[go: up one dir, main page]

JP6027877B2 - 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 - Google Patents

自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP6027877B2
JP6027877B2 JP2012271225A JP2012271225A JP6027877B2 JP 6027877 B2 JP6027877 B2 JP 6027877B2 JP 2012271225 A JP2012271225 A JP 2012271225A JP 2012271225 A JP2012271225 A JP 2012271225A JP 6027877 B2 JP6027877 B2 JP 6027877B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
preferable
component
less
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012271225A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014114410A (ja
Inventor
真史 塩路
真史 塩路
徹 堤
徹 堤
佳弘 蓬田
佳弘 蓬田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2012271225A priority Critical patent/JP6027877B2/ja
Publication of JP2014114410A publication Critical patent/JP2014114410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6027877B2 publication Critical patent/JP6027877B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Description

本発明は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物、及びそれを用いた食器の洗浄方法に関する。
ご飯や茶渋による汚れは、食器に対して強固に付着するため、自動食器洗浄機により洗浄を行うことが困難である。したがって、このような汚れを自動食器洗浄機で洗浄する場合には、食器を予め水に浸漬させたり、軽く手洗いする等の前処理が必要であるため、手間がかかっている。
そこで、このような手間のかかる前処理を行わずに汚れを落とすことができる自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の開発が望まれている。
自動食器洗浄機用の洗浄剤においては、近年、環境配慮の観点から生分解性が良好な有機キレート剤が多く配合されるようになってきている。前記有機キレート剤としては、例えば、グリシン−N,N−二酢酸誘導体(以下、「GDA」ともいう。)が挙げられる。
特許文献1には、疎水性に変性されたポリカルボン酸塩と親水性に変性されたポリカルボン酸塩との混合物、錯化剤、低起泡性非イオン性界面活性剤、漂白剤、ビルダー、酵素等を含有する洗浄調製物が記載されており、錯化剤の1種としてGDAが記載されている。
特許文献2には、プロテアーゼを含有する洗浄組成物が記載されており、GDAを併用する組成例が例示されている。
特許文献3には、金属触媒、過酸化物、及び非イオン性界面活性剤を含有する食器洗浄機用洗浄剤組成物が記載され、GDAを1質量%含有する組成例が例示されている。
特許文献4には、GDA、マレイン酸/アクリル酸共重合体及び/又はその塩、リパーゼ、特定構造のノニオン界面活性剤、及び無機過酸化物を含有する食器洗い機用粒状洗浄剤組成物の記載がある。
特表2011−500878号公報 特表2012−503710号公報 特開2008−037885号公報 特開2012−144656号公報
特許文献1に記載される洗浄剤は、ウォータースポットの形成を抑制することを目的としたものであり、ご飯や茶渋による汚れに対する洗浄力については検討がなされていない。
また、特許文献2には錯化剤の1種としてGDAが記載されるのみでGDAと洗浄性との関係、及びその配合量については十分に検討がなされていない。更に、特許文献2には、タンパク質汚れの除去と、調理された、オーブンで焼かれた、及び焼き焦がされた汚れの除去とに関する記載があるが、ご飯及び茶渋汚れに対する洗浄に関しては、具体的な検討がなされていない。
特許文献3には、金属触媒等を含有する食器洗浄機用洗浄剤組成物が、油汚れ、でんぷん汚れ及び茶渋汚れに対して洗浄力を有する旨の記載があるが、ご飯及び茶渋汚れに関しては洗浄力が十分ではないことから、洗浄力の更なる向上が望まれている。
また、特許文献4には、油脂汚垢及び石鹸スカムの再汚染を抑制すると共に、食器洗浄機の排水ホース内面の汚れを抑制し、自動食器洗い機内の不快な脂肪酸臭を低減できる旨の記載があるが、ご飯及び茶渋の汚れに対しては検討がなされていない。
本発明は、ご飯や茶渋による汚れに対して優れた洗浄性能を示す自動食器洗浄機用洗浄剤組成物、及びそれを用いた食器の洗浄方法を提供する。
すなわち、本発明は、下記一般式(1)で表される化合物(A)を10〜25質量%、
過炭酸塩(B)を1質量%以上、10質量%未満、
プロテアーゼ(C)を0.05〜3質量%、
アミラーゼ(D)を0.05〜3質量%、及び
ポリカルボン酸型高分子化合物(E)を5〜20質量%含有し、
質量比[(A)/(B)]が1を超え10以下である自動食器洗浄機用洗浄剤組成物、を提供する。
Figure 0006027877
(式中、Rは炭素数1〜12の炭化水素基を示し、M1、M2、M3は、それぞれ独立に水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及びアルキルアミンから選ばれる1種を示す。)
本発明によれば、ご飯や茶渋による汚れに対して優れた洗浄性能を示す食器用洗浄剤組成物、及びそれを用いた食器の洗浄方法を提供することができる。
[自動食器洗浄機用洗浄剤組成物]
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、下記一般式(1)で表される化合物(A)を10〜25質量%、過炭酸塩(B)を1質量%以上、10質量%未満、プロテアーゼ(C)を0.05〜3質量%、アミラーゼ(D)を0.05〜3質量%、及びポリカルボン酸型高分子化合物(E)を5〜20質量%含有し、質量比[(A)/(B)]が1を超え10以下である。
Figure 0006027877
(式中、Rは炭素数1〜12の炭化水素基を示し、M1、M2、M3は、それぞれ独立に水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及びアルキルアミンから選ばれる1種を示す。)
<(A)成分>
(A)成分は、下記一般式(1)で表される化合物である。
Figure 0006027877
(式中、Rは炭素数1〜12の炭化水素基を示し、M1、M2、M3は、それぞれ独立に水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及びアルキルアミンから選ばれる1種を示す。)
前記一般式(1)中のRが示す炭化水素基としては、アルキル基、又はアルケニル基が好ましい。本発明において、アルキル基の炭素数は1〜12であり、1〜6が好ましく、1〜3がより好ましい。また、アルケニル基の炭素数は、2〜12であり、2〜6が好ましく、2〜3がより好ましい。炭素数が前記範囲内であれば、得られる自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の生分解性と洗浄力とが良好となる。
好ましいアルキル基の具体例としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、各種ブチル基、各種ペンチル基、各種ヘキシル基等を挙げることができ、これらの中では、メチル基が好ましい。ここで「各種」とは、n−、sec−、tert−、iso−を含む各種異性体を意味する。
