JP2014148660A - 固体洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記一般式(1)で表される化合物(A成分)を25〜90質量%含有し、炭素数3〜6の反応性不飽和基を有するカルボン酸又はその塩由来の構成単位を含む重合体(B成分)を3〜50質量%含有し、造粒物中のA成分及びB成分の合計含有量が28〜95質量%である、押出し造粒物。
(式中、Rは炭素数1〜12の炭化水素基を示し、M1、M2、M3は、それぞれ独立に水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアンモニウム、及びアルキルアンモニウムから選ばれる1種を示す。)
【選択図】なし
Description
また、特許文献2には、錠剤の溶解性と強度を改善することを課題として、i)高分子ポリカルボキシレート約0.1〜60質量%、ii)無機塩を含む無機担体約40〜99.9%、iii)キレート化剤、界面活性剤等の混合物から選択される有機助剤0〜50質量%を含む多相錠剤型洗剤が記載されている。
更に特許文献3には、凝固マトリックスの寸法安定性を改善することを課題として、(a)生分解性アミノカルボキシレート、(b)炭酸ナトリウム、及び(c)水を含む凝固マトリックスであって、(d)該凝固マトリックスが水和物の固体である凝固マトリックスが開示されている。
特許文献2、3については、GDA等の有機キレート剤を多量に配合するものではなく、多量に配合した際に生じる課題については記載がない。
本発明は、GDAの含有量が多い場合であっても、微粉率が低く、破壊荷重が低い、すなわち、べたつきが少なく、流動性に優れた押出し造粒物、及びその製造方法を提供する。
また、本発明は、該造粒物を含有する固体洗浄剤組成物であって、長期保存後においても変色が抑制され、保存安定性に優れる固体洗浄剤組成物、該固体洗浄剤組成物の使用及びこの固体洗浄剤組成物の着色抑制方法を提供する。
また、本発明者らはGDAの変色が酸素系漂白剤の存在により促進されていることを知見した。しかし、酸素系漂白剤は洗浄性能に優れた基剤であり、酸素系漂白剤を含有しない固体洗浄剤組成物は洗浄性能が大きく低下してしまう。
そこで、本発明者らは、酸素系漂白剤の存在下においてGDAの変色を抑制する技術について更に検討を重ねた結果、GDA及び前記特定の重合体を特定量配合した造粒物を固体洗浄剤組成物中に含有させることによってGDAの変色を抑制することが可能となり、固体洗浄剤組成物中にGDAを高濃度で配合することが可能であることを見出した。
[1]下記一般式(1)で表される化合物(GDA)(A成分)を25〜90質量%含有し、炭素数3〜6の反応性不飽和基を有するカルボン酸又はその塩由来の構成単位を含む重合体(B成分)を3〜50質量%含有し、造粒物中のA成分及びB成分の合計含有量が28〜95質量%である、押出し造粒物。
[2]前記押出し造粒物と酸素系漂白剤(D成分)とを含有する、固体洗浄剤組成物。
[3]前記固体洗浄剤組成物の自動食器洗浄機への使用。
[4]A成分とB成分とを含む混合物を押出し造粒する、前記押出し造粒物の製造方法。
[5]前記押出し造粒物と酸素系漂白剤(D成分)とを混合する、固体洗浄剤組成物の着色抑制方法。
また、本発明によれば、該造粒物を含有し、長期保存後においても変色が生じず保存安定性に優れる固体洗浄剤組成物、該固体洗浄剤組成物の使用及び該固体洗浄剤組成物の着色を抑制する着色抑制方法を提供することができる。
本発明の押出し造粒物は、下記一般式(1)で表される化合物(A成分)を25〜90質量%含有し、炭素数3〜6の反応性不飽和基を有するカルボン酸又はその塩由来の構成単位を含む重合体(B成分)を3〜50質量%含有し、造粒物中のA成分及びB成分の合計含有量が28〜95質量%の押出し造粒物である。
なお、本明細書において「造粒物」とは、微細な粒子を凝集させたもの、及び微細な粒子を造粒したものを指す。
前記A成分は、下記一般式(1)で表される化合物(以下、「GDA」ともいう)である。
好ましいアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、各種ブチル基、各種ペンチル基、各種ヘキシル基等を挙げることができ、これらの中では、A成分の生分解性と洗浄力を向上させる観点から、メチル基が好ましい。ここで「各種」とは、n−、tert−、iso−を含む各種異性体を意味する。
また、好ましいアルケニル基の具体例としては、ビニル基、アリル基、2−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基等が挙げられる。
本発明において用いるA成分は、液体、固体のいずれでもよいが、固体洗浄剤組成物の製造を効率的に行う観点、生分解性の観点、物性面(取り扱い性)の観点から固体であることが好ましい。
本発明においては、洗浄性能、流動性と微粉率が良好であり、更に破壊荷重が低い造粒物を得る観点及びGDAの着色を抑制する観点から、炭素数3〜6、好ましくは炭素数3〜5の反応性不飽和基を有するカルボン酸又はその塩由来の構成単位を含む重合体を使用する。なお、炭素数3〜6は、カルボン酸の全炭素数である。
GDAの着色は、GDAと共にB成分を造粒物内に含有させることにより、抑制することができる。
前記B成分は、炭素数3〜6、好ましくは炭素数3〜5の反応性不飽和基を有するカルボン酸又はその塩(B−1成分)由来の構成単位を含む重合体であるが、洗浄性能、微粉率が良好であり、破壊荷重が低い造粒物を得る観点から、前記B−1成分由来の構成単位と炭素数2〜12のオレフィン(B−2成分)に由来する構成単位とを含む共重合体がより好ましい。
B−1成分としては、マレイン酸、無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸及びシトラコン酸及びこれらの塩が挙げられ、酸無水物であってもよい。
B−1成分由来の構成単位は、洗浄性能と流動性と微粉率を向上させ、破壊荷重が低い造粒物を得る観点から、アクリル酸又はその塩、マレイン酸又はその塩、及び無水マレイン酸からなる群から選ばれる1種又は2種以上を含むモノマー由来の構成単位が好ましく、アクリル酸とマレイン酸又はその塩とを含むモノマー、あるいはアクリル酸と無水マレイン酸とを含むモノマー由来の構成単位が更に好ましい。
前記塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アルカノールアミン塩、及びアンモニウム塩が挙げられる。
なお、共重合体の塩は、モノマーとして塩型の化合物を用いて形成されたものでも、共重合後に中和することにより形成されたものでもよい。
前記B−1成分中におけるアクリル酸及びマレイン酸の合計の割合は、90〜100mol%が好ましく、95〜100mol%がより好ましく、98〜100mol%が更に好ましく、実質100mol%がより好ましい。
