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JP2014170829A - 半導体装置およびその製造方法、並びに表示装置の製造方法および電子機器の製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法、並びに表示装置の製造方法および電子機器の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体膜への水分の浸入が抑えられ、かつ、より簡便な方法で製造された半導体装置およびその製造方法、並びに表示装置の製造方法および電子機器の製造方法を提供する。
【解決手段】ゲート電極および配線を形成し、前記ゲート電極および配線を第1絶縁膜で覆い、前記第1絶縁膜を間にして前記ゲート電極上に半導体膜を形成し、前記半導体膜および第1絶縁膜を第2絶縁膜で覆い、前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を一の工程によりパターニングして、前記配線に達する接続孔と前記半導体膜に隣接する位置の第1凹部とを形成し、前記接続孔から前記第1凹部にかけて第1導電膜を成膜して、前記第1導電膜を前記接続孔により前記配線に電気的に接続すると共に前記第1凹部に埋設する半導体装置の製造方法。
【選択図】図1

Description

本技術は、信号線等の配線に電気的に接続された半導体装置およびその製造方法、並びにこの半導体装置の製造方法を用いた表示装置の製造方法および電子機器の製造方法に関する。
近年はディスプレイの大型化・高精細化に伴い、駆動素子のTFT(Thin Film Transistor)にも高い移動度が求められており、亜鉛(Zn),インジウム(In),ガリウム(Ga),スズ(Sn),アルミニウム(Al)またはチタン(Ti)の酸化物あるいはこれらの混合物の酸化物等の酸化物半導体を用いたTFTを有する半導体装置が積極的に開発されている(例えば、特許文献1〜3)。特に、Zn,In,Gaの複合酸化物を用いたTFTは、液晶ディスプレイなどに一般的に使用される非晶質シリコン(a−Si:H)を用いたTFTと比較してその電子移動度が大きく、優れた電気特性を示すことがわかっている。
また、一方では有機半導体材料を用いたTFTも注目されている。有機TFTは低コストで製造可能であり、また、高い可撓性を有している。
特開2010−182818号公報 特開2010−182819号公報 特開2012−160679号公報
しかしながら、上記酸化物半導体および有機半導体などは水分の影響を受けやすく、チャネル内に水分が浸入することによりTFT特性が変化してしまう。ポリシリコンおよびアモルファスシリコン等の半導体材料についても水分の浸入がTFT特性に影響する虞がある。この問題に対し、半導体膜の側面をソース・ドレイン電極で覆う方法、即ち金属膜により半導体膜への水分の浸入を防いで信頼性を高める方法が提案されている(例えば、特許文献1,2)。
このような高い信頼性のTFTは、より簡便な方法で製造することが望まれている。
本技術はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、半導体膜への水分の浸入が抑えられ、かつ、より簡便な方法で製造された半導体装置およびその製造方法、並びに表示装置の製造方法および電子機器の製造方法を提供することにある。
本技術による半導体装置の製造方法は、ゲート電極および配線を形成し、ゲート電極および配線を第1絶縁膜で覆い、第1絶縁膜を間にしてゲート電極上に半導体膜を形成し、半導体膜および第1絶縁膜を第2絶縁膜で覆い、第2絶縁膜および第1絶縁膜を一の工程によりパターニングして、配線に達する接続孔と半導体膜に隣接する位置の第1凹部とを形成し、接続孔から第1凹部にかけて第1導電膜を成膜して、第1導電膜を接続孔により配線に電気的に接続すると共に第1凹部に埋設するものである。
本技術の表示装置の製造方法は上記半導体装置の製造方法を用いたものである。
本技術の電子機器の製造方法は上記表示装置の製造方法を用いたものである。
本技術の半導体装置は、上記本技術の半導体装置の製造方法により形成されたものであり、ゲート電極および配線と、ゲート電極および配線を覆う第1絶縁膜と、第1絶縁膜を間にしてゲート電極に対向する半導体膜と、半導体膜に隣接する位置の第1凹部と、第1絶縁膜に設けられ、配線に達する接続孔と、接続孔を介して配線に電気的に接続されると共に、凹部に埋設された第1導電膜とを備えたものである。
本技術の半導体装置では、半導体膜に隣接する位置の第1凹部に第1導電膜が埋設され、半導体膜の端部が第1導電膜で覆われる。これにより、半導体膜への水分の浸入が抑えられる。この第1凹部は、例えば多階調マスクを用いることにより、接続孔と共に一の露光工程でパターニングされる。
本技術の半導体装置およびその製造方法、並びに表示装置の製造方法および電子機器の製造方法によれば、一の工程により第1凹部と接続孔とをパターニングするようにしたので、高い信頼性の薄膜トランジスタを、より簡便な方法で得ることができる。
本技術の第1の実施の形態に係る表示装置の要部の構成を表す図である。 図1に示した表示装置の全体構成を表す図である。 図2に示した画素駆動回路の一例を表す図である。 図1に示した凹部の構成を表す平面図である。 図1に示した凹部と接続孔との配置の他の例を表す断面図である。 図1に示した表示装置の製造工程を表す断面図である。 図6Aに続く工程を表す断面図である。 図6Bに続く工程を表す断面図である。 図6Cに続く工程を表す断面図である。 図7Aに続く工程を表す断面図である。 図7Bに続く工程を表す断面図である。 図8Aに続く工程を表す断面図である。 比較例1に係る表示装置の要部の構成を表す図である。 図9に示した表示装置の製造工程を表す断面図である。 図10Aに続く工程を表す断面図である。 比較例2に係る表示装置の要部の構成を表す図である。 図11に示した表示装置の製造工程を表す断面図である。 図12Aに続く工程を表す断面図である。 図12Bに続く工程を表す断面図である。 図12Cに続く工程を表す断面図である。 本技術の第2の実施の形態に係る表示装置の要部の構成を表す断面図である。 図13に示した表示装置の製造工程を表す断面図である。 図14Aに続く工程を表す断面図である。 図14Bに続く工程を表す断面図である。 図14Cに続く工程を表す断面図である。 図15Aに続く工程を表す断面図である。 図15Bに続く工程を表す断面図である。 本技術の第3の実施の形態に係る表示装置の要部の構成を表す断面図である。 図16に示した表示装置の製造工程を表す断面図である。 図17Aに続く工程を表す断面図である。 図17Bに続く工程を表す断面図である。 図17Cに続く工程を表す断面図である。 図18Aに続く工程を表す断面図である。 図18Bに続く工程を表す断面図である。 図18Cに続く工程を表す断面図である。 図19Aに続く工程を表す断面図である。 上記実施の形態等の表示装置の適用例1の外観を表す斜視図である。 図20Aに示した適用例1の外観の他の例を表す斜視図である。 適用例2の外観を表す斜視図である。 適用例3の外観を表す斜視図である。 適用例4の表側から見た外観を表す斜視図である 適用例4の裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例5の外観を表す斜視図である。 適用例6の外観を表す斜視図である。 適用例7の閉じた状態を表す図である。 適用例7の開いた状態を表す図である。
