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JP2014051143A - 船倉用ラック設備 - Google Patents

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JP2014051143A JP2012195379A JP2012195379A JP2014051143A JP 2014051143 A JP2014051143 A JP 2014051143A JP 2012195379 A JP2012195379 A JP 2012195379A JP 2012195379 A JP2012195379 A JP 2012195379A JP 2014051143 A JP2014051143 A JP 2014051143A
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Abstract

【課題】揚地でのクレーンの制約を受けることなく、作業効率を向上させ得る船倉用ラック設備を提供する。
【解決手段】この船倉用ラック設備は、船倉H内を区画する複数の区画ユニット10を備え、区画ユニット10は、製品を船の上部から収容可能なラック領域Rと、ラック領域Rに隣接して人が歩けるように設けられた通路領域Tとを有し、船倉H内を複数の区画ユニット10で区画した状態において、各ラック領域Rの両脇が作業者の通路領域Tとなっている。
【選択図】図4

Description

本発明は、製鉄所で製造された条鋼などの製品の荷役作業に好適に用い得る船倉用ラック設備に関する。
製鉄所で製造された長尺な製品(例えば不等辺不等厚山形鋼)は、船積みされ各地の揚地でおろされる。この種の製品の荷役作業において、従来は、図8に船倉の横断面を模式図で示すように、製品Sを船倉H内に平積みし、下の製品S上に介装用木材(万棒)Mを介して順次に製品Sを積み上げる水平段重ね方式によって積載していた。
そのため、作業者Pは、積み上げた製品S上での荷役作業となる。そのため、作業者Pの足場が悪く作業性に改善の余地がある。また、従来は、単に製品Sを船倉H内に平積みしているので、ワイヤ掛け作業時に製品Sの姿勢が変わる(例えば反転する)こともあり、足場の悪い中での荷姿の手直しが必要であった。
これに対し、荷役用のラック設備が提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1記載のラック設備は、多数のポストを船倉内に立設し、製品を予め収容したUラックを、隣接するポスト間に支持されるようにクレーンで揚げ降ろしするものである。
特開平9−136721号公報
しかしながら、専用のUラックを用いたラック設備の場合、各地の揚地においても専用のUラックの揚げ降ろしに必要な能力を備えるクレーンが設備されていなければならない。そのため、揚地でのクレーンに制約を受けるため、各地の揚地に対し、汎用性に欠けるという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、揚地でのクレーンの制約を受けることなく、作業効率を向上させ得る船倉用ラック設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る船倉用ラック設備は、船倉内を区画する複数の区画ユニットを備え、該複数の区画ユニット各々は、製品を船の上部から収容可能なラック領域と、該ラック領域に隣接して人が歩けるように設けられた通路領域とを有し、前記複数の区画ユニットで前記船倉内を区画した状態において、各ラック領域の両脇が前記通路領域となっていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る船倉用ラック設備によれば、図1に一例として船倉の横断面を模式図で示すように、ラック領域(R)と通路領域(T)とによって船倉(H)内が明確に区画され、各ラック領域(R)の両脇が、人である作業者(P)の通路領域(T)となっているので、作業者(P)は、各ラック領域内の製品に対し、各ラック領域(R)に隣接する通路領域(T)から必要な作業を行える。つまり、製品(S)はラック領域(R)に垂直方向に積み上げられ、作業者(P)は、ラック領域(R)の両側に確保された通路領域(T)から、製品(S)上を歩くことなしにワイヤ掛け作業やナイロンスリング等によるラッシング作業が可能である。
