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JP2014047701A - 車両の制御装置 - Google Patents

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JP2014047701A
JP2014047701A JP2012191019A JP2012191019A JP2014047701A JP 2014047701 A JP2014047701 A JP 2014047701A JP 2012191019 A JP2012191019 A JP 2012191019A JP 2012191019 A JP2012191019 A JP 2012191019A JP 2014047701 A JP2014047701 A JP 2014047701A
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JP2012191019A
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Hisatoshi Akagian
寿敏 明木庵
Ryoichiro Kihara
亮一郎 木原
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Japan Climate Systems Corp
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Japan Climate Systems Corp
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Abstract

【課題】車両側の条件及び車両側の条件のそれぞれでエンジンの自動停止許可/禁止を判定して乗員に報知するようにする場合に、誤報知を防止する。
【解決手段】自動停止中にあるエンジンの再始動が行われた場合に、空調側の所定のエンジン再始動条件が成立しているか否かを乗員に報知するための報知手段を備えている。報知手段は、車両の制御装置から出力される信号によって制御されるものである。車両の制御装置は、車両側の所定のエンジン再始動条件が成立してエンジンを再始動させたとき、空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を報知手段に対して所定期間出力するように構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、所定の条件が成立したときにエンジンを自動停止させるとともに、所定のエンジン再始動条件が成立したときに該自動停止させたエンジンを再始動させるように構成された車両の制御装置に関するものである。
近年、燃費向上や排気ガス低減等の目的で、車両が信号待ち等で停止したときに、車両に搭載されたエンジンを自動停止(アイドリング自動停止)させるように構成されたエンジン自動停止機能付車両が増加しつつある。このような車両では、例えばブレーキペダルの踏み込み操作がなされ、かつ、車速が0になる等といった所定のエンジン停止条件が成立したときにエンジンを自動停止させるとともに、その後に、例えばブレーキペダルの踏み込みが開放されたりアクセルペダルが踏み込まれたりする等といった車両側の所定のエンジン再始動条件が成立したときに、該自動停止させたエンジンを再始動させるようにしている。
一方、車両には、通常、該車両の室内の空調を行う空調装置が搭載されている。この空調装置は、熱媒体(エンジン冷却水や冷媒)が流れる熱交換器(加熱用熱交換器としてのヒータコアや冷却用熱交換器としてのエバポレータ)と、熱媒体を熱交換器へ供給するウオータポンプやコンプレッサー等の補機と、熱交換器に空調用空気を送風する送風機とを有しており、送風機から送風された空調用空気が熱交換器を通過して熱媒体と熱交換を行うことによって加熱又は冷却されて車室内の所望箇所へ供給され、このことで車室内の空調が行われるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−192933号公報
ところで、エンジンを自動停止させる条件としては、上述したブレーキペダルの踏み込み及び車速といった車両側の所定の条件の他、空調側の所定の条件もある。例えば、車室内の空調の快適性を維持できるか否かを検出し、快適性を維持できると判定した場合にはエンジンの自動停止を許可し、快適性を維持できないと判定した場合にはエンジンの自動停止を禁止するように制御することが考えられる。車両側の所定の条件と空調側の所定の条件とを個別に判定する場合には、例えば、自動停止中のエンジンが再始動した原因がどちら条件に基づくものであるかを乗員に対して報知することにより、乗員が再始動の原因を把握して再始動の頻度を減少させるように試みることで、更なる燃費の向上を図ることができる。
しかしながら、車両側の所定の条件に基づいて判定したエンジン自動停止許可/禁止と、空調側の所定の条件に基づいて判定したエンジン自動停止許可/禁止との結果は異なる場合が多い。そして、車両発進時等では空調側の所定の条件に基づく判定結果に関わらず、エンジンの再始動を優先して制御することになる。このため、空調側の所定の条件ではエンジン自動停止禁止と判定している状態で、車両側の所定の条件によってエンジンが再始動した場合に、空調側の所定の条件に基づく再始動でないにも関わらず、空調側の条件に基づいた判定結果で再始動としたとして乗員に誤報知してしまう恐れがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両側の所定の条件及び車両側の所定の条件のそれぞれでエンジンの自動停止許可/禁止を判定して乗員に報知するようにする場合に、誤報知を防止することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、車両側の所定のエンジン再始動条件で自動停止中のエンジンを再始動させたとき、空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、その空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を、乗員への報知手段に所定期間出力するようした。
第1の発明は、車両のエンジンにより駆動される補機と、該補機から供給される熱媒体と空調用空気とを熱交換させる熱交換器とを有する空調装置と、
所定のエンジン停止条件が成立したときに上記エンジンを自動停止させるとともに、車両側の所定のエンジン再始動条件が成立したときに該自動停止させたエンジンを再始動させるエンジン自動停止制御装置とを備え、
上記エンジン自動停止制御装置は、上記エンジンの自動停止中でかつ上記空調装置の作動中において、上記車両側の所定のエンジン再始動条件とは別に定めた空調に関する空調側の所定のエンジン再始動条件が成立したときには、該車両側の所定のエンジン再始動条件が不成立であっても、上記エンジンを再始動させるように構成された車両の制御装置であって、
自動停止中にあるエンジンの再始動が行われた場合に、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が成立しているか否かを乗員に報知するための報知手段を備え、
上記報知手段は、上記車両の制御装置から出力される信号によって制御されるものであり、
