JP2014038733A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学設計の自由度が高く、照射される光の照射範囲、照射角度、光量を簡単に調整することができるともに車両用灯具の側方からの視認性を高めることが可能な車両用灯具を提供する。
【解決手段】
第1光入射面37と第1光出射面38とが形成された第1の導光体33と、第2光入射面43と第2光出射面44とが形成された第2の導光体34と、を有する導光体ユニット31と、第1光入射面37に向けて光Lを出射する光源32と、を備え、第1の導光体33は、第1光入射面37に入射される光Lを略平行な光L1として第1光出射面38から第2光入射面43に向けて出射し、第2光入射面43は、第1光出射面38と略平行な平面部と、入射される光L3を屈折または拡散させる配光調整部と、を有する。
【選択図】図4
【解決手段】
第1光入射面37と第1光出射面38とが形成された第1の導光体33と、第2光入射面43と第2光出射面44とが形成された第2の導光体34と、を有する導光体ユニット31と、第1光入射面37に向けて光Lを出射する光源32と、を備え、第1の導光体33は、第1光入射面37に入射される光Lを略平行な光L1として第1光出射面38から第2光入射面43に向けて出射し、第2光入射面43は、第1光出射面38と略平行な平面部と、入射される光L3を屈折または拡散させる配光調整部と、を有する。
【選択図】図4
Description
本発明は、光源と導光体ユニットとを備える車両用灯具に関する。
車両は、用途に応じて様々な種類の灯具を有しており、例えば、昼間点灯用ライト(Daytime Running Lamps:以下、DRLとも称する)、テールランプ、ストップランプ、クリアランスランプ(以下、車幅灯とも称する)などを備えている。
このような車両用灯具は、用途によって要求される照射範囲、照射角度、光量などが異なるため、例えば、導光体やリフレクタなどの光学部材を用いて光学的な設計が行われている。特許文献1には、2つのレンズと1つのリフレクタを用いて前方へ光を照射する照明装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の照明装置では、光学部材として多くの部品を用いるため、光学設計が複雑でありその自由度が低いものであった。そのため、前方へ照射される光の照射範囲、照射角度、光量などを調整したり、また、前方以外の方向へ光を出射して車両用灯具の周囲からの視認性を高めることが困難であった。
本発明の目的は、光学設計の自由度が高く、照射される光の照射範囲、照射角度、光量などを簡単に調整することができるともに車両用灯具の周囲からの視認性を高めることが可能な車両用灯具を提供することにある。
上記課題を解決することのできる本発明の車両用灯具は、第1光入射面と第1光出射面とが形成された第1の導光体と、第2光入射面と第2光出射面とが形成された第2の導光体と、を有する導光体ユニットと、前記第1光入射面に向けて光を出射する光源と、を備え、前記第1の導光体は、前記第1光入射面に入射される光を略平行光として前記第1光出射面から前記第2光入射面に向けて出射し、前記第2光入射面は、前記第1光出射面と略平行な平面部と、入射される光を屈折または拡散させる配光調整部と、を有することを特徴とする。
本発明の車両用灯具において、前記平面部は前記第2光入射面において複数形成され、前記配光調整部は複数形成された前記平面部の間に形成されていることが好ましい。
本発明の車両用灯具において、前記第2の導光体の側面には、前記配光調整部から入射された光を拡散して出射する側面光拡散部が形成されていることが好ましい。
本発明の車両用灯具において、前記第2光入射面には、前記配光調整部が複数形成され、前記第2光出射面には、前記平面部から入射された光を拡散して出射する出射光拡散部が複数形成され、前記出射光拡散部が形成される配列ピッチは、前記配光調整部が形成される配列ピッチよりも大きいことが好ましい。
本発明の車両用灯具によれば、第1の導光体が略平行光を形成する機能を有し、よって、第2光入射面には略平行光が入射される。このため、車両用灯具の種類や用途に応じて要求される照射領域、照射角度、光量等に応じて、第2光入射面における配光調整部の形状を変更したり、平面部と配光調整部の割合を変更したりすることができる。すなわち、第2光入射面における設計自由度が高く確保されている。
