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JP2014234100A - 車両用故障診断システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車載通信装置と情報センタとの通信により故障診断を行うシステムにあって、車載通信装置と情報センタとの間での通信接続の不良が発生した場合でも、ユーザに対して有用性のある報知を行う。【解決手段】車載通信装置3は、情報センタ5との間での通信により、車両2において発生しそうな異常種類及び対処方法を含むアドバイス情報を受信し、メモリ管理部11に記憶する。CPU6は、いずれかの車載機器において動作異常が発生した場合に、異常情報を情報センタ5に対し送信し、情報センタ5から故障診断結果を受取る。その際に情報センタ5との間の通信接続不良を判断した際には、メモリ管理部11から、発生した異常種類に対応したアドバイス情報を読出し、ユーザに報知する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された車載通信装置と、車載通信装置との間で通信可能に構成された情報センタとを備える車両用故障診断システムに関する。
近年、自動車等の車両にあっては、エンジンECU、ブレーキECU、メータECU、エアコンECU、ナビゲーションECU等の多数のECU(電子制御ユニット)を設け、それら各種ECUにより電子制御を行うものが供されている。例えば特許文献1では、各種ECU(スレーブECU)に自己診断機能を設けると共に、それらスレーブECUに車内LANで接続されたマスタECUが、各スレーブECUの監視、制御を行うシステムが開示されている。
この特許文献1に開示されたシステムでは、マスタECUが、各スレーブECUの自己診断情報から異常(故障)が発生したかどうかを診断し、故障発生を診断した場合に、故障の重要度に応じた態様で、ユーザに通知するように構成されている。また、このシステムでは、異常(故障)発生が検出された場合に、マスタECUがその故障情報を情報センタに送信することも開示されている。
特開2009−126299号公報
上記構成のように、車載のマスタECUが、各スレーブECUの自己診断情報から異常(故障)が発生したかどうかを診断するものでは、故障診断用の情報を大容量のメモリに記憶しておく必要があると共に、故障診断の処理の負担が大きくなる事情がある。そこで、車両に搭載された各種ECUにおいて動作異常が検出された場合に、車載通信装置が異常情報を情報センタに送信し、情報センタでは、その異常情報から故障診断を行ってその診断結果を当該車載通信装置に返信し、車載通信装置が、車内のディスプレイ等で診断結果を報知するといった故障診断サービスのシステムが考えられている。
しかし、上記した故障診断サービスのシステムでは、車載通信装置と情報センタとの間での通信接続が常に良好に行われる必要がある。そのため、車載通信装置(車両)が通信圏外にある場合や、無線通信部が故障している場合などに、情報センタへの通知ができず、ひいては、ユーザに対して故障診断結果の通知を行うことができなくなる不都合が生ずる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車載通信装置と情報センタとの通信により故障診断を行うシステムにあって、車載通信装置と情報センタとの間での通信接続の不良が発生した場合でも、ユーザに対して有用性のある報知を行うことができる車両用故障診断システムを提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の車両用故障診断システムは、車載通信装置と情報センタとの通信により故障診断を行うシステムであって、情報センタは、車載通信装置との通信時に、該当する車両において発生しそうな異常の種類及び当該異常種類に対応するアドバイス情報を送信するアドバイス情報送信手段を備えると共に、車載通信装置は、前記情報センタから送信された異常種類及びアドバイス情報を記憶する記憶手段と、車両に搭載された各種車載機器において動作異常が発生して異常情報を情報センタに送信する際に、当該情報センタとの間の通信接続の可否を判断する接続不良検出手段と、接続不良検出手段により通信接続不良が判断された際には、発生した異常の種類に対応したアドバイス情報を、前記記憶手段から読出してユーザに報知する報知手段とを備えているところに特徴を有する(請求項1の発明)。