以下、本技術の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(表示装置:ハーフトーンマスクを用いて製造する例)
2.第2の実施の形態(表示装置:複数の半透過領域を有する多階調マスクを用いて製造する例)
3.第3の実施の形態(表示装置:ハードマスクを用いて製造する例)
4.適用例
<第1の実施の形態>
図1は本技術の第1の実施の形態に係る表示装置1の要部の構成を表したものである。図1Aは断面構成、図1Bは平面構成をそれぞれ表している。表示装置1は、基板11上に複数の画素(後述の図2 画素100R,100G,100B)を駆動するためのトランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cを有するものである。
トランジスタ10Tは、基板11側から、ゲート電極12T、第1絶縁膜13および半導体膜14をこの順に有するボトムゲート型のTFTであり、半導体膜14上の中央部にはチャネル保護膜として第2絶縁膜15が設けられている。半導体膜14には導電膜16A,16Bも接しており、導電膜16A,16Bは半導体膜14に電気的に接続されている。トランジスタ10Tは、導電膜16B(第1導電膜)を介して配線12Wに電気的に接続されている。保持容量素子10Cは、基板11側から下部電極12C(電極)、第1絶縁膜13および上部電極としての導電膜16Aを有するものであり、第1絶縁膜13および導電膜16A(第2導電膜)はトランジスタ10Tと共有されている。
図2に示したように、表示装置1では基板11上の表示領域110に、複数の画素100R,100G,100Bがマトリクス状に配置されている。画素100R,100G,100Bは、それぞれ、赤色,緑色および青色の光を発光するものである。これらの画素100R,100G,100Bを駆動するため、表示領域110の周辺には映像表示用の信号線駆動回路120および走査線駆動回路130が、表示領域110内には画素駆動回路140がそれぞれ設けられている。
図3は、画素駆動回路140の一例を表したものである。画素駆動回路140はアクティブ型の駆動回路であり、駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2と、これらトランジスタTr1,Tr2の間の保持容量素子10Cとを有している。上記トランジスタ10Tは、例えばこの書き込みトランジスタTr2として機能する。例えば有機EL(Electroluminescence)素子などの表示素子DEは、第1の電源ライン(Vcc)と第2の電源ライン(GND)との間で駆動トランジスタTr1に直列に接続されている。
画素駆動回路140において、列方向には信号線120Aが複数配置され、行方向には走査線130Aが複数配置されている。各信号線120Aと各走査線130Aとの交差点が、画素100R,100G,100Bのいずれか一つに対応している。各信号線120Aは、信号線駆動回路120に接続され、この信号線駆動回路120から信号線120Aを介して書き込みトランジスタTr2のソース電極に画像信号が供給されるようになっている。上記配線12Wは、例えばこの信号線120Aとして機能する。各走査線130Aは走査線駆動回路130に接続され、この走査線駆動回路130から走査線130Aを介して書き込みトランジスタTr2のゲート電極に走査信号が順次供給されるようになっている。
基板11は、ガラス基板やプラスチックフィルムなどにより構成されている。プラスチック材料としては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)などが挙げられる。スパッタリング法等により、基板11を加熱することなく半導体膜14を成膜することが可能であれば、基板11に安価なプラスチックフィルムを用いることも可能である。
ゲート電極12T(図1A,図1B)は、トランジスタ10Tにゲート電圧を印加し、このゲート電圧により半導体膜14中の電子密度を制御する役割を有するものである。ゲート電極12Tは基板11上の選択的な領域に設けられ、例えば白金(Pt),チタン(Ti),ルテニウム(Ru),モリブデン(Mo),銅(Cu),タングステン(W),ニッケル(Ni),アルミニウム(Al)およびタンタル(Ta)等の金属単体または合金により構成されている。ゲート電極12Tは例えばインジウム(In)または亜鉛(Zn)を主成分とした光透過性の酸化物であってもよく、具体的には、インジウム錫酸化物(ITO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、酸化亜鉛(ZnO)等の透明導電性薄膜であってもよい。ゲート電極12Tには、これらのうちの2種以上を積層させて用いるようにしてもよく、例えば基板11側から厚み(積層方向(Z方向)の厚み、以下単に厚みという)400nmのアルミニウム層またはアルミニウム合金層と厚み50nmのモリブデン層とが積層されている。アルミニウム合金層としては、例えばアルミニウム−ネオジム合金層が挙げられる。このようなゲート電極12Tと同層に例えば、配線12Wおよび保持容量素子10Cの下部電極12Cが設けられている。配線12Wおよび下部電極12Cには、上記ゲート電極12Tと同様の材料を用いることが可能である。配線12Wおよび下部電極12Cの構成材料および厚みはゲート電極12Tと同じであってもよく、異なっていてもよい。
第1絶縁膜13は基板11の全面に設けられており、トランジスタ10Tではゲート電極12Tと半導体膜14との間、保持容量素子10Cでは下部電極12Cと導電膜16Aとの間にそれぞれ介在している。この第1絶縁膜13は、配線12Wに対向する部分に接続孔Hを有しており、この接続孔Hを介して配線12Wと導電膜16B(トランジスタ10T)とが電気的に接続されている。本実施の形態では、更に、この第1絶縁膜13が半導体膜14に隣接する位置に接続孔Hよりも浅い凹部13CA,13CBを有している。これにより、この凹部13CA,13CBに導電膜16A,16Bを埋め込み、半導体膜14の端部を導電膜16A,16Bで覆うことが可能となる。即ち、半導体膜14への水分の浸入を防いでトランジスタ10Tの信頼性を向上させることができる。凹部13CA(第2凹部)には導電膜16Aが、凹部13CB(第1凹部)には導電膜16Bがそれぞれ埋設されている。
凹部13CAと凹部13CBとは、図4に示したように、トランジスタ10Tのチャネル長方向(図4 Y方向)にゲート電極12Tを間にして対向しており、半導体膜14を囲むように凹部13CA,13CBが設けられている。詳細には、凹部13CA,13CBは半導体膜14のうちゲート電極12Tとの非対向領域14Aの周囲に設けられている。導電膜16Aが埋設された凹部13CAは、保持容量素子10Cに向かって延び、凹部13CAには例えば保持容量素子10Cの下部電極12Cが対向している。即ち、下部電極12Cと導電膜16Aとの間の第1絶縁膜13の厚みはゲート電極12Tと半導体膜14との間の第1絶縁膜13の厚みよりも薄くなっている。これにより、一定の厚みで第1絶縁膜を設けた場合と比較して、保持容量素子10Cの単位面積あたりの保持容量が向上する。従って、保持容量素子10Cの形成面積を小さくすることが可能となる。下部電極12Cと導電膜16Aとの間の第1絶縁膜13はゲート電極12Tと半導体膜14との間の第1絶縁膜13よりも、例えば50nm〜200nm程度薄くなっている。