また、配光調整部から入射される光を、第2の導光体の第2光入射面と第2光出射面との間に形成される面から出射させることができる。
このように、仮に、第2光出射面が車両用灯具の前方を向くように配置された場合、車両用灯具の前方を照射する照射光として使用されない光が車両用灯具の側方から外部へ出射されるので、車両用灯具が立体的に光ることになる。従って、例えば、歩行者が、車両用灯具を側方から見た場合であっても、車両用灯具が存在することに気付きやすく、歩行者からの被視認性(側方からの視認性)が向上する。
また、配光調整部から入射される光を、第2の導光体の第2光入射面と第2光出射面との間に形成される面から出射させることができる。
このように、仮に、第2光出射面が車両用灯具の前方を向くように配置された場合、車両用灯具の前方を照射する照射光として使用されない光が車両用灯具の側方から外部へ出射されるので、車両用灯具が立体的に光ることになる。従って、例えば、歩行者が、車両用灯具を側方から見た場合であっても、車両用灯具が存在することに気付きやすく、歩行者からの被視認性(側方からの視認性)が向上する。
以下、本発明に係る車両用灯具の実施の形態の一例を、図面を参照して説明する。
なお、本実施形態では、本発明の車両用灯具を自動車等の車両の昼間点灯用ランプ(DRL:Daytime Running Lamps)として設けた場合を例示して説明する。この昼間点灯用ランプは、対向車や歩行者などに自車の存在を周知させるなどのために昼間などに点灯される。また、以下の説明における前後、上下及び左右の各方向は、昼間点灯用ランプが搭載された車両が水平面を直進走行している状態に相当する基準姿勢にあり、且つ運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。
なお、本実施形態では、本発明の車両用灯具を自動車等の車両の昼間点灯用ランプ(DRL:Daytime Running Lamps)として設けた場合を例示して説明する。この昼間点灯用ランプは、対向車や歩行者などに自車の存在を周知させるなどのために昼間などに点灯される。また、以下の説明における前後、上下及び左右の各方向は、昼間点灯用ランプが搭載された車両が水平面を直進走行している状態に相当する基準姿勢にあり、且つ運転者が前方を向いているときの当該運転者の視点を基準とする。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る車両用灯具である昼間点灯用ランプ11は、車両12の前部に設けられる左右一対の前照灯13に内蔵されている。この昼間点灯用ランプ11は、薄い直方体状に形成され、上下方向に沿って配置されている。
前照灯13は、灯具ボディ21と、灯具ボディ21の前方側の開口部分を覆う透光性を有するアウターレンズ22とを備えており、これらの灯具ボディ21とアウターレンズ22とで灯室Sが形成されている。灯室Sには、夜間等における車両12の走行時に前方を照明する際に点灯されるヘッドランプ23とともに、本実施形態に係る車両用灯具である昼間点灯用ランプ11が収容されている。
昼間点灯用ランプ11は、図3(a)〜(c)及び図4(a)、(b)に示すように、導光体ユニット31と、光源32とを備えている。
導光体ユニット31は、第1の導光体33と、第2の導光体34とを有している。これらの第1の導光体33及び第2の導光体34は、導光性に優れた樹脂からなる板体であり、互いに前後に直列に配置されている。なお、図3(b)の左側が車両前方であり、右側が車両後方である。
導光体ユニット31は、第1の導光体33と、第2の導光体34とを有している。これらの第1の導光体33及び第2の導光体34は、導光性に優れた樹脂からなる板体であり、互いに前後に直列に配置されている。なお、図3(b)の左側が車両前方であり、右側が車両後方である。
光源32は、LED(Light Emitting Diode)からなる発光素子41を備えており、この発光素子41が第1の導光体33と対向する位置に配置されている。そして、光源32は、発光素子41の光を第1の導光体33へ向けて出射し、この発光素子41の光が第1の導光体33へ入射する。
第1の導光体33は、光源32側に、光源32側へ向かって突出する略円錐形状に形成された複数の光入射部35を有している。これらの光入射部35には、その頂部に、凹部36が形成されている。これらの光入射部35には、凹部36の底面部分に、それぞれ略円錐形状に形成された第1光入射面37が形成されており、この第1光入射面37と対向する位置に、光源32の発光素子41が配置されている。また、第1の導光体33は、光源32と反対側が平坦面からなる第1光出射面38を有している。