また、好ましいアルケニル基の具体例としては、ビニル基、アリル基、2−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基等が挙げられる。
前記一般式(1)中のMは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及びアルキルアミンから選ばれる1種である。これらの中では、入手容易性の観点及び製造コスト低減の観点から、水素原子、アルカリ金属が好ましく、特にナトリウムが好ましい。
前記(A)成分は、液体、固体のいずれでもよいが、製造を効率的に行う観点、取り扱い性の観点から、固体の(A)成分を使用することが好ましい。
前記(A)成分は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中に10〜25質量%含まれる。(A)成分の含有量が10質量%以上であると有機キレート剤としての効果を十分に得ることができ、25質量%以下であると原材料コストを抑えて効率的に製造することができる。
有機キレート剤としての効果を十分に得る観点、及びコストを抑える観点から、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(A)成分の含有量は、10.5質量%以上が好ましく、10.8質量%以上がより好ましく、11質量%以上が更に好ましく、そして、23質量%以下が好ましく、22質量%以下がより好ましく、20質量%以下が更に好ましく、18質量%以下がより更に好ましく、具体的には、10.5〜23質量%が好ましく、10.8〜22質量%がより好ましく、11〜20質量%が更に好ましく、11〜18質量%がより更に好ましい。
<(B)成分>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、過炭酸塩を1質量%以上、10質量%未満含有する。なお、本発明において過炭酸塩の含有量は、有効分濃度で換算した量をいう。
過炭酸塩の含有量が1質量%以上、10質量%未満であると製造コストを抑えつつ優れた洗浄能力を得ることができる。
過炭酸塩の含有量は、1.6質量%以上がより好ましく、4質量%以上がより好ましく、5質量%以上が更に好ましく、6質量%以上がより更に好ましく、そして、9質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましく、7.8質量%以下が更に好ましく、7.5質量%以下がより更に好ましい。
具体的な過炭酸塩の含有量は、1.6〜9質量%が好ましく、4〜8質量%がより好ましく、5〜7.8質量%が更に好ましく、6〜7.5質量%がより更に好ましい。
過炭酸塩としては、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられ、これらの中では過炭酸ナトリウムがより好ましい。
過炭酸塩が造粒物である場合、過炭酸塩造粒物中の過炭酸塩の有効分濃度は、50質量%以上、95質量%未満であることが好ましい。洗浄性能の観点から下限値以上であることが好ましく、上限値以下とすることで製造コストを抑えると共に過炭酸塩の保存安定性を向上させることができる。
過炭酸塩造粒物中の過炭酸塩の有効分濃度は、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上がより好ましく、75質量%以上が更に好ましく、80質量%以上がより更に好ましく、そして、90質量%以下がより好ましく、85質量%以下が更に好ましい。
過炭酸塩造粒物中の過炭酸塩の具体的な有効分濃度は、50〜95質量%が好ましく、60〜90質量%がより好ましく、70〜85質量%がより好ましく、75〜85質量%が更に好ましく、80〜85質量%がより更に好ましい。
なお、本明細書において「造粒物」とは、微細な粒子を凝集させたもの、及び微細な粒子を造粒したものをいう。
過炭酸ナトリウムの有効分濃度は、特開平6−316700等に記載の過マンガン酸カリウム滴定法を用いて測定することができる。また、特開2006−187276に記載のヨードメトリー法から有効酸素濃度を測定することにより求めることもできる。
過炭酸塩は、貯蔵安定性の点から被覆された過炭酸塩を用いることが好適である。
被覆された過炭酸塩としては、好ましくは水溶性ポリマーや無機塩等で被覆したものが好適である。被覆方法としては、特公昭47−32200号、特公昭53−15717号、米国特許第4131562号、米国特許第4120812号、ドイツ特許第2712139号、ドイツ特許第2800916号、欧州特許第30759号、特開昭58−217599号、特開昭59−196399号、特開平4−31498号等に記載された方法を挙げることができる。
<(C)成分>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、界面活性剤等では除去が困難な変性蛋白などに対して著しい効果を示すことから、プロテアーゼを0.05〜3質量%含有する。プロテアーゼの含有量が0.05質量%以上であると洗浄性能を十分に向上させることが可能となり、3質量%以下であると製造コストを低く抑えることができる。
洗浄性能の向上及び製造コストを低減の観点から、プロテアーゼの含有量は、0.5質量%以上が好ましく、0.8質量%以上がより好ましく、1.0質量%以上が更に好ましく、そして、2.8質量%以下が好ましく、2.5質量%以下がより好ましく、2.2質量%以下が更に好ましい。
具体的なプロテアーゼの含有量は0.5〜2.8質量%が好ましく、0.8〜2.5質量%がより好ましく、1.0〜2.2質量%が更に好ましい。
プロテアーゼは、通常の造粒法に基づき、バインダー及びコーテイング剤等との造粒物として使用することが安定性の観点及び水への溶解性の観点から好ましい。
プロテアーゼを造粒物として使用する場合の造粒物中のプロテアーゼ含有量は、酵素タンパク量として0.1〜10質量%が好ましい。
本発明では、特開2000−328097に記載のある、10℃におけるα−ケラチン分解活性が0.09×10-3μg/mPU・min未満、特に0.01×10-3〜0.07×10-3μg/mPU・minで、好ましくは30℃におけるα−ケラチン分解活性が0.40×10-3μg/mPU・min未満、より好ましくは0.05×10-3〜0.35×10-3μg/mPU・min、更に好ましくは0.05×10-3〜0.30×10-3μg/mPU・min、特に好ましくは0.05×10-3〜0.20×10-3μg/mPU・minのプロテアーゼを使用することが好ましい。
プロテアーゼの市販品としては、アルカラーゼ、サビナーゼ、エバラーゼ、カンナーゼ、エスペラーゼ(ノボザイムズ ジャパン(株))、オボザイム、プラフェクト、プロペラーゼ、プラフェクトOX(Danisco社)を挙げることができる。
<(D)成分>
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物はアミラーゼを0.05〜3質量%含有する。アミラーゼの含有量が0.05質量%以上であると洗浄性能、特に糊化したでんぷんの除去性能を十分に向上させることが可能となり、3質量%以下であると製造コストを低く抑えることができる。
洗浄性能の向上及び製造コストを低減の観点から、アミラーゼの含有量は、0.2質量%以上が好ましく、0.4質量%以上がより好ましく、0.6質量%以上が更に好ましく、そして、2.5質量%以下が好ましく、2質量%以下がより好ましく、1.5質量%以下が更に好ましい。
具体的なアミラーゼの含有量は、0.2〜2.5質量%が好ましく、0.4〜2質量%がより好ましく、0.6〜1.5質量%が更に好ましい。
本発明において使用するアミラーゼの至適温度は30℃〜75℃が好ましく、35℃〜75℃がより好ましく、40℃〜70℃がより好ましく、45℃〜65℃が更に好ましく、50℃〜60℃がより更に好ましい。また、アミラーゼの至適pHは6.5〜10が好ましく、7〜9.5がより好ましく、7.5〜9がより好ましく、8〜9がより更に好ましい。具体的には(D)成分として、至適温度が30℃〜75℃であり、至適pHが6.5〜10であるアミラーゼを使用することが好ましい。
