JP2015063332A - 把持部を備えた袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】袋の本体部に取りつけられた把持部は、プラスチック成形体から構成された紐状部分を含んでいる。紐状部分は、袋の縁部に沿って並ぶよう本体部のシール部に設定された一対の基点の間でシール部から張り出している。また、紐状部分の長さおよび一対の基点の間の距離は、紐状部分と袋の表面との間、または、紐状部分と袋の裏面との間の少なくともいずれか一方に人の指が挿入され得るよう、構成されている。
【選択図】図1
Description
図1は、本実施の形態による袋10を示す斜視図である。また図2Aおよび図2Bはそれぞれ、本実施の形態による袋10を表面側および裏面側から見た場合を示す側面図である。袋10は、内容物が充填される充填部12が形成された本体部11と、本体部11に取り付けられた把持部20と、を備えている。流動性を有する限りにおいて、本体部11の充填部12に充填される内容物が特に限られることはない。例えば、充填部12に充填されている内容物として、酒、液体洗剤やシャンプー等の液体、豆類や菓子等の粒体や、粉末洗剤等の粉体を挙げることができる。
本体部11は、少なくとも表面フィルム1および裏面フィルム2を含む複数のフィルムを熱溶着することによって構成された複数のシール部を有している。表面フィルム1とは、本体部11の表面(図1に示されている側の面)を構成するフィルムのことであり、裏面フィルム2とは、本体部11の裏面(表面の裏側にある面)を構成するフィルムのことである。そして、本体部11のうちフィルムが熱溶着されていない部分によって、内容物が充填される充填部12が構成されている。なお袋10の製造工程において、表面フィルム1および裏面フィルム2は、互いに分離された別個のフィルムとして準備されてもよく、若しくは、一連のフィルムとして準備されてもよい。
次に、本体部11の第1側部シール部15に取り付けられている把持部20について、図1〜図2Bを参照して説明する。
図2Aにおいて、一対の貫通孔11aを結ぶ直線が符号L1で示されており、直線L1の中点が符号C1で示されている。また、直線L1に平行な直線L2が紐状部分21の曲線経路に接する点が符号C2で示されている。ここで、紐状部分21に外力が加えられていない場合、紐状部分21は、一対の貫通孔11aを基点としてなだらかに湾曲することになる。この結果、中点C1と接点C2とを結ぶ直線L3は、直線L1に対して直交することになる。
上記のように紐状部分21の曲線経路が定まるのは、紐状部分21を構成するプラスチック成形体の断面積が、紐状部分21の長さに比べて小さく、このため、紐状部分21が容易に弾性的に曲げられ得ることに基づいている。
例えば図3(a)に示すように、紐状部分21は、円形や楕円形の断面形状を有していてもよい。円や楕円の径の長さは、紐状部分21の長さや紐状部分21を構成するプラスチックの弾性特性に応じて適宜定められるが、例えば0.3〜3.0mmの範囲内になっている。
また図3(b)に示すように、紐状部分21は、ベース部21aと、ベース部21aから突出した突出部21bとを含む、いわゆる凸形の断面形状を有していてもよい。なおベース部21aや突出部21bの端部によって使用者の手が傷ついてしまうことを防ぐため、ベース部21aや突出部21bの端部は、湾曲した、すなわち角が取られた断面形状を有していてもよい。ベース部21aの厚みtおよび突出部21bの高さhは、紐状部分21の長さや、紐状部分21を構成するプラスチックの弾性特性などに応じて適宜定められる。例えばベース部21aの厚みtが0.3mmになっており、突出部21bの高さhが3mmになっている。
把持部20の紐状部分21を構成する合成樹脂としては、例えばPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)などを用いることができる。
把持部20の紐状部分21と本体部11との間に指が挿入された状態で、内容物の注出のために袋10が傾けられる場合、紐状部分21は、重力によって指に引っ掛かるようになる。従って本実施の形態によれば、手が把持部20の紐状部分21を握ることよりもむしろ、把持部20の紐状部分21が手の指に引っ掛かることによって、袋10を保持することができる。このため、手が袋の一部を握ることによって袋の保持が主に実現されるタイプの袋に比べて、袋10を安定に保持することができる。なお、手の指への把持部20の引っ掛かりは、手と袋10との間に生じる摩擦力が小さい場合であっても、安定に起こり得る。従って、袋10や把持部20の表面が滑りやすい材料で構成されている場合や、滑りやすい手袋が手にはめられている場合であっても、袋10を安定に保持することができると期待される。
