JP2015156032A - 位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 - Google Patents
位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015156032A JP2015156032A JP2015063027A JP2015063027A JP2015156032A JP 2015156032 A JP2015156032 A JP 2015156032A JP 2015063027 A JP2015063027 A JP 2015063027A JP 2015063027 A JP2015063027 A JP 2015063027A JP 2015156032 A JP2015156032 A JP 2015156032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- film
- wavelength
- retardation
- birefringence
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B5/00—Optical elements other than lenses
- G02B5/30—Polarising elements
- G02B5/3083—Birefringent or phase retarding elements
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10K—ORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
- H10K59/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
- H10K59/80—Constructional details
- H10K59/8791—Arrangements for improving contrast, e.g. preventing reflection of ambient light
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/1333—Constructional arrangements; Manufacturing methods
- G02F1/1335—Structural association of cells with optical devices, e.g. polarisers or reflectors
- G02F1/13363—Birefringent elements, e.g. for optical compensation
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Polarising Elements (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Mathematical Physics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
【解決手段】有機高分子と、少なくとも1種類以上の二色性色素と、を含んでなるフィルムからなる位相差板であって、前記位相差板のリターデーションをΔna・da、前記フィルムから前記二色性色素を除いたフィルムからなる位相差板のリターデーションをΔnb・db、としたとき下記式を満足する位相差板。Δna・da(580)/Δna・da(550)−Δnb・db(580)/Δnb・db(550)>0(ここで、Δna・da(580)およびΔnb・db(580)は、波長580nmにおける各位相差板のリターデーションであり、Δna・da(550)およびΔnb・db(550)は、波長550nmにおける各位相差板のリターデーション)
【選択図】図1
Description
前記位相差板のリターデーションをΔna・da、
前記フィルムから前記二色性色素を除いたフィルムからなる位相差板のリターデーションをΔnb・db、
とした場合に、下記式(1)を満足することを特徴とする、位相差板。
Δna・da(580)/Δna・da(550)−
Δnb・db(580)/Δnb・db(550)>0 (1)
(ここで、リターデーションとは、位相差板の複屈折Δnと位相差板の膜厚dの積で表され、Δna・da(580)およびΔnb・db(580)は、波長580nmにおける各位相差板のリターデーションであり、Δna・da(550)およびΔnb・db(550)は、波長550nmにおける各位相差板のリターデーションである。)
0.70<Δn・d(450)/Δn・d(550)<1.00 (2)
1.00<Δn・d(650)/Δn・d(550)<1.30 (3)
(ここで、Δn・d(450)、Δn・d(550)、Δn・d(650)は、それぞれ波長450nm、550nm、650nmにおける位相差板のリターデーションである。)
0.80<Δn・d(500)/Δn・d(550)<1.10 (4)
1.00<Δn・d(580)/Δn・d(550)<1.15 (5)
(ここで、Δn・d(500)、Δn・d(550)、Δn・d(580)は、それぞれ波長500nm、550nm、580nmにおける位相差板のリターデーションである。)
前記位相差板のリターデーションをΔna・da、
前記フィルムから前記二色性色素を除いたフィルムからなる位相差板のリターデーションをΔnb・db、
とした場合に、下記式(1)を満足するものである。
Δna・da(580)/Δna・da(550)−
Δnb・db(580)/Δnb・db(550)>0 (1)
(ここで、リターデーションとは、位相差板の複屈折Δnと位相差板の膜厚dの積で表され、Δna・da(580)およびΔnb・db(580)は、波長580nmにおける各位相差板のリターデーションであり、Δna・da(550)およびΔnb・db(550)は、波長550nmにおける各位相差板のリターデーションである。)
本発明の位相差板を説明する前に、従来の位相差板と本発明の位相差板の違いを説明する。
先ず、有機高分子の屈折率波長分散特性について図8を参照しながら説明する。
