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JP2016013766A - スタビライザバー支持装置 - Google Patents

スタビライザバー支持装置 Download PDF

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JP2016013766A JP2014136628A JP2014136628A JP2016013766A JP 2016013766 A JP2016013766 A JP 2016013766A JP 2014136628 A JP2014136628 A JP 2014136628A JP 2014136628 A JP2014136628 A JP 2014136628A JP 2016013766 A JP2016013766 A JP 2016013766A
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Abstract

【課題】 口開きが生じにくく、かつ、スタビライザバー101がブシュ10に対してスムーズに摺動できるようにする。【解決手段】 ブラケット50のUバンド押圧部70により車両上下方向に押圧されるブシュ10の被押圧部30の締め代は、軸方向位置によって異なるように設定されている。この締め代は、ブシュ最深谷部321からブシュ山頂部331に向かって徐々に増加し、ブシュ山頂部331から軸方向端に向かう下り傾斜部332において徐々に減少するように設定されている。ブシュ10の車両前後方向の締め代は、ゼロに設定されている。【選択図】 図5

Description

本発明は、スタビライザバーを車体に支持するスタビライザバー支持装置に関する。
従来から、車体のロール角を小さくする装置としてスタビライザが知られている。スタビライザは、左右輪間に架け渡される棒状体であって、車幅方向に向けて配置され車体に支持されるスタビライザバーと、スタビライザバーの両端から曲折されて車両前後方向に延びるアームとから一体形成される。アームの先端は、サスペンションのロアアーム等のバネ下部材に連結される。スタビライザバーは、コーナリング走行時のように左右輪が逆相にストロークするとき、左右のアームの相対変位によって捩られて、ロール角を小さくする方向の捩れ反力を発生する。
一般に、スタビライザは、特許文献1に示されるように、スタビライザバーの左右両側において、ブシュを介在させてブラケットにより車体に保持される。ブラケットは、軸方向視でU字状に形成されたUバンド部と、Uバンド部の両端から曲折されて外側に延設されボルト孔が穿設された固定板部とから一体的に構成されている。スタビライザバーは、その外周面に円筒状のブシュを嵌め、さらに、ブシュの外周面にブラケットのUバンド部を嵌めた状態で、固定板部を車体にボルト締めすることによって、車体に支持される。
特開2013−60196号公報
スタビライザバーには、自身の軸心回りの方向に荷重が働くだけでなく、上下方向にも荷重が働く。このため、図8に示すように、スタビライザバー200の一方端と他方端との上下方向の相対位置が変化して、スタビライザバー200がブラケット205に対して前後方向視で斜めになることがある。この場合、ブシュ210の端部において、スタビライザバー200の外周面とブシュ210の内周面との間に隙間Oができてしまう。このような隙間Oを口開きと呼ぶ。スタビライザバー200は、その外周面が、ブシュ210の内周面に対して摺動することにより自身の軸心回りに回転する。しかし、口開きOに異物(泥、砂など)が侵入すると、異物の噛み込みによって、スタビライザバー200がブシュ210の内周面を摺動するときに異音(スティックスリップ音)が発生する。
こうした問題に対処するために、特許文献1に提案されたスタビライザは、スタビライザバーの外周面に接着剤を塗布してブシュを嵌めるように構成されている。しかし、口開きの発生を防止できるものの、今度は、スタビライザバーがブシュに対して摺動できなくなってしまい、スタビライザバーの軸心回りの回転動作が阻害される。これにより、サスペンションが上下にストロークしにくくなり、操縦安定性、および、乗り心地の低下を招いてしまう。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、口開きが生じにくく、かつ、スタビライザバーがブシュに対してスムーズに摺動できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、捩れ反力を発生するスタビライザバー(101)を挿通させる貫通孔(11)が形成され、前記スタビライザバーの外周面に前記貫通孔の内周面を密着させて前記スタビライザバーに嵌められる弾性材からなるブシュ(10)と、