なお、アミラーゼの至適pHは、終濃度50mMの各種緩衝液〔酢酸緩衝液(pH4.5〜6.0)、リン酸カリウム緩衝液(pH6.0〜8.0)、グリシン水酸化ナトリウム緩衝液(pH9.0〜10.5)及び炭酸緩衝液(pH10.0〜12.0)〕を用い、アミラーゼ活性測定法により対象酵素の活性を測定し、最大の活性を示すpHを意味する。また、アミラーゼの至適温度は、対象酵素についてpH9.0の条件で温度を変化させて活性を測定することにより求めることができる。
アミラーゼは、通常の造粒法に基づき、バインダー及びコーテイング剤等との造粒物として使用することが安定性の観点及び水への溶解性の観点から好ましい。
アミラーゼを造粒物として使用する場合の造粒物中のアミラーゼ含有量は、酵素タンパク量として0.1〜10質量%が好ましい。
アミラーゼの活性は、100IU〜5000万IUが好ましく、洗浄性を向上させる観点から、1万IU以上がより好ましく、10万IU以上が更に好ましく、15万IU以上がより更に好ましい。なお、アミラーゼの活性は、特開2006−187276に記載のファデバス(phadebas)法により求めることができる。
洗浄力を向上させる観点から、アミラーゼはα−アミラーゼが好ましく、市販品としては、ラピダーゼ(ギスト−ブロカーズ社)、及びターマミル、デュラミル、ステインザイム(ノボザイムズ ジャパン(株))、プラスターST、プラスターOxAm(Danisco社)を挙げることができる。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、(C)成分であるプロテアーゼと、(D)成分であるアミラーゼを併用することによって高い洗浄効果が得られる。(C)成分/(D)成分の質量比は、1/3〜5/1が好ましく、1/2〜4/1がより好ましく、1/1〜3/1が更に好ましい。
<(E)成分>
本発明においては、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の洗浄性能を向上させる観点から、ポリカルボン酸型高分子化合物(E)を5〜20質量%含有する。
ポリカルボン酸型高分子化合物の含有量が5質量%以上であると、洗浄性能が向上し、20質量%以下であると水への溶解性が向上する。
洗浄性能及び水への溶解性を向上させる観点から、ポリカルボン酸型高分子化合物の含有量は、5.5質量%以上が好ましく、6.0質量%以上がより好ましく、そして、18
質量%以下が好ましく、16質量%以下がより好ましい。
具体的なポリカルボン酸型高分子化合物の含有量は、5.5〜18質量%が好ましく、6〜16質量%がより好ましい。
ポリカルボン酸型高分子化合物としては、反応性不飽和基を有する炭素数3〜6のカルボン酸又はその塩(e−1)由来の構成単位、及び炭素数2〜12のオレフィン(e−2)由来の構成単位の少なくとも1種を含む重合体が好ましく、(e−1)由来の構成単位のみを含む重合体、又は(e−1)由来の構成単位及び(e−2)由来の構成単位を含む共重合体がより好ましい。
反応性不飽和基を有する炭素数3〜6のカルボン酸又はその塩(以下、(e−1)成分ともいう)としては、マレイン酸、無水マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸、イタコン酸、クロトン酸及びシトラコン酸及びこれらの塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、これらの酸無水物であってもよい。前記(e−1)成分は、モノカルボン酸、ジカルボン酸のいずれでもよいが、洗浄性を向上させる観点から、ジカルボン酸の方が好ましい。
炭素数2〜12のオレフィン(以下、(e−2)成分ともいう)としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、ジイソブチレン、ペンテン、及びヘキセンから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。前記オレフィンの炭素数としては、4〜12がより好ましく、6〜10が更に好ましい。
前記(e−1)由来の構成単位のみからなる重合体としては、アクリル酸とマレイン酸との共重合体又はその塩が好ましく、(e−1)由来の構成単位と(e−2)由来の構成単位とを含む共重合体としては、マレイン酸とジイソブチレンとを組み合わせた共重合体又はその塩が好ましい。
前記(e−1)由来の構成単位のみからなる重合体は、マレイン酸又はその塩とマレイン酸以外の(e−1)又はその塩由来の構成単位を含む重合体が好ましく、マレイン酸又はその塩の含有量は、10mol%以上が好ましく、15mol%以上がより好ましく、20mol%以上が更に好ましい。
(e−1)由来の構成単位と(e−2)由来の構成単位とを含む共重合体中、(e−2)成分に対する(e−1)成分のモル比[(e−1)成分/(e−2)成分]は、0.1以上が好ましく、0.2以上がより好ましく、0.3以上が更に好ましく、そして、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、3以下が更に好ましく、具体的には、0.1〜10が好ましく、0.2〜5がより好ましく、0.3〜3が更に好ましい。
前記(e−1)、(e−2)成分以外の構成モノマーとしては、アクリルアミド、メタクリルアミド、t−ブチルアクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ステアリル、スチレンスルホン酸及びその塩、アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸及びその塩、2(メタクリロイルオキシ)エタンスルホン酸及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
前記(e−1)由来の構成単位と(e−2)由来の構成単位とを含む共重合体中の(e−1)成分及び(e−2)成分の合計含有量は、90mol%以上が好ましく、95mol%以上がより好ましく、98mol%以上が更に好ましく、そして、100mol%以下が好ましい。すなわち、本発明における共重合体(E)は、実質的に(e−1)成分及び(e−2)成分のみからなる共重合体であることが好ましい。
なお、(E)成分は塩であってもよく、例えばナトリウム塩、カリウム塩、及びアンモニウム塩等が挙げられる。
前記(E)成分の重量平均分子量は5,000以上が好ましく、7,000以上がより好ましく、8,000以上が更に好ましく、9,000以上がより更に好ましく、そして、100,000以下が好ましく、90,000以下がより好ましく、80,000以下が更に好ましく、75,000以下がより更に好ましい。
なお、本明細書における(E)成分の重量平均分子量は、60mmol/Lリン酸及び50mmol/L臭化リチウムのジメチルホルムアミド溶液を展開溶媒とし、カラムはTSKgel α−Mを2本連結して、ゲルパーミェーションクロマトグラフィーでポリスチレンを標準物質として求めた値である。
前記(E)成分の平均粒径は、10μm以上であればケーキング抑制効果があり、500μm以下であれば溶解性が向上することから、10〜500μmが好ましく、30〜400μmがより好ましく、50〜300μmが更に好ましい。
平均粒径は、JIS K 8801の標準篩(目開き2000〜45μm)を用いて5分間振動させた後、篩目のサイズによる重量分率からメジアン径を算出できる。
より詳細には、目開き45μm、63μm、90μm、125μm、180μm、250μm、355μm、500μm、710μm、1000μm、1400μm、2000μmの12段の篩と受け皿を用いて、受け皿上に目開きの小さな篩から順に積み重ね、最上部の2000μmの篩の上から100gの粒子を添加し、蓋をしてロータップ型ふるい振とう機(HEIKO製作所製、タッピング156回/分、ローリング:290回/分)に取り付け、5分間振動させた後、それぞれの篩及び受け皿上に残留した該粒子の質量を測定し、各篩上の該粒子の質量割合(%)を算出できる。この値を対数確率紙{横軸が篩の目開き(粒子径)、縦軸が質量割合}にプロットした後、各点を結ぶ線を引き、質量割合が50質量%に対応する粒子径を平均粒径とする。
<(F)成分>
