JP2015121210A - オイルポンプ - Google Patents
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Abstract
【目的】吐出量の可変可能なオイルポンプにおいて、吐出量の可変率をより一層増加させ、エンジンやポンプにおける無駄仕事をより一層低減し、燃費を向上させるオイルポンプとすること。【構成】 インナーロータ3と、アウターロータ4と、アウターリング5と、吸入ポート12と吐出ポート13とを有し且つ前記吸入ポート12の終端部12bと吐出ポート13の始端部13aとの間を第1シールランド14とし、インナーロータ3,アウターロータ4及びアウターリング5を収納するロータ室を有するポンプハウジングAとからなるオイルポンプにおいて、アウターリング5の初期位置から最終位置への角度の揺動にて、インナーロータ3の回転中心とアウターロータ5の回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線Lxは、初期位置偏心軸線Laに対して、前記吸入ポート側に90度を超える角度の領域を回動可能とすること。【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用エンジン等に装着される吐出量の可変可能なオイルポンプにおいて、吐出量の可変率をより一層増加させることができ、ひいてはエンジンやポンプにおける無駄仕事をより一層低減し、もって燃費を向上することができるオイルポンプに関する。
従来、吐出量を可変可能としたオイルポンプが、種々存在している。そのなかで内接タイプのロータによるオイルポンプが存在している。一般に内接歯車式のオイルポンプは、外歯を有するインナーロータと、内歯を有するアウターロータとが噛み合いながら回転する。インナーロータの歯とアウターロータの歯との間にはセルと呼ばれる空間が形成される。
そして、インナーロータとアウターロータとが回転する動作において、回転角度360°のうち、180°はセルの体積が増えることでオイルを吸入する。残りの180°は、セルの体積が減ることでオイルを吐出する。可変容量タイプではない通常の内接歯車式オイルポンプでは、セルの体積が増える位相に吸入ポートを配置し、セルの体積が減る位相に吐出ポートを配置する。
ところで、吐出量を可変可能としたオイルポンプにおいて、アウターロータを所定の軌跡に沿って移動させるために、調整部材が設けられており、該調整部材にアウターロータが回動自在に装着されて、調整部材を揺動操作することにより、アウターロータの回転中心を移動させるものである。この種のものとして特許文献1乃至特許文献4が存在する。
具体的には、特許文献1(WO2010/013625号公報)では、段落0006において「ケーシング部分1には調整リング14を作動させるロッカーレバーが揺動自在に支持され、このロッカーレバーを揺動させることで内側歯列24’と外側歯列24とが噛み合った状態で、外部ロータ4の回転軸が内部ロータ3の反対側の方向に90度だけ移動する。この移動により内部ロータ3と外部ロータ4とのリングギヤセット5に対する低圧ポート8と高圧ポート9との位置関係が変化しポンプの最大吐出量から吐出量ゼロまで調整が可能となる。」と記載されている。
特許文献2(特開平10―169571号公報)では、段落0037において「調整リング14が、調整ギア20の2つの歯列24および24’を連続して相互に噛み合わせた状態で、比較的小さな角度γだけ内部ロータ3の回転方向Dに回転し、これにより調整リング14の歯元円15と内側歯列24’の歯元円16とがゼロスリップで互いの上を回転するとき、外部ロータ4の回転軸は、図1(a)に示す位置から内部ロータ3の回転位置とは反対の方向に内部ロータ3の回転軸回りに90゜だけ、先ず図1(b)に示す位置へと移動する。図1(b)に示す位置はポンプのゼロ位置であり、理想的な場合にはこの位置では流体は吐出されない。ゼロ位置では溝ポート8および9は完全および開放噛み合いの位置の両側で対称に延びる。」と記載されている。
特許文献3(特開平08―159046号公報)では、段落0023において、「このようなカムリング5の揺動移動により、カムリング5内に回転自在に保持されているアウターロータ4の回転中心位置は、内接歯車ポンプの歯高さを公転直径とし、インナーロータ3の回転中心位置を公転中心として、時計方向に90度公転し、吸入領域21の終端近傍22上での油移送溜まり部11の容積は最小となる。」と記載されている。