以下では、屈折率を、複素数N=n−ik(ここでnはNの実数部であり、通常「屈折率」と呼ばれるものに等しい。k(Nの虚数部)は、波長の関数α(λ)としてk=αλ/(4π)で表され吸収係数に関係するものである。)として表すことにする。
本発明による位相差板は、有機高分子と少なくとも1種類以上の二色性色素とを含んでなるフィルムからなる位相差板であって、上記式(1)満足するようなリターデション特性を有する新規な位相差板である。本発明においては、二色性色素を含むフィルムからなる位相差板の所定波長でのリターデーション比が、二色性色素を含まないフィルムからなる位相差板の所定波長でのリターデーション比よりも大きくすることにより、単層フィルムからなる位相差板であっても、異常光線屈折率neまたは複屈折Δnが「負の分散」特性を有するような位相差板を実現できる。位相差板が上記式(1)を満足しない場合、複屈折波長分散性特性が不十分となり、液晶表示装置に搭載した時の表示特性(コントラスト、色味)や有機EL表示装置に搭載した場合の反射防止性能が低下する等、支障が生じる可能性がある。
図10の細線(実線はne、点線はno)に示す通り、一般に、異方性を有する有機高分子の場合、双極子の種類が軸方向によって異なるため、異常光線屈折率neと常光線屈折率noは異なる「正の分散」カーブを示す。この有機高分子に、図11に示すような580nmに吸収極大波長を有する吸収スペクトルを持つ高い二色性を示す色素を添加すると、吸収波長付近である550〜650nmの波長領域において、異常光線屈折率neが「負の分散」特性を有する位相差板が得られる。ここで、高い二色性とは、有機高分子のne方向とno方向とで二色性色素の吸収特性の差が大きいものを意味する。図12には、二色性色素を添加する前後での有機高分子からなる位相差板の複屈折波長分散特性を示す。二色性色素を添加することで、550〜650nmの波長領域において、複屈折が「負の分散」を有する位相差板が得られることがわかる。
以上のことから、複屈折が「負の分散」特性を有する材料(有機高分子)に、異常分散領域を有する二色性色素を添加することにより、本発明の目的でもある可視光の全波長領域において複屈折がより理想に近い「負の分散」特性を有する位相差板が得られる。
0.70<Δn・d(450)/Δn・d(550)<1.00 (2)
1.00<Δn・d(650)/Δn・d(550)<1.30 (3)
また、より好ましくは、下記式(1−1)および(2−1)を満足する。
0.80<Δn・d(450)/Δn・d(550)<0.95 (2−1)
1.02<Δn・d(650)/Δn・d(550)<1.20 (3−1)
0.80<Δn・d(500)/Δn・d(550)<1.10 (4)
1.00<Δn・d(580)/Δn・d(550)<1.15 (5)
また、より好ましくは、下記式(3−1)および(4−1)を満足する。
0.85<Δn・d(500)/Δn・d(550)<1.05 (4−1)
1.02<Δn・d(580)/Δn・d(550)<1.12 (5−1)
まず、本発明に使用する二色性色素について説明する。ここでいう二色性色素とは、分子の長軸方向における吸光度と、短軸方向における吸光度とが異なる性質を有する色素をいう。このような性質を有するものであれば、二色性色素は特に制限されず、染料であっても顔料であってもよい。この染料は複数種用いてもよく、顔料も複数種用いてもよく、染料と顔料とを組み合わせてもよい。さらに、このような二色性色素は、重合性官能基を有していてもよく、液晶性を有していてもよい。重合性官能基としては、アクリル基、メタクリル基、ビニル基、ビニロキシ基、エポキシ基、オキセタニル基が好ましく、反応性の観点からアクリル基、エポキシ基、オキセタニル基が特に好ましい。液晶性については、ネマチック相、スメクチック相を有するものが好ましい。
延伸フィルムとして用いるポリマーとしては、光学フィルムとしての光学特性を維持するといった観点から、光学的等方性が高く且つ光透過率が80%以上を満足し、かつコストや連続生産性の観点から、例えば、ポリビニルアルコール、ポリイミド、ポリフェニレンオキシド、ポリフェニレンスルフィド、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリレート、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル系ポリマー;ジアセチルセルロースやトリアセチルセルロース等のセルロース系ポリマー;ポリカーボネート系ポリマー;ポリメチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリル系ポリマー等の透明ポリマー;ポリスチレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体等のスチレン系ポリマー;ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体等のオレフィン系ポリマー;ノボルネン誘導体等の環状オレフィンポリマー(ポリシクロオレフィン);塩化ビニル系ポリマー;ナイロンや芳香族ポリアミド等のアミド系ポリマー;等のポリマー材料及びこれらのブレンド物が挙げられる。また「環状オレフィンポリマー」は、ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、テトラシクロドデセンやそれらの誘導体等の環状オレフィンから得られる樹脂の一般的な総称である。また、このような基材の材料としての有機高分子材料としては、光学フィルムに好適な特性(例えば透明性等)を示すことが可能となること等から、セルロース系ポリマー、ポリカーボネート系ポリマー、環状オレフィンポリマー(シクロオレフィンポリマー:COP)がより好ましい。
有機高分子と二色性色素の混合方法としては、均一に混合させるため溶液状態で混合することが好ましい。具体的には、高分子を溶媒に懸濁または溶解し、これに添加物を懸濁または溶解して混合する方法が挙げられる。本発明で用いられる溶媒は、高分子に対する溶解度が大きい方が好ましい。有機高分子と二色性色素からなるフィルムの成膜法については、二色性色素や有機高分子を溶剤に溶かしキャストする溶剤キャスト法、固体状態で混練しダイなどから押し出しフィルムにする押出し成型法、固体状態で混練した後カレンダーロールでフィルムにするカレンダー法、プレスなどでフィルムにするプレス成型法などが例示される。この中でも膜厚精度に優れた溶剤キャスト法が好ましい。成膜後のフィルムの厚みは特に制限はないが、薄すぎると機械的強度に悪影響を及ぼし、厚すぎると溶媒キャスト法で成膜したときの溶媒の蒸発速度が遅くなり生産性が悪くなることから、ある程度の膜厚範囲にあることが好ましい。成膜後のフィルムの厚みとしては、20〜500μmが好ましく、更に好ましくは50〜300μmである。