例えば図2Bに示すように、把持部20は、紐状部分21の両端に取り付けられた係止部分22を有していてもよい。係止部分22は、本体部11の貫通孔11aよりも大きい寸法を有している。例えば、貫通孔11aが円形状である場合、紐状部分21の端部において紐状部分21が延びる方向に直交する方向における係止部分22の寸法が、貫通孔11aの径よりも大きくなっている。この場合、紐状部分21を袋10の表面側に引っ張ったとしても、係止部分22が本体部11に引っ掛かるので、紐状部分21が貫通孔11aから抜けてしまうことがない。すなわち、把持部20が本体部11に対して取り付けられているといえる。
また図示はしないが、紐状部分21の両端を本体部11に固着させることによって、把持部20が本体部11に取り付けられていてもよい。この場合、本体部11のうち紐状部分21の両端が固着されている箇所が、本体部11のシール部に設定される上述の一対の基点になる。紐状部分21の両端を本体部11に固着させる方法としては、例えば、超音波法が用いられ得る。
次に図4を参照して、表面フィルム1、裏面フィルム2および底面フィルム3の層構成の一例について説明する。図4に示すように、フィルム1,2,3は、基材層41と、基材層41上に設けられた熱可塑性樹脂層45と、を含んでいる。このうち基材層41は、フィルム1,2,3の外面1a,2a,3aを構成する層であり、熱可塑性樹脂層45は、外面1a,2a,3aの反対側にある内面1b,2b,3bを構成する層である。各1,2,3の熱可塑性樹脂層45を互いに熱溶着させることにより、上述のシール部が形成される。
基材層41を構成する材料としては、例えばPETやナイロンを用いることができる。基材層41によって、外面1a,2a,3aにおける高い印刷適性を確保することができる。また基材層41は、熱溶着時の高い耐熱性を有している。
熱可塑性樹脂層45を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンやプロピレンなどを用いることができる。
基材層41と熱可塑性樹脂層45とは、ドライラミネーション法や溶融押し出し法を用いることによって積層され得る。
フィルム1,2,3の厚みは、例えば8〜300μmの範囲内になっている。
中間層42としては、例えばアルミニウム箔を用いることができる。このような中間層42を設けることにより、酸素や水蒸気が袋10の内部に進入することを抑制することができる。中間層42は、金属あるいは金属酸化物の蒸着膜を有する熱可塑性樹脂フィルムから構成されていてもよい。
中間層43としては、例えば延伸ナイロンフィルムを用いることができる。このような中間層43を設けることにより、袋10の耐突き刺し性を高めることができる。
PETフィルムからなる基材層41、アルミニウム箔からなる中間層42および延伸ナイロンフィルムからなる中間層43の厚みは、例えばそれぞれ12μm、9μmおよび15μmになっている。
次に、上述の袋10を製造する方法について、図5(a)〜(d)を参照して説明する。
まず、孔1cが形成された表面フィルム1と、孔2cが形成された裏面フィルム2と、底面フィルム3とを準備する。次に図5(a)に示すように、互いの孔1c,2cが重なるように表面フィルム1および裏面フィルム2を対向させるとともに、折り込んだ状態の底面フィルム3を表面フィルム1と裏面フィルム2との間に挿入する。この際、表面フィルム1、裏面フィルム2および底面フィルム3は、熱可塑性樹脂層で構成されたそれぞれの内面1a,2a,3aが互いに接するよう配置される。その後、各フィルム1,2,3を熱溶着によってシールする。これによって、図5(b)に示すように、底部シール部14、第1側部シール部15および第2側部シール部16によって囲まれた充填予定部12aが形成され、かつ孔1c,2cからなる貫通孔11aが形成された本体部11を得ることができる。充填予定部12aとは、後の工程において内容物が充填される部分のことである。充填予定部12aに内容物が充填され、そして上部シール部13によって充填予定部12aが密閉されることにより、上述の充填部12が得られる。なお図5(b)に示すように、各フィルム1,2,3を熱溶着によってシールする工程と同時に、若しくはこの工程の後に、熱溶着によって上述の角部シール部17を形成し、これによってスパウト18を本体部11に取り付けてもよい。
