JP2016069918A - ベント組立装置およびベント組立方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができるベント組立装置およびベント組立方法を提供する。
【解決手段】本発明の一態様は、複数のベント部材100を積み重ねて組み立てるベント用自動リフト装置1において、架台22と、架台22内に搬入されたベント部材100を昇降させる昇降フォーク26と、ベント部材100を所定の高さで保持するベントロック28と、昇降フォーク26とベントロック28の動作を制御する制御盤36を有する。ベント用自動リフト装置1は、例えば橋梁の架設などで使用される。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の一態様は、複数のベント部材100を積み重ねて組み立てるベント用自動リフト装置1において、架台22と、架台22内に搬入されたベント部材100を昇降させる昇降フォーク26と、ベント部材100を所定の高さで保持するベントロック28と、昇降フォーク26とベントロック28の動作を制御する制御盤36を有する。ベント用自動リフト装置1は、例えば橋梁の架設などで使用される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば橋梁の架設などで使用される複数のベント部材を積み重ねてベントを組み立てるベント組立装置およびベント組立方法に関するものである。
従来は、個々のベント部材をクレーン等で吊り上げてベントの組立と解体が行われていたため、組み立て中のベントの上方にさらにベント部材を吊り上げるための作業スペースが必要であった。特に、組み立て中のベントが高いほど、必要となる前記の作業スペースの位置は高くなってしまった。また、高所での作業を伴うので、作業者がベントの組立や解体時に転落することも懸念される。なお、ベントとは、橋や構造物の支保工として使用される部材である。
ここで、特許文献1には、ベントを持ち上げて、持ち上げた後に生じる空間に新たにベント部材を設置する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1の技術は、複数のベント間に橋桁を横架し、ベントとともに橋桁を持ち上げるので、ベントを持ち上げる高さを均等にする必要がある。そのため、ベントの持上げ作業が容易ではなく、ベントを組み立てることが容易ではない。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができるベント組立装置およびベント組立方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、複数のベント部材を積み重ねてベントを組み立てるベント組立装置において、架台と、前記架台内に搬入されたベント部材を昇降させる昇降フォークと、ベント部材を所定の高さで保持するベントロックと、を有すること、を特徴とする。
この態様によれば、クレーンなどでベント部材を吊り上げる必要はなく、既に架台内に搬入されて上昇させたベント部材の下側に、新たなベント部材を搬入させることにより、複数のベント部材を積み重ねることができる。そのため、高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができる。
上記の態様においては、前記昇降フォークと前記ベントロックの動作を制御する制御部を有し、前記制御部は、第1のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記ベントロックにより所定の高さにて保持させ、前記第1のベント部材の下に搬入された第2のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記第1のベント部材と接触させ、前記第1のベント部材を前記ベントロックから解放させ、前記第2のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記ベントロックにより所定の高さにて保持させること、が好ましい。
この態様によれば、自動で複数のベント部材を積み重ねてベントを組み立てることができる。そのため、より効果的に、高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができる。
上記の態様においては、ベント部材の前記架台内への搬入口側にある第1扉と、前記第1扉に対しベント部材の前記架台内への搬入方向の奥側にある第2扉と、を有すること、が好ましい。
この態様によれば、第1扉を開けてベント部材を架台内へ搬入してベントを組み立てた後、第2扉を開けてベント組立装置を移動させ、組み立てられたベントから容易にベント組立装置を取り外すことができる。そのため、作業性が向上する。
上記課題を解決するためになされた本発明の他の形態は、複数のベント部材を積み重ねてベントを組み立てるベント組立方法において、架台と、前記架台内に搬入されたベント部材を昇降させる昇降フォークと、ベント部材を所定の高さで保持するベントロックと、を使用すること、を特徴とする。
