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JP2014072668A - 画像読取装置および搬送装置 - Google Patents

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JP2014072668A
JP2014072668A JP2012216761A JP2012216761A JP2014072668A JP 2014072668 A JP2014072668 A JP 2014072668A JP 2012216761 A JP2012216761 A JP 2012216761A JP 2012216761 A JP2012216761 A JP 2012216761A JP 2014072668 A JP2014072668 A JP 2014072668A
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JP2012216761A
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Mayu Uno
真由 宇野
Ryuta Tomita
隆太 冨田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】第1媒体よりも幅狭の第2媒体を第2導入口に良好に挿入できる、画像読取装置および搬送装置を提供する。
【解決手段】筐体2には、カード導入口121と同じ位置に配置され、左右方向に間隔を空けた2つの壁部141が設けられたトレイ4が備えられている。トレイ4は、左右方向に延びる回動軸148を中心に、筐体2に対して閉じた閉位置と筐体2に対して開いた開位置との間で回動可能に設けられている。開位置に位置するトレイ4を利用して、カードCAがカード導入口121に挿入される。そのカードCAが壁部141に沿って前後方向に移動されることにより、カードCAがカード導入口121に挿入される。カードが壁部141に沿って移動されるので、カードCAがカード導入口121からずれたり、カードの姿勢が前後方向に対して斜めになったりすることを抑制できる。その結果、カードCAをカード導入口121に良好に挿入することができる。
【選択図】図2A

Description

本発明は、画像読取装置および搬送装置に関する。
特許文献1に開示されている画像読取装置の筐体の背面側には、シートを導入するための導入口が形成されている。一方、筐体の前面側には、シートを排出するための排出口が形成されている。そして、筐体の内部には、導入口から排出口に至る搬送路が形成されている。画像読取装置は、画像読取ユニットと搬送ローラ対とを備える。
導入口から導入されるシートは、搬送ローラ対により、搬送路を排出口に向けて搬送される。この搬送の途中で、画像読取ユニットにより、シートの画像が読み取られる。
また、特許文献1に開示されている画像読取装置は、シートよりも幅狭なカードに描かれている画像を読取可能に構成されている。具体的には、排出口の一部は、カードを導入するカード導入口およびカードを排出するカード排出口を兼ねている。また、搬送ローラ対を一方向および他方向の両方向に回転駆動するための機構が設けられている。
カード導入口にカードが挿入されると、搬送ローラ対がシートの搬送時とは逆方向に回転駆動されて、搬送ローラ対により、カードがカード導入口内に引き込まれる。そして、カードが画像読取ユニットを通過すると、搬送ローラ対の回転方向が反転されて、搬送ローラ対がシートの搬送時と同方向に回転駆動される。これにより、カードの搬送方向が反転され、カードがカード排出口に向けて搬送される。この搬送の途中で、画像読取ユニットにより、カードの画像が読み取られる。
特開2012−100115号公報
ところが、シートを排出する排出口の一部がカード導入口を兼ねているので、カードがカード導入口からずれて挿入されたり、カードがカード導入口に斜めに挿入されたりするおそれがある。この状態でカードが搬送されると、カードの斜行が発生する可能性があり、カードが斜行した場合、カードが搬送の途中で搬送路に詰まるおそれなどがある。
本発明の目的は、第1媒体よりも幅狭の第2媒体を第2導入口に良好に挿入できる、画像読取装置および搬送装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明の一の局面に係る画像読取装置は、第1媒体が導入されるように構成される第1導入口と、前記第1媒体が排出されるように構成される第1排出口と、第1方向の一方側に位置する前記第1導入口から前記第1方向の他方側に位置する前記第1排出口へ前記第1媒体が搬送されるように構成される第1搬送路と、前記第1方向の前記他方側に位置し、前記第1排出口の少なくとも一部と重複し、前記第1媒体よりも幅狭の第2媒体が導入されるように構成される第2導入口と、が形成された筐体と、前記第1方向と直交する第2方向において前記第2導入口と同じ側に配置され、前記第2方向に延びる回動軸を中心に、前記筐体に対して閉じた閉位置と前記筐体に対して開いた開位置との間で回動可能に前記筐体に設けられたトレイと、前記第1搬送路を搬送される前記第1媒体および前記第2導入口に導入される前記第2媒体の画像を読み取るように構成される読取部と、を備え、前記トレイは、前記トレイが前記開位置に位置するときに、前記第1方向および前記第2方向に延びる載置面と、前記載置面から前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に突出し、前記第1方向に延びる壁部とを備える。
開位置に位置するトレイを利用して、第2媒体が第2導入口に挿入される。すなわち、第2媒体が開位置に位置するトレイの載置面上に載置されて、その第2媒体が載置面上で壁部に沿って第1方向に移動されることにより、第2媒体が第2導入口に挿入される。第2媒体が壁部に沿って移動されるので、第2媒体が第2導入口からずれたり、第2媒体の姿勢が第1方向に対して斜めになったりすることを抑制できる。その結果、第2媒体を第2導入口に良好に挿入することができる。
壁部は、第2方向に間隔を空けて設けられ、それぞれ載置面から第3方向に突出し、第1方向に延びる一対の壁を備えていてもよい。
一対の壁の間に第2媒体を配置することにより、第2媒体を第2方向に位置決めすることができる。その結果、第2媒体を第2導入口に一層良好に挿入することができる。
1対の壁の間隔は、第2媒体の短辺の幅よりも大きく、第2媒体の長辺の幅よりも小さくてもよい。
これにより、第2媒体がその短辺を第2方向に沿わせた向きで第2導入口に挿入される。その結果、第2媒体がその長辺を第2方向に沿わせた向きで第2導入口に挿入されることを抑制できる。
トレイは、閉位置に位置するときに、第1排出口を第2方向にわたって開放することが好ましい。
これにより、トレイが閉位置に位置している状態で、トレイが第1排出口からの第1媒体の妨げになることを抑制できる。よって、第1媒体を第1排出口から良好に排出することができる。
壁部は、トレイが開位置に位置するときに、第1排出口を第3方向に横切っていてもよい。
これにより、トレイが開位置に位置している状態で、第1排出口からの第1媒体の排出を抑制できる。したがって、トレイが閉位置に位置している状態では、第2媒体の画像の読取が行われ、トレイが開位置に位置している状態では、第1媒体の画像の読取が行われることをユーザに容易に認識させることが出来る。
回動軸は、第2導入口の上方に配置されていてもよい。
