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JP2016065685A - ハイブリッド給湯システム - Google Patents

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JP2016065685A
JP2016065685A JP2014195340A JP2014195340A JP2016065685A JP 2016065685 A JP2016065685 A JP 2016065685A JP 2014195340 A JP2014195340 A JP 2014195340A JP 2014195340 A JP2014195340 A JP 2014195340A JP 2016065685 A JP2016065685 A JP 2016065685A
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真行 須藤
Masayuki Sudo
真行 須藤
泰成 松村
Yasunari Matsumura
泰成 松村
昭徳 山本
Akinori Yamamoto
昭徳 山本
風間 史郎
Shiro Kazama
史郎 風間
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Abstract

【課題】給湯負荷によらず安定して湯を供給することができ、かつ、システム効率を向上させる。【解決手段】ハイブリッド給湯システム100は、貯湯タンク101内の湯水を加熱するための熱源として、ヒートポンプ式加熱装置102と補助加熱装置115を備え、ヒートポンプ式加熱装置102及び加熱循環ポンプ105を駆動して貯湯タンク101内の湯水を加熱する沸き上げ運転と、補助加熱装置115及び補助加熱循環ポンプ116を駆動すると共に貯湯タンク101の上部と補助加熱装置115とが連通するように切替弁117を動作させる補助沸き上げ運転と、を実行可能に構成されている、制御部120は、貯湯タンク101内の湯量が第一湯量閾値を下回った場合に、沸き上げ運転を実行し、当該湯量が第一湯量閾値よりも小さい第二湯量閾値を下回った場合に、上記沸き上げ運転に加えて補助沸き上げ運転も同時に実行する緊急沸き上げ運転を実行する。【選択図】図6

Description

本発明は、複数の加熱手段を備えるハイブリッド給湯システムに関する。
従来、例えば特許文献1には、ヒートポンプ熱源器とヒートポンプ熱源器以外の補助熱源器とを有する装置が開示されている。この装置では、ヒートポンプ熱源器のランニングコストと補助熱源器のランニングコストとを比較して、ランニングコストが小さい熱源器を選択して運転し、もう一方の熱源器の運転を禁止することとしている。
特開2009-275957号公報
しかしながら、上述した従来の装置では、給湯負荷が想定よりも大きくなり貯湯タンク内の残湯量が少なくなった場合でも、運転可能な熱源器はランニングコストの観点から選択されたものに限定される。このため、従来の装置では、加熱できる湯の生成量が制限されてしまい湯切れするといった課題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、複数の加熱手段を備えるハイブリッド給湯システムにおいて、給湯負荷によらず安定して湯を供給することができ、且つ効率性に優れたハイブリッド給湯システムを提供することを目的とする。
本発明に係るハイブリッド給湯システムは、湯水を貯湯する貯湯タンクと、湯水を加熱する加熱手段と、一端が貯湯タンクの下部に接続され、途中に加熱手段が設置され、他端が貯湯タンクの上部に接続された加熱循環回路と、加熱循環回路に配置され、湯水を送水する加熱循環ポンプと、湯水を給湯する給湯手段と、貯湯タンクの上部と給湯手段とを接続する給湯第一配管と、給湯手段と貯湯タンクの下部とを接続する給湯第二配管と、給湯第一配管の途中と給湯第二配管の途中とを接続する給湯第三配管と、給湯第三配管の途中に配置され、湯水を加熱する補助加熱手段と、給湯第三配管の途中に配置され、給湯第二配管から給湯第一配管へ湯水を送水する補助加熱循環ポンプと、給湯第一配管と給湯第三配管との接続部に配置され、貯湯タンク、補助加熱手段及び給湯手段の連通状態を切り替える切替弁と、貯湯タンク内の湯量を検出する湯量検出手段と、加熱手段、加熱循環ポンプ、補助加熱手段、補助加熱循環ポンプ及び切替弁の動作を制御する制御部と、を備え、制御部は、湯量が第一湯量閾値を下回った場合に、加熱手段及び加熱循環ポンプを駆動して貯湯タンク内の湯水を加熱する沸き上げ運転を実行し、湯量が第一湯量閾値よりも小さい第二湯量閾値を下回った場合に、補助加熱手段及び補助加熱循環ポンプを駆動すると共に貯湯タンクと補助加熱手段とが連通するように切替弁を動作させる補助沸き上げ運転を沸き上げ運転とともに実行するように構成されてなるものである。
