JP2015030318A - 車両用シートリクライニング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】強度の低下を招くことなく薄型化可能な車両用シートリクライニング装置を提供すること。
【解決手段】第1ブラケットを構成するアッパブラケット22は、段違いに設けられた第1及び第2の周壁部24A,24Bを有する。また、アッパブラケット22は、板状の金属材料を塑性加工(プレス加工)することにより、その本体部22aと各周壁部24とが一体に形成される。そして、アッパブラケット22は、その第2の周壁部24Bが形成される際に外表面S2側に押し出された部分が形成する段部60を嵌合部として、固定対象部位Pbとなるシートバックサイドメンバ13に設けられた嵌合凹部61に嵌合されるとともに、その段部60の周縁を溶接部として、シートバックサイドメンバ13に溶接される。
【選択図】図4
【解決手段】第1ブラケットを構成するアッパブラケット22は、段違いに設けられた第1及び第2の周壁部24A,24Bを有する。また、アッパブラケット22は、板状の金属材料を塑性加工(プレス加工)することにより、その本体部22aと各周壁部24とが一体に形成される。そして、アッパブラケット22は、その第2の周壁部24Bが形成される際に外表面S2側に押し出された部分が形成する段部60を嵌合部として、固定対象部位Pbとなるシートバックサイドメンバ13に設けられた嵌合凹部61に嵌合されるとともに、その段部60の周縁を溶接部として、シートバックサイドメンバ13に溶接される。
【選択図】図4
Description
本発明は、車両用シートリクライニング装置に関するものである。
従来、車両用シートには、多くの場合、そのシートクッションに対するシートバックの傾倒角度を調整可能なシートリクライニング装置が設けられている。
例えば、特許文献1に記載のシートリクライニング装置は、円環状の内周に内歯を有する第1ブラケット(ラチェットプレート)と、その内歯に対して係脱可能な外歯を有した複数のポールと、径方向移動可能に各ポールを保持するガイド部を有して相対回動可能に第1ブラケットと並置された第2ブラケット(ベースプレート)と、を備えている。また、このシートリクライニング装置は、各ポールの径方向内側に設けられたカム体を回動させて各ポールを径方向移動させることにより第1ブラケットの内歯に対して各ポールの外歯を係脱させるカム機構を備えている。そして、この従来例では、その第1ブラケットがシートバック側に固定され、第2ブラケットがシートクッション側に固定されるようになっている。
例えば、特許文献1に記載のシートリクライニング装置は、円環状の内周に内歯を有する第1ブラケット(ラチェットプレート)と、その内歯に対して係脱可能な外歯を有した複数のポールと、径方向移動可能に各ポールを保持するガイド部を有して相対回動可能に第1ブラケットと並置された第2ブラケット(ベースプレート)と、を備えている。また、このシートリクライニング装置は、各ポールの径方向内側に設けられたカム体を回動させて各ポールを径方向移動させることにより第1ブラケットの内歯に対して各ポールの外歯を係脱させるカム機構を備えている。そして、この従来例では、その第1ブラケットがシートバック側に固定され、第2ブラケットがシートクッション側に固定されるようになっている。
即ち、各ポールが径方向外側に移動してその外歯が第1ブラケットの内歯に歯合(係合)することにより第1ブラケットと第2ブラケットとの間の相対回動が規制される(ロック状態)。一方、各ポールが径方向内側に移動してその外歯が第1ブラケットの内歯から脱離することにより第1ブラケットと第2ブラケットとの間の相対回動が許容される(アンロック状態)。そして、このアンロック状態を利用して、シートバックの傾倒角度を調整することが可能となっている。
また、この従来例では、第1ブラケットの外表面には、当該第1ブラケットの厚み方向に突出する複数の突起が形成されている。更に、この第1ブラケットが固定されるシートバック側の固定対象部位(アッパアーム)には、上記第1ブラケットの各突起が嵌合する嵌合凹部が形成されている(第5図及び第10図参照)。そして、これにより、その固定対象に対する第1ブラケットの相対回転が規制される構成となっている。
ところで、上記のようにシートバックとシートクッションとの間にシートリクライニング装置が挟み込まれる構成では、シートの小型化及び支持剛性の強化を図るためにも、その回動軸を形成するシートリクライニング装置の厚みを薄くして、そのシートバック側及びシートクッション側の両固定対象部位間の距離を縮めることが望まれる。しかしながら、シートリクライニング装置自体の強度を考慮すれば、その各ブラケットやポールの薄肉化にも限りがあるのが実情であり、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、強度の低下を招くことなく薄型化可能な車両用シートリクライニング装置を提供することにある。
