JP6837464B2 - 鞍乗り型車両のグラブレール - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両のグラブレールにおいて、ロープ等の固定物を荷掛け部に良好に固定できるようにすることを目的とする。
また、上述の構成において、前記前側固定部(61)は、側方からカバー(39)で覆われても良い。
また、上述の構成において、前記カバー(39)の上部は、上側稜線部(39b)を境に車幅方向内側に延出し、前記基部(61a)は、車両側面視で、前記上側稜線部(39b)に沿って前後に延びても良い。
さらに、上述の構成において、前記グラブレール(50)の後部を前記車体フレーム(10)に取り付ける後側固定部(56)が設けられ、前記グリップ延長部(60)の少なくとも一部と、前記連結部(62)と、前記後側固定部(56)とは、車両側面視で略平行に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記前側固定部(61)、及び、前記後側固定部(56)は、前記車体フレーム(10)から後方に延出し、前記前側固定部(61)を前記車体フレーム(10)に締結する前側締結部(61c)は、前記前側固定部(61)の前端部に設けられ、前記後側固定部(56)を前記車体フレーム(10)に締結する後側締結部(56a)は、前記後側固定部(56)の前端部に設けられても良い。
また、上述の構成において、前記開口部(65)は、前記開口部(65)の内周面(65a)を一周する稜線部(65b)を前記開口部(65)の深さ方向の中間部に有し、前記内周面(65a)は、前記稜線部(65b)から前記開口部(65)の深さ方向の両外側に向かうに従って前記開口部(65)の内径が大きくなるように傾斜していても良い。
また、上述の構成において、前記グリップ延長部(60)は、前記グリップ部(51)から前方に延出する延出部(60a)と、前記延出部(60a)から下方に延出する下方延出部(60b)とを備え、前記開口部(65)は、前記延出部(60a)と前記前側固定部(61)とを、前記下方延出部(60b)及び前記連結部(62)によって上下に連結して形成されても良い。
この構成によれば、荷掛け部は開口部によって形成され、開口部は、グリップ延長部、前側固定部、及びグリップ延長部と前側固定部とを連結する連結部によって区画されて閉じる。このため、荷掛け部に掛けられた固定物が荷掛け部から脱落し難くなり、固定物を荷掛け部に良好に固定できる。
この構成によれば、連結部がグリップ延長部に対し車幅方向内側にずれるため、開口部に固定物を引っ掛け易い。また、荷掛け部を車幅方向にコンパクトに設けることができる。
また、上述の構成において、開口部の下部を区画する前側固定部は、側方からカバーで覆われても良い。
この構成によれば、前側固定部がカバーに覆われて隠れるため、グラブレールの外観性が良い。
この構成によれば、固定物を基部で受けることができ、固定物のずれを抑制できる。
また、上述の構成において、カバーの上部は、上側稜線部を境に車幅方向内側に延出し、基部は、車両側面視で、上側稜線部に沿って前後に延びても良い。
この構成によれば、固定物を上側稜線部で受けることができ、固定物のずれを抑制して、固定物がカバーに強く当たることを抑制できる。
さらに、上述の構成において、グラブレールの後部を車体フレームに取り付ける後側固定部が設けられ、グリップ延長部の少なくとも一部と、連結部と、後側固定部とは、車両側面視で略平行に設けられても良い。
この構成によれば、グリップ延長部の少なくとも一部と、連結部と、後側固定部とが略平行であるため、グラブレールの外観性が良い。
また、上述の構成において、前側固定部、及び、後側固定部は、車体フレームから後方に延出し、前側固定部を車体フレームに締結する前側締結部は、前側固定部の前端部に設けられ、後側固定部を車体フレームに締結する後側締結部は、後側固定部の前端部に設けられても良い。
この構成によれば、グラブレールは、前側固定部、及び、後側固定部によって車体フレームに対し後方に延びるため、グラブレールの前方にスペースを確保できる。
この構成によれば、鋳造によって開口部を容易に形成できる。また、グリップ延長部の後端に接合されるグリップ部は、パイプ材であるため、グラブレールを軽量化できる。
また、上述の構成において、開口部は、開口部の内周面を一周する稜線部を開口部の深さ方向の中間部に有し、内周面は、稜線部から開口部の深さ方向の両外側に向かうに従って開口部の内径が大きくなるように傾斜しても良い。
この構成によれば、開口部を鋳造によって形成し易い。
