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JP2015514186A - サーモスタット・デバイス及び冷却システム - Google Patents

サーモスタット・デバイス及び冷却システム Download PDF

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JP2015514186A
JP2015514186A JP2015504529A JP2015504529A JP2015514186A JP 2015514186 A JP2015514186 A JP 2015514186A JP 2015504529 A JP2015504529 A JP 2015504529A JP 2015504529 A JP2015504529 A JP 2015504529A JP 2015514186 A JP2015514186 A JP 2015514186A
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ウーマン、フレドリク
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スカニア シーブイ アクチボラグ
スカニア シーブイ アクチボラグ
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Abstract

本発明は、自動車の冷却システム用のサーモスタット・デバイス1であって、自動車の燃焼機関を通して循環される冷却流体を受けるように意図された入口ダクト3と、冷却システムのパイロット・ラインから冷却流体を受けるように意図された入口開口17と、第1の出口ダクト5a及び第2の出口ダクト5bと、弁本体10が固定される軸方向に変位可能な弁ロッド11とからなる、サーモスタット・デバイス1に関する。温度依存作動要素14が、入口開口17を通して受けられる冷却流体の温度に依存して、弁ロッドの変位位置に影響を与えるように配置され、前記入口開口は、弁ロッドを貫通して軸方向に延在する連結ダクト18を介して第2の出口ダクト5bに連結される。また、本発明は、かかるサーモスタット・デバイスからなる冷却システムに関する。

Description

本発明は、請求項1の前文によるサーモスタット・デバイスと、請求項9の前文による冷却システムとに関する。
ワックス体を有する温度依存作動要素からなるサーモスタット・デバイスが、自動車の燃焼機関を冷却する冷却システム内の冷却流体の温度を調整するためにしばしば使用される。サーモスタット・デバイスは、冷却流体の温度に依存して、燃焼機関から流れ出る冷却流体を、燃焼機関に戻る前に冷却すべきラジエータへと、又はラジエータを通過させずに燃焼機関に直接的に戻すように、案内する。多くの自動車においては、サーモスタット・デバイスは、燃焼機関の冷却流体出口と、ラジエータの冷却流体入口との間において、冷却システムの冷却回路中に結合される。燃焼機関を出る冷却流体の温度に依存してサーモスタット・デバイスを制御する代わりに、燃焼器館内に案内される冷却流体の温度に依存してサーモスタット・デバイスを制御することが有利であることが判明している。冷却回路内におけるサーモスタット・デバイスの配置を変更する必要性を伴わずにかかる制御を可能にするために、燃焼機関の冷却流体入口に向かって流れている冷却流体の一部を分流させるパイロット・ラインから制御冷却流体流を受けるように構成されたサーモスタット・デバイスが開発されている。後者のタイプのサーモスタット・デバイスは、EP2037097A2及びEP2366878A2から以前より公知である。
EP2037097A2 EP2366878A2
本発明の目的は、新規の及び有利な設計を有する上記で指定したタイプのサーモスタット・デバイスを提供することである。
前記目的は、請求項1に規定する特徴を有するサーモスタット・デバイスにより、本発明に従って達成される。
本発明によるサーモスタット・デバイスは、
自動車の燃焼機関を通り循環される冷却流体を受けるように意図された入口ダクトと、
パイロット・ラインから冷却流体を受けるように意図された入口開口と、
前記入口ダクトに連結される第1の出口ダクトであって、そこから冷却流体がラジエータまで案内されるように意図される、第1の出口ダクトと、
前記入口ダクトに連結される第2の出口ダクトであって、そこから冷却流体が前記ラジエータを通過せずに燃焼機関に戻されるように意図される、第2の出口ダクトと、
前記入口ダクトから前記出口ダクトへの冷却流体流を調整するために様々な位置間で変位可能である弁本体と、
温度依存作動要素と、
弁本体が固定される軸方向に変位可能な弁ロッドであって、作動要素が、前記入口開口内に受けられる冷却流体の温度に依存して、弁ロッド及び弁本体の変位位置に影響を及ぼすように構成され、前記入口開口が、弁ロッドを貫通して軸方向に延在する連結ダクトを介して第2の出口ダクトに連結される、軸方向に変位可能な弁ロッドと、
からなる。
したがって、弁ロッドは、本発明によるサーモスタット・デバイスにおいて、パイロット・ラインから受けられる冷却流体を第2の出口ダクトまで案内するために使用される。その結果、このサーモスタット・デバイスは、特にコンパクト且つ空間効率の高い設計を得ることが可能となる。
本発明の一実施例によれば、弁ロッドは、弁ロッドの内部の連結ダクトを通り流れる冷却流体からワックス体への熱伝達を可能にするために、作動要素内に組み込まれたワックス体を貫通して延在する。このようにして内部からワックス体を加熱することにより、外部からワックス体を加熱する従来のタイプのサーモスタット・デバイスに比較して、弁ロッドの内部の連結ダクトを通り流れる冷却流体からの熱の作用下におけるワックス体のより効率的な全体加熱が可能となる。
本発明の第2の実施例は、
サーモスタット・デバイスが、ピストン・チャンバと、ピストン・チャンバ内に変位自在に受けられるピストンとからなり、それにより、弁ロッドが、前記ピストン・チャンバを貫通して延在し、
