JP2014017065A - 固体酸化物型燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】焼き付け時に導電性接合剤の流動を防止して集電体と電極間の電気抵抗増を抑制し、集電効率を高めることのできる固体酸化物型燃料電池を提供する。
【解決手段】固体酸化物型燃料電池において、発電セル1の電極4に接して設けられた集電体2の電極接触部2Aに凹部10を形成し、その凹部10内に導電性接合材を充填する。この導電性接合材を焼き付けて焼結するまでの間、凹部10内で保持されることになるから、ペースト状の導電性接合材が電極4と電極接触部2A間から流れ出るのが防止される。このため、凹部10内に充填された当初の量がそのまま接点部9として焼結されることになり、集電体2と電極4間の電気抵抗値増を防止することができる。
【選択図】図2
【解決手段】固体酸化物型燃料電池において、発電セル1の電極4に接して設けられた集電体2の電極接触部2Aに凹部10を形成し、その凹部10内に導電性接合材を充填する。この導電性接合材を焼き付けて焼結するまでの間、凹部10内で保持されることになるから、ペースト状の導電性接合材が電極4と電極接触部2A間から流れ出るのが防止される。このため、凹部10内に充填された当初の量がそのまま接点部9として焼結されることになり、集電体2と電極4間の電気抵抗値増を防止することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、固体電解質型の発電セルを備えた固体酸化物型燃料電池に関する。
例えば、特許文献1には、発電セルの電極と電極接続波板との間を導電性接合剤で電気的に接合する際に、両者の熱膨張率の相違により生じる剥離を抑えるために、接合する電極と同材質の粉末に白金粉末を混入した導電性接合剤を使用することが開示されている。
しかしながら、特許文献1では、導電性接合剤を焼き付けて硬化させると、焼結温度に達する前に導電性接合剤が流動し、電極接続波板と電極間の接触面積が減少してしまう。そのため、電極接続波板と電極間の電気抵抗値が増え、結果として集電効率が悪くなってしまう。
そこで、本発明は、焼き付け時に導電性接合剤の流動を防止して集電体と電極間の電気抵抗増を抑制し、集電効率を高めることのできる固体酸化物型燃料電池を提供するものである。
本発明の固体酸化物型燃料電池は、集電体と電極間に設けた導電性接合剤を焼き付けて接点部とした構造としている。本発明では、焼き付け時に導電性接合剤の流出を防止する流出防止手段を有している。
本発明の固体酸化物型燃料電池によれば、流出防止手段が導電性接合剤の流出を防止するため、集電体と電極間の電気的接続を図る接点部が減少せず、それらの間の電気抵抗増加を防止できる。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の固体酸化物型燃料電池は、図1(a)に示すように、発電セル1の両面に集電体2を重ねたものを1ユニットとする単電池を複数積層することで形成されている。
発電セル1は、図1(b)に示すように、固体酸化物型の電解質3と、空気極側の電極4と、燃料極側の電極5との積層体として形成されている。空気極側の電極4と燃料極側の電極5は、電解質3を挟んで配置されている。発電セル1は、例えばステンレスからなる支持部材6により内外周縁が支持されている。なお、電極4は燃料極側の電極でもよく、電極5は空気極側の電極でもよい。
集電体2は、例えばステンレス等からなる導電性金属板に所定形状の凹凸を付けることで形成されている。集電体2は、凸となる電極接触部2Aがそれぞれの電極4、5に面接触するようになっている。また、集電体2の凸となる電極接触部2Aの間に形成された凹部は、酸化剤または燃料が流れる流路部7、8(図1参照)とされている。空気極側の電極4と対応する流路部7には、酸化ガスが流れる。燃料極側の電極5と対応する流路部8には、燃料ガスが流れる。
集電体2の電極接触部2Aと電極4,5との間には、図2に示すように、導電性接合剤を焼き付けて形成された接点部9が設けられている。導電性接合剤は、溶媒とバインダーを含むペースト状であるため、焼き付け時の昇温により流動し易い。そのため、電極接触部2Aには、導電性接合剤の流出を防止する流出防止手段が備えられている。