これにより、第1排出口から第1媒体が排出されるときに、第1媒体がトレイに衝突することを抑制できる。すなわち、第1排出口から第1媒体が排出されるときに、第1媒体における第1排出口から脱け出した部分は、その重力によって下方に垂れ下がる。回動軸が第2導入口の上方に配置された構成では、閉位置に位置するトレイが第2導入口の上方に配置される。よって、第1媒体における第1排出口から脱け出した部分が閉位置に位置するトレイに衝突することを抑制できる。
第2導入口から導入された第2媒体が搬送されるように構成される第2搬送路と、第1搬送路に設けられ、第1媒体を搬送するように構成される第1搬送部材と、第2搬送路に設けられ、第2媒体を搬送するように構成される第2搬送部材と、トレイが開位置に位置しているか否かを検出するように構成されるセンサと、センサの検知結果に基づいて、第2搬送部材の駆動を制御するように構成される搬送制御部とを備えていてもよい。
この構成によれば、トレイの開閉に基づいて、第2媒体の搬送が制御される。よって、ユーザに画像読取装置の使用方法を容易に認識させることが出来得る。
筐体の排出側の面には、トレイの回動に伴って壁部の一部が進入可能なスリットが設けられており、センサは、スリットに壁部が進入しているか否かを検出するように構成されていてもよい。
これにより、トレイが開位置に位置しているか否かを検出することができる。
壁部は、第2方向に間隔を空けて設けられ、それぞれ載置面から第3方向に突出し、第1方向に延びる一対の壁を備え、1対の壁のうち一方は、他方よりも載置面に対して大きく突出しており、トレイが閉位置に位置するときに、一方の壁がスリットに進入してもよい。
また、本発明の他の局面に係る搬送装置は、第1媒体が導入されるように構成される第1導入口と、前記第1媒体が排出されるように構成される第1排出口と、第1方向の一方側に位置する前記第1導入口から前記第1方向の他方側に位置する前記第1排出口へ第1媒体が搬送されるように構成される第1搬送路と、前記第1方向の前記他方側に位置し、前記第1排出口の少なくとも一部と重複し、前記第1媒体よりも幅狭の第2媒体が導入されるように構成される第2導入口と、が形成された筐体と、前記第1方向と直交する第2方向において前記第2導入口と同じ側に配置され、前記第2方向に延びる回動軸を中心に、前記筐体に対して閉じた閉位置と前記筐体に対して開いた開位置との間で回動可能に前記筐体に設けられたトレイと、前記トレイは、前記トレイが前記開位置に位置するときに、前記第1方向および前記第2方向に延びる載置面と、前記載置面から前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に突出し、前記第1方向に延びる壁部とを備える。
開位置に位置するトレイを利用して、第2媒体が第2導入口に挿入される。すなわち、第2媒体が開位置に位置するトレイの載置面上に載置されて、その第2媒体が載置面上で壁部に沿って第1方向に移動されることにより、第2媒体が第2導入口に挿入される。第2媒体が壁部に沿って移動されるので、第2媒体が第2導入口からずれたり、第2媒体の姿勢が第1方向に対して斜めになったりすることを抑制できる。その結果、第2媒体を第2導入口に良好に挿入することができる。
本発明によれば、第2媒体が第2導入口に挿入されるときに、第2媒体が第2導入口からずれたり、第2媒体の姿勢が第1方向に対して斜めになったりすることを抑制できる。その結果、第2媒体を第2導入口に良好に挿入することができる。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る画像読取装置1の左前上方から見た斜視図であり、カバー3が閉じられた状態を示す。 図1Bは、画像読取装置1の右後上方から見た斜視図であり、カバー3が閉じられた状態を示す。 図2Aは、画像読取装置1の右前上方から見た斜視図であり、カバー3が開かれ、トレイ4が閉位置に位置する状態を示す。 図2Bは、画像読取装置1のトレイ4の近傍を右前上方から見た斜視図であり、カバー3が開かれ、トレイ4が開位置に位置する状態を示す。 図3は、画像読取装置1の平面図であり、カバーが開かれるとともに、上部筐体14がメンテナンス位置に配置された状態を示す。 図4は、画像読取装置1の断面図である。 図5は、トレイ4の斜視図である。 図6Aは、画像読取装置1の断面図であり、トレイ4が閉位置に位置する状態を示す。 図6Bは、画像読取装置1の断面図であり、トレイ4が開位置に位置する状態を示す。 図7は、画像読取装置1の電気的構成の要部を示すブロック図である。 図8は、駆動伝達制御の流れを示すフローチャートである。 図9Aは、他の画像読取装置1の断面図であり、トレイ4が閉位置に位置する状態を示す。 図9Bは、他の画像読取装置1の断面図であり、トレイ4が開位置に位置する状態を示す。 図10は、他のトレイ4の斜視図である。 図11は、他の画像読取装置1の右前上方から見た斜視図であり、カバー3が開かれた状態を示す。 図12Aは、さらに他の画像読取装置1の断面図であり、トレイ4が閉位置に位置する状態を示す。 図12Bは、さらに他の画像読取装置1の断面図であり、トレイ4が開位置に位置する状態を示す。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。画像読取装置1は、本発明の画像読取装置および搬送装置の具体的態様の一例である。図1Aでは、前カバー22側を装置の前側と規定し、前カバー22に対向した場合に左手に来る側を左側と規定して、前後、左右および上下の各方向を表示する。そして、図1B以降に示す各方向は、全て図1Aに示す各方向に対応させて表示する。以下、図1A等に基づいて、画像読取装置1が備える各構成要素について説明する。
<外観>
画像読取装置1は、筐体2およびカバー3を備えている。
<筐体>
筐体2は、左側板部11、右側板部12、下部筐体13および上部筐体14を備えている。
左側板部11および右側板部12は、左右方向に間隔を空けて配置されている。
下部筐体13および上部筐体14は、左側板部11と右側板部12との間に配置されている。
下部筐体13は、左側板部11および右側板部12に対して固定されている。
上部筐体14の左前下端部および右前下端部には、非図示の軸部がそれぞれ左側および右側に突出して形成されている。そして、左右の軸部がそれぞれ左側板部11および右側板部12に回動可能に支持されることにより、上部筐体14は、図2Aに示される通常位置と図3に示されるメンテナンス位置との間で回動可能に設けられている。
上部筐体14は、図2Aに示されるように、通常位置で、下部筐体13に上方から重なる。通常位置に位置する上部筐体14の上面14Uは、左側板部11および右側板部12の各上面11U,12Uよりも一段低い位置に位置する。また、通常位置に位置する上部筐体14の前面14Fは、左側板部11および右側板部12の各前面11F,12Fよりも後側に一段凹んだ位置に位置する。
また、上部筐体14は、メンテナンス位置で、下部筐体13に対して前側に展開して、下部筐体13の前端部上から前上方に延びる。
<カバー>
カバー3は、上カバー21および前カバー22を備えている。
上カバー21の基端部は、筐体2の左側板部11および右側板部12の後上端部に回動可能に支持されている。これにより、上カバー21は、図1A、図1Bおよび図2Bに示される閉位置と図2Aに示される開位置との間で回動可能に設けられている。
上カバー21は、閉位置で、下部筐体13および上部筐体14に上方から重なる。
また、上カバー21は、開位置で、筐体2の後上端部から後上方に延びる。
前カバー22は、図1Aに示される屈曲位置と図2Aに示される伸張位置との間で回動可能に設けられている。
また、前カバー22は、伸張位置で、上カバー21と略同一平面上を延びる。上カバー21が開位置に位置し、前カバー22が伸張位置に位置する状態で、上カバー21および前カバー22は、図2Aに示されるように、筐体2の後上端部から後上方に延び、筐体2内に送り込まれる第1媒体の一例としてのシートSHが載置されるトレイをなす。シートSHは、例えば、用紙やOHPシート等である。