B−2成分としては、炭素数2〜12のオレフィン、アルキル基の炭素数が1〜12であるアルキル(メタ)アクリレート、及びスチレンが挙げられるが、洗浄性能、流動性及び微粉率が良好であり、破壊荷重が低い造粒物を得る観点から、炭素数2〜12のオレフィンが好ましい。
炭素数2〜12のオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、ジイソブチレン、ペンテン、及びヘキセンから選ばれる1種又は2種以上を用いることができ、ブチレン、イソブチレン、ジイソブチレン、ペンテン、及びヘキセンが好ましく、ジイソブチレンがより好ましい。オレフィンの炭素数は、洗浄性能が高く、流動性及び微粉率が良好であり、破壊荷重が低い造粒物を得る観点から、2〜12であり、4〜6が好ましい。
また、B成分中のB−1成分及びB−2成分の合計含有量は、洗浄性能が高く、流動性及び微粉率が良好であり、かつ破壊荷重が低い造粒物を得る観点から、90〜100mol%が好ましく、95〜100mol%がより好ましく、98〜100mol%が更に好ましく、実質的にB−1成分及びB−2成分のみからなる共重合体であることが好ましい。
なお、B成分は塩であってもよく、例えばナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
なお、B−1成分の重合体、例えば、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩の重量平均分子量は、アセトニトリルと水の混合溶媒(リン酸緩衝液)を展開溶媒とし、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリエチレングリコールを標準物質として求めた値である。
また、B−1成分とB−2成分との共重合体、例えば、ジイソブチレン−マレイン酸共重合体の重量平均分子量は、アセトニトリルと0.1M塩化ナトリウム水溶液との混合液(アセトニトリル:塩化ナトリウム水溶液(体積比)=30:70)を展開溶媒としてゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリエチレングリコールを標準物質として求めた値である。
B成分の平均粒径は、取り扱い性の観点から、0.1μm以上が好ましく、1μm以上がより好ましく、10μm以上がより好ましく、30μm以上が更に好ましく、50μm以上がより更に好ましく、造粒性の観点から、2,000μm以下が好ましく、1,000μm以下がより好ましく、600μm以下がより好ましく、500μm以下がより好ましく、400μm以下が更に好ましく、300μm以下がより更に好ましく、200μm以下がより更に好ましい。なお平均粒径は、実施例に記載の方法で測定する。
造粒物中の前記A成分の含有量は、洗浄性能を向上させる観点、及び固体洗浄剤組成物の処方の自由度を向上させる観点から25質量%以上であり、30質量%以上が好ましく、35質量%以上がより好ましく、40質量%以上が更に好ましく、造粒性がよく、流動性及び微粉率が良好であり、かつ破壊荷重が低い造粒物を得る観点、固体洗浄剤組成物に配合した際の着色を抑制する観点から、90質量%以下であり、85質量%以下が好ましく、80質量%以下がより好ましく、75質量%以下が更に好ましく、70質量%以下がより更に好ましく、65質量%以下がより更に好ましく、60質量%以下がより更に好ましく、55質量%以下がより更に好ましく、50質量%以下がより更に好ましい。造粒物中の前記A成分の含有量は30〜90質量%が好ましく、30〜85質量%がより好ましく、35〜80質量%がより好ましく、35〜75質量%が更に好ましく、40〜70質量%がより更に好ましく、40〜65質量%がより更に好ましく、40〜60質量%がより更に好ましく、40〜55質量%がより更に好ましく、40〜50質量%がより更に好ましい。
本発明の押出し造粒物は、炭素数4〜8の有機酸(C−1成分)、及びアルカリ金属珪酸塩(C−2成分)の少なくとも一方を含むC成分を含有することが好ましい。前記成分を含有することにより、嵩密度を低減して造粒物の溶解性を向上し、また、造粒物の流動性が向上し、更にA成分の着色を抑制することができる。
炭素数4〜8、好ましくは炭素数4〜6の有機酸から選ばれる1種以上が好ましく、グルコン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、マレイン酸、及びフマル酸から選ばれる1種以上がより好ましく、これらの中では、固体洗浄剤組成物とした際のA成分の着色を抑制する観点から、コハク酸、フマル酸、及びクエン酸から選ばれる1種以上がより更に好ましい。炭素数4〜8の有機酸は、粉末状のものが好ましく、カルボキシ基を有するものが好ましい。
炭素数4〜8の有機酸の平均粒径は、取り扱い性の観点から、10μm以上が好ましく、30μm以上がより好ましく、50μm以上が更に好ましく、造粒性の観点から、500μm以下が好ましく、250μm以下がより好ましく、150μm以下が更に好ましい。平均粒径測定は、実施例に記載の方法により測定することができる。
前記押出し造粒物中の炭素数4〜8の有機酸(C−1成分)の含有量は、嵩密度を低減し、流動性を向上させ、A成分の着色を抑制する観点から、0.1〜15質量%が好ましく、0.2〜10質量%がより好ましく、0.3〜5質量%が更に好ましい。
アルカリ金属珪酸塩としては、結晶性アルカリ金属珪酸塩が好ましく、保存時の水不溶分の形成抑制の観点から、特に前記洗浄剤としての添加剤として使用する上で、優れたアルカリ性を有することから、結晶性層状アルカリ金属珪酸塩が更に好ましく用いられる。このような結晶性層状珪酸塩としては、(株)トクヤマシルテックが市販している「プリフィード」が好ましい。塩としてはナトリウム塩、カリウム塩が好ましい。
前記押出し造粒物中のアルカリ金属珪酸塩の含有量は、嵩密度を低減し、流動性を向上させ、A成分の着色を抑制する観点から、0.1〜25質量%が好ましく、1〜20質量%がより好ましく、1〜15質量%が更に好ましく、3〜15質量%がより更に好ましい。
前記押出し造粒物には、造粒性を向上させることを目的として、バインダーを配合することが好ましい。バインダーとしては、非イオン界面活性剤及びノニオン性ポリマーの少なくとも1種を含有することが好ましく、洗浄性、及び嵩密度を低減する観点から、非イオン界面活性剤が好ましく、破壊荷重低減の観点から、ノニオン性ポリマーが好ましい。バインダーの融点は、造粒性の観点から、25℃以上が好ましく、40℃以上が更に好ましく、洗浄性の観点から、80℃以下が好ましく、70℃以下が更に好ましい。
非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油からなる群から選ばれる1種以上が好ましい。これらの中では、造粒物の溶解性を向上させる観点から、グリセリン脂肪酸エステルが好ましい。
