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JP2014220361A - 静電気保護素子および発光モジュール - Google Patents

静電気保護素子および発光モジュール Download PDF

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JP2014220361A JP2013098349A JP2013098349A JP2014220361A JP 2014220361 A JP2014220361 A JP 2014220361A JP 2013098349 A JP2013098349 A JP 2013098349A JP 2013098349 A JP2013098349 A JP 2013098349A JP 2014220361 A JP2014220361 A JP 2014220361A
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君則 渡邉
佐藤 誠一
Seiichi Sato
誠一 佐藤
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Toshiya Watanabe
俊哉 渡辺
忠行 大川
Tadayuki Okawa
忠行 大川
聖人 荒木
Seito Araki
聖人 荒木
悌二 山本
Teiji Yamamoto
悌二 山本
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Abstract

【課題】高抵抗半導体の基体を用いた構造において、リーク電流をより確実に抑制できる静電気保護素子を提供する。【解決手段】静電気保護素子10は、高抵抗の半導体材料からなる基体20を備える。基体20の第1主面には、第1方向に沿って間隔を空けて、外部接続用ランド22,23が形成されている。基体20の第1主面には、半導体プロセスにより、ダイオード部30が形成されている。ダイオード部30は、第1方向に沿った、外部接続用ランド22,23の形成領域の間に形成されている。高濃度領域40は、基体20と同じ極性で、基体20よりも不純物を多く含む領域である。高濃度領域40は、基体20を平面視して環状であり、ダイオード部30を囲む形状で形成されている。【選択図】 図1

Description

本発明は、ESD保護機能を有する静電気保護素子、LED等の発光素子を備えた発光モジュールに関する。
現在、LEDを発光源とする発光モジュールが各種考案されている。通常、このようなLEDを用いた発光モジュールは、LEDの静電破壊を防止するために、静電気保護素子を備えている。
例えば、特許文献1では、基体の表面にLED素子を実装し、基体の裏面にツェナーダイオードを実装する構造によって、静電気保護機能付きの発光モジュールを形成している。この構造では、発光モジュールを低背化することが難しい。そして、このような静電気保護機能付きの発光モジュールを低背化する方法として、静電気保護素子であるツェナーダイオードを基体に内蔵する構成が考えられる。
具体的には、LED素子と同程度の平面面積からなる基体を用意する。基体の裏面に第1外部接続用ランドと第2外部接続用ランドを形成し、基体の表面に第1実装用ランドと第2実装用ランドを形成する。第1外部接続用ランドと第1実装用ランドは導通し、第2外部接続用ランドと第2実装用ランドは導通している。LED素子の各外部接続端子は、第1実装用ランドと第2実装用ランドにそれぞれ実装されている。
基体内には、第1外部接続用ランドと第2外部接続用ランドとの間を接続するツェナーダイオードを半導体プロセスによって形成する。例えば、基体の裏面側からドーピングを行うことで、基体の裏面から所定深さに至る領域にpn接合構造を形成する。
このような構造においては、第1外部接続用ランドと第1実装用ランドを導通し、第2外部接続用ランドと第2実装用ランドを導通する構造として、基体を低抵抗半導体で形成する構造が考えられる。しかしながら、導通体として低抵抗半導体を用いる場合、第1外部接続用ランドおよび第1実装用ランドと第2外部接続用ランドおよび第2実装用ランドとを絶縁する絶縁ギャップを基体に形成しなければならないが、このような絶縁ギャップを形成することは困難である。
したがって、基体を高抵抗半導体で形成し、第1外部接続用ランドと第1実装用ランドを導通する導電性ビアと、第2外部接続用ランドと第2実装用ランドを導通する導電性ビアを設ける構造が考えられる。
特開2007−36238号公報
しかしながら、高抵抗半導体で基体を形成する場合であっても、第1外部接続用ランドと第2外部接続用ランドとの間にリーク電流が流れることがある。すなわち、第1外部接続用ランドと第2外部接続用ランドとが絶縁されていない状態になることがある。