上記課題を解決する車両用シートリクライニング装置は、円環状をなす内周面に内歯を有する第1ブラケットと、前記内歯に対して係脱可能な外歯を有する複数のポールと、径方向移動可能に前記各ポールを保持するガイド部を有して相対回動可能に前記第1ブラケットと並置された第2ブラケットと、前記各ポールの径方向内側に設けられたカム体を回動させて前記各ポールを径方向移動させることにより前記第1ブラケットの内歯に対して前記各ポールの外歯を係脱させるカム機構と、を備え、前記第1ブラケットは、塑性加工により段違いに設けられた第1及び第2の周壁部を有し、前記内歯は、前記第1の周壁部に形成されるものであって、前記第2の周壁部が形成される際に前記第1ブラケットの外表面側に押し出された部分が形成する段部を嵌合部としてシートの固定対象部位に設けられた嵌合凹部に嵌合されるとともに、前記段部の周縁を溶接部として前記固定対象部位に溶接されることが好ましい。
上記構成によれば、従来技術に見られるような第1ブラケットの外表面からシートリクライニング装置の厚み方向に突出する固定用の突起を設けることなく、その第1ブラケットを固定対象部位に固定することができる。また、その周縁に溶接部が設定される段部については、その内周面に内歯が形成された第1の周壁部との間に、当該第1の周壁部と段違いに設けられた第2の周壁部を挟む位置関係となっている。このため、その内歯には、溶接による熱の影響(加熱による歪みや焼き鈍し作用による硬度の低下等)が及び難い。従って、その強度の低下を招くことなく薄型化を図ることができる。
上記課題を解決する車両用シートリクライニング装置は、前記第2の周壁部は、径方向内側に突出する突出部を有するものであって、前記溶接部は、前記突出部から周方向に離間した位置に設定されることが好ましい。
即ち、このような突出部は、係合対象を有した係合突部である場合が多い。この点、上記構成によれば、溶接による熱の影響を各突出部が受け難くなる。そして、これにより、その要求される強度を担保することができる。
上記課題を解決する車両用シートリクライニング装置は、前記突出部は、前記各ポールに当接することにより該各ポールの動作を制御可能な制御突部であることが好ましい。
上記構成によれば、制御突部に要求される強度を担保することができる。
上記構成によれば、制御突部に要求される強度を担保することができる。
上記課題を解決する車両用シートリクライニング装置は、前記第1ブラケットは、前記突出部に対応して前記段部の外周面に形成される凹部が前記嵌合凹部の内周縁に形成された突部に係合することにより、前記固定対象部位に対する相対回転が規制されることが好ましい。
上記構成によれば、簡素な構成にて、容易に第1ブラケットを位置決めすることができる。そして、その固定対象部位に対する第1ブラケットの相対回転を規制するストッパに要求される強度を担保することができる。
上記課題を解決する車両用シートリクライニング装置は、前記嵌合凹部の内周縁には、前記段部が嵌合することにより折り曲げられて先端が前記段部の頂面側に臨む折曲部が設けられるものであって、前記折曲部に対して前記段部が溶接されることが好ましい。
上記構成によれば、第1の周壁部に形成された内歯から溶接部を離間させることができる。そして、これにより、その内歯が溶接による熱の影響を受け難くすることができる。
上記課題を解決する車両用シートリクライニング装置は、前記段部の周縁に前記固定対象部位に対して面接触する平坦面を有し、該平坦面を前記溶接部としてレーザー溶接されることが好ましい。
上記課題を解決する車両用シートリクライニング装置は、前記段部の周縁に前記固定対象部位に対して面接触する平坦面を有し、該平坦面を前記溶接部としてレーザー溶接されることが好ましい。
上記構成によれば、固定対象部位に対して第1ブラケットを安定的に固定することができる。
本発明によれば、強度の低下を招くことなく薄型化を図ることができる。
以下、車両用シートリクライニング装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に対して傾動自在に設けられたシートバック3とを備えている。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に対して傾動自在に設けられたシートバック3とを備えている。
図1及び図2に示すように、本実施形態では、車両の床部Fには、ブラケット4上に支持された左右一対のロアレール5が設けられている。また、これらのロアレール5には、当該各ロアレール5上を相対移動するアッパレール6が装着されている。そして、シート1は、これら各アッパレール6上に支持されている。
即ち、本実施形態では、相対移動可能に設けられたこれらのロアレール5及びアッパレール6によってシートスライド装置7が形成されている。そして、車両の乗員は、このシートスライド装置7の機能を利用することにより、車両前後方向におけるシート1の位置調整を行うことができるようになっている。
また、図2及び図3に示すように、シートクッション2とシートバック3との間には、シートクッション2に対するシートバック3の相対回動を規制し、及びその相対回動を許容することが可能なシートリクライニング装置10が介在されている。そして、車両の乗員は、このシートリクライニング装置10の機能を利用することにより、そのシートバック3の傾倒角度を調整することができるようになっている。