非イオン界面活性剤は、造粒性の観点から、常温(25℃)で固体であることが好ましい。
ポリプロピレングリコールを用いる場合、その数平均分子量は600〜20,000が好ましく、2,000〜12,000がより好ましく、5,000〜12,000がより更に好ましく、8,000〜1,2000がより更に好ましい。ポリエチレングリコールを用いる場合、その数平均分子量は4,000〜20,000が好ましく、6,000〜13,000がより好ましく、7,000〜9,000が更に好ましい。ポリエチレングリコールは、取り扱い性が良好であり、造粒を行いやすい点で好ましい。なお、ポリプロピレングリコール及びポリエチレングリコールの数平均分子量は、水酸基価から求めることができる。バインダーとしては、前記化合物の1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。
なお、ポリプロピレングリコールは、造粒物を固体洗浄剤組成物として用いた場合の消泡性を向上させる観点から、消泡剤としても用いることができる。
押出し造粒物中にポリプロピレングリコールを含有させる場合、その含有量は1〜20質量%が好ましく、2〜15質量%がより好ましく、3〜12質量%が更に好ましく、6〜12質量%がより更に好ましい。
前記押出し造粒物の製造方法に制限はないが、前記A成分と前記B成分とを含む混合物を押出し造粒する、本発明の押出し造粒物の製造方法により製造することが好ましい。
本発明の製造方法であれば、B成分を用いることによってA成分の含有量が多くなった場合であっても効率的に押出し造粒をすることができる。
前記造粒物を製造する際の各成分の混合物を得る際の混合温度に制限はないが、A成分の変色抑制及び省エネルギーの観点から100℃以下が好ましく、95℃以下がより好ましく、90℃以下が更に好ましく、混合効率、バインダーを溶解する観点から10℃以上が好ましく、30℃以上がより好ましく、50℃以上がより好ましく、60℃以上がより更に好ましい。
また、エクストルードオーミックス(ホソカワミクロン(株)製)のような混練押出装置も使用することができる。押出スクリーン径は、好ましくは0.3〜12mm、より好ましくは0.3〜5mm、更に好ましくは0.3〜2.0mm、より好ましくは0.5〜2.0mm、更に好ましくは0.5〜1.0mmである。スクリーン径は、円の場合は直径を意味し、四角の場合は対角線の長さを意味する。孔の形状により、円柱状や角柱状の造粒物として押し出すことができる。
このような装置としては、例えば、ハイスピードミキサー(深江パウテック(株)製)、マルメライザー((株)ダルトン製)、スパイラーフロー(フロイント産業(株)製)、フィッツミル(フィッツパトリック社製)、パワーミル((株)ダルトン製)、コーミル(Quadro社製)等を挙げることができる。
本発明の押出し造粒物は、前述のとおり、球状、円柱状や角柱状のものであってもよい。押出し造粒物が球状である場合の平均粒径は、0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上がよりこのましく、また、12mm以下が好ましく、10mm以下がより好ましく、5mm以下が更に好ましく、2mm以下がより好ましい。また、0.2〜12mmが好ましく、0.3〜10mmがより好ましく、0.3〜5mmがより好ましく、0.3〜2mmがより更に好ましい。平均粒径は、粒子の最大直径を測定し、50個の数平均で求めることができる。
押出し造粒物が円柱状又は角柱状である場合、平均直径(円柱状)又は対角線(角柱状)の長さは、0.2mm以上が好ましく、0.3mm以上がより好ましく、0.5mm以上が更に好ましく、また、10mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましく、2mm以下が更に好ましく、1mm以下がより更に好ましく、また、0.2〜10mmが好ましく、0.3〜10mmがより好ましく、0.3〜5mmが更に好ましく、0.5〜2mmがより更に好ましく、0.5〜1mmがより更に好ましい。
柱の平均長さは、0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上がより好ましく、0.8mm以上が更に好ましく、また、10mm以下が好ましく、8mm以下がより好ましく、5mm以下が更に好ましく、3mm以下がより更に好ましく、1.5mm以下がより更に好ましい。また平均長さは0.3〜10mmが好ましく、0.5〜8mmがより好ましく、0.8〜5mmがより更に好ましく、0.8〜3mmがより更に好ましく、0.8〜1.5mmがより更に好ましい。平均直径は、長径と短径がある場合は長径を測定する。対角線の長さは、最大長を測定する。平均長さは、柱部分の最大の長さを測定する。これらは、それぞれ50個の数平均で求めることができる。
本発明の押出し造粒物の破壊荷重(gf)は、粒子のべたつきによる凝集を抑制する観点から、好ましくは150以下、より好ましくは100以下、更に好ましくは80以下、より更に好ましくは70以下であり、また、生産性の観点から、好ましくは5以上、より更に好ましくは10以上である。
微粉率、破壊荷重、嵩密度は、実施例記載の方法で求めることができる。
本発明の造粒物が、上記のような優れた物性を有するのは、前記混合物を、押出しスクリーンを通過して押出し造粒する際のせん断力により、A成分とB成分とが均一に分散されると共に、両成分が密着するためと考えられる。
本発明の固体洗浄剤組成物は、前記一般式(1)で表される化合物(A成分)及び炭素数3〜6の反応性不飽和基を有するカルボン酸又はその塩由来の構成単位を含む重合体(B成分)を含む前記造粒物と、酸素系漂白剤(D成分)とを含有するものである。
本発明の固体洗浄剤組成物中のA成分の含有量は、十分なキレート効果を得る観点から、3質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、10質量%以上がより好ましく、15質量%以上が更に好ましく、そして、固体洗浄剤組成物に漂白剤等の他の成分を配合する観点から、50質量%以下が好ましく、40質量%以下がより好ましく、35質量%以下が更に好ましく、30質量%以下がより更に好ましく、3〜50質量%が好ましく、5〜50質量%が好ましく、10〜40質量%がより好ましく、10〜35質量%が更に好ましく、15〜30質量%がより更に好ましい。
なお、本発明の固体洗浄剤組成物においては、A成分を造粒物以外にも含有させることができるが、A成分の着色を抑制する観点から、前記A成分の90質量%以上が造粒物に含まれていることが好ましく、実質的に全量が造粒物に含まれていることが好ましい。