液晶フィルムとは、液晶化合物を液晶状態において配向固定化したフィルムである。ここでいう液晶フィルムの配向とは、液晶化合物の分子鎖が特定の方向に並んだ状態を示しており、この状態はフィルムの位相差(Δn・d)測定により測定し得るが、ここでいう配向とは、例えば、測定波長550nmにおいてΔn・dが20nm以上を指す。Δn・dは、液晶フィルムの複屈折Δnと膜厚dの積である。液晶化合物は低分子でもよいし高分子でもよく、また、重合や架橋反応により高分子化するものでもよい。また、化合物の配向を固定化する方法としては、液晶化合物に重合性官能基を付与して重合性液晶化合物とし、重合により配向状態を固定化する方法や、液晶化合物の配向状態をガラス転移温度以下にすることでガラス状態として固定化する方法などがある。比較的低温で液晶化合物を配向できること、液晶化合物の分子設計が容易なことから、重合性液晶化合物を用いることが好ましい。
本発明による位相差板が液晶フィルムからなる場合において、液晶フィルムを構成する重合性液晶材料について説明する。重合性液晶化合物としては、重合により配向状態を固定化し得る液晶性の化合物であれば特に制限されず、公知の重合性の液晶化合物を適宜利用できる。また、このような重合性液晶化合物としては、基材上において平行配向させて、その配向状態を固定化し得る重合性液晶化合物を用いることが好ましい。更に、このような重合性液晶化合物としては、例えば、低分子の重合性液晶化合物(重合性基を有する液晶性モノマー)、高分子の重合性液晶化合物(重合性基を有する液晶性ポリマー)、及びこれらの混合物等を適宜利用することができる。
0.70<Δn・d(450)/Δn・d(550)<1.00 (1)
1.00<Δn・d(650)/Δn・d(550)<1.30 (2)
また、比視感度特性を考慮して、より好ましい測定波長550nm〜580nmにおいて、本発明による位相差板は、そのリターデーションΔn・d(複屈折Δnと位相差板の膜厚dの積)が、下記式(3)および(4)を満足することが好ましい。
0.80<Δn・d(500)/Δn・d(550)<1.10 (3)
1.00<Δn・d(580)/Δn・d(550)<1.15 (4)
特に、式(1)の要件を満足させる方法として、重合性高分子化合物が二種類以上のメソゲン基を有する化合物であり、そのうち少なくとも一つのメソゲン基を液晶層の平行配向の遅相軸に対して略直交方向に配向させることで、長波長になるほど、位相差が大きくなることが、特開2002−267838号公報や特開2010−31223号公報に記載されている。ここで、メソゲン(mesogen)基のメソゲンは、中間相(=液晶相)形成分子(「液晶辞典」、日本学術振興会、情報科学用有機材料第142委員会、液晶部会編、1989年)とも称され、液晶性分子構造とほぼ同義である。本発明では、棒状液晶におけるメソゲン基(棒状液晶の液晶性に関する分子構造)を採用することが好ましい。棒状液晶におけるメソゲン基については、各種文献(例えば、Flussige Kristalle in Tabellen誌、VEB Deutscher Verlag furGrundstoffindustrie, Leipzig(1984年)、第2巻)に記載されている。
本発明によれば、上記した位相差板と偏光板とを備えた楕円偏光板が提供される。位相差板と組み合わせて使用される直線偏光板としては、通常、偏光子の片側または両側に保護フィルムを有するものが使用される。偏光子は、特に制限されず、各種のものを使用でき、例えば、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着させて一軸延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等のポリエン系配向フィルム等が挙げられる。これらのなかでもポリビニルアルコール系フィルムを延伸して二色性材料(沃素、染料)を吸着・配向したものが好適に用いられる。偏光子の厚さも特に制限されないが、5〜80μm程度が一般的である。
本発明による画像表示装置は、上記した位相差板と偏光板を備えた楕円(円)偏光板を備えたものである。画像表示装置の種類は特に制限されず、液晶表示装置や有機EL表示装置、プラズマディスプレイ等のような公知の画像表示装置を適宜利用することができる。また、楕円(円)偏光板を画像表示装置に配置する方法等も特に制限されず、公知の方法を適宜利用することができる。
本発明による位相差板を適用した液晶表示装置について説明する。液晶表示装置は一般的に、偏光板、液晶セル、および位相差板、反射層、光拡散層、バックライト、フロントライト、光制御フィルム、導光板、プリズムシート等の部材から構成されるが、本発明においては上記した位相差板を使用する点を除いて特に制限は無い。また位相差板の使用位置は特に制限はなく、1カ所でも複数カ所でも良い。また、他の位相差板と組み合わせて使用することもできる。
本発明による位相差板を適用した有機エレクトロルミネセンス装置(有機EL表示装置)について説明する。一般に、有機EL表示装置は、透明基板上に透明電極と有機発光層と金属電極とを順に積層して発光体(有機エレクトロルミネセンス発光体)を形成している。ここで、有機発光層は、種々の有機薄膜の積層体であり、例えばトリフェニルアミン誘導体等からなる正孔注入層と、アントラセン等の蛍光性の有機固体からなる発光層との積層体や、あるいはこのような発光層とペリレン誘導体等からなる電子注入層の積層体や、またあるいはこれらの正孔注入層、発光層、および電子注入層の積層体等、種々の組み合わせをもった構成が知られている。
電圧の印加によって発光する有機発光層の表面側に透明電極を備えるとともに、有機発光層の裏面側に金属電極を備えてなる有機エレクトロルミネセンス発光体を含む有機EL表示装置において、透明電極の表面側に偏光板を設けるとともに、これら透明電極と偏光板との間に位相差板を設けることができる。
