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JP2016014817A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2016014817A
JP2016014817A JP2014137477A JP2014137477A JP2016014817A JP 2016014817 A JP2016014817 A JP 2016014817A JP 2014137477 A JP2014137477 A JP 2014137477A JP 2014137477 A JP2014137477 A JP 2014137477A JP 2016014817 A JP2016014817 A JP 2016014817A
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cam
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roller
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JP2014137477A
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洋平 橋本
Yohei Hashimoto
洋平 橋本
裕ブン 王
Yubun Wang
裕ブン 王
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】現像部および定着部の離間機構を同時に駆動させながらも、制御の単純化を図ることのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】モータ400を逆回転させた後、電磁クラッチ410が通電されると、モータ400の駆動力が第2駆動ギヤ機構603および第3駆動ギヤ機構604に伝達される。第2駆動ギヤ機構603が有する第1カムギヤ513が時計回りに回転し、第1カム250が後方に移動すると、各現像ローラ110の配置のモードが非供給モードに切り替えられる。第1カム250が後方に移動するのと連動して、第3駆動ギヤ機構604が有する第2カムギヤ517が反時計回りに回転し、第2カム301が所定の位置まで前方に移動すると、第1ローラ81と第2ローラ82との圧接が解除される。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
用紙に画像を形成する画像形成部が用紙に画像を形成しないときに、現像部を感光体から離間させるのと同時に、定着部を離間させる画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載された画像形成装置は、制御部による制御に基づいて、現像ローラを感光体から離間させるのと同時に、加圧ローラを加熱ローラから離間させる。
特開2003−348280号公報
しかしながら、上記の画像形成装置では、現像部の離間機構と定着部の離間機構とを同時に駆動させる場合、制御部は、現像部および定着部の離間機構それぞれを制御する必要があるので、制御部の制御が複雑になるという問題があった。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、現像部の離間機構と定着部の離間機構とを同時に駆動させながらも、制御の単純化を図ることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、感光体と、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部と、モータと、モータからの駆動力によって駆動され、現像部を、静電潜像を現像する現像位置と静電潜像を現像しない非現像位置との間で変位させる変位機構と、現像部により現像された現像剤像を被記録媒体に転写する転写部と、転写部によって現像剤像が転写された被記録媒体を搬送する第1搬送部材と、第1搬送部材との間で被記録媒体を挟み込むニップ部を形成する第2搬送部材と、第1搬送部材および第2搬送部材のいずれか一方の搬送部材を他方の搬送部材に圧接する圧接機構と、モータの駆動力によって駆動され、一方の搬送部材を他方の搬送部材から離間する方向に変位させ、ニップ部の圧接力を変更する圧接力変更機構と、変位機構と圧接力変更機構とを連結し変位機構と圧接力変更機構とを連動させる連動機構と、モータを制御する制御装置と、を備えることを特徴とする。
上記画像形成装置では、変位機構は、現像位置と非現像位置とを結ぶ直線と交差する方向に延びるカム面である第1カム部を有する第1カムにより構成されてもよい。
上記画像形成装置では、第1カムは、第1ラックギヤを有し、連動機構は、第1ラックギヤに噛み合う第1カムギヤを有する構成であってもよい。
上記画像形成装置では、圧接力変更機構は、圧接機構の圧接方向と交差する方向に延びるカム面である第2カム部を有する第2カムにより構成されてもよい。
上記画像形成装置では、第2カムは、第2ラックギヤを有し、連動機構は、第2ラックギヤに噛み合う第2カムギヤを有する構成であってもよい。
上記画像形成装置では、感光体は、複数設けられ、現像部は、複数の感光体毎に設けられ、圧接力変更機構は、変位機構が複数の現像部のうちいずれか1つを現像位置に変位させた状態において、一方の搬送部材を離間する方向に変位させた状態を維持する構成であってもよい。
上記画像形成装置では、連動機構と一方の搬送部材とは、モータにより駆動される構成であってもよい。
上記画像形成装置では、第1搬送部材は、筒状の定着フィルムであり、第2搬送部材は、定着フィルムを挟み込む加圧ローラであってもよい。