本発明においては、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の洗浄性能を向上させる観点から、脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤(F)を0.1〜15質量%含有することが好ましい。
脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、及びポリグリセリン脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
また、前記(F)成分の界面活性剤としては、炭素数が16〜18である脂肪酸に由来するものが好ましく、具体的には、グリセリルパルミテート、グリセリルマルガレート、グリセリルステアレート、グリセリルオレエート、パーム核油組成脂肪酸モノグリセリド、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノマルガレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ポリエチレングリコールモノパルミテート、ポリエチレングリコールモノマルガレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコールモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタンモノマルガレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ショ糖モノパルミテート、ショ糖モノマルガレート、ショ糖モノステアレート、及びショ糖モノオレエートから選ばれる1種又は2種以上が挙げられる。
これらの中では、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルが好ましく、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレエート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、及びパーム核油組成脂肪酸モノグリセリドが好ましい。
<配合比>
前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(B)に対する(A)成分の質量比[(A)/(B)]は、1を超え、10以下である。質量比[(A)/(B)]が前記範囲内であると、洗浄性能がより一層向上する。洗浄性能を向上させる観点から、質量比[(A)/(B)]は、1.1〜8が好ましく、1.15〜6がより好ましく、1.2〜4が更に好ましい。
前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(C)成分及び(D)成分の合計に対する(A)成分の質量比((A)/[(C)+(D)])は、茶渋汚れ、及びご飯汚れに対する洗浄性能を向上させる観点から、3〜10が好ましい。
前記質量比は、3以上が好ましく、3.4以上がより好ましく、4以上が更に好ましく、原材料コストを抑える観点から、10以下が好ましく、9以下がより好ましく、8以下が更に好ましい。
前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(E)成分に対する(A)成分の質量比((A)/(E))は、汚れに対する洗浄性能を向上させる観点から、0.1〜4.0が好ましい。
前記質量比は、0.2以上が好ましく、0.4以上がより好ましく、0.7以上が更に好ましく、油の再付着防止性能を向上させる観点から、3.5以下が好ましく、3.0以下がより好ましく、2.5以下が更に好ましい。
前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物における、前記(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分及び(E)成分の合計含有量は、優れた洗浄性能を得る観点から、15質量%以上が好ましく、18質量%以上がより好ましく、20質量%以上が更に好ましく、そして、60質量%以下が好ましく、50質量%以下がより好ましい。
前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の0.1質量%水溶液の25℃におけるpHは、洗浄力の観点から、8以上が好ましく、9以上がより好ましく、9.5以上が更に好ましく、そして、洗浄剤組成物の安定性の観点から、13以下が好ましく、12以下がより好ましく、11.5以下が更に好ましい。
<その他の成分>
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物においては、通常の洗浄剤に用いることができるその他の成分を配合することができる。例えば、(C),(D)成分以外の酵素、アルカリ剤、(A)成分以外の金属イオン封鎖剤、(F)成分以外の界面活性剤、(B)成分以外の漂白剤、漂白活性化剤、吸油性粉体、増量剤又は希釈剤、バインダー、カルシウム塩や蟻酸等の酵素安定化剤、香料、防菌・防黴剤、及び色素等を挙げることができる。
(酵素)
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物はプロテアーゼ(C)及びアミラーゼ(D)を含有するものであるが、その他の酵素を含有していてもよい。その他の酵素としては、リパーゼ、セルラーゼ、エステラーゼ、ペルオキシダーゼから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、市販品として粒状化されたものを用いることができる。いずれの酵素も他成分との保存安定性等を考慮して適宜選択すればよい。
(アルカリ剤)
アルカリ剤としては、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属珪酸塩、アミン化合物等を用いることができる。
アルカリ金属炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、及び炭酸水素カリウムから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。また、ソーダ灰として知られている炭酸ナトリウムの無水塩を用いてもよい。
アルカリ金属珪酸塩としては、結晶性層状珪酸ナトリウム((株)トクヤマシルテック製、「プリフィード」)等を用いることができる。また、非晶質のものを用いてもよい。なおアルカリ金属珪酸塩は食器の酸化防止剤としても有効である。
アミン化合物としては、アルカノールアミンを挙げることができる。本発明では特に1級のアルカノールアミンが好ましく、具体的にはモノエタノールアミンを挙げることができる。これらアルカリ剤の中では、アルカリ金属炭酸塩が好ましい。
アルカリ剤は、粉末状、顆粒状のものを用いることができる。顆粒状のものは、造粒処理等によって粒子径や、嵩比重を適宜調整して用いることができる。
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中のアルカリ剤の含有量は、0〜70質量%が好ましく、10〜60質量%がより好ましく、15〜55質量%が更に好ましい。
(金属イオン封鎖剤)
(A)成分以外の金属イオン封鎖剤としては、トリポリリン酸ナトリウム等のリン酸塩を用いることができる。自動食器洗浄機用洗浄剤組成物をリンを含有しないものとする場合には、(A)成分以外の金属イオン封鎖剤として、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸、L−グルタミン酸二酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、エチレンジアミン二コハク酸、ニトリロ三酢酸、1,3−プロパンジアミン三酢酸、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン四酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、及びヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン酸等のポリカルボン酸又はその塩を用いることができる。