上記車両の制御装置は、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が成立して自動停止中のエンジンを再始動させたとき、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を上記報知手段に対して所定期間出力するように構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、車両側の所定のエンジン再始動条件によって自動停止中のエンジンを再始動させたとき、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づく判定ではエンジンを再始動させる必要がない場合に、空調側の所定の条件ではエンジンの再始動が必要ない旨の信号が報知手段に対して所定期間出力される。これにより、報知手段は、空調側の所定の条件ではエンジンの再始動が必要ない状況であることを乗員に報知する。したがって、空調側の所定の条件によるエンジンの再始動でないにも関わらず、空調側の所定の条件による判定結果で再始動したとして乗員に誤報知してしまうことはない。
第2の発明は、第1発明において、
上記車両の制御装置は、車速を検出するように構成され、
上記車両の制御装置は、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が成立して自動停止中のエンジンを再始動させたとき、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を、所定車速以上であると判定するまで上記報知手段に出力し、所定車速を超えたと判定したら出力を停止するように構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、エンジンが再始動して車速が上昇するまでは空調側の所定の条件が不成立である信号を出力するので、空調側の所定の条件による再始動でないにも関わらず、空調側の所定の条件による判定結果で再始動としたとして乗員に誤報知してしまうのを確実に防止することが可能になる。
第3の発明は、第1の発明において、
上記車両の制御装置は、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が成立して自動停止中のエンジンを再始動させたとき、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を、上記エンジンの再始動後、所定時間経過するまで上記報知手段に出力し、所定時間を経過したら出力を停止するように構成されているを特徴とするものである。
この構成によれば、エンジンの再始動後、所定時間経過するまでは空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を出力するので、空調側の所定の条件での再始動でないにも関わらず、空調側の所定の条件による判定結果で再始動としたとして乗員に誤報知してしまうのを確実に防止することが可能になる。
第4の発明は、第1から3のいずれか1つの発明において、
上記車両の制御装置は、上記空調装置を制御するものであり、
上記車両の制御装置は、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が成立して自動停止中のエンジンを再始動させたとき、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を上記報知手段に出力している所定期間中、上記空調装置の補機を作動させないように制御するを特徴とするものである。
すなわち、空調側の再始動条件が不成立である信号を報知手段に出力している間は、空調の要求が低いということである。このときに空調装置の補機が作動しないので、補機の無駄な作動が無くなる。
第1の発明によれば、車両側の所定のエンジン再始動条件が成立してエンジンを再始動させたとき、空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を報知手段に対して所定期間出力するようにしたので、空調側の所定のエンジン再始動条件での再始動でないにも関わらず、空調側の所定の条件による判定結果で再始動としたとして乗員に誤報知してしまうのを防止することができる。
第2の発明によれば、空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を報知手段へ出力するタイミングを車速に基づいて設定することができるので、第1の発明の効果をより一層顕著なものとすることができる。
第3の発明によれば、空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を報知手段へ出力するタイミングを、エンジンの再始動後の経過時間に基づいて設定することができるので、第1の発明の効果をより一層顕著なものとすることができる。
第4の発明によれば、空調装置の補機の作動時間を短縮することができるので、燃費をより一層向上させることができる。
本発明の実施形態1に係る制御装置が搭載された車両の空調装置の概略構成を示す図である。 上記車両の車室前側を示す斜視図である。 上記車両の制御装置の構成を示すブロック図である。 上記車両の制御装置による制御のメインルーチンを示すフローチャートである。 実施形態1にかかるアイドリングストップ制御のフローチャートである。 実施形態1にかかるコンプレッサー制御のフローチャートである。 実施形態2にかかるアイドリングストップ制御のフローチャートである。 実施形態3にかかるアイドリングストップ制御のフローチャートである。 エアミックスドアの開度(エアミックスドアによる加熱通路入口の開度)と吹出モードとの関係を示す図である。 ブロアの風量設定を行う際に使用するグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図3は、本発明の実施形態1に係る車両(本実施形態では、乗用自動車)の制御装置100を示す。この車両の制御装置100は、図1にも示す空調装置1と、上記車両のエンジンの点火装置4や燃料噴射装置5等を制御するエンジン制御ユニット3と、このエンジン制御ユニット3に対しエンジンの停止及び再始動信号を出力する車両制御ユニット6とを備えている。空調装置1は、当該空調装置1の作動を制御するエアコン制御ユニット2を含んでいる。
上記空調装置1は、図2に示す、上記車両の車室の前端部に配設されたインストルメントパネルIP内に収容されている。このインストルメントパネルIPの車幅方向略中央部には、空調装置1を操作するための操作パネルBが配設されている。そして、インストルメントパネルIPの車両後方における車両右側には、運転席(図示せず)が配設され、その車両左側には、助手席(図示せず)が配設されている。
インストルメントパネルIP上面の前端部には、上記車室内におけるフロントウインド(図示せず)の内面に向けて、空調装置1で生成された調和空気が吹き出すデフロスタ口7が開口している。また、インストルメントパネルIP上面の車幅方向両端部には、上記車室内におけるサイドウインド(図示せず)の内面に向けて、上記調和空気が吹き出すデミスタ口8がそれぞれ開口している。さらに、インストルメントパネルIPの車幅方向略中央部には、上記車室内における乗員の上半身に向けて、上記調和空気が吹き出すセンタベント口9が開口しているとともに、インストルメントパネルIPの車幅方向両端部にも、上記車室内における乗員の上半身に向けて、上記調和空気が吹き出すサイドベント口10が開口している。
図1に示すように、上記空調装置1は、樹脂材を成形してなるケース20を備えている。このケース20には、空気導入部21と温度調節部22と調和空気分配部23とが設けられている。尚、ケース20は、例えば、空気導入部21と温度調節部22と調和空気分配部23とに3分割されたものや、空気導入部21と、温度調節部22及び調和空気分配部23とに2分割されたもの(送風ユニットと空調ユニットとに2分割されたもの)、空気導入部21と温度調節部22と調和空気分配部23とが車幅方向中央部に一体的に設けられたもの(いわゆるフルセンタタイプ)であってもよい。
