JP2015106138A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クリーニング部材と像搬送体との摺動抵抗の低下を図りながら、良好なクリーニング性能を維持することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】像搬送体8と、像搬送体8の表面からトナーを掻き取るクリーニング部材21と、を有する画像形成装置100は、像搬送体8の表面を形成する表層82には潤滑剤83が添加されており、像搬送体8の表面には像搬送体8の表面の移動方向に沿って溝84が形成されており、潤滑剤83の平均粒径をd、像搬送体8の表面の移動方向に略直交する方向に測定したときの像搬送体8の表面の突出谷部深さをRvkとするとき、d>Rvkの関係を満たす構成とする。
【選択図】図9
【解決手段】像搬送体8と、像搬送体8の表面からトナーを掻き取るクリーニング部材21と、を有する画像形成装置100は、像搬送体8の表面を形成する表層82には潤滑剤83が添加されており、像搬送体8の表面には像搬送体8の表面の移動方向に沿って溝84が形成されており、潤滑剤83の平均粒径をd、像搬送体8の表面の移動方向に略直交する方向に測定したときの像搬送体8の表面の突出谷部深さをRvkとするとき、d>Rvkの関係を満たす構成とする。
【選択図】図9
Description
本発明は、レーザープリンター、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に関するものである。より詳細には、本発明は、中間転写体や転写材担持体などとされる像搬送体と、移動する像搬送体を摺擦するクリーニング部材とを有する画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式の画像形成装置には、中間転写体や転写材担持体などとされる像搬送体としてベルトを用いたものがある。中間転写体としての中間転写ベルトを例に説明すると、中間転写ベルト上の転写残トナーや紙粉などの付着物(以下「ベルト付着物」ともいう。)を除去する方式として、ブレードクリーニング方式が広く採用されている。この方式では、中間転写ベルトの表面の移動方向(以下、単に「ベルト搬送方向」ともいう。)において2次転写部の下流に、クリーニング部材としてウレタンゴムなどで構成されたクリーニングブレードを配設する。そして、このクリーニングブレードによって、移動する中間転写ベルトの表面を摺擦して、ベルト付着物を中間転写ベルトの表面から物理的に掻き取る。
ブレードクリーニング方式においてベルト付着物の良好なクリーニングを行うためには、クリーニングブレードが中間転写ベルトの表面に追従している必要がある。しかし、中間転写ベルトの表面が平滑すぎると、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの摩擦が増大して、クリーニングブレードの先端が摩耗しやすく、クリーニング性能が悪化してしまうことがある。
これは、次のような理由による。つまり、クリーニングブレードの摩耗により、クリーニングブレードの先端部で中間転写ベルトに対して所望の圧力を付与できなくなる。これにより、クリーニングブレードと中間転写ベルトとで形成されるニップ部(以下「ブレードニップ部」ともいう。)をトナーがすり抜けてしまう。したがって、長期間にわたって良好なクリーニング性能を得るためには、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの間の摺動抵抗を下げ、クリーニングブレードへのダメージを減らすことが望まれる。
そのため、中間転写ベルトの表面にフィラーによる突起を散在させ、実質的な接触面積を減らすことで、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの摩擦を低下させることが提案されている(特許文献1)。
しかしながら、上記従来の方法は、画像形成装置における使用初期のクリーニングブレードと中間転写ベルトとの間の摺動抵抗を下げることは達成できるものの、長期にわたってクリーニング性能を維持することが難しいという課題がある。
これは、次のような理由による。つまり、中間転写ベルトの表面のフィラー粒子は、2次転写部における転写材の通過や、クリーニングブレードとの摺擦によって、中間転写ベルトの表面から脱落する。これにより、中間転写ベルトの表面が平滑化され、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの摩擦が増加する。そして、この摩擦の増加によってクリーニングブレードの先端がベルト搬送方向に引っ張られ続け、クリーニングブレードの先端の摩耗が進行する結果、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの接触面積が増える。これにより、クリーニングブレードの中間転写ベルトに対する所望の当接圧(面圧)が得られなくなり、トナーのすり抜けが発生してしまう。
このように、従来、クリーニングブレードと中間転写ベルトとの間の摺動抵抗の低下を図りながら、良好なクリーニング性能を維持することが困難であった。
以上では、中間転写ベルトを例に従来の課題について説明したが、転写材担持体としての転写材担持ベルト(搬送ベルト)を有する画像形成装置においても、同様の課題が生じ得る。また、像搬送体として、シートを枠体に張設するなどして形成したドラム(中間転写ドラム、転写材担持ドラム)を有する画像形成装置においても、同様の課題が生じ得る。
したがって、本発明の目的は、クリーニング部材と像搬送体との摺動抵抗の低下を図りながら、良好なクリーニング性能を維持することが可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を直接又は転写材を介して担持して搬送する像搬送体と、前記像搬送体の表面に接触し、移動する前記像搬送体の表面を摺擦して、前記像搬送体の表面からトナーを掻き取るクリーニング部材と、を有する画像形成装置において、前記像搬送体の表面を形成する表層には潤滑剤が添加されており、前記像搬送体の表面には前記像搬送体の表面の移動方向に沿って溝が形成されており、前記潤滑剤の平均粒径をd、前記像搬送体の表面の移動方向に略直交する方向に測定したときの前記像搬送体の表面の突出谷部深さをRvkとするとき、d>Rvkの関係を満たすことを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、クリーニング部材と像搬送体との摺動抵抗の低下を図りながら、良好なクリーニング性能を維持することが可能となる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
