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JP2015116975A - 電子キーシステム - Google Patents

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晃 伏見
Akira Fushimi
晃 伏見
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】使い勝手のよい電子キーシステムを提供する。
【解決手段】電子キーシステム1は、リクエスト信号を受信するとレスポンス信号を無線送信する電子キー20と、リクエスト信号を無線送信するとともにレスポンス信号を受信するとエンジンの始動を許可する車両10とを備える。電子キー20は、リクエスト信号の信号強度を検出するRSSI回路221を有し、リクエスト信号の信号強度とリクエスト信号に含まれる送信アンテナ情報とをレスポンス信号に含ませて送信する。車両10は、LFアンテナ121〜124を有し、どのアンテナから送信されたものであるかを示す送信アンテナ情報をリクエスト信号に含ませて送信するものであって、レスポンス信号に含まれる信号強度情報及び送信アンテナ情報に基づいて電子キー20の位置を特定し、特定した位置に応じてエンジンの始動を許可するか否かを判断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子キーシステムに関する。
従来、電子キーと車両との間の無線通信を通じて、車両ドアの施解錠やエンジン始動等を許可する電子キーシステムが周知である。例えば、特許文献1の電子キーシステムにおいては、電子キーは、車両から送信されるリクエスト信号を受信すると、IDコードを含むレスポンス信号を送信する。車両は、車室内の送信エリアに送信したリクエスト信号に対するレスポンス信号に含まれるIDコードの照合が成立した旨判断するときにはエンジン始動を、車両ドアの外側周辺の送信エリアに送信したリクエスト信号に対するレスポンス信号に含まれるIDコードの照合が成立した旨判断するときには車両ドアの施解錠を、それぞれ許可する。
特開2002−29385号公報
ところで、多くの場合、無線信号の送信アンテナは、アンテナを中心として球体状の送信エリアを形成する。従って、特許文献1のような電子キーシステムにおいて、車室内の送信エリアの境界を車両の室内外を区画するボディーに沿うように設定するのは困難である。
たとえば、車室内の送信エリアをボディーの外側の領域を含まないように設定しようとすると、送信エリアは車室内の空間よりも狭い領域となる。この場合、電子キーは、車室内にあっても車両からのリクエスト信号を受信できないおそれがある。ひいては、電子キーが車室内にあることを車両は認識できないので、エンジン始動が適当なタイミングで許可されず、ユーザの使い勝手が悪い。
一方で、車室内の送信エリアを車室内の全域を含むように設定しようとすると、送信エリアはボディーの外側を含む領域となる。この場合、電子キーは、車室外にあっても車両から車室内の送信エリアに向けたリクエスト信号を受信するおそれがある。ひいては、電子キーが車室外にあることを車両は認識できないので、エンジン始動が適当なタイミングでないにもかかわらず許可されるので、ユーザの使い勝手が悪い。
なお、このような問題は、車両に限らず例えば住宅用の電子キーシステムなど各種の電子キーシステムにおいても同様に生じる。
本発明は、こうした実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、使い勝手のよい電子キーシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、電子キーシステムは、受信する無線信号の信号強度を検出する信号強度検出部を備え、リクエスト信号を受信すると、当該リクエスト信号に含まれる要求、及び前記信号強度検出部を通じて検出した前記リクエスト信号の信号強度情報を含ませたレスポンス信号を無線送信する電子キーと、複数の送信アンテナを有し、前記リクエスト信号に前記複数の送信アンテナのうちどのアンテナから無線送信されたものであるかを示す送信アンテナ情報と、当該送信アンテナ情報の返信を要求する返信要求情報と、を含ませて所定の送信エリアに向けて無線送信し、前記レスポンス信号の受信を通じて得られる前記送信アンテナ情報及び信号強度情報から、前記電子キーの位置を特定し、当該特定した位置が前記所定の送信エリア以下に設定される判定エリアに含まれる場合には、制御対象の制御を許可する通信マスタと、を備え、前記通信マスタは、ユーザの操作を検出する操作部を備え、前記操作部における特定の操作を検出した場合に前記リクエスト信号を無線送信し、これに対する前記レスポンス信号の受信を通じて前記電子キーの位置を特定し、当該特定した位置に基づいて前記判定エリアの領域を変更することを要旨とする。
この構成によれば、ユーザは、操作部に特定の操作を行うことによってリクエスト信号の送信エリアの領域内において判定エリアを拡げたり狭めたりすることができる。これにより、ユーザは、自身が使用する状況に応じて、通信マスタに対して電子キーが特定の位置にある場合に、制御対象の制御を許可したり不許可としたりすることができるので、使い勝手がよい。