上記空気導入部21には、上記車室内で開口し車室内の空気をケース20内に取り入れるための内気導入口25と、車室外に連通するダクト(図示せず)に接続されて車室外の空気をケース20内に取り入れるための外気導入口26とが形成されている。空気導入部21の内部には、上記内気導入口25及び外気導入口26の一方を開いて他方を閉じる内外気切替ドア27が設けられている。この内外気切替ドア27は、ケース20の外面に固定された内外気アクチュエータ28(図3参照)により動作して、内気導入口25及び外気導入口26の一方を開き他方を閉じるようになっている。この内外気アクチュエータ28は、サーボモータを内蔵した周知の構造のものである。この内外気アクチュエータ28により、空気の導入モードを、内気のみをケース20に導入する内気導入モードと、外気のみをケース20に導入する外気導入モードとに切り替えることができるようになっている。
上記空気導入部21内における内外気切替ドア27の近傍には、ケース20内に取り入れられた空気を濾過するためのエアフィルタ31が配設され、このエアフィルタ31よりもケース20内の奥側には、内気導入口25又は外気導入口26より空気をケース20の空気導入部21内に導入して、そこから該空気を温度調節部22及び調和空気分配部23へと流すためのブロア32が配設されている。
ブロア32は遠心式ファンであって、その回転軸が上下方向に延びるように配置されている。ブロア32の下部には、該ブロア32を回転駆動するためのブロアモータ33が配置されている。このブロアモータ33は、一部がケース20の外部に突出した状態で該ケース20に固定されている。
以下、上記空気の流れ方向の上流側及び下流側をそれぞれ、単に上流側及び下流側という。
上記空気導入部21の下流側(図1の右側)に位置する温度調節部22内の上流部分には、冷却通路22aが形成されていて、この冷却通路22aには、ケース20内に導入された空気(つまり上記車室内への送風空気)を冷却する冷却用熱交換器としてのエバポレータ35が収容配置されている。このエバポレータ35と、上記エンジンにより駆動される補機としてのコンプレッサー36(図3参照)と、冷媒凝縮器(図示せず)と、膨張弁(図示せず)とで、周知の冷凍サイクル装置が構成されている。この実施形態では、冷凍サイクル装置も空調装置1の構成要素としている。
エバポレータ35は、複数のチューブとフィン(共に図示せず)とを交互に並べて一体化したチューブアンドフィンタイプの熱交換器である。エバポレータ35には、熱媒体としての冷媒がクーラパイプ(図示せず)を介して給排され、この冷媒がチューブを流通するようになっている。エバポレータ35のフィン間を通過する空気がチューブを流通する冷媒と熱交換し、これによって該空気が冷却される。
エバポレータ35の直下流側には、エバポレータ35を通過した直後の空気の温度(エバポレータ35の表面温度と見做すことができる)を検出するための温度センサであるエバセンサ37が配設されている。エバセンサ37により、エバポレータ35による空気の冷却状態を検出することができる。このエバセンサ37は、冷却状態検出手段を構成することになる。尚、冷却状態検出手段としては、エバポレータ35の表面から下流側に若干離れて配置された温度センサであってもよい。
上記温度調節部22内における冷却通路22aの下流側には、冷却通路22aを流れてきた空気(エバポレータ35により冷却された空気)の一部又は全部が流れる加熱通路22bが形成されている。この加熱通路22bの上流端(加熱通路22bの入口)は、冷却通路22aの下流端に接続されている。加熱通路22bには、冷却通路22aを流れてきた空気(上記車室内への送風空気)を加熱する加熱用熱交換器としてのヒータコア43が収容配置されている。
ヒータコア43は、エバポレータ35と同様のチューブアンドフィンタイプの熱交換器である。ヒータコア43には、上記エンジンにより駆動される補機としてのウォーターポンプ(図示せず)から熱媒体としてのエンジン冷却水がヒータパイプ(図示せず)を介して給排されるようになっている。このヒータコア43を通過する空気がチューブを流通するエンジン冷却水と熱交換し、これによって該空気が加熱される。尚、この実施形態では、ウォーターポンプも空調装置1の構成要素としている。
ヒータコア43の直下流側には、ヒータコア43を通過した直後の空気の温度(ヒータコア43の温度と見做すことができる)を検出するための温度センサからなるヒータコアセンサ38が配設されている。ヒータコアセンサ38により、ヒータコア43による空気の加熱状態を検出することができる。このヒータコアセンサ38は、ヒータコア43の外部温度を検出する外部温度センサを構成することになる。尚、外部温度センサとしては、ヒータコア43の表面から下流側に若干離れて配置された温度センサであってもよい。
加熱通路22bの側方には、冷却通路22aを流れてきた空気の一部又は全部を、加熱通路22b(ヒータコア43)をバイパスして流すバイパス通路44が形成されている。このバイパス通路44の上流端も冷却通路22aの下流端に接続されている。そして、冷却通路22aを流れてきた空気の一部が加熱通路22bへと流れた場合、その残りの空気がバイパス通路44を流れることになる。バイパス通路44は、冷却通路22aの一部と見做すことができ、この場合、加熱通路22bは、冷却通路22aにおけるエバポレータ35の下流側の部分から分岐したことになる。
上記加熱通路22b及びバイパス通路44(冷却通路22a)の下流端は、該加熱通路22b及びバイパス通路44(冷却通路22a)からの空気が混合されて上記車室内へ送風される調和空気が生成されるエアミックス空間45に連通している。このエアミックス空間45で混合されて得られた調和空気の温度は、バイパス通路44(冷却通路22a)を流れてきた空気と、加熱通路22bを流れてきた空気との流量割合で決まる。この流量割合は、加熱通路22bの入口に設けられかつ該入口の開度を変更するエアミックスドア46により調節することができる。すなわち、エアミックスドア46は、加熱通路22bの入口の開度を変更することによってエバポレータ35を通過した空気とヒータコア43を通過した空気の混合量を変化させ、これにより上記調和空気の温度を調整するように構成されている。
エアミックスドア46は、ケース20の外面に固定されたエアミックスアクチュエータ48(図3参照)により動作するようになっている。エアミックスアクチュエータ48は、上記内外気アクチュエータ28と同様に構成されている。エアミックスアクチュエータ48を動作させてエアミックスドア46による加熱通路22b入口の開度(以下、エアミックスドア46の開度(MIXac)という)を変更することにより、バイパス通路44の空気流量と加熱通路22bの空気流量との割合が変更され、その結果、エアミックス空間45で混合されて得られる上記調和空気の温度が変更される。
エアミックスドア46の開度(MIXac)が0%であるとき(図1に実線で示す)には、加熱通路22b入口が全閉とされて、冷却通路22aを流れてきた空気の全部がバイパス通路44へと流れる。一方、エアミックスドア46の開度(MIXac)が100%であるとき(図1に仮想線で示す)には、加熱通路22b入口が全開とされて、冷却通路22aを流れてきた空気の全部が加熱通路22bへと流れる。エアミックスドア46の開度(MIXac)は、0%〜100%の間で任意の値に設定することが可能である。
上記温度調節部22(エアミックス空間45)の下流側には、エアミックス空間45で生成された上記調和空気をデフロスタ口7やセンタベント口9等に分配する調和空気分配部23が位置している。
調和空気分配部23の内部には、エアミックス空間45の下流側から分岐して延びるベント通路47、ヒート通路49及びデフロスタ通路59が形成されている。ベント通路47の下流端は、ケース20の外面にベント吹出口50として開口し、ヒート通路49の下流端は、ケース20の外面にヒート吹出口51として開口し、デフロスタ通路59の下流端は、ケース20の外面にデフロスタ吹出口52として開口している。