第1の実施形態
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を示す模式的な断面図である。本実施形態の画像形成装置100は、電子写真方式を用いてフルカラー画像の形成が可能な中間転写方式を採用したタンデム型のレーザービームプリンターである。
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を示す模式的な断面図である。本実施形態の画像形成装置100は、電子写真方式を用いてフルカラー画像の形成が可能な中間転写方式を採用したタンデム型のレーザービームプリンターである。
画像形成装置100は、一定の間隔をおいて一列に配置された4つの画像形成部(ステーション)SY、SM、SC、SKを有する。各画像形成部SY、SM、SC、SKは、それぞれイエロー(Y)マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成する。
なお、本実施形態では、各画像形成部SY、SM、SC、SKの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除けば、実質的に同じである。したがって、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用の要素であることを示す符号の末尾Y、M、C、Kは省略して、当該要素について総括的に説明する。
画像形成部Sは、像担持体としてのドラム型(円筒形)の電子写真感光体(感光体)である感光ドラム1を有する。この感光ドラム1は、OPC感光ドラムとされ、図中矢印R1方向に回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に、次の各手段が配置されている。まず、帯電手段としてのローラ状の帯電部材である帯電ローラ2が配置されている。次に、像形成手段としての露光手段である露光装置3が配置されている。次に、現像手段としての現像装置4が配置されている。次に、1次転写手段としてのローラ状の1次転写部材である1次転写ローラ5が配置されている。次に、像担持体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置6が配置されている。
現像装置4は、現像剤として非磁性一成分現像剤を収容しており、現像剤担持体としての現像スリーブ41、現像剤規制手段としての現像剤塗布ブレード42などを有する。各画像形成部Sにおいて、感光ドラム1と、これに作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及びドラムクリーニング装置6とは、一体的に画像形成装置100の装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ7を構成している。また、露光装置3は、レーザー光を多面鏡によって走査させるスキャナユニットで構成されており、画像信号に基づいて変調された走査ビームを感光ドラム1上に照射する。
各画像形成部SY、SM、SC、SKの感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの全てと当接するように、像搬送体の一例である、中間転写体としての無端状のベルトで構成された中間転写ベルト8が配置されている。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9、テンションローラ10及び2次転写対向ローラ11の3個のローラ(張架ローラ)により支持されており、所定のテンションが維持されている。そして、駆動ローラ9が回転駆動されることによって、中間転写ベルト8は、図中矢印R2方向に回転駆動される。これにより、中間転写ベルト8は、感光ドラム1に対して順方向に略同速度で移動する。中間転写ベルト8の内周面側において、各感光ドラム1に対向する位置には、上述の1次転写ローラ5がそれぞれ配置されている。1次転写ローラ5は、中間転写ベルト8を介して感光ドラム1に所定の圧力で付勢(押圧)されており、中間転写ベルト8と感光ドラム1とが接触する1次転写部(1次転写ニップ)N1を形成している。また、中間転写ベルト8の外周面側において、2次転写対向ローラ11と対向する位置には、2次転写手段としてのローラ状の2次転写部材である2次転写ローラ15が配置されている。2次転写ローラ15は、中間転写ベルト8を介して2次転写対向ローラ11に所定の圧力で付勢(押圧)されており、中間転写ベルト8と2次転写ローラ15とが接触する2次転写部(2次転写ニップ)N2を形成している。また、中間転写ベルト8の外周面側において、テンションローラ10に対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置12が配置されている。上述の3個の張架ローラ9、10、11により支持された中間転写ベルト8と、ベルトクリーニング装置12とがユニット化されて、画像形成装置100の装置本体に着脱可能な中間転写ベルトユニット13が構成されている。これにより、サービスマンなどによるメンテナンスが容易とされている。
画像形成動作が開始されると、各感光ドラム1、中間転写ベルト8は、所定のプロセススピード(周速)で、それぞれ図中矢印R1、R2方向に回転を始める。回転する感光ドラム1の表面は、帯電ローラ2により所定の極性(本実施形態では負極性)に略一様に帯電させられる。このとき帯電ローラ2には、図示しない帯電バイアス印加手段としての帯電電源から所定の帯電バイアスが印加される。次に、帯電した感光ドラム1の表面が、各画像形成部Sに対応した画像情報に応じて、露光装置3からの走査ビームによって露光され、これにより感光ドラム1の表面に、該画像情報に従った静電像(静電潜像)が形成される。次に、感光ドラム1に形成された静電像は、現像装置4によって各画像形成部Sに対応した色のトナーによってトナー像として現像される。ここで、現像装置4内のトナーは、現像剤塗布ブレード42によって負極性に帯電されて、現像スリーブ41に塗布される。また、現像スリーブ41には、図示しない現像バイアス印加手段としての現像電源より所定の現像バイアスが印加される。そして、感光ドラム1上に形成された静電像が、感光ドラム1と現像スリーブ41との対向部(現像部)に到達すると、感光ドラム1上の静電像は負極性のトナーによって可視化され、感光ドラム1上にトナー像が形成される。
