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JP2015190310A - 窓ステー - Google Patents

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JP2015190310A JP2015065737A JP2015065737A JP2015190310A JP 2015190310 A JP2015190310 A JP 2015190310A JP 2015065737 A JP2015065737 A JP 2015065737A JP 2015065737 A JP2015065737 A JP 2015065737A JP 2015190310 A JP2015190310 A JP 2015190310A
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    • E05C17/02Devices for holding wings open; Devices for limiting opening of wings or for holding wings open by a movable member extending between frame and wing; Braking devices, stops or buffers, combined therewith by mechanical means
    • E05C17/04Devices for holding wings open; Devices for limiting opening of wings or for holding wings open by a movable member extending between frame and wing; Braking devices, stops or buffers, combined therewith by mechanical means with a movable bar or equivalent member extending between frame and wing
    • E05C17/32Devices for holding wings open; Devices for limiting opening of wings or for holding wings open by a movable member extending between frame and wing; Braking devices, stops or buffers, combined therewith by mechanical means with a movable bar or equivalent member extending between frame and wing consisting of two or more pivoted rods

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Abstract

【課題】改良された窓ステー、又は少なくとも、有用な選択肢を提供する。
【解決手段】窓枠に取り付けるために構成された枠板;
窓サッシに取り付けるために構成されたサッシ板;
枠板上で摺動するよう構成されたキャリッジ;及び
キャリッジをサッシ板に接続する接続要素
を含む、窓ステー。
上記キャリッジは:
キャリッジ本体;
ラッチ位置において枠板と係合して、枠板上でのキャリッジの摺動を防止し、非ラッチ位置において枠板上でのキャリッジの摺動を可能にするよう構成された、ラッチ機構;及び
ラッチ機構をラッチ位置へと付勢するよう構成された、1つ又は複数の付勢要素
を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は窓ステーに関し、特に本発明は摺動式窓ステーに関する。
窓ステー(窓ステーヒンジ又は摩擦ステーとしても知られる)は、窓業界では公知である。典型的には、窓ステーは窓サッシを窓枠に接続し、窓を開閉できるようにヒンジとして機能する。窓ステーは、窓枠に取り付けられるよう構成された枠板、窓サッシに取り付けられるよう構成されたサッシ板、枠板とサッシ板との間で枢動可能に接続された多数のアームを含むことが多い。窓のタイプ及び必要な開閉機構のタイプに応じて、多数の異なる構成の窓ステーが用意されている。
いくつかの窓ステーには、枠板上で摺動できるキャリッジを設けることができる。複数のアームのうちの1つ以上を、枠板に直接接続するのではなく、キャリッジに接続してよい。このようにすると、キャリッジは窓の開閉機構の一部として摺動できる。
