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JP2015220778A - モータ制御装置およびモータ制御システム - Google Patents

モータ制御装置およびモータ制御システム Download PDF

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JP2015220778A
JP2015220778A JP2014100405A JP2014100405A JP2015220778A JP 2015220778 A JP2015220778 A JP 2015220778A JP 2014100405 A JP2014100405 A JP 2014100405A JP 2014100405 A JP2014100405 A JP 2014100405A JP 2015220778 A JP2015220778 A JP 2015220778A
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善一 野月
Zenichi Nozuki
善一 野月
中島 浩二
Koji Nakajima
浩二 中島
真作 楠部
Shinsaku Kusube
真作 楠部
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Abstract

【課題】複数のモータを制御する複数のインバータモジュールの寿命の平準化を、低コストで実現する。【解決手段】第1のインバータモジュール(パワーモジュール21)に含まれる第1の出力ノードNa1は、第1のモータ11に接続される。第1のインバータモジュール(パワーモジュール21)に含まれる第2の出力ノードNb1は、第2のモータ12に接続される。第2のインバータモジュール(パワーモジュール22)に含まれる第1の出力ノードはNa2、第1のモータ11に接続される。第2のインバータモジュール(パワーモジュール22)に含まれる第2の出力ノードNb2は、第2のモータ12に接続される。【選択図】図1

Description

この発明は、複数のモータを複数のインバータモジュールによって制御する、モータ制御装置およびモータ制御システムに関する。
従来より、モータの制御には、インバータモジュール(「パワーモジュール」と呼ばれることもある)が用いられる。インバータモジュールによってモータに供給(投入)される電力を制御することで、モータを制御することができる。複数のモータを制御するためにそれぞれ対応した、複数のインバータモジュールが用いられる場合がある。各インバータモジュールは、対応するモータにそれぞれ電力を供給する。
各モータの使用頻度などによって、各モータが消費する電力(または電力量)は異なり得る。モータごとに消費する電力が異なると、各インバータモジュールが対応するモータに供給する電力も異なり、各インバータモジュールの劣化の進行もそれぞれ異なる。その結果、複数のインバータモジュールのうち、特定のインバータモジュールだけが早期に劣化して短寿命となる可能性がある。
特開2003−153588号公報は、複数の三相モータを複数のインバータにより駆動するモータ駆動装置を開示する。このモータ駆動装置は、インバータモジュール(パワーモジュール)の寿命が平準化されるように、複数の三相モータと複数のインバータモジュールとの接続関係を切替える。
特開2003−153588号公報
特開2003−153588号公報によれば、複数の三相モータと複数のインバータモジュールとの接続関係を切替えるためには、切替装置が必要となり、コストの増加を伴う。また、モータに供給されるような電力は大電流を伴うことがある。そのような大電流に対応した切替装置はサイズが大きいので、装置全体が大型化する。
さらに、特開2003−153588号公報によれば、切替装置を制御するために、インバータモジュールの温度を検出したり、複数の三相モータと複数のインバータモジュールの接続関係を検出する必要がある。そのような制御は複雑であり、また、温度センサや検出装置などが必要となるため、コストの増加を伴う。
本発明の目的は、複数のモータを制御する複数のインバータモジュールの寿命の平準化を、低コストで実現することである。
この発明に係るモータ制御装置は、第1および第2のインバータモジュールを備える。第1および第2のインバータモジュールの各々は、モータに電力を供給するための複数の出力ノードを含む。第1のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードは、第1のモータに接続される。第1のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードは、第2のモータに接続される。第2のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードは、第1のモータに接続される。第2のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードは、第2のモータに接続される。
上記構成のモータ制御装置では、第1のモータには、第1のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードからの電力と、第2のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードからの電力とが供給される。第2のモータには、第1のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードからの電力と、第2のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードからの電力とが供給される。換言すれば、第1のモータの消費電力は、第1および第2のインバータモジュールから供給される。第2のモータの消費電力も、第1および第2のインバータモジュールから供給される。
第1のモータが消費する電力が増加すると、それに応じて第1および第2のインバータモジュールが第1のモータに供給する電力も増加する。逆に、第1のモータが消費する電力が減少すると、それに応じて第1および第2のインバータモジュールが第1のモータに供給する電力も減少する。第2のモータが消費する電力についても同様である。
したがって、たとえば、第1のモータが消費する電力と第2のモータが消費する電力とが異なっていても、第1のおよび第2のインバータモジュールがモータに供給する電力を均一化(平準化)することができる。また、モータ制御装置に追加される部品などの要素がないため、低コストで実現される。
この発明に係るモータ制御システムは、第1のモータおよび第2のモータと、第1のインバータモジュールおよび第2のインバータモジュールとを備える。第1のモータおよび第2のモータの各々は、電力を受けるための複数の入力端子を含む。第1のインバータモジュールおよび第2のインバータモジュールの各々は、モータに電力を供給するための複数の出力ノードを含む。第1のモータに含まれる第1の入力端子は、第1のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードに接続される。第1のモータに含まれる第2の入力端子は、第2のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードに接続される。第2のモータに含まれる第1の入力端子は、第1のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードに接続される。第2のモータに含まれる第2の入力端子は、第2のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードに接続される。
