JP2014059614A - 警報器及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】警報停止時における異常状態の発生元の特定について容易化を図ることが可能な警報器及びその制御方法を提供する。
【解決手段】火災警報器10a〜10dは、各センサ11〜13からの信号に基づいて火災を判断する火災判断部14aと、火災判断部14aにより火災が発生していると判断された場合及び他の火災警報器10a〜10dにて火災が発生していると判断された場合に、火災警報を発する警報部15と、警報部15により火災警報が発せられている場合に所定の第1操作がされることで、この警報を所定時間停止させる停止処理部14bと、を備え、警報部15は、停止処理部14bにより火災警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、自己の監視領域にて火災が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を行い、他の監視領域にて火災が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を行う。
【選択図】図2
【解決手段】火災警報器10a〜10dは、各センサ11〜13からの信号に基づいて火災を判断する火災判断部14aと、火災判断部14aにより火災が発生していると判断された場合及び他の火災警報器10a〜10dにて火災が発生していると判断された場合に、火災警報を発する警報部15と、警報部15により火災警報が発せられている場合に所定の第1操作がされることで、この警報を所定時間停止させる停止処理部14bと、を備え、警報部15は、停止処理部14bにより火災警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、自己の監視領域にて火災が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を行い、他の監視領域にて火災が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を行う。
【選択図】図2
Description
本発明は、警報器及びその制御方法に関する。
従来、複数の火災警報器を有線又は無線で接続し、いずれか1つの火災警報器にて火災が発生していると判断された場合、すべての火災警報器から警報を発する連動警報が実施されている。また、このような火災警報器は、連動警報の際に、火元がどこであるかを特定すべく、連動元の火災警報器と連動先の火災警報器とが出力する音声を区別するようにしている(例えば特許文献1,2参照)。
ここで、従来の火災警報器は、引き紐を引くことにより操作される停止スイッチを備え、停止スイッチが操作された場合に、連動警報を所定時間停止させる構成となっている。しかし、従来の火災警報器において、一度連動警報が停止されてしまうと、火元がどこであるのか(連動元の火災警報器がどれであるのか)を特定できず、火災が発生しているにも拘わらず誤報と勘違いして停止スイッチを操作してしまった場合には、火元の特定が困難となってしまう。
なお、この問題は火災警報器に限らず、連動警報を実施する他の警報器、例えば都市ガスやLPガスのガス漏れを検出するガス警報器、COを検出するガス警報器、及び侵入者を検出する人感警報器などの他の警報器においても共通する問題である。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その発明の目的とするところは、警報停止時における異常状態の発生元の特定について容易化を図ることが可能な警報器及びその制御方法を提供することにある。
本発明の警報器は、センサからの信号に基づいて監視領域内に異常状態が発生していると判断した場合、及び、監視領域を異にする他の警報器にて異常状態が発生していると判断された場合に、警報を発するものであって、センサからの信号に基づいて異常状態を判断する異常状態判断手段と、異常状態判断手段により異常状態が発生していると判断された場合及び他の警報器にて異常状態が発生していると判断された場合に、警報を発する異常状態警報手段と、異常状態警報手段により警報が発せられている場合に所定の第1操作がされることで、この警報を所定時間停止させる停止手段と、を備え、異常状態警報手段は、停止手段により警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、自己の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を行い、他の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を行うことを特徴とする。
この警報器によれば、警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、自己の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を行い、他の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を行う。このため、誤って警報を停止させてしまっても、所定の第2操作を行うことにより、警報器が連動元であるのか連動先であるのかを特定できることとなり、警報停止時における異常状態の発生元の特定について容易化を図ることができる。
また、本発明の警報器において、所定の第1操作と所定の第2操作とは同じ操作であることが好ましい。