前記ピストンが、弁ロッドの外部にしっかりと連結され、弁ロッドの外部上に配設され、
ワックス体が、ピストン・チャンバ内に収容され、前記ピストンに対して作用するように配置されることを特徴とする。それにより、効率的且つ空間効率の高い方法で、ワックス体の膨張を弁ロッド及び弁本体の軸方向変位へと変換することが可能となる。
本発明によるサーモスタット・デバイスの他の有利な特徴は、従属クレーム及び以下に続く説明に記載される。
また、本発明は、請求項9に規定される特徴を有する冷却システムに関する。
以下、本発明を、例示の実施例の補助により及び添付の図面を参照として説明する。以下のものが図示される。
本発明の第1の実施例によるサーモスタット・デバイスの側面図である。 図1によるサーモスタット・デバイスの正面図である。 図2の線III−IIIに沿った断面図である。 本発明の第2の実施例によるサーモスタット・デバイスの断面図である。 本発明によるサーモスタット・デバイスからなる冷却システムの概略図である。
図1〜図3は、本発明の一実施例によるサーモスタット・デバイス1を示す。サーモスタット・デバイス1は、例えば図5に示すタイプの冷却システム40などの、自動車内の冷却システムに組み込まれるように意図される。サーモスタット・デバイス1は、サーモスタット・ハウジング2を備える。自動車の燃焼機関を通り循環される冷却流体を受けるための入口ダクト3が、サーモスタット・ハウジング2に配置される。この入口ダクト3は、サーモスタット・ハウジング2に配置された入口開口4を通して、前記ラインから冷却流体を受けることが可能となるように、前記冷却システム内のラインに対して連結されるように意図される。第1の出口ダクト5a及び第2の出口ダクト5bは、サーモスタット・ハウジング2内にさらに配置される。これらの両出口ダクト5a、5bは、入口ダクト3に対して連結される。第1の出口ダクト5aからの冷却流体は、前記冷却システムにおいてサーモスタット・デバイス1からラジエータに案内されるように意図され、一方で、第2の出口ダクト5bからの冷却流体は、前記ラジエータを通過せずに燃焼機関に戻されるように意図される。第1の出口ダクト5aは、前記冷却システム内のラインに対して連結されることにより、サーモスタット・ハウジング2に配置された第1の出口開口6aを通して前記ラインに冷却流体を通過させ得るように意図され、一方で、第2の出口ダクト5bは、前記冷却システム内の第2のラインに対して連結されることにより、サーモスタット・ハウジング2に配置された第2の出口開口6bを通して前記後者のラインに冷却流体を通過させ得るように意図される。
弁本体10が、サーモスタット・ハウジング2内に変位自在に配置される。この弁本体10は、前記入口ダクト3から前記出口ダクト5a、5bへの冷却流体流を調整するために、様々な位置同士の間において軸方向に変位可能である。弁本体10は、軸方向に変位可能な弁ロッド11に固定され、この弁ロッド11と共に変位可能である。弁ロッド11は、サーモスタット・ハウジング2内に変位自在に配設される。第1の弁座12aが、入口ダクト3と第1の出口ダクト5aとの間においてサーモスタット・ハウジング2内に配置され、第2の弁座12bが、入口ダクト3と第2の出口ダクト5bとの間においてサーモスタット・ハウジング2内に配置される。図示する実例においては、第1の弁座12は、入口ダクト3と第1の出口ダクト5aとの間に流路を構成する第1の開口13aの周囲に延在するエッジによって形成され、一方で、第2の弁座12bは、入口ダクト3と第2の出口ダクト5bとの間に流路を構成する第2の開口13bの周囲に延在するエッジによって形成される。弁本体10は、第1の弁部材10aを備え、この第1の弁部材10aは、弁本体が第1の端部位置にある場合に、第1の弁座12a内に受けられ得ることにより、前記第1の開口13aを閉じ、それにより入口ダクト3から第1の出口ダクト5aに冷却流体が流れるのを防止する。弁本体10は、第2の弁部材10bをさらに備え、この第2の弁部材10bは、弁本体が第2の端部位置にある場合に、第2の弁座12b内に受けられ得ることにより、前記第2の開口13bを閉じ、それにより入口ダクト3から第2の出口ダクト5bに冷却流体が流れるのを防止する。2つの弁部材10a、10bは、弁ロッドの軸方向において見た場合に相互からある距離を置いて配置される。第1の弁部材10aが、第1の弁座12aと係合状態にある閉位置に位置する場合に、第2の弁部材10bは、図3に示すように、第2の弁座12bからある距離を置いて開位置に位置し、それにより、冷却流体は、前記第2の開口13bを通り入口ダクト3から第2の出口ダクト5bへと流れることが可能となる。第2の弁部材10bが、第2の弁座12bと係合状態にある閉位置に位置する場合に、第1の弁部材10aは、第1の弁座12aからある距離を置いて開位置に位置し、それにより、冷却流体は、前記第1の開口13aを通り入口ダクト3から第1の出口ダクト5aに流れることが可能となる。弁本体10が、2つの前記端部位置間に位置する場合には、冷却流体は、入口ダクト3から、変動的な度合いにおいて、前記第1の開口13aを通り第1の出口ダクト5aに及び前記第2の開口13bを通り第2の出口ダクト5bに流れることが可能となる。弁ロッド11は、各弁部材10a、10bの中心を通り延在する。図示する実例においては、各弁部材10a、10bは、円すい弁頭から構成される。
弁本体10は、サーモスタット・ハウジング2内に配置された作動要素14の作用の下で、及び弁本体10又は弁ロッド11に作用するばねデバイス15空のばね力の作用に対抗して、前記第1の端部位置から前記第2の端部位置の方向へと変位可能である。図示する実例においては、ばねデバイス15は、圧縮ばねから構成され、この圧縮ばねの一方の端部は、第2の出口ダクト5b内部において支持表面16aを圧迫し、他方の端部は、第2の弁部材10b上の支持表面を圧迫する。この圧縮ばねは、弁ロッドの端部11bを囲み、この端部は、第2の出口ダクト5b内に受けられる。