したがって、本発明の目的は、高抵抗半導体の基体を用いた構造において、リーク電流をより確実に抑制できる静電気保護素子および発光モジュールを提供することにある。
この発明の静電気保護素子は、次の構成を特徴としている。静電気保護素子は、半導体材料からなる基体、およびダイオード部を備える。ダイオード部は、基体の第1主面側に半導体プロセスによって形成されている。
さらに、基体は、外部から印加される電圧や熱処理によって導電型反転層が形成される抵抗率からなり、次の構成の高濃度領域を備える。高濃度領域は、基体を前記第1主面側から平面視して、ダイオード部を囲むように第1主面から基体の内部に延びる形状からなり、基体と同じ導電型であり、基体よりも不純物濃度が高い。
この構成では、ダイオード部は高濃度領域によって分断されている。したがって、基体の一方端面に半田が付着する等によって、導電型反転層に電流が流れても、高濃度領域で遮断され、ダイオード部には当該電流が到達しない。したがって、リーク電流の発生を抑制できる。
また、この発明の静電気保護素子は、次の構成であることが好ましい。高濃度領域は、ダイオード部を囲む包囲部と、第1伸長部または第2伸長部の少なくとも一方を備える。第1伸長部は、包囲部に接続し第1主面の対向する両端まで伸長する形状からなる。第2伸長部は、包囲部に接続し第1主面の各角部まで伸長する形状からなる。
この構成では、基体における第1伸長部が伸長する方向と直交する方向の両端面に対して半田がそれぞれに付着して導電型反転層に電流が流れても、高濃度領域で遮断され、リーク電流の発生を抑制できる。すなわち、リーク電流の発生を、さらに確実に抑制することができる。
また、この発明の静電気保護素子では、高濃度領域は、第1主面を平面視して、第1外部接続用ランドおよび第2外部接続用ランドを内包する環状である。
この構成では、導電型反転層が形成されるような電圧が基体に印加されたり、熱処理が施されても、高濃度領域の表面に導電型反転層が生じない。これにより、リーク電流の発生を、さらに確実に抑制することができる。
また、この発明の静電気保護素子では、基体の抵抗率が高くなるほど、高濃度領域の幅は広くなることが好ましい。
この構成では、基体の抵抗率に応じて高濃度領域の幅を決定することで、リーク電流の発生を確実に抑制することができる。
また、この発明の静電気保護素子では、第1外部接続用ランドおよび第2外部接続用ランドを備える。これらのランドは、基体の第1主面に、該第1主面の第1方向に沿って所定の間隔を空けて形成されている。そして、基体の第1主面側における第1外部接続用ランドと第2外部接続用ランドとの間に、ダイオード部が形成されている。ダイオード部は、第1外部接続用ランドと第2外部接続用ランドとを接続している。
この構成では、第1外部接続用ランドとダイオード部との間の導電型反転層は高濃度領域によって分断されている。同様に、第2外部接続用ランドとダイオード部との間の導電型反転層も高濃度領域によって分断されている。したがって、基体の一方端面に半田が付着する等によって、導電型反転層に電流が流れても、高濃度領域で遮断され、ダイオード部には当該電流が到達しない。したがって、リーク電流の発生を抑制できる。
また、この発明の静電気保護素子は、次の構成を備えていてもよい。静電気保護素子は、第1、第2実装用ランド、および、第1、第2ビア導体を備える。第1、第2実装用ランドは、基体の第1主面に対向する第2主面に形成されている。第1ビア導体は、第1外部接続用ランドと第1実装用ランドを接続する。第2ビア導体は、第2外部接続用ランドと第2実装用ランドを接続する。
この構成では、静電気保護素子の第2主面に、静電気のチャージから保護すべき電子部品を実装することができる。
また、この発明の発光モジュールは、上述の静電気保護素子と発光素子とを備える。発光素子は、第1実装用ランドに第1外部端子が実装され、第2実装用ランドに第2外部端子が実装されている。
この構成では、静電気のチャージから保護すべき発光素子と静電気保護素子とが一体形成されており、小型で薄型の発光モジュールを実現することができる。
この発明によれば、高抵抗半導体の基体を用いた構造において、導電型反転層による電流経路を遮断して、リーク電流をより確実に抑制できる。