本発明のハイブリッド給湯システムによれば、給湯負荷によらず安定して湯を供給することができ、且つ効率性に優れたハイブリッド給湯システムを提供することができる。
本発明を具体化したハイブリッド給湯システムの概略図である。 本発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システムの沸き上げ運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システムの通常給湯時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システムの補助熱源加熱給湯時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システムの給湯回路保温運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システムの補助沸き上げ運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態2におけるハイブリッド給湯システムの補助沸き上げ運転時の回路構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明を具体化したハイブリッド給湯システム100の概略図である。この図に示すように、ハイブリッド給湯システム100は、湯水を貯留する貯湯タンク101内の水を沸き上げるための複数の熱源として、ヒートポンプ式加熱装置102と補助加熱装置115を備えている。貯湯タンク101とヒートポンプ式加熱装置102とは、貯湯タンク101の下部とヒートポンプ式加熱装置102の入口とを接続するHP往き配管103と、ヒートポンプ式加熱装置102の出口と貯湯タンク101の上部とを接続するHP戻り配管104とにより接続されている。また、ヒートポンプ式加熱装置102の一次側に相当するHP往き配管103の途中には加熱循環ポンプ105が設けられている。これにより、貯湯タンク101の下部から取り出された水は、ヒートポンプ式加熱装置102において高温の湯に沸き上げられた上で、貯湯タンク101の上部に戻されるようになっている。以下、HP往き配管103及びHP戻り配管104とによって構成される回路を「加熱循環回路」106と称することとする。
ヒートポンプ式加熱装置102は、貯湯タンク101から導かれた低温水を加熱するための加熱手段として機能するものである。ヒートポンプ式加熱装置102は、冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を利用して低温水を効率的に加熱することができる。なお、ヒートポンプ式加熱装置102で高温水を得るためには、ヒートポンプサイクルは、冷媒として二酸化炭素を用い、臨界圧を越える圧力で運転することが好ましい。
また、HP往き配管103及びHP戻り配管104には、入水温度センサ107及び出湯温度センサ108がそれぞれ設けられている。入水温度センサ107は、ヒートポンプ式加熱装置102への入水温度、つまり貯湯タンク101下部からヒートポンプ式加熱装置102へ流入する低温水の温度を検知する。また、出湯温度センサ108は、ヒートポンプ式加熱装置102からの出湯温度、つまりヒートポンプ式加熱装置102において加熱された高温水の温度を検知する。
貯湯タンク101の下部には、市水を供給するための給水配管109が接続されている。これにより、貯湯タンク101は常時湯水で満たされた状態で定圧に保たれている。貯湯タンク101には、ヒートポンプ式加熱装置102を用いて加熱された高温水がタンク上部から流入されるとともに、給水配管109を介して低温水をタンク下部から流入させることにより、タンク内の上部と下部で温度差が生じるように湯水が貯留される。また、貯湯タンク101には、貯湯タンク101内の湯量を検出する湯量検出手段としての複数の湯量センサ110が高さを変えて設けられている。
貯湯タンク101の上部には、貯留した湯水を給湯機外部へ供給するための給湯第一配管111の一端が接続され、その他端には給湯手段112が接続されている。給湯手段112は、例えば開閉弁によって構成され、使用者による給湯要求を受けて開閉弁を開弁することにより給湯機外部へ湯水を流通させるものである。また、給湯手段112には、給湯第一配管111を流通した湯水を再びシステム内へ流通させる給湯第二配管113の一端が接続されている。給湯第二配管113の他端は、貯湯タンク101の下部に接続されている。