サーモスタット・デバイス1は、前記冷却システム内のパイロット・ラインからの冷却流体を受けるように意図された入口開口17をさらに備える。作動要素14は、前記入口開口17を通してパイロット・ラインから受けられる冷却流体の温度に依存して、弁ロッド11及び弁本体10の変位位置に影響を及ぼすように配置される。入口開口17は、弁ロッド11を通り軸方向に延在する連結ダクト18を介して第2の出口ダクト5bに対して連結される。パイロット・ラインから受けられる冷却流体は、弁ロッド11及び弁本体10の位置に関わらず、連結ダクト18を通り第2の出口ダクト5bへとさらに流れることが常に可能である。
図示する実例においては、弁ロッド11は、両端部が管状及び開状態であり、それにより、連結ダクト18は、弁ロッドの端部同士の間において弁ロッドを軸方向に貫通して延在する内部空間によって形成される。弁ロッド11は、有利には、高い熱伝導性能力を有する金属材料から作製される。
図示する実例においては、作動要素14は、ワックス体20を備える。弁ロッド11は、弁ロッド11の内部の連結ダクト18を通り流れる冷却流体からワックス体20への熱伝達を可能にするために、前記ワックス体20を貫通して延在する。ピストン・チャンバ21が、サーモスタット・ハウジング2内に配置され、ピストン22が、前記ピストン・チャンバ内に変位自在に受けられる。弁ロッド11は、ピストン・チャンバ21を貫通して延在し、ピストン22は、弁ロッド11の外部にしっかりと連結され、弁ロッド11の外部上に配設される。ワックス体20は、ピストン・チャンバ21内に収容され、ピストン22に対して作用するように配置される。連結ダクト18を通り流れる冷却流体が、ワックス体20中のワックス物質の融解温度未満の温度を有する場合には、ワックス体は、固体状態にあり、弁本体10は、図3に示す第1の端部位置に置かれる。ワックス体20が、連結ダクト18を通り流れる冷却流体からの熱の作用下において前記融解温度まで加熱されると、ワックス体は、融解し始める。ワックス体20が、融解することにより、ワックス体20は、体積が増加し、したがってピストン22に対して圧縮力を加え、それにより、前記ピストンは、ばねデバイス15の作用に抵抗して弁ロッド11及び弁本体10と共に変位される。したがって、弁本体10は、前述の第1の端部位置から前述の第2の端部位置の方向に変位される。ワックス体20全体が、実質的に融解すると、弁本体10は、第2の端部位置に到達する。このとき、ワックス体20が、連結ダクト18を通り流れる低温の冷却流体により、前記融解温度未満の温度まで冷却されている場合には、ワックス体は、硬化し始める。ワックス体20が、硬化することにより、ワックス体20は、体積が低減し、それによりピストン22は、弁ロッド11及び弁本体10と共に、ばねデバイス15の作用下において逆方向に変位される。
図示する実例においては、Oリングの形態の封止部材23a、23bは、ピストン・チャンバ21の両側において弁ロッド11とサーモスタット・ハウジング2との間に配置される。
図1〜図3に示す実施例においては、パイロット・ラインに対して連結されるように意図されたサーモスタット・デバイス1の入口開口17は、サーモスタット・ハウジング2からその開口24を貫通して突出する弁ロッドの一方の端部11aに配置される。この場合には、パイロット・ラインは、弁ロッドの前記突出端部11aに対して直接的に連結されるように意図され、また、この場合には、関連する入口開口17は、連結ダクト18の入口開口を構成する。図4は、パイロット・ラインに対して連結されるように意図されたサーモスタット・デバイス1の入口開口17が、代わりにサーモスタット・ハウジング2に配置され、それにより、弁ロッド11は、その一方の端部11aが、サーモスタット・ハウジング2に配置され前記入口開口17に対して連結された入口ダクト25内に延在する、代替的な一実施例を示す。この後者の場合には、パイロット・ラインは、サーモスタット・ハウジング2に対して連結されるように意図され、この場合には、連結ダクトは、パイロット・ラインから独立するように意図された入口開口26を備える。詳細なこれらの相違点を除けば、図4に示すサーモスタット・デバイスは、図1〜図3に示すサーモスタット・デバイス及び上述のサーモスタット・デバイスと一致する。
図5は、自動車用に意図された本発明による冷却システム40を概略的に示す。この冷却システム40は、車両内の燃焼機関42を冷却するための冷却回路41を備え、燃焼機関42は、好ましくは例えばグリコールなどのオプションの凝固点降下添加物を含む水の形態である、冷却回路内を流れる冷却流体により冷却される。冷却流体ポンプ43は、冷却回路41内の冷却流体を循環させるために、この冷却回路に対して結合される。また、例えば従来の冷却流体ラジエータの形態などのラジエータ44が、前記冷却流体を冷却するために冷却回路41中に結合される。前記ラジエータ44は、冷却回路の第1のライン47を介して燃焼機関42の冷却流体出口46bに連結された冷却流体入口45aと、冷却回路の第2のライン48を介して燃焼機関42の冷却流体入口46aに連結された冷却流体出口45bとを備える。前記第1のライン47は、冷却回路の第3のライン49を介して前記第2のライン48に連結される。前記第3のライン49は、第1の箇所P1において第2のライン48に対して連結され、前記ラジエータ44に冷却流体を通過させることなく、燃焼機関の冷却流体出口46bから燃焼機関の冷却流体入口46aまで冷却流体を戻し得るように配置される。したがって、第3のライン49は、迂回ラインを構成し、この迂回ラインにより、冷却回路41内を循環する冷却流体は、燃焼機関42の冷却流体出口46bと冷却流体入口46aとの間における通過において、ラジエータ44を迂回することが可能となる。燃焼機関の冷却流体入口46aと冷却流体出口46bとの間の冷却流体は、燃焼機関から熱を吸収しつつ、燃焼機関の内部において冷却流体ダクトを通り循環される。