これらの中では、クエン酸、コハク酸、エチレンジアミン四酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ヒドロキシエチルエチレンジアミンジカルボキシメチルグルタミン酸、及びそれらのアルカリ金属塩が好ましい。
(界面活性剤)
界面活性剤としては、非イオン界面活性剤や陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤を挙げることができる。
(F)以外の界面活性剤の含有量は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中、5質量%以下であることが好ましく、4質量%以下がより好ましく、3質量%以下が更に好ましく、1質量%以下が更に好ましく、0.1質量%以下がより更に好ましく、実質的に含有していないことが好ましい。
また、(F)成分以外の界面活性剤と(F)成分との質量比[(F)成分以外の界面活性剤/(F)成分]は、0.5以下が好ましく、0.3以下がより好ましく、0.1以下がより更に好ましい。前記範囲とすることにより、(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び(D)成分による効果を阻害することがなく、また、陰イオン界面活性剤が有する起泡性により、本発明の効果が阻害されない。
本発明においては、洗浄力を更に向上させる洗浄補助成分として、一般的に自動食器洗浄機用洗浄剤として配合される漂白剤、漂白活性化剤等を配合してもよい。
(漂白剤)
本発明においては前記(B)成分以外の漂白剤を使用してもよい。具体的な漂白剤としては、モノパーオキシフタル酸マグネシウム等の有機塩酸又はその塩、アルカリ金属の過ホウ酸塩(1水和物又は4水和物)、過硫酸塩、過ケイ酸塩の水溶液中で過酸化水素を発生する過酸化物から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。これらの中では、過硫酸ナトリウム、及び過硼酸ナトリウム等の無機過酸化物がより好ましい。
(漂白活性化剤)
本発明においては、洗浄力及び洗浄終了後の臭い低減効果を更に向上させる洗浄補助成分として、一般的に自動食器洗浄機用洗浄剤として配合される漂白活性化剤を配合してもよい。
漂白活性化剤は漂白剤と併用するものであって、漂白剤から放出される過酸化水素と反応して、より酸化還元電位が高い有機過酸を生成する物質である。例えば、N−アシル基、O−アシル基、ベンゾイル基の少なくとも1種を有する化合物、例えば無水物、エステル、イミド、アシル化イミダゾール及びオキシム等の置換基を有する化合物である。具体的には、テトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、テトラアセチルメチレンジアミン(TAMD)、テトラアセチルヘキシレンジアミン(TAHD)、テトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N−アシルイミド、例えばN−ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はその塩や、アルカノイルオキシベンゼンスルホン酸塩、例えばn−ノナノイル又はiso−ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n−又はiso−NOBS)、ラウロイルオキシベンゼンスルホネート(LOBS)、オクタノイルオキシ安息香酸(塩)、デカノイルオキシ安息香酸(塩)、ペンタアセチルグルコース(PAG)、1,5−ジアセチル−2,2−ジオキソ−ヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン(DADHT)又はN−カルボキシルアントラニル酸無水物(ISA)から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
本発明では洗浄終了後の臭い低減効果の観点から、親水性漂白活性化剤を配合することが好ましい。親水性漂白活性化剤としては例えば、テトラアセチルメチレンジアミン(TAED)、テトラアセチルメチレンジアミン(TAMD)、テトラアセチルグリコールウリル(TAGU)が挙げられ、テトラアセチルメチレンジアミン(TAED)、テトラアセチルメチレンジアミン(TAMD)が好ましく、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)が効果的である。
(吸油性粉体)
吸油性粉体としては、非晶質シリカ、デキストリン等を用いることができる。
非晶質シリカの市販品としては、トクシールNR、トクシールNP(Oriental Silicas Corporation製)、フローライト(富田製薬(株)製)、TIXOLEX25(韓仏化学社製)、サイロピュア(富士シリシア(株)製)等が挙げられる。
デキストリンとしては、各種穀物由来のデンプンを酸又はアミラーゼで加水分解して得られたものが挙げられる。加水分解の度合いや構造により種々の分解物があるが、例えば、アミロデキストリン(可溶性デンプン)、エリトロデキストリン、アクロデキストリン、マルトデキストリン、シクロデキストリン等が挙げられる。中でも、DE値(デンプンの分解率=グルコース相当質量/全固形分質量×100)が0.1〜10のものが好ましく、0.1〜5のものがより好ましい。また、冷水や温水でも急速に溶解するものが好ましく、耐アルカリ性の観点からDE値が0.1〜3のものが好ましい。
前記吸油性粉体の中では、非晶質シリカが好ましい。前記吸油性粉体は1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
(増量剤、希釈剤)
前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を粉末状又は粒状の洗浄剤とする場合、増量剤又は希釈剤として、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩等を含有させることが好ましい。増量剤又は希釈剤を配合すれば、各成分を希釈し、適度な濃度に分散させることで、使用に適した量に設計することができ、また、各成分の安定性を保持させるためにも有効である。
硫酸ナトリウムとしては、四国化成工業(株)製の「A6ボウショウ」等の市販品を用いることができる。本発明に用いることができるボウショウとしては、溶解性の観点から、粒径20μm以下ものが全体の90質量%以上を占めるものが好ましい。
なお、前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の増量剤及び希釈剤の合計含有量は、1質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、10質量%以上が更に好ましく、そして、50質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、20質量%以下が更に好ましい。増量剤及び希釈剤の合計含有量が、1質量%以上であると各成分の安定性を向上させることが可能であり、50質量%以下であると持ち運び易い洗浄剤組成物とすることができる。
<自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の形態>
前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、粉末状の洗浄剤として使用してもよく、また、水、有機溶媒等に溶解させ溶液状の洗浄剤として使用してもよく、更に、粒状に造粒したものを洗浄剤として使用してもよい。
溶液状の洗浄剤とする場合に使用することができる溶媒としては、水、エタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、3−メチル−3−メトキシブタノール、フェノキシエタノール、フェニルグリコール、フェノキシイソプロパノール、ブチルジグリコール(ジエチレングリコールモノブチルエーテル)、ジブチレンジグリコール、及びベンジルアルコールから選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