後述するように、接続孔Hと凹部13CA,13CBとは一のフォトリソグラフィ工程で形成されるので、接続孔Hの側壁は第1絶縁膜13から第2絶縁膜15にかけて同一平面を構成する(図1A)。凹部13CBは、例えば、図5に示したように接続孔Hに隣接していてもよく、このとき、接続孔Hの側壁はその一部(凹部13CBと反対側の側壁)が第1絶縁膜13から第2絶縁膜15にかけて同一平面となる。
第1絶縁膜13は、例えばシリコン酸化膜(SiO),シリコン窒化膜(SiN),シリコン酸窒化膜(SiON),ハフニウム酸化膜(HfO),アルミニウム酸化膜(AlO),窒化アルミニウム膜(AlN),タンタル酸化膜(TaO),ジルコニウム酸化膜(ZrO),ハフニウム酸窒化膜,ハフニウムシリコン酸窒化膜,アルミニウム酸窒化膜,タンタル酸窒化膜およびジルコニウム酸窒化膜のうちの少なくとも1つを含む絶縁膜により形成される。この第1絶縁膜13は単層構造としてもよく、または例えばSiNとSiOなど2種類以上の積層構造としてしてもよい。第1絶縁膜13を2種類以上の積層構造とした場合、半導体膜14との界面特性を改善する、あるいは外気から半導体膜14への不純物の混入を効果的に抑制することなどが可能となる。第1絶縁膜13の厚みは、例えば、厚み200nm〜500nmである。
半導体膜14は第1絶縁膜13上に島状に設けられ、一対の導電膜16A,16Bの間のゲート電極12Tに対向する位置にチャネル領域を有している。半導体膜14は、例えばインジウム(In),ガリウム(Ga),亜鉛(Zn),シリコン(Si),スズ(Sn),アルミニウム(Al)およびチタン(Ti)のうちの少なくとも1種の元素の酸化物を主成分として含む酸化物半導体により構成されている。これらの元素の混合物の酸化物により半導体膜14が構成されていてもよい。このような酸化物半導体としては、例えば非晶質のものとして酸化インジウムスズ亜鉛(ITZO),酸化インジウムガリウム亜鉛(IGZO,InGaZnO)が挙げられる。半導体膜14の一部がこのような非晶質の酸化物半導体により構成されていてもよい。結晶質の酸化物半導体、例えば、酸化亜鉛(ZnO),酸化インジウム亜鉛(IZO),酸化インジウムガリウム(IGO),ITOおよび酸化インジウム(InO)等を半導体膜14に用いるようにしてもよい。酸化亜鉛を主成分とする透明な酸化物半導体として、半導体膜14に例えば、酸化インジウムガリウム亜鉛(IGZO),酸化亜鉛,アルミニウムドープ酸化亜鉛(AZO)またはガリウムドープ酸化亜鉛等を適用するようにしてもよい。半導体膜14は非晶質状態であっても、結晶状態であってもよいが、結晶状態であればエッチング溶液に対する耐性が高くなり、デバイス構造形成への応用が容易となる。半導体膜14は、有機半導体材料により構成されていてもよく、例えばこの有機半導体材料は有機導電材料とドーピング材料とを含んでいる。有機導電材料には、例えばポリチオフェン、ポリピロール、ポリアニリン、ポリアセチレン、ポリフェニレン、ポリフラン、ポリセレノフェン、ポリイソチアナフテン、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンビニレン、ポリチエニレンビニレン、ポリナフタレン、ポリアントラセン、ポリピレン、ポリアズレン、フタロシアニン、ペンタセン、メロシアニンおよびポリエチレンジオキシチオフェンのうちの少なくとも一つを用いることができる。ドーピング材料には、例えばヨウ素、過塩素酸、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、4フッ化硼酸、5フッ化ヒ素、6フッ化リン酸、アルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸、ポリアクリル酸、ポリスチレンスルホン酸およびドデシルベンゼンスルホン酸のうちの少なくとも1種類を用いればよい。半導体膜14がポリシリコンまたはアモルファスシリコンにより構成されていてもよい。半導体膜14の厚みは例えば、製造工程でアニールによる酸素供給効率を考慮して5nm〜100nmとすることが好ましい。
半導体膜14のチャネル領域以外の表面(上面)から厚み方向の一部は、チャネル領域よりも低い電気抵抗率を有する低抵抗領域(図示せず)であってもよい。この低抵抗領域は、例えばアルミニウム等の金属を酸化物半導体中に拡散させることにより形成されている。トランジスタ10Tは、このような低抵抗領域を有するセルフアライン(自己整合)構造のトランジスタであってもよい。これにより、トランジスタ10Tの特性が安定化する。半導体膜14が保持容量素子10Cの領域まで延在し、半導体膜14をトランジスタ10Tと保持容量素子10Cとで共有するようにしてもよい(図示せず)。このとき、上記の低抵抗領域は、保持容量素子10Cの一方の電極となる領域を含む。
チャネル保護膜として、半導体膜14上の例えば中央部に第2絶縁膜15が設けられている。この第2絶縁膜15は、導電膜16A,16Bの形成時に半導体膜14(チャネル領域)の損傷を防止するものである。半導体膜14上以外の領域に第2絶縁膜15が設けられていてもよく、例えば、接続孔Hの周囲および凹部13CA,13CBの外周(半導体膜14と反対側)の第1絶縁膜13には第2絶縁膜15が積層されている。第2絶縁膜15は、例えばシリコン酸化膜,アルミニウム酸化膜またはシリコン窒化膜からなり、その厚みは例えば300nm程度である。
一対の導電膜16A,16Bは、半導体膜14のチャネル長方向に第2絶縁膜15を間にして対をなし、半導体膜14に接している。即ち、導電膜16A,16Bはトランジスタ10Tのソース・ドレイン電極である。この導電膜16A,16Bは半導体膜14の外側に延在しており、導電膜16Aは凹部13CA、導電膜16Bは凹部13CBで半導体膜14の端部に接してこれを覆っている。凹部13CAに埋設された導電膜16Aは第1絶縁膜13を間にして下部電極12Cに対向し、保持容量素子10Cを構成する。凹部13CBに埋設された導電膜16Bは接続孔Hを介して配線12Wに接している。導電膜16A,16Bには、ゲート電極12Tと同様の材料を用いることができ、例えば、半導体膜14の側から、厚み50nmのチタン層、厚み200nm〜1μmのアルミニウム層および厚み50nmのチタン層の積層膜により構成されている。導電膜16A,16Bの構成材料は、トランジスタ10Tの用途・応用によって適宜選択すればよく、例えば、モリブデン層、アルミニウム層およびモリブデン層の積層膜、またはモリブデン層、アルミニウム層およびチタン層の積層膜により構成することも可能である。
このような表示装置1は、例えば次のようにして製造することができる(図6A〜図8B)。
まず、基板11の全面に例えばスパッタリング法や真空蒸着法を用いて、金属膜を形成した後、この金属膜を例えばフォトリソグラフィおよびエッチングを用いてパターニングすることにより、ゲート電極12T、下部電極12Cおよび配線12Wを形成する。ゲート電極12T、下部電極12Cおよび配線12Wをそれぞれ別工程で形成することも可能である。
次に、ゲート電極12T、下部電極12Cおよび配線12Wを設けた基板11の全面に、例えばプラズマ化学気相成長(PECVD)法によりシリコン酸化膜を成膜して第1絶縁膜13を形成する。第1絶縁膜13の形成にはスパッタリング法を用いるようにしてもよい。
第1絶縁膜13を形成した後、この第1絶縁膜13上に例えば酸化物半導体からなる半導体膜14を形成する(図6A)。半導体膜14は第1絶縁膜13上に酸化物半導体材料を、例えばDC(Direct Current;直流)スパッタリング法により成膜した後、これをフォトリソグラフィおよびエッチングによりパターニングして形成する。酸化物半導体材料はRF(Radio Frequency;高周波)スパッタリング法等により成膜することも可能であるが、堆積速度の点からDCスパッタリング法を用いることが好ましい。