本発明によれば、連動機構により変位機構と圧接力変更機構とが連結され、変位機構と圧接力変更機構とが連動するため、制御装置は変位機構と圧接力変更機構とをそれぞれ別々に制御する必要がなく、連動機構を制御するだけで変位機構と圧接力変更機構とを連動させることができるので、変位機構と圧接力変更機構とを同時に駆動させながらも、制御装置の制御を単純化することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 変位機構および圧接力変更機構の構成を示す正面斜視図である。 変位機構および圧接力変更機構の構成を示す背面斜視図である。 圧接力変更機構の動作を説明する説明図である。 現像ローラが現像位置に配置された状態を示す断面図である。 現像ローラが非現像位置に配置された状態を示す断面図である。 第1傾斜面と第1離間レバーとの関係を説明する説明図である。 第2傾斜面と第2離間レバーとの関係を説明する説明図である。 連動機構の構成を説明する正面図である。 他の実施形態における定着装置の一例を示す説明図である。
本発明を実施するための実施形態について図面を基に詳しく説明する。画像形成装置1の全体構成を説明した後、本発明の特徴部分について説明する。以下の説明における方向については、画像形成装置1を使用する際のユーザを基準にした方向で説明する。具体的には、図1において、紙面に向かって左側「前」、右側を「後」、上側を「上」、下側を「下」とする。また、紙面手前側を「右」、奥側を「左」とする。
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置の一例を示す概略断面図である。図1に示すように、画像形成装置1は、略矩形状に形成される筐体10と、記録用紙やOHPシート等の被記録媒体の一例としての用紙Pを給紙する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを筐体10の外へ排紙する排紙部90とを備えている。
筐体10の前面には、フロントカバー11が設けられている。フロントカバー11は、筐体10に対して開閉可能に筐体10に支持されている。
給紙部20は、筐体10の下部に配置されており、用紙Pを保持する給紙トレイ21と、給紙トレイ21に保持されている用紙Pを画像形成部30に搬送する搬送装置22とを備えている。
画像形成部30は、プロセスユニット40と、スキャナユニット60と、転写部70と、定着装置80とを備えている。
プロセスユニット40は、ドロワ50と、ドロワ50に着脱可能に設けられる4つの現像カートリッジ100とを備えている。
ドロワ50は、フロントカバー11を開いた状態で筐体10に対して挿抜可能となっており、感光体の一例としての感光体ドラム61を4つと図示せぬ公知の帯電器等とを備えている。
現像カートリッジ100は、感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する現像部の一例としての現像ローラ110を備えるとともに、図示せぬ公知のトナー収容室や各現像ローラ110にトナーを供給する供給ローラ等を備えている。
各現像ローラ110は、対応する感光体ドラム61に当接して感光体ドラム61上の静電潜像を現像する現像位置と、感光体ドラム61と離間して感光体ドラム61上の静電潜像を現像しない非現像位置とに変位可能となっている。
スキャナユニット60は、筐体10の上部に配置され、図示せぬレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。
転写部70は、筐体10の中央部に配置され、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを備えている。搬送ベルト73は、駆動ローラ71と従動ローラ72との間に張設されている。搬送ベルト73の外側の面は、4つの感光体ドラム61と接している。搬送ベルト73の内側には、4つの転写ローラ74が配置されている。各転写ローラ74は、感光体ドラム61と対向して配置されている。
搬送装置22により用紙Pが画像形成部30まで搬送されると、用紙Pに画像が形成される。画像形成部30では、まず各感光体ドラム61の表面が帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニット60により露光される。これにより、各感光体ドラム61の表面における露光された部分の電位が下がり、各感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。
次いで、現像ローラ110は、トナーを各感光体ドラム61上の静電潜像に供給し、各感光体ドラム61上に静電潜像を現像する。
その後、用紙Pが搬送ベルト73上に供給され、各感光体ドラム61と各転写ローラ74との間を通過することで、各感光体ドラム61上に現像された現像剤像の一例としてのトナー像が各転写ローラ74により用紙Pに転写される。このとき、転写ローラ74には、定電流制御によって転写バイアスが印加される。
転写された用紙Pは、定着装置80に向けて搬送される。定着装置80は、図示せぬ熱源により加熱され用紙Pを搬送する第1搬送部材の一例としての第1ローラ81と、第1ローラ81に対向して設けられ、第1ローラ81との間で用紙Pを挟み込むニップ部を形成する第2搬送部材の一例としての第2ローラ82とを備えている。
本実施例においては、定着装置80は、第1ローラ81と、第2ローラ82とを備えている。しかし、これに限定されず、図10に示すように、定着装置80は、筒状の定着フィルム110と、定着フィルム110の内側に配置されたハロゲンランプ120と、定着フィルム110の内面に摺接するように配置されたニップ板130と、ハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に向けて反射する反射板140と、ニップ板130との間で定着フィルム110を挟み込んで定着フィルム110との間にニップ部を形成する加圧ローラ150と、用紙Pの搬送方向におけるニップ板130の両端部を支持するステイ160等とを備えるフィルム定着方式を採用した定着装置であってもよい。
