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JP2016063219A - インプリント装置、インプリントシステム及び物品の製造方法 - Google Patents

インプリント装置、インプリントシステム及び物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モールドと基板との重ね合わせ精度及び生産性の点で有利なインプリント装置を提供する。
【解決手段】基板13の複数のショット領域のそれぞれの形状を、モールド11と基板のインプリント対象のショット領域とが対面する前に取得する取得部と、基板のショット領域ごとにモールドのパターンとショット領域との形状の差を補正する第1補正部と、モールドのパターンと基板のショット領域との位置ずれを計測する計測部と、位置ずれを補正する第2補正部と、インプリント処理を制御する制御部と、を有し、インプリント処理は、取得部によって予め取得された形状に基づいて第1補正部によって形状の差を補正する第1処理と、計測部によって位置ずれを計測しながら第2補正部によって位置ずれを補正する第2処理と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、インプリント装置、インプリントシステム及び物品の製造方法に関する。
インプリント技術は、ナノスケールの微細パターンの転写を可能にする技術であり、半導体デバイスや磁気記憶媒体などのデバイスの量産用ナノリソグラフィ技術の1つとして提案されている(特許文献1参照)。インプリント技術を用いたインプリント装置は、パターンが形成されたモールド(型)と基板上の樹脂(インプリント材)とを接触させた状態で樹脂を硬化させ、硬化した樹脂からモールドを引き離すことで基板上にパターンを形成する。この際、樹脂硬化法として、一般に、紫外線などの光の照射によって樹脂を硬化させる光硬化法が採用されている。
インプリント装置では、デバイスの性能を維持するために、基板上のパターン(基板のショット領域)に対して、モールドのパターンを高精度に転写する必要がある。この際、一般的には、モールドのパターンの形状を基板上のパターンの形状に合わせている。例えば、モールドの周辺からモールドを押し引きしてモールドのパターンを変形させる、即ち、パターンの形状を補正する補正機構が提案されている(特許文献2参照)。
また、インプリント装置では、モールドと基板とのアライメント(位置合わせ)方式として、一般的に、ダイバイダイアライメントが採用されている。ダイバイダイアライメントとは、基板のショット領域ごとに、モールドに設けられたマークと基板に設けられたマークとを検出してモールドと基板との位置ずれを補正するアライメント方式である。
特開2010−98310号公報 特表2008−504141号公報
従来のインプリント装置では、一般的に、ダイバイダイアライメントでのマークの検出結果を用いて、モールドのパターンの形状を補正している。しかしながら、基板のショット領域の形状を求めるためには多くのマークを検出することが必要となり、その検出に長時間を要してしまうため、インプリント装置の生産性を低下させてしまう。更に、パターンの形状を補正する補正機構の応答速度は低く、ダイバイダイアライメントを行っている間にモールドの形状を補正しきれない可能性もある。
また、基板のショット領域の形状を予め求めることも提案されているが、基板内でのショット領域の形状を固定値としている(即ち、各ショット領域の形状を1つの形状に固定している)。或いは、基板ごとにショット領域の位置による形状を固定値としている。そのため、基板内又は基板間の各ショット領域の形状のばらつきに対応することができず、モールドのパターンの形状を十分に補正することができない。近年では、デバイスの微細化が進んでおり、高い重ね合わせ精度が要求されているため、このような問題が特に顕著となる。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされ、モールドと基板との重ね合わせ精度及び生産性の点で有利なインプリント装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのインプリント装置は、基板上のインプリント材にモールドを用いてパターンを形成するインプリント処理を行うインプリント装置であって、前記基板の複数のショット領域のそれぞれの形状を、前記モールドと前記基板のインプリント対象のショット領域とが対面する前に取得する取得部と、前記基板のショット領域ごとに前記モールドのパターンと当該ショット領域との形状の差を補正する第1補正部と、前記モールドのパターンと前記基板のショット領域との位置ずれを計測する計測部と、前記位置ずれを補正する第2補正部と、前記インプリント処理を制御する制御部と、を有し、前記インプリント処理は、前記取得部によって予め取得された前記形状に基づいて前記第1補正部によって前記形状の差を補正する第1処理と、前記計測部によって前記位置ずれを計測しながら前記第2補正部によって前記位置ずれを補正する第2処理と、を含むことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、モールドと基板との重ね合わせ精度及び生産性の点で有利なインプリント装置を提供することができる。
本発明の一側面としてのインプリント装置の構成を示す概略図である。 図1に示すインプリント装置の形状補正部の構成の一例を示す図である。 モールドに設けられたモールド側マーク及び基板に設けられた基板側マークの一例を示す図である。 モールドのパターン面と基板のショット領域とのずれを示す図である。 一般的なインプリント処理のシーケンスを示す図である。 本実施形態におけるインプリント処理のシーケンスを示す図である。 本発明の一側面としてのインプリントシステムの構成を示す概略図である。 図7に示すインプリントシステムにおける計測装置の構成の一例を示す概略図である。 基板のショット領域のレイアウトの一例を示す図である。 本発明の一側面としてのインプリントシステムの構成を示す概略図である。 基板のエッジ近傍の欠けショット領域の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の一側面としてのインプリント装置1の構成を示す概略図である。インプリント装置1は、基板上のインプリント材にモールド(型)を用いてパターンを形成する、即ち、基板上のインプリント材をモールドで成形して基板上にパターンを形成するインプリント処理を行うリソグラフィ装置である。本実施形態では、インプリント材として、樹脂を使用し、樹脂硬化法として、紫外線の照射によって樹脂を硬化させる光硬化法を採用する。
インプリント装置1は、モールド11を保持するモールド保持部12と、基板13を保持する基板保持部14と、計測部15と、形状補正部16と、制御部17とを有する。また、インプリント装置1は、基板上に樹脂を供給するためのディスペンサを含む樹脂供給部、モールド保持部12を保持するためのブリッジ定盤、基板保持部14を保持するためのベース定盤なども有する。
