JP2016084575A - Snow removal device for roof - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、傾斜屋根に積もった雪を除雪するための屋根用除雪装置に関する。 The present invention relates to a roof snow removal device for removing snow accumulated on an inclined roof.
豪雪地帯では屋根に積もった雪を定期的に下ろす雪下ろし作業が不可欠であるが、この雪下ろし作業を人力で行うには多大の労力が要求されると共に、落下事故等の危険も伴う。そこで、従来より雪下ろし作業を自動で行う屋根用除雪装置が提案されている。例えば特許文献1に記載の屋根用除雪装置は、屋根に沿って可動部を下降させながら雪層を切断し、自重によって雪層を滑落させるように構成されている。
In heavy snowfall, it is indispensable to carry out snow removal on a roof regularly. However, it requires a lot of labor to perform this snow removal work manually, and there is a risk of a fall accident. In view of this, a snow removal device for roof that automatically performs snow lowering work has been proposed. For example, the snow removal device for roof described in
しかしながら、上述した従来の屋根用除雪装置では、屋根に積もった全ての雪を一度に切断するため、可動部に対する負荷が大きい。また、可動部を上から下に向けて移動させながら雪層を屋根の全幅で切断するため、どのようにして雪が滑り落ちるのかが不明である。仮に雪層が滑り落ちたとしても、屋根に積もった大量の雪が一気に滑り落ちることとなり、樋等の設備を破損させる虞があると共に、建物付近に人がいると事故の原因となり、安全とは言えなかった。更に、屋根から降ろされた雪は屋根の軒下に溜まり、これを側溝等へ改めて搬送させる必要があった。 However, in the conventional snow removal device for a roof mentioned above, since all the snow accumulated on the roof is cut | disconnected at once, the load with respect to a movable part is large. Moreover, since the snow layer is cut at the full width of the roof while moving the movable part from the top to the bottom, it is unclear how the snow slides down. Even if the snow layer slides down, a large amount of snow on the roof will slide down at a stretch, which may damage equipment such as firewood. There wasn't. Furthermore, the snow dropped from the roof collected under the eaves of the roof and had to be transported again to a gutter or the like.
本発明の目的は、より安全に屋根の雪降ろしを自動で行うことができる屋根用除雪装置の提供である。 An object of the present invention is to provide a snow removal device for a roof that can automatically perform snow removal on the roof more safely.
また、本発明の他の目的は、屋根に積もった雪を所定位置まで搬送できる屋根用除雪装置の提供である。 Another object of the present invention is to provide a snow removal device for a roof that can transport snow accumulated on the roof to a predetermined position.
本発明の請求項1に記載の屋根用除雪装置は、建物の屋根の傾斜方向に沿って昇降可能なショベル部と、前記ショベル部を前記傾斜方向に沿って往復移動させる第1搬送手段と、を備え、前記ショベル部は、前記屋根の表面に沿う底板と、前記底板から起立する起立部と、を備え、前記ショベル部が前記傾斜方向に沿って上昇することにより、前記屋根に積もった雪を切断して滑落させて除雪することを特徴とする。
The snow removal device for roof according to
本発明の請求項2に記載の屋根用除雪装置は、前記ショベル部は更に、一端が前記底板に固定された摩擦抵抗減少シートと、前記摩擦抵抗減少シートを巻き取るための巻取機構と、を備え、前記第1搬送手段は、前記傾斜方向に沿って延びる第1レール部材を備え、 前記巻取機構は前記第1レール部材に固定され、前記ショベル部が上昇すると前記摩擦抵抗減少シートは前記巻取機構から引き出され、前記ショベル部が下降すると前記摩擦抵抗減少シートは前記巻取機構に巻き取られ、前記ショベル部により切断された雪塊は前記摩擦抵抗減少シート上を滑落することを特徴とする。
In the snow removal device for roof according to
本発明の請求項3に記載の屋根用除雪装置は、前記巻取機構は、前記第1レール部材に固定された支持部と、前記屋根から離間した位置にて前記支持部に支持されたローラと、前記支持部に支持されて前記摩擦抵抗減少シートを巻き取るためのリールと、を備え、前記リールは前記ローラよりも下方に位置し、前記リールから引き出された前記摩擦抵抗減少シートは前記ローラに掛け渡されて前記ローラから前記底板まで直線状に延びることを特徴とする。
In the snow removal device for roof according to
本発明の請求項4に記載の屋根用除雪装置は、前記ショベル部は上昇と一時停止を繰り返しながら除雪するように構成されていることを特徴とする。
The snow removal device for roof according to