次に、感光ドラム1に形成されたトナー像は、1次転写部N1において、1次転写ローラ5の作用により、回転駆動されている中間転写ベルト8に転写(1次転写)される。このとき、1次転写ローラ5には、1次転写バイアス印加手段としての1次転写電源E1から、現像時のトナーの帯電極性とは逆極性(本実施形態では正極性)の直流電圧である1次転写バイアスが印加される。例えば、フルカラー画像の形成時には、各色ごとに1次転写部N1間の距離に応じて一定のタイミングで遅らせて感光ドラム1上に静電像が形成され、これが現像されてトナー像とされる。そして、各画像形成部Sの各感光ドラム1に形成された各色のトナー像が、各1次転写部N1Y、N1M、N1C、N1Kにおいて中間転写ベルト8に順次に重ね合わせるようにして転写(1次転写)され、中間転写ベルト8上に4色の多重トナー像が形成される。
また、露光による静電像の形成に合わせて、図示しない転写材収容カセットに積載されている記録用紙などの転写材Pは、図示しない転写材供給ローラによりピックアップされ、図示しない搬送ローラによりレジストローラ14まで搬送される。転写材Pは、レジストローラ14によって、中間転写ベルト8上のトナー像に同期して、中間転写ベルト8と2次転写ローラ14とで形成される2次転写部N2へ搬送される。そして、例えば上述のような中間転写ベルト8上に担持された4色の多重トナー像が、2次転写部N2において、2次転写ローラ15の作用により、転写材Pに一括して転写(2次転写)される。このとき、2次転写ローラ15には、2次転写バイアス印加手段としての2次転写電源E2から、現像時のトナーの帯電極性とは逆極性(本実施形態では正極性)の直流電圧である2次転写バイアスが印加される。
その後、トナー像が転写された転写材Pは、定着手段としての定着装置16に搬送される。そして、転写材Pは、定着装置16の定着ローラと加圧ローラとで挟持されて搬送される過程で加圧及び加熱されることで、その上にトナー像が定着される。トナー像が定着された転写材Pは、画像形成物として画像形成装置100の装置本体の外部に排出される。
また、1次転写部N1において中間転写ベルト8に転写しきれずに感光ドラム1上に残留したトナー(1次転写残トナー)は、ドラムクリーニング装置6によって感光ドラム1上から除去されて回収される。また、2次転写部N2において転写材Pに転写しきれずに中間転写ベルト8上に残留したトナー(2次転写残トナー)は、ベルトクリーニング装置12によって中間転写ベルト8上から除去されて回収される。
2.ベルトクリーニング装置
次に、ベルトクリーニング装置12の構成について説明する。図2(a)は、ベルトクリーニング装置12の近傍の主断面図であり、図2(b)は、後述するクリーニングブレード21が弾性変形していない場合のクリーニングブレード21の取り付け位置を説明した仮想断面図である。
次に、ベルトクリーニング装置12の構成について説明する。図2(a)は、ベルトクリーニング装置12の近傍の主断面図であり、図2(b)は、後述するクリーニングブレード21が弾性変形していない場合のクリーニングブレード21の取り付け位置を説明した仮想断面図である。
ベルトクリーニング装置12は、クリーニング容器17と、クリーニング容器17内に設けられたクリーニング作用部20と、を有する。クリーニング容器17は、中間転写ベルトユニット13の図示しない枠体の一部として構成されている。クリーニング作用部20は、クリーニング部材としてのクリーニングブレード21と、クリーニングブレード21を支持するブレード支持部材22と、を有する。クリーニングブレード21は、弾性材料であるウレタンゴムで形成された弾性ブレード(ゴム部)である。また、ブレード支持部材22は、板金で形成されている(板金部)。クリーニングブレード21が支持部材22に接着されて、クリーニング作用部20が構成されている。
クリーニングブレード21は、所定の厚さを有する一方向に長い板状部材である。このクリーニングブレード21は、略直交する2辺のうち長手方向の一辺がベルト搬送方向に略直交する方向(以下「スラスト方向」ともいう。)に沿って延在し、短手方向の一辺の一方の端部側が中間転写ベルト8に接触する。このクリーニングブレード21の厚さは2mmであり、クリーニングブレード21の硬度はJIS K 6253規格で77°である。
クリーニング作用部20は揺動可能に構成されている。すなわち、ブレード支持部材22は、クリーニング容器17に固定された揺動軸19を介して揺動可能に支持されている。そして、クリーニング容器17内に設けられた付勢手段として加圧バネ18で支持部材22が加圧されることで、揺動軸19を中心としてクリーニング作用部20が可動し、クリーニングブレード21が中間転写ベルト8に付勢(押圧)される。クリーニングブレード21に対向して、中間転写ベルト8の内側には、テンションローラ10が配置されている。クリーニングブレード21は、ベルト搬送方向に対してカウンター方向に中間転写ベルト8に当接されている。すなわち、クリーニングブレード21は、その短手方向における自由端側の先端がベルト搬送方向の上流側を向くようにして、中間転写ベルト8の表面に当接されている。これにより、クリーニングブレード21と中間転写ベルト8との間にブレードニップ部23が形成されている。クリーニングブレード21は、ブレードニップ部23において、移動する中間転写ベルト8の表面からトナーを掻き取る。
なお、クリーニングブレード21の取り付け位置は、次のように設定されている。図2(b)に示すように、設定角θが24°、侵入量δが1.5mm、当接圧が0.6N/cmである。ここで、設定角θは、中間転写ベルト8とクリーニングブレード21(より詳細にはその自由端側の端面)との交点におけるテンションローラ10の接線と、クリーニングブレード21(より詳細にはその厚さ方向に略直交する一方の表面)とがなす角度である。また、侵入量δは、クリーニングブレード21がテンションローラ10に対して重なる厚さ方向の長さである。また、クリーニングブレード21の当接圧は、ブレードニップ部23におけるクリーニングブレード21からの押圧力(長手方向における線圧)で定義され、フィルム式加圧力測定システム(商品名:PINCH,ニッタ社製)を用いて測定される。このように設定することで、高温高湿環境下(30℃/80%)でのクリーニングブレード21の捲れやスリップ音を抑制でき、良好なクリーニング性能を得ることができる。また、このように設定することで、低温低湿環境下(15℃/10%)でのクリーニング不良を抑制して、良好なクリーニング性能を得ることができる。
また、一般にウレタンゴムと合成樹脂とは摺動による摩擦抵抗が大きく、クリーニングブレード21の初期の捲れが起こりやすい。そこで、予めクリーニングブレード21の自由端側の先端に、フッ化黒鉛などの初期潤滑剤が塗布される場合が多い。本実施形態においても、この初期潤滑剤が塗布されるものとする。
3.中間転写ベルト
次に、中間転写ベルト8の構成について説明する。図3(a)は、ベルト搬送方向に略直交する方向に切った(ベルト搬送方向に沿って見た)中間転写ベルト8の断面図であり、図3(b)は、同様の断面において後述する中間転写ベルト8の表層82をより詳しく示したものである。