モールド11は、矩形の外形形状を有し、基板13(の上の樹脂)に転写すべきパターン(凹凸パターン)が形成されたパターン面11aを有する。モールド11は、基板上の樹脂を硬化させるための紫外線を透過する材料、例えば、石英などで構成されている。また、モールド11のパターン面11aには、モールド側マーク18が形成されている。
モールド保持部12は、モールド11を保持する保持機構である。モールド保持部12は、例えば、モールド11を真空吸着又は静電吸着するモールドチャックと、モールドチャックを載置するモールドステージと、モールドステージを駆動する(移動させる)駆動系とを含む。かかる駆動系は、モールドステージ(即ち、モールド11)を少なくともz軸方向(基板上の樹脂にモールド11を押印する際の押印方向)に駆動する。また、かかる駆動系は、z軸方向だけではなく、x軸方向、y軸方向及びθ(z軸周りの回転)方向にモールドステージを駆動する機能を備えていてもよい。
基板13は、モールド11のパターンが転写される基板であって、例えば、単結晶シリコン基板やSOI(Silicon on Insulator)基板などを含む。基板13には、樹脂供給部から樹脂が供給(塗布)される。また、基板13の複数のショット領域のそれぞれには、基板側マーク19が形成されている。
基板保持部14は、基板13を保持する保持機構である。基板保持部14は、例えば、基板13を真空吸着又は静電吸着する基板チャックと、基板チャックを載置する基板ステージと、基板ステージを駆動する(移動させる)駆動系とを含む。かかる駆動系は、基板ステージ(即ち、基板13)を少なくともx軸方向及びy軸方向(モールド11の押印方向に直交する方向)に駆動する。また、かかる駆動系は、x軸方向及びy軸方向だけではなく、z軸方向及びθ(z軸周りの回転)方向に基板ステージを駆動する機能を備えていてもよい。
計測部15は、モールド11に設けられたモールド側マーク18と、基板13の複数のショット領域のそれぞれに設けられた基板側マーク19とを光学的に検出(観察)するスコープを含む。計測部15は、かかるスコープの検出結果に基づいて、モールド11と基板13との相対的な位置(位置ずれ)を計測する。但し、計測部15は、モールド側マーク18と基板側マーク19との相対的な位置関係を検出することができればよい。従って、計測部15は、2つのマークを同時に撮像するための光学系を備えたスコープを含んでいてもよいし、2つのマークの干渉信号やモアレなどの相対位置関係を反映した信号を検知するスコープを含んでいてもよい。また、計測部15は、モールド側マーク18と基板側マーク19とを同時に検出できなくてもよい。例えば、計測部15は、内部に配置された基準位置に対するモールド側マーク18及び基板側マーク19のそれぞれの位置を求めることで、モールド側マーク18と基板側マーク19との相対的な位置関係を検出してもよい。
形状補正部16は、基板13のショット領域ごとに、モールド11のパターンと基板13のショット領域との形状の差を補正する第1補正部として機能する。形状補正部16は、本実施形態では、モールド11に対して、パターン面11aに平行な方向に力を与えてモールド11(パターン面11a)を変形させることで、パターン面11aの形状を補正する。例えば、形状補正部16は、図2に示すように、モールド11の側面を吸着する吸着部16aと、モールド11の側面に向かう方向及びモールド11の側面から遠ざかる方向に吸着部16aを駆動するアクチュエータ16bとを含む。吸着部16aは、モールド11の側面を吸着する機能を有していなくてもよく、モールド11の側面に接触する接触部材であってもよい。但し、形状補正部16は、モールド11に熱を与えてモールド11の温度を制御することでパターン面11aを変形させてもよい。また、モールド11のパターン面11aを変形させるのではなく、基板上の所定の位置に一定強度の光を照射することで局所的に基板13を熱膨張させ、基板13のショット領域(基板13に形成されたパターン)の形状を補正する場合もある。この場合、インプリント装置1は、形状補正部としてモールド11又は基板13に熱を供給するための熱供給部を備える。
制御部17は、CPUやメモリなどを含み、インプリント装置1の全体(インプリント装置1の各部)を制御する。制御部17は、本実施形態では、インプリント処理及びそれに関連する処理を制御する。例えば、制御部17は、インプリント処理を行う際に、計測部15の計測結果に基づいて、モールド11と基板13とのアライメント(位置合わせ)を行う。また、制御部17は、インプリント処理を行う際に、形状補正部16によるモールド11のパターン面11aの変形量を制御する。
図3(a)及び図3(b)を参照して、モールド11と基板13とのアライメントに用いられるアライメントマークとしてのモールド側マーク18及び基板側マーク19について説明する。本実施形態では、基板13の1つのショット領域に6つのチップ領域が配置されているものとする。
図3(a)は、モールド11のパターン面11a、具体的には、パターン面11aの四隅に設けられたモールド側マーク18a乃至18hを示している。図3(a)を参照するに、横方向に長手方向を有するモールド側マーク18a、18b、18e及び18fは、x軸方向に計測方向を有するマークである。一方、縦方向に長手方向を有するモールド側マーク18c、18d、18g及び18hは、y軸方向に計測方向を有するマークである。また、図3(a)において、点線で囲まれた領域は、基板上の6つのチップ領域のそれぞれに転写すべきパターンが形成されたパターン領域11bを示している。
図3(b)は、基板13の1つのショット領域13aの周辺、具体的には、ショット領域13aの四隅に設けられた基板側マーク19a乃至19hを示している。図3(b)を参照するに、横方向に長手方向を有する基板側マーク19a、19b、19e及び19fは、x軸方向に計測方向を有するマークである。一方、縦方向に長手方向を有する基板側マーク19c、19d、19g及び19hは、y軸方向に計測方向を有するマークである。また、図3(b)において、ショット領域13aの内側の実線で囲まれた領域は、チップ領域13bを示している。
インプリント処理を行う際、即ち、モールド11と基板上の樹脂とを接触させる際には、モールド11に設けられたモールド側マーク18a乃至18hのそれぞれと基板13に設けられた基板側マーク19b乃至19hのそれぞれとが近接することになる。従って、計測部15によってモールド側マーク18と基板側マーク19とを検出することで、モールド11のパターン面11aの位置及び形状と基板13のショット領域13aの位置及び形状とを比較することができる。モールド11のパターン面11aの位置及び形状と基板13のショット領域13aの位置及び形状との間に差(ずれ)が生じると、重ね合わせ精度が低下し、パターンの転写不良(製品不良)を招いてしまう。
図4(a)乃至図4(h)は、モールド11のパターン面11aの位置及び形状と基板13のショット領域13aの位置及び形状との間に生じるずれ(以下、「モールド11とショット領域13aとのずれ」と称する)を示す図である。モールド11とショット領域13aとのずれには、シフト、倍率ずれ、回転などが含まれる。基板側マーク19に対するモールド側マーク18の相対的な位置ずれ(位置ずれ量)を検出することで、モールド11とショット領域13aとのずれが、シフト、倍率ずれ及び回転のどれであるのかを推定することができる。