上記構成において、前記通信マスタは、前記操作部における特定の操作である第1の操作を検出するとともに、前記電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの位置を特定した場合、当該特定した位置が含まれないように前記判定エリアを狭めることが好ましい。
この構成によれば、ユーザは、操作部に第1の操作を行うことによって判定エリアを狭めることができる。これにより、通信マスタが制御対象の制御を許可する場合の通信マスタと電子キーとの位置関係が限定されるので、第3者によって制御対象の制御が不正に許可されることを抑制することができる。
上記構成において、前記通信マスタは、前記操作部における特定の操作である第2の操作を検出するとともに、前記電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの位置を特定した場合、当該特定した位置を含むように前記判定エリアを拡げることが好ましい。
この構成によれば、ユーザは、操作部に第2の操作を行うことによって判定エリアを拡げることができる。これにより、通信マスタが制御対象の制御を許可する場合の通信マスタと電子キーとの位置関係が第2の操作を行う前よりも拡がるので、ユーザは、制御対象の制御を許可しやすくなる。
上記構成において、前記通信マスタは、前記操作部における特定の操作である第1の操作を検出するとともに、前記電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの位置を特定した場合、当該特定した位置が含まれないように前記判定エリアを狭め、前記操作部における特定の操作であるとともに前記第1の操作とは異なる第2の操作を検出するとともに、前記電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの位置を特定した場合、当該特定した位置を含むように前記判定エリアを拡げることが好ましい。
この構成によれば、ユーザは、操作部に第1の操作を行うことによって判定エリアを狭めることができるとともに、操作部に第2の操作を行うことによって判定エリアを拡げることができる。このように、判定エリアを狭めたり拡げたりすることができるので、ユーザは、使い勝手がよい。
上記構成において、前記電子キーは、それぞれ別個の識別情報を有し、当該識別情報をレスポンス信号に含ませて送信する第1の電子キーと第2の電子キーとからなり、前記通信マスタは、前記識別情報及び特定した前記電子キーの位置に応じて前記制御対象の制御を許可するか否かを判断することが好ましい。
この構成によれば、通信マスタは、制御対象の制御を許可したり不許可としたりする位置を第1の電子キーと第2の電子キーとで異なるように設定することができるので、使い勝手が向上する。
上記構成において、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、前記通信マスタは、前記特定の操作を検出した後、前記リクエスト信号を複数回無線送信し、これに対する複数回の前記レスポンス信号の受信を通じて、前記電子キーの位置を複数箇所特定し、当該複数箇所特定した位置に基づいて前記判定エリアの領域を変更することを要旨とする。
この構成によれば、1回の特定操作を行えば、より広い範囲について判定エリアの領域を変更することができる。
上記課題を解決するために、電子キーシステムは、リクエスト信号を受信すると、当該リクエスト信号に含まれる要求を含ませたレスポンス信号を無線送信する電子キーと、複数の送信アンテナ、及び受信する無線信号の信号強度を検出する信号強度検出部を有し、前記リクエスト信号に前記複数の送信アンテナのうちどのアンテナから無線送信されたものであるかを示す送信アンテナ情報と、当該送信アンテナ情報の返信を要求する返信要求情報と、を含ませて所定の送信エリアに向けて無線送信し、前記レスポンス信号の受信を通じて得られる前記送信アンテナ情報、及び前記信号強度検出部を通じて検出する前記レスポンス信号の信号強度情報から、前記電子キーの位置を特定し、当該特定した位置が前記所定の送信エリア以下に設定される判定エリアに含まれる場合には、制御対象の制御を許可する通信マスタと、を備え、前記通信マスタは、ユーザの操作を検出する操作部を備え、前記操作部における特定の操作を検出した場合に前記リクエスト信号を無線送信し、これに対する前記レスポンス信号の受信を通じて前記電子キーの位置を特定し、当該特定した位置に基づいて前記判定エリアの領域を変更することを要旨とする。
本発明の電子キーシステムによれば、使い勝手がよくなる。
電子キーシステムの概略構成を示すブロック図。 (a)リクエスト信号の送信エリアを示す車両の平面図、(b)は(a)の一部拡大図。 別例におけるリクエスト信号の送信エリアを示す車両の平面図。
以下、電子キーシステムの一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、電子キーシステム1は、車両10と電子キー20との間の無線通信を通じて各種の車両制御を行う。
<電子キーの構成>
電子キー20は、電子キー制御部21と、LF(Low Frequency)帯の無線信号を受信するLF受信部22と、RF(Radio Frequency)帯の無線信号を送信するRF送信部23と、を備えている。電子キー制御部21は、LF受信部22及びRF送信部23と電気的に接続されている。これらLF受信部22及びRF送信部23は、電子キー制御部21によって制御される。
