JP2015060959A - 電子制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネジ締め付け時の連れ回りによる他のネジの螺合不良を防止する。【解決手段】 電子部品6を実装したプリント配線板2を収容する筐体3をケース4とカバー5で構成する。ケース4に固定ネジ34を螺合する複数のネジ螺合孔25a〜25dを形成し、カバー5には、固定ネジ34の軸部を挿通させる複数のネジ挿通孔35a〜35dを形成し、これらネジ螺合孔とネジ挿通孔を対向させ固定ネジ34をネジ螺合孔に螺合し、複数の固定ネジで、ケース4とカバー5締め付け固定する電子制御装置1である。最初に固定ネジを螺合するために、該固定ネジを挿通させるカバー5のネジ挿通孔に対して、他のネジ挿通孔は、カバーの連れ回り方向に、それ以外の方向よりも大きなクリアランスをもつ形状に形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、自動車に搭載されてエンジンやブレーキ等の制御に供する電子制御装置に関するものである。
自動車には電子制御装置としてエンジン制御装置が使用されている。(例えば、特許文献1)。
特許文献1において、エンジン制御装置は、段落[0009],[0029],[0031]や図1〜図4等に開示されているように、プリント基板を構成するプリント配線板1と、このプリント配線板1を収納する筐体であるケース2と、ケース2内に固定したプリント配線板1を覆って該ケース2に装着されるカバー3と、を有している。
ケース2の四隅には、カバー取付けネジ孔(以下、ネジ螺合孔と称する)21が形成されている。また、カバー3の四隅で、且つ前記ネジ螺合孔21に対向する位置には、固定ネジ28を挿通させる固定ネジ取付け孔(以下、ネジ挿通孔と称する)29が形成されている。
そして、プリント配線板1をケース2内に取り付けた後に、ケース2上にカバー3を重ね合わせ、前記ネジ挿通孔29とネジ螺合孔21の位置を合わせ、固定ネジ28の軸部を、前記ネジ挿通孔29を介して、ネジ螺合孔21に螺合して、ケース2にカバー3を固定ネジ28でネジ止めする構成になっている。
ところで、上述のようにケース2とカバー3を複数の箇所で固定ネジ28によってネジ止めする場合には、次に述べるような問題点があった。
(1)複数の箇所を順にネジ止めする場合に、最初のネジ止めの際の所謂連れ回り現象により、未だネジ止めしていない他のネジ挿通孔29とネジ螺合孔21との間に位置ずれが発生し、カバー3でネジ螺合孔21の一部が塞がれて固定ネジ28をネジ螺合孔21に螺合できないことがある。
(2)前記連れ回りにより、前記ネジ挿通孔29とネジ螺合孔21との間の多少の位置ずれが発生した場合でも、固定ネジ28をネジ螺合孔21に螺合可能にするために、ネジ挿通孔29の孔径を大きくすることも考えられるが、ネジ挿通孔29の孔径を大きくすると、そのぶん、固定ネジ28の頭部によるカバー3への締め付け有効面積が減少し、ケース2とカバー3の結合強度が弱められてしまう。
(1)複数の箇所を順にネジ止めする場合に、最初のネジ止めの際の所謂連れ回り現象により、未だネジ止めしていない他のネジ挿通孔29とネジ螺合孔21との間に位置ずれが発生し、カバー3でネジ螺合孔21の一部が塞がれて固定ネジ28をネジ螺合孔21に螺合できないことがある。
(2)前記連れ回りにより、前記ネジ挿通孔29とネジ螺合孔21との間の多少の位置ずれが発生した場合でも、固定ネジ28をネジ螺合孔21に螺合可能にするために、ネジ挿通孔29の孔径を大きくすることも考えられるが、ネジ挿通孔29の孔径を大きくすると、そのぶん、固定ネジ28の頭部によるカバー3への締め付け有効面積が減少し、ケース2とカバー3の結合強度が弱められてしまう。
本発明は、前記従来の問題点を解決し、固定ネジによるカバー等に対する締め付け有効面積を減少させることなく、しかも前記連れ回り現象によってカバー側のネジ挿通孔とケース側のネジ螺合孔との間に位置ずれが発生した場合でもネジ螺合孔に確実に固定ネジを挿入することができるようにしたものである。