上記構成によれば、車両に搭載された各種車載機器において動作異常が発生した場合には、車載通信装置が、異常情報を情報センタに送信する。このとき、車載通信装置と情報センタとの間の通信接続が良好に行われた場合には、情報センタでは、車載通信装置から送信された異常情報から故障診断を行ってその診断結果を当該車載通信装置に返信する。これにより、車載通信装置がその診断結果を報知することにより、ユーザは、発生した異常に対する適切な対処を行うことができる。この場合、故障診断は、情報センタ側で行われるので、車載装置側での、メモリ容量や処理の負担を小さく抑えることができる。
これに対し、車載通信装置と情報センタとの間の通信接続に不良が発生した場合には、情報センタで故障診断を行いその診断結果を受け取るといったことができなくなる。ところが、車載通信装置は、情報センタとの過去の通信時に、アドバイス情報送信手段により送信された、該当する車両において発生しそうな異常の種類及び当該異常種類に対応するアドバイス情報を、記憶手段に記憶している。そして、接続不良検出手段により、車載通信装置と情報センタとの間の通信接続不良が判断された際には、報知手段により、前記記憶手段から、発生した異常の種類に対応したアドバイス情報が読出されてユーザに報知される。
従って、ユーザは、アドバイス情報に従うことにより、発生した異常に対する適切な対処を行うことができる。この場合、各種車載機器において実際に発生する異常と、予め記憶手段に記憶されるアドバイス情報の対象となる異常の種類とを、かなりの確かさで一致させることができると考えられる。これにより、本発明によれば、情報センタとの間での通信接続が不良となることに起因する、ユーザにアドバイス情報を報知できなくなる不都合を解消でき、車載通信装置と情報センタとの間での通信接続の不良が発生した場合でも、ユーザに対して十分に有用な報知を行うことができる。
本発明の一実施例を示すもので、システム全体のハードウエア的構成を概略的に示すブロック図 車載通信装置における異常発生時の処理の手順を示すフローチャート
以下、本発明を具体化した一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施例に係る車両用故障診断システム1のハードウエア的構成を概略的に示している。ここで、自動車等の車両2には、例えばDCM(Data Communication Module)と称される車載通信装置3が設けられており、この車載通信装置3は、例えば移動体通信網及びインターネット等の通信ネットワーク4を介して、情報センタ5との間で通信接続可能とされている。
尚、詳しい説明は省略するが、車両2のユーザは、会員登録することによって、情報センタ5からの各種の情報サービス(テレマティクスサービス)を受けることができるシステムとなっている。上記情報サービスには、交通情報等の配信の他にも、エアバッグ作動時や盗難時等の緊急通報等も含まれ、後述するような、本実施例における故障診断、アドバイス情報送信もそのサービスに含まれる。従って、ユーザ(車両2)は多数が存在し、多数台の車載通信装置3が、夫々情報センタ5に対して通信接続可能とされている。
前記車載通信装置3は、車載通信装置3の動作全般を制御するCPU6を備えると共に、そのCPU6に接続された、GPS測位部7、無線通信部8、タイマ管理部9、電源制御部10、メモリ管理部11、音声処理部12、衝突検出部13、周辺装置処理部14を備えている。そして、CPU6は、車両LAN制御部15を介して、例えばCAN(Car Area Network)等の車両LAN16に接続されている。
そのうち前記GPS測位部7は、周知のように、GPS衛星からの送信電波を受信することに基づいて、自車両2の現在位置や現在時刻等を検出するものである。前記無線通信部8は、情報センタ3との間でネットワーク4を通じて行う無線通信を制御し、情報センタ3との間でデータ通信等の実行を可能とするものである。前記タイマ管理部9は、CPU5からの指令に基づいてタイマを管理するものである。前記電源制御部10は、車両2に搭載されている車両バッテリ17から供給される電力を動作電力として、車載通信装置3の各部に供給するものである。
