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JP2014213174A - 製パン機 - Google Patents

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JP2014213174A
JP2014213174A JP2013095922A JP2013095922A JP2014213174A JP 2014213174 A JP2014213174 A JP 2014213174A JP 2013095922 A JP2013095922 A JP 2013095922A JP 2013095922 A JP2013095922 A JP 2013095922A JP 2014213174 A JP2014213174 A JP 2014213174A
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伸子 金子
Nobuko Kaneko
伸子 金子
修一 高山
Shuichi Takayama
修一 高山
樹 村上
Shige Murakami
樹 村上
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Twinbird Corp
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47JKITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
    • A47J37/00Baking; Roasting; Grilling; Frying

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

【課題】被調理物の乾燥を抑制しながら、全方向から良好に加熱可能とする製パン機を提供する。
【解決手段】内部に加熱室5が設けられた本体2と、前記加熱室5内に収納される加熱容器8と、この加熱容器8内に配置される羽根部12と、この羽根部12を回転駆動する駆動部としてのモータ7と、前記加熱容器8を加熱する加熱部としてのヒータ9と、前記加熱室5内の温度を検知する温度検知部10とを有する製パン機1において、前記加熱容器8の開口部を塞ぐ容器蓋18を設けたことにより、前記加熱容器8内の被調理物を、速やかに全方向から良好に加熱することができる。また、前記加熱容器8に収容された被調理物から水分が蒸発するのを抑制し、製造途中の被調理物が乾燥するのを抑えることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、多機能の製パン機に関するものである。
従来、この種の製パン機としては、材料を撹拌・混練する練り羽根(本発明の羽根に相当)を有する着脱自在なパン容器(本発明の加熱容器に相当)とヒータ(本発明の加熱部に相当)と温度検知部とを具備した焼成室(本発明の加熱室に相当)と、練り羽根を回転させるモータ(本発明の駆動部に相当)と、ヒータやモータ等の通電を制御する制御装置(本発明の制御部に相当)とを備えた製パン機がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−116527号公報
前述した製パン機では、被調理物は、前記ヒータによって加熱される前記パン容器と接する或いは面する側部と下部に比べ、前記パン容器の開口部分に面する上部の加熱が不十分となる虞があるという問題点があった。これは、被調理物の前記パン容器と接する部分或いはパン容器に面する部分が、前記ヒータからの輻射熱によって強く加熱された比較的熱容量の大きな前記パン容器によって良好に加熱されるのに対し、前記パン容器と接しない部分が、主として前記ヒータによって加熱された比較的熱容量の小さい空気によって加熱されることで、良好に加熱されないためである。また、最近の製パン機は、多くのメニューを備えている。そして、メニューによっては、被調理物が加熱によって乾燥してしまい、上手く調理できないという問題もあった。