上述の本実施の形態においては、把持部20が、紐状部分21の両端に設けられた係止部分22を利用して本体部11の第1側部シール部15に取り付けられる例を示した。しかしながら、紐状部分21が人の指に引っ掛かることができる限りにおいて、本体部11に取り付けられる把持部20の具体的な形態が特に限られることはない。以下、把持部20の変形例についていくつか説明する。
図7Aおよび図7Bはそれぞれ、第1の変形例による把持部20を備えた袋10を表面側および裏面側から見た場合を示す側面図である。図7Aおよび図7Bに示すように、把持部20は、本体部11の一対の貫通孔11aを通る環状の紐状部分21から構成されていてもよい。このような把持部20は、例えば、はじめに、一端および他端を有する1本の紐状部分21を準備し、次に、紐状部分21の一端および他端を本体部11の貫通孔11aに通し、その後、紐状部分21の一端および他端を互いに連結させることによって、作製され得る。紐状部分21の一端および他端を互いに連結させる方法としては、例えば、紐状部分21の一端および他端を加熱して溶融させた後、紐状部分21の一端および他端を接触させ、これによって紐状部分21の一端および他端を融着させる、という方法が用いられ得る。また、2本の紐状部分21を組み合わせることによって、環状の紐状部分21を形成してもよい。例えば、一方の紐状部分21の一端および他端を本体部11の一対の貫通孔11aにそれぞれ通した後、一方の紐状部分21の一端および他端と、他方の紐状部分21の一端および他端とを連結させるようにしてもよい。
なお図6(b)に示す上述の実施の形態の場合と同様に、左手LHのその他の指、例えば左手LHの親指で本体部11の裏面フィルム2が保持されていてもよい。または、図示はしないが、左手LHのその他の指、例えば左手LHの親指に、袋10の裏面側において裏面フィルム2から張り出している紐状部分21が引っ掛かっていてもよい。これによって、袋10をより安定に保持することができる。なお、表面フィルム1から張り出している紐状部分21および裏面フィルム2から張り出している紐状部分21の両方に指を引っ掛ける場合、表面フィルム1から張り出している紐状部分21および裏面フィルム2から張り出している紐状部分21はいずれも、指からの力によって、本体部11の貫通孔11aから第1側縁15aに向かって張り出すことになる。好ましくは、このとき表面フィルム1から張り出している紐状部分21および裏面フィルム2から張り出している紐状部分21がいずれも第1側縁15aを超えて張り出すよう、紐状部分21が構成されている。これによって、紐状部分21に指を引っ掛けることがより容易になる。
なお図6(b)に示す上述の実施の形態の場合と同様に、右手RHのその他の指、例えば右手RHの親指で本体部11の表面フィルム1が保持されていてもよい。または、図示はしないが、右手RHのその他の指、例えば右手RHの親指に、袋10の表面側において表面フィルム1から張り出している紐状部分21が引っ掛かっていてもよい。これによって、袋10をより安定に保持することができる。なお、表面フィルム1から張り出している紐状部分21および裏面フィルム2から張り出している紐状部分21の両方に指を引っ掛ける場合、紐状部分21が左手LHの指に引っ掛かる上述の場合と同様に、表面フィルム1から張り出している紐状部分21および裏面フィルム2から張り出している紐状部分21はいずれも、指からの力によって、本体部11の貫通孔11aから第1側縁15aに向かって張り出すことになる。
図9は、第2の変形例による把持部20を備えた袋10を表面側から見た場合を示す側面図である。図9に示す第2の変形例において、袋10は、本体部11の第1側部シール部15側から紐状部分21に指を引っ掛けて使用するものである。図9に示すように、把持部20は、スパウト18などの注出口部が設けられている第2側縁16a側の第2側部シール部16に取り付けられていてもよい。すなわち、本体部11から張り出す紐状部分21の基点となる一対の貫通孔11aが、第2側部シール部16に形成されていてもよい。本変形例では、第2側部シール部16から第1側部シール部15に向かって張り出す紐状部分21が、少なくとも本体部11の第1側部シール部15寄りの位置まで到達し得るような長さを有するよう構成されている。また、第2側部シール部16から第1側部シール部15に向かって張り出す紐状部分21は、紐状部分21を本体部11に固定した状態において、本体部11の第1側部シール部15寄りの位置までは到達するが、本体部11の第1側縁15aまでは到達しないような長さを有するよう、構成されていてもよい。なお本変形例において、「紐状部分21を本体部11に固定した状態」とは、本体部11の貫通孔11aに紐状部分21の係止部分22を係止させた状態、または、本体部11に紐状部分21を固着させた状態を意味する。すなわち、紐状部分21を第1側縁15a側へ引っ張ったとしても紐状部分21が変位しない状態を意味する。また「本体部11の第1側部シール部15寄りの位置」とは、本体部11の第1側縁15aと第2側縁16aとの中間点よりも第1側縁15a寄りの位置を意味する。