LF受信部22は、受信するLF帯の無線信号の信号強度を検出するRSSI回路221を備えている。LF受信部22は、LF帯の無線信号をパルス信号に復調する。なお、RSSI回路221は、信号強度検出部に相当する。
RF送信部23は、後述するレスポンス信号をRF帯の無線信号に変換する。
電子キー制御部21のメモリ211には、車両10と共通のIDコードが記憶されている。
電子キー制御部21は、LF受信部22を通じて後述のリクエスト信号を受信すると、メモリ211に記憶されたIDコード、後述するアンテナコード、及びRSSI回路221を通じて検出した信号強度の各情報を含ませたレスポンス信号を生成する。電子キー制御部21は、生成したレスポンス信号をRF送信部23を通じて無線送信する。
<車両の構成>
図1に示すように、車両10は、車載制御部11と、LF帯の無線信号を送信するLF送信部12と、RF帯の無線信号を受信するRF受信部13と、エンジンスイッチ14と、エンジン制御装置15と、ドアハンドルスイッチ16と、ドアロック装置17と、を備えている。車載制御部11は、LF送信部12、RF受信部13、エンジンスイッチ14、エンジン制御装置15、ドアハンドルスイッチ16、及びドアロック装置17のそれぞれと電気的に接続されている。これらLF送信部12、RF受信部13、エンジンスイッチ14、エンジン制御装置15、ドアハンドルスイッチ16、及びドアロック装置17は、車載制御部11によって制御される。
LF送信部12は、第1のLFアンテナ121、第2のLFアンテナ122、第3のLFアンテナ123、及び第4のLFアンテナ124に接続されている。図2(a)に示すように、第1のLFアンテナ121は図示しないセンターコンソールの下部に、第2のLFアンテナ122は図示しない後部右側のシート下部に、第3のLFアンテナ123は、図示しない後部左側のシート下部に、それぞれ設けられている。これら第1〜第3のLFアンテナ121〜123は、図2(a)に示すように、全体として車室内全域を覆う車内照合用信号到達エリアS11に向けてLF帯の無線信号を送信する。また、図2(b)に示すように、4のLFアンテナ124は、前方右側のドアに設けられたドアハンドルに設けられている。第4のLFアンテナ124は、図2(a)に示すように、ドアハンドルを中心に車外側に向かって突出する半球状の車外照合用信号到達エリアS21に向けてLF帯の無線信号を送信する。
図1に示すように、LF送信部12は、後述するリクエスト信号をLF帯の無線信号に変換するとともに、当該無線信号を後述するアンテナコードに対応するLFアンテナから無線送信する。
RF受信部13は、RFアンテナ131を通じて受信するRF帯の無線信号をパルス信号に復調する。
エンジンスイッチ14は、ユーザの押し操作を検出する。なお、エンジンスイッチ14は操作部に相当する。
エンジン制御装置15は、エンジンの始動や停止を制御する。
ドアハンドルスイッチ16は、ユーザの押し操作を検出する。なお、ドアハンドルスイッチ16は操作部に相当する。
ドアロック装置17は、ドア錠のロックとアンロックとを切り替える。
車載制御部11のメモリ111には、電子キー20と共通のIDコード及び第1〜第4のLFアンテナ121〜124それぞれに固有のアンテナコードが記憶されている。このメモリ111には、図2(a)に示すように、車内照合用信号到達エリアS11よりも狭く設定された室内判定エリアS12に位置する電子キー20が受信する信号強度とその信号を送信する第1〜第3のLFアンテナ121〜123のアンテナコードとが対応付けられた室内判定エリア情報が記憶されている。ここでは、室内判定エリアS12は、車室内に設けられる図示しないインストルメントパネル(以下、インパネ)を含まないように設定されている。また、メモリ111には、図2(a)に示すように、車外照合用信号到達エリアS21よりも狭く設定された室外判定エリアS22に位置する電子キー20が受信する信号強度とその信号を送信する第4のLFアンテナ124のアンテナコードとが対応付けられた室外判定エリア情報が記憶されている。
これら室内判定エリア情報及び室外判定エリア情報は、予めメモリ111に記憶されている。また、これら室内判定エリア情報及び室外判定エリア情報は、後述の登録処理を通じてメモリ111に記憶させることができる。なお、アンテナコードは、送信アンテナ情報に相当する。
車載制御部11は、通常モードと、登録モードとを有している。車載制御部11は、エンジンスイッチ14、及びドアハンドルスイッチ16の特殊操作を検出した場合に、通常モードから登録モードに切り替える。また、登録モードの車載制御部11は、登録処理の完了後、当該登録モードから通常モードに切り替わる。なお、特殊操作については、後述する。
通常モードの車載制御部11は、アンテナコード、アンテナコードの返信を要求する情報、受信時の信号強度を要求する情報、及びIDコードを要求する情報の各情報を含ませたリクエスト信号を定期的に生成する。ここでは、車両10がリクエスト信号を送信する第1〜第4のLFアンテナ121〜124を有しているので、アンテナコードが異なる4つのリクエスト信号を順番に生成する。そして、車載制御部11は、生成したリクエスト信号をLF送信部12を通じて無線送信する。