本発明は以上の問題点を解決し、材料を全方向から良好に加熱可能とすると共に、被調理物を調理中に乾燥させないようにすることができる製パン機を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の製パン機は、内部に加熱室が設けられた本体と、前記加熱室内に収納される加熱容器と、前記加熱容器内に配置される羽根部と、前記羽根部を回転駆動する駆動部と、前記加熱容器を加熱する加熱部と、前記加熱室内の温度を検知する温度検知部とを有する製パン機において、前記加熱容器の開口部を塞ぐ容器蓋を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の製パン機は、請求項1において、前記容器蓋に通気孔を設けたことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の製パン機は、請求項1又は2において、前記容器蓋が、上方向に突出した摘み部と、下方向に突出した爪部を有することを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の製パン機は、以上のように構成することにより、前記加熱容器と接する部分或いは加熱容器に面する部分が、前記ヒータからの輻射熱によって加熱された前記加熱容器によって良好に加熱されると共に、前記容器蓋に面する部分が、前記加熱容器から伝導した熱で高温になった前記容器蓋によって良好に加熱されるので、前記加熱容器内の被調理物を全方向から良好に加熱することができる。また、前記加熱容器内に収容された被調理物から蒸発した水分が、前記加熱容器外に流出するのを防ぐことで、被調理物の乾燥を抑えることができる。
なお、前記容器蓋に通気孔を設けたことで、前記加熱容器内の余剰な水蒸気を前記加熱容器外へ放出して、この加熱容器内の水分量を適切にすることが可能となる。
また、前記容器蓋に、上方向に突出した摘み部と、下方向に突出した爪部を設けることで、前記摘み部を掴んで前記容器蓋の操作を可能すると共に、前記爪部を前記加熱容器に係止させて、前記容器蓋を前記加熱容器に位置決め可能とすることができる。
本発明の一実施例の製パン機の外観を示す斜視図である。 同、製パンメニュー時の製パン機の断面図である。 同、加熱容器に内蓋を載せた状態の製パン機の断面図である。 同、加熱容器内部を示す斜視図である。 同、加熱容器に蓋をした状態を示す斜視図である。 同、製パン機の電気的な構造を示すブロック図である。 同、焼き芋メニューのチャート図である。 同、スープメニューのチャート図である。 同、スコーンメニューのチャート図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、本発明の一実施例について、図1乃至図9に基づいて説明する。1は本発明の製パン機である。この製パン機1は、本体2と、蓋体3とを有して構成される。そして、前記本体2と蓋体3は、それぞれの後部に設けられたヒンジ機構4によって接続される。
前記本体2は、加熱室5と、この加熱室5の下部に備えた加熱容器取付台6と、モータ7と、このモータ7の回転を減速して伝達する伝達機構7Aを備える。
前記加熱室5の内部には、調理材料が収容される加熱容器8と、ヒータ9と、前記加熱室5内部の温度を検知する温度検知部10を備える。
前記加熱容器8は、前記加熱容器取付台6上に着脱可能に取り付けられ、アルミやステンレス等の金属製の有底筒状に形成されると共に、少なくとも内側面の表面にフッ素樹脂加工が施される。
11は、前記加熱容器8の底部に設けられ、前記モータ7及び伝達機構7Aによって回転される軸である。この軸11には、前記調理材料の撹拌・混練を行う羽根部12が着脱可能に取り付けられる。
前記羽根部12は、前記軸11に嵌合可能な穴を設けたボス部13と、このボス部13と一体に形成された平板状の羽根本体14とを備える。
前記本体2は、その前上部に、パンの焼上げメニューや生地メニュー等の基本の製パンメニュー以外に、焼き芋メニュー、スープメニュー、スコーンメニュー等の各種調理メニューのメニュー選択/メニュー解除や、調理スタート/ストップや、前記本体2の電源ON/OFF等の各種操作を行う操作スイッチ群からなる操作部15と、時計・タイマー時間・動作状態等の表示を行う液晶画面からなる表示部16を備える。
前記加熱容器8は、その開口部の周縁部分に取手17を揺動自在に備えると共に、前記加熱容器8の開口部を閉塞可能なアルミやステンレス等の耐熱性及び熱伝導性に優れた金属製の容器蓋18を着脱可能に備える。前記取手17は、把持部17Aと、この把持部17Aの両端に設けられた一対の腕部17B,17Bと、これらの腕部17B,17Bに設けられた一対の軸部17C,17Cとを有して構成される。そして、前記容器蓋18は、複数の通気孔19を備える。