例えば特許文献1(その内容は参照により本出願に援用される)は、所謂「4バー」窓ステーを開示している。この窓ステーは、枠板とサッシ板との間で枢動可能に接続された短アーム及び長アームを含む。短アームは摺動式キャリッジによって枠板に接続される。通常の動作において、キャリッジはロック手段によって摺動を制限され、アームの構成は、サッシ板が(窓が閉鎖位置から第1の開放位置へと開くのに対応して)枠板に対して移動できるようになっている。更なる操作によりロック手段を解放でき、これによりキャリッジは枠板上を摺動でき、窓は第1の開放位置から第2の開放位置へと更に開くことができる。特許文献1が教示するロック手段は、突出部と一体形成されたボタンを含む。突出部は枠板と係合してキャリッジの摺動を制限する。突出部は、これもまたボタンと一体形成されたばね部品により、ロック位置へと付勢される。
特許文献1が開示する窓ステーに関連する問題は、ばね部品がプラスチック製であるため、(ばね部品と一体形成されている)ボタン及び突出部もまたプラスチック製である点である。突出部は有意な摩耗に曝され、これは窓ステーの寿命全体に亘るロック手段の性能に影響を与える。
摺動式キャリッジを含む窓ステーに関連する更なる問題は、キャリッジを保持するように枠板を構成しなければならない点である。1つのアプローチは、トラックとしての使用に適した外形を枠板が有するように、押出成形プロセスを使用して枠板を形成することである。例えば特許文献1が開示する窓ステーの枠板は、おおよそU字型の外形を有する押出成形された伸長部分であり、上記U字型外形内には、キャリッジが摺動式の構成で入れ子状に組み込まれている。
本明細書におけるいずれの文献の参照は、このような文献が各管轄の様々な法律の下に発明者が本願発明と最も近接した従来技術である。しかしながら、これが本願の拒絶理由を構成するとは断言できない。
英国特許第2311324B号
本発明は、改良された窓ステーを提供でき、又は少なくとも、有用な選択肢を公共に提供できる。
一態様では、本発明は:
窓枠に取り付けるために構成された枠板;
窓サッシに取り付けるために構成されたサッシ板;
枠板上で摺動するよう構成されたキャリッジ;
キャリッジをサッシ板に接続する接続要素
を含む、窓ステーに関し、上記キャリッジは:
キャリッジ本体;
ラッチ位置において枠板と係合して、枠板上でのキャリッジの摺動を防止し、非ラッチ位置において枠板上でのキャリッジの摺動を可能にする、ラッチ機構;
ラッチ機構をラッチ位置へと付勢するよう構成された、1つ又は複数の付勢要素
を含む。
用語「備える(comprise、comprises、comprising)」は、様々な管轄の下で、排他的な意味にも包括的な意味にも解釈され得ることが知られている。本明細書の目的のために、これらの用語は特記しない限り包括的な意味を有し、即ちこれらの用語は、その使用が直接言及されている列挙された構成部品を含み、かつ場合によってはその他の明記されていない構成部品又は要素も含むことを意味するものと解釈される。
添付の図面を参照して、本発明を単なる例として以下に説明する。
図1は、第1の実施形態による窓ステー1の、部分開放位置における等角図である。 図2は、図1の窓ステーの、閉鎖位置における等角図である。 図3は、図1の窓ステーの、完全開放位置における等角図である。 図4a、図4bは、図1の窓ステーの部分等角図である。 図5は、図1の窓ステーの、ラッチ機構がラッチ位置にある状態の部分断面図である。 図6は、図1の窓ステーの、ラッチ機構が非ラッチ位置にある状態の部分断面図である。 図7は、図3の窓ステーの断面図である。 図8は、一実施形態による枠板の等角図である。 図9は、図3の窓ステーの底面正射影図である。 図10aは、閉鎖位置の窓ステーを含む窓の部分等角図である。図10bは、部分開放位置の窓ステーを含む窓の部分等角図である。図10cは、完全開放位置の窓ステーを含む窓の部分等角図である。
図1は、一実施形態による窓ステー1を示す。窓ステー1は、窓枠上に設置するための枠板2、及び窓サッシ上に設置するためのサッシ板3を含む。窓ステー1は、いずれの好適なタイプの窓枠及び窓サッシと共に設置でき、これによりオーニングタイプ又は開き窓タイプの窓を得ることができる。