また、車載制御部11は、RF受信部13を通じてレスポンス信号を受信すると、当該信号の妥当性を判断する。当該妥当性は、レスポンス信号に含まれるIDコードと、メモリ111に記憶されたIDコードとの照合により判断する。車載制御部11は、レスポンス信号が妥当と判断される場合には、レスポンス信号に含まれるアンテナコード及び受信時の信号強度から電子キー20が室内判定エリアS12に位置しているか否か及び電子キー20が室外判定エリアS22に位置しているか否かを判断する。
車載制御部11は、レスポンス信号に含まれるアンテナコード及び受信時の信号強度から電子キー20が室内判定エリアS12に位置していると判断した場合には、エンジン制御装置15のエンジンの始動制御を許可する。この状態で、エンジンスイッチ14が押し操作されたことを検出すると、車載制御部11は、エンジン制御装置15を通じてエンジンの始動制御を行う。
また、車載制御部11は、レスポンス信号に含まれるアンテナコード及び受信時の信号強度から電子キー20が室外判定エリアS22に位置していると判断した場合には、ドアロック装置17の作動を許可する。この状態で、ドアハンドルスイッチ16が押し操作されたことを検出すると、車載制御部11は、ドアロック装置17を通じてドア錠のロックとアンロックとを切り替える。
なお、車載制御部11は、レスポンス信号に含まれるアンテナコード及び受信時の信号強度から電子キー20が室内判定エリアS12に位置していると判断した場合には、電子キー20が室外判定エリアS22にも位置している場合でも、ドアロック装置17の作動を許可しない。
通常モードの車載制御部11は、エンジンスイッチ14の特殊操作を検出した場合には、当該通常モードから登録モードに切り替わる。詳述すると、エンジンスイッチ14の長押しを検出した場合には、室内判定エリア情報に含まれないエリア情報を室内判定エリア情報として登録するモードに切り替わる。
また、通常モードの車載制御部11は、ドアハンドルスイッチ16の特殊操作を検出した場合、当該通常モードから登録モードに切り替わる。詳述すると、ドアハンドルスイッチ16の長押しを検出した場合には室外判定エリア情報の一部を室外判定エリア情報から除外登録するモードに、連続押しを検出した場合には室内判定エリア情報の一部を室内判定エリア情報の一部から除外登録するモードに、それぞれ切り替わる。
登録モードの車載制御部11は、アンテナコード、アンテナコードの返信を要求する情報、受信時の信号強度を要求する情報、及びIDコードを要求する情報の各情報を含ませたリクエスト信号を生成する。ここでは、車両10がリクエスト信号を送信する第1〜第4のLFアンテナ121〜124を有しているので、アンテナコードが異なる4つのリクエスト信号を順番に生成する。
車載制御部11は、RF受信部13を通じてレスポンス信号を受信すると、当該信号の妥当性を判断する。車載制御部11は、レスポンス信号が妥当と判断される場合には、レスポンス信号に含まれるアンテナコード及び受信時の信号強度を室内判定エリア情報として登録したり、室外判定エリア情報として登録したり、室内判定エリア情報から外すように登録したり、室外判定エリア情報から外すように登録したりする。登録処理の完了後、車載制御部11は、登録モードから通常モードに切り替わる。
<電子キーシステムの作用>
次に、電子キーシステム1の作用について説明する。
[通常モード]
まず、車載制御部11が通常モードとされている場合について説明する。なお、メモリ111には、室内判定エリアS12に対応する室内判定エリア情報及び室外判定エリアS22室外判定エリア情報が記憶されているものとする。
車載制御部11は、定期的に送信するリクエスト信号に対するレスポンス信号を受信すると、当該レスポンス信号の妥当性を判断する。そして、車載制御部11は、レスポンス信号が妥当である場合には、受信したレスポンス信号に含まれるアンテナコード及び受信時の信号強度から、電子キー20が室内判定エリアS12に位置しているか否か、及び電子キー20が室外判定エリアS22に位置しているか否かを判断する。そして、車載制御部11は、電子キー20が室内判定エリアS12に位置していると判断される場合には、エンジン制御装置15を通じてエンジンの始動制御を許可する。この場合、ユーザがエンジンスイッチ14を押し操作すれば、エンジンが始動する。また、車載制御部11は、電子キー20が室外判定エリアS22に位置し、且つ室内判定エリアS12に位置していないと判断される場合には、ドアロック装置17を通じてドア錠のロック/アンロックの切り替えを許可する。この場合、ユーザがドアハンドルスイッチ16を押し操作すれば、ドア錠のロック/アンロックが切り替わる。
[登録モード(室内判定エリア情報の一部を室内判定エリア情報の一部から除外登録するモード)]
次に、ドアハンドルスイッチ16が特殊操作である連続押しされて、車載制御部11が通常モードから登録モード(室内判定エリア情報の一部を室内判定エリア情報の一部から除外登録するモード)に切り替えられた場合について説明する。なお、図2(a)に示すように、電子キー20は、運転席ドア外側における当該ドアに近接したポジションP41に位置するものとする。このポジションP41は、室内判定エリアS12及び室外判定エリアS22に含まれている。