U字状に形成された内周面を有するブラケット本体部(60)と、前記ブラケッ本体部の両端から延設された一対のブラケット締結部(90)とを有する金属製のブラケット(50)とを備え、
前記ブラケット締結部を車体部材(B)に締め付けることにより、前記ブラケット本体部の内周面で前記ブシュの外周面を前記車体部材の方向に押圧して、前記スタビライザバー(101)を前記車体部材に弾性的に支持するスタビライザバー支持装置(1)において、
前記ブラケット本体部により押圧される前記ブシュの被押圧部(30)における前記車体部材の方向の圧縮変形量を表す締め代が、前記貫通孔の軸方向位置によって異なり、前記軸方向位置における中央となるブシュ中央部(32)の締め代が、前記ブシュ中央部の前記軸方向両側となるブシュ両側部(33)の締め代よりも小さくなるように構成されたことにある。
本発明のスタビライザバー支持装置は、ブシュとブラケットとを備えている。ブシュは、弾性材からなり、スタビライザバーを挿通させる貫通孔が形成されている。スタビライザバーは、スタビライザにおける捩れ反力を発生する部位である。ブシュは、スタビライザバーの外周面に、貫通孔の内周面を密着させてスタビライザバーに嵌められる。ブラケットは、U字状に形成された内周面を有するブラケット本体部と、ブラケッ本体部の両端から延設された一対のブラケット締結部とを有する。スタビライザバー支持装置は、ブラケット締結部を車体部材に締め付けることにより、ブラケット本体部の内周面でブシュの外周面を車体部材の方向に押圧する。これにより、スタビライザバーが車体部材に弾性的に支持される。
ブシュのうち、ブラケット本体部の内周面に当接して車体部材の方向に押圧される部分を被押圧部と呼ぶ。スタビライザバー支持装置は、ブシュの被押圧部における車体部材の方向の圧縮変形量(圧縮による弾性変形量)を表す締め代が、貫通孔の軸方向位置によって異なるように構成されている。この場合、軸方向位置における中央となるブシュ中央部の締め代は、ブシュ中央部の軸方向両側となるブシュ両側部の締め代よりも小さくなるように設定されている。
これにより、ブシュ中央部においては、スタビライザバーが貫通孔の内周面を摺動するときの摺動摩擦力を小さくすることができる。また、ブシュ両側部の締め代をブシュ中央部に比べて大きくすることで口開きを生じにくくすることができる。従って、口開きが生じない程度にブシュ両側部の締め代を設定し、かつ、それよりも小さな締め代をブシュ中央部において設定することができるため、全体としてスタビライザバーと貫通孔の内周面との間の摺動摩擦力を小さくすることができる。これにより、スタビライザバーがブシュに対してスムーズに摺動できるようになり、操縦安定性、乗り心地を向上させることができる。同時に、口開きからの異物の侵入を抑制することができる。
本発明の一側面における特徴は、前記被押圧部の外周面(31)は、前記ブシュ中央部において径方向内側に窪んだ谷状に形成され、前記ブシュ両側部において径方向外側に盛り上がった山状に形成されており、
前記ブラケット本体部の内周面は、前記被押圧部を前記車体部材の方向に押圧した状態で前記被押圧部の外周面全体に密着するように、前記ブシュ中央部を押圧する部位であるバンド中央部(72)が径方向内側に窪んだ谷状に形成され、前記ブシュ両側部を押圧する部位であるバンド両側部(73)が径方向外側に盛り上がった山状に形成されており、
前記被押圧部の締め代が、前記ブシュ中央部における最深谷部(321)から前記ブシュ両側部における山頂部(331)に向かって徐々に増加し、前記山頂部から前記ブシュの軸方向端に向かう下り傾斜部(332)において前記軸方向端に向かって徐々に減少するように、前記被押圧部における圧縮変形前の外周面形状と前記ブラケット本体部の内周面形状とに相違を設けたことにある。
本発明の一側面においては、被押圧部の外周面が、ブシュ中央部において径方向内側に窪んだ谷状に形成され、ブシュ両側部において径方向外側に盛り上がった山状に形成されている。また、ブラケット本体部の内周面は、ブシュ中央部を押圧する部位であるバンド中央部が径方向内側に窪んだ谷状に形成され、ブシュ両側部を押圧する部位であるバンド両側部が径方向外側に盛り上がった山状に形成されている。これにより、被押圧部は、ブラケット本体部によって車体部材の方向に押圧されると、ブラケット本体部の内周面と密着する。
