JP2014093433A - 半導体装置、表示装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定して所望の容量を保持可能な半導体装置、表示装置および電子機器を提供する。
【解決手段】互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を備え、前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する半導体装置。
【選択図】図1
【解決手段】互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を備え、前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する半導体装置。
【選択図】図1
Description
本技術は、酸化物半導体を用いた半導体装置、この半導体装置を備えた表示装置および電子機器に関する。
アクティブ駆動方式の液晶表示装置や有機EL(Electroluminescence)表示装置は、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)を駆動素子として用いると共に、映像を書き込むための信号電圧に対応する電荷を保持容量素子に保持させている。しかし、TFTのゲート電極とソース・ドレイン電極との交差領域に生じる寄生容量が大きくなると、信号電圧が変動してしまい、画質の劣化を引き起こす場合がある。
特に、有機EL表示装置では、寄生容量が大きい場合には保持容量も大きくする必要があり、画素のレイアウトに応じて配線等の占める割合が大きくなる。その結果、配線間のショート等の確率が増加し、製造歩留まりが低下してしまう。
そこで、酸化亜鉛(ZnO)または酸化インジウムガリウム亜鉛(IGZO)等の酸化物半導体をチャネルに用いたTFTでは、ゲート電極とソース・ドレイン電極との交差領域の寄生容量を低減する方法が提案されている(例えば、特許文献1〜3、非特許文献1,2)。
特許文献1〜3および非特許文献1には、酸化物半導体膜のチャネル領域上に、ゲート絶縁膜およびゲート電極を平面視で同位置に設けた後、酸化物半導体膜のゲート電極およびゲート絶縁膜から露出された領域を低抵抗化してソース・ドレイン領域を形成する方法、所謂セルフアライン(自己整合)で形成されたトップゲート型TFTが記載されている。一方、非特許文献2はセルフアライン構造のボトムゲート型TFTを開示したものであり、このTFTではゲート電極をマスクとした裏面露光により酸化物半導体膜にソース・ドレイン領域が形成されている。
J.Park、外11名,"Self-aligned top-gate amorphous gallium indium zinc oxide thin film transistors",Applied Physics Letters,American Institute of Physics,2008年,第93巻,053501
R.Hayashi、外6名,"Improved Amorphous In-Ga-Zn-O TFTs",SID 08 DIGEST,2008年,42.1,p.621−624
上述のように、このような酸化物半導体を用いたトランジスタと共に、基板上には保持容量素子が配置される。この保持容量素子は、安定して所望の容量を保持することが望まれる。
本技術はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、所望の容量を安定して保持できる半導体装置、表示装置および電子機器を提供することにある。
本技術による第1の半導体装置は、互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を備え、保持容量素子は酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有するものである。
本技術による第2の半導体装置は、酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する保持容量素子を備えたものである。
本技術による表示装置は、表示素子を駆動する半導体装置として上記本技術の第1の半導体装置を備えたものである。
本技術による電子機器は、上記本技術の表示装置を備えたものである。
本技術の第1、第2の半導体装置、表示装置または電子機器では、水素含有膜から酸化物半導体膜に水素が拡散し、保持容量素子の一方の電極としての酸化物半導体膜が低抵抗化される。
本技術の第1、第2の半導体装置、表示装置および電子機器によれば、保持容量素子が水素含有膜を有するようにしたので、印加電圧の大きさに関わらず、安定して所望の容量を保持することができる。よって、例えば表示装置の表示品位を向上させることが可能となる。
以下、本技術の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(保持容量素子が水素含有膜を有する例:有機EL表示装置)
2.変形例1(液晶表示装置)
3.変形例2(電子ペーパー)
6.適用例
1.実施の形態(保持容量素子が水素含有膜を有する例:有機EL表示装置)
2.変形例1(液晶表示装置)
3.変形例2(電子ペーパー)
6.適用例
<実施の形態>
図1は本技術の一実施の形態に係る表示装置1(半導体装置)の断面構成を表したも
のである。この表示装置1はアクティブマトリクス型の有機EL(Electroluminescence)表示装置であり、酸化物半導体膜12を有するトランジスタ10Tおよびトランジスタ10Tにより駆動される有機EL素子20をそれぞれ複数有している。図1は、一のトランジスタ10Tおよび有機EL素子20に対応する領域(サブピクセル)を表している。
図1は本技術の一実施の形態に係る表示装置1(半導体装置)の断面構成を表したも
のである。この表示装置1はアクティブマトリクス型の有機EL(Electroluminescence)表示装置であり、酸化物半導体膜12を有するトランジスタ10Tおよびトランジスタ10Tにより駆動される有機EL素子20をそれぞれ複数有している。図1は、一のトランジスタ10Tおよび有機EL素子20に対応する領域(サブピクセル)を表している。
表示装置1はトランジスタ10Tと酸化物半導体膜12を共有する保持容量素子10Cを有しており、これらトランジスタ10Tおよび保持容量素子10C上に平坦化膜19を間にして有機EL素子20が設けられている。トランジスタ10Tは、基板11、酸化物半導体膜12、ゲート絶縁膜13Tおよびゲート電極14Tをこの順に有するスタガ構造(トップゲート型)のTFTである。酸化物半導体膜12およびゲート電極14Tは層間絶縁膜17に覆われている。層間絶縁膜17の接続孔H1を介して、トランジスタ10Tのソース・ドレイン電極18が酸化物半導体膜12に電気的に接続されている。
(トランジスタ10T)
基板11は、例えば、石英,ガラス,シリコンまたは樹脂(プラスチック)フィルムなどの板状部材により構成されている。後述のスパッタ法において、基板11を加熱することなく酸化物半導体膜12を成膜するため、安価な樹脂フィルムを用いることができる。樹脂材料としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)またはPEN(ポリエチレンナフタレート)などが挙げられる。この他にも、目的に応じて、ステンレス鋼(SUS)などの金属基板を用いるようにしてもよい。
基板11は、例えば、石英,ガラス,シリコンまたは樹脂(プラスチック)フィルムなどの板状部材により構成されている。後述のスパッタ法において、基板11を加熱することなく酸化物半導体膜12を成膜するため、安価な樹脂フィルムを用いることができる。樹脂材料としては、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)またはPEN(ポリエチレンナフタレート)などが挙げられる。この他にも、目的に応じて、ステンレス鋼(SUS)などの金属基板を用いるようにしてもよい。
酸化物半導体膜12は、基板11上の選択的な領域に設けられ、トランジスタ10Tの活性層としての機能を有するものである。酸化物半導体膜12は、例えば、インジウム(In),ガリウム(Ga),亜鉛(Zn)およびスズ(Sn)のうちの少なくとも1種の元素の酸化物を主成分として含むものである。具体的には、非晶質のものとして、酸化インジウムスズ亜鉛(ITZO)または酸化インジウムガリウム亜鉛(IGZO: InGaZnO)等、結晶質のものとして酸化亜鉛(ZnO),酸化インジウム亜鉛(IZO(登録商標)),酸化インジウムガリウム(IGO),酸化インジウムスズ(ITO)または酸化インジウム(InO)等がそれぞれ挙げられる。酸化物半導体膜12の厚み(積層方向の厚み(Z方向)、以下単に厚みという。)は、例えば50nm程度である。