この態様によれば、クレーンなどでベント部材を吊り上げる必要はなく、既に架台内に搬入されて上昇させたベント部材の下側に、新たなベント部材を搬入させることにより、複数のベント部材を積み重ねることができる。そのため、高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができる。
上記の態様においては、第1のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記ベントロックにより所定の高さにて保持させ、前記第1のベント部材の下に搬入された第2のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記第1のベント部材と接触させ、前記第1のベント部材を前記ベントロックから解放させ、前記第2のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記ベントロックにより所定の高さにて保持させること、が好ましい。
この態様によれば、より効果的に、高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができる。
上記の態様においては、前記架台と前記昇降フォークと前記ベントロックとを備えるようにしてベント組立装置が構成されており、ベント部材の前記架台内への搬入口側にある第1扉を開けて、ベント部材を前記架台内へ搬入し、前記第1扉に対しベント部材の前記架台内への搬入方向の奥側にある第2扉を開けて前記ベント組立装置を移動させ、組み立てられたベントから前記ベント組立装置を取り外すこと、が好ましい。
この態様によれば、組み立てられたベントから容易にベント組立装置を取り外すことができる。そのため、作業性が向上する。
本発明に係るベント組立装置およびベント組立方法によれば、高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができる。
〔ベント用自動リフト装置の構成〕
本発明のベント組立装置の一例であるベント用自動リフト装置1について説明する。
本発明のベント組立装置の一例であるベント用自動リフト装置1について説明する。
図1〜図3に示すように、ベント用自動リフト装置1は、第1ブロック10と、第2ブロック12と、第3ブロック14とから構成される。そして、ベント用自動リフト装置1は、ソリ部20と、架台22と、昇降用油圧シリンダ24と、昇降フォーク26と、ベントロック28と、前面扉30と、背面扉32と、ジャッキ34と、制御盤36などを有する。
図4に示すように、架台22は、3つに分解可能であり、第1ブロック架台40と、第2ブロック架台42と、第3ブロック架台44を備える。そして、架台22は、下から、第1ブロック架台40、第2ブロック架台42、第3ブロック架台44の順に、配置されている。なお、このように、架台22は分解可能であるので、ベント用自動リフト装置1の輸送は容易である。
図5に示すように、昇降用油圧シリンダ24は、昇降体54を介して昇降フォーク26と一体になっており、昇降フォーク26を昇降させる。この昇降用油圧シリンダ24は、1段目シリンダ50と、2段目シリンダ52とを備える。1段目シリンダ50は、シリンダチューブ50aと、当該シリンダチューブ50a内に摺動自在に挿入されたロッド50bなどを備えている。2段目シリンダ52は、シリンダチューブ52aと、当該シリンダチューブ52a内に摺動自在に挿入されたロッド52bなどを備えている。本実施例のベント用自動リフト装置1においては、図2に示すように、昇降用油圧シリンダ24は、合計2つ設けられている。
なお、本実施例の昇降用油圧シリンダ24は、1段目シリンダ50と2段目シリンダ52の2つの油圧シリンダにより構成されているが、1つの油圧シリンダのみで構成されていてもよい。
図5に示すように、昇降フォーク26は、昇降体54を介して、昇降用油圧シリンダ24の1段目シリンダ50のロッド50bに取り付けられている。図6と図7に示すように、昇降フォーク26は、ロックプレート60と、油圧シリンダ62と、受け材64と、連結部材66と、取付金具68などを備えている。
ロックプレート60は、平板状に形成されている。油圧シリンダ62は、シリンダチューブ62aと、当該シリンダチューブ62a内に摺動自在に挿入されたロッド62bなどを備えている。そして、2つのロックプレート60は、受け材64と連結部材66を介して、油圧シリンダ62のロッド62bに取り付けられている。また、2つのロックプレート60は、受け材64と連結部材66を介して、連結している。取付金具68は、昇降フォーク26、詳しくは油圧シリンダ62を、昇降体54に取り付けるための金具である。
本実施例のベント用自動リフト装置1においては、図2に示すように、昇降フォーク26は、合計2つ設けられている。そして、架台22内に搬入されたベント部材100は、合計4つのロックプレート60により支持されながら昇降する。