すなわち、この有機EL表示装置に入射する外部光は、偏光板により直線偏光成分のみが透過する。この直線偏光は位相差板により一般に楕円偏光となるが、とくに位相差板が1 /4 波長板でしかも偏光板と位相差板との偏光方向のなす角がπ/4 のときには円偏光となる。
(1)顕微鏡観察
オリンパス光学社製BH2偏光顕微鏡で液晶の配向状態を観察した。
(2)屈折率
屈折率no、neは、分光エリプソメトリー(堀場製作所社製、製品名「AUTO−SE」)を用い、温度20℃±2℃、相対湿度60±5%の条件下で、波長領域440〜1000nmのスペクトルを測定した。
(3)複屈折測定
Axometrics社製自動複屈折計Axoscanを用いた。
(5)二色性色素の偏光吸収スペクトル、透過率測定
日本分光(株)製分光スペクトル(V−570)を用いて測定した。
〈重合性液晶化合物(A)と二色性色素の混合溶液の調製〉
先ず、下記式(110)〜(113)で表わされる重合性液晶化合物(アクリレート系の重合性液晶化合物)をそれぞれ準備した。
配向基板は以下のようにして調製した。厚さ38μmのポリエチレンナフタレートフィルム(帝人(株)製)を15cm角に切り出し、アルキル変性ポリビニルアルコール(PVA:(株)クラレ製、MP−203)の5重量%溶液(溶媒は、水とイソプロピルアルコールの重量比1:1の混合溶媒)をスピンコート法により塗布し、50℃のホットプレートで30分乾燥した後、120℃のオーブンで10分間加熱した。次いで、レーヨンのラビング布でラビングした。得られたPVA層の膜厚は1.2μmであった。ラビング時の周速比(ラビング布の移動速度/基板フィルムの移動速度)は4とした。
このようにして得られた配向基板に、上述のようにして得られた液晶化合物(I)〜(IV)、二色性色素と重合開始剤と溶媒を含む混合溶液(第三の混合物)をスピンコート法により塗布(コーティング)して、塗膜(ウエット膜厚:5μm)を形成し、塗膜と配向基板との積層体を得た。
〈重合性液晶化合物(B)と二色性色素の混合溶液の調製〉
下記式で表される示される二種類以上のメソゲン基を有する化合物(21)と棒状液晶化合物(22)をそれぞれ準備した。なお、化合物(21)と棒状液晶化合物(22)は、特開2002−267838号公報に記載された方法により製造した。
上記混合溶液を利用した以外は、実施例1と同様にして光学フィルム(光学異方性層/接着剤層/TACフィルム)を得た。得られた光学フィルム(液晶フィルム/接着剤層/TACフィルム)を偏光顕微鏡下で観察すると、ディスクリネーションがなくモノドメインの均一な配向であることがわかった。図16に液晶フィルム層の屈折率の波長分散特性を、図17に液晶フィルム層の複屈折の波長分散特性を、表2に光学特性結果をまとめる。測定波長570〜620nmの範囲では、測定波長が長波長ほど異常光線屈折率が大きくなることを確認した。Δn・d(500)/Δn・d(550)=1.018であり、Δn・d(580)/Δn・d(550)=1.030であった。また、550nmでのΔn・dは138nmであり、Δn・d(450)/Δn・d(550)=0.962、Δn・d(650)/Δn・d(550)=1.273であった。特に、測定波長400nm〜510nmおよび560〜660nmの範囲では、測定波長が長波長ほど位相差が大きくなることを確認した。
〈重合性液晶化合物(C)と二色性色素の混合溶液の調製〉
実施例1で製造した第一の混合物(重合性液晶化合物(A))23質量%と実施例2で製造した第四の混合物(重合性液晶化合物(B))77質量%の質量比で混合し、第七の混合物(重合性液晶化合物(C)とする)を得た。次いで、前記第七の混合物に対して、実施例1と同じ二色性色素を総量100重量部に対して0.3質量部となる割合で添加し、更に、重合開始剤(BASF社製の商品名「イルガキュア651」、室温(25℃)条件下で固体)を、前記重合性液晶化合物(C)と二色性色素の総量100質量部に対して0.2質量部となる割合で添加して、前記重合性液晶化合物(C)、二色性色素と前記重合開始剤とを混合してなる第八の混合物(固体)を得た。
次いで、前記第八の混合物を、メチルエチルケトン(溶媒)中に溶解させて、孔径0.45μmのポリテトラフルオロエチレン製フィルターで不溶分をろ過して、重合性液晶化合物(C)、二色性色素と重合開始剤と溶媒を含む混合溶液(第九の混合物)を得た。なお、このような第九の混合物の製造に際しては、前記第九の混合物中の溶媒の含有量が80質量%となり、前記重合性液晶化合物(C)、二色性色素と前記重合開始剤との総量が20質量%となるようにして溶媒を用いた。
上記混合溶液を利用した以外は、実施例1と同様にして光学フィルム(光学異方性層/接着剤層/TACフィルム)を得た。図18に液晶フィルム層の屈折率の波長分散特性を、図19に液晶フィルム層の複屈折の波長分散特性を、表2に光学特性結果をまとめる。
測定波長540〜560nmの範囲では、測定波長が長波長ほど異常光線屈折率が大きくなることを確認した。また、550nmでのΔn・dは138nmであり、Δn・d(500)/Δn・d(550)=0.926であり、Δn・d(580)/Δn・d(550)=1.024であった。また、Δn・d(450)/Δn・d(550)=0.961であり、Δn・d(650)/Δn・d(550)=0.971であった。特に、測定波長500nm〜530nmおよび540〜560nmの範囲では、測定波長が長波長ほど位相差が大きくなることを確認した。
実施例2で製造した第四の混合物(重合性液晶化合物(B))に対して、二色性色素(長瀬産業製、G−241、トリスアゾ色素、吸収極大波長560nm)を総量100重量部に対して0.2質量部となる割合で添加した以外は、実施例2と同様の方法で混合溶液、光学フィルム(光学異方性層/接着剤層/TACフィルム)を得た。図20に液晶フィルム層の複屈折の波長分散特性を、表2に光学特性結果をまとめる。また、550nmでのΔn・dは138nmであり、Δn・d(500)/Δn・d(550)=0.963であり、Δn・d(580)/Δn・d(550)=1.016であった。また、Δn・d(450)/Δn・d(550)=0.897であり、Δn・d(650)/Δn・d(550)=1.038であった。特に、測定波長500nm〜600nmの範囲では、測定波長が長波長ほど位相差が大きくなることを確認した。