詳述すると、図1〜図4に示すように、本実施形態のシートクッション2において幅方向(図2中、左右方向)両側の骨格を形成するサイドフレーム11には、その後端部11aから上方に延びる支持ブラケット12が設けられている。また、シートバック3は、その幅方向両側の骨格を形成するシートバックサイドメンバ13が上記両支持ブラケット12の幅方向内側に配置されるようになっている。そして、シートリクライニング装置10は、その幅方向に対向する支持ブラケット12の上端部12aとシートバックサイドメンバ13の基端部13aとの間に挟み込まれる態様で、シートバック3の幅方向両側に設けられている。
さらに詳述すると、図4〜図7に示すように、本実施形態のシートリクライニング装置10は、共通の回動中心(回動軸L)を有して相対回動可能に並置されてロアブラケット21及びアッパブラケット22を備えている。
本実施形態では、これらのロアブラケット21及びアッパブラケット22は、略円盤状の外形を有している。また、これらのロアブラケット21及びアッパブラケット22の周縁部には、それぞれ、その互いに対向配置された本体部21a,22aから他方側に向かって突出する円環状の周壁部23,24が形成されている。そして、ロアブラケット21及びアッパブラケット22は、互いの周壁部23,24が嵌合することにより、相対回動可能な状態で同軸位置に配置されるようになっている。
具体的には、アッパブラケット22の周縁部には、段違いに形成された第1及び第2の周壁部24A,24Bが設けられている。また、本実施形態では、径方向外側に位置する第1の周壁部24Aの外径は、ロアブラケット21側の周壁部23の内径と略等しく設定されている。そして、アッパブラケット22は、これにより、その第1の周壁部24Aが径方向外側に配置されたロアブラケット21側の周壁部23に摺接する状態で、当該ロアブラケット21に対して相対回動することが可能となっている。
尚、本実施形態のシートリクライニング装置10は、ロアブラケット21側の周壁部23及びアッパブラケット22側の第1の周壁部24Aを厚み方向(図4及び図7中、左右方向)に挟み込み可能な断面形状を有した環状ホルダ25を備えている。そして、本実施形態では、この環状ホルダ25をロアブラケット21及びアッパブラケット22の外周に嵌着することにより、これらロアブラケット21及びアッパブラケット22の相対回動を許容しつつ、その回動軸Lに沿った相対移動を規制する構成となっている。
また、図4に示すように、本実施形態では、ロアブラケット21は、シートクッション2側の固定対象部位Pcとなる支持ブラケット12の上端部12aに固定され、アッパブラケット22は、シートバック3側の固定対象部位Pbとなるシートバックサイドメンバ13の基端部13aに固定されている。そして、図7に示すように、ロアブラケット21とアッパブラケット22との間には、両者に係合することにより当該ロアブラケット21及びアッパブラケット22間の相対回動を規制可能な複数(本実施形態では3つ)のポール30が介在されている。
詳述すると、図4〜図7に示すように、ロアブラケット21は、その周壁部23の径方向内側において、各ポール30を径方向移動可能に保持するガイド部31を備えている。
具体的には、本実施形態の各ポール30は、板状に形成されている。また、その回動軸Lの軸線方向においてアッパブラケット22に対向するロアブラケット21の対向面21s(図4及び図7中、左側の面)には、周方向に略均等間隔で配置された3つの保持突部32が形成されている。更に、これらの各保持突部32は、略扇形に形成されることにより、周方向に向かい合う互いの側壁部32aが全て略平行となるように設計されている。そして、各ポール30は、これら各保持突部32の間に配置されている。
具体的には、本実施形態の各ポール30は、板状に形成されている。また、その回動軸Lの軸線方向においてアッパブラケット22に対向するロアブラケット21の対向面21s(図4及び図7中、左側の面)には、周方向に略均等間隔で配置された3つの保持突部32が形成されている。更に、これらの各保持突部32は、略扇形に形成されることにより、周方向に向かい合う互いの側壁部32aが全て略平行となるように設計されている。そして、各ポール30は、これら各保持突部32の間に配置されている。
即ち、本実施形態では、各保持突部32の両側壁部32aが、それぞれ、その周方向に隣り合う保持突部32の側壁部32aとの間にポール30を挟み込むことによりガイド部31として機能する。そして、各ポール30は、その周方向両側に位置する各保持突部32の側壁部32aに摺接する状態で当該各側壁部32aに沿って径方向に移動可能、且つ当該各側壁部32aとの当接により周方向における相対移動が規制された状態で、ロアブラケット21に保持されるようになっている。