そして、図4(a)、(b)に示すように、光源32の発光素子41の光Lの一部は、第1の導光体33の第1光入射面37へ向けて出射され、第1光入射面37から第1の導光体33の内部へ入射する。第1の導光体33の第1光入射面37には、光源32の発光素子41からの光Lが入射され、その際の屈折により、光Lは車両12の前方へ向かう略平行光L1となる。光L1は、第1光出射面38から第2の導光体34の後述する第2光入射面43に向けて出射する。なお、光源32の発光素子41の光Lの他の一部は、凹部36の内周面から入射し、光入射部35の周面で反射して車両12の前方へ向かう略平行光L1となる。これらの光L1は、第1光出射面38から第2の導光体34の第2光入射面43に向けて出射される。なお、略平行光とは、第1の導光体33の側面と完全に平行な光だけではなく多少傾いている光も含むものである。
第1の導光体33は、第1光入射面37及び第1光出射面38を除く外周が、遮光カバー39(図3参照)によって覆われている。また、遮光カバー39によって、光源32の発光素子41の周囲も覆われている。これにより、第1の導光体33の周囲からの漏光が抑制され、また、光源32の発光素子41を外部から視認されづらくし、意匠性を高めて見栄えを良くすることができる。
第2の導光体34は、第1の導光体33側に、第2光入射面43を有しており、この第2光入射面43が、第1の導光体33の第1光出射面38と対向する位置に間隔をあけて配置されている。また、この第2の導光体34は、第1の導光体33と反対側に、第2光出射面44を有しており、この第2光出射面44が車両12の前方へ向けて配置されている。
第2光入射面43は、図5及び図6に示すように、複数の平面部51と、複数の配光調整部52とを有している。これらの平面部51及び配光調整部52は、第2の導光体34の厚み方向(すなわち車両の左右方向)と直交する方向、即ち、上下方向に沿って形成されている。平面部51は、第1の導光体33の第1光出射面38と略平行な平面からなるもので、これらの平面部51は、第1光出射面38に対する距離が交互に異なっている。配光調整部52は、平面部51の間に形成された断面視円弧状に凹む曲面からなる。なお、略平行な平面とは、第1光出射面38と完全に平行な面だけではなく多少傾いている平面も含むものである。
第2光入射面43における平面部51は、図4(a)、(b)に示すように、第1の導光体33の第1光出射面38から入射される光L1をそのまま車両12の前方へ向かう略平行な光L2として第2光出射面44へ導く。これに対して、配光調整部52は、第1の導光体33の第1光出射面38から入射される光L1を、配光調整部52に入射する際に屈折または拡散させる。これにより、配光調整部52は、入射される光L1を、平面部51で入射される光L2とは異なる方向である第2の導光体34の側面34aへ向かう光L3として導く。この第2の導光体34の側面34aへ導かれた光L3の一部は、側面34aから外部へ出射する。なお、この光L3の他の一部は、側面34aで反射しながら第2光出射面44へ導かれる。
また、第2の導光体34の側面34aには、複数の側面光拡散部53(図3、図5参照)が形成されている。これらの側面光拡散部53は、第2の導光体34の表面にシボ加工を施すことで設けられたもので、入射された光L3を拡散して外部へ出射する。なお、シボ加工の仕方としては、第2の導光体34の成形用の金型にエッチング加工等でシボを形成し、この金型で第2の導光体34を成形することで、第2の導光体34の表面にシボを形成する方法や、成形した第2の導光体34の表面にサンドブラストでシボを直接形成する方法などがある。
第2の導光体34の第2光出射面44には、出射光拡散部54が複数形成されている。これらの出射光拡散部54は、それぞれ外方へ突出する略球面状に形成されており、出射光拡散部54に入射された光を拡散して外部へ出射する。これらの出射光拡散部54における第2の導光体34の厚さ方向の配列ピッチは、第2光入射面43の配光調整部52における第2の導光体34の厚さ方向(すなわち車両の左右方向)の配列ピッチよりも大きくされている。