続いて、図6Bに示したように、半導体膜14を設けた基板11の全面に例えば厚み300nmのシリコン酸化膜を成膜して、第2絶縁膜15を形成する。次いで、多階調マスク、例えばハーフトーンマスク(ハーフトーンパターンを有する露光マスク)を用いてフォトリソグラフィを行い、接続孔Hおよび凹部13CA,13CBを形成する。通常のマスクでは、光透過率が0%(遮光部)および100%(開口部)の2つの領域により構成されるのに対し、ハーフトーンマスクにはこれらに加えて半透過領域(光透過率が例えば10〜70%)が設けられる。このようなハーフトーンマスクを用いた接続孔Hおよび凹部13CA,13CBの形成は、例えば以下のようにして行う。
まず、第2絶縁膜15上にレジスト17を設けた後、ハーフトーンマスクを用いて露光と現像とを行い、レジスト17のパターンを形成する(図6C)。配線12Wの直上(接続孔Hの形成予定領域)には、レジスト17がポジ型レジストのときハーフトーンマスクの開口部分が、一方、レジスト17がネガ型レジストのときハーフトーンマスクの遮光部分が配置される。このように露光量を制御することにより、第2絶縁膜15上にレジスト17が完全に除去された開口部17M、レジスト17の残存部17Aおよびレジスト17の薄膜部17Bを形成する。薄膜部17Bは、残存部17Aよりもレジスト17の厚みを薄くした部分、即ちハーフトーンマスクの半透過領域が配置された部分である。接続孔Hの形成予定領域には開口部17M、チャネル保護膜となる第2絶縁膜15の形成予定領域には残存部17A、半導体膜14の端部(非対向領域14Aの端部)を覆う領域には薄膜部17Bをそれぞれ形成する。半導体膜14の外側の、接続孔Hおよび凹部13CA,13CBの形成予定領域以外の部分(接続孔Hの周囲および凹部13CA,13CBの外周)には残存部17Aを形成しておく。
このような開口部17M、残存部17Aおよび薄膜部17Bを有するレジスト17のパターンを形成した後、このレジスト17のパターンをマスクにして第2絶縁膜15および第1絶縁膜13をエッチングする。具体的には、まず、図7Aに示したように、レジスト17の開口部に対向する部分の第2絶縁膜15および第1絶縁膜13をエッチングにより除去して接続孔Hを形成する。次いで、アッシングを行って、薄膜部17Bのレジスト17を除去した後(図7B)、エッチングを行って凹部13CA,13CBを形成する(図7A)。このとき、半導体膜14はエッチングしない条件を選択して、半導体膜14に隣接する位置に凹部13CA,13CBを形成する。残存部17Aが設けられた部分には、第1絶縁膜13および第2絶縁膜15がそのまま残る。このエッチングにより残存部17Aのレジスト17を除去することも可能であり、別にアッシングを行うようにしてもよい。
接続孔Hおよび凹部13CA,13CBを形成した後、図8Bに示したように、導電膜16A,16Bを形成する。導電膜16A,16Bは、例えばスパッタリング法により厚み50nmのモリブデン、厚み500nmのアルミニウムおよび厚み50nmのモリブデンをこの順に成膜した後、これをフォトリソグラフィおよびエッチングにより所望の形状にパターニングして形成する。このようにして薄膜トランジスタ10T、保持容量素子10Cおよび配線12W(画素駆動回路140)を形成した後、更に表示素子DEを形成することにより表示装置1が完成する。
本実施の形態の表示装置1では、上記のように多階調マスクであるハーフトーンマスクを用いて一の露光工程により接続孔Hおよび凹部13CA,13CBを形成するので、より簡便な方法で信頼性の高いトランジスタ10Tを製造することができる。以下、これについて説明する。
図9Aは比較例1に係る表示装置101の断面構成を表したものであり、図9Bはこの表示装置101の平面構成を表している。表示装置101では、図10A,図10Bに示したように、チャネル保護膜として機能する半導体膜14上の第2絶縁膜15と接続孔Hとを一のフォトリソグラフィ工程で形成することが可能である。具体的には、第2絶縁膜15を基板11上に成膜した後、第2絶縁膜15上にレジスト170を設けて露光と現像とを行い、レジスト170のパターンを形成する(図10A)。このとき使用するマスクは通常のマスク、即ち半透過領域の設けられていないマスクである。従って、レジスト170のパターンは残存部170Aおよび開口部170Mのみにより構成される。接続孔Hの形成予定領域、半導体膜14と導電膜16A,16Bとの接続予定領域および保持容量素子10Cの形成予定領域には開口部170M、チャネル保護膜となる第2絶縁膜15の形成領域および半導体膜14の端部を覆う領域には残存部170Aをそれぞれ形成する。このようなレジスト170のパターンを形成した後、エッチングを行って接続孔Hおよび半導体膜14上の第2絶縁膜15(チャネル保護膜)を形成する(図10B)。
このように表示装置101は容易に製造することができるが、半導体膜14への水分の浸入により信頼性が低下する虞がある。これは表示装置101では、半導体膜14に隣接する位置に接続孔Hよりも浅い凹部がなく、半導体膜14の端部には第2絶縁膜15が接しているためである。導電膜16A,16Bが高い密度で成膜されるのに対し、第2絶縁膜15の密度は低いため、第2絶縁膜15を通過して水分が半導体膜14に浸入する虞がある。また、例えば酸化物半導体材料または有機半導体材料からなる半導体膜14は熱により劣化し易いので、半導体膜14を設けた後の第2絶縁膜15成膜工程では、成膜温度を上げることができず、よりその密度が低下する。更に、第2絶縁膜15自体が水分を含み易い。水分が混入した半導体膜14では、例えば信頼性試験後のサブスレッショルド特性にハンプ特性が出現し易くなるなど、その信頼性が低下する。
なお、上述のような製造方法(図10A,図10B)では、半導体膜14の端部を導電膜16A,16Bで覆うような構造を形成することができない。半導体膜14の端部を導電膜16A,16Bで覆うようにするためには、半導体膜14の端部を覆う領域にレジスト170の開口部170Mを配置することになる。しかしながら、この開口部170Mをエッチングすると、第2絶縁膜15および第1絶縁膜13が全て除去されるので、半導体膜14に隣接する位置に基板11に達する貫通孔が形成される。導電膜16A,16Bとゲート電極12Tとは互いにその一部が重畳するように配置されるため、この貫通孔により導電膜16A,16Bとゲート電極12Tとの間でショート不良が生じてしまう。
また、表示装置101の半導体膜14に隣接する位置には凹部がないので、ゲート電極12Tと半導体膜14との間のゲート絶縁膜130の厚みと、下部電極12Cと半導体膜14との間のゲート絶縁膜130の厚みは同じである。このため、表示装置101では保持容量素子110Cの容量を高めることもできない。
更に、第1絶縁膜13および第2絶縁膜15のエッチング工程(図10B)では、半導体膜14と導電膜16A,16Bとの接触予定領域(半導体膜14上のレジスト170の開口部170M)および接続孔Hの形成予定領域(半導体膜14の外側のレジスト170の開口部170M)が同時にエッチングされる。従って、半導体膜14上の第2絶縁膜15のみをエッチングする領域(半導体膜14と導電膜16A,16Bとの接触予定領域)には、過剰の負荷がかかり半導体膜14が劣化する虞がある。
