JP2015174643A - 表示制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】サイドガラスの背景の影響を受けずに、サイドガラスに移動体の左右後方の画像を表示する。【解決手段】表示制御装置は、移動体の左右の後方の撮影画像を取得し、サイドガラスの第1領域にその撮影画像に基づく表示画像を表示する。透過度制御部は、撮影画像に特徴物が含まれている場合に、サイドガラスの第1領域の透過度を下げる。これにより、サイドガラスの第1領域に表示された表示画像を見やすくすることができる。【選択図】図9
Description
本発明は、撮影画像を用いて車両の左右後方の情報を運転者に提示する手法に関する。
車両の左右に設けられたカメラにより撮影された車両後方の画像を表示して、サイドミラーの補助を行う手法が提案されている。例えば、特許文献1は、サイドミラーの死角をカメラで撮影し、撮影画像をサイドガラスに設けたホログラムコンバイナに投影して表示する車両用表示装置を記載している。
また、特許文献2は、カメラで撮影した車両後方の画像をフロントガラスに表示する車両用視覚補助装置を記載している。また、この文献は、違和感をなくすために、車両後方の画像を仮想サイドミラーの画像とともにフロントガラスに表示する手法を記載している。
特許文献1は、撮影画像をサイドガラス上に設けたホログラムコンバイナに投影して表示するため、サイドガラスの背後の実際の景色と表示画像とが重なることにより、表示画像が見にくくなってしまうという欠点がある。
特許文献2は、車両のフロントガラスのほぼ全面を表示対象とするヘッドアップディスプレイを用いる必要があるためコストがかかる。また、車両後方の画像をフロントガラスに表示するため、表示画像が前方の景色の視認の妨げとなる恐れがあり、仮想サイドミラー画像を表示しているエリアでは特に前方の視認性が悪くなる。さらに、車両のボンネット部分の形状や角度によっては、仮想サイドミラーが浮いているように表示され、違和感が生じる場合もある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、サイドガラスの背景の影響を受けずに、サイドガラスに移動体の左右後方の画像を表示することが可能な表示制御装置を提供することを主な目的とする。
請求項に記載の発明は、表示制御装置であって、移動体の左右の後方を撮影する撮影部による撮影画像を取得する取得部と、前記移動体のサイドガラスの第1領域の透過度を制御する透過度制御部と、前記サイドガラスの第1領域に、前記取得部が取得した画像に基づく表示画像を表示する表示制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の好適な実施形態では、表示制御装置は、移動体の左右の後方を撮影する撮影部による撮影画像を取得する取得部と、前記移動体のサイドガラスの第1領域の透過度を制御する透過度制御部と、前記サイドガラスの第1領域に、前記取得部が取得した画像に基づく表示画像を表示する表示制御部と、を備える。
上記の表示制御装置は、移動体の左右の後方の撮影画像を取得し、サイドガラスの第1領域にその撮影画像に基づく表示画像を表示する。透過度制御部は、サイドガラスの第1領域の透過度を制御する。
上記の表示制御装置の一態様では、前記透過度制御部は、前記撮影画像に特徴物が含まれている場合に、前記透過度を下げる。これにより、サイドガラスの第1領域に表示された表示画像を見やすくすることができる。
上記の表示制御装置の他の一態様では、前記表示制御部は、前記移動体の速度に応じて、前記透過度を制御する。これにより、移動体の速度に応じて、サイドガラスの第1領域に表示された表示画像の見やすさを制御することができる。
上記の表示制御装置の他の一態様では、前記表示制御部は、前記撮影画像に特徴物が含まれている場合には前記サイドガラスの第1領域の全体に前記表示画像を表示し、前記撮影画像に特徴物が含まれていない場合には前記サイドガラスの第1領域の一部に前記表示画像を表示する。これにより、撮影画像に含まれる特徴物を運転者に明瞭に見せることができる。
好適な例では、前記表示制御部は、前記サイドガラスの第1領域に、前記表示画像に対応する光を照射することにより、前記表示画像を表示する。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例について説明する。
[システム構成]
図1は、実施例に係る表示システムを適用した車両を模式的に示す。図1は、車両1を上方から見た平面図である。車両1は、左右のサイドミラーの位置に取り付けられたサイドカメラ2と、車両の後方に取り付けられたバックカメラ3とを備える。サイドカメラ2は車両1の左右の後方の画像を撮影する。バックカメラ3は車両1の後方の画像を撮影する。