図4(a)は、モールド11とショット領域13aとのずれがシフトである場合を示している。モールド側マーク18が基板側マーク19から一方向にずれていることを検出した場合、モールド11とショット領域13aとのずれがシフトであると推定することができる。
図4(b)は、モールド11とショット領域13aとのずれが回転である場合を示している。モールド側マーク18のずれる方向がショット領域13aの上下左右で異なり、ショット領域内のある点を中心として円を描くようにずれている場合、モールド11とショット領域13aとのずれが回転であると推定することができる。
図4(c)は、モールド11とショット領域13aとのずれが倍率ずれである場合を示している。モールド側マーク18がショット領域13aの中心に対して一様に外部又は内部に向かってずれていることを検出した場合、モールド11とショット領域13aとのずれが倍率ずれであると推定することができる。
図4(d)は、モールド11とショット領域13aとのずれが台形ずれである場合を示している。モールド側マーク18がショット領域13aの中心に対して外部又は内部に向かってずれ、その方向がショット領域13aの上下又は左右で異なっていることを検出した場合、モールド11とショット領域13aとのずれが台形ずれであると推定することができる。また、モールド側マーク18がショット領域13aの中心に対して外部又は内部に向かってずれ、ずれ量がショット領域13aの上下又は左右で異なっていることを検出した場合、モールド11とショット領域13aとのずれが台形ずれであると推定することができる。
図4(e)は、モールド11とショット領域13aとのずれがねじれである場合を示している。モールド側マーク18のずれる方向がショット領域13aの上下又は左右で異なっていることを検出した場合、モールド11とショット領域13aとのずれがねじれであると推定することができる。
図4(c)乃至図4(e)に示したように、モールド11とショット領域13aとのずれが倍率ずれ、台形ずれ、ねじれなどである場合、制御部17は、形状補正部16によって、モールド11のパターン面11aの形状を変形させる。また、図示はしていないが、モールド11とショット領域13aとのずれが弓なり型、樽型、糸巻き型などである場合にも、制御部17は、形状補正部16によって、モールド11のパターン面11aの形状を変形させる。具体的には、制御部17は、モールド11のパターン面11aの形状が基板13のショット領域13aの形状となるように、形状補正部16によるパターン面11aの変形量を制御する。モールド11とショット領域13aとのずれの種類によっては、図3(a)及び図3(b)に示したアライメントマークに加えて他のアライメントマークを検出する必要がある。計測部15は、インプリント装置1に配置できる数に限りがあるため、多くのアライメントマークを検出するために移動することができる。制御部17は、アクチュエータ16bの駆動量(即ち、モールド11に与える力)とパターン面11aの変形量との対応関係を表すデータを予め取得してメモリなどに格納している。制御部17は、計測部15の計測結果に基づいて、パターン面11aの形状をショット領域13aの形状に一致させるために必要となるパターン面11aの変形量(パターン面11aを変形させる度合い)を算出する。そして、制御部17は、メモリに格納したデータから、算出したパターン面11aの変形量に対応するアクチュエータ16bの駆動量を求め、アクチュエータ16bを駆動する。
このように、インプリント装置1では、モールド11と基板13(ショット領域13a)とのアライメントやモールド11(パターン面11a)の形状の補正を行いながら、基板上の樹脂にモールド11のパターンを転写する。
図5は、モールド11と基板13のアライメント及びモールド11の形状の補正を含む一般的なインプリント処理のシーケンスを示す図である。図5では、インプリント処理において、基板上にパターンを形成するための動作に関する主工程と、モールド11と基板13のアライメント及びモールド11の形状の補正に関するアライメント工程とを分けて示している。なお、押印工程は、モールド11と基板上の樹脂が接触すればよいため、基板13を保持する基板保持部14が上下駆動してもよい。
S51において、モールド11と基板13のインプリント対象のショット領域13aとを対面させ、モールド11を基板上の樹脂に接触させる押印工程を行う。S52において、モールド11と基板上の樹脂とが接触した状態を維持してモールド11のパターンを樹脂で充填させる充填工程を開始する。充填工程では、モールド11と基板13との間に介在している樹脂が、両者に挟まれて広がると同時にモールド11のパターンに充填される。
充填工程を開始したら、S53において、計測部15によるモールド11のパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれ及びモールド11のパターン面11aとショット領域13aとの形状の差の計測を開始する。モールド11と基板13のアライメントマークを同時に計測する場合、両者の距離が十分に縮まらなければならないため、充填工程が開始されてから計測する。なお、計測部15がモールド11と基板13のアライメントマークを検出することができれば、充填工程が開始する前に、計測部15による計測を開始してもよい。S53では、モールド11のパターン面11aとショット領域13aとの形状の差を計測しなければならないため、計測部15は、多数のモールド側マーク18及び基板側マーク19を検出する必要がある。
S54において、計測部15の計測結果に基づいて、モールド11と基板13のアライメント及びモールド11の形状の補正を開始する。具体的には、計測部15によってモールド11のパターン面11aと基板13のショット領域13aとの位置ずれを計測しながら、モールドステージや基板ステージを駆動することでパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれを補正する。また、計測部15によってモールド11のパターン面11aと基板13のショット領域13aとの形状の差を計測しながら、形状補正部16によってパターン面11aを変形させることでパターン面11aとショット領域13aとの形状の差を補正する。
パターン面11aとショット領域13aとの形状の差及びパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれは、計測部15によって順次計測され、その計測結果が、モールド11と基板13のアライメント及びモールド11の形状の補正に順次反映される。
パターン面11aとショット領域13aとの位置ずれ及びパターン面11aとショット領域13aとの形状の差が許容範囲内に収まったら、S55において、モールド11と基板13のアライメント及びモールド11の形状の補正を終了する。また、S56において、計測部15によるパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれ及びパターン面11aとショット領域13aとの形状の差の計測を終了する。