なお、紐状部分21を本体部11に固定した状態において、第2側部シール部16から第1側部シール部15に向かって張り出す紐状部分21が、本体部11の第1側部シール部15寄りの位置までは到達するが、本体部11の第1側縁15aまでは到達しないような長さを有するよう構成されている場合、左手LHの指で紐状部分21を第1側部シール部15に向かって引っ張りながら、左手LHの掌で本体部11の第1側縁15aを押すことができる。すなわち、本体部11の第2側部シール部16および第1側部シール部15の両方に力を加えることができる。従ってこの場合は、図6(b)に示す上述の本実施の形態の場合よりも更に袋10の姿勢を安定に保つことができる。
袋10の内容物を使用するにつれて、内容物の残量が少なくなり、この結果、袋10の重心が次第に底部側へ変位する。従って一般に、袋10の内容物の残量が多い場合、本体部11の上部や中央部で第1側部シール部15に手を添えることが好ましい。一方、袋10の内容物の残量が少ない場合、本体部11の下部で第1側部シール部15に手を添えることが好ましい。本変形例による袋10によれば、第1側部シール部15に添える手の位置を状況に応じて任意に変更することができるため、内容物の残量によらず常に安定に袋10を保持することができる。
図11は、第3の変形例による把持部20を備えた袋10を表面側から見た場合を示す側面図である。図11に示す本変形例においても、袋10は、本体部11の第1側部シール部15側から紐状部分21に指を引っ掛けて使用するものである。図11に示すように、本変形例において、把持部20は、上述の第1の変形例の場合と同様に、本体部11の一対の貫通孔11aを通る環状の紐状部分21から構成されている。また一対の貫通孔11aは、上述の第2の変形例の場合と同様に、スパウト18などの注出口部が設けられている第2側縁16a側の第2側部シール部16に形成されている。本変形例では、第2側部シール部16から第1側部シール部15に向かって張り出す紐状部分21が、本体部11の表面側または裏面側の少なくとも一方で、少なくとも本体部11の第1側部シール部15寄りの位置まで到達し得るような長さを有するよう構成されている。また、第2側部シール部16から第1側部シール部15に向かって張り出す紐状部分21は、紐状部分21を本体部11に固定した状態において、本体部11の表面側または裏面側の少なくとも一方で、本体部11の第1側部シール部15寄りの位置までは到達するが、本体部11の第1側縁15aまでは到達しないような長さを有するよう、構成されていてもよい。なお本変形例において、「紐状部分21を本体部11に固定した状態」とは、紐状部分21を第1側縁15a側へ引っ張ったとしても本体部11の貫通孔11aにおいて紐状部分21が変位しない状態を意味する。また「本体部11の第1側部シール部15寄りの位置」とは、本体部11の第1側縁15aと第2側縁16aとの中間点よりも第1側縁15a寄りの位置を意味する。
なお、紐状部分21を本体部11に固定した状態において、第2側部シール部16から第1側部シール部15に向かって張り出す紐状部分21が、本体部11の表面側または裏面側の少なくとも一方で、本体部11の第1側部シール部15寄りの位置までは到達するが、本体部11の第1側縁15aまでは到達しないような長さを有するよう構成されている場合、指で紐状部分21を第1側部シール部15に向かって引っ張りながら、掌で本体部11の第1側縁15aを押すことができる。すなわち、本体部11の第2側部シール部16および第1側部シール部15の両方に力を加えることができる。従ってこの場合は、図6(b)に示す上述の本実施の形態の場合よりも更に袋10の姿勢を安定に保つことができる。