図8と図9に示すように、ベントロック28は、ロックプレート70と、油圧シリンダ72と、取付金具74などを備えている。ロックプレート70は、平板状に形成されている。油圧シリンダ72は、シリンダチューブ72aと、当該シリンダチューブ72a内に摺動自在に挿入されたロッド72bなどを備えている。そして、ロックプレート70は、油圧シリンダ72のロッド72bに取り付けられている。油圧シリンダ72は、取付金具74などを介して、架台22に取り付けられている。本実施例のベント用自動リフト装置1においては、図2に示すように、ベントロック28は、合計4つ設けられている。そして、ベント部材100は、合計4つのロックプレート70により支持されながら所定の高さで保持される。
図3などに示すように、前面扉30は、ベント部材100の架台22内への搬入口にある扉である。前面扉30は、第1部位30aと第2部位30bと第3部位30cにより構成されている。そして、前面扉30は、その全体で開閉することもでき、第1部位30aと第2部位30bと第3部位30cの各々で開閉することもできる。また、前面扉30は、ベント用自動リフト装置1に対し取り外し可能である。
図3などに示すように、背面扉32は、前面扉30に対しベント部材100の架台22内への搬入方向の奥側にある扉である。背面扉32は、第1部位32aと第2部位32bと第3部位32cにより構成されている。そして、背面扉32は、その全体で開閉することもでき、第1部位32aと第2部位32bと第3部位32cの各々で開閉することもできる。また、背面扉32は、ベント用自動リフト装置1に対し取り外し可能である。
制御盤36は、後述するベント組立方法における各機器の動作を制御する制御部である。すなわち、制御盤36は、昇降用油圧シリンダ24、昇降フォーク26とベントロック28などの動作を制御する。
なお、ベント用自動リフト装置1は、不図示の移動用の駆動機構を有しており、移動可能である。
また、ベント部材100は、複数の継材100aが接合されたものである。また、ベント部材100は、上側継材接合部100bと下側継材接合部100cを備えている。上側継材接合部100bと下側継材接合部100cは、複数の継材100aを接合する部分である。このように構成されるベント部材100は、運搬台車110の上に配置されている。
〔ベント組立方法〕
次に、ベント用自動リフト装置1の作用として、ベント用自動リフト装置1を使用したベント組立方法について説明する。なお、図12〜図21は、説明の便宜上、装置構成を簡略化して模式的に表した図としている。なお、図11は、ベント用自動リフト装置1を上面側から見た図であり、第1工程における前記の図2に対応する図面である。
次に、ベント用自動リフト装置1の作用として、ベント用自動リフト装置1を使用したベント組立方法について説明する。なお、図12〜図21は、説明の便宜上、装置構成を簡略化して模式的に表した図としている。なお、図11は、ベント用自動リフト装置1を上面側から見た図であり、第1工程における前記の図2に対応する図面である。
本実施例のベント組立方法においては、第1工程として、まず、扉開閉ピン(不図示)とボルト(不図示)を第1ブロック架台40から取り外し、かつ、ジャッキ34をソリ部20と第1ブロック架台40の間から取り外す。
その後、図10に示すように、前面扉30の第1部位30aを開けた後に、レバーホイスト80により前面扉30の第1部位30aの垂れ下がりを防止する。なお、レバーホイスト80は、例えば、ワイヤーロープとレバーブロック(登録商標)を組み合わせたものとしてもよい。
次に、ジャッキ34を、ソリ部20と第1ブロック架台40との間に取り付ける。次に、図11に示すように、運搬台車110の上に配置されたベント部材100−1を、第1ブロック架台40内へ搬入する。なお、このとき、図12に示すように、昇降フォーク26のロックプレート60とベントロック28のロックプレート70は、ともに収納されており、架台22の内側に押し出されていない。
次に、図13に示すように、第2工程として、昇降用油圧シリンダ24を伸ばす。具体的には、1段目シリンダ50のロッド50bをストロークエンドまで伸ばした後に、2段目シリンダ52のロッド52bをストロークエンドまで伸ばす。その後、昇降フォーク26の油圧シリンダ62のロッド62b(図6参照)を、ストロークエンドまで縮める。このようにして、昇降フォーク26のロックプレート60は、架台22の内側へ突出するようにして押し出され、ベント部材100−1の上側継材接合部100bの下方に配置される。このとき、昇降フォーク26のロックプレート60がベント部材100−1と接触しないように注意する。
次に、図14に示すように、第3工程として、まず、昇降用油圧シリンダ24を縮める。具体的には、1段目シリンダ50のロッド50bをストロークエンドまで縮めた後、2段目シリンダ52のロッド52bをストロークエンドまで縮める。このようにして、ベント部材100−1を、昇降フォーク26により上昇させる。すなわち、ベント部材100−1の上側継材接合部100bを、昇降フォーク26のロックプレート60に載せた状態で、ベント部材100−1を上昇させる。このとき、ベント部材100−1の上側継材接合部100bの下端部は、ベントロック28のロックプレート70の上端部よりも高い位置、すなわち、ソリ部20の下端部から高さH0の位置に配置される。
