[go: up one dir, main page]

JP2015034139A - 毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2015034139A
JP2015034139A JP2013164891A JP2013164891A JP2015034139A JP 2015034139 A JP2015034139 A JP 2015034139A JP 2013164891 A JP2013164891 A JP 2013164891A JP 2013164891 A JP2013164891 A JP 2013164891A JP 2015034139 A JP2015034139 A JP 2015034139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
acid
silicone
fatty acid
slipping agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013164891A
Other languages
English (en)
Inventor
可奈子 榎本
Kanako Enomoto
可奈子 榎本
大輔 入江
Daisuke Irie
大輔 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kracie Home Products Ltd
Original Assignee
Kracie Home Products Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kracie Home Products Ltd filed Critical Kracie Home Products Ltd
Priority to JP2013164891A priority Critical patent/JP2015034139A/ja
Publication of JP2015034139A publication Critical patent/JP2015034139A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】使用時の毛髪に対する指どおりや櫛どおりを良くし、滑らかな仕上がり感を付与する毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料を提供する。【解決手段】ウメ果実抽出物を含有することを特徴とする毛髪滑り付与剤。この毛髪滑り付与剤とともに、脂肪族アミドアミン及びシリコーン誘導体を含有する毛髪化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料に関し、詳細には使用後の毛髪の指どおりや櫛どおりを良くし、滑らかな仕上がり感を付与する効果に優れた毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料に関する。
従来、ヘアリンスやヘアートリートメント等の毛髪化粧料には、毛髪を柔軟にし、毛髪の櫛通りをよくするためにカチオン性界面活性剤とシリコーンが広く用いられている。近年はカラーリングやパーマや物理的ダメージ等により毛髪のパサつきやごわつきを感じる消費者が増加しており、より毛髪を滑らかで指どおりの良い毛髪化粧料が望まれている。これまで、毛髪のパサつきやごわつきを防ぎ、毛髪に指どおりの良い滑らかな仕上がり感を与えるために、毛髪化粧料に液状や固形等の油を用いる試みがなされてきた。しかし、これらは多く配合すると指どおりや櫛どおりの良い仕上がり感は得られるのもののべたつき感を生じたり硬さ、重さを感じる等の欠点があり、十分に満足のいくものではなかった。
そこで、これらの課題を解決する方法として、特定の脂肪酸アミドアミン、特定の高級アルコール、特定の水添ポリイソブテン又は水添ポリデセンを用いることにより、髪なじみや指通りなどの使用時の感触に優れ、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができ、かつ染毛性、パーマネントウェーブや巻き髪などのスタイル形成に悪影響を与えないヘアリンス組成物(例えば、特許文献1参照。)や、カチオン界面活性剤、揮発性のシリコーン又は揮発性の炭化水素及びアルキル変性シリコーンを用いることにより、髪のまとまり性やスタイル性を向上させる効果に優れ、特に乾燥後や翌日においてもパサついた手触りのない水性毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照。)などが提示されている。これらの技術は、いずれも毛髪化粧料としての一定の改善がなされているが、時間が経つと共に硬さや重さを生じたりして指どおりや櫛どおりの低下や滑らかさに欠け、満足できるものではなかった。
一方、木通(モクツウ)の抽出エキスとバラ科植物果実果汁を含有する保湿化粧料(例えば、特許文献3参照。)が知られており、バラ科植物果実としてウメも例示されている。しかしながら、毛髪への指どおりや櫛どおりの良い滑らかな仕上がり感を与えることは知られていない。
特開2010−024167号公報 特開2008−050280号公報 特開2000−264828号公報
本発明の目的は、使用後の毛髪の指どおりや櫛どおりを良くし、滑らかな仕上がり感を付与する効果に優れた毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料を提供することにある。
本研究者らは、ウメ果実抽出物を含有する毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料が、上記の課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明はウメ果実抽出物を有効成分とすることを特徴とする毛髪滑り付与剤である。