本発明の第1の実施形態に係る静電気保護素子の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る静電気保護素子の作用効果を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係る静電気保護素子のリーク電流抑制効果を説明するための実験結果である。 本発明の第1の実施形態に係る静電気保護素子の製造工程を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る発光モジュールの構成を示す側面断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る発光モジュールの製造工程を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る静電気保護素子の構成図である。 本発明の第2の実施形態に係る静電気保護素子の作用効果を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係る静電気保護素子の構成図である。 本発明の第3の実施形態に係る静電気保護素子の作用効果を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態に係る静電気保護素子の構成図である。
本発明の第1の実施形態に係る静電気保護素子および発光モジュールについて、図を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係る静電気保護素子の構成図であり、図1(A)は静電気保護素子の側面断面図、図1(B)は基体の第1主面側の平面図、図1(C)は静電気保護素子の第1主面側の平面図、図1(D)は等価回路図である。
静電気保護素子10は、矩形平板状の基体20、絶縁層21、外部接続用ランド22,23、保護層24、ダイオード部30、高濃度領域40を備える。
基体20は、高抵抗の半導体からなる。ここで、高抵抗とは、半導体特性的には外部からの電圧印加や熱処理等により、その印加面の表面に導電型反転層が形成される抵抗率のものを示し、具体的な数値例をしては、抵抗率が数十Ωcm以上のものを示し、代表的には100Ωcm以上で数kΩcm程度までのものを示す。基体20は、例えば、ドープ量の少ないp型半導体であるシリコン基板からなる。
基体20の第1主面側の内部には、図1(A),(B)に示すように、ダイオード部30と高濃度領域40とが形成されている。ダイオード部30は、第1極性部31と第2極性部32と第3極性部33とを備える。
第1極性部31は、基体20の第1主面側に所定の深さで形成されている。第1極性部31は基体20と逆の導電型からなる。例えば、基体20がp型であれば、第1極性部31はn型である。
第2極性部32および第3極性部33は、第1極性部31内に形成されている。第2極性部32、第3極性部33は、基体20の第1主面に露出している。第2極性部32、第3極性部33は、基体20を平面視した第1方向に沿って隣接して配置されている。第2極性部32、第3極性部33は、それぞれ異なる導電型からなる。例えば、第2極性部32がp型であれば、第3極性部33はn型である。
このような構成により、第2極性部32と第3極性部33との間がpn接合となる。したがって、これらの構成により、ダイオード部30は、ツェナーダイオードとして機能する。
高濃度領域40は、図1(B)に示すように、基体20を第1主面に直交する方向から視て、すなわち、基体20を平面視して、ダイオード部30を内包する環状の形状で形成されている。高濃度領域40は、基体20と同じ導電型からなり、不純物の含有量が異なる。例えば、基体20がp型であれば、高濃度領域40もp型であり、高濃度領域40は、基体20よりもp型半導体を構成する不純物量が多い。例えば、高濃度領域40のキャリア濃度は、1×1017cm−3程度である。また、高濃度領域40の深さは、0.5μm以上であることが好ましい。高濃度領域40は、基体20の抵抗率に基づいて設定された幅を有し、抵抗率によるが、例えば、抵抗率が100Ωcmであれば5μm以上であるとよい。
絶縁層21は、基体20の第1主面上に形成されている。絶縁層21は、基体20の第1主面の略全面に形成されており、第2極性部32、第3極性部33の少なくとも一部が露出する形状からなる。絶縁層21は、高絶縁性材料、例えばSiOによって形成されている。
外部接続用ランド22,23は、絶縁層21で覆われた基体20の第1主面に形成されている。外部接続用ランド22,23は、平面視して矩形状の導体ランドである。外部接続用ランド22,23は、基体20の第1方向に沿って間隔を空けて配置されている。外部接続用ランド22は、絶縁層21に形成された貫通孔を介して第2極性部32に接続されている。外部接続用ランド23は、絶縁層に形成された貫通孔を介して第3極性部33に接続されている。
保護層24は、図1(A),(C)に示すように、外部接続用ランド22,23が形成された基体20の第1主面に形成されている。保護層24は、第1主面の略全面に形成されており、外部接続用ランド22,23の中央部に対応する領域が開口する形状からなる。保護層24は、絶縁性フィルム等によって形成されている。
このような構成により、図1(D)に示すように、静電気保護素子10は、外部接続用ランド22,23間に、ツェナーダイオードが接続された構成となる。