この警報器によれば、所定の第1操作と所定の第2操作とは同じ操作であるため、警報停止時の操作と同じ操作を行えば警報器が連動元であるのか連動先であるのかを特定できることとなり、異常状態の発生元の特定のみならず操作についても容易化を図ることができる。
また、本発明の警報器の制御方法は、センサからの信号に基づいて監視領域内に異常状態が発生していると判断した場合、及び、監視領域を異にする他の警報器にて異常状態が発生していると判断された場合に、警報を発する方法であって、センサからの信号に基づいて異常状態を判断する異常状態判断工程と、異常状態判断工程において異常状態が発生していると判断された場合及び他の警報器にて異常状態が発生していると判断された場合に、警報を発する異常状態警報工程と、異常状態警報工程において警報が発せられている場合に所定の第1操作がされることで、この警報を所定時間停止させる停止工程と、停止工程において警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、自己の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を行う第1報知工程と、停止工程において警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、他の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を行う第2報知工程と、を備えることを特徴とする。
この警報器の制御方法によれば、警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、自己の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を行い、他の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を行う。このため、誤って警報を停止させてしまっても、所定の第2操作を行うことにより、警報器が連動元であるのか連動先であるのかを特定できることとなり、警報停止時における異常状態の発生元の特定について容易化を図ることができる。
本発明によれば、警報停止時における異常状態の発生元の特定について容易化を図ることが可能な警報器及びその制御方法を提供することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る警報器を含む警報システムの概略図である。なお、以下の実施形態では火災警報器を警報器の一例とすると共に、火災警報システムを警報システムの一例として説明するが、警報器は火災警報器に限らず、且つ、警報システムは火災警報システムに限られるものではない。
同図に示す火災警報システム1は、複数(例えば4つ)の火災警報器10a〜10dを備え、これら火災警報器10a〜10dを有線又は無線にて接続し、いずれか1つの火災警報器10a〜10dにて火災(異常状態の一例)が発生していると判断された場合に、すべての火災警報器10a〜10dから警報を発する(連動警報を行う)ものである。
具体的に説明すると、これら複数の火災警報器10a〜10dは、それぞれ火災を監視するための監視領域が異なっており、図1に示すように例えば第1火災警報器10aが設置される居室内(監視領域の一例)で火災が発生した場合、第1火災警報器10aはもとより監視領域を異にする第2〜第4火災警報器10b〜10dからも火災警報を発する構成となっている。
図2は、図1に示した火災警報器10a〜10dの一例を示す構成図である。なお、第1〜第4火災警報器10a〜10dは構成が同じであるため、第1火災警報器10aの構成を説明し、第2〜第4火災警報器10b〜10dの説明は省略する。
図2に示す火災警報器10aは、居室等で火災が発生した場合に火災を検知して警報するものであって、例えば居室等の空間の天井部位に設置されている。なお、火災警報器10aは天井に限らず、壁や床面等のあらゆる箇所に設置可能である。
このような火災警報器10aは、COセンサ11と、熱センサ12と、煙センサ13と、CPU(Central Processing Unit)14と、警報部(異常状態警報手段)15と、インターフェース部16と、引き紐17とから構成されている。
COセンサ11は、周囲の一酸化炭素濃度に応じた信号を出力するものである。具体的にCOセンサ11は、COの酸化反応によりCO濃度に応じた電流が流れる電気化学式のセンサであり、CO濃度に応じた電流を電圧に変換してCPU14に出力する。
熱センサ12は、温度に応じた信号を出力するものである。具体的に熱センサ12は、雰囲気温度により抵抗値が変化するサーミスタを含み、この抵抗値に基づく雰囲気温度に応じた温度信号をCPU14に出力する。
煙センサ13は、煙量に応じた信号を出力するものである。具体的に煙センサ13は、所定の光路上の光量に応じた光量信号をCPU14に出力する光電素子を含んで構成される。
CPU14は、火災警報器1の全体を制御するものである。このCPU14は、各センサ11〜13の信号に基づいて火災を判断する火災判断部(異常状態判断手段)14aを有している。具体的に火災判断部14aは、COセンサ11からの信号により所定濃度以上のCO濃度が検出された場合、熱センサ12からの信号により所定温度以上の温度が検出された場合、及び、煙センサ13にて所定光量以下の光量しか検出されない場合に、火災が発生していると判断する。なお、火災の判断方法は上記に限られず、種々の変更が可能である。
