JP2015115838A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理を実行するプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】通常の印刷よりも色材使用量を削減した印刷を実行する際、一律の処理を実行した場合は文書の情報量が著しく低下する問題が、オブジェクト別に適用する処理を手動で設定する場合には作業効率が著しく低下する問題がある。
【解決手段】通常の印刷よりも色材の使用量を削減した印刷を実行する機能を持ち、印刷対象の画像データを解析して、各オブジェクトの属性情報を取得し、オブジェクトの属性情報に従って、色材使用量削減のための複数の画像データ変換処理方法から各オブジェクトに適用する変換方法を決定し、決定した変換方法による変換処理を行う。ここで複数の画像データ変換処理方法には、少なくとも印刷濃度低減処理と画像サイズ縮小処理とを含む。
【選択図】図4
【解決手段】通常の印刷よりも色材の使用量を削減した印刷を実行する機能を持ち、印刷対象の画像データを解析して、各オブジェクトの属性情報を取得し、オブジェクトの属性情報に従って、色材使用量削減のための複数の画像データ変換処理方法から各オブジェクトに適用する変換方法を決定し、決定した変換方法による変換処理を行う。ここで複数の画像データ変換処理方法には、少なくとも印刷濃度低減処理と画像サイズ縮小処理とを含む。
【選択図】図4
Description
本発明は、画像処理装置、画像処理方法および画像処理を実行するプログラムに関し、特に色材使用量を削減する画像処理装置、画像処理方法および画像処理を実行するプログラムに関するものである。
印刷時の色材使用量を削減する技術には、印刷濃度を薄くする手法がある。例えば、特許文献1では色材使用量削減のための画像処理方法を複数種類持ち、指定された削減率を達成するように処理した複数種類の色材使用量削減処理を適用した画像をプレビューし、ユーザがプレビュー画面を見て処理方法を選択する技術が公開されている。
しかしながら、特許文献1は、複数種類の色材使用量削減処理を適用した画像をプレビューし、ユーザがプレビュー画面を確認して、所望の色材使用量削減処理を選択する必要があり、ユーザにとって選択する手間がかかっていた。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。
印刷される画像データに含まれるオブジェクトに対して、当該オブジェクトの種類に応じて濃度低減処理または縮小処理またはその両方の処理を施す色材削減処理手段と、
前記色材削減処理手段により処理された画像データを出力する手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
前記色材削減処理手段により処理された画像データを出力する手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
本発明によれば、印刷される画像データに含まれるオブジェクトの種類に応じて、各オブジェクトに適した色材削減処理を適用することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1から図3を用いて本実施形態を適用するのに好適なシステムの構成を説明する。
まず、図1から図3を用いて本実施形態を適用するのに好適なシステムの構成を説明する。
<画像処理システム及び装置の構成>
図1は、本実施形態を適用するのに好適なシステム構成を示す。入力された画像データに対して画像処理を実行し出力を行う画像処理装置100、印刷指示やアプリケーションによる画像処理を行うホストコンピュータ200、モバイル端末300、サーバー400がネットワーク回線500によって接続される。
図1は、本実施形態を適用するのに好適なシステム構成を示す。入力された画像データに対して画像処理を実行し出力を行う画像処理装置100、印刷指示やアプリケーションによる画像処理を行うホストコンピュータ200、モバイル端末300、サーバー400がネットワーク回線500によって接続される。
画像処理装置100は例えばディジタル複合機や単機能ディジタルプリンタなど、画像処理機能と画像形成機能とを併せ持った装置であり、ネットワーク回線500を介してホストコンピュータ200、モバイル端末300、サーバー400からの指示に従って画像データを処理し印刷出力を行う機能を持つ。また画像処理装置100は、不図示の画像読み取り装置を利用し、原稿を読み取って生成した画像データを処理してホストコンピュータ200、モバイル端末300、サーバー400に送信する機能を持っても良い。画像処理装置100はさらに、原稿を読み取って生成した画像データを処理して印刷出力するコピー機能を有することも可能である。
本実施形態では、ホストコンピュータ200、モバイル端末300、サーバー400からの指示を受けて画像処理装置100で印刷することを想定して記載するが、その限りではなく、コピー機能の動作時、すなわち画像処理装置100単体での動作時にも同様に適用可能である。