前記容器蓋18の一側半分18Aの幅L1は、前記加熱容器8の周縁部分において前記取手17の軸部17C,17Cを揺動自在に軸支する一対の軸受部8A,8Aの間隔Mよりも大きく形成される(L1>M)。また、前記内蓋18の他側半分18Bの幅L2は、一対の前記軸受部8A,8Aの間隔Mよりも小さく形成される(L2<M)。なお、前記内蓋18の他側半分18Bの幅L2は、前記取手17の腕部17B,17Bの間隔よりも小さく形成される。
このように、前記容器蓋18の一側半分18Aの幅L1は、前記他側半分18Bの幅L2より大きく形成される(L1>L2)。そのため、前記一側半分18Aと他側半分18Bの境界部分である前記容器蓋18の中間部分の周縁部分には、一対の段差部18C,18Cが形成される。これにより、前記容器蓋18の他側半分18Bを前記取手17及び前記軸受部8A,8A間に挿入するようにして、前記容器蓋18を前記加熱容器8に装着することができる。また、前記段差部18C,18Cが前記取手17に当接することで、前記容器蓋18が前記取手17の内側を通り抜けることができないようにされる。なお、前記段差部18C,18Cは、前記容器蓋18を前記加熱容器8に装着した状態において、前記軸受部8A,8Aに当接しても当接しなくても良い。更に、前記容器蓋18は、前記加熱容器8に装着された状態において、前記容器蓋18の一側−他側方向と直交する方向、即ち前記軸受部8A,8A間に位置決めされる。
ここで、前記容器蓋18の他側半分18Bの幅L2が、一対の前記腕部17B,17Bの下端の間隔よりも小さく形成されるため、前記容器蓋18を前記加熱容器8に装着し、前記取手17を前記他側半分18B側へ回動して倒すと、前記取手17の腕部17B,17Bが前記容器蓋18の他側半分18Bの外側に位置する。従って、前記腕部17B,17Bの下端が前記容器蓋18と干渉しないようにすることができる。
前記容器蓋18の一側半分18Aの先端部分には、この一側半分18Aの先端部分に形成された舌片を上向きに折り曲げて形成された摘み部18Dと、この摘み部18Dの両側に形成された舌片を下向きに折り曲げて形成された位置決め用の一対の爪部18E,18Eとを備える。また、前記容器蓋18の他側半分18Bの先端部分にも、この他側半分18Bの先端部分に形成された舌片を下向きに折り曲げて形成された位置決め用の爪部18Fを備える。そして、前記摘み部18Dは、前記容器蓋18を前記加熱容器8に対し着脱する場合に、前記容器蓋18を把持する部分となる。一方、前記爪部18E,18E,18Fは、前記加熱容器8の周縁部分に当接することで、前記容器蓋18を前記加熱容器8に対し位置決めする部分となる。
また、前記加熱容器8は、その側面部内周面に、上下方向に延びた突条に形成された一対の混練・撹拌用凸部20を備える。
21は制御部である。この制御部21は、その入力側に、前記温度検知部10と前記操作部15とを備えると共に、その出力側に、前記モータ7と、前記ヒータ9と、前記表示部16と、ブザー等の報知部22とを備える。また、前記制御部21は、各種調理メニューの調理工程のプログラムが予め記憶された記憶手段23と、前記操作部15の操作に基づき前記調理メニューのプログラムを選択するメニュー選択手段24と、前記プログラムにおける各種計時を行うタイマー手段25とを備える。そして、前記制御部21は、前記操作部15によって選択された各種調理メニューのプログラムに従って、前記温度検知部10により検知された温度情報に基づき、前記モータ7やヒータ9の通電を制御し、各種調理メニューの調理工程を自動的に行うように構成される。
なお、前記蓋体3には、前記加熱室5の内部の様子を外部から視認可能な窓部26が設けられる。
以下に、上記構成の前記製パン機1の動作について説明する。なお、製パンメニューにおける前記製パン機1の動作についての説明は、よく知られたものであるので、ここでは省略する。
最初に、「焼き芋メニュー」における前記製パン機1の動作について説明する。「焼き芋メニュー」に入る準備段階において、使用者は、前記加熱容器8から前記羽根部12を取り外し、前記加熱容器8に被調理物であるサツマイモを入れる。ここで、このサツマイモが前記加熱容器8に対して長い場合は、サツマイモを半分に切り、断面が上を向くように立てて前記加熱容器8に入れる。また、前記加熱容器8にサツマイモを詰め込み過ぎると上手く焼けない虞があるため、サツマイモは前記加熱容器8内に余裕を持って入れることが好ましい。