電子部品を実装する回路基板を収容する筐体を少なくとも2つの部材により構成し、そのうちの1つの部材に固定ネジを螺合する複数のネジ螺合孔を設け、他の部材に固定ネジの軸部を挿通させる複数のネジ挿通孔を、前記複数のネジ螺合孔に対向させて設け、前記固定ネジの軸部を前記ネジ挿通孔を挿通させて前記ネジ螺合孔に螺合し、複数の固定ネジで、少なくとも2つの部材を締め付け固定する電子制御装置において、
最初の締め付けを行う固定ネジを挿通させるネジ挿通孔に対して、他のネジ挿通孔は、前記最初にネジ螺合孔に螺合した固定ネジによるカバーの連れ回り方向に、それ以外の方向よりも大きなクリアランスをもって形状に形成されていることを特徴とする。
最初の締め付けを行う固定ネジを挿通させるネジ挿通孔に対して、他のネジ挿通孔は、前記最初にネジ螺合孔に螺合した固定ネジによるカバーの連れ回り方向に、それ以外の方向よりも大きなクリアランスをもって形状に形成されていることを特徴とする。
最初にネジ螺合孔に螺合した固定ネジによるカバーの連れ回りによって、他のネジ挿通孔とネジ螺合孔の位置がずれが発生した場合でも、他のネジ挿通孔とネジ螺合孔は、前記クリアランスにより互いに完全に重なり合った状態を維持し、2番目以降の固定ネジのネジ螺合孔への固定ネジの螺合を確実に行なうことを可能にする。
以下、本発明の電子制御装置の実施形態を図面を参照して説明する。
図1は、電子制御装置1の分解斜視図である。電子制御装置1は、回路基板を構成するプリント配線板2と、プリント配線板2を収納している筐体3とからなっている。
図1は、電子制御装置1の分解斜視図である。電子制御装置1は、回路基板を構成するプリント配線板2と、プリント配線板2を収納している筐体3とからなっている。
筐体3は、プリント配線板2を取り付けたケース4と、ケース4に取り付けたプリント配線板2を覆ってケース4に取り付けられるカバー5とからなっている。
プリント配線板2は、例えばガラスエポキシ樹脂等の絶縁樹脂材料をベースとし、その表裏面に配線回路パターンを形成すると共に電子部品6を実装させることで電気回路部を構成する。
プリント配線板2に実装される電子部品6には、エンジン制御ユニットではそのユニットを構成するための各種電子部品、例えばコンデンサ、コイル、トランジスタ、半導体IC等が用いられる。
プリント配線板2の裏面側(ケース4への取付け面側)には、外部コネクタと接続されるコネクタ7が設けられている。プリント配線板2は、四隅に、ケース4への取付けネジ8を挿入するネジ受孔9が形成され、そのうちの2つのネジ受孔9の近傍には位置決め孔10が形成されている。
プリント配線板2は、前記位置決め孔10にケース4に設けた位置決めピン11を挿入してケース4に対する装着位置が定められる。
前記位置決め孔10と位置決めピン11により位置決めされたプリント配線板2は、ケース4に設けた基板固定部13上に載置されて前記取付けネジ8により基板固定部13上に固定される。
次に、ケース4について説明する。
ケース4は、上向きに開口した略四角形状の有底箱状体に形成されている。ケース4は、電気回路部で発生した熱を外部に放熱するために、放熱性に優れたアルミニウム、鉄、ステンレススチール等の金属材料で形成されている。
ケース4は、上向きに開口した略四角形状の有底箱状体に形成されている。ケース4は、電気回路部で発生した熱を外部に放熱するために、放熱性に優れたアルミニウム、鉄、ステンレススチール等の金属材料で形成されている。
ケース4の底部4aには、前記コネクタ7の接続部をケース4外に突出させるためのコネクタ突出孔12が形成されている。
前記プリント配線板2を載置する基板固定部13は、ケース4内の四隅および前記コネクタ突出孔12と反対位置のケース長手方向中央部に設けられている。これら基板固定部13の天面にはネジ螺合孔14が形成されていて、前述したように、プリント配線板2は、基板固定部13上に載置されて取付けネジ8により基板固定部13上に固定される。