このスタビライザバー支持装置においては、被押圧部の締め代が、ブシュ中央部における最深谷部からブシュ両側部における山頂部に向かって徐々に増加し、山頂部からブシュの軸方向端に向かう下り傾斜部において軸方向端に向かって徐々に減少するように設定されている。この場合、被押圧部における圧縮変形前の外周面形状と、ブラケット本体部の内周面形状とに相違を設けることにより、被押圧部における車体部材の方向の締め代を軸方向位置によって異なるようにすることができる。
本発明の一側面によれば、山状に形成されたバンド両側部の締め代を使ってブシュ両側部を抱え込むように押圧することができるため、口開きの発生を良好に抑えることができる。従って、口開きが生じない程度に山頂部の締め代を設定し、かつ、山頂部から谷部、および、軸方向端に向かって徐々に減少する締め代を設定することができるため、全体としてスタビライザバーと貫通孔の内周面との間の摺動摩擦力を小さくすることができる。
本発明の一側面の特徴は、前記ブラケットは、前記車体部材に車両上方向あるいは車両下方向に締め付けられ、前記ブラケットと前記ブシュとの間には、車両上下方向に締め代が設けられ、車両前後方向には締め代が設けられていないことにある。
スタビライザバーには、自身の軸心回りの方向に荷重が働くだけでなく、上下方向にも荷重が働く。そこで、本発明の一側においては、ブラケットを車体部材に車両上方向あるいは車両下方向に締め付けてスタビライザバーを支持するように構成されている。これにより、ブシュは車両上下方向に押圧され、同方向にスタビライザバーを弾性的に支持する。従って、スタビライザバーに車両上下方向に大きな荷重が働いても、口開きを生じないようにすることができる。また、スタビライザバーには車両前後方向に大きな荷重が働かないため、車両前後方向の荷重によって口開きが生じ難い。そこで、本発明の一側面では、ブラケットとブシュとの間には、車両上下方向に締め代が設けられ、車両前後方向には締め代が設けられていない。これにより、口開きを生じないようにしつつ、スタビライザバーとブシュの貫通孔の内周面との間の摺動摩擦力を更に小さくすることができる。また、ブシュを圧縮変形させることなくブシュにブラケットを装着することができるため、ブシュへのブラケットの装着が容易となる。
尚、上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係るスタビライザバー支持装置を下方から見た斜視図である。 スタビライザバー支持装置を貫通孔の中心軸線を含む鉛直面で切断した断面図である。 スタビライザバー支持装置を貫通孔の中心軸線を含む水平面で切断した断面図である。 スタビライザバー支持装置の軸方向中間位置で車両前後方向に縦に切断した断面図である。 ブラケットが装着されていない非圧縮状態のブシュを貫通孔の中心軸線を含む鉛直面で切断した断面図であって、締め代をグレーにて表した説明図である。 ブラケットが装着されていない非圧縮状態のブシュを貫通孔の中心軸線を含む水平面で切断した断面図である。 スタビライザとスタビライザバー支持装置との位置関係を説明する説明図である。 従来のスタビライザバー支持装置で発生する口開きを説明する説明図(背面視での断面図)である。
以下、本発明の一実施形態に係るスタビライザバー支持装置について図面を用いて説明する。図7に示すように、スタビライザ100は、左右輪間に架け渡される棒状の管体であって、車幅方向に向けて配置されるスタビライザバー101と、スタビライザバー101の両端から車両前後方向に延びるアーム102a,102bとから構成される。スタビライザ100は、棒状の管体を曲折することによってスタビライザバー101とアーム102a,102bとが一体的に形成される。アーム102a,102bの先端は、図示しない左右のサスペンションのロアアーム等のバネ下部材に連結される。スタビライザバー101は、コーナリング走行時のように左右輪が逆相にストロークするとき、左右のアーム102a,102bの上下方向の相対変位によって捩られて、ロール角を小さくする方向の捩れ反力を発生する。
スタビライザバー支持装置1は、スタビライザ100のバネ要素となるスタビライザバー101を、その左右両側位置にて車体部材Bに弾性支持する。スタビライザバー支持装置1は、図1に示すように、スタビライザバー101の外周面に密着して嵌められるブシュ10と、ブシュ10を介してスタビライザバー101を車体部材Bに固定するブラケット50とを備えている。