この発明によると、複数の三相モータを制御する複数のインバータモジュールの寿命の平準化が、低コストで実現される。
実施の形態1に係るモータ制御装置の回路ブロックを説明するための図である。 比較例としてのモータ制御装置を説明するための図である。 比較例としてのモータ制御装置における、パワーモジュールの温度変化(温度上昇)を概念的に説明するための図である。 実施の形態1に係るモータ制御装置における、パワーモジュールの温度変化を説明するための図である。 実施の形態2に係るモータ制御装置の回路ブロックを説明するための図である。 比較例としてのモータ制御装置における、パワーモジュールの温度変化を説明するための第2の図である。 実施の形態2に係るモータ制御装置における、パワーモジュール温度変化を説明するための図である。 モータ制御装置をさらに詳細に説明するための図である。 図8に示すモータ制御装置の一部についてさらに詳細に説明するための図である。 比較例としてのモータ制御装置を説明するための第2の図である。 実施の形態3に係るモータ制御装置の回路ブロックを説明するための図である。 図11に示すモータ制御装置の一部について詳細に説明するための図である。 比較例としてのモータ制御装置を説明するための第3の図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係るモータ制御装置の回路ブロックを説明するための図である。図1を参照して、モータ制御装置20は、モータ制御システム1に用いられる。モータ制御システム1は、モータ制御装置20と、モータ11〜13とを含む。モータ制御装置20は、電力ノードN1およびN2からの直流電力を交流電力に変換し、その交流電力をモータ11〜13に供給する。モータ11〜13に供給する交流電力を制御することによって、モータ制御装置20は、モータ11〜13の3つのモータを制御する。コンデンサCは、平滑化コンデンサである。
モータ11(第1のモータ)は、代表的には三相モータである。モータ11は、電力を受けるための入力端子U1,V1およびW1を含む。入力端子U1,V1およびW1に三相交流電力が入力されることによって、モータ11が作動する。
三相交流電力は、具体的には、U相(第1の相)の交流電力と、V相(第2の相)の交流電力と、W相(第3の相)の交流電力とを含む。交流電力(の電流)は、理想的には正弦波である。たとえば、U相の交流電力の電流IU1を基準とすると、V相の交流電力の電流IV1の位相は、電流IU1の位相から120度遅れる。W相の交流電力の電流IW1の位相は、電流IV1の位相から120度遅れる。U相,V相およびW相の交流電力は、入力端子U1,V1およびW1にそれぞれ入力される。
モータ12および13(第2のモータおよび第3のモータ)も、モータ11と同様に、代表的には三相モータである。モータ12および13の各々は、入力端子U2,V2,W2および入力端子U3,V3,W3をそれぞれ含む。
モータ制御装置20は、パワーモジュール21〜23を含む。
パワーモジュール21(第1のインバータモジュール)は、スイッチング素子A1−1,A1−2,B1−1,B1−2,C1−1およびC1−2と、出力ノードNa1,Nb1およびNc1とを含む。出力ノードNa1,Nb1およびNc1は、パワーモジュール21に含まれる第1、第2および第3の出力ノードである。
スイッチング素子A1−1,A1−2,B1−1,B1−2,C1−1およびC1−2の各々は、たとえば、トランジスタおよびフライホイールダイオードで構成される。図1に示す例では、トランジスタには、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が用いられるが、トランジスタの種類はとくに限定されない。トランジスタは、たとえば電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であってもよい。各スイッチング素子は、図1には図示しない駆動回路(後述)からの制御信号によって制御される。パワーモジュール22および23に含まれる各スイッチング素子についても同様である。
パワーモジュール21において、スイッチング素子A1−1の一方端(コレクタ)は電力ノードN1に接続され、他方端(エミッタ)は出力ノードNa1に接続される。スイッチング素子A1−2の一方端は、出力ノードNa1に接続され、他方端は、電力ノードN2に接続される。出力ノードNa1は、スイッチング素子A1−1とスイッチング素子A1−2との結合点(中間点)である。
スイッチング素子B1−1の一方端は電力ノードN1に接続され、他方端は出力ノードNb1に接続される。スイッチング素子B1−2の一方端は出力ノードNb1に接続され、他方端は、電力ノードN2に接続される。出力ノードNb1は、スイッチング素子B1−1とスイッチング素子B1−2との中間点である。
スイッチング素子C1−1の一方端は電力ノードN1に接続され、他方端は出力ノードNc1に接続される。スイッチング素子C1−2の一方端は出力ノードNc1に接続され、他方端は電力ノードN2に接続される。出力ノードNc1は、スイッチング素子C1−1とスイッチング素子C1−2との中間点である。
パワーモジュール22(第2のインバータモジュール)は、スイッチング素子A2−1,A2−2,B2−1,B2−2,C2−1およびC2−2と、出力ノードNa2,Nb2およびNc2とを含む。出力ノードNa2,Nb2およびNc2は、パワーモジュール22に含まれる第1、第2および第3の出力ノードである。パワーモジュール22に含まれるスイッチング素子A2−1,A2−2,B2−1,B2−2,C2−1およびC2−2は、パワーモジュール21に含まれるスイッチング素子A1−1,A1−2,B1−1,B1−2,C1−1およびC1−2と同様に配置される。
出力ノードNa2は、スイッチング素子A2−1とスイッチング素子A2−2との中間点である。出力ノードNb2は、スイッチング素子B2−1とスイッチング素子B2−2との中間点である。出力ノードNc2は、スイッチング素子C2−1とスイッチング素子C2−2との結合点である。
パワーモジュール23(第3のインバータモジュール)は、スイッチング素子A3−1,A3−2,B3−1,B3−2,C3−1およびC3−2と、出力ノードNa3,Nb3およびNc3とを含む。出力ノードNa3,Nb3およびNc3は、パワーモジュール23に含まれる第1、第2および第3の出力ノードである。パワーモジュール23に含まれるスイッチング素子A3−1,A3−2,B3−1,B3−2,C3−1およびC3−2は、パワーモジュール21に含まれるスイッチング素子A1−1,A1−2,B1−1,B1−2,C1−1およびC1−2と同様に配置される。
出力ノードNa3は、スイッチング素子A3−1とスイッチング素子A3−2との中間点である。出力ノードNb3は、スイッチング素子B3−1とスイッチング素子B3−2との中間点である。出力ノードNc3は、スイッチング素子C3−1とスイッチング素子C3−2との結合点(中間点)である。