このような構成の静電気保護素子10では、次に示す作用効果を奏することができる。図2は本発明の第1の実施形態に係る静電気保護素子の作用効果を説明するための図である。図2(A)は、静電気保護素子10の側面断面図である。図2(B)は、静電気保護素子10を基板901に実装した状態を示す側面断面図である。図2(C)は、静電気保護素子10の基体20の底面図である。
抵抗率の高い基体20は、言い換えれば、ドープされる不純物の量が少なく、さらに両極性の不純物濃度を補償制御しながら実現される。したがって、ダイオード部30を形成しようとして、第1主面側から不純物をドーピングする半導体プロセスにおいて熱処理を施すと、第1主面の略全面に亘って、不純物補償の釣り合いが崩れやすい。これにより、図2(A)、(B)に示すように、基体20の第1主面の表層に導電型反転層200が形成されてしまう。
ここで、図2(B)に示すように、静電気保護素子10を基板901に実装する。静電気保護素子10は、第1主面が基板901に対向するように配置される。静電気保護素子10の外部接続用ランド22は、基板901のランドパターン902に対向し、当該ランドパターン902に対して半田921で接合されている。静電気保護素子10の外部接続用ランド23は、基板901のランドパターン903に対向し、当該ランドパターン903に対して半田922で接合されている。
この際、図2(A)に示すように、半田の供給過多により、半田921が基体20の第1方向の一方端面に付着した場合を考える。この場合、ランドパターン902を介して印加された電流は、半田921を介して導電型反転層200に流入する。
ここで、本実施形態の静電気保護素子10の高濃度領域40が存在しない構成、すなわち従来の構成では、導電型反転層200を電流が伝搬して、ダイオード部30に達してしまう。これにより、図2(B),(C)の点線太矢印に示すように、ランドパターン902からダイオード部30の第3極性部33に流れるリーク電流が発生してしまう。
しかしながら、本実施形態の静電気保護素子10のように、ダイオード部30を囲むように高濃度領域40が形成されていると、当該高濃度領域40は、元々多くの不純物がドーピングされている領域であり、高濃度領域40には、導電型反転層200が形成されない。したがって、第1主面を平面視した高濃度領域40の内側領域(ダイオード部30を有する領域)と高濃度領域40との境界に電子障壁が形成され、高濃度領域40の外側領域(基体20の端面側の領域)と高濃度領域40との境界にも電子障壁が形成される。すなわち、高濃度領域40の内側領域の導電型反転層200と、高濃度領域40の外側領域の導電型反転層200とが、電子障壁により分断される。
これにより、図2(B),(C)の実線太矢印に示すように、半田921を介して高濃度領域40の外側領域の導電型反転層200に流入した電流は、当該電子障壁によって遮断され、高濃度領域40の内側領域の導電型反転層200に伝搬しない。これにより、リーク電流の発生を抑制することができる。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る静電気保護素子のリーク電流抑制効果を説明するための実験結果である。図3(A)は、図2(A),(B)に示すように、半田が基体の端面に付着した場合のリーク電流を示し、図3(B)は半田が基体20の端面に付着していない場合のリーク電流を示す。横軸は、高濃度領域(帯状高濃度領域)の幅であり、縦軸はリーク電流の大きさを示す。
図3(B)に示すように、半田の基体20の端面への付着が無ければ、基体20の抵抗率や高濃度領域の状態(幅等)によることなく、リーク電流は1.0×10−11〜1.0×10−10[A]程度である。
一方、図3(A)に示すように、半田の基体20の端面への付着があった場合、基体20の抵抗率が100Ωcmであれば、高濃度領域40の幅を5μm以上とすれば、リーク電流は、1.0×10−11〜1.0×10−10[A]程度となる。すなわち、半田の基体20の端面への付着が無い状態を同じ程度に抑えられる。
また、図3(A)に示すように、半田の基体20の端面への付着があった場合、基体20の抵抗率が2.5kΩcmであれば、高濃度領域40の幅を20μm以上とすれば、リーク電流は、1.0×10−11〜1.0×10−10[A]程度となる。すなわち、半田の基体20の端面への付着が無い状態を同じ程度に抑えられる。
このように、本実施形態の静電気保護素子10に示すように、高濃度領域40を形成すれば、リーク電流の発生を抑制することができる。そして、基体20の抵抗率に応じて高濃度領域40の幅を適宜設定することで、リーク電流の発生を確実に抑制することができる。具体的には、基体20の抵抗率が大きくなるにしたがって、高濃度領域40の幅を広くすることで、リーク電流の発生を確実に抑制することができる。
このような構成からなる静電気保護素子10は、次に示す製造工程によって形成される。図4は、本発明の第1の実施形態に係る静電気保護素子の製造工程を示す図である。図4(A)〜(F)の各図は、各製造工程での側面断面形状を示している。
