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JP2015006934A - フィルム巻取用巻芯及びその製造方法 - Google Patents

フィルム巻取用巻芯及びその製造方法 Download PDF

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JP2015006934A
JP2015006934A JP2013132422A JP2013132422A JP2015006934A JP 2015006934 A JP2015006934 A JP 2015006934A JP 2013132422 A JP2013132422 A JP 2013132422A JP 2013132422 A JP2013132422 A JP 2013132422A JP 2015006934 A JP2015006934 A JP 2015006934A
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film
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JP2013132422A
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則男 田中
Norio Tanaka
則男 田中
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Tanaka Shikan Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Shikan Co Ltd
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Abstract

【課題】安価で簡単に製造でき、フィルム等の品質の劣化の少ない巻芯を提供する。【解決手段】全外周面に粘着剤2を塗布し、さらにその表面に離型紙4を設けたフィルム巻取用巻芯1。また、離型紙に、切断容易部を設け、該離型紙の一部を容易に剥離でき、切断容易部はミシン目又は切り込みであって、該離型紙が紙管の長手方向に帯状に剥離できる形状である。【選択図】図3

Description

本発明は、フィルム巻取用巻芯及びその製造方法に関するものである。
プラスチックフィルムや薄いシートを巻き取るため一般には紙管等でできた巻芯が使用されている。
フィルム等を巻き取るためには、巻取り開始時にフィルム等の先端が巻芯に固定されなければならない。このため、一般的には巻芯に両面接着テープを貼り、その接着テープにフィルムを固定して巻き取りを開始している。
両面接着テープを貼り、それに固着して薄いフィルムを巻き取ると、両面接着テープの厚みによって、その部分に段差が生じフィルムに型(ライン)が入りフィルムとしての品質が低下する。
また特許文献1に記載(先行技術として)のように、両面接着テープに代えて、帯状に粘着剤を塗布する方法も考案されている。この方法では、厚い両面接着テープを使用しないため大きな段差は解消されている。しかし、この方法でも、粘着剤と自身のフィルムの最初の部分との合計で段差となるため、やはりフィルムの品質の低下は免れない。
特開2005−162468号公報
そこで、安価で簡単に製造でき、フィルム等の品質の劣化の少ない巻芯を提供する。
以上のような状況に鑑み、本発明者は鋭意研究の結果本発明フィルム巻取用巻芯及びその製造方法を完成したものであり、その特徴とするところは、巻芯にあっては全外周面に粘着剤を塗布し、さらにその表面に離型紙を設けた点にあり、製造方法にあっては、紙テープを複数層スパイラルに巻き付け円筒状にすることによって製造する方法であって、紙テープ巻き付け工程に続く連続工程で粘着剤を塗布し、さらにその次に離型紙を連続的に貼付する点にあり、他の態様では、紙テープを複数層スパイラルに巻き付け円筒状にすることによって製造する方法であって、紙テープ巻き付け工程に続く連続工程で、粘着剤が予め塗布された離型紙を貼付する点にある。
ここでフィルムとは、薄い膜状のものであればなんでもよい(一般的には厚み100μm以下、通常は50μm以下のものを言うが、それに限定するものでなく、巻き取れるものであればどのようなものでもよい)。例えば、食べ物を包むラップのようなものや、保護カバーフィルム等である。勿論、プラスチックだけでなく紙、不織布、その他どのようなものでもよい。
この巻芯の外周面全体に粘着剤を塗布する。粘着剤としては、どのようなものでもよくゴム系、アクリル系等どのようなものでもよい。しかし、粘着性が一定時間(少なくとも塗布した後、フィルムを巻き取るまでの間。少なくとも数ヶ月)持続しなければならない。接着剤のように一定時間で固化するものは使用できない。
この粘着剤の塗布方法はどのような方法でもよい。紙をスパイラルに積層し製造する場合、最後の工程で粘着剤のローラーを表面に接して塗布する方法、巻芯完成後、別の工程で塗布又は噴霧する方法等自由である。更に、転写方式で塗布してもよい。例えば、シリコン処理した紙に粘着剤を塗布した転写シートを巻芯に貼り、紙を剥がせば、粘着剤が巻芯に残るという方法である。
この粘着剤によって、巻取り開始時にフィルムが固着されるのである。よって、塗布厚みや粘着力の強さ等はその用途に従って決めればよい。
この粘着剤の全表面に離型紙を貼付する。これは、取り扱いの問題からである。表面に粘性があれば種々のものが固着され汚れるだけでなく、水分等で粘着力が低下したりするためである。離型紙はどのようなものでもよく、粘着剤が巻芯側に残るように剥離できるものであればよい。紙だけでなくプラスチック製のフィルムやシートでもよい。通常はシリコンやフッ素が塗布されたものである。勿論、使用時には、この離型紙を剥離するのである。
離型紙の貼付方法は、粘着剤を巻芯の製造の最終工程に置く場合、さらにその後の工程で連続的に貼付してもよい。勿論、別途貼付してもよい。貼る方法は、スパイラル紙管の製造時のようにスパイラルに貼付しても、平行に貼付してもよい。