また、図5に示すように、アッパブラケット22側の周壁部24、詳しくは、その第1の周壁部24Aには、円環状をなす内周面24sの全周に亘って、径方向内側に突出する内歯33が形成されている。更に、ロアブラケット21に保持されることにより径方向外側に臨む各ポール30の先端部分には、上記第1の周壁部24Aの内周面24sに設けられた内歯33に噛合可能な外歯34が形成されている。そして、本実施形態では、この各ポール30に設けられた外歯34がアッパブラケット22側の内歯33に噛合(係合)することにより、その各ポール30を保持するロアブラケット21とアッパブラケット22との相対回転が規制されるようになっている。
さらに詳述すると、各ポール30の径方向内側には、当該各ポール30の基端部分に当接する状態で回動可能に設けられたカム体35が配置されている。そして、本実施形態のシートリクライニング装置10は、このカム体35を回動させて各ポール30を径方向移動させることにより、当該各ポール30の外歯34をアッパブラケット22の内歯33に係脱させることが可能なカム機構40を備えている。
即ち、本実施形態では、アッパブラケット22が第1ブラケットを構成し、ロアブラケット21が第2ブラケットを構成する。そして、カム機構40の動作に基づいて、ロアブラケット21に保持された各ポール30が径方向外側に移動し、その外歯34がアッパブラケット22の内歯33に噛合(係合)することにより、各ブラケット間の相対回動、即ちシートバック3の傾倒が規制されるようになっている。
また、カム機構40の動作に基づき各ポール30が径方向内側に移動することで、その各外歯34がアッパブラケット22の内歯33から脱離する。そして、これにより、各ブラケット間の相対回動が許容されることで、そのシートの傾倒角度を調整することが可能となっている。
さらに詳述すると、図4〜図7に示すように、本実施形態のカム体35は、板状に形成されている。また、カム体35の中央部分には、平行する一対の内側面(所謂二面幅)を有して同カム体35を厚み方向に貫通する長孔41が形成されている。更に、この長孔41には、図示しない操作レバーが操作されることにより回動する支持軸42が嵌着されている。そして、本実施形態では、この支持軸42がロアブラケット21及びアッパブラケット22、詳しくは本体部21a,22aの中央部分に設けられた各挿通孔21b,22bに挿通されることにより、その支持軸42を回動軸L´として、これらロアブラケット21及びアッパブラケット22とは独立にカム体35を回動させることが可能となっている。
尚、図2及び図4に示すように、本実施形態では、上記のようにシートバック3の幅方向両側に設けられた二つのシートリクライニング装置10は、その支持軸42と同軸に設けられたコネクティングロッド43を介して互いに連結されている。具体的には、このコネクティングロッド43は、その軸方向両端が各支持軸42の端部に設けられた筒状部42aに対して相対回転不能に嵌着されている。そして、本実施形態では、これにより、その左右のシートリクライニング装置10が同期して動作するように構成されている。
また、図5に示すように、カム体35の外周には、複数のカム面44が形成されている。更に、ロアブラケット21に保持された状態において径方向内側に配置される各ポール30の基端部分には、それぞれ、これらの各カム面44に当接する当接部45が設定されている。そして、各カム面44は、それぞれ、カム体35が回動することにより、その対応する各当接部45との当接点が径方向移動するように、その形状が設計されている。
具体的には、本実施形態のシートリクライニング装置10において、各カム面44と各当接部45との当接点は、カム体35がロック方向(図5中、時計回り方向)に相対回動することにより、径方向外側に移動するようになっている。そして、本実施形態では、これにより各ポール30を径方向外側に移動させる(押し広げる)ことで、その外歯34をアッパブラケット22の内歯33に噛合(係合)させる構成となっている。
また、図6及び図7に示すように、本実施形態の各ポール30は、上記のような外歯34及びカム体35との当接部45を有する本体部30aに対して段違いに形成された板状の庇部30bを備えている。この庇部30bは、カム体35の周縁部を覆うようにして、当該カム体35のアッパブラケット22側(図7中、左側)、詳しくは、その第2の周壁部24Bの径方向内側に配置されている。また、この庇部30bには、同庇部30bを厚み方向に貫通するカム溝46が形成されている。具体的には、これらカム溝46は、それぞれ、各ポール30を周方向に二分する中央線Mに対して斜交する長孔状に形成されている。そして、カム体35には、庇部30b側に突出してそのカム溝46に係合する係合突起47が形成されている。
即ち、本実施形態では、各ポール30は、上記カム溝46に係合する各カム体35の係合突起47が、見かけ上、その各カム溝46内を移動することにより、上記のようなガイド部31に沿った径方向移動が許容される。そして、各カム溝46は、図6中、カム体35がアンロック方向(反時計回り方向)に回動することにより、その対応する各係合突起47との係合状態に基づいて、各ポール30を径方向内側に移動させる(引き込む)ように構成されている。