特許文献4(特開2008―298026号公報)では、段落0055において、「さらに、ポンプ回転数が上昇すると、調整リング7に作用するポンプ吐出圧がさらに大きくなることから、前記調整リング7は、図11に示すように、ばね部材27のばね力に抗してさらに反時計方向へ回転して約30度の角度まで回転する。
このため、アウターロータ5は、その中心点Eが約90°移動したことになり、インナーロータ4との偏心方向がほぼ90度の角度位置になる。このため、ポンプ室10は、吸入室11から吐出室12へシールランド部15を通過する際の容積と、吐出室12から吸入室11へシールランド部16を通過する際の容積がほぼ等しくなり、ポンプ吐出量が最小になる。」と記載されている。
上記特許文献1乃至特許文献4では、オイルポンプの吐出容量を変化させるために以下のような動作が開示されている。ここで、図6は、特許文献1乃至特許文献4の内容を説明するための略示図である。オイルポンプの吐出容量を最大にする場合は、セルの体積が増える位相に吸入ポートaを配置し、セルの体積が減る位相に吐出ポートbを配置する。これをアウターロータcの初期位置とする〔図6(A)参照〕。このとき偏心軸kは、図6(A)において、垂直である。
そして、初期位置の偏心軸kに対して角度θo傾けたものが最終位置の偏心軸kとなる。ここでは、偏心軸kを90度傾け、これをアウターロータcの最終位置とする。吐出ポートbと吸入ポートaの両方の内部で、移動するセルの吸引量と吐出量とが略同等となり、したがって、吸引量と吐出量とが相殺してオイルが流れなくなる。これにより吐出容量を理論上ゼロにすることができる。以上述べたように、特許文献1乃至特許文献4において、オイルポンプの吐出容量を理論上ゼロにする場合は、偏心軸kを90°傾けることが技術常識となっている〔図6(B)参照〕。
つまり、特許文献1乃至特許文献4において、初期位置に対して偏心軸kが90°傾いたときには、インナーロータdとアウターロータcによる回転にて、吐出ポートbと吸入ポートaのそれぞれの内部で通過する前記セルのオイルを吸引する量と、吐出する量とが略同等となる。つまり、セルによるオイルの吸引量と、吐出量とが略同等となり、相殺されて、オイルが流れなくなるというものである。
しかし、実際に、出願人が偏心軸を90度傾けて試験を行ってみたところ、最大値の吐出量に対して、25%ほどオイルが流れるという結果となった。したがって、吐出量の可変率は75%であり、ゼロにはならない。これは、吐出容量の可変幅が少なくなってしまうことで燃費向上が少なくなることを意味する。
このように、偏心軸kを90度傾けても、実際に、オイルポンプの吐出容量をゼロにできないという原因が存在する。この原因を以下に示す。まず、ポンプ内において、流れ状態にあるオイルは、常に、吸入側から吐出側への順方向に流れ続けようとするものである。エンジンを稼働させ続ければ、オイルは必ず、順方向に流れることとなる。
オイルは質量を有しており、ポンプ内を順方向に流れるオイルは、その慣性に従って、順方向への流れ状態を維持する。そして、ポンプに逆流方向の働き(偏心軸線が90度を超える場合)が発生しても、この働きが極僅かであれば、オイルの流れ方向は変化せず順方向に流れ続ける。このようなことから、前記偏心軸kを90度回動させても、吐出量は減少するが、順方向のオイルの流れがゼロにならず、ポンプのオイル吐出は続行されることになる。
次に、偏心軸kを90度傾けても、オイルポンプの吐出容量がゼロにならない原因として、ポンプ内で発生するキャビテーションが挙げられる。これは、偏心軸kが90度回動すると、図6(B)のような配置となり、偏心軸kを中心にして上下対称の構成となる。
偏心軸kが90度回動して水平状に配置〔図6(B)参照〕された状態で、偏心軸kを中心にして上下両側にシールランド(間仕切部)が配置される構成となる。このような状態でインナーロータとアウターロータとが反時計回りに回転すると、ポンプの吐出ポートb側において水平に配置された偏心軸kより下方側ではセルの体積が次第に縮小していくため吐出動作となり、偏心軸kより上方側ではセルの体積が次第に拡がるために吸入動作となる。