S57において、モールド11と基板上の樹脂とが接触した状態において、モールド11を介して、インプリント対象のショット領域13aに供給された樹脂に紫外線を照射してかかる樹脂を硬化させる硬化工程を行う。
S58において、モールドステージを駆動させて、基板13のショット領域13aの上の硬化した樹脂からモールド11を引き離す離型工程を行う。これにより、基板13のショット領域13aの上の樹脂にモールド11のパターンが転写され、ショット領域13aに樹脂のパターンが形成される。
図5に示すインプリント処理のシーケンスでは、一般的に、充填工程(S52)に最も時間を要するため、充填工程が生産性を決定している。但し、モールド11と基板13との重ね合わせに高い精度が要求されると、モールド11と基板13のアライメント及びモールド11の形状の補正(S54)に多くの時間が必要となる。特に、形状補正部16の応答速度は低いため、モールド11の形状の補正には時間がかかる。一方、インプリント装置には、生産性の更なる向上が求められている。そこで、本実施形態では、モールド11の形状の補正に時間をかけても生産性の低下が少ないインプリント処理を提供する。
モールド11とショット領域13aとのずれのうち、図4(a)に示すシフト及び図4(b)に示す回転は、モールド11や基板13を相対的に駆動させたり回転させたりすることで補正することができる。例えば、基板ステージの応答速度は高いため、シフトや回転の補正には時間がかからない。また、シフトや回転は、インプリント処理において、モールド11と基板13のインプリント対象のショット領域13aとを対面させたときに初めてわかるものであるため、予め計測することは難しい。
モールド11とショット領域13aとのずれのうち、図4(c)に示す倍率ずれ、図4(d)に示す台形ずれ及び図4(e)に示すねじれは、モールド11と基板13のインプリント対象のショット領域13aとを対面させる前に決まっているものである。従って、倍率ずれ、台形ずれ及びねじれは、予め計測することが可能である。上述したように、形状補正部16の応答速度は低く、モールド11の形状の補正には時間がかかる。そこで、モールド11の形状の補正にかかわる倍率ずれ、台形ずれ及びねじれなどは予め計測(取得)し、予め計測された結果を用いてモールド11の形状を補正する。また、かかるモールド11の形状の補正と並行してモールド11と基板13とのアライメントを行う。
なお、本実施形態では、パターン面11aとショット領域13aとの形状の差を補正するための手法として、主として、モールド11を変形させる手法について説明した。但し、上述したように、基板13を変形させることで、パターン面11aとショット領域13aとの形状の差を補正する手法も提案されている。かかる手法は、応答速度が比較的速いが、パターン面11aとショット領域13aとの形状の差を正確に計測する(形状補正の精度を高める)ためには、十分な数のアライメントマークを計測する必要がある。
インプリント処理において、モールド11と基板13とを対面させた状態でパターン面11aとショット領域13aとの形状の差を高精度に計測するためには、より多くの数のアライメントマークを計測するための計測部が必要となる。また、生産性が求められるインプリント処理のシーケンス(押印、充填、硬化、離型をより短時間で行うこと)を考えると、インプリント処理のシーケンス内で多くの数のアライメントマークを計測することは困難である。
従って、形状補正の応答性も関係するが、形状補正の手法にかかわらず、その精度を高めるためには、パターン面11aとショット領域13aとの形状の差を十分な精度で計測するとよい。
図6は、本実施形態におけるインプリント処理のシーケンスを示す図である。図6では、インプリント処理において、基板上にパターンを形成するための主にモールド11の動作に関する主工程と、モールド11と基板13のアライメント及びモールド11の形状の補正に関するアライメント工程とを分けて示している。更に、本実施形態では、アライメント工程を、モールド11のパターンと基板13のショット領域13aとの形状の差を補正する第1処理と、モールド11のパターンと基板13のショット領域13aとの位置ずれを補正する第2処理とに分けている。なお、図6に示すS61の押印工程、S62の充填工程、S67の硬化工程及びS68の離型工程は、図5におけるS51、S52、S57及びS58と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
まず、モールド11のパターンと基板13のショット領域13aとの位置ずれを補正する第2処理について説明する。充填工程を開始したら、S63において、計測部15によるモールド11のパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれの計測を開始する。S63では、モールド11のパターン面11aとショット領域13aとの形状の差を計測する必要がなく、パターン面11aとショット領域13aとの位置ずれのみを計測すればよい。従って、計測部15は、S53よりも少ない数のモールド側マーク18及び基板側マーク19を検出すればよい。これにより、S63での計測部15による計測を、S53での計測部15による計測よりも短い時間で行うことができる。本実施形態では、計測部15は、モールド11のパターン面11aとショット領域13aとして、主に、図4(a)に示すシフト及び図4(b)に示す回転を計測する。
S64において、計測部15の計測結果に基づいて、モールド11と基板13のアライメントを開始する。具体的には、計測部15によってモールド11のパターン面11aと基板13のショット領域13aとの位置ずれを計測しながら、モールドステージや基板ステージを駆動することでパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれを補正する。このように、モールドステージを含むモールド保持部12や基板ステージを含む基板保持部14は、モールド11のパターン面11aと基板13のショット領域13aとの位置ずれを補正する第2補正部として機能する。モールド11のパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれは、計測部15によって順次計測され、その計測結果が、モールド11と基板13のアライメントに順次反映される。
パターン面11aとショット領域13aとの位置ずれが許容範囲内に収まったら、S65において、モールド11と基板13のアライメントを終了する。また、S66において、計測部15によるモールド11のパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれの計測を終了する。
次いで、モールド11のパターンと基板13のショット領域13aとの形状の差を補正する第1処理について説明する。上述したように、モールド11のパターン面11aの形状や基板13のショット領域13aの形状は予め計測することが可能であり、モールド11と基板13のショット領域13aとを対面させた状態で計測しなければならないものではない。そこで、本実施形態では、インプリント装置1に基板13を搬入する前に、基板13のショット領域13aの形状を、インプリント装置1の外部の計測装置によって予め計測するインプリントシステムを提供する。