また、上述の構成において、グリップ延長部は、グリップ部から前方に延出する延出部と、延出部から下方に延出する下方延出部とを備え、開口部は、延出部と前側固定部とを、下方延出部及び連結部によって上下に連結して形成されても良い。
この構成によれば、開口部を前後方向に大きくでき、固定物を荷掛け部に固定し易い。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレーム10の前端に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
左右のメインフレーム17は、ヘッドパイプ16から後下がりに後方へ延びる。
左右のピボットフレーム18は、メインフレーム17の後端から下方に延びる。
ダウンフレーム19は、ヘッドパイプ16においてメインフレーム17の下方の位置から1本で下方に延び、車幅の中央に位置する。
左右のロアフレーム20は、ダウンフレーム19の下端部から左右に分岐してそれぞれ後方に延び、ピボットフレーム18の下端部に接続される。
左右のシートフレーム21は、ピボットフレーム18の上部から後上方に延びる。
エンジン11は、車幅方向(左右方向)に水平に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース30と、クランクケース30の前部から上方に延びるシリンダー部31とを備える。シリンダー部31のシリンダー軸線31aは鉛直に対し前傾する。
エンジン11の排気装置は、シリンダー部31の前面の排気ポートに接続される排気管32aと、排気管32aの下流端に接続されるマフラー32bとを備える。
排気管32aは、上記排気ポートから下方に延出し、エンジン11の下方を通って後方に延びる。マフラー32bは、後輪3の外側方に配置される。
クランクケース30の後部は、変速機を収容する変速機ケース部30bである。エンジン11の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン33によって後輪3に伝達される。
燃料タンク35は、ヘッドパイプ16とシート14との間に配置され、エンジン11の上方でメインフレーム17に支持される。
運転者が足を乗せるステップ36は、ピボットフレーム18の下端部に左右一対で設けられる。
後シート14bの同乗者が把持するグラブレール50は、前シート14aよりも後方に配置される。
また、自動二輪車1は、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー42と、後輪3を上方から覆うリアフェンダー43と、スタンド44とを備える。
グラブレール50は、車幅の中央の位置を基準に、略左右対称に設けられる。
グラブレール50は、左右のシートフレーム21に固定される。
グリップ部51は、後シート14bの外側方に左右一対で配置され、車両側面視で、後シート14bに沿うように後上がりの姿勢で配置される。グリップ部51は、車両側面視で、後シート14bの側面部に外側から重なる。
荷台部53は、グリップ部51の後端から後方に延出する左右一対の棒状部54と、左右の棒状部54を車幅方向に連結する板状部55と、板状部55の前端から前下方に斜めに延出する左右一対の後側固定部56とを備える。
荷台部53は、板状部55を上下に貫通する固定孔部53cを複数備える。詳細には、固定孔部53cは、左側の後部開口部53bの前後に一対設けられ、右側の後部開口部53bの前後に一対設けられる。
荷台部53の上面には、収納箱(不図示)を搭載可能である。この収納箱は、固定孔部53cに挿通される固定具(不図示)によって荷台部53に締結される。
後側固定部56の前端には、後側固定部56を車幅方向に貫通する後側締結部56aが設けられる。左右の後側締結部56aには、グラブレール50の後部をシートフレーム21に締結する締結具57が車幅方向外側から挿通される。
図2〜図6を参照し、前端部52は、グリップ部51の前端から前下方に延出するグリップ延長部60と、グリップ延長部60の下端に接続され、車体フレーム10に取り付けられる前側固定部61と、グリップ延長部60と前側固定部61とを連結する連結部62とを備える。
基部61aは、下方延出部60bの下端から後方に延出する。基部61aは、グリップ延長部60の延出部60aと略平行に前後に延びる。
アーム部61bは、基部61aの下面から前下方に延びる。アーム部61bの前端には、アーム部61bを車幅方向に貫通する前側締結部61cが設けられる。
前側締結部61cには、グラブレール50の前部をシートフレーム21に締結する締結具63が車幅方向外側から挿通される。前側締結部61cは、下方延出部60bの下端よりも前方且つ下方に位置する。