ベント吹出口50には、インストルメントパネルIPのセンタベント口9及びサイドベント口10に連通するベントダクト53の上流端が接続されている。また、ヒート吹出口51には、複数のヒートダクト54(図2にその一部を示す)の上流端が接続され、こられヒートダクト54の下流端(開口)は、前席乗員(運転席乗員及び助手席乗員)の足下及び後席乗員の足下近傍に位置している。また、デフロスタ吹出口52には、インストルメントパネルIPのデフロスタ口7及びデミスタ口8に連通するデフロスタダクト55の上流端が接続されている。上記ベント通路47、ヒート通路49及びデフロスタ通路59は、調和空気分配部23の内部に配設されたベントドア56、ヒートドア57及びデフロスタドア58によりそれぞれ開閉されるようになっている。
上記ベントドア56、ヒートドア57及びデフロスタドア58は、図示しないが、リンク部材によって互いに連結されており、後述の吹出モードを切り替えるための吹出モードアクチュエータ60(図3参照)により互いに連動して動作するようになっている。上記吹出モードアクチュエータ60は、上記内外気アクチュエータ28と同様にサーボモータを内蔵した周知の構造のものであり、ケース20の外面に固定されている。
上記空調装置1は、図3に示すように、エンジン水温センサ64、外気温センサ65、内気センサ66及び日射センサ67を備えている。エンジン水温センサ64は、エンジン冷却水の温度を検出するための温度センサである。エンジン水温センサ64は、ヒータコア43を流通するエンジン冷却水の温度を検出する。これにより、ヒータコア43による空気の加熱状態を検出できる。
エンジン水温センサ64と、上記ヒータコアセンサ38とは、ヒータコア43による空気の加熱状態を検出する加熱状態検出手段を構成している。
外気温センサ65は、車両周囲の外気温度を検出するための温度センサであって、フロントグリル(図示せず)近傍やドアミラー(図示せず)近傍等の車室外に配設されている。上記内気センサ66は、車室内温度を検出するための温度センサであって、インストルメントパネルIPの運転席側に配設されている(図2参照)。上記日射センサ67は、車室内に差し込んでくる太陽光の強さである日射量を検出するためのものであって、インストルメントパネルIPの前端部に配設されている(図2参照)。
上記インストルメントパネルIPの操作パネルBには、図3に示すように、温度設定スイッチ68、吹出モードスイッチ69、エアコンスイッチ70、内外気切替スイッチ71、ブロアスイッチ72、エアコン優先スイッチ73、DEFスイッチ80及びオートスイッチ81が配設されている。
上記温度設定スイッチ68は、上記車両の乗員が車室内温度を所望の温度に設定するために操作するスイッチである。この温度設定スイッチ68は、上記車両の乗員の操作により設定された設定温度を検出する設定温度検出手段を構成しており、ダイヤル式のもの等を用いることができる。
上記吹出モードスイッチ69は、上記調和空気の吹出モードを乗員が選択するために操作するスイッチである。この吹出モードとしては、センタベント口9及びサイドベント口10から調和空気が吹き出すベントモードと、センタベント口9及びサイドベント口10に加えて、ヒートダクト54の下流側開口からも調和空気が吹き出すバイレベルモードと、ヒートダクト54の下流側開口から調和空気が吹き出すヒートモードと、デフロスタ口7、デミスタ口8及びヒートダクト54の下流側開口から調和空気が吹き出すヒートデフモードと、デフロスタ口7及びデミスタ口8から調和空気が吹き出すデフロスタモードとがある。後述の自動空調モードでは、ヒートデフモード及びデフロスタモードになるのは、上記エンジン水温センサ64により検出されたエンジン冷却水の温度が所定値以下であるエンジン冷間時であり、エンジン冷却水の温度が上記所定値よりも高いエンジン温間時であるときには、ベントモード、バイレベルモード及びヒートモードのいずれかとなる(但し、DEFスイッチ80がONになったときには、デフロスタモードになる)。
上記エンジンの冷間時(例えばエンジン冷却水の温度が30℃以下等の場合)には、後述のエンジンの自動停止はなされない。このため、後に説明するエアコン制御ユニット2の制御では、エンジン温間時の制御について説明する。尚、エンジン温間時であっても、DEFスイッチ80がONであるとき等では、エンジン自動停止禁止とし、エンジンの自動停止はなされない。
上記エアコンスイッチ70は、上記車両の乗員が、冷凍サイクルのコンプレッサー36の動作モードを設定するために操作するスイッチであって、コンプレッサー36を通常運転させるA/Cモードを選択するためのA/Cポジションと、弱冷房でよい場合のエコノミーモード(ECOモード)を選択するためのECOポジションと、コンプレッサー36を運転させないOFFモードを選択するためのOFFポジションとを備えており、乗員が3つのポジションから任意の1つを選択できるようになっている。
上記内外気切替スイッチ71は、上記車両の乗員が、空気の導入モードを内気導入モードと外気導入モードとに切り替えるために操作するスイッチである。
上記ブロアスイッチ72は、上記車両の乗員が、空調装置1を作動状態にするか、又は非作動状態にするかを選択するために操作するスイッチである。ブロアスイッチ72をONにすると、空調装置1が作動し、OFFにすると、空調装置1の作動が停止する。また、ブロアスイッチ72は、ON状態であるときに、上記車両の乗員が操作することで、ブロア32による風量を多段階に増減させることも可能である。
上記エアコン優先スイッチ73は、上記車両の乗員が、空調装置1の作動を優先して上記エンジンを後述の如く自動停止させないようにする(エアコン優先モードにする)ために操作するスイッチである。すなわち、この車両においては、エアコン優先モードにすることで、エンジンの自動停止機能を解除することができるようになっている。
上記DEFスイッチ80は、上記車両の乗員が、フロントウインドやサイドウインドが曇ったときにその曇を晴らすために操作するスイッチであって、該DEFスイッチ80をONにすると、吹出モードがデフロスタモードとなりかつ風量が増大されるようになっている。
上記オートスイッチ81は、上記車両の乗員が、自動空調モードと手動モードとの一方を選択するために操作するスイッチである。自動空調モードが選択されたときには、吹出モード、導入モード及び風量が、車室の空調状態に応じて自動的に設定される。一方、手動モードが選択されたときには、吹出モード、導入モード及び送量が、それぞれ、吹出モードスイッチ69、内外気切替スイッチ71及びブロアスイッチ72により設定(選択)された吹出モード、導入モード及び風量となる。
上記エアコン制御ユニット2は、図示しないが、中央演算処理装置、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、入出力ポート等を有しており、車載バッテリー(図示せず)から電力の供給を受けて作動するようになっている。
エアコン制御ユニット2の入出力ポートには、上記各スイッチ68〜73,80,81及び上記各センサ37,38,64〜67が信号線を介して接続されているとともに、ブロアモータ33及び各アクチュエータ28,48,60が信号線を介して接続されている。そして、エアコン制御ユニット2は、上記各スイッチ68〜73,80,81及び上記各センサ37,38,64〜67からの情報を入力して、該入力情報に基づいて、ブロアモータ33及び各アクチュエータ28,48,60の作動を制御する。
上記エンジン制御ユニット3には、点火装置4、燃料噴射装置5及びコンプレッサー36が信号線を介して接続されている。コンプレッサー36には、エンジンに対して機械的に連結したり非連結にしたりする電磁クラッチが設けられており、この電磁クラッチの断接制御がエンジン制御ユニット3により行われる。電磁クラッチが接続状態にあるときには、エンジンの動力がコンプレッサー36に伝達されてコンプレッサー36がONになる一方、電磁クラッチが切断状態にあるときには、エンジンの動力がコンプレッサー36に伝達されずにコンプレッサー36がOFFとなる。