本発明の請求項5に記載の屋根用除雪装置は、前記ショベル部と共に前記第1搬送手段を水平方向へ往復移動させるための第2搬送手段を更に備え、前記第1搬送手段は、下面にスリットが形成され前記傾斜方向に沿って延びる中空の第1レール部材と、前記第1レール部材に収容保持されて前記傾斜方向へ往復移動する第1移動手段と、を備え、前記ショベル部は前記第1レール部材の前記スリットを介して前記第1移動手段に連結され、 前記第2搬送手段は、下面にスリットが形成され水平方向に沿って延びる中空の第2レール部材と、前記第2レール部材に収容保持されて水平方向へ往復移動する第2移動手段と、を備え、前記第1搬送手段は前記第2レール部材の前記スリットを介して前記第2移動手段に連結され、前記ショベル部は、前記傾斜方向への往復移動と水平方向への移動とを繰り返すことで前記屋根の雪を除雪していくことを特徴とする。
The snow removal device for roof according to
本発明の請求項6に記載の屋根用除雪装置は、前記ショベル部により切断されて滑落した雪塊を搬送するための搬送手段を更に備え、前記搬送手段は前記屋根の水下側に設置されたカバー部と、カバー部に収容されたオーガと、を備え、前記ショベル部により切断されて滑落した雪塊は前記カバー部内に落下し、前記オーガは前記雪塊を切り崩しながら所定方向へ搬送することを特徴とする。
The roof snow removal device according to
本発明の請求項1に記載の屋根用除雪装置によれば、ショベル部は屋根の表面に沿う底板と底板から起立する起立部とを備えるので、ショベル部が上昇すると屋根の上の雪が切断されて自重により滑落する。よって、人力によらず屋根上の雪を除雪することができる。また、ショベル部が上昇しながら雪を切断して除雪するので、屋根上の大量の雪が一気に滑り落ちることがなく、雪の重みによる屋根や屋根付近の設備の破損を回避できる。
According to the snow removal device for roof according to
本発明の請求項2に記載の屋根用除雪装置によれば、ショベル部により切断された雪塊は摩擦抵抗減少シート上を滑落するので、雪塊の滑落がスムーズに行われる。また、ショベル部が上昇すると摩擦抵抗減少シートは巻取機構から引き出されるので、雪塊は必ず摩擦抵抗減少シート81の上を滑り落ちることとなり、除雪をよりスムーズに行うことができる。更に、ショベル部が下降すると摩擦抵抗減少シートは巻取機構に巻き取られるので、摩擦抵抗減少シートが垂れ下がって邪魔になることがない。
According to the snow removal device for roof according to
本発明の請求項3に記載の屋根用除雪装置によれば、リールから引き出された摩擦抵抗減少シートはローラに掛け渡されてローラから底板まで延びるので、摩擦抵抗減少シートのリールからの引出量に拘わらず、ローラから底板まで延びる摩擦抵抗減少シートを常に一定の角度の直線状に維持することができる。また、ローラは屋根から離間した位置に配置されるので、例えば屋根に樋等が設けられている場合であっても、樋よりも水下側で雪塊を落下させることができ、雪塊が樋に落下することによる樋の破損を防止できる。
According to the snow removal device for roof according to
本発明の請求項4に記載の屋根用除雪装置によれば、ショベル部は上昇と一時停止を繰り返しながら除雪するので、ショベル部が一時停止することを契機として雪層の水上側側面が切断されて雪塊となって滑落することとなり、ショベル部を連続して上昇させる場合と比較して、より小さな雪塊毎に滑落させることができる。
According to the snow removal device for roof according to
本発明の請求項5に記載の屋根用除雪装置によれば、第1搬送手段は、下面にスリットが形成された中空の第1レール部材と、第1レール部材に収容保持された第1移動手段と、を備え、ショベル部は第1レール部材のスリットを介して第1移動手段に連結されているので、第1レール部材内における積雪を防止することができ、積雪によってショベル部の上昇及び下降が妨げられることがない。同様に、第2搬送手段は、下面にスリットが形成された中空の第2レール部材と、第2レール部材に収容保持された第2移動手段と、を備え、第1搬送手段は第2レール部材のスリットを介して第2移動手段に連結されているので、第2レール部材内における積雪を防止することができ、積雪によって第1搬送手段の水平方向への移動が妨げられることがない。また、ショベル部は、傾斜方向への往復移動と水平方向への移動とを繰り返すことで屋根の雪を除雪していくので、傾斜方向に延びる一筋分の雪を除雪した後に次の一筋分の雪を除雪していくことになり、大量の雪が一度に除雪されることによる器物破損等の危険性を回避できる。
According to the snow removal device for roof according to
本発明の請求項6に記載の屋根用除雪装置によれば、ショベル部により切断されて滑落した雪塊を搬送するための搬送手段を更に備え、搬送手段は屋根の水下側に設置されたカバー部と、カバー部に収容されたオーガと、を備え、オーガは雪塊を切り崩しながら所定方向へ搬送するので、人力によらず屋根から除雪された雪を自動的に所定場所まで搬送させることができる。
According to the snow removal device for roof according to
[第1実施形態]
以下、添付図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る屋根用除雪装置について説明する。ここでは、屋根用除雪装置を片流れ屋根を有する建物に設置した場合を例に説明する。図1を参照して、図示の屋根用除雪装置1は、屋根Rから雪を除雪する除雪機構2と、除雪機構2により除雪された雪を所定位置へ搬送する搬送機構3と、除雪機構2及び搬送機構3を制御する制御部4(図7参照)と、を備える。
[First Embodiment]
A roof snow removal device according to a first embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. Here, a case where the roof snow removal device is installed in a building having a single-flow roof will be described as an example. Referring to FIG. 1, the illustrated