下部筐体13の後端縁31は、下部筐体13の前端縁32よりも高い位置に位置している。下部筐体13は、図3および図4に示されるように、傾斜部33と平坦部34とを有している。傾斜部33は、後端縁31から前端縁32と同じ高さの位置まで前下方に延びる。平坦部34は、前端縁32と同じ高さの位置で、傾斜部33から前端縁32まで延びる。
上部筐体14の下面14Bの後端縁71は、図2Aに示されるように、下部筐体13の傾斜部33の上方に間隔を空けて位置する。下面14Bの前端縁72は、下部筐体13の上面13Uの前端縁32の上方に間隔を空けて位置する。上部筐体14は、図3および図4に示されるように、傾斜部73と、平坦部74とを有している。傾斜部73は、後端縁71から前端縁72と同じ高さの位置まで、傾斜部33と平行をなして前下方に延びる。平坦部34は、前端縁72と同じ高さの位置で、傾斜部73から前端縁72まで下部筐体13の平坦部34と平行をなして延びる。
シート導入口201とシート排出口202とシート搬送路203とが、上部筐体14と下部筐体13との間に形成されている。シート導入口201は、第1導入口の一例である。シート排出口202は、第1排出口の一例である。シート搬送路203は、第1搬送路の一例である。シート導入口201は、上部筐体14の後端縁71と下部筐体13の傾斜部33との間に形成され、後上方に開放されている。シート排出口202は、上部筐体14の前端縁72と下部筐体13の前端縁32との間に形成され、前方に開放されている。シート搬送路203は、シート導入口201とシート排出口202とを連結している。シート搬送路203は、上部筐体14の傾斜部73と下部筐体13の傾斜部33との間の空間、および上部筐体14の平坦部74と下部筐体13の平坦部34との間の空間である。
シート導入口201から導入されたシートSHは、筐体2内のシート搬送路203を通過して、シート排出口202から排出される。以下、このシートSHの流れに沿って、画像読取装置1が備える各構成の説明を行う。
画像読取装置1は、供給ローラ41、分離片81、LFローラ42、LFピンチローラ82、カードLFローラ43、カードLFピンチローラ83、排出ローラ44、排出ピンチローラ84、カード排出ローラ45およびカード排出ピンチローラ85を備えている。
供給ローラ41は、図3に示されるように、2つのローラを備える。供給ローラ41の2つのローラは回転軸51に取り付けられている。供給ローラ41は、傾斜部33の左右方向の中央部に、配置されている。回転軸51は、下部筐体13の内部で左右方向に延び、下部筐体13に回転可能に保持されている。
分離片81は、たとえば、ゴムからなる。分離片81の基端部は、上部筐体14に取り付けられている。分離片81は、供給ローラ41の周面に弾性的に当接している。分離片81と供給ローラ41とにより、複数枚のシートSHが一枚に分離されて、搬送され得る。シートSHは、前方に向けて搬送される。したがって、本実施形態において、前方がシート搬送方向における下流側であり、後方がシート搬送方向における上流側である。
LFローラ42およびLFピンチローラ82は、供給ローラ41および分離片81のシート搬送方向下流側に位置する。LFローラ42は、2つのローラを備える。LFローラ42の2つのローラは回転軸53に取り付けられている。LFピンチローラ82は、2つのピンチローラを備える。LFピンチローラ82の2つのピンチローラは、回転軸91に取り付けられている。LFピンチローラ82の周面は、図4に示されるように、LFローラ42の周面に上方から当接している。LFローラ42が回転駆動されると、LFピンチローラ82がLFローラ42に従動して回転される。
カードLFローラ43は、LFローラ42の右側に間隔を空けた位置に配置されている。カードLFローラ43は、LFローラ42と共通の回転軸53に取り付けられている。カードLFピンチローラ83は、LFピンチローラ82の右側に間隔を空けた位置に配置されている。カードLFピンチローラ83は、図3に示されるように、2つのピンチローラを備える。カードLFピンチローラ83の2つのピンチローラは、回転軸91に取り付けられている。カードLFピンチローラ83の2つのピンチローラの周面は、図4に示されるように、それぞれ下部筐体13のカードLFローラ43の周面の左側および右側に微小な間隔を空けて隣接する。
また、画像読取装置1は、図4に示されるように、LFローラ42およびLFピンチローラ82のシート搬送方向下流側において、第1読取部100および第2読取部60を備える。第1読取部100は、Contact Image Sensor(以後、「CIS」と記す)ホルダ101、CISユニット102およびコンタクトガラス103を備えている。第2読取部60は、CISホルダ61、CISユニット62、およびコンタクトガラス63を備える。
読取部の一例としてのCISユニット62は、CISホルダ61内に収容されている。CISユニット62の内部には、たとえば、LED光源、レンズおよびイメージセンサが設けられている。読取部の一例としてのCISユニット102は、CISホルダ101内に収容されている。CISユニット102の内部には、たとえば、LED光源、レンズおよびイメージセンサが設けられている。
コンタクトガラス63は、無色透明のガラスからなる。コンタクトガラス63は、CISホルダ61の上面を閉塞するように設けられて、CISホルダ61に保持されている。コンタクトガラス103は、無色透明のガラスからなる。コンタクトガラス103は、CISホルダ101の下面を閉塞するように設けられて、CISホルダ101に保持されている。
CISホルダ61は、CISユニット62およびコンタクトガラス63を保持した状態で、下部筐体13の平坦部34に形成された開口64に嵌められている。CISホルダ101は、CISユニット102およびコンタクトガラス103を保持した状態で、上部筐体14の平坦部74に形成された開口104に嵌められている。
LFローラ42およびLFピンチローラ82により搬送されるシートSHの両面の画像は、第1読取部100および第2読取部60により読み取られる。
排出ローラ44および排出ピンチローラ84は、CISユニット102およびCISユニット62のシート搬送方向下流側に位置する。排出ローラ44は、2つのローラを備える。排出ローラ44の2つのピンチローラは、回転軸56に取り付けられている。排出ピンチローラ84は、2つのピンチローラを備える。排出ピンチローラ84の2つのピンチローラは、回転軸94に取り付けられている。排出ピンチローラ84の周面は、図4に示されるように、排出ローラ44の周面に上方から当接している。排出ローラ44が回転駆動されると、排出ピンチローラ84が排出ローラ44に従動して回転される。
カード排出ローラ45およびカード排出ピンチローラ85は、CISユニット102およびCISユニット62のシート搬送方向下流側に位置する。カード排出ローラ45は、2つのローラを備える。カード排出ローラ45の2つのローラは、回転軸56に取り付けられている。カード排出ピンチローラ85は、2つのピンチローラを備える。カード排出ピンチローラ85の2つのピンチローラは、回転軸94に取り付けられている。カード排出ピンチローラ85の周面は、図4に示されるように、カード排出ローラ45の周面に上方から当接している。カード排出ローラ45が回転駆動されると、カード排出ピンチローラ85は、カード排出ローラ45に従動して回転される。
画像読取装置1では、シートSHよりも幅狭の第2媒体の一例としてのカードCAに描かれている画像を読み取ることができる。カードCAは、用紙等よりも幅狭で肉厚な媒体である。カードCAは、例えば、名刺、キャッシュカード、会員証又は免許証等である。
