素電極12側から順に、例えば、正孔供給層、第1発光層、電荷発生層、第2発光層および電子供給層が積層された構成を有する(いずれも図示せず)。
駆動基板11は、その一主面側に有機EL素子10が配列形成される支持体である。駆動基板11を構成する材料は公知のものでよく、例えば、石英,ガラス,金属箔,または樹脂製のフィルムやシート等が用いられる。この中でも石英やガラスが好ましく、樹脂製の場合には、その材質としてポリメチルメタクリレート(PMMA)に代表されるメタクリル樹脂類,ポリエチレンテレフタレート(PET),ポリエチレンナフタレート(PEN),ポリブチレンナフタレート(PBN)等のポリエステル類,またはポリカーボネート樹脂等が挙げられる。但し、透水性や透ガス性を抑えるため積層構造とするか、あるいは表面処理を行うことが必要となる。
駆動基板11上には、チャネル層21が形成されている。チャネル層21上にはゲート絶縁膜22が設けられている。ゲート絶縁膜は、例えば、酸化シリコン(SiO2)や窒化シリコン(SiNx)等により構成されている。チャネル層21に対応するゲート絶縁膜22上には、ゲート電極23が設けられている。このゲート電極23は、例えば、モリブデン(Mo)等によって構成されている。チャネル層21およびゲート電極23は、駆動トランジスタDRTr(例えば、図8,Tr1)等を構成するものである。なお、ここでは、チャネル層21の上部にゲート電極23が設けられたいわゆる、トップゲート構造によりトランジスタを構成したが、これに限定されるものではなく、ゲート電極23の上部にチャネル層21を形成する、いわゆる、ボトムゲート構造によりトランジスタを構成してもよい。ゲート電極23およびゲート絶縁膜22上には、層間絶縁膜24が設けられている。層間絶縁膜24は、例えば、ゲート絶縁膜22と同様の材料により構成されている。チャネル層21が形成された領域の一部には、層間絶縁膜24およびゲート絶縁膜22を貫通するように一対のソース・ドレイン電極25A,25Bが形成されている。ソース・ドレイン電極25A,25Bは、例えば、チタン(Ti)/アルミニウム(Al)/チタン(Ti)の3層により構成することができる。絶縁層24およびソース・ドレイン電極25A,25B上には平坦化層26が形成されている。平坦化層26は、例えば、アクリル樹脂、ポリイミド系樹脂、ノボラック系樹脂、エポキシ系樹脂、ノルボルネン系樹脂あるいは、顔料を分散させたこれらの樹脂等によって構成されている。この平坦化層26には接続孔26Aが形成されており、後述する画素電極12と、駆動トランジスタDTrのソース電極にかかわるソース・ドレイン電極25A,25Bとが電気的に接続されている。
画素電極12は、効率よく発光層に正孔を注入するために電極材料の真空準位からの仕事関数が大きいものを用いることが好ましい。具体的には、例えばクロム(Cr),金(Au),酸化スズ(SnO2)とアンチモン(Sb)との合金,酸化亜鉛(ZnO)とアルミニウム(Al)との合金,銀(Ag)合金、あるいはこれらの金属や合金の酸化物等を、単独または混在させた状態で用いることができる。
また、画素電極12は光反射性に優れた層(下層)と、この上部に設けられた光透過性を有すると共に仕事関数の大きな層(上層)との積層構造としてもよい。下層は、主にAlを主成分とする合金を用いることが好ましい。副成分としては、主成分であるAlよりも相対的に仕事関数が小さい元素を用いる。このような副成分としては、ランタノイド系列の元素を用いることが好ましい。ランタノイド系列元素の仕事関数は大きくないが、これらの元素を含むことで陽極の安定性が向上し、且つ、陽極の正孔注入性も向上する。また、副成分としてはランタノイド系列の元素の他に、シリコン(Si),銅(Cu)等の元素を用いてもよい。
下層を構成するAl合金層における副成分の含有量は、例えば、Alを安定化させるネオジム(Nd)やニッケル(Ni),チタン(Ti)等であれば合計で約10wt%以下であることが好ましい。これにより、Al合金層における反射率を維持しつつ、有機EL素子の製造プロセスにおいてAl合金層を安定的に保つことができる。また、加工精度および化学的安定性が得られる。更に、画素電極12の導電性および駆動基板11との密着性も改善される。なお、上記Nd等の金属は仕事関数が小さいため、後述する正孔供給層に一般的に用いられるアミン系の材料では正孔注入障壁が大きくなってしまう。その際には、アミン形の材料に7,7,8,8−テトラシアノ−2,3,5,6−テトラフルオロキノジメタン(F4−TCNQ)等のアクセプタ材料を混合した層や、ポリエチレンジオキシチオフェンーポリスチレンスルホン酸(PEDOT−PSS)等のpドープ層を画素電極12の界面に形成することで正孔注入障壁が低減され、駆動電圧の上昇を抑えることができる。この他、後述するアザトリフェニレン誘導体を用いることで、駆動電圧の上昇を抑えつつ素子を安定化することが可能となる。