すなわち、下方延出部60b及び連結部62は、グリップ延長部60の延出部60aよりも車幅方向内側に位置する。
下方延出部60b及び連結部62が車幅方向内側に向けて傾斜するため、開口部65も、下方に行くに従って車幅方向内側に位置するように傾斜する。このため、図5の上面視では、開口部65は、前端部52を上下方向に貫通する。
開口部65は、車両側面視では、後傾した姿勢で上下に延びる。開口部65は前後方向よりも上下方向に長い略矩形である。
前側固定部61のアーム部61bにおいて開口部65の真下に位置する部分には、アーム部61bの外側面が車幅方向内側に凹む肉抜き部61dが設けられる。
グラブレール50の前端部52は、グリップ延長部60、前側固定部61、及び連結部62が、鋳造によって一体に形成される。
前端部52を製造する鋳造法は、例えば金型を用いた重力鋳造法である。
前端部52は、左右に分割される一対の金型によって鋳造される。図7には、前端部52を鋳造する際の金型のパーティングラインLが図示される。パーティングラインLは、前端部52を車幅方向に2分割するラインである。すなわち、前端部52の車幅方向の外側部52aは、一対の金型の一方によって形成され、前端部52の車幅方向の内側部52bは、一対の金型の他方によって形成される。
図6及び図7を参照し、開口部65は、開口部65の内周面65aを一周する稜線部65bを開口部65の深さ方向の中間部に有する。
内周面65aは、稜線部65bから開口部65の深さ方向の両外側に向かうに従って開口部65の内径が大きくなるように傾斜している。すなわち、稜線部65bでは、開口部65の内径が最も小さくなる。
詳細には、開口部65のパーティングラインL1は、稜線部65bに一致する。このため、鋳造の際、前端部52を金型から容易に抜くことができる。
パーティングラインL1と連結部62の後面部のパーティングラインL2とは略同一平面上にある。このため、金型の形状をシンプルにでき、金型を容易に作成できる。
すなわち、グラブレール50は、パイプ状のグリップ部51の前端及び後端に、鋳造によって製造される前端部52及び荷台部53を結合して製造される。
詳細には、前端部52は、凸部60c(図6)がグリップ部51の前端に嵌合した状態で、グリップ部51の前端を一周する溶接ビード66によってグリップ部51に接合される。また、荷台部53は、棒状部54の前端が、グリップ部51の後端を一周する溶接ビード67によってグリップ部51に接合される。
ここで、グラブレール50は金属製である。グリップ部51は、一例として、アルミニウム合金製のパイプ材である。また、前端部52及び荷台部53は、一例として、アルミニウム合金の鋳造品である。本実施の形態では、グラブレール50が金属製であるため、グラブレール50が金属調に見え、外観性が良い。また、グリップ部51をパイプ材としたため、グラブレール50を金属製とした構成であっても、グラブレール50を軽量にできる。さらに、前端部52及び荷台部53を鋳造品とすることで、強度やデザインの自由度を向上できる。
車体フレーム10は、左右のシートフレーム21の後部を車幅方向に繋ぐ後部クロスメンバ22と、左右のシートフレーム21の後端部を車幅方向に繋ぐ後端部クロスメンバ23とを備える。
締結具63は、後部クロスメンバ22の近傍に設けられ、締結具57は、後端部クロスメンバ23の近傍に設けられる。
図2に示すように、開口部65の下部を区画する前側固定部61の基部61aは、少なくとも一部がリアサイドカバー39の上縁部によって外側方から覆われて隠れる。このため、グラブレール50がすっきりと見え、外観性が良い。なお、基部61aの上端の上方までの部分をリアサイドカバー39で覆う構成として、開口部65の下部をリアサイドカバー39で隠しても良い。
図5〜図7を参照し、前側固定部61の基部61aの車幅方向の外端部61eは、開口部65の下端部よりも車幅方向外側に突出する。また、外端部61eは、連結部62の下端及び下方延出部60bの下端部よりも車幅方向外側に突出する。このため、開口部65の固定物71が下方にずれようとする場合には、外端部61eによって固定物71を受けることができ、固定物71のずれを抑制できる。
また、図2に示すように、リアサイドカバー39は、シートフレーム21を側方から覆うカバー側面部39aと、カバー側面部39aの上縁の上側稜線部39bから車幅方向内側且つ上方に延出するカバー上面部39cとを備える。
車両側面視では、基部61aは、上側稜線部39bの上方に位置し、上側稜線部39bと平行に前後方向に延びる。これにより、固定物71が開口部65から下方にずれようとする場合には、カバー上面部39c及び上側稜線部39bによって固定物71を受けることができる。このため、固定物71のずれを抑制でき、固定物71がカバー側面部39aに当たることを抑制できる。