次に、中間転写ベルト8の構成について説明する。図3(a)は、ベルト搬送方向に略直交する方向に切った(ベルト搬送方向に沿って見た)中間転写ベルト8の断面図であり、図3(b)は、同様の断面において後述する中間転写ベルト8の表層82をより詳しく示したものである。
中間転写ベルト8は、基層81と表層82との2層からなる無端状のベルト部材であり、表層82には潤滑剤83が添加されている。また、中間転写ベルト8の表面には、中間転写ベルト8の表面の移動方向(ベルト搬送方向)に沿う方向に溝(溝形状、溝部)84が形成されている。そして、詳しくは後述するが、この溝84の平均的な深さは、表層82に添加された潤滑剤83の平均粒径よりも小さくされている。
ここで、溝84をベルト搬送方向に沿う方向に形成することの利点として、以下の2点が挙げられる。
一つ目は、溝84を形成することで、実質的な接触面積が減少し、クリーニングブレード21と中間転写ベルト8との間の摺動抵抗を下げることができる点である。これによって、溝84がない場合に比べて、画像形成を繰り返した場合の摺動抵抗の上昇を抑制できる。
二つ目は、クリーニングブレード21の中間転写ベルト8との当接部が溝84に沿って摺動するため、単に中間転写ベルト8の表面を粗して凹凸を形成した場合に比べて、駆動時におけるクリーニングブレード21の先端の当接圧が安定する点である。これによって、詳しくは後述するトナーをブレードニップ部23の手前でブロックする層(ブロック層)を安定して形成することができる。また、当接圧が安定するので、紙粉などの異物がブレードニップ部23に侵入することによる部分的なトナーのすり抜けを抑制することができる。
基層81は、ポリエチレンナフタレート樹脂に電気抵抗調整剤としてカーボンブラックを分散した、厚さ70μmの層である。また、表層82は、基材85としてのアクリル樹脂に、電気抵抗調整剤86を分散し、潤滑剤83としてのポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粒子(平均粒径200nm)を添加した、厚さ3μmの層である。表層82に添加された潤滑剤83は、少なくとも中間転写ベルト8の使用開始前において、その少なくとも一部が表層82の最表面に析出し一部が露出した状態で突起形状を形成している。また、表層82に添加された潤滑剤83は、その他、表層82の基材85中にも分散された状態で存在している。潤滑剤83としては、PTFE粒子の他、シリコーン粒子、フッ化黒鉛、二硫化モリブデン、金属石鹸などを用いることができる。これらの中でも、粒子表面の摩擦係数が小さく、適度な樹脂粉砕性を有する点でPTFE粒子が好ましい。
表層82には、ラッピングフィルムを中間転写ベルト8の表面に当接させる表面加工処理により、ベルト搬送方向に沿う方向に溝84が形成されている。本実施形態では、溝84は直線状に形成されており、ベルト搬送方向と溝84の長手軸線方向とは略平行である。なお、溝84の形成方法については後述して更に詳しく説明する。溝84のスラスト方向における幅Wは数μm、深さHは数百nmである。なお、深さHについては後述して更に詳しく説明する。溝84のスラスト方向における間隔Iは、表面加工処理の方法にもよるが、必ずしも周期性があるものでなくて良い。溝84は、中間転写ベルト8の周方向(回転方向)の一周にわたって連続的に形成されている。本実施形態では、溝84は、そのスラスト方向における間隔Iが10μm〜100μmの範囲でランダムになるように形成されている。表層82の厚さが3μmであるため、溝84は基層81までは届かず、表層82のみに存在している。
なお、ベルト搬送方向に沿う方向には、例えばラッピングフィルムをスラスト方向に徐々に移動させながら溝84を螺旋状に形成したような場合も含まれる。すなわち、溝84は、ベルト搬送方向に略直交する方向(駆動ローラ9の回転軸線方向で代表される)に対して交差する方向に沿って延在していればよく、ベルト搬送方向に対して角度を有していてもよい。ただし、上述のような利点を得るためには、ベルト搬送方向に対して溝84の長手軸線方向がなす角度は、好ましくは45度以下、より好ましくは10度以下である。典型的には、本実施例のように、ベルト搬送方向と溝84の長手軸線方向とは略平行とされる。また、溝84は、その全体が直線状でなくてもよく、途中で屈曲又は湾曲していたり、全体が湾曲していたりしてもよい。
中間転写ベルト8の体積抵抗率は、Hiresta・UP MCP−HT450(三菱化学社製)を用いて、温度23℃、相対湿度50%環境下で、1010Ω・cmである。
なお、中間転写ベルト8の体積抵抗率は、109〜1012Ω・cmの範囲であることが、良好な画像形成を行う上で好ましい。
4.クリーニング性能の維持のメカニズム
次に、クリーニングブレード21によって中間転写ベルト8上トナーを安定してクリーニングするメカニズムについて説明する。図4は、クリーニングブレード21の先端付近の拡大断面図である。
次に、クリーニングブレード21によって中間転写ベルト8上トナーを安定してクリーニングするメカニズムについて説明する。図4は、クリーニングブレード21の先端付近の拡大断面図である。
まず、クリーニングブレード21を中間転写ベルトユニット13に取り付けた直後は、クリーニングブレード21の先端に塗布された初期潤滑剤の作用で、該先端が捲れることなく、所望の圧力が該先端に加わる。
画像形成装置100が動作を開始して、ブレードニップ部23に転写残トナーTが到達すると、トナーTのクリーニングと同時に、ブレードニップ部23にはトナーから遊離した外添剤G(粒径数十nm)が供給され、外添剤Gによる潤滑作用が発現する。図4は、この安定したクリーニング性能が維持されている状態におけるクリーニングブレード21の先端付近を示している。図中の矢印R2は、ベルト搬送方向を表している。
この状態では、クリーニングブレード21と中間転写ベルト8との界面には、外添剤Gによる潤滑層A1が形成されており、クリーニングブレード21の先端部はベルト搬送方向に引っ張られ、所望の圧力が加わった状態となっている。なお、潤滑層A1は、クリーニングブレード21を中間転写ベルト8から離間させたときに外添剤Gなどの付着物がクリーニングブレード21側に残留する範囲である。
また、この状態では、ブレードニップ部23のベルト搬送方向の上流側には、主に外添剤Gからなるトナーをブロックする層(ブロック層)A2が存在する。なお、ブレードニップ部23は、クリーニングブレード21の当接圧が中間転写ベルト8に加わる範囲である。また、ブロック層A2は、クリーニングブレード21を中間転写ベルト8から離間させたときに外添剤Gなどの付着物が中間転写ベルト8側に残留する範囲である。