除雪機構2は、建物Bの周囲に設置された支持構造5と、支持構造5により支持された一対のスライダレール(第2搬送手段)6と、一対のスライダレール6により水平方向(屋根Rの左右幅方向)へ移動自在に支持されたスライダ(第1搬送手段)7と、スライダ7により屋根Rの傾斜面に沿って上下方向へ移動自在に支持されたショベル部8と、を備え、支持構造5には積雪量検知センサS1が設置されている。支持構造5は接地された金属製の骨組みからなり、避雷設備の棟上げ導体としての役割をも果たしている。
The
図2及び図3をも参照して、各スライダレール6は、両端にレールキャップ61a,61aが装着された角筒状のレール部材61と、レール部材61の両端に収容保持された一対の歯付きプーリ62,62と、一対の歯付きプーリ62,62に掛け渡された歯付きベルト63(第2移動手段)と、一方の歯付きプーリ62に接続されたレールモータM1(図7参照)と、を備える。レール部材61は屋根Rの幅方向全体に亘って延び、屋根面よりも上方に位置するよう支持機構5に固定支持され、その下面中央部には長手方向に沿ってスリット61bが設けられている。このスリット61bには後述するスライダ7の連結部74が挿通され、歯付きベルト63の両端が連結部74の両端に固定されている。レールモータM1は正逆回転モータから成り、レールモータM1によって一方の歯付きプーリ62を回転させると、歯付きベルト63が回転し、これに伴いスライダ7が水平方向へ移動する。
2 and 3, each
スライダ7は、両端にレールキャップ71a,71aが装着された角筒状のレール部材71と、レール部材71の両端に収容保持された一対の歯付きプーリ72,72と、一対の歯付きプーリ72に掛け渡された歯付きベルト73(第1移動手段)と、一方の歯付きプーリ72に接続されたスライダモータM2(図7参照)と、を備える。レール部材71の上面には一対の連結部74が取り付けられている。各連結部74の両面には下ローラ74a及び上ローラ74bが取り付けられ、これら下ローラ74a及び上ローラ74bはスライダレール6のレール部材61の内面に当接し、スライダ7の水平方向への移動に伴って回転する。かかる構成により、スライダ7の水平方向への移動が、がたつくことなくスムーズに行われる。
The
レール部材71は屋根Rの棟軒方向に延び、その水下側は屋根Rよりも棟軒方向下方まで延びている(図5参照)。レール部材71の下面中央部には長手方向に沿ってスリット71bが設けられている。このスリット71bには後述するショベル部8の連結部85が挿通され、歯付きベルト73の両端が連結部85の両端に固定されている。スライダモータM2は正逆回転モータから成り、スライダモータM2によって一方の歯付きプーリ72を回転させると、歯付きベルト73が回転し、これに伴いショベル部8が屋根Rの傾斜面に沿って上下移動(上昇/下降)する。
The
図4及び図5をも参照して、ショベル部8は、屋根Rに沿って上昇しながら雪層を切断するものであって、全体として横向き角筒状に構成されたショベル本体80と、ショベル本体80に固定された摩擦抵抗減少シート81と、摩擦抵抗減少シート81を巻き取る巻取機構86と、を備える。ショベル本体80は、屋根面と平行に延びる底板82と、底板82から起立する一対の起立部83,83と、一対の起立部83,83同士を接続する上板84と、を備え、ショベル本体80の上面には上述した連結部85が固定されている。連結部85の両面には下ローラ85a及び上ローラ85bが取り付けられ、これら下ローラ85a及び上ローラ85bはスライダ7のレール部材71の内面に当接し、ショベル部8の上昇/下降に伴って回転する。かかる構成により、ショベル部8の上昇及び下降が、がたつくことなくスムーズに行われる。
4 and 5, the
巻取機構86は、スライダ7の水下側部位に固定された下向き略U字状の支持部87と、支持部87に支持されたリール88及びローラ89と、を備える。摩擦抵抗減少シート81はリール88に巻かれており、その一端はリール88から引き出されてローラ89に掛け渡され、底板82の上面に固定されている。ローラ89は、屋根Rの樋Tよりも水下側であって、屋根面の延長線上に位置するように設置されている。また、リール88はローラ89よりも鉛直方向下方であってローラ89よりも屋根R側に位置するように設置されている。これにより、摩擦抵抗減少シート81は底板82からローラ89まで屋根面に沿って直線状に延び、ローラ89からリール88へ向かうに従い屋根Rに近づく方向へ下方斜めに延びる。
The winding
リール88は例えばスプリング式リールから構成されており、ショベル部8が上昇すると、摩擦抵抗減少シート81はリール88のスプリング力に抗してリール88から引き出され、ショベル部8が下降すると摩擦抵抗減少シート81がリール88のスプリング力によってリール88に巻き取られる。
The
かかる構成において、ショベル部8を下方(屋根Rの水下側)から上方(屋根Rの水上側)へ向かって上昇させると、屋根Rに積雪した雪層(図示せず)は、ショベル本体80によって下面及び側面が切断されてショベル本体80内に取り込まれ、この様にしてショベル本体80内に取り込まれた雪層は、自重により雪塊となって摩擦抵抗減少シート81上を滑り落ちて落下する。このとき、摩擦抵抗減少シート81は樋Tを跨ぐようにして樋Tの上方に位置しているため、摩擦抵抗減少シート81上を滑り落ちた雪塊が樋Tの上に落下することがなく、雪塊による樋Tの破損が防止される。
In such a configuration, when the
図1を参照して、搬送機構3は、コンベア機構9と、シュート10と、ダクト11と、を備える。コンベア機構9は屋根Rから落下してきた雪塊を切り崩して細分化させながらシュート10へ導くものであって、屋根Rの水下側に設置されたカバー部材91と、図6に示すオーガ92と、オーガ92の軸受けに連結されたオーガモータM3と、を備える。カバー部材91は、屋根Rの幅方向全体に亘って延びると共に、シュート10に近づくにつれて僅かに下方に傾斜して設置されている。図5をも参照して、カバー部材91は、屋根R側に開口部91aを有する断面略釣り針形状に形成され、開口部91aを規定するカバー部材91の下側縁91bがローラ89の鉛直方向下側且つ屋根R寄りに位置すると共に、開口部91aを規定するカバー部材91の上側縁91cがローラ89の鉛直方向上側に位置するように設置され、摩擦抵抗減少シート81上を滑り落ちた雪塊が開口部91aを介してカバー部材91により受け止められるように構成されている。また、カバー部材91のシュート10側部位(図1における左側部位)には排出口(図示せず)が設けられている。
With reference to FIG. 1, the
オーガ92は、カバー部材91に回転自在に収容され、カバー部材91の長手方向に沿って延びる回転軸92aと、回転軸92aの周面に螺旋状に設けられたスパイラルブレード92bと、を備え、回転軸92aが所定方向へ回転すると螺旋がカバー部材91の排出口側へ向かって進行する。オーガ92は、巻取機構86のローラ89の鉛直方向下側に位置するよう、カバー部材91の底部に配置されており、上述したように屋根Rから滑り落ちた雪塊はオーガ92の上に落下する。
The