また、固体洗浄剤組成物中、A成分に対するB成分の質量比(B成分/A成分)は、前述の造粒物中のA成分に対するB成分の質量比(B/A)と好ましい範囲及び理由は同じである。
また、固体洗浄剤組成物中の前記アルカリ金属珪酸塩(C−2成分)の含有量は、A成分の着色を抑制する観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは7質量%以下であり、またC−2成分の含有量は、0.1〜15質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましく、1〜7質量%が更に好ましい。
炭素数4〜8の有機酸及びアルカリ金属珪酸塩は、嵩密度を低減して造粒物の溶解性を向上させる観点、造粒物の流動性を向上させる観点から、造粒物中に含まれていることが好ましいが、A成分とB成分とを一緒に共造粒した後に、得られた造粒物と混合して固体洗浄剤組成物としてもよい。
本発明の固体洗浄剤組成物においては、本来の目的である洗浄性を向上させるために酸素系漂白剤を用いる。本発明においては前述のとおり、A成分とB成分とを共造粒しているため、酸素系漂白剤のA成分への影響が抑制され、結果として長期に亘ってA成分の着色を抑制することが可能となる。
本発明に用いる酸素系漂白剤としては、モノパーオキシフタル酸マグネシウム等の有機過酸又はその塩、アルカリ金属の過ホウ酸塩(1水和物又は4水和物)、過炭酸塩、過硫酸塩、過ケイ酸塩等の水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物等を挙げることができる。これらの中では、過硫酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、及び過ホウ酸ナトリウムからなる群から選ばれる1種又は2種以上の無機過酸化物がより好ましい。
更に、前記酸素系漂白剤は、被覆材料によって被覆されていることが好ましい。被覆材料により被覆した場合には、保存時に過酸化水素等の酸化剤の発生が抑制されるため、A成分の着色をより一層抑制することが可能となる。前記被覆材料としては、珪酸、ホウ酸及びこれらの塩、ソーダ灰、パラフィン及びワックス等の水不溶性有機化合物を挙げることができる。
また、固体洗浄剤組成物中のD成分に対するB成分の質量比(B/D)は、D成分による変色の影響を抑制する観点から、好ましくは0.2以上、より好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.5以上、製造コストの観点から、好ましくは5以下、より好ましくは3以下、更に好ましくは2以下であり、0.2〜5が好ましく、0.3〜3がより好ましく、0.5〜2がより好ましい。
前記固体洗浄剤組成物においては、通常の洗浄剤に用いることができる成分を配合してもよい。例えば、アルカリ剤、金属イオン封鎖剤、界面活性剤、漂白活性化剤、酵素、吸油性粉体、増量剤又は希釈剤、カルシウム塩や蟻酸等の酵素安定化剤、香料、防菌・防黴剤、及び色素等を挙げることができる。
アルカリ剤は、固体洗浄剤組成物の洗浄性を高める観点から用いられる。
本発明の固体洗浄剤組成物は、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩、及びアミン化合物から選ばれる1種以上を含むアルカリ剤を含むことが好ましく、アルカリ金属炭酸塩を含むことがより好ましい。
アルカリ金属炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素カリウムから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。また、ソーダ灰として知られている炭酸ナトリウムの無水塩を用いてもよい。
アルカリ金属珪酸塩としては、結晶性層状珪酸ナトリウム((株)トクヤマシルテック製、商品名「プリフィード」)等を用いることができる。また、非晶質のものを用いてもよい。なおアルカリ金属珪酸塩は食器の酸化防止としても有効である。
アミン化合物としては、アルカノールアミンを挙げることができ、具体的にはモノエタノールアミンを挙げることができる。これらアルカリ剤の中では、アルカリ金属炭酸塩が好ましい。
アルカリ剤は、粉末状、顆粒状のものを用いることができる。顆粒状のものは、造粒処理等によって粒子径や、かさ密度を適宜調整して用いることができる。
固体洗浄剤組成物中、アルカリ剤の含有量は、洗浄性の観点から、好ましくは20質量%以上、より好ましくは25質量%以上、更に好ましくは30質量%以上、より更に好ましくは35質量%以上であり、造粒物を配合する観点から好ましくは85質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは75質量%以下、より更に好ましくは65質量%以下、更に好ましくは60質量%以下、より更に好ましくは55質量%以下である。
固体洗浄剤組成物中、アルカリ金属炭酸塩の含有量の好ましい範囲も、上記と同じである。
金属イオン封鎖剤としては、トリポリリン酸ナトリウム等のリン酸塩を用いることができる。固体洗浄剤組成物をリンを含有しないものとする場合には、金属イオン封鎖剤として、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、L−グルタミン酸二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミン二コハク酸、ニトリロ三酢酸、1,3−プロパンジアミン三酢酸、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン酸等のポリカルボン酸又はその塩を用いることができる。これらの中では、クエン酸、コハク酸及びエチレンジアミン四酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン及びヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン酸及びそれらのアルカリ金属塩が好ましい。
界面活性剤としては、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤を挙げることができ、これらの中では、非イオン界面活性剤が好ましい。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンモノアルキル又はモノアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシプロピレンモノアルキル又はモノアルケニルエーテル、ポリオキシブチレンモノアルキル又はモノアルケニルエーテル、アルキレンオキシド付加モノアルキル基又はモノアルケニル基含有非イオン性界面活性剤混合物、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪族アルカノールアミド、脂肪酸グリセリンモノエステル、酸化エチレン縮合型界面活性剤、アルキルグリセリルエーテル及びアルキルグリコシド等を挙げることができる。これらの中では、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましく、具体的にはポリオキシエチレンモノアルキル又はモノアルケニルエーテルであって、アルキル基又はアルケニル基の平均炭素数が4〜12であり、エチレンオキサイド付加モル数が平均で1〜20モルであるものが好ましい。これらの非イオン性界面活性剤は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(漂白活性化剤)