このブロック層A2が存在することで、トナーTがブレードニップ部23へ侵入するのを阻止している。したがって、ブレードクリーニング方式において安定したクリーニング性能を維持するためには、このブロック層A2を形成する必要がある。しかしながら、単純に中間転写ベルト8の表面に溝84を形成しただけでは、外添剤Gが数十nmと小径であるため、前述のような溝84(深さ数百nm)において、ブロック層A2を安定して形成することが難しくなることがある。溝84にクリーニングブレード21が追従できず、外添剤Gがブレードニップ部23をすり抜けてしまうためである。つまり、単純に中間転写ベルト8の表面に溝84を形成しただけでは、溝84に沿ってトナーTがすり抜けてしまうことがある。
5.溝によるクリーニング性能の維持
そこで、本実施形態では、中間転写ベルト8の表層82に潤滑剤83を添加し、転写残トナーTがブレードニップ部23に到達する前に、予め中間転写ベルト8に添加された潤滑剤83による潤滑層A1を形成できるようにしている。
そこで、本実施形態では、中間転写ベルト8の表層82に潤滑剤83を添加し、転写残トナーTがブレードニップ部23に到達する前に、予め中間転写ベルト8に添加された潤滑剤83による潤滑層A1を形成できるようにしている。
具体的には、潤滑剤83の平均粒径をd(μm)、ベルト搬送方向に略直交する方向(スラスト方向)に測定したときの中間転写ベルト8の表面の突出谷部深さをRvk(μm)とするとき、d>Rvkの関係を満たすように、中間転写ベルト8を構成する。
ここで、突出谷部深さRvkは表面粗さ計で測定することができる溝の平均深さである。詳しい測定方法については、後述する。図5に突出谷部深さRvkの概念図を示す。図5の左側は、表面粗さ計で評価長さlnの範囲を計測して得られる粗さ曲線であり、縦軸が高さを、横軸が測定位置を表している。図5の右側は、粗さ曲線の高さに対応した累積確率密度曲線である。累積確率密度曲線とは、粗さ曲線の高さに対応した確率密度を、粗さ曲線の最頂部(0(μm))から、最底部(Rt(μm))まで規格化して累積したものである。突出谷部深さRvkは、この累積確率密度曲線を作図して得られるコア部の等価直線と累積100%のラインとの交点から求まる。つまり、突出谷部深さRvkの値は、コア部に形成された溝の平均深さを表し、表面に狭く深い溝があるほど値が大きくなる。
なお、突出谷部深さRvkの下限は、クリーニングブレード21との摺動抵抗の低下の効果を得るためには、0.03μmであることが好ましい。また、突出谷部深さRvkの上限は、ブロック層A2をスラスト方向において均一に形成しやすくするためには、0.35μmであることが好ましい。つまり、突出谷部深さRvkの大きさは、0.03μm以上、0.35μm以下の範囲であることが好ましい。
また、表層82に添加される潤滑剤83の平均粒径dは、潤滑剤83の分散性及び表層82の形成後の表面の凹凸の観点から、0.1μm以上、0.4μm以下の範囲であることが好ましい。
次に、図6〜図9を参照して、表層82に潤滑剤83を添加し、表面に溝84を形成した中間転写ベルト8において、安定したクリーニング性能を維持できる理由について更に詳しく説明する。図6〜図9は、それぞれブレードニップ部23の近傍を拡大した斜視図である。同図には、中間転写ベルト8の溝84に対応した断面が示されている。図中の矢印R2は、ベルト搬送方向を表している。
図6は、クリーニングブレード21を中間転写ベルトユニット13に組み付けた状態(画像形成動作前)を示している。この状態では、潤滑層A1やブロック層A2と呼べるものは未だ形成されていない。
図7は、中間転写ベルトユニット13を画像形成装置100の装置本体に取り付け、画像形成装置100が動作を開始したときの状態を示している。画像形成装置100が動作を開始すると、中間転写ベルト8の移動に伴って、クリーニングブレード21の先端部がベルト搬送方向に引っ張られる。これにより、少なくとも一部が中間転写ベルト8の表面に露出している、表層82に添加された潤滑剤83の少なくとも一部が、クリーニングブレード21によって掻き取られる。このとき潤滑剤83の平均粒径dよりも、中間転写ベルト8の表面の突出谷部深さRvkが小さくなっているため、掻き取られた潤滑剤83の大半はブレードニップ部23からすり抜けることなく、クリーニングブレード21の先端に堰き止められる。また、潤滑剤83としてのPTFE粒子などは、押圧に対して粉砕されやすい性質があり、堰き止められた粒子がブレードニップ部23に挟まると粉砕片となり、溝84に蓄積される。
その結果、図8に示すように、中間転写ベルト8とクリーニングブレード21との間には潤滑剤83の粉砕物からなる潤滑層A1が形成され、クリーニングブレード21に付着した状態となる。
その後、図9に示すように、印字動作が開始されると、中間転写ベルト8上にトナーT及び外添剤Gが供給され、クリーニングブレード21の圧力が加わりにくい溝84においてもブロック層A2が形成される。
このように、本実施形態では、中間転写ベルト8の表層82に潤滑剤83を添加し、かつ、溝84を形成する。これにより、中間転写ベルト8の駆動に伴って潤滑剤83は少量ずつ中間転写ベルト8の表面や溝84から離脱し、ブレードニップ部23に供給される。そのため、クリーニングブレード21と中間転写ベルト8との摺動抵抗が低い状態が持続される。また、潤滑剤83をブレードニップ部23へ供給するために特別の手段を設ける必要がない。
なお、本実施形態では表面形状を形成する方法として、ラッピングフィルムをベルトの表面に当接させる方法を説明するが、その他、任意の方法で作製できる。例えば、ブラシをベルトの表面に摺擦して粗面化する方法や、砥粒を衝突させるブラスト法、微細な金型を押し付けて所望の形状を得るナノプリント技術を用いた後加工などが、表面形状の形成方法として挙げられる。
6.実施例及び比較例
<中間転写ベルトの作製方法>
次に、本実施形態の効果を確認するために、以下のようにして実施例及び比較例に係る中間転写ベルトを作製した。
<中間転写ベルトの作製方法>
次に、本実施形態の効果を確認するために、以下のようにして実施例及び比較例に係る中間転写ベルトを作製した。
(実施例1)
実施例1では、基層81と表層82との2層からなる中間転写ベルト8を用いた。以下に、中間転写ベルト8の作製方法について説明する。
実施例1では、基層81と表層82との2層からなる中間転写ベルト8を用いた。以下に、中間転写ベルト8の作製方法について説明する。
・基層の作製
まず、基層81の作製方法について説明する。ポリエチレンナフタレート樹脂をブロー成形することで、ボトル状成形体を得て、これを超音波カッターにより切断することで、無端状のベルト体を得た。なお、ポリエチレンナフタレート樹脂中には、電気抵抗調整剤としてカーボンブラックを分散している。このようにして得られた厚さ70μmのポリエチレンナフタレート樹脂ベルトを中間転写ベルト8の基層81として用いた。