カードCAの画像の読み取りのために、図2Aに示されるように、第2導入口の一例としてのカード導入口121がシート排出口202におけるカード排出ローラ45およびカード排出ピンチローラ85と前後方向に重なる部分に形成されている。本実施形態において、カード導入口121の下側の一部が、図2Aに示すように、シート排出口202の右側の一部と重複している。すなわち、シートSHおよびカードCAの両方が、この重複部分を通過可能である。カード導入口121は、下部筐体13の上面13Uおよび上部筐体14の下面14Bの各前端部がそれぞれ上方および下方に矩形状に切り欠かれることにより、上下方向にシート排出口202よりも少し大きな幅を有している。また、カード導入口121の左右方向の幅は、国際標準化機構(ISO)/国際電気標準会議(IEC)による国際規格ID−1のカードサイズの短辺の長さ(53.98mm)よりも大きく、その長辺の長さ(85.60mm)よりも小さい。
<トレイ>
画像読取装置1は、図2Aおよび図4に示されるように、トレイ4を備えている。
トレイ4は、左右方向においてカード導入口121と同じ側、即ち右側に配置されている。トレイ4は、左右方向に延びる回動軸148を中心に、筐体2に対して閉じた閉位置と筐体2に対して開いた開位置との間で回動可能に設けられている。トレイ4は、閉位置において、カード導入口121の上方に位置する。
トレイ4は、図5に示されるように、載置部131および壁部141を備えている。なお、図5に示す方向は、トレイ4が開位置に位置するときの画像読取装置1の方向を示している。また、図5において、トレイ4が開位置に位置するときのカード導入口121の位置を仮想線で示している。
トレイ4が開位置に位置するときに、図6Bに示されるように、載置部131の上面131Uは、前後方向および左右方向に延びる載置面をなす。すなわち、トレイ4は、トレイ4が開位置に位置するときに、第1方向の一例としての前後方向および第2方向の一例としての左右方向に延びる載置面131Uを備えている。
壁部141は、図5に示されるように、第1壁141Lおよび第2壁141Rを備えている。トレイ4が開位置に位置するときに、載置面131Uの左端縁および右端縁は、前後方向に延びる直線をなす。また、トレイ4が開位置に位置するときに、第1壁141Lは、載置面131Uの左端縁から上方に突出し、前後方向に延びる。トレイ4が開位置に位置するときに、第2壁141Rは、載置面131Uの右端縁から上方に突出し、前後方向に延びる。これにより、第1壁141Lおよび第2壁141Rは、左右方向に間隔を空けて設けられ、互いに平行をなして前後方向に延びる。
すなわち、トレイ4は、トレイ4が開位置に位置するときに、載置面131Uから上方に突出し、第1方向の一例としての前後方向に延びる壁部141を備える。壁部141は、第2方向の一例としての左右方向に間隔を空けて設けられ、それぞれ載置面131Uから上方に突出し、第1方向の一例としての前後方向に延びる一対の壁の一例としての第1壁141Lおよび第2壁141Rを備える。
第1壁141Lと第2壁141Rとの間隔は、国際規格ID−1のカードサイズの短辺(53.98mm)の長さよりも大きく、そのカードサイズの長辺の長さ(85.60mm)よりも小さい。
また、トレイ4は、第1支持板部143および第2支持板部144を備えている。
第1支持板部143は、トレイ4が開位置に位置するときに、第1壁141Lの後端部から上方に突出する。第1支持板部143は、第1壁141Lと左右方向において同じ厚さを有している。
第2支持板部144は、トレイ4が開位置に位置するときに、第2壁141Rの後端部から上方に突出する。第2支持板部144は、第2壁141Rと左右方向において同じ厚さを有している。第2壁141Rに対する第2支持板部144の上下方向における突出量は、第1壁141Lに対する第1支持板部143の上下方向における突出量よりも大きい。
回動軸148は、左右一対設けられている。左側の回動軸148は、第1支持板部143から左方に突出して設けられている。右側の回動軸148は、第2支持板部144から右方に突出して設けられている。一対の回動軸148は、左右方向に重なる部分に設けられて、その軸線が一致している。
上部筐体14は、一対の軸受部151を備えている。一対の軸受部151は、上部筐体14の前面14Fの右前端部に、互いに左右方向に第1支持板部143および第2支持板部144の間隔よりも大きい間隔を空けて設けられている。左側の軸受部151は、左側のカード排出ピンチローラ85の左側に配置されている。右側の軸受部151は、右側のカード排出ピンチローラ85の右側に配置されている。各軸受部151の中央部には、回動軸148の外径よりも少し大きい直径の軸受孔152が形成されている。
一対の回動軸148は、一対の軸受部151の軸受孔152に左右方向の内側から挿通されている。各回動軸148は、軸受孔152に遊びを有する状態で挿通されている。これにより、各回動軸148は、カード導入口121の上方に配置され、軸受部151に回転可能に支持されている。
また、スリット161が上部筐体14における右側の軸受部151の左側に隣接する部分に形成されている。スリット161は、上部筐体14の下端から上方に直線状に延びている。
トレイ4が閉位置に位置する状態では、図6Aに示されるように、トレイ4がカード導入口121の上方に配置される。これにより、トレイ4は、シート排出口202を左右方向の全幅にわたって開放する。トレイ4が閉位置に位置する状態で、載置面131Uは、上下方向に延び、上部筐体14の前面14Fと微小な間隔を空けて平行をなす。また、トレイ4が閉位置に位置する状態で、第2支持板部144は、スリット161に入り込む。
上カバー21が閉位置に位置し、前カバー22が屈曲位置に位置する状態で、前カバー22とトレイ4との接触を避けるため、図3に示されるように、開口部170が前カバー22に形成されている。
<シート画像の読み取り>
画像読取装置1におけるシートSHの画像の読み取りの際には、図2Aおよび図4に示されるように、上カバー21が開位置に配置されるとともに、前カバー22が伸張位置に配置される。そして、開位置の上カバー21および伸張位置の前カバー22がなすトレイ上に、シートSHが載置される。また、トレイ4は、閉位置に位置される。上カバー21が開位置に変位されたことが、非図示のセンサにより検知される。上カバー21が開位置に変位されると、シートSHを搬送可能なシート読取モードとなる。シート読取モードとなり、非図示の読取ボタン等がユーザに押されると、供給ローラ41等が右側から見て反時計回りに回転され、シートSHの画像の読取が実行される。
トレイ上に載置されるシートSHは、その先端部が供給ローラ41および分離片81に当接するまで、シート導入口201内に差し込まれる。
その後、供給ローラ41が右側から見て反時計回りに回転される。この供給ローラ41の回転により、供給ローラ41の周面からシートSHの下面に搬送力が付与され、シートSHがLFローラ42およびLFピンチローラ82に向けて搬送される。シートSHの先端部が供給ローラ41と分離片81との間に挟まれたときに、シートSHが1枚ずつに分離され、1枚のシートSHのみが供給ローラ41と分離片81との間を通過する。
LFローラ42およびカードLFローラ43は、右側から見て反時計回りに回転される。LFピンチローラ82およびカードLFピンチローラ83は、右側から見て時計回りに回転する。供給ローラ41と分離片81との間を通過したシートSHの先端部がLFローラ42およびカードLFローラ43の周面の当接部分に到達すると、LFローラ42およびカードLFローラ43により、シートSHに搬送力が付与される。