転写された用紙Pが定着装置80まで搬送され、第1ローラ81と第2ローラ82との間を通過することで、用紙P上に転写されたトナー像が熱定着される。
そして、熱定着された用紙Pは、複数の搬送ローラ91を備える排紙部90により筐体10の外へ排紙される。
図2は、変位機構200および圧接力変更機構300の構成を示す正面斜視図である。図2に示すように、第1ローラ81は、左右方向に延びる円柱状に形成されている。第2ローラ82は、第1ローラ81と対向する位置に配置され、左右方向に延びる円柱状に形成されている。
第2ローラ82の左右方向両端部には、ニップ部の圧接力を変更する圧接力変更機構300が設けられ、圧接力変更機構300の上方には、現像ローラ110を現像位置と非現像位置との間で変位させる変位機構200が設けられている。
以下に、圧接力変更機構300の構成と動作について詳しく説明する。圧接力変更機構300は、第2ローラ82の左右方向両端部においてそれぞれ前後方向に延びる第2カム301を2つと、左側の第2カム301Aと右側の第2カム301Bとを連結する第1連結部310と、第2ローラ82を第1ローラ81に圧接する圧接機構85とを備えている。圧接機構85は、第2ローラ82を略上下方向に圧接する。
本実施例においては、圧接機構85は、第2ローラ82を第1ローラ81に圧接するが、これに限定されず、第1ローラ81を第2ローラ82に圧接する構成であってもよい。
第2カム301は、前後方向に移動可能に筐体10に支持されている。各第2カム301の上面には、前後方向に延びる第2ラックギヤ302が形成されている。
第2ラックギヤ302は、前後方向に並んだ複数のギヤ歯を有している。モータ400の駆動力は、複数のギヤにより構成される連動機構600を介して、左側の第2ラックギヤ302Aに伝達されるようになっている。モータ400は、制御装置450によって制御されており、正逆回転可能となっている。
制御装置450は、CPU、RAM、ROMおよび入出力回路を備えており、ROMに記憶されたプログラムやデータなどに基づいて各演算処理を行うことによって制御を実行する。
第1連結部310は、左右方向に延びる第1軸308と、第1軸308の左右方向両端部に設けられた2つの第1ピニオンギヤ309とを備えている。
左側の第1ピニオンギヤ309Aは、左側の第2ラックギヤ302Aに伝達されたモータ400の駆動力を、第1軸308を介して右側の第2ラックギヤ302Bに伝達する。
図3は、変位機構200および圧接力変更機構300の構成を示す背面斜視図である。図3に示すように、第1ローラ81の左端部には、第1ローラ81を駆動させるための第1駆動ギヤ608が挿入されている。第1駆動ギヤ608は、連動機構600と連結されている。モータ400の駆動力は、連動機構600を介して第1駆動ギヤ608に伝達され、第1ローラ81を回転させる。
本実施例においては、第1ローラ81に第1駆動ギヤ608が挿入されるが、これに限定されず、第2ローラ82に第1駆動ギヤ608が挿入される構成であってもよい。
第2ローラ82の左右方向両端部には、圧接機構85が設けられている。圧接機構85は、第2ローラ82を第1ローラ81に圧接させる圧接部材86と、圧接部材86を略上方に付勢するバネ部材87とを備えている。
第2ローラ82は、第2ローラ82の左右方向両端部から左右方向にそれぞれ突出する凸部83を有している。凸部83は、圧接部材86によって支持されるとともに略上方へ付勢されている。
凸部83の先端部には、凸部83の外周面を覆う軸受84が設けられている。凸部83および軸受84は、第2カム301に形成された第2カム部の一例としてのガイド部303に挿入されている。
ガイド部303は、第2カム301を左右方向に貫通して形成されたカム面であり、前後方向に延びる階段状に形成されている。ガイド部303は、第1カム面304、第2カム面305、第3カム面306および第4カム面307を有している。
第1カム面304は、圧接機構85の圧接方向に略直交する方向に延びて形成されている。第2カム面305は、第1カム面304よりも下方かつ後方において第1カム面304と平行に形成されている。
ガイド部303における第1カム面304と第2カム面305との間には、第1曲面部401が形成されている。第1曲面部401は、第1カム面304と第2カム面305とを滑らかな曲面でつないでいる。
第3カム面306は、第2カム面305よりも下方かつ後方において第2カム面305と平行に形成されている。ガイド部303における第2カム面305と第3カム面306との間には、第2曲面部402が形成されている。第2曲面部402は、第2ガイド部305と第3カム面306とを滑らかな曲面でつないでいる。
第4カム面307は、第1カム面304よりも下方かつ前方において第1カム面304と平行に形成されている。ガイド部303における第1カム面304と第4カム面307との間には、第3曲面部403が形成されている。第3曲面部403は、第1カム面304と第4カム面307とを滑らかな曲面でつないでいる。
ここでは、第2カム面305と第4カム面307とは、上下方向において同じ高さに形成されている。
第2カム面ないし第4カム面305、306、307は、軸受84の上面に当接し、バネ部材87の付勢力に抗して凸部83および軸受84を下方へ押し下げる。これにより、第2ローラ82を第1ローラ81から離間させる方向に変位させ、第1ローラ81と第2ローラ82とで形成されるニップ部での圧接力を変える。