また、前記メモリ管理部11は、例えば、ユーザ情報、車両情報、上記したGPS測位部7により取得された車両位置等の各種のメモリ情報を記憶管理するものである。このとき、後述するように、メモリ管理部11は、送信された異常の種類及びそれに対応するアドバイス情報をメモリに記憶するようになっており、記憶手段として機能するようになっている。
前記音声処理部12は、マイクロホン18により入力された送話音声を音声処理すると共に、スピーカ19から出力される受話音声を音声処理する。前記衝突検出部13は、自車両2の衝突を検出するものである。前記周辺装置処理部14は、図示は省略しているが、例えばエアバッグECU、メーデースイッチ、電源スイッチ、プリクラッシュセーフティECU等の各種の車載ECUに接続されており、それらからの信号を監視するようになっている。
前記車両LAN16には、ナビゲーション装置20(ナビゲーションECU)、メータ装置21(メータECU)、オーディオ装置22(オーディオECU)、エンジン制御装置23(エンジン制御ECU)等が接続されている。前記オーディオ装置22には、前記マイク18及びスピーカ19が接続されている。前記ナビゲーション装置20は、例えば車室内のインストルメントパネルの中央部に設けられたディスプレイを備えて構成されている。後述するように、このディスプレイが、ユーザにアドバイス情報を報知する報知手段の一部として機能するようになっている。また、本実施例では、前記スピーカ19も報知手段として機能する。
ここで、本実施例においては、車載通信装置3(CPU6)は、情報センタ5との間での通信による、交通情報等の受信の処理、事故や盗難発生時における緊急通報の機能の実行等に加えて、故障診断の処理を実行する。この故障診断の機能は、次のようにして実現される。即ち、車載通信装置3(CPU6)は、車両2に設けられた各種車載機器(各種ECU)における動作異常の発生の有無を車両LAN16を介して常に監視する。いずれかの車載機器において動作異常が発生した場合に、車載通信装置3は、異常個所、異常の種類や状態などの異常情報を情報センタ5に送信する。車載通信装置3から送信される異常情報には、異常(故障)の種類(状態)を示すダイアグコードが含まれる。
すると、情報センタ5では、送信されてきた異常情報から故障診断を行ってその診断結果を当該車載通信装置3に返信する。この場合、故障診断結果の情報には、該当する異常(故障)の種類(状態)に対する対処方法のメッセージ(走行の可否を含む)がダイアグコードと共に含まれている。車載通信装置3(CPU6)は、情報センタ5からの故障診断結果の情報を受信すると、前記ディスプレイの表示及び前記スピーカ19からの合成音声出力により、その診断結果をユーザに報知する。
さて、後の作用説明(フローチャート説明)でも述べるように、本実施例では、車載通信装置3(CPU6)は、そのソフトウエア構成により、前記情報センタ5との間で例えば定期的に通信を行い、交通情報の配信等を受けると共に、アドバイス情報を受信するようになっている。CPU6は、1日に1回、例えばその日の最初のイグニッションスイッチオン時等に情報センタ5から送信されたアドバイス情報(異常種類の情報を含む)を、メモリ管理部11に記憶(更新)させるようになっている。
前記アドバイス情報は、当該車両2において発生しそうな(発生しやすい)異常の種類(ダイアグコード)と、その異常発生時にユーザが行うべき対処方法のデータを含んでいる。この場合、前記情報センタ5は、前記車載通信装置3との通信時に、送信された車種情報や使用条件から、該当車両2において発生しそうな異常の種類及び当該異常種類に対応するアドバイス情報を生成し、送信する。従って、情報センタ5が、アドバイス情報送信手段としての機能を備えている。
尚、上記アドバイス情報の一例をあげると、例えば、オーバーヒートのような重度の異常が発生しエンジンを停止させる必要がある場合には、「エンジンを切って、ディーラに連絡してください。」といったものとなる。また、スモールランプのランプ切れといった比較的軽度の異常の場合には、「運転して車両をディーラへ持って行ってください。」といったものとなる。