キャリッジ4は、枠板2上で摺動するよう構成される。短アーム5の形態の接続要素及びジョイント6、7は、キャリッジ4をサッシ板3に接続する。長アーム8の形態の追加の接続要素及びジョイント9、10は、枠板2をサッシ板3に接続する。ジョイント6、7、9、10は、用途に応じた、摩擦リベット留めジョイント等のいずれの適切なタイプの枢動式ジョイントであってよい。接続要素5、8及びジョイント6、7、9、10の配置により、枠板2とサッシ板3との間の相対運動が可能となる。この相対運動により、設置した窓を閉鎖位置から開放位置へと変化させることができる。枠板2を窓枠に取り付けるため、及びサッシ板3を窓サッシに取り付けるための適切な締結器具を受承するために、1つ又は複数の孔11、12、13、14、15を枠板2及びサッシ板3に設ける。
図1は、部分開放位置にある窓ステー1を示す。この部分開放位置では、窓サッシ(図示せず)の平面は、窓枠(図示せず)の平面に対して5〜50°の角度を形成する。図1の実施形態では、この角度は点線の円弧16で概略的に示されており、約30°である。
図2は、閉鎖位置にある図1の窓ステー1を示す。この閉鎖位置では、窓サッシ(図示せず)の平面は、窓枠(図示せず)の平面に対して平行である。
図1と図2との比較は、接続要素5、8及びジョイント6、7、9、10の配置によって、枠板2とサッシ板3との間の相対運動がどのように可能となるのかを示す。従って、上記配置により、窓サッシを図1の部分開放位置から図2の閉鎖位置へ(そして再び元の位置へ)と変化させることができる。図1の部分開放位置及び図2の閉鎖位置の両方において、キャリッジ4は枠板に対して同一の第1のキャリッジ位置にある。ラッチ機構17により、キャリッジの枠板上での摺動を制限できる。
図3は、完全開放位置にある図1の窓ステー1を示す。この完全開放位置では、窓サッシ(図示せず)の平面は、窓枠(図示せず)の平面に対して50〜100°の角度を形成する。図3の実施形態では、この角度は点線の円弧18で概略的に示されており、約73°である。
図1と図3との比較は、接続要素5、8、ジョイント6、7、9、10及びキャリッジ4の配置によって、枠板2とサッシ板3との間の相対運動がどのように可能となるのかを示す。従って、上記配置により、窓サッシを図1の部分開放位置から図3の完全開放位置へ(そして再び元の位置へ)と変化させることができる。窓サッシを図1の部分開放位置から完全開放位置へと移動させるために、キャリッジ4は、第1のキャリッジ位置から第2のキャリッジ位置へと枠板2に沿って移動されている。
図4aは、キャリッジ4をより詳細に示す。キャリッジ4はキャリッジ本体19及びラッチ機構17を含む。キャリッジ本体19は、枠板2上で摺動するよう構成される。キャリッジ4は更に、図4bの底面図に示すように、キャリッジ4の側部に沿って延在するフランジ20を含む。フランジ20は、枠板2の下側を効果的に包み、これによりキャリッジ4を、(矢印Aで示すように)枠板の長さに沿って摺動できる状態のまま、枠板2に固定する。キャリッジ本体はいずれの適切な材料で作製してよい。好ましくは、キャリッジ本体はプラスチック製である。プラスチックは成形が容易であり、従って枠板上をキャリッジ本体が摺動する際の摩擦を低減できる。
キャリッジ4のラッチ機構17は、選択スイッチ26及びラッチ要素22を含む。ラッチ要素22は、枠板2が備える段差付き凹部23と係合する。これにより、キャリッジ4の枠板上での摺動が制限される。選択スイッチ26を側方へ移動させると、ラッチ要素22は凹部23内の傾斜21を自由に摺動して上昇し、これによってキャリッジは枠板上で摺動できる。使用にあたって、ユーザは、窓サッシを部分開放状態から完全開放状態へと開放したい場合があり、そこでユーザは選択スイッチ26を側方に摺動させて、ラッチ機構17を非ラッチ状態とし、キャリッジ4を自由にすることができる。
図5は、キャリッジの構造をより良好に示すための、キャリッジ4の断面図である。キャリッジ4は更に、構造的インサート24を含んでよい。短アーム5は、キャリッジ本体19及びインサート24の両方に接続される。このようなインサートは金属製であってよく、これによってキャリッジに更なる剛性を付与できる。インサート24はまた、キャリッジ本体が故障した場合(例えば火事でキャリッジ本体が溶融した場合)の構造的安全装置としても機能できる。インサート24は短アームを保持し、枠板2に取り付けられたままとなる。インサート24はフランジ20内へと延伸する。一実施形態では、フランジ20はインサートと一体形成できる。
図5では、ラッチ機構17はラッチ位置で示されている。このラッチ位置では、ラッチ要素22は枠板2内に位置する凹部23内に係合している。凹部23内に係合したラッチ要素22を用いてキャリッジ4をラッチ状態とし、キャリッジ4の枠板2上での摺動を制限する。ラッチ機構17は付勢要素25を含む。付勢要素はラッチ要素22を凹部23内へと付勢又は押圧する。付勢要素25はばね等であってよく、これにより必要な復元力を付勢要素25に付与できる(即ちラッチ要素22をラッチ位置へと付勢するために十分な力を提供できる)。このばねはラッチ要素22内の円筒形凹部内に格納でき、またこのばねは、選択スイッチ26の下側のリテーナ27に対して定置される。ラッチ要素22は、枠板2に対して垂直な単一軸の移動に制限される。