モータ制御装置20において、パワーモジュール21に含まれる出力ノードNa1,Nb1およびNc1は、モータ11〜13にそれぞれ接続される。図1に示す例では、出力ノードNa1,Nb1およびNc1は、モータ11の入力端子U1、モータ12の入力端子U2およびモータ13の入力端子U3にそれぞれ接続される。ここで、出力ノードNa1,Nb1およびNc1が、いずれもU相の交流電力を出力するように、パワーモジュール21が制御され得る。したがって、出力ノードNa1,Nb1およびNc1から入力端子U1,U2およびU3に、U相の交流電力をそれぞれ供給することができる。なお、パワーモジュール21の制御は、スイッチング素子A1−1などの各スイッチング素子の制御によって実現される。各スイッチング素子の制御には、たとえばパルス幅制御(PWM制御)のような種々の公知技術を適用することができる。
パワーモジュール22に含まれる出力ノードNa2,Nb2およびNc2は、モータ11〜13にそれぞれ接続される。図1に示す例では、出力ノードNa2,Nb2およびNc2は、モータ11の入力端子V1、モータ12の入力端子V2およびモータ13の入力端子V3にそれぞれ接続される。ここで、出力ノードNa2,Nb2およびNc2が、いずれもV相の交流電力を出力するように、パワーモジュール22が制御され得る。したがって、出力ノードNa2,Nb2およびNc2から入力端子V1,V2およびV3に、V相の交流電力をそれぞれ供給することができる。
パワーモジュール23に含まれる出力ノードNa3,Nb3およびNc3は、モータ11〜13にそれぞれ接続される。図1に示す例では、出力ノードNa3,Nb3およびNc3は、モータ11の入力端子W1、モータ12の入力端子W2およびモータ13の入力端子W3にそれぞれ接続される。ここで、出力ノードNa3,Nb3およびNc3が、いずれもW相の交流電力を出力するように、パワーモジュール23が制御され得る。したがって、出力ノードNa3,Nb3およびNc3から入力端子W1,W2およびW3に、W相の交流電力をそれぞれ供給することができる。
図1に示す構成によれば、次に説明する比較例よりも、パワーモジュール21〜23の温度変化(温度上昇)が均一化される。したがって、パワーモジュール21〜23の寿命が平準化される。
図2は、比較例としてのモータ制御装置20Eを説明するための図である。図2を参照して、モータ制御装置20Eは、モータ11〜13と、パワーモジュール21〜23との接続関係において、モータ制御装置20(図1)と異なる。モータ制御装置20Eの他の部分の構成は、モータ制御装置20の対応する部分と同様であるので、ここでは説明を繰り返さない。
モータ制御装置20Eにおいて、パワーモジュール21に含まれる出力ノードNa1,Nb1およびNc1は、いずれもモータ11に接続される。図2に示す例では、出力ノードNa1,Nb1およびNc1は、モータ11の入力端子U1,V1およびW1にそれぞれ接続される。ここで、出力ノードNa1,Nb1およびNc1が、U相,V相およびW相の交流電力をそれぞれ出力するように、パワーモジュール21が制御され得る。
パワーモジュール22に含まれる出力ノードNa2,Nb2およびNc2は、いずれもモータ12に接続される。図2に示す例では、出力ノードNa2,Nb2およびNc2は、モータ12の入力端子U2,V2およびW2にそれぞれ接続される。ここで、出力ノードNa2,Nb2およびNc2が、U相、V相およびW相の交流電力をそれぞれ出力するように、パワーモジュール22が制御され得る。
パワーモジュール23の出力ノードNa3,Nb3およびNc3は、いずれもモータ13に接続される。図2に示す例では、出力ノードNa3,Nb3およびNc3は、モータ13の入力端子U3,V3およびW3にそれぞれ接続される。ここで、出力ノードNa3,Nb3およびNc3が、U相、V相およびW相の交流電力をそれぞれ出力するように、パワーモジュール23が制御され得る。
このように、図2に示す比較例としてのモータ制御装置20Eにおいては、パワーモジュール21〜23の各々が、モータ11〜13にそれぞれ対応している。
図3は、図2に示す比較例としてのモータ制御装置20Eにおける、パワーモジュール21〜23の温度変化(温度上昇)を概念的に説明するための図である。図3において、横軸は時間を示し、縦軸は温度変化量を示す。「T21」、「T22」および「T23」は、パワーモジュール21,22および23の温度変化量をそれぞれ示す。
図2および図3を参照して、当初、モータ11〜13には、パワーモジュール21〜23からの電力が入力されておらず、パワーモジュール21〜23の温度は等しいものとする。このとき、パワーモジュール21〜23の温度変化量は、いずれも0とされる。
時刻t10において、モータ11が作動する。すなわち、パワーモジュール21が、モータ11に電力を供給する。したがって、パワーモジュール21の温度T21は、上昇する。温度T21の上昇は、ΔT0で飽和する。
時刻t20において、さらに、モータ12が作動する。すなわち、パワーモジュール22が、モータ12に電力を供給する。したがって、パワーモジュール22の温度T22は、上昇する。温度T22の上昇は、ΔT0で飽和する。
時刻t30において、さらに、モータ13が作動する。すなわち、パワーモジュール23が、モータ13に電力を供給する。したがって、パワーモジュール23の温度T23は、上昇する。温度T23の上昇は、ΔT0で飽和する。
このように、比較例としてのモータ制御装置20Eでは、モータ11が作動する場合にはパワーモジュール21の温度のみが上昇する。同様に、モータ12が作動する場合にはパワーモジュール22の温度のみが上昇し、モータ13が作動する場合にはパワーモジュール23の温度のみが上昇する。
たとえば、モータ11〜13の使用頻度が異なると、パワーモジュール21〜23の温度上昇も異なる。パワーモジュール21〜23は、たとえば、温度上昇によって劣化が進み得る。比較例としてのモータ制御装置20Eでは、各モータの使用頻度が異なると、対応するパワーモジュールの温度上昇の態様も異なる。そのため、パワーモジュール21〜23の劣化の進行がそれぞれ異なり、パワーモジュール21〜23のうち、特定のパワーモジュールだけが早期に劣化して短寿命となる可能性がある。
一方、実施の形態1に係るモータ制御装置20(図1)によれば、どのモータが駆動されても、すべてのパワーモジュールが均一に動作する。これにより、特定のパワーモジュールだけが早期に劣化することを抑制することができるので、結果的に、各パワーモジュールの寿命を平準化することができる。
図4は、実施の形態1に係るモータ制御装置20(図1)における、パワーモジュール21〜23の温度変化を説明するための図である。
図1および図4を参照して、時刻t10において、モータ11が作動する。図1に例示される構成では、パワーモジュール21〜23が、いずれもモータ11に電力の一部を供給する。したがって、パワーモジュール21〜23の温度T21〜T23は、供給電力に応じていずれも上昇する。ただし、温度T21〜T23の上昇は、ΔT0よりも小さい温度である1/3×ΔT0で飽和する。
時刻t20において、さらに、モータ12が作動する。すなわち、パワーモジュール21〜23が、いずれも、さらに、モータ12に電力を供給する。したがって、パワーモジュール21〜23の温度T21〜T23は、いずれも、さらに上昇する。温度T21〜T23の上昇は、ΔT0よりも小さい温度である2/3×ΔT0で飽和する。
時刻t30において、さらに、モータ13が作動する。すなわち、パワーモジュール21〜23が、いずれも、さらに、モータ13に電力を供給する。したがって、パワーモジュール21〜23の温度T21〜T23は、いずれも、さらに上昇する。温度T21〜T23の上昇は、ΔT0で飽和する。