図1は、実施例に係る表示システムを適用した車両を模式的に示す。図1は、車両1を上方から見た平面図である。車両1は、左右のサイドミラーの位置に取り付けられたサイドカメラ2と、車両の後方に取り付けられたバックカメラ3とを備える。サイドカメラ2は車両1の左右の後方の画像を撮影する。バックカメラ3は車両1の後方の画像を撮影する。
図2は、車両1の車内前方を模式的に示す。具体的に、図2は、車内の運転席又は助手席から車両1の前方を見た様子を示す。車内の中央にはフロントガラス11があり、その左右にはサイドガラス12がある。
フロントガラス11の上部中央付近にはルームコンバイナ13が設けられており、図示しない車室の天井にはレーザプロジェクタ14が配置されている。レーザプロジェクタ14は、バックカメラ3が撮影した車両1の後方の画像をルームコンバイナ13に照射する。ルームコンバイナ13はハーフミラーであり、レーザプロジェクタ14から照射された画像に対応する光(以下、「画像光」とも呼ぶ。)を運転者へ反射することにより、運転者に画像光の虚像を視認させる。ルームコンバイナ13は、ルームミラーの役割を有する。
同様に、左右のサイドガラス12には、通常のサイドミラーが配置される位置付近にサイドコンバイナ15が設けられている。また、サイドコンバイナ15の前方にはレーザプロジェクタ16が設けられている。レーザプロジェクタ16は、サイドカメラ2が撮影した車両1の後方画像に対応する画像光をサイドコンバイナ15に照射する。これにより、運転者は、サイドカメラ2で撮影した画像をサイドコンバイナ15の背後に虚像として視認する。
このように、ルームコンバイナ13をルームミラーとして機能させ、サイドコンバイナ15をサイドミラーとして機能させることにより、車両の構成からルームミラーとサイドミラーを取り除くことができる。
以下の説明では、サイドカメラ2が撮影した画像を「撮影画像」と呼び、サイドコンバイナ15を利用して運転者に視認させる画像を「表示画像」と呼ぶ。また、レーザプロジェクタ16が画像光をサイドコンバイナ15に照射して運転者が表示画像の虚像を視認できるようにすることを、単に「サイドコンバイナ15に表示画像を表示する」と表現する。
図3は、運転者7がサイドコンバイナ15を見ている様子を示す。なお、この例では、車両1は右ハンドル車であり、運転者7は車両の右側の運転席に座っているものとする。運転者7は、通常の右側サイドミラーがある方向を見ることにより、サイドコンバイナ15に表示された表示画像を見ることができる。
図4は、サイドガラス12の構成例を示す。図4(a)に示すように、サイドガラス12にはサイドコンバイナ15が設けられている。本例では、サイドコンバイナ15は、いわゆる調光ガラスとして構成される。図4(b)は、サイドコンバイナ15の層構成を模式的に示す。サイドコンバイナ15は、中心に配置される液晶シート15cを一対の中間膜15bで挟み、さらにその両面に板ガラス15aを重ねて形成される。なお、サイドコンバイナ15は、サイドガラス12と独立に作成したものをサイドガラス12上に設置すればよい。その場合、サイドガラス12を外側(車内と反対側)の板ガラス15aとして使用してもよい。
中央の液晶シート15cに電圧を印加して液晶の配向を制御することにより、サイドコンバイナ15の透過度を透過状態(透過度100%)と不透過状態(透過度0%)との間で変更することができる。なお、図4に示す構成は一例に過ぎず、本実施例では、電気的な制御により透過度を調整できれば他の構成の調光ガラスを使用しても構わない。
図5は、本実施例に係る表示システムの構成を示すブロック図である。表示システム30は、サイドカメラ2と、サイドコンバイナ15と、レーザプロジェクタ16と、画像認識部33と、車両情報取得部34と、制御部36とが共通のバス31に接続されて構成される。
サイドカメラ2は図1に示すものであり、サイドコンバイナ15及びレーザプロジェクタ16は図3に示すものである。画像認識部33は、サイドカメラ2から出力される撮影画像に基づいて画像認識を行い、予め決められた特徴物を抽出する。ここで、「特徴物」とは、事故・危険防止の観点から運転者に知らせる必要がある対象物であり、例えば、歩行者、バイク、自転車、自動車、路上においてある障害物などを含む。画像認識部33が車道と歩道との間の白線や縁石など(以下、「境界線」と呼ぶ。)を検出している場合には、その境界線よりも車道側にあるもの全てを特徴物としてもよい。また、車両の速度に応じて、車両が一定速度以上の場合は境界線の外側にあるものを特徴物とせず、車両が一定速度以下の場合は境界線の外側にあるもの(例えば歩道にいる歩行者など)も特徴物に含めてもよい。