このとき、セルの体積が縮小する過程で、セルの体積が縮小した分だけ確実にオイルが排出される。つまり、吐出ポートb内では、反時計回りに移動するセルの収縮過程では、該セル内のオイルを略完全に吐出する。これに対して、吐出ポートb内で反時計回りに移動するセルの拡大過程では、体積が拡大するセル内にオイルが十分に満たないことがある。特に、ロータの回転速度が増加するにしたがい、セルの一部にオイルが満たない空隙部分が生じ易くなる。
さらに、そのまま、反時計回りに移動するセルの体積が拡大しつつ、該セルの一部がオイルの存在しないシールランドに到達すると、セルはオイルを吸収することができず、セル内に真空領域が発生する。このように、特にセルが高速で体積を拡大しつつ、移動するとオイルの流入が行われ難くなり、真空領域が増加し、その結果、セル内のオイルから多数の気泡(微小真空の泡)が発生する。
この現象は、いわゆるキャビテーションであり、セルはその一部が吐出ポートb内に存在していても、多数の気泡によって、セルはオイルを吸入することができない。特に、セルがシールランド部に交わり始め、さらにセルの体積が拡大することが加わって、キャビテーション発生の確率は高まる。
このようなことから、従来技術において、偏心軸kが90度回動した状態において、吐出ポートb側では、体積が収縮するセルのオイル吐出動作と、体積が拡大するセルのオイル吸入動作において、セルによるオイル吐出量は吸入量よりも多くなる。その結果、吐出ポートb内におけるオイルの吐出量と吸入量とは、同等とならず、相殺し切れない。
しかも、吐出ポートb内におけるセルによるオイルの吐出量は、吸入量よりも大きく、それゆえに偏心軸kが90度回動したとしても、総合的にオイル吐出量は減少するが、オイルは順方向に流れ続け、この流れが止まることは無く、ひいては、期待通りの吐出量の可変率を望むことはできない。そこで、本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、偏心軸を回転させて吐出量を変化させる動作において、その吐出量の可変率をさらに高めることにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、外歯を有するインナーロータと、前記外歯と共にセルを形成する内歯を有すると共に前記インナーロータの回転中心に対して所定の偏心量を有して回転するアウターロータと、前記インナーロータの回転中心に対して前記アウターロータの回転中心が前記偏心量を半径とする軌跡円に従って揺動させるアウターリングと、吸入ポートと吐出ポートとを有し且つ前記吸入ポートの終端部と前記吐出ポートの始端部との間を第1シールランドとし且つ前記インナーロータ,前記アウターロータ及び前記アウターリングを収納するロータ室を有するポンプハウジングとからなるオイルポンプにおいて、前記アウターリングの初期位置から最終位置への角度の揺動にて、前記インナーロータの回転中心と前記アウターロータの回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線は、初期位置偏心軸線に対して、前記吸入ポート側に90度を超える角度の領域を回動可能としてなるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記アウターリングの初期位置から最終位置への揺動にて、前記インナーロータの回転中心と前記アウターロータの回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線は、初期位置偏心軸線に対して、前記吸入ポート側に90度を超える角度から150度の角度の領域で回動可能としてなるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項1において、前記アウターリングの初期位置から最終位置への揺動にて、前記インナーロータの回転中心と前記アウターロータの回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線は、初期位置偏心軸線に対して、前記吸入ポート側に100度から140度の角度の領域で回動可能としてなるオイルポンプとしたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、アウターリングの初期位置から最終位置への揺動にて、前記インナーロータの回転中心と前記アウターロータの回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線は、初期位置偏心軸線に対して、前記吸入ポート側に90度を超える角度の領域を回動可能としたことにより、インナーロータとアウターロータとの偏心軸線が最終位置偏心軸線となったときに、吐出量をより一層少なくし、吐出容量の可変率を増加させ略80%程度又はそれ以上とすることができる。よって、ポンプの無駄仕事を低減し、燃費を向上できる。