登録モード(室内判定エリア情報の一部を室内判定エリア情報の一部から除外登録するモード)に切り替えられた車載制御部11は、RF受信部13を通じてレスポンス信号を受信すると、当該信号の妥当性を判断する。そして、車載制御部11は、レスポンス信号が妥当と判断される場合には、受信時の信号強度を中心値として半径10cmまでに該当する全ての信号強度及びレスポンス信号に含まれるアンテナコードを室内判定エリア情報から外すように登録する。これにより、室内判定エリアS12は、ポジションP41を中心とした半径10cmの球体状をなす局所的エリアS31が除外された領域となる。
登録モードから通常モードに復帰した車載制御部11は、エリアS31に位置する電子キー20からレスポンス信号を受信した場合、電子キー20が室外判定エリアS22に位置し、且つ室内判定エリアS12に位置していないと判断する。これにより、車両10と電子キー20を所持したユーザとが近接した状態であっても、ドア錠のロック/アンロックを切り替えることができる。
また、車載制御部11は、エリアS31に位置する電子キー20からレスポンス信号を受信した場合、電子キー20が室内判定エリアS12に位置していないと判断するので、エンジン制御装置15を通じてエンジンの始動制御を許可しない。すなわち、第3者がエンジンスイッチ14を押し操作しても、エンジンは始動しない。
[登録モード(室外判定エリア情報の一部を室外判定エリア情報の一部から除外登録するモード)]
次に、ドアハンドルスイッチ16が特殊操作である長押しされて、車載制御部11が通常モードから登録モード(室外判定エリア情報の一部を室外判定エリア情報の一部から除外登録するモード)に切り替えられた場合について説明する。なお、図2(a)に示すように、電子キー20は、室外判定エリアS22に含まれるポジションP42に位置するものとする。
登録モード(室外判定エリア情報の一部を室外判定エリア情報の一部から除外登録するモード)に切り替えられた車載制御部11は、RF受信部13を通じてレスポンス信号を受信すると、当該信号の妥当性を判断する。そして、車載制御部11は、レスポンス信号が妥当と判断される場合には、受信時の信号強度を中心値として半径10cmまでに該当する全ての信号強度及びレスポンス信号に含まれるアンテナコードを室外判定エリア情報から外すように登録する。これにより、室外判定エリアS22は、ポジションP42を中心とした半径10cmの球体状をなす局所的エリアS32が除外された領域となる。
登録モードから通常モードに復帰した車載制御部11は、エリアS32に位置する電子キー20からレスポンス信号を受信した場合、電子キー20が室外判定エリアS22に位置していないと判断する。これにより、従来、室外判定エリアS22に含まれるエリアS32に電子キー20が位置した状態であっても、ドア錠のロック/アンロックを切り替えることがでない。
[登録モード(室内判定エリア情報に含まれないエリア情報を室内判定エリア情報として登録するモード)]
次に、エンジンスイッチ14が特殊操作である長押しされて、車載制御部11が通常モードから登録モード(室内判定エリア情報に含まれないエリア情報を室内判定エリア情報として登録するモード)に切り替えられた場合について説明する。なお、図2(a)に示すように、電子キー20は、図示しないインパネ上のエリアS33に位置しているものとする。室内判定エリアS12は、インパネを含まないように設定されているので、エリアS33も室内判定エリアS12に含まれない。
登録モード(室内判定エリア情報に含まれないエリア情報を室内判定エリア情報として登録するモード)に切り替えられた車載制御部11は、RF受信部13を通じてレスポンス信号を受信すると、当該信号の妥当性を判断する。そして、車載制御部11は、レスポンス信号が妥当と判断される場合には、受信時の信号強度を中心値として半径10cmまでに該当する全ての信号強度及びレスポンス信号に含まれるアンテナコードを室内判定エリア情報として登録する。これにより、室内判定エリアS12は、ポジションP43を中心とした半径10cmの球体状をなす局所的エリアS33を含む領域となる。
登録モードから通常モードに復帰した車載制御部11は、エリアS33に位置する電子キー20からレスポンス信号を受信した場合、電子キー20が室内判定エリアS12に位置すると判断する。これにより、エンジン制御装置15を通じてエンジンの始動制御を許可される。すなわち、ユーザがエンジンスイッチ14を押し操作すれば、エンジンは始動する。
なお、登録モードにおいて車載制御部11は、例えば、所定時間経過してもレスポンス信号を受信できない場合には、登録モードから通常モードに復帰する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られる。
(1)電子キー20に、受信したリクエスト信号の信号強度を検出するRSSI回路221を設けた。そして、RSSI回路221を通じて検出したリクエスト信号の信号強度情報と、リクエスト信号に含まれる送信アンテナ情報と、をレスポンス信号に含ませて送信するように電子キー20を構成した。