また、給湯第二配管113の途中と給湯第一配管111の途中とは、給湯第三配管114によって接続されている。上述した補助加熱装置115は給湯第三配管114に配置されている。補助加熱装置115は、貯湯タンク101から導かれた低温水を補助的に加熱するための補助加熱手段として機能するものであり、例えばヒートポンプ加熱装置とは異なる他の加熱装置としてガス式加熱装置を用いることができる。また、給湯第三配管114における補助加熱装置115の一次側には、補助加熱循環ポンプ116が配置されている。
給湯第三配管114と給湯第一配管111との接続部には、回路切替を行うための切替弁117が設けられている。切替弁117は三方弁として構成され、貯湯タンク101、補助加熱装置115及び給湯手段112の連通状態を切り替えることが可能に構成されている。また、給湯第一配管111における切替弁117と給湯手段112との間には、給湯手段112へ流れる湯水の温度を検知するための温度センサ118が配置されている。また、給湯第二配管113における給湯第三配管114との接続部と給湯手段112との間には、給湯手段112からシステム内へ循環される湯水の温度を検知するための温度センサ119が配置されている。
ハイブリッド給湯システム100には、各種構成要素と電気的に接続された制御部120が内蔵されている。ハイブリッド給湯システム100は当該制御部120によって制御される。
次に、ハイブリッド給湯システム100が備える機能について説明する。
(沸き上げ運転)
図2は、本発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システム100の沸き上げ運転時の回路構成図である。沸き上げ運転は、ヒートポンプ式加熱装置102を用いて貯湯タンク101内の湯水を加熱する運転であって、貯湯タンク101内の湯量が給湯又は放熱により減少し、当該湯量が第一湯量閾値(例えば、200L)以下になった場合に実施される。沸き上げ運転では、制御部120は加熱循環ポンプ105を動作させて貯湯タンク101下部の低温水をヒートポンプ式加熱装置102に供給する。ヒートポンプ式加熱装置102では供給された低温水を加熱して高温水を生成する。生成された高温水は貯湯タンク101上部から内部に戻されて貯湯される。この沸き上げ運転は、制御部120と通信可能に構成されたリモコン(図示省略)でユーザーが設定した湯量又は複数日の給湯負荷から算出した必要貯湯量まで貯湯されるように継続される。
(通常給湯)
図3は、本発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システム100の通常給湯時の回路構成図である。通常給湯は、給湯要求が出された場合に、貯湯タンク101に貯湯している高温水を給湯手段112を介して給湯栓へ供給する運転である。給湯要求の有無は、例えば、ユーザーが給湯栓(図示省略)を開いたことを検知することにより判断することができる。通常給湯では、制御部120は、貯湯タンク101と給湯手段112とが連通するように切替弁117を動作させるとともに、給湯手段112を開弁して給湯栓へ湯水を供給する。なお、給湯時には、貯湯タンクの上部からの湯の流出に伴って給水配管109を介して貯湯タンク101の下部から給水が行われる。これにより、貯湯タンク101の内部は常時湯水で満たされている状態となる。また、貯湯タンク101下部には、給水によって低温水が貯留されることとなるため、沸き上げ運転時の効率が向上する。
(補助熱源加熱給湯)
図4は、本発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システム100の補助熱源加熱給湯時の回路構成図である。補助熱源給湯は、貯湯タンク101内の残湯が枯渇したときに実施される給湯運転であり、補助加熱装置115を用いて水を加熱し、給湯手段112を介して給湯栓へ供給する。より詳しくは、制御部120は、貯湯タンク101内の湯量が枯渇判定閾値を下回っている場合に、補助熱源給湯を実施する。枯渇判定閾値は、貯湯タンク101内の残湯が枯渇したことを判定するための閾値として、貯湯タンク101の容量等に応じて設定された値が使用される。補助熱源給湯では、制御部120は、補助加熱装置115と給湯手段112とが連通するように切替弁117を動作させるとともに、補助加熱装置115及び補助加熱循環ポンプ116を駆動する。これにより、貯湯タンク101の下部から流出した水は、補助加熱循環ポンプ116によって補助加熱装置115へ供給される。補助加熱装置115では、供給された水がユーザーの所望する温度まで加熱される。補助加熱装置115から流出した湯は切替弁117及び給湯手段112を介して給湯栓へ供給される。このように、補助熱源加熱給湯では、過大な給湯負荷があった場合でも、給湯栓への給湯が可能となり、ユーザーは不快に感じることなく使用することができる。