図2は、画像処理装置100の内部構成を示す。入力部110は外部装置から送信された各種データを受信するほか、不図示の画像読み取り装置によって原稿を読み取り生成された画像データの入力を行う。システム制御部120は画像処理装置100全般を制御するコントローラとして機能する。記憶部130は画像データやそれに付随する情報が格納され、システム制御部120が動作するためのシステムワークメモリ等も含まれる。画像処理部140は画像データに対し補正、加工、編集および出力のための変換処理を行う。操作部150は不図示の操作画面や操作ボタン等を利用してユーザが各種操作を行うための装置であり、その操作で指示された情報をシステム制御部120に伝える。レンダリング部160は入力されたページ記述言語形式のデータ(以後、PDLデータと記載する)を解釈して出力のための画像データを再構成する。なおレンダリング部160の詳細は図3を用いて後述する。印刷部170は印刷用に変換された画像データを用紙上の画像として形成し出力する。この印刷方式は電子写真方式、インクジェット方式等があるが、本実施形態では、印刷のために色材を消費する印刷方式であればどの方式でも適用可能である。
図3は、レンダリング部160の内部構成を示す。入力部161は画像処理装置100に入力されたPDLデータを受け取る。色変換処理部162は、PDLデータ内の画像データを所定の色空間、例えばYMCK色空間に変換する。オブジェクト解析部163は、PDLデータ内の各オブジェクトについてその種類たとえばテキストかイメージかグラフィクスかなどの属性情報を取得する。属性情報は、オブジェクトごとに記述されている。さらに1ページ内に占める対象オブジェクトの面積比、階調数、信号値の平均値、分散値、エッジ領域の割合などを解析してその後の処理に必要な特性情報を生成する。オブジェクト変換部164は、オブジェクト解析部163による解析結果に応じてオブジェクトごとに画像変換処理を行う。この変換処理はたとえばカラー画像を白黒画像に変換するモノクロ化処理、出力濃度を調整するための濃度変換処理、拡大縮小処理などが適用される。変換処理はこれらに限られるものではなく、色材使用量削減処理、たとえば色材使用量削減のためにエッジ領域とそれ以外の出力濃度を切り替えるなどの複雑な処理を適用しても良い。レンダリング処理部165は、画像データを出力形式に変換する。出力部166は出力形式に変換された画像データを出力する。
<色材使用量削減処理(色材削減処理)>
次に、本実施形態の基本的な処理の流れについて説明する。図4は、PDLデータを展開する際にレンダリング部160内のオブジェクト解析部163およびオブジェクト変換部164が、あるオブジェクトに対して行う色材使用量削減処理の流れを示すフローチャートである。処理対象のオブジェクトすべてについて図4の処理が適用される。
次に、本実施形態の基本的な処理の流れについて説明する。図4は、PDLデータを展開する際にレンダリング部160内のオブジェクト解析部163およびオブジェクト変換部164が、あるオブジェクトに対して行う色材使用量削減処理の流れを示すフローチャートである。処理対象のオブジェクトすべてについて図4の処理が適用される。
ステップS401でオブジェクト解析部163が対象オブジェクトの属性がテキストであると判断すると、ステップS402でオブジェクト変換部164が既定のテキスト用低減濃度(%)となるよう濃度低減処理を行う。ステップS403でオブジェクト解析部163が対象オブジェクトの属性がグラフィクスであると判断すると、ステップS404でオブジェクト変換部164が既定のグラフィクス用低減濃度(%)となるよう濃度低減処理を行う。ここで既定の低減濃度(%)はたとえばテキスト用は元の80%の濃度、グラフィクス用は元の70%の濃度など、オブジェクト種類ごとに予め定められた、あるいは利用者により適宜指定された低減濃度が適用される。ステップS405でオブジェクト解析部163が対象オブジェクトの属性がイメージであると判断すると、ステップS406でオブジェクト変換部164がそのオブジェクトを既定倍率たとえば70%に縮小する。対象オブジェクトの属性が上記いずれにも相当しなかった場合にはステップS407でオブジェクト変換部164が既定の低減濃度(たとえば元の70%)となるよう濃度低減処理を行う。なお「既定」の値とは、処理が実行されるまでに定まっていればよく、必ずしも固定された値を意味せず、ユーザにより指定された値を含む。
レンダリング部160に入力されたPDLデータ内の全オブジェクトに対して以上の処理が行われ、レンダリング処理部165および出力部166において印刷用の形式に変換された画像データは印刷部170に送信される。印刷部170は受信した色材使用量削減処理済みの画像データを印刷する。印刷される画像データは、カラー画像データでもよいし、モノクロ画像データでもよい。このようにして、PDLデータ内のオブジェクトの属性別に異なる色材使用量削減処理が行われた結果、文字の判読性や写真の階調性を保持した状態で色材使用量を削減した印刷出力物を得ることが可能となる。
図5は、本実施形態で説明した処理を行った画像を示している。図5(a)は色材使用量削減処理を行わない元の状態の画像である。図5(a)は、カラー画像でもよいし、モノクロ画像でもよい。図中、中央の文字はテキスト属性のオブジェクト、左上の写真はイメージ属性のオブジェクト、左下のイラストはグラフィクス属性のオブジェクトとして扱われる。図5(b)は、図4のフローチャートで示した処理を行った結果であり、テキストとグラフィクスはそれぞれ既定の濃度低減処理を、イメージは既定縮小率で縮小処理を行ったものである。