ここでは、第2カム面ないし第4カム面305、306、307が第1カム面304と平行、言い換えると圧接機構85の圧接方向に略直交する方向に延びて形成されているので、圧接機構85の圧接力によって凸部83および軸受84がガイド部303上を移動してしまうのを抑制できる。つまり、第2ローラ82の位置決め精度を良くすることができる。
凸部83が第1カム面304の下方に配置され、軸受84が第1カム面304と当接するとき、加圧ローラ82は、第1位置に配置され、第1の圧接力でニップ部が形成されている。
左側の第2ラックギヤ302Aの上方には、第2ラックギヤ302Aに噛み合う第2カムギヤ517が設けられている。第2カムギヤ517は、モータ400の正回転および逆回転に応じて、回動可能となっている。ここでは、正回転とは図2に示すように連動機構600を正面から視て時計回りに回転することをいい、逆回転とは連動機構600を正面から視て反時計回りに回転することをいう。
制御装置450がモータ400を逆回転させると、モータ400の駆動力が第2カムギヤ517に伝達され、第2カムギヤ517が回転して左側の第2ラックギヤ302Aに駆動力が伝達され、左側の第2カム301Aが前方に移動する。
左側の第2カム301Aが前方に移動するのと連動して、左側の第1ピニオンギヤ309Aは回転し、第1軸308を介して右側の第1ピニオンギヤ309Bに駆動力を伝達する。これにより、第2カム301が移動可能となっている。
第2ラックギヤ302にモータ400の逆回転による駆動力が伝達され、第2カム301が前方に移動すると、図4(a)に示すように第1カム面304と当接している軸受84は第1カム面304を摺動し、第1曲面部401を摺動した後、図4(c)に示すように第2カム面305に当接する。
このとき、凸部83および軸受84は、第2カム面305により、バネ部材87の付勢力に抗して第1カム面304よりも下方へ押し下げられている。このように、第2ローラ82は、第2カム面305によって下方へ押し下げられ、第1位置よりも第1ローラ81から離間する方向に変位した位置である第3位置に変位される。これにより、第2ローラ82は、第1の圧接力よりも弱い圧接力である第3の圧接力で第1ローラ81に圧接され、第3の圧接力でニップ部が形成される。
第2カム301がさらに前方に移動すると、図4(c)に示すように第2カム面305と当接している軸受84は第2カム面305を摺動し、第2曲面部402を摺動した後、図4(d)に示すように第3カム面306に当接する。
このとき、凸部83および軸受84は、第3カム面306により、バネ部材87の付勢力に抗して第2カム面305よりも下方へ押し下げられている。このように、第2ローラ82は、第3カム面306によって下方へ押し下げられ、第1位置および第3位置よりも第1ローラ81から離間する方向に変位した位置である第2位置に変位される。これにより、第2ローラ82は、第1の圧接力および第3の圧接力よりも弱い圧接力である第2の圧接力で第1ローラ81に圧接され、第2の圧接力でニップ部が形成される。
ここでは、第2の圧接力をゼロとしている。つまり、第1ローラ81と第2ローラ82との圧接が解除されており、第1ローラ81と第2ローラ82とが離間された状態となっている。
本実施例においては、第2の圧接力をゼロとし、第1ローラ81と第2ローラ82とが離間されるが、これに限定されず、第2の圧接力を任意の圧接力とし、第1ローラ81と第2ローラ82とが圧接される構成であってもよい。
また、第2ラックギヤ302にモータ400の正回転による駆動力が伝達され、第2カム301が後方に移動すると、図4(a)に示すように第1カム面304と当接している軸受84は第1カム面304を摺動し、第3曲面部403を摺動した後、図4(b)に示すように第4カム面307に当接する。
このとき、凸部83および軸受84は、第4カム面307により、バネ部材87の付勢力に抗して第1カム面304よりも下方へ押しさげられている。これにより、第2ローラ82は、第3の圧接力で第1ローラ81に圧接され、第3の圧接力でニップ部が形成される。
次に、変位機構200の構成と動作について詳しく説明する。図5は、現像ローラ110が現像位置に配置されているときの状態を示す説明図である。図5に示すように、ドロワ50には、ドロワ50に回動可能に設けられた複数の押圧部材63が備えられている。押圧部材63は、図示せぬトーションバネによって図示時計回りに付勢されている。
複数の押圧部材63は、現像カートリッジ100に形成された突起101を感光体ドラム61に向けて付勢している。これにより、各現像ローラ110は、複数の押圧部材63によって現像カートリッジ100を介して感光体ドラム61に向けて付勢され、現像位置に配置される。
また、ドロワ50には、現像ローラ110を感光体ドラム61から離間させるための離間レバー64が各現像カートリッジ100に対応して設けられている。
図6は、現像ローラ110が非現像位置に配置されているときの状態を示す説明図である。図6に示すように、離間レバー64を図示時計回りに回動させると、突起101が離間レバー64に形成された押圧部641により斜め上方に押圧される。このとき、押圧部641は、押圧部材63の付勢力に抗して突起101を押圧するため、離間レバー64は、押圧部材63の付勢力を受ける。
これにより、現像位置に配置されている現像ローラ110は感光体ドラム61から前後方向に交差する方向に離間し、非現像位置に変位される。なお、各離間レバー64は、変位機構200によってそれぞれ作動するようになっている。
変位機構200は、図2に示すように、前後方向に延びる第1カム250を2つと、左側の第1カム250Aと右側の第1カム250Bとを連結する第2連結部205とを備えている。