図6は、ラッチ機構17が非ラッチ位置にある、図5と同様のキャリッジの図である。この非ラッチ位置では、ラッチ機構は枠板2から係合解除される。具体的には、ラッチ要素22は枠板2内の凹部23から係合解除される。ラッチ要素が凹部23から係合解除されると、キャリッジは枠板2上で摺動できる。非ラッチ位置では、選択スイッチ26は側方に移動される。この位置において、ユーザが窓を押して更に開ける場合、ラッチ要素22は、傾斜21を上昇して枠板2上へと自由に摺動する。
選択スイッチ26はキャリッジ本体19とインサート24との間に設置される。これにより、キャリッジ4の摺動軸を横断するチャネルが設けられる。従ってユーザは選択スイッチ26を、上記チャネル内でラッチ位置から非ラッチ位置へと移動させることができる。選択スイッチ26とキャリッジ本体19との間の戻り止めは所定の抵抗を提供し、これにより選択スイッチ26は所望のラッチ位置において所定の位置に保持される。この戻り止めは、ラッチ位置間の移動を行うユーザが容易に乗り越えられるよう設計される。この戻り止めはまた、新たなラッチ位置に到達したときにユーザに何らかの音によるフィードバックを提供する。
このようにして、窓をその完全開放位置まで開ける間、ユーザが選択スイッチ26を所定の位置に保持された状態に維持する必要を排除できる。この動作は片手で行うことができ、まず選択スイッチ26の位置を切り替え、次に窓をその完全開放位置まで開ける。
好ましい実施形態では、ラッチ機構17はプラスチック等の高耐久性材料製である。プラスチックは比較的安価であり、ばねを容易に組み込むことができる。
図1に戻ると、枠板2内には、第2の凹部31及び第2の傾斜32も存在する。キャリッジ4が、(図3に示すような)完全開放構成の第2のキャリッジ位置へと摺動すると、ラッチ要素22は上記更なる凹部31と係合し、キャリッジを第2のキャリッジ位置においてラッチ状態とする。図7は、図3の窓ステーの断面を示す。図7は、更なる凹部31内に係合したラッチ要素22を示す。
図からわかるように、第1の凹部23及び第2の凹部31は略対向しており、これによりラッチ要素22のためのラッチ位置は、一方では部分開放位置、他方では完全開放位置となる。キャリッジ4は、部分開放状態又は完全開放状態に関するラッチ要素22のためのロック位置を示すためのマーキング33(図4a参照)を含んでよい。
枠板2は、枠板の長さに沿って摺動できる状態のままキャリッジを枠板上に固定するよう、キャリッジ4と協働するように構成できる。一実施形態では、枠板を、キャリッジの特定の幾何学的形状に適合するような外形に押出成形してよい。しかしながら好ましい実施形態では、型打ち加工、プレス加工又は同様のプロセスによって、枠板をステンレス鋼から形成する。
図8は、図1〜図7に関連して上述した窓ステーの枠板2を示す。この枠板2は概ね平坦な細長部材から形成される。枠板は、窓枠(図示せず)への枠板の取り付けのための適切な締結器具を受承するための孔11、13を含む。枠板2は、ジョイント10(図示せず)によって長アーム(図示せず)に接続するための更なる孔を含む。枠板2は、上述のような第1の傾斜21、第1の凹部23、第2の傾斜32、第2の凹部31も含む。孔、ノッチ、凹部は、例えば穴開け加工、掘削加工又は型打ち加工等のいずれの適切なプロセスによって枠板に形成してよいことが理解できるだろう。
枠板2は、第1の取り付け部分34及び第2の取り付け部分35を含む。第1の取り付け部分及び第2の取り付け部分は、枠板2を窓枠(図示せず)に取り付けるために構成される。この目的のために、第1の取り付け部分34は孔11を備え、第2の取り付け部分35は孔13を備える。
枠板2はまた、第1の取り付け部分34と第2の取り付け部分35との間に延在するトラック部分36を含む。トラック部分36は、第1の隆起部分37によって第1の取り付け部分34に接続され、また第2の隆起部分38によって第2の取り付け部分35に接続される。隆起部分37、38は一般に、枠板の平面に対して角度を有するか又は垂直であり、トラック部分36を第1の取り付け部分34及び第2の取り付け部分35に対して持ち上げる役割を果たす。トラック部分は持ち上げられ、これにより、枠板を設置した時に、トラック部分は図8において矢印Bで示すように間隙によって窓枠(図示せず)から隔てられる。トラック部分36の長さの少なくとも一部に関して、上記間隙は、トラック部分の一方の縁部39からトラック部分のもう一方の縁部まで延在する(即ちトラック部分の横断方向幅を横切って延在する)。