LFローラ42,LFピンチローラ82およびカードLFローラ43、カードLFピンチローラ83間を通過したシートSHは、コンタクトガラス63,103上を通過する。このとき、コンタクトガラス63,103上のシートSHにそれぞれCISユニット62,102のLED光源から光が照射される。そして、シートSHでの反射光がCISユニット62,102のイメージセンサに受けられることにより、シートSHの両面に描かれている画像の読み取りが達成される。
排出ローラ44およびカード排出ローラ45は、右側から見て反時計回りに回転される。排出ピンチローラ84およびカード排出ピンチローラ85は、右側から見て時計回りに回転する。コンタクトガラス63,103上を通過したシートSHの先端部が排出ローラ44およびカード排出ローラ45に到達すると、排出ローラ44およびカード排出ローラ45からシートSHに搬送力が付与される。
排出ローラ44、排出ピンチローラ84およびカード排出ローラ45,カード排出ピンチローラ85間を搬送されるシートSHは、シート排出口202を通過して、筐体2外に排出される。
<トレイの使用>
トレイ4が閉位置に位置する状態で、載置部131の先端が下方に押されると、トレイ4は、回動軸148を支点に回動する。この回動により、トレイ4は、閉位置から図2Bに示すように開位置に移動する。トレイ4が開位置に位置するとき、壁部141は、シート排出口202を上下方向に横切る。
トレイ4が開位置に配置された後、使用者の手指でカードCAの長手方向の一端部が摘まれて、カードCAの長手方向の他端部がトレイ4の第1壁141Lと第2壁141Rとの間に上方から差し込まれる。その後、カードCAは、左端縁および右端縁が第1壁141Lおよび第2壁141Rにガイドされつつ、トレイ4の載置面131U上をカード導入口121に向けて移動される。
カードCAの他端部がカード導入口121内に挿入されて、その他端部がカード排出ローラ45の周面とカード排出ピンチローラ85の周面との間に当接すると、使用者の手指がカードCAから放される。
<カード画像の読み取り>
第2搬送路の一例としてのカード搬送路124が、下部筐体13の上面13Uの平坦部34と上部筐体14の下面14Bの平坦部74との間の空間および下部筐体13における上面13Uの傾斜部33の下方の空間に形成されている。
図3および図4に示されるように、開口の一例としてのカード通過口122が下部筐体13の傾斜部33の前下端部と平坦部34との間、に形成されている。カード通過口122は、共通パスCPと独立パスIPとを結ぶ。したがって、カード通過口122を通して、カードCAは、共通パスCPと独立パスIPとの間を行き来することができる。
カードCAの画像の読み取りの際には、カードCAの短辺を先頭として、即ちカードCAの短辺が左右方向に沿わされて、カードCAがカード導入口121内に挿入される。
トレイ4が開位置に変位されると、カード導入口121に導入されるカードCAが搬送され、カードCAの画像が読取可能なカード読取モードになる。トレイ4が開位置に変位されて、カード導入口121内にカードCAが挿入されると、カード排出ローラ45が右側から見て時計回りに回転される。カード排出ピンチローラ85は、カード排出ローラ45の回転に伴って、右側から見て反時計回りに回転する。カード排出ローラ45,カード排出ピンチローラ85からカードCAに搬送力が付与され、そのカードCAがカード排出ローラ45の周面とカード排出ピンチローラ85の周面との間に引き込まれる。
その後、カードCAは、第1読取部100と第2読取部60との間を通過する。
カードLFローラ43は、カード排出ローラ45の回転開始と同時に、右側から見て時計回りに回転される。カードLFピンチローラ83は、カードLFローラ43の回転に伴って、右側から見て反時計回りに回転する。第1読取部100と第2読取部60との間を通過したカードCAの先端部がカードLFローラ43の周面とカードLFピンチローラ83の周面との間に到達すると、カードLFローラ43からカードCAに搬送力が付与され、そのカードCAがカードLFローラ43の周面とカードLFピンチローラ83の周面との間に引き込まれる。
カードCAがカード通過口122を通過し、カードCAの先端部の反対側である後端部がカードLFローラ43の周面とカードLFピンチローラ83の周面との間に挟持される位置まで、カードCAの搬送が進むと、カードLFローラ43およびカード排出ローラ45の回転が停止される。カードLFローラ43およびカード排出ローラ45の回転が停止されると、カードCAは頭出し開口128からその先端部が頭出しされた状態で一時停止される。
その後、カードLFローラ43およびカード排出ローラ45が右側から見て反時計回りに回転される。カードLFピンチローラ83およびカード排出ピンチローラ85は、右側から見て時計回りに回転する。これにより、カードCAは、その搬送方向反転され、後側から前側に向かう方向に搬送される。
カードCAは、第1読取部100および第2読取部60の間を通過する。このとき、カードCAにそれぞれCISユニット62,102のLED光源から光が照射される。そして、カードCAでの反射光がCISユニット62,102のイメージセンサに受けられることにより、カードCAの両面に描かれている画像が読み取られる。
第1読取部100および第2読取部60の間を通過したカードCAの先端部がカード排出ローラ45の周面とカード排出ピンチローラの85の周面との当接部分に到達すると、カード排出ローラ45からカードCAに搬送力が付与され、そのカードCAがカード排出ローラ45の周面とカード排出ピンチローラ85の周面との間に引き込まれる。そして、カード排出ローラ45とカード排出ピンチローラ85との間を搬送されるカードCAは、カード導入口121を通過して、トレイ4の第1壁141Lと第2壁141Rとの間または筐体2外に排出される。
このように、カード導入口121から導入されたカードCAは、筐体2内をスイッチバック搬送され、カード導入口121から排出される。
<センサ>
画像読取装置1は、図4に示されるように、開位置センサ162を備えている。開位置センサ162は、たとえば、マイクロスイッチからなり、スリット161の左側に設けられている。開位置センサ162のアクチュエータ163は、右方に延び、スリット161内に突出している。アクチュエータ163が通常時の位置から変位すると、つまりアクチュエータ163が右方に延びる位置からその右端が後側に移動すると、開位置センサ162から出力される信号のレベルがローレベルからハイレベルに変化する。
よって、開位置センサ162から出力される信号のレベルに基づいて、スリット161内におけるアクチュエータ163の位置での第2支持板部144の有無、つまりトレイ4が開位置にあるか否かを検知することができる。
すなわち、筐体2の排出側の面には、トレイ4の回動に伴って壁部141の一部である第2壁141Rが進入可能なスリット161が設けられている。第2壁141Rは、第1壁141Lよりも載置面131Uに対して大きく突出している。開位置センサ162は、スリット161に壁部141が進入しているか否かを検出する。
<電気的構成>
画像読取装置1は、図7に示されるように、マイクロコンピュータを含む構成の制御部172を備えている。
開位置センサ162から出力される信号は、制御部172に入力される。制御部172は、開位置センサ162の出力信号に基づいて、モータ171の駆動力を供給ローラ41、LFローラ42、カードLFローラ43、排出ローラ44およびカード排出ローラ45に伝達する駆動伝達機構173の動作を制御する。
<制御内容>
画像読取装置1の電源がオンされている間、制御部172により、図8に示される処理が繰り返される。