ケース4の底部4aには、前記電子部品6で発生した熱をケース4外に放熱させるための放熱用台座15が設けられている。放熱用台座15は、プリント配線板2に実装された電子部品6のうちの特に発熱量の多い電子部品の近傍に配置されている。放熱用台座15の上面の前記発熱量の多い電子部品に対応する位置には放熱材16が取り付けられている。また、放熱用台座15の上面には突起部17が設けられていて、該突起部17によりケース4とプリント配線板2の配線回路パターンが接触するのを防止している。また、ケース4には、冷却効果を高めるための放熱フィン18が設けられているとともに、この電子制御装置1を車体に固定するための固定用ブラケット19,20が設けられている。
ケース4の対角には、後記するカバー5の第1被挟着部(被位置決め部)31を挟着して、カバー5の取付け位置を規制する第1位置決め機構21と、カバー5の第2被挟着部(被位置決め部)32を挟着して、カバー5の取付け位置を規制する第2位置決め機構22が設けられている。
図2に示すように、第1位置決め機構21及び第2位置決め機構22(図2においては第2位置決め機構22は図示省略)は、一対のカバー位置決め片23,24で構成されていて、これらカバー位置決め片23,24で後記するカバー5の第1被挟着部31およびカバー5の第2被挟着部32を挟着して、ケース4とカバー5の位置決めを行う。
図1に示すように、ケース4の四隅には、カバー5をケース4にネジ止めするための第1ネジ螺合孔25a〜第4ネジ螺合孔25dが形成されている。第1ネジ螺合孔25aは、第1位置決め機構21の一対のカバー位置決め片23,24間に形成され、第3ネジ螺合孔25cは、第2位置決め機構22の一対のカバー位置決め片23,24間に形成されている。第2ネジ螺合孔25bは、第1ネジ螺合孔25aと第3ネジ螺合孔25cとの間の隅部(角部)に形成され、第4ネジ螺合孔25dは、第3ネジ螺合孔25cと第1ネジ螺合孔25aとの間の隅部(角部)に形成されている。また、ケース4の開口部外周縁部には、次に説明するカバー5とケース4の間をシールすると共に、両者を接着、固定するためのシール材を注入するシール溝26が全周に亘って形成されている。
前記第1位置決め機構21と第2位置決め機構22は、一対のカバー位置決め片23,24間に、前記第1被挟着部31、第2被挟着部32を嵌合することにより、ケース4に形成した第1ネジ螺合孔25a〜第4ネジ螺合孔25dと、後記するカバー5に形成した第1ネジ挿通孔35a〜第4ネジ挿通孔35dの位置を合わせると共に、前記シール溝26と後記するカバー5に形成した環状突条部33の位置を合わせて、該環状突条部33を前記シール溝26の幅方向の中央部への挿入をガイドする。
前記第1位置決め機構21と第2位置決め機構22は、ケース4とカバー5の位置ずれ量を規制し、環状突条部33がシール溝26内で大きく幅方向に変位して、シール溝26内に注入されているシール材が環状突条部33によりシール溝26外に押し出されたりして、シール溝26内においてシール材の分布にムラが発生し、シール材のシール効果、接着効果が減殺されるのを防止する。
次に、カバー5について説明する。
図1,図3,図4等に示すように、カバー5は、ケース4と同様に、放熱性に優れたアルミニウム、鉄、ステンレススチール等の金属材料により平面視矩形の平板状に形成されている。このカバー5は、ケース4に固定したプリント配線板2を覆ってケース4に取り付けられる。
図1,図3,図4等に示すように、カバー5は、ケース4と同様に、放熱性に優れたアルミニウム、鉄、ステンレススチール等の金属材料により平面視矩形の平板状に形成されている。このカバー5は、ケース4に固定したプリント配線板2を覆ってケース4に取り付けられる。
カバー5にはケース4内の圧力を調整する呼吸フィルター(圧力調整フィルター)27を取り付けるフィルター取付け孔28が形成されている。フィルター取付け孔28の周囲には、ケース4内への水の浸入を防止する防護壁29が設けられている。
また、カバー5の対角には、前記第1位置決め機構21の一対のカバー位置決め片23,24間に挟まれて位置決めされる第1被挟着部31と、前記第2位置決め機構22の一対のカバー位置決め片23,24間に挟まれて位置決めされる第2被挟着部32が設けられている。
カバー5の底面(ケース4に対向する面)の周縁部には、前記ケース4に形成したシール溝26に接着剤等のシール材(図示省略)と共に挿入される環状突条部33が形成されている。また、カバー5の四隅で、且つ前記第1ネジ螺合孔25a〜第4ネジ螺合孔25dに対向する位置には、カバー5をケース4に締め付け固定する固定ネジ34の軸部を挿入する第1ネジ挿通孔35a〜第4ネジ挿通孔35dが形成されている。