請求項2の発明では、アウターリングの初期位置から最終位置への揺動にて、前記インナーロータの回転中心と前記アウターロータの回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線は、初期位置偏心軸線に対して、前記吸入ポート側に90度を超える角度から150度の角度の領域で回動可能とした。したがって、エンジンが低回転数域から高回転数域に亘って変化する過程において、最大容積のセルの位置変化は、初期位置偏心軸線から最終位置偏心軸線は90度を超える角度から150度の範囲で行われる。これによって、オイルの吐出量の可変率を従来よりも、高くすることができる。また、アウターリングの回動角度を変更することで、オイルの吐出量の可変率を所望の値に変更できる。
請求項3の発明では、アウターリングの初期位置から最終位置への揺動にて、前記インナーロータの回転中心と前記アウターロータの回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線は、初期位置偏心軸線に対して、前記吸入ポート側に100度から140度の角度の領域で回動可能とした。これによって、オイルの吐出量の可変率を高い精度で行うことができる。また、アウターリングの回動角度を変更することで、オイルの吐出量の可変率を所望の値に変更できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は、図1乃至図3に示すように、主に、ポンプハウジングAと、インナーロータ3と、アウターロータ4と、アウターリング5と、操作手段9とから構成される。ポンプハウジングAには、ロータ室1が形成される。ロータ室1の底面部には、ポンプ駆動用の駆動軸が装着される軸孔11が形成され、該軸孔11の周囲に吸入ポート12と吐出ポート13が形成されている。また、吸入ポート12と吐出ポート13との間にはシールランドが形成されている。
このシールランドは、ロータ室1内に2箇所に形成され、その一方は、吸入ポート12の終端部12bから吐出ポート13の始端部13aの間に位置するもので、このシールランドを第1シールランド14と称する。
また、他方のシールランドは、吐出ポート13の終端部13bから吸入ポート12の始端部12aの間に位置するものであり、これを第2シールランド15と称する。前記ポンプハウジングAにはロータ室1に連続する操作室2が形成され、後述するアウターリング5の操作突出部51が配置される。ロータ室1には、インナーロータ3、アウターロータ4及びアウターリング5が内装される。
インナーロータ3は、トロコイド形状又は略トロコイド形状とした歯車であり、複数の外歯31,31,…が形成されている(図1乃至図3参照)。また、直径方向中心位置には、駆動軸用のボス孔32が形成され、該ボス孔32には、駆動軸33が貫通固定される。ボス孔32は、非円形として形成され、ボス孔32と略同一形状の軸固定部が圧入又は二面幅等の固定手段にて駆動軸がインナーロータ3に固定され、インナーロータ3は駆動軸の回転駆動にて回転する。
アウターロータ4は、環状に形成され、内周側に複数の内歯41,41,…が形成されている。そして、インナーロータ3の外歯31の数は、アウターロータ4の内歯41の数よりも1つ少ないものとして構成されている。インナーロータ3の外歯31,31,…と、アウターロータ4の内歯41,41,…によって複数のセル(歯間空間)S,S,…が構成される。
インナーロータ3の回転中心をPaとする。この回転中心Paは、ロータ室1に対して位置は不動である。アウターロータ4の回転中心は、Pbとする。そして、回転中心Paと、回転中心Pbとを結ぶ仮想の線を偏心軸線と称する。そして、該偏心軸線は、アウターロータ4及びアウターリング5の位置に応じて、初期位置偏心軸線Laと最終位置偏心軸線Lxが存在する。