このように、実施の形態1に係るモータ制御装置20によれば、モータ11が作動する場合には、入力端子U1、V1およびW1に対して、パワーモジュール21〜23のそれぞれから電力が供給されるため、パワーモジュール21〜23の温度がいずれも上昇する。モータ12およびモータ13が動作する場合も同様である。
そのため、たとえば、モータ11〜13の使用頻度が異なっていたとしても、各モータに対しては、使用頻度に応じて各パワーモジュールから同程度の電力が供給されるため、パワーモジュール21〜23の温度上昇が均一化される。したがって、パワーモジュール21〜23のうち、特定のパワーモジュールだけが早期に劣化することを抑制して、パワーモジュール21〜23の寿命を平準化することができる。
また、実施の形態1に係るモータ制御装置20によれば、たとえば比較例のモータ制御装置20E(図2)から、ハードウェア構成において大きな変更(たとえば、装置の追加)などを伴わないため、コストの増加を防ぐことができる。
したがって、実施の形態1によれば、複数のモータ(モータ11〜13)を制御する複数のパワーモジュールの寿命の平準化を、低コストで実現することができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、パワーモジュールの数およびモータの数がいずれも3つの場合について説明したが、パワーモジュールの数およびモータの数はいずれも複数であればよく、3つに限定されない。実施の形態2では、パワーモジュールの数およびモータの数がいずれも2つの場合について説明する。
図5は、実施の形態2に係るモータ制御装置の回路ブロックを説明するための図である。図5を参照して、モータ制御装置20Aは、モータ制御システム1Aに用いられる。モータ制御システム1Aは、パワーモジュールの数およびモータの数がいずれも2つである点において、モータ制御システム1(図1)とは異なる。すなわち、モータ制御システム1Aは、図1に示すモータ13を有していない。また、モータ制御装置20Aは、図1に示すパワーモジュール23を有していない。
モータ制御装置20Aにおいて、パワーモジュール21に含まれる出力ノードNa1およびNc1は、モータ11の入力端子U1およびW1にそれぞれ接続される。出力ノードNb1は、モータ12の入力端子U2に接続される。ここで、出力ノードNa1およびNb1がいずれもU相の交流電力を出力し、出力ノードNc1がW相の交流電力を出力するように、パワーモジュール21が制御され得る。
パワーモジュール22に含まれる出力ノードNa2は、モータ11の入力端子V1に接続される。出力ノードNb2およびNc2は、モータ12の入力端子U2およびW2にそれぞれ接続される。ここで、出力ノードNa2およびNb2がV相の交流電力をそれぞれ出力し、出力ノードNc2がW相の交流電力を出力するように、パワーモジュール22が制御され得る。
図5に示す構成によれば、次に説明する比較例よりも、パワーモジュール21および23の温度変化が均一化される。したがって、パワーモジュール21および22の寿命が平準化される。
比較例としてのモータ制御装置(図示しない)は、パワーモジュール23を有さずかつモータ13を制御しない点において、図2に示すモータ制御装置20Eとは異なる。すなわち、比較例としてのモータ制御装置は、2つのモータに対して、それぞれ対応するパワーモジュールが設けられる構成を有する。
図6は、比較例としてのモータ制御装置における、パワーモジュール21および22の温度変化を説明するための図である。
図2および図6を参照して、時刻t10において、モータ11が作動する。すなわち、パワーモジュール21が、モータ11に電力を供給する。したがって、パワーモジュール21の温度T21は、上昇する。温度T21の上昇は、ΔT0で飽和する。このとき、パワーモジュール22からは、モータ11に電力が供給されないため、パワーモジュール22の温度T22は、上昇しない。
時刻t20において、さらに、モータ12が作動する。すなわち、パワーモジュール22が、モータ12に電力を供給する。したがって、パワーモジュール22の温度T22は、上昇する。温度T22の上昇は、ΔT0で飽和する。なお、パワーモジュール21からは、モータ12に電力が供給されないため、パワーモジュール21の温度T21は、変化いない。
このように、比較例としてのモータ制御装置では、モータ11が作動する場合にはパワーモジュール21の温度のみが上昇し、モータ12が作動する場合には、パワーモジュール22の温度のみが上昇する。
たとえば、モータ11および12の使用頻度が異なると、パワーモジュール21および22の温度上昇も異なり得る。したがって、パワーモジュール21および22の劣化の進行がそれぞれ異なり、特定のパワーモジュールだけが早期に劣化して短寿命となる可能性がある。
一方、次に説明するように、実施の形態2に係るモータ制御装置20A(図5)によれば、特定のパワーモジュールだけが早期に劣化することを抑制して、各パワーモジュールの寿命を平準化することができる。
図7は、実施の形態2に係るモータ制御装置20A(図5)における、パワーモジュール21および22の温度変化を説明するための図である。
図5および図7を参照して、時刻T10において、モータ11が作動する。すなわち、パワーモジュール21および22が、モータ11に電力を供給する。具体的には、パワーモジュール21からは入力端子U1およびW1に電力が供給され、パワーモジュール22からは入力端子V1に電力が供給される。したがって、パワーモジュール21および22の温度T21およびT21は、いずれも上昇する。温度T21の上昇は、2/3×ΔT0で飽和する。温度T22の上昇は、1/3×ΔT0で飽和する。
時刻t20において、さらに、モータ12が駆動される。すなわち、パワーモジュール21および22が、さらに、モータ12に電力を供給する。具体的には、パワーモジュール21からは入力端子U2に電力が供給され、パワーモジュール22からは入力端子V2およびW2に電力が供給される。したがって、パワーモジュール21および22の温度T21およびT22は、いずれも、さらに上昇する。温度T21およびT22の上昇は、ΔT0で飽和する。
なお、図5では、パワーモジュール21に含まれる2つの出力ノード(Na1,Nc1)およびパワーモジュール22の1つの(出力ノードNa1)が、モータ11の入力端子(U1,W1,V1)に接続される構成について説明したが、パワーモジュールに含まれる出力ノードとモータとの接続関係はこれに限定されない。たとえば、パワーモジュール21に含まれる1つの出力ノード(たとえばNa1)およびパワーモジュール22の2つの出力ノード(たとえばNa2,Nb2)が、モータ11の入力端子(U1,V1,W1)にそれぞれ接続されてもよい。その場合、パワーモジュール21に含まれる他の出力ノード(たとえばNb1,Nc1)およびパワーモジュール22に含まれる他の出力ノード(たとえばNc2)は、モータ12の入力端子(U2,V2,W2)にそれぞれ接続される。
次に、パワーモジュールの制御、具体的にはパワーモジュールに含まれるスイッチング素子の制御について説明する。ここでは、図5などに示すような、パワーモジュールの数およびモータの数がいずれも2つの場合の、パワーモジュールの制御について説明する。なお、図1に示すような、パワーモジュールの数およびモータの数がいずれも3つの場合においても、同様の制御手法を適用することができる。