ブシュ10は、弾性材であるゴムによって全体が形成されており、中央にスタビライザバー101が貫通する円形の貫通孔11が穿設されている。以下、スタビライザバー支持装置1の説明において、軸方向とは、貫通孔11の中心軸線Xの方向、つまり、スタビライザバー101の軸方向を表す。また、径方向とは、軸方向と直交する方向、つまり、ブシュ10の径方向(スタビライザバー101の径方向でもある)を表す。また、車両上下方向、車幅方向、車両前後方向とは、スタビライザバー支持装置1が車体部材Bに取り付けられた状態での方向を意味する。図1,2,3に示した符号Wは車幅方向、符号Hは車両上方向、符号Lは車両前方向を表す。
ブシュ10は、車体部材Bに固定される側となる基部20と、ブラケット50の内周面によって押圧される先端側となる被押圧部30とに大別される。本実施形態のスタビライザバー支持装置1は、基部20が車両上側、被押圧部30が車両下側となるように配置される。従って、スタビライザバー支持装置1は、スタビライザバー101を車両上下方向に押圧して車体部材Bに支持するものである。尚、スタビライザバー支持装置1は、基部20が車両下側、被押圧部30が車両上側となるように、上記の向きに対して上下逆に配置されてもよい。
図2は、スタビライザバー支持装置1を貫通孔11の中心軸線X(スタビライザバー101の中心軸線)を含む鉛直面で切断した断面図である。従って、図2においては、車両前後方向から見たスタビライザバー支持装置1の中心軸線X位置での縦断面を表している。図3は、スタビライザバー支持装置1を貫通孔11の中心軸線Xを含む水平面で切断した断面図である。従って、図3においては、車両上下方向から見たスタビライザバー支持装置1の中心軸線X位置での水平縦断面を表している。図4は、スタビライザバー支持装置1の軸方向中間位置で車両前後方向に縦に切断した断面図である。つまり、図2のa−aラインで切断した断面図である。尚、ブシュ10は、図1,図2に示すように、被押圧部30の先端側において、軸方向の両端が切り欠かれているが、これは、ブシュ10の製造過程において必要となるものであって、ブシュ10の特徴を表すものではない。
ブシュ10の基部20には、車体部材Bと密着する平坦固定面21が形成されている。一方、ブシュ10の被押圧部30は、軸方向視で半円の円弧状の外周面31が形成されている。この外周面31が、ブラケット50の内周面により車体部材Bの方向(図4の矢印F方向)に押圧される面となる。以下、この外周面31を被押圧面31と呼ぶ。
ブラケット50は、帯状の金属板をU字状に湾曲させて形成されたUバンド部60と、Uバンド部60の両端から径方向外側に曲折されて平坦面を有する一対の締結板部90とから一体的に構成される。Uバンド部60は、本発明のブラケット本体部に相当し、締結板部90は、本発明のブラケット締結部に相当する。Uバンド部60は、軸方向視において半円の円弧形状に形成されブシュ10の被押圧面31を車体部材B方向に押圧するUバンド押圧部70と、Uバンド押圧部70の周方向両端から接線方向に互いに平行に延びて締結板部90に繋がる平行板部80とから構成される。締結板部90には、ボルト挿通孔91が形成されている。
ブシュ10の被押圧部30は、被押圧面31の外形が軸方向に沿って波状になるように形成されている。つまり、軸方向位置によって径(貫通孔11の中心軸線Xから被押圧面31までの距離)が連続的に変化するように形成されている。
ブシュ10の被押圧面31は、図2に示すように、軸方向中央部が径方向内側に窪んだ谷状に形成される。この谷状に窪んだ部分をブシュ谷部32と呼び、ブシュ谷部32において最も径の小さい部分をブシュ最深谷部321と呼ぶ。ブシュ谷部32の軸方向両側は、径方向外側に盛り上がった山状に形成されている。この山状に盛り上がった部分をブシュ山部33と呼ぶ。ブシュ山部33において最も径の大きい部分をブシュ山頂部331と呼ぶ。ブシュ谷部32とブシュ山部33とは、その境界が設けられているわけではないが、ここでは、ブシュ山頂部331に近い側をブシュ山部33と呼び、ブシュ最深谷部321に近い側をブシュ谷部32と呼ぶ。ブシュ山部33は、ブシュ山頂部331から軸方向端に向かって径が減少する下り傾斜部332を有する。被押圧面31は、軸方向端において中心軸線Xと平行となるように形成されている。
ブシュ谷部32およびブシュ山部33は、被押圧面31において周方向に沿って形成されるだけでなく、被押圧面31の周方向終端から接線方向に直線状に連続して形成される。つまり、図3に示すように、基部20の側面にもブシュ谷部32およびブシュ山部33が連続して形成される。