ラジエータ44を通り流れる冷却流体は、自動車の動作時にラジエータに対して吹き付けられる空気により冷却される。また、冷却システム40は、ラジエータ44を通過する空気流を発生させるように配置されたファン51を備えることが可能である。このファン51は、燃焼機関42により駆動されるように、燃焼機関42に対して結合され得る。
上述のタイプのサーモスタット・デバイス1は、以下のような様式で冷却回路41中に結合される。
サーモスタット・デバイスの入口ダクト3が、第1のライン47の第1のライン・セクション47aを介して燃焼機関42の冷却流体出口46bに連結される。
サーモスタット・デバイスの第1の出口ダクト5aが、第1のライン47の第2のライン・セクション47bを介してラジエータ44の冷却流体入口45aに連結される。
サーモスタット・デバイスの第2の出口ダクト5bが、第3のライン49に連結される。
サーモスタット・デバイスの入口開口17が、冷却回路40のパイロット・ライン50に連結される。
パイロット・ライン50は、前記第1の箇所P1と燃焼機関42の冷却流体入口46aとの間に位置する第2の箇所P2において、第2のライン48に対して連結される。燃焼機関の冷却流体入口46aに対して送られる冷却流体の小部分が、第2のライン48からパイロット・ライン50に分流され、パイロット・ラインによりサーモスタット・デバイス1へと案内される。サーモスタット・デバイス1においては、パイロット・ライン50から受けられた冷却流体は、作動要素14と熱伝達接触状態になされ、次いでサーモスタット・デバイス1内の連結ダクト18及び第2の出口ダクト5bと、第3のライン49とを介して、第2のライン48へと案内されて戻る。パイロット・ライン50を介してサーモスタット・デバイス1に案内される冷却流体は、燃焼機関42内に案内される冷却流体と同一の温度を有する。したがって、サーモスタット・デバイスの作動要素14は、燃焼機関42内に案内される冷却流体の温度におり制御されるようになる。
冷却回路41内の冷却流体の温度が、低い場合には、ワックス体20は、固体状態に留まり、弁本体10は、前述の第1の端部位置に維持され、それにより、燃焼機関42から第1のライン37を通りサーモスタット・デバイス1に流れる全ての冷却流体が、ラジエータ44を通過することなく、第3のライン49及び第2のライン48を経由して燃焼機関42に戻される。冷却回路41内の冷却流体が、ワックス体20が融解し始めるのに十分な高温になっている場合には、弁本体10は、前述の第1の端部位置と前述の第2の端部位置との間の位置に位置を取ることとなり、それにより、第1のライン47を経由して燃焼機関42からサーモスタット・デバイス1まで流れるある一定量の冷却流体が、ラジエータ44へとさらに案内され、そこで冷却され、その後、冷却流体は、第2のライン48を経由して燃焼機関に戻されるが、一方で、第2の量の冷却流体が、ラジエータ44を通過することなく、第3のライン49及び第2のライン48を経由して燃焼機関42に戻される。ワックス体20が実質的に融解した場合には、弁本体10は、前述の第2の端部位置を取り、それにより、第1のライン47を経由して燃焼機関42からサーモスタット・デバイス1に流れる全ての冷却流体が、ラジエータ44へとさらに案内され、そこで冷却され、その後、冷却流体は、第2のライン48を経由して燃焼機関42に戻される。
本発明によるサーモスタット・デバイス及び本発明による冷却システムは、特に、バス、トラクタ、又は貨物自動車などの大型自動車において使用されるように意図される。
本発明は、当然ながら上述の実施例には決して限定されず、むしろ、添付の特許請求の範囲に規定されるような本発明の基本概念から逸脱することなく、その複数の可能な変更形態が当業者には自明となるはずである。
本発明は、請求項1の前文によるサーモスタット・デバイスと、請求項7の前文による冷却システムとに関する。
ワックス体を有する温度依存作動要素からなるサーモスタット・デバイスが、自動車の燃焼機関を冷却する冷却システム内の冷却流体の温度を調整するためにしばしば使用される。サーモスタット・デバイスは、冷却流体の温度に依存して、燃焼機関から流れ出る冷却流体を、燃焼機関に戻る前に冷却すべきラジエータへと、又はラジエータを通過させずに燃焼機関に直接的に戻すように、案内する。多くの自動車においては、サーモスタット・デバイスは、燃焼機関の冷却流体出口と、ラジエータの冷却流体入口との間において、冷却システムの冷却回路中に結合される。燃焼機関を出る冷却流体の温度に依存してサーモスタット・デバイスを制御する代わりに、燃焼器館内に案内される冷却流体の温度に依存してサーモスタット・デバイスを制御することが有利であることが判明している。冷却回路内におけるサーモスタット・デバイスの配置を変更する必要性を伴わずにかかる制御を可能にするために、燃焼機関の冷却流体入口に向かって流れている冷却流体の一部を分流させるパイロット・ラインから制御冷却流体流を受けるように構成されたサーモスタット・デバイスが開発されている。後者のタイプのサーモスタット・デバイスは、EP2037097A2及びEP2366878A2から以前より公知である。
EP2037097A2 EP2366878A2
本発明の目的は、新規の及び有利な設計を有する上記で指定したタイプのサーモスタット・デバイスを提供することである。
前記目的は、請求項1に規定する特徴を有するサーモスタット・デバイスにより、本発明に従って達成される。
本発明によるサーモスタット・デバイスは、
自動車の燃焼機関を通り循環される冷却流体を受けるように意図された入口ダクトと、
パイロット・ラインから冷却流体を受けるように意図された入口開口と、
前記入口ダクトに連結される第1の出口ダクトであって、そこから冷却流体がラジエータまで案内されるように意図される、第1の出口ダクトと、
前記入口ダクトに連結される第2の出口ダクトであって、そこから冷却流体が前記ラジエータを通過せずに燃焼機関に戻されるように意図される、第2の出口ダクトと、