各第1カム250は、前後方向に移動可能に筐体10に支持されている。左側の第1カム250Aの側面には、第1ラックギヤ208が前後方向に延びて形成されている。
第1ラックギヤ208は、前後方向に並んだ複数のギヤ歯を有しており、第1カムギヤ513と噛み合っている。第1カムギヤ513は、第7大径ギヤ513Aと、第7大径ギヤ513Aの右側に設けられ第7大径ギヤ513Aより小さい径のギヤである第7小径ギヤ513Bとを有する。第7大径ギヤ513Aと第7小径ギヤ513Bとは一体で成形されており、同一のギヤ軸に挿通されている。
第2連結部205は、左右方向に延びる第2軸206と、第2軸206の左右方向両端部に設けられた2つの第2ピニオンギヤ207とを備えている。
各第1カム250の上面には、各第2ピニオンギヤ207がそれぞれ噛み合うカム駆動ギヤ209が前後方向に延びて形成されている。カム駆動ギヤ209は、前後方向に並んだ複数のギヤ歯を有している。
左側の第2ピニオンギヤ207Aは、第1ラックギヤ208に伝達されたモータ400の駆動力を、第2軸206および右側の第2ピニオンギヤ207Bを介して右側のカム駆動ギヤ209Bに伝達する。
第1カム250は、主に、第1傾斜面201と、3つの第2傾斜面202とを備えている。
図3に示すように、第1傾斜面201は、前後方向に対して傾斜するように第1カム250に形成されている。第1傾斜面201は、4つの現像ローラ110のうちモノクロ用の第1現像ローラ110Aを当該第1現像ローラ110Aに対応する第1感光体ドラム61Aと離間させるための傾斜面である。
第1傾斜面201の前側には、第1カム部の一例としての第1保持面203が形成されている。第1保持面203は、第1傾斜面201に連続して前後方向に平行に延びるカム面であり、第1現像ローラ110Aと第1感光体ドラム61Aとを離間させた状態を維持させる。
第1カム250を後方に移動させると、図7(a)〜(c)に示すように、第1傾斜面201が、第1現像ローラ110Aに対応した第1離間レバー64Aに当接し、第1離間レバー64Aを図示時計回りに押し下げる。
そして、第1離間レバー64Aが第1保持面203まで押し下げられると、第1保持面203が第1離間レバー64Aに加わる押圧部材63の付勢力を受け、第1離間レバー64Aが図示時計回りに押し下げられた状態が維持される。これにより、現像位置に配置されていた第1現像ローラ110Aが非現像位置に変位し、非現像位置に保持される。
また反対に、図7(c)の状態において、第1カム250を前方に移動させると、押圧部材63の付勢力を受けている第1離間レバー64Aが、第1保持面203および第1傾斜面201上に沿って摺動し、図7(a)の状態に戻り、第1現像ローラ110Aが現像位置に変位する。
また、第2傾斜面202は、図3に示すように、前後方向に対して傾斜するように第1カム250に形成されている。第2傾斜面202は、カラー用の第2現像ローラ110Bを当該第2現像ローラ110Bに対応する第2感光体ドラム61Bと離間させるための傾斜面である。
第2傾斜面202の前側には、第1カム部の一例としての第2保持面204が形成されている。第2保持面204は、第2傾斜面202に連続して前後方向に平行に延びるカム面であり、第2現像ローラ110Bと第2感光体ドラム61Bとを離間させた状態を維持させる。
第1カム250を後方に移動させると、図8(a)〜(c)に示すように、第2傾斜面202が、第2現像ローラ110Bに対応した第2離間レバー64Bに当接し、第2離間レバー64Bを図示時計回りに押し下げる。
そして、第2離間レバー64Bが第2保持面204まで押し下げられると、第2保持面204が第2離間レバー64Bに加わる押圧部材63の付勢力を受け、第2離間レバー64Bが図示時計回りに押し下げられた状態が維持される。これにより、現像位置に配置されていた第2現像ローラ110Bが非現像位置に変位し、非現像位置に保持される。
また反対に、図8(c)の状態において、第1カム250を前方に移動させると、押圧部材63の付勢力を受けている第2離間レバー64Bが、第2保持面204および第2傾斜面202上に沿って摺動し、図8(a)の状態に戻り、第2現像ローラ110Bが現像位置に変位する。
図3に示すように、隣接する一対の第2傾斜面202の間の距離はそれぞれ
同じ距離であるが、隣接する第1傾斜面201と第2傾斜面202との間の距離は、一対の第2傾斜面202間の距離とは異なっている。これにより、複数の離間レバー64は同じピッチで配置されているため、第1離間レバー64Aに対する第1傾斜面201の位置と、第2離間レバー64Bに対する第2傾斜面202の位置とが異なっている。
さらに、各離間レバー64は対応する現像ローラ110に対して同じ位置に配置されるため、第1現像ローラ110Aに対する第1傾斜面201の位置と、第2現像ローラ110Bに対する第2傾斜面202の位置が異なっている。これにより、図7、図8に示すように、第1離間レバー64Aおよび第2離間レバー64Bを作動させるタイミングを変えることができ、各現像ローラ110の配置のモードを3つのモードに切り替えることが可能となっている。
具体的には、第1カム250を前後方向に移動させることで、各現像ローラ110の配置のモードを、カラーモードとモノクロモードと非供給モードとに切り替え可能である。
カラーモードは、図7(a)および図8(a)に示すように、すべての現像ローラ110が現像位置に配置されるモードである。カラーモードでは、用紙Pにカラーのトナー像が形成される。
モノクロモードは、図7(b)および図8(b)に示すように、モノクロ用の第1現像ローラ110Aのみが現像位置に配置され、カラー用の第2現像ローラ110Bは非現像位置に配置されるモードである。モノクロモードでは、用紙Pにモノクロのトナー像が形成される。
