[go: up one dir, main page]

JP2014005594A - 水洗式大便器 - Google Patents

水洗式大便器 Download PDF

Info

Publication number
JP2014005594A
JP2014005594A JP2012139625A JP2012139625A JP2014005594A JP 2014005594 A JP2014005594 A JP 2014005594A JP 2012139625 A JP2012139625 A JP 2012139625A JP 2012139625 A JP2012139625 A JP 2012139625A JP 2014005594 A JP2014005594 A JP 2014005594A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
discharge port
bowl
water discharge
rim
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012139625A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6061065B2 (ja
Inventor
Masaru Yamazaki
優 山▲崎▼
Masaaki Inoue
正明 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2012139625A priority Critical patent/JP6061065B2/ja
Publication of JP2014005594A publication Critical patent/JP2014005594A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6061065B2 publication Critical patent/JP6061065B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

【課題】第一吐水口部及び第二吐水口部からそれぞれ整流された洗浄水が吐水されるので、リム部が上縁部までその内周面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたものであっても、洗浄水がリム部を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる水洗大便器を提供する。
【解決手段】本発明の水洗大便器は、汚物受け面と、便器の上縁部までその内周面がほぼ鉛直方向に形成されたリム部と、棚部と、を備えたボウル部と、排水路と、ボウル部の棚部上の第一吐水口部と、第一吐水口部から吐水される洗浄水の旋回方向と同一方向に洗浄水を吐水する第二吐水口部と、第一吐水口部及び第二吐水口部に洗浄水を供給する導水路と、を有し、第一吐水口部には導水路の断面積より小さい断面積で所定長さ延びて形成された第一整流流路が形成され、第二吐水口部には導水路の断面積より小さい断面積で所定長さ延びて形成された第二整流流路が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、水洗大便器に係り、特に、洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器に関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、水洗大便器のボウル部の全周のリム部を垂直な立壁として形成し、リム導水路に流れ込んだリム洗浄水をボウル部のボウル面に向けて噴出する第一リム吐水口と第二リム吐水口との2つのリム吐水口を有し、第一リム吐水口と第二リム吐水口から同じ周回方向に洗浄水を吐水して旋回流にてボウル部を洗浄する水洗大便器が知られている。
特開2005−98003号公報
しかしながら、特許文献1の水洗大便器においては、洗浄水がリム導水路からボウル部のボウル面に直接的に噴出されるために、第一リム吐水口及び第二リム吐水口から、洗浄水が乱れた状態でボウル部に吐水され、第一リム吐水口及び第二リム吐水口から吐水された洗浄水同士が衝突し、水飛びを生じることがあり、リム部が垂直な立壁として形成されている水洗大便器においてはリム部を越えて便器外に水飛びを生じてしまうといった課題があった。
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、第一吐水口部及び第二吐水口部から、それぞれ、整流された洗浄水が吐水されるので、リム部が上縁部までその内周面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたものであっても、洗浄水がリム部を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる水洗大便器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、ボウル形状の汚物受け面と、この汚物受け面の上部に形成されその内周面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたリム部と、このリム部と汚物受け面との間に形成された棚部と、を備えたボウル部と、このボウル部の下方にその入口が接続され汚物を排出する排水路と、ボウル部の棚部上に洗浄水を吐水して旋回流を形成する第一吐水口部と、この第一吐水口部から吐水される洗浄水の旋回方向と同一方向に洗浄水を吐水する第二吐水口部と、第一吐水口部及び第二吐水口部のそれぞれに洗浄水を供給する導水路と、を有し、第一吐水口部には、導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第一整流流路が形成され、第二吐水口部には、導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第二整流流路が形成されていることを特徴としている。