上層は、Al合金の酸化物,モリブデン(Mo)の酸化物,ジルコニウム(Zr)の酸化物,Crの酸化物,およびタンタル(Ta)の酸化物を用いることができる。例えば、上層が副成分としてランタノイド系列の元素を含むAl合金の酸化物層(自然酸化膜を含む)である場合、ランタノイド系列元素の酸化物は光の透過率が高いため、これを含む上層の光の透過率が良好となる。これにより、下層の表面における反射率が高く維持される。また、上層にITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)等の透明導電層を用いることにより画素電極12の電子注入特性が改善される。なお、ITOおよびIZOは仕事関数が大きいため駆動基板11と接する側、即ち、下層に用いることによりキャリアの注入効率を高めると共に、画素電極12と駆動基板11との間の密着性を向上することができる。
なお、この有機EL素子10を用いて構成される表示装置の駆動方式がアクティブマトリックス方式である場合には、画素電極12は画素毎にパターニングされ、駆動基板11に設けられた駆動トランジスタDRTrに接続された状態で設けられている。この場合には、画素電極12の上には画素分離膜13が設けられ、画素分離膜13の開口13Aから各画素の画素電極12の表面が露出されるように構成される。
画素分離膜13は、画素電極12と対向電極15との絶縁性を確保すると共に、発光領域を所望の形状を規定するものである。更に、製造工程においてインクジェット方式またはノズルコート方式等による塗布を行う際の隔壁としての機能も有している。画素分離膜13は、例えば、後述する封止層17よりも屈折率が小さいことが好ましく、例えば、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、フッ素系ポリマー、シリコン系ポリマー、ノボラック系樹脂、エポキシ系樹脂、ノルボルネン系樹脂、あるいは、顔料を分散させたこれらの樹脂材料等を適宜選択すればよい。画素分離膜13の厚みは、例えば、0.1μm以上10μm以下であり、この時、開口部13A(WIN)の開口幅は画素分離膜の厚みと同等にすることが好ましい。このような形状にすることにより、光取出し効率は、13Aの傾斜角、及び、屈折率n1、及びn2との関係から向上する。
正孔供給層は、発光層への正孔注入効率を高めると共に、リークを防止するためのバッファ層である。正孔供給層の厚みは、有機EL素子10の全体構成、特に、後述する電子供給層との関係によるが、例えば、5nm以上60nm以下であることが好ましい。
正孔供給層の構成材料は、電極(画素電極12および対向電極15)や隣接する層の材料との関係で適宜選択すればよく、それぞれ以下に挙げる材料を用いることができる。例えば、ベンジン,スチリルアミン,トリフェニルアミン,ポルフィリン,トリフェニレン,アザトリフェニレン,テトラシアノキノジメタン,トリアゾール,イミダゾール,オキサジアゾール,ポリアリールアルカン,フェニレンジアミン,アリールアミン,オキザゾール,アントラセン,フルオレノン,ヒドラゾン,スチルベンあるいはこれらの誘導体、または、ポリシラン系化合物,ビニルカルバゾール系化合物,チオフェン系化合物あるいはアニリン系化合物等の複素環式共役系のモノマー,オリゴマーあるいはポリマーを用いることができる。
更に、具体的な材料としては、α−ナフチルフェニルフェニレンジアミン,ポルフィリン,金属テトラフェニルポルフィリン,金属ナフタロシアニン,ヘキサシアノアザトリフェニレン,7,7,8,8−テトラシアノキノジメタン(TCNQ),F4−TCNQ,テトラシアノ4,4,4−トリス(3−メチルフェニルフェニルアミノ)トリフェニルアミン,N,N,N',N'−テトラキス(p−トリル)p−フェニレンジアミン,N,N,N',N'−テトラフェニル−4,4'−ジアミノビフェニル,N−フェニルカルバゾール,4−ジ−p−トリルアミノスチルベン,ポリ(パラフェニレンビニレン),ポリ(チオフェンビニレン),ポリ(2、2'−チエニルピロール)等が挙げられる。
発光層は、画素電極12と対向電極15とに対する電界印加時に画素電極12側から注入された正孔と、対向電極15側から注入された電子とが再結合する領域である。発光層を構成する材料としては、電荷の注入機能(電界印加時に画素電極12あるいは正孔供給層から正孔を注入することができる一方、対向電極15あるいは電子供給層から電子を注入することができる機能)、輸送機能(注入された正孔および電子を電界の力で移動させる機能)、発光機能(電子と正孔の再結合の場を提供し、これらを発光につなげる機能)を有することが好ましい。
本実施の形態の有機EL素子10は、上記のように、電荷発生層を介して第1発光層および第2発光層が積層されて白色光を発する有機EL素子である。第1発光層および第2発光層は、互いに異なる色光を発するものであり、例えば、青色光を発する青色発光層および黄色光を発する黄色発光層が設けられている。また、黄色発光層は、赤色光を発する赤色発光層および緑色光を発する緑色発光層の2層によって置き換えてもよい。