車両情報取得部34は、車両情報、例えば、車両の速度、運転者による方向指示器(ウィンカー)の操作状態などの情報を取得する。車両情報取得部34は、車両の制御部(コンピュータ)から情報を取得することができる。また、車両の速度などはナビゲーション装置から取得することもできる。
制御部35は、レーザプロジェクタ16及びサイドコンバイナ15を制御する。具体的には、制御部35はまずサイドカメラ2による撮影画像をレーザプロジェクタ16に供給する。これにより、レーザプロジェクタ16は、撮影画像に対応する画像光をサイドコンバイナ15に照射し、運転者に画像の虚像を視認させる。
なお、サイドコンバイナ15に表示される表示画像においては、画像処理により特徴物を強調表示してもよい。また、画像処理部33により車道と歩道との間の境界線が検出されている場合には、その境界線より車道側に存在するものを全て強調表示したり、表示される画像の領域の輪郭を強調して表示したり、その境界線より車道側にあるもののみを表示画像に含めて表示したりしてもよい。
また、制御部35は、画像認識部33により特徴物が検出されたか否かに応じて、サイドコンバイナ15の透過度を制御する。具体的には、制御部35は、画像認識部33により特徴物が検出された場合には、その特徴物を運転者に見やすく表示するために、サイドコンバイナ15の透過度を0%とする(以下、「不透過モード」と呼ぶ。)。即ち、撮影画像に特徴物が含まれる場合には、制御部35は、サイドコンバイナ15をいわゆる曇りガラスのような状態とする。これにより、運転者にはサイドコンバイナ15の背後の実際の風景が見えなくなる。よって、レーザプロジェクタ16によりサイドコンバイナ15に表示された表示画像が、サイドガラス2の背後の実際の風景と重なって、表示画像中の特徴物が見にくくなることを防止できる。つまり、サイドコンバイナ15に表示された表示画像中の特徴物を運転者に明瞭に見せることができる。
一方、制御部35は、画像認識部33により特徴物が検出されていない場合には、サイドコンバイナ15の透過度を100%とする(以下、「透過モード」と呼ぶ。)。即ち、撮影画像に特徴物が含まれない場合には、表示画像を運転者に見せる必要性は高くないので、制御部35は、サイドコンバイナ15を透明なガラスの状態とする。これにより、運転者はサイドコンバイナ15の背後の実際の風景を見ることができる。特に、透過モードと不透過モードの切り替えは透過度を段階的に変化させるようにする。これは、運転者がモードの切り替えを確認しやすくするためである。
なお、撮影画像に基づいて車道と歩道の間の境界線を検出できている場合、制御部35は、特徴物が検出されたときに、表示画像における境界線より内側(車道側)に対応するサイドコンバイナ15の領域のみを不透過モードとしてもよい。
上記の構成において、サイドカメラ2は本発明の撮影部の一例であり、制御部35は本発明の取得部、透過度制御部及び表示制御部の一例である。
[表示制御]
次に、本実施例の表示制御について詳しく説明する。図6は、車両1を含む道路状況の一例を示す。図6の例では、車両1は車道を走行している。車道の右側には歩道があり、車道と歩道とは境界線21により分けられている。歩道には、所定の間隔で電柱22が設けられている。また、車両1の後方をバイク23が走行している。
次に、本実施例の表示制御について詳しく説明する。図6は、車両1を含む道路状況の一例を示す。図6の例では、車両1は車道を走行している。車道の右側には歩道があり、車道と歩道とは境界線21により分けられている。歩道には、所定の間隔で電柱22が設けられている。また、車両1の後方をバイク23が走行している。
図6の道路状況において、車両1の右側のサイドコンバイナ15に表示される表示画像の例を図7に示す。この表示画像は、車両1の右側のサイドカメラ2で撮影した画像を左右反転したものである。即ち、車両後方の画像をサイドミラーに写っているのと同じように運転者に見せるため、サイドカメラ2による撮影画像は左右反転されて表示画像としてサイドコンバイナ15に表示される。図6の道路状況に示すように、表示画像は、路上の境界線21と、車両1の右後方にある電柱22と、車両1の後方を走っているバイク23とを含んでいる。なお、図6の道路状況において、車両1の後方にバイク23がいない場合には、表示画像は、図7の表示画像においてバイク23を除去したものとなる。