離型紙を全面剥離してフィルム巻取りを開始すれば、どの部分からも巻取りが開始でき、かつ段差が2重にならない。例えば、図5に特許文献1のように、紙管90の表面に部分的に粘着剤91を塗布した場合(塗布厚みは通常30〜50μm)を示す。フィルム92(厚みが50μmとする)が1周し、自身に重なるときに、粘着剤層91と自身92の2つの段差が生じている。しかし、図6の場合、自身の厚みのみであり段差が少ない。
さらに、この離型紙に、切断容易部を設け、離型紙をすべて剥離するのではなく、一部のみ剥離するようにしてもよい。これは、巻芯にできるだけ段差を生じないようにするためである。剥離する離型紙の形状は通常は帯状であり、巻芯の長手方向に長く伸びた長方形である。
切断容易部は、ミシン目、切り込み、ハーフカットその他の処理を施した部分である。ミシン目は完全にカットされていないので、予めミシン目を入れた離型紙を貼ってもよい。完全にカットするものの場合は貼付した後、ローラーのようなカッターで切り込みを入れる。
切断容易部の設け方、即ち、どのような場所、方向に切断容易部を設けるかは基本的には自由である。しかし、巻芯の長手方向に帯状に剥離できるようにするのが好ましい。
さらに、この切断容易部を設けるときの、裁断方向が垂直ではなく、剥離する離型紙が、断面逆台形状になるように(切り込みの断面方向が巻芯の直径方向よりも、表面側にいくにつれて広がるように)裁断してもよい。これによって、巻芯表面の段差をより小さくする。
また、離型紙を二層にし、その二層を前段のように断面逆台形状になるように裁断すればより、段差が小さくなる。このときには、二層の表面側にのみ切り込みを入れる必要がある。
本発明の巻芯において、粘着剤を塗布する前に、クッションシートを貼付しておいてもよい。クッションシートは、発泡紙や発泡プラスチックシートでよく、厚みとしては限定はしないが50μm〜2mm程度である。このクッションシートを設けると、フィルム等を巻き取ったときに、段差の部分に圧がかかりクッションシートが凹み段差が解消される。
本発明製造方法では、フィルム巻き取り開始時の固着用の粘着剤を、紙管製造の紙テープのスパイラル巻きに続き、連続的に回転塗布するものであり、従来の方法ではありえない方法である。従来は特許文献1のように、帯状に塗布するため、スパイラル状に連続的に塗布することは不可能である。
さらに、その上に離型紙も連続的に貼付する。これも従来は帯状であるためスパイラルに貼付することはできなかった・
また別の方法として、予め粘着剤が塗布された離型紙をスパイラルに、連続的に貼付する方法がある。これは、前記方法に比べて粘着剤の塗布工程が不要であるためより簡単である。
本発明には次のような効果がある。
(1) 粘着剤が全周にわたって塗布されているため、フィルムの巻き始めにできる段差が少ない。
(2) 粘着剤を全周(全面)に塗布しているため、紙管の最表面のスパイラルテープ同士の突合せ部分の溝(突合せであってもわずかな隙間が生じる)に、巻き取るフィルムが入り込むことが少ない。これは、全面で粘着固定されていることと、溝が粘着剤で埋められているためである。
(3) 離型紙を部分的に剥離すると、生じる段差がより少なくなる。
(4) 本発明巻芯は複数回使用できる。
(5) 本発明製造方法では、接着剤の塗布や離型紙の貼付等を巻芯の製造工程の後ろに組み込んでいるため、時間的にも費用的にも、通常のスパイラル紙管製造と大差はない。
(6) 予め粘着剤が塗布された離型紙を貼付する方法では、簡単に製造でき非常に便利である。
(7) 貼付する離型紙の厚みを巻き取るフィルムの厚みによって、調整すれば、より段差が小さくなる。
本発明巻芯の1例を示す斜視図である。 本発明巻芯の1例を示す斜視図(断面部分は省略)である。 図2の巻芯の離型紙4の帯状部6のみを剥離し、その部分に露出された粘着剤2にフィルム3を巻取り始めたところの断面図である。 巻芯1に粘着剤2を塗布し、その上に離型紙4を貼付したところの部分断面図である。 従来の巻芯を示す部分断面図である。 本発明の例を示す部分断面図である。
以下図面に示す実施例に基づいて、本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明巻芯(ここでは紙管)1の1例を示す斜視図である(厚みは部分的に誇張している。以下同様)。表面全体に粘着剤2が塗布され、今プラスチックフィルム3が巻取り開始したところである。すでに全面に貼付されていた離型紙は剥離されている。
図2は、全面に粘着剤を塗布し、その上に離型紙を貼付した巻芯の1例を示す斜視図(断面部分は省略)である。離型紙4には、切断容易部としての切り込み5が設けられている。ハーフカットではなく離型紙が完全に切断されている。よって、この帯状部6のみ簡単に剥離できる。
図3は、図2の巻芯の離型紙4の帯状部6のみを剥離し、その部分に露出された粘着剤2にフィルム3を巻取り始めたところの断面図である。フィルム3の先端部が離型紙4の剥離された溝状のところに固着されそこから1周回って再度自身に重なる部分である。どの箇所をとっても、段差が非常に少なく、図5のような2重段になっているところはない。
段差によるフィルムへの型付(ラインが入る)は、フィルムの1層に入るのではなく、フィルムが薄いため、何層にも入るため品質劣化の量は多いのである。この図3のようにするとそれがほとんどない。
この図でわかるように、離型紙4とフィルム3が同じ程度の厚みなら、生じる段差が小さいことがわかる。
図4は、紙管1に粘着剤2を塗布しその上に他の離型紙4を貼付したところの部分断面図である。この離型紙4の切断容易部は、その離型紙4の断面図から明らかなように、上方に開いた形で裁断(ミシン目でも同様)されている。これが「切り込みの断面方向は紙管の直径方向よりも表面側にいくにつれて広がるように形成され」の意味である。
この図4に示す離型紙4を用いれば、残る離型紙4の厚みは同じでも、段差が滑らかになり、フィルムへのダメージがほとんどない。この切断容易部の形成方法は、カッター等の刃の方向を少し傾けるだけでよく手間も費用もほとんど変わらない。
1 巻芯(紙管)
2 粘着剤
3 フィルム
4 離型紙
5 切断容易部
6 帯状部
90 巻芯(紙管)
91 粘着剤
92 フィルム