シュート10は、コンベア機構9により搬送されてきた雪をダクト11へ導くものであり、コンベア機構9の下流側(カバー部材91の排出口側)から斜め下方へダクト11まで延びている。ダクト11はシュート10により導かれた雪を所定場所、例えば雨水側溝等へ導くものであって、シュート10の先端から下方に延びている。また、ダクト11内部には図示しない発電機が収容され、ダクト11内を落下する雪を利用した発電が行われるように構成されている。この発電機は、例えば雪の落下力で羽根車を回転させて発電して蓄電し、このようにして蓄えられた電力が商用電力のバックアップ用に供されるように構成されている。
The
図7に示す様に、制御部4には各種モータM1〜M3が電気的に接続されている他、積雪量検知センサS1、上端リミッタスイッチSW1、下端リミッタスイッチSW2、前進端リミッタスイッチSW3、後進端リミッタスイッチSW4、及び操作パネル部12が電気的に接続されており、制御部4はこれら積雪量検知センサS1、各種スイッチSW1〜SW4、及び操作パネル部12からの電気信号に基づき、各モータM1〜M3を駆動制御する。
As shown in FIG. 7, various motors M <b> 1 to M <b> 3 are electrically connected to the
積雪量検知センサS1は屋根上の積雪量を常時検知し、所定の積雪量を検知すると検知信号を発信する。所定の積雪量としては、ショベル本体80の起立部83の屋根面からの高さH(図5参照)よりも低いことが好ましく、起立部83の高さHの2/3程度とするのが好ましい。
The snow cover amount detection sensor S1 always detects the snow cover amount on the roof, and transmits a detection signal when a predetermined snow cover amount is detected. The predetermined amount of snow is preferably lower than the height H (see FIG. 5) from the roof surface of the standing
下端リミッタスイッチSW1及び上端リミッタスイッチSW2はスライダ7に設置され、これらのスイッチSW1及びSW2はそれぞれ、ショベル部8が所定の下端位置及び上端位置に到達して下端リミッタスイッチSW1及び上端リミッタスイッチSW2に接触するとONされて、上端検知信号及び下端検知信号を発信する。前進端リミッタスイッチSW3及び後進端リミッタスイッチSW4はスライダレール6に設置され、これらのスイッチSW3及びSW4はそれぞれ、スライダ7が所定の前進端位置及び後進端位置に到達して前進端リミッタスイッチSW3及び後進端リミッタスイッチSW4に接触するとONされて、前進端検知信号及び後進端検知信号を発信する。ここで、コンベア機構9による雪の搬送方向と逆向きの方向がスライダ7の前進方向とされ、雪の搬送方向に沿う方向がスライダ7の後進方向とされる。また、スライダ7の初期位置はその後進端位置とされ、ショベル部8の初期位置はその下端位置とされている。更に、図10に示す様にショベル部8及びスライダ7がそれぞれの初期位置に位置している状態が、ショベル部8のホーム位置とされている。図10に示す様にショベル部8の初期位置を屋根Rよりも水下側とすることにより、後述する除雪作業において、屋根Rに積もった雪がショベル部8に干渉することなくスライダ7を前進させることができる。
The lower limiter switch SW1 and the upper limiter switch SW2 are installed on the
図8を参照して、操作パネル部12には各種ランプ、各種ボタン、及び各種切替スイッチが設けられ、各種ボタンは照光押しボタンスイッチから構成されている。
Referring to FIG. 8, the
電源ランプR1は電源のON/OFFを示し、ホーム位置ランプR9はショベル部8がホーム位置に位置することを示す。運転モード切替スイッチW5は自動運転モードと手動運転モードの選択を行うものであり、本実施形態においてはホーム位置ランプR9の点灯時(ショベル部8がホーム位置にある場合)のみ、自動運転が可能となっている。この運転モード切替スイッチW5により自動運転モードが選択され、その後に開始ボタンB10が押されると、自動除雪制御が開始する。即ち、ショベル部8がホーム位置にある場合にのみ、自動除雪制御の開始が可能とされている。
The power lamp R1 indicates ON / OFF of the power supply, and the home position lamp R9 indicates that the
自動除雪制御について図9のフローチャートをも参照して説明する。自動除雪制御が開始すると、制御部4はまず、S1にて積雪量検知センサS1から検知信号を受信したか否かを判定する。検知信号S1を受信していない場合には(S1:NO)、検知信号を受信するまで待機する。一方、検知信号を受信した場合には(S1:YES)、S3にてオーガモータM3を所定方向に回転させてオーガ92の駆動を開始する。次に、S5にてスライダモータM2を所定方向に所定量だけ回転させ、ショベル部8を所定量だけ上昇させて停止させる。すると、雪層はショベル部8によって下面及び水平方向側面が切断されながらショベル本体80内に取り込まれ、この様にしてショベル本体80内に取り込まれた雪層は、ショベル部8が一時停止したことを契機として自重により棟側側面が切断され、雪塊となって摩擦抵抗減少シート81上を滑り落ち、カバー部材91内に落下する。このようにしてカバー部材91内に落下した雪塊は、回転するオーガ92のスパイラルブレード92bによって切り崩されながらシュート10へ送られ、シュート10を自重により滑り落ちた後にダクト11内を落下する。
The automatic snow removal control will be described with reference to the flowchart of FIG. When the automatic snow removal control is started, the
次に、S7にてショベル部8が上端位置に到達したか否か、即ち制御部4が上端検知信号を受信したか否かを判定し、上端位置に到達していなければ(S7:NO)、上端位置に達するまでS5の動作を繰り返すことで、縦方向に延びる一筋分の雪を除雪していく。一方、上端位置に到達したら(S7:YES)、S9にてスライダ7が前進端位置に位置しているか否か(制御部4が前進端検知信号を受信しているか否か)を判定する。まだ前進端位置に達していなければ(S9:NO)、S9にてスライダモータM2を逆方向へ回転させてショベル部8をその初期位置まで(下端検知信号を受信するまで)下降させ、S13にて一対のレールモータM1,M1を所定方向へ回転させてスライダ7を所定量だけ前進させる。その後、S5へ戻り、上記動作を繰り返すことで、次の一筋分の雪を除雪していく。