このように構成された本発明においては、第一吐水口部には導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第一整流流路が形成され、第二吐水口部には導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第二整流流路が形成されているので、導水路から第一吐水口部及び第二吐水口部に流入した洗浄水は、それぞれ、第一整流流路及び第二整流流路により整流される。その結果、本発明によれば、第一吐水口部及び第二吐水口部からは、それぞれ、整流された洗浄水が吐水されるので、リム部が上縁部までその内周面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたものであっても、洗浄水がリム部を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
本発明において、好ましくは、第一吐水口部及び第二吐水口部は、それぞれの断面が縦方向に長い矩形形状に形成されている。
このように構成された本発明においては、第一吐水口部及び第二吐水口部のそれぞれの断面が縦方向に長い矩形形状に形成されているので、第一吐水口部及び第二吐水口部から吐水された洗浄水は、それぞれ、整流された状態で、棚部上で且つリム部の内周面に沿って旋回するので、洗浄水がリム部を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
本発明において、好ましくは、第一吐水口部の第一整流流路は、棚部と、棚部上で且つボウル部内側に突出して形成されたボウル部内側壁部と、このボウル部内側壁部の上端とリム部の内周面とを結ぶ上壁部と、リム部の内周面とにより形成され、第二吐水口部の第二整流流路は、棚部と、棚部上で且つボウル部内側に突出して形成されたボウル部内側壁部と、このボウル部内側壁部の上端とリム部の内周面とを結ぶ上壁部と、リム部の内周面とにより形成されている。
このように構成された本発明においては、先ず、第一吐水口部の第一整流流路のボウル部内側壁部が、棚部上で且つボウル部内側に突出して形成されているので、第二吐水口部から吐水された洗浄水が、棚部上を旋回し、第一吐水口部近傍に達したとき、第一吐水口部のボウル部内側壁部の内周面に沿ってガイドされるので、第一吐水口部から吐水された洗浄水と激しく衝突することを抑えることができる。さらに、第二吐水口部の第二整流流路のボウル部内側壁部が、棚部上で且つボウル部内側に突出して形成されているので、第一吐水口部から吐水された洗浄水が、棚部上を旋回し、第二吐水口部近傍に達したとき、第二吐水口部のボウル部内側壁部の内周面に沿ってガイドされるので、第二吐水口部から吐水された洗浄水と激しく衝突することを抑えることができる。この結果、本発明によれば、第一及び第二の吐水口部において、洗浄水が衝突して便器外に水飛びすることを防止することができる。
本発明において、好ましくは、第一吐水口部のボウル部内側壁部及び第二吐水口部のボウル部内側壁部は、それぞれ、棚部の内側端近傍まで突出して形成されている。
このように構成された本発明においては、第一吐水口部から吐水された洗浄水は、第二吐水口部近傍に達したとき、ボウル部内側壁部に沿って棚部の内側端近傍までガイドされ、汚物受け面に向かって流下し、さらに、第二吐水口部から吐水された洗浄水は、第一吐水口部近傍に達したとき、ボウル部内側壁部に沿って棚部の内側端近傍までガイドされ、汚物受け面に向かって流下するので、第一吐水口部及び第二吐水部において、洗浄水の流れが激しく衝突することを抑えることができるので、洗浄水が便器外に水飛びすることを防止することができる。
本発明において、好ましくは、第一吐水口部の第一整流流路及び第二吐水口部の第二整流流路は、15mm〜25mmの長さに形成されている。
このように構成された本発明においては、第一吐水口部の第一整流流路及び第二吐水口部の第二整流流路が、15mm〜25mmの長さに形成されているので、洗浄水を十分に整流することができ、且つボウル部の全周において、リム部の内周壁面の曲率半径が比較的大きい部分を多くすることができるため、水飛びを防止することができる。
本発明において、好ましくは、第一吐水口部及び第二吐水口部は、これらの断面形状の縦の長さと、横の長さとの比率が2:1乃至5:1の長さの比率に形成されている。
このように構成された本発明においては、第一吐水口部及び第二吐水口部の断面形状が縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成され、第一吐水口部から吐水された洗浄水及び第二吐水口部から吐水された洗浄水は、それぞれ、整流された状態で縦方向のリム部の鉛直方向の内周壁面により沿わされて旋回されるので、便器の上縁部までその内周壁面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたリム部を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