実施例2で製造した第四の混合物(重合性液晶化合物(B))に対して、二色性色素(長瀬産業製、G−241、トリスアゾ色素、吸収極大波長560nm)を総量100重量部に対して0.08質量部となる割合で添加した以外は、実施例2と同様の方法で混合溶液、光学フィルム(光学異方性層/接着剤層/TACフィルム)を得た。図21に液晶フィルム層の複屈折の波長分散特性を、表2に光学特性結果をまとめる。また、550nmでのΔn・dは138nmであり、Δn・d(500)/Δn・d(550)=0.973であり、Δn・d(580)/Δn・d(550)=1.014であった。また、Δn・d(450)/Δn・d(550)=0.910であり、Δn・d(650)/Δn・d(550)=1.029であった。特に、測定波長500nm〜600nmの範囲では、測定波長が長波長ほど位相差が大きくなることを確認した。
実施例2で製造した第四の混合物(重合性液晶化合物(B))に対して、二色性色素(昭和加工製、KDR−902、ジアゾ色素、吸収極大波長570nm)を総量100重量部に対して0.2質量部となる割合で添加した以外は、実施例2と同様の方法で混合溶液、光学フィルム(光学異方性層/接着剤層/TACフィルム)を得た。図22に液晶フィルム層の複屈折の波長分散特性を、表2に光学特性結果をまとめる。また、550nmでのΔn・dは138nmであり、Δn・d(500)/Δn・d(550)=0.966であり、Δn・d(580)/Δn・d(550)=1.024であった。また、Δn・d(450)/Δn・d(550)=0.894であり、Δn・d(650)/Δn・d(550)=1.042であった。
二色性色素を混合しない以外は、実施例1と同様にして光学フィルム(光学異方性層/接着剤層/TACフィルム)を得た。図23に液晶フィルム層の屈折率の波長分散特性を、図24に液晶フィルム層の複屈折の波長分散特性を、表2に光学特性結果をまとめる。
測定波長450〜700nmの範囲では、測定波長が長波長ほど異常光線屈折率が小さくなることを確認した。また、550nmでのΔn・dは138nmであり、Δn・d(500)/Δn・d(550)=1.033であり、Δn・d(580)/Δn・d(550)=0.985であった。また、Δn・d(450)/Δn・d(550)=1.080であり、Δn・d(650)/Δn・d(550)=0.957であった。特に、測定波長400〜700nmの範囲では、測定波長が長波長ほど位相差が小さくなることを確認した。
二色性色素を混合しない以外は、実施例2と同様にして光学フィルム(光学異方性層/接着剤層/TACフィルム)を得た。図25に液晶フィルム層の屈折率の波長分散特性を、図26に液晶フィルム層の複屈折の波長分散特性を、表2に光学特性結果をまとめる。また、550nmでのΔn・dは138nmであり、Δn・d(450)/Δn・d(550)=0.981であり、Δn・d(650)/Δn・d(550)=1.000であった。また、Δn・d(500)/Δn・d(550)=0.981であり、Δn・d(580)/Δn・d(550)=1.000であった。また、Δn・d(450)/Δn・d(550)=0.907であり、Δn・d(650)/Δn・d(550)=1.000であった。測定波長400〜550nmの範囲では、測定波長が長波長ほど位相差が大きくなるが、550nm以上では測定波長によらずほぼ位相差値は一定であることを確認した。また、測定波長450〜700nmの範囲では、測定波長が長波長ほど異常光線屈折率が小さくなることを確認した。特に、測定波長400〜700nmの範囲では、測定波長が長波長ほど位相差が小さくなることを確認した。
二色性色素を混合しない以外は、実施例2と同様にして光学フィルム(光学異方性層/接着剤層/TACフィルム)を得た。図27に液晶フィルム層の屈折率の波長分散特性を、図28に液晶フィルム層の複屈折の波長分散特性を、表2に光学特性結果をまとめる。
測定波長450〜700nmの範囲では、測定波長が長波長ほど異常光線屈折率が小さくなることを確認した。また、550nmでのΔn・dは138nmであり、Δn・d(500)/Δn・d(550)=1.013であり、Δn・d(580)/Δn・d(550)=0.990であった。また、Δn・d(450)/Δn・d(550)=1.016であり、Δn・d(650)/Δn・d(550)=0.973であった。特に、測定波長400〜700nmの範囲では、測定波長が長波長ほど位相差が小さくなることを確認した。
Δna・da(580)/Δna・da(550)−
Δnb・db(580)/Δnb・db(550)
から算出される値は、下記表3に示される通りであり、いずれも0よりも大きく、上記式(5)を満足することがわかった。
実施例2で作製した液晶フィルムを1枚偏光板反射型液晶表示装置に組み込み評価した。その構成は観察側から、偏光板/実施例2で作製した液晶フィルム/ガラス基板/ITO透明電極/配向膜/ツイストネマチッ液晶/配向膜/金属電極兼反射膜/ガラス基板である。各層間の粘着層は省略してある。電圧オフ時に白表示となるような貼り合わせ角度にして、目視にて色味の評価を実施した。特に電圧オン時の黒表示における着色が少なく、それによりコントラストが高く、視認性に優れることが確認できた。
実施例2で作製した光学フィルムを、市販の偏光板(住友化学社製SRW062)と、偏光板の吸収軸と光学フィルムの光軸が45度になるようにアクリル系粘着剤を介して貼り合わせて円偏光板を作製し、市販の有機ELディスプレイの有機EL素子の透明ガラス基板上にアクリル系粘着剤を介して貼着し、有機EL表示装置を作製した。その結果、円偏光板を配置しない場合に比べ、大幅な外光反射防止効果を発揮し、視認性の優れた有機EL表示装置が得られることが分かった。また、この有機EL表示装置の発光スペクトルは図13に示すグラフであり、実施例2で作製した光学フィルムを貼りあわせても、比較例2で貼り合わせた場合と比較して5%程度の透過率低下に抑えられることが確認できた。
2:高分子フィルム
3:円盤状分子
Claims (15)
- 有機高分子と、少なくとも1種類以上の二色性色素と、を含んでなるフィルムからなる位相差板であって、
前記位相差板のリターデーションをΔna・da、
前記フィルムから前記二色性色素を除いたフィルムからなる位相差板のリターデーションをΔnb・db、
とした場合に、下記式(1)を満足することを特徴とする、位相差板。
Δna・da(580)/Δna・da(550)−
Δnb・db(580)/Δnb・db(550)>0 (1)