そして、上記したように、車載通信装置3(CPU6)は、いずれかの車載機器において動作異常が発生した場合に、異常情報を情報センタ5に対し送信するのであるが、その際に情報センタ5との間の通信接続の可否(接続が良好に行われているか)を判断する。このとき、通信接続不良と判断された際には、CPU6は、メモリ管理部11から、発生した異常の種類に対応したアドバイス情報を読出し、前記ディスプレイの表示及び前記スピーカ19からの合成音声出力により、ユーザに報知する。従って、CPU6が、接続不良検出手段及び報知手段としての機能を実現する。
このとき、上記情報センタ5において、アドバイス情報を生成するにあたっては、車両2の車種情報及び当該車両2の使用条件から、当該車両2で発生しやすい異常の種類を絞り込むことが行われる。具体的には、例えば、車両2の車種における統計情報から発生しやすい異常(故障)種類を絞り込む、該当車両2の使用年数から発生しやすい異常(故障)種類を絞り込む、該当車両2の走行距離から発生しやすい異常(故障)種類を絞り込むといったことが行われる。
また、該当車両2の使用されている地域(寒冷地、灼熱地、砂漠地帯など)から発生しやすい異常(故障)種類を絞り込む、車両2の使用されている地域の気候(雨や雪など)から発生しやすい異常(故障)種類を絞り込むといったことが行われる。このように絞り込まれた異常(故障)種類に応じた、アドバイス情報が生成される。さらに、当該車両2の過去の異常(故障)発生や修理、部品交換等の履歴がある場合には、その履歴も参照して、異常種類が推定され、アドバイス情報が生成される。
本実施例では、上記のようにCPU6にて通信接続不良が判断された際に、該当する異常種類に対応したアドバイス情報が、メモリ管理部11に存在しない場合には、CPU6は、予め決められた指示情報をユーザに報知するようになっている。この指示情報は、例えば、「安全な場所に車を止めてエンジンを切り、ディーラ(修理工場)へ連絡してください。」といった情報となる。
更に、本実施例では、上記CPU6における通信接続不良の判断は、次のような3つの態様で行われる。即ち、第1の態様として、CPU6が、前記無線通信部8の故障を検出した場合に、通信接続不良と判断する。第2の態様として、車載通信装置3の無線通信部8による通信状態(電波環境)が通信圏外を検出した場合に、通信接続不良と判断する。第3の態様として、通信圏外でないにもかかわらず、車載通信装置3の無線通信部8による情報センタ5への接続が、所定時間内で成功しなかった(複数回以上連続して失敗した)場合に、通信接続不良と判断する。
尚、本実施例では、CPU6が通信接続不良と判断した後に、情報センタ5との通信接続が回復したときには、当該情報センタ5に発生した異常の異常情報を送信し、当該情報センタ5から送信された故障診断結果を、既に報知されているアドバイス情報に代えて、ディスプレイの表示及びスピーカ19からの合成音声出力によりユーザに再報知するようになっている。
次に、上記構成の車両用故障診断システム1の作用について、図2も参照して述べる。上記したように、車載通信装置3のメモリ管理部11には、情報センタ5との間の通信に基づき、車両2において発生しそうな異常種類に対応するアドバイス情報が記憶されている。ここで、図2のフローチャートは、車載通信装置3(CPU6)が実行する、いずれかの車載機器において動作異常の発生を検出した場合の、情報センタ5との間の通信及びユーザへの報知に関する処理手順を示すものである。
即ち、車載装置において異常が発生すると、まずステップS1にて、無線通信部8の状態が正常かどうかが判断される。無線通信部8の状態が正常である場合には(ステップS1にてYes)、ステップS2にて、電波状態が通信圏内かどうかが判断される。電波状態が通信圏内である場合には(ステップS2にてYes)、ステップS3に進み、無線通信部8による情報センタ5との接続を開始する。
次のステップS4では、所定時間内において、情報センタ5との接続が成功したかどうかが判断される。所定時間内で、情報センタ5との接続が成功した場合には(ステップS4にてYes)、ステップS5からの通常の故障診断の処理に進む。これに対し、無線通信部8の状態に異常が検出された場合(ステップS1にてNo)、或いは、電波状態が通信圏外である場合(ステップS2にてNo)、或いは、接続に失敗した場合(ステップS4にてNo)には、通信接続不良と判断されて、後述するステップS10からの通信接続不良の場合の処理に進む。