ここで、図4に示すように、本実施形態では、カム体35の回動軸L´となる支持軸42には、捩りコイルバネ48が嵌装されている。そして、カム体35は、この捩りコイルバネ48の弾性力に基づいて、図5及び図6中、時計回り方向、即ちロック方向に回動付勢されている。
即ち、本実施形態のシートリクライニング装置10は、その操作レバー(図示略)が操作されていない場合には、各ポール30が径方向外側に移動した状態になっている。そして、これら各ポール30の外歯34がアッパブラケット22の内歯33に噛合することにより、各ブラケット間の相対回動を規制する状態、即ちシートバック3の傾倒を規制するロック状態となっている。
一方、操作レバーが操作され、その捩りコイルバネ48の弾性力に抗してカム体35がアンロック方向(図5及び図6中、反時計回り方向)に回動することにより、各ポール30は径方向内側に移動する。そして、当該各ポール30の外歯34がアッパブラケット22の内歯33から脱離することで、その各ブラケット間の相対回動を許容する状態、即ちシートバック3の傾倒角度を変更することが可能なアンロック状態となるように構成されている。
尚、図5に示すように、本実施形態では、一のポール30(30B)には、その摺接する保持突部32の側壁部32a、及びカム体35のカム面44との間に球状カム49を保持する凹部50が形成されている。そして、本実施形態のシートリクライニング装置10は、その球状カム49を「楔」として、各ガイド部31と各ポール30との間に設定された周方向の隙間を詰めることにより、そのロック状態におけるシートバック3のガタつきを抑える構成になっている。
また、図6に示すように、本実施形態では、上記第2の周壁部24Bには、径方向内側に突出する突出部51が形成されている。具体的には、この突出部51は、均等角度間隔で第2の周壁部24Bの周方向に離間した複数個所(3箇所)に設けられている。そして、本実施形態のシートリクライニング装置10は、この突出部51が各ポール30に当接することにより、当該各ポール30の動作を制御可能な制御突部52として機能するように構成されている。
詳述すると、図1及び図2に示すように、本実施形態のシート1において、シートバック3は、その骨格となる各シートバックサイドメンバ13の幅方向両側に設けられた渦巻きバネ53の弾性力に基づいて、前倒し方向(図3参照、同図中、時計回り方向)に回動付勢されている。
即ち、上記のような操作レバーによるアンロック操作によって、各ポール30の外歯34がアッパブラケット22の内歯33から脱離することにより、そのシートバックサイドメンバ13に固定されたアッパブラケット22がシートバック3の前倒し方向(図6中、時計回り方向)に回動しようとする。
また、本実施形態では、この状態からアンロック方向に向かって更にカム体35が回動することにより、その係合突部54が上記各制御突部52に対して周方向に当接しない位置まで各ポール30が径方向内側に移動するように構成されている。そして、これにより、そのシートバック3の前倒し動作が許容されるようになっている。
更に、本実施形態では、シートバック3が前倒し状態にある場合には、各ポール30の係合突部54が、その径方向外側に位置する各制御突部52に摺接するように構成されている。そして、これにより、その径方向外側に向かう各ポール30の移動が規制されることによって、操作レバーによるアンロック操作を維持することなく、その前倒し状態にあるシートバック3の角度を変更することが可能となっている。
(シートリクライニング装置の固定構造)
次に、上記のように構成されたシートリクライニング装置10の固定構造について説明する。
次に、上記のように構成されたシートリクライニング装置10の固定構造について説明する。
上記のように、本実施形態のシートリクライニング装置10において、各ポール30は、その第1ブラケットを構成するアッパブラケット22(の本体部22a)の周縁部に設けられた第1及び第2の周壁部24A,24Bの径方向内側に配置されている。
具体的には、図6及び図7に示すように、各ポール30は、その外歯34及びカム体35との当接部45を有する本体部30aが第1の周壁部24Aの内側に配置されている。そして、そのカム溝46及び係合突部54を有する庇部30bは、第1の周壁部24Aの径方向内側となる位置において当該第1の周壁部24Aとは段違いに設けられた第2の周壁部24Bの内側に配置されるようになっている。
また、本実施形態のアッパブラケット22は、板状の金属材料を塑性加工(プレス加工)することにより、その本体部22aと各周壁部24(24A,24B)とが一体に形成される。即ち、第1の周壁部24Aを形成する際、その塑性変形によりアッパブラケット22の内側面S1となる側から外表面S2となる側(図7中、右側から左側)に押し出された部分が第2の周壁部24Bの外周面を構成する。更に、第2の周壁部24Bを形成する際、その塑性変形によって外表面S2となる側に押し出された部分がアッパブラケット22の本体部22aに段部60を形成する。そして、本実施形態のシートリクライニング装置10は、図4に示すように、このアッパブラケット22に形成された段部60を嵌合部として、その固定対象部位Pbとなるシートバックサイドメンバ13に固定されるようになっている。