図8に示される処理では、まず、トレイ4が開位置に位置しているか否かが判断される(ステップS1)。トレイ4が開位置に位置しているか否かは、開位置センサ162から出力されている信号のレベルによって判断される。すなわち、開位置センサ162から出力されている信号のレベルがローレベルであれば、トレイ4が開位置に位置していると判断される。一方、開位置センサ162から出力されている信号のレベルがハイレベルであれば、トレイ4が開位置に位置していないと判断される。
トレイ4が開位置に位置しているときには(ステップS1のYES)、駆動伝達機構173が制御されて、モータ171からカードLFローラ43およびカード排出ローラ45等が右側から見て時計回りに回転するように駆動力を伝達可能な状態とされる。これにより、カード導入口121からのカードCAの取り込みが許可される(ステップS2)。
一方、トレイ4が開位置に位置していないときには(ステップS1のNO)、駆動伝達機構173が制御されて、モータ171から供給ローラ41等が右側から見て反時計回りに回転するように駆動力を伝達可能な状態とされる。これにより、カード排出ローラ45等も右側から見て反時計回りに回転するため、画像読取装置1の前側にあるカード導入口121からのカードCAの取り込みが禁止される。つまり、カード導入口121にカードCAが挿入されようとしても、反時計回りに回転するカード排出ローラ45により、カードCAが画像読取装置1の前方に排出され、カード導入口121に取り込まれない。それとともに、画像読取装置1の後側にあるシート導入口201からのシートSHの取り込みが許可される。
<作用効果>
以上のように、筐体2には、シート導入口201、シート排出口202、シート搬送路203およびカード導入口121が形成されている。シート導入口201は、筐体2において後側に形成されている。シート排出口202は、筐体2において前側に形成されている。シート搬送路203は、シート導入口201からシート排出口202へシートSHが搬送されるように構成されている。カード導入口121は、シート排出口202の一部として設けられ、シートSHよりも幅狭のカードCAが導入されるように構成されている。
第1読取部100および第2読取部60は、シート搬送路203を搬送されるシートSHおよびカード導入口121に導入されるカードCAの画像を読み取る。
トレイ4は、左右方向においてカード導入口121と同じ位置に配置されている。トレイ4は、左右方向に延びる回動軸148を中心に、筐体2に対して閉じた閉位置と筐体2に対して開いた開位置との間で回動可能に設けられている。また、トレイ4は、トレイ4が開位置に位置するときに、前後方向および左右方向に延びる載置部131と、その上面である載置面131Uから上方に突出し、前後方向に延びる壁部141とを備える。
開位置に位置するトレイ4を利用して、カードCAがカード導入口121に挿入される。すなわち、カードCAが開位置に位置するトレイ4の載置面131U上に載置されて、そのカードCAが載置面131U上で壁部141に沿って前後方向に移動されることにより、カードCAがカード導入口121に挿入される。カードCAが壁部141に沿って移動されるので、カードCAがカード導入口121からずれたり、カードCAの姿勢が前後方向に対して斜めになったりすることを抑制できる。その結果、カードCAをカード導入口121に良好に挿入することができる。
壁部141は、左右方向に間隔を空けて設けられ、それぞれ載置面131Uから上方に突出し、前後方向に延びる第1壁141L、第2壁141R、第1支持板部143および第2支持板部144を備えている。
第1壁141Lおよび第1支持板部143と第2壁141Rおよび第2支持板部144との間にカードCAを配置することにより、カードCAを左右方向に位置決めすることができる。その結果、カードCAをカード導入口121に一層良好に挿入することができる。
第1壁141Lおよび第1支持板部143と第2壁141Rおよび第2支持板部144との間隔は、カードCAの短辺の幅よりも大きく、カードCAの長辺の幅よりも小さい。
これにより、カードCAがその短辺を左右方向に沿わせた向きでカード導入口121に挿入される。その結果、カードCAがその長辺を左右方向に沿わせた向きでカード導入口121に挿入されることを抑制できる。
トレイ4は、閉位置に位置するときに、シート排出口202を左右方向にわたって開放する。
これにより、トレイ4が閉位置に位置している状態で、トレイ4がシート排出口202からのシートSHの妨げになることを抑制できる。よって、シートSHをシート排出口202から良好に排出することができる。
壁部141は、トレイ4が開位置に位置するときに、シート排出口202を上下方向に横切っている。
これにより、トレイ4が開位置に位置している状態で、シート排出口202からのシートSHの排出を抑制できる。したがって、トレイ4が閉位置に位置している状態では、カードCAの画像の読取が行われ、トレイ4が開位置に位置している状態では、シートSHの画像の読取が行われることをユーザに容易に認識させることが出来る。
回動軸148は、カード導入口121の上方に配置されている。
これにより、シート排出口202からシートSHが排出されるときに、シートSHがトレイ4に衝突することを抑制できる。すなわち、シート排出口202からシートSHが排出されるときに、シートSHにおけるシート排出口202から脱け出した部分は、その重力によって下方に垂れ下がる。回動軸148がカード導入口121の上方に配置された構成では、閉位置に位置するトレイ4がカード導入口121の上方に配置される。よって、シートSHにおけるシート排出口202から脱け出した部分が閉位置に位置するトレイ4に衝突することを抑制できる。
カード導入口121から導入されたカードCAが搬送されるように構成されるカード搬送路204と、シート搬送路203に設けられ、シートSHを搬送するように構成されるLFローラ42と、カード搬送路204に設けられ、カードCAを搬送するように構成されるカードLFローラ43と、トレイ4が開位置に位置しているか否かを検出するように構成される開位置センサ162と、開位置センサ162によってトレイ4が開位置に位置していることが検出されているときには、カードLFローラ43が右側から見て時計回りに駆動され、開位置センサ162によってトレイ4が開位置に位置していないことが検出されているときには、供給ローラ41およびLFローラ42等が右側から見て反時計回りに駆動されるように構成される制御部172とを備えている。
この構成によれば、トレイ4が開位置に位置しているときには、カードCAがカード搬送路204を搬送される。一方、トレイ4が閉位置に位置しているときには、シートSHがシート搬送路203を搬送される。従って、トレイ4の開閉に基づいて、カードCAの読取モードとシートSHの読取モードとの切り替えが行われる。従って、ユーザに画像読取装置1の使用方法を容易に認識させることが出来得る。つまり、トレイ4が開いているときはカードCAの画像が読み取られ、トレイ4が閉じているときはシートSHの画像が読み取られることをユーザに容易に認識させることが可能である。
筐体2の排出側の面には、トレイ4の回動に伴って壁部141の一部が進入可能なスリット161が設けられており、開位置センサ162は、スリットに壁部141が進入しているか否かを検出するように構成されている。
<トレイの他の構成>
図6A,6Bに示される構成に代えて、図9A,9Bに示される構成が採用されてもよい。
なお、図9A,9Bでは、図6A,6Bに示される各部に相当する部分には、それらの各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、図9A,9Bに示される構成について、図6A,6Bに示される構成との相違点のみを説明し、図6A,6Bに示される各部と同一の参照符号が付された部分の説明を省略する。
