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JP2015155278A - 鞍乗り型車両のステップ構造 - Google Patents

鞍乗り型車両のステップ構造 Download PDF

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JP2015155278A JP2014031557A JP2014031557A JP2015155278A JP 2015155278 A JP2015155278 A JP 2015155278A JP 2014031557 A JP2014031557 A JP 2014031557A JP 2014031557 A JP2014031557 A JP 2014031557A JP 2015155278 A JP2015155278 A JP 2015155278A
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】鞍乗り型車両のステップ構造において、車両全体のデザイン性を向上させる。【解決手段】車幅方向に起立する使用状態と車両側面に沿うように倒れる収納状態の間で起伏自在に回動するステップを備えた鞍乗り型車両のステップ構造において、ステップ19は、ステップの端部に設けられた軸39を中心に回動自在に設けられると共に、収納状態において軸39がステップ19の後部に位置するように収納される。【選択図】図3

Description

本発明は、鞍乗り型車両のステップ構造に関する。
従来、鞍乗り型車両のステップ構造において、同乗者の足置きであるピリオンステップを後上方に倒して収納するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−54465号公報
ところで、ピリオンステップを後上方に倒して収納すると、一人乗りの場合に、側面視において後上方に向くピリオンステップが外観上不要な突起物として常に視認されることとなる。この場合、側面視において後上方に向く外観上不要な突起物の存在感を消すことができず、車両全体のデザイン性を損なう可能性があり、車両全体のデザイン性を向上させることができる構造が求められている。
そこで本発明は、鞍乗り型車両のステップ構造において、車両全体のデザイン性を向上させることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車幅方向に起立する使用状態と車両側面に沿うように倒れる収納状態の間で起伏自在に回動するステップ(18,19)を備えた鞍乗り型車両(1)のステップ構造において、前記ステップ(19)は、前記ステップ(19)の端部(19a)に設けられた軸(39)を中心に回動自在に設けられると共に、前記収納状態において前記軸(39)が前記ステップ(19)の後部に位置するように収納されることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記ステップ(18,19)は、同乗者が足を置くピリオンステップ(19)と、前記ピリオンステップ(19)の前方に配置され、運転者が足を置くメインステップ(18)と、を備え、前記ピリオンステップ(19)は、前記収納状態において前記メインステップ(18)の側に向けて倒されることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記軸(39)、前記ピリオンステップ(19)及び前記メインステップ(18)は、ホルダ(30)に設けられることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記ホルダ(30)には、車幅方向内側に凹み、且つ、前記ステップ(19)を収納する収納部(37)が設けられることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記ステップ(19)の前記使用状態において前記ステップ(19)が前方に倒れることを止める係止手段(38)を更に備えることを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、前記ステップ(19)は、ホルダ(30)に設けられ、前記ホルダ(30)には、車幅方向内側に凹み、且つ、前記ステップ(19)を収納する収納部(37)が設けられ、前記係止手段(38)は、前記収納部(37)の下側に形成された段部(38)を備えることを特徴とする。
請求項7に記載した発明は、前記段部(38)は、後下方に面するように傾斜する第一傾斜面(38g1)を有し、前記ステップ(19)には、前記使用状態において前記第一傾斜面(38g1)に沿うように傾斜する傾斜部(19g1)が設けられることを特徴とする。
請求項8に記載した発明は、前記ステップ(19)は、前記使用状態において前記軸(39)に沿って下方に移動して前記傾斜部(19g1)を前記第一傾斜面(38g1)に係止させることを特徴とする。
請求項9に記載した発明は、前記ステップ(19)は、ホルダ(30)に設けられ、前記ホルダ(30)は、前記収納状態の前記ステップ(19)の後側に、前上方に面するように傾斜する第二傾斜面(34g2)を更に有することを特徴とする。