この酸化物半導体膜12は上層のゲート電極14Tに対向してチャネル領域12Tを有すると共に、チャネル領域12Tに隣接して、チャネル領域12Tよりも電気抵抗率の低い低抵抗領域12B(ソース・ドレイン領域)を一対有している。低抵抗領域12Bは酸化物半導体膜12の表面(上面)から厚み方向の一部に設けられたものであり、例えば、酸化物半導体材料にアルミニウム(Al)等の金属を反応させて金属(ドーパント)を拡散させることにより形成されている。この低抵抗領域12Bにソース・ドレイン電極18が電気的に接続されている。このような低抵抗領域12Bにより、トランジスタ10Tのセルフアライン構造が実現される。また、低抵抗領域12Bはトランジスタ10Tの特性を安定化させる役割をも有するものである。酸化物半導体膜12のうちトランジスタ10Tを構成する部分は、基板11に接している。
ゲート電極14Tはゲート絶縁膜13Tを間にしてチャネル領域12T上に設けられ、ゲート電極14Tとゲート絶縁膜13Tとは平面視で互いに同一形状を有している。ゲート絶縁膜13Tは例えば厚みが300nm程度であり、シリコン酸化膜(SiO),シリコン窒化膜(SiN),シリコン窒化酸化膜(SiON)または酸化アルミニウム膜(AlO)などのうちの1種よりなる単層膜あるいはそれらのうちの2種以上よりなる積層膜により構成されている。ゲート絶縁膜13Tには酸化物半導体膜12を還元させにくい材料、例えば、シリコン酸化膜あるいは酸化アルミニウム膜を用いることが好ましい。
ゲート電極14Tは、トランジスタ10Tに印加されるゲート電圧(Vg)によって酸化物半導膜12(チャネル領域12T)中のキャリア密度を制御すると共に、電位を供給する配線としての機能を有するものである。このゲート電極14Tは、例えばモリブデン(Mo),チタン(Ti),アルミニウム,銀(Ag),ネオジウム(Nd)および銅(Cu)のうちの1種からなる単体もしくはこれらの合金により構成されている。複数の単体または合金を用いた積層構造であってもよい。ゲート電極14Tは、例えば酸化物半導体膜14側からチタン、アルミニウムおよびモリブデンをこの順に積層したものにより構成されている。ゲート電極14Tは低抵抗な金属、例えば、アルミニウムまたは銅等により構成することが好ましい。低抵抗な金属からなる層(低抵抗層)に、例えばチタンまたはモリブデンからなる層(バリア層)を積層させるようにしてもよく、低抵抗な金属を含む合金、例えばアルミニウムとネオジウムとの合金(Al−Nd)を用いるようにしてもよい。ゲート電極14TをITO等の透明導電膜により構成するようにしてもよい。ゲート電極14Tの厚みは、例えば10nm〜500nmである。
ゲート電極14Tと層間絶縁膜17との間および酸化物半導膜12(低抵抗領域12B)と層間絶縁膜17との間には、高抵抗膜15が設けられている。この高抵抗膜15はゲート電極14Tの端面およびゲート絶縁膜13Tの端面と、酸化物半導体膜12の端面とを覆い、また、保持容量素子10Cをも覆っている。高抵抗膜15は後述する製造工程において酸化物半導膜12の低抵抗領域12Bに拡散される金属の供給源となる金属膜(後述の図10B 金属膜15A)が、酸化膜となって残存したものである。あるいは、この残存した酸化膜上に更にバリア性の高い絶縁膜、例えば酸化アルミニウム膜を設けて高抵抗膜15を構成するようにしてもよい。高抵抗膜15は例えば、厚みが20nm以下であり、酸化チタン,酸化アルミニウム,酸化インジウムまたは酸化スズ等により構成されている。複数の酸化膜を積層させるようにしてもよい。高抵抗膜15にバリア性の高い絶縁膜を積層させると、例えばその合計の厚みは50nm程度となる。このような高抵抗膜15は上記のようなプロセス上の役割の他、トランジスタ10Tにおける酸化物半導体膜12の電気的特性を変化させる酸素や水分の影響を低減する機能、即ちバリア機能をも有している。従って、高抵抗膜15を設けることにより、トランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cの電気的特性を安定化させ、層間絶縁膜17の効果をより高めることが可能となる。
層間絶縁膜17は高抵抗膜15上に設けられ、高抵抗膜15と同様に酸化物半導体膜12の外側に延在してゲート電極14Tおよび酸化物半導体膜12を覆っている。この層間絶縁膜17は例えば、アクリル樹脂,ポリイミドまたはシロキサン等の有機材料あるいはシリコン酸化膜,シリコン窒化膜,シリコン酸窒化膜または酸化アルミニウム等の無機材料により構成されている。このような有機材料と無機材料とを積層させるようにしてもよい。有機材料を含有する層間絶縁膜17は、容易にその厚みを例えば2μm程度に厚膜化することが可能となる。このように厚膜化された層間絶縁膜17は、例えばゲート絶縁膜13Tとゲート電極14Tとの間などの段差を十分に被覆して絶縁性を確保することができる。また有機材料を含む層間絶縁膜17は、金属配線により形成される配線容量を低減して、表示装置1を大型化およびハイフレームレート化することが可能となる。従って、セルフアライン構造のトランジスタ10Tでは、有機絶縁性材料を含む層間絶縁膜17を用いることが好ましい。
ソース・ドレイン電極18は、層間絶縁膜17上にパターン化して設けられ、層間絶縁膜17および高抵抗膜15を貫通する接続孔H1を介して酸化物半導体膜12の低抵抗領域12Bに接続されている。ソース・ドレイン電極18は、ゲート電極14Tの直上を回避して設けられていること望ましい。ゲート電極14Tとソース・ドレイン電極18との交差領域に寄生容量が形成されることを防ぐためである。このソース・ドレイン電極18は、例えば厚みが500nm程度であり、上記ゲート電極14Tで挙げた金属または透明導電膜と同様の材料により構成されている。ソース・ドレイン電極18も、アルミニウムまたは銅等の低抵抗金属材料により構成されていることが好ましく、また、低抵抗層とバリア層との積層膜であることがより好ましい。ソース・ドレイン電極18をこのような積層膜により構成することで、配線遅延の少ない駆動が可能になるためである。ソース・ドレイン電極18の最上層にアルミニウムとネオジウムとの合金を設けるようにしてもよい。これにより、例えばソース・ドレイン電極18が有機EL素子20の第1電極(後述の第1電極21)の機能を兼ねることが可能となる。
(保持容量素子10C)
保持容量素子10Cはトランジスタ10Tと共に基板11上に設けられ、例えば、後述の画素回路50Aにおいて電荷を保持する容量素子である。この保持容量素子10Cは、容量電極14Cと酸化物半導体膜12との間に容量絶縁膜13Cを有している。酸化物半導体膜12では、容量電極14Cに対向する部分(電極対向領域12C)が容量電極14Cと対をなす一方の電極として機能し、保持容量素子10Cを構成している。
保持容量素子10Cはトランジスタ10Tと共に基板11上に設けられ、例えば、後述の画素回路50Aにおいて電荷を保持する容量素子である。この保持容量素子10Cは、容量電極14Cと酸化物半導体膜12との間に容量絶縁膜13Cを有している。酸化物半導体膜12では、容量電極14Cに対向する部分(電極対向領域12C)が容量電極14Cと対をなす一方の電極として機能し、保持容量素子10Cを構成している。
保持容量素子10Cは、基板11側から水素含有膜16、トランジスタ10Tと共有の酸化物半導体膜12(電極対向領域12C)、容量絶縁膜13Cおよび容量電極14Cをこの順に有し、保持容量素子10C上には高抵抗膜15および層間絶縁膜17がこの順に設けられている。詳細は後述するが、本実施の形態ではこのように、保持容量素子10Cに水素含有膜16を設けることにより、印加電圧の大きさに関わらず、所望の容量を保持することが可能となる。即ち、保持容量素子10Cの電圧依存性を低減することができる。
水素含有膜16は、例えば10%程度の水素(H2)を含み、その上面が酸化物半導体膜12に接している。これにより、水素含有膜16から酸化物半導体膜12に水素が拡散し、電極対向領域12Cが低抵抗化される。水素含有膜16には、例えばシリコンを含む膜、具体的にはシリコン窒化膜、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜あるいはアモルファスシリコン膜を用いることができる。水素含有膜16の端面は、容量電極14Cの端面よりも外側にあり、平面視で容量電極14から拡幅した部分を水素含有膜16が有していることが好ましく、容量電極14Cの周囲全体に拡幅していることがより好ましい(図2A,図2B)。これにより、酸化物半導体膜12の電極対向領域12Cが確実に低抵抗化される。電極対向領域12Cに水素を拡散させることができれば、水素含有膜16の端面の位置が容量電極14の端面の位置と同じであってもよく(図3A,図3B)、容量電極14の端面の位置よりも内側であってもよい(図4A,図4B)。水素含有膜16の厚みは、例えば200nmである。