以上のように、オブジェクトの種類に応じた濃度低減処理を適用することで、トナーやインク等の色材の消費量を抑制しつつ、元画像から得られる情報を、濃度低減処理済みの画像から得ることができる。なお、色材使用量削減処理は無条件に行うのではなく、その旨の指示が例えば操作部150やあるいはホストコンピュータ200等の外部機器から与えられた場合に、その指示に応じて行われてもよい。
<第1の実施形態変形例>
色材使用量削減処理のために複数の処理方法、たとえば濃度低減処理と縮小処理が利用できる場合、ユーザがその処理方法を簡易的に指定できる手段を設けることも可能である。
色材使用量削減処理のために複数の処理方法、たとえば濃度低減処理と縮小処理が利用できる場合、ユーザがその処理方法を簡易的に指定できる手段を設けることも可能である。
図6は、色材使用量削減処理に関する設定を行うための操作部150に表示される操作画面の一例で、オブジェクトの属性別に決められた処理のうちの一部処理方法をユーザが指定するための色材使用量削減モード(トナー節約モード)選択画面610である。このユーザインタフェース610は、あらかじめ印刷時の基本画面に設けられた詳細設定ボタン等を押下することで表示される。例えばラジオボタン611から614は常にどれか1つのみが有効な状態になるボタンであり、有効としたい項目に対応するボタンをユーザが押下することにより切り替えることができる。ユーザが色材使用量削減処理を行わないモードを選択する場合にはラジオボタン611、色材使用量削減のためにイメージやグラフィクスなどの絵の濃度を薄くするモードを選択する場合にはラジオボタン612を選択状態にする。イメージやグラフィクスなどの絵のサイズを縮小することにより色材使用量削減を行うモードを選択する場合にはラジオボタン613を、オブジェクトの属性に関わらず全体の濃度を削減することで色材使用量の削減を図るモードを選択する場合にはラジオボタン614を選択状態にする。キャンセルボタン615が押下された場合には、画面610上の設定内容は破棄されるとともに画面610が非表示となり、この画面が表示される直前の設定内容が有効となる。OKボタン616が押下されると、画面610上の設定内容が有効になり画面610が非表示となる。このような操作手段を設けることにより、ユーザは印刷する文書や用途によって、色材使用量削減の方法を、切り替えることが可能となる。たとえば、通常は図4で示した通りにイメージオブジェクトを縮小する設定であっても、この操作手段によって縮小処理の代わりに濃度を下げることで色材使用量を削減する処理を指定し実行することができる。
図6のユーザインタフェースで設定された色材使用量削減モードは、たとえば選択されたオプションに対応した設定情報たとえばフラグとして記憶される。その設定情報を用いた色材使用量削減処理を図17のフローで説明する。図17は、1つの印刷ジョブを形成するPDLデータを対象として、画像処理装置100により実行される。
まずステップS1701において、「使わない」すなわち不削減モードか否かを判定し、不削減であれば色材量削減処理を終了する。不削減モードでなければ、S1702においてPDLデータから処理対象のオブジェクトを選択する。次にステップS1703において「全体うすく」すなわち全体濃度低減モードか否かを判定し、全体濃度低減モードであれば、ステップS1704において処理対象のオブジェクトの種類に応じた係数で濃度低減処理する。一方、全体濃度低減モードでなければ、ステップS1705で、「絵はうすく」すなわち非文字濃度低減モードか否かを判定する。非文字濃度低減モードであれば、ステップS1708において処理対象のオブジェクトがイメージまたはグラフィクスのいずれかであるか否かを判定する。イメージまたはグラフィクスであれば低濃度化の対象となるので、ステップS1704で低濃度処理を実行する。非文字濃度低減モードでなければ、「絵を縮小」すなわち非文字縮小モードであると判定し、ステップS1706において処理対象のオブジェクトがイメージまたはグラフィクスのいずれかであるか否かを判定する。イメージまたはグラフィクスであれば縮小の対象となるので、ステップS1707でオブジェクト種類に応じた倍率で縮小処理を実行する。低濃度化または縮小処理が終わったら、ステップS1709において処理対象のPDLデータの全オブジェクトを処理済みか判定する。処理済みであれば終了し、処理済みでなければステップS1702に戻って次のオブジェクトを選択する。
図5(c−1)から(c−3)は、このように処理モードを変更した場合の処理画像である。図5(c−1)は、イメージとグラフィクスの縮小は行わずに濃度低減処理のみで色材使用量削減を実施した例で、ユーザがラジオボタン612で「絵はうすく」を選択した場合の処理画像である。縮小処理を行わないため、ページ内の配置を変えずに色材使用量を削減できる。図5(c−2)は、ラジオボタン613「絵は縮小」を選択した場合の処理画像であり、イメージとグラフィクスは元の濃度を保つ代わりに縮小処理によって色材使用量削減を実施した結果である。写真やイラストの濃度を低減させないため、階調性が損なわれるのを嫌う画像に特に有効な処理方法である。図5(c−3)は、ラジオボタン614「全体うすく」を選択した場合の処理画像であり、縮小処理は行わずに全オブジェクトの濃度低減処理により色材使用量削減を実施した結果である。