Next, in S7, it is determined whether or not the
一方、ショベル部8が上端位置に達し(S7:YES)、スライダ7も前進端位置に達している場合(S9:YES)には、ショベル部8及びスライダ7が図10に二点鎖線で示す完了位置にあり、屋根面全体の除雪が完了したことを意味する。よって、この場合には、S15にて一対のレールモータM1,M1及びスライダモータM2を逆方向に回転させて、ショベル部8をホーム位置へ戻す。その後、所定時間経過後にS17にてオーガモータM3を停止させ、S1へ戻る。このように、ショベル部8をホーム位置へ戻した後にもオーガ92を所定時間だけ駆動し続けることにより、オーガ92による雪の搬送が完了する前にオーガ92の駆動が停止して、オーガ92内に雪が残るのを防止している。
On the other hand, when the
このように、本実施形態における屋根用除雪装置1では、屋根Rの雪下ろしを人力によらず自動で行うことができると共に、除雪された雪を所定位置まで自動的に搬送することができる。また、ショベル部8とスライダ7とを順次移動させながら雪降ろしを行うことにより、比較的小さな雪塊を単位として除雪が行われるため、屋根Rの全面に積もった雪が雪崩のようにして一気に滑り落ちることがない。即ち、ショベル部8の幅寸法を、対象となる屋根Rの幅寸法よりも小さく設定し、ショベル部8の幅分の一筋の雪層を、更に複数回に分割(切断)しながら除雪していくので、大量の雪が一気に落下することによるコンベア機構9の破損や詰まり等が防止される。
As described above, in the
更に、オーガ92による搬送方向下流側をスライダ7の初期位置として設定し、当該下流側から雪降ろしが順次行われるため、オーガ92による搬送方向上流側から雪降ろしを開始する場合と比較して、オーガ92による雪の搬送をスムーズに行うことができる。また、カバー部材91内に落下した雪塊はオーガ92により切り崩されてシュート10へ搬送されるため、雪はシュート10内をダクト11までスムーズに滑り落ちる。
Furthermore, since the downstream side in the transport direction by the
図8に戻り、運転モード切替スイッチW5により手動運転モードを選択すると、スライダ7の前進/後進制御、ショベル部8の上昇/下降制御、及びオーガ92の回転制御を手動で行うことができる。この手動運転モードは、例えば屋根用除雪装置1の点検整備を行う際などに選択される。
Returning to FIG. 8, when the manual operation mode is selected by the operation mode changeover switch W5, the forward / reverse control of the
より具体的に、手動運転モードにおいては、手動モード切替スイッチW18を用いて連続モードとインチングモードの何れかを選択できると共に、切替スイッチW22,W28,W34を用いてスライダ7の進行方向、ショベル部8の進行方向、及びオーガ92の回転方向をそれぞれ選択できる。
More specifically, in the manual operation mode, either the continuous mode or the inching mode can be selected using the manual mode switch W18, and the traveling direction of the
例えば、連続モードを選択した場合において、選択スイッチW22にて前進を選択して入ボタンB23を押すと、スライダ7が前進を開始し、その後に切ボタンB24を押すと停止する。一方、選択スイッチW22にて後進を選択して入ボタンB23を押すと、スライダ7が後進を開始し、その後に切ボタンB24を押すと停止する。また、インチングモードを選択した場合において、選択スイッチW22にて前進を選択すると、入ボタンB23を押している間だけスライダ7が前進し、選択スイッチW22にて後進を選択すると、入ボタンB23を押している間だけスライダ7が後進する。
For example, when the continuous mode is selected, the
同様に、連続モードを選択した場合において、選択スイッチW28にて上昇を選択して入ボタンB29を押すとショベル部8が上昇を開始し、その後に切ボタンB30を押すと停止する。一方、選択スイッチW28にて下降を選択して入ボタンB29を押すとショベル部8が下降を開始し、その後に切ボタンB30を押すと停止する。また、インチングモードを選択した場合において、選択スイッチW28にて前進を選択すると、入ボタンB29を押している間だけショベル部8が上昇し、選択スイッチW28にて下降を選択すると、入ボタンB29を押している間だけショベル部8が下降する。
Similarly, when the continuous mode is selected, when the selection switch W28 is selected to raise and the on button B29 is pressed, the
また、連続モードを選択した場合において、切替スイッチW34にて前進を選択して入ボタンB35を押すと、オーガ92が正方向(所定方向)に回転し、その後に切ボタンB36を押すと停止する。一方、切替スイッチW34にて後進を選択して入ボタンB35を押すとオーガ92が逆回転し、その後に切ボタンB36を押すと停止する。また、インチングモードを選択した場合において、切替スイッチW34にて前進を選択すると、入ボタンB35を押している間だけオーガ92が正方向(所定方向)に回転し、後進を選択すると、入ボタンB35を押している間だけオーガ92が逆方向に回転する。
Further, when the continuous mode is selected, when the forward switch is selected by the changeover switch W34 and the on button B35 is pressed, the
初期位置ランプR19は、スライダ7がその初期位置に位置することを示し、初期位置ランプR25は、ショベル部8がその初期位置に位置することを示す。コンベアランプR15は、オーガ92の起動中に点灯する。発電機スイッチW8は発電機のON/OFFを切り替えるものである。
The initial position lamp R19 indicates that the