酸化物半導体膜12の電極対向領域12Cは、チャネル領域12Tと同様に低抵抗領域12Bを有しておらず厚み方向の電気抵抗は一定である。換言すれば、酸化物半導体膜12のうち、チャネル領域12Tおよび電極対向領域12C以外には低抵抗領域12Bが設けられている。酸化物半導体膜12の電極対向領域12Cには、水素含有膜16から拡散された水素が、例えば1%程度含まれている。
容量絶縁膜13Cを無機絶縁材料により構成することにより大きな容量の保持容量素子10Cを得ることができる。この容量絶縁膜13Cは、例えばゲート絶縁膜13Tと同一工程により形成されたものであり、ゲート絶縁膜13Tと同一材料により構成され、同一膜厚を有している。また、容量電極14Cも、例えば、ゲート電極14Tと同一工程により構成されたものであり、ゲート電極14Tと同一材料により構成され、同一膜厚を有している。容量電極14Cと容量絶縁膜13Cとは、平面視で互いに同一形状を有している。容量絶縁膜13Cとゲート絶縁膜13T、容量電極14Cとゲート電極14Tをそれぞれ互いに別工程で形成するようにしてもよく、これらを互いに異なる材料、異なる膜厚で形成するようにしてもよい。
このような保持容量素子10Cは、図5に示したように、トランジスタ10Tに対して、トランジスタ10Tのチャネル長方向(X方向)に沿って配置することが好ましい。以下、この理由について説明する。水素含有膜16の水素がトランジスタ10T(酸化物半導体膜12のチャネル領域12T)まで拡散すると、チャネル領域12Tのキャリア濃度が増加してトランジスタ10Tの閾値電圧Vthがマイナス方向にシフトする虞がある。このため、水素含有膜16からの水素は、電極対向領域12Cのみに拡散し、チャネル領域12Tまで到達しないことが望ましい。
図6は保持容量素子10Cをトランジスタ10Tに対して、トランジスタ10Tのチャネル幅方向(Y方向)、即ちチャネル長方向と直交する方向に配置した平面構成を表したものである。このとき、水素が水素含有膜16からチャネル領域12Tの一端(水素含有膜16に近い側)までの距離D2分移動すると、酸化物半導体膜12の一対の低抵抗領域12B間(ソース・ドレイン領域間)に水素が拡散して低抵抗化し、トランジスタ特性に大きく影響する。これに対し、図5では、水素が水素含有膜16からチャネル領域12Tの一端まで移動してもトランジスタ特性はほとんど変化しない。換言すれば、水素含有膜16からチャネル領域12Tの他端(水素含有膜16から遠い側)までの距離D1分移動するまでは、トランジスタ特性を維持することができる。従って、図5のようにトランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cを配置することにより、表示装置1の駆動部(トランジスタ10Tおよび保持容量素子10C)を小型化すると共に、トランジスタ特性を維持することが可能となる。
有機EL素子20は、平坦化膜19上に設けられている(図1)。有機EL素子20は平坦化膜19側から第1電極21、画素分離膜22、有機層23および第2電極24をこの順に有しており、保護膜25により封止されている。保護膜25上には熱硬化樹脂または紫外線硬化樹脂からなる接着層26を間にして封止用基板27が貼り合わされている。表示装置1は、有機層23で発生した光を基板11側から取り出すボトムエミッション方式(下面発光方式)であってもよく、封止用基板27側から取り出すトップエミッション方式(上面発光方式)であってもよい。
平坦化膜19は、ソース・ドレイン電極18上および層間絶縁膜17上に、基板11の表示領域(後述の図7 表示領域50)全体に渡り設けられ、接続孔H2を有している。この接続孔H2は、トランジスタ10Tのソース・ドレイン電極18と有機EL素子20の第1電極21とを接続するためのものである。平坦化膜19は、例えばポリイミドまたはアクリル系樹脂により構成されている。
第1電極21は、接続孔H2を埋め込むように平坦化膜19上に設けられている。この第1電極21は、例えばアノードとして機能するものであり、素子毎に設けられている。表示装置1がボトムエミッション方式である場合には、第1電極21を透明導電膜、例えば、酸化インジウムスズ(ITO),酸化インジウム亜鉛(IZO)またはインジウム亜鉛オキシド(InZnO)等のいずれかよりなる単層膜またはこれらのうちの2種以上からなる積層膜により構成する。一方、表示装置1がトップエミッション方式である場合には、第1電極21を、反射性の金属、例えば、アルミニウム,マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca)およびナトリウム(Na)のうちの少なくとも1種からなる単体金属、またはこれらのうちの少なくとも1種を含む合金よりなる単層膜、あるいは単体金属または合金を積層した多層膜により構成する。
画素分離膜22は第1電極21と第2電極24との間の絶縁性を確保すると共に各素子の発光領域を区画分離するためのものであり、各素子の発光領域に対向して開口を有している。この画素分離膜22は例えば、ポリイミド,アクリル樹脂またはノボラック系樹脂などの感光性樹脂により構成されている。
有機層23は、画素分離膜22の開口を覆うように設けられている。この有機層23は有機電界発光層(有機EL層)を含み、駆動電流の印加によって発光を生じるものである。有機層23は、例えば基板11(第1電極21)側から、正孔注入層、正孔輸送層、有機EL層および電子輸送層をこの順に有しており、電子と正孔との再結合が有機EL層で生じて光が発生する。有機EL層の構成材料は、一般的な低分子または高分子の有機材料であればよく、特に限定されない。例えば赤、緑および青色を発光する有機EL層が素子毎に塗り分けられていてもよく、あるいは、白色を発光する有機EL層(例えば、赤、緑および青色の有機EL層を積層したもの)が基板11の全面に渡り設けられていてもよい。正孔注入層は、正孔注入効率を高めると共にリークを防止するためのものであり、正孔輸送層は、有機EL層への正孔輸送効率を高めるためのものである。正孔注入層、正孔輸送層あるいは電子輸送層等の有機EL層以外の層は、必要に応じて設けるようにすればよい。
第2電極24は、例えば、カソードとして機能するものであり、金属導電膜により構成されている。表示装置1がボトムエミッション方式である場合には、この第2電極24を反射性の金属、例えば、アルミニウム,マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca)およびナトリウム(Na)のうちの少なくとも1種からなる単体金属、またはこれらのうちの少なくとも1種を含む合金よりなる単層膜、あるいは単体金属または合金を積層した多層膜により構成する。一方、表示装置1がトップエミッション方式である場合には、第2電極24にITOやIZOなどの透明導電膜を用いる。この第2電極24は、第1電極21と絶縁された状態で例えば各素子に共通して設けられている。
保護膜25は、絶縁性材料または導電性材料のいずれにより構成されていてもよい。絶縁性材料としては、例えば、アモルファスシリコン(a−Si),アモルファス炭化シリコン(a−SiC),アモルファス窒化シリコン(a−Si(1-X)NX)またはアモルファスカーボン(a−C)等が挙げられる。
封止用基板27は、トランジスタ10T,保持容量素子10Cおよび有機EL素子20を間にして基板11と対向するよう、配置されている。封止用基板27には、上記基板11と同様の材料を用いることができる。表示装置1がトップエミッション方式である場合には、封止用基板27に透明材料を用い、封止用基板27側にカラーフィルタや遮光膜を設けるようにしてもよい。表示装置1がボトムエミッション方式である場合には、基板11を透明材料により構成し、例えばカラーフィルタや遮光膜を基板11側に設けておく。
(周辺回路および画素回路の構成)
図7に示したように、表示装置1はこのような有機EL素子20を含む画素PXLCを複数有しており、画素PXLCは基板11上の表示領域50に例えばマトリクス状に配置されている。表示領域50の周辺には信号線駆動回路としての水平セレクタ(HSEL)51、走査線駆動回路としてのライトスキャナ(WSCN)52および電源線駆動回路としての電源スキャナ53が設けられている。