また、車両10に、第1〜第4のLFアンテナ121〜124を設けた。そして、第1〜第4のLFアンテナ121〜124のうち、車載制御部11が生成するリクエスト信号に含まれる送信アンテナ情報に該当するLFアンテナからリクエスト信号を送信するようにした。さらに、受信した複数のレスポンス信号に含まれる信号強度情報及び送信アンテナ情報に基づいて電子キー20が室内判定エリアS12に位置しているか否か、及び電子キー20が室外判定エリアS22に位置しているか否かを判断するようにした。そして、車載制御部11は、電子キー20が室内判定エリアS12に位置していると判断した場合には、エンジン制御装置15のエンジンの始動制御を許可するようにした。また、車載制御部11は、電子キー20が室外判定エリアS22に位置していると判断した場合には、ドアロック装置17の作動を許可するようにした。
さらに、車載制御部11は、ドアハンドルスイッチ16が特殊操作である連続押しされたことを検出した場合には、電子キー20との間の無線通信を通じて特定した電子キー20の位置を中心とする局所的なエリアを室内判定エリアS12から除外するようにした。これにより、ドア錠のロック/アンロックを切り替えることができる電子キー20の車両10に対する位置が拡がるので、ユーザは使い勝手がよい。
(2)一方で、エンジンの始動制御が許可される車外に位置する電子キー20の車両10に対する位置が狭まるので、第3者による不正なエンジンの始動が抑制される。
(3)また、車載制御部11は、ドアハンドルスイッチ16が特殊操作である長押しされたことを検出した場合には、電子キー20との間の無線通信を通じて特定した電子キー20の位置を中心とする局所的なエリアを室外判定エリアS22から除外するようにした。これにより、ドア錠のロック/アンロックを切り替えることができる電子キー20の車両10に対する位置が狭まるので、第3者による不正なドア錠のロック/アンロックを切り替えが抑制される。ひいては、車室内にある物品の盗難や車両自体の盗難等が抑制される。
(4)さらに、車載制御部11は、エンジンスイッチ14が特殊操作である長押しされたことを検出した場合には、電子キー20との間の無線通信を通じて特定した電子キー20の位置を室内判定エリアS12に含めるようにした。これにより、エンジンの始動制御が許可される車内に位置する電子キー20の車両10に対する位置が拡がるので、ユーザは使い勝手がよい。
(5)ドアハンドルスイッチ16の長押しや連続押し、あるいはエンジンスイッチ14の長押しという簡易な操作を通じて車載制御部11を通常モードから登録モードに切り替えて、メモリ111に登録される室内判定エリアS12及び室外判定エリアS22を変更することができる。このため、ユーザは、自身の使用形態に応じてドア錠のロック/アンロックの切り替え、及びエンジンの始動制御が許可される電子キー20の位置を容易にカスタマイズすることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、電子キー20にリクエスト信号の信号強度を検出するRSSI回路221を設けたが、これに代えて車両10にレスポンス信号の信号強度を検出する信号強度検出部を設けてもよい。例えば、図1に示すように、RF受信部13にRSSI回路135を設ける。このように構成しても、車載制御部11は、リクエスト信号を受信することにより電子キー20の車両10に対する位置を特定することができるので、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態と上記別例とを組み合わせてもよい。このように構成すれば、車載制御部11は、レスポンス信号に含まれる信号強度情報とレスポンス信号自体の信号強度情報との両方から車両10に対する電子キー20の位置を特定することができる。従って、特定される車両10に対する電子キー20の位置の精度が向上する。
・上記実施形態において、電子キーシステム1に、電子キー20と同じ構成の第2の電子キー30を設けてもよい。そして、第2の電子キー30に電子キー20とは異なる識別コードを持たせるようにしてもよい。そして、車載制御部11のメモリ111に、電子キー20の識別コードと室内判定エリアS12及び室外判定エリアS22とが対応付けられた情報と、電子キー30の識別コードと室内判定エリアS12及び室外判定エリアS22とが対応付けられた情報と、を対応付けて登録する。このように構成すれば、電子キー毎にドア錠のロック/アンロックの切り替え及びエンジンの始動が許可される位置を設定することができる。
・上記実施形態、及び上記別例において、LFアンテナの数、及びRFアンテナの数は、2つ以上であれば、任意に設定してもよい。なお、4つ以上設けるのであれば、これら4つのアンテナが同一直線状に並ばないように配置することが好ましい。4つのアンテナが同一直線状に並ばないように配置すれば、2つないし3つのアンテナが設けられる場合よりも、信号強度の情報とアンテナの位置とを通じて電子キーの位置を特定しやすい。
・上記実施形態において、車載制御部11は、登録モード(室内判定エリア情報に含まれないエリア情報を室内判定エリア情報として登録するモード)のように、車両に設けられるスイッチの操作を通じて車載制御部11は、室外判定エリア情報に含まれないエリア情報を室外判定エリア情報として登録するモードを備えていてもよい。
このように構成すれば、ユーザは、ドア錠のロック/アンロックを切り替えることができる電子キー20の車両10に対する位置を拡げることができるので、使い勝手が向上する。