図5に示すように、第1ネジ挿通孔35aは、前記ケース4に形成した第1ネジ螺合孔25aの径よりも僅かに大径(前記第1位置決め機構21、第2位置決め機構22の許容誤差の範囲内)に形成されていて、ケース4にカバー5を重ね合わせると、前記第1位置決め機構21、第2位置決め機構22及び前記第1被挟着部31、第2被挟着部32によって、ケース4とカバー5は、位置決めされて、第1ネジ挿通孔35aと第1ネジ螺合孔25aは、完全に重なり合った状態(オーバーラップした状態)になる。
前記第1ネジ螺合孔25aに対して、第2ネジ挿通孔35b〜第4ネジ挿通孔35dは、図6に示すように、最初にネジ止めする際に発生するカバー5の連れ回りを考慮した形状および大きさに形成されている。図6は、第2ネジ挿通孔35b〜第4ネジ挿通孔35dを代表して、第3ネジ挿通孔35cを例にとって説明している。
具体的には、図3に示すように、第2ネジ挿通孔35bは、第1ネジ螺合孔25aに螺合した固定ネジ34(図示省略)の軸部を中心とする半径R1の円周方向(固定ネジ34の締め付け方向)L1へのカバー5の移動量を考慮して形成されていて、カバー5の連れ回りが発生した場合でも、第2ネジ挿通孔35bと第2ネジ螺合孔25bは、互いに完全に重なり合うようになっている。
また、第3ネジ挿通孔35cは、第1ネジ螺合孔25aに螺合した固定ネジ34の軸部を中心とする半径R2の円周方向L2へのカバー5の移動量を考慮して形成されていて、カバー5の連れ回りが発生した場合でも、第3ネジ挿通孔35cと第3ネジ螺合孔25cは、互いに完全に重なり合うようになっている。同様に、第4ネジ挿通孔35dは、第1ネジ螺合孔25aに螺合した固定ネジ34の軸部を中心とする半径R3の円周方向L3へのカバー5の移動量を考慮して形成されていて、カバー5の連れ回りが発生した場合でも、第4ネジ挿通孔35dと第4ネジ螺合孔25dは、互いに完全に重なり合うようになっている。
図6に示すように、第2ネジ挿通孔35b〜第4ネジ挿通孔35dの連れ回り方向以外の幅W1は、第1ネジ挿通孔35aの直径と略同じ幅に形成されていて、連れ回り方向の幅W2は、カバー5の連れ回り量を考慮して広げられている。
従って、カバー5が連れ回された場合でも、第2ネジ螺合孔25b〜第4ネジ螺合孔25dに螺合された固定ネジ34の軸部の周面と第2ネジ挿通孔35b〜第4ネジ挿通孔35dの内周面とのクリアランスCは、図7に示すように、専らカバー5の連れ回り方向にのみ発生し、連れ回り方向以外に、クリアランスCの発生を抑制している。これによって、2点鎖線で示す固定ネジ34の頭部34aによるカバー5の締め付け力の低下を抑制している。
次に、前記電子制御装置1の組立手順と効果について説明する。
先ず、放熱用台座15の上面の放熱伝達面に放熱材16を取り付ける。次に、ケース4のシール溝26にシール材を注入する。次いで、プリント配線板2をケース4に取り付けた後に、ケース4にカバー5を取り付ける。ケース4にカバー5を取り付けるのに際しては、カバー5に設けた第1被挟着部31、第2被挟着部32を、ケース4に設けた第1位置決め機構21及び第2位置決め機構22の一対のカバー位置決め片23,24間に挿入する。これによって、ケース4に設けた第1ネジ螺合孔25a〜第4ネジ螺合孔25d上にカバー5に設けた第1ネジ挿通孔35a〜第4ネジ挿通孔35dが重ね合わされると共に、ケース4とカバー5が位置決めされて、ケース4に設けたシール溝26に、カバー5に設けた環状突条部33が挿入される。
先ず、放熱用台座15の上面の放熱伝達面に放熱材16を取り付ける。次に、ケース4のシール溝26にシール材を注入する。次いで、プリント配線板2をケース4に取り付けた後に、ケース4にカバー5を取り付ける。ケース4にカバー5を取り付けるのに際しては、カバー5に設けた第1被挟着部31、第2被挟着部32を、ケース4に設けた第1位置決め機構21及び第2位置決め機構22の一対のカバー位置決め片23,24間に挿入する。これによって、ケース4に設けた第1ネジ螺合孔25a〜第4ネジ螺合孔25d上にカバー5に設けた第1ネジ挿通孔35a〜第4ネジ挿通孔35dが重ね合わされると共に、ケース4とカバー5が位置決めされて、ケース4に設けたシール溝26に、カバー5に設けた環状突条部33が挿入される。