本実施形態によれば、上記構成の昼間点灯用ランプ11を点灯させるべく、光源32の発光素子41が発光すると、発光素子41の光Lは、導光体ユニット31を構成する第1の導光体33で略平行光L1として第2の導光体34へ導かれる。そして、この第2の導光体34では、第2の導光体34の平面部51から入射した光L2及び配光調整部52から入射して両側面34aで反射した光L3の反射光が、第2光出射面44に形成された出射光拡散部54で拡散され、昼間点灯用ランプ11の前方を照射する照射光である前方照射光として外部へ出射される。また、第2光入射面43の配光調整部52によって両側面34aへ導かれた光L3の一部が、この第2の導光体34の両側面34aから外部へ出射される。
これにより、昼間点灯用ランプ11は、その導光体ユニット31の第2の導光体34の第2光出射面44とともに両側面34aが光ることとなる。つまり、昼間点灯用ランプ11では、導光体ユニット31の第2の導光体34が立体的に光ることとなる。
このように、本実施形態の昼間点灯用ランプ11によれば、第1の導光体33が略平行光L1を形成する機能を有し、よって、第2の導光体34の第2光入射面43には略平行光L1が入射される。このため、昼間点灯用ランプ11で要求される照射領域、照射角度、光量等に応じて、配光調整部52の断面視円弧状に凹む曲面の形状や、平面部51と配光調整部52の割合を変更することができる。すなわち、第2光入射面43は設計自由度が高く確保されている。
また、配光調整部52から入射される光を第2の導光体34の第2光入射面43と第2光出射面44との間に形成される側面34aから出射させることができる。
このように、前方照射光として使用されない光を側方から外部へ出射させることで、昼間点灯用ランプ11を立体的に光らせることができる。従って、例えば、歩行者が、昼間点灯用ランプ11を側方から見た場合であっても、昼間点灯用ランプ11が存在することに気付きやすく、歩行者からの被視認性(側方からの視認性)が向上する。これにより、歩行者に対して車両12の存在を認識させて注意喚起を促しやすくなる。
このように、前方照射光として使用されない光を側方から外部へ出射させることで、昼間点灯用ランプ11を立体的に光らせることができる。従って、例えば、歩行者が、昼間点灯用ランプ11を側方から見た場合であっても、昼間点灯用ランプ11が存在することに気付きやすく、歩行者からの被視認性(側方からの視認性)が向上する。これにより、歩行者に対して車両12の存在を認識させて注意喚起を促しやすくなる。
また、第2の導光体34の近傍をぼんやりと光らせることができるため、プロジェクタ型またはパラボラ型のヘッドランプ23の周囲を覆ったりするなど、他の灯具の立体形状と併せて立体的に見せることができ、意匠性を向上させて見栄えを良くすることができる。
ところで、ひとつの導光部材の入射面に、略平行光を形成する略円錐形状と、光を側方へ屈折や拡散させる所定のスリット等の形状とを形成する設計であると、導光部材の入射面の形状が複雑になってしまう。そのような導光部材は、金型で成形する際に複雑形状の入射面での脱型が困難となる。つまり、入射光から略平行光を形成する機能と入射光を側方へ屈曲や拡散させる機能を併せ持つ導光部材は、金型で成形するのが困難である。
これに対して、本実施形態の昼間点灯用ランプ11は、導光部材を、第1の導光体33と第2の導光体34との2部品とし、第1の導光体33に略平行光を形成する機能を持たせ、第2の導光体34に屈折や拡散機能を持たせている。このような昼間点灯用ランプ11は、導光部材の各々の形状の単純化を図ることができ、金型での成形の容易化が可能となる。つまり、導光部材の製造の容易化を図ることができる。また、第2の導光体34における第2光入射面43では、全ての光を略平行光にする機能を持たせる必要が無いことから、第2の導光体34の第2光入射面43の設計自由度を高く確保することができる。
また、第2の導光体34では、平面部51が、第2光入射面43において複数形成され、配光調整部52が複数形成された平面部51の間に形成されているので、第2光出射面44における前方照射光の光量を全体にわたって均一に調整することができる。
しかも、本実施形態のように、配光調整部52を断面視円弧状の曲面形状とすれば、その曲面の曲率を変更することで、第2の導光体34の内部を全反射する光を増減させることができ、前方照射光の光量を容易に調整することができる。
しかも、本実施形態のように、配光調整部52を断面視円弧状の曲面形状とすれば、その曲面の曲率を変更することで、第2の導光体34の内部を全反射する光を増減させることができ、前方照射光の光量を容易に調整することができる。