流出防止手段は、電極接触部2Aのうち電極4,5に接触する面に形成した凹部10からなっている。図2では、凹部10を、断面略逆U字状のへこみとしている。この凹部10の中に導電性接合剤が満たされていれば、焼き付け時の熱で導電性接合剤が凹部10から外に流れ出るのを防止することができる。前記凹部10は、発電セル1が矩形状であれば、図1の紙面に対して垂直な方向に延在して形成されており、発電セルが円盤形状であれば、円環状に形成されているものとする。
図3は本発明の比較例を示している。比較例では、電極接触部2Aには何ら凹部10を形成しておらず電極4と接する面が平らとされている。この場合、図3(a)に示すように電極接触部2Aと電極4との間にペースト状の導電性接合剤9aを塗布して設けた後に焼き付けを行うと、バインダー成分がガスとして揮発するまでの間に導電性接合剤9aがそれらの間から外部へ流出してしまう。そのため、図3(b)に示すように、集電体2に対する接点部9の接触部位が初期状態(図3(a)の状態)から減少する。この結果、集電体2と電極4間の電気抵抗値が増え、発電セル1で発生した電気を取り出す発電効率が低下してしまう。
これに対して、本発明の固体酸化物型燃料電池では、流出防止手段で導電性接合剤9aの流出を防止するので、焼き付けによる昇温時に導電性接合剤9aが外部に流出することなくそのままの状態で焼結されて固まることから集電体2と電極4間の電気抵抗値の増加が生じない。
また、本発明の固体酸化物型燃料電池では、流出防止手段を凹部10としたので、この凹部10が流出防止壁となり、導電性接合剤9aの流出を防止し、しかも集電体2をプレス加工する時に簡単に形成することができる。
接点部9を形成するには、凹部10内に、溶媒及びバインダーを含むペースト状の導電性接合剤を塗布する。そして、発電セル1の上に集電体2を重ね、更にその上に発電セル1を重ねることを繰り返した後、その積層体の両端部をボルトで締結する。すると、凹部10内の導電性接合剤は、電極4,5と接触することになる。
この状態で先ず、溶媒を蒸発させるために120℃で20分ほど保持し、その後、脱バインダー処理を行うため400℃で20分ほど保持する。すると、この温度でペースト中のバインダーは燃えてガスが放出される。一旦、バインダー処理が行われると、導電性接合剤は流動性を失い所望の焼き付け温度で電気的接続が確保できる。焼き付けは、例えば700℃〜800℃で処理を行うことが望ましい。加熱は、図4に示すように、脱溶媒温度を所定時間、焼付け温度を所定時間行う。
また、導電性接合剤の保持効果を確認するために、本発明構造と従来構造で比較を行った。比較例では、供試体として10×10×1mmのCrofer22APUステンレス基板を2枚用い、1枚の基板にペースト状態のAgを含む導電性接合剤を塗布し、板間距離が0.2mmになるように隙間を設け焼成を行った。焼成は、5℃/分で昇温し120℃で15分保持しその後400℃で15分保持し、最終的に800℃、1時間で焼き付け処理を行った。
本発明では、供試体として10×10×1mmのCrofer22APUステンレス基板を2枚用い、一方の基板に7.5×7.5×0.2mmの凹部を形成し、この凹部にAgを含む導電性接合剤を充填し、もう一方の基板に重ねた。そして、この供試体に錘を載せ、大気炉雰囲気中で前記比較例と同一焼成パターンで焼付け処理を行った。
接点部の電気抵抗値を計測するために、750℃における抵抗測定を行うべく、北斗電工製ポテンショ/ガルバノスタット及びKEITHLEY製マルチメータを用いて四端子法にて電気抵抗測定を行った。その結果、比較例では、4.03×10−5Ωcm2であった。また、焼付け処理後、断面観察を行うと、上板側基板との接触面積が小さくなっていることが確認された。
これに対して本発明では、電気抵抗値は2.27×10−5Ωcm2であった。焼付け処理後、断面観察を行うと、凹部に充填した導電性接合剤は基板との接触面積を維持したままであった。
次に、流出防止手段の他の例を示す。図5では、電極4に向かって開口するコ字状の凹部10を電極接触部2Aに形成し、そのコ字状をなす凹部10を流出防止手段としている。電極接触部2Aにコ字状の凹部10を形成することで、その開口両側部位は先端が尖った突起部11となる。この突起部11は、電極4に突き刺さることで、前記電極4の表面4aと前記凹部10とで囲まれる空間を形成する。そして、その空間内に導電性接合剤を充填して焼き付けることで焼結された接点部9が形成される。
この例では、突起部11が電極4に突き刺さるので、焼き付け時に導電性接合剤が密閉された凹部10によって囲まれることになり、外部へ流動するのが防止される。そのため、電極接触部2Aと電極4間における接点部9の面積減少が生じず、これら電極接触部2Aと電極4間の電気抵抗値が増加するのを防止することができる。