図7は、本発明の一側面としてのインプリントシステム7の構成を示す概略図である。インプリントシステム7は、基板上の樹脂にモールド11を用いてパターンを形成するインプリント処理をそれぞれ行う複数のインプリント装置1と、計測装置700とを有する。従来技術では、インプリント装置1に基板13を直接搬入するが、本実施形態では、インプリント装置1に基板13を搬入する前に、計測装置700に基板13を搬入する。計測装置700は、基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を計測し、その計測結果を、ショット形状情報として、制御部17に送る。また、計測装置700によって各ショット領域13aの形状が計測された基板13は、インプリント装置1に順次搬入される。なお、図7では、複数のインプリント装置1のそれぞれを制御する主制御部として、複数のインプリント装置1のそれぞれが有する制御部17の1つを示している。但し、複数のインプリント装置1のそれぞれが有する制御部17とは別に、複数のインプリント装置1のそれぞれを制御する主制御部を設けてもよい。
図8(a)及び図8(b)は、インプリントシステム7における計測装置700の構成の一例を示す概略図である。図8(a)に示す計測装置700は、インプリント装置1における計測部15と同様な計測方法、即ち、ダイバイダイアライメント計測を採用している。図8(a)に示す計測装置700は、計測器715と、基準プレート720と、基準プレート720を保持する保持部712とを含む。基準プレート720は、基板13のショット領域13aの形状の基準となる板部材であって、基板13に設けられた基板側マーク19に対応する位置に基準プレート側マーク721を有する。計測器715は、基準プレート側マーク721と基板側マーク19とを光学的に検出(観察)し、図4(a)乃至図4(e)に示すような基板13の各ショット領域13aの形状を計測する。計測器715は、本実施形態では、基板13のショット領域13aの四隅に設けられた基板側マーク19を検出するが、計測対象となるショット領域13aの形状の成分に応じて、検出対象となる基板側マーク19の数を増やしてもよい。例えば、基板13のショット領域13aの形状が弓なり型、樽型、糸巻き型などである場合には、基板13のショット領域13aの四隅に設けられた基板側マーク19に加えて、他の基板側マーク19も検出する必要がある。
図8(b)に示す計測装置700は、計測器722と、干渉計723とを含む。計測器722は、インプリント装置1における計測部15の計測精度よりも高い計測精度を有する。計測器722は、撮像素子を含み、かかる撮像素子を基準とする絶対位置計測として基板13に設けられた基板側マーク19を順次検出する。インプリント装置1では、空間の制約などから計測部15をコンパクトに構成する必要がある。一方、計測装置700では、空間の制約が比較的緩くなるため、高い計測精度を有する計測器722を構成することができる。図8(b)に示す計測装置700では、図8(a)に示す計測装置700のように、基板側マーク19と相対比較する基準プレート720は必要ないが、基板保持部14(基板ステージ)の位置精度が計測器722の計測精度に影響する。従って、図8(b)に示す計測装置700では、基板保持部14の位置を高精度に計測する干渉計723が設けられている。図8(b)に示す計測装置700では、制限時間内において、必要数の基板側マーク19を順次検出することで、ショット領域13aの形状の多様な成分を計測することができる。また、ショット領域13aの形状の計測に要する時間を短縮するために、計測器722を複数設けてもよいし、計測器722の検出視野を広げて複数の基板側マーク19を同時に検出するようにしてもよい。
図6に戻って、S69において、制御部17によって、計測装置700からショット形状情報を取得する。このように、制御部17は、ショット形状情報、即ち、基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を取得する取得部として機能する。
S70において、制御部17によって予め取得されたショット形状情報に基づいて、モールド11の形状の補正を開始する。具体的には、制御部17によって予め取得された基板13の各ショット領域13aの形状に基づいて、形状補正部16によってモールド11のパターン面11aと基板13のインプリント対象のショット領域13aとの形状の差を補正する。ここで、モールド11のパターン面11aと基板13のインプリント対象のショット領域13aとの形状の差は、図4(c)に示す倍率ずれ、図4(d)に示す台形ずれ及び図4(e)に示すねじれの少なくとも1つを含む。
本実施形態では、予め取得されたショット形状情報に基づいてモールド11の形状の補正を行うことが可能であるため、前のショット領域に対する離型工程が終了したらモールド11の形状の補正を開始することができる。従って、モールド11の形状の補正に十分な時間を確保することができる。
また、基板13の面内の配列やショット領域ごとの回転のばらつきを予め計測(取得)することで、S63において計測部15による計測を開始する際のモールド11のパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれを低減することができる。モールド11と基板上の樹脂とを接触させた状態でモールド11や基板13を移動させると、せん断力が作用してモールド11の歪の原因となるため、モールド11と基板13のアライメントにおけるモールド11や基板13の移動量は少ないほどよい。
また、基板13のショット領域13aの形状を計測する頻度は、必要とされる重ね合わせ精度に応じて決定される。例えば、ロット内の基板間のショット領域13aの形状の差が十分に小さければ、ロット内の先頭の基板のみに対してショット領域の形状を計測すればよい。一方、ロット内の基板間のショット領域13aの形状の差が無視できなければ、ロット内の全ての基板に対してショット領域の形状を計測する必要がある。
また、基板内では、生産性を考慮して、形状を計測するショット領域13aの数を調整すればよい。計測に十分な時間をかけてよい場合には、基板13の全てのショット領域13aの形状を計測すればよい。これにより、基板13の全てのショット領域13aについて、実際の形状を取得することができる。一方、計測に十分な時間をかけられない場合には、基板13の全てのショット領域13aのうちの一部のショット領域の形状を(例えば、数ショット領域ごとに形状を)計測すればよい。この際、基板13の全てのショット領域13aのうちの残りのショット領域については、計測した一部のショット領域の形状から求めることができる。例えば、基板13の各ショット領域13aの形状が各ショット領域13aの位置に対して線形的に変化する場合には、計測した一部のショット領域の形状を最小二乗近似することで残りのショット領域の形状を求めればよい。また、基板13の各ショット領域13aの形状が各ショット領域13aの位置に対して線形的に変化しない場合には、計測した一部のショット領域の形状を加重平均することで残りのショット領域の形状を求めればよい。