まず、基層81の作製方法について説明する。ポリエチレンナフタレート樹脂をブロー成形することで、ボトル状成形体を得て、これを超音波カッターにより切断することで、無端状のベルト体を得た。なお、ポリエチレンナフタレート樹脂中には、電気抵抗調整剤としてカーボンブラックを分散している。このようにして得られた厚さ70μmのポリエチレンナフタレート樹脂ベルトを中間転写ベルト8の基層81として用いた。
・表層形成用塗工液(紫外線硬化性樹脂組成物)の調製
次に、表層82の形成用の塗工液(紫外線硬化性樹脂組成物)の作製方法について説明する。紫外線を遮蔽した容器中において、潤滑剤83としての粒径200nmのPTFE粒子(ルブロン:ダイキン工業社製)に、ペンタエリスリトールトリアクリレート及びペンタエリスリトールテトラアクリレートを含有するアクリル系紫外線硬化型ハードコート材料であるルシフラール(商品名、日本ペイント社製)を混合し、そこにPTFE粒子の分散剤として高分子量のフッ素系グラフトポリマーGF400(商品名、東亞合成社製)とメチルイソブチルケトンを添加して、高速せん断式分散器(ホモジナイザー)で処理することにより、粗分散を行った。その後、この粗分散処理を行った液を、高圧乳化分散器(ナノベータ:吉田機械興業社製)を用いて本分散処理を行った。さらに、導電性粒子としてセルナックス(商品名、210IP:日産化学工業社製)に、分散剤として低分子量であるアミンを添加した液を撹拌しながら、PTFE粒子の本分散処理が終了した液を滴下し、表層82の形成用の塗工液を得た。
次に、表層82の形成用の塗工液(紫外線硬化性樹脂組成物)の作製方法について説明する。紫外線を遮蔽した容器中において、潤滑剤83としての粒径200nmのPTFE粒子(ルブロン:ダイキン工業社製)に、ペンタエリスリトールトリアクリレート及びペンタエリスリトールテトラアクリレートを含有するアクリル系紫外線硬化型ハードコート材料であるルシフラール(商品名、日本ペイント社製)を混合し、そこにPTFE粒子の分散剤として高分子量のフッ素系グラフトポリマーGF400(商品名、東亞合成社製)とメチルイソブチルケトンを添加して、高速せん断式分散器(ホモジナイザー)で処理することにより、粗分散を行った。その後、この粗分散処理を行った液を、高圧乳化分散器(ナノベータ:吉田機械興業社製)を用いて本分散処理を行った。さらに、導電性粒子としてセルナックス(商品名、210IP:日産化学工業社製)に、分散剤として低分子量であるアミンを添加した液を撹拌しながら、PTFE粒子の本分散処理が終了した液を滴下し、表層82の形成用の塗工液を得た。
・表層を付与した中間転写ベルトの作製
次に、基層81上への表層82の形成方法について説明する。上述の中間転写ベルト8用の基層81上に、上述の紫外線硬化性樹脂組成物を、25℃、相対湿度60%の塗布環境でディップコートした。そして、塗工が終了してから10秒後に塗工環境と同じ場所にある紫外線照射装置(商品名:UE06/81−3、アイグラフィック社製、積算光量:1000mJ/cm2)を用いて紫外線を照射し、表層82を硬化させた。その結果、厚さ3μmの樹脂硬化膜が形成され、この樹脂硬化膜を中間転写ベルト8の表層82とした。このようにして表層82を有する中間転写ベルト8を作製した。
次に、基層81上への表層82の形成方法について説明する。上述の中間転写ベルト8用の基層81上に、上述の紫外線硬化性樹脂組成物を、25℃、相対湿度60%の塗布環境でディップコートした。そして、塗工が終了してから10秒後に塗工環境と同じ場所にある紫外線照射装置(商品名:UE06/81−3、アイグラフィック社製、積算光量:1000mJ/cm2)を用いて紫外線を照射し、表層82を硬化させた。その結果、厚さ3μmの樹脂硬化膜が形成され、この樹脂硬化膜を中間転写ベルト8の表層82とした。このようにして表層82を有する中間転写ベルト8を作製した。
・中間転写ベルトの表面の溝の形成
次に、上述の方法で得られた中間転写ベルト8の表層82に溝84の形成を行った。中間転写ベルト8を中間転写ベルト8の内径よりも若干大きな外径を有する円筒に弾性変形させて装着する。粒度3μmの酸化アルミニウムを砥粒とするラッピングフィルム(Lapika#2000(商品名)、KOVAX社製)を、上述の円筒に装着された中間転写ベルト8の表面に面圧1.96N/mm2で当接させる。そして、40secの間上述の円筒を回転させることで、表層82に溝84が形成された中間転写ベルト8を得た。
次に、上述の方法で得られた中間転写ベルト8の表層82に溝84の形成を行った。中間転写ベルト8を中間転写ベルト8の内径よりも若干大きな外径を有する円筒に弾性変形させて装着する。粒度3μmの酸化アルミニウムを砥粒とするラッピングフィルム(Lapika#2000(商品名)、KOVAX社製)を、上述の円筒に装着された中間転写ベルト8の表面に面圧1.96N/mm2で当接させる。そして、40secの間上述の円筒を回転させることで、表層82に溝84が形成された中間転写ベルト8を得た。
(実施例2)
実施例2として、中間転写ベルト8の表層82に溝84を形成する際のラッピングフィルムの砥粒径を9μmとした以外は実施例1と同様にして、表層82を有する中間転写ベルト8を得た。
実施例2として、中間転写ベルト8の表層82に溝84を形成する際のラッピングフィルムの砥粒径を9μmとした以外は実施例1と同様にして、表層82を有する中間転写ベルト8を得た。
(実施例3)
実施例3として、中間転写ベルト8の表層82に溝84を形成する際のラッピングフィルムの砥粒径を15μmとした以外は実施例1と同様にして、表層82を有する中間転写ベルト8を得た。
実施例3として、中間転写ベルト8の表層82に溝84を形成する際のラッピングフィルムの砥粒径を15μmとした以外は実施例1と同様にして、表層82を有する中間転写ベルト8を得た。
(比較例1)
比較例1として、中間転写ベルト8の表層82に溝84を形成する際のラッピングフィルムの砥粒径を25μmとした以外は実施例1と同様にして、表層82を有する中間転写ベルト8を得た。
比較例1として、中間転写ベルト8の表層82に溝84を形成する際のラッピングフィルムの砥粒径を25μmとした以外は実施例1と同様にして、表層82を有する中間転写ベルト8を得た。
(比較例2)
比較例2として、中間転写ベルト8の表層82に溝84の加工を施していない以外は実施例1と同様にして、表層82を有する中間転写ベルト8を得た。
比較例2として、中間転写ベルト8の表層82に溝84の加工を施していない以外は実施例1と同様にして、表層82を有する中間転写ベルト8を得た。