Claims (9)

  1. 全外周面に粘着剤を塗布し、さらにその表面に離型紙を設けたことを特徴とするフィルム巻取用巻芯。
  2. 該離型紙に、切断容易部を設け、該離型紙の一部を容易に剥離できる構造である請求項1記載のフィルム巻取用巻芯。
  3. 該切断容易部はミシン目又は切り込みであって、該離型紙が紙管の長手方向に帯状に剥離できる形状である請求項1又は2記載のフィルム巻取用巻芯。
  4. 該切断容易部は、切り込みであって、該切り込みの断面方向は紙管の直径方向よりも表面側にいくにつれて広がるように形成されているものである請求項1乃至3のいずれか1項に記載のフィルム巻取用巻芯。
  5. 該離型紙は、2層以上である請求項2記載のフィルム巻取用巻芯。
  6. 該切断容易部は、離型紙の表層側の方が切断容易部によって剥離できる幅が広くなるように設けたものである請求項5記載のフィルム巻取用巻芯。
  7. 該切断容易部は、切り込みであって、該切り込みの断面方向は紙管の直径方向よりも表面側にいくにつれて広がるように形成されているものである請求項6記載のフィルム巻取用巻芯。
  8. 紙テープを複数層スパイラルに巻き付け円筒状にすることによって製造する方法であって、紙テープ巻き付け工程に続く連続工程で、筒状体の表面に粘着剤を塗布し、さらにその次に離型紙を連続的に貼付することを特徴とするフィルム巻取用巻芯の製造方法。
  9. 紙テープを複数層スパイラルに巻き付け円筒状にすることによって製造する方法であって、紙テープ巻き付け工程に続く連続工程で、粘着剤が予め塗布された離型紙を貼付することを特徴とするフィルム巻取用巻芯の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5951854B1 (ja) * 2015-06-19 2016-07-13 株式会社Isスリッター ウェブ材の巻き取り方法、巻芯、及び粘着テープ
CN109484921A (zh) * 2018-09-29 2019-03-19 张家港康得新光电材料有限公司 一种膜的分卷方法

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