ブシュ10は、貫通孔11の内周面に摺動部材としてのライナー布12を固着して備えている。ライナー布12は、表面潤滑性を有するものであれば良く、例えば、テフロン(登録商標)等のフッ素樹脂系布材を使用することができる。ライナー布12は、一定の厚さ、一定の径(貫通孔の内周面に密着する径)の円筒形状に形成され、貫通孔11の内周面全体を覆う。このため、ブシュ10を形成するゴム材とスタビライザバー101の外周面とは直接接触しない。従って、スタビライザバー101の外周面と、ライナー布12が固着されたブシュ10の貫通孔11の内周面との摺動面においては、摩擦係数が小さく設定されている。以下、貫通孔11の内周面とは、ライナー布12の内周面のことをいう。
また、ブシュ10は、貫通孔11の車両上下方向に配置される2つの仕切金具13、14(上仕切金具13、下仕切金具14)を埋設して備えている。上仕切金具13は、貫通孔11(ライナー布12の固着された貫通孔)と平坦固定面21との間に設けられる。一方、下仕切金具14は、貫通孔11と被押圧面31との間に設けられる。上仕切金具13は、向かいあう貫通孔11の内周面と平行な下面と、平坦固定面21と平行な上面とを有する金属板で、貫通孔11の内周面から所定距離だけ上方となる位置で軸方向に延びて設けられる。下仕切金具14は、軸方向視で円弧状に形成された金属板で、向かい合う貫通孔11の内周面と平行に、内周面から所定距離だけ下方となる位置で軸方向に延びて設けられる。
基部20の一部は、図2,図4に示すように、上仕切金具13によって、貫通孔11と上仕切金具13との間の内側エリア20aと、上仕切金具13と平坦固定面21との間の外側エリア20bとに仕切られる。この場合、内側エリア20aにおけるゴム材の径方向の肉厚が、外側エリア20bにおけるゴム材の上下方向の肉厚よりも小さくなるように、上仕切金具13の埋設位置が設定されている。同様に、被押圧部30の一部は、下仕切金具14によって、貫通孔11と下仕切金具14との間の内側エリア30aと、下仕切金具14と被押圧面31との間の外側エリア30bとに仕切られる。この場合、内側エリア30aにおけるゴム材の径方向の肉厚が、外側エリア30bにおけるゴム材の径方向の肉厚よりも小さくなるように、下仕切金具14の埋設位置が設定されている。
ブラケット50は、Uバンド押圧部70の内周面でブシュ10の被押圧面31全体を密着して押圧できるように、被押圧面31と同様に、Uバンド押圧部70が軸方向に沿って波状になるように形成されている。ブラケット50は、一定の厚さの金属板であるため、以下に説明する形状は、ブラケット50の外周面の形状でもあり内周面の形状でもある。尚、後述するように、Uバンド押圧部70と被押圧部30との間の締め代は、軸方向位置において変化するように設定される。このため、被押圧部30が圧縮変形していない状態での被押圧面31の形状(図5)と、Uバンド押圧部70の内周面形状とは相違する。
Uバンド押圧部70は、軸方向中央部が径方向内側に窪んだ谷状に形成される。この谷状に窪んだ部分をバンド谷部72と呼び、バンド谷部において最も径(Uバンド押圧部の中心軸線からの径)の小さい部分をバンド最深谷部721と呼ぶ。バンド谷部72の軸方向両側は、径方向外側に盛り上がった山状に形成されている。この山状に盛り上がった部分をバンド山部73と呼ぶ。バンド山部73において最も径の大きい部分をバンド山頂部731と呼ぶ。バンド谷部72とバンド山部73とは、その境界が設けられているわけではないが、ここでは、バンド山頂部731に近い側をバンド山部73と呼び、バンド最深谷部721に近い側をバンド谷部72と呼ぶ。バンド山部73は、バンド山頂部731から軸方向端に向かって径が減少する下り傾斜部732を有する。Uバンド押圧部70は、軸方向端において中心軸線Xと平行となるように形成されている。
バンド谷部72およびバンド山部73は、Uバンド押圧部70において周方向に沿って形成されるだけでなく、Uバンド押圧部70の周方向終端から接線方向に直線状に連続して形成される。つまり、図1に示すように、平行板部80にもバンド谷部72およびバンド山部73が連続して形成されている。
次に、スタビライザ100の車体部材Bへの取り付け方法について説明する。スタビライザ100を車体部材Bへ取り付けるに当たって、2組のブシュ10およびブラケット50が使用される。ブシュ10には、図示しない切り割りが貫通孔11から径方向外側に向かって1箇所形成されている。作業者(組付マシンでもよい)は、この切り割りを拡開して、切り割りから貫通孔11内にスタビライザ100のスタビライザバー101を挿入する。切り割りを拡開する力を解除することにより、スタビライザバー101の外周面にブシュ10が嵌められる。