電荷発生層は、第1発光層および第2発光層を接続するためのものである。電荷発生層は、例えば、電子ドナー性を有する材料を用いた層と、電子アクセプタ性を有する材料を用いた層とを積層した構成を有する。電子ドナー性を有する材料としては、例えば、N型ドーパントをドープした電子輸送性材料を用いることができる。N型ドープ材料としては、例えば、アルカリ金属,アルカリ土類金属,またはこれらの酸化物,複合酸化物,フッ化物および有機錯体等が挙げられる。電子アクセプタ性を有する材料としては、例えば、P型ドーパントをドープした正孔輸送性材料が用いられる。正孔輸送性材料は、例えば、正孔供給層で挙げた材料を用いることができる。P型ドープ材料としては、例えば7,7,8,8−テトラシアノ−2,3,5,6−テトラフルオロキノジメタン(F4−TCNQ)およびヘキサアザシアノトリフェニレン(HAT−6CN)等が挙げられる。電荷発生層の厚みは、有機EL素子10の全体構成にもよるが、例えば1nm以上100nm以下であることが好ましく、より好ましくは10nm以上50nm以下である。
なお、ここでは発光層を電荷発生層を間に2層積層した場合を示したがこれに限らず、3層またはそれ以上積層しても構わない。積層数を多くすることによって発光効率を更に向上することが可能となる。本変形例のように発光層を2層積層した場合の理論上の発光効率はlm/Wは変ることなく、電流効率cd/Aは2倍に、また3層積層した場合には、3倍となる。
電子供給層は、対向電極15から注入される電子を、それぞれ発光層に輸送するためのものである。電子供給層は、例えば、電子輸送性を有する材料からなる層(電子輸送層、図示せず)と、電子注入性を有する材料からなる層(電子注入層、図示せず)とが積層された構成を有する。電子供給層の厚みは、有機EL素子10の全体構成にもよるが、例えば、10nm以上50nm以下であることが好ましい。電子輸送層および電子注入層の積層構造とする場合には、電子輸送層の厚みは、例えば、10nm以上200nm以下であることが好ましく、より好ましくは、20nm以上180nm以下である。また、電子注入層の厚みは、例えば、5nm以上とすることが好ましい。これにより、凹凸の著しい画素においても十分な電子注入を行うことができる。
電子輸送層を構成する材料としては、優れた電子輸送能および対向電極15との高いコンタクト特性を有する有機材料を用いることが好ましく、例えばイミダゾール誘導体およびフェナントロリン環を少なくとも1つ有するフェナントロリン誘導体を用いることが好ましい。これにより、発光層への電子の供給が安定する。
電子注入層を構成する材料としては、例えば、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)等のアルカリ土類金属、リチウム、ナトリウム、セシウム等のアルカリ金属を用いることができる。また、これらの金属の酸化物及び複合酸化物、フッ化物等を、単体でまたはこれらの金属および酸化物及び複合酸化物、フッ化の混合物や合金として安定性を高めて使用してもよい。
対向電極15は、仕事関数が小さく、且つ、光透過性を有する材料であればよい。具体的には、LiO2,Cs23,Cs2SO4,MgF,LiFあるいはCaF2等のアルカリ金属酸化物、アルカリ金属フッ化物、アルイカリ土類金属酸化物、アルカリ土類フッ化物が挙げられる。この他、アルミニウム(Al)またはカルシウム(Ca)またはマグネシウム(Mg)を含む合金(例えばMgAg)のような光透過性反射材料を用いてもよい。対向電極15は、上記材料を含む単層でもよいし、上記材料をからなる層を複数積層した構成としてもよい。積層構造とする場合には、上層に、例えば、IZOや透明なSiNx膜を形成することで、導電性を向上することや電極の劣化を抑制することができる。
なお、対向電極15は、各画素5を構成する副画素5R,5G,5Bごとに独立して形成してもよいが、表示領域110内にベタ膜状に形成され、複数の画素5に対する共通電極として用いてもよい。また、この有機EL素子10が、キャビティ構造となっている場合には、対向電極15には半透過半反射材料を用いることが好ましい。これにより、画素電極12側の光反射面と、対向電極15側の光反射面との間で多重干渉させた発光光が対向電極15側から取り出される。この場合、画素電極12側の光反射面と対向電極15側の光反射面との間の光学的距離は、取り出したい光の波長によって規定され、この光学的距離を満たすように各層の厚みが設定されていることとする。このような上面発光型の有機EL素子においては、このキャビティ構造を積極的に用いることにより、外部への光取り出し効率の改善や発光スペクトルの制御を行うことが可能となる。