まず、図4(A)に示すように、高抵抗の半導体からなる基体20を用意する。例えば、抵抗率が100Ωcm以上でp型のシリコン単結晶基板を、基体20として用意する。
次に、基体20の第1主面側から、n型不純物(キャリア)を注入する。これにより、図4(B)に示すように、基体20の第1主面側に第1極性部31を形成する。
次に、基体20の第1主面側から、p型不純物(キャリア)を1.0×1017cm−3のキャリア濃度で注入し、図4(C)に示すように、第1極性部31内に第2極性部32を形成し、第1極性部31を囲むように高濃度領域40を形成する。次に、基体20の第1主面側から、n型不純物(キャリア)を1.0×1017cm−3のキャリア濃度で注入し、図4(C)に示すように、第1極性部31内に第3極性部33を形成する。これにより、基体20の第1主面側に、ダイオード部30が形成される。ダイオード部30は、環状の高濃度領域40に囲まれている。
次に、図4(D)に示すように、基体20の第1主面にSiOの絶縁層21を形成する。この際、図4(D)に示すように、絶縁層21には、第2極性部32の中央領域が外部に開口する貫通孔211と、第3極性部33の中央領域が外部に開口する貫通孔212とを形成する。
次に、図4(E)に示すように、絶縁層21における基体20と反対側の面に電極パターン等により、外部接続用ランド22,23を形成する。この際、図4(E)に示すように、外部接続用ランド22は、貫通孔211を充填して第2極性部32に接続する形状で形成される。また、図4(E)に示すように、外部接続用ランド23は、貫通孔212を充填して第3極性部33に接続する形状で形成される。
次に、図4(F)に示すように、外部接続用ランド22,23が形成された絶縁層21における基体20と反対側の面に、絶縁性フィルム等により、保護層24を形成する。この際、図4(F)に示すように、保護層24は、外部接続用ランド22,23の中央領域を開口する形状で配置される。
このような製造方法を用いることで、上述の静電気保護素子10を形成することができる。さらに、本実施形態の静電気保護素子10では、第2極性部32と高濃度領域40とが同じ導電型であるので、図4(C)に示すように、これら第2極性部32と高濃度領域40を1つの工程で形成することができる。これにより、より簡素な製造フローで静電気保護素子を形成することができる。
このような静電気保護素子10は、次に示すような発光モジュールに利用することができる。図5は、本発明の第1の実施形態に係る発光モジュールの構成を示す側面断面図である。
発光モジュール101は、静電気保護素子100と、発光素子90を備える。発光素子90は、例えばLED(発光ダイオード)素子である。発光素子90は、電流供給により発光する本体91と、外部端子92,93を備える。発光素子90の構造は、本体91の実装面に外部端子92,93が配置されたものであり、他の構造は既知であるので、説明を省略する。発光素子90は、外部端子92,93を介して供給される電流によって発光する。
静電気保護素子100は、上述の静電気保護素子10に対して、実装用ランド220,230、ビア導体221,231を追加した構成からなる。
実装用ランド220,230は、基体20の第2主面、すなわち基体20の第1主面と反対側の面に形成されている。実装用ランド220は、外部接続用ランド22に対して、少なくとも一部が対向するように配置されている。実装用ランド230は、外部接続用ランド23に対して、少なくとも一部が対向するように配置されている。
外部接続用ランド22と実装用ランド220は、基体20を厚み方向(第1方向および第2方向の両方に直交する方向)に貫通するビア導体221によって、接続されている。外部接続用ランド23と実装用ランド230は、基体20を厚み方向に貫通するビア導体231によって、接続されている。
このような構成により、静電気保護素子100は、第2主面上に電子部品を実装することができる。そして、当該電子部品が実装された静電気保護素子100を、他の基板(図示せず)に実装することで、外部基板からの電流や電圧を電子部品に供給することができる。
そして、このような静電気保護素子100に対して、発光素子90を実装する。発光素子90の外部端子92は、半田923を介して実装用ランド220に接合される。発光素子90の外部端子93は、半田924を介して実装用ランド230に接合される。
このような構成からなる発光モジュール101において、発光素子90をLEDとすると、当該発光素子90に順方向バイアスが係るように電流を流せば、発光素子90は発光する。そして、この発光モジュール101に対して、大きなバイアスが印加されると、ダイオード部30に電流が流れて、発光素子90に過電流が流れることを防止できる。これにより、発光素子90の破損を防止できる。