以上のように、各オブジェクトの属性に従って処理方法や処理係数を切り替えることにより、印刷された文書に求められる可読性や階調性をより適切に保った色材使用量削減処理を行うことができる。また、処理方法の切り替えルールの一部をユーザが指定可能にすることで、印刷する文書の用途やユーザの好みに応じた処理を容易に提供することができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、オブジェクトの属性に応じて色材使用量削減処理の方式や係数を切り替える方法を説明した。本実施形態ではそれに加えて、各オブジェクトの特徴量を算出することで画像としての特性を捉え、属性情報とオブジェクトの特性を示す情報の双方を利用して色材使用量削減処理の方式や係数を切り替える方法を記載する。なお、第1の実施形態と共通の内容については説明を省略する。
第1の実施形態では、オブジェクトの属性に応じて色材使用量削減処理の方式や係数を切り替える方法を説明した。本実施形態ではそれに加えて、各オブジェクトの特徴量を算出することで画像としての特性を捉え、属性情報とオブジェクトの特性を示す情報の双方を利用して色材使用量削減処理の方式や係数を切り替える方法を記載する。なお、第1の実施形態と共通の内容については説明を省略する。
図7は、PDLデータを展開する際にレンダリング部160内のオブジェクト解析部163およびオブジェクト変換部164が、あるオブジェクトに対して行う色材使用量削減処理の流れを示すフローチャートである。図7の処理は、処理対象のオブジェクトごとに実行される。
ステップS701でオブジェクト解析部163が対象オブジェクトの属性がテキストであると判断すると、ステップS702でオブジェクト変換部164がオブジェクトの濃度を既定のテキスト用係数を用いて濃度低減処理を行う。ステップS703でオブジェクト解析部163が対象オブジェクトは背景画像、つまり各ページの背景に共通に付加された情報を多く持たない画像であると判断した場合には、ステップS704へ進む。背景画像もまた背景画像オブジェクトを示す属性値により識別可能である。あるいは、グラフィクスオブジェクトが1ページに占める面積の割合が所定率以上であれば、当該オブジェクトを背景と判定することもできる。ステップS704ではオブジェクト変換部164が既定の背景画像用低減係数(たとえば元の50%)を乗じて濃度低減処理を行う。ステップS705でオブジェクト解析部163が対象オブジェクトの属性がイメージまたはグラフィクスではないと判断すると、ステップS706でオブジェクト変換部164が既定低減濃度となるよう濃度低減処理を行う。属性がイメージまたはグラフィクスである場合には、オブジェクト解析部163がステップS707で対象オブジェクトの階調数が基準以上であるか否か、ステップS708で対象オブジェクトの平均濃度値が基準以下であるか否かを判断する。階調数が基準以上であるか、または、平均濃度値が基準以下である場合にはステップS710でオブジェクト変換部164が既定倍率で対象オブジェクトを縮小する。これは、対象オブジェクトがサイズよりも色や濃度を重視すべき画像であると推定されるからである。階調、濃度ともに前述の条件に当てはまらない場合にはステップS709でオブジェクト変換部164が画像用低減濃度となるよう濃度低減処理を行う。
以上の処理が各オブジェクトに対して行われることにより、色材使用量を削減するための各種処理方式から各オブジェクトに適した処理方式や処理係数を選択することができる。その結果、オブジェクト内の階調性が重要であるにもかかわらず濃度変換を行ってしまい情報を失うことや、サイズの小さな文字(テキスト)を縮小しすぎて可読性を失うなどの不適切な処理を回避できる。ここでは、説明を簡略化するため、分岐する条件や濃度低減率、倍率ともに既定の数値を利用する処理例を挙げたが、これに限らず更に細かな条件や処理係数の決定方法を適用することもできる。また、オブジェクトの特性として階調数を挙げているが、エッジ成分の抽出処理や周波数解析処理などの結果から特性情報を生成し、それに従って処理を分岐させても良い。
図8は本実施形態で説明した処理を行った画像を示している。図8(a)は色材使用量削減処理を行わない状態の画像である。図8(b)は背景画像と判断される、背景の斜線の濃度を薄く、多階調のイメージである写真は縮小、階調性が低いグラフィクスであるイラスト部分は濃度を薄くした結果の画像である。また、それぞれの処理係数を変更することにより、図8(c)のように、背景画像の低減濃度を0%にする、つまり背景画像を削除して、その他の個所は変換しない画像を得ることも可能である。
<第2の実施形態変形例>