また本発明の毛髪化粧料には、上記毛髪滑り付与剤とともに、下記(A)〜(B)成分を含有することが望ましい。
(A)下記一般式(1)で表される脂肪酸アミドアミン
−CO−NH−(CH−N(R ・・・(1)
(式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(B)シリコーン誘導体
本発明の毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料は、使用後の毛髪の指どおりや櫛どおりを良くし、滑らかな仕上がり感を付与する効果に優れる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いるウメ果実抽出物は、ウメ果実から抽出したものであれば、ウメ果実エキス、ウメ果実水、ウメ果汁のいずれでも良いが、特にウメ果実水が好ましい。さらに、ウメ果実水のなかでも、梅の果実を食塩に漬けて得た梅酢を蒸留したウメ果実水が好ましい。このようなウメ果実抽出物は市販品を使用することができ、例えば梅水C(株式会社東農園製)が挙げられる。毛髪滑り付与剤又は毛髪化粧料に配合する場合は、全量に対して0.001%〜20質量%が好ましく、更に好ましくは0.01%〜10質量%の範囲である。この配合量の範囲内であれば、分離等の問題が生じることがなく好ましい。
本発明の毛髪化粧料においては、使用時の感触を高める目的で、(A)成分として下記一般式(1)で表される脂肪酸アミドアミンを上記毛髪滑り付与剤とともに含有することが望ましい。
−CO−NH−(CH−N(R ・・・(1)
(式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
このような脂肪酸アミドアミンの具体例を示すと、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド等のアミドアミ
ン化合物が挙げられる。これらの中でもRが炭素数21のベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミドが特に好適に用いられる。また、これら脂肪酸アミドアミンの市販品を具体的に例示すると、カチナールBMPA(東邦化学社製)、Lexquat AMG−BEO(日光ケミカルズ社製)等が挙げられる。本発明では、これらのアミドアミン化合物の中から1種単独又は2種以上を組み合わせて任意に用いることができ、その配合量は、毛髪化粧料全量に対して好ましくは0.5〜10質量%、更に好ましくは1〜5質量%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、べたつきや重さを感じることなく、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
上記脂肪酸アミドアミンは、通常、酸を添加して中和して配合することが好ましく、中和により乳化剤としての機能がより発揮される。中和剤としては有機酸を用いることが好ましい。有機酸としては、例えば、グリコール酸、乳酸、グリセリン酸、グルコン酸、パントテン酸等のヒドロキシモノカルボン酸;リンゴ酸、酒石酸等のヒドロキシジカルボン酸;クエン酸等のヒドロキシトリカルボン酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、コハク酸、グルタル酸等のジカルボン酸;L−グルタミン酸、L−アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;ピログルタミン酸;安息香酸、p−トルエンスルホン酸等の芳香族酸等が挙げられる。これらの中でも、乳化性の点から、ヒドロキモノカルボン酸、ヒドロキシジカルボン酸、ヒドロキシトリカルボン酸が好ましく、その中でも特に乳酸がより好ましい。脂肪酸アミドアミンと有機酸の中和は、乳化工程中で行っても、あるいはあらかじめ脂肪酸アミドアミンと有機酸の塩を形成させてから配合しても良い。また、有機酸は1種単独又は2種以上を組み合わせて任意に用いることができ、その配合量は、脂肪酸アミドアミンに対して、好ましくは0.5〜2.0モル倍、更に好ましくは0.7〜1.2モル倍の範囲である。
本発明の毛髪化粧料においては、(B)成分として、シリコーン誘導体を上記毛髪滑り付与剤と上記脂肪酸アミドアミンともに含有することが望ましい。このシリコーン誘導体は、ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーンマイクロエマルジョン、アミノポリエーテル変性シリコーン、シリコーンエマルジョン、メチルフェニルポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテルシリコーンなどを含み、例えば以下の(a)〜(g)等が挙げられる。
(a)ジメチルポリシロキサン:25℃における粘度が6〜3,000,000mPa・sであるものが好ましく、例えば、シリコンKF−96Aシリーズ、6cs、10cs、100cs、300cs、5000cs、シリコンKF−96Hシリーズ、1万cs、10万cs、100万cs、300万cs(信越化学社製)等が挙げられる。
(b)アミノ変性シリコーンマイクロエマルジョン:例えばBY11−029、BY22−079(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げられる。
(c)アミノポリエーテル変性シリコーン:例えばSILSYLE104(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げられる。
(d)シリコーンエマルジョン:例えばXS65−C1539、XS65−7116(GE東芝シリコーン社製)等が挙げられる。