図8は、モータ制御装置をさらに詳細に説明するための図である。図8を参照して、モータ制御システム1Bは、モータ制御装置20Bを含む点において、モータ制御システム1A(図5)よりも詳細に説明される。また、電力ノードN2は、グランド(GND)に接続されている。グランドは、基準電位を有する。
モータ制御装置20Bは、制御回路30と、駆動回路41−1〜41−6および42−1〜42−6と、絶縁回路51−1〜51−6および52−1〜52−6と、電源ノードVsとを含む点において、モータ制御装置20A(図5)よりも詳細に説明される。なお、パワーモジュール21のスイッチング素子A1−2,B1−2およびC1−2の他方端の電位が、基準電位V21として図示しされる。スイッチング素子A1−2,B1−2およびC1−2の他方端は、グランドに接続される。同様に、パワーモジュール22のスイッチング素子A2−2,B2−2およびC2−2の他方端の電位が、基準電位V22として図示される。スイッチング素子A2−2,B2−2およびC2−2の他方端は、グランドに接続される。
制御回路30は、出力端子31−1〜31−6(出力端子31−1等)および32−1〜32−6(出力端子32−1等)を含む。制御回路30は、駆動回路41−1〜41−6(駆動回路41−1等)および42−1〜42−6(駆動回路42−1等)を制御するための制御信号(第1の信号)を発生し、出力端子31−1〜31−6(出力端子31−1等)および32−1〜32−6(出力端子32−1等)に出力する。制御回路30には、基準電位V30が与えられる。基準電位V30は、制御信号の基準電位とされる。基準電位V30は、グランドとは異なる電位とすることができる。
制御信号は、モータ11および12が所望の回転速度で作動するように、スイッチング素子A1−1,A1−2,B1−1,B1−2,C1−1およびC1−2(スイッチング素子A1−1等)と、スイッチング素子A2−1,A2−2,B2−1,B2−2,C2−1およびC2−2(スイッチング素子A2−1等)とを制御するための信号である。具体的に、制御信号によって、スイッチング素子A1−1等およびスイッチング素子A2−1等のオン・オフが制御される。各スイッチング素子のオン・オフは、独立に制御され得る。制御信号は、たとえば、ハイ(H)レベルおよびロー(L)レベルのいずれかの状態を取り得る。Hレベルは、たとえば基準電位V30と電位差(たとえば約5V)を有する。Lレベルは、たとえば基準電位V30と電位差を有しない(同じ電位を有する)。
絶縁回路51−1〜51−6(絶縁回路51−1等)および52−1〜52−6(絶縁回路52−1等)は、制御回路30の出力端子31−1等および32−1等と、駆動回路41−1等および42−1等との間に、それぞれ設けられる。具体的には、出力端子31−1等および32−1等は、絶縁回路51−1等および52−1等の入力側に、それぞれ接続される。さらに、絶縁回路51−1等および52−1等の入力側には、基準電位V41−1〜V41−6(基準電位V41−1等)およびV42−1〜42−6(基準電位V42−1等)が、それぞれ入力される。基準電位V41−1等および42−1等は、駆動回路41−1等および42−1等の基準電位(または絶縁回路51−1等および絶縁回路52−6等の基準電位)である。
図8に示す例では、基準電位V41−4〜41−6は、制御回路30の基準電位V30と同じとされる。
絶縁回路51−1等および52−1等の出力側は、絶縁回路51−1等および52−1等の入力側とは絶縁されている。絶縁回路51−1等および52−1等の出力側は、駆動回路41−1等および42−1等の入力側にそれぞれ接続される。
絶縁回路51−1等および52−1等の出力側と、駆動回路41−1等および42−1等の入力側との間の経路には、電源ノードVsが接続される。電源ノードVsは、各絶縁回路および各駆動回路に、電源電圧を与える。
駆動回路41−1等および42−1等の出力側は、スイッチング素子A1−1等およびA2−1等に接続される。具体的には、駆動回路41−1〜41−3の出力側は、スイッチング素子A1−1,B1−1およびC1−1の制御端子(ゲートおよびエミッタ)にそれぞれ接続される。駆動回路41−4〜41−6の出力側は、スイッチング素子A1−2,B1−2およびC1−2の制御端子にそれぞれ接続される。駆動回路42−1〜42−3の出力側は、スイッチング素子A2−1,B2−1およびC2−1の制御端子にそれぞれ接続される。駆動回路42−4〜42−6の出力側は、スイッチング素子A2−2,B2−2およびC2−2の制御端子にそれぞれ接続される。
ここで、駆動回路41−4〜41−6の出力側のうち、スイッチング素子A1−2,B1−2およびC1−2のエミッタに接続される端子は、パワーモジュール21の基準電位V21と同電位とされる。しかし、絶縁回路51−4〜51−6があるため、基準電位V41−4〜V41−6は、基準電位V21とは異なる電位に維持される。
同様に、駆動回路42−4〜42−6の出力側のうち、スイッチング素子A2−2,B2−2およびC2−2のエミッタに接続される端子は、パワーモジュール22の基準電位V22と同じ電位とされる。しかし、絶縁回路52−4〜52−6があるため、基準電位V42−4〜42−6は、基準電位V22とは異なる電位に維持さえる。
絶縁回路51−1等および52−1等は、出力端子31−1等および32−1等からの制御信号を受けて、対応する信号(第2の信号)を駆動回路41−1等および42−1等にそれぞれ出力する。制御信号がHレベルであれば、対応する信号もHレベルとなる。制御信号がLレベルであれば、対応する信号もLレベルとなる。
駆動回路41−1等および42−1等は、絶縁回路51−1等および52−1等からの信号に応じて、パワーモジュール21に含まれるスイッチング素子A1−1等およびパワーモジュール22に含まれるスイッチング素子A2−1等のオン・オフを切替える(制御する)。
たとえば、駆動回路41−1等にHレベルの信号が入力されると、駆動回路41−1等は、スイッチング素子A1−1等をオンにする。駆動回路41−1等にLレベルの信号が入力されると、駆動回路41−1等は、スイッチング素子A1−1等をオフにする。
図9は、図8に示すモータ制御装置20Bの一部についてさらに詳細に説明するための図である。図9を参照して、ここでは、絶縁回路51−6および駆動回路41−6について説明する。他の絶縁回路および駆動回路については、同様に説明できるため、ここでは説明を繰り返さない。
絶縁回路51−6は、フォトカプラPC11と、抵抗R11およびR12とを含む。フォトカプラPC11は、フォトダイオードPD11と、フォトトランジスタPT11とを含む。
フォトダイオードPD11は、フォトカプラPC11の入力側に設けられる。フォトトランジスタPT11は、フォトカプラPC11の出力側に設けられる。フォトトランジスタPT11は、フォトダイオードPD11から電気的に分離(絶縁)されている。
抵抗R11は、フォトダイオードPD11に直列に設けられる。抵抗R11によって、たとえば、フォトダイオードPD11の電流を制限することができる。抵抗R12は、フォトトランジスタPT11のコレクタと、電源ノードVsとの間に設けられる。抵抗R12によって、たとえば、フォトトランジスタPT11のコレクタ電流を制限することができる。
駆動回路41−6は、抵抗R13およびR14と、トランジスタTR11とを含む。