さらに、第2の導光体34の側面34aに、配光調整部52から入射された光L3を拡散して出射する側面光拡散部53を形成したことで、車両用灯具である昼間点灯用ランプ11の立体感をさらに向上させ、良好な奥行き感を出すことができる。また、側方の光を、一定の範囲を照射する照射光としても利用することが可能になる。
また、第2光出射面44に、平面部51から入射された光L2や側面34aで反射した光L3を拡散して出射する出射光拡散部54を複数形成し、出射光拡散部54が形成される配列ピッチを配光調整部52が形成される配列ピッチよりも大きくしたことで、前方照射光を拡散させ、この前方照射光を一定の範囲へ照射することができる。
次に、導光体ユニット31を構成する第2の導光体34の変形例について説明する。
図7に示すように、第1の変形例に係る第2の導光体34Aでは、平面部51の間に設けられた配光調整部52が、隣接する平面部51を繋ぐ平面形状の傾斜面から構成されている。この配光調整部52の傾斜面は、この傾斜面から側面34aに向かう屈折光L3が、側面34aで全反射する角度を有するように設定されている。
図7に示すように、第1の変形例に係る第2の導光体34Aでは、平面部51の間に設けられた配光調整部52が、隣接する平面部51を繋ぐ平面形状の傾斜面から構成されている。この配光調整部52の傾斜面は、この傾斜面から側面34aに向かう屈折光L3が、側面34aで全反射する角度を有するように設定されている。
このような傾斜面からなる配光調整部52を有する第2の導光体34Aの場合、第1の導光体33の第1光出射面38から入射される光L1の一部が、配光調整部52に入射する際に屈折され、平面部51から入射される光L2とは異なる方向である第2の導光体34Aの側面34aへ向かう光L3として導かれる。そして、光L3は、側面34aで反射しながら第2光出射面44へ導かれる。また、側面34aに側面光拡散部53が設けられている場合、この側面光拡散部53へ導かれた光L3は、側面34aから外部へ出射される(図7中の破線矢印)。これにより、第2の導光体34Aは、第2光出射面44とともに両側面34aが光り、よって、立体的に光ることとなる。
図8(a)、(b)に示すように、第2の変形例に係る第2の導光体34Bでは、各平面部51が同一平面内に形成されており、これらの平面部51の間に、シボ加工を施してなる配光調整部52が形成されている。
このようなシボ加工を施した配光調整部52を有する第2の導光体34Bの場合、第1の導光体33の第1光出射面38から入射される光L1の一部が、配光調整部52で拡散される。拡散された光の一部は、平面部51から入射される光L2とは異なる方向である第2の導光体34Bの側面34aへ向かう光L3として導かれる。そして、この第2の導光体34Bの側面34aへ導かれた光L3は、側面34aから外部へ出射される。また、この光L3の一部は、側面34aで反射しながら第2光出射面44へ導かれる。これにより、第2の導光体34Bは、第2光出射面44とともに両側面34aが光り、よって、立体的に光ることとなる。
配光調整部52としては、断面視円弧状の曲面または平面形状の傾斜面にシボ加工を施したものでも良く、このような配光調整部52を設ければ、さらに良好に光を拡散させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、昼間点灯用ランプ11を、前照灯13の灯室S内で上下方向に沿って配置された直方体状としたが、図9(a)に示すように、ヘッドランプを囲うようなU字状や、また円筒状としても良く、その形状はこの例に限られない。また、上記実施形態では、前照灯13の昼間点灯用ランプ11を例示して説明したが、本発明の車両用灯具としては、昼間点灯用ランプ11に限らず、テールランプ、ストップランプ、あるいは車幅灯であるクリアランスランプ等の他の照明にも光量を調整して適用可能である。
図9(a)〜(c)を用いて、導光体ユニットの形状の変形例について説明する。なお、この導光体ユニット100は、第1の導光体と第2の導光体の形状が正面視でU字状である点以外は上述の導光体ユニット31とは同様であり同様の機能を有するものである。図9(a)に示すように、この導光体ユニット100は、正面視U字状の第1の導光体(図示省略)と第2の導光体34Cとを有している。