溶液状の洗浄剤の溶媒として用いる場合、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の溶媒の量は、組成物の安定性を向上させる観点から、3質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましく、10質量%以上が更に好ましく、安価に製造する観点から、40質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、20質量%以下が更に好ましい。
粉末状又は粒状の洗浄剤とする場合、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を混合する方法としては、前記各成分をヘンシェルミキサー(日本コークス工業(株))、ハイスピードミキサー(深江パウテック(株)製)、ナウターミキサー(ホソカワミクロン(株)製)、リボン型混合機((株)特寿工作所製)、V型ブレンダ((株)ダルトン製)、ベンチニーダ((株)入江商会製)等の公知の混合機を用いて混合する方法を挙げることができ、攪拌時に剪断力があまりかからないナウターミキサーを用いることが好ましい。また、前記各成分の一部ないし全てを混合した後、造粒機で共造粒しても構わない。
造粒方法としては、押出造粒法、転動造粒法、解砕造粒法、流動層造粒法、噴霧造粒法、破砕造粒法等を挙げることができ、これらの中では押出造粒法、転動造粒法がより好ましい。
(バインダー)
前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を造粒する場合には、造粒物の物理的強度を向上させることを目的として、非イオン界面活性剤やポリマー等のバインダーを用いてもよい。
ポリマーとしては、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、及びポリオキシエチレンフェノールエーテルが好ましく、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールがより好ましい。
バインダーとしては、前記化合物の1種を単独で用いてもよく、2種以上を混合して用いてもよい。なお、ポリプロピレングリコールは、粉末状の洗浄剤組成物とした場合における消泡性を向上させる観点から、消泡剤としても用いることができる。
造粒物中にポリプロピレングリコールを含有させる場合、その含有量は1〜20質量%が好ましく、2〜15質量%がより好ましく、3〜12質量%が更に好ましい。
造粒物中にポリエチレングリコールを含有させる場合、その含有量は、3〜30質量%が好ましく、5〜25質量%がより好ましく、10〜20質量%が更に好ましい。
粉末状の洗浄剤として使用する際のかさ比重は、製造し易さ、及び溶解性向上の観点から、0.7〜0.9g/cm3が好ましく、0.75〜0.85g/cm3がより好ましい。
本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、従来の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物に比べて洗浄性能が高いため使用量を低減することができる。また、使用量を低減することができるため、容器のコンパクト化を図ることが可能であり、包装材料の使用量を低減することができる。
[食器の洗浄方法]
本発明の食器の洗浄方法は、前記自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の濃度が0.02〜0.4質量%である洗浄水を、食器に付着した被洗浄物と接触させる方法である。前記洗浄水中の前記(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)成分の合計濃度は、0.02質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.07質量%以上が更に好ましく、0.09質量%以上がより更に好ましく、そして、0.4質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましく、0.2質量%以下がより好ましく、0.15質量%以下が更に好ましく、0.12質量%以下がより更に好ましい。前記濃度が下限値以上であれば洗浄力が向上し、上限値以下であれば経済性に優れる上に、容量の小さい、持ち運びに便利な洗浄剤とすることができる。
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を被洗浄物と接触させる時間は、5分以上が好ましく、10分以上がより好ましく、12分以上が更に好ましく、16分以上がより更に好ましく、そして、45分以下が好ましく、35分以下がより好ましく、25分以下が更に好ましく、20分以下がより更に好ましい。前記時間が下限値以上であれば、より優れた洗浄効果を得ることができ、上限値以下であれば、より短時間で家事を完了することができる。
自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を被洗浄物と接触させる温度は、5℃以上が好ましく、10℃以上がより好ましく、20℃以上が更に好ましく、25℃以上がより更に好ましく、そして、80℃以下が好ましく、70℃以下がより好ましく、60℃以下が更に好ましく、50℃以下が更に好ましく、40℃以下がより更に好ましい。前記温度が下限値以上であれば洗浄力が向上し、上限値以下であれば、電気、ガス等の洗浄水の加熱に要するエネルギーを節約することができる。
また、本発明の食器の洗浄方法は、下記一般式(1)で表される化合物(A)を10〜25質量%、過炭酸塩(B)を1質量%以上、10質量%未満、プロテアーゼ(C)を0.5〜3質量%、アミラーゼ(D)を0.5〜3質量%、及びポリカルボン酸型高分子化合物(E)を5〜20質量%含有し、質量比[(A)/(B)]が1を超え10以下である自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を含む溶液と食器とを接触させる食器の洗浄方法である。
Figure 0006027877
(式中、Rは炭素数1〜12の炭化水素基を示し、M1、M2、M3は、それぞれ独立に水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及びアルキルアミンから選ばれる1種を示す。)
実施例1
実施例1の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を表1に記載の割合にしたがって以下の(1)〜(4)の手順にしたがって調製した。なお、各実施例及び比較例においては、それぞれ3gとなるように各成分を配合して自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を製造した。
(1)30Lナウターミキサー(ホソカワミクロン(株)製、スクリューの自転:110
r/min、スクリューの公転:4r/min)に、(A)成分、硫酸ナトリウム
、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリウムを混合し第1混合物を調製した。
(2)前記第1混合物に、ポリプロピレングリコール、香料を混合して第2混合物を調製
した。
(3)前記第2混合物に(B)成分、テトラアセチルエチレンジアミン、成分(C)、成
分(D)を混合して第3混合物を調製した。
(4)(E)成分の10質量%水溶液を調製し、この溶液と前記第3混合物とを混合し自
動食器洗浄機用洗浄剤組成物を調製した。
実施例2,6,7、比較例3,4
表1,2に記載の割合で配合したこと、(F)成分の10質量%エタノール溶液を(E)成分の水溶液と共に第3混合物と混合したこと以外は実施例1と同様の手順で自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を調製した。
実施例3〜5、比較例1,2
表1に記載の割合で配合したこと以外は、実施例1と同様の手順で自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を調製した。
なお、前述の方法で調製した各洗浄剤組成物を脱イオン水により0.1質量%に希釈した溶液について、下記の方法でpHの測定を行った。結果を表1,2に示す。
<pH測定>