非供給モードは、図7(c)および図8(c)に示すように、すべての現像ローラ110が非現像位置に配置されるモードである。非供給モードでは、用紙Pにトナー像が形成されない。
次に、連動機構600の構成について詳しく説明する。図9に示すように、連動機構600は、定着駆動ギヤ機構601と、第1駆動ギヤ機構602と、第2駆動ギヤ機構603と、第3駆動ギヤ機構604と、電磁クラッチ410とを有する。図9に示す太い破線は、モータ400の駆動力の伝達経路を表している。
定着駆動ギヤ機構601は、第1ギヤ501、第2ギヤ503、第3ギヤ504、揺動ギヤ420および第4ギヤ505を有するギヤ列である。
第1ギヤ501は、第1大径ギヤ501Aと、第1大径ギヤ501Aよりも小さい径のギヤである第1小径ギヤ501Bとを有する。第1大径ギヤ501Aと第1小径ギヤ501Bとは一体で成形されており、同一のギヤ軸に挿通されている。
第1大径ギヤ501Aは、モータ400の回転軸と一体に回転する図示せぬ駆動ギヤと噛み合っている。第1小径ギヤ501Bは、第1小径ギヤ501Bの上方に設けられた第2ギヤ503と噛み合っている。
第2ギヤ503は、第2ギヤ503の上方に設けられた第3ギヤ504と噛み合っている。第3ギヤ504は、第3ギヤ504の前側に設けられた揺動ギヤ420と噛み合っている。
揺動ギヤ420は、第3ギヤ504の周りを揺動可能である。揺動ギヤ420は、揺動ギヤ420の上方に設けられた第4ギヤ505と噛み合う伝達位置と、第4ギヤ505との噛み合いが解除される遮断位置との間で揺動可能となっている。
図3に示すように、第4ギヤ505は、第2大径ギヤ505Aと、第2大径ギヤ505Aの右側に配置され第2大径ギヤ505Aよりも小さい径のギヤである第2小径ギヤ505Bとを有する。第2大径ギヤ505Aと第1小径ギヤ505Bとは、同一のギヤ軸に挿通されている。
第2小径ギヤ505Bは、第2小径ギヤ505Bの下方に設けられた第1駆動ギヤ608と噛み合っている。
図9に示すように、第1駆動ギヤ機構602は、第5ギヤ506と第6ギヤ507とを有している。第5ギヤ506は、第3ギヤ504の上方に設けられており、第3ギヤ504と噛み合っている。
第5ギヤ506は、第5ギヤ506の斜め上方に設けられた第6ギヤ507と噛み合っている。
第6ギヤ507は、第3大径ギヤ507Aと、第3大径ギヤ507Aの左側に配置され第3大径ギヤ507Aよりも小さい径のギヤである第3小径ギヤ507Bとを有する。第3大径ギヤ507Aと第3小径ギヤ507Bとは一体で成形されており、同一のギヤ軸に挿通されている。
第3大径ギヤ507Aの斜め上方には、電磁クラッチ410が設けられている。電磁クラッチ410は、第3大径ギヤ507Aと噛み合うクラッチギヤ508を有している。
電磁クラッチ410は、第3大径ギヤ507Aに入力された駆動力を、電磁クラッチ410の前および後側に設けられた第7ギヤ509および第11ギヤ514に伝達するか否かを切り替える公知のクラッチである。電磁クラッチ410への通電は、制御装置450により制御される。
電磁クラッチ410が通電されて作動すると、クラッチギヤ508に伝達された駆動力が第7ギヤ509と第11ギヤ514とに伝達される。
逆に電磁クラッチ410への通電が解除されると、クラッチギヤ508に伝達された駆動力は、第7ギヤ509と第11ギヤ514とには伝達されない。
第2駆動ギヤ機構603は、第7ギヤ509、第8ギヤ510、第9ギヤ511、第10ギヤ512および第1カムギヤ513を有するギヤ列である。
電磁クラッチ410の前側には、第7ギヤ509が設けられている。第7ギヤ509は、第4大径ギヤ509Aと、第4大径ギヤ509Aの左側に配置され第4大径ギヤ509Aよりも小さい径のギヤである第4小径ギヤ509Bとを有する。第4大径ギヤ509Aと第4小径ギヤ509Bとは一体で成形されており、同一のギヤ軸に挿通されている。第4小径ギヤ509Bは、第7ギヤ509の前側に設けられた第8ギヤ510と噛み合っている。
第8ギヤ510は、第8ギヤ510の前側に設けられた第9ギヤ511と噛み合っている。第9ギヤ511は、第5大径ギヤ511Aと、第5大径ギヤ511Aの右側に設けられ第5大径ギヤ511Aより小さい径のギヤである第5小径ギヤ511Bとを有する。第5大径ギヤ511Aと第5小径ギヤ511Bとは一体で成形されており、同一のギヤ軸に挿通されている。
第5小径ギヤ511Bは、第9ギヤ511の前側に設けられた第10ギヤ512と噛み合っている。第10ギヤ512は、第6大径ギヤ512Aと、第6大径ギヤ512Aの右側に設けられ第6大径ギヤ512Aより小さい径のギヤである第6小径ギヤ512Bとを有する。第6小径ギヤ512Bは、第7大径ギヤ513Aと噛み合っている。
第3駆動ギヤ機構604は、第11ギヤ514、第12ギヤ515、第13ギヤ516および第2カムギヤ517を有するギヤ列である。
第11ギヤ514は、電磁クラッチ410の後側に設けられており、第11ギヤ514の斜め下方に設けられた第12ギヤ515と噛み合っている。
第12ギヤ515は、第12ギヤ515の斜め下方に設けられた第13ギヤ516と噛み合っている。
第13ギヤ516は、第13ギヤ516の斜め下方に設けられた第2カムギヤ517と噛み合っている。
次に、連動機構600の動作について詳しく説明する。まず、モータ400が正回転する場合における連動機構600の動作について説明する。制御装置450がモータ400を正回転させると、連動機構600が有する各ギヤが図9に示す矢印の方向に回転する。
モータ400が正回転すると、第3ギヤ504が図示反時計回りに回転する。この第3ギヤ504の回転と連動して、遮断位置に配置されている揺動ギヤ420が伝達位置まで揺動し、第2大径ギヤ505Aと噛み合うことで、第2大径ギヤ505Aが図示反時計回りに回転する。