請求項10に記載した発明は、前記ステップ(19)は、前記使用状態から後方に回動すると、前記第二傾斜面(34g2)に摺接して上方に移動されることを特徴とする。
請求項11に記載した発明は、前記ステップ(19)は、ホルダ(30)に設けられ、前記ホルダ(30)には、少なくとも車幅方向外側に開口する開口部(36)が設けられ、前記ステップ(19)は、前記収納状態において前記開口部(36)の縁に沿う操作部(19f2)を有することを特徴とする。
請求項12に記載した発明は、前記ステップ(19)は、ホルダ(30)に設けられ、前記ステップ(19)における同乗者が足を置くピリオンステップ(19)は、マフラー(24b)の近傍に配置され、前記ホルダ(30)は、側面視において後方に凸の三角形状であり、前記ホルダ(30)の少なくとも前側頂部(30a,30b)は、車体フレーム(5)に取り付けられ、前記ホルダ(30)の後側頂部(30c)には、前記マフラー(24b)を支持するマフラーステー(24c)が取り付けられることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、ステップを前方に倒して収納することにより、一人乗りの場合であっても、側面視において後上方に向く外観上不要な突起物の存在感を消すことができる。よって、車両全体のデザイン性を向上させることができる。
請求項2に記載した発明によれば、ピリオンステップを未使用時にメインステップに向けて倒すことにより、ピリオンステップの先端部が運転者に近づけられ、デザイン自由度を向上させることができる。また、ピリオンステップの先端部が運転者から遠ざかる構成に比べて、ピリオンステップを目立ちにくくすることができる。
請求項3に記載した発明によれば、軸、ピリオンステップ及びメインステップをホルダに集約させることにより、軸、ピリオンステップ及びメインステップをホルダに組み付けし易くなるため、生産性を向上させることができる。また、軸、ピリオンステップ、メインステップ及びホルダを一体としたデザインとすることができるため、デザイン性を向上させることができる。
請求項4に記載した発明によれば、ステップを収納部に隠すことができるため、平面視における外観性を確保することができる。
請求項5に記載した発明によれば、係止手段によってステップが前方に倒れないようにすることができるため、乗員の足置き性を確保することができる。
請求項6に記載した発明によれば、段部によって確実且つ容易にステップが前方に倒れないようにすることができる。また、段部の上側に収納部があるため、ステップを収納する際には意思を持ってステップを引き上げさせることができる。
請求項7,8に記載した発明によれば、ステップを収納する際には意思を持ってステップを引き上げなければならないが、ステップをただ単に上に引き上げたのでは傾斜部が第一傾斜面に引っ掛かるためステップを引き上げることができない。つまり、ステップを収納する際には、ステップをいったん後方に倒してから引き上げなければならないため、確実に意思を持ってステップを引き上げさせることができる。
請求項9,10に記載した発明によれば、第二傾斜面に沿ってステップを後方に倒すことによりステップを上昇させることができ、ステップが上昇したところで前方に倒すことができるため、ステップを収納する際の取扱い性を向上させることができる。
請求項11に記載した発明によれば、ステップの操作部と開口部とを一体としたデザインとすることができるため、デザイン性を向上させることができる。また、開口部の縁に沿うステップの操作部を持ってピリオンステップを引き上げることができるため、ステップを収納する際の取扱い性を向上させることができる。
請求項12に記載した発明によれば、ピリオンステップ及びマフラーステーをホルダに集約させることにより、ピリオンステップ及びマフラーステーをホルダに組み付けし易くなるため、生産性を向上させることができる。また、ホルダの後側頂部にマフラーステーが取り付けられるため、マフラーステーの取付部を別途設ける構成に比べて、部品点数を削減することができる。また、ピリオンステップ、マフラーステー及びホルダを一体としたデザインとすることができるため、デザイン性を向上させることができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車のステップ周辺の右側面図である。 上記自動二輪車のピリオンステップの収納状態を示す右側面図である。 上記自動二輪車のピリオンステップを収納状態から使用状態とするまでの動作を説明するための上面図である。 図4に続く、上記ピリオンステップを使用状態とするまでの動作を説明するための右側面図である。 上記ピリオンステップを使用状態から収納状態とするまでの動作を説明するための上面図である。 上記ピリオンステップを使用状態から収納状態とするまでの動作を説明するための右側面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UPが示されている。
図1は、本発明の実施形態における自動二輪車1の左側面図である。