(e)環状シリコーン:例えば、SH244やSH245(ともに東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げられる。
(f)高重合ジメチルポリシロキサン:例えば、BY11−026、BY22−19(東
レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、FZ−3125(日本ユニカー社製)等が挙げられる。また、高重合ジメチルポリシロキサンを本発明毛髪化粧料中に配合する場合、液状油に溶解して配合するか、脂肪酸アミドアミンの酸塩等の陽イオン性界面活性剤やポリオキシエチレンアルキルエーテルなどの非イオン性界面活性剤水溶液中で調製した分散液を配合することが好ましい。液状油としてはジメチルポリシロキサンや、環状シリコーン又はイソパラフィン系炭化水素等を挙げることができる。
(g)アミノ変性シリコーン:例えばSS−3551(日本ユニカー社製)、SF8452C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げられる。またアミノ変性シリコーンを水性乳濁液として用いる場合、該水性乳濁液中に含まれるアミノ変性シリコーンの量は20〜60質量%が好ましく、30〜50質量%が更に好ましい。好ましいアミノ変性シリコーン水性乳濁液としては、SM8704C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等が挙げられる。
(h)ポリエーテル変性シリコーン:例えば、SH3771M(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、SILSOFT A−843、SILSOFT SHINE(日本ユニカー社製)等が挙げられる。
(i)フッ素変性シリコーン
(j)アルキル変性シリコーン
これらシリコーン誘導体の中では、(a)ジメチルポリシロキサン、(b)アミノ変性シリコーンマイクロエマルジョン、(c)アミノポリエーテル変性シリコーン、及び(d)シリコーンエマルジョンが特に好ましい。これらのシリコーン誘導体は1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は組成物全体に対して好ましくは0.1〜20質量%、更に好ましくは0.1〜5.0質量%である。この配合量の範囲であれば、毛髪に良好な感触を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、特に対象、剤型にとらわれず、例えば、ヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアローション、ヘアリキッド、ヘアクリーム、ヘアフォーム、ヘアスプレー、パーマ剤、ヘアカラー等が含まれる。
本発明の毛髪化粧料は、上記のウメ果実抽出物を必須成分とし、好ましくは(A)一般式(1)で表される脂肪酸アミドアミン及び(B)シリコーン誘導体と併せて水又は水に適切な溶剤などを加えた液に含有させることによって調製されるが、これらの必須成分以外にも、本発明の効果を損なわない範囲で通常毛髪化粧料に一般的に配合される他の成分を目的に応じて配合することができる。
そのような成分としては、例えば、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、ポリエー
テル変性シリコーン等のシリコン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
次に本発明を実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(1)毛髪の滑らかさ評価試験法
ブリーチ処理によりダメージを施した毛束に対しヘアリンス処理後、水道水で十分にすすぎを行った。22℃、50%の湿度下で一昼夜自然乾燥したものを測定サンプルとした。動摩擦係数計(NRF型:エルクエスト社製)を使用し、毛髪表面の動摩擦係数(μk)の測定を行った。数値が小さいほど滑らかであることを示す。
(2)使用後の感触試験法
ダメージの気になる20名をパネラーとし、シャンプー後の濡れた髪に実施例及び比較例のヘアリンスを使用し、洗い流したあとの濡れた髪と乾いた髪の指通り、櫛どおり、滑らかさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えたパネラーの数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えたパネラーの数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えたパネラーの数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えたパネラーの数が5名以下
実施例1〜5及び比較例1〜5(ヘアリンス)
表1に記載の配合組成によるヘアリンスを調製し、使用後の髪の指どおり、櫛どおり、滑らかさ等の仕上がり感について調べ、その結果を表1に示した。
Figure 2015034139
表1より明らかなように、本発明による毛髪化粧料は比較例の組成物に比べて、優れた性能を示していた。
以下、本発明毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、使用後の仕上がり感の各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例6(ヘアコンディショナー)
配合量(%)
(1)ウメ果実水 1.0
(2)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(3)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(4)セトステアリルアルコール 6.5