次に、前記加熱容器8を前記本体2の加熱室5にセットする。そして、前記加熱容器8に前記容器蓋18を装着する。この場合、前述したように、前記容器蓋18の他側半分18Bを前記取手17及び前記軸受部8A,8A間に挿入するようにして、前記容器蓋18を前記加熱容器8に装着する。この際、前記段差部18C,18Cが前記取手17に当接することで、前記容器蓋18の一側半分18Aが前記取手17の内側を通り抜けることがない。また、前記容器蓋18の爪部18E,18E,18Fを前記加熱容器8の周縁部分に係止する。このように、前記容器蓋18は、前記加熱容器8に位置決めされて装着される。その後、前記蓋体3を閉める。
次に、前記操作部15を操作して、「焼き芋メニュー」を選択して、この「焼き芋メニュー」を開始させる。そして、図7に示すように、「焼き芋メニュー」が開始されると同時に、前記ヒータ9がONとなり、前記温度検知部10付近の温度が、約100℃以上、好ましくは約120℃前後を保つように、前記ヒータ9への通電と停止が繰り返される加熱工程が開始される。この加熱工程は、その初期段階において、約120℃に到達するまで、前記温度検知部10からの信号によって前記ヒータ9のON/OFFを繰り返すことで加熱された後、この温度を一定に保つために、リレー制御によって前記ヒータ9のON/OFFを繰り返す。このように、前記温度検知部10付近の温度が120℃前後となるように制御されると、結果として、前記加熱容器8内の温度が、焼き芋に適した温度となる。
「焼き芋メニュー」を開始してから前記加熱容器8内のサツマイモが加熱され焼き芋が出来上がるのに十分な時間(約2時間)が経過すると、前記ヒータ9をOFFにすると共に、前記報知部22からブザー音が発せられて、「焼き芋メニュー」が終了する。その後、前記蓋体3を開き、前記取手17を掴み、前記本体2の加熱室5から前記加熱容器8を取り出す。そして、前記摘み部18Dを掴み、前記加熱容器8から前記容器蓋18を取り外し、前記加熱容器8内の焼き芋を取り出す。なお、前記容器蓋18を前記加熱容器8から取り外す際、前記摘み部18Dを掴んで前記容器蓋18を持ち上げ、一側に移動させる。
なお、「焼き芋メニュー」では、前記ヒータ9の熱が前記加熱容器8から前記容器蓋18へ伝導することで、前記加熱容器8と共に前記容器蓋18が高温となる。そして、高温になった前記加熱容器8によって、前記加熱容器8内のサツマイモは、下方と側面から加熱されると共に、前記容器蓋18によって、上方から加熱される。このように、前記加熱容器8の開口部分を前記容器蓋18で覆うことで、被調理物であるサツマイモは、全方向から良好に加熱される。
また、「焼き芋メニュー」では、前記加熱容器8の開口部分を前記容器蓋18で覆うことで、前記加熱容器8内から熱が逃げるのを抑制することができる。このため、前記加熱容器8内、ひいては前記加熱容器8内に収容された被調理物であるサツマイモの温度上昇を速めることができる。
更に、「焼き芋メニュー」では、前記加熱容器8の開口部分を覆う前記容器蓋18は、前記通気孔19を備えているため、前記加熱容器8内で加熱されたサツマイモから発生する水蒸気の余剰分のみ前記通気孔19から前記加熱容器8外へ放出しつつ、前記加熱容器8内の湿度を高く保ち、サツマイモの乾燥を抑えることができる。
次に、「スープメニュー」における前記製パン機1の動作について説明する。「スープメニュー」に入る準備段階において、使用者は、予めスープの具材(例えば、玉ねぎ、人参、セロリ、ベーコン等)を所定の大きさや形状に切っておく。次に、前記加熱容器8の軸11に前記羽根部12を取り付け、前記具材、水、調味料等を投入する。そして、前記加熱容器8を前記本体2の加熱室5にセットし、前記容器蓋18を「焼き芋メニュー」の場合と同様にして、前記加熱容器8に載せた後、前記本体2の蓋体3を閉める。
次に、前記操作部15を操作して、「スープメニュー」を選択して、この「スープメニュー」を開始させる。そして、図8に示すように、前記「スープメニュー」が開始されると同時に、前記ヒータ9がONとなり、前記温度検知部10付近の温度が約120〜130℃に到達するまで前記ヒータ9の通電と停止が繰り返される第一の加熱工程が開始される。このように、前記温度検知部10付近の温度が約120〜130℃となるように制御されると、結果として、前記加熱容器8内の温度が、スープ調理に適した温度となる。