図9A,9Bに示される構成では、トレイ4の各回動軸248は、カード導入口121の下方に配置されている。
トレイ4は、上下方向および左右方向においてカード導入口121と同じ位置に配置されている。トレイ4は、左右方向に延びる回動軸248を中心に、筐体2に対して閉じた閉位置と筐体2に対して開いた開位置との間で回動可能に設けられている。
トレイ4は、図10に示されるように、載置部231および壁部241を備えている。
トレイ4が開位置に位置するときに、図9Bに示されるように、載置部231の上面231Uは、前後方向および左右方向に延びる載置面をなす。
壁部241は、図10に示されるように、第1壁241Lおよび第2壁241Rを備えている。トレイ4が開位置に位置するときに、載置面231Uの左端縁および右端縁は、前後方向に延びる直線をなす。トレイ4が開位置に位置するときに、第1壁241Lは、載置面231Uの左端縁から上方に突出し、前後方向に延びる。第2壁241Rは、トレイ4が開位置に位置するときに、載置面231Uの右端縁から上方に突出し、前後方向に延びる。
第1壁241Lと第2壁241Rとの間隔は、国際規格ID−1のカードサイズの短辺の長さよりも少し大きく、そのカードサイズの長辺の長さよりも小さい。
また、トレイ4は、第1支持板部243および第2支持板部244を備えている。
第1支持板部243は、トレイ4が開位置に位置するときに、載置部242の下面242Bにおける第1壁241Lの後端部と重なる部分から下方に突出する。第1支持板部243は、第1支持板部243と同じ厚さを有している。
第2支持板部244は、トレイ4が開位置に位置するときに、載置部231の下面231Bにおける第2壁241Rの後端部と重なる部分から下方に突出する。第2支持板部244は、第2壁241Rと同じ厚さを有している。載置部231の下面231Bに対する第2支持板部244の突出量は、載置部231の下面231Bに対する第1支持板部243の突出量よりも大きい。
回動軸248は、左右一対設けられている。左側の回動軸248は、第1支持板部243から左方に突出して設けられている。右側の回動軸248は、第2支持板部244から右方に突出して設けられている。一対の回動軸248は、左右方向に重なる部分に設けられて、その軸線が一致している。
下部筐体13は、一対の軸受部251を備えている。一対の軸受部251は、下部筐体13の前面13Fの右前端部に、互いに左右方向に第1支持板部243および第2支持板部244の間隔よりも少し大きい間隔を空けて設けられている。左側の軸受部251は、左側のカード排出ローラ45の左側に配置されている。右側の軸受部251は、右側のカード排出ローラ45の右側に配置されている。各軸受部251の中央部には、回動軸248の外径よりも少し大きい直径の軸受孔252が形成されている。
一対の回動軸248は、一対の軸受部251の軸受孔252に左右方向の内側から挿通されている。各回動軸248は、軸受孔252に少し遊びを有する状態で挿通されている。これにより、各回動軸248は、カード導入口121の下方に配置され、軸受部251に回転可能に支持されている。
また、スリット261が下部筐体13における右側の軸受部251の左側に隣接する部分に形成されている。スリット261は、下部筐体13の上端から下方に直線状に延びている。
トレイ4が閉位置に位置する状態では、図9Aに示されるように、トレイ4がカード導入口121の下方に配置される。トレイ4が閉位置に位置する状態で、載置面231Uは、上下方向に延び、下部筐体13の前面13Fと微小な間隔を空けて平行をなす。また、トレイ4が閉位置に位置する状態で、第2支持板部244は、スリット261に入り込む。
<トレイのさらに他の構成>
図2Aに示される構成に代えて、図11に示される構成が採用されてもよい。
なお、図11では、図2Aに示される各部に相当する部分には、それらの各部と同一の参照符号が付されている。また、以下では、図11に示される構成について、図2Aに示される構成との相違点のみを説明し、図2Aに示される各部と同一の参照符号が付された部分の説明を省略する。
図11に示される構成では、トレイ4は、左右方向においてカード導入口121と同じ位置に配置されている。トレイ4が開位置に位置するときのカード導入口121の位置を仮想線で示している。トレイ4は、左右方向に延びる回動軸348を中心に、上部筐体14の上面14Uに形成された凹部300内に配置される閉位置と筐体2の前側に配置される開位置との間で回動可能に設けられている。
トレイ4は、載置部331および壁部341を備えている。
トレイ4が開位置に位置するときに、図12Bに示されるように、載置部331の上面331Uは、前後方向および左右方向に延びる載置面をなす。
壁部341は、第1壁341Lおよび第2壁341Rを備えている。トレイ4が開位置に位置するときに、載置面331Uの左端縁および右端縁は、前後方向に延びる直線をなす。トレイ4が開位置に位置するときに、第1壁341Lは、載置面331Uの左端縁から上方に突出し、前後方向に延びる。トレイ4が開位置に位置するときに、第2壁341Rは、載置面331Uの右端縁から上方に突出し、前後方向に延びる。
第1壁341Lと第2壁341Rとの間隔は、国際規格ID−1のカードサイズの短辺の長さよりも少し大きく、そのカードサイズの長辺の長さよりも小さい。
トレイ4は、第1支持部351Lおよび第2支持部351Rによって支持されている。第1支持部351Lの一端は、第1壁341Lの後端部と接続されている。第2支持部351Rの一端部は、第2壁341Rの後端部と接続されている。第1支持部351Lおよび第2支持部351Rと載置部331とがなす角度は、凹部300の底面300Sと上部筐体14の前面14Fとがなす角度と同一である。第1支持部351Lおよび第2支持部351Rの他端部には、それぞれ軸受孔352が左右方向に貫通して形成されている。
また、2つの凹部301が上部筐体14の前面14Fに形成されている。一方の凹部301は、左側のカード排出ピンチローラ85の左側に形成されている。その一方の凹部301は、上下方向において、前面14Fの下端縁と凹部300の底面300Sとに跨がっている。他方の凹部301は、右側のカード排出ピンチローラ85の右側に形成されている。他方の凹部301は、上下方向において、前面14Fの下端縁と凹部300の底面300Sとに跨がっている。
さらに、2つの凹部302が下部筐体13の前面13Fに形成されている。一方の凹部302は、左側のカード排出ローラ45の左側に形成されている。その一方の凹部302は、上下方向において、前面13Fの上端縁と左側のカード排出ローラ45の下端部とに跨がっている。他方の凹部302は、上下方向において、前面13Fの上端縁と左側のカード排出ローラ45の下端部とに跨がっている。
第1支持部351Lおよび第2支持部351Rの各他端部は、凹部301内の下端部に配置されている。回動軸348が各凹部301内の下端部に設けられている。回動軸348は、左右方向に延びている。回動軸348は、第1支持部351Lおよび第2支持部351Rの各他端部の軸受孔352に挿通されている。これにより、第1支持部351Lおよび第2支持部351Rは、各回動軸348に回転可能に支持されている。
画像読取装置1は、図12Bに示されるように、開位置センサ362を備えている。開位置センサ362は、たとえば、マイクロスイッチからなる。開位置センサ362のアクチュエータ363は、底面300Sから上方に突出している。トレイ4が開位置に位置するときには、開位置センサ362からローレベルの信号が出力される。トレイ4が開位置に位置するときには、トレイ4の載置面331Uがアクチュエータ363に当接し、アクチュエータ363が下方に変位することにより、開位置センサ362からハイレベルの信号が出力される。