トラック部分36は、キャリッジ4が摺動できる領域を提供する。具体的には、間隙は、キャリッジのフランジ20を収容するのに十分なものであり、これにより、キャリッジ4をトラック部分36に沿って摺動できる状態のままトラック部分36上に保持する。
第1の隆起部分37及び第2の隆起部分38は、型打ち加工プロセスによって形成できる。「型打ち加工(stamping)」は、いずれのプレス加工タイプの形成プロセスを含んでよい。型打ち加工が通常どのように作用するかは当業者には理解できるため、詳細に説明する必要はない。簡単に言うと、型打ち加工は、適切な鋳型又はダイを有する型打ち加工プレス内に、概ね平坦な細長部材を配置することを含む。続いてこの型打ち加工プレスは、概ね平坦な細長部材に対して、鋳型又はダイの形状を変形させるのに十分な圧力を印加する。この例では、型打ち加工プロセスによって第1の隆起部分37及び第2の隆起部分38が形成され、従ってトラック部分36が、第1の取り付け部分34及び第2の取り付け部分35に対して持ち上げられることになる。これと同じ型打ち加工プレスを用いて、孔11、12、13、凹部23、31、傾斜21、32のうちのいくつか又は全てを同時に形成できる。例えば凹部23、31及び傾斜21、32は、傾斜部分の一方の端部を枠板2に取り付けて、枠板2から離れるように角度を付けることによって形成できる。傾斜のもう一方の端部は、枠板から穴開け加工された矩形部分に取り付けられるが、枠板から離間している。この矩形部分は凹部の基部を形成し、側部は開かれている。枠板2に形成された穴開け加工による開口の縁部は、ラッチ位置においてラッチ要素22の受板となる。
好ましくは、枠板2は金属製である。特定の実施形態では、枠板2はステンレス鋼製である。枠板2の周りを覆うフランジ20をキャリッジ4に設けることにより、枠板の押出成形を大幅に簡単に及び/又は安価にすることができる。例えば枠板2は、従来技術による設計においてキャリッジを制限するために使用されているU字型の断面とは対照的に、その横断面を略平坦とすることができる。またフランジ20の弾性により、部分開放状態と完全開放状態との間でのユーザによる移動に対する抵抗を減少させることができ、及び/又は寿命を延長でき、及び/又は信頼性を高めることができる。
図9は、図3の(即ち完全開放位置の)窓ステー1の底面図である。キャリッジ4は第2のキャリッジ位置においてラッチ状態とされている。この図は、キャリッジを枠板2のトラック部分36上に保持するためにフランジ20がトラック部分36の外側縁部の周りを覆う様式を例示するものである。
第1の隆起部分37は、キャリッジのフランジが第1の隆起部分を通過して摺動できるように、肩部44を画定する切欠き部43を含んでよい。つまり、第1の隆起部分の少なくとも一部は、枠板の長さに対して横断方向の幅を有し、これは枠板の長さに対して横断方向のトラック部分の幅より狭い。図9に示した枠板2の実施形態では、切欠き部43は部分的にトラック部分36内へと延伸し、かつ全体的に第1の部分34内へと延伸する。切欠き部43により、窓ステー1の組み立て及び分解中に、キャリッジをトラック部分上へと及びトラック部分から外れるように摺動させることができる。一実施形態では、(例えば窓ステーの製造中に)キャリッジ4をトラック部分上へと摺動させた後、適切には枠板2の第1の部分34に棒を差し込むか杭を打つ(図8の40、41)ことによって、停止部を生成できる。こうして、窓ステー1を設置する際、上記停止部により、キャリッジ4が切欠き部43を通過して戻るように摺動してトラック部分36から外れるのを恒常的に防止できる。
図10a〜図10cは、窓45に設置された窓ステー1を示し、窓枠45及び窓サッシ47の両部分を示す。窓ステーは、いずれの適切なタイプの窓枠及び窓サッシと共に設置でき、これによりオーニングタイプ又は開き窓タイプの窓を得ることができる。特定の窓ステー1個に対して、1つ又は複数の(通常は2つ以上の)窓ステーを設置できる。
図10aでは、窓45及び窓ステー1は閉鎖位置にある。窓ステー1は窓サッシ47に阻まれているため視認できない。図10bでは、窓45及び窓ステー1は部分開放位置にある。キャリッジ4は枠板2に対して第1のキャリッジ位置にある。図10cでは、窓45及び窓ステー1は完全開放位置にある。キャリッジ4は枠板2に対して第2のキャリッジ位置にある。
上述の窓ステーは4バータイプの窓ステーであるが、ラッチ機構を備えるキャリッジ及び枠板を、摺動式キャリッジを有する他の構成の窓ステーにおいて使用する方法は、当業者には理解できるであろう。