・上記実施形態では、各種登録モードの車載制御部11は、電子キー20からレスポンス信号を受信すると、その特定した位置(1点)を中心とした局所的なエリアを室内エリアに或いは室外判定エリアに含めたり除外したりするように信号強度を登録した。これに代えて、電子キー20の位置を複数特定し、その複数特定した位置を中心とした局所的なエリアを室内判定エリア或いは室外判定エリアに含めたり除外したりするように信号強度を登録するようにしてもよい。
ここでは、通常モードから登録モード(室内判定エリア情報の一部を室内判定エリア情報の一部から除外登録するモード)に変更された車載制御部11が電子キー20の位置を3点特定し、その3点の位置を中心とした局所的なエリアを室内判定エリア情報から除外する場合について説明する。
なお、登録モードに切り替えられた後、車載制御部11は、3つのポジションからレスポンス信号を受信するまでリクエスト信号を受信するものとする。また、ドアハンドルスイッチ16を連続押しした後、ユーザは、電子キー20を所持したままポジションP51からポジションP52を経てポジションP53へ移動するものとする。図3に示すように、各ポジションP51〜53は、室内判定エリアS12及び室外判定エリアS22に含まれている。
登録モード(室内判定エリア情報の一部を室内判定エリア情報の一部から除外登録するモード)に切り替えられた車載制御部11は、RF受信部13を通じてレスポンス信号を受信すると、当該信号の妥当性を判断する。そして、車載制御部11は、レスポンス信号が妥当と判断される場合には、レスポンス信号の受信強度から電子キー20の位置を特定する(ここでは、ポジションP51)。特定後、車載制御部11は、再度リクエスト信号を送信する。これを繰り返して、電子キー20の残り2つの位置を特定する(ここでは、ポジションP52,53)。3つの位置の特定後、ポジションP51とポジションP52とを結んだ線分L1、及びポジションP52とポジションP53とを結んだ線分L2から距離10cmに該当する全ての信号強度及びレスポンス信号に含まれるアンテナコードを室内判定エリア情報から外すように登録する。これにより、室内判定エリアS12は、線分L1及び線分L2から距離10cmに該当する局所的エリアS35が除外された領域となる。
このように構成すれば、一度の登録作業で上記実施形態よりも広い範囲の局所的なエリアを室内判定エリア或いは室外判定エリアに含めたり除外したりすることができる。
なお、3点以上で電子キー20の位置を特定する場合には、上記別例のように線分の周囲に限らず、線分で囲まれるエリアを室内判定エリア或いは室外判定エリアに含めたり除外したりしてもよい。
・上記実施形態では、ドアハンドルスイッチ16が特殊操作である連続押しされることにより、車載制御部11が通常モードから室内判定エリア情報の登録モードに切り替えられた。そして、この登録モードにおいて、受信したレスポンス信号に含まれるアンテナコード及び受信時の信号強度を室内判定エリア情報から外すように登録した。これに代えて、エンジンスイッチ14を特殊操作、例えば連続押しすることにより、車載制御部11を通常モードから室内判定エリア情報の登録モードに切り替える。そして、この登録モードにおいて、受信したレスポンス信号に含まれるアンテナコード及び受信時の信号強度を室内判定エリア情報から外すように登録する。このように構成しても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態及び上記別例において、車載制御部11におけるモードの変更を、電子キー20側から無線信号を通じて切り替えるようにしてもよい。
・上記実施形態において、車載制御部11は、特定した電子キー20の位置を室外判定エリアS22から除外する室外判定エリア情報の登録モードを備えていてもよい。
・上記実施形態では、車載制御部11が通常モードから登録モードに移行する特殊操作をエンジンスイッチ14の長押し、及びドアハンドルスイッチ16の長押し、及びドアハンドルスイッチ16の連続押しとしたが、適宜変更できる。また、別のスイッチやセンサの操作に応じて変更してもよい。
・上記実施形態において、電子キー20は、車両10と通信するものに限らない。例えば、住宅等と通信するものであってもよい。このように構成しても上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、上記実施形態及び上記別例より想起される技術的思想について追記する。
(イ)上記構成において、前記通信マスタは、前記電子キーの位置を特定し、特定した位置に応じて前記制御対象の制御を許可するか否かを判断する通常モードと、前記制御対象の制御を許可するか否かを判断するための制御不許可情報の登録を行う登録モードと、を有するとともに、前記制御対象の制御を開始するためのスイッチを備えるものであって、前記スイッチの特殊操作を通じて通常モードから登録モードに移行することが好ましい。
この構成によれば、特殊な工具や装置を用意しなくても、通信マスタを通常モードから登録モードに切り替えて、制御不許可情報を登録することができる。このため、ユーザが自分自身の要求に応じて制御不許可情報を登録しやすい。