保護層16は、例えば厚みが1μm以上3μm以下であり、絶縁性材料または導電性材料のいずれにより構成されていてもよい。絶縁性材料としては、無機アモルファス性の絶縁性材料、例えばアモルファスシリコン(α−Si),アモルファス炭化シリコン(α−SiC),アモルファス窒化シリコン(α−Si1-xx)、アモルファスカーボン(α−C)等が好ましい。このような無機アモルファス性の絶縁性材料は、グレインを構成しないため透水性が低く、良好な保護膜となる。この他、窒化ケイ素(代表的には、Si34)膜,酸化ケイ素(代表的には、SiO2)膜、窒化酸化ケイ素(SiNxOy:組成比X>Y)膜、酸化窒化ケイ素(SiOxNy:組成比X>Y)膜、またはDLC(Diamond like Carbon)のような炭素を主成分とする薄膜、CN(Carbon Nanotube)膜等が用いられる。
封止層17は、保護層16の上にほぼ一様に形成されており、接着層として機能するものである。封止層17の材料は、例えば、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂、フッ素系ポリマー、シリコン系ポリマー、ノボラック系樹脂、エポキシ系樹脂、ノルボルネン系樹脂、ないし、顔料を分散させたこれらの樹脂材料等が挙げられる。封止層17は、画素分離膜13の屈折率(n1)よりも大きいことが好ましく、上記のように、封止層17の屈折率をn2とした場合、1.1≦n2≦1.8、n2−n1≧0.20を満たす材料を用いることが好ましい。
対向基板31は、有機EL素子10の対向電極15の側に位置しており、封止層17と共に有機EL素子10を封止するものである。対向基板31は、有機EL素子10で発生した光に対して透明なガラス等の材料により構成されている。対向基板31には、例えば、ブラックマトリクス32Bとしての遮光膜およびカラーフィルタ32Aが設けられており、有機EL素子10で発生した光を取り出すと共に、各有機EL素子10間の配線において反射された外光を吸収し、コントラストを改善するようになっている。
カラーフィルタ32Aは、赤色フィルタ,緑色フィルタおよび青色フィルタを有しており、順に配置されている。赤色フィルタ,緑色フィルタおよび青色フィルタは、それぞれ例えば矩形形状で隙間なく形成されている。これら赤色フィルタ,緑色フィルタおよび青色フィルタは、顔料を混入した樹脂によりそれぞれ構成されており、顔料を選択することにより、目的とする赤,緑あるいは青の波長域における光透過率が高く、他の波長域における光透過率が低くなるように調整されている。なお、副画素5R,5G,5Bに設けられた各有機EL素子10上には、対応する色のカラーフィルタが配設されている。
ブラックマトリクス32Bは、例えば黒色の着色剤を混入した光学濃度が1以上の黒色の樹脂膜、または薄膜の干渉を利用した薄膜フィルタにより構成されている。このうち黒色の樹脂膜により構成するようにすれば、安価で容易に形成することができるので好ましい。薄膜フィルタは、例えば、金属,金属窒化物あるいは金属酸化物よりなる薄膜を1層以上積層し、薄膜の干渉を利用して光を減衰させるものである。薄膜フィルタとしては、具体的には、Crと酸化クロム(III)(Cr23)とを交互に積層したものが挙げられる。
ここで、有機EL素子10を構成する画素電極12と対向電極15との間に設けられた有機層14は、真空蒸着法、イオンビーム法(EB法)、分子線エピタキシー法(MBE法)、スパッタ法、OVPD(Organic Vapor Phase Deposition)法等のドライプロセスによって形成できる。
また、有機層14は、上記の方法に加えてレーザー転写法,スピンコート法,ディッピング法,ドクターブレード法,吐出コート法,スプレーコート法等の塗布法、インクジェット法,オフセット印刷法,凸版印刷法,凹版印刷法,スクリーン印刷法,マイクログラビアコート法等の印刷法等のウエットプロセスによる形成も可能であり、各有機層や各部材の性質に応じて、ドライプロセスとウエットプロセスを併用しても構わない。
この表示装置1は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、駆動基板11上にTFT部20Bを、従来技術を用いて形成したのち、表示部20Aを形成する。まず、TFT部20Bの平坦化層26上に、例えば、真空蒸着法とエッチング法を用いて、例えば、AlNd/Agの積層構造を有する画素電極12を形成する。なお、画素電極12は、コンタクトプラグ(図示せず)を介して、TFTのソース/ドレイン領域に電気的に接続されている。ソース・ドレイン電極25A・25Bは、信号供給回路(図示せず)に接続されている。
続いて、開口13Aおよびダミー開口13Bを有する画素分離膜13を、例えば、をフォトリソグラフィを用いて形成する。なお、画素分離膜13の形成方法は、例えば、全面に、SiO2,SiNx,SiON,Al23等の無機材料を用い、フォトリソグラフィおよびエッチングを用いて形成することもできる。次に、開口13Aの底部に露出した画素電極13の上を含む画素分離膜13上に有機層14を、例えば、蒸着法を用いて形成したのち、表示領域110Aの全面に対向電極15を形成する。対向電極15は、表示領域110Aに設けられたすべての有機EL素子10を構成する有機層14の全面を覆っている。この対向電極15は、画素分離膜13および有機層14によって画素電極12と電気的には絶縁されている。対向電極15は、有機層14に対して影響を及ぼすことのない程度に成膜粒子のエネルギーが小さい成膜方法である真空蒸着法やスパッタ法を用いて形成される。また、有機層14を大気に暴露することなく、有機層14の形成と同一の真空蒸着装置内において連続して対向電極15を形成することで、大気中の水分や酸素による有機層14の劣化を防止することができる。