ここで、本発明の一態様に係る船倉用ラック設備において、前記区画ユニットは、前記通路領域の周囲に複数の柱が設けられ、隣接する柱同士は、前記ラック領域側から前記通路領域側に前記製品が移動不可能な間隔で立設されるとともに、隣接する柱の上部には、隣接する柱相互をつなぐ梁が設けられていることは好ましい。このような構成であれば、人が歩けるように設けられた通路領域の構造を強固にすることができ、ラック領域側から通路領域側に製品が移動不可能なので、ラック領域側から通路領域側に製品が入り込むおそれがない。そのため、作業者の安全性を確保する上で好適であり、また、隣接する柱相互をつなぐ梁が通路領域上部を覆う屋根として機能するので、上方からの落下物に対しても安全性を確保する上で好適である。
また、本発明の一態様に係る船倉用ラック設備において、各区画ユニットは、トラックの荷台に積載可能な大きさとされるとともに、前記船倉に装備されたときには、隣接する区画ユニット相互がボルトで結合されて一の構造体をなしていることは好ましい。このような構成であれば、各区画ユニットを工場で製造後、トラックで搬送し、船倉内で組み立てる上で好適である。
また、本発明の一態様に係る船倉用ラック設備において、前記ラック領域および前記通路領域は、複数階建てになっていることは好ましい。このような構成であれば、船積みすべき製品を、各階毎に区分することができる。そのため、例えば上積荷重に制限ある製品を区分したり、ロット分けの必要なる製品を区分したりして船積みする上で好適である。なお、二階の通路領域へは梯子を設け、これにより昇り降りすればよい。
また、本発明の一態様に係る船倉用ラック設備において、前記ラック領域は、相互に隣接する階が、船積みすべき製品を支持可能な梁部材によって区分けされ、該梁部材として、水平方向の旋回動作により開閉されて解放姿勢と閉止姿勢とに切換えが可能な旋回アームを有することは好ましい。このような構成であれば、下階のラック領域に対し、製品を船の上部から順次に収容していく上で好適である。
つまり、下階のラック領域に製品を収容する際には、上階の旋回アームを解放姿勢とすることで隣接階の区分けがされない状態となる。そのため、船の上部から順次に下階のラック領域に容易に製品を収容することができる。次いで、下階のラック領域に製品が所定の数や重さ収容されたら、上階の旋回アームを閉止姿勢とすることで隣接階が相互に区分けされる。これにより、旋回アームは船積みすべき製品を支持可能なので、船の上部から順次に上階のラック領域に製品を収容することができる。
さらに、前記旋回アームは、前記柱に対してばねで釣られており、前記閉止姿勢とされたときに、製品の荷重がかかったときには下方の支持部材に当接され、製品の荷重がかかっていないときにはバネで持ち上げられることで支持部材から離間するようになっていることは好ましい。このような構成であれば、解放姿勢と閉止姿勢との切換えを円滑にする上でより好適であり、また、閉止姿勢で船積みすべき製品を確実に支持する梁部材としての機能を奏するものとしてより好適である。
なおさらに、前記旋回アームは、前記閉止姿勢の位置でロックをかけるロックレバーを有し、該ロックレバーは、旋回アーム内に旋回アームに沿ってスライド移動するロッドと、該ロッド先端のストッパーピンとを有し、該ストッパーピンの先端を対向位置にある長穴に差し込むことによりロックされることは好ましい。このような構成であれば、旋回アームの閉止姿勢を確実に保持できるので、閉止姿勢で船積みすべき製品を支持する梁部材としての機能を奏するものとしてより好適である。