通常の故障診断の処理にあっては、まずステップS5にて、異常情報が車載通信装置3から情報センタ5に通知される。すると、上述のように、情報センタ5においては、送信されてきた異常情報から故障診断を行ってその診断結果を当該車載通信装置3に返信する。車載通信装置3は、ステップS6にて、情報センタ5から送信された診断結果情報を受信すると、ステップS7にて、情報センタ5との間の通信接続を終了する。ステップS8では、情報センタ5からの故障診断結果(対処方法のメッセージ)をディスプレイに表示し、これと共に、ステップS9では、情報センタ5からの故障診断結果(対処方法のメッセージ)をスピーカ19から音声出力する。これにて、診断結果がユーザに報知され、処理が終了する。
一方、通信接続不良の場合(ステップS1でNo、又はステップS2でNo、又はステップS4でNoの場合)には、ステップS10にて、メモリ管理部11から、発生した異常の種類に該当するアドバイス情報が検索される。ステップS11では、異常種類の一致するアドバイス情報があるかどうかが判断される。一致するアドバイス情報がある場合には(ステップS11にてYes)、ステップS12にて、メモリ管理部11から読出したアドバイス情報をディスプレイに表示すると共に、ステップS13にて、アドバイス情報をスピーカ19から音声出力する。
これに対し、ステップS11にて一致するアドバイス情報がメモリ管理部11に存在しなかった場合には(ステップS11にてNo)、ステップS14に進み、予め決められた指示情報をディスプレイに表示すると共に、ステップS15にて、その指示情報をスピーカ19から音声出力する。
これにて、ユーザは、車両2の異常発生時に、通信接続不良が生じたために、情報センタ5からの故障診断結果を受信することができなくても、メモリ管理部11に予め記憶されているアドバイス情報又は指示情報をユーザに報知することができる。ユーザは、異常に対してどうすれば良いか途方に暮れることはなく、そのアドバイス情報(又は指示情報)に従うことにより、一定の適切な処理を行うことができる。
このように本実施例の車両用故障診断システム1によれば、車両2に搭載された各種車載機器において動作異常が発生した場合に、車載通信装置3と情報センタ5との間の通信接続が良好に行われた場合には、情報センタ5にて故障診断が行われその診断結果が当該車載通信装置3に返信される。これにより、車載通信装置3がその診断結果を報知することにより、ユーザは、発生した異常に対する適切な対処を行うことができる。この場合、故障診断は、情報センタ5側で行われるので、車載通信装置3側におけるメモリ容量や処理の負担を小さく抑えることができる。
これに対し、車載通信装置3と情報センタ5との間の通信接続に不良が発生した場合には、車両2側で、情報センタ5からの故障診断結果を受取るといったことができなくなる事情がある。ところが、車載通信装置3は、情報センタ5との過去の通信時に、自らの車両2において発生しそうな異常種類及びそれに対応するアドバイス情報を受信し、メモリ管理部11に記憶している。そして、車載通信装置3と情報センタ5との間の通信接続不良が判断された際には、メモリ管理部11から、発生した異常の種類に対応したアドバイス情報が読出されてユーザに報知される。
従って、ユーザは、アドバイス情報に従うことにより、発生した異常に対する適切な対処を行うことができる。この場合、各種車載機器において実際に発生する異常と、予めメモリ管理部11に記憶されるアドバイス情報の対象となる異常の種類とを、かなりの確かさで一致させることができると考えられる。これにより、情報センタ5との間での通信接続が不良となることに起因する、ユーザにアドバイス情報を報知できなくなる不都合を解消でき、車載通信装置3と情報センタ5との間での通信接続の不良が発生した場合でも、ユーザに対して十分に有用な報知を行うことができるという優れた効果を得ることができるものである。
特に本実施例では、情報センタ5でアドバイス情報を生成する際に、車両2の車種や使用条件により当該車両2で発生しやすい異常の種類を絞り込むようにしたので、実際に当該車両2で発生する異常を十分な確かさで予測することができる。また、特に本実施例では、メモリ管理部11に発生した異常種類に対応したアドバイス情報が存在しない場合でも、予め決められた指示情報を報知するようにしたので、異常発生時に対処方法がユーザに全く知らされなくなる不具合を未然に防止することができる。