図11A,図11Bに示した比較例2に係る表示装置102は、半導体膜14に隣接する位置に凹部130CA,130CBを有しており、この凹部130CA,130CBに埋設された導電膜16A,16Bが半導体膜14の端部を覆っている。図11(A)は表示装置102の断面構成、図11Bは表示装置102の平面構成をそれぞれ表す。
しかしながら、この表示装置102を製造する際には、凹部130CA,130CBと接続孔Hとを別々のフォトリソグラフィ工程により形成しなければならず(図12A〜図12D)、工程数が増す。
具体的には、まず、基板11上に第2絶縁膜15を成膜した後、第2絶縁膜15上にレジスト271を設けて、露光と現像とを行い、レジスト271のパターンを形成する(図12A)。このとき使用するマスクは通常のマスク、即ち半透過領域の設けられていないマスクである。従って、レジスト271のパターンは残存部271Aおよび開口部271Mのみにより構成される。半導体膜14の端部を覆う領域には開口部271M、チャネル保護膜となる第2絶縁膜15の形成予定領域には残存部271Aをそれぞれ形成する。半導体膜14の外側の、凹部130CA,130CBの形成予定領域以外の部分(凹部130CA,130CBの外周)には残存部271Aを形成しておく。このようなレジスト271のパターンを形成した後、これをマスクにしてエッチングを行い、凹部130CA,130CBを形成する(図12B)。次いで、レジスト271をアッシングした後、基板11上に新たにレジスト272を設けて露光と現像とを行い、レジスト272のパターンを形成する(図12C)。このとき使用するマスクは通常のマスク、即ち半透過領域の設けられていないマスクである。従って、レジスト272のパターンは残存部272Aおよび開口部272Mのみにより構成される。接続孔Hの形成予定領域には開口部272M、それ以外の領域には残存部272Aを形成する。このようなレジスト272のパターンをマスクにしてエッチングを行い、接続孔Hを形成する(図12D)。
このように、レジスト271のパターンにより凹部130CA,130CB、レジスト272のパターンにより接続孔Hをそれぞれ形成するので、工程数が増し、また、位置ずれも生じやすくなる。例えば、凹部130CBと接続孔Hとを離間させて形成することは困難であり、凹部130CB内に接続孔Hが設けられる。このとき、マージンを考慮して凹部130CBの側壁の位置と接続孔Hの側壁の位置とをずらすので、接続孔Hの側壁には段差が形成される。また、凹部130CAにより保持容量素子120Cの単位面積あたりの容量は高まるが、この凹部130CAはマージンを考慮して形成されるので、その形成面積を小さくすることは困難である。
これに対し、本実施の形態の表示装置1では、凹部13CA,13CBと接続孔Hとを例えばハーフトーンマスクを用いることにより、一のフォトリソグラフィ工程(一つのマスク)で形成するので、半導体膜14への水分の浸入を防ぎ、かつ、より簡便な方法で製造することができる。また、凹部13CAが設けられているので、ゲート電極12Tと半導体膜14との間の第1絶縁膜13の厚みよりも下部電極12Cと導電膜16Aとの間の第1絶縁膜13の厚みが薄くなる。従って、保持容量素子10Cの単位面積あたりの容量が向上する。
また、一つのマスクにより凹部13CA,13CBと接続孔Hとを形成するので、合わせずれを考慮する必要がなく、保持容量素子10Cの形成面積を小さくすることが可能となる。凹部13CBと接続孔Hとを離間して設けることも可能であり、接続孔Hの側壁の少なくとも一部は第1絶縁膜13から第2絶縁膜15にかけて同一平面を構成する。
更に、接続孔H(図7A)と、凹部13CA,13CB(図8A)とを別々の工程でエッチングするので、それぞれのエッチング時間を個々に調整することが可能である。よって、第2絶縁膜15および第1絶縁膜13を貫通する接続孔Hを先に形成することで、過剰なエッチングによる半導体膜14の劣化を防ぐことができる。
この表示装置1では、各表示素子DEに対して走査線130AからトランジスタTr2のゲート電極を介して走査信号が供給されると共に、信号線120A(配線層12W)からの画像信号がトランジスタTr2のソース・ドレイン電極を介して保持容量素子10Cに保持される。すなわち、この保持容量10Cに保持された信号に応じてトランジスタTr2がオンオフ制御され、これにより、表示素子DEに駆動電流が注入される。トランジスタTr1,Tr2では、ゲート電極にしきい値電圧以上の電圧(ゲート電圧)が印加されると、ソース電極とドレイン電極との間の半導体層のチャネル領域中に電流(ドレイン電流)が生じ、上述のように駆動を行う。
ここでは、半導体膜14の端部に隣接する位置に凹部13CA,13CBが設けられ、この凹部13CA,13CBに導電膜16A,16Bが埋設されているので、半導体膜14への水分の浸入を抑え、例えばハンプ特性を向上させることができる。凹部13CA,13CBは配線12Wと導電膜16Bとをつなぐための接続孔Hと共に一のフォトリソグラフィ工程によって形成される。よって、より簡便な方法で高い信頼性を有するトランジスタ10Tを製造することができる。また、凹部13CAにより、下部電極12Cと導電膜16Aとの間の第1絶縁膜13の厚みを薄くして、保持容量素子10Cの容量を高めることができる。
このように本実施の形態の表示装置1では、一のフォトリソグラフィ工程で接続孔Hと凹部13CA,13CBとを設けるようにしたので、高い信頼性のトランジスタ10Tを、より簡便な方法で製造することができる。
以下、他の実施の形態について説明するが、以降の説明において上記実施の形態と同一構成部分については同一符号を付してその説明は適宜省略する。
<第2の実施の形態>
図13は、本技術の第2の実施の形態に係る表示装置2の要部の断面構成を表したものである。この表示装置2の一方の凹部(凹部23C)には互いに深さの異なる複数の領域(領域23C1,23C2)が設けられている。この点を除き、表示装置2は表示装置1と同様の構成を有し、その作用および効果も同様である。
凹部23Cは、例えば保持容量素子(保持容量素子20C)側の半導体膜14に隣接する位置に設けられ、半導体膜14側からより浅い領域23C1およびより深い領域23C2をこの順に有している。領域23C2が保持容量素子20Cの下部電極12Cに対向している。例えばより浅い領域23C1の深さは、凹部23Cと対をなす、凹部13CBの深さと同じであり、より深い領域23C2の深さは凹部13CBよりも例えば50nm〜200nm程度深くなっている。このように凹部23Cにより深い領域23C2を設けることにより、保持容量素子20Cの容量をより高めることが可能となる。
保持容量素子では、凹部をより深くするほど第1絶縁膜の厚みが薄くなり、単位面積あたりの容量を高めることができる。しかし、この場合に深さが一定の凹部では、半導体膜14に隣接する位置(半導体膜14の端部)で第1絶縁膜13の厚みが急に薄くなるため、半導体膜14端部のTDDB(Time Dependent Dielectric Breakdown)特性が低下する虞がある。また、ゲート電極12Tと導電膜16Aとの間の寄生容量も増大してしまう。
そこで、半導体膜14により近い位置に、より浅い領域23C1、下部電極12Cと対向する位置に、より深い領域23C2をそれぞれ設けることにより、TDDB特性の低下および寄生容量の増大を防ぎつつ、保持容量素子20Cの容量を高めることが可能となる。
この表示装置2は、例えば以下のように製造することができる。