(給湯回路保温運転)
図5は、本発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システム100の給湯回路保温運転時の回路構成図である。給湯回路保温運転は、ユーザーが給湯栓を開いた際に所望する温度の湯水が瞬時に給湯できるようにするための運転である。この給湯回路保温運転では、制御部120は、給湯要求が出されていない場合に、補助加熱装置115と給湯手段112とが連通するように切替弁117を動作させるとともに、給湯手段112と給湯栓との連通を遮断し、補助加熱循環ポンプ116を駆動させる。これにより、補助加熱循環ポンプ116から吐出された湯水は、補助加熱装置115、切替弁117及び給湯手段112を順に通過して再び補助加熱循環ポンプ116の吸込側へ循環される。また、制御部120は、補助加熱循環ポンプ116を駆動している期間に給湯手段112を通過した湯水の温度を温度センサ119により常時監視し、この監視温度が監視温度が保温温度上限値を超えた場合に補助加熱装置115を一旦停止させ、その後保温温度下限値を下回った場合に、停止していた補助加熱装置115を動作させる。なお、保温温度上限値は、例えばユーザー設定温度に設定される。また、保温温度下限値は、ユーザーが給湯栓を開いて湯水に触れた際に不快とならない下限の温度として、予め設定された温度(例えば、ユーザー設定温度−2℃)に設定される。これにより、給湯手段112へ流入する湯水の温度が保温温度閾値の近傍に維持されるので、ユーザーが給湯栓を開いた際にユーザーが所望する温度の湯水を瞬時に給湯することが可能となる。
なお、上述した給湯回路保温運転では、監視温度の上限値を設定したが、補助加熱装置115を予め設定された運転時間動作させることとしてもよい。この場合、運転時間は、補助加熱装置115の加熱能力を考慮した上で、給湯手段112へ流入する湯水の温度がユーザーの設定温度を超えない範囲の時間にすればよい。
(緊急沸き上げ運転)
図6は、発明の実施の形態1におけるハイブリッド給湯システム100の緊急沸き上げ運転時の回路構成図である。緊急沸き上げ運転は、貯湯タンク101内の湯量が給湯又は放熱により減少し、当該湯量が上述した第一湯量閾値よりも小さい第二湯量閾値(例えば、100L)以下になった場合に実施する運転である。緊急沸き上げ運転では、上述した沸き上げ運転に加えて、補助加熱装置115を用いて貯湯タンク101内の湯水を加熱する補助沸き上げ運転を同時に行う。より詳しくは、制御部120は加熱循環ポンプ105を動作させて貯湯タンク101下部の低温水をヒートポンプ式加熱装置102に供給する。ヒートポンプ式加熱装置102では、供給された低温水を加熱して高温水を生成する。生成された高温水は貯湯タンク101上部から内部に戻されて貯湯される。また、これと同時に制御部120は、補助加熱装置115と貯湯タンク101とが連通するように切替弁117を動作させるとともに、補助加熱循環ポンプ116を動作させて貯湯タンク101下部の低温水を補助加熱装置115に供給する。補助加熱装置115では、供給された低温水を加熱して高温水を生成する。生成された高温水は貯湯タンク101上部から内部に戻されて貯湯される。これにより、沸き上げ運転よりも早い時間で多くの高温水を貯湯することが可能となり、湯切れを回避することができる。なお、この緊急沸き上げ運転は、リモコン(図示省略)でユーザーが設定した湯量又は複数日の給湯負荷から算出した必要貯湯量まで貯湯されるように継続される。
ところで、上述した緊急沸き上げ運転では、運転終了にあわせて加熱循環ポンプ105及び補助加熱循環ポンプ116を即座に停止させると、沸き上げ運転の循環回路内に高温水が残留する。残留した高温水の熱量は、その後の放熱により無効熱量となってしまう。
そこで、緊急沸き上げ運転では、運転終了の際に各加熱源(ヒートポンプ式加熱装置102、補助加熱装置115)を停止させた後、加熱循環ポンプ105及び補助加熱循環ポンプ116をそれぞれ一定時間動作させ、停止させることが好ましい。加熱循環ポンプ105及び補助加熱循環ポンプ116を動作させる時間は、それぞれのポンプの能力、およびそれぞれのポンプから貯湯タンク101までの配管長に基づいて、湯水がポンプの吐出口から貯湯タンク101まで到達する時間を計算して用いればよい。これにより、緊急沸き上げ運転を終了した場合に循環回路内の高温水を貯湯タンクへ供給することができるので、システムのエネルギ効率を更に高めることが可能となる。