図7に示したように、表示装置1はこのような有機EL素子20を含む画素PXLCを複数有しており、画素PXLCは基板11上の表示領域50に例えばマトリクス状に配置されている。表示領域50の周辺には信号線駆動回路としての水平セレクタ(HSEL)51、走査線駆動回路としてのライトスキャナ(WSCN)52および電源線駆動回路としての電源スキャナ53が設けられている。
表示領域50では、列方向に複数(整数n個)の信号線DTL1〜DTLnが、行方向に複数(整数m個)の走査線WSL1〜WSLmがそれぞれ配置されている。これら信号線DTLと走査線DSLとの各交差点に、画素PXLC(R,G,Bに対応する画素のいずれか1つ)が設けられている。各信号線DTLは、水平セレクタ51に電気的に接続され、水平セレクタ51から信号線DTLを介して各画素PXLCに映像信号が供給される。一方、各走査線WSLは、ライトスキャナ52に電気的に接続され、ライトスキャナ52から走査線WSLを介して各画素PXLCに走査信号(選択パルス)が供給される。各電源線DSLは電源スキャナ53に接続され、電源スキャナ53から電源線DSLを介して各画素PXLCに電源信号(制御パルス)が供給される。
図8は、画素PXLCにおける具体的な回路構成例を表したものである。各画素PXLCは、有機EL素子20を含む画素回路50Aを有している。この画素回路50Aは、サンプリング用トランジスタTr1および駆動用トランジスタTr2と、保持容量素子10Cと、有機EL素子20とを有するアクティブ型の駆動回路である。なお、サンプリング用トランジスタTr1および駆動用トランジスタTr2のうち少なくともいずれか1つが、上記実施の形態等のトランジスタ10Tに相当する。
サンプリング用トランジスタTr1は、そのゲートが対応する走査線WSLに接続され、そのソースおよびドレインのうちの一方が対応する信号線DTLに接続され、他方が駆動用トランジスタTr2のゲートに接続されている。駆動用トランジスタTr2は、そのドレインが対応する電源線DSLに接続され、ソースが有機EL素子20のアノードに接続されている。また、この有機EL素子20のカソードは、接地配線5Hに接続されている。なお、この接地配線5Hは、全ての画素PXLCに対して共通に配線されている。保持容量素子10Cは、駆動用トランジスタTr2のソースとゲートとの間に配置されている。
サンプリング用トランジスタTr1は、走査線WSLから供給される走査信号(選択パルス)に応じて導通することにより、信号線DTLから供給される映像信号の信号電位をサンプリングし、保持容量素子10Cに保持するものである。駆動用トランジスタTr2は、所定の第1電位(図示せず)に設定された電源線DSLから電流の供給を受け、保持容量素子10Cに保持された信号電位に応じて、駆動電流を有機EL素子20へ供給するものである。有機EL素子20は、この駆動用トランジスタTr2から供給された駆動電流により、映像信号の信号電位に応じた輝度で発光するようになっている。
このような回路構成では、走査線WSLから供給される走査信号(選択パルス)に応じてサンプリング用トランジスタTr1が導通することにより、信号線DTLから供給された映像信号の信号電位がサンプリングされ、保持容量素子10Cに保持される。また、上記第1電位に設定された電源線DSLから駆動用トランジスタTr2へ電流が供給され、保持容量素子10Cに保持された信号電位に応じて、駆動電流が有機EL素子20(赤色、緑色および青色の各有機EL素子)へ供給される。そして、各有機EL素子20は、供給された駆動電流により、映像信号の信号電位に応じた輝度で発光する。これにより、表示装置1において、映像信号に基づく映像表示がなされる。
このような表示装置1は、例えば次のようにして製造することができる。
(トランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cを形成する工程)
まず、図9(A)に示したように、板状部材からなる基板11に接して、保持容量素子10Cの形成予定領域を含む領域に水素含有膜16を形成する。具体的には、まず、基板11の全面に、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition ;化学気相成長)法により、200nm程度の厚みでシリコン窒化膜を成膜した後、これをフォトリソグラフィおよびエッチングにより島状にパターニングする。水素濃度を高めるため、比較的低い温度、例えば200℃以下の温度で水素含有膜16を成膜することが好ましい。水素を供給しながらスパッタリング法により水素含有膜16を形成することも可能である。
まず、図9(A)に示したように、板状部材からなる基板11に接して、保持容量素子10Cの形成予定領域を含む領域に水素含有膜16を形成する。具体的には、まず、基板11の全面に、例えばプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition ;化学気相成長)法により、200nm程度の厚みでシリコン窒化膜を成膜した後、これをフォトリソグラフィおよびエッチングにより島状にパターニングする。水素濃度を高めるため、比較的低い温度、例えば200℃以下の温度で水素含有膜16を成膜することが好ましい。水素を供給しながらスパッタリング法により水素含有膜16を形成することも可能である。
次いで、例えば厚み50nmの酸化物半導体膜材料膜(図示せず)を基板11上および水素含有膜16上に成膜した後、これをパターニングして酸化物半導体膜12を形成する(図9B)。酸化物半導体材料膜は、例えばスパッタリング法により成膜する。この際、ターゲットとしては、成膜対象の酸化物半導体と同一組成のセラミックを用いる。また、酸化物半導体中のキャリア濃度は、スパッタリングの際の酸素分圧に大きく依存するので、所望のトランジスタ特性が得られるように酸素分圧を制御する。酸化物半導体材料膜のパターニングは、例えばフォトリソグラフィおよびエッチングを用いて行う。その際、リン酸、硝酸および酢酸の混合液を用いたウェットエッチングにより加工することが好ましい。リン酸、硝酸および酢酸の混合液は、下地との選択比を十分に大きくすることが可能であり、比較的容易に加工が可能となる。酸化物半導体膜12を例えば、ZnO,IZO,IGO等の結晶性材料により構成しておくと、後述のゲート絶縁膜13T(または容量絶縁膜13C)のエッチング工程において、容易にエッチング選択性を向上させることができる。
続いて、図9(C)に示したように、基板11の全面に渡って例えば厚み200nmのシリコン酸化膜または酸化アルミニウム膜よりなる絶縁膜13および厚み500nmモリブデン,チタンまたはアルミニウム等の金属材料からなる導電膜14をこの順に成膜する。絶縁膜13は、例えばプラズマCVD法により成膜することができる。シリコン酸化膜からなる絶縁膜13はプラズマCVD法のほか、反応性スパッタリング法により形成することも可能である。また、絶縁膜13に酸化アルミニウム膜を用いる場合には、上記反応性スパッタリング法,CVD法に加え、原子層成膜法を用いることも可能である。導電膜14は、例えばスパッタリング法により形成することができる。
導電膜14を形成したのち、この導電膜14を、例えばフォトリソグラフィおよびエッチングによりパターニングし、酸化物半導体膜12上の選択的な領域(チャネル領域12Tおよび電極対向領域12C)にゲート電極14Tおよび容量電極14Cを形成する。次いで、これらゲート電極14T、容量電極14Cをマスクとして絶縁膜13をエッチングする。これにより、ゲート絶縁膜13Tがゲート電極14Tと、容量絶縁膜13Cが容量電極14Cとそれぞれ平面視で略同一形状にパターニングされる(図10(A))。酸化物半導体膜12が上記結晶性材料により構成されている場合には、このエッチング工程でフッ酸等の薬液を用いることにより、非常に大きなエッチング選択比を維持して絶縁膜13を容易に加工することができる。保持容量素子10Cの容量絶縁膜13Cおよび容量電極14Cは、ゲート電極14Tおよびゲート絶縁膜13Tを形成した後、絶縁膜13、導電膜14とは別の材料を用いて形成するようにしてもよい。
続いて、図10(B)に示したように、基板11上の全面に渡って、例えばスパッタリング法により、例えばチタン,アルミニウム,スズまたはインジウム等からなる金属膜15Aを例えば5nm以上10nm以下の厚みで成膜する。金属膜15Aは酸素と比較的低温で反応する金属により構成し、ゲート電極14T,容量電極14Cが形成された部分以外の酸化物半導体膜12に接触させて形成する。金属膜15Aを成膜した後、バリア性の高い絶縁膜(図示せず)を金属膜15Aに積層させるようにしてもよい。この絶縁膜としては、例えば50nmの酸化アルミニウム膜をスパッタリング法または原子層成法により形成することができる。