この構成によれば、荷掛け部70は開口部65によって形成され、開口部65は、グリップ延長部60、前側固定部61、及びグリップ延長部60と前側固定部61とを連結する連結部62によって区画されて閉じる。このため、荷掛け部70に掛けられた固定物71が荷掛け部70から脱落し難くなり、固定物71を荷掛け部70に良好に固定できる。
この構成によれば、連結部62がグリップ延長部60に対し車幅方向内側にずれるため、開口部65に固定物71を引っ掛け易い。また、荷掛け部70を車幅方向にコンパクトに設けることができる。
また、開口部65の下部を区画する前側固定部61は、側方からリアサイドカバー39で覆われる。
この構成によれば、前側固定部61がリアサイドカバー39に覆われて隠れるため、グラブレール50の外観性が良い。
この構成によれば、固定物71を基部61aで受けることができ、固定物71のずれを抑制できる。
また、リアサイドカバー39の上部は、上側稜線部39bを境に車幅方向内側に延出し、基部61aは、車両側面視で、上側稜線部39bに沿って前後に延びる。
この構成によれば、固定物71を上側稜線部39bで受けることができ、固定物71のずれを抑制して、固定物71がリアサイドカバー39に強く当たることを抑制できる。
さらに、グラブレール50の後部を車体フレーム10に取り付ける後側固定部56が設けられ、グリップ延長部60と、連結部62と、後側固定部56とは、車両側面視で略平行に設けられる。
この構成によれば、下方延出部60bの一部であるグリップ延長部60と、連結部62と、後側固定部56とが略平行であるため、グラブレール50の外観性が良い。
また、前側固定部61、及び、後側固定部56は、車体フレーム10から後方に延出し、前側固定部61を車体フレーム10に締結する前側締結部61cは、前側固定部61の前端部に設けられ、後側固定部56を車体フレーム10に締結する後側締結部56aは、後側固定部56の前端部に設けられる。
この構成によれば、グラブレール50は、前側固定部61、及び、後側固定部56によって車体フレーム10に対し後方に延びるため、グラブレール50の前方にスペースを確保できる。
この構成によれば、鋳造によって開口部65を容易に形成できる。また、グリップ延長部60の後端に接合されるグリップ部51は、パイプ材であるため、グラブレール50を軽量化できる。
また、開口部65は、開口部65の内周面65aを一周する稜線部65bを開口部65の深さ方向の中間部に有し、内周面65aは、稜線部65bから開口部65の深さ方向の両外側に向かうに従って開口部65の内径が大きくなるように傾斜する。
この構成によれば、開口部65を鋳造によって形成し易い。
また、グリップ延長部60は、グリップ部51から前方に延出する延出部60aと、延出部60aから下方に延出する下方延出部60bとを備え、開口部65は、延出部60aと前側固定部61とを、下方延出部60b及び連結部62によって上下に連結して形成される。
この構成によれば、開口部65を前後方向に大きくでき、固定物71を荷掛け部70に固定し易い。
上記実施の形態では、グリップ延長部60の少なくとも一部(下方延出部60b)が、連結部62と略平行であり、開口部65は、車両側面視で矩形であるものとして説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、グリップ延長部60をグリップ部51の前端から前下方に直線状に延ばして基部61aに接続し、開口部65を車両側面視で三角形状としても良い。
また、上記実施の形態では、グラブレール50は、個別に形成されたグリップ部51、前端部52及び荷台部53を結合して形成されるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、グリップ部51、前端部52及び荷台部53を鋳造等で一体成形した場合であっても、ロープ等の固定物を荷掛け部に良好に固定することが可能である。すなわち、グラブレール50は、グリップ部51、前端部52及び荷台部53を分割式とせずに、グリップ部51、前端部52及び荷台部53を一体成形しても良い。この場合、グラブレール50は、例えば、アルミニウム合金、鉄系材料、或いは、樹脂材料を用いて一体成形される。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両、及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