ブシュ10は、スタビライザバー101の左右両側の所定位置に1つずつ嵌められる。この状態で、ブラケット50のU字状の開口をブシュ10の被押圧部30に向かい合わせて、ブラケット50内にブシュ10が入るように、ブラケットの平行板部80の内面をブシュ10の基部20の側面に沿わせてブラケット50を押し込む。ブシュ10の基部20の側面とブラケット50の平行板部80との間には締め代が設けられていないため、ブラケット50を押し込むことによって、ブラケット50の平行板部80の内面がブシュ10の基部20の側面を滑る。こうして、Uバンド押圧部70がブシュ10の被押圧面31に当接する位置にまでブラケット50が押し込まれて、ブシュ10にブラケット50が仮装着される。
2つのブシュ10にそれぞれブラケット50が仮装着されると、ブラケット50の締結板部90に形成されたボルト挿通孔91と、車体部材Bに上下方向に形成されたネジ孔BH(図4参照)とが向かい合うように、締結板部90が車体部材Bに重ね合わせられる。この状態で、ボルトCがボルト挿通孔91から挿通されてネジ孔BHに螺合される。これにより、ブラケット50は、ボルトCによって車体部材Bに締め付けされる。また、スタビライザバー101の外周面にブシュ10の貫通孔11の内周面が密着する。尚、ブラケット50の車体部材Bへの締め付けは、ボルトCの螺合によるものに限るものではなく、ナットの螺合によるものであってもよい。例えば、車体部材Bにスタッドボルトを固定して設けておき、スタッドボルトを締結板部90のボルト挿通孔91に挿通した状態で、スタッドボルトにナットを螺合するようにしても良い。また、例えば、車体部材Bにもボルト挿通孔を形成し、締結板部90のボルト挿通孔91と車体部材Bのボルト挿通孔とにボルトを挿通させた状態でボルトにナットを螺合するようにしてもよい。
次に、ブシュ10の締め代について説明する。上述したようにブシュ10は、ブラケット50がネジの螺合によって車体部材Bに締め付けされることにより圧縮される。ブラケット50によってブシュ10が圧縮される圧縮変形量を締め代と呼ぶ。
図5は、図2における方向視の断面図において、ブラケット50、車体部材Bを想像線にて示して、ブラケット50が装着されていない非圧縮状態のブシュ10の断面図を表している。図中において、グレーで示した部分、つまり、想像線にて示したブラケット50、および、車体部材Bとブシュ10とが重なる部分が締め代を表している。ブシュ10は、ブラケット50によって車両上下方向に圧縮されるため、車両上下方向の荷重を受ける面に締め代が設定される。ブシュ10の平坦固定面21と車体部材Bとの間には、全体にわたって一定量の締め代A1が設定されている。
また、ブシュ10の被押圧部30における締め代(被押圧部30とUバンド押圧部70との間の締め代)は、軸方向位置によって異なるように設定されている。この締め代は、ブシュ10の被押圧面31における波形状(ブシュ谷部32、ブシュ山部33からなる波形状)とブラケット50のUバンド押圧部70の内周面における波形状(バンド谷部72、バンド山部73からなる波形状)とを相違させることにより設定することができる。従って、ブシュの締め代の設定は、非圧縮状態のブシュ10、および、ブラケット50の相互の形状によって設定されるものである。図5に示すブシュ10の被押圧部30における締め代は、ブシュ10の最下位置における締め代を表している。
本実施形態においては、ブシュ10の軸方向両端部における締め代はゼロに設定され、ブシュ最深谷部321の締め代がA2、ブシュ山頂部331の締め代がA3に設定されている。ブシュ最深谷部321の締め代A2は、ブシュ山頂部331の締め代A3よりも小さく設定されている。ブシュ10の被押圧部30における締め代は、ブシュ最深谷部321からブシュ山頂部331に向かって徐々に増加し、ブシュ山頂部331から軸方向端に向かう下り傾斜部332において徐々に減少するように設定されている。従って、ブシュ10の被押圧部30における締め代は、軸方向における中央部において小さく設定され、その中央部の軸方向両側において大きくなるように設定されている。
この場合、ブシュ最深谷部321からブシュ山頂部331までの高さ(外径寸法差)を、バンド最深谷部721からバンド山頂部731までの高さ(内径寸法差)よりも大きくすることで、ブシュ山頂部331の締め代を最大にすることができる。