次に、サイドガラス12上での表示画像の表示例について説明する。図8は、表示画像がサイドコンバイナ15に表示されている状態のサイドガラス12を運転席から見た様子を模式的に示す。
まず、図8(a)は、図6の道路状況においてバイク23がいない場合の例である。運転者には、サイドガラス12の向こう側に路上の境界線21と電柱22とが見える。即ち、境界線21と電柱22は、サイドガラス12越しに見える実物である。これに加えて、サイドコンバイナ15には、レーザプロジェクタ16により、サイドカメラ2が撮影した画像が表示画像として表示される。サイドコンバイナ15上の表示画像は、境界線21と電柱を含む。この例では、サイドカメラ2の撮影画像には、前述のバイク、自転車などの特徴物は含まれていない。よって、制御部35は、サイドコンバイナ15を透過モードに設定する。この場合、表示画像がサイドコンバイナ15に表示されているが、運転者は透過モードのサイドコンバイナ15を通して、その背後の実際の風景を見ることができる。よって、運転者には、サイドコンバイナ15の背後の実際の電柱22と、サイドコンバイナ15に表示された表示画像とが重なって見える。しかし、この場合、撮影画像には特徴物は含まれておらず、運転者に特に表示画像を注視させる必要もないので問題はない。
しかし、上記のようにサイドコンバイナ15を透過モードとした場合、仮に図8(b)の例のように撮影画像に特徴物であるバイク23が含まれているとすると、表示画像中のバイク23と、サイドコンバイナ15の背後の実際の電柱22とが重なってしまい、特徴物であるバイク23が見にくくなってしまう。そこで、撮影画像に特徴物が含まれる場合には、制御部35はサイドコンバイナ15を不透過モードに設定する。これにより、図8(c)に示すように、サイドコンバイナ15は曇りガラスのような状態となり、サイドコンバイナ15の領域内では、その背後にある実際の電柱22は見えない。制御部35は、このようにサイドコンバイナ15を不透過モードとした上で、サイドコンバイナ15にレーザプロジェクタ16からの画像光を照射し、表示画像を表示させる。こうすると、図8(d)に示すように、サイドコンバイナ15内に表示されている表示画像において、特徴物であるバイク23は、背後にある実際の電柱22と重なることなく明瞭に視認可能となる。
このように、本実施例の表示制御では、制御部35は、撮影画像に特徴物が含まれる場合にはサイドコンバイナ15を不透過モードとし、背後の実際の風景が見えないようにした上で表示画像を表示する。よって、特徴物を含む表示画像を明瞭に運転者に視認させることができる。
[処理フロー]
次に、上記の表示制御の処理フローについて説明する。図9は、本実施例の表示制御のフローチャートである。この表示制御は前述の制御部35により実行される。また、この表示制御は、車両のエンジンが始動されたときに実行され、車両のエンジンが停止されたときに終了する。
次に、上記の表示制御の処理フローについて説明する。図9は、本実施例の表示制御のフローチャートである。この表示制御は前述の制御部35により実行される。また、この表示制御は、車両のエンジンが始動されたときに実行され、車両のエンジンが停止されたときに終了する。
まず、制御部35はサイドカメラ2を起動して撮影を開始させ、表示画像をサイドコンバイナ15に表示する(ステップS11)。即ち、制御部35は、サイドカメラ2が撮影した画像に対応する画像光をレーザプロジェクタ16によりサイドコンバイナ2に照射させて、運転者が視認できるようにする。
次に、制御部35は、サイドコンバイナ15を透過モードにする(ステップS12)。これにより、図8(a)に例示するように、透過モードの状態で表示画像がサイドコンバイナ15に表示される。サイドコンバイナ15が透過モードであるので、運転者には、サイドコンバイナ15の領域においてもその背後の実際の景色が見える。
次に、制御部35は、画像認識部33の認識結果により、サイドカメラ2の撮影画像に特徴物が含まれている否かを判定する(ステップS13)。特徴物が含まれていない場合(ステップS13:No)、制御部35は透過モードでの表示を継続する。一方、サイドカメラ2の撮影画像に特徴物が含まれている場合(ステップS13:Yes)、その特徴物を運転者に明瞭に見せる必要があるので、制御部35はサイドコンバイナ15を不透過モードにする(ステップS14)。これにより、サイドコンバイナ15は曇りガラスのような状態となり、図8(d)に例示するようにサイドコンバイナ15の後方にある実際の風景が見えなくなる。よって、運転者はサイドコンバイナ15に表示された表示画像に含まれる特徴物を明瞭に視認することができる。