次いで、酸素雰囲気下、例えば200℃程度の温度で熱処理を行うことにより金属膜15Aが酸化され、これによって金属酸化膜からなる高抵抗膜15が形成される。この際、酸化物半導体膜12のチャネル領域12Tおよび電極対向領域12C以外の領域には、その厚み方向の高抵抗膜15側の一部に低抵抗領域12B(ソース・ドレイン領域を含む)が形成される。この金属膜15Aの酸化反応には、酸化物半導体膜12に含まれる酸素の一部が利用されるため、金属膜15Aの酸化の進行に伴って、酸化物半導体膜12では、その金属膜15Aと接する表面(上面)側から酸素濃度が低下していく。一方、金属膜15Aからアルミニウム等の金属が酸化物半導体膜12中に拡散する。この金属元素がドーパントとして機能し、金属膜15Aと接する酸化物半導体膜12の上面側の領域が低抵抗化される。これにより、チャネル領域12Tおよび電極対向領域12Cよりも電気抵抗の低い低抵抗領域12Bが形成される。
金属膜15Aの熱処理としては、上述のように200℃程度の温度でアニールすることが好ましい。その際、酸素等を含む酸化性のガス雰囲気でアニールを行うことで、低抵抗領域12Bの酸素濃度が低くなりすぎるのを抑え、酸化物半導体膜12に十分な酸素を供給することが可能となる。これにより、後工程で行うアニール工程を削減して工程の簡略化を行うことが可能となる。
高抵抗膜15は、上記アニール工程に代えて、例えば、基板11上に金属膜15Aを形成する際の基板11の温度を比較的高めに設定することにより形成するようにしてもよい。例えば、図10(B)の工程で、基板11の温度を200℃程度に保ちつつ金属膜15Aを成膜すると、熱処理を行わずに酸化物半導体膜12の所定の領域を低抵抗化することができる。この場合には、酸化物半導体膜12のキャリア濃度をトランジスタとして必要なレベルに低減することが可能である。
金属膜15Aは、上述のように10nm以下の厚みで成膜することが好ましい。金属膜15Aの厚みを10nm以下とすれば、熱処理によって金属膜15Aを完全に酸化させる(高抵抗膜15を形成する)ことができるからである。金属膜15Aが完全に酸化されていない場合には、この未酸化の金属膜15Aをエッチングにより除去する工程が必要となる。十分に酸化されていない金属膜15Aがゲート電極14T上および容量電極14C上などに残存しているとリーク電流が発生する虞があるためである。金属膜15Aが完全に酸化され、高抵抗膜15が形成された場合には、そのような除去工程が不要となり、製造工程の簡略化が可能となる。つまり、エッチングによる除去工程を行わなくとも、リーク電流の発生を防止できる。なお、金属膜15Aを10nm以下の厚みで成膜した場合、熱処理後の高抵抗膜15の厚みは、20nm以下程度となる。
上述のように、金属膜15A上に酸化アルミニウム膜等のバリア性の高い絶縁膜を成膜して、酸化された金属膜15Aと絶縁膜とにより高抵抗膜15を形成することが好ましい。このように高抵抗膜15は、十分な保護機能を有している。
金属膜15Aを酸化させる方法としては、上記のような熱処理のほか、水蒸気雰囲気での酸化またはプラズマ酸化などの方法を用いることも可能である。特にプラズマ酸化の場合、次のような利点がある。高抵抗膜15の形成後、層間絶縁膜17をプラズマCVD法により形成するが(後述の図10(C))、金属膜15Aに対してプラズマ酸化処理を施した後、続けて(連続的に)、層間絶縁膜17を成膜可能である。従って、工程を増やす必要がないという利点がある。プラズマ酸化は例えば、基板11の温度を200℃〜400℃程度にし、酸素および二窒化酸素の混合ガス等の酸素を含むガス雰囲気中でプラズマを発生させて処理することが望ましい。このような工程により、酸素や水分の影響を低減する機能を有する高抵抗膜15を形成することができる。
また、酸化物半導体膜12の所定の領域を低抵抗化させる手法としては、上記のような金属膜15Aと酸化物半導体膜12との反応による手法の他にも、プラズマ処理によって低抵抗化する手法、プラズマCVD法によりシリコン窒化膜を成膜し、このシリコン窒化膜からの水素拡散等により低抵抗化させる手法などを用いてもよい。
高抵抗膜15を形成した後、図10(C)に示したように、高抵抗膜15上の全面にわたって、層間絶縁膜17を形成する。層間絶縁膜17が無機絶縁材料を含む場合には、例えばプラズマCVD法,スパッタリング法あるいは原子層成膜法を用い、層間絶縁膜17が有機絶縁材料を含む場合には、例えばスピンコート法やスリットコート法などの塗布法を用いることができる。塗布法により、厚膜化された層間絶縁膜17を容易に形成することができる。続いて、露光、現像工程を行い、層間絶縁膜17の所定の箇所に接続孔H1を形成する。層間絶縁膜17に感光性樹脂を用いた場合には、この感光性樹脂により露光、現像を行い、所定の箇所に接続孔H1を形成することが可能である。
続いて、層間絶縁膜17上に、例えばスパッタリング法により、上述した材料等よりなるソース・ドレイン電極18となる導電膜(図示せず)を形成し、この導電膜によりコンタクトホールH1を埋め込む。そののち、この導電膜を例えばフォトリソグラフィおよびエッチングにより所定の形状にパターニングする。これにより、層間絶縁膜17上にソース・ドレイン電極18が形成されると共に、ソース・ドレイン電極18が接続孔H1を介して酸化物半導体膜12の低抵抗領域12Bに電気的に接続される。
(平坦化膜19を形成する工程)
このようにしてトランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cを形成した後、層間絶縁膜17およびソース・ドレイン電極18を覆うように、上述した材料よりなる平坦化膜19を、例えばスピンコート法やスリットコート法により成膜し、ソース・ドレイン電極18に対向する領域の一部に接続孔H2を形成する。
このようにしてトランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cを形成した後、層間絶縁膜17およびソース・ドレイン電極18を覆うように、上述した材料よりなる平坦化膜19を、例えばスピンコート法やスリットコート法により成膜し、ソース・ドレイン電極18に対向する領域の一部に接続孔H2を形成する。
(有機EL素子20を形成する工程)
続いて、この平坦化膜19上に、有機EL素子20を形成する。具体的には、平坦化膜19上に、接続孔H2を埋め込むように、上述した材料よりなる第1電極21を例えばスパッタリング法により成膜した後、フォトリソグラフィおよびエッチングによりパターニングする。この後、第1電極21上に開口を有する画素分離膜22を形成した後、有機層23を例えば真空蒸着法により成膜する。続いて、有機層23上に、上述した材料よりなる第2電極24を例えばスパッタリング法により形成する。次いで、この第2電極24上に保護膜25を例えばCVD法により成膜した後、この保護膜25上に、接着層26を用いて封止用基板27を貼り合わせる。以上の工程により、図1に示した表示装置1が完成する。
続いて、この平坦化膜19上に、有機EL素子20を形成する。具体的には、平坦化膜19上に、接続孔H2を埋め込むように、上述した材料よりなる第1電極21を例えばスパッタリング法により成膜した後、フォトリソグラフィおよびエッチングによりパターニングする。この後、第1電極21上に開口を有する画素分離膜22を形成した後、有機層23を例えば真空蒸着法により成膜する。続いて、有機層23上に、上述した材料よりなる第2電極24を例えばスパッタリング法により形成する。次いで、この第2電極24上に保護膜25を例えばCVD法により成膜した後、この保護膜25上に、接着層26を用いて封止用基板27を貼り合わせる。以上の工程により、図1に示した表示装置1が完成する。
この表示装置1では、例えばR,G,Bのいずれかに対応する各画素PXLCに、各色の映像信号に応じた駆動電流が印加されると、第1電極21および第2電極24を通じて、有機層23に電子および正孔が注入される。これらの電子および正孔は、有機層23に含まれる有機EL層においてそれぞれ再結合され、発光を生じる。このようにして、表示装置1では、例えばR,G,Bのフルカラーの映像表示がなされる。また、この映像表示動作の際に保持容量素子10Cの一端に、映像信号に対応する電位が印加されることにより、保持容量素子10Cには、映像信号に対応する電荷が蓄積される。
ここでは、保持容量素子10Cに水素含有膜16が設けられているので、印加電圧に関わらず安定して保持容量素子10Cに所望の容量を保持させることができる。以下、これについて詳細に説明する。