図6では、電極4の表面4aに電極接触部2Aに向かって開口するコ字状の凹部10を形成し、その凹部10を流出防止手段としている。この凹部10に対しては、電極接触部2Aの側面を斜めにしたテーパ面12を凹部10の開口端10aに接触させてストッパーとすることで、電極接触部2Aの先端面13と凹部10の底面14との間に空間を形成している。この空間内に導電性接合剤を充填して焼き付けることで焼結された接点部9が形成される。
この例では、導電性接合剤が充填された凹部10が電極接触部2Aにより蓋をされた状態となることから、導電性接合剤の外部への流出が防止される。そのため、電極接触部2Aと電極4間における接点部9の面積減少が生じず、これら電極接触部2Aと電極4間の電気抵抗値が増加するのを防止することができる。
図7では、電極4の表面4aに所定間隔を置いた突起部15、15を設け、これら突起部15、15で囲まれた凹部10を、流出防止手段としている。この凹部10に対しては、電極接触部2Aの側面を斜めにしたテーパ面12を凹部10の開口端10aに接触させてストッパーとすることで、電極接触部2Aの先端面13と凹部10の底面14との間に空間を形成している。この空間内に導電性接合剤を充填して焼き付けることで焼結された接点部9が形成される。突起部15には、例えばステンレス等の金属が使用される。
この例では、導電性接合剤が充填された凹部10が電極接触部2Aにより蓋をされた状態となることから、導電性接合剤の外部への流出が防止される。そのため、電極接触部2Aと電極4間における接点部9の面積減少が生じず、これら電極接触部2Aと電極4間の電気抵抗値が増加するのを防止することができる。
図8では、電極接触部2Aと電極4との間にメッシュ部材16を設け、そのメッシュ部材16を、流出防止手段としている。メッシュ部材16は、カソード側電極ではステンレスで形成し、アノード側電極ではNi(ニッケル)で形成する。メッシュ部材16にペースト状の導電性接合剤を充填すると、このメッシュ部材16により流動が抑制される。そのため、電極接触部2Aと電極4間における接点部9の面積減少が生じず、これら電極接触部2Aと電極4間の電気抵抗値が増加するのを防止することができる。
前記した凹部10に充填したペースト状の導電性接合剤を焼成した場合、含有するバインダー成分を効率良く塗布部より放出させる(これを脱バインダー処理という)必要がある。凹部10のうち、外側から中心付近にある導電性接合剤に含まれるバインダー成分は、十分に放出され難い傾向にある。
そこで、図9に示すように、凹部10内に、焼き付け時に発生するガスを排出する流路部材17を設ける。この流路部材17は、ガス排出機能をすると共に燃料ガスを電極4、5に供給する機能もする。流路部材17は、例えば図10(a)の矩形体や図10(b)の円筒体の何れでもよく、中心を貫通する第1ガス流路18と、焼き付け時に発生するガスを第1ガス流路18に流入させる第2ガス流路19と、燃料電池運転時に第1ガス流路18を流れる燃料ガスを電極4、5に供給する第3ガス流路20を有している。
図10(a)の流路部材17は、中心に貫通する第1ガス流路18を有した断面矩形状のトンネルとして形成されている。この流路部材17の両側面17a、17bには、第1ガス流路18に連通する穴が第2ガス流路19として長手方向に複数形成されている。また、この流路部材17の電極4、5と接する底面17cには、電極4、5に開口する穴が第3ガス流路20として長手方向に複数形成されている。
図10(b)の流路部材17は、中心に貫通する第1ガス流路18を有した断面円環状のトンネルをなすパイプとして形成されている。この流路部材17の中心近傍を通り且つ電極4、5と平行な線上となる部位には、第1ガス流路18に連通する穴が第2ガス流路19として長手方向に複数形成されている。また、この流路部材17の電極4、5と接する底部には、電極4、5に開口する穴が第3ガス流路20として長手方向に複数形成されている。
図11及び図12は、導電性接合剤の焼成時に脱溶媒で発生するガスGが第2ガス流路19から第1ガス流路18に流入する様子を示している。凹部10の中心付近に存在する導電性接合剤に含まれるバインダー成分の放出時には、脱溶媒で発生するガスGは、第2ガス流路19を通して第1ガス流路18に流れ込み、その第1ガス流路18の出口から外部へ排気される。一方、燃料電池運転時では、第1ガス流路18にも燃料ガスを供給する。その結果、第1ガス流路18を流れる燃料ガスは、底面に形成された第3ガス流路20を通して電極4、5に供給される。