さらに、火災判断部14aは、各センサ11〜13からの信号に基づいて火災が沈静化したと判断した場合に警報状態が解除されたと判断する。具体的に火災判断部14aは、COセンサ11からの信号により所定濃度以上のCO濃度が検出されない場合、熱センサ12からの信号により所定温度以上の温度が検出されない場合、及び、煙センサ13にて所定光量を超える光量が検出される場合に、火災が沈静化したと判断して警報状態が解除されたと判断する。
警報部15は、CPU14により火災が発生していると判断された場合に火災警報を発するものであって、例えばスピーカやブザーなどの音声出力部と、LED(Light Emitting Diode)などの表示部から構成されている。また、警報部15は、火災判断部14aにより警報状態が解除されたと判断された場合、発していた火災警報を停止することとなる。
インターフェース部16は、他の火災警報器10b〜10dと信号の授受を行う部位であり、例えば火災判断部14aにより火災が発生していると判断された場合、他の火災警報器10b〜10dに対してその旨の信号を送信する部位である。また、他の火災警報器10b〜10dについてもインターフェース部16を備えており、第1火災警報器10aから火災が発生している旨の信号を受信した他の火災警報器10b〜10dは、それらの警報部15から火災警報を発することとなる。
また、インターフェース部16は、他の火災警報器10b〜10dから火災が発生している旨の信号を受信する機能も備えており、この場合、第1火災警報器10aの警報部15は、他の火災警報器10b〜10dからの信号を受けて火災警報を発することとなる。さらに、インターフェース部16は、警報状態が解除された旨の信号を受信する機能も備えており、この場合、第1火災警報器10aの警報部15は、他の火災警報器10b〜10dから警報状態が解除された旨の信号を受けて、発していた火災警報を停止することとなる。
引き紐17は、ユーザにより操作可能となっており、引き紐17が引かれることにより火災警報器10aのスイッチ(不図示)が操作される。また、CPU14は、停止処理部(停止手段)14bを備えており、停止処理部14bは、警報部15により火災警報が発せられている場合に引き紐17が引かれてスイッチ操作(所定の第1操作)がされることで、この警報を所定時間(例えば5分)停止させる処理を実行する。なお、引き紐17は、火災警報を停止させる場合のみならず、例えば火災警報が発せられていない待機中において引かれると、CPU14は、点検操作であると判断し、点検用の出力を警報部15から行わせることとなる。また、本実施形態において火災警報器10aは引き紐17を備えているが、これに限らず、単に火災警報器10aの本体にスイッチを備え、ユーザによりスイッチが直接押下される構成であってもよい。
ここで、上記の如く、火災警報が発せられている場合に引き紐17によるスイッチ操作がされることで、所定時間警報が停止する。しかし、一度連動警報が停止されてしまうと、火元がどこであるのか(連動元の火災警報器がどれであるのか)を特定できず、火災が発生しているにも拘わらず誤報と勘違いして停止スイッチを操作してしまった場合には、火元の特定が困難となってしまう。
そこで、本実施形態においてCPU14は、停止処理部14bにより火災警報が停止させられた所定時間中において引き紐17が引かれてスイッチ操作(所定の第2操作)されることにより以下の報知を実行させる。すなわち、CPU14は、自己の監視領域にて火災が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を警報部15に行わせ、他の監視領域にて火災が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を警報部15に行わせる。
図3は、本実施形態に係る火災警報器10a〜10dの出力内容を示す図であって、(a)は火災警報時の出力内容を示し、(b)は1回目の引き紐17の操作時における出力内容を示し、(c)は2回目の引き紐17の操作時における出力内容を示している。
図3(a)に示すように、例えば第1火災警報器10aの火災判断部14aにより監視領域内で火災が発生していると判断された場合、第1火災警報器10aが連動元となる。このため、第1火災警報器10aのCPU14は、LEDを点灯させ、「ピィポッピィポッ 火災警報が作動しました。確認して下さい。」という音声メッセージを警報部15から出力させる。
これに対して、連動先となる第2〜第4火災警報器10b〜10dのCPU14は、LEDを点滅させ、「ピィポッピィポッ 別の火災警報が作動しました。確認して下さい。」という音声メッセージを警報部15から出力させる。
そして、この状態から引き紐17が引かれてスイッチ操作がされると、停止処理部14bにより火災警報の停止処理が実行される。このため、図3(b)に示すように、第1〜第4火災警報器10a〜10dのすべてにおいて、LEDが消灯すると共に、音声メッセージが無しとなる。
さらに、図3(b)の状態から引き紐17が引かれてスイッチ操作がされると、図3(c)に示すように、連動元となる第1火災警報器10aのCPU14は、「火災警報が作動しました。確認して下さい。」、「連動元です。」、「火災警報器が警報中です。」及び「警報元です。」などの連動元である旨の音声メッセージを警報部15から出力させる。この際、LEDは消灯している。
また、連動先となる第2〜第4火災警報器10b〜10dのCPU14は、「別の火災警報が作動しました。確認して下さい。」、「連動先です。」、「別の火災警報器が警報中です。」及び「警報先です。」などの連動先である旨の音声メッセージを警報部15から出力させる。この際、LEDは消灯している。