まず、上記第1の実施の形態と同様にして第2絶縁膜15までを形成した後、第2絶縁膜15上にレジスト27を設けて、レジスト27のパターンを形成する(図14A)。レジスト27のパターンは多階調マスクを用いて露光と現像とを行うことにより形成する。この多階調マスクは、例えば光透過率が0%(遮光部)および100%(開口部)の2つの領域に加えて、更に互いに光透過率が異なる2種類の半透過領域(光透過率が例えば10〜70%)を有するものである。レジスト27がポジ型レジストのときには、多階調マスクの半透過領域のうち、より光透過率の高い方が下部電極12Cと対向する領域に、光透過率の低い方が半導体膜14に隣接する部分と対向する領域にそれぞれ配置される。一方、レジスト27がネガ型レジストのときには、多階調マスクの半透過領域のうち、より光透過率の低い方が下部電極12Cと対向する領域に、光透過率の高い方が半導体膜14に隣接する部分と対向する領域にそれぞれ配置される。
このように露光量を制御することにより、第2絶縁膜15上にレジスト27が完全に除去された開口部27M、レジスト27の残存部27Aおよびレジスト27の薄膜部27B,27Cを形成する。薄膜部27B,27Cは、残存部27Aよりもレジスト27の厚みを薄くした部分であり、また、薄膜部27Cでは薄膜部27Bよりもさらにレジスト27の厚みが薄くなっている。この薄膜部27B,27Cが多階調マスクの半透過領域により形成された部分である。接続孔Hの形成予定領域には開口部27M、チャネル保護膜となる第2絶縁膜15の形成予定領域には残存部27A、半導体膜14の端部(非対向領域14Aの端部)を覆う領域には薄膜部27B、下部電極12Cとの対向領域には薄膜部27Cをそれぞれ形成する。半導体膜14の外側の、接続孔Hおよび凹部13CA,13CBの形成予定領域以外の部分(接続孔Hの周囲および凹部23C,13CBの外周)には残存部27Aを形成しておく。
このような開口部27M、残存部27Aおよび薄膜部27B,27Cを有するレジスト27のパターンを形成した後、このレジスト27のパターンをマスクにして第2絶縁膜15および第1絶縁膜13をエッチングする。具体的には、まず、図14Bに示したように、レジスト27の開口部27Mに対向する部分の第2絶縁膜15および第1絶縁膜13をエッチングにより除去して接続孔Hを形成する。次いで、アッシングを行って、薄膜部27Cのレジスト27を除去した後(図14C)、エッチングを行って凹部23Cの領域23C2を形成する(図15A)。その後、薄膜部27Bのレジストをアッシングにより除去して(図15B)、エッチングを行う(図15C)。このとき、半導体膜14はエッチングしない条件を選択して、半導体膜14に隣接する位置に凹部13CBと凹部23Cの領域23C1を形成する。残存部27Aが設けられた部分では、第1絶縁膜13および第2絶縁膜15がそのまま残る。このエッチングにより残存部27Aのレジスト27を除去することも可能であり、別にアッシングを行って除去するようにしてもよい。
<第3の実施の形態>
図16は、本技術の第3の実施の形態に係る表示装置3の要部の断面構成を表したものである。この表示装置3は、ゲート電極12Tと半導体膜14との間にゲート絶縁膜13A,13Bと共に第3絶縁膜31を有するものである。この第3絶縁膜31は、ゲート絶縁膜13A,13Bとの間でエッチングレート選択比の高い材料により構成されており、後述するようにハードマスクとして機能するものである。この点を除き、表示装置3は表示装置1と同様の構成を有し、その作用および効果も同様である。
例えばゲート絶縁膜13A,13Bがシリコン酸化膜、第3絶縁膜31が窒化シリコン膜であり、ゲート電極12T側から、ゲート絶縁膜13A、第3絶縁膜31およびゲート絶縁膜13Bの順に設けられている。凹部13CA,13CBはゲート絶縁膜13Bを貫通して第3絶縁膜31に達している。即ち、凹部13CA,13CBの底面は第3絶縁膜31により構成されている。ゲート絶縁膜13Aおよびゲート絶縁膜13Bのいずれか一方のみを設けて、ゲート絶縁膜を単層にしてもよい。下部電極12Cと対向する位置に凹部13CAを設けなくてもよい(図16)。
このような表示装置3は例えば、以下のようにして製造することができる。まず、図17Aに示したように、基板11上にゲート電極12T、下部電極12Cおよび配線12Wを設けた後、基板11の全面にゲート絶縁膜13A、第3絶縁膜31およびゲート絶縁膜13Bをこの順に成膜する。ゲート絶縁膜13A,13Bおよび第3絶縁膜31の厚みは合わせて例えば200〜500nmとする。
次いで、ゲート絶縁膜13B上に酸化物半導体材料を成膜した後、レジスト37によりこれをパターニングして半導体膜14を形成する(図17B,図17C)。このとき、例えば半導体膜14と同じ平面形状となるよう、ゲート絶縁膜13Bおよび第3絶縁膜31もパターニングしておく。続いて、レジスト37をマスクとして用いることにより、半導体膜14の選択的なサイドエッチングを行う(図18A)。これにより、半導体膜14の端部が除去されて、ゲート絶縁膜13Bの一部が露出する。即ち、半導体膜14の端面から第3絶縁膜31が拡幅した領域(SE領域)が生じ、第3絶縁膜31を後の工程でハードマスクとして用いることができるようになる。この半導体膜14のサイドエッチングには、半導体膜14とゲート絶縁膜13A,13Bおよび第3絶縁膜31との間でエッチング選択性の異なる(具体的には、ゲート絶縁膜13A,13Bの方が半導体膜14よりもエッチング速度が遅くなるような)ウェットエッチャントを使用することができる。例えば、ウェットエッチャントには、シュウ酸などの酸性溶液を用いればよい。
半導体膜14のサイドエッチングを行った後、図18Bに示したように、例えば基板11の全面に第2絶縁膜15を成膜する。次いで、この第2絶縁膜15をフォトリソグラフィ工程によりパターニングする。具体的には、まず、図18Cに示したように、第2絶縁膜15上に、レジスト38を形成する。レジスト38には接続孔Hの形成予定領域に開口38Mを設けると共に、凹部13CA,13CBの形成予定領域および下部電極12Cとの対向領域を含む領域にも開口38Mを形成しておく。次いで、例えばドライエッチングを行うことにより、第2絶縁膜15およびゲート絶縁膜13A,13Bをパターニングして接続孔Hおよび凹部13CA,13CBを形成する(図19A)。このドライエッチングは、ゲート絶縁膜13A,13Bと第3絶縁膜31との間でエッチング選択性の異なる条件下(具体的には、第3絶縁膜31の方がゲート絶縁膜13A,13Bよりもエッチング速度が遅くなるような条件下)で行うため、第3絶縁膜31がハードマスクとして機能し、SE領域の一部に接続孔Hよりも浅い凹部13CA,13CBを形成することができる。例えば、ゲート絶縁膜13A,13Bがシリコン酸化膜、第3絶縁膜31が窒化シリコン膜であるとき、C48/COまたはC48/O2等の混合ガスによるドライエッチングを用いることが可能である。の第2絶縁膜15をパターニングした後、図19Bに示したように、導電膜16を成膜し、これをパターニングして導電膜16A,16Bを形成する。このように、多階調マスクに代えて第3絶縁膜31をハードマスクとして用い、このハードマスクを一の工程でパターニングすることにより、凹部13CA,13CBおよび接続孔Hを形成することもできる。
(適用例)
以下、上記のような表示装置(表示装置1,2)の電子機器への適用例について説明する。電子機器としては、例えばテレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラ等が挙げられる。言い換えると、上記表示装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(適用例1)