「スープメニュー」を開始して、所定時間(本実施例では、「スープメニュー」の開始から約1時間)が経過した後は、前記ヒータ9をOFFにして、次の第一の撹拌工程において前記羽根部12を間欠的に回転させて調理材料を撹拌する。具体的には、前記第一の撹拌工程は、前記羽根部12を、時間T1(T1=約0.02秒間)の回転と、時間T2(T2=約0.98秒間)の停止を所定時間T3(約1分間)繰り返させる間欠運転を行う。これにより、前記羽根部12は、回転と停止を繰り返す間欠運転が行われる。この第一の撹拌工程において、被調理物は、前記加熱容器8内で均一に撹拌される。
第一の撹拌工程が終了した後、前記羽根部12は所定時間停止する。そして「スープメニュー」では、第一の撹拌工程から第二の加熱工程へ移行する。第二の加熱工程では、第一の加熱工程と同様に、前記温度検知部10付近の温度が約120〜130℃に到達するまで前記ヒータ9の通電と停止が繰り返される。このように、前記温度検知部10付近の温度が約120〜130℃となるように制御されると、結果として、前記加熱容器8内の温度が、スープ調理に適した温度となる。
そして、第二の加熱工程から所定時間(本実施例では、第二の加熱工程から約40分)が経過した後は、前記ヒータ9をOFFにして、次の第二の撹拌工程において前記羽根部12を間欠的に回転させて前記調理材料を撹拌する。具体的には、第二の撹拌工程では、第一の撹拌工程と同様に、前記羽根部12を、時間T1(T1=約0.02秒間)の回転と、時間T2(T2=約0.98秒間)の停止を所定時間T3(約1分間)繰り返す間欠運転を行う。これにより、前記羽根部12は、回転と停止を繰り返す間欠運転が行われる。この第二の撹拌工程において、被調理物は、前記加熱容器8内で均一に撹拌される。
そして、第二の撹拌工程が終了すると、前記報知部22からブザー音が発せられて「スープメニュー」が終了する。その後、前記蓋体3を開き、前記取手17を掴み、前記本体2の加熱室5から前記加熱容器8を取り出す。そして、前記摘み部18Dを掴み、前記加熱容器8から前記容器蓋18を取り外す。なお、前記容器蓋18を前記加熱容器8から取り外す際、前記摘み部18Dを掴んで前記容器蓋18を持ち上げ、一側に移動させる。そして、前記加熱容器8内に生成されたスープを、前記加熱容器8の内表面のフッ素樹脂加工を傷付けないように、ゴム製のヘラ等で他の容器に移す。
なお、前記加熱容器8の開口部分を前記容器蓋18で覆うことで、水分の蒸発を防ぎ、製造途中のスープが煮詰まるのを防止することができる。また、前記加熱容器8の開口部分を前記容器蓋18で覆うことで、第一の撹拌工程及び第二の撹拌工程において、滴が飛散するのを防止することができる。更に、前記容器蓋18が前記通気孔19を備えているため、前記加熱容器8で加熱された製造途中のスープから発生する水蒸気の余剰分のみ前記通気孔19から前記加熱容器8の外部へ放出することができる。
また、「スープメニュー」では、前記加熱容器8の開口部分を前記容器蓋18で覆うことで、前記加熱容器8内から熱が逃げるのを抑制することができる。このため、前記加熱容器8内、ひいては前記加熱容器8内に収容された被調理物であるスープ材料の温度上昇を速めることができる。
続いて、「スコーンメニュー」における前記製パン機1の動作について説明する。「スコーンメニュー」に入る準備段階において、使用者は、前記加熱容器8の軸11に前記羽根部12を取り付けた後、前記加熱容器8内に、生クリーム、牛乳、砂糖、塩の順に投入する。その後、薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるいにかけて、前記加熱容器8内に投入する。更に、チョコチップ等の具を入れる場合は、この段階で前記加熱容器8内に投入する。なお、この順番で材料を前記加熱容器8内に投入しない場合、後述する混捏工程において、材料が混ざらずに残る虞がある。そして、前記加熱容器8を前記本体2の加熱室5にセットし、前記本体2の蓋体3を閉める。
次に、前記操作部15を操作して、「スコーンメニュー」を選択して、この「スコーンメニュー」を開始させる。そして、図9に示すように、「スコーンメニュー」が開始されると同時に、第一の混捏工程が開始される。この第一の混捏工程では、前記羽根部12を、時間T4(T4=約0.1秒間)の回転と、時間T5(T5=約0.9秒間)の停止を所定時間T6(約5分間)繰り返させる間欠運転を行う。なお、第一の混捏工程の期間中は、前記ヒータ9はOFFである。これにより、前記羽根部12は、回転と停止を繰り返す間欠運転が行われる。この第一の混捏工程によって、調理材料の粉飛びを抑えて、水分と粉をなじませる。