漂白活性化剤は前記漂白剤と併用するものであって、漂白剤から放出される過酸化水素と反応して、より酸化還元電位が高い有機過酸を生成する物質である。具体的には、テトラアセチルエチレンジアミン、アルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はその塩や、アルカノイルオキシベンゼンスルホン酸塩等を挙げることができる。
酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、エステラーゼ、ペルオキシダーゼ等を用いることが好ましく、市販品として粒状化されたものを用いることができる。いずれの酵素も他成分との保存安定性等を考慮して適宜選択すればよい。これらの酵素は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
前記酵素の中では、他の洗浄剤では除去が難しい糊化したでんぷんへの作用を示すことからアミラーゼが好ましい。また、界面活性剤等では除去が困難な変性蛋白等に対して著しい効果を示すことからプロテアーゼも好ましい。
吸油性粉体としては、非晶質シリカ、デキストリン、ボウショウ等を用いることができるが、非晶質シリカがより好ましい。
非晶質シリカの具体例としては、特開昭62−191417号公報第2頁右下欄第19行〜第5頁左上欄第17行、特開昭62−191419号公報第2頁右下欄第20行〜第5頁左上欄第11行等に記載されている製造方法により製造された非晶質シリカ等が挙げられる。
非晶質シリカの市販品としては、トクシールNR、フローライト((株)トクヤマ製)、TIXOLEX25(韓仏化学製)、サイロピュア(富士シリシア(株)製)等が挙げられる。
ボウショウとしては、四国化成工業(株)製の「A6ボウショウ」等の市販品を用いることができる。本発明に用いることができるボウショウとしては、溶解性の観点から、粒径20μm以下のものが全体の90%以上を占めるものが好ましい。
前記吸油性粉体の中では、非晶質シリカが好ましい。前記吸油性粉体は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
増量剤又は希釈剤としては、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩等が挙げられる。増量剤又は希釈剤を配合すれば、各成分を希釈し、適度な濃度に分散させることで、使用に適した量に設計することができ、また、各成分の安定性を保持させるためにも有効である。
本発明の固体洗浄剤組成物は、A成分及びB成分を含む押出し造粒物とD成分とを含むものであり、その製造方法に制限はないが、A成分とB成分とを含む混合物を押出造粒法により共造粒した後、この造粒物とD成分とを混合する製造方法によって製造することが好ましい。混合物中の各成分の好ましい含有量(質量%)は、前述の造粒物中の各成分の好ましい含有量(質量%)と同じである。
本発明の固体洗浄剤組成物は、粉末状であってもよいが、更にブリケット機、打錠機を用いて圧縮成形してブリケットや錠剤としてもよい。なお、「粉末」とは、常温(20℃)で固体の粒子及び顆粒を指す。
このようにして製造された本発明の固体洗浄剤組成物は、食器用、衣料用、住居用等の洗浄剤として好適に使用することができ、自動食器洗浄機用への使用に有用である。
本発明の固体洗浄剤組成物の着色抑制方法は、前述の押出し造粒物と酸素系漂白剤(D成分)とを混合する方法である。造粒物の各成分の好ましい含有量(質量%)は、前述の通りである。本発明は、A成分とB成分とを含む押出し造粒物を用いることで、酸素系漂白剤(D成分)と混合した後でも、A成分の着色が効果的に抑制され、その結果、固体洗浄剤組成物の着色を抑制することができる。
[3]前記A成分に対するB成分の質量比[(B)/(A)]が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上、より更に好ましくは0.4以上、そして、好ましくは0.8以下、より好ましくは0.7以下、更に好ましくは0.65以下、より更に好ましくは0.6以下であり、また、好ましくは0.1〜0.8、より好ましくは0.2〜0.7、更に好ましくは0.2〜0.65、より更に好ましくは0.3〜0.6、より更に好ましくは0.4〜0.6である、前記[1]又は[2]に記載の押出し造粒物。
[4]前記一般式(1)中のRが示す炭化水素基が、好ましくはメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、各種ブチル基、各種ペンチル基、及び各種ヘキシル基から選ばれる1種又は2種以上、より好ましくはメチル基である、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[5]前記一般式(1)中のM1、M2、M3が、好ましくはナトリウムである、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[8]前記B−1成分中におけるアクリル酸及びマレイン酸の合計の割合が、好ましくは90〜100mol%、より好ましくは95〜100mol%、更に好ましくは98〜100mol%、実質的に100mol%である、前記[1]〜[7]に記載の押出し造粒物。