図1に示す自動二輪車1(鞍乗り型車両)において、その前輪2は左右一対のフロントフォーク3の下端部に軸支される。左右フロントフォーク3の上部は、ステアリングステム4を介して車体フレーム5の前端部のヘッドパイプ6に操向可能に枢支される。ステアリングステム4上には、操向用のバーハンドル4aが取り付けられる。ステアリングステム4の前方には、フロントカウル4bが取り付けられる。
車体フレーム5は、複数種の鋼材を溶接等によって一体結合してなる。車体フレーム5は、ヘッドパイプ6の上部後側から斜め下後方へ延びた後に下方へ屈曲して延びる単一のメインフレーム7と、ヘッドパイプ6の下部後側から斜め下後方へ延びる単一のダウンフレーム8と、ダウンフレーム8の下端部に連なるハンガーブラケット9と、メインフレーム7の後下端部に設けられるピボットブラケット11と、メインフレーム7の屈曲部後側から後方へ延びる左右一対のシートレール12と、ピボットブラケット11後側から左右シートレール12の前後中間部下側に向けて斜め上後方へ延びる左右一対のサポートパイプ13と、を有する。
自動二輪車1の後輪14は、車体後部下側で前後に延びるスイングアーム15の後端部に軸支される。スイングアーム15の前端部は、車体フレーム5の前後中間部のピボットブラケット11にピポット軸51を介して上下揺動可能に枢支される。後輪14は、自動二輪車1の原動機であるエンジン21に対して、車体後部左側に配設された例えばチェーン式の伝動機構14aを介して連結される。
エンジン21は、その下部を構成するクランクケース22の前部上方にシリンダ23を起立させる。シリンダ23は、クランクケース22側から順に、シリンダ本体23a、シリンダヘッド23b及びヘッドカバー23cが積み重なる。図中符号C1はシリンダ23の起立方向に沿うシリンダ軸線を示す。
シリンダ23の上方には燃料タンク16が配置され、燃料タンク16の後方にはシート17が配置される。図中符号18は運転者用のメインステップ18を、符号19は後部同乗者用のピリオンステップ19をそれぞれ示す。
シリンダヘッド23bの前部には、排気管24aが接続される。排気管24aは、エンジン21の前方及び下方を跨いで屈曲し、後方に延びる。排気管24aの後端部には、マフラー24bが接続される。マフラー24bは、車体後部右側に配置され、メインステップ18の下側から斜め上後方に延びる。図中符号19aは、後部同乗者用のドレスガードを示す。
自動二輪車1の車体の周囲には、合成樹脂製の各種カバー類が取り付けられる。具体的に、ステアリングステム4には、前記フロントカウル4bが取り付けられる。左右フロントフォーク3間には、フロントフェンダ4cが取り付けられる。車体フレーム5前部の左右側方には、左右シュラウド25が取り付けられる。車体フレーム5前後中間部の左右側方には、左右サイドカバー26が取り付けられる。車体フレーム5後部の左右側方には、左右リヤサイドカバー27が取り付けられる。車体フレーム5後端部には、リヤエンドカバー28が取り付けられる。車体フレーム5後端部の下方には、リヤフェンダ29が取付けられる。
図2は、上記自動二輪車1のステップ周辺の右側面図である。
図2を併せて参照し、左右メインステップ18及び左右ピリオンステップ19のそれぞれは、ピボットブラケット11の側面に左右ホルダを介して支持される。
以下、左右ホルダのうち右ホルダ30(以下、単にホルダ30と称することがある。)を例示して説明する。左ホルダは、その形状が右ホルダ30と左右対称であることを除き、右ホルダ30と同様の構成であるため、その詳細な説明を省略する。
図3は、上記自動二輪車1のピリオンステップ19の収納状態を示す右側面図である。
ここで、「ピリオンステップ19の収納状態」は、ピリオンステップ19が車両側面に沿うように倒れる状態を意味する。以下、「ピリオンステップ19の収納状態」を、単に「収納状態」ということがある。
図3を併せて参照し、ホルダ30は、その前端部を構成する前壁部31と、前壁部31の後方に延びる上壁部32及び下壁部33と、上壁部32及び下壁部33のそれぞれの後端部を結合する結合部34と、を有する。ホルダ30は、例えば、鉄やアルミニウム合金等の金属を用いた鋳造により一体に形成されてなる。
前壁部31の前上端部30aは、ピボットブラケット11の右側端部の上部にボルトにより締結固定される。前壁部31の前下端部30bは、ピボットブラケット11の右側端部の下部にボルトにより締結固定される。
前壁部31は、車両上下方向に対して上側ほど車両後方に位置するように傾斜して上下に延びる。前壁部31の前面31f1と後面31f2とは、略平行である。前壁部31は、車両前後方向で略一定の幅(前面31f1と後面31f2との間の距離)を有すると共に、車幅方向で略一定の厚みを有する。
上壁部32は、前壁部31の上側後端部から後方へ略水平に延びる。上壁部32の前端部は、前壁部31の上側後端部と一体に連なる。上壁部32の上面32f1と下面32f2とは、略平行である。上壁部32は、車両上下方向で略一定の幅(上面32f1と下面32f1との間の距離)を有すると共に、車幅方向で略一定の厚みを有する。