エアコン制御ユニット2とエンジン制御ユニット3とは、信号線を介して接続されている。エアコン制御ユニット2がコンプレッサー36を作動させる必要があると判断したときには、コンプレッサーON信号をエンジン制御ユニット3に送信し、このコンプレッサーON信号を受けたエンジン制御ユニット3が、コンプレッサー36の電磁クラッチを接続状態にする一方、エアコン制御ユニット2がコンプレッサー36を作動させる必要がないと判断したときには、コンプレッサーOFF信号をエンジン制御ユニット3に送信し、このコンプレッサーOFF信号を受けたエンジン制御ユニット3が、電磁クラッチを切断状態にするようになっている。
エアコン制御ユニット2は、オートスイッチ81により自動空調モードが選択されている場合には、所定のプログラムに従って、主として温度設定スイッチ68、外気温センサ65、内気センサ66及び日射センサ67からの入力情報に基づいて、エアミックスドア46の開度(MIXac)を決定して、この開度になるようにエアミックスアクチュエータ48を制御するとともに、該開度に対応して予め定められた吹出モードになるように吹出モードアクチュエータ60を制御する。尚、エアミックスドア46の開度(MIXac)の決定は、少なくとも温度設定スイッチ68からの入力情報に基づいて行えばよい(特に、手動モードでは、温度設定スイッチ68からの入力情報に基づいてエアミックスドア46の開度を決定すればよい)。
図9に示すように、上記吹出モードの切替えのために、エアミックスドア46の開度(MIXac)として、第1設定開度A、第2設定開度B及び第3設定開度Cが予め設定されている。これら値の大きさは、第1設定開度A、第2設定開度B及び第3設定開度Cの順に大きくなる。そして、エアミックスドア46の開度(MIXac)が第1設定開度A以下であるときには、ベントモードとなり、上記開度が第1設定開度Aよりも大きくかつ第2設定開度B以下であるときには、ベントモード又はバイレベルモードとなり、上記開度が第2設定開度Bよりも大きくかつ第3設定開度C以下であるときには、バイレベルモード又はヒートモードとなり、上記開度が第3設定開度Cよりも大きいときには、ヒートモードとなる。
ここで、ベントモードとバイレベルモードとの間の切替えにあたっては、乗員の空調フィーリングを向上させるために、吹出モードの切替えの境界値にヒステリシスが設けられており、バイレベルモードからベントモードへの切替えは、上記開度が第1設定開度A以下になったときに行われ、ベントモードからバイレベルモードへの切替えは、上記開度が第2設定開度Bよりも大きくなったときに行われる。また、バイレベルモードとヒートモードとの間の切替えについても、同様であり、ヒートモードからバイレベルモードへの切替えは、上記開度が第2設定開度B以下になったときに行われ、バイレベルモードからヒートモードへの切替えは、上記開度が第3設定開度Cよりも大きくなったときに行われる。第2設定開度Bは、50%ないしそれに近い値であり、上記開度が第2設定開度B以下であるときには、基本的に冷房を行い、第2設定開度Bよりも大きいときには、基本的に暖房を行うことになる。尚、ヒートモードからバイレベルモードへの切替えを、上記開度が第4設定開度D(第2設定開度Bよりも大きくかつ第3設定開度Cよりも小さい値に設定される)以下になったときに行うようにしてもよい。ヒステリシスの幅は、エアミックスドア46の開度(MIXac)で、例えば5%〜10%程度である。
また、エアコン制御ユニット2は、後述の如くエンジンが自動停止されているときに、エバセンサ37及びヒータコアセンサ38並びに温度設定スイッチ68からの入力情報に基づいて、自動停止中のエンジンを再始動させるか否かを決定する。
上記車両制御ユニット6には、上記車両の車速を検出する車速センサ(車速検出手段)76及びブレーキペダルの踏み込み操作を検出するブレーキスイッチ77が信号線を介して接続されている。また、車両制御ユニット6と上記エアコン制御ユニット2とは信号線で接続されており、エアコン制御ユニット2からは、該エアコン制御ユニット2で生成されたエンジン自動停止許可信号(空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立の場合に出力される)及び禁止信号(空調側の所定のエンジン再始動条件が成立した場合に出力される)のうちの一方の信号が出力されて車両制御ユニット6に入力されるようになっている。ブロアスイッチ72がOFF状態では、エンジン自動停止許可信号がエアコン制御ユニット2から車両制御ユニット6へ出力される。また、車両制御ユニット6からは、エンジンが自動停止しているか否かの判別信号と、車両側のエンジン停止条件に基づいて判定したエンジン停止許可(車両側の所定のエンジン再始動条件が不成立の場合に出力される)/禁止信号(車両側の所定のエンジン再始動条件が成立した場合に出力される)とがエアコン制御ユニット2に対し出力されるようになっている。
車両制御ユニット6は、車両側の所定のエンジン再始動条件が不成立の場合において、エアコン制御ユニット2からのエンジン自動停止許可信号を入力している限り(空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立の場合)、上記エンジンを自動停止させる。
上記車両側の所定のエンジン停止条件は、本実施形態では、ブレーキスイッチ77によりブレーキペダルの踏み込み操作が検出され、かつ車速センサ76により検出された車速が0であるという条件であり、この車両側の所定のエンジン停止条件には、空調装置1に関連する条件は含まれていない。尚、車両制御ユニット6がエンジンを自動停止させる場合には、エンジン制御ユニット3に対して停止信号を出力して、点火装置4や燃料噴射装置5を非作動状態にさせる。
また、車両制御ユニット6は、エンジンを自動停止させた後、例えばブレーキペダルの踏み込みが解放されたり、アクセルペダルが踏み込まれたりする等といった、車両のアクセルペダル又はブレーキペダルの操作に関する所定のエンジン再始動条件(車両側の所定のエンジン再始動条件)が成立したときには、該自動停止させたエンジンを再始動させる。車両側の所定のエンジン再始動条件には、空調装置1に関連する条件は含まれていない。
本実施形態では、車両側の所定のエンジン再始動条件は、ブレーキスイッチ77によりブレーキペダルの踏み込みが解放されたことを検出したという条件である。車両制御ユニット6は、車両側の所定のエンジン再始動条件が成立したときには、エンジン制御ユニット3に対してエンジン自動停止禁止信号を出力して、エンジンを再始動させる。
さらに、車両制御ユニット6は、エンジンの自動停止中でかつ空調装置1の作動中(ブロアスイッチ72がON状態)において、エアコン制御ユニット2からエンジン自動停止禁止信号を入力したときには、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が不成立であっても、エンジンを再始動させる(エンジン制御ユニット3に対して再始動信号を出力する)。
一方、エンジンの自動停止中でかつ空調装置1の作動中において、エアコン制御ユニット2から空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいて判定されたエンジン自動停止許可信号を入力したときには、そのまま自動停止を継続する。但し、エアコン制御ユニット2からのエンジン自動停止許可信号に拘わらず、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が成立したときには、自動停止中のエンジンを再始動させる。
また、この車両の制御装置100には、空調側の所定のエンジン再始動条件が成立しているか否かを乗員に報知するためのアイドリングストップ表示ランプ11を備えている。このアイドリングストップ表示ランプ11は、図2に示すように、インストルメントパネルIPのメーターフード内に配設されており、車両の制御装置100から出力される信号によって制御される。アイドリングストップ表示ランプ11は、空調側の所定のエンジン再始動条件が成立しているという信号が車両制御ユニット6から出力されている場合には点灯し、これにより、空調側の所定の条件に基づく判定によってエンジンが再始動したことを乗員に報知させる。一方、空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立であるという信号が車両制御ユニット6から出力されている場合には消灯し、エンジンが空調条件によって再始動したわけではないことを乗員に報知させる。