非常停止ボタンB12を押すと電源が落ち、全ての動作が停止される。なお、図8に示す操作パネル部12に加え、少なくとも非常停止ボタンを有するリモートコントローラ(図示せず)を備えるのが好ましい。非常停止ボタンB12と同様に、リモートコントローラの非常停止ボタンを押すと電源が落ち、全ての動作が停止されるため、屋根上における点検整備の際に作業員がリモートコントローラを携帯することで、作業員の安全性を確保できる。
When the emergency stop button B12 is pressed, the power is turned off and all operations are stopped. In addition to the
上述したように、本実施形態における屋根用除雪装置1によれば、ショベル部8はレール部材71の下面に設けられたスリット71aを介して歯付きベルト73に連結される構成とされているため、雪がレール部材71の内部に積もることがなく、積雪によってショベル部材8の移動が妨げられることがない。同様に、スライダ7はレール部材61の下面に設けられたスリット61aを介して歯付きベルト63に連結される構成とされているため、雪がレール部材61の内部に積もることがなく、積雪によってスライダ7の移動が妨げられることがない。
As described above, according to the
また、ショベル部8には摩擦抵抗減少シート81が設けられ、ショベル本体80により切断された雪塊が摩擦抵抗減少シート81上を滑り落ちるように構成されているため、比較的勾配の小さな屋根Rであっても雪塊をスムーズに滑り落とすことができる。更に、ショベル部8の下降に伴い摩擦抵抗減少シート81がリール88に巻き取られるため、摩擦抵抗減少シート81が回転するオーガ82に巻き込まれるといった不具合を解消できる。また、ショベル部8の上昇に伴い摩擦抵抗減少シート81がリール88から引き出されるため、雪塊は必ず摩擦抵抗減少シート81の上を滑り落ちることとなり、除雪がスムーズに行われる。なお、摩擦抵抗減少シート81としては、例えばビニール製やナイロン製のものなど、雪が滑り安い材質のものであれば、その素材に制限はない。
Further, the
また、カバー部材91は、屋根R側に開口部91aを有する断面略釣り針形状に形成されているので、オーガ92の停止中に降った雪が大量にカバー部材91内部に積もるのが防止される。
Further, since the
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る屋根用除雪装置について説明する。上記実施形態においては、屋根用除雪装置1を片流れ屋根Rを有する建物Bに設置した場合を例に説明したが、ここでは図11に示す様に屋根用除雪装置を切妻屋根100Rを有する建物100Bに設置した場合を例に説明する。なお、以下の説明において、上記実施形態におけるものと実質同一の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[Second Embodiment]
Next, a snow removal device for roofs according to a second embodiment of the present invention will be described. In the above embodiment, the case where the roof
図11を参照して、図示の屋根用除雪装置101は一対の除雪ユニット1A,1Aを備える。これら除雪ユニット1Aは屋根100Rの2つの傾斜面にそれぞれ設けられ、それぞれ上述した除雪機構2及び搬送機構3を備える。ただし、両除雪ユニット1A,1Aについて単一のダクト11が共通に用いられ、除雪ユニット1A,1Aが屋根100Rの棟に対して対照となるように設置されている。かかる構成においては、屋根100Rの各傾斜面から除雪された雪塊は、回転するオーガ92によって切り崩されながらシュート10方向へ搬送され、シュート10を滑り落ちた後にダクト11内を落下する。よって、本実施形態においても、上述した第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
Referring to FIG. 11, the illustrated
図12を参照して、屋根用除雪装置101が備える操作パネル部112は、総合盤113と、一対の除雪ユニット1A,1Aの各々に対応する一対の操作盤114,114(図12には一方の操作盤114(第1操作盤)のみ示す)を有する。全ホーム位置ランプR109は、各除雪ユニット1Aのショベル部8が全てホーム位置に位置することを示す。運転モード切替スイッチW105は全自動運転モードと、単独自動運転モードと、手動運転モードの切替を行うものであり、本実施形態においては全ホーム位置ランプR109の点灯時(全てのショベル部8がホーム位置にある場合)のみ、全自動運転モードへの切替が可能となっている。この運転モード切替スイッチW105により全自動運転モードが選択され、その後に開始ボタンB10が押されると、各除雪ユニット1A,1Aにおいて上述した自動除雪制御が行われる。
Referring to FIG. 12, an
運転モード切替スイッチW105により手動運転モードを選択すると、操作盤114を用いて上述したのと同様に各除雪ユニット1Aを手動運転することができる。また、運転モード切替スイッチW105により単独自動運転モードを選択すると、何れか一方の除雪ユニット1Aについては自動運転(単独自動運転)を行う一方、他方の除雪ユニット1Aについては手動運転することができる。各操作盤114には上述した各種スイッチ等に加え、対応のショベル部8がホーム位置に位置することを示すホーム位置ランプR140が設けられており、このホーム位置ランプ140の点灯中に開始ボタンB141を押すことで、対応の除雪ユニット1Aの自動運転(単独自動運転)が開始される。
When the manual operation mode is selected by the operation mode switch W105, each
以上、本発明の実施形態に係る屋根用除雪装置について添付の図面を参照して説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。 As mentioned above, although the snow removal apparatus for roof which concerns on embodiment of this invention was demonstrated with reference to attached drawing, this invention is not limited to this embodiment, Various deformation | transformation thru | or corrections do not deviate from the scope of the present invention. Is possible.