下壁部33は、前壁部31の下側後端部から後上がりに後方へ延びる。下壁部33の前端部は、前壁部31の下側後端部と一体に連なる。下壁部33の上面33f1と下面33f2とは、略平行である。下壁部33は、略一定の幅(上面33f1と下面33f2との間の距離)を有すると共に、車幅方向で略一定の厚みを有する。
結合部34は、車両前後方向に対して後側ほど上下幅が小さくなるように車両後方に凸に形成される。結合部34の上下中央前端部の前面34f1は、前下方に面するように傾斜する。結合部34の上側前端部は、上壁部32の後端部と一体に連なる。結合部34の下側前端部は、下壁部33の後端部と一体に連なる。結合部34は、車幅方向で略一定の厚みを有する。
前壁部31の前面31f1は、前上方に面するように傾斜する傾斜面をなす。前壁部31の上面31f3、上壁部32の上面32f1及び結合部34の上面34f2は、略面一をなし、全体として、略水平面をなす。前壁部31の下面31f4、下壁部33の下面33f2及び結合部34の下面34f3は、略面一をなし、全体として、後下方に面するように傾斜する傾斜面をなす。これにより、ホルダ30は、右側面視において後方に凸の三角形状となっている。
前壁部31、上壁部32、下壁部33及び結合部34のそれぞれは、車幅方向で略同じ厚みを有する。これにより、ホルダ30は、上面視において前後に延びる長方形状となっている。
ホルダ30の上下前後中央部には、車幅方向に貫通する開口部36が設けられる。開口部36は、前壁部31の後面31f2、上壁部32の下面32f2、下壁部33の上面33f1及び結合部34の前面34f1によって区画される空間である。開口部36は、右側面視においてホルダ30の外形と概ね相似する外形を有し、後方に凸の三角形状となっている。
尚、開口部36は車幅方向に貫通することに限らず、車幅方向外側に開口していてもよい。
ホルダ30には、車幅方向内側に凹む収納部37が設けられる。収納部37は、上壁部32の後部と結合部34の上側前部とに亘って前後に延びる。収納部37は、ピリオンステップ19を収納可能な大きさの空間を有する。収納部37の前側下部は開口部36に開放される。
収納部37は、車幅方向で略一定の幅を有する。ピリオンステップ19は、収納状態において車幅方向で略一定の幅を有する。収納部37の車幅方向の幅は、ピリオンステップ19の車幅方向の幅と略同じとなっている。
尚、収納部37の車幅方向の幅は、ピリオンステップ19の車幅方向の幅よりも大きくなっていることが好ましい。これにより、上面視においてピリオンステップ19全体を収納部37に隠すことができるため、上面視の見栄えを向上する観点から好適である。
結合部34の前部且つ収納部37の下側には、段部38が設けられる。段部38は、ピリオンステップ19の使用状態において、ピリオンステップ19が前方に倒れることを止める係止手段として機能する。
ここで、「ピリオンステップ19の使用状態」は、ピリオンステップ19が車幅方向に起立する状態を意味する。以下、「ピリオンステップ19の使用状態」を、単に「使用状態」ということがある。
段部38の後面をなす第一傾斜面38g1は、後下方に面するように傾斜する傾斜面をなす。段部38の上面38g2は、収納状態においてピリオンステップ19を挟んで結合部34の上内壁面34g1と対向し、略水平をなす。ピリオンステップ19の使用状態において、ピリオンステップ19の前側下部には、段部38の第一傾斜面38g1に沿うように傾斜する第一傾斜部19g1(傾斜部)が設けられる(図5参照)。
第一傾斜部19g1は、ピリオンステップ19の使用状態において、前記段部38と共にピリオンステップ19が前方に倒れることを止める係止手段として機能する。ピリオンステップ19は、使用状態において軸39に沿って下方に移動して第一傾斜部19g1を第一傾斜面38g1に係止させる。
結合部34には、車幅方向内側に凹む空間34sが設けられる。空間34sは、収納部37に連通する。空間34sは、ピリオンステップ19を収納状態から使用状態とするまでの移動経路として機能すると共に、ピリオンステップ19を使用状態から収納状態とするまでの移動経路としても機能する。
空間34sは、結合部34の上内壁面34g1、結合部34の下内壁面をなす第二傾斜面34g2及び段部38の第一傾斜面38g1等によって区画される。第二傾斜面34g2は、収納状態においてピリオンステップ19の後側に位置する。第二傾斜面34g2は、前上方に面するように傾斜する傾斜面をなす。ピリオンステップ19は、使用状態から後方に回動すると、第二傾斜面34g2に摺接して上方に移動される。
ピリオンステップ19の使用状態において、ピリオンステップ19の後側下部には、結合部34の第二傾斜面34g2に沿うように傾斜する第二傾斜部19g2が設けられる(図5参照)。
結合部34の空間34sには、車両上下方向に延びる軸39が設けられる。軸39は、ピリオンステップ19の基端部19aに設けられる。軸39の上端部は結合部34の上内壁面34g1(上内壁部)に取り付けられ、軸39の下端部は結合部34の第二傾斜面34g2(下内壁部)に取り付けられる。
ピリオンステップ19は、軸39を中心に回動自在に設けられる。ピリオンステップ19は、収納状態において軸39がピリオンステップ19の後部に位置するように、収納部37に収納される。