ブシュ10の被押圧部30における締め代は、周方向に見れば、図5に示される最下位置(ブシュ先端)において最大となり、最下位置から周方向に外側に行くほど徐々に小さくなり、周方向終端位置(被押圧部30の円弧を形成する面の終端位置)においてゼロになるように設定されている。従って、ブシュ最深谷部321における締め代は、最下位置における締め代A2から周方向外側に行くほど徐々に減少していく。また、ブシュ山頂331における締め代は、最下位置における締め代A3から周方向外側に行くほど徐々に減少していく。
ブシュ10は、車両上下方向においてのみ締め代が設けられており、車両前後方向においては締め代が設けられていない。つまり、ブシュ10の側面とブラケット50の平行板部80との間の車両前後方向の締め代はゼロ(実質的にゼロ)に設定されている。図6は、図3における方向視の断面図において、ブラケット50を想像線にて示して、ブラケット50が装着されていない非圧縮状態のブシュ10の断面図を表している。ブシュ10の車両前後方向における締め代がゼロであるため、図6に示したブシュ10の断面形状(側面形状)は、図3に示したブシュ10の断面形状(側面形状)と同一である。
スタビライザ100は、コーナリング走行時のように左右輪が逆相にストロークするとき、スタビライザバー101の捩れ反力を利用してロール角を小さくするものである。従って、スタビライザバー支持装置1においては、スタビライザバー101の軸心回りの回転動作をできるだけ阻害しないようにする必要がある。スタビライザバー101の軸心回りの回転動作が阻害される場合には、サスペンションが上下方向にストロークしにくくなって、操縦安定性、乗り心地の低下を招いてしまうからである。
この問題に対してブシュ10の締め代を小さくすれば、スタビライザバー101がブシュ10の貫通孔11の内周面で摺動しやすくなり、スタビライザバー101をスムーズに回転させることができる。しかし、その場合には、スタビライザバー101に上下方向に荷重が働いたとき、ブシュ10の軸方向端部において口開きが生じやすい。
そこで、本実施形態のスタビライザバー支持装置1においては、上述した構成により上記課題を解決している。以下、スタビライザバー支持装置1の作用効果について説明する。
1.ブシュ10とブラケット50とにおける互いに当接する面が、鞍型(谷部、および、谷部の両側に山部が形成された形状)に形成されている。これにより、ブラケット50によってブシュ10の両端側を抱え込むことができ、ブシュ10の素材であるゴムがブラケット50の軸方向外に逃げてしまわないようにすることができる。従って、口開きが発生しにくい。
2.ブシュ10は、貫通孔11の上下位置に仕切金具13,14を埋設して備える。この仕切金具13,14は、対向する貫通孔11との間のゴムの肉厚が薄くなるように配置されている。これにより、スタビライザバー101の一方端と他方端との上下方向の相対位置が変化してスタビライザバー101が前後方向視で斜めになった場合であっても、貫通孔11と仕切金具13,14との間のゴムの上下方向の弾性変形が抑えられるため、スタビライザバー101の変位に追従して仕切金具13,14も変位する。この結果、口開きが発生しにくい。
3.ブシュ10の被押圧部30における締め代が、軸方向における中央部(ブシュ谷部32)において小さく設定され、その中央部の軸方向両側(ブシュ山部33)において大きく設定されている。これにより、ブシュ10の貫通孔11の軸方向中央部においては、スタビライザバー101が貫通孔11の内周面を摺動するときの摺動摩擦力を小さくすることができる。また、ブシュ山部33の締め代をブシュ谷部32の締め代に比べて大きくすることで、ブシュ10の両端側をしっかりと抱え込むことができ口開きが発生しにくくなる。従って、口開きが生じない程度に軸方向両側(ブシュ山部33)の締め代を設定し、かつ、それよりも小さな締め代を中央部(ブシュ谷部32)において設定することにより、全体としてスタビライザバー101と貫通孔11の内周面との間の摺動摩擦力を小さくすることができる。これにより、スタビライザバー101がブシュ10に対してスムーズに摺動できるようになり、操縦安定性、乗り心地が向上する。また、ブシュ10の肉厚が大きい側に大きな締め代を設定しているため、ブシュ10を適切に圧縮変形させることができる。