前記入口ダクトから前記出口ダクトへの冷却流体流を調整するために様々な位置間で変位可能である弁本体と、
温度依存作動要素と、
弁本体が固定される軸方向に変位可能な弁ロッドであって、作動要素が、前記入口開口内に受けられる冷却流体の温度に依存して、弁ロッド及び弁本体の変位位置に影響を及ぼすように構成され、前記入口開口が、弁ロッドを貫通して軸方向に延在する連結ダクトを介して第2の出口ダクトに連結される、軸方向に変位可能な弁ロッドと、
からなる。
したがって、弁ロッドは、本発明によるサーモスタット・デバイスにおいて、パイロット・ラインから受けられる冷却流体を第2の出口ダクトまで案内するために使用される。その結果、このサーモスタット・デバイスは、特にコンパクト且つ空間効率の高い設計を得ることが可能となる。
本発明によれば、弁ロッドは、弁ロッドの内部の連結ダクトを通り流れる冷却流体からワックス体への熱伝達を可能にするために、作動要素内に組み込まれたワックス体を貫通して延在する。このようにして内部からワックス体を加熱することにより、外部からワックス体を加熱する従来のタイプのサーモスタット・デバイスに比較して、弁ロッドの内部の連結ダクトを通り流れる冷却流体からの熱の作用下におけるワックス体のより効率的な全体加熱が可能となる。
本発明の実施例は、
サーモスタット・デバイスが、ピストン・チャンバと、ピストン・チャンバ内に変位自在に受けられるピストンとからなり、それにより、弁ロッドが、前記ピストン・チャンバを貫通して延在し、
前記ピストンが、弁ロッドの外部にしっかりと連結され、弁ロッドの外部上に配設され、
ワックス体が、ピストン・チャンバ内に収容され、前記ピストンに対して作用するように配置されることを特徴とする。それにより、効率的且つ空間効率の高い方法で、ワックス体の膨張を弁ロッド及び弁本体の軸方向変位へと変換することが可能となる。
本発明によるサーモスタット・デバイスの他の有利な特徴は、従属クレーム及び以下に続く説明に記載される。
また、本発明は、請求項7に規定される特徴を有する冷却システムに関する。
以下、本発明を、例示の実施例の補助により及び添付の図面を参照として説明する。以下のものが図示される。
本発明の第1の実施例によるサーモスタット・デバイスの側面図である。 図1によるサーモスタット・デバイスの正面図である。 図2の線III−IIIに沿った断面図である。 本発明の第2の実施例によるサーモスタット・デバイスの断面図である。 本発明によるサーモスタット・デバイスからなる冷却システムの概略図である。
図1〜図3は、本発明の一実施例によるサーモスタット・デバイス1を示す。サーモスタット・デバイス1は、例えば図5に示すタイプの冷却システム40などの、自動車内の冷却システムに組み込まれるように意図される。サーモスタット・デバイス1は、サーモスタット・ハウジング2を備える。自動車の燃焼機関を通り循環される冷却流体を受けるための入口ダクト3が、サーモスタット・ハウジング2に配置される。この入口ダクト3は、サーモスタット・ハウジング2に配置された入口開口4を通して、前記ラインから冷却流体を受けることが可能となるように、前記冷却システム内のラインに対して連結されるように意図される。第1の出口ダクト5a及び第2の出口ダクト5bは、サーモスタット・ハウジング2内にさらに配置される。これらの両出口ダクト5a、5bは、入口ダクト3に対して連結される。第1の出口ダクト5aからの冷却流体は、前記冷却システムにおいてサーモスタット・デバイス1からラジエータに案内されるように意図され、一方で、第2の出口ダクト5bからの冷却流体は、前記ラジエータを通過せずに燃焼機関に戻されるように意図される。第1の出口ダクト5aは、前記冷却システム内のラインに対して連結されることにより、サーモスタット・ハウジング2に配置された第1の出口開口6aを通して前記ラインに冷却流体を通過させ得るように意図され、一方で、第2の出口ダクト5bは、前記冷却システム内の第2のラインに対して連結されることにより、サーモスタット・ハウジング2に配置された第2の出口開口6bを通して前記後者のラインに冷却流体を通過させ得るように意図される。
弁本体10が、サーモスタット・ハウジング2内に変位自在に配置される。この弁本体10は、前記入口ダクト3から前記出口ダクト5a、5bへの冷却流体流を調整するために、様々な位置同士の間において軸方向に変位可能である。弁本体10は、軸方向に変位可能な弁ロッド11に固定され、この弁ロッド11と共に変位可能である。弁ロッド11は、サーモスタット・ハウジング2内に変位自在に配設される。第1の弁座12aが、入口ダクト3と第1の出口ダクト5aとの間においてサーモスタット・ハウジング2内に配置され、第2の弁座12bが、入口ダクト3と第2の出口ダクト5bとの間においてサーモスタット・ハウジング2内に配置される。図示する実例においては、第1の弁座12は、入口ダクト3と第1の出口ダクト5aとの間に流路を構成する第1の開口13aの周囲に延在するエッジによって形成され、一方で、第2の弁座12bは、入口ダクト3と第2の出口ダクト5bとの間に流路を構成する第2の開口13bの周囲に延在するエッジによって形成される。弁本体10は、第1の弁部材10aを備え、この第1の弁部材10aは、弁本体が第1の端部位置にある場合に、第1の弁座12a内に受けられ得ることにより、前記第1の開口13aを閉じ、それにより入口ダクト3から第1の出口ダクト5aに冷却流体が流れるのを防止する。弁本体10は、第2の弁部材10bをさらに備え、この第2の弁部材10bは、弁本体が第2の端部位置にある場合に、第2の弁座12b内に受けられ得ることにより、前記第2の開口13bを閉じ、それにより入口ダクト3から第2の出口ダクト5bに冷却流体が流れるのを防止する。2つの弁部材10a、10bは、弁ロッドの軸方向において見た場合に相互からある距離を置いて配置される。