詳述すると、図8に示すように、段部60の外周面60aは、上記のように第2の周壁部24Bに各突出部51を形成する際、その塑性変形により生じた凹凸形状を有している。また、本実施形態では、シートバックサイドメンバ13には、その内周縁61aが上記段部60の外周形状と略等しい凹凸形状を有した嵌合凹部61が形成されている。そして、アッパブラケット22は、この嵌合凹部61に段部60が嵌合する態様でシートバックサイドメンバ13に固定されている。
具体的には、段部60の外周面60aは、上記各突出部51が形成されることにより塑性変形した部分が径方向内側に窪んだ凹部62となっている。また、嵌合凹部61の内周縁61aには、その各凹部62に対応する位置に径方向内側に向かって突出する突部63が形成されている。そして、本実施形態では、その段部60の各凹部62と嵌合凹部61の各突部63とが係合することにより、シートバックサイドメンバ13に対するアッパブラケット22の相対回転が規制されるようになっている。
また、本実施形態では、アッパブラケット22は、その段部60の周縁を溶接部αとして、シートバックサイドメンバ13に溶接されている。具体的には、本実施形態のシートリクライニング装置10において、溶接部αは、上記のように段部60に形成された各凹部62から周方向に離間した位置、即ち第2の周壁部24Bに形成された各突出部51から周方向に離間した位置に設定されている。そして、アッパブラケット22は、これらの各溶接部αがアーク溶接されることによって、シートバックサイドメンバ13に固定されるようになっている。
次に、上記のように構成されたシートリクライニング装置10の固定構造について、その作用を説明する。
即ち、本実施形態では、第2の周壁部24Bに形成された各突出部51は、各ポール30の動作を制御可能な制御突部52として機能する。そして、これらの各突出部51に対応して段部60の外周面60aに形成される各凹部62が、シートバックサイドメンバ13側の嵌合凹部61に形成された各突部63に係合することによって、そのシートバックサイドメンバ13に対するアッパブラケット22の相対回転が規制される。
即ち、本実施形態では、第2の周壁部24Bに形成された各突出部51は、各ポール30の動作を制御可能な制御突部52として機能する。そして、これらの各突出部51に対応して段部60の外周面60aに形成される各凹部62が、シートバックサイドメンバ13側の嵌合凹部61に形成された各突部63に係合することによって、そのシートバックサイドメンバ13に対するアッパブラケット22の相対回転が規制される。
ここで、アッパブラケット22の固定に溶接を用いた場合には、その溶接による熱の影響(加熱による歪み、或いは焼き鈍し作用による硬度の低下)が問題となる。この点を踏まえ、本実施形態では、上記のように、その溶接部αが各突出部51(凹部62)から周方向に離間した位置に設定されている。そして、これにより、その制御突部52(及び相対回転を規制するストッパ)に要求される強度が確保されている。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1ブラケットを構成するアッパブラケット22は、段違いに設けられた第1及び第2の周壁部24A,24Bを有し、各ポール30の外歯34が係脱する内歯33は、その第1の周壁部24Aに形成される。また、アッパブラケット22は、板状の金属材料を塑性加工(プレス加工)することにより、その本体部22aと各周壁部24とが一体に形成される。そして、アッパブラケット22は、その第2の周壁部24Bが形成される際に外表面S2側に押し出された部分が形成する段部60を嵌合部として、固定対象部位Pbとなるシートバックサイドメンバ13に設けられた嵌合凹部61に嵌合されるとともに、その段部60の周縁を溶接部αとして、シートバックサイドメンバ13に溶接される。
(1)第1ブラケットを構成するアッパブラケット22は、段違いに設けられた第1及び第2の周壁部24A,24Bを有し、各ポール30の外歯34が係脱する内歯33は、その第1の周壁部24Aに形成される。また、アッパブラケット22は、板状の金属材料を塑性加工(プレス加工)することにより、その本体部22aと各周壁部24とが一体に形成される。そして、アッパブラケット22は、その第2の周壁部24Bが形成される際に外表面S2側に押し出された部分が形成する段部60を嵌合部として、固定対象部位Pbとなるシートバックサイドメンバ13に設けられた嵌合凹部61に嵌合されるとともに、その段部60の周縁を溶接部αとして、シートバックサイドメンバ13に溶接される。
上記構成によれば、従来技術に見られるようなアッパブラケット22の外表面S2からシートリクライニング装置10の厚み方向に突出する固定用の突起を設けることなく、そのアッパブラケット22をシートバックサイドメンバ13に固定することができる。また、その周縁に溶接部αが設定される段部60については、その内周面24sに内歯33が形成された第1の周壁部24Aとの間に、当該第1の周壁部24Aと段違いに設けられた第2の周壁部24Bを挟む位置関係となっている。このため、その内歯33には、溶接による熱の影響(加熱による歪みや焼き鈍し作用による硬度の低下等)が及び難い。従って、その強度の低下を招くことなく、シートリクライニング装置10の薄型化を図ることができる。