第2大径ギヤ505Aが図示反時計回りに回転すると、第2小径ギヤ505Bが図示反時計回りに回転し、第1駆動ギヤ608が図示時計回りに回転する。これにより、第1ローラ81が回転する。
このとき、電磁クラッチ410は通電されておらず、モータ400の駆動力は、第2駆動ギヤ機構603および第3駆動ギヤ機構604には伝達されない。
さらに、このとき、各現像ローラ110の配置のモードが図7(a)および図8(a)に示すカラーモードとなるように第1カム250が配置され、かつ図4(a)に示すように凸部83が第1カム面304の下方に配置され、軸受84が第1カム面304と当接し、第1の圧接力でニップ部が形成されている。
これにより、第1の圧接力でニップ部が形成された状態でカラー印刷が実行可能となる。以下では、各現像ローラ110の配置のモードがカラーモードであり、かつ第1の圧接力でニップ部が形成された状態を初期状態という。
上記のように、初期状態において、電磁クラッチ410が通電されると、モータ400の駆動力が第2駆動ギヤ機構603および第3駆動ギヤ機構604にも伝達される。
このとき、図9に示すように、第2駆動ギヤ機構603の各ギヤは、図示する方向にそれぞれ回転する。第10ギヤ512が図示時計回りに回転し、この第10ギヤ512の回転と連動して、第1カムギヤ513が図示反時計回りに回転する。これにより、第1カム250が前方に移動する。
ここで、各現像ローラ110の配置のモードがカラーモードである状態から第1カム250が前方に移動するため、離間レバー64は第1傾斜面201および第2傾斜面202と当接せず、各現像ローラ110の配置のモードがカラーモードに維持される。
また、第2駆動ギヤ機構603の各ギヤが回転するのと連動して、第3駆動ギヤ機構604の各ギヤは、図9に図示する方向にそれぞれ回転する。第13ギヤ516が図示反時計回りに回転し、この第13ギヤ516の回転と連動して、第2カムギヤ517が図示時計回りに回転する。これにより、第2カム301が後方に移動する。
つまり、モータ400が正回転するときに電磁クラッチ410が通電されると、第1カム250が前方に移動するのと連動して、第2カム301が後方に移動する。
このように、モータ400が正回転しているときに、制御装置450は、電磁クラッチ410への通電のみを制御するだけで、第1カム250と第2カム301とを同時に駆動させることができる。これにより、変位機構200と圧接力変更機構300とを同時に駆動させながらも、制御装置450の制御を単純化することができる。
各現像ローラ110の配置のモードがカラーモードに維持されたまま、第2カム301が所定の位置まで後方に移動し、第3の圧接力でニップ部が形成されると、電磁クラッチ410への通電が解除される。これにより、第3の圧接力でニップ部が形成された状態でカラー印刷が実行可能となる。例えば、用紙Pよりも分厚い厚紙や封筒等にカラー印刷を実行することができる。
次に、モータ400が逆回転する場合における連動機構600の動作について説明する。初期状態において制御装置450がモータ400を逆回転させると、連動機構600が有する各ギヤが図9に示す矢印の方向とは逆方向に回転する。
モータ400が逆回転すると、第3ギヤ504が時計回りに回転する。これにより、揺動ギヤ420が遮断位置に維持され、揺動ギヤ420と第2大径ギヤ505Aとの噛み合いが解除されるので、第1ローラ81への駆動力の伝達が遮断される。
このとき、電磁クラッチ410が通電されると、モータ400の駆動力が第2駆動ギヤ機構603および第3駆動ギヤ機構604に伝達される。
第2駆動ギヤ機構603の各ギヤは、図9に示す矢印の方向とは逆方向にそれぞれ回転する。第10ギヤ512が反時計回りに回転し、この第10ギヤ512の回転と連動して、第1カムギヤ513が時計回りに回転する。これにより、第1カム250が後方に移動する。
また、第2駆動ギヤ機構603の各ギヤが回転するのと連動して、第3駆動ギヤ機構604の各ギヤは、図9に示す矢印の方向とは逆方向にそれぞれ回転する。第13ギヤ516が時計回りに回転し、第13ギヤ516の回転と連動して、第2カムギヤ517が反時計回りに回転する。これにより、第2カム301が前方に移動する。
つまり、モータ400が逆回転するときに電磁クラッチ410が通電されると、第1カム250が後方に移動するのと連動して、第2カム301が前方に移動する。
これにより、各現像ローラ110の配置のモードがカラーモードからモノクロモードに切り替えられたのと同時に、第2カム301が所定の位置まで前方に移動し、図4(c)の状態となり、ニップ部の圧接力が第3の圧接力となる。
そして、電磁クラッチ410への通電が解除された後、制御装置450がモータ400を正回転させることにより、第3の圧接力でニップ部が形成された状態でモノクロ印刷が実行可能となる。例えば、用紙Pよりも分厚い厚紙や封筒等にモノクロ印刷を実行することができる。
本実施例においては、上記のように、各現像ローラ110の配置のモードがカラーモードからモノクロモードに切り替えられたのと同時に、第2カム301が所定の位置まで前方に移動し、図4(c)の状態となる。しかし、これに限定されず、各現像ローラ110の配置のモードがカラーモードからモノクロモードに切り替えられたのと同時には、図4(c)の状態とはならず、図4(a)の状態を維持する構成であってもよい。
言い換えると、各現像ローラ110の配置のモードがカラーモードからモノクロモードに切り替えられたときには、図4(a)の状態であり、この状態からさらに第2カム301が所定の位置まで前方に移動すると、図4(c)の状態となる構成であってもよい。これにより、第1の圧接力でニップ部が形成された状態でモノクロ印刷が実行可能となる。
本実施例においては、第1カムギヤ513と第2カムギヤ517とをそれぞれ別々に設けているが、第1カムギヤ513と第2カムギヤ517とを一体のギヤとする構成であってもよい。