1…電子キーシステム、10…車両(通信マスタ)、11…車載制御部、12…LF送信部、13…RF受信部、14…エンジンスイッチ、15…エンジン制御装置、16…ドアハンドルスイッチ、17…ドアロック装置、20…電子キー、21…電子キー制御部、22…LF受信部、23…RF送信部、30…第2の電子キー、111,211…メモリ、121〜124…LFアンテナ、135,221…RSSI回路(信号強度検出部)。

Claims (7)

  1. 受信する無線信号の信号強度を検出する信号強度検出部を備え、リクエスト信号を受信すると、当該リクエスト信号に含まれる要求、及び前記信号強度検出部を通じて検出した前記リクエスト信号の信号強度情報を含ませたレスポンス信号を無線送信する電子キーと、
    複数の送信アンテナを有し、前記リクエスト信号に前記複数の送信アンテナのうちどのアンテナから無線送信されたものであるかを示す送信アンテナ情報と、当該送信アンテナ情報の返信を要求する返信要求情報と、を含ませて所定の送信エリアに向けて無線送信し、前記レスポンス信号の受信を通じて得られる前記送信アンテナ情報及び信号強度情報から、前記電子キーの位置を特定し、当該特定した位置が前記所定の送信エリア以下に設定される判定エリアに含まれる場合には、制御対象の制御を許可する通信マスタと、を備えた電子キーシステムにおいて、
    前記通信マスタは、ユーザの操作を検出する操作部を備え、前記操作部における特定の操作を検出した場合に前記リクエスト信号を無線送信し、これに対する前記レスポンス信号の受信を通じて前記電子キーの位置を特定し、当該特定した位置に基づいて前記判定エリアの領域を変更する電子キーシステム。
  2. 請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記通信マスタは、前記操作部における特定の操作である第1の操作を検出するとともに、前記電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの位置を特定した場合、当該特定した位置が含まれないように前記判定エリアを狭める電子キーシステム。
  3. 請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記通信マスタは、前記操作部における特定の操作である第2の操作を検出するとともに、前記電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの位置を特定した場合、当該特定した位置を含むように前記判定エリアを拡げる電子キーシステム。
  4. 請求項1に記載の電子キーシステムにおいて、前記通信マスタは、前記操作部における特定の操作である第1の操作を検出するとともに、前記電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの位置を特定した場合、当該特定した位置が含まれないように前記判定エリアを狭め、前記操作部における特定の操作であるとともに前記第1の操作とは異なる第2の操作を検出するとともに、前記電子キーとの間の無線通信を通じて前記電子キーの位置を特定した場合、当該特定した位置を含むように前記判定エリアを拡げる電子キーシステム。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記電子キーは、それぞれ別個の識別情報を有し、当該識別情報をレスポンス信号に含ませて送信する第1の電子キーと第2の電子キーとからなり、
    前記通信マスタは、前記識別情報及び特定した前記電子キーの位置に応じて前記制御対象の制御を許可するか否かを判断する電子キーシステム。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の電子キーシステムにおいて、
    前記通信マスタは、前記特定の操作を検出した後、前記リクエスト信号を複数回無線送信し、これに対する複数回の前記レスポンス信号の受信を通じて、前記電子キーの位置を複数箇所特定し、当該複数箇所特定した位置に基づいて前記判定エリアの領域を変更する電子キーシステム。
  7. リクエスト信号を受信すると、当該リクエスト信号に含まれる要求を含ませたレスポンス信号を無線送信する電子キーと、
    複数の送信アンテナ、及び受信する無線信号の信号強度を検出する信号強度検出部を有し、前記リクエスト信号に前記複数の送信アンテナのうちどのアンテナから無線送信されたものであるかを示す送信アンテナ情報と、当該送信アンテナ情報の返信を要求する返信要求情報と、を含ませて所定の送信エリアに向けて無線送信し、前記レスポンス信号の受信を通じて得られる前記送信アンテナ情報、及び前記信号強度検出部を通じて検出する前記レスポンス信号の信号強度情報から、前記電子キーの位置を特定し、当該特定した位置が前記所定の送信エリア以下に設定される判定エリアに含まれる場合には、制御対象の制御を許可する通信マスタと、を備えた電子キーシステムにおいて、
    前記通信マスタは、ユーザの操作を検出する操作部を備え、前記操作部における特定の操作を検出した場合に前記リクエスト信号を無線送信し、これに対する前記レスポンス信号の受信を通じて前記電子キーの位置を特定し、当該特定した位置に基づいて前記判定エリアの領域を変更する電子キーシステム。
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