軸39、ピリオンステップ19及びメインステップ18は、ホルダ30に設けられる。
ピリオンステップ19の前方には、メインステップ18が設けられる。メインステップ18は、前壁部31の下部に取り付けられる。ピリオンステップ19は、収納状態においてメインステップ18の側に向けて倒される。
ピリオンステップ19は、収納状態において車両前後方向に延びる。ピリオンステップ19の先端部19bは、収納状態において前側ほど上下厚みが小さくなるように先細りに構成される。ピリオンステップ19の上面19f1は、収納状態において結合部34の上内壁面34g1に沿うように略水平をなす。ピリオンステップ19の前部下面19f2(操作部)は、収納状態において上壁部32の下面32f2に沿うように略水平をなす。ピリオンステップ19の後部下面19f3は、収納状態において段部38の上面38g2に沿うように略水平をなす。
ピリオンステップ19の前部下面19f2と後部下面19f3との間には、前部下面19f2及び後部下面19f3のそれぞれと一体に連なる下部傾斜面19f4(操作部)が設けられる。ピリオンステップ19の下部傾斜面19f4は、収納状態において結合部34の前面34f1に沿うように、前下方に面するように傾斜する。
ピリオンステップ19の上面19f1と前部下面19f2との間には、上面19f1及び前部下面19f2のそれぞれと一体に連なる前部傾斜面19f5が設けられる。ピリオンステップ19の前部傾斜面19f5は、収納状態において前上方に面するように傾斜する。
ピリオンステップ19の後面19f6は、収納状態において後方に面する平面をなす。
収納部37は、ピリオンステップ19の外形に沿って形成される。具体的に、収納部37は、ピリオンステップ19の上面19f1、前部傾斜面19f5、前部下面19f2、下部傾斜面19f4、後部下面19f3及び後面19f6のそれぞれに沿うように形成される輪郭線によって区画される。
ピリオンステップ19は、収納状態において開口部36の縁に沿う操作部19f2,19f4を有する。具体的に、操作部19f2,19f4は、ピリオンステップ19の前側下部に位置し、収納状態において開口部36を区画する面のうち上壁部32の下面32f2の後部から結合部34の前面34f1の前上部に亘る部分に沿う。操作部19f2,19f4は、開口部36の内方に臨む。
ピリオンステップ19は、マフラー24bの上部前方において、マフラー24bの近傍に配置される。ホルダ30の前側頂部(前上端部30a及び前下端部30b)はピボットブラケット11に取り付けられる。ホルダ30の後側頂部30cには、マフラー24bを支持するマフラーステー24cが取り付けられる。
以下、図4から図7を用いて、ピリオンステップ19の動作を説明する。
先ず、図4及び図5を用いて、ピリオンステップ19を収納状態から使用状態とするまでの動作について説明する。
図4は、上記自動二輪車1のピリオンステップ19を収納状態から使用状態とするまでの動作を説明するための上面図である。
図5は、図4に続く、上記ピリオンステップ19を使用状態とするまでの動作を説明するための右側面図である。
図4に示すように、ピリオンステップ19を収納状態から使用状態とするには、ピリオンステップ19を収納部37から右側方へ引き出し、上面視で軸39を中心として右回りの方向V1に略90°回動させ、ピリオンステップ19を車両前後方向に沿う状態から車幅方向に沿う状態(図5に示す中間状態Is1)とする。例えば、ピリオンステップ19を収納部37から引き出す際には、開口部36に開放するピリオンステップ19の操作部19f2,19f4を把持して引き出す。尚、右側方に露出するピリオンステップ19の右側面を把持して引き出してもよい。
図5に示すように、収納部37から引き出された中間状態Is1のピリオンステップ19を、軸39の延びる方向に沿って下方V2に移動させることにより、ピリオンステップ19の使用状態となる。ピリオンステップ19の使用状態においては、ピリオンステップ19の第一傾斜部19g1と段部38の第一傾斜面38g1とが当接すると共に、ピリオンステップ19の第二傾斜部19g2と結合部34の第二傾斜面34g2とが当接する。
ピリオンステップ19の使用状態において、ピリオンステップ19の第一傾斜部19g1と段部38の第一傾斜面38g1とが当接することで、ピリオンステップ19の前方への移動(図4に示す方向V1の回動とは反対方向の回動、すなわち上面視で軸39を中心とする左回りの回動)が規制される。そのため、ピリオンステップ19に対し後部同乗者の体重が後方から前方に負荷されたとしても、ピリオンステップ19が前方にずれることを回避することができる。
一方、ピリオンステップ19の使用状態において、ピリオンステップ19の後方への移動(図4に示す方向V1の回動)は規制されていない。そのため、ピリオンステップ19に対し走行中に前から衝撃が加わったとしても、ピリオンステップ19を後方にずらして衝撃を逃がすことができる。また、ピリオンステップ19の使用状態において、ピリオンステップ19の第二傾斜部19g2と結合部34の第二傾斜面34g2とが当接することで、ピリオンステップ19の後方への移動がスムーズになるため、前記衝撃を効果的に逃がすことができる。