続いて、対向基板15の全面に、保護層16を形成したのち、さらに、封止層17を形成することで、画素分離膜13と封止層17からなる光反射層(リフレクタ構造)が得られる。次いで、カラーフィルタ32Aおよびブラックマトリクス32Bが形成された対向基板31を、封止層17を介して貼り合わせる。これにより、表示装置1が完成する。
表示装置1では、各副画素5R,5B,5Bに対して走査線駆動回路130から書き込みトランジスタTr2のゲート電極を介して走査信号が供給されると共に、信号線駆動回路120から画像信号が書き込みトランジスタTr2を介して保持容量Csに保持される。即ち、この保持容量Csに保持された信号に応じて駆動トランジスタTr1がオンオフ制御され、これにより、有機EL素子10に駆動電流Idが注入され、正孔と電子とが再結合して発光が起こる。この光は、下面発光(ボトムエミッション)の場合には画素電極12および駆動基板11を透過して、上面発光(トップエミッション)の場合には対向電極15,カラーフィルタ32Aおよび対向基板31を透過して取り出される。
(1−3.作用・効果)
有機EL表示装置は、前述したように一般に高画質が望まれており、例えば、光取り出し効率を向上させるために、リフレクタを備えた有機EL表示装置が開発されている。このリフレクタは、第1基板上に、発光素子からの光を表示面側に反射する第1部材と、第1基板に対向配置された第2基板と光反射構造との間を充填すると共に、第1部材の屈折率とは異なる屈折率を有する第2部材とから構成されており、第1部材の表面において第2部材を伝播した光反射させることによって光取り出し効率を向上させることができる。
リフレクタによる光取り出し効率を効率よく向上させるためには、第1部材によって形成されるリフレクタの形状を制御することが重要である。しかしながら、フォトレジストからなる第1部材は、その製造工程において変形し、複数のリフレクタ間でばらつきが生じるという問題があった。具体的には、第1部材を、フォトリソグラフィ技術によって加工した場合、例えば、図9(A)に示したように、基板111上にパターン開口を有するマスクを用いた露光および現像によって所望の形状を有する第1部材がパターニングされる。しかしながら、現像後の焼成工程によって第1部材は、図9(B)に示したように変形してしまう。これは、焼成工程において第1部材であるフォトレジストは軟化し、表面張力の影響を受けて変形し、そのまま硬化するためである。表面張力による変形は、面積が広いほど大きい。即ち、基板111上に複数のリフレクタを形成した場合、最外周のリフレクタの形状が最も変形することとなる。
これに対して本実施の形態では、複数の開口13Aが設けられた画素電極12の外縁にダミー開口13Bを設けるようにした。これにより、開口13Aのレイアウトのばらつきによって生じる開口13Aの形状のばらつきを低減することが可能となる。
以上のように、本実施の形態の表示装置1では、リフレクタ構造として複数の開口13Aが設けられた画素電極12の外縁にダミー開口13Bを設けるようにした。これにより、画素電極12上に設けられた複数の開口13Aのレイアウト(換言すると、各開口13Aの周辺パターン)のばらつきが低減され、開口13Aの形状のばらつきの発生を抑制することが可能となる。よって、光取り出し効率を向上させることが可能となると共に、開口13Aのばらつきによる輝度のばらつきも低減することが可能となる。
なお、上記第1の実施の形態では、図4A〜図4Cに示したように、各副画素5R,5G,5Bの外縁にダミー開口13Bを設けるようにしたが、例えば、図10に示したように、複数の画素が配設されてなる表示領域110Aの外縁(例えば、周辺領域110B)にのみ形成するようにしてもよい。図10に示したように、各画素が高精細に配置された場合には、例えば、赤色画素5Rの画素電極12上に設けられた開口13ARと、隣に設けられた、例えば、緑色画素5Gの画素電極12上に設けられた開口13AGとの間隔が、自画素上に設けられた開口13ARと同程度となる。この場合には、画素電極12上に複数設けられた開口13ARのばらつき、具体的には最外縁の開口13ARの歪みの発生が低減される。このような場合には、図10に示したように、複数の画素が配設されてなる表示領域110Aの周縁にのみ形成することで、表示領域110Aの外縁部分における輝度の低下が改善され、表示領域110A全体に均一な輝度が得られるようになる。なお、ここでは、ダミー開口13Bを周辺領域110Bに設けた例をあげたが、ダミー開口13Bは必ずしも周辺領域110Bに形成しなくてもよい。具体的には、各副画素5R,5G,5B上に形成された開口13Aによって形成される発光領域の外縁、即ち、非発光領域に形成すればよく、その場合には、ダミー開口13Bの一部あるいは全部が表示領域110A内に設けられていてもかまわない。