pHメーター((株)堀場製作所製、型番「F−52」、pH電極6367−10D)を用いて、JIS Z−8802:2011にしたがって25℃におけるpH値を測定した。
<洗浄性の評価>
≪茶渋に対する洗浄性≫
(i)茶渋汚れの作成
以下の手順にしたがって試験食器を作成した。
(1)市販の紅茶ティーバッグ(三井農林(株)製「日東紅茶DAY&DAY ティーバッグ」)
をお湯1Lに対し、3袋用意した。
(2)熱湯にティーバッグを入れて、10分間紅茶液を煮出した。
(3)ティーバッグを取り出し、紅茶液を攪拌して、均一にした。
(4)陶器製湯呑み(さざんか長湯呑〔直径64mm、高さ78mm〕;有限会社鎌田商
店より購入)、メラミン製湯呑み(タンブラー・小MN−17〔直径74mm、高さ
80mm〕・200mL DAIWAより購入)にそれぞれ100gずつ紅茶液を
とり(泡は除く)、1時間静置した後、紅茶液を除いた。
(5)そのまま25℃で一昼夜乾燥させて試験食器とした。
(ii)洗浄試験
前記実施例及び比較例で調製した自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を洗浄液中の濃度が0.1質量%となるように食器洗い乾燥機(パナソニック(株)、型番「NP−TR3」(卓上タイプ))の専用洗剤入れに投入した(水道水の使用量:3L)。なお、前記濃度は、表1,2に記載される各成分の合計濃度であり、(B)成分、(C)成分を溶解させるために用いた水及びエタノールは自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の濃度として計算していない。なお、エタノールは、実施例及び比較例でそれぞれ同じ量を使用した。
前記試験食器を食器洗い乾燥機の上かごに陶器製湯呑み3つ、メラミン製湯呑み3つを設置し、標準コースにて洗浄を行った。
(iii)評価方法
試験食器の表面に残った茶渋の量を目視により観察し、0〜5の6段階で評価した。結果を表1,2に示す。
(判定基準)
5:完全に洗浄されている。
4:若干汚れが残っているが、ほとんど洗浄できている(許容範囲内)。
3:大部分洗浄できているが、汚れが残っている。または、薄く残っている(許容範囲外
)。
2:少し洗浄できているが、大部分汚れが残っている。
1:ほとんど洗浄できていない。
0:全く洗浄できていない。
なお、前記判定基準で4以上の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、自動食器洗浄機用洗浄剤組成物として十分な洗浄性能を有しているといえる。
≪ご飯汚れに対する洗浄性≫
(i)ご飯汚れの作成
以下の手順にしたがって試験サンプルを作成した。
(1)市販のお米(伊丹産業(株)販売「新潟県産こしひかり」)を炊飯した。
(2)スライドガラスにご飯粒を塗り延ばし0.15gを乗せた。
(3)そのまま25℃で一昼夜乾燥させて試験サンプルとした。
(ii)洗浄試験
(1)前記実施例及び比較例で調製した自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を洗浄液中の濃度
が0.1質量%となるように、50℃に加熱した水道水3L中に投入し、1分間攪
拌して溶解させた。なお、前記濃度は、表1,2に記載される各成分の合計濃度で
あり、(B)成分、(C)成分を溶解させるために用いた水及びエタノールは自動
食器洗浄機用洗浄剤組成物の濃度として計算していない。また、エタノールは、実
施例及び比較例でそれぞれ同じ量を使用した。
(2)スライドガラスを10分間浸漬した後、水で10秒間すすいだ。
(3)50℃の電気乾燥機でスライドガラスを30分間乾燥した。
(iii)評価方法
試験サンプルの表面に残ったご飯の量を目視により観察し、◎〜×の4段階で評価した
<評価基準>
◎:ご飯汚れが残っていない
○:ご飯汚れがやや残っている
△:ご飯汚れが明らかに残っている
×:洗浄できていない
Figure 0006027877
Figure 0006027877
表に記載の化合物の詳細は以下のとおりである。なお、表中に記載された含有量の単位は質量%であり、有効分の濃度を考慮していない値である。
*1 :BASFジャパン(株)製、「Trilon M Powder」
(メチルグリシン二酢酸三ナトリウム)、有効分87質量%
*2 :日本パーオキサイド(株)製、型番「KCPZ」、有効分82質量%
(メタホウ酸ナトリウムで表面を被覆した過炭酸ナトリウム)、
*3 :ノボザイムズ ジャパン(株)製、「サビナーゼ18T」
*4 :ノボザイムズ ジャパン(株)製、「デュラミル120T」
*5 :ノボザイムズ ジャパン(株)製
「ステインザイム プラス エビティ12T」
*6 :ローム・アンド・ハース・ジャパン(株)製、「Acusol 460ND」
重量平均分子量=10,000、平均粒径=134μm、有効分92質量%
マレイン酸/ジイソブチレン=1/1(モル比)
*7 :BASFジャパン(株)製,「ソカランCP45 グラニュール」
アクリル酸/マレイン酸共重合体の30質量%部分中和品
重量平均分子量=70,000
有効分92質量%、アクリル酸/マレイン酸=7/3(モル比)
*8 :花王(株)製、「エキセルVS−95」、有効分100質量%
*9 :和光純薬工業(株)製
*10:和光純薬工業(株)製
*11:東京化成工業(株)製
*12:(株)トクヤマシルテック製、「プリフィード顆粒」
*13:Oriental Silicas Corporation製、「トクシールNP」
*14:旭硝子(株)製,「プレミノールS4011」
数平均分子量=10,000
表1及び表2の結果より、本発明の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物は、ご飯や茶渋による汚れに対して優れた洗浄性能を示すことがわかる。

Claims (9)

  1. 下記一般式(1)で表される化合物(A)を10〜25質量%、
    過炭酸塩(B)を1質量%以上8質量%以下
    プロテアーゼ(C)を0.05〜3質量%、
    アミラーゼ(D)を0.05〜3質量%、及び
    ポリカルボン酸型高分子化合物(E)を5〜20質量%含有し、
    質量比[(A)/(B)]が1を超え10以下であり、
    質量比((A)/[(C)+(D)])が3以上8以下である自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
    Figure 0006027877

    (式中、Rは炭素数1〜12の炭化水素基を示し、M、M、Mは、それぞれ独立に水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及びアルキルアミンから選ばれる1種を示す。)
  2. 前記(E)成分が、反応性不飽和基を有する炭素数3〜6のカルボン酸又はその塩(e-1)由来の構成単位、及び炭素数2〜12のオレフィン(e−2)由来の構成単位を含む共重合体である、請求項1に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  3. 前記(E)成分が、ジイソブチレン−マレイン酸共重合体又はその塩である、請求項1又は2に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  4. 更に、脂肪酸エステル型非イオン界面活性剤(F)を0.1〜15質量%含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  5. 前記(F)成分が、グリセリン脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルから選ばれる少なくとも1種である、請求項4に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  6. 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物中の(F)成分以外の界面活性剤の含有量が0.1質量%以下である、請求項4又は5に記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  7. 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の0.1質量%水溶液の25℃におけるpHが9〜13である、請求項1〜のいずれかに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の自動食器洗浄機用洗浄剤組成物の濃度が0.02〜0.4質量%である洗浄水を食器に付着した被洗浄物と接触させる、食器の洗浄方法。