第一の混捏工程が終了すると、第二の混捏工程へ移行する。この第二の混捏工程では、前記羽根部12を、時間T7(T7=約0.2秒間)の回転と、時間T8(T8=約1.3秒間)の停止を所定時間T9(約10分間)繰り返させる間欠運転を行う。なお、第二の混捏工程の期間中は、前記ヒータ9は引き続きOFFのままである。これにより、前記羽根部12は、回転と停止を繰り返す間欠運転が行われる。この第二の混捏工程によって、調理材料の練りすぎを抑えつつ、全体をなじませる。
このとき、前記第一の混捏工程は、第二の混捏工程よりも、前記羽根部12が短時間の回転を繰り返す間欠運転が実行される。即ち、第一の混捏工程における前記羽根部12の回転時間T4は、第二の混捏工程の前記羽根部12の回転時間T7よりも短く設定される(T4<T7)。これは、第一の混捏工程の目的が、調理材料の粉飛びを抑えつつ、水分と粉をなじませることであるため、第二の混捏工程のようにT7の時間で前記羽根部12を回転させてしまうと、粉飛びが生じてしまうためである。従って、第一の混捏工程は、第二の混捏工程よりも短時間の回転を繰り返す間欠運転が実行されることで、調理材料の粉飛びを抑えて、水分と粉をなじませることができる。
また、第二の混捏工程は、第一の混捏工程よりも、前記羽根部12が長時間の回転を繰り返す間欠運転が実行される。これは、スコーンの場合、一般的な食パンコースのように、生地を連続運転によってしっかり混捏してしまうと、グルテンが過度に生成されることで、粘り気が強くなりすぎて、焼き上がりの食感が悪くなってしまうためである。一方、第一の混捏工程のような前記羽根部12の回転時間では、生地の材料を十分に混ぜることができない。このため、第二の混捏工程では、第一の混捏工程における前記羽根部12の回転時間よりも長時間の回転を繰り返す間欠運転を行うことが望ましい。従って、第二の混捏工程は、第一の混捏工程の前記羽根部12の回転時間T4よりも長時間の回転を繰り返す間欠運転にすることで、グルテンの生成を抑え、粘り気が少なく、焼き上がり時にサックリとした食感のスコーンとなる生地を生成することができる。
第二の混捏工程が終了すると、前記報知部22からブザー音が発せられて、粉落し及び寝かし工程へ移行する。この粉落し及び寝かし工程では、所定時間T10(T10=約5分間)ヒータ9を引き続きOFFのまま維持すると共に、前記羽根部12の運転を停止する。そして、粉落とし及び寝かし工程中に、前記蓋体3を開け、前記加熱容器8の内表面のフッ素樹脂加工を傷付けないように、ゴム製のヘラで前記加熱容器8の内表面に付着した被調理物としての調理材料の混合物、即ちスコーンの生地を落とし、天面を平らに整えるように成形する。そして、前記容器蓋18を「焼き芋メニュー」や「スープメニュー」と同様にして、前記加熱容器8に載せて、前記本体2の蓋体3を閉める。
粉落し及び寝かし工程が終了すると、自動的に次の加熱工程へ移行する。この加熱工程では、前記ヒータ9がONとなり、前記温度検知部10付近の温度が約115℃に到達するまで前記ヒータ9への通電と停止が繰り返される加熱工程が開始される。この加熱工程は、その初期段階において、約115℃に到達するまで、前記温度検知部10からの信号によって前記ヒータ9のON/OFFを繰り返すことで加熱された後、この温度を一定に保つために、リレー制御によって前記ヒータ9のON/OFFを繰り返す。このように、前記温度検知部10付近の温度が約115℃となるように制御されると、結果として、前記加熱容器8内の温度が、スコーンの焼成に適した温度となる。
加熱工程を開始してから所定時間(約65分間)が経過すると、前記ヒータ9をOFFにして、加熱工程が終了する。そして、加熱工程が終了すると、前記報知部22からブザー音が発せられて、「スコーンメニュー」が終了する。その後、前記蓋体3を開き、前記取手17を掴み、前記本体2の加熱室5から前記加熱容器8を取り出す。そして、前記摘み部18Dを掴み、前記加熱容器8から前記容器蓋18を取り外す。なお、前記容器蓋18を前記加熱容器8から取り外す際、前記摘み部18Dを掴んで前記容器蓋18を持ち上げ、一側に移動させる。そして、前記加熱容器8内に生成されたスコーンを他の容器に移して、粗熱を取る。