本発明の複数の実施形態の説明により本発明を例示し、これらの実施形態を詳細に説明したが、添付の請求項の範囲を上記詳細に限定すること、又は多少なりとも制限することは、出願人の意図するところではない。更に、上述の実施形態は独立して実装することも、又はこれらが両立可能な場合は組み合わせることもできる。上述の実施形態の併用を含む追加の利点及び改変は、当業者には容易に明らかとなるであろう。従って本発明はその広範な態様において、特定の詳細、代表例としての装置及び方法、並びに図示及び説明した例示的な実施例に限定されない。出願人の一般発明概念の精神又は範囲から逸脱することなく、上述の詳細を発展させることができる。
1 窓ステー
2 枠板
3 サッシ板
4 キャリッジ
5 接続要素
8 追加の接続要素
17 ラッチ機構
19 キャリッジ本体
20 フランジ
21 傾斜
22 ラッチ要素
23 段差付き凹部
24 インサート
25 付勢要素
26 選択スイッチ

Claims (12)

  1. 窓枠に取り付けるために構成された枠板;
    窓サッシに取り付けるために構成されたサッシ板;
    前記枠板上で摺動するよう構成されたキャリッジ;及び
    前記キャリッジを前記サッシ板に接続する接続要素
    を含む、窓ステーであって、
    前記キャリッジは:
    キャリッジ本体;
    ラッチ位置において前記枠板と係合して、前記枠板上での前記キャリッジの摺動を防止し、非ラッチ位置において前記枠板上での前記キャリッジの摺動を可能にするよう構成された、ラッチ機構;及び
    前記ラッチ機構を前記ラッチ位置へと付勢するよう構成された、1つ又は複数の付勢要素
    を含む、窓ステー。
  2. 前記ラッチ位置及び前記非ラッチ位置は、前記キャリッジの摺動軸に対して横断方向の軸上に位置する、請求項1に記載の窓ステー。
  3. 前記ラッチ機構は、前記キャリッジ本体に設置された選択スイッチを備え、
    前記選択スイッチは、前記ラッチ位置と前記非ラッチ位置との間での前記キャリッジ本体の移動に対して横断方向の軸において摺動するよう構成される、請求項2に記載の窓ステー。
  4. 前記選択スイッチに設置されたラッチ要素と、前記枠板内の段差付き凹部とを更に備え、
    前記ラッチ要素は、前記ラッチ位置と前記非ラッチ位置との間で、前記枠板に対して垂直な軸において摺動するよう構成される、請求項3に記載の窓ステー。
  5. 前記段差付き凹部は、少なくとも1つの凹部及び傾斜を備え、
    前記ラッチ要素は、前記ラッチ位置において前記凹部内にロックされ、前記非ラッチ位置において前記傾斜上を自由に摺動する、請求項4に記載の窓ステー。
  6. 前記キャリッジが前記枠板上の第1のキャリッジ位置にある場合、前記サッシ板は、前記枠板に対して閉鎖位置と部分開放位置との間で移動するよう構成され、
    前記キャリッジが前記枠板上の第2のキャリッジ位置にある場合、前記サッシ板は前記枠板に対して完全開放位置まで移動するよう構成される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の窓ステー。
  7. 前記閉鎖位置は、前記窓サッシの平面が前記窓枠の平面と平行である状態に対応し、
    前記部分開放位置は、前記窓サッシの前記平面が前記窓枠の前記平面に対して5〜50°の角度を形成する状態に対応し、
    前記完全開放位置は、前記窓サッシの前記平面が前記窓枠の前記平面に対して50〜100°の角度を形成する状態に対応する、請求項6に記載の窓ステー。
  8. 2つの対向する前記段差付き凹部を備え、
    各前記段差付き凹部は、前記第1のキャリッジ位置及び前記第2のキャリッジ位置に対応する、請求項5に従属する請求項6又は7に記載の窓ステー。
  9. 前記キャリッジは、前記枠板の長手方向縁部の周りを覆うよう構成された少なくとも1つのフランジを含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の窓ステー。
  10. 前記枠板は、横断面が略平坦である、請求項9に記載の窓ステー。
  11. 前記枠板を前記サッシ板に接続する追加の接続要素を更に含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の窓ステー。
  12. 添付の図面を参照して明細書に記載したものと実質的に同様の、窓ステー。
JP2015065737A 2014-03-28 2015-03-27 窓ステー Active JP6713725B2 (ja)

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