さらに、本実施形態の構成を用いることで、半田等が静電気保護素子100の基体20の端面に付着しても、リーク電流が殆ど発生しないので、安定して発光素子90の電流供給を行うことができる。これにより、輝度低下等の問題が生じることを抑制できる。
このような構成からなる発光モジュール101は、次に示す製造工程によって形成される。図6は、本発明の第1の実施形態に係る発光モジュールの製造工程を示す図である。図6(A)〜(E)の各図は、各製造工程での側面断面形状を示している。
発光モジュール101の静電気保護素子100における絶縁層21を形成する工程までは、上述の静電気保護素子10の製造工程と同じであるので、説明を省略する。
上述のような製造方法により、図6(A)に示すように、基体20にダイオード部30、高濃度領域40、絶縁層21が形成された構造体が実現される。
次に、図6(B)に示すように、基体20を厚み方向に貫通する貫通孔222,232を形成する。貫通孔222は、基体20を平面視して外部接続用ランド22の形成領域と実装用ランド220の形成領域とが重なる領域に形成されている。貫通孔232は、基体20を平面視して外部接続用ランド23の形成領域と実装用ランド230の形成領域とが重なる領域に形成されている。貫通孔222の壁面には導体パターン223が形成されており、貫通孔232の壁面には導体パターン233が形成されている。
次に、図6(C)に示すように、貫通孔222を導体で充填することでビア導体221を形成し、貫通孔232を導体で充填することでビア導体231を形成する。さらに、基体20の第1主面に外部接続用ランド22,23を形成し、基体20の第2主面に実装用ランド220,230を形成する。
次に、図6(D)に示すように、基体20の第1主面側に保護層24を形成する。
次に、図6(E)に示すように、基体20の第2主面側に、発光素子90を実装する。発光素子90は、外部端子92が半田923を介して実装用ランド220に接合され、外部端子93が半田924を介して実装用ランド230に接合される。
このような製造方法により、発光モジュール101が形成される。
次に、本発明の第2の実施形態に係る静電気保護素子について、図を参照して説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係る静電気保護素子の構成図である。図7は、基体の第1主面側の平面図である。
本実施形態の静電気保護素子10Aは、第1の実施形態に示した静電気保護素子10に対して、高濃度領域40Aの形状が異なるものであり、他の構成は第1の実施形態に示した静電気保護素子10と同じである。したがって、異なる箇所のみを説明する。
静電気保護素子10Aの高濃度領域40Aは、環状部400Aと第1伸長部401Aを備える。環状部400Aの形状は、第1の実施形態に示した高濃度領域40と同じである。第1伸長部401Aは、二本ある。各第1伸長部401Aは、一方端が環状部400Aに接続し、他方端が基体20を平面視した第2方向(第1方向に直交する方向)の両端面に達する形状からなる。
これにより、導電型反転層は、環状部400Aの内側の領域と、環状部400Aの外側で基体20の第1方向の一方端面側の領域と、環状部400Aの外側で基体20の第1方向の他方端面側の領域に、分断される。
このような構成の静電気保護素子10Aでは、次に示す作用効果を奏することができる。図8は、本発明の第2の実施形態に係る静電気保護素子の作用効果を説明するための図である。図8(A)は、静電気保護素子10Aを基板901に実装した状態を示す側面断面図である。図8(B)は、静電気保護素子10Aの基体20の底面図である。
図8(A)に示すように、静電気保護素子10Aを基板901に実装する。この際、図8(A)に示すように、半田の供給過多により、半田921が基体20の第1方向の一方端面に付着し、半田922が基体20の第1方向の他方端面に付着した場合を考える。この場合、ランドパターン902を介して印加された電流は、半田921を介して導電型反転層200に流入する。もしくは、ランドパターン903を介して印加された電流は、半田922を介して導電型反転層200に流入する。
ここで、本実施形態の静電気保護素子10Aの高濃度領域40Aが存在しない構成、すなわち従来の構成では、導電型反転層200を電流が伝搬して、ダイオード部30に達してしまう。これにより、図8(B)の点線太矢印に示すように、ランドパターン902からダイオード部30の第3極性部33に流れるリーク電流が発生してしまう。また、ランドパターン903からダイオード部30の第2極性部32に流れるリーク電流が発生してしまう。また、導電型反転層200を電流が伝搬して、半田921,922間に、リーク電流が直接流れてしまう。