その後、ベントロック28の油圧シリンダ72のロッド72bを、ストロークエンドまで伸ばす。このようにして、ベントロック28のロックプレート70は、架台22の内側へ突出するように押し出され、ベント部材100−1の上側継材接合部100bの下方に配置される。このとき、ベントロック28のロックプレート70がベント部材100−1と接触しないように注意する。
次に、図15に示すように、第4工程として、まず、昇降用油圧シリンダ24を伸ばす。具体的には、2段目シリンダ52のロッド52bを伸ばして、昇降フォーク26を下降させる。このとき、ベント部材100−1の上側継材接合部100bの下端部は、ベントロック28のロックプレート70の上端部の位置、すなわち、ソリ部20の下端部から高さHの位置に配置される。このようにして、ベント部材100−1を、ベントロック28により所定の高さにて保持させる。具体的には、ベント部材100−1の上側継材接合部100bをベントロック28のロックプレート70の上に載せる。なお、ベント部材100−1の上側継材接合部100bをベントロック28のロックプレート70の上に載せる寸前にて、昇降用油圧シリンダ24を伸ばす動作を一度止めて、ベント部材100−1とベントロック28のロックプレート70の位置関係を確認することが望ましい。なお、(高さH)<(高さH0)である。
その後、昇降フォーク26のロックプレート60がベント部材100−1の上側継材接合部100bから離れているかを確認した後、昇降フォーク26の油圧シリンダ62のロッド62bをストロークエンドまで伸ばす。このようにして、昇降フォーク26のロックプレート60を収納する。
次に、図16に示すように、第5工程として、ベント部材100−2を、ベント部材100−1の下に搬入する。
次に、図17に示すように、第6工程として、昇降用油圧シリンダ24を伸ばす。具体的には、1段目シリンダ50のロッド50bをストロークエンドまで伸ばした後に、2段目シリンダ52のロッド52bをストロークエンドまで伸ばす。その後、昇降フォーク26の油圧シリンダ62のロッド62bを、ストロークエンドまで縮める。このようにして、昇降フォーク26のロックプレート60を、押し出して、ベント部材100−2の上側継材接合部100bの下方に配置させる。このとき、昇降フォーク26のロックプレート60がベント部材100−2と接触しないように注意する。
次に、図18に示すように、第7工程として、ベント部材100−1とベント部材100−2が接触する位置まで、昇降用油圧シリンダ24を縮める。具体的には、1段目シリンダ50のロッド50bを縮めるとともに、2段目シリンダ52のロッド52bを縮める。このようにして、ベント部材100−2を、昇降フォーク26により上昇させて、ベント部材100−1と接触させる。その後、ベント部材100−1とベント部材100−2を、ボルトで組み付ける。
次に、図19に示すように、第8工程として、昇降用油圧シリンダ24を縮める。具体的には、1段目シリンダ50のロッド50bを縮めるとともに、2段目シリンダ52のロッド52bを縮める。このようにして、ベント部材100−1の上側継材接合部100bを、ベントロック28のロックプレート70から離間させる。すなわち、ベント部材100−1を、ベントロック28による保持状態から解放させる。なお、昇降用油圧シリンダ24を縮める際には、昇降用油圧シリンダ24を縮め過ぎることによりベントロック28のロックプレート70がベント部材100−1の下側継材接合部100cに接触しないように注意する。
次に、図20に示すように、第9工程として、油圧シリンダ72のロッド72bを、ストロークエンドまで縮める。このようにして、ベントロック28のロックプレート70を収納する。
その後、昇降用油圧シリンダ24を縮める。具体的には、1段目シリンダ50のロッド50bをストロークエンドまで縮めた後、2段目シリンダ52のロッド52bをストロークエンドまで縮める。このようにして、ベント部材100−2を、昇降フォーク26により上昇させる。すなわち、ベント部材100−2の上側継材接合部100bを昇降フォーク26のロックプレート60に載せた状態で、ベント部材100−1とベント部材100−2を上昇させる。このとき、ベント部材100−2の上側継材接合部100bの下端部は、ベントロック28のロックプレート70の上端部よりも高い位置、すなわち、ソリ部20の下端部から高さH0の位置に配置される。
次に、図21に示すように、第10工程として、まず、ベントロック28の油圧シリンダ72のロッド72bを、ストロークエンドまで伸ばす。このようにして、ベントロック28のロックプレート70を、架台22の内側へ押し出して、ベント部材100−2の上側継材接合部100bの下方に配置させる。このとき、ベントロック28がベント部材100−2と接触しないように注意する。