図9(a)は、基板13のショット領域13aのレイアウトの一例を示す図である。図9(a)において、斜線で示すショット領域は、形状が計測されたショット領域を表し、白色で示すショット領域は、形状が計測されていないショット領域を表している。基板13の各ショット領域13aの形状は、一般的に、連続的に変化する。従って、形状が計測されていないショット領域Sbの形状は、かかるショット領域Sbの周辺のショット領域Sc乃至Sfの形状から連続的に変化していると考えられる。従って、計測されたショット領域Sc乃至Sfの形状を平均化することで、計測されていないショット領域Sbの形状を求める(予測する)ことができる。
図9(b)は、基板13のショット領域13aのレイアウトの一例を示す図である。図9(b)において、斜線で示すショット領域は、形状が計測されたショット領域を表し、白色で示すショット領域は、形状が計測されていないショット領域を表している。図9(b)においても、基板13の各ショット領域13aの形状が連続的に変化すると考え、計測されたショット領域の形状から計測されていないショット領域の形状を求める。例えば、ショット領域Shの形状は、ショット領域Sjの形状とショット領域Skの形状との平均であるが、ショット領域Sjの形状により近くなる。具体的には、ショット領域Shに対するショット領域Skの影響は、ショット領域間の距離を考慮すると、ショット領域Shに対するショット領域Sjの影響の1/2となる。このように、ショット領域間の距離の逆数に影響度が比例する。従って、ショット領域Shの形状は、加重平均によって、以下のように求めることができる。
Figure 2016063219
同様に、ショット領域Siの形状は、以下のように求めることができる。
Figure 2016063219
ショット領域Slの形状は、4つのショット領域Sj、Sk、Sm及びSnの加重平均で求めることができる。ショット領域Slに対するショット領域Sj、Sk、Sm及びSnのそれぞれの距離は、1.2、2、1及び1.2である。従って、ショット領域Slの形状は、以下のように求めることができる。
Figure 2016063219
形状が計測されていないショット領域に対して、形状が計測されたショット領域をどこまで考慮するかは、実際の基板に応じて決めればよい。
本実施形態では、計測部15によるモールド11のパターン面11aとショット領域13aとの位置ずれの計測(S63)として、ダイバイダイアライメント計測を想定しているが、これに限定されるものではない。基板13のショット領域13aのうちの代表的なショット領域を計測して統計演算処理し、その結果に基づいてモールド11と基板13とのアライメントを行う、所謂、グローバルアライメント計測でも同様の効果を得ることができる。
このように、本実施形態では、モールド11と基板13のショット領域13aとが対面する前に第1処理が開始され、且つ、モールド11とショット領域13aとが対面した後に第2処理が開始されるように、インプリント処理を制御している。従って、モールド11の形状の補正に時間をかけることが可能となり、生産性の低下を抑えながら、モールド11の形状を十分に補正することができ、高い重ね合わせ精度を実現することができる。
また、第1処理と第2処理との一部が並行して行われるように、又は、モールド11と基板13のショット領域13aとを対面させるためにモールド11と基板13とを相対的に移動させている間に第1処理が開始されるように、インプリント処理を制御するとよい。これにより、モールド11の形状の補正に更に時間をかけることが可能となる。
また、第2処理では、第1処理によって発生するモールド11のパターンと基板13のショット領域13aとの位置ずれも考慮して、モールド11のパターン面11aと基板13のショット領域13aとの位置ずれを補正するとよい。これにより、第1処理と第2処理との一部を並行して行っても、モールド11と基板13とのアライメントに要する時間を短縮することができる。
また、ショット形状情報、即ち、基板13のショット領域13aの形状は、インプリント装置1に搬入される基板ごとに取得するとよい。これにより、基板内の各ショット領域の形状のばらつきがある場合であっても、モールド11の形状を十分に補正することができる。
また、本実施形態では、インプリント装置1の外部の計測装置700によって、基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を予め計測している。但し、インプリント処理を開始する前に、インプリント装置1における計測部15によって、基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を予め計測してもよい。
<第2の実施形態>
図10は、本発明の一側面としてのインプリントシステム10の構成を示す概略図である。インプリントシステム10は、基板上の樹脂にモールド11を用いてパターンを形成するインプリント処理をそれぞれ行う複数のインプリント装置1を有する。なお、図10では、複数のインプリント装置1のそれぞれを制御する主制御部として、複数のインプリント装置1のそれぞれが有する制御部17の1つを示している。但し、複数のインプリント装置1のそれぞれが有する制御部17とは別に、複数のインプリント装置1のそれぞれを制御する主制御部を設けてもよい。
インプリント装置は、上述したように、充填工程に時間がかかるため、露光装置よりも生産性が低下することが指摘されている。そこで、複数のインプリント装置でクラスタを構成し、複数の基板に対して同時にインプリント処理を行う技術が提案されている。かかる技術では、インプリント装置間で共有できるユニットがあるため、トータルとしての装置占有面積を低減し、単位面積当たりの生産性を向上させることができる。
インプリントシステム10は、例えば、図10に示すように、4つのインプリント装置1を有する。4つのインプリント装置1のうち少なくとも1つのインプリント装置、本実施形態では、右下のインプリント装置1は、基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を計測する機能を有している。かかる機能は、計測部15で実現してもよいし、図8(a)及び図8(b)に示す計測装置700を有することで実現してもよい。
従来技術では、インプリントシステム10に搬入された基板13は、各インプリント装置1に直接搬入され、インプリント処理が行われる。一方、本実施形態では、まず、基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を計測する機能を有するインプリント装置1に搬入される。かかるインプリント装置1では、基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を計測し、その計測結果を、ショット形状情報として、制御部17に送る。また、各ショット領域13aの形状が計測された基板13は、他のインプリント装置1に順次搬入される。基板13が搬入された他のインプリント装置1では、図6に示すシーケンスに従って、インプリント処理が行われる。