尚、本発明においては、車載通信装置3と情報センタ5との通信接続不良の判断手法や、車両2において発生しそうな異常の種類を予測する手法等についても、様々に変更して実施することが可能である。また、車載通信装置3の内部構成や、車両2(車載機器)の全体のハードウエア構成等についても種々の変形が可能である等、本発明は上記し且つ図面に示した一実施例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
図面中、1は車両用故障診断システム、2は車両、3は車載通信装置、4は通信ネットワーク、5は情報センタ(アドバイス情報送信手段)、6はCPU(接続不良検出手段、報知手段)、8は無線通信部、11はメモリ管理部(記憶手段)を示す。

Claims (7)

  1. 車両に搭載された車載通信装置と、前記車載通信装置との間で通信が可能な情報センタとを含み、
    前記車載通信装置は、当該車両に設けられた各種車載機器において動作異常が発生した場合に、異常情報を前記情報センタに送信し、当該情報センタでは、前記異常情報から故障診断を行ってその診断結果を当該車載通信装置に返信するように構成された車両用故障診断システムであって、
    前記情報センタは、前記車載通信装置との通信時に、該当する車両において発生しそうな異常の種類及び当該異常種類に対応するアドバイス情報を送信するアドバイス情報送信手段を備えると共に、
    前記車載通信装置は、前記情報センタから送信された前記異常種類及びアドバイス情報を記憶する記憶手段と、
    前記各種車載機器において動作異常が検出されて異常情報を前記情報センタに送信する際に、当該情報センタとの間の通信接続の可否を判断する接続不良検出手段と、
    前記接続不良検出手段により通信接続不良が判断された際には、発生した異常の種類に対応したアドバイス情報を、前記記憶手段から読出してユーザに報知する報知手段とを備えていることを特徴とする車両用故障診断システム。
  2. 前記アドバイス情報送信手段は、前記車載通信装置が搭載されている車両の車種情報及び当該車両の使用条件から、当該車両で発生しやすい異常の種類を絞り込み、当該異常種類に関するアドバイス情報を送信することを特徴とする請求項1記載の車両用故障診断システム。
  3. 前記接続不良検出手段により通信接続不良が判断された際に、該当する異常種類に対応したアドバイス情報が前記記憶手段に存在しない場合には、前記報知手段は、予め決められた指示情報をユーザに報知することを特徴とする請求項1又は2記載の車両用故障診断システム。
  4. 前記接続不良検出手段は、前記車載通信装置の無線通信部の故障を検出した場合に、通信接続不良と判断することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用故障診断システム。
  5. 前記接続不良検出手段は、前記車載通信装置の無線通信部による通信状態が通信圏外を検出した場合に、通信接続不良と判断することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用故障診断システム。
  6. 前記接続不良検出手段は、前記車載通信装置の無線通信部による前記情報センタへの接続が、所定時間内で成功しなかった場合に、通信接続不良と判断することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の車両用故障診断システム。
  7. 前記車載通信装置にあっては、前記接続不良検出手段により通信接続不良と判断された後に、前記情報センタとの通信接続が回復したときには、当該情報センタに前記異常情報を送信し、当該情報センタから送信された故障診断結果を、前記アドバイス情報に代えてユーザに再報知することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用故障診断システム。
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