第1の弁部材10aが、第1の弁座12aと係合状態にある閉位置に位置する場合に、第2の弁部材10bは、図3に示すように、第2の弁座12bからある距離を置いて開位置に位置し、それにより、冷却流体は、前記第2の開口13bを通り入口ダクト3から第2の出口ダクト5bへと流れることが可能となる。第2の弁部材10bが、第2の弁座12bと係合状態にある閉位置に位置する場合に、第1の弁部材10aは、第1の弁座12aからある距離を置いて開位置に位置し、それにより、冷却流体は、前記第1の開口13aを通り入口ダクト3から第1の出口ダクト5aに流れることが可能となる。弁本体10が、2つの前記端部位置間に位置する場合には、冷却流体は、入口ダクト3から、変動的な度合いにおいて、前記第1の開口13aを通り第1の出口ダクト5aに及び前記第2の開口13bを通り第2の出口ダクト5bに流れることが可能となる。弁ロッド11は、各弁部材10a、10bの中心を通り延在する。図示する実例においては、各弁部材10a、10bは、円すい弁頭から構成される。
弁本体10は、サーモスタット・ハウジング2内に配置された作動要素14の作用の下で、及び弁本体10又は弁ロッド11に作用するばねデバイス15空のばね力の作用に対抗して、前記第1の端部位置から前記第2の端部位置の方向へと変位可能である。図示する実例においては、ばねデバイス15は、圧縮ばねから構成され、この圧縮ばねの一方の端部は、第2の出口ダクト5b内部において支持表面16aを圧迫し、他方の端部は、第2の弁部材10b上の支持表面を圧迫する。この圧縮ばねは、弁ロッドの端部11bを囲み、この端部は、第2の出口ダクト5b内に受けられる。
サーモスタット・デバイス1は、前記冷却システム内のパイロット・ラインからの冷却流体を受けるように意図された入口開口17をさらに備える。作動要素14は、前記入口開口17を通してパイロット・ラインから受けられる冷却流体の温度に依存して、弁ロッド11及び弁本体10の変位位置に影響を及ぼすように配置される。入口開口17は、弁ロッド11を通り軸方向に延在する連結ダクト18を介して第2の出口ダクト5bに対して連結される。パイロット・ラインから受けられる冷却流体は、弁ロッド11及び弁本体10の位置に関わらず、連結ダクト18を通り第2の出口ダクト5bへとさらに流れることが常に可能である。
図示する実例においては、弁ロッド11は、両端部が管状及び開状態であり、それにより、連結ダクト18は、弁ロッドの端部同士の間において弁ロッドを軸方向に貫通して延在する内部空間によって形成される。弁ロッド11は、有利には、高い熱伝導性能力を有する金属材料から作製される。
図示する実例においては、作動要素14は、ワックス体20を備える。弁ロッド11は、弁ロッド11の内部の連結ダクト18を通り流れる冷却流体からワックス体20への熱伝達を可能にするために、前記ワックス体20を貫通して延在する。ピストン・チャンバ21が、サーモスタット・ハウジング2内に配置され、ピストン22が、前記ピストン・チャンバ内に変位自在に受けられる。弁ロッド11は、ピストン・チャンバ21を貫通して延在し、ピストン22は、弁ロッド11の外部にしっかりと連結され、弁ロッド11の外部上に配設される。ワックス体20は、ピストン・チャンバ21内に収容され、ピストン22に対して作用するように配置される。連結ダクト18を通り流れる冷却流体が、ワックス体20中のワックス物質の融解温度未満の温度を有する場合には、ワックス体は、固体状態にあり、弁本体10は、図3に示す第1の端部位置に置かれる。ワックス体20が、連結ダクト18を通り流れる冷却流体からの熱の作用下において前記融解温度まで加熱されると、ワックス体は、融解し始める。ワックス体20が、融解することにより、ワックス体20は、体積が増加し、したがってピストン22に対して圧縮力を加え、それにより、前記ピストンは、ばねデバイス15の作用に抵抗して弁ロッド11及び弁本体10と共に変位される。したがって、弁本体10は、前述の第1の端部位置から前述の第2の端部位置の方向に変位される。ワックス体20全体が、実質的に融解すると、弁本体10は、第2の端部位置に到達する。このとき、ワックス体20が、連結ダクト18を通り流れる低温の冷却流体により、前記融解温度未満の温度まで冷却されている場合には、ワックス体は、硬化し始める。ワックス体20が、硬化することにより、ワックス体20は、体積が低減し、それによりピストン22は、弁ロッド11及び弁本体10と共に、ばねデバイス15の作用下において逆方向に変位される。
図示する実例においては、Oリングの形態の封止部材23a、23bは、ピストン・チャンバ21の両側において弁ロッド11とサーモスタット・ハウジング2との間に配置される。
図1〜図3に示す実施例においては、パイロット・ラインに対して連結されるように意図されたサーモスタット・デバイス1の入口開口17は、サーモスタット・ハウジング2からその開口24を貫通して突出する弁ロッドの一方の端部11aに配置される。この場合には、パイロット・ラインは、弁ロッドの前記突出端部11aに対して直接的に連結されるように意図され、また、この場合には、関連する入口開口17は、連結ダクト18の入口開口を構成する。図4は、パイロット・ラインに対して連結されるように意図されたサーモスタット・デバイス1の入口開口17が、代わりにサーモスタット・ハウジング2に配置され、それにより、弁ロッド11は、その一方の端部11aが、サーモスタット・ハウジング2に配置され前記入口開口17に対して連結された入口ダクト25内に延在する、代替的な一実施例を示す。この後者の場合には、パイロット・ラインは、サーモスタット・ハウジング2に対して連結されるように意図され、この場合には、連結ダクトは、パイロット・ラインから独立するように意図された入口開口26を備える。詳細なこれらの相違点を除けば、図4に示すサーモスタット・デバイスは、図1〜図3に示すサーモスタット・デバイス及び上述のサーモスタット・デバイスと一致する。