図11は比較例に係る表示装置(表示装置100)のトランジスタ10Tおよび保持容量素子100Cの断面構成を表したものである。この保持容量素子100Cには水素含有膜が設けられておらず、トランジスタ10Tと同様に、保持容量素子100Cにおいても酸化物半導体膜12が基板11に接している。このような酸化物半導体膜12(電極対向領域12C)と容量電極14Cとの間に容量絶縁膜13Cを設けた保持容量素子100Cでは、図12に示したように、印加電圧の大きさにより、容量が大きく変動する。即ち、保持容量素子100Cには電圧依存性が存在する。
これに対し、表示装置1の保持容量素子10Cには、酸化物半導体膜12に接して水素含有膜16が設けられている。このため、水素含有膜16から酸化物半導体膜12へと水素が拡散すると、この水素が電極対向領域12Cでドナーとして機能し、キャリア濃度が増加する。従って、酸化物半導体膜12の電極対向領域12Cが低抵抗化され、印加電圧の大きさに関わらず、保持容量素子10Cには安定して所望の容量が保持される(図12)。図12では、水素含有膜16としてプラズマCVD法により形成した、厚み200nmのシリコン窒化膜を用いている。
このように本実施の形態では、保持容量素子10Cが水素含有膜16を有するようにしたので、電圧依存性を低減して、保持容量素子10Cに安定して所望の容量を保持することができる。即ち、表示装置1では、動作電圧に関わらず保持容量素子10Cに十分な容量が保持されるので、表示品位が向上する。
また、酸化物半導体膜12に低抵抗領域12Bを設け、所謂セルフアライン構造を有するようにしたので、寄生容量を低減することができる。更に、保持容量素子10Cにはトランジスタ10Tと共有の酸化物半導体膜12が用いられているので、製造工程を簡略化することが可能となる。水素含有膜16は容易に形成可能であるため、簡便な製造方法で表示品位の高い表示装置1を形成することができる。
以下、本実施の形態の変形例について説明するが、以降の説明において上記実施の形態と同一構成部分については同一符号を付してその説明は適宜省略する。
<変形例1>
図13は、上記実施の形態の変形例1に係る表示装置(表示装置1A)の断面構成を表したものである。この表示装置1Aは、表示装置1の有機EL素子20に代えて液晶表示素子30を有するものである。この点を除き、表示装置1Aは上記実施の形態の表示装置1と同様の構成を有し、その作用および効果も同様である。
図13は、上記実施の形態の変形例1に係る表示装置(表示装置1A)の断面構成を表したものである。この表示装置1Aは、表示装置1の有機EL素子20に代えて液晶表示素子30を有するものである。この点を除き、表示装置1Aは上記実施の形態の表示装置1と同様の構成を有し、その作用および効果も同様である。
表示装置1Aは、表示装置1と同様のトランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cを有するものであり、このトランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cの上層に平坦化膜19を間にして液晶表示素子30が設けられている。
液晶表示素子30は、例えば、画素電極31と対向電極32との間に液晶層33を封止したものであり、画素電極31および対向電極32の液晶層33側の各面には、配向膜34A,34Bが設けられている。画素電極31は、画素毎に配設されており、例えばトランジスタ10Tのソース・ドレイン電極18に電気的に接続されている。対向電極32は、対向基板35上に複数の画素に共通の電極として設けられ、例えばコモン電位に保持されている。液晶層33は、例えばVA(Vertical Alignment:垂直配向)モード,TN(Twisted Nematic)モードあるいはIPS(In Plane Switching)モード等により駆動される液晶により構成されている。
また、基板11の下方には、バックライト36が備えられており、基板11のバックライト36側および対向基板35上には、偏光板37A,37Bが貼り合わせられている。
バックライト36は、液晶層33へ向けて光を照射する光源であり、例えばLED(Light Emitting Diode)やCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp )等を複数含むものである。このバックライト36は、図示しないバックライト駆動部によって、点灯状態および消灯状態が制御されるようになっている。
偏光板37A,37B(偏光子,検光子)は、例えば互いにクロスニコルの状態で配置されており、これにより、例えばバックライト36からの照明光を電圧無印加状態(オフ状態)では遮断、電圧印加状態(オン状態)では透過させるようになっている。
この表示装置1Aでは、上記実施の形態の表示装置1と同様に、水素含有膜16により酸化物半導体膜12の対向領域12Cが低抵抗化される。よって、本変形例においても、保持容量素子10Cの電圧依存性を抑え、安定して所望の容量を保持することができる。
<変形例2>
図14は、上記実施の形態の変形例2に係る表示装置(表示装置1B)の断面構成を表したものである。この表示装置1Bは所謂電子ペーパーであり、表示装置1の有機EL素子20に代えて電気泳動型表示素子40を有している。この点を除き、表示装置1Bは上記実施の形態の表示装置1と同様の構成を有し、その作用および効果も同様である。
図14は、上記実施の形態の変形例2に係る表示装置(表示装置1B)の断面構成を表したものである。この表示装置1Bは所謂電子ペーパーであり、表示装置1の有機EL素子20に代えて電気泳動型表示素子40を有している。この点を除き、表示装置1Bは上記実施の形態の表示装置1と同様の構成を有し、その作用および効果も同様である。
表示装置1Bは、表示装置1と同様のトランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cを有するものであり、このトランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cの上層に平坦化膜19を間にして電気泳動型表示素子40が設けられている。
電気泳動型表示素子40は、例えば、画素電極41と共通電極42との間に電気泳動型表示体よりなる表示層43を封止したものである。画素電極41は、画素毎に配設されており、例えばトランジスタ10Tのソース・ドレイン電極18に電気的に接続されている。共通電極42は、対向基板44上に複数の画素に共通の電極として設けられている。
この表示装置1Bでは、上記実施の形態の表示装置1と同様に、水素含有膜16により酸化物半導体膜12の対向領域12Cが低抵抗化される。よって、本変形例においても、保持容量素子10Cの電圧依存性を抑え、安定して所望の容量を保持することができる。
(適用例)
以下、上記のような表示装置(表示装置1,1A,1B)の電子機器への適用例について説明する。電子機器としては、例えばテレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラ等が挙げられる。言い換えると、上記表示装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
以下、上記のような表示装置(表示装置1,1A,1B)の電子機器への適用例について説明する。電子機器としては、例えばテレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラ等が挙げられる。言い換えると、上記表示装置は、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器に適用することが可能である。
(モジュール)
上記表示装置は、例えば図15に示したようなモジュールとして、後述の適用例1〜7などの種々の電子機器に組み込まれる。このモジュールは、例えば、基板11の一辺に、封止用基板27または対向基板35,44から露出した領域61を設け、この露出した領域61に、水平セレクタ51、ライトスキャナ52および電源スキャナ53の配線を延長して外部接続端子(図示せず)を形成したものである。この外部接続端子には、信号の入出力のためのフレキシブルプリント配線基板(FPC;Flexible Printed Circuit)62が設けられていてもよい。
上記表示装置は、例えば図15に示したようなモジュールとして、後述の適用例1〜7などの種々の電子機器に組み込まれる。このモジュールは、例えば、基板11の一辺に、封止用基板27または対向基板35,44から露出した領域61を設け、この露出した領域61に、水平セレクタ51、ライトスキャナ52および電源スキャナ53の配線を延長して外部接続端子(図示せず)を形成したものである。この外部接続端子には、信号の入出力のためのフレキシブルプリント配線基板(FPC;Flexible Printed Circuit)62が設けられていてもよい。
(適用例1)