さらに、上記のように各現像ローラ110の配置のモードがモノクロモードであり、かつ第3の圧接力でニップ部が形成された状態において、制御装置450がモータ400を逆回転させた後、電磁クラッチ410が通電されると、各現像ローラ110の配置のモードがモノクロモードから非供給モードに切り替えられる。
各現像ローラ110の配置のモードがモノクロモードから非供給モードに切り替えられたのと同時に、第2カム301が所定の位置まで前方に移動し、図4(d)の状態となり、第1ローラ81と第2ローラ82との圧接が解除される。
上記のように、モータ400が逆回転しているときに、制御装置450は、電磁クラッチ410への通電のみを制御するだけで、第1カム250と第2カム301とを同時に駆動させることができる。これにより、変位機構200と圧接力変更機構300とを同時に駆動させながらも、制御装置450の制御を単純化することができる。
さらに、用紙Pにトナー像が形成されない、つまり画像形成部30が用紙Pに画像を形成しない状態において、第1ローラ81と第2ローラ82との圧接が解除されるので、第1ローラ81と第2ローラ82とに加わる負荷を減らすことができ、定着装置80の劣化を抑制することができる。
本実施例においては、モータ400により、連動機構600の駆動と第1ローラ81の駆動とを行っており、1つのモータのみを制御すれば良いので、制御装置450の制御を単純化することができる。
1 画像形成装置
10 筐体
30 画像形成部
40 プロセスユニット
61 感光体ドラム
63 押圧部材
64 離間レバー
80 定着装置
81 第1ローラ
82 第2ローラ
83 凸部
84 軸受
85 圧接機構
100 現像カートリッジ
101 突起
110 現像ローラ
200 変位機構
201 第1傾斜面
202 第2傾斜面
203 第1保持面
204 第2保持面
205 第2連結部
208 第1ラックギヤ
209 カム駆動ギヤ
250 第1カム
300 圧接力変更機構
301 第2カム
302 第2ラックギヤ
303 ガイド部
304 第1カム面
305 第2カム面
306 第3カム面
307 第4カム面
310 第1連結部
400 モータ
410 電磁クラッチ
420 揺動ギヤ
450 制御装置
508 クラッチギヤ
513 第1カムギヤ
517 第2カムギヤ
600 連動機構
601 定着駆動ギヤ機構
602 第1駆動ギヤ機構
603 第2駆動ギヤ機構
604 第3駆動ギヤ機構
608 第1駆動ギヤ

Claims (8)

  1. 感光体と、
    前記感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部と、
    モータと、
    前記モータからの駆動力によって駆動され、前記現像部を、前記静電潜像を現像する現像位置と前記静電潜像を現像しない非現像位置との間で変位させる変位機構と、
    前記現像部により現像された現像剤像を被記録媒体に転写する転写部と、
    前記転写部によって現像剤像が転写された被記録媒体を搬送する第1搬送部材と、
    前記第1搬送部材との間で被記録媒体を挟み込むニップ部を形成する第2搬送部材と、
    前記第1搬送部材および前記第2搬送部材のいずれか一方の搬送部材を他方の搬送部材に圧接する圧接機構と、
    前記モータの駆動力によって駆動され、前記一方の搬送部材を前記他方の搬送部材から離間する方向に変位させ、前記ニップ部の圧接力を変更する圧接力変更機構と、
    前記変位機構と前記圧接力変更機構とを連結し前記変位機構と前記圧接力変更機構とを連動させる連動機構と、
    前記モータを制御する制御装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記変位機構は、前記現像位置と前記非現像位置とを結ぶ直線と交差する方向に延びるカム面である第1カム部を有する第1カムにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1カムは、第1ラックギヤを有し、
    前記連動機構は、前記第1ラックギヤに噛み合う第1カムギヤを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記圧接力変更機構は、前記圧接機構の圧接方向と交差する方向に延びるカム面である第2カム部を有する第2カムにより構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2カムは、第2ラックギヤを有し、
    前記連動機構は、前記第2ラックギヤに噛み合う第2カムギヤを有することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記感光体は、複数設けられ、
    前記現像部は、前記複数の感光体毎に設けられ、
    前記圧接力変更機構は、前記変位機構が前記複数の現像部のうちいずれか1つを前記現像位置に変位させた状態において、前記一方の搬送部材を前記離間する方向に変位させた状態を維持することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記連動機構と前記一方の搬送部材とは、前記モータにより駆動されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1搬送部材は、筒状の定着フィルムであり、
    前記第2搬送部材は、前記定着フィルムを挟み込む加圧ローラであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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