しかしながら、本実施形態の静電気保護素子10Aのように、高濃度領域40Aが形成されていると、図8(B)の実線太矢印に示すように、半田921または半田922を介して高濃度領域40Aの外側領域の導電型反転層200に流入した電流は、当該電子障壁によって遮断され、高濃度領域40Aの内側領域の導電型反転層200に伝搬しない。さらに、半田921,922間にも高濃度領域40Aによる電子障壁が形成され、半田921,922間に、リーク電流は流れない。
このように、本実施形態の構成を用いれば、外部接続用ランド22の実装用の半田921が基体20の一方端面に付着し、外部接続用ランド23の実装用の半田922が基体20の他方端面に付着しても、リーク電流の発生を確実に抑制することができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る静電気保護素子について、図を参照して説明する。図9は、本発明の第3の実施形態に係る静電気保護素子の構成図である。図9は、基体の第1主面側の平面図である。
本実施形態の静電気保護素子10Bは、第1の実施形態に示した静電気保護素子10に対して、高濃度領域40Bの形状が異なるものであり、他の構成は第1の実施形態に示した静電気保護素子10と同じである。したがって、異なる箇所のみを説明する。
静電気保護素子10Bの高濃度領域40Bは、環状部400Bと第2伸長部401Bを備える。環状部400Bの形状は、第1の実施形態に示した高濃度領域40と同じである。第2伸長部401Bは四本ある。各第2伸長部401Bは、一方端が環状部400Bに接続し、他方端が基体20を平面視した各角部に達する形状からなる。
これにより、導電型反転層は、環状部400Bの内側の領域と、環状部400Bの外側で基体20の第1方向の一方端面側の領域と、環状部400Bの外側で基体20の第1方向の他方端面側の領域と、環状部400Bの外側で基体20の第2方向の一方端面側の領域と、環状部400Bの外側で基体20の第2方向の他方端面側の領域とに、分断される。
このような構成の静電気保護素子10Bでは、次に示す作用効果を奏することができる。図10は、本発明の第3の実施形態に係る静電気保護素子の作用効果を説明するための図である。図10は、静電気保護素子10Bの基体20の底面図である。
図10に示す基板のランドパターン902B,903Bは、第2方向に沿った長さが、静電気保護素子10Bの第2方向の長さよりも長い。これは、静電気保護素子10Bを回路基板(図示せず)に実装する場合に、実装位置がずれてもランドパターン902B,903B上に外部接続用ランド22,23が配置され易くするためである。
このような場合、外部接続用ランド22の実装用の半田922が第2方向の一端面に付着することも考えられる。
ここで、本実施形態の静電気保護素子10Bの高濃度領域40Bが存在しない構成、すなわち従来の構成では、導電型反転層200を電流が伝搬して、ダイオード部30に達してしまう。これにより、図10の点線太矢印に示すように、ランドパターン902からダイオード部30の第3極性部33に流れるリーク電流が発生してしまう。また、ランドパターン903からダイオード部30の第2極性部32に流れるリーク電流が発生してしまう。また、導電型反転層200を電流が伝搬して、半田921,922間に、リーク電流が直接流れてしまう。
しかしながら、本実施形態の静電気保護素子10Bのように、高濃度領域40Bが形成されていると、図10の実線太矢印に示すように、半田921または半田922を介して高濃度領域40Bの外側領域の導電型反転層200に流入した電流は、当該電子障壁によって遮断され、高濃度領域40Bの内側領域の導電型反転層200に伝搬しない。さらに、半田921,922間にも高濃度領域40Bによる電子障壁が形成され、半田921,922間に、リーク電流は流れない。特に、本実施形態の構成では、第1方向の端面に付着した半田921と第2方向の端面に付着した半田922との間でのリーク電流が流れない。
このように、本実施形態の構成を用いれば、外部接続用ランド22の実装用の半田921が基体20の第1方向の一端面に付着し、外部接続用ランド23の実装用の半田922が基体20の第2方向の一端面に付着しても、リーク電流の発生を確実に抑制することができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る静電気保護素子について、図を参照して説明する。図11は、本発明の第4の実施形態に係る静電気保護素子の構成図である。図11は、基体の第1主面側の平面図である。
本実施形態の静電気保護素子10Cは、第1の実施形態に示した静電気保護素子10に対して、高濃度領域40Cの形状が異なるものであり、他の構成は第1の実施形態に示した静電気保護素子10と同じである。したがって、異なる箇所のみを説明する。
高濃度領域40Cは、第1の実施形態に示した高濃度領域40と同様に、環状である。高濃度領域40Cは、基体20を平面視して、ダイオード部30のみでなく外部接続用ランド22C,23Cを囲む形状で形成されている。この際、高濃度領域40Cは、基体20を平面視した端辺からギャップGAPで離間する位置に配置されている。