(2)第2の周壁部24Bには、径方向内側に突出する複数の突出部51が形成される。また、これらの各突出部51は、各ポール30に当接することにより当該各ポール30の動作を制御可能な制御突部52として機能する。そして、溶接部αは、これら各突出部51から周方向に離間した位置に設定される。
上記構成によれば、溶接による熱の影響を各突出部51が受け難くなる。そして、これにより、制御突部52に要求される強度を担保することによって、各ポール30の円滑な動作を担保することができる。
(3)段部60の外周面60aは、上記各突出部51が形成されることにより塑性変形した部分が径方向内側に窪んだ凹部62となっている。また、嵌合凹部61の内周縁61aには、その各凹部62に対応する位置に径方向内側に向かって突出する突部63が形成される。そして、アッパブラケット22は、その段部60の各凹部62と嵌合凹部61の各突部63とが係合することにより、そのシートバックサイドメンバ13に対する相対回転が規制される。
上記構成によれば、簡素な構成にて、容易にアッパブラケット22を位置決めすることができる。また、このような構成に上記(2)の構成を適用することで、溶接による熱の影響を各凹部62が受け難くなる。そして、これにより、そのシートバックサイドメンバ13に対するアッパブラケット22の相対回転を規制するストッパに要求される強度を担保することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、内歯33を有する第1ブラケットとしてのアッパブラケット22がシートバック3側の固定対象部位Pbとなるシートバックサイドメンバ13(の基端部13a)に固定される。そして、各ポール30を保持する第2ブラケットとしてのロアブラケット21がシートクッション2側の固定対象部位Pcとなる支持ブラケット12(の上端部12a)に固定されることとした。しかし、これに限らず、第1ブラケットがシートクッション2側の固定対象部位Pcに固定され、第2ブラケットがシートバック3側の固定対象部位Pbに固定される構成であってもよい。そして、その固定対象部位Pb,Pcの設定箇所についてもまた、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、内歯33を有する第1ブラケットとしてのアッパブラケット22がシートバック3側の固定対象部位Pbとなるシートバックサイドメンバ13(の基端部13a)に固定される。そして、各ポール30を保持する第2ブラケットとしてのロアブラケット21がシートクッション2側の固定対象部位Pcとなる支持ブラケット12(の上端部12a)に固定されることとした。しかし、これに限らず、第1ブラケットがシートクッション2側の固定対象部位Pcに固定され、第2ブラケットがシートバック3側の固定対象部位Pbに固定される構成であってもよい。そして、その固定対象部位Pb,Pcの設定箇所についてもまた、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、カム機構40は、カム体35、各ポール30の庇部30b、及びカム体35(の支持軸42)を回動付勢する捩りコイルバネ48により構成されることとした。しかし、これに限らず、カム機構40の構成は、任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、シートリクライニング装置10は、3つのポール30を備えることとしたが、ポール及びそのガイド部の数については、任意に変更してもよい。また、第2の周壁部24Bに形成される突出部51及び段部60の外周面60aに形成される凹部62の数についてもまた、任意に変更してもよい。そして、段部60の外周面60aに凹部が形成されない構成についてもまた、これを排除しない。
・上記実施形態では、段部60の外周面60aは、上記のように第2の周壁部24Bに各突出部51を形成する際、その塑性変形により生じた凹凸形状を有するとともに、シートバックサイドメンバ13には、その内周縁61aが上記段部60の外周形状と略等しい凹凸形状を有した嵌合凹部61が形成される。そして、アッパブラケット22は、この嵌合凹部61に段部60が嵌合する態様でシートバックサイドメンバ13に固定されることとした。しかし、これに限らず、固定対象部位に形成される嵌合凹部の形状は任意に変更してもよい。そして、例えば、段部60が遊嵌状態となるような形状についてもまた、これを排除しない。
・また、図9及び図10に示すように、嵌合凹部61Bの内周縁61aに、アッパブラケット22の段部60が嵌合することにより折り曲げられて先端65aが当該段部60の頂面60b側に臨む折曲部65を形成する。そして、その折曲部65、詳しくは、その先端65aに対して段部60が溶接される構成としてもよい。