また、本発明の一態様に係る船倉用ラック設備において、前記船倉内で結合された当該ラック設備の天井部分には、船長方向に沿って設けられたカーテンレールと、該カーテンレールに沿って展開および収容可能とされ、展開時に当該ラック設備の天井を覆うことのできるカーテンとが設けられていることは好ましい。このような構成であれば、当該ラック設備のラック領域に船積みされた製品を、雨や海水などから保護する上で好適である。
上述のように、本発明によれば、揚地でのクレーンの制約を受けることなく、作業効率を向上させることができる。
製品の荷役作業を説明する船倉の横断面の模式図であり、同図は本発明のラック設備を用いた荷役作業を示している。 本発明の一態様に係る船倉用ラック設備の一実施形態を説明する図であり、同図(a)は、船倉に装備された状態において隣接する区画ユニット相互がボルトで結合されて一の構造体をなしている状態の平面図、(b)は(a)の正面図、(c)は(b)でのA部拡大図である。 図3(a)は図2(b)でのB−B断面図、図3(b)は図2(b)でのC−C断面図である。 図2のD矢視拡大図である。 旋回アームの部分の構成を説明する図であり、同図(a)は同図(b)の平面図、同図(b)は図4のE部詳細図、図5(c)は同図(b)の右側面図、同図(d)は同図(b)でのF−F断面図(要部)である。 図4のG部拡大図である。 区画ユニットをトラックの荷台に積載した状態を示す図であり、同図(a)はその正面図、同図(b)は(a)の右側面図である。 製品の荷役作業を説明する船倉の横断面の模式図であり、同図は製品を船倉内に平積みする従来の荷役作業を示している。
以下、本発明の船倉用ラック設備の一実施形態について、図面を適宜参照しつつ説明する。
まず、図2および図3を参照して、このラック設備の全体構造について説明する。
図2および図3に示すように、このラック設備1は、船倉H内を区画する複数の区画ユニット10を備えている。各区画ユニット10は、主にH形鋼を用いた溶接構造の枠体とされている。この例では、船長方向に10個の区画ユニット10が、船側方向に2列に配置され、計20個の区画ユニット10からラック設備が構成されている。
複数の区画ユニット10で船倉H内を区画した状態において、ラック領域Rの両脇が通路領域Tとなっている。これにより、ラック領域Rと通路領域Tとによって船倉H内が明確に区画されている。本実施形態の例では、船長方向に沿って5つの区画ユニット10のラック領域Rが連続することで大きな一つのラック領域Rが画成され、船倉中央部に一か所の通路領域Tが設けられることで、全体として6か所に区画されたラック領域Rが画成されている。なお、この例では、製品Sは長尺(例えば不等辺不等厚山形鋼)なので船長方向に沿って収容される。
特に、このラック設備1は、各ラック領域Rの両脇が作業者Pの通路領域Tとなっている。本実施形態の例では、船長方向に沿って4つの通路領域Tが設けられるとともに、船側方向に沿って3つの通路領域Tが設けられている(図3(a)参照)。これにより、ラック領域Rに製品Sを収容後、作業者Pは、各ラック領域R内の製品Sに対し、各ラック領域Rに隣接する通路領域Tから製品S上を歩くことなしに玉掛け等のワイヤ掛け作業やナイロンスリング等によるラッシング作業が可能とされている。
なお、このラック設備1においては、図2に示すように、船倉H内で結合された当該ラック設備1の天井部分に、船長方向に沿って設けられたカーテンレール30と、カーテンレール30に沿って展開および収容可能とされ、展開時に当該ラック設備1の天井を覆うことのできるカーテン32とが設けられている。
次に、各区画ユニット10の構成について説明する。
各区画ユニット10は、図4に拡大図示するように、製品Sを船の上部から収容可能なラック領域Rと、ラック領域Rに隣接して作業者Pが歩けるように設けられた通路領域Tとをそれぞれ有する。各区画ユニット10は、トラックUでの輸送を考慮して、図7に示すように、トラックUの荷台Nに積載可能な大きさとされるとともに、船倉Hに装備されたときには、隣接する区画ユニット10相互がボルトで結合されて一の構造体をなすように構成されている。