[10]前記B−2成分は、好ましくはエチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、ジイソブチレン、ペンテン、及びヘキセンから選ばれる1種又は2種以上、より好ましくはブチレン、イソブチレン、ジイソブチレン、ペンテン、及びヘキセンから選ばれる1種又は2種以上、更に好ましくはジイソブチレンである、前記[6]〜[9]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[12]前記B成分中のB−1成分及びB−2成分の合計含有量が、好ましくは90〜100mol%、より好ましくは95〜100mol%、更に好ましくは98〜100mol%、より更に好ましくは実質的に100mol%である、前記[6]〜[11]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[14]前記B成分が、アクリル酸−マレイン酸共重合体及びジソブチレン−マレイン酸共重合体からなる群から選ばれる1種以上である、前記[1]〜[13]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[15]更に、C成分として好ましくは炭素数4〜8、より好ましくは炭素数4〜6の有機酸(C−1成分)から選ばれる1種以上、更に好ましくはグルコン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、マレイン酸、及びフマル酸から選ばれる1種以上、より更に好ましくはコハク酸、フマル酸、及びクエン酸から選ばれる1種以上を含有する、前記[1]〜[14]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[16]更に、C成分として好ましくはアルカリ金属珪酸塩(C−2成分)、より好ましくは結晶性アルカリ金属珪酸塩、更に好ましくは結晶性層状アルカリ金属珪酸塩を含有する、前記[1]〜[15]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[18]炭素数3〜6の反応性不飽和基を有するカルボン酸又はその塩由来の構成単位を含む重合体(B成分)の含有量が、3質量%以上であり、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは17質量%以上、そして、50質量%以下であり、好ましくは40質量%以下、更に好ましくは35質量%以下、より好ましくは30質量%以下、また、5〜50質量%であり、好ましくは5〜40質量%、更に好ましくは10〜35質量%、より好ましくは17〜30質量%である、前記[1]〜[17]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[20]前記C−2成分の含有量が、好ましくは0.1〜25質量%、より好ましくは1〜20質量%、更に好ましくは1〜15質量%、より更に好ましくは3〜15質量%である、前記[16]〜[19]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[22]バインダーの含有量が、好ましくは3質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、10質量%が更に好ましく、15質量%以上がより更に好ましく、40質量%以下が好ましく、35質量%以下がより好ましく、30質量%以下が更に好ましく、27質量%以下がより更に好ましい、また、3〜40質量%が好ましく、5〜35質量%がより好ましく、10〜30質量%が更に好ましく、15〜27質量%がより更に好ましい、前記[21]に記載の押出し造粒物。
[24]非イオン界面活性剤が、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルケニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、及びポリオキシエチレン硬化ヒマシ油から選ばれる1種以上を含む、前記[23]記載の押出し造粒物。
[26]微粉率が、好ましくは12%以下、より好ましくは10%以下、更に好ましくは8%以下、より更に好ましくは5%以下であり、より更に好ましくは3%以下であり、好ましくは0.5%以上、より更に好ましくは1%以上である、前記[1]〜[25]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[28]嵩密度(g/L)が、好ましくは350以上、より好ましくは400以上、更に好ましくは450以上であり、好ましくは750以下、より好ましくは700以下、更に好ましくは650以下、より更に好ましくは600以下、より更に好ましくは530以下である、前記[1]〜[27]のいずれかに記載の押出し造粒物。
[30]前記[1]〜[29]のいずれかに記載の押出し造粒物と酸素系漂白剤(D成分)とを含有する、固体洗浄剤組成物。
[32]固体洗浄剤組成物中の前記A成分の含有量は、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、更に好ましくは15質量%以上、そして、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは35質量%以下、より更に好ましくは30質量%以下、また、好ましくは5〜50質量%、より好ましくは10〜40質量%、更に好ましくは10〜35質量%、より更に好ましくは15〜30質量%である、前記[30]又は[31]に記載の固体洗浄剤組成物。
[34]固体洗浄剤組成物中のD成分の含有量は、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%以下であり、また、好ましくは1〜30質量%、より好ましくは3〜20質量%、更に好ましくは5〜15質量%である、前記[30]〜[33]のいずれかに記載の固体洗浄剤組成物。
[36]固体洗浄剤組成物中、A成分に対するB成分の質量比(B成分/A成分)は、、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上、より更に好ましくは0.4以上、そして、好ましくは0.8以下、より好ましくは0.7以下、更に好ましくは0.65以下、より更に好ましくは0.6以下であり、また、好ましくは0.1〜0.8、より好ましくは0.2〜0.7、更に好ましくは0.2〜0.65、より更に好ましくは0.3〜0.6、より更に好ましくは0.4〜0.6である、前記[30]〜[35]のいずれかに記載の固体洗浄剤組成物。
[38]固体洗浄剤組成物中、前記アルカリ金属珪酸塩の含有量(C−2成分)は、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上であり、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは7質量%以下である、前記[30]〜[37]のいずれかに記載の固体洗浄剤組成物。
[40]アルカリ剤が、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩、及びアミン化合物から選ばれる1種以上を含むことが好ましく、アルカリ金属炭酸塩を含むことがより好ましく、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム及び炭酸水素カリウムから選ばれる1種又は2種以上を含むことが更に好ましく、炭酸ナトリウムを含むことがより更に好ましい、前記[39]に記載の固体洗浄剤組成物。
[42]前記[30]〜[41]のいずれかに記載の固体洗浄剤組成物の自動食器洗浄機への使用。