抵抗R13は、フォトトランジスタPT11のコレクタと、トランジスタTR11のベースとの間に設けられる。抵抗R13によって、たとえば、トランジスタTR11のベース電流を制限することができる。抵抗R14は、トランジスタTR11のコレクタと、電源ノードVsとの間に設けられる。抵抗R14によって、たとえば、トランジスタTR11のコレクタ電流を制限することができる。
トランジスタTR11のコレクタは、スイッチング素子A1−2の制御端子に接続される。
たとえば、出力端子31−6からLレベルの制御信号が絶縁回路51−6に入力されているとする。ここで、制御信号がLレベルからHレベルに切替わり、出力端子31−6からHレベルの制御信号が絶縁回路51−6に入力されると、抵抗R11およびフォトダイオードPD11に電流が流れる。これにより、フォトダイオードPD11は光を発する(発光する)。フォトトランジスタPT11は、フォトダイオードPD11が発した光を受ける(受光する)。これにより、フォトトランジスタPT11にも電流が流れる。すなわち、フォトトランジスタPT11がオンになる。
ここで、フォトダイオードPD11が発光してからフォトトランジスタPT11がオンになるまでの間には、遅延時間が存在し得る。この遅延時間を、「伝達遅延時間Δt1」と称する。つまり、絶縁回路51−6では、伝達遅延時間Δt1が発生する。このことは、絶縁回路52−6においても同様である。各絶縁回路で発生する伝達遅延時間が等しくされることで、パワーモジュール21および22の制御のタイミング、具体的にはスイッチング素子A1−1等およびA2−等のオン・オフのタイミングを揃えることができる。伝達遅延時間Δt1は、数nsec〜数μsec程度である。
フォトトランジスタPT11がオンになると、抵抗R12およびフォトトランジスタPT11に電流が流れる一方で、抵抗R13には電流が流れない。したがって、トランジスタTR11は、オフになる。トランジスタTR11がオフになると、電源ノードVsからの電圧が、抵抗R14を介してスイッチング素子A1−2の制御端子に(ベース・エミッタ間に)印加される。したがって、スイッチング素子A1−2がオンになる。
一方、スイッチング素子A1−2がオンのときに、制御信号がHレベルからLレベルに切替わり、出力端子31−6からLレベルの制御信号が絶縁回路51−6に入力されると、フォトダイオードPD11には電流が流れなくなり、フォトダイオードPD11の発光は停止する。フォトダイオードPD11の発光が停止すると、伝達遅延時間Δt1が経過した後に、フォトトランジスタPT11がオフになる。このため、抵抗R12およびR13に電流が流れて、トランジスタTR11がオンになる。トランジスタTR11がオンになると、スイッチング素子A1−2の制御端子には電圧が印加されないため、スイッチング素子A1−2がオフになる。
このように、制御回路30で発生した制御信号によって、絶縁回路51−6および駆動回路41−6が動作させて、スイッチング素子A1−2を制御することができる。絶縁回路52−6および駆動回路42−6についても同様である。また、先に説明したように、モータ制御装置20Bでは、制御信号に対する基準電位V30は、パワーモジュール21および22に対する基準電位V21およびV22とは異なる電位とすることができる。これにより、モータ制御装置20Bでは、次に説明する比較例よりも、たとえば、パワーモジュール21および22の配置の自由度を高めることができる。
図10は、比較例としてのモータ制御装置を説明するための図である。図10を参照して、モータ制御装置20Fは、絶縁回路51−1等および52−1等が省略される点においてモータ制御装置20B(図8)と異なる。すなわち、モータ制御装置20Fは、図8に示す絶縁回路51−1等および52−1等を有していない。
モータ制御装置20Fでは、出力端子31−1等および32−1等は、(絶縁回路を介さずに)駆動回路41−1等および42−1等にそれぞれ接続される。ここで、駆動回路41−4〜41−6の出力側のうち、スイッチング素子A1−2,B1−2およびC1−2のエミッタに接続される端子は、パワーモジュール21の基準電位V21と同電位とされてしまう。同様に、駆動回路42−4〜42−6の出力側のうち、スイッチング素子A2− 2、B2−2およびC2−2のエミッタに接続される端子は、パワーモジュール22の基準電位V22と同電位とされてしまう。
その結果、図10に示すように、制御回路30の基準電位V30と、駆動回路41−4〜41−6の基準電位V41−4〜V41−6と、駆動回路42−4〜42−6の基準電位V42−4〜V42−6と、パワーモジュール21の基準電位V21と、パワーモジュール22の基準電位V22と、経路S101〜S104によって結ばれることとなる。また、基準電位V41−1〜V41−6,V42−4〜V42−6、基準電位V21およびV22は、いずれも同電位(グランド電位)とされる。
経路S101〜S104は閉路を形成する。ここで、各経路の配線インピーダンスによっては、各経路に電圧降下が発生して、パワーモジュール21および22を流れる電流が、経路S101〜S104をも流れる可能性がある。具体的に、たとえば、グランドから経路S104を経由して点P1に至るまでの電位差と、グランドから経路S101〜S103を経由して点P1に至るまでの電位差とが異なっていると、経路S101〜S104に電流が流れる。ここで、経路S101〜S104を流れる電流を循環電流Iとして図示する。
なお、パワーモジュール21および22を流れる電流は、モータ(図8のモータ11および12など)を作動させるための電流であり、駆動回路41−1等を流れる電流よりも、かなり大きな電流である。循環電流Iもそのような大きな電流となり得る。
循環電流Iが経路S101〜S104を流れると、電圧降下が生じて、基準電位V30、基準電位V41−4〜V41−6,V42−4〜V42−6および基準電位V21,V22が変動する可能性がある。それらの基準電位が変動すると、駆動回路41−4〜41−6および42−4〜42−6によってスイッチング素子A1−2,B1−2,C1−2,A2−2,B2−2およびC2−2正常に駆動されない可能性がある。なお、循環電流Iが大きいほど電圧降下が大きくなり、この問題が顕在化する。
具体的に、たとえば、スイッチング素子A2−2をオフするために、制御回路30が出力端子31−6にLレベルの制御信号を出力している場合を考える。この場合に、経路S101〜S104をこの順に循環電流Iが流れると、制御回路30の基準電位V30に対して、基準電位V42−6は、経路S103で生じた電圧降下の分だけ、基準電位V30よりも低くなる。そのため、駆動回路42−6の入力側においては、出力端子32−6からの信号が、基準電位V42−6よりも高くなる。その結果、駆動回路V42−6は、Hレベルの制御信号が入力された場合と同じように動作し得る。しかし、そのような動作は、誤動作となる。
たとえば、経路S104の配線インピーダンスを、経路S101〜S103の配線インピーダンスよりも低くする(たとえば、経路S101と同程度のインピーダンスとする)ことで、循環電流Iが経路S101〜S104を低減することができる。そのような配線インピーダンスの関係を実現するためには、たとえば経路S104の配線長を比較的短く(たとえば、経路S101と同程度の長さに)設計する必要がある。しかし、経路S104の配線長を短くすると、たとえば、パワーモジュール21および22を近くに配置しなければならず、レイアウト設計の自由度が損なわれる。
これに対し、モータ制御装置20B(図8)のように、絶縁回路51−1等および52−1等を有する構成であれば、図10に示す経路S101〜S104のような閉路は形成されず、循環電流Iも流れない。したがって、パワーモジュール21および22の配置は制約されず、レイアウト設計の自由が増す。