1,101 屋根用除雪装置
1A 除雪ユニット
2 除雪機構
3 搬送機構
4 制御部
6 スライダレール(第2搬送手段)
7 スライダ(第1搬送手段)
8 ショベル部
81 摩擦抵抗減少シート
86 巻取機構
88 リール
91 樋部
92 オーガ
1,101 Snow removal device for
7 Slider (first transport means)
8
本発明の請求項1に記載の屋根用除雪装置は、建物の屋根の傾斜方向に沿って昇降可能なショベル部と、前記ショベル部を前記傾斜方向に沿って往復移動させる第1搬送手段と、を備え、前記ショベル部は、前記屋根の表面に沿う底板と、前記底板から起立する起立部と、一端が前記底板に固定された摩擦抵抗減少シートと、前記摩擦抵抗減少シートを巻き取るための巻取機構と、を備え、前記ショベル部が前記傾斜方向に沿って上昇することにより、前記屋根に積もった雪を切断して滑落させて除雪し、前記ショベル部が上昇すると前記摩擦抵抗減少シートは前記巻取機構から引き出され、前記ショベル部が下降すると前記摩擦抵抗減少シートは前記巻取機構に巻き取られ、前記ショベル部により切断された雪塊は前記摩擦抵抗減少シート上を滑落することすることを特徴とする。
The snow removal device for roof according to
本発明の請求項2に記載の屋根用除雪装置は、前記第1搬送手段は、前記傾斜方向に沿って延びる第1レール部材を備え、前記巻取機構は前記第1レール部材に固定されていることを特徴とする。
In the snow removal device for roof according to
本発明の請求項4に記載の屋根用除雪装置は、前記第1搬送手段を制御する制御部を更に有し、前記制御部は、前記ショベル部が上端位置に達するまで、前記第1搬送手段によるショベル部の上昇と一時停止とを繰り返すことにより、前記ショベルの幅分の一筋の雪層を複数回に分割しながら除雪することを特徴とする。
The snow removal device for roof according to
また、ショベル部により切断された雪塊は摩擦抵抗減少シート上を滑落するので、雪塊の滑落がスムーズに行われる。また、ショベル部が上昇すると摩擦抵抗減少シートは巻取機構から引き出されるので、雪塊は必ず摩擦抵抗減少シートの上を滑り落ちることとなり、除雪をよりスムーズに行うことができる。更に、ショベル部が下降すると摩擦抵抗減少シートは巻取機構に巻き取られるので、摩擦抵抗減少シートが垂れ下がって邪魔になることがない。
Moreover, since the snow mass cut | disconnected by the shovel part slides down on a frictional resistance reduction sheet | seat, a snow mass slides smoothly. Further, when the excavator is raised, the frictional resistance reducing sheet is pulled out from the winding mechanism, so that the snow mass always slides down on the frictional resistance reducing sheet , and snow removal can be performed more smoothly. Further, when the shovel part is lowered, the frictional resistance reducing sheet is wound up by the winding mechanism, so that the frictional resistance decreasing sheet hangs down and does not get in the way.
本発明の請求項1に記載の屋根用除雪装置は、建物の屋根の傾斜方向に沿って昇降可能なショベル部と、前記ショベル部を前記傾斜方向に沿って往復移動させる第1搬送手段と、を備え、前記ショベル部は、前記屋根の表面に沿う底板と、前記底板から起立する起立部と、一端が前記底板に固定された摩擦抵抗減少シートと、前記摩擦抵抗減少シートを巻き取るための巻取機構と、を備え、前記ショベル部が前記傾斜方向に沿って上昇することにより、前記屋根に積もった雪を切断して滑落させて除雪し、前記第1搬送手段は、前記傾斜方向に沿って延びる第1レール部材を備え、前記巻取機構は前記第1レール部材に固定されており、前記ショベル部が上昇すると前記摩擦抵抗減少シートは前記巻取機構から引き出され、前記ショベル部が下降すると前記摩擦抵抗減少シートは前記巻取機構に巻き取られ、前記ショベル部により切断された雪塊は前記摩擦抵抗減少シート上を滑落することを特徴とする。
The snow removal device for roof according to
本発明の請求項2に記載の屋根用除雪装置は、前記巻取機構は、前記第1レール部材に固定された支持部と、前記屋根から離間した位置にて前記支持部に支持されたローラと、前記支持部に支持されて前記摩擦抵抗減少シートを巻き取るためのリールと、を備え、前記リールは前記ローラよりも下方に位置し、前記リールから引き出された前記摩擦抵抗減少シートは前記ローラに掛け渡されて前記ローラから前記底板まで直線状に延びることを特徴とする。
In the snow removal device for roof according to
本発明の請求項3に記載の屋根用除雪装置は、前記第1搬送手段を制御する制御部を更に有し、前記制御部は、前記ショベル部が上端位置に達するまで、前記第1搬送手段によるショベル部の上昇と一時停止とを繰り返すことにより、前記ショベルの幅分の一筋の雪層を複数回に分割しながら除雪することを特徴とする。
The snow removal device for roof according to
本発明の請求項4に記載の屋根用除雪装置は、前記ショベル部と共に前記第1搬送手段を水平方向へ往復移動させるための第2搬送手段を更に備え、前記第1搬送手段は、前記第1レール部材に収容保持されて前記傾斜方向へ往復移動する第1移動手段を更に備え、前記第1レール部材は中空であって前記第1レール部材の下面にはスリットが形成されており、前記ショベル部は前記第1レール部材の前記スリットを介して前記第1移動手段に連結され、前記第2搬送手段は、下面にスリットが形成され水平方向に沿って延びる中空の第2レール部材と、前記第2レール部材に収容保持されて水平方向へ往復移動する第2移動手段と、を備え、前記第1搬送手段は前記第2レール部材の前記スリットを介して前記第2移動手段に連結され、前記ショベル部は、前記傾斜方向への往復移動と水平方向への移動とを繰り返すことで前記屋根の雪を除雪していくことを特徴とする。
Roof snow removal device according to
本発明の請求項5に記載の屋根用除雪装置は、前記ショベル部により切断されて滑落した雪塊を搬送するための搬送手段を更に備え、前記搬送手段は前記屋根の水下側に設置されたカバー部と、カバー部に収容されたオーガと、を備え、前記ショベル部により切断されて滑落した雪塊は前記カバー部内に落下し、前記オーガは前記雪塊を切り崩しながら所定方向へ搬送することを特徴とする。
The roof snow removal device according to
本発明の請求項2に記載の屋根用除雪装置によれば、リールから引き出された摩擦抵抗減少シートはローラに掛け渡されてローラから底板まで延びるので、摩擦抵抗減少シートのリールからの引出量に拘わらず、ローラから底板まで延びる摩擦抵抗減少シートを常に一定の角度の直線状に維持することができる。また、ローラは屋根から離間した位置に配置されるので、例えば屋根に樋等が設けられている場合であっても、樋よりも水下側で雪塊を落下させることができ、雪塊が樋に落下することによる樋の破損を防止できる。
According to the snow removal device for roof according to
本発明の請求項3に記載の屋根用除雪装置によれば、ショベル部は上昇と一時停止を繰り返しながら除雪するので、ショベル部が一時停止することを契機として雪層の水上側側面が切断されて雪塊となって滑落することとなり、ショベル部を連続して上昇させる場合と比較して、より小さな雪塊毎に滑落させることができる。
According to the snow removal device for roof according to
本発明の請求項4に記載の屋根用除雪装置によれば、第1搬送手段は、第1レール部材に収容保持された第1移動手段を更に備え、ショベル部は第1レール部材のスリットを介して第1移動手段に連結されているので、第1レール部材内における積雪を防止することができ、積雪によってショベル部の上昇及び下降が妨げられることがない。同様に、第2搬送手段は、下面にスリットが形成された中空の第2レール部材と、第2レール部材に収容保持された第2移動手段と、を備え、第1搬送手段は第2レール部材のスリットを介して第2移動手段に連結されているので、第2レール部材内における積雪を防止することができ、積雪によって第1搬送手段の水平方向への移動が妨げられることがない。また、ショベル部は、傾斜方向への往復移動と水平方向への移動とを繰り返すことで屋根の雪を除雪していくので、傾斜方向に延びる一筋分の雪を除雪した後に次の一筋分の雪を除雪していくことになり、大量の雪が一度に除雪されることによる器物破損等の危険性を回避できる。