各区画ユニット10は、図4に示すように、通路領域Tの周囲にH形鋼製の複数の柱2が設けられている。隣接する柱2同士は、ラック領域R側から通路領域T側に製品Sが移動不可能な間隔で立設されている。本実施形態では、製品Sは、長尺な不等辺不等厚山形鋼である。よって、隣接する柱2同士の間隔は、不等辺不等厚山形鋼の全長よりも狭い間隔とされている。隣接する柱2の上部には、隣接する柱2相互をつなぐ梁3が設けられている。隣接する柱2相互をつなぐ梁3は、通路領域Tの上部を覆う屋根として機能する。
本実施形態では、各区画ユニット10は、ラック領域Rおよび通路領域Tが、複数階建て(この例では二階層)になっており、船積みすべき製品Sを、各階毎に区分可能とされている。各階は、通路領域Tに床4が設けられており、人が歩けるようになっている。下階の床4の下部には、図7に示すように、H形鋼製の連結部材7により、隣接する柱2相互の下端部を繋いで枠体を強固に構成している。二階の通路領域へは梯子8により昇り降りする(図3(b)参照)。なお、船倉Hの内壁に沿って設けられる床4は着脱式とされており、図6に示すように、内部に、ねじ式のジャッキ機構を有している。これにより、各区画ユニット10を船倉内に設置するに際し、船倉内壁面にジャッキ機構で押圧支持することで、ラック設備1全体が船倉Hの内壁に対して支持されるようになっている。
各区画ユニット10は、全てのラック領域Rが、上部から船積みすべき製品Sを収容可能なように上部に開口しており、旋回アーム20の開閉機能により、船の上部からクレーンで吊降ろされた製品Sをラック領域R内の各階層に収容可能である。詳しくは、このラック設備1の各区画ユニット10は、ラック領域Rの相互に隣接する上下階(この例では一階と二階)が、船積みすべき製品Sを支持可能な梁部材である旋回アーム20によって開閉可能に区分けされている。本実施形態では、旋回アーム20は、図5に示すように、水平方向の旋回動作により開閉されて解放姿勢Kと閉止姿勢Cとに切換えが可能になっている。
旋回アーム20は、基端部に旋回軸28を有し、この旋回軸28の上下が軸受部29によって回動可能に柱2に軸支されている。旋回アーム20の旋回動作は、取っ手27を作業者Pが手で掴んで操作可能とされている。作業者Pは、手動により、旋回アーム20を開いた状態から閉じた状態に旋回軸28を中心として旋回させる(二点鎖線の図示が旋回アームの軌跡)。旋回軸28は、上下の軸受部29に対して、軸方向にスライド移動可能な隙間が設けられ、旋回軸28の上部が柱2に対してばね21で釣られている。旋回アーム20の下部には、旋回アーム20が閉止姿勢Cとされた位置の基端部と先端部それぞれに、柱2に固着された支持部材22が配置されている(下の軸受部29は基端部の支持部材22上に配置されている)。これにより、旋回アーム20は、閉止姿勢Cとされたときに、製品Sの荷重がかかったときには下方に押されて下方の支持部材22に当接され、製品Sの荷重がかかっていないときにはばね21で持ち上げられることで支持部材22から離間するようになっている。
さらに、旋回アーム20は、閉止姿勢Cの位置でロックをかけるロックレバー23を有する。ロックレバー23は、旋回アーム20内に旋回アーム20の長手方向に沿ってスライド移動するロッド24と、ロッド24の先端のストッパーピン25とを有する。ストッパーピン25の先端が、対向位置にある支持部材22の長穴26に閉止姿勢Cの位置で差し込まれるようになっている。長穴26は、上下に長く形成され、旋回アーム20の上下方向の移動を許容するようになっている。ロックレバー23についても、取っ手23aを作業者Pが手で掴んで操作する。これにより、旋回アーム20が閉じた閉止姿勢Cの位置でロックレバー23を操作すると閉止姿勢Cがロックされるようになっている。なお、ロックレバー23は自身軸回りに回動自在とされ、図5(d)に示すように、閉止姿勢Cとなるロック位置に対応して旋回アーム20側面に形成された凹部20aに取っ手23aを嵌め込むことでロック位置を保持可能とされている。
次に、この船倉用ラック設備の作用・効果について説明する。