なお、「スコーンメニュー」の加熱工程において、前記加熱容器8に前記容器蓋18を載せたことで、前記ヒータ9の熱が前記加熱容器8から前記容器蓋18へ伝導することで、前記加熱容器8と共に前記容器蓋18が高温となる。そして、高温になった前記加熱容器8によって、前記加熱容器8内のスコーン生地は、下方と側面から加熱されると共に、前記容器蓋18によって、上方から加熱される。このように、前記加熱容器8の開口部分を前記容器蓋18で覆うことで、被調理物であるスコーン生地は、全方向から良好に加熱される。
また、前記加熱容器8の開口部分を前記容器蓋18で覆うことで、前記加熱容器8内から熱が逃げるのを抑制することができる。このため、前記加熱容器8内、ひいては前記加熱容器8内に収容された被調理物であるスコーン生地の温度上昇を速めることができる。
また、前記加熱容器8の開口部分を前記容器蓋18で覆うことで、水分の蒸発を防ぎ、被調理物である焼成中のスコーン生地が乾燥するのを抑えることができる。更に、前記容器蓋18が前記通気孔19を備えているため、被調理物である焼成中のスコーン生地から発生する水蒸気の余剰分のみ前記通気孔19から前記加熱容器8の外部へ放出することができる。
以上のように、本実施例の製パン機1は、内部に加熱室5が設けられた本体2と、前記加熱室5内に収納される加熱容器8と、前記加熱容器8内に配置される羽根部12と、前記羽根部12を回転駆動する駆動部としてのモータ7と、前記加熱容器8を加熱する加熱部としてのヒータ9と、前記加熱室5内の温度を検知する温度検知部10とを有する製パン機1において、前記加熱容器8の開口部を塞ぐ容器蓋18を設けたことにより、前記加熱容器8内の被調理物を全方向から良好に加熱することができる。また、前記加熱容器8内から熱が逃げるのを抑制することができるので、前記加熱容器8内、ひいては前記加熱容器8内に収容された被調理物の温度上昇を速めることができる。更に、前記加熱容器8内に収容された被調理物から水分が蒸発するのを抑制し、製造途中の被調理物が乾燥するのを抑えることができる。
また、前記容器蓋18には、通気孔19が設けられていることにより、前記加熱容器8内の余剰な水蒸気を外部へ放出することが可能となる。
更に、前記容器蓋18に、上方向に突出した摘み部18Dと、下方向に突出した爪部18E,18Fを設けたことにより、前記摘み部18Dを掴むことで前記容器蓋18の前記加熱容器8への着脱操作を可能すると共に、前記爪部18E,18Fを前記加熱容器8に係止して前記容器蓋18を前記加熱容器8に位置決め可能とする。また、前記摘み部18D、前記爪部18E,18Fは、前記容器蓋18の端部に形成された舌片を折り曲げて形成するため、部品の増加を抑制して容易に形成することが可能となる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施例では、前記摘み部及び爪部を、前記容器蓋の端部に形成された舌片を折り曲げることで形成したが、これに限られるものではなく、別構成の部品を容器蓋に取り付けたり、プレス等によって凹凸を設けることで構成したりしても良い。また、上記実施例では、摘み部と爪部を別構成としたが、例えば、爪部の先端を上方に折り曲げて摘み部を形成したり、逆に、摘み部の先端を下方に折り曲げて爪部を形成したりしても良い。更に、各工程におけるヒータやモータの各種制御パラメータについては、適宜変更可能である。
1 製パン機
2 本体
5 加熱室
7 モータ(駆動部)
8 加熱容器
9 ヒータ(加熱部)
10 温度検知部
12 羽根部
18 容器蓋
18D 摘み部
18E,18F 爪部
19 通気孔

Claims (3)

  1. 内部に加熱室が設けられた本体と、前記加熱室内に収納される加熱容器と、前記加熱容器内に配置される羽根部と、前記羽根部を回転駆動する駆動部と、前記加熱容器を加熱する加熱部と、前記加熱室内の温度を検知する温度検知部とを有する製パン機において、
    前記加熱容器の開口部を塞ぐ容器蓋を設けたことを特徴とする製パン機。
  2. 前記容器蓋に通気孔を設けたことを特徴とする請求項1記載の製パン機。
  3. 前記容器蓋が、上方向に突出した摘み部と、下方向に突出した爪部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の製パン機。
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