図5は、自動車用に意図された本発明による冷却システム40を概略的に示す。この冷却システム40は、車両内の燃焼機関42を冷却するための冷却回路41を備え、燃焼機関42は、好ましくは例えばグリコールなどのオプションの凝固点降下添加物を含む水の形態である、冷却回路内を流れる冷却流体により冷却される。冷却流体ポンプ43は、冷却回路41内の冷却流体を循環させるために、この冷却回路に対して結合される。また、例えば従来の冷却流体ラジエータの形態などのラジエータ44が、前記冷却流体を冷却するために冷却回路41中に結合される。前記ラジエータ44は、冷却回路の第1のライン47を介して燃焼機関42の冷却流体出口46bに連結された冷却流体入口45aと、冷却回路の第2のライン48を介して燃焼機関42の冷却流体入口46aに連結された冷却流体出口45bとを備える。前記第1のライン47は、冷却回路の第3のライン49を介して前記第2のライン48に連結される。前記第3のライン49は、第1の箇所P1において第2のライン48に対して連結され、前記ラジエータ44に冷却流体を通過させることなく、燃焼機関の冷却流体出口46bから燃焼機関の冷却流体入口46aまで冷却流体を戻し得るように配置される。したがって、第3のライン49は、迂回ラインを構成し、この迂回ラインにより、冷却回路41内を循環する冷却流体は、燃焼機関42の冷却流体出口46bと冷却流体入口46aとの間における通過において、ラジエータ44を迂回することが可能となる。燃焼機関の冷却流体入口46aと冷却流体出口46bとの間の冷却流体は、燃焼機関から熱を吸収しつつ、燃焼機関の内部において冷却流体ダクトを通り循環される。
ラジエータ44を通り流れる冷却流体は、自動車の動作時にラジエータに対して吹き付けられる空気により冷却される。また、冷却システム40は、ラジエータ44を通過する空気流を発生させるように配置されたファン51を備えることが可能である。このファン51は、燃焼機関42により駆動されるように、燃焼機関42に対して結合され得る。
上述のタイプのサーモスタット・デバイス1は、以下のような様式で冷却回路41中に結合される。
サーモスタット・デバイスの入口ダクト3が、第1のライン47の第1のライン・セクション47aを介して燃焼機関42の冷却流体出口46bに連結される。
サーモスタット・デバイスの第1の出口ダクト5aが、第1のライン47の第2のライン・セクション47bを介してラジエータ44の冷却流体入口45aに連結される。
サーモスタット・デバイスの第2の出口ダクト5bが、第3のライン49に連結される。
サーモスタット・デバイスの入口開口17が、冷却回路40のパイロット・ライン50に連結される。
パイロット・ライン50は、前記第1の箇所P1と燃焼機関42の冷却流体入口46aとの間に位置する第2の箇所P2において、第2のライン48に対して連結される。燃焼機関の冷却流体入口46aに対して送られる冷却流体の小部分が、第2のライン48からパイロット・ライン50に分流され、パイロット・ラインによりサーモスタット・デバイス1へと案内される。サーモスタット・デバイス1においては、パイロット・ライン50から受けられた冷却流体は、作動要素14と熱伝達接触状態になされ、次いでサーモスタット・デバイス1内の連結ダクト18及び第2の出口ダクト5bと、第3のライン49とを介して、第2のライン48へと案内されて戻る。パイロット・ライン50を介してサーモスタット・デバイス1に案内される冷却流体は、燃焼機関42内に案内される冷却流体と同一の温度を有する。したがって、サーモスタット・デバイスの作動要素14は、燃焼機関42内に案内される冷却流体の温度におり制御されるようになる。
冷却回路41内の冷却流体の温度が、低い場合には、ワックス体20は、固体状態に留まり、弁本体10は、前述の第1の端部位置に維持され、それにより、燃焼機関42から第1のライン37を通りサーモスタット・デバイス1に流れる全ての冷却流体が、ラジエータ44を通過することなく、第3のライン49及び第2のライン48を経由して燃焼機関42に戻される。冷却回路41内の冷却流体が、ワックス体20が融解し始めるのに十分な高温になっている場合には、弁本体10は、前述の第1の端部位置と前述の第2の端部位置との間の位置に位置を取ることとなり、それにより、第1のライン47を経由して燃焼機関42からサーモスタット・デバイス1まで流れるある一定量の冷却流体が、ラジエータ44へとさらに案内され、そこで冷却され、その後、冷却流体は、第2のライン48を経由して燃焼機関に戻されるが、一方で、第2の量の冷却流体が、ラジエータ44を通過することなく、第3のライン49及び第2のライン48を経由して燃焼機関42に戻される。ワックス体20が実質的に融解した場合には、弁本体10は、前述の第2の端部位置を取り、それにより、第1のライン47を経由して燃焼機関42からサーモスタット・デバイス1に流れる全ての冷却流体が、ラジエータ44へとさらに案内され、そこで冷却され、その後、冷却流体は、第2のライン48を経由して燃焼機関42に戻される。
本発明によるサーモスタット・デバイス及び本発明による冷却システムは、特に、バス、トラクタ、又は貨物自動車などの大型自動車において使用されるように意図される。
本発明は、当然ながら上述の実施例には決して限定されず、むしろ、添付の特許請求の範囲に規定されるような本発明の基本概念から逸脱することなく、その複数の可能な変更形態が当業者には自明となるはずである。

Claims (9)

  1. 自動車の冷却システム用のサーモスタット・デバイスであって、
    前記自動車の燃焼機関を通り循環される冷却流体を受けるように意図された入口ダクト(3)と、
    前記冷却システムのパイロット・ラインから冷却流体を受けるように意図された入口開口(17)と、
    前記入口ダクト(3)に連結される第1の出口ダクト(5a)であって、そこから冷却流体が前記冷却システムのラジエータまで案内されるように意図される、第1の出口ダクト(5a)と、
    前記入口ダクト(3)に連結される第2の出口ダクト(5b)であって、そこから冷却流体が前記ラジエータを通過せずに前記燃焼機関に戻されるように意図される、第2の出口ダクト(5b)と、