図9は、本実施形態において色材使用量削減処理モードを選択する操作画面620である。図6に示した操作画面との違いは、ラジオボタンで選択できる項目に「自動で処理」624が追加されていることである。ユーザによってラジオボタン624が押下され、その設定が有効になると、上記のように、画像解析を行うことでオブジェクト別に特性データを取得し、それに基づいて処理方式や処理係数を決定する設定になる。図9のモードを用いた場合の処理を、図17を参照して説明する。第1の実施形態の変形例と相違するのは、ステップS1705で「いいえ」と判定された場合の処理である。ステップS1705で「いいえ」であると、本実施形態では「絵は縮小」すなわち非文字縮小モードであるか否かを判定する。非文字縮小モードであればステップS1706に分岐する。非文字縮小モードでなければ、「自動で処理」すなわち自動判定モードであると判定し、図7の処理を呼び出す。図7の処理が終わると、ステップS1709に戻る。
図9は、本実施形態において色材使用量削減処理モードを選択する操作画面620である。図6に示した操作画面との違いは、ラジオボタンで選択できる項目に「自動で処理」624が追加されていることである。ユーザによってラジオボタン624が押下され、その設定が有効になると、上記のように、画像解析を行うことでオブジェクト別に特性データを取得し、それに基づいて処理方式や処理係数を決定する設定になる。図9のモードを用いた場合の処理を、図17を参照して説明する。第1の実施形態の変形例と相違するのは、ステップS1705で「いいえ」と判定された場合の処理である。ステップS1705で「いいえ」であると、本実施形態では「絵は縮小」すなわち非文字縮小モードであるか否かを判定する。非文字縮小モードであればステップS1706に分岐する。非文字縮小モードでなければ、「自動で処理」すなわち自動判定モードであると判定し、図7の処理を呼び出す。図7の処理が終わると、ステップS1709に戻る。
以上のように、各オブジェクトの属性情報に加えて、階調数、濃度、その他エッジ成分量などの画像特性情報を利用して色材使用量削減処理を制御することにより、より印刷対象文書に適した処理を行うことができる。これにより、色材使用量を削減しつつ可読性、階調性の優れた印刷物を得るためにユーザが煩雑な設定作業を行うこと無く適切な処理を実現することが可能になる。
[第3の実施形態]
本実施形態では、色材使用量削減のために、各オブジェクトのサイズを縮小する処理と、濃度を削減する処理との両方を組み合わせて行う方法を説明する。第1、2の実施形態と共通部分については説明を省略する。
本実施形態では、色材使用量削減のために、各オブジェクトのサイズを縮小する処理と、濃度を削減する処理との両方を組み合わせて行う方法を説明する。第1、2の実施形態と共通部分については説明を省略する。
図10は各オブジェクトの色材使用量削減処理のために、濃度低減処理と縮小処理のどちらを優先的に実施するかを示す優先度をユーザが指定するための、トナー節約処理バランス設定画面630である。画面630は操作部150に表示され、設定された値は保存され、色材使用量削減処理にあたり参照される。設定バー631上には11段階の設定ポイントがあり、ポインタ632が置かれた設定ポイントに応じて処理係数が決定される。各設定ポイントの位置は濃度低減処理と縮小処理の重みに対応していて、もっとも左の設定ポイントはサイズを保存し濃度低減処理のみ、もっとも右の設定ポイントは濃度を保存して縮小処理のみで色材使用量削減する設定となる。2つの処理の重みを数値で表すと、例えば設定ポイントが中央であれば、0.5:0.5、もっとも左すなわち濃度低減処理のみの場合には1:0、その右隣りであれば0.9:0.1である。この後の説明のために、濃度低減処理の比率をa、縮小処理の比率をbとしてそれらの比率をa:b(a+b=1)と表すこととする。
図11は、濃度低減処理と縮小処理の設定可能な係数範囲を説明するための図である。図11(a)は予め決めておくべきオブジェクトの属性別に低減濃度の限界値と縮小率の限界値を示している。たとえば、属性がテキストの場合、元の濃度に対してDtxt%を限度とし、元のサイズに対してStxt%までの縮小を限度とする。同様にグラフィクス属性に対する限界値をDgph,Sgph、イメージ属性に対する限界値をDimg,Simg、その他属性ではDetc,Setcとする。図11(b)はこれら限界値として具体的に利用される数値の例を示している。
トナー節約処理バランス設定画面630で設定された濃度低減処理と縮小処理の比率がa:b(a+b=1)のとき、各オブジェクトの低減濃度と縮小率は以下で求められる。
テキスト属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dtxt+(100−Dtxt)×a
縮小率(%)=Stxt+(100−Stxt)×b
グラフィクス属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dgph+(100−Dgph)×a
縮小率(%)=Sgph+(100−Sgph)×b
イメージ属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dimg+(100−Dimg)×a
縮小率(%)=Simg+(100−Simg)×b
その他の属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Detc+(100−Detc)×a