  9. 下記一般式(1)で表される化合物(A)を10〜25質量%、過炭酸塩(B)を1質量%以上、8質量%以下、プロテアーゼ(C)を0.05〜3質量%、アミラーゼ(D)を0.05〜3質量%、及びポリカルボン酸型高分子化合物(E)を5〜20質量%含有し、質量比[(A)/(B)]が1を超え10以下であり、質量比((A)/[(C)+(D)])が3以上8以下である自動食器洗浄機用洗浄剤組成物を含む溶液と食器とを接触させる食器の洗浄方法。
    Figure 0006027877

    (式中、Rは炭素数1〜12の炭化水素基を示し、M、M、Mは、それぞれ独立に水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、アルカノールアミン、及びアルキルアミンから選ばれる1種を示す。)
JP2012271225A 2012-12-12 2012-12-12 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物 Active JP6027877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012271225A JP6027877B2 (ja) 2012-12-12 2012-12-12 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012271225A JP6027877B2 (ja) 2012-12-12 2012-12-12 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014114410A JP2014114410A (ja) 2014-06-26
JP6027877B2 true JP6027877B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=51170750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012271225A Active JP6027877B2 (ja) 2012-12-12 2012-12-12 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6027877B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3050954A1 (en) * 2015-02-02 2016-08-03 The Procter and Gamble Company New use of sulfonated polymers
EP3050948B1 (en) * 2015-02-02 2018-09-19 The Procter and Gamble Company New use of complexing agent
JP6902915B2 (ja) * 2017-04-24 2021-07-14 ライオン株式会社 食器洗い機用液体洗浄剤組成物

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4303155B2 (ja) * 2003-10-31 2009-07-29 ディバーシー・アイピー・インターナショナル・ビー・ヴイ 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP2006008893A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Lion Corp 自動食器洗い乾燥機用洗浄剤組成物
DE102004044411A1 (de) * 2004-09-14 2006-03-30 Basf Ag Reinigungsformulierungen für die maschinelle Geschirrreinigung enthaltend hydrophob modifizierte Polycarboxylate
EP2663626B1 (de) * 2011-01-13 2019-05-08 Basf Se Verwendung von gegebenenfalls oxidierten thioethern von polyalkylenoxiden in wasch- und reinigungsmitteln

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014114410A (ja) 2014-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6140018B2 (ja) 食器用洗浄剤組成物
JP5065027B2 (ja) 疎水性に変性されたポリカルボン酸塩を有する機械式食器洗浄のための洗浄調製物
US9796951B2 (en) Use of modified polyaspartic acids in dishwashing detergents
JP5337371B2 (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
CA3017990C (en) Granulate comprising an inorganic solid carrier with at least one biosurfactant contained thereon
BR112016018461B1 (pt) Processo para preparar um pó ou um grânulo, pó ou grânulo, uso de um pó ou um grânulo, e, agente de limpeza
TR201810936T4 (tr) Deterjan bileşimi.
KR20210006389A (ko) 필름 억제 첨가제로서 올리고당류 및 다당류를 기반으로 하는 그래프트 중합체 및 폴리아스파르트산을 포함하는 식기세척 세제 제형
TW200846463A (en) Dishwashing detergent
WO2018118745A1 (en) Automatic dishwashing composition
JP6027877B2 (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
WO2013175659A1 (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
US11149232B2 (en) Automatic dishwashing composition
JP6053135B2 (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP2019178336A (ja) フィルムの作製方法
JP6140019B2 (ja) 固体洗浄剤組成物
JP6027874B2 (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物
JP5941812B2 (ja) 食器用洗浄剤組成物
US20190048290A1 (en) Automatic dishwashing composition
JP2015086295A (ja) 食器用洗浄剤組成物
JP5491773B2 (ja) 自動食器洗浄機用洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161017

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6027877

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250