(5)メチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(6)高重合メチルポリシロキサン(100万cs) 0.5
(7)アモジメチコン 1.0
(8)乳酸 0.5
(9)パラフィン 1.0
(10)プロピレングリコール 0.5
(11)グルコシルトレハロース・水添デンプン分解物 1.0
(12)クルミ種子 0.5
(13)コメヌカエキス 0.5
(14)コメエキス 0.5
(15)サクラ葉エキス 0.5
(16)ツバキエキス 0.5
(17)ヒオウギエキス 0.5
(18)ヒドロキシエチルセルロース 0.4
(19)加水分解水添デンプン 0.4
(20)フェノキシエタノール 0.2
(21)香料 0.5
(22)精製水 全量を100とする
(製法)(2)〜(12)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(22)に(18)を分散したものをプロペラで攪拌しながら加え、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(1)、(13)〜(17)及び(19)〜(21)を添加し、室温まで冷却して、ヘアコンディショナーを調製した。
実施例7(ヘアトリートメント)
配合量(%)
(1)ウメ果実水 1.5
(2)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 3.0
(3)セトステアリルアルコール 6.0
(4)ベヘニルアルコール 3.0
(5)メチルポリシロキサン(100cs) 2.0
(6)アミノ変性シリコンエマルジョン 5.0
(FZ−3789、東レダウコーニングシリコン社製)
(7)高重合メチルポリシロキサンエマルジョン 5.0
(シリコンXS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(8)乳酸 1.0
(9)パラフィン 2.0
(10)白色ワセリン 1.0
(11)ダイマー酸ジリノール酸水添ヒマシ油 1.0
(12)グリセリン 3.0
(13)1,3−ブチレングリコール 3.0
(14)コメ胚芽油 0.5
(15)ツバキ油 0.5
(16)ヒオウギエキス 0.5
(17)加水分解コムギ末 1.0
(18)LIPIDURE−C(日本油脂社製) 1.0
(19)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(20)香料 0.5
(21)精製水 全量を100とする
(製法)(2)〜(5)および(8)〜(15)を80℃にて均一に混合溶解し油相とする。(6)、(7)および(21)を60℃にて均一に混合攪拌し水相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、(1)、(16)〜(19)加えて、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、40℃にて(20)を添加し、室温まで冷却して、ヘアトリートメントを調製した。
実施例8(ヘアクリーム)
配合量(%)
(1)ウメ果実水 0.5
(2)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(3)塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 0.5
(4)セチルアルコール 8.0
(5)シリコーン水性エマルジョン 2.0
(XS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(6)1,3−ブチレングリコール 2.0
(7)セバシン酸ジエチル 3.0
(8)アルギニン誘導体 0.2
(アミセーフLMA−60、味の素社製)
(9)加水分解シルク液 1.0
(10)海苔タンパク質加水分解物 2.0
(ピュアポルフィラPE、株式会社白子社製)
(11)グリコール酸 0.4
(12)メチルパラベン 0.2
(13)香料 微 量
(14)精製水 全量を100とする
(製法)(2)〜(8)及び(13)を80℃にて均一に混合溶解させ、(1)、(9)〜(12)及び(14)を70℃にて混合したものを加えて乳化し、ホモミキサーで混合分散を行いながら、室温まで冷却して、ヘアクリームを調製した。
実施例9 ヘアパック
配合量(%)
(1)ウメ果実水 1.0
(2)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(3)塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.5
(4)ベヘニルアルコール 5.0
(5)セトステアリルアルコール 5.0
(6)シリコーン水性エマルジョン 6.0
(XS65−B7116、GE東芝シリコン社製)
(7)アミノ変性シリコーン 1.0
(アビルコート3474、デグサ社製)
(8)プロピレングリコール 3.0
(9)セバシン酸ジエチル 1.0
(10)乳酸 0.5
(11)メチルパラベン 0.2
(12)香料 0.6
(13)精製水 全量を100とする
(製法)(2)〜(5)を80℃にて均一に混合溶解させ、(8)〜(12)を50℃にて混合したものを加えて乳化し、ホモミキサーで混合分散を行いながら、50℃で(1)、(6)〜(7)を加えて、室温まで冷却して、ヘアパックを調製した。
実施例10 トリートメントフォーム
配合量(%)
(1)ウメ果実水 0.5
(2)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(3)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.2
(4)セトステアリルアルコール 1.0
(5)メチルポリシロキサン(300cs) 0.5
(6)ジメチルアミノ
(アミノエチルアミノイソブチル)シロキサン 0.5