次に、図6及び図7を用いて、ピリオンステップ19を使用状態から収納状態とするまでの動作について説明する。
図6は、上記ピリオンステップ19を使用状態から収納状態とするまでの動作を説明するための上面図である。
図7は、上記ピリオンステップ19を使用状態から収納状態とするまでの動作を説明するための右側面図である。
図6及び図7に示すように、ピリオンステップ19を使用状態から収納状態とするには、先ず、ピリオンステップ19を、上面視で軸39を中心として右回りの方向V3に所定角度回動させ、車幅方向に沿う状態から右後方に傾斜する状態(図7に示す中間状態Is2を経た中間状態Is3)とする。この場合、ピリオンステップ19は、右側面視でピリオンステップ19の第二傾斜部19g2が結合部34の第二傾斜面34g2に摺接して後上方に斜めに移動される。ピリオンステップ19は、右側面視で、後部下面19f3の上下位置が段部38の上面38g2の上下位置よりも高くなる位置Hpに移動される。例えば、ピリオンステップ19を右回りに回動(後上方に移動)させる際には、右側方に突き出るピリオンステップ19の先端部19bを把持して行ってもよい。
尚、図7においては、ピリオンステップ19が右後方に傾斜する状態のうち、右側面視で後部下面19f3の上下位置が段部38の上面38g2の上下位置よりも低い状態を中間状態Is2とし、右側面視で後部下面19f3の上下位置が段部38の上面38g2の上下位置よりも高い状態を中間状態Is3としている。
次に、位置Hpに移動されたピリオンステップ19を、上面視で軸39を中心として左回りの方向V4に所定角度回動させ、右後方に傾斜する状態から車両前後方向に沿う状態し、ピリオンステップ19の収納状態とする。この場合、ピリオンステップ19は、右側面視で結合部34の第二傾斜面34g2を離れて、前方に向けて略水平に移動される。例えば、ピリオンステップ19を前方に移動させる際には、ピリオンステップ19の上面19f1を結合部34の上内壁面34g1に沿わせてもよい。
ピリオンステップ19の後部下面19f3を位置Hpに位置させることで、ピリオンステップ19を前方に移動させる際にピリオンステップ19の第一傾斜部19g1と段部38の第一傾斜面38g1とが当接しなくなる。これにより、ピリオンステップ19の前方への移動(図6及び図7に示す方向V4の回動)の規制が解除されるため、ピリオンステップ19を前方にスムーズに移動させることができる。
尚、上記実施形態では、ステップの端部に設けられた軸を中心に回動自在に設けられると共に、収納状態において軸がステップの後部に位置するように収納されるステップとして、ピリオンステップ19を適用する例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、前記ステップとして、メインステップ18を適用してもよいし、メインステップ18及びピリオンステップ19のそれぞれを適用してもよい。
以上説明したように、上記実施形態は、車幅方向に起立する使用状態と車両側面に沿うように倒れる収納状態の間で起伏自在に回動するステップ18,19を備えた鞍乗り型車両1のステップ構造において、ステップ19は、ステップ19の端部19aに設けられた軸39を中心に回動自在に設けられると共に、収納状態において軸39がステップ19の後部に位置するように収納される。
この構成によれば、ステップ19を前方に倒して収納することにより、一人乗りの場合であっても、側面視において後上方に向く外観上不要な突起物の存在感を消すことができる。よって、車両全体のデザイン性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、ステップ18,19は、同乗者が足を置くピリオンステップ19と、ピリオンステップ19の前方に配置され、運転者が足を置くメインステップ18と、を備え、ピリオンステップ19は、収納状態においてメインステップ18の側に向けて倒される。
この構成によれば、ピリオンステップ19を未使用時に運転者に向けて倒すことにより、ピリオンステップ19の先端部19bが運転者に近づけられ、デザイン自由度を向上させることができる。また、ピリオンステップ19の先端部19bが運転者から遠ざかる構成に比べて、ピリオンステップ19を目立ちにくくすることができる。
また、上記実施形態では、軸39、ピリオンステップ19及びメインステップ18は、ホルダ30に設けられる。
この構成によれば、軸39、ピリオンステップ19及びメインステップ18をホルダ30に集約させることにより、軸39、ピリオンステップ19及びメインステップ18をホルダ30に組み付けし易くなるため、生産性を向上させることができる。また、軸39、ピリオンステップ19、メインステップ18及びホルダ30を一体としたデザインとすることができるため、デザイン性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、ホルダ30には、車幅方向内側に凹み、且つ、ピリオンステップ19を収納する収納部37が設けられる。
この構成によれば、ピリオンステップ19を収納部37に隠すことができるため、平面視における外観性を確保することができる。