具体的には、第2の導光体34Cは、長方形の板状の底面部341と、底面部341の一端(右端)から上方に向けて、外側(右側)にやや膨らむように湾曲しつつ延出する右側面部342と、底面部341の他端(左端)から上方に向けて、外側(左側)にやや膨らむように湾曲しつつ延出する左側面部343とを有しており、正面視で上方に開口部を有するU字状となっている。
なお、図9(a)では、第1の導光体は、第2の導光体34Cと同じU字状の形状であって、第2の導光体34Cの後方に配置されているため図示を省略している。第1の導光体の機能は上述の例と同様である。つまり、第1の導光体は、第1光入射面及び第1光出射面を有しており、第1光入射面に入射された光を略平行光として、第1光出射面から、第2導光体34Cの第2光入射面43に向けて出射するものである。
また、図9(b)〜(c)に示すように、第2の導光体34Cは、平面部51と配光調整部52とが形成された第2光入射面43と、出射光拡散部54が形成された第2光出射面44とを有している。右側面部342の第2光入射面43に形成される配光調整部52は、右側面部342の形状に沿って、底面部341の一端(右端)から上方に向けて、外側(右側)にやや膨らむように湾曲するように形成されている。また、第2光出射面44も同様に、右側面部342の形状に沿って形成されている。
また、光側面部343の第2光入射面43に形成される配光調整部52も同様に、左側面部343の形状に沿って、底面部341の他端(左端)から上方に向けて、外側(左側)にやや膨らむように湾曲するように形成されている。また、第2光出射面44も同様に、左側面部343の形状に沿って形成されている。
底面部341の第2光入射面43に形成される配光調整部52や第2光出射面44は、底面部341の形状に沿って、直線状に形成されている。
底面部341の第2光入射面43に形成される配光調整部52や第2光出射面44は、底面部341の形状に沿って、直線状に形成されている。
導光体ユニット100を用いた昼間点灯用ランプは、上述の構成により、前方照射光として使用されない光を、第2導光体34Cの各側面34aを介して、右側面部342の右側や、左側面部343の左側や、底面部341の下側に向けて出射させる、すなわち、U字状の第2導光体34Cの外側に向けて出射させることで、昼間点灯用ランプを立体的に光らせることができる。また、第2導光体34CのU字状の開口部の領域に他の灯具(ヘッドランプなど)を配置することで、昼間点灯用ランプの意匠性を高めて見栄えを良くすることができる。
なお、導光体ユニット100において、上述の例のように、配光調整部52を傾斜面としたりシボ加工としても良く、また、側面34aに側面光拡散部を設ける構成としても良い。
11:昼間点灯用ランプ(車両用灯具の一例)、31,100:導光体ユニット、32:光源、33:第1の導光体、34:第2の導光体、37:第1光入射面、38:第1光出射面、43:第2光入射面、44:第2光出射面、51:平面部、52:配光調整部、53:側面光拡散部、54:出射光拡散部
Claims (4)
- 第1光入射面と第1光出射面とが形成された第1の導光体と、第2光入射面と第2光出射面とが形成された第2の導光体と、を有する導光体ユニットと、
前記第1光入射面に向けて光を出射する光源と、
を備え、
前記第1の導光体は、前記第1光入射面に入射される光を略平行光として前記第1光出射面から前記第2光入射面に向けて出射し、
前記第2光入射面は、前記第1光出射面と略平行な平面部と、入射される光を屈折または拡散させる配光調整部と、を有することを特徴とする車両用灯具。 - 前記平面部は前記第2光入射面において複数形成され、前記配光調整部は複数形成された前記平面部の間に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記第2の導光体の側面には、前記配光調整部から入射された光を拡散して出射する側面光拡散部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具。
- 前記第2光入射面には、前記配光調整部が複数形成され、
前記第2光出射面には、前記平面部から入射された光を拡散して出射する出射光拡散部が複数形成され、
前記出射光拡散部が形成される配列ピッチは、前記配光調整部が形成される配列ピッチよりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用灯具。
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