本実施形態では、1つのインプリント装置1のみが基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を計測する機能を有しているが、これに限定されるものではない。例えば、4つのインプリント装置1のそれぞれが基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を計測する機能を有し、レシピやインプリント処理の状況に応じて、各ショット領域13aの形状の計測に用いるインプリント装置1を増減(変更)してもよい。
具体的には、ロット内の先頭の基板のみに対してショット領域の形状を計測する場合には、ショット領域の形状を計測する機能はそれほど必要でない。従って、図10に示すように、1つのインプリント装置1のみがショット領域の形状を計測する機能を有していればよい。また、かかるインプリント装置1では、ロット内の先頭の基板を計測した後、そのままインプリント処理を行ってもよい。一方、全ての基板に対してショット領域の形状を計測する場合には、インプリント装置の生産性やショット領域の形状を計測する機能の処理能力に応じて、ショット領域の形状の計測に用いるインプリント装置を割り振ればよい。
これまでは、基板13のショット領域13aの形状(固有の量)について説明してきたが、例えば、基板ステージが基板13を保持した際に発生する歪が大きい場合には、かかる歪も考慮する必要がある。本実施形態では、インプリトシステム10の内部で基板13を搬送することになるため、基板ステージで基板13を保持した状態でショット領域13aの形状を計測し、その状態のまま各インプリント装置1に搬送(所謂、チャック搬送)することができる。従って、基板ステージが基板13を保持した際に発生する歪を含めてショット領域13aの形状を計測することが可能であり、モールド11の形状をより高精度に補正することができる。
<第3の実施形態>
インプリント装置1における計測部15では、従来、計測条件を変えながらモールド側マーク18や基板側マーク19を検出し、その検出結果に基づいて最適な計測条件を決定する条件だしが行われている。この際、基板側マーク19が異物やインプリント処理よりも前の処理での転写不良や処理不良によって検出できない場合があるため、検出可能な(即ち、計測対象とする)マークの探索も行われている。このように、計測条件は、例えば、モールド側マーク18及び基板側マーク19を照明する光の光量、波長及び計測対象とする基板側マーク19の少なくとも1つを含む。
但し、上述したように、計測部15による計測に時間をかけると、インプリント装置1の生産性が大きく低下してしまう。そこで、本実施形態では、基板13の複数のショット領域13aのそれぞれの形状を予め計測する際に、最適な計測条件を導出することで、計測部15による計測にかかる時間を更に短縮する。
図8(a)に示す計測装置700は、インプリント装置1における計測部15と同様な計測方法を採用している(即ち、同様な構成を有している)。従って、図8(a)に示す計測装置700では、基板13の各ショット領域13aの形状を計測する際に基板側マーク19を検出して得られるマーク情報に基づいて、第2処理における計測部15の計測条件を決定することができる。ここで、マーク情報は、例えば、コントラスト、マークの変形を示す情報及びマークの異常を示す情報の少なくとも1つを含む。
一方、図8(b)に示す計測装置700は、インプリント装置1における計測部15と異なる計測方法を採用している。このような場合には、図8(b)に示す計測装置700の計測条件と計測部15の計測条件との関係、即ち、図8(b)に示す計測装置700の計測条件を計測部15の計測条件に換算するための関係を求めておけばよい。そして、かかる関係と、基板13の各ショット領域13aの形状を計測する際に基板側マーク19を検出して得られるマーク情報とに基づいて、第2処理における計測部15の計測条件を決定すればよい。
また、上述したように、基板側マーク19が計測部15で検出可能であるかを予め判断することができる。例えば、インプリント装置1では、歩留まりを向上させるため、基板13のエッジ近傍の欠けショット領域からも幾つかのチップを得られるように、かかる欠けショット領域に対してもインプリント処理を行う必要がある。図11は、基板13のエッジ近傍の欠けショット領域の一例を示す図である。図11では、基板13の1つのショット領域に9つのチップ領域が配置され、かかるチップ領域の四隅には、基板側マーク19が設けられている。モールド11と基板13とのずれとして回転を求める場合には、その精度を高めるために、離れた複数の基板側マーク19を検出する必要があるため、例えば、外周の基板側マーク19を検出するとよい。但し、図11に示すように、外周の基板側マーク19を検出できない場合には、基板13の各ショット領域13aの形状を計測する際に基板側マーク19を検出して得られるマーク情報に基づいて、外周に近い他の基板側マーク19を選択すればよい。このように、計測部15で検出可能な基板側マーク19を予め選択することで、インプリント装置1の生産性の低下を抑制することができる。
また、図8(b)に示す計測装置700では、途中工程で発生する基板側マーク19のむらや歪に起因する計測騙され、所謂、WIS(Wafer Induced Shift)を敏感に検知することができる。基板側マーク19を検出して得られるマーク信号の非対称性と計測騙され(騙され量)との関係を予め求め、かかる関係に基づいて、計測結果にオフセットを加味することも可能である。WISが著しく大きい場合には、上述したように、他の基板側マーク19を検出するように、計測対象とする基板側マーク19を選択(変更)してもよい。また、WISは基板13の面内で連続的に変化するため、第1の実施形態で説明したように、計測されたショット領域の形状から加重平均で予測することも可能である。
<第4の実施形態>
物品としてのデバイス(半導体デバイス、磁気記憶媒体、液晶表示素子等)の製造方法について説明する。かかる製造方法は、インプリント装置1、インプリントシステム7又は10を用いてパターンを基板(ウエハ、ガラスプレート、フィルム状基板等)に形成する工程を含む。かかる製造方法は、パターンを形成された基板を処理する工程を更に含む。当該処理ステップは、当該パターンの残膜を除去するステップを含みうる。また、当該パターンをマスクとして基板をエッチングするステップなどの周知の他のステップを含みうる。本実施形態における物品の製造方法は、従来に比べて、物品の性能、品質、生産性及び生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1:インプリント装置 11:モールド 12:モールド保持部 13:基板 14:基板保持部 15:計測部 16:形状補正部

Claims (20)

  1. 基板上のインプリント材にモールドを用いてパターンを形成するインプリント処理を行うインプリント装置であって、
    前記基板の複数のショット領域のそれぞれの形状を、前記モールドと前記基板のインプリント対象のショット領域とが対面する前に取得する取得部と、
    前記基板のショット領域ごとに前記モールドのパターンと当該ショット領域との形状の差を補正する第1補正部と、