(ここで、リターデーションとは、位相差板の複屈折Δnと位相差板の膜厚dの積で表され、Δna・da(580)およびΔnb・db(580)は、波長580nmにおける各位相差板のリターデーションであり、Δna・da(550)およびΔnb・db(550)は、波長550nmにおける各位相差板のリターデーションである。) - 異常光線屈折率neまたは複屈折Δnが、可視光領域の少なくとも一部の波長領域において、測定波長が長いほど大きくなる「負の分散」特性を有する、請求項1に記載の位相差板。
- 前記異常光線屈折率neおよび前記複屈折Δnの両方が、可視光領域の少なくとも一部の波長領域において、測定波長が長いほど大きくなる「負の分散」特性を有する、請求項1または2に記載の位相差板。
- 特定波長における前記位相差板のリターデーションの比が、下記式(2)および(3)を満足する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の位相差板。
0.70<Δn・d(450)/Δn・d(550)<1.00 (2)
1.00<Δn・d(650)/Δn・d(550)<1.30 (3)
(ここで、Δn・d(450)、Δn・d(550)、Δn・d(650)は、それぞれ波長450nm、550nm、650nmにおける位相差板のリターデーションである。) - 特定波長における前記位相差板のリターデーションの比が、下記式(4)および(5)を満足する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の位相差板。
0.80<Δn・d(500)/Δn・d(550)<1.10 (4)
1.00<Δn・d(580)/Δn・d(550)<1.15 (5)
(ここで、Δn・d(500)、Δn・d(550)、Δn・d(580)は、それぞれ波長500nm、550nm、580nmにおける位相差板のリターデーションである。) - 前記有機高分子の複屈折が「負の分散」特性を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の位相差板。
- 前記有機高分子が、重合性液晶化合物を所定の液晶配向状態において重合したものである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の位相差板。
- 前記液晶配向が平行配向である、請求項7に記載の位相差板。
- 前記有機高分子が、正の複屈折を有する有機高分子と負の複屈折を有する有機高分子からなる少なくとも二種類の有機高分子の混合体あるいは共重合体である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の位相差板。
- 前記フィルムが延伸されたものである、請求項9に記載の位相差板。
- 前記二色性色素の吸収極大波長が、測定波長380〜780nmの領域にある、請求項1〜10のいずれか一項に記載の位相差板。
- 前記二色性色素の吸収極大波長が、画像表示装置の発光スペクトルの吸収極大波長と異なっている、請求項1〜11のいずれか一項に記載の位相差板。
- 請求項1〜12のいずれか一項に記載の位相差板と偏光板とを備えた楕円偏光板。
- 請求項13に記載の楕円偏光板を備えた画像表示装置。
- 液晶表示装置または有機エレクトロルミネセンス表示装置である、請求項14に記載の画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015063027A JP2015156032A (ja) | 2013-07-23 | 2015-03-25 | 位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013152855 | 2013-07-23 | ||
JP2013152855 | 2013-07-23 | ||
JP2015063027A JP2015156032A (ja) | 2013-07-23 | 2015-03-25 | 位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014540241A Division JP5723077B1 (ja) | 2013-07-23 | 2014-07-18 | 位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015156032A true JP2015156032A (ja) | 2015-08-27 |
JP2015156032A5 JP2015156032A5 (ja) | 2016-01-07 |
Family
ID=52393264
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014540241A Active JP5723077B1 (ja) | 2013-07-23 | 2014-07-18 | 位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 |
JP2015063027A Pending JP2015156032A (ja) | 2013-07-23 | 2015-03-25 | 位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014540241A Active JP5723077B1 (ja) | 2013-07-23 | 2014-07-18 | 位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP5723077B1 (ja) |
KR (1) | KR101767854B1 (ja) |
TW (1) | TW201504697A (ja) |
WO (1) | WO2015012223A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019007009A (ja) * | 2015-09-01 | 2019-01-17 | Dic株式会社 | 粉体混合物 |
WO2021059819A1 (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 富士フイルム株式会社 | 偏光子形成用組成物、偏光子、積層体、および画像表示装置 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016085447A (ja) * | 2014-10-23 | 2016-05-19 | Jxエネルギー株式会社 | 位相差板、楕円偏光板、それを用いた表示装置および位相差板用重合性二色性色素 |