上述のラック設備1は、船倉H内を区画する複数の区画ユニット10を備え、複数の区画ユニット10各々は、製品Sを船の上部から収容可能なラック領域Rと、ラック領域Rに隣接して作業者Pが歩けるように設けられた通路領域Tとを有し、複数の区画ユニット10で船倉H内を区画した状態において、各ラック領域Rの両脇が通路領域Tとなっているので、ラック領域Rと通路領域Tとによって船倉H内が明確に区画される。
そして、各ラック領域Rの両脇が作業者Pの通路領域Tとなっているので、作業者Pは、各ラック領域R内の製品Sに対し、各ラック領域Rに隣接する通路領域Tから製品S上を歩くことなしにワイヤ掛け作業やナイロンスリング等によるラッシング作業が可能である。
また、このラック設備1は、区画ユニット10が、通路領域Tの周囲に複数の柱2が設けられ、隣接する柱2同士は、ラック領域R側から通路領域T側に製品Sが移動不可能な間隔で立設されるとともに、隣接する柱2の上部には、隣接する柱2相互をつなぐ梁3が設けられているので、作業者Pが歩けるように設けられた通路領域Tの構造を強固にすることができ、ラック領域R側から通路領域T側に製品が移動不可能となる。そのため、ラック領域側から通路領域側に製品が入り込むおそれがなく、作業者Pの安全性を確保する上で好適であり、また、隣接する柱2相互をつなぐ梁3が通路領域Tの上部を覆う屋根として機能するので、上方からの落下物に対しても作業者Pの安全性を確保する上で好適である。
また、このラック設備1は、各区画ユニット10が、トラックUの荷台Nに積載可能な大きさとされるとともに、船倉Hに装備されたときには、隣接する区画ユニット10相互がボルトで結合されて一の構造体をなしているので、各区画ユニット10を工場で製造後、トラックUで搬送し、船倉内で組み立てる上で好適である。
また、このラック設備1は、ラック領域Rおよび通路領域Tが、複数階建て(この例では二階層)になっているので、船積みすべき製品Sを、各階毎に区分することができる。そのため、例えば上積荷重に制限ある製品を区分したり、ロット分けの必要なる製品を区分したりして船積みする上で好適である。
また、このラック設備1は、ラック領域Rの相互に隣接する階(この例では一階R1と二階R2)が、船積みすべき製品Sを支持可能な梁部材である旋回アーム20によって区分けされ、旋回アーム20が、水平方向の旋回動作により開閉されて解放姿勢Kと閉止姿勢Cとに切換えが可能なので、下階のラック領域R(一階R1)に対し、製品を船の上部から順次に収容していく上で好適である。
つまり、下階のラック領域R(一階R1)に製品Sを収容する際には、旋回アーム20を解放姿勢Kとすることで隣接階である二階R2との区分けがされない状態となる。そのため、船の上部から順次に一階R1のラック領域Rに容易に製品Sを収容することができる。次いで、一階R1のラック領域Rに製品Sが所定の数や重さ収容されたら、旋回アーム20を閉止姿勢Cとすることで隣接階(この例では一階R1と二階R2)が相互に区分けされる。これにより、旋回アーム20は船積みすべき製品Sを支持可能なので、船の上部から順次に二階R2のラック領域Rに製品Sを収容することができる。
さらに、この旋回アーム20は、柱2に対してばね21で釣られており、閉止姿勢Cとされたときに、製品Sの荷重がかかったときには下方の支持部材22に当接され、製品Sの荷重がかかっていないときにはばね21で持ち上げられることで支持部材22から離間するので、解放姿勢Kと閉止姿勢Cとの切換えを円滑にする上でより好適であり、また、閉止姿勢Cにおいて船積みすべき製品Sを確実に支持する梁部材としての機能を奏するものとしてより好適である。
なおさらに、旋回アーム20は、閉止姿勢Cの位置でロックをかけるロックレバー23を有し、ロックレバー23は、旋回アーム20内に旋回アーム20に沿ってスライド移動するロッド24と、ロッド24の先端のストッパーピン25とを有し、ストッパーピン25の先端を対向位置にある長穴26に差し込むことによりロックされるので、閉止姿勢Cを確実に保持できる。そのため、閉止姿勢Cで船積みすべき製品Sを支持する梁部材としての機能を奏するものとしてより好適である。