<潤滑剤粒径の測定方法>
実施例1〜3及び比較例1における潤滑剤83の粒子径は、中間転写ベルト8の表面を走査型プローブ顕微鏡(SPI3800:エスアイアイ・ナノテクノロジー社製)で測定することにより求めた。カンチレバーは、シリコーン製で、先端半径15nm以下、バネ定数15N/m、共振周波数136KHzのものを用いた。測定モードには、ダイナミックフォースモードを用い、測定周波数は、0.3〜1.0Hz、観察視野は10μm四方とした。この測定を複数箇所で行い、観察視野内で表面に析出している粒子を50個抽出し、その平均値(個数平均粒径)を求めた。
実施例1〜3及び比較例1における潤滑剤83の粒子径は、中間転写ベルト8の表面を走査型プローブ顕微鏡(SPI3800:エスアイアイ・ナノテクノロジー社製)で測定することにより求めた。カンチレバーは、シリコーン製で、先端半径15nm以下、バネ定数15N/m、共振周波数136KHzのものを用いた。測定モードには、ダイナミックフォースモードを用い、測定周波数は、0.3〜1.0Hz、観察視野は10μm四方とした。この測定を複数箇所で行い、観察視野内で表面に析出している粒子を50個抽出し、その平均値(個数平均粒径)を求めた。
なお、潤滑剤の粒子径は、上述の方法の他、走査型電子顕微鏡又は透過型電子顕微鏡により得られる中間転写ベルト8の表面の写真から求めてもよい。
<溝の測定方法>
突出谷部深さRvkの測定は、接触式表面粗さ測定機サーフコム1500SD(東京精密社製)により、規格JIS B 0671−2:’02に準拠して、下記の測定条件及び評価条件で算出した。ここで、測定はベルト搬送方向に略直交する方向(スラスト方向)に測定器の触針をスキャンさせて、中間転写ベルト8の表面の任意の5箇所の平均値とした。
測定条件
測定子:先端半径2μm
速度:0.03mm/s
評価条件
λc:0.25mm
λs:0.83μm
評価長さ:1.25mm
突出谷部深さRvkの測定は、接触式表面粗さ測定機サーフコム1500SD(東京精密社製)により、規格JIS B 0671−2:’02に準拠して、下記の測定条件及び評価条件で算出した。ここで、測定はベルト搬送方向に略直交する方向(スラスト方向)に測定器の触針をスキャンさせて、中間転写ベルト8の表面の任意の5箇所の平均値とした。
測定条件
測定子:先端半径2μm
速度:0.03mm/s
評価条件
λc:0.25mm
λs:0.83μm
評価長さ:1.25mm
<クリーニング性能の評価方法>
クリーニング性能の耐久性を調べるために、図1を参照して説明した本実施形態の画像形成装置100を用いて通紙耐久評価を行った。
クリーニング性能の耐久性を調べるために、図1を参照して説明した本実施形態の画像形成装置100を用いて通紙耐久評価を行った。
上述の製造方法にて製造した5種類の中間転写ベルト8をそれぞれ評価した。具体的には、温度25℃、相対湿度50%の環境下にて、OCE社製Extra坪量80g/m2、A4紙を用いて、2枚間欠印字で100k枚まで通紙を行い、クリーニング不良の発生を確認した。
クリーニング性能の評価方法は、次のとおりである。2次転写電圧をオフ(0V)にした状態でレッド画像(イエロートナー、マゼンタトナー)をA4サイズ全面に印字した後に、2次転写電圧を適正値に設定して3枚白紙状態で連続通紙する。そうすることで、2次転写部N2で転写材Pへほとんど転写されずに残ったイエロートナー、マゼンタトナーがクリーニングブレード21に突入する。それらがクリーニングできていれば、その後通紙する3枚は実質的に全くの白紙状態で出力されるが、クリーニングできなければ、クリーニングブレード21をすり抜けたトナーが白紙上に転写されてクリーニング不良画像として出力される。以上のような評価を10k枚通紙毎に行い、100k枚通紙後にクリーニングできていれば「○(良好)」、できなければ「×(不良)」とした。
<実施例と比較例を比較した結果>
上記5種類の中間転写ベルト8の表面形状、及びクリーニング耐久性評価結果を表1に示す。
上記5種類の中間転写ベルト8の表面形状、及びクリーニング耐久性評価結果を表1に示す。
実施例1は、中間転写ベルト8の突出谷部深さRvkが0.042μmであり、100k枚までクリーニング不良が発生しなかった。実施例2は、中間転写ベルト8の突出谷部深さRvkが0.076μmであり、100k枚までクリーニング不良が発生しなかった。また、実施例3は、中間転写ベルト8の突出谷部深さRvkが0.195μmであり、100k枚までクリーニング不良が発生しなかった。
一方、比較例1は、中間転写ベルト8の突出谷部深さRvkが0.400μmであり、初期からクリーニング不良が発生し、その後もクリーニング不良が発生し続けた。これは、溝84が深すぎることによって、ブロック層A2を安定して形成することが困難となり、クリーニング不良が発生したものと考えられる。初期においては外添剤Gを堰き止めることが困難であること、また後期においてはそれに加えてスラスト方向において均一にブロック層A2を形成することが困難であることなどによるものと考えられる。また、比較例2は、初期のクリーニング性能は良好であったが、30k枚からクリーニング不良が発生した。これは、溝84によるクリーニングブレード21と中間転写ベルト8との摺動抵抗の低減効果が得られず、クリーニングブレード21の先端の摩耗が進行した結果、所望の当接圧が得られなくなり、クリーニング不良が発生したものと考えられる。
なお、溝84は、中間転写ベルト8の周方向(回転方向)一周にわたって連続的に形成されずに、途中で途切れていてもよい。すなわち、溝84は、中間転写ベルト8の周方向(回転方向)の一周にわたって断続的に形成されていてもよい。その場合でも、上記実施例1〜3の場合と同様の効果が得られることが確認された。
また、溝84は、そのスラスト方向における間隔Iが10μm〜100μmの範囲でほぼ等間隔になるように形成されていてもよい。その場合でも、上記実施例1〜3と同様の効果が得られることが確認された。
以上、本実施形態によれば、中間転写ベルト8に添加された潤滑剤83の平均粒径と中間転写ベルト8の表面に形成された溝84の深さとの関係を適正にする。これにより、クリーニングブレード21と中間転写ベルト8とで形成されるブレードニップ部23に転写残トナーが来る前に、予め中間転写ベルト8に添加された潤滑剤83による潤滑層A1が形成される。これにより、転写残トナーがブレードニップ部23に到達した場合に外添剤Gを堰き止めることができる。したがって、クリーニングブレード21と中間転写ベルト8との摺動抵抗の低下と安定したクリーニング性能の維持とを両立することが可能になる。
その他の実施形態
以上、本発明を具体的な一実施形態に則して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