本発明の水洗大便器によれば、第一吐水口部及び第二吐水口部からは、それぞれ、整流された洗浄水が吐水されるので、リム部が上縁部までその内周面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたものであっても、洗浄水がリム部を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
本発明の一実施形態による水洗大便器の平面図である。 図1のII−II線に沿って見た側面断面図である。 図1のIII−III線に沿って見た側面断面図である。 図1のIV−IV線に沿って見た断面図である。 図1のV−V線に沿って見た部分断面図である。 図1のVI−VI線に沿って見た部分断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による水洗式大便器の構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による水洗大便器の平面図であり、図2は、図1のII−II線に沿って見た側面断面図であり、図3は、図1のIII−III線に沿って見た側面断面図であり、図4は、図1のIV−IV線に沿って見た断面図である。
図1乃至図4に示すように、符号1はボウル部内の水の落差による流水作用で汚物を押し流す、いわゆる、洗い落し式の水洗大便器であり、この水洗大便器1は、陶器製の便器本体2を備え、この便器本体2の上部の前方側には、ボウル部4が形成され、後方側の上部には導水路6が、導水路6の下方にはボウル部4と連通する排水トラップ管路8が、それぞれ形成されている。なお、水洗大便器1は、洗い落し式の便器以外のサイホン式便器やサイホンジェット式便器等にも、適用可能である。さらに、便器本体2は、陶器製の便器以外の、樹脂製の便器、ディストリビュータを使用する便器等にも適用可能である。
水洗大便器1は、さらに、この便器本体2の後部に取り付けられた洗浄水を貯水して給水する洗浄水給水手段である貯水タンク(図示せず)を備え、この貯水タンク(図示せず)には排水弁(図示せず)が設けられ、使用者の操作レバー(図示せず)等の操作等により、排水弁が開いて便器本体2の導水路6に洗浄水が供給されるようになっている。
ボウル部4は、ボウル形状に形成された汚物受け面10と、ボウル部4の全周の上縁に形成されたリム部12と、このリム部12と汚物受け面10との間に棚状に形成された棚部14とを備える。
リム部12は、汚物受け面10の上部に形成され、棚部14の外周端から便器本体2の上縁部までほぼ鉛直方向に立ち上がるように立壁状に形成された内周面12aを備えている。従って、従来のリム部の頂部がボウル部の内側に向かってオーバーハングするオーバーハング形状のリム部と比べると、本実施形態の水洗大便器1のリム部12ではボウル部4内からの水飛び及び水跳ねがリム部12を外側に飛び越えやすくなっている。
また、ボウル部4下方には、溜水部16が形成されている。この溜水部16の溜水面W0の上方のボウル部4の汚物受け面10の前方から見て左側の側面には、導水路6から供給される洗浄水を吐水するゼット吐水口18が形成されており、このゼット吐水口18から吐水される洗浄水により、溜水部16の溜水を上下方向に旋回させるようになっている。この溜水部16の下方には、上述した排水トラップ管路8の入口8aが開口し、排水トラップ管路8の下降路8bの下端は排水ソケット(図示せず)を介して床下の排出管(図示せず)に接続されている。
なお、本実施形態の水洗大便器1においては、排水トラップ管路8の下降路8bの下端が床下の排出管(図示せず)に接続されている床排水形の大便器を一例として説明しているが、このような形態に限定されず、下降路8bの末端が水洗大便器の後壁側に配置されて床上の排出管と接続される床上排水形の大便器においても適用可能である。またボウル部4に対して洗浄水を供給する給水源は、本実施形態で示した重力給水式のタンク構造だけでなく、水道水の直接給水圧を利用したものであったり、ポンプで補圧されるような構造であってもよい。
導水路6は、貯水タンク(図示せず)の洗浄水給水口(図示せず)に接続される入口部6aから前方に延び、便器前方から見て左側に分岐する第一吐水口側導水路6bと、便器前方から見て右側に分岐する第二吐水口側導水路6cと、導水路6の中央下部に分岐するゼット吐水口側導水路6dとに分岐し、それぞれ、第一吐水口側導水路6bが便器左側から前方に吐水する第一吐水口部20と連通し、第二吐水口側導水路6cが便器右側から左方向に吐水する第二吐水口部22と連通し、ゼット吐水口側導水路6dが導水路6の中央下部からゼット吐水口18まで連通している。
第一吐水口部20は、ボウル部4の前方から見て左側の後部において、リム部12の内周面12aからいわゆるトンネル形状で突出するように形成され、第二吐水口部22は、ボウル部4の前方から見て右側の後部(洗浄水の旋回方向に対して第一吐水口部20よりも後方の部分)において、リム部12の内周面12aからいわゆるトンネル形状で突出するように形成されている。貯水タンク(図示せず)内の洗浄水は、貯水タンク(図示せず)の底面に配置されている洗浄水給水口(図示せず)から導水路6を経て、第一吐水口部20からリム部12と汚物受け面10との間の棚部14上且つリム部12の内周面12a上に便器前方方向に吐水されて旋回流が形成されると共に、第二吐水口部22から棚部14上に第一吐水口部20からの洗浄水の吐水方向と同一方向(棚部14上を便器前方に向かって旋回する方向)に吐水されて旋回流が形成され、これらの旋回流がリム部12の 内周面12aから棚部14上を通り汚物受け面10上を溜水部16の方向に旋回しながら流下する下降流が形成されるようになっている。