そして、第1ネジ螺合孔25a〜第4ネジ螺合孔25dの順に固定ネジ34を螺合して、これら固定ネジ34によりカバー5をケース4に取り付け固定する。
第1ネジ螺合孔25aに螺合した固定ネジ34によりカバー5の締付を行なう際に、カバー5の連れ回りが発生した場合でも、第2ネジ挿通孔35b〜第4ネジ挿通孔35dと第2ネジ螺合孔25b〜第4ネジ螺合孔25dは互いに重なり合った状態に維持されるので、2番目以降の第2ネジ螺合孔25b〜第4ネジ螺合孔25dへの固定ネジ34の螺合を確実に行なうことができる。
なお、前記実施形態においては、前記第1ネジ螺合孔25a〜第4ネジ螺合孔25dの4つのネジ螺合孔のうち、第1位置決め機構21を構成する一対のカバー位置決め片23,24の間に設けた第1ネジ螺合孔25aに最初に固定ネジ34を螺合する構成にしたが、他のネジ螺合孔、例えば第2位置決め機構22を構成する一対のカバー位置決め片23,24の間に設けた第3ネジ螺合孔25cに最初に固定ネジ34を螺合する構成としてもよい。この場合には、最初に固定ネジ34を螺合する第3ネジ螺合孔25cに対向するカバー5の第3ネジ挿通孔35cを前記最初に固定ネジ34を螺合する第3ネジ螺合孔25cと略同径に形成し、他のネジ挿通孔は、前記第3ネジ螺合孔25cに最初に固定ネジ34によるカバー5の連れ回りを考慮して形成される。また、前記実施形態においては、ケース4とカバー5を4箇所においてネジ止めする場合を示したが、これはケース4とカバー5の形状を考慮したものであって、ケース4とカバー5が5角形の場合には、5箇所をネジ止めしても良い。ネジ止めする箇所や数は、ケース4やカバー5の大きさや形状によって適宜決定される。また、前記実施形態においては、ケース4とカバー5の2つの部材を結合して筐体を形成する場合を示した、3部材以上を結合して筐体を形成してもよい。
1…電子制御装置
2…プリント配線板
3…筐体
4…筐体を構成する部材(ケース)
5…筐体を構成する部材(カバー)
21,22…第1、第2位置決め機構
25a〜25d…第1〜第4ネジ螺合孔
34…固定ネジ
35a〜35d…第1〜第4ネジ挿通孔
2…プリント配線板
3…筐体
4…筐体を構成する部材(ケース)
5…筐体を構成する部材(カバー)
21,22…第1、第2位置決め機構
25a〜25d…第1〜第4ネジ螺合孔
34…固定ネジ
35a〜35d…第1〜第4ネジ挿通孔
Claims (3)
- 電子部品を実装する回路基板を収容する筐体を少なくとも2つの部材により構成し、そのうちの1つの部材に固定ネジを螺合する複数のネジ螺合孔を設け、他の部材に固定ネジの軸部を挿通させる複数のネジ挿通孔を前記複数のネジ螺合孔に対向させて設け、前記固定ネジの軸部を、前記ネジ挿通孔を挿通させて前記ネジ螺合孔に螺合し、複数の固定ネジで、前記部材を締め付け固定する電子制御装置において、
最初の締め付けを行う固定ネジを挿通させるネジ挿通孔に対して、他のネジ挿通孔は、前記最初に螺合した固定ネジによる連れ回り方向に、それ以外の方向よりも大きなクリアランスをもって形成されている電子制御装置。 - 前記筐体は、前記部材相互の位置決めを行う位置決め機構を備え、前記クリアランスは、前記位置決め機構の許容誤差内に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
- 前記クリアランスは、ネジ螺合孔に対するネジ挿通孔の移動量に応じて設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子制御装置。
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JP2017067232A (ja) * | 2015-10-01 | 2017-04-06 | Thk株式会社 | ねじ装置 |
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