    前記入口ダクト(3)から前記出口ダクト(5a、5b)への冷却流体流を調整するために様々な位置間で変位可能である、弁本体(10)と、
    温度依存作動要素(14)と、
    前記弁本体(10)が固定される軸方向に変位可能な弁ロッド(11)であって、これにより、前記作動要素(14)は、前記入口開口(17)内に受けられる前記冷却流体の温度に依存して、前記弁ロッド(11)及び前記弁本体(10)の変位位置に影響を及ぼすように構成される、軸方向に変位可能な弁ロッド(11)と、
    からなる、サーモスタット・デバイス(1)において、
    前記入口開口(17)は、前記弁ロッド(11)を貫通して軸方向に延在する連結ダクト(18)を介して前記第2の出口ダクト(5b)に連結されることを特徴とする、サーモスタット・デバイス。
  2. 前記作動要素(14)は、ワックス体(20)からなることを特徴とする、請求項1に記載のサーモスタット・デバイス。
  3. 前記弁ロッド(11)は、前記弁ロッド(11)の内部の前記連結ダクト(18)を通り流れる冷却流体から前記ワックス体(20)への熱伝達を可能にするために、前記ワックス体(20)を貫通して延在することを特徴とする、請求項2に記載のサーモスタット・デバイス。
  4. 前記サーモスタット・デバイス(1)は、ピストン・チャンバ(21)と、前記ピストン・チャンバ内に変位自在に受けられるピストン(22)とからなり、前記弁ロッド(11)は、前記チャンバ(21)を貫通して延在し、
    前記ピストン(22)は、前記弁ロッド(11)の外部にしっかりと連結され、前記弁ロッド(11)の前記外部上に配設され、
    前記ワックス体(20)は、前記ピストン・チャンバ(21)内に収容され、前記ピストン(22)に対して作用するように配置されることを特徴とする、請求項3に記載のサーモスタット・デバイス。
  5. 前記サーモスタット・デバイス(1)は、前記入口ダクト(3)と前記第1の出口ダクト(5a)との間に配置された第1の弁座(12a)と、前記入口ダクト(3)と前記第2の出口ダクト(5b)との間に配置された第2の弁座(12b)とからなり、
    前記弁本体(10)は、第1の弁部材(10a)からなり、前記第1の弁部材(10a)は、前記弁本体が第1の端部位置にある場合に、前記第1の弁座(12a)内に受けられることにより、冷却流体が前記入口ダクト(3)から前記第1の出口ダクト(5a)に流れるのを防止し、
    前記弁本体(10)は、第2の弁部材(10b)からなり、前記第2の弁部材(10b)は、前記弁本体が第2の端部位置にある場合に、前記第2の弁座(12b)内に受けられることにより、冷却流体が前記入口ダクト(3)から前記第2の出口ダクト(5b)に流れるのを防止することを特徴とする、請求項1から4までのいずれか一項に記載のサーモスタット・デバイス。
  6. 前記弁本体(10)は、前記作動要素(14)の作用下において、及び前記弁本体(10)又は前記弁ロッド(11)に対するばねデバイス(15)のばね力の作用に対抗して、前記第1の端部位置から前記第2の端部位置の方向に変位可能であることを特徴とする、請求項5に記載のサーモスタット・デバイス。
  7. 前記弁ロッド(11)は、両端部において管状及び開状態にあり、それにより、前記連結ダクト(18)は、前記弁ロッドの前記両端部間の前記弁ロッド(11)の内部空間により形成されることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか一項に記載のサーモスタット・デバイス。
  8. 前記入口開口(17)は、前記弁ロッド(11)の一方の端部に配置されることを特徴とする、請求項1から7までのいずれか一項に記載のサーモスタット・デバイス。
  9. 冷却流体が冷却回路内を流れることにより自動車内の燃焼機関(42)を冷却するための当該冷却回路(41)からなる自動車用の冷却システムであって、
    前記冷却回路(41)内に前記冷却流体を循環させるための冷却流体ポンプ(43)と、
    前記冷却流体を冷却するために前記冷却回路(41)中に結合されたラジエータ(44)であって、前記ラジエータ(44)は、前記冷却回路中の第1のライン(47)を介して前記燃焼機関(42)の冷却流体出口(46b)に連結される冷却流体入口(45a)、及び前記冷却回路中の第2のライン(48)を介して前記燃焼機関(42)の冷却流体入口(46a)に連結される冷却流体出口(45b)からなり、それにより、前記第1のライン(47)は、前記冷却回路中の第3のライン(49)を介して前記第2のライン(48)に連結され、前記第3のライン(49)は、第1の箇所(P1)において前記第2のライン(48)に連結され、前記ラジエータ(44)を通過することなく前記燃焼機関(42)に前記冷却流体を戻し得るように配置される、ラジエータ(44)と、
    からなる、冷却システムにおいて、
    請求項1から8までのいずれかに記載のサーモスタット・デバイス(1)が、前記第1のライン(47)中に結合され、それにより、
    前記サーモスタット・デバイスの前記入口ダクト(3)は、前記燃焼機関(42)の前記冷却流体出口(46b)に連結され、
    前記サーモスタット・デバイスの前記第1の出口ダクト(5a)は、前記ラジエータ(44)の前記冷却流体入口(45a)に連結され、
    前記サーモスタット・デバイスの前記第2の出口ダクト(5b)は、前記第3のライン(49)に連結され、
    前記サーモスタット・デバイスの前記入口開口(17)は、前記冷却回路内のパイロット・ライン(50)に連結され、前記パイロット・ライン(50)は、前記第1の箇所(P1)と前記燃焼機関(42)の前記冷却流体入口(46a)との間に位置する第2の箇所(P2)において前記第2のライン(48)に対して連結されることを特徴とする、冷却システム。
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