また、紐状部分21を本体部11に固定した状態において、第2側部シール部16から第1側部シール部15に向かって張り出す紐状部分21が、本体部11の表面側または裏面側の両方で、本体部11の第1側部シール部15寄りの位置までは到達するが、本体部11の第1側縁15aまでは到達しないような長さを有するよう構成されている場合、例えば、表面フィルム1から張り出している紐状部分21を右手RHの親指で第1側部シール部15に向かって引っ張り、かつ、裏面フィルム2から張り出している紐状部分21を右手RHのその他の指で第1側部シール部15に向かって引っ張りながら、右手RHの掌で本体部11の第1側縁15aを押すことができる。すなわち、本体部11の第2側部シール部16に表面フィルム1側および裏面フィルム2側の両方から力を加えながら、第1側部シール部15に力を加えることができる。従ってこの場合も、図6(b)に示す上述の本実施の形態の場合よりも更に袋10の姿勢を安定に保つことができる。
図13は、第4の変形例による把持部20を備えた袋10を表面側から見た場合を示す側面図である。図13に示すように、把持部20は、袋10の上縁に沿って延びる上部シール部13に取り付けられていてもよい。すなわち、本体部11から張り出す紐状部分21の基点となる一対の貫通孔11aが、上部シール部13に形成されていてもよい。本変形例においても、内容物を注出するために袋10を傾ける際、把持部20の紐状部分21を指に引っ掛けることによって、袋10を安定に保持することができる。なお内容物を注出する際、把持部20の紐状部分21が引っ掛けられる手とは異なる手で袋10の側部や底部を支持してもよい。
上述の本実施の形態および各変形例において、スパウト18が袋10の角部に形成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図14Aに示すように、スパウト18が袋10の上部に形成されていてもよい。または図14Bに示すように、第1側部シール部15が袋10の側部に形成されていてもよい。なお図14Aに示すようにスパウト18が袋10の上部に形成されている場合、第1側部シール部15だけでなく第2側部シール部16にも把持部20が取り付けられていてもよい。
上述の本実施の形態および各変形例において、本体部11がガセット式の袋として構成されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図15Aおよび図15Bに示すように、本体部11は、表面フィルム1と裏面フィルム2とを熱溶着することによって得られる三方シール袋や四方シール袋として構成されていてもよい。また図示はしないが、本体部11は、ピロー袋であってもよい。これらの場合であっても、第1側部シール部15に把持部20を取り付けることにより、袋10の持ち易さや保形性を改善することができる。
上述の本実施の形態および各変形例において、内容物が注出される際に通る注出口部が、表面フィルム1および裏面フィルム2とは別個の部材から構成されたスパウト18として構成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図16Aに示すように、注出口部は、表面フィルム1と裏面フィルム2とを熱溶着させることによって形成される注出口シール部19aによって画定される、本体部11と一体の一体型注出口19として構成されていてもよい。また一体型注出口19は、図16Bに示すように、本体部11に形成されているミシン目19bなどの易開封線に沿って本体部11を部分的に破断させることによって得られるものであってもよい。
1c 孔
2 裏面フィルム
2a 外面
2b 内面
2c 孔
3 底面フィルム
10 袋
11 本体部
11a 一対の貫通孔(一対の基点)
12 充填部
13 上部シール部
14 底部シール部
15 第1側部シール部
15a 第1側縁
16 第2側部シール部
16a 第2側縁
18 スパウト
19 一体型注出口
20 把持部
21 紐状部分
21a ベース部
21b 突出部
22 係止部分
41 基材層
42 中間層
43 中間層
45 熱可塑性樹脂層
Claims (1)
- 内容物が充填される充填部が形成されるとともに、充填部に充填された内容物を外部に注出する注出口部が設けられた本体部と、前記本体部に取り付けられた把持部と、を備えた袋であって、
前記本体部は、少なくとも表面フィルムおよび裏面フィルムを含む複数のフィルムを熱溶着することによって構成されたシール部を有し、各フィルムは基材層および熱可塑性樹脂層を含み、
前記把持部は、プラスチック成形体から構成された紐状部分を含み、
前記紐状部分は、袋の縁部に沿って並ぶよう前記シール部に設定された一対の基点の間で前記シール部から張り出しており、
前記紐状部分の長さおよび前記一対の基点の間の距離は、前記紐状部分と前記袋の表面との間、または、前記紐状部分と前記袋の裏面との間の少なくともいずれか一方に人の指が挿入され得るよう、構成されている、袋。
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