図16Aおよび図16Bはそれぞれ、上記実施の形態の表示装置が適用される電子ブックの外観を表したものである。この電子ブックは、例えば、表示部210および非表示部220を有しており、この表示部210が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
図16Aおよび図16Bはそれぞれ、上記実施の形態の表示装置が適用される電子ブックの外観を表したものである。この電子ブックは、例えば、表示部210および非表示部220を有しており、この表示部210が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例2)
図17は、上記実施の形態の表示装置が適用されるスマートフォンの外観を表したものである。このスマートフォンは、例えば、表示部230および非表示部240を有しており、この表示部230が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
図17は、上記実施の形態の表示装置が適用されるスマートフォンの外観を表したものである。このスマートフォンは、例えば、表示部230および非表示部240を有しており、この表示部230が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例3)
図18は、上記実施の形態の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、この映像表示画面部300は、上記実施の形態の表示装置により構成されている。
図18は、上記実施の形態の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、この映像表示画面部300は、上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例4)
図19A,図19Bは、上記実施の形態の表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、この表示部420が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
図19A,図19Bは、上記実施の形態の表示装置が適用されるデジタルカメラの外観を表したものである。このデジタルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、この表示部420が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例5)
図20は、上記実施の形態の表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、この表示部530が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
図20は、上記実施の形態の表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、この表示部530が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例6)
図21は、上記実施の形態の表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640を有している。そして、この表示部640が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
図21は、上記実施の形態の表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640を有している。そして、この表示部640が上記実施の形態の表示装置により構成されている。
(適用例7)
図22A,図22Bは、上記実施の形態の表示装置が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そして、これらのうちのディスプレイ740またはサブディスプレイ750が、上記実施の形態の表示装置により構成されている。
図22A,図22Bは、上記実施の形態の表示装置が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そして、これらのうちのディスプレイ740またはサブディスプレイ750が、上記実施の形態の表示装置により構成されている。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれら実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等では、高抵抗膜15を設けた構造を例に挙げて説明したが、この高抵抗膜15は、低抵抗領域12Bを形成したのちに除去することも可能である。ただし、上述のように、高抵抗膜15を設けた場合の方が、トランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cの電気特性を安定的に保持することができるため望ましい。
また、上記実施の形態等では、基板11上に酸化物半導体膜12、ゲート絶縁膜13Tおよびゲート電極14Tをこの順に有するトップゲート型のトランジスタ10Tについて説明したが、本技術は、基板11上にゲート電極14T、ゲート絶縁膜13Tおよび酸化物半導体膜12をこの順に有するボトムゲート型のトランジスタにも適用可能である。ただし、トランジスタ10Tをトップゲート型にすることで、より容易に表示装置1を製造することができる。
更に、上記実施の形態等では、低抵抗領域12Bが、酸化物半導体膜12のチャネル領域12C以外の領域の表面(上面)から厚み方向の一部に設けられている場合について説明したが、低抵抗領域12Bは、酸化物半導体膜12の表面(上面)から厚み方向の全部に設けることも可能である。
加えて、上記実施の形態等において説明した各層の材料および厚み、または成膜方法および成膜条件などは限定されるものではなく、他の材料および厚みとしてもよく、または他の成膜方法および成膜条件としてもよい。
更にまた、上記実施の形態等では、有機EL素子20,液晶表示素子30,電気泳動型表示素子40,トランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cの構成を具体的に挙げて説明したが、全ての層を備える必要はなく、また、他の層を更に備えていてもよい。
加えてまた、本技術は、有機EL素子20,液晶表示素子30,電気泳動型表示素子40のほか、無機エレクトロルミネッセンス素子などの他の表示素子を用いた表示装置にも適用可能である。
更に、例えば、上記実施の形態において表示装置の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての構成要素を備える必要はなく、また、他の構成要素を更に備えていてもよい。
加えて、上記実施の形態等では、トランジスタ10Tおよび保持容量素子10Cを備えた半導体装置として、表示装置を例に挙げて説明したが、画像検出器等に適用させるようにしてもよい。
なお、本技術は以下のような構成を取ることも可能である。
(1)互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を備え、前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する半導体装置。
(2)前記トランジスタは、ゲート絶縁膜を間にして前記酸化物半導体膜のチャネル領域に対向するゲート電極と、前記酸化物半導体膜の前記チャネル領域に隣接した位置に設けられた一対の低抵抗領域とを有する前記(1)に記載の半導体装置。
(3)前記トランジスタは、前記酸化物半導体膜の低抵抗領域に電気的に接続されたソース・ドレイン電極を有する前記(2)に記載の半導体装置。
(4)前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜と容量電極との間に容量絶縁膜を有する前記(3)に記載の半導体装置。
(5)前記トランジスタおよび保持容量素子は基板上に設けられ、前記トランジスタは前記基板側から前記酸化物半導体膜、前記ゲート絶縁膜および前記ゲート電極をこの順に有し、前記保持容量素子は前記基板側から前記水素含有膜、前記酸化物半導体膜、前記容量絶縁膜および前記容量電極をこの順に有する前記(4)に記載の半導体装置。
(6)前記水素含有膜は平面視で前記容量電極の周囲に拡幅している前記(4)または(5)に記載の半導体装置。
(7)前記トランジスタのチャネル長方向に沿って前記保持容量素子が配置されている前記(1)乃至(6)のうちずれか1つに記載の半導体装置。