次に、空調装置1の作動中におけるエアコン制御ユニット2の具体的な制御動作を、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。この制御は、所定時間(例えば数十ms)毎に繰り返し行われる。
図4に示すフローチャートの最初のステップSA1において、エアコン制御ユニット2は、上記各センサ37,38,64〜67や上記各スイッチ68〜73,80,81からの信号を読み込む。
その後、ステップSA2に進んで、エアミックスドア46の制御を行う。すなわち、温度設定スイッチ68による設定温度を含む空調状態(自動空調モードでは、外気温センサ65、内気センサ66及び日射センサ67による検出値を考慮する)に基づいて、目標車室内温度を演算して、この目標車室内温度からエアミックスドア46の開度(MIXac)を演算し、この開度になるようにエアミックスアクチュエータ48を作動させる。
しかる後、ステップSA3に進んで、吹出モード及び導入モード制御を行う。すなわち、自動空調モードでは、上記エアミックスドア46の開度(MIXac)に対応して上記の如く予め定められた吹出モードになるように吹出モードアクチュエータ60を作動させる。また、外気温度や車室内温度を考慮して、導入モードを決定して、その決定した導入モードになるように内外気アクチュエータ28を作動させる。
例えば、夏場のように、外気温センサ65により検出された外気温度が30℃以上と高くて強めの冷房が必要な場合には、吹出モードがベントモードとなり、導入モードが内気導入モードとなる。吹出モードをベントモードにすることで、冷風が乗員の上半身に向けて直接供給され、また、導入モードを内気導入モードとすることで、車室外の空気よりも目標車室内温度に近い車室内の空気をケース20に取り込むことができ、効率の良い冷房が可能になる。また、外気温度が約20℃であって比較的弱めの冷房でよい場合には、吹出モードがバイレベルモードとなり、導入モードが外気導入モードとなる。一方、冬場のように、外気温センサ65により検出された外気温度が10℃以下の低温であって暖房が必要な場合には、吹出モードがヒートモードとなり、導入モードが外気導入モードとなる。導入モードを外気導入モードとすることで、乾燥した外気を車室に取り込んでウインドガラスの曇りを防止することができる。
ステップSA4では、ブロアモータ33の制御を行う。すなわち、自動空調モードでは、内気センサ66により検出された車室内温度と上記目標車室内温度との差から風量を演算し、この風量となるように、ブロアモータ33に印加される電圧を変更する。上記風量は、上記車室内温度と上記目標車室内温度との差が大きいほど大きくされるが、バッテリー電圧の上限から定まる上限値が設定されている。
具体的には、図10に示すように、風量は冷房領域と暖房領域とのそれぞれで設定されるようになっており、冷房領域の最大風量が暖房領域の最大風量に比べて大きくなっている。また、冷房時における熱負荷が小さい(例:外気温が低い、日射量が少ない、設定温度が高め)場合には、熱負荷が大きい場合に比べて風量が少なくなる。また、暖房時における熱負荷が小さい(例:外気温が高い、日射量が多い、設定温度が低め)場合には、大きい場合に比べて風量が少なくなる。
その後、ステップSA5に進む。ステップSA5では、図5のフローチャートで示す制御が行われる。このフローチャートのスタート後のステップSB1では、エンジンが停止しているか否かを判定する。
ステップSB1でYESと判定されてエンジンが停止中である場合には、ステップSB2に進む。ステップSB2では、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいてエンジン再始動の許可/禁止を判定し、いずれの信号を出力するか決定する。
空調側の所定のエンジン再始動条件は、エバセンサ37による検出温度と、ヒータコアセンサ38による検出温度と、車室内の目標温度とに基づく条件である。
冷房時にエンジンが自動停止するとエバポレータ35の表面温度が上昇していき、エバセンサ37による検出温度が上昇することになる。エバセンサ37による検出温度が、車室内の目標温度と比較して冷房能力を確保できない所定温度まで上昇した場合には、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいた判定結果を、エンジン再始動許可とする。
また、暖房時にエンジンが自動停止するとヒータコア43の表面温度が下降していき、ヒータコアセンサ38による検出温度が低下することになる。ヒータコアセンサ38による検出温度が、車室内の目標温度と比較して暖房能力を確保できない所定温度まで下降した場合には、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいた判定結果を、エンジン再始動許可とする。
一方、冷房時にエンジンが自動停止しても、エバセンサ37による検出温度が冷房能力を確保できる温度範囲内である場合には、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいた判定結果を、エンジン再始動禁止とする。また、暖房時にエンジンが自動停止しても、ヒータコアセンサ38による検出温度が暖房能力を確保できる温度範囲内である場合には、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいた判定結果を、エンジン再始動禁止とする。
ステップSB2に続くステップSB3では、空調側の所定の条件に基づいた判定結果をエンジン自動停止許可または禁止信号として車両制御ユニット6に出力する。車両制御ユニット6は、車両側の所定のエンジン再始動条件に基づいて判定した結果と、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいて判定した結果とを得て、上述のようにエンジンを制御する。また、自動停止中のエンジンを空調側の所定のエンジン再始動条件基づく判定によって再始動した場合には、アイドリングストップ表示ランプ11を点灯させて乗員にその旨を報知する。これにより、乗員はエンジンが再始動した原因を把握することができ、空調側の所定のエンジン再始動条件によって再始動した場合には、空調を弱めにする等してエンジンの自動停止時間(アイドリングストップ時間)を長くすることができ、車両の燃費向上を図ることができる。
上記ステップSB1でNOと判定されてエンジンが作動している場合には、ステップSB4に進み、保持完了フラグがあるか否かを判定する。この保持完了フラグは後述するSB6でセットされるものである。
初回のフローでは保持完了フラグはセットされていないのでステップSB4ではNOと判定される。ステップSB4でNOと判定された場合には、ステップSB5に進み、当該車両の車速が所定車速以上であるか否か判定する。所定車速とは、例えば0.75km/hとすることができるが、これに限られるものではなく、自動停止中のエンジンが再始動してから所定期間が経過しているか否かを判定する(2回目以降のフローによる判定)ことが可能な車速であればよい。
ステップSB5でYESと判定されて車速が所定車速以上であれば、自動停止中のエンジンが再始動してから所定期間が経過しているということであり、保持完了フラグをセットする。
そして、ステップSB7に進み、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいてエンジン再始動禁止の信号を出力すると決定する。その後、ステップSB3に進んでエンジン再始動禁止の信号を車両制御ユニット6に出力する。