なお、図2に示す構成のように、3つのパワーモジュール(パワーモジュール21,22および23)が用いられる場合にも、絶縁回路を採用することによって、レイアウト設計の自由度が損なわれることを防ぐことができる。
[実施の形態3]
実施の形態2では、パワーモジュールの数およびモータの数がいずれも2つの場合について説明し、さらに、絶縁回路51−1等および51−2等を設ける構成について説明した。しかし、先に図9を参照して説明したように、絶縁回路52−6は、フォトカプラPC11を含む。フォトカプラは、たとえば汎用のトランジスタなどと比較してかなり高価である。そのような高価なフォトカプラを含む絶縁回路を多く用いると、モータ制御装置のコストが増加する。実施の形態3では、絶縁回路の数を減らすことが可能な構成について説明する。
図11は、実施の形態3に係るモータ制御装置の回路ブロックを説明するための図である。図11を参照して、モータ制御装置20Cは、モータ制御システム1Cに用いられる。モータ制御装置20Cは、絶縁回路51−1〜51−6を有さない一方で、遅延回路61−1〜61−6(遅延回路61−1等)を含む点において、モータ制御装置20B(図8)とは異なる。
遅延回路61−1等は、制御回路30の出力端子31−1等と、駆動回路41−1等との間にそれぞれ設けられる。具体的には、出力端子31−1等は、遅延回路61−1等にそれぞれ接続される。さらに、遅延回路61−1等の入力側には、基準電位V61−1〜V61−6がそれぞれ入力される。なお、図8と同様に、絶縁回路52−1等が、制御回路30の出力端子32−1等と、駆動回路42−1等との間にそれぞれ設けられる。
遅延回路61−1等の位置は、図11に示す構成に限定されない。遅延回路61−1等は、制御回路30の出力端子32−1等と、駆動回路42−1等との間にそれぞれ設けられてもよい。すなわち、実施の形態3においては、絶縁回路52−1等は、制御回路30とパワーモジュール21および22の一方のパワーモジュールに含まれる駆動回路(41−1等および41−2等の一方)との間に設けられていればよい。遅延回路61−1等は、制御回路30とパワーモジュール21および22の他方のパワーモジュールに含まれる回路(41−1等および41−2等の他方)との間に設けられる。
遅延回路61−1等の出力側は、駆動回路41−1等にそれぞれ接続される。遅延回路61−1等の出力側と、駆動回路41−1等の入力側との間の経路には、電源ノードVsが接続されている。電源ノードVsは、遅延回路61−1等および駆動回路41−1等に、電源電圧を与える。
遅延回路61−1等は、出力端子31−1等からの制御信号を受けて、対応する信号(第3の信号)を駆動回路41−1等に出力する。制御信号がHレベルであれば、対応する信号もHレベルとなる。制御信号がLレベルであれば、対応する信号もLレベルとなる。
図12は、図11に示すモータ制御装置20Cの一部について詳細に説明するための図である。図12を参照して、ここでは、遅延回路61−6および駆動回路41−6と、絶縁回路52−6および駆動回路42−6とについて説明する。他の遅延回路、絶縁回路および駆動回路については同様に説明できるため、ここでは説明を繰り返さない。
遅延回路61−6は、抵抗R31およびR32と、トランジスタTR31とを含む。
抵抗R31は、トランジスタTR31のベースに接続される。抵抗R31によって、たとえば、トランジスタTR31のベース電流を制限することができる。抵抗R32は、トランジスタTR31のコレクタと、電源ノードVsとの間に設けられる。抵抗R32によって、たとえば、トランジスタTR32のコレクタ電流を制限することができる。
絶縁回路52−6は、フォトカプラPC21と、抵抗R21およびR22とを含む。フォトカプラPC21は、フォトダイオードPD21と、フォトトランジスタPT21とを含む。絶縁回路52−6に含まれるフォトカプラPC21、抵抗R21およびR22は、絶縁回路51−6(図9)に含まれるフォトカプラPC11、抵抗R11およびR12と同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
駆動回路41−6は、先に図9を参照して説明した通りである。駆動回路42−6は、抵抗R23およびR24と、トランジスタTR21とを含む。駆動回路42−6に含まれるトランジスタTR21、抵抗R23およびR24は、駆動回路41−6に含まれるトランジスタTR11、抵抗R13およびR14とは同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
遅延回路61−6および駆動回路41−6の動作は、以下のように説明される。
たとえば、出力端子31−6からLレベルの制御信号が遅延回路61−6に入力されているとする。ここで、制御信号がLレベルからHレベルに切替わり、出力端子31−6からHレベルの制御信号が遅延回路61−6に入力されると、抵抗R31に電流が流れる。抵抗R31に電流が流れると、トランジスタTR31がオンになる。
ここで、抵抗R31に電流が流れてからトランジスタTR31がオンになるまでの間には、遅延時間が存在し得る。このような、トランジスタTR31が有する遅延時間を、「伝達遅延時間Δt2」と称する。
トランジスタTR31がオンになると、抵抗R32およびトランジスタTR31に電流が流れる一方で、抵抗R13には電流が流れない。したがって、先に図9を参照して説明したように、スイッチング素子A1−2がオンになる。
一方、スイッチング素子A1−2がオンのときに、制御信号がHレベルからLレベルに切替わり、出力端子31−6からLレベルの制御信号が遅延回路61−6に入力されると、抵抗R32には電流が流れなくなる。抵抗R32に電流が流れなくなると、伝達遅延時間Δt2が経過した後に、トランジスタTR31がオフになる。このため、抵抗R32およびR13に電流が流れて、トランジスタTR11がオンになる。したがって、先に図9を参照して説明したように、スイッチング素子A1−2がオフになる。
このように、制御回路30で発生した制御信号によって、遅延回路61−6および駆動回路41−6を動作させることによっても、スイッチング素子A1−2を制御することができる。
一方で、絶縁回路52−6および駆動回路42−6の動作は、先に図9を参照して説明した通りである。重要なことは、絶縁回路52−6では、伝達遅延時間Δt1が発生するということである。
実施の形態3においては、遅延回路61−6に含まれるトランジスタTR31が有する伝達遅延時間Δt2は、絶縁回路52−6で発生する伝達遅延時間Δt1に等しくされる。具体的には、たとえば伝達遅延時間Δt1が約1μsecであれば、約1μsecの伝達遅延時間Δt2を有するトランジスタが、トランジスタTR31として採用される。これにより、パワーモジュール21および22の制御のタイミングを揃えることができる。
図12に示す構成のように、モータ制御装置20Cが絶縁回路(図8の絶縁回路51−1等)に代えて、絶縁回路よりも安価な遅延回路61−1等を有することによって、モータ制御装置のコストを低減することができる。なぜなら、遅延回路61−1等は、フォトカプラ(図9のPC11)のような高価な部品を含まず、フォトカプラよりも安価な汎用トランジスタ(TR31)を用いて構成されるためである。さらに、モータ制御装置20Cによれば、次に説明する比較例において生じる問題も発生しない。