以下に、本開示の第2の実施の形態および変形例(変形例1,2)について説明する。上記実施の形態と同一の構成要素については同一符号を付してその説明は省略する。
<2.第2の実施の形態>
図11は、本開示の第2の実施の形態に係る表示装置2の断面構成を表したものである。この表示装置1は、電子ビューファインダ(EVF)や頭部装着型ディスプレイ(HMD)等の高精細(例えば、画素数2048×1236)な表示装置あるいは有機ELテレビジョン装置として用いられるものであ。図12は、画素電極12、開口13Aおよびダミー開口33Bの位置関係を表す平面図である。本実施の形態における表示装置2は、ダミー開口33Bの少なくとも一部が画素電極12上に設けられると共に、その底部に画素分離膜33を有する点が、上記第1の実施の形態とは異なる。
ダミー開口33Bは、例えば、図11および図12に示したように、少なくとも一部が画素電極12にまたがるように設けられている。ダミー開口33Bは、その底部に画素分離膜33を有し、これによって、画素電極12との重複部分における発光を防いでいる。ダミー開口33Bの底部の画素分離膜33の厚み(h)は、ダミー開口33Bにおける発光を妨げることができればよく、また、ダミー開口33Bは、開口13Aとの距離が開口13A間における距離と同程度であることが好ましく、また、ダミー開口33Bのある断面形状が開口13Aと近似していることが好ましい。このため、ダミー開口33Bの深さ(D)は、できるだけ大きいことが好ましい。
ダミー開口33Bは、例えば、画素分離膜33のパターニングの際に、ハーフトーンマスクを用いて、開口13Aと共に一括露光する方法がある。この他、複数のマスクを用いて、開口13Aおよびダミー開口33Bにおける露光量をそれぞれ調整することによっても形成できる。
このように、本実施の形態の表示装置2では、画素電極12をまたぐダミー開口33Bを、例えばハーフ露光を用いて、底部に画素分離膜33が残存する構造とした。これにより、隣り合う画素間に十分な間隔のない表示装置においても、リフレクタ構造である開口13Aの形状のばらつきを低減することが可能となる。よって、リフレクタ構造による光の取り出し効率を向上させる可能となると共に、輝度のばらつきが低減された表示装置2を提供することが可能となる。
<3.変形例>
(3−1.変形例1)
図13は、本開示の第1の実施の形態の変形例1に係る表示装置1Aの断面構成を表したものである。図14は、本開示の第2の実施の形態の変形例1に係る表示装置2Aの断面構成を表したものである。表示装置1Aおよび表示装置2Aは、上記第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様に、リフレクタ構造である開口13Aを有する画素電極12の外縁に、ダミー開口13B(,33B)を有しているが、本変形例では、カラーフィルタ32Aおよびブラックマトリクス32Bが駆動基板11側、具体的には、封止層17上に設けられている点が、第1の実施の形態および第2の実施の形態とは異なる。対向基板31は、例えば、アクリル樹脂やエポキシ樹脂等を用いた接着層18を介してカラーフィルタ32Aおよびブラックマトリクス32B上に貼り合わされている。
このような表示装置1Aおよび表示装置2Aでは、上記第1の実施の形態および第2の実施の形態における効果に加えて、有機EL素子10の発光層とカラーフィルタ32Aおよびブラックマトリクス32Bと間の距離を短くすることができるため、視野角特性が向上すると共に、隣接画素からの光の侵入によって混色の発生を抑制することが可能となるという効果を奏する。また、駆動基板11と対向基板31とを貼り合わせる際に、色画素(副画素;赤色画素5R,緑色画素5G,青色画素5B)に対応するカラーフィルタ33AR,33AG,33ABの位置合わせが不要となる。更に、カラーフィルタを対向基板31上にフォトリソグラフィ技術を用いて形成する必要がないため、対向基板31に求められる耐熱性(熱変形)や耐薬品性(耐溶剤性、耐アルカリ性)が緩和される。よって、対向基板31の材料選択の自由度が向上し、コストを低減することが可能となる。
(3−2.変形例2)
図15は、本開示の第1の実施の形態の変形例2に係る表示装置1Bの断面構成を表したものである。図16は、本開示の第2の実施の形態の変形2に係る表示装置2Bの断面構成を表したものである。表示装置1Bおよび表示装置2Bは、上記第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様に、リフレクタ構造である開口13Aを有する画素電極12の外縁に、ダミー開口13B(,33B)を有しているが、本変形例では、カラーフィルタ32Aおよびブラックマトリクス32Bが駆動基板11側に設けられると共に、ダミー開口13BG,33Bにブラックマトリクス32Bが埋設されている点が、第1の実施の形態および第2の実施の形態とは異なる。