4.ブシュ10の車両前後方向の締め代がゼロに設定されている。これにより、スタビライザバー101と貫通孔11の内周面との間の摺動摩擦力を更に小さくすることができる。また、スタビライザバー101には、車両前後方向に大きな荷重が働かない。従って、ブシュの車両前後方向の締め代をゼロとしても、口開きが発生し難い。また、スタビライザバー支持装置1は、ブラケット50を車体部材Bに車両上方向あるいは車両下方向に締め付けてスタビライザバー101を支持する。このため、スタビライザバー101に車両上下方向に大きな荷重が働いても、口開きを生じないようにすることができる。また、ブシュ10にブラケット50を仮装着する場合に、ブシュ10を圧縮変形させることなく、ブラケット50の平行板部80の内面をブシュ10の基部の側面に滑らせて、簡単にブラケット50内にブシュ10を押し込むことができる。
5.ブシュ10の貫通孔11の内周面にライナー布12を設けたため、スタビライザバー101が貫通孔11の内周面にて摺動する摺動面の摩擦係数を小さくすることができる。従って、スタビライザバー101がブシュ10に対してスムーズに摺動できるようになり、操縦安定性、乗り心地が向上する。
以上、本発明のスタビライザバー支持装置に係る実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、ブシュ10とブラケット50とが当接する面を鞍型形状としているが、必ずしも鞍型形状にする必要はない。また、ライナー布12を省略した構成、あるいは、仕切金具13,14を省略した構成を採用することもできる。
1…スタビライザバー支持装置、10…ブシュ、11…貫通孔、12…ライナー布、13,14…仕切金具、20…基部、21…平坦固定面、30…被押圧部、31…被押圧面、32…ブシュ谷部、33…ブシュ山部、50…ブラケット、60…Uバンド部(ブラケット本体部)、70…バンド押圧部、72…バンド谷部、73…バンド山部、80…平行板部、90…締結板部(ブラケット締結部)、91…ボルト挿通孔、100…スタビライザ、101…スタビライザバー、321…ブシュ最深谷部、331…ブシュ山頂部、332…下り傾斜部、721…バンド最深谷部、731…バンド山頂部、732…下り傾斜部、A1,A2,A3…締め代、B…車体部材。

Claims (3)

  1. 捩れ反力を発生するスタビライザバーを挿通させる貫通孔が形成され、前記スタビライザバーの外周面に前記貫通孔の内周面を密着させて前記スタビライザバーに嵌められる弾性材からなるブシュと、
    U字状に形成された内周面を有するブラケット本体部と、前記ブラケッ本体部の両端から延設された一対のブラケット締結部とを有する金属製のブラケットと
    を備え、
    前記ブラケット締結部を車体部材に締め付けることにより、前記ブラケット本体部の内周面で前記ブシュの外周面を前記車体部材の方向に押圧して、前記スタビライザバーを前記車体部材に弾性的に支持するスタビライザバー支持装置において、
    前記ブラケット本体部の内周面により押圧される前記ブシュの被押圧部における前記車体部材の方向の圧縮変形量を表す締め代が、前記貫通孔の軸方向位置によって異なり、前記軸方向位置における中央となるブシュ中央部の締め代が、前記ブシュ中央部の前記軸方向両側となるブシュ両側部の締め代よりも小さくなるように構成されたスタビライザバー支持装置。
  2. 請求項1記載のスタビライザバー支持装置において、
    前記ブシュの被押圧部の外周面は、前記ブシュ中央部において径方向内側に窪んだ谷状に形成され、前記ブシュ両側部において径方向外側に盛り上がった山状に形成されており、
    前記ブラケット本体部の内周面は、前記被押圧部を前記車体部材の方向に押圧した状態で前記被押圧部の外周面全体に密着するように、前記ブシュ中央部を押圧する部位であるバンド中央部が径方向内側に窪んだ谷状に形成され、前記ブシュ両側部を押圧する部位であるバンド両側部が径方向外側に盛り上がった山状に形成されており、
    前記被押圧部の締め代が、前記ブシュ中央部における最深谷部から前記ブシュ両側部における山頂部に向かって徐々に増加し、前記山頂部から前記ブシュの軸方向端に向かう下り傾斜部において前記軸方向端に向かって徐々に減少するように、前記被押圧部における圧縮変形前の外周面形状と前記ブラケット本体部の内周面形状とに相違を設けたスタビライザバー支持装置。
  3. 請求項1または2記載のスタビライザバー支持装置において、
    前記ブラケットは、前記車体部材に車両上方向あるいは車両下方向に締め付けられ、
    前記ブラケットと前記ブシュとの間には、車両上下方向に締め代が設けられ、車両前後方向には締め代が設けられていないスタビライザバー支持装置。
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