なお、この緊急沸き上げ運転の終了時の動作は、上述した沸き上げ運転の終了時においても実行することが好ましい。この場合は、沸き上げ運転の終了の際に加熱循環ポンプ105を一定時間動作させた後に停止させることとすればよい。これにより、沸き上げ運転を終了した場合に循環回路内の高温水を貯湯タンクへ供給することができるので、システムのエネルギ効率を更に高めることが可能となる。
このように、本実施の形態のハイブリッド給湯システムによれば、貯湯タンク101内の湯量が第一湯量閾値を下回った場合には、ヒートポンプ式加熱装置102のみを利用した沸き上げ運転が行われ、当該湯量が第一湯量閾値よりも小さい第二湯量閾値を下回った場合には、ヒートポンプ式加熱装置102と補助加熱装置115の両方を利用した緊急沸き上げ運転が実行される。このため、本実施の形態のハイブリッド給湯システムによれば、給湯負荷によらず安定して湯を供給することができ、且つエネルギ効率を有効に高めることが可能となる。
また、本実施の形態のハイブリッド給湯システムによれば、加熱循環ポンプ105はヒートポンプ式加熱装置102の一次側に配置され、また補助加熱循環ポンプ116は補助加熱装置115の一次側に配置されている。これにより、各ポンプへの高温流入による部品破壊等の懸念がなくなるため、比較的安価な材料で構成したポンプを採用することも可能となる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2のハイブリッド給湯システムについて説明する。実施の形態2のハイブリッド式給湯システムでは、ヒートポンプ式加熱装置102が故障した場合に、沸き上げ運転に代えて補助沸き上げ運転を実行する。図7は、発明の実施の形態2におけるハイブリッド給湯システム100の補助沸き上げ運転時の回路構成図である。制御部120は、沸き上げ運転の開始後、一定時間(例えば、10分)経過時点でヒートポンプ式加熱装置102の故障判定を行う。より詳しくは、制御部120は、入水温度センサ107により検知される入水温度と出湯温度センサ108により検知される出湯温度との温度差が基準温度差(例えば、5℃)よりも小さい場合に、ヒートポンプ式加熱装置102の故障または加熱循環回路106の閉塞故障と判断する。故障が判断されると、制御部120は、沸き上げ運転を停止するとともに、補助沸き上げ運転を開始する。補助沸き上げ運転では、制御部120は、補助加熱装置115と貯湯タンク101とが連通するように切替弁117を動作させるとともに、補助加熱循環ポンプ116を動作させて貯湯タンク101下部の低温水を補助加熱装置115に供給する。補助加熱装置115では、供給された低温水を加熱して高温水を生成する。生成された高温水は貯湯タンク101上部から内部に戻されて貯湯される。また、故障が判断されると、制御部120は、故障が発生したことをリモコンから音又は表示によって報知する。これにより、ヒートポンプ式加熱装置102に故障が発生した場合に、ユーザーが故障修理を迅速に依頼することができるとともに、修理が完了するまでの期間においても、湯切れすることなく通常通りの使用が可能となる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3のハイブリッド給湯システムについて説明する。実施の形態3のハイブリッド式給湯システムでは、沸き上げ運転におけるヒートポンプ式加熱装置102の加熱効率と、補助沸き上げ運転における補助加熱装置115の加熱効率とを比較し、効率のよい方を選択して沸き上げる点に特徴を有している。
リモコンは、エネルギコストである電力料金情報を入力することが可能に構成されている。また、入水温度センサ107により検出されるヒートポンプ式加熱装置102への入水温度情報は、ヒートポンプ式加熱装置102の加熱能力の指標となる。そこで、制御部120は、電力料金情報と入水温度情報に基づいて、沸き上げ運転時の加熱効率を演算する。また、制御部120は、補助加熱装置115についても同様に、補助加熱装置115に使用されるエネルギのエネルギコストと当該装置の加熱能力に基づいて、補助沸き上げ運転時の加熱効率を演算する。そして、制御部120は、算出された加熱効率を比較して、沸き上げ運転と補助沸き上げ運転のうち加熱効率のよい方を選択して実施する。
また、沸き上げ開始時点で沸き上げ運転が選択されている場合であっても、入水温度センサ107で検出されたヒートポンプ式加熱装置102への入水温度が変動した場合は加熱効率の再演算が実施される。その結果、補助沸き上げ運転の加熱効率が沸き上げ運転の加熱効率を上回った時点で、沸き上げ運転を停止して補助沸き上げ運転へと切り替える。これにより、常に良い加熱効率で沸き上げ運転を行うことが可能となるため、機器効率が向上する。
実施の形態4.