その後、昇降用油圧シリンダ24を伸ばす。具体的には、2段目シリンダ52のロッド52bを伸ばして、昇降フォーク26を下降させる。このとき、ベント部材100−2の上側継材接合部100bの下端部は、ベントロック28のロックプレート70の上端部の位置、すなわち、ソリ部20の下端部から高さHの位置に配置される。このようにして、ベント部材100−2を、ベントロック28により所定の高さにて保持させる。具体的には、ベント部材100−2の上側継材接合部100bをベントロック28のロックプレート70の上に載せる。なお、ベント部材100−2の上側継材接合部100bをベントロック28のロックプレート70の上に載せる寸前にて、昇降用油圧シリンダ24を伸ばす動作を一度止めて、ベント部材100−2とベントロック28のロックプレート70の位置関係を確認することが望ましい。
その後、昇降フォーク26のロックプレート60がベント部材100−2の上側継材接合部100bから離れているかを確認した後、昇降フォーク26の油圧シリンダ62のロッド62bをストロークエンドまで伸ばす。このようにして、昇降フォーク26のロックプレート60を収納する。
そして、その後、第5工程から第10工程を繰り返して、例えば、ベント部材100−1、ベント部材100−2、ベント部材100−3、ベント部材100−4、ベント部材100−5、ベント部材100−6、ベント部材100−7までを積み重ねて、ベント部材100を合計7段積み重ねる。このようにして、ベント用自動リフト装置1は、複数のベント部材100を積み重ねてベントを組み立てる。
その後、背面扉32を開けて、ベント部材100の搬入方向とは反対方向にベント用自動リフト装置1を移動させ、組み立てられたベントからベント用自動リフト装置1を取り外す。
なお、組み立てたベントを解体するときには、前記の組立時の工程を逆の順序で行えばよい。
なお、ベント部材100を積み重ねる段数は、特に限定されず、2段以上の任意の段数を積み重ねることができる。
〔本実施例の効果〕
本実施例によれば、複数のベント部材100を積み重ねて組み立てるベント用自動リフト装置1において、架台22と、架台22内に搬入されたベント部材100を昇降させる昇降フォーク26と、ベント部材100を所定の高さで保持するベントロック28と、を有する。これにより、クレーンなどでベント部材100を吊り上げるなどする必要はなく、既に架台22内に搬入されたベント部材100の下側に、新たなベント部材100を搬入させることにより、複数のベント部材100を積み重ねることができる。そのため、高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができる。また、ベントの上方のスペースが狭くても、ベントを組み立てることができる。また、前記したベントを組み立てる工程の順序と逆の順序を行うことにより、組み立てられたベントを解体することもできる。
本実施例によれば、複数のベント部材100を積み重ねて組み立てるベント用自動リフト装置1において、架台22と、架台22内に搬入されたベント部材100を昇降させる昇降フォーク26と、ベント部材100を所定の高さで保持するベントロック28と、を有する。これにより、クレーンなどでベント部材100を吊り上げるなどする必要はなく、既に架台22内に搬入されたベント部材100の下側に、新たなベント部材100を搬入させることにより、複数のベント部材100を積み重ねることができる。そのため、高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができる。また、ベントの上方のスペースが狭くても、ベントを組み立てることができる。また、前記したベントを組み立てる工程の順序と逆の順序を行うことにより、組み立てられたベントを解体することもできる。
また、ベント用自動リフト装置1は、昇降フォーク26とベントロック28の動作を制御する制御盤36を有し、制御盤36は、ベント部材100−1を、昇降フォーク26により上昇させて、ベントロック28により所定の高さにて保持させ、ベント部材100−1の下に搬入されたベント部材100−2を、昇降フォーク26により上昇させて、ベント部材100−1と接触させ、ベント部材100−1を、ベントロック28から解放させ、ベント部材100−2を、昇降フォーク26により上昇させて、ベントロック28により所定の高さにて保持させる。これにより、自動で複数のベント部材100を積み重ねてベントを組み立てることができる。そのため、より効果的に、高所での作業を行うことなく確実にベントを組み立てることができる。
また、ベント用自動リフト装置1は、ベント部材100の架台22内への搬入口側にある前面扉30と、前面扉30に対しベント部材100の架台22内への搬入方向の奥側にある背面扉32と、を有する。これにより、前面扉30を開けてベント部材100を架台22内へ搬入し、背面扉32を開けてベント用自動リフト装置1を移動させ、組み立てられたベントから容易にベント用自動リフト装置1を取り外すことができる。そのため、作業性が向上する。
また、自動でベントの組立と解体が可能となるので、ベントの組立と解体の作業において、作業工数の低減や安全性の向上が図られる。そのため、交差点の脇や鉄道等の第三者交通機関において、交通規制の日数などの影響が低減される。また、桁下空間が小さいためにクレーンによるベントの組立と解体が困難な場合であっても、自動で容易にベントの組立や解体が可能になる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 ベント用自動リフト装置