以上、本発明を具体的な一実施形態に則して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、像搬送体は、シートを枠体に張設するなどしてドラム状に形成されたものであってもよい。図10は、ドラム状の中間転写体である中間転写ドラムを有する画像形成装置の一例を示す。同図において、図1の画像形成装置のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付している。なお、図10の画像形成装置100は、所謂、1ドラム型のものである。すなわち、一の感光ドラム1に対して複数の現像装置4Y、4M、4C、4Kが設けられおり、感光ドラム1に各色のトナー像が形成されるごとに中間転写ドラム8に順次に転写されるようになっている。このような画像形成装置100では、中間転写ドラム8のクリーニング装置12は、2次転写残トナーをクリーニングするタイミングまでは中間転写ドラム8から離間させておく。中間転写ドラム8を構成するシートとして、上述の実施形態における中間転写ベルト8と同様の構成のフィルムを用いることができる。このような画像形成装置にも本発明を適用することが可能であり、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、像搬送体の他の例としての転写材担持体に担持された転写材に像担持体からトナー像を直接転写する直接転写方式の画像形成装置にも本発明を適用することができる。図11は、直接転写方式の画像形成装置の一例を示す。同図において、図1の画像形成装置のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付している。この画像形成装置は、上述の実施形態における中間転写ベルト8の代わりに、転写材担持体としての無端状のベルトで形成された転写材担持ベルト(搬送ベルト)30を有する。各感光ドラム1に形成されたトナー像は、各転写部Nにおいて、転写材担持ベルト30に担持された転写材Pに順次に転写される。転写材担持ベルト30としては、上述の実施形態における中間転写ベルト8と同様の構成のものを用いることができる。このような画像形成装置においても、転写材担持ベルト30の表面の付着物をブレードクリーニング方式のクリーニング装置12でクリーニングすることがある。例えば、非画像部に付着したトナー(かぶりトナー)、ジャム(紙づまり)などが生じたい場合に付着したトナー、画像濃度制御などのための制御用のトナー像をクリーニングするためである。このような画像形成装置にも本発明を適用することが可能であり、上述の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、直接転写方式の画像形成装置としては、上述の中間転写ドラムと同様の構成のドラム状の転写材担持体である転写材担持ドラム(搬送ドラム)を有するものであってもよい。
1 感光ドラム
5 1次転写ローラ
8 中間転写ベルト
12 ベルトクリーニング装置
15 2次転写ローラ
20 クリーニング作用部
21 クリーニングブレード
22 ブレード支持部材
81 中間転写ベルトの基層
82 中間転写ベルトの表層
83 潤滑剤
84 溝
100 画像形成装置
5 1次転写ローラ
8 中間転写ベルト
12 ベルトクリーニング装置
15 2次転写ローラ
20 クリーニング作用部
21 クリーニングブレード
22 ブレード支持部材
81 中間転写ベルトの基層
82 中間転写ベルトの表層
83 潤滑剤
84 溝
100 画像形成装置
Claims (12)
- トナー像を直接又は転写材を介して担持して搬送する像搬送体と、
前記像搬送体の表面に接触し、移動する前記像搬送体の表面を摺擦して、前記像搬送体の表面からトナーを掻き取るクリーニング部材と、
を有する画像形成装置において、
前記像搬送体の表面を形成する表層には潤滑剤が添加されており、前記像搬送体の表面には前記像搬送体の表面の移動方向に沿って溝が形成されており、前記潤滑剤の平均粒径をd、前記像搬送体の表面の移動方向に略直交する方向に測定したときの前記像搬送体の表面の突出谷部深さをRvkとするとき、d>Rvkの関係を満たすことを特徴とする画像形成装置。 - 前記潤滑剤がポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粒子であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記像搬送体の表面の移動方向に略直交する方向に測定したときの前記像搬送体の表面の突出谷部深さRvkの大きさは、0.03μm以上、0.35μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記溝は、前記像搬送体の表面の移動方向と略直交する方向における間隔が10μm〜100μmの範囲でランダムに又はほぼ等間隔になるように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記溝は、無端状の前記像搬送体の一周にわたって連続的に又は断続的に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記潤滑剤の平均粒径は、0.1μm以上、0.4μm以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記潤滑剤は、前記像搬送体の使用開始前において、少なくとも一部が前記像搬送体の表面から露出していることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記像搬送体は、無端状のベルトであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記像搬送体は、ドラム状であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記像搬送体は、トナー像を担持する像担持体からトナー像が転写される中間転写体であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記像搬送体は、トナー像を担持する像担持体からトナー像が転写される転写材を担持して搬送する転写材担持体であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記表層に添加された前記潤滑剤の一部は、前記表層から析出していることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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