    前記モールドのパターンと前記基板のショット領域との位置ずれを計測する計測部と、
    前記位置ずれを補正する第2補正部と、
    前記インプリント処理を制御する制御部と、を有し、
    前記インプリント処理は、前記取得部によって予め取得された前記形状に基づいて前記第1補正部によって前記形状の差を補正する第1処理と、前記計測部によって前記位置ずれを計測しながら前記第2補正部によって前記位置ずれを補正する第2処理と、を含むことを特徴とするインプリント装置。
  2. 前記制御部は、前記第1処理と前記第2処理との一部が並行して行われるように、前記インプリント処理を制御することを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
  3. 前記制御部は、前記モールドと前記基板のショット領域とを対面させるために前記モールドと前記基板とを相対的に移動させている間に前記第1処理が開始されるように、前記インプリント処理を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のインプリント装置。
  4. 前記制御部は、前記第2処理では、前記計測部によって計測された前記位置ずれ、及び、前記第1処理によって発生する前記モールドのパターンと前記基板のショット領域との位置ずれに基づいて、前記第2補正部によって前記位置ずれを補正することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  5. 前記取得部は、前記インプリント装置に搬入される基板ごとに前記形状を取得することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  6. 前記取得部は、前記インプリント装置の外部の計測装置によって計測された前記形状を取得することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  7. 前記計測部は、前記基板の複数のショット領域のそれぞれの形状も計測し、
    前記取得部は、前記計測部によって計測された前記形状を取得することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  8. 前記取得部は、前記基板の全てのショット領域について計測された形状を取得することを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  9. 前記取得部は、前記基板の全てのショット領域のうちの一部のショット領域について計測された形状を取得し、前記一部のショット領域の形状に基づいて、前記基板の全てのショット領域のうちの残りのショット領域の形状を求めることを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  10. 前記取得部は、前記一部のショット領域の形状を最小二乗近似することで前記残りのショット領域の形状を求めることを特徴とする請求項9に記載のインプリント装置。
  11. 前記取得部は、前記一部のショット領域の形状を加重平均することで前記残りのショット領域の形状を求めることを特徴とする請求項9に記載のインプリント装置。
  12. 前記計測装置は、前記基板に設けられたマークを検出することで前記形状を計測し、
    前記制御部は、前記マークを検出して得られるマーク情報に基づいて、前記第2処理における前記計測部の計測条件を決定することを特徴とする請求項6に記載のインプリント装置。
  13. 前記計測部は、前記基板に設けられたマークを検出することで前記形状を計測し、
    前記制御部は、前記マークを検出して得られるマーク情報に基づいて、前記第2処理における前記計測部の計測条件を決定することを特徴とする請求項7に記載のインプリント装置。
  14. 前記マーク情報は、前記マークのコントラスト、前記マークの変形を示す情報及び前記マークの異常を示す情報の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12又は13に記載のインプリント装置。
  15. 前記計測条件は、前記モールドに設けられたマーク及び前記基板に設けられたマークを照明する光の光量、波長及び計測対象とする前記基板に設けられたマークの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項12乃至14のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  16. 前記形状の差は、前記モールドと前記基板のショット領域との倍率ずれ、台形ずれ及びねじれの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1乃至15のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  17. 基板上のインプリント材にモールドを用いてパターンを形成するインプリント処理をそれぞれ行う複数のインプリント装置と、前記基板の複数のショット領域のそれぞれの形状を計測する計測装置と、を有するインプリントシステムであって、
    前記複数のインプリント装置のそれぞれは、
    前記基板のショット領域ごとに前記モールドのパターンと当該ショット領域との形状の差を補正する第1補正部と、
    前記モールドのパターンと前記基板のショット領域との位置ずれを計測する計測部と、
    前記位置ずれを補正する第2補正部と、を有し、
    前記インプリントシステムは、前記計測装置及び前記複数のインプリント装置のそれぞれにおける前記インプリント処理を制御する制御部を有し、
    前記インプリント処理は、前記計測装置によって予め計測された前記形状に基づいて前記第1補正部によって前記形状の差を補正する第1処理と、前記計測部によって前記位置ずれを計測しながら前記第2補正部によって前記位置ずれを補正する第2処理と、
    を含むことを特徴とするインプリントシステム。
  18. 前記制御部は、前記モールドと前記基板のインプリント対象のショット領域とが対面する前に前記第1処理が開始され、且つ、前記モールドと当該ショット領域とが対面した後に前記第2処理が開始されるように、前記インプリント処理を制御することを特徴とする請求項17に記載のインプリントシステム。
  19. 請求項1乃至16のうちいずれか1項に記載のインプリント装置を用いてパターンを基板に形成する工程と、
    前記工程で前記パターンを形成された前記基板を処理する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
  20. 請求項17又は18に記載のインプリントシステムを用いてパターンを基板に形成する工程と、
    前記工程で前記パターンを形成された前記基板を処理する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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