図20Aおよび図20Bはそれぞれ、上記実施の形態の表示装置が適用される電子ブックの外観を表したものである。この電子ブックは、例えば、表示部210および非表示部220を有しており、この表示部210が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例2)
図21は、上記実施の形態の表示装置が適用されるスマートフォンの外観を表したものである。このスマートフォンは、例えば、表示部230および非表示部240を有しており、この表示部230が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例3)
図22は、上記実施の形態の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、この映像表示画面部300は、上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例4)
図23A,図23Bは、上記実施の形態の表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、この表示部420が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例5)
図24は、上記実施の形態の表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、この表示部530が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例6)
図25は、上記実施の形態の表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640を有している。そして、この表示部640が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例7)
図26A,図26Bは、上記実施の形態の表示装置が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そして、これらのうちのディスプレイ740またはサブディスプレイ750が、上記実施の形態の表示装置により構成されている。
以上、実施の形態を挙げて本技術を説明したが、本技術は上記実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等では表示素子DEが有機EL表示素子である場合について説明したが、表示素子DEは液晶表示素子、電気泳動型の表示素子あるいは無機EL表示素子等であってもよい。
また、例えば、上記実施の形態等では、トランジスタ10Tの構成を具体的に説明したが、トランジスタ10Tは更に、他の層を備えていてもよい。半導体膜14はシリコンにより構成されていてもよい。更に、上記実施の形態では、トランジスタ10Tが書き込みトランジスタTr2である場合について説明したが、トランジスタ10Tは、例えば駆動トランジスタTr1であってもよい。
加えて、上記実施の形態において説明した各層の材料および厚み、または成膜方法および成膜条件などは限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の成膜方法および成膜条件としてもよい。
なお、本技術は以下のような構成をとることも可能である。
(1)ゲート電極および配線を形成し、前記ゲート電極および配線を第1絶縁膜で覆い、前記第1絶縁膜を間にして前記ゲート電極上に半導体膜を形成し、前記半導体膜および第1絶縁膜を第2絶縁膜で覆い、前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を一の工程によりパターニングして、前記配線に達する接続孔と前記半導体膜に隣接する位置の第1凹部とを形成し、前記接続孔から前記第1凹部にかけて第1導電膜を成膜して、前記第1導電膜を前記接続孔により前記配線に電気的に接続すると共に前記第1凹部に埋設する半導体装置の製造方法。
(2)前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を一のフォトリソグラフィ工程によりパターニングする前記(1)記載の半導体装置の製造方法。
(3)前記第1凹部と前記半導体膜のチャネル長方向に対をなす第2凹部を前記第1凹部と共に形成し、前記第2凹部に第2導電膜を埋設する前記(1)または(2)記載の半導体装置の製造方法。
(4)前記第1導電膜および第2導電膜を前記半導体膜に電気的に接続する前記(3)記載の半導体装置の製造方法。
(5)前記第1凹部を前記接続孔よりも浅く形成する前記(1)乃至(4)のうちいずれか1つ記載の半導体装置の製造方法。
(6)前記第2絶縁膜および第1絶縁膜のパターニングは多階調マスクを用いて行う前記(1乃至(5)のうちいずれか1つ記載の半導体装置の製造方法。
(7)前記多階調マスクとしてハーフトーンマスクを用いる前記(6)記載の半導体装置の製造方法。
(8)前記ゲート電極および配線と共に電極を設け、前記電極と前記第2凹部内の前記第2導電膜とを対向させて保持容量素子を形成する前記(3)記載の半導体装置の製造方法。
(9)前記第2凹部内に、前記半導体膜により近い第1領域および前記第1領域よりも深い第2領域を形成し、前記第2領域に前記保持容量素子を形成する前記(8)記載の半導体装置の製造方法。
(10)前記第1凹部を、前記半導体膜の前記ゲート電極との非対向領域の周囲に形成する前記(1)乃至(9)のうちいずれか1つ記載の半導体装置の製造方法。
(11)前記第1凹部より前記接続孔を先に形成する前記(1)乃至(10)のうちいずれか1つ記載の半導体装置の製造方法。
(12)表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を形成し、前記半導体装置は、ゲート電極および配線を形成し、前記ゲート電極および配線を第1絶縁膜で覆い、前記第1絶縁膜を間にして前記ゲート電極上に半導体膜を形成し、前記半導体膜および第1絶縁膜を第2絶縁膜で覆い、前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を一の工程によりパターニングして、前記配線に達する接続孔と前記半導体膜に隣接する位置の第1凹部とを形成し、前記接続孔から前記第1凹部にかけて第1導電膜を成膜して、前記第1導電膜を前記接続孔により前記配線に電気的に接続すると共に前記第1凹部に埋設する表示装置の製造方法。
(13)表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を有する表示装置を形成し、前記半導体装置は、ゲート電極および配線を形成し、前記ゲート電極および配線を第1絶縁膜で覆い、前記第1絶縁膜を間にして前記ゲート電極上に半導体膜を形成し、前記半導体膜および第1絶縁膜を第2絶縁膜で覆い、前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を一の工程によりパターニングして、前記配線に達する接続孔と前記半導体膜に隣接する位置の第1凹部とを形成し、前記接続孔から前記第1凹部にかけて第1導電膜を成膜して、前記導電膜を前記接続孔により前記配線に電気的に接続すると共に前記第1凹部に埋設する電子機器の製造方法。