インナーロータ3の回転中心Paと、アウターロータ4の回転中心Pbとの距離を偏心量eと称する。そして、インナーロータ3の回転中心Paを中心とし偏心量eを半径とする軌跡円が形成される。アウターリング5の操作によって、アウターロータ4の回転中心Pbは、初期位置状態から最終位置状態に亘って前記軌跡円の一部分である扇形状の円弧に沿って移動する〔図1(B)参照〕。このときの回転中心Pbの円弧状軌跡部分を、扇状回動軌跡Qと称する。
アウターリング5は、略円環状に形成され、その外周側面5aの所定箇所から直径方向外方に突出状に形成される操作突出部51が設けられている。また、アウターリング5の内方側には真円状の貫通孔となる包持内周部52が形成されている。アウターリング5は、前記操作突出部51を介して後述する操作手段9によってロータ室1内で揺動操作される。操作突出部51は、前記操作室2に配置され、該操作室2内にて揺動することができる。
前記包持内周部52は、円形の内壁面として形成されたものであり、包持内周部52の内径は、アウターロータ4の外径と略同一であり、具体的には包持内周部52の内径が、アウターロータ4の外径よりも僅かに大きく、前記アウターロータ4が円滑に回転自在となるように包持内周部52とアウターロータ4の間にクリアランスを有して挿入される。
アウターリング5の包持内周部52の直径中心Pcは、該包持内周部52に挿入された状態のアウターロータ4の回転中心Pbと位置が一致する(図2参照)。アウターリング5は、ロータ室1内に配置され、包持内周部52内にアウターロータ4を配置して、該アウターロータ4を回転自在に支持すると共に、後述する操作手段9を介して前記扇状回動軌跡Qに沿って揺動させる(図1乃至図2参照)。
アウターリング5は、ポンプハウジングAのロータ室1に内装されるものであり、該ロータ室1内で、揺動可能となる構成となっている。そのために、アウターリング5の外形状に対して、ロータ室1は、僅かに広く形成され、アウターロータ4が揺動するためのスペースが余分に設けられている。アウターリング5は、操作手段9によって揺動するものであるが、その揺動の軌跡は、決まっており、包持内周部52の直径中心Pcが前記扇状回動軌跡Qに沿って揺動する。
本発明において、インナーロータ3とアウターロータ4には、初期位置と最終位置とが存在し、初期位置は、インナーロータ3とアウターロータ4とが形成する複数のセルS,S,…において、セルSの容積が最大となる最大セルSaが第1シールランド14上に位置するときのインナーロータ3,アウターロータ4及びアウターリング5の位置のことを言う。また、この初期位置ではエンジンの回転数が主に低回転域である。この初期位置におけるインナーロータ3の回転中心Paと、アウターロータ4の回転中心Pbを結ぶ偏心軸線を初期位置偏心軸線Laと言う(図1参照)。
また、最終位置とはアウターリング5が初期位置から最大限揺動し、アウターロータ4の回転中心Pbが前記扇状回動軌跡Qを移動して、最大セルSaの位置が最大限移動したときのアウターリング5とインナーロータ3とアウターロータ4の位置のことを言う。このときエンジンの回転数は、中回転域及び高回転域である。この最終位置におけるインナーロータ3の回転中心Paと、アウターロータ4の回転中心Pbを結ぶ偏心軸線を最終位置偏心軸線Lxと言う(図2参照)。
そして、実際にアウターリング5によって揺動するアウターロータ4の初期位置偏心軸線Laから最終位置偏心軸線Lxに揺動する角度をθとし、このときアウターリング5の操作突出部51が揺動する角度をθaとすると、角度θaは角度θよりも格段と小さい。
つまり、アウターリング5は操作手段9によって操作突出部51を僅かに揺動させるのみで、アウターロータ4の最大揺動角度すなわち初期位置偏心軸線Laと最終位置偏心軸線Lxとのなす角度を極めて大きくすることができる。具体的には、操作突出部51の揺動角度が約15度程度で、アウターロータ4の初期位置偏心軸線Laと最終位置偏心軸線Lxとのなす角度は約120度程度にすることができる(図1,図2参照)。
実際にアウターリング5が初期位置から最終位置に揺動するときには偏心軸線は、初期位置偏心軸線Laと最終位置偏心軸線Lxとのなす角度θの領域で揺動する。このように、偏心軸線は、前記角度θの領域を揺動するものである。そして、角度θは、90度を超える角度であり、つまり90度は含まれない。したがって、初期位置偏心軸線Laと最終位置偏心軸線Lxとのなす角度θは、鈍角となる。