次に、本発明の実施の形態4のハイブリッド給湯システムについて説明する。システムが施工されてからユーザーが使用を開始するまでの長期間の不使用期間、または夏場等の温水の需要がない場合は、システムに通電した状態で長期間にわたり待機している状態となる。この場合、循環回路内の湯水の滞留による腐食、不純物の析出又は堆積により加熱循環ポンプ105又は補助加熱循環ポンプ116が拘束故障する場合がある。
そこで、本実施の形態4のハイブリッド給湯システムでは、加熱循環ポンプ105及び補助加熱循環ポンプ116の動作実績に基づいて、これらのポンプを定期的に駆動させることとしている。より詳しくは、制御部120は、加熱循環ポンプ105及び補助加熱循環ポンプ116の動作実績を記憶している。そして、前回動作実績からの不動作期間が基準経過時間(例えば、24時間)を超えた場合に、対称のポンプを一定時間(例えば、30秒)を動作させる構成としている。これにより、長期間の待機状態においても加熱循環ポンプ105及び補助加熱循環ポンプ116が拘束する故障を回避することができるので、信頼性が向上する。
100 ハイブリッド給湯システム、101 貯湯タンク、102 ヒートポンプ式加熱装置(加熱手段)、103 HP往き配管、104 HP戻り配管、105 加熱循環ポンプ、106 加熱循環回路、107 入水温度センサ、108 出湯温度センサ、109 給水配管、110 湯量センサ(湯量検出手段)、111 給湯第一配管、112 給湯手段、113 給湯第二配管、114 給湯第三配管、115 補助加熱装置(補助加熱手段)、116 補助加熱循環ポンプ、117 切替弁、118 温度センサ、119 温度センサ、120 制御部

Claims (11)

  1. 湯水を貯湯する貯湯タンクと、
    湯水を加熱する加熱手段と、
    一端が前記貯湯タンクの下部に接続され、途中に前記加熱手段が設置され、他端が前記貯湯タンクの上部に接続された加熱循環回路と、
    前記加熱循環回路に配置され、湯水を送水する加熱循環ポンプと、
    湯水を給湯する給湯手段と、
    前記貯湯タンクの上部と前記給湯手段とを接続する給湯第一配管と、
    前記給湯手段と前記貯湯タンクの下部とを接続する給湯第二配管と、
    前記給湯第一配管の途中と前記給湯第二配管の途中とを接続する給湯第三配管と、
    前記給湯第三配管の途中に配置され、湯水を加熱する補助加熱手段と、
    前記給湯第三配管の途中に配置され、前記給湯第二配管から前記給湯第一配管へ湯水を送水する補助加熱循環ポンプと、
    前記給湯第一配管と前記給湯第三配管との接続部に配置され、前記貯湯タンク、前記補助加熱手段及び前記給湯手段の連通状態を切り替える切替弁と、
    前記貯湯タンク内の湯量を検出する湯量検出手段と、
    前記加熱手段、前記加熱循環ポンプ、前記補助加熱手段、前記補助加熱循環ポンプ及び前記切替弁の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記湯量が第一湯量閾値を下回った場合に、前記加熱手段及び前記加熱循環ポンプを駆動して前記貯湯タンク内の湯水を加熱する沸き上げ運転を実行し、
    前記湯量が前記第一湯量閾値よりも小さい第二湯量閾値を下回った場合に、前記補助加熱手段及び前記補助加熱循環ポンプを駆動すると共に前記貯湯タンクと前記補助加熱手段とが連通するように前記切替弁を動作させる補助沸き上げ運転を前記沸き上げ運転とともに実行するように構成されてなるハイブリッド給湯システム。