(8)前記水素含有膜はシリコンを含む前記(1)乃至(7)のうちずれか1つに記載の半導体装置。
(9)前記水素含有膜はシリコン窒化膜,シリコン酸化膜,シリコン酸窒化膜あるいはアモルファスシリコン膜のいずれか1つを含む前記(1)乃至(8)のうちずれか1つに記載の半導体装置。
(10)前記酸化物半導体膜の低抵抗領域に接して高抵抗膜を有する前記(2)に記載の半導体装置。
(11)前記高抵抗膜は金属酸化物を含む前記(10)に記載の半導体装置。
(12)酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する保持容量素子を備えた半導体装置。
(13)複数の表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を備え、前記半導体装置は、互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を含み、前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する表示装置。
(14)複数の表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を有する表示装置を備え、前記半導体装置は、互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を含み、前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する電子機器。
(1)互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を備え、前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する半導体装置。
(2)前記トランジスタは、ゲート絶縁膜を間にして前記酸化物半導体膜のチャネル領域に対向するゲート電極と、前記酸化物半導体膜の前記チャネル領域に隣接した位置に設けられた一対の低抵抗領域とを有する前記(1)に記載の半導体装置。
(3)前記トランジスタは、前記酸化物半導体膜の低抵抗領域に電気的に接続されたソース・ドレイン電極を有する前記(2)に記載の半導体装置。
(4)前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜と容量電極との間に容量絶縁膜を有する前記(3)に記載の半導体装置。
(5)前記トランジスタおよび保持容量素子は基板上に設けられ、前記トランジスタは前記基板側から前記酸化物半導体膜、前記ゲート絶縁膜および前記ゲート電極をこの順に有し、前記保持容量素子は前記基板側から前記水素含有膜、前記酸化物半導体膜、前記容量絶縁膜および前記容量電極をこの順に有する前記(4)に記載の半導体装置。
(6)前記水素含有膜は平面視で前記容量電極の周囲に拡幅している前記(4)または(5)に記載の半導体装置。
(7)前記トランジスタのチャネル長方向に沿って前記保持容量素子が配置されている前記(1)乃至(6)のうちずれか1つに記載の半導体装置。
(8)前記水素含有膜はシリコンを含む前記(1)乃至(7)のうちずれか1つに記載の半導体装置。
(9)前記水素含有膜はシリコン窒化膜,シリコン酸化膜,シリコン酸窒化膜あるいはアモルファスシリコン膜のいずれか1つを含む前記(1)乃至(8)のうちずれか1つに記載の半導体装置。
(10)前記酸化物半導体膜の低抵抗領域に接して高抵抗膜を有する前記(2)に記載の半導体装置。
(11)前記高抵抗膜は金属酸化物を含む前記(10)に記載の半導体装置。
(12)酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する保持容量素子を備えた半導体装置。
(13)複数の表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を備え、前記半導体装置は、互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を含み、前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する表示装置。
(14)複数の表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を有する表示装置を備え、前記半導体装置は、互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を含み、前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する電子機器。
1,1A,1B・・・表示装置、10T・・・トランジスタ、10C・・・保持容量素子、11・・・基板、12・・・酸化物半導体膜、12T・・・チャネル領域、12B・・・低抵抗領域、12C・・・電極対向領域、13T・・・ゲート絶縁膜、14T・・・ゲート電極、15・・・高抵抗膜、15A・・・金属膜、16・・・水素含有膜、17・・・層間絶縁膜、18・・・ソース・ドレイン電極、19・・・平坦化膜、20・・・有機EL素子、21・・・第1電極、22・・・画素分離膜、23・・・有機層、24・・・第2電極、25・・・保護層、26・・・接着層、27・・・封止用基板、H1,H2・・・接続孔、50・・・表示領域、51・・・水平セレクタ、52・・・ライトスキャナ、53・・・電源スキャナ、DSL・・・走査線、DTL・・・信号線、50A・・・画素回路、30・・・液晶表示素子、31,41・・・画素電極、32・・・対向電極、33・・・液晶層、34A,34B・・・配向膜、35,44・・・対向基板、36・・・バックライト、37A,37B・・・偏光板、40・・・電気泳動型表示素子、42・・・共通電極、43・・・表示層。
Claims (14)
- 互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を備え、
前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する
半導体装置。 - 前記トランジスタは、
ゲート絶縁膜を間にして前記酸化物半導体膜のチャネル領域に対向するゲート電極と、
前記酸化物半導体膜の前記チャネル領域に隣接した位置に設けられた一対の低抵抗領域とを有する
請求項1に記載の半導体装置。 - 前記トランジスタは、前記酸化物半導体膜の低抵抗領域に電気的に接続されたソース・ドレイン電極を有する
請求項2に記載の半導体装置。 - 前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜と容量電極との間に容量絶縁膜を有する
請求項3に記載の半導体装置。 - 前記トランジスタおよび保持容量素子は基板上に設けられ、
前記トランジスタは前記基板側から前記酸化物半導体膜、前記ゲート絶縁膜および前記ゲート電極をこの順に有し、
前記保持容量素子は前記基板側から前記水素含有膜、前記酸化物半導体膜、前記容量絶縁膜および前記容量電極をこの順に有する
請求項4に記載の半導体装置。 - 前記水素含有膜は平面視で前記容量電極の周囲に拡幅している
請求項4に記載の半導体装置。 - 前記トランジスタのチャネル長方向に沿って前記保持容量素子が配置されている
請求項1記載の半導体装置。 - 前記水素含有膜はシリコンを含む
請求項1に記載の半導体装置。 - 前記水素含有膜はシリコン窒化膜,シリコン酸化膜,シリコン酸窒化膜あるいはアモルファスシリコン膜のいずれか1つを含む
請求項1に記載の半導体装置。 - 前記酸化物半導体膜の低抵抗領域に接して高抵抗膜を有する
請求項2に記載の半導体装置。 - 前記高抵抗膜は金属酸化物を含む
請求項10に記載の半導体装置。 - 酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する保持容量素子を備えた
半導体装置。 - 複数の表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を備え、
前記半導体装置は、
互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を含み、
前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する
表示装置。 - 複数の表示素子および前記表示素子を駆動する半導体装置を有する表示装置を備え、
前記半導体装置は、
互いに酸化物半導体膜を共有するトランジスタおよび保持容量素子を含み、
前記保持容量素子は前記酸化物半導体膜に接して水素含有膜を有する
電子機器。
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