このような表示装置1Bおよび表示装置2Bでは、上記第1の実施の形態および第2の実施の形態における効果に加えて、ダミー開口13BG,33Bにブラックマトリクス32Bが埋設することにより、隣接画素からの光の侵入が遮蔽され混色の発生を防止することが可能となるという効果を奏する。また、カラーフィルタ32Aおよびブラックマトリクス32Bが駆動基板11側に設けているため、上記変形例1と同様の効果も得られる。
<4.適用例>
(モジュールおよび適用例)
上記実施の形態および変形例において説明した表示装置1,2,1A,1B,2A,2Bは、例えばテレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラ等、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。特に、モバイル向けの中小型ディスプレイに好適である。以下にその一例を示す。
(モジュール)
上記実施の形態等の表示装置1,2,1A,1B,2A,2Bは、例えば、図16に示したようなモジュールとして、後述する適用例1〜3等の種々の電子機器に組み込まれる。このモジュールは、例えば、駆動基板11の一辺に、保護層30および封止用基板40から露出した領域210を設け、この露出した領域210に、信号線駆動回路120および走査線駆動回路130の配線を延長して外部接続端子(図示せず)を形成したものである。外部接続端子には、信号の入出力のためのフレキシブルプリント配線基板(FPC;Flexible Printed Circuit)220が設けられていてもよい。
(適用例1)
図18Aおよび図18Bは、適用例1に係るスマートフォン320の外観を表したものである。このスマートフォン320は、例えば、表側に表示部321および操作部322を有し、裏側にカメラ323を有しており、表示部321に上記実施の形態等の表示装置1,2,1A,1B,2A,2Bが搭載されている。
(適用例2)
図19Aおよび図19Bは、タブレットの外観構成を表している。このタブレットは、例えば、表示部410(表示装置1)および非表示部(筐体)420と、操作部430とを備えている。操作部430は、図19Aに示したように非表示部420の前面に設けられていてもよいし、図19Bに示したように上面に設けられていてもよい。表示装置1,2,1A,1B,2A,2Bは、図19Aおよび図19Bに示したタブレットと同様の構成を有するPDA等に搭載されてもよい。
(適用例3)
図20は、適用例3に係るヘッドマウントディスプレイ500の外観を表している。このヘッドマウントディスプレイ500は、表示部510(表示装置1,2,1A,1B,2A,2B)と、装着部520とを備えている。
(適用例4)
図21A、21Bは、適用例4に係るデジタルスチルカメラの外観構成を表しており、それぞれ前面および後面を示している。このデジタルスチルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部610と、ビューファインダ620(表示装置1,2,1A,1B,2A,2B)と、メニュースイッチ630と、シャッターボタン640と、表示部650とを備えている。
以上、第1,第2の実施の形態、変形例1,2および適用例を挙げて本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態等に限定されるものではなく、種々変形が可能である。
例えば、上記第1の実施の形態では、開口13Aを円形状で示したが、これに限らず、例えば矩形状でもかまわない。また、画素電極12上における複数の開口13Aのレイアウトも特に限定されるものではなく、例えば、いわゆる最密充填配置にしてもよい。
また、上記実施の形態等において説明した各層の材料および厚み、または成膜方法および成膜条件等は限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の成膜方法および成膜条件としてもよい。
更に、上記実施の形態等では、有機EL素子10の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、他の層を更に備えていてもよい。
また、上記実施の形態等では、アクティブマトリックス型の表示装置の場合について説明したが、本開示はパッシブマトリックス型の表示装置への適用も可能である。更にまた、アクティブマトリックス駆動のための画素駆動回路の構成は、上記実施の形態で説明したものに限られず、必要に応じて容量素子やトランジスタを追加してもよい。その場合、画素駆動回路の変更に応じて、上述した信号線駆動回路120や走査線駆動回路130のほかに、必要な駆動回路を追加してもよい。
なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
また、本技術は以下のような構成をとることも可能である。