縮小率(%)=Setc+(100−Setc)×b。
テキスト属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dtxt+(100−Dtxt)×a
縮小率(%)=Stxt+(100−Stxt)×b
グラフィクス属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dgph+(100−Dgph)×a
縮小率(%)=Sgph+(100−Sgph)×b
イメージ属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dimg+(100−Dimg)×a
縮小率(%)=Simg+(100−Simg)×b
その他の属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Detc+(100−Detc)×a
縮小率(%)=Setc+(100−Setc)×b。
低減濃度および縮小率とも最大値を100パーセントとし、100パーセントを超える値については100パーセントに置き換えるようにしてもよい。このように比率a,bはそれぞれ最低の低減濃度及び最低の縮小率に上乗せする率を按分するための重みとして用いられる。上記では、オブジェクトの属性によらず、濃度低減処理と縮小処理の重みの比率がa:bである場合の処理としていたが、オブジェクトの属性(すなわち種類)ごとにそれぞれ異なる比率を設定することもできる。その設定をユーザが操作するための画面が、図12のトナー節約処理バランス設定画面640である。トナー節約処理バランス設定画面640は操作部150に表示される。設定バー641で設定された比率はテキスト属性のオブジェクトに適用され、設定バー642で設定された比率はテキスト属性以外のオブジェクトに適用される。ここでは操作の簡素化のために設定バーを2つのみとしているが、個々のオブジェクト属性に対応した設定バーが設けられても良い。設定バー641で設定された濃度低減処理と縮小処理の比率がa1:b1(a1+b1=1)、設定バー642で設定された濃度低減処理と縮小処理の比率がa2:b2(a2+b2=1)であるとき、各オブジェクトの低減濃度と縮小率は以下で求められる。
テキスト属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dtxt+(100−Dtxt)×a1
縮小率(%)=Stxt+(100−Stxt)×b1
グラフィクス属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dgph+(100−Dgph)×a2
縮小率(%)=Sgph+(100−Sgph)×b2
イメージ属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dimg+(100−Dimg)×a2
縮小率(%)=Simg+(100−Simg)×b2
その他の属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Detc+(100−Detc)×a2
縮小率(%)=Setc+(100−Setc)×b2。
低減濃度(%)=Dtxt+(100−Dtxt)×a1
縮小率(%)=Stxt+(100−Stxt)×b1
グラフィクス属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dgph+(100−Dgph)×a2
縮小率(%)=Sgph+(100−Sgph)×b2
イメージ属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Dimg+(100−Dimg)×a2
縮小率(%)=Simg+(100−Simg)×b2
その他の属性のオブジェクト
低減濃度(%)=Detc+(100−Detc)×a2
縮小率(%)=Setc+(100−Setc)×b2。
上記例においても、100パーセントを低減濃度及び縮小率の上限としても良い。上述のようにして求められた濃度の低減濃度及びサイズの縮小率は、それぞれの種類のオブジェクトに対して適用される。したがって本実施形態では、処理対象のオブジェクトに対してはその種類によらず濃度低減処理及び縮小処理が適用され、その率は、オブジェクトの種類に応じた値が用いられる。
このようにして、濃度低減処理と縮小処理のバランスをユーザにより変更可能にした色材使用量削減処理を実現することで、出力する文書の使用目的やユーザの好みによって処理を適切に調整することができる。
[第4の実施形態]
第1から第3の実施形態では、色材使用量削減処理の係数となる低減濃度、縮小率ともに予め数値が決められていた。しかし、使用用途やユーザの好みによって低減濃度や縮小率の許容範囲が変化することもあるため、処理画像の特徴を決める係数をユーザが調整する仕組みを持つとさらに利便性が向上する。本実施形態では、色材使用量削減処理にかかわる係数のうち低減濃度と縮小率の許容範囲を容易な操作で設定する方法を説明する。ここでは説明のため低減濃度と縮小率の2係数を例に挙げているが実際に設定する係数はこれに限るものではない。