[44]前記A成分と前記B成分とを含む混合物を、好ましくは10℃以上、より好ましくは30℃以上、より更に好ましくは50℃以上、より好ましくは60℃以上、好ましくは100℃以下、より好ましくは95℃以下、更に好ましくは90℃以下の温度で、押出し造粒する、前記[43]に記載の押出し造粒物の製造方法。
[45]前記[1]〜[29]のいずれかに記載の押出し造粒物と酸素系漂白剤(D成分)とを混合する、固体洗浄剤組成物の着色抑制方法。
<原料>
A成分:「Trilon M Powder」(MGDA)BASF社製(有効分87%)
(メチルグリシン二酢酸三ナトリウム塩)
B成分
「Acusol 460ND」Rohm and Hass社製
ジイソブチレン−マレイン酸共重合体、有効分92%
共重合比 :ジイソブチレン/マレイン酸(モル比)=1.0
重量平均分子量:10,000
平均粒径 :134μm
「ソカランCP45」、BASF社製
アクリル酸/マレイン酸コポリマー部分ナトリウム塩、有効成分92質量%
共重合比 :アクリル酸/マレイン酸(モル比)=2
重量平均分子量:約7万
平均粒径 :64μm
「ソカランCP12S」、BASF社製
アクリル酸/マレイン酸コポリマー、有効成分50質量%
共重合比 :アクリル酸/マレイン酸(重量比)=1
重量平均分子量:約3000
粘度 :130mPa・s
C−1成分:「コハク酸」川崎化成工業(株)製
平均粒径:103μm
C−2成分:「プリフィード」(株)トクヤマシルテック製(結晶性層状珪酸ナトリウム)
D成分 :「KCPZ-S」日本パーオキサイド(株)製(過炭酸ナトリウム)
「K−PEG6000LA」 :花王(株)製、ポリエチレングリコール(PEG)
数平均分子量:約8,500
「プレミノールS4011」 :旭硝子ウレタン(株)製、
ポリプロピレングリコール(PPG)
数平均分子量:約10,000
「レオドールMS−165V」:花王(株)製、ステアリン酸グリセリル
「エキセルVS−95」 :花王(株)製、
パルミチン酸/ステアリン酸モノグリセライド
アルカリ剤:炭酸ナトリウム(セントラル硝子(株)製、ソーダ灰)
改質剤 :非晶質シリカ((株)トクヤマ製、トクシールNP)
酵素 :デュラミル120T(ノボノルディスクバイオインダストリー社製)とサビ
ナーゼ18T−B(ノボノルディスクバイオインダストリー社製)との混合
物(混合質量比1:2)
混合機 :ナウターミキサー(ホソカワミクロン(株)製)
押出造粒機 :ペレッターダブル((株)ダルトン製)
整粒機 :パワーミル((株)ダルトン製)
(嵩密度)
予め質量を測定しておいた容積100mLの円筒容器(直径4cm)に、JIS K3362:2008により規定された嵩密度測定用のホッパーを用いて造粒物を流入させて容器上部で造粒物をすりきり、その質量を測定することにより嵩密度(g/L)を求めた。嵩密度が低い方が、溶けやすいことを示す。
嵩密度の測定で用いた円筒容器内に漏斗を用いて造粒物を流入させて容器上部で造粒物をすりきり、JIS K3362:2008により規定された嵩密度測定用のホッパーから流出させ、流れ始めから流れ落ちが終了するまでの時間を測定した。時間が短い方が、流動性が優れることを示す。
レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置LA−920(堀場製作所(株)製)を用い、該粒子を溶解させない溶媒に分散させて測定したメジアン径を平均粒径とした。なお、コハク酸の平均粒径測定には、溶媒としてアセトンを用い、ポリマーの平均粒径測定には、溶媒としてエタノールを用いた。
「目開き2000〜125μm」を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる質量分率から微粉率を算出した。
より詳細には、JIS K 8801−1:2006記載の金属製網ふるいにより規定されている目開き125μm、180μm、250μm、355μm、500μm、710μm、1000μm、1400μm、2000μmの9段の標準篩と受け皿を用いて、受け皿上に目開きの小さな篩から順に積み重ね、最上部の2000μmの篩の上から100gの粒子を添加し、蓋をしてロータップ型ふるい振とう機(HEIKO製作所製、タッピング156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、5分間振動させたあと、それぞれの篩及び受け皿上に残留した該粒子の質量を測定した。受け皿から250μm篩までの該粒子の合計質量割合(%)の計を算出し、微粉率とした。微粉率が小さい方が造粒性に優れていることを示す。
15gの造粒物を直径38.5cmの組み立て式セルに充填し、レオメーター((株)レオテック製)にアダプターNo.3を装着し、3分間2kg荷重をかけた。セルを取り除き、押し固められた粉末を破壊するのに必要な荷重をレオメーター((株)レオテック製)により測定した。
粉のべたつきの指標であり、荷重が大きいほど粉末がべたついていることを示す。
押出造粒機から押出直後の造粒物の状態を図1〜3の状態と比較して評価した。
A:図1に示すように大きな塊はほとんど見られず、整粒機で容易に粉砕できる。
B:図2に示すように大きな塊は見られるものの、整粒機で粉砕できる。
C:図3に示すように大きな塊が数多く見られ、整粒機での粉砕に時間を要す。
表1に記載の配合量にしたがってA成分、B成分、C成分、PPGをナウターミキサーに仕込み、ジャケット温度を90℃にして20分間混合した。
ここに、予め溶融させたPPG以外のバインダー成分を投入し、更に20分間混合してからこの混合物を抜き出した。
次に、得られた混合物を押出造粒機(ペレッターダブルEXR-100型、(株)ダルトン製)により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、造粒物を得た。更に造粒物を冷却した後、整粒機で粉砕してA成分とB成分とが共造粒された円柱状の造粒物を得た。得られた造粒物の平均直径は0.7mm、平均長さは1.2mmであった。
得られた造粒物の、嵩密度、微粉量、破壊荷重を測定した。また、得られた造粒物の造粒性を評価した。結果を表1に示す。
比較例1は造粒物ではなく、Trilon M Powderについて、造粒することなく、実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
<比較例3>
表1に記載の配合量にしたがってA成分、B成分と水を、ディスパー翼(アシザワ・ニロアトマイザー株式会社製、型式:HS−P3)で混合し、固形分30.8%、粘度30mPa・sの水スラリーを得た。なお、水スラリー調製は、先ず混合槽にB成分を投入し、次いでA成分を投入し、次に水を添加し、混合することによって行った。
得られた水スラリーを、送風温度150℃で噴霧乾燥し、平均粒径207μmの顆粒を得た。