次に、制御部35は、サイドカメラ2の撮影画像に特徴物が含まれているか否かを判定する(ステップS15)。撮影画像に特徴物が含まれている場合(ステップS15:Yes)、処理はステップS14へ戻り、制御部35は不透過モードでの表示を継続する。
一方、撮影画像に特徴物が含まれなくなった場合(ステップS15:No)、処理はステップS12へ戻り、制御部35は、サイドコンバイナ15を透過モードにする。
こうして、制御部35は、撮影画像に特徴物が含まれていない場合には透過モードで表示画像の表示を行い、撮影画像に特徴物が含まれている場合には不透過モードで表示画像の表示を行う。
[変形例]
(変形例1)
上記の実施例では、撮影画像に特徴物が含まれるか否かに応じて、サイドコンバイナ15の透過モードと不透過モードとを切り替えている。その代わりに、又は、それに加えて、車両の速度に応じてサイドコンバイナ15の透過モードと不透過モードを切り替えてもよい。例えば、車両が停車中及び低速走行中である場合には運転者に後方の画像をよく見せるためにサイドコンバイナ15を不透過モードとし、車両が中速及び高速走行中の場合にはサイドコンバイナ15を透過モードとしてもよい。さらには、右左折時の方向指示器(ウィンカー)の操作に応じてサイドコンバイナ15の透過モードと不透過モードとを切り替えてもよい。例えば、運転者により方向指示がなされている場合にはサイドコンバイナ15を不透過モードとし、右左折時の車両後方の様子を見やすく表示するのが好ましい。
(変形例1)
上記の実施例では、撮影画像に特徴物が含まれるか否かに応じて、サイドコンバイナ15の透過モードと不透過モードとを切り替えている。その代わりに、又は、それに加えて、車両の速度に応じてサイドコンバイナ15の透過モードと不透過モードを切り替えてもよい。例えば、車両が停車中及び低速走行中である場合には運転者に後方の画像をよく見せるためにサイドコンバイナ15を不透過モードとし、車両が中速及び高速走行中の場合にはサイドコンバイナ15を透過モードとしてもよい。さらには、右左折時の方向指示器(ウィンカー)の操作に応じてサイドコンバイナ15の透過モードと不透過モードとを切り替えてもよい。例えば、運転者により方向指示がなされている場合にはサイドコンバイナ15を不透過モードとし、右左折時の車両後方の様子を見やすく表示するのが好ましい。
(変形例2)
上記の実施例では、サイドカメラ2の撮影画像に特徴物が含まれていない場合でも、撮影画像をサイドコンバイナ15の全体に表示している。その代わりに、サイドカメラ2の撮影画像に特徴物が含まれていない場合には、図10(a)に示すように、サイドコンバイナ15の一部の領域のみに表示画像を表示する、即ち縮小画像15sを表示することとしてもよい。これは、撮影画像に特徴物が含まれていない場合には、表示画像を運転者に見せる必要性がそれほど高くないので、むしろ表示画像を小さくして、その背後の実際の風景をより見やすくした方がよいと考えられるからである。なお、図10(a)の例では、縮小画像15sはサイドコンバイナ15の領域の左下に配置されているが、これに限らず、サイドコンバイナ15内の任意の領域に縮小画像15sを表示することができる。
上記の実施例では、サイドカメラ2の撮影画像に特徴物が含まれていない場合でも、撮影画像をサイドコンバイナ15の全体に表示している。その代わりに、サイドカメラ2の撮影画像に特徴物が含まれていない場合には、図10(a)に示すように、サイドコンバイナ15の一部の領域のみに表示画像を表示する、即ち縮小画像15sを表示することとしてもよい。これは、撮影画像に特徴物が含まれていない場合には、表示画像を運転者に見せる必要性がそれほど高くないので、むしろ表示画像を小さくして、その背後の実際の風景をより見やすくした方がよいと考えられるからである。なお、図10(a)の例では、縮小画像15sはサイドコンバイナ15の領域の左下に配置されているが、これに限らず、サイドコンバイナ15内の任意の領域に縮小画像15sを表示することができる。
(変形例3)
上記の実施例では、サイドコンバイナ15を矩形とし、サイドコンバイナ15の形状に合わせて表示画像を表示している。しかし、実際には運転者はフロントガラス11方向を向いてシートに座り、すぐ横のサイドガラス12上の表示画像を見ることになる。そこで、運転者による見易さを考慮し、例えば図10(b)の画像15xに示すように、表示画像を手前側の縦方向の長さが短い台形としてもよい。この場合、サイドコンバイナ15は上記の実施例のように矩形に構成し、ユーザの選択により矩形の表示と台形の表示を切り替えられるようにするのが好ましい。