このように、本実施形態において警報部15は、停止処理部14bにより火災警報が停止させられた所定時間中においても、連動元である旨又は連動先である旨の報知を行うようになっている。これにより、火災が発生しているにも拘わらず誤って火災警報を停止させた場合であっても、火元の特定について容易化を図ることができる。
さらに、警報部15は、擬音を含まない報知を行うため、耳に付く擬音を発することなくユーザに与える煩わしさを軽減することができる。さらに、警報部15は、ユーザに与える煩わしさを軽減すべく、報知の際の音量を火災警報の際の音量よりも小さくすることが好ましい。
加えて、火災警報を停止させる操作と、報知を実行させる操作とは、引き紐17を引いてスイッチ操作するという同じ操作であるため、警報停止時の操作と同じ操作を行えば火災警報器10a〜10dが連動元であるのか連動先であるのかを特定できることとなり、火元の特定のみならず操作についても容易化を図ることができる。
次に、本実施形態に係る火災警報器10a〜10dの制御方法について説明する。図4は、本実施形態に係る火災警報器10a〜10dの制御方法を示すフローチャートである。
図4に示すように、まず、CPU14は各センサ11〜13からの信号、及び、他の火災警報器10a〜10dが火災の発生を判断した場合には、その旨の信号を入力する(S1)。次いで、CPU14の火災判断部14aは、ステップS1にて入力した信号に基づいて自己の監視領域又は他の火災警報器10a〜10dの監視領域にて、火災が発生しているか否かを判断する(S2)。
火災が発生していないと判断した場合(S2:NO)、処理はステップS1に移行する。一方、火災が発生していると判断した場合(S2:YES)、CPU14は、自己が連動元であるか否かを判断する(S3)。
連動元であると判断した場合(S3:YES)、CPU14は、警報部15に第1警報を出力させる(S4)。ここで、第1警報とは、例えば図3(a)に示したように、LEDの点灯、及び、「ピィポッピィポッ 火災警報が作動しました。確認して下さい。」という音声メッセージの出力である。そして、処理はステップS6に移行する。
一方、連動元でないと判断した場合(S3:NO)、CPU14は、警報部15に第2警報を出力させる(S5)。ここで、第2警報とは、例えば図3(a)に示したように、LEDの点滅、及び、「ピィポッピィポッ 別の火災警報が作動しました。確認して下さい。」という音声メッセージの出力である。そして、処理はステップS6に移行する。
ステップS6において、CPU14は、引き紐17が操作されたか否かを判断する(S6)。引き紐17が操作されていないと判断した場合(S6:NO)、処理はステップS1に移行する。一方、引き紐17が操作されたと判断した場合(S6:YES)、停止処理部14bは、第1又は第2警報の出力を停止させ(S7)、その後CPU14は、所定時間経過したか否かを判断する(S8)。
所定時間経過していないと判断した場合(S8:NO)、CPU14は、再度引き紐17が操作されたか否かを判断する(S9)。引き紐17が操作されていないと判断した場合(S9:NO)、処理はステップS8に移行する。
引き紐17が操作されたと判断した場合(S9:YES)、CPU14は、自己が連動元であるか否かを判断する(S10)。連動元であると判断した場合(S10:YES)、警報部15は、第1報知を出力する(S11)。ここで、第1報知とは、例えば図3(c)に示したように、「火災警報が作動しました。確認して下さい。」、「連動元です。」、「火災警報器が警報中です。」及び「警報元です。」などの連動元である旨の音声メッセージの出力である。そして、処理はステップS8に移行する。
一方、連動元でないと判断した場合(S10:NO)、警報部15は、第2報知を出力する(S12)。ここで、第2報知とは、例えば図3(c)に示したように、「別の火災警報が作動しました。確認して下さい。」、「連動先です。」、「別の火災警報器が警報中です。」及び「警報先です。」などの連動先である旨の音声メッセージの出力である。そして、処理はステップS8に移行する。
ところで、所定が経過したと判断した場合(S8:YES)、図4に示す処理は終了する。なお、図4に示す処理は火災警報器10a〜10dの電源がオフされるまで、繰り返し実行される。
図5は、本実施形態に係る火災警報器10a〜10dの動作を示す図であって、(a)は火災警報時の動作を示し、(b)は1回目の引き紐17の操作時における動作を示し、(c)は2回目の引き紐17の操作時における動作を示している。なお、図5では第1〜第3の3つの火災警報器10a〜10cについて図示するものとする。
上記フローチャートに示したように、本実施形態に係る火災警報器10a〜10cは以下の動作を実行することとなる。まず、図5(a)に示すように、第1火災警報器10aの監視領域内で火災が発生した場合、連動元となる第1火災警報器10aは、各センサ11〜13からの信号により火災が発生していると判断し、警報部15から第1警報を出力する。
さらに、第1火災警報器10aは火災が発生していると判断した旨の信号を第2及び第3火災警報器10b,10cに送信する。これにより、連動先となる第2及び第3火災警報器10b,10cは、警報部15から第2警報を出力する。
そして、この状態から、引き紐17が引かれてスイッチ操作がされたとすると、図5(b)に示すように、第1〜3火災警報器10a〜10cは、警報出力を停止する。すなわち、LEDは点灯及び点滅せず、音声も出力されないこととなる。
その後、所定時間内にさらに引き紐17が引かれてスイッチ操作がされたとすると、図5(c)に示すように、連動元となる第1火災警報器10aは、警報部15から第1報知を出力する。一方、連動先となる第2及び第3火災警報器10b,10cは、警報部15から第2報知を出力する。