次に、前記角度θの範囲は、前記角度θは90度を超えるものであり、且つ約150度以内とする。この実施形態では、最終位置偏心軸線Lxが初期位置偏心軸線Laに対して角度θが約150度のとき、最大セルSaは、吸入ポート12の領域内に存在するものである。次に、前記角度θの範囲は、最終位置偏心軸線Lxが初期位置偏心軸線Laに対して、前記吸入ポート12側に約100度から約140度の角度の領域で回動可能に限定することもある。本発明では、最終位置偏心軸線Lxが初期位置偏心軸線Laに対する最も最適の角度θは、約120度とした。これによって、本発明のオイルポンプは、以下のような動作となる。
まず、吸入ポート12の始端部12a側からオイルを少し吸引し、セルSが最大セルSaとなる位置を通過すると、吸入ポート12内に向かってオイルを多く吐き出す。そして、吐出ポート13の始端部13a側寄りの位置からセルSが最小セルSbとなる位置まで少し吐き出し、この位置を通過すると吐出ポート13からオイルを多く吸引することになる。そして、吐出量は、最大吐出量の略20%以下のオイルが順方向に流れる。これによって、可変率略80%程度又はそれ以上にすることができる(図4参照)。
アウターリング5は、操作突出部51には、揺動方向の一方に第1受圧面51aが形成され、他方に第2受圧面51bが形成されている。操作室2に設けられた弾性押圧部8は、第2受圧面51bを弾性押圧して、アウターリング5及びアウターロータ4を常時、初期位置となるような荷重を発生させている。
操作手段9と操作室2との間に、第1油路21及び第2油路22が設けられている。そして、操作手段9により、操作室2内の操作突出部51の第1受圧面51aと第2受圧面51bにそれぞれ油圧による力をかけることができる構成である。操作手段9の油圧制御によって、操作突出部51の第1受圧面51aと第2受圧面51bにかかる油圧の圧力差と、前記弾性押圧部8の弾性押圧力によって、操作突出部51を揺動させるものである。これによって、操作手段9はアウターリング5を揺動操作する(図1乃至図3参照)。
前記アウターリング5の揺動の案内動作は、ロータ室1とアウターリング5との間に設けられた複数の歯形部6によって行われる。歯形部6は、ロータ室1に形成された外側位置歯形6bと、アウターリング5の外周側面に形成された内側位置歯形6aとからなる。アウターリング5の操作手段9は具体的にはソレノイドバルブ等が使用される。また、図中において、符号7は、シール部であり、ロータ室1とアウターリング5との隙間を遮断する役目をなす。
図5(A)は、本発明において、インナーロータ3の回転中心Paと、アウターロータ4の回転中心Pbとを結ぶ偏心軸線Lmが初期位置偏心軸線Laに対して時計回りの方向に90度移動してアウターロータ4の位相がずれた状態を示すものである。このとき、アウターリング5の包持内周部52の直径中心Pcと、アウターロータ4の回転中心Pbとは当然位置が一致している。上記位相のずれによって、最大セルSaは、前記初期位置偏心軸線Laに対して時計方向に移動する偏心軸線Lm上で交差する〔図5(A)参照〕。
そして、エンジンの始動直後では、最初は、図1に示すように、アウターロータ4の回転中心Pbは初期状態の位置にあり、最大セルSaは初期位置偏心軸線La上で交差する。このとき、オイルは、吸入ポート12から吐出ポート13の順方向に流れる。このオイルの順方向の流れは、偏心軸線Lmが初期位置偏心軸線Laに対して時計回りの方向に90度移動した状態となっても、維持される。
つまり、オイルは、質量を有するので、その慣性によって、オイルは順方向に流れ続けようとする。オイルには、順方向に流れようとする勢いを有するものであり、アウターロータ4の位相がずれて、吐出ポート13の範囲内で、セルSがオイルの吐出と吸入の動作を行う場合に、吐出動作に勢いが加わり、オイルの吐出量が吸入量を上回り、結局オイルの順方向の流れが維持される。
そして、偏心軸線Lmが最終位置偏心軸線Lxに近づくに従い、吐出ポート13の範囲内でのセルSの体積の収縮動作は、存在しなくなり、オイルの吐出が行われなくなり、その反対にセルSの体積の拡大動作が大きくなり、オイルの吸入のみが行われるようになる。そのために、吐出ポート13から吸入ポート12へのオイルの一部の逆流が生じて、90度を超えた所定の角度で順方向の流れはゼロとなる。
上記動作は、キャビテーションの発生を応用したことによっても説明ができる〔図5(B),(C)参照〕。つまり、偏心軸線Lmが90度回動してアウターロータ4の位相がずれたときには、偏心軸線Lmを中心にして、インナーロータ3とアウターロータ4は上下対称の構成となり、偏心軸線Lmの上下両側に第1シールランド14及び第2シールランド15が配置される構成となる。