第1から第3の実施形態では、色材使用量削減処理の係数となる低減濃度、縮小率ともに予め数値が決められていた。しかし、使用用途やユーザの好みによって低減濃度や縮小率の許容範囲が変化することもあるため、処理画像の特徴を決める係数をユーザが調整する仕組みを持つとさらに利便性が向上する。本実施形態では、色材使用量削減処理にかかわる係数のうち低減濃度と縮小率の許容範囲を容易な操作で設定する方法を説明する。ここでは説明のため低減濃度と縮小率の2係数を例に挙げているが実際に設定する係数はこれに限るものではない。
図13はユーザが色材使用量削減処理の処理レベルまたは許容範囲を調整する作業を行うときに利用する最初の操作画面650である。操作画面650は操作部150に表示される。プリントボタン651がユーザによって押下されることで一連の処理が開始される。
図14は、低減濃度と縮小率の許容範囲を設定するための処理の流れを表すフローチャートである。プリントボタン651の押下が操作部150からシステム制御部120に伝えられると、ステップS141でシステム制御部120が記憶部130に保持している調整用シート画像の出力を指示し、印刷部170によって調整用シートが印刷出力される。この後処理はユーザが図16のユーザインタフェースから許容レベルの指定を入力するまで待機する。
図15は出力される調整用シートの例である。この例ではイメージ属性の代表画像である「画像A」領域とグラフィクス属性の代表画像である「画像B」領域が設けられており、それぞれ色材使用量削減処理前の基準画像とそれに対して濃度低減処理、縮小処理を行った画像が配置される。画像A、B領域にはそれぞれ、基準画像、それを1段階縮小した画像1、2段階縮小した画像2、基準画像を1段階薄く処理した画像3、画像3に対して1段階縮小した画像4とつづき、基準画像を2段階縮小かつ2段階薄くした画像8までが配置される。すなわち、この例では、低減濃度は100パーセントを含めて3段階、縮小率も100パーセントを含めて3段階である。これらの段階的に変えられたそれぞれの率を組み合わせて適用した合計9通りのサンプル画像を印刷する。低減濃度および縮小率ともに100パーセントの画像が基準画像である。なおここでは縮小率が100パーセントとは変倍しないことを意味する。なお適用する処理方式の種類や処理係数を変更する段階数はこれに限らない。ユーザはこの印刷出力された調整用シートを観察して色材使用量削減印刷として許容できる画像を選択する。
図16はユーザが許容できる画像の選択結果を入力するための操作画面660である。操作画面660は操作部150に表示される。調整用シート上の各処理画像に付加された番号と操作画面660上の画像選択ボタン群661、662が対応しており、ユーザは調整用シート上の許容できる画像に対応するボタンを押下する。たとえば画像Aでは1,2,3の処理画像を許容できるとすると選択ボタン群661の1,2,3ボタンを押下する。同様に画像Bでは1,2,3,4,6,7が許容できるとすると、選択ボタン群662の対応する番号のボタンを押下する。その後OKボタン664が押下されると選択された許容画像の情報がシステム制御部120に送信される。
このようにして許容画像を示す情報が入力されると、ステップS142でシステム制御部120が許容画像の情報を受信する。ステップS143で、システム制御部120が受信した許容画像情報から、たとえばイメージ属性の低減濃度限界は70%、縮小率限界は60%、グラフィクス属性の低減濃度限界は40%、縮小率限界は60%などの係数を決定する。ここで決定された低減濃度と縮小率の限界値である係数をステップS144でシステム制御部120が記憶部130に保存する。
記憶部130に保存された低減濃度の限界値と縮小率の限界値は、たとえば第3の実施形態における限界値に適用することができる。また、ここでは詳細な記述を省略している色材使用量の削減率に目標値を設け、その削減率から、濃度低減処理と縮小処理で適用する最適な係数を算出する際に利用することもできる。
ここで低減濃度及び縮小率は、たとえば許容された画像のうち、最も色材の使用量を節約できるものが選択される。例えば図16において、画像Aについては許容された画像のうち画像2か画像3かのいずれかが最も色材の消費量が少ないと考えられるので、それらの色材の消費量を予測し、少ない方の画像の低減濃度及び縮小率をイメージオブジェクトの低減濃度及び縮小率として格納しておく。また画像Bについては、画像2か画像7のいずれかが最も色材の消費量が少ないので、これら2つについて色材の消費量を見積もり、少ない方の画像の低減濃度及び縮小率をグラフィクスオブジェクトの低減濃度及び縮小率として格納しておく。本実施形態の場合には、格納された低減濃度及び縮小率はユーザにより許容されたものなので、それぞれの率で濃度低減処理及び縮小処理を施してもよい。またテキストについては、所定の率で濃度の低減化を行うか、色材使用量削減処理の対象から外してもよい。
以上のように本実施形態によれば、出力された色材使用量削減処理対象の画像をユーザが見て、許容できる品質レベルである低減濃度及び縮小率を指定することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (14)
- 印刷される画像データに含まれるオブジェクトに対して、当該オブジェクトの種類に応じて濃度低減処理または縮小処理またはその両方の処理を施す色材削減処理手段と、