(1)規則的に配置された複数の画素と、前記複数の画素に設けられた複数の第1開口と、前記規則的に配置された複数の画素の周縁の少なくとも一部に1または2以上設けられた第2開口とを備えた表示装置。
(2)前記画素は複数の副画素を有し、前記第1開口は、前記副画素ごとに複数設けられ、前記第2開口は、前記副画素の外縁の少なくとも一部に1または2以上設けられている、前記(1)に記載の表示装置。
(3)前記副画素は略矩形形状を有し、前記第2開口は、前記副画素の各辺に少なくとも1以上設けられている、前記(2)に記載の表示装置。
(4)前記第2開口は、前記副画素に設けられた複数の前記第1開口と同じピッチで設けられている、前記(2)または(3)に記載の表示装置。
(5)前記副画素の各辺に設けられた第2開口は互いに連続している、前記(3)に記載の表示装置。
(6)前記第2開口は、前記副画素間にストライプ状に設けられている、前記(2)乃至(5)のいずれか1つに記載の表示装置。
(7)前記第2開口は、前記副画素を間に格子状に設けられている、前記(2)乃至(5)のいずれか1つに記載の表示装置。
(8)前記副画素は、基板上に第1電極、発光層を含む有機層および第2電極がこの順に積層された発光素子を有し、前記第1開口は、前記第1電極上に設けられ、前記第2開口は、前記第1電極の外縁に設けられている、前記(2)乃至(7)のいずれか1つに記載の表示装置。
(9)前記複数の画素が配設された表示領域と、前記表示領域の周縁に設けられた周辺領域とを有し、前記第2開口は、前記周辺領域に設けられている、前記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載の表示装置。
(10)前記第1開口は、前記複数の画素が設けられた発光領域に形成され、前記第2開口は、非発光領域に形成されている、前記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載の表示装置。
(11)表示装置を備え、前記表示装置は、規則的に配置された複数の画素と、前記複数の画素に設けられた複数の第1開口と、前記規則的に配置された複数の画素の周縁の少なくとも一部に1または2以上設けられた第2開口とを有する電子機器。
1,2,1A,1B,2A,2B…表示装置、10…有機EL素子、11…駆動基板、12…画素電極、13…画素分離膜、14…有機層、15…対向電極、16…保護層、17…封止層、31…対向基板、32A…カラーフィルタ、32B…ブラックマトリクス。

Claims (11)

  1. 規則的に配置された複数の画素と、
    前記複数の画素に設けられた複数の第1開口と、
    前記規則的に配置された複数の画素の周縁の少なくとも一部に1または2以上設けられた第2開口と
    を備えた表示装置。
  2. 前記画素は複数の副画素を有し、
    前記第1開口は、前記副画素ごとに複数設けられ、前記第2開口は、前記副画素の外縁の少なくとも一部に1または2以上設けられている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記副画素は略矩形形状を有し、前記第2開口は、前記副画素の各辺に少なくとも1以上設けられている、請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第2開口は、前記副画素に設けられた複数の前記第1開口と同じピッチで設けられている、請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記副画素の各辺に設けられた第2開口は互いに連続している、請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記第2開口は、前記副画素間にストライプ状に設けられている、請求項2に記載の表示装置。
  7. 前記第2開口は、前記副画素を間に格子状に設けられている、請求項2に記載の表示装置。
  8. 前記副画素は、基板上に第1電極、発光層を含む有機層および第2電極がこの順に積層された発光素子を有し、
    前記第1開口は、前記第1電極上に設けられ、前記第2開口は、前記第1電極の外縁に設けられている、請求項2に記載の表示装置。
  9. 前記複数の画素が配設された表示領域と、前記表示領域の周縁に設けられた周辺領域とを有し、
    前記第2開口は、前記周辺領域に設けられている、請求項1に記載の表示装置。
  10. 前記第1開口は、前記複数の画素が設けられた発光領域に形成され、前記第2開口は、非発光領域に形成されている、請求項1に記載の表示装置。
  11. 表示装置を備え、
    前記表示装置は、
    規則的に配置された複数の画素と、
    前記複数の画素に設けられた複数の第1開口と、
    前記規則的に配置された複数の画素の周縁の少なくとも一部に1または2以上設けられた第2開口と
    を有する電子機器。
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