そして、インナーロータ3とアウターロータ4とが反時計回りに回転することにより、吐出ポート13の範囲内において水平に配置された偏心軸線Lmより下方側ではセルSの体積が次第に縮小してオイルを吐出し、偏心軸線Lmより上方側ではセルSの体積が次第に拡がり、オイルを吸入する〔図5(B)の(α)部参照〕。
このとき、セルSの体積が縮小する過程で、セルSの体積が縮小した分だけ確実にオイルが吐出されるが、セルSの体積が拡大してオイルを吸入しようとする過程では、セルS内にオイルが十分に満たない。特に、ロータの回転速度が増加するに従い、セルSの一部にオイルが満たない空隙部分が生じ易くなる。
さらに、そのまま、反時計回りに移動するセルSの体積が拡大しつつ、該セルSがオイルの存在しない第2シールランド15に交わり始めると、セルSはオイルを十分に吸収することができず、該セルS内に真空領域が発生する。セルSが移動するにつれて、真空領域は増加し続け、多数の気泡q,q,…つまりキャビテーションが発生する〔図5(C)参照〕。
さらにセルSと第2シールランド部15との交わり部分が増加すると、より多くの気泡q,q,…が発生し、たとえセルS内の負圧が大きくなっても、この多数の気泡q,q,…がオイルの吸入を妨げ、セルSのオイル吸入は少なくなる。これによって、吐出ポート13の範囲内で、セルSによるオイル吐出量が吸入量を上回り、或いは吐出のみの動作となり、オイルの順方向の流れを維持する。
また、順方向へのオイルの流れは維持するものの、ポンプの総合的な吐出量は減少する。その結果、偏心軸線Lmが初期位置偏心軸線Laに対して90度を超えて回動させることで、吐出量をより減少できる偏心軸線Lmの回動範囲が大きくなり、大きな可変率を得ることができる。
A…ポンプハウジング、1…ロータ室、12…吸入ポート、13…吐出ポート、
14…第1シールランド、3…インナーロータ、4…アウターロータ、
5…アウターリング、Pa…(インナーロータの)回転中心、
Pb…(アウターロータの)回転中心、La…初期位置偏心軸線、
Lx…最終位置偏心軸線。
14…第1シールランド、3…インナーロータ、4…アウターロータ、
5…アウターリング、Pa…(インナーロータの)回転中心、
Pb…(アウターロータの)回転中心、La…初期位置偏心軸線、
Lx…最終位置偏心軸線。
Claims (3)
- 外歯を有するインナーロータと、前記外歯と共にセルを形成する内歯を有すると共に前記インナーロータの回転中心に対して所定の偏心量を有して回転するアウターロータと、前記インナーロータの回転中心に対して前記アウターロータの回転中心が前記偏心量を半径とする軌跡円に従って揺動させるアウターリングと、吸入ポートと吐出ポートとを有し且つ前記吸入ポートの終端部と前記吐出ポートの始端部との間を第1シールランドとし且つ前記インナーロータ,前記アウターロータ及び前記アウターリングを収納するロータ室を有するポンプハウジングとからなるオイルポンプにおいて、
前記アウターリングの初期位置から最終位置への角度の揺動にて、前記インナーロータの回転中心と前記アウターロータの回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線は、初期位置偏心軸線に対して、前記吸入ポート側に90度を超える角度の領域を回動可能としてなることを特徴とするオイルポンプ。 - 請求項1において、前記アウターリングの初期位置から最終位置への揺動にて、前記インナーロータの回転中心と前記アウターロータの回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線は、初期位置偏心軸線に対して、前記吸入ポート側に90度を超える角度から150度の角度の領域で回動可能としてなることを特徴とするオイルポンプ。
- 請求項1において、前記アウターリングの初期位置から最終位置への揺動にて、前記インナーロータの回転中心と前記アウターロータの回転中心とを結ぶ最終位置偏心軸線は、初期位置偏心軸線に対して、前記吸入ポート側に100度から140度の角度の領域で回動可能としてなることを特徴とするオイルポンプ。
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