前記色材削減処理手段により処理された画像データを出力する手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記色材削減処理手段は、グラフィクスオブジェクトに対しては濃度低減処理を施し、イメージオブジェクトに対しては縮小処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 色材使用量の削減モードを指定するための指定手段を更に有し、
前記削減モードとして、削減しないモード、イメージオブジェクト及びグラフィクスオブジェクトの少なくとも1つのオブジェクトについては濃度低減処理するモード、イメージオブジェクト及びグラフィクスオブジェクトの少なくとも1つのオブジェクトについては縮小するモード、全オブジェクトについて濃度低減するモードの4つのモードを指定でき、
前記色材削減処理手段は、前記削減モードにしたがって画像データを処理することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色材削減処理手段は、背景画像オブジェクトに対しては濃度低減処理を施し、多階調か或いは濃度が基準より薄いイメージオブジェクト及びグラフィクスオブジェクトの少なくとも1つのオブジェクトに対しては縮小処理を施すことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 色材使用量の削減モードを指定するための指定手段を更に有し、
前記削減モードとして、削減しないモード、イメージオブジェクト及びグラフィクスオブジェクトの少なくとも1つのオブジェクトについては濃度低減処理するモード、イメージオブジェクト及びグラフィクスオブジェクトの少なくとも1つのオブジェクトについては縮小するモード、全オブジェクトについて濃度低減するモード、自動で処理する自動判定モードの5つのモードを指定でき、
前記色材削減処理手段は、自動判定モードの場合には、背景画像オブジェクトに対しては濃度低減処理を施し、多階調か或いは濃度が基準より薄いイメージオブジェクト及びグラフィクスオブジェクトに対しては縮小処理を施し、その他のイメージオブジェクト及びグラフィクスオブジェクトに対しては濃度低減処理を施し、
その他のモードの場合には、それぞれの削減モードにしたがって画像データを処理することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記色材削減処理手段による前記画像データの処理を、サイズまたは濃度の保存の優先度を指定する優先度の指定手段を更に有し、
前記色材削減処理手段は、前記優先度に応じて、前記濃度低減処理または縮小処理またはその両方を、濃度の低減率と縮小率とに重みを付した率で施すことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記優先度の指定手段はさらに、オブジェクトの種類に応じて前記優先度を指定できることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
- 前記色材削減処理手段により適用される濃度の低減率と縮小率とはオブジェクトの種類ごとに指定されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記色材削減処理手段による濃度の低減率と縮小率とを段階的に変えた値を組み合わせて前記濃度低減処理と前記縮小処理とを適用したオブジェクトを含む画像を形成した調整用シートを出力する手段と、
前記調整用シート上に形成されたオブジェクトのうち、許容できるオブジェクトをユーザが指定するための指定手段とを有し
前記指定手段により指定されたオブジェクトに適用された濃度の低減率と縮小率とを、当該オブジェクトの種類ごとに指定された濃度の低減率と縮小率として用いることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記出力手段は、色材を用いて画像をシート上に形成する画像形成手段を含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記画像形成手段は、カラー画像を形成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
- 前記画像形成手段は、モノクロ画像を形成することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
- 印刷される画像データに含まれるオブジェクトに対して、当該オブジェクトの種類に応じて濃度低減処理または縮小処理またはその両方の処理を施す色材削減処理工程と、
前記色材削減処理手段により処理された画像データを出力する工程と
を有することを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータを請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像処理装置として機能させるためのプログラム。
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