図13は、比較例としてのモータ制御装置20Gを説明するための図である。図13を参照して、モータ制御装置20Gは、遅延回路61−1等が省略される点においてモータ制御装置20C(図11)とは異なる。すなわち、モータ制御装置20Cは、図11に示す遅延回路61−1等を有していない。
モータ制御装置20Gでは、出力端子31−1等は、(絶縁回路および遅延回路のいずれも介さずに)駆動回路41−1等にそれぞれ接続される。一方で、出力端子32−1等は、絶縁回路52−1等にそれぞれ接続される。
制御回路30が出力端子31−1等および32−1等に制御信号を出力すると、出力端子31−1等からの制御信号は、ただちに駆動回路41−1等に入力される。これに対し、出力端子32−1等からの制御信号は、絶縁回路52−1等で発生する伝達遅延時間Δt1が経過した後に、駆動回路42−1等に入力される。そのため、駆動回路41−1等が制御信号を受けるタイミングと、駆動回路41−2等が制御信号を受けるタイミングとが、伝達遅延時間Δt1ずれる。その結果、パワーモジュール21および22の制御のタイミングがずれる。具体的には、パワーモジュール21に含まれるスイッチング素子A1−1等と、パワーモジュール22に含まれるスイッチング素子A2−1等との制御のタイミングがずれる。
スイッチング素子A1−1等と、スイッチング素子A2−1等との制御のタイミングがずれると、モータ11および12に、適切な三相交流電力が供給されなくなる。具体的には、たとえば、モータ11の入力端子U1,V1およびW1に入力される電流IU1,IV1およびIW1の位相差が、120度からずれる。その結果、モータ11および12が正常に作動(回転)しない可能性がある。
これに対し、モータ制御装置20C(図11)のように、遅延回路61−1等を有する構成であれば、制御回路30が出力端子31−1等および32−1等に出力した制御信号は、遅延回路61−1等で発生する伝達遅延時間Δt2が経過した後に、駆動回路41−1等に入力される。伝達遅延時間Δt2は、絶縁回路52−1等で発生する伝達遅延時間Δt1に等しい、したがって、駆動回路41−1等および42−1等には、制御信号が同じタイミングで入力される。したがって、パワーモジュール21および22の制御のタイミングが揃い、モータ11および12は正常に回転する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明でなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A〜1C モータ制御システム、11〜13 モータ、20,20A〜20C,20E〜20G モータ制御装置、21〜23 パワーモジュール、30 制御回路、31−1〜31−6,32−1〜32−6 出力端子、41−1〜41−6,42−1〜42−6 駆動回路、51−1〜51−6,52−1〜52−6 絶縁回路、61−1〜61−6 遅延回路、A1−1,A1−2,A2−1,A2−2,A3−1,A3−2,B1−1,B1−2,B2−1,B2−2,B3−1,B3−2,C1−1,C1−2,C2−1,C2−2,C3−1,C3−2 スイッチング素子、C コンデンサ、PD11,PD21 フォトダイオード、I 循環電流、N1,N2 電力ノード、Na1〜Na3,Nb1〜Nb3,Nc1〜Nc3 出力ノード、PC11,PC21 フォトカプラ、PT11,PT21 フォトトランジスタ、R12〜R14,R21,R23,R31,R32 抵抗、R11,TR11,TR21,TR31,TR32 トランジスタ、S101〜S104 経路、T21,T22,T23 温度、U1〜U3,V1〜V3,W1〜W3 入力端子、V21,V22,V30,V41 基準電位、Vs 電源ノード。

Claims (5)

  1. モータに電力を供給するための複数の出力ノードを各々が含む第1のインバータモジュールおよび第2のインバータモジュールを備え、
    前記第1のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードは、第1のモータに接続され、
    前記第1のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードは、第2のモータに接続され、
    前記第2のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードは、前記第1のモータに接続され、
    前記第2のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードは、前記第2のモータに接続される、モータ制御装置。
  2. 前記インバータモジュールは、
    スイッチング素子と、
    前記スイッチング素子を駆動する駆動回路とを含み、
    前記モータ制御装置は、さらに、
    前記駆動回路を制御するための制御信号を発生する制御回路と、
    前記制御回路と前記駆動回路との間に設けられる絶縁回路とを備える、請求項1に記載のモータ制御装置。
  3. 前記絶縁回路は、前記制御回路と前記第1および第2のインバータモジュールの一方のインバータモジュールに含まれる前記駆動回路との間に設けられ、
    前記モータ制御装置は、
    前記制御回路と前記第1および第2のインバータモジュールの他方のインバータモジュールに含まれる前記駆動回路との間に設けられる遅延回路をさらに備える、請求項2に記載のモータ制御装置。
  4. モータに電力を供給するための複数の出力ノードを含む第3のインバータモジュールをさらに備え、
    前記第3のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードは、前記第1のモータに接続され、
    前記第3のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードは、前記第2のモータに接続され、
    前記第3のインバータモジュールに含まれる第3の出力ノードは、第3のモータに接続され、
    前記第1のインバータモジュールに含まれる第3の出力ノードは、前記第3のモータに接続され、
    前記第2のインバータモジュールに含まれる第3の出力ノードは、前記第3のモータに接続される、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のモータ制御装置。
  5. 電力を受けるための複数の入力端子を各々が含む、第1のモータおよび第2のモータと、
    前記モータに電力を供給するための複数の出力ノードを各々が含む第1のインバータモジュールおよび第2のインバータモジュールとを備え、
    前記第1のモータに含まれる第1の入力端子は、前記第1のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードに接続され、
    前記第1のモータに含まれる第2の入力端子は、前記第2のインバータモジュールに含まれる第1の出力ノードに接続され、
    前記第2のモータに含まれる第1の入力端子は、前記第1のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードに接続され、
    前記第2のモータに含まれる第2の入力端子は、前記第2のインバータモジュールに含まれる第2の出力ノードに接続される、モータ制御システム。
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