また、上記実施形態では、ピリオンステップ19の使用状態においてピリオンステップ19が前方に倒れることを止める係止手段38を更に備える。
この構成によれば、係止手段38によってピリオンステップ19が前方に倒れないようにすることができるため、乗員の足置き性を確保することができる。
また、上記実施形態では、ピリオンステップ19は、ホルダ30に設けられ、ホルダ30には、車幅方向内側に凹み、且つ、ピリオンステップ19を収納する収納部37が設けられ、係止手段38は、収納部37の下側に形成された段部38を備える。
この構成によれば、段部38によって確実且つ容易にピリオンステップ19が前方に倒れないようにすることができる。また、段部38の上側に収納部37があるため、ピリオンステップ19を収納する際には意思を持ってピリオンステップ19を引き上げさせることができる。
また、上記実施形態では、段部38は、後下方に面するように傾斜する第一傾斜面38g1を有し、ピリオンステップ19には、使用状態において第一傾斜面38g1に沿うように傾斜する傾斜部19g1が設けられる。
また、ピリオンステップ19は、使用状態において軸39に沿って下方に移動して傾斜部19g1を第一傾斜面38g1に係止させる。
この構成によれば、ピリオンステップ19を収納する際には意思を持ってピリオンステップ19を引き上げなければならないが、ピリオンステップ19をただ単に上に引き上げたのでは傾斜部19g1が第一傾斜面38g1に引っ掛かるためピリオンステップ19を引き上げることができない。つまり、ピリオンステップ19を収納する際には、ピリオンステップ19をいったん後方に倒してから引き上げなければならないため、確実に意思を持ってピリオンステップ19を引き上げさせることができる。
また、上記実施形態では、ピリオンステップ19は、ホルダ30に設けられ、ホルダ30は、収納状態のピリオンステップ19の後側に、前上方に面するように傾斜する第二傾斜面34g2を更に有する。
また、ピリオンステップ19は、使用状態から後方に回動すると、第二傾斜面34g2に摺接して上方に移動されることを特徴とする。
この構成によれば、第二傾斜面34g2に沿ってピリオンステップ19を後方に倒すことによりピリオンステップ19を上昇させることができ、ピリオンステップ19が上昇したところで前方に倒すことができるため、ピリオンステップ19を収納する際の取扱い性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、ピリオンステップ19は、ホルダ30に設けられ、ホルダ30には、少なくとも車幅方向外側に開口する開口部36が設けられ、ピリオンステップ19は、収納状態において開口部36の縁に沿う操作部19f2を有する。
この構成によれば、ピリオンステップ19の操作部19f2と開口部36とを一体としたデザインとすることができるため、デザイン性を向上させることができる。また、開口部36の縁に沿うピリオンステップ19の操作部19f2を持ってピリオンステップ19を引き上げることができるため、ピリオンステップ19を収納する際の取扱い性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、ステップ19は、ホルダ30に設けられ、ステップ19における同乗者が足を置くピリオンステップ19は、マフラー24bの近傍に配置され、ホルダ30は、側面視において後方に凸の三角形状であり、ホルダ30の少なくとも前側頂部30a,30bは、車体フレーム5に取り付けられ、ホルダ30の後側頂部30cには、マフラー24bを支持するマフラーステー24cが取り付けられる。
この構成によれば、ピリオンステップ19及びマフラーステー24cをホルダ30に集約させることにより、ピリオンステップ19及びマフラーステー24cをホルダ30に組み付けし易くなるため、生産性を向上させることができる。また、ホルダ30の後側頂部にマフラーステー24cが取り付けられるため、マフラーステー24cの取付部を別途設ける構成に比べて、部品点数を削減することができる。また、ピリオンステップ19、マフラーステー24c及びホルダ30を一体としたデザインとすることができるため、デザイン性を向上させることができる。
尚、上記実施形態では、ホルダ30には、使用状態においてピリオンステップ19が前方に倒れることを止める係止手段として段部38が設けられる例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、前記係止手段として、使用状態においてピリオンステップ19が前方に倒れないようにピリオンステップ19を引っ掛ける爪が設けられてもよい。また、前記係止手段として、使用状態においてピリオンステップ19が前方に倒れないようにピリオンステップ19を支持するピンが設けられてもよい。
尚、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪且つ後二輪の他に、前二輪且つ後一輪の車両も含む)又は四輪の車両も含まれる。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
5 車体フレーム
18 メインステップ
19 ピリオンステップ