また、このラック設備1においては、船倉H内で結合された当該ラック設備1の天井部分に、船長方向に沿って設けられたカーテンレール30と、カーテンレール30に沿って展開および収容可能とされ、展開時に当該ラック設備1の天井を覆うことのできるカーテン32とが設けられているので、ラック設備1のラック領域Rに船積みされた製品Sを、雨などから保護する上で好適である。
なお、本発明に係る船倉用ラック設備は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能であることは勿論である。
1 ラック設備
2 柱
3 梁
4 床
5 ジャッキ機構
7 連結部材
8 梯子
10 区画ユニット
20 旋回アーム(梁部材)
21 ばね
22 支持部材
23 ロックレバー
24 ロッド
25 ストッパーピン
26 長穴
27 取っ手
28 旋回軸
29 軸受部
30 カーテンレール
32 カーテン
C 閉止姿勢
K 解放姿勢
R ラック領域
R1 (ラック領域の)一階
R2 (ラック領域の)二階
T 通路領域
T1 (通路領域の)一階
T2 (通路領域の)二階
H 船倉
U トラック
N 荷台
S 製品
M 介装用木材(万棒)
P 人(作業者)

Claims (8)

  1. 船倉内を区画する複数の区画ユニットを備え、該複数の区画ユニット各々は、製品を船の上部から収容可能なラック領域と、該ラック領域に隣接して人が歩けるように設けられた通路領域とを有し、前記複数の区画ユニットで前記船倉内を区画した状態において、各ラック領域の両脇が前記通路領域となっていることを特徴とする船倉用ラック設備。
  2. 前記区画ユニットは、前記通路領域の周囲に複数の柱が設けられ、隣接する柱同士は、前記ラック領域側から前記通路領域側に前記製品が移動不可能な間隔で立設されるとともに、隣接する柱の上部には、隣接する柱相互をつなぐ梁が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の船倉用ラック設備。
  3. 各区画ユニットは、トラックの荷台に積載可能な大きさとされるとともに、前記船倉に装備されたときには、隣接する区画ユニット相互がボルトで結合されて一の構造体をなしていることを特徴とする請求項1または2に記載の船倉用ラック設備。
  4. 前記ラック領域および前記通路領域は、複数階建てになっている請求項1〜3のいずれか一項に記載のことを特徴とする船倉用ラック設備。
  5. 前記ラック領域は、相互に隣接する階が、船積みすべき製品を支持可能な梁部材によって区分けされ、該梁部材として、水平方向の旋回動作により開閉されて解放姿勢と閉止姿勢とに切換えが可能な旋回アームを有することを特徴とする請求項4に記載の船倉用ラック設備。
  6. 前記旋回アームは、前記柱に対してばねで釣られており、前記閉止姿勢とされたときに、製品の荷重がかかったときには下方の支持部材に当接され、製品の荷重がかかっていないときにはバネで持ち上げられることで支持部材から離間するようになっていることを特徴とする請求項5に記載の船倉用ラック設備。
  7. 前記旋回アームは、前記閉止姿勢の位置でロックをかけるロックレバーを有し、該ロックレバーは、旋回アーム内に旋回アームに沿ってスライド移動するロッドと、該ロッド先端のストッパーピンとを有し、該ストッパーピンの先端を対向位置にある長穴に差し込むことによりロックされることを特徴とする請求項6に記載の船倉用ラック設備。
  8. 前記船倉内で結合された当該ラック設備の天井部分には、船長方向に沿って設けられたカーテンレールと、該カーテンレールに沿って展開および収容可能とされ、展開時に当該ラック設備の天井を覆うことのできるカーテンとが設けられていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の船倉用ラック設備。
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