よって、開位置センサ362から出力される信号のレベルに基づいて、トレイ4が開位置にあるか否かを検知することができる。
また、画像読取装置1は、カードCAの画像の読み取りの開始を指示するためのカード読取開始スイッチ371を備えている。カード読取開始スイッチ371は、たとえば、矩形状のボタンからなり、凹部300の底面300Sに形成された開口372内に配置されている。カード読取開始スイッチ371は、その上面が底面300Sと同一平面上にあるように配置されている。カード読取開始スイッチ371が押されることにより、カードLFローラ43の駆動が開始される。トレイ4が閉位置に位置するときには、カード読取開始スイッチ371がトレイ4に覆い隠されるので、カード読取開始スイッチ371を押すことができない。よって、トレイ4が開位置に位置するときにのみ、カード読取開始スイッチ371を押すことができ、カードCAをカード導入口121内に引き込ませて、カードCAの画像を読み取ることができる。
また、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
たとえば、上述の実施形態においては、駆動伝達機構173を介して、モータ171の駆動力が供給ローラ41、LFローラ42、カードLFローラ43、排出ローラ44およびカード排出ローラ45に伝達されていた。しかし、これに限らず、例えば、モータ171の駆動力が供給ローラ41、LFローラ42と、カードLFローラ43と、で別々に伝達されていてもよい。また、モータが2つ備えられ、各々のモータが供給ローラ41、LFローラ42と、カードLFローラ43と、で別々の駆動伝達機構を介して連結されていてもよい。これらの場合、トレイ4が開位置に位置するときは、カードLFローラ43に駆動力が伝達され、供給ローラ41、及びLFローラ42への駆動力伝達が遮断されるとよい。また、トレイ4が閉位置に位置するときは、カードLFローラ43への駆動力の伝達が遮断され、供給ローラ41、及びLFローラ42へ駆動力が伝達されるとよい。このような構成によっても、トレイ4の開閉に基づいて、カードCAの読取モードとシートSHとの読取モードとを切り換えることが可能である。
1 画像読取装置
2 筐体
4 トレイ
41 供給ローラ
42 LFローラ
43 カードLFローラ
44 排出ローラ
45 カード排出ローラ
60 第1読取部
100 第2読取部
121 カード導入口
131U 載置面
141 壁部
141L 第1壁
141R 第2壁
143 第1支持板部
144 第2支持板部
148 回動軸
161 スリット
172 制御部
201 シート導入口
202 シート排出口
203 シート搬送路
204 カード搬送路
CA カード
SH シート

Claims (10)

  1. 第1媒体が導入されるように構成される第1導入口と、前記第1媒体が排出されるように構成される第1排出口と、第1方向の一方側に位置する前記第1導入口から前記第1方向の他方側に位置する前記第1排出口へ前記第1媒体が搬送されるように構成される第1搬送路と、前記第1方向の前記他方側に位置し、前記第1排出口の少なくとも一部と重複し、前記第1媒体よりも幅狭の第2媒体が導入されるように構成される第2導入口と、が形成された筐体と、
    前記第1方向と直交する第2方向において前記第2導入口と同じ側に配置され、前記第2方向に延びる回動軸を中心に、前記筐体に対して閉じた閉位置と前記筐体に対して開いた開位置との間で回動可能に前記筐体に設けられたトレイと、
    前記第1搬送路を搬送される前記第1媒体および前記第2導入口に導入される前記第2媒体の画像を読み取るように構成される読取部と、を備え、
    前記トレイは、前記トレイが前記開位置に位置するときに、前記第1方向および前記第2方向に延びる載置面と、前記載置面から前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に突出し、前記第1方向に延びる壁部とを備える画像読取装置。
  2. 前記壁部は、前記第2方向に間隔を空けて設けられ、それぞれ前記載置面から前記第3方向に突出し、前記第1方向に延びる一対の壁を備える請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記1対の壁の間隔は、前記第2媒体の短辺の幅よりも大きく、前記第2媒体の長辺の幅よりも小さい、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記トレイは、前記閉位置に位置するときに、前記第1排出口を前記第2方向にわたって開放する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記壁部は、前記トレイが前記開位置に位置するときに、前記第1排出口を前記第3方向に横切る、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記回動軸は、前記第2導入口の上方に配置されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記第2導入口から導入された前記第2媒体が搬送されるように構成される第2搬送路と、
    前記第1搬送路に設けられ、前記第1媒体を搬送するように構成される第1搬送部材と、
    前記第2搬送路に設けられ、前記第2媒体を搬送するように構成される第2搬送部材と、
    前記トレイが前記開位置に位置しているか否かを検出するように構成されるセンサと、
    前記センサの検知結果に基づいて、前記第2搬送部材の駆動を制御するように構成される搬送制御部とを備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記筐体の前記排出側の面には、前記トレイの回動に伴って前記壁部の一部が進入可能なスリットが設けられており、
    前記センサは、前記スリットに前記壁部が進入しているか否かを検出するように構成される、請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記壁部は、前記第2方向に間隔を空けて設けられ、それぞれ前記載置面から前記第3方向に突出し、前記第1方向に延びる一対の壁を備え、
    前記1対の壁のうち一方は、他方よりも載置面に対して大きく突出しており、
    前記トレイが前記閉位置に位置するときに、前記一方の前記壁が前記スリットに進入する、請求項8に記載の画像読取装置。
  10. 第1媒体が導入されるように構成される第1導入口と、前記第1媒体が排出されるように構成される第1排出口と、第1方向の一方側に位置する前記第1導入口から前記第1方向の他方側に位置する前記第1排出口へ第1媒体が搬送されるように構成される第1搬送路と、前記第1方向の前記他方側に位置し、前記第1排出口の少なくとも一部と重複し、前記第1媒体よりも幅狭の第2媒体が導入されるように構成される第2導入口と、が形成された筐体と、
    前記第1方向と直交する第2方向において前記第2導入口と同じ側に配置され、前記第2方向に延びる回動軸を中心に、前記筐体に対して閉じた閉位置と前記筐体に対して開いた開位置との間で回動可能に前記筐体に設けられたトレイと、
    前記トレイは、前記トレイが前記開位置に位置するときに、前記第1方向および前記第2方向に延びる載置面と、前記載置面から前記第1方向及び前記第2方向に直交する第3方向に突出し、前記第1方向に延びる壁部とを備える搬送装置。
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