10 車体フレーム
39 リアサイドカバー(カバー)
39b 上側稜線部
50 グラブレール
51 グリップ部
56 後側固定部
56a 後側締結部
60 グリップ延長部
60a 延出部
60b 下方延出部
61 前側固定部
61a 基部
61c 前側締結部
62 連結部
65 開口部
65a 内周面
65b 稜線部
70 荷掛け部
Claims (9)
- 車体フレーム(10)の後部に固定される鞍乗り型車両のグラブレールにおいて、
前記グラブレール(50)は、車両前後方向に延びるグリップ部(51)と、前記グリップ部(51)の前端から下方に延出するグリップ延長部(60)と、前記グリップ延長部(60)の下端に接続され、前記車体フレーム(10)に取り付けられる前側固定部(61)と、前記グリップ延長部(60)と前記前側固定部(61)とを連結する連結部(62)とを備え、
前記グラブレール(50)は、開口部(65)によって形成される荷掛け部(70)を備え、
前記開口部(65)は、前記グリップ延長部(60)、前記前側固定部(61)、及び前記連結部(62)によって区画され、
前記前側固定部(61)は前記開口部(65)の下部を区画し、
前記前側固定部(61)は、前記グリップ延長部(60)及び前記連結部(62)が接続される基部(61a)を備え、
前記基部(61a)は、前記開口部(65)の下端部よりも車幅方向外側に突出することを特徴とする鞍乗り型車両のグラブレール。 - 前記連結部(62)は、平面視において、前記グリップ延長部(60)よりも車幅方向内側に位置することを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両のグラブレール。
- 前記前側固定部(61)は、側方からカバー(39)で覆われることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両のグラブレール。
- 前記カバー(39)の上部は、上側稜線部(39b)を境に車幅方向内側に延出し、
前記基部(61a)は、車両側面視で、前記上側稜線部(39b)に沿って前後に延びることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両のグラブレール。 - 前記グラブレール(50)の後部を前記車体フレーム(10)に取り付ける後側固定部(56)が設けられ、
前記グリップ延長部(60)の少なくとも一部と、前記連結部(62)と、前記後側固定部(56)とは、車両側面視で略平行に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両のグラブレール。 - 前記前側固定部(61)、及び、前記後側固定部(56)は、前記車体フレーム(10)から後方に延出し、
前記前側固定部(61)を前記車体フレーム(10)に締結する前側締結部(61c)は、前記前側固定部(61)の前端部に設けられ、
前記後側固定部(56)を前記車体フレーム(10)に締結する後側締結部(56a)は、前記後側固定部(56)の前端部に設けられることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両のグラブレール。 - 前記グリップ延長部(60)、前記前側固定部(61)、及び前記連結部(62)は、一体に形成される鋳造品であり、
前記グリップ部(51)は、パイプ材であり、前記グリップ延長部(60)の後端に接合されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両のグラブレール。 - 前記開口部(65)は、前記開口部(65)の内周面(65a)を一周する稜線部(65b)を前記開口部(65)の深さ方向の中間部に有し、
前記内周面(65a)は、前記稜線部(65b)から前記開口部(65)の深さ方向の両外側に向かうに従って前記開口部(65)の内径が大きくなるように傾斜していることを特徴とする請求項7記載の鞍乗り型車両のグラブレール。 - 前記グリップ延長部(60)は、前記グリップ部(51)から前方に延出する延出部(60a)と、前記延出部(60a)から下方に延出する下方延出部(60b)とを備え、
前記開口部(65)は、前記延出部(60a)と前記前側固定部(61)とを、前記下方延出部(60b)及び前記連結部(62)によって上下に連結して形成されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗り型車両のグラブレール。
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