ステップSB5でNOと判定されて車速が所定車速よりも低い場合には、ステップSB7に進み、その後、ステップSB3に進む。
このフローが2回目以降であり、かつ、前回のフローのステップSB6で保持完了フラグがセットされた場合には、ステップSB4でYESと判定される。この場合、自動停止中のエンジンが再始動してから所定期間が経過している。
ステップSB4でYESと判定されると、ステップSB8に進み、空調側の所定の条件に基づいてエンジン停止許可/禁止を判定し、いずれの信号を出力するか決定する。ステップSB8を経た後、ステップSB3に進み、空調側の所定の条件に基づいた判定結果を信号として車両制御ユニット6に出力する。
以上が図4に示すフローチャートのステップSA5で行われるアイドリングストップ制御である。
図4に示すフローチャートのステップSA5に続くステップSA6では、図6に示すコンプレッサー制御を行う。コンプレッサー制御は、コンプレッサー36のON及びOFFの切替を行う制御である。
図6に示すフローチャートのステップSC1では、空調負荷によるコンプレッサー36のON及びOFFの制御を行う。これは一般のコンプレッサー制御であり、エバポレータ35の表面温度が所定の高温度まで上昇すればコンプレッサー36をONにし、コンプレッサー36がON状態でエバポレータ35の表面温度が所定の低温度まで低下すればコンプレッサー36をOFFにする。
その後、ステップSC2に進み、保持完了フラグがあるか否かを判定する。この保持完了フラグは、図5に示すフローチャートのステップSB6でセットされるものである。
初回のフローでは保持完了フラグはセットされていないのでステップSC2ではNOと判定される。ステップSC2でNOと判定された場合には、ステップSC3に進み、コンプレッサー36をOFFとする信号をセットする。その後、ステップSC4に進んでコンプレッサー36のOFF信号を車両制御ユニット6に出力する。これにより、ステップSC1の結果に関わらず、コンプレッサー36がOFFになる。
一方、このフローが2回目以降であり、かつ、図5に示すフローチャートのステップSB6で保持完了フラグがセットされた場合には、図6に示すフローチャートのステップSC2でYESと判定される。この場合、自動停止中のエンジンが再始動してから所定期間が経過している。ステップSC4に進み、ステップSC1の制御によるコンプレッサー36のON/OFF信号が出力される。
以上が図4に示すフローチャートのステップSA6で行われるコンプレッサー制御である。
図4に示すフローチャートのステップSA6に続くステップSA7では、上記のようにして得られた信号を出力する。
以上のように、本実施形態1にかかる車両の制御装置100によれば、車両側の所定のエンジン再始動条件によってエンジンを再始動させたとき、空調側の所定のエンジン再始動条件ではエンジン再始動をさせる必要がない場合に、空調側の所定のエンジン再始動条件ではエンジン再始動が必要でない旨の信号がアイドリングストップ表示ランプ11に対して所定期間だけ出力されることになる。
これにより、空調側の所定のエンジン再始動条件ではエンジン再始動が必要でないことを乗員に報知することができる。したがって、空調条件での再始動でないにも関わらず、空調側の判定結果で再始動したとして乗員に誤報知してしまうのを防止することができる。
また、空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号をアイドリングストップ表示ランプ11に対して出力している間は、空調の要求が低いということであり、このときに空調装置1のコンプレッサー36が作動しないので、コンプレッサー36の作動時間を短縮することができ、燃費をより一層向上させることができる。
尚、上記実施形態では、図5に示すフローチャートのステップSB5において車速が所定車速以上であるか否かを判定しているが、これの代わりに、自動停止中のエンジンが再始動した時点からの時間を計測するタイマーを設けておき、このタイマーによる計測時間に基づいて、自動停止中のエンジンが再始動してから所定期間が経過しているか否かを判定するようにしてもよい。この場合、ステップSB5においてタイマーの計測時間が所定時間以上であるか否かを判定し、YESであればステップSB8に進み、NOであればステップSB5に進む。
(実施形態2)
図7は、本発明の実施形態2にかかるアイドリングストップ制御のフローチャートを示している。この実施形態2では、アイドリングストップ制御の一部のステップが実施形態1のアイドリングストップ制御と異なるだけであり、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
すなわち、図7のフローチャートのステップSD1〜6、8は、それぞれ、図5に示すのフローチャートのステップSB1〜6、8と同じであり、図7のフローチャートのステップSD7が図5に示すフローチャートのステップSB7と異なっている。
図7のフローチャートのステップSD7では、図5に示すのフローチャートのステップSB2と同様に、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいてエンジン再始動の許可/禁止を判定し、いずれの信号を出力するか決定する。
本実施形態2にかかる車両の制御装置100によれば、実施形態1のものと同様に、車両側の所定のエンジン再始動条件によってエンジンを再始動させたとき、空調側の所定のエンジン再始動条件ではエンジン再始動をさせる必要がない場合に、空調側の所定のエンジン再始動条件ではエンジン再始動が必要でない旨の信号がアイドリングストップ表示ランプ11に対して所定期間だけ出力されることになる。
これにより、空調側の所定のエンジン再始動条件ではエンジン再始動が必要でないことを乗員に報知することができる。したがって、空調側の所定のエンジン再始動条件での再始動でないにも関わらず、空調側の判定結果で再始動したとして乗員に誤報知してしまうのを防止することができる。
(実施形態3)
図8は、本発明の実施形態3にかかるアイドリングストップ制御のフローチャートを示している。この実施形態3では、アイドリングストップ制御の一部のステップが実施形態1のアイドリングストップ制御と異なるだけであり、他の部分は実施形態1と同じであるため、以下、実施形態1と異なる部分について詳細に説明する。
すなわち、図8に示すフローチャートのステップSE1では、エンジンが停止しているか否かを判定する。
ステップSE1でYESと判定されてエンジンが停止中である場合には、ステップSE2に進む。ステップSE2では、アイドリングストップ判定閾値Cを設定する。アイドリングストップ判定閾値Cは、エンジン自動停止中である場合に、空調側の所定のエンジン再始動条件によってエンジン再始動の許可/禁止を判定するための閾値であり、エバセンサ閾値C及びヒータコアセンサ閾値Cを含んでいる。
そして、ステップSE3に進み、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいてエンジン再始動の許可/禁止を判定し、いずれの信号を出力するか決定する。このとき、ステップSE2の閾値Cを使用し、エバセンサ37による検出温度がエバセンサ閾値Cよりも高い場合には、冷房能力が得られないとしてエンジン再始動許可と判定し、エバセンサ閾値C以下である場合には、冷房能力が得られるとしてエンジン再始動禁止と判定する。
また、ヒータコアセンサ38による検出温度がヒータコアセンサ閾値Cよりも低い場合には、暖房能力が得られないとしてエンジン再始動許可と判定し、ヒータコアセンサ閾値C以上である場合には、暖房能力が得られるとしてエンジン再始動禁止と判定する。
その後、ステップSE4に進み、空調側の所定の条件に基づいた判定結果を信号として車両制御ユニット6に出力する。
一方、ステップSE1でNOと判定されてエンジンが作動している場合には、ステップSE5に進み、保持完了フラグがあるか否かを判定する。この保持完了フラグは後述するSE11でセットされるものである。