TWI569054B (zh) * | 2015-12-09 | 2017-02-01 | 財團法人工業技術研究院 | 寬波域相位延遲膜及應用其之寬波域圓偏光片 |
CN109154685B (zh) * | 2016-03-31 | 2022-04-19 | 日产化学株式会社 | 配向层形成组合物 |
KR102310172B1 (ko) * | 2017-05-25 | 2021-10-06 | 엘지디스플레이 주식회사 | 유기 발광 표시 장치 |
CN110456581A (zh) * | 2018-05-07 | 2019-11-15 | 青岛海信电器股份有限公司 | 一种显示面板以及显示设备 |
KR102823672B1 (ko) * | 2018-06-11 | 2025-06-20 | 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 | 광학 적층체 |
US10811396B2 (en) | 2019-01-20 | 2020-10-20 | Lextar Electronics Corporation | Display device |
CN113625373B (zh) * | 2020-05-06 | 2024-11-22 | 中强光电股份有限公司 | 显示装置、视角限制器及其制造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004325523A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Nippon Zeon Co Ltd | 位相差フィルム |
JP2005104149A (ja) * | 2003-09-11 | 2005-04-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | セルロースアシレートフィルム及びその溶液製膜方法並びにフィルム製品 |
JP2008058612A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Sony Corp | 液晶セル及び液晶表示装置 |
JP2009110005A (ja) * | 2006-06-28 | 2009-05-21 | Sharp Corp | 複合複屈折媒体、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2010079288A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-04-08 | Fujifilm Corp | 光学補償フィルム、偏光板、及び液晶表示装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3783787B2 (ja) * | 1995-02-27 | 2006-06-07 | 大日本インキ化学工業株式会社 | 重合性液晶組成物及び光学異方体の製造方法 |
JP3394682B2 (ja) * | 1996-05-09 | 2003-04-07 | 住友化学工業株式会社 | 光学異方体フィルムおよび液晶表示装置 |
JPH1090521A (ja) | 1996-07-24 | 1998-04-10 | Sumitomo Chem Co Ltd | 偏光軸回転積層位相差板およびこれを用いた投射型液晶表示装置 |
JPH1068816A (ja) | 1996-08-29 | 1998-03-10 | Sharp Corp | 位相差板及び円偏光板 |
JPH1152131A (ja) | 1997-08-01 | 1999-02-26 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 位相差板及びそれを用いた偏光素子 |
JP2000314885A (ja) | 1999-04-28 | 2000-11-14 | Sumitomo Chem Co Ltd | 積層位相差板、その積層偏光板、及びそれらを用いた液晶表示装置 |
JP2002048919A (ja) | 2000-04-25 | 2002-02-15 | Teijin Ltd | 位相差フィルム |
JP4320125B2 (ja) | 2001-03-06 | 2009-08-26 | 富士フイルム株式会社 | 位相差膜 |
JP2004325971A (ja) * | 2003-04-25 | 2004-11-18 | Nippon Zeon Co Ltd | 積層位相差板及びその製造方法 |
US20060051586A1 (en) * | 2004-08-28 | 2006-03-09 | Park Sang H | Film for PDP filter, PDP filter comprising the same and plasma display panel produced by using the PDP filter |
-
2014
- 2014-07-18 KR KR1020167001968A patent/KR101767854B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 2014-07-18 JP JP2014540241A patent/JP5723077B1/ja active Active
- 2014-07-18 WO PCT/JP2014/069210 patent/WO2015012223A1/ja active Application Filing
- 2014-07-24 TW TW103125389A patent/TW201504697A/zh unknown
-
2015
- 2015-03-25 JP JP2015063027A patent/JP2015156032A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004325523A (ja) * | 2003-04-21 | 2004-11-18 | Nippon Zeon Co Ltd | 位相差フィルム |