  2. 前記加熱循環ポンプは前記加熱手段の一次側に配置され、前記補助加熱循環ポンプは前記補助加熱手段の一次側に配置されている請求項1に記載のハイブリッド給湯システム。
  3. 前記制御部は、前記沸き上げ運転が終了した場合に、前記加熱循環ポンプを一定時間動作させるように構成されてなる請求項1又は請求項2に記載のハイブリッド給湯システム。
  4. 前記制御部は、前記補助沸き上げ運転が終了した場合に、前記補助加熱循環ポンプを一定時間動作させるように構成されてなる請求項1から請求項3の何れか1項に記載のハイブリッド給湯システム。
  5. 前記加熱手段への入水温度を検出する入水温度センサと、
    前記加熱手段からの出湯温度を検出する出湯温度センサと、を備え、
    前記制御部は、
    前記沸き上げ運転の実行中における前記入水温度と前記出湯温度との温度差が基準温度差よりも小さい場合に、前記沸き上げ運転を停止して前記補助沸き上げ運転を実行するように構成されてなる請求項1から請求項4の何れか1項に記載のハイブリッド給湯システム。
  6. 前記ハイブリッド給湯システムの設定を行うリモコンを備え、
    前記制御部は、前記沸き上げ運転の実行中における前記入水温度と前記出湯温度との温度差が基準温度差よりも小さい場合に、前記加熱手段の故障を前記リモコンから報知するように構成されてなる請求項5に記載のハイブリッド給湯システム。
  7. 前記加熱手段のエネルギコスト及び加熱能力から前記加熱手段の加熱効率を算出する手段と、
    前記補助加熱手段のエネルギコスト及び加熱能力から前記補助加熱手段の加熱効率を算出する手段と、を備え、
    前記制御部は、前記沸き上げ運転の実行中において前記加熱手段の加熱効率が前記補助加熱手段の加熱効率を下回った場合に、前記沸き上げ運転を停止して前記補助沸き上げ運転を開始するように構成されてなる請求項1から請求項6の何れか1項に記載のハイブリッド給湯システム。
  8. 前記制御部は、前記加熱循環ポンプ又は前記補助加熱循環ポンプの動作実績を監視し、前回の動作実績からの不動作の時間が基準経過時間を超えた場合、当該ポンプを一定時間動作させるように構成されてなる請求項1から請求項7の何れか1項に記載のハイブリッド給湯システム。
  9. 前記制御部は、給湯要求が出された場合に、前記貯湯タンクと前記給湯手段が連通するように前記切替弁を動作させて前記給湯手段から給湯を行うように構成されてなる請求項1から請求項8の何れか1項に記載のハイブリッド給湯システム。
  10. 前記制御部は、前記湯量が枯渇判定閾値を下回った状態で給湯要求が出された場合に、前記補助加熱手段及び前記補助加熱循環ポンプを駆動すると共に前記補助加熱手段と前記給湯手段とが連通するように前記切替弁を動作させて前記給湯手段から給湯を行うように構成されてなる請求項1から請求項9の何れか1項に記載のハイブリッド給湯システム。
  11. 前記制御部は、給湯要求が出されていない場合に、前記補助加熱手段と前記給湯手段とが連通するように前記切替弁を動作させて前記補助加熱循環ポンプを駆動するとともに前記補助加熱手段を選択的に動作させる保温運転を実行するように構成されてなる請求項1から請求項10の何れか1項に記載のハイブリッド給湯システム。
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