このような構成とすることで、次のような作用効果が得られる。高濃度領域40Cは、多くの不純物を含んでいるため、通常は導電型反転層が形成されない。しかしながら、外部接続用ランド22C,23Cを介して電圧が印加されると、導電型反転層が発生する可能性がある。
ここで、本実施形態に示す高濃度領域40Cは、基体20を平面視して、外部接続用ランド22C,23Cと重ならない位置に配置されている。したがって、外部接続用ランド22C,23Cに電圧が印加されても、高濃度領域40Cに導電型反転層ができることはない。これにより、確実にリーク電流の発生を抑制することができる。
さらに、本実施形態に示す高濃度領域40Cは、基体20の端辺から離間しているので、半田が高濃度領域40Cに直接付着しない。したがって、高濃度領域40Cを経由するリーク電流の発生を防止することもできる。
なお、上述の各実施形態の構成は、それぞれ代表的な例であり、各実施形態の構成を組み合わせて利用することもできる。例えば、第2実施形態に示した環状部400Aと第1伸長部401Aの構造に、第3実施形態に示した第2伸長部402Aの構造を組み合わせてもよい。さらに、第1実施形態に示した高濃度領域40と第4実施形態に示した高濃度領域40Cを組み合わせてもよい。すなわち、環状の高濃度領域を二重にしてもよい。
また、上述の説明では、発光モジュールとして、第1の実施形態の構成の静電気保護素子10を用いる場合を示したが、他の実施形態の構成の静電気保護素子を用いて、第1の実施形態と同様の実装態様によって発光モジュールを構成してもよい。
10,10A,10B,10C,100:静電気保護素子
20:基体
21:絶縁層
22,23,22C,23C:外部接続用ランド
24:保護層
30:ダイオード部
31:第1極性部
32:第2極性部
33:第3極性部
40,40A,40B,40C:高濃度領域
400A:環状部
401A:第1伸長部
401B:第2伸長部
90:発光素子
91:発光素子の本体
92,93:外部端子
101:発光モジュール
220,230:実装用ランド
221,231:ビア導体
222,232:貫通孔
223,233:導体パターン
901:基板
902,903:ランドパターン

Claims (7)

  1. 半導体材料からなる基体と、
    前記基体の第1主面側に半導体プロセスによって形成されたダイオード部と、
    を備え、
    前記基体は、外部から印加される電圧や熱処理によって導電型反転層が形成される抵抗率からなり、
    前記基体を前記第1主面側から平面視して、前記ダイオード部を囲むように形成されており、前記第1主面から前記基体の内部に延びる形状であり、前記基体と同じ導電型からなり前記基体よりも不純物濃度の高い高濃度領域を備える、
    静電気保護素子。
  2. 前記高濃度領域は、
    前記ダイオード部を囲む包囲部と、
    該包囲部に接続し前記第1主面の対向する両端まで伸長する形状の第1伸長部、または、前記包囲部に接続し前記第1主面の各角部まで伸長する第2伸長部の少なくとも一方と、
    を備える、請求項1に記載の静電気保護素子。
  3. 前記高濃度領域は、前記第1主面を平面視して、前記第1外部接続用ランドおよび前記第2外部接続用ランドを内包する環状である、
    請求項1または請求項2に記載の静電気保護素子。
  4. 前記基体の抵抗率が高くなるほど、前記高濃度領域の幅は広くなる、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の静電気保護素子。
  5. 前記基体の前記第1主面に、該第1主面の第1方向に沿って所定の間隔を空けて形成された第1外部接続用ランドおよび第2外部接続用ランドを備え、
    前記基体の前記第1主面側における前記第1外部接続用ランドと前記第2外部接続用ランドとの間に、前記ダイオード部が形成されている、
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の静電気保護素子。
  6. 前記基体の前記第1主面に対向する第2主面に形成された第1実装用ランドおよび第2実装用ランドと、
    前記第1外部接続用ランドと前記第1実装用ランドを接続する第1ビア導体と、
    前記第2外部接続用ランドと前記第2実装用ランドを接続する第2ビア導体と、
    を備えた、
    請求項5に記載の静電気保護素子。
  7. 請求項6に記載の静電気保護素子と、
    前記第1実装用ランドに第1外部端子が実装され、前記第2実装用ランドに第2外部端子が実装された発光素子と、
    を備える発光モジュール。
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