JP2005104149A (ja) * | 2003-09-11 | 2005-04-21 | Fuji Photo Film Co Ltd | セルロースアシレートフィルム及びその溶液製膜方法並びにフィルム製品 |
JP2009110005A (ja) * | 2006-06-28 | 2009-05-21 | Sharp Corp | 複合複屈折媒体、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2008058612A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Sony Corp | 液晶セル及び液晶表示装置 |
JP2010079288A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-04-08 | Fujifilm Corp | 光学補償フィルム、偏光板、及び液晶表示装置 |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019007009A (ja) * | 2015-09-01 | 2019-01-17 | Dic株式会社 | 粉体混合物 |
WO2021059819A1 (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 富士フイルム株式会社 | 偏光子形成用組成物、偏光子、積層体、および画像表示装置 |
JPWO2021059819A1 (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | ||
JP7449301B2 (ja) | 2019-09-27 | 2024-03-13 | 富士フイルム株式会社 | 偏光子形成用組成物、偏光子、積層体、および画像表示装置 |
JP7573713B2 (ja) | 2019-09-27 | 2024-10-25 | 富士フイルム株式会社 | 偏光子形成用組成物、偏光子、積層体、および画像表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR20160023861A (ko) | 2016-03-03 |
JPWO2015012223A1 (ja) | 2017-03-02 |
TW201504697A (zh) | 2015-02-01 |
JP5723077B1 (ja) | 2015-05-27 |
KR101767854B1 (ko) | 2017-08-11 |
WO2015012223A1 (ja) | 2015-01-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5723077B1 (ja) | 位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 | |
JP6392257B2 (ja) | 位相差板、位相差板を用いた積層偏光板、および位相差板を用いた表示装置 | |
JP4207180B2 (ja) | 位相差板およびその製造方法、光学フィルム | |
WO2009150779A1 (ja) | 楕円偏光板およびそれを用いた垂直配向型液晶表示装置 | |
JP2015161714A (ja) | 位相差板、楕円偏光板およびそれを用いた表示装置 | |
JP2005266696A (ja) | 円偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置 | |
CN100547441C (zh) | 垂直取向液晶膜、包含该膜的光学膜和图象显示设备 | |
JP2008009403A (ja) | 楕円偏光板、楕円偏光板の製造方法および液晶表示装置 | |
JP2008191630A (ja) | 楕円偏光板、その製造方法、輝度向上フィルムおよび画像表示装置 | |
JP2016090613A (ja) | 積層偏光板および表示装置 | |
JP4138681B2 (ja) | ねじれ傾斜配向フィルムの製造方法 | |
JP2016133728A (ja) | 積層体の製造方法、積層体、偏光板および画像表示装置 | |
JP2016139566A (ja) | 有機エレクトロルミネッセンス表示装置 | |
JP2004287416A (ja) | 傾斜配向フィルムの製造方法、傾斜配向フィルムおよびそれを用いた画像表示装置 | |
KR20160092928A (ko) | 위상차판, 위상차판을 이용한 적층 편광판, 및 위상차판을 이용한 표시장치 | |
JP3992969B2 (ja) | ホメオトロピック配向液晶フィルム、輝度向上フィルムおよび光学フィルム | |
WO2014157182A1 (ja) | 積層偏光板及び水平配向型液晶表示装置 | |
JP2005292225A (ja) | 光学フィルムおよび画像表示装置 | |
JP2005037890A (ja) | 偏光子の製造方法、偏光子、光学フィルムおよび画像表示装置 | |
JP2016085447A (ja) | 位相差板、楕円偏光板、それを用いた表示装置および位相差板用重合性二色性色素 | |
JP2005274909A (ja) | 位相差板の製造方法およびそれにより製造される位相差板 | |
JP4059683B2 (ja) | 複屈折性フィルム、その製造方法、光学フィルムおよび画像表示装置 | |
JP6359421B2 (ja) | 積層偏光板および表示装置 | |
JP2016188960A (ja) | 位相差板、位相差板を用いた積層偏光板、および位相差板を用いた表示装置 | |
JP2017037150A (ja) | 位相差板、位相差板を用いた積層偏光板、および位相差板を用いた表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151113 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160902 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20161129 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20170224 |