具体的には、嵌合凹部61Bの内径は、その内周縁61aが段部60の外周面60aに形成された各凹部62に略一致する値に設定されている。また、その各凹部62に係合する突部63となる部分の幅方向(周方向)側には、それぞれ径方向外側に延びる溝部67が形成されている。そして、これにより、その嵌合凹部61Bに段部60が嵌着される際、当該段部60に押し込まれる部分が上記折曲部65となるように構成されている。
即ち、このように構成することで、その第1の周壁部24Aに形成された内歯33から溶接部αを離間させることができる。そして、これにより、その内歯33が溶接による熱の影響を受け難くすることができる。尚、内歯33から溶接部αを離間させることが可能であれば、その折曲部65における溶接部位は、必ずしも先端65aでなくともよい。
・上記実施形態では、アーク溶接を用いることとしたが、図11及び図12に示すように、レーザー溶接を用いる構成としてもよい。この場合、段部60の周縁に、固定対象部位Pbとなるシートバックサイドメンバ13に対して面接触する平坦面68があるとよい。そして、この平坦面68を溶接部αとしてレーザー溶接を行うことにより、そのシートバックサイドメンバ13に対してアッパブラケット22を安定的に固定することができる。
1…シート、2…シートクッション、3…シートバック、10…シートリクライニング装置、12…支持ブラケット、12a…先端、Pc…固定対象部位、13…シートバックサイドメンバ、13a…基端、Pb…固定対象部位、21…ロアブラケット(第2ブラケット)、22…アッパブラケット(第1ブラケット)、22a…本体部、24…周壁部、24A…第1の周壁部、24s…内周面、24B…第2の周壁部、S1…内側面、S2…外表面、30…ポール、30a…本体部、30b…庇部、31…ガイド部、32…保持突部、32a…側壁部、33…内歯、34…外歯、35…カム体、40…カム機構、42…支持軸、44…カム面、45…当接部、46…カム溝、47…係合突起、48…捩りコイルバネ、51…突出部、52…制御突部、53…渦巻きバネ、54…係合突部、60…段部(嵌合部)、60a…外周面、60b…頂面、61,61B…嵌合凹部、61a…内周縁、62…凹部、63…突部、65…折曲部、65a…先端、68…平坦面、α…溶接部、L,L´…回動軸。
Claims (6)
- 円環状をなす内周面に内歯を有する第1ブラケットと、
前記内歯に対して係脱可能な外歯を有する複数のポールと、
径方向移動可能に前記各ポールを保持するガイド部を有して相対回動可能に前記第1ブラケットと並置された第2ブラケットと、
前記各ポールの径方向内側に設けられたカム体を回動させて前記各ポールを径方向移動させることにより前記第1ブラケットの内歯に対して前記各ポールの外歯を係脱させるカム機構と、を備え、
前記第1ブラケットは、塑性加工により段違いに設けられた第1及び第2の周壁部を有し、前記内歯は、前記第1の周壁部に形成されるものであって、
前記第2の周壁部が形成される際に前記第1ブラケットの外表面側に押し出された部分が形成する段部を嵌合部としてシートの固定対象部位に設けられた嵌合凹部に嵌合されるとともに、前記段部の周縁を溶接部として前記固定対象部位に溶接される
車両用シートリクライニング装置。 - 請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、
前記第2の周壁部は、径方向内側に突出する突出部を有するものであって、
前記溶接部は、前記突出部から周方向に離間した位置に設定されること、
を特徴とする車両用シートリクライニング装置。 - 請求項2に記載の車両用シートリクライニング装置において、
前記突出部は、前記各ポールに当接することにより該各ポールの動作を制御可能な制御突部であること、を特徴とする車両用シートリクライニング装置。 - 請求項2又は請求項3に記載の車両用シートリクライニング装置において、
前記第1ブラケットは、前記突出部に対応して前記段部の外周面に形成される凹部が前記嵌合凹部の内周縁に形成された突部に係合することにより、前記固定対象部位に対する相対回転が規制されること、を特徴とする車両用シートリクライニング装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の車両用シートリクライニング装置において、
前記嵌合凹部の内周縁には、前記段部が嵌合することにより折り曲げられて先端が前記段部の頂面側に臨む折曲部が設けられるものであって、
前記折曲部に対して前記段部が溶接されること、
を特徴とする車両用シートリクライニング装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の車両用シートリクライニング装置において、
前記段部の周縁に前記固定対象部位に対して面接触する平坦面を有し、該平坦面を前記溶接部としてレーザー溶接されること、を特徴とする車両用シートリクライニング装置。
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