ステップSE5ではYESと判定された場合には、ステップSE6に進み、アイドリングストップ判定閾値Bを設定する。アイドリングストップ判定閾値Bは、エンジン作動中である場合に、空調側の条件によってエンジン停止の許可/禁止を判定するための閾値であり、エバセンサ閾値B及びヒータコアセンサ閾値Bを含んでいる。
エバセンサ37による検出温度と比較するエバセンサ閾値Bは上記エバセンサ閾値Cよりも低い値に設定されており、これにより、エバセンサ閾値Cで判定する場合に比べて高い冷房能力となる。そして、ステップSE7では、このエバセンサ閾値Bを用い、エバセンサ37による検出温度よりもエバセンサ閾値Bが高い場合にはエンジン停止許可と判定し、エバセンサ閾値B以上である場合には、エンジン停止禁止と判定する。
また、ヒータコアセンサ38による検出温度と比較するヒータコア閾値Bは上記ヒータコア閾値Cよりも高い値に設定されており、これにより、ヒータコア閾値Cで判定する場合に比べて高い暖房能力となる。そして、ステップSE7では、このヒータコア閾値Bを用い、ヒータコアセンサ38による検出温度よりもヒータコア閾値Bが低い場合にはエンジン停止許可と判定し、ヒータコア閾値B以下である場合には、エンジン停止禁止と判定する。
その後、ステップSE4に進み、空調側の所定の条件に基づいた判定結果を信号として車両制御ユニット6に出力する。
ステップSE5でNOと判定されて進んだステップSE8では、アイドリングストップ判定閾値Aを設定する。アイドリングストップ判定閾値Aは、空調側の条件によってエンジン停止の許可/禁止を判定するための閾値であり、エバセンサ閾値A及びヒータコアセンサ閾値Aを含んでいる。この閾値Aは、上記閾値Bと閾値Cとの中間の値に設定されている。その後、ステップSE9に進み、ステップSE7と同様な判定を行う。
ステップSE9に続くステップSE10では、ステップSE9の判定結果がエンジン停止禁止であるか否か判定する。ステップSE9でYESと判定されてエンジン停止禁止の場合には、ステップSE11に進み、保持完了フラグをセットする。その後、ステップSE4に進み、空調側の所定の条件に基づいた判定結果を信号として車両制御ユニット6に出力する。
ステップSE10でNOと判定されてエンジン停止許可の場合には、ステップSE4に進み、空調側の条件に基づいた判定結果を信号として車両制御ユニット6に出力する。
この実施形態3のものでも、実施形態1のものと同様に、空調側の所定のエンジン再始動条件での再始動でないにも関わらず、空調側の所定のエンジン再始動条件に基づいた判定結果で再始動したとして乗員に誤報知してしまうのを防止することができる。
本実施形態では、エアコン制御ユニット2及び車両制御ユニット6が、本発明のエンジン自動停止制御装置を構成することになるが、これには限られず、例えば、エアコン制御ユニット2と車両制御ユニット6とを一体化(又は、更にエンジン制御ユニット3も一体化)した1つのユニットがエンジン自動停止制御装置を構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、報知手段としてアイドリングストップ表示ランプ11を使用しているが、これに限らず、車両のディスプレイ画面を報知手段としてもよいし、スピーカーを報知手段として乗員に報知するようにしてもよい。また、報知手段を設ける場所はインストルメントパネルIPに限られるものではなく、車室内の任意の場所に設けることができる。
以上説明したように、本発明は、エンジンにより駆動される補機から供給される熱媒体との熱交換によって車室内への送風空気を加熱又は冷却する熱交換器を有する空調装置を備えた車両のエンジンを自動停止させるようにする場合に有用である。
1 空調装置
2 エアコン制御ユニット(エンジン自動停止制御装置)
6 車両制御ユニット(エンジン自動停止制御装置)
11 アイドリングストップ表示ランプ(報知手段)
22a 冷却通路
22b 加熱通路
32 ブロア
33 ブロアモータ
35 エバポレータ(冷却用熱交換器)
36 コンプレッサー(補機)
37 エバセンサ
38 ヒータコアセンサ
43 ヒータコア(加熱用熱交換器)
44 エアミックス空間
46 エアミックスドア
65 外気温センサ
67 日射センサ
68 温度設定スイッチ
100 車両の制御装置

Claims (4)

  1. 車両のエンジンにより駆動される補機と、該補機から供給される熱媒体と空調用空気とを熱交換させる熱交換器とを有する空調装置と、
    所定のエンジン停止条件が成立したときに上記エンジンを自動停止させるとともに、車両側の所定のエンジン再始動条件が成立したときに該自動停止させたエンジンを再始動させるエンジン自動停止制御装置とを備え、
    上記エンジン自動停止制御装置は、上記エンジンの自動停止中でかつ上記空調装置の作動中において、上記車両側の所定のエンジン再始動条件とは別に定めた空調に関する空調側の所定のエンジン再始動条件が成立したときには、該車両側の所定のエンジン再始動条件が不成立であっても、上記エンジンを再始動させるように構成された車両の制御装置であって、
    自動停止中にあるエンジンの再始動が行われた場合に、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が成立しているか否かを乗員に報知するための報知手段を備え、
    上記報知手段は、上記車両の制御装置から出力される信号によって制御されるものであり、
    上記車両の制御装置は、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が成立して自動停止中のエンジンを再始動させたとき、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を上記報知手段に対して所定期間出力するように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置において、
    上記車両の制御装置は、車速を検出するように構成され、
    上記車両の制御装置は、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が成立して自動停止中のエンジンを再始動させたとき、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を、所定車速以上であると判定するまで上記報知手段に出力し、所定車速を超えたと判定したら出力を停止するように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両の制御装置において、
    上記車両の制御装置は、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が成立して自動停止中のエンジンを再始動させたとき、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を、上記エンジンの再始動後、所定時間経過するまで上記報知手段に出力し、所定時間を経過したら出力を停止するように構成されていることを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
    上記車両の制御装置は、上記空調装置を制御するものであり、
    上記車両の制御装置は、上記車両側の所定のエンジン再始動条件が成立して自動停止中のエンジンを再始動させたとき、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である場合、上記空調側の所定のエンジン再始動条件が不成立である信号を上記報知手段に出力している所定期間中、上記空調装置の補機を作動させないように制御することを特徴とする車両の制御装置。
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