上記の実施例では、サイドコンバイナ15を矩形とし、サイドコンバイナ15の形状に合わせて表示画像を表示している。しかし、実際には運転者はフロントガラス11方向を向いてシートに座り、すぐ横のサイドガラス12上の表示画像を見ることになる。そこで、運転者による見易さを考慮し、例えば図10(b)の画像15xに示すように、表示画像を手前側の縦方向の長さが短い台形としてもよい。この場合、サイドコンバイナ15は上記の実施例のように矩形に構成し、ユーザの選択により矩形の表示と台形の表示を切り替えられるようにするのが好ましい。
(変形例4)
上記の実施例では、サイドコンバイナ15の大きさは、通常のサイドミラー程度の大きさとしている。その代わりに、サイドコンバイナ15を通常のサイドミラーより大きく構成しても良い。この場合、サイドカメラ2の撮影範囲(画角)も通常のサイドミラーに映る範囲よりも大きくすることが好ましい。こうすると、通常のサイドミラーの死角となる領域もサイドカメラ2で撮影して、サイドコンバイナ15に表示することができる。
上記の実施例では、サイドコンバイナ15の大きさは、通常のサイドミラー程度の大きさとしている。その代わりに、サイドコンバイナ15を通常のサイドミラーより大きく構成しても良い。この場合、サイドカメラ2の撮影範囲(画角)も通常のサイドミラーに映る範囲よりも大きくすることが好ましい。こうすると、通常のサイドミラーの死角となる領域もサイドカメラ2で撮影して、サイドコンバイナ15に表示することができる。
具体的には、図11に示すように、サイドガラス12にサイドコンバイナ15Lを設ける。ここで、サイドコンバイナ15Lは通常のサイドミラーよりも大きく、図11の領域15Nが通常のサイドミラーと同程度の大きさとなっている。こうして、サイドコンバイナ15Lを通常のサイドミラーより大きくした上で、サイドコンバイナ15Lの全体を利用して画像を表示するフルモードと、通常のサイドミラー程度の大きさの領域15Nのみを利用して画像を表示するサイドミラーモードとを切り替えて表示を行うこととしてもよい。なお、サイドミラーモードでは、サイドコンバイナ15L内の任意の位置に画像を表示することができる。
フルモードとサイドミラーモードとの切り替えについては、例えば、撮影画像に特徴物が含まれる場合にフルモードで表示し、特徴物が含まれない場合にサイドミラーモードで表示することとしてもよい。この場合も、制御部35は、撮影画像に特徴物が含まれる場合にはサイドコンバイナ15Lを不透過モードとし、特徴物が含まれない場合はサイドコンバイナ15Lを透過モードとすることが好ましい。また、車両の速度に応じてフルモードとサイドミラーモードを切り替えてもよい。さらには、運転者が予めいずれのモードを使用するかを設定するようにしてもよい。
1 車両
2 サイドカメラ
11 フロントガラス
12 サイドガラス
15 サイドコンバイナ
16 レーザプロジェクタ
33 画像認識部
35 制御部
2 サイドカメラ
11 フロントガラス
12 サイドガラス
15 サイドコンバイナ
16 レーザプロジェクタ
33 画像認識部
35 制御部
Claims (5)
- 移動体の左右の後方を撮影する撮影部による撮影画像を取得する取得部と、
前記移動体のサイドガラスの第1領域の透過度を制御する透過度制御部と、
前記サイドガラスの第1領域に、前記取得部が取得した画像に基づく表示画像を表示する表示制御部と、
を備えることを特徴とする表示制御装置。 - 前記透過度制御部は、前記撮影画像に特徴物が含まれている場合に、前記透過度を下げることを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
- 前記表示制御部は、前記移動体の速度に応じて、前記透過度を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示制御装置。
- 前記表示制御部は、前記撮影画像に特徴物が含まれている場合には前記サイドガラスの第1領域の全体に前記表示画像を表示し、前記撮影画像に特徴物が含まれていない場合には前記サイドガラスの第1領域の一部に前記表示画像を表示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の表示制御装置。
- 前記表示制御部は、前記サイドガラスの第1領域に、前記表示画像に対応する光を照射することにより、前記表示画像を表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の表示制御装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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