(7)乳酸 0.2
(8)ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 1.0
(9)ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.5
(10)1,3−ブチレングリコール 0.5
(11)加水分解物コラーゲン 1.0
(12)メチルパラベン 0.2
(13)香料 0.5
(14)精製水 全量を100とする
(製法)(2)〜(10)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(14)にプロペラで攪拌しながら加えて乳化する。徐々に冷却を行い、60℃にて(1)、(11)〜(13)を添加し、室温まで冷却して、原液とした。次にエアゾール耐圧容器に原液:LPGガスを95:5の比率で充填し、トリートメントフォームを調製した。

Claims (2)

  1. ウメ果実抽出物を有効成分とすることを特徴とする毛髪滑り付与剤。
  2. 請求項1に記載の毛髪滑り付与剤とともに、下記(A)〜(B)成分を含有する毛髪化粧料。
    (A)下記一般式(1)で表される脂肪酸アミドアミン
    −CO−NH−(CH−N(R ・・・(1)
    (式中、Rは、直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和もしくは不飽和脂肪酸残基、Rは炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
    (B)シリコーン誘導体
JP2013164891A 2013-08-08 2013-08-08 毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料 Pending JP2015034139A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013164891A JP2015034139A (ja) 2013-08-08 2013-08-08 毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013164891A JP2015034139A (ja) 2013-08-08 2013-08-08 毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015034139A true JP2015034139A (ja) 2015-02-19

Family

ID=52542932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013164891A Pending JP2015034139A (ja) 2013-08-08 2013-08-08 毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015034139A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196425A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 ホーユー株式会社 毛髪化粧料組成物
CN111150668A (zh) * 2018-11-07 2020-05-15 株式会社爱茉莉太平洋 毛发化妆品组合物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196425A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 ホーユー株式会社 毛髪化粧料組成物
CN111150668A (zh) * 2018-11-07 2020-05-15 株式会社爱茉莉太平洋 毛发化妆品组合物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4184312B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5284703B2 (ja) ヘアリンス組成物
JP2008127337A (ja) 毛髪化粧料
JP5110590B2 (ja) ヘアリンス組成物
JP5138477B2 (ja) 毛髪化粧料
US8562958B2 (en) Hair cosmetic composition
JP4563083B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4675279B2 (ja) ヘアトリートメント組成物
JP4198641B2 (ja) 毛髪化粧料
JP6157343B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5992257B2 (ja) 毛髪化粧料
JP4979131B2 (ja) 毛髪化粧料
JP6128879B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2007204375A (ja) 毛髪化粧料
JP2015117223A (ja) 毛髪化粧料
JP4997079B2 (ja) 毛髪化粧料
JP5946724B2 (ja) 毛髪化粧料
JP2015034139A (ja) 毛髪滑り付与剤及びそれを含有する毛髪化粧料
JP2013023471A (ja) ヘアリンス組成物
JP2016117692A (ja) 毛髪化粧料
JP2019172584A (ja) 毛髪化粧料
JP2013023470A (ja) ヘアリンス組成物
JP2014129242A (ja) 毛髪化粧料
JP2010013404A (ja) 毛髪化粧料
JP2010013406A (ja) 毛髪化粧料