得られた顆粒について実施例1と同様の評価を行った。
更に、実施例4と9との比較から、両親媒性ポリマーであるAcusol 460NDを用いた造粒物は、ソカランCP45を用いた造粒物より、破壊荷重、微粉率に優れ、嵩密度も低くなることがわかる。
一方、B成分を用いない比較例2では、破壊荷重、微粉率、流動性に劣り、造粒性も良くなかった。噴霧乾燥法を用いた比較例3では、破壊荷重、微粉率に劣り、流動性がないため時間を測定することができなかった。
表1の実施例1,4〜9及び比較例2で得られた押出し造粒物、D成分、及びその他任意成分であるアルカリ剤、改質剤、酵素、香料を表2に記載の配合量でナウターミキサーに仕込み、10分間混合することにより実施例15〜21、比較例4の固体洗浄剤組成物を得た。
<実施例22>
表2に記載の配合量にしたがって、A成分30部、B成分15部、コハク酸1部、プレミノールS4011(ポリプロピレングリコール)5部をナウターミキサーに仕込み、ジャケット温度90℃にして20分間混合した。
ここに、予め溶融させたレオドールMS165V8部とK-PEG6000LA(ポリエチレングリコール)3部を投入し、更に20分間混合してから粉体温度80℃の混合物を抜出した。
次に、得られた混合物を押出造粒機により孔径0.7mmのスクリーンを通して押出し、造粒物を得た。更に造粒物を冷却した後、整粒機で粉砕して円柱状の顆粒を得た。平均直径は0.7mm、平均長さは1.2mmであった。
この顆粒と過炭酸ナトリウム10部、炭酸ナトリウム26部、酵素2部をナウターミキサーに仕込み、10分間混合することにより固体洗浄剤組成物を得た。
(1)保存前の色調
製造直後の固体洗浄剤組成物を密閉容器に充填し、コニカミノルタ(株)製の分光測色計を用いて色調を測定した。評価にあたっては、Lab表色系で表現されるb値を変色の目安とした。
固体洗浄剤組成物を密閉容器に充填し、30℃/70%Rh環境で保存し、30日経過した後に測定した値と前記(1)にて測定した値との差を算出することにより△b値を求めた。結果を表2に示す。
同様に60日、180日間保存した後の値と保存前の値との差を求めた。結果を表2に示す。なお、b値の増加は固体洗浄剤組成物が黄色に変色したことを意味し、表2中の「×」は△b値が20を超えることを意味する。
・試験食器の作成
以下の手順にしたがって試験皿を作成した。
(1)鶏卵(5個)を割って、卵黄取り分け器を用いて卵白を除き卵黄を取り分けた。
(2)スクリュー管(No.8)に卵黄5個分を入れて、水浴(73〜75℃)にて10
分間加熱した。
(3)水浴よりスクリュー管を取り出し、25℃にて1時間静置し、半熟卵黄を茶こしに
かき出し、裏ごしした。
(4)半熟卵黄を裏ごしし、茶こし下部より排出されたものをよくかき混ぜた後3.5g
とり、絵筆でラーメン鉢(バリアスヌードルラーメンどんぶり(緑)[容量900
mL]、株式会社シナノインターナショナルコマース製)に対して均一に塗布した
。
(5)ラーメン鉢に塗った半熟卵黄を25℃で一昼夜乾燥させて試験食器とした。
・洗浄試験
前記実施例及び比較例で調製した自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を洗浄液中の濃度が0.1質量%となるように食器洗い乾燥機(パナソニック(株)、型番「NP−TR3」(卓上タイプ))の専用洗剤入れに投入した(水道水の使用量:3L)。
前記試験食器を食器洗い乾燥機の下かご右側の皿を立てる場所に、皿立て溝の1つおきに2鉢重ねるように立てて標準コースにて洗浄を行った。なお、前記試験食器の汚れを付着させた面を内側に向けて立てた。さらに、同条件にて洗浄試験を繰り返し、得られた合計4鉢をそれぞれ評価に供した。
・洗浄性の評価方法
試験食器の表面に残った乾燥半熟卵黄の量を目視により、0〜5の6段階で評価した。5人により評価を行い、平均を算出することにより評価とした。すなわち、5人の各評価者が前記4鉢の食器についてそれぞれ評価を行い、平均を算出することにより評価を行った。結果を表2に示す。
(判定基準)
5:完全に洗浄されている。
4:若干汚れが残っているが、ほとんど洗浄できている。
3:大部分洗浄できているが、汚れが残っている。または、全体的に薄く残っている。
2:少し洗浄できているが、大部分汚れが残っている。
1:ほとんど洗浄できていない。
0:全く洗浄できていない。
また表2から、B成分としてAcusol 460NDを配合した実施例15、16の洗浄性能は高く、Acusol 460NDの配合量が多い実施例16は特に洗浄性能が高いことがわかる。
以上の結果より、本発明の固体洗浄剤組成物は、保存時に変色が生じず保存安定性に極めて優れており、洗浄性能も高いことがわかる。
Claims (12)
- 下記一般式(1)で表される化合物(A成分)を25〜90質量%含有し、炭素数3〜6の反応性不飽和基を有するカルボン酸又はその塩由来の構成単位を含む重合体(B成分)を3〜50質量%含有し、造粒物中のA成分及びB成分の合計含有量が28〜95質量%である、押出し造粒物。
- 更にバインダーを含有する、請求項1に記載の押出し造粒物。
- 前記A成分に対するB成分の質量比[(B)/(A)]が0.1〜0.8である、請求項1又は2に記載の押出し造粒物。
- 前記B成分が、炭素数3〜6の反応性不飽和基を有するカルボン酸又はその塩由来の構成単位と、炭素数2〜12のオレフィン由来の構成単位とを含む共重合体である、請求項1〜3のいずれかに記載の押出し造粒物。
- 更に、C成分として炭素数4〜8の有機酸(C−1成分)から選ばれる1種以上を含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の押出し造粒物。
- 更に、C成分としてアルカリ金属珪酸塩(C−2成分)含有する、請求項1〜5のいずれかに記載の押出し造粒物。
- 前記A成分と前記B成分とを含有する請求項1〜6のいずれかに記載の押出し造粒物と酸素系漂白剤(D成分)とを含有する、固体洗浄剤組成物。
- 前記A成分の含有量が3〜50質量%であり、前記B成分の含有量が1〜30質量%であり、前記D成分の含有量が1〜30質量%である、請求項7に記載の固体洗浄剤組成物。
- 前記D成分に対する前記B成分の質量比[(B)/(D)]が0.2〜5である、請求項7又は8に記載の固体洗浄剤組成物。
- 請求項7〜9のいずれかに記載の固体洗浄剤組成物の自動食器洗浄機への使用。
- 前記A成分と前記B成分とを含む混合物を押出し造粒する、請求項1〜6のいずれかに記載の押出し造粒物の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の押出し造粒物と酸素系漂白剤(D成分)とを混合する、固体洗浄剤組成物の着色抑制方法。
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