このようにして、本実施形態に係る火災警報器10a〜10d及びその制御方法によれば、火災警報が停止させられた所定時間中において引き紐17が操作がされ、自己の監視領域にて火災が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を行い、他の監視領域にて火災が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を行う。このため、誤って火災警報を停止させてしまっても、引き紐17の操作を行うことにより、火災警報器10a〜10dが連動元であるのか連動先であるのかを特定できることとなり、警報停止時における火元の特定について容易化を図ることができる。
また、火災警報を停止させる操作と報知を実行させる操作とは同じ操作であるため、警報停止時の操作と同じ操作を行えば火災警報器10a〜10dが連動元であるのか連動先であるのかを特定できることとなり、火元の特定のみならず操作についても容易化を図ることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、上記実施形態において火災の判断方法は上記に限られるものではなく、例えば各センサ11〜13からの信号を複合的に判断してもよい。
また、上記に示した各警報及び報知についてLEDの点灯状態や、音声メッセージなどは種々の変更が可能である。
さらに、上記実施形態では火災警報器10a〜10dを例に説明したが、上記した機能を有していれば、火災警報器10a〜10dに限らず、ガス火災一体型警報器であってもよい。また、都市ガスやLPガスのガス漏れを検出するガス警報器、COを検出するガス警報器、及び侵入者を検出する人感警報器などの他の警報器であってもよい。
加えて、本実施形態では、警報と報知の音量を同じとしてもよいし、報知の音量を警報よりも大きくしてもよい。さらには、報知に擬音を使用してもよいし、所定の第1及び第2操作は異なっていてもよい。
1…火災警報システム
10…火災警報器
11…COセンサ
12…熱センサ
13…煙センサ
14…CPU
14a…火災判断部(異常状態判断手段)
14b…停止処理部(停止手段)
15…警報部(異常状態警報手段)
16…インターフェース部
17…引き紐
10…火災警報器
11…COセンサ
12…熱センサ
13…煙センサ
14…CPU
14a…火災判断部(異常状態判断手段)
14b…停止処理部(停止手段)
15…警報部(異常状態警報手段)
16…インターフェース部
17…引き紐
Claims (3)
- センサからの信号に基づいて監視領域内に異常状態が発生していると判断した場合、及び、監視領域を異にする他の警報器にて異常状態が発生していると判断された場合に、警報を発する警報器であって、
センサからの信号に基づいて異常状態を判断する異常状態判断手段と、
前記異常状態判断手段により異常状態が発生していると判断された場合及び他の警報器にて異常状態が発生していると判断された場合に、警報を発する異常状態警報手段と、
前記異常状態警報手段により警報が発せられている場合に所定の第1操作がされることで、この警報を所定時間停止させる停止手段と、を備え、
前記異常状態警報手段は、前記停止手段により警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、自己の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を行い、他の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を行う
ことを特徴とする警報器。 - 前記所定の第1操作と前記所定の第2操作とは同じ操作である
ことを特徴とする請求項1に記載の警報器。 - センサからの信号に基づいて監視領域内に異常状態が発生していると判断した場合、及び、監視領域を異にする他の警報器にて異常状態が発生していると判断された場合に、警報を発する警報器の制御方法であって、
センサからの信号に基づいて異常状態を判断する異常状態判断工程と、
前記異常状態判断工程において異常状態が発生していると判断された場合及び他の警報器にて異常状態が発生していると判断された場合に、警報を発する異常状態警報工程と、
前記異常状態警報工程において警報が発せられている場合に所定の第1操作がされることで、この警報を所定時間停止させる停止工程と、
前記停止工程において警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、自己の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動元である旨の報知を行う第1報知工程と、
前記停止工程において警報が停止させられた所定時間中において所定の第2操作がされ、他の監視領域にて異常状態が発生していると判断されていた場合には、自己が連動先である旨の報知を行う第2報知工程と、
を備えることを特徴とする警報器の制御方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016197307A (ja) * | 2015-04-03 | 2016-11-24 | モリタ宮田工業株式会社 | 検知装置 |
CN109764179A (zh) * | 2019-01-30 | 2019-05-17 | 关辉 | 一种燃气旋塞阀 |
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