(14)ゲート電極および配線と、前記ゲート電極および配線を覆う第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜を間にして前記ゲート電極に対向する半導体膜と、前記半導体膜に隣接する位置の第1凹部と、前記第1絶縁膜に設けられ、前記配線に達する接続孔と、前記接続孔を介して前記配線に電気的に接続されると共に、前記第1凹部に埋設された第1導電膜とを備えた半導体装置。
(15)前記半導体膜のチャネル領域を覆う第2絶縁膜を有する前記(14)記載の半導体装置。
(16)前記半導体膜の外側にも前記第2絶縁膜を有し、前記接続孔は前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を貫通している前記(15)記載の半導体装置。
(17)前記接続孔の側壁の少なくとも一部は、前記第1絶縁膜から第2絶縁膜にかけて同一平面を構成する前記(16)記載の半導体装置。
(18)前記接続孔と前記第1凹部とは離間している前記(14)乃至(17)のうちいずれか1つ記載の半導体装置。
1,2,3・・・表示装置、10T・・・トランジスタ、10C,20C・・・保持容量素子、11・・・基板、12T・・・ゲート電極、12C・・・下部電極、12W・・・配線、13・・・第1絶縁膜、13CA,13CB,23C・・・凹部、H・・・接続孔、14・・・半導体膜、15・・・第2絶縁膜、16A,16B・・・導電膜、23C1,23C2・・・領域、31・・・第3絶縁膜。

Claims (18)

  1. ゲート電極および配線を形成し、
    前記ゲート電極および配線を第1絶縁膜で覆い、
    前記第1絶縁膜を間にして前記ゲート電極上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜および第1絶縁膜を第2絶縁膜で覆い、
    前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を一の工程によりパターニングして、前記配線に達する接続孔と前記半導体膜に隣接する位置の第1凹部とを形成し、
    前記接続孔から前記第1凹部にかけて第1導電膜を成膜して、前記第1導電膜を前記接続孔により前記配線に電気的に接続すると共に前記第1凹部に埋設する
    半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を一のフォトリソグラフィ工程によりパターニングする
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1凹部と前記半導体膜のチャネル長方向に対をなす第2凹部を前記第1凹部と共に形成し、
    前記第2凹部に第2導電膜を埋設する
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1導電膜および第2導電膜を前記半導体膜に電気的に接続する
    請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1凹部を前記接続孔よりも浅く形成する
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2絶縁膜および第1絶縁膜のパターニングは多階調マスクを用いて行う
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記多階調マスクとしてハーフトーンマスクを用いる
    請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記ゲート電極および配線と共に電極を設け、
    前記電極と前記第2凹部内の前記第2導電膜とを対向させて保持容量素子を形成する
    請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第2凹部内に、前記半導体膜により近い第1領域および前記第1領域よりも深い第2領域を形成し、
    前記第2領域に前記保持容量素子を形成する
    請求項8記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1凹部を、前記半導体膜の前記ゲート電極との非対向領域の周囲に形成する
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1凹部より前記接続孔を先に形成する
    請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  12. 表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を形成し、
    前記半導体装置は、
    ゲート電極および配線を形成し、
    前記ゲート電極および配線を第1絶縁膜で覆い、
    前記第1絶縁膜を間にして前記ゲート電極上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜および第1絶縁膜を第2絶縁膜で覆い、
    前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を一の工程によりパターニングして、前記配線に達する接続孔と前記半導体膜に隣接する位置の第1凹部とを形成し、
    前記接続孔から前記第1凹部にかけて第1導電膜を成膜して、前記第1導電膜を前記接続孔により前記配線に電気的に接続すると共に前記第1凹部に埋設する
    表示装置の製造方法。
  13. 表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を有する表示装置を形成し、
    前記半導体装置は、
    ゲート電極および配線を形成し、
    前記ゲート電極および配線を第1絶縁膜で覆い、
    前記第1絶縁膜を間にして前記ゲート電極上に半導体膜を形成し、
    前記半導体膜および第1絶縁膜を第2絶縁膜で覆い、
    前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を一の工程によりパターニングして、前記配線に達する接続孔と前記半導体膜に隣接する位置の第1凹部とを形成し、
    前記接続孔から前記第1凹部にかけて第1導電膜を成膜して、前記導電膜を前記接続孔により前記配線に電気的に接続すると共に前記第1凹部に埋設する
    電子機器の製造方法。
  14. ゲート電極および配線と、
    前記ゲート電極および配線を覆う第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜を間にして前記ゲート電極に対向する半導体膜と、
    前記半導体膜に隣接する位置の第1凹部と、
    前記第1絶縁膜に設けられ、前記配線に達する接続孔と、
    前記接続孔を介して前記配線に電気的に接続されると共に、前記第1凹部に埋設された第1導電膜と
    を備えた半導体装置。
  15. 前記半導体膜のチャネル領域を覆う第2絶縁膜を有する
    請求項14記載の半導体装置。
  16. 前記半導体膜の外側にも前記第2絶縁膜を有し、
    前記接続孔は前記第2絶縁膜および第1絶縁膜を貫通している
    請求項15記載の半導体装置。
  17. 前記接続孔の側壁の少なくとも一部は、前記第1絶縁膜から第2絶縁膜にかけて同一平面を構成する
    請求項16記載の半導体装置。
  18. 前記接続孔と前記第1凹部とは離間している
    請求項14記載の半導体装置。
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