According to the roof and snow according to
本発明の請求項5に記載の屋根用除雪装置によれば、ショベル部により切断されて滑落した雪塊を搬送するための搬送手段を更に備え、搬送手段は屋根の水下側に設置されたカバー部と、カバー部に収容されたオーガと、を備え、オーガは雪塊を切り崩しながら所定方向へ搬送するので、人力によらず屋根から除雪された雪を自動的に所定場所まで搬送させることができる。
According to the snow removal device for a roof according to
Claims (6)
前記ショベル部を前記傾斜方向に沿って往復移動させる第1搬送手段と、を備え、
前記ショベル部は、前記屋根の表面に沿う底板と、前記底板から起立する起立部と、を備え、前記ショベル部が前記傾斜方向に沿って上昇することにより、前記屋根に積もった雪を切断して滑落させて除雪することを特徴とする屋根用除雪装置。 An excavator that can be moved up and down along the inclination direction of the roof of the building;
First exchanging means for reciprocating the excavator part along the tilt direction,
The excavator part includes a bottom plate along the surface of the roof and an upright part standing up from the bottom plate, and the excavator part rises along the inclined direction to cut snow accumulated on the roof. A snow removal device for roofs that slides down and removes snow.
前記第1搬送手段は、前記傾斜方向に沿って延びる第1レール部材を備え、
前記巻取機構は前記第1レール部材に固定され、前記ショベル部が上昇すると前記摩擦抵抗減少シートは前記巻取機構から引き出され、前記ショベル部が下降すると前記摩擦抵抗減少シートは前記巻取機構に巻き取られ、前記ショベル部により切断された雪塊は前記摩擦抵抗減少シート上を滑落することを特徴とする請求項1に記載の屋根用除雪装置。 The excavator portion further includes a frictional resistance reducing sheet having one end fixed to the bottom plate, and a winding mechanism for winding the frictional resistance reducing sheet,
The first transport means includes a first rail member extending along the tilt direction,
The winding mechanism is fixed to the first rail member, and when the shovel part is raised, the frictional resistance reducing sheet is pulled out from the winding mechanism, and when the shovel part is lowered, the frictional resistance reducing sheet is moved to the winding mechanism. The snow removal device for a roof according to claim 1, wherein the snow mass wound around and cut by the shovel part slides down on the frictional resistance reducing sheet.
前記第1搬送手段は、下面にスリットが形成され前記傾斜方向に沿って延びる中空の第1レール部材と、前記第1レール部材に収容保持されて前記傾斜方向へ往復移動する第1移動手段と、を備え、前記ショベル部は前記第1レール部材の前記スリットを介して前記第1移動手段に連結され、
前記第2搬送手段は、下面にスリットが形成され水平方向に沿って延びる中空の第2レール部材と、前記第2レール部材に収容保持されて水平方向へ往復移動する第2移動手段と、を備え、前記第1搬送手段は前記第2レール部材の前記スリットを介して前記第2移動手段に連結され、
前記ショベル部は、前記傾斜方向への往復移動と水平方向への移動とを繰り返すことで前記屋根の雪を除雪していくことを特徴とする請求項1に記載の屋根用除雪装置。 A second conveying means for reciprocally moving the first conveying means in the horizontal direction together with the shovel portion;
The first conveying means includes a hollow first rail member having a slit formed on a lower surface and extending along the tilt direction, and a first moving means that is accommodated and held in the first rail member and reciprocates in the tilt direction. The shovel part is connected to the first moving means via the slit of the first rail member,
The second conveying means includes: a hollow second rail member having a slit formed in the lower surface and extending along the horizontal direction; and a second moving means that is accommodated and held in the second rail member and reciprocates in the horizontal direction. The first conveying means is connected to the second moving means via the slit of the second rail member,
The snow removal device for roof according to claim 1, wherein the excavator part removes snow from the roof by repeating reciprocation in the tilt direction and movement in the horizontal direction.
It further comprises transport means for transporting the snow mass that has been cut and slid by the excavator section, and the transport means comprises a cover part installed on the underwater side of the roof, and an auger accommodated in the cover part. The snow mass that has been cut and slid by the excavator portion falls into the cover portion, and the auger conveys the snow mass in a predetermined direction while breaking the snow mass. Snow removal equipment for roofs.
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