22 架台
24 昇降用油圧シリンダ
26 昇降フォーク
28 ベントロック
30 前面扉
30a 第1部位
30b 第2部位
30c 第3部位
32 背面扉
32a 第1部位
32b 第2部位
32c 第3部位
36 制御盤
40 第1ブロック架台
42 第2ブロック架台
44 第3ブロック架台
50 1段目シリンダ
50a シリンダチューブ
50b ロッド
52 2段目シリンダ
52a シリンダチューブ
52b ロッド
54 昇降体
60 ロックプレート
62 油圧シリンダ
62a シリンダチューブ
62b ロッド
70 ロックプレート
72 油圧シリンダ
72a シリンダチューブ
72b ロッド
100 ベント部材
100a 継材
100b 上側継材接合部
100c 下側継材接合部
H0 高さ
H 高さ
22 架台
24 昇降用油圧シリンダ
26 昇降フォーク
28 ベントロック
30 前面扉
30a 第1部位
30b 第2部位
30c 第3部位
32 背面扉
32a 第1部位
32b 第2部位
32c 第3部位
36 制御盤
40 第1ブロック架台
42 第2ブロック架台
44 第3ブロック架台
50 1段目シリンダ
50a シリンダチューブ
50b ロッド
52 2段目シリンダ
52a シリンダチューブ
52b ロッド
54 昇降体
60 ロックプレート
62 油圧シリンダ
62a シリンダチューブ
62b ロッド
70 ロックプレート
72 油圧シリンダ
72a シリンダチューブ
72b ロッド
100 ベント部材
100a 継材
100b 上側継材接合部
100c 下側継材接合部
H0 高さ
H 高さ
Claims (6)
- 複数のベント部材を積み重ねてベントを組み立てるベント組立装置において、
架台と、
前記架台内に搬入されたベント部材を昇降させる昇降フォークと、
ベント部材を所定の高さで保持するベントロックと、を有すること、
を特徴とするベント組立装置。 - 請求項1のベント組立装置において、
前記昇降フォークと前記ベントロックの動作を制御する制御部を有し、
前記制御部は、
第1のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記ベントロックにより所定の高さにて保持させ、
前記第1のベント部材の下に搬入された第2のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記第1のベント部材と接触させ、
前記第1のベント部材を前記ベントロックから解放させ、
前記第2のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記ベントロックにより所定の高さにて保持させること、
を特徴とするベント組立装置。 - 請求項1または2のベント組立装置において、
ベント部材の前記架台内への搬入口側にある第1扉と、
前記第1扉に対しベント部材の前記架台内への搬入方向の奥側にある第2扉と、を有すること、
を特徴とするベント組立装置。 - 複数のベント部材を積み重ねてベントを組み立てるベント組立方法において、
架台と、
前記架台内に搬入されたベント部材を昇降させる昇降フォークと、
ベント部材を所定の高さで保持するベントロックと、を使用すること、
を特徴とするベント組立方法。 - 請求項4のベント組立方法において、
第1のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記ベントロックにより所定の高さにて保持させ、
前記第1のベント部材の下に搬入された第2のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記第1のベント部材と接触させ、
前記第1のベント部材を前記ベントロックから解放させ、
前記第2のベント部材を前記昇降フォークにより上昇させて前記ベントロックにより所定の高さにて保持させること、
を特徴とするベント組立方法。 - 請求項4または5のベント組立方法において、
前記架台と前記昇降フォークと前記ベントロックとを備えるようにしてベント組立装置が構成されており、
ベント部材の前記架台内への搬入口側にある第1扉を開けて、ベント部材を前記架台内へ搬入し、前記第1扉に対しベント部材の前記架台内への搬入方向の奥側にある第2扉を開けて前記ベント組立装置を移動させ、組み立てられたベントから前記ベント組立装置を取り外すこと、
を特徴とするベント組立方法。
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JP2014200442A JP2016069918A (ja) | 2014-09-30 | 2014-09-30 | ベント組立装置およびベント組立方法 |
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