19f2 前部下面(操作部)
19f4 下部傾斜面(操作部)
19g1 第一傾斜部(傾斜部、係止手段)
24b マフラー
24c マフラーステー
30 ホルダ
30a 前上端部(前側頂部)
30b 前下端部(前側頂部)
30c 後側頂部
34g2 第二傾斜面
36 開口部
37 収納部
38 段部(係止手段)
38g1 第一傾斜面
39 軸

Claims (12)

  1. 車幅方向に起立する使用状態と車両側面に沿うように倒れる収納状態の間で起伏自在に回動するステップ(18,19)を備えた鞍乗り型車両(1)のステップ構造において、
    前記ステップ(19)は、前記ステップ(19)の端部(19a)に設けられた軸(39)を中心に回動自在に設けられると共に、前記収納状態において前記軸(39)が前記ステップ(19)の後部に位置するように収納されることを特徴とする鞍乗り型車両のステップ構造。
  2. 前記ステップ(18,19)は、同乗者が足を置くピリオンステップ(19)と、前記ピリオンステップ(19)の前方に配置され、運転者が足を置くメインステップ(18)と、を備え、
    前記ピリオンステップ(19)は、前記収納状態において前記メインステップ(18)の側に向けて倒されることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  3. 前記軸(39)、前記ピリオンステップ(19)及び前記メインステップ(18)は、ホルダ(30)に設けられることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  4. 前記ホルダ(30)には、車幅方向内側に凹み、且つ、前記ステップ(19)を収納する収納部(37)が設けられることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  5. 前記ステップ(19)の前記使用状態において前記ステップ(19)が前方に倒れることを止める係止手段(38)を更に備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  6. 前記ステップ(19)は、ホルダ(30)に設けられ、
    前記ホルダ(30)には、車幅方向内側に凹み、且つ、前記ステップ(19)を収納する収納部(37)が設けられ、
    前記係止手段(38)は、前記収納部(37)の下側に形成された段部(38)を備えることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  7. 前記段部(38)は、後下方に面するように傾斜する第一傾斜面(38g1)を有し、
    前記ステップ(19)には、前記使用状態において前記第一傾斜面(38g1)に沿うように傾斜する傾斜部(19g1)が設けられることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  8. 前記ステップ(19)は、前記使用状態において前記軸(39)に沿って下方に移動して前記傾斜部(19g1)を前記第一傾斜面(38g1)に係止させることを特徴とする請求項7に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  9. 前記ステップ(19)は、ホルダ(30)に設けられ、
    前記ホルダ(30)は、前記収納状態の前記ステップ(19)の後側に、前上方に面するように傾斜する第二傾斜面(34g2)を更に有することを特徴とする請求項3から8までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  10. 前記ステップ(19)は、前記使用状態から後方に回動すると、前記第二傾斜面(34g2)に摺接して上方に移動されることを特徴とする請求項9に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  11. 前記ステップ(19)は、ホルダ(30)に設けられ、
    前記ホルダ(30)には、少なくとも車幅方向外側に開口する開口部(36)が設けられ、
    前記ステップ(19)は、前記収納状態において前記開口部(36)の縁に沿う操作部(19f2)を有することを特徴とする請求項3から10までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
  12. 前記ステップ(19)は、ホルダ(30)に設けられ、
    前記ステップ(19)における同乗者が足を置くピリオンステップ(19)は、マフラー(24b)の近傍に配置され、
    前記ホルダ(30)は、側面視において後方に凸の三角形状であり、
    前記ホルダ(30)の少なくとも前側頂部(30a,30b)は、車体フレーム(5)に取り付けられ、
    前記ホルダ(30)の後側頂部(30c)には、前記マフラー(24b)を支持するマフラーステー(24c)が取り付けられることを特徴とする請求項3から11までの何れか一項に記載の鞍乗り型車両のステップ構造。
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