前記流路部材17は、電極4、5と接して設けると共に導電性材料で構成するようにする。こうすることで、電極4、5に対して導電性を確保することができ、電気抵抗値増になる心配がない。導電性材料としては、金属、ステンレス、酸化物の何れでもよい。
このように、凹部10内に流路部材17を設ければ、焼き付け時に発生するガスGを排出することができ、脱バインダー処理を行うことができる。また、凹部10内に設けられた流路部材17は、燃料電池運転時に電極4、5に燃料ガスを供給する機能をするので、反応過電圧を低下させることができる。
また、凹部10内に設けた流路部材17は、中心を貫通する第1ガス流路18と焼き付け時に発生するガスGを第1ガス流路18に流入させる第2ガス流路19とからなるので、凹部10内の導電性接合剤に含まれるバインダー成分が揮発して生じたガスGを、第2ガス流路19を通して第1ガス流路18へと流入させ、最終的に凹部10外へと放出できる。したがって、焼き付け時に効率的なバインダー処理を行うことができる。
また、凹部10内に設けた流路部材17は、電極4、5に接触しているので、燃料電池発電時に電極4、5に燃料ガスを供給することができ、反応過電圧を低下させることができる。
また、流路部材17は、燃料電池運転時に第1ガス流路18を流れる燃料ガスを電極4、5に供給する第3ガス流路20を有しているので、発電時に電極4、5に燃料ガスを供給することができ、反応過電圧を低下させることができる。
また、流路部材17は、導電性材料で構成されているので、集電体2と電極4、5間の導電性を確保することができる。
凹部10内に流路部材17を設けるには、次のようにする。発電セル1の電極4、5の表面に流路部材17を接着剤で固定する。このとき、第3ガス流路20が電極4、5と対抗する向きに流路部材17を配置する。
次に、集電体2の電極接触部2Aに形成した凹部10内にペースト状の導電性接合剤を充填する。そして、ペーストだれが生じないように、流路部材17と凹部10とが重なり合うように貼り付ける。焼き付け条件は、大気炉雰囲気中、5℃/分で昇温し120℃で15分保持し、最終的に800℃で焼き付けた。
本発明は、固体電解質型の発電セルを備えた固体酸化物型燃料電池に利用できる。
1 発電セル
2 集電体
2A 電極接触部
3 電解質
4、5 電極
9 接点部
10 凹部(流出防止手段)
17 流路部材
18 第1ガス流路
19 第2ガス流路
20 第3ガス流路
2 集電体
2A 電極接触部
3 電解質
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17 流路部材
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19 第2ガス流路
20 第3ガス流路
Claims (7)
- 電解質の両側に電極を重ねた発電セルを、集電体を介して複数積層してなる固体酸化物型燃料電池であって、
前記集電体と前記電極間に設けた導電性接合剤を焼き付けて接点部とし、その焼き付け時に導電性接合剤の流出を防止する流出防止手段を備えた
ことを特徴とする固体酸化物型燃料電池。 - 請求項1記載の固体酸化物型燃料電池であって、
前記流出防止手段は、前記集電体または前記電極の何れかに形成された凹部からなり、その凹部に導電性接合剤が設けられている
ことを特徴とする固体酸化物型燃料電池。 - 請求項2記載の固体酸化物型燃料電池であって、
前記凹部内に、焼き付け時に発生するガスを排出し且つ燃料電池運転時に供給される燃料ガスを電極に供給するガス流路を有した流路部材を設けた
ことを特徴とする固体酸化物型燃料電池。 - 請求項3記載の固体酸化物型燃料電池であって、
前記流路部材は、前記電極に接している
ことを特徴とする固体酸化物型燃料電池。 - 請求項3または請求項4記載の固体酸化物型燃料電池であって、
前記流路部材は、中心を貫通する第1ガス流路と、焼き付け時に発生するガスを第1ガス流路に流入させる第2ガス流路とを有している
ことを特徴とする固体酸化物型燃料電池。 - 請求項5記載の固体酸化物型燃料電池であって、
前記流路部材は、燃料電池運転時に第1ガス流路を流れる燃料ガスを前記電極に供給する第3ガス流路を有している
ことを特徴とする固体酸化物型燃料電池。 - 請求項3から6のうち何れか1項に記載の固体酸化物型燃料電池であって、
前記流路部材は、導電性材料で構成された
ことを特徴とする固体酸化物型燃料電池。
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