つぎに、図1〜図6により、上述した洗浄水の第一吐水口部20及び第二吐水口部22について詳細に説明する。
図5は、図1のV−V線に沿って見た部分断面図であり、図6は、図1のVI−VI線に沿って見た部分断面図である。
第一吐水口部20は、棚部14から上方に延び且つリム部12の内周面12aからボウル部4内側に向かって突出して張り出すように配置されている第一整流流路ボウル部内側壁部20aと、この第一整流流路ボウル部内側壁部20aの上端とリム部12の内周面12aとをほぼ水平方向に結ぶ第一整流流路上壁20bとを備え、この第一吐水口部20には、ボウル部4の棚部14と第一整流流路ボウル部内側壁部20aと第一整流流路上壁20bとリム部12の内周面12aとに囲まれてリム部12の 内周面12aに沿って前方側に開口する第一吐水口20cと、ボウル部4の棚部14と第一整流流路ボウル部内側壁部20aと第一整流流路上壁20bとリム部12の 内周面12aとにより形成され、導水路6から第一吐水口20cまで通過する洗浄水の流れを整流させる第一整流流路20dとが形成されている。
第一吐水口部20の第一整流流路ボウル部内側壁部20aは、ボウル部4の棚部14からほぼ鉛直上方に立ち上がるように形成された立壁を形成し、自身の後方端がリム部12の内周面12aの曲面に滑らかに連続するように接続され、自身の前方端がボウル部4内側の棚部14の内側端14a近傍まで、棚部14上を斜めに横断しながらリム部12の内周面12aの曲率半径よりも比較的に小さい曲率半径を有する弧を描くように延ばされている。
第一吐水口部20の第一整流流路上壁20bは、便器本体2の上縁部2aよりも少し低い位置において、ほぼ水平な平面状に形成され、ボウル部4の外周側においてリム部12の内周面12aに接続され、ボウル部4の内周側において第一整流流路ボウル部内側壁部20aの頂部に接続されている。
第一吐水口部20の第一吐水口20cは、その縦断面の形状が縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成され、第一吐水口20cの縦方向に長い矩形形状の1辺をリム部12の内周面12aが形成しているので、第一吐水口部20の第一吐水口20cより上流側の第一整流流路20d内から第一吐水口20cより下流側まで、洗浄水がリム部12の内周面12a上に沿うように流れる部分が比較的大きくなり、リム部12の 内周面12a上に沿う層状の整った流れを形成しやすくなっている。
さらに、第一吐水口20cは、縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成されているので、第一整流流路ボウル部内側壁部20aがボウル部4内方に向かって出張る部分を小さくして水流の流れを乱すことを抑制することができ、また、洗浄水が第一吐水口20cから吐水される際に横方向に拡散されにくくすることで第一吐水口20c近傍において第一吐水口20cから吐水された洗浄水と第二吐水口22cから吐水された洗浄水が合流して衝突することを抑制することができる。
第一吐水口部20の第一整流流路20dは、ボウル部4の棚部14と第一整流流路ボウル部内側壁部20aと第一整流流路上壁20bとリム部12の内周面12aとにより囲まれた流路として形成され、導水路6の第一吐水口側導水路6bの高さと同じ高さ且つ流路の横幅が第一吐水口側導水路6bの横幅より狭く形成され、導水路6の第一吐水口側導水路6bの断面積より小さい断面積で所定長さ延びて形成されている。従って、第一整流流路20d内において、洗浄水の流れが、導水路6の断面積より小さい第一整流流路20dの断面積まで絞られ、流れの乱れが抑制されて、第一整流流路20d内で一定の流れに整えられるようになっている。
また、第一整流流路20dは、リム部12の内周面12aに形成された第一内周面開口部12bから洗浄水が流入する第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cまで一定の長さのほぼ直線的な流路を有し、この流路を通過する洗浄水の流れに、第一整流流路20dの指向する 内周面12aに沿う方向に向かう直線的な指向性を持たせることができ、第一吐水口20cから流れ出る洗浄水の横方向の広がりを抑制するようになっている。
このように、第一整流流路20dは、導水路6から流入した洗浄水の流れをまっすぐに整流し、整流された状態の洗浄水を、第一吐水口20cから前方に向かって勢いを持たせて吐水でき、ボウル部4の周回方向の勢いを持たせて旋回させ、洗浄力を高くできるように形成されている。
第一吐水口部20の第一整流流路20dは、導水路6から洗浄水が流入する第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cにかけての全領域における各縦断面の形状を相似形の縦方向に長い矩形形状の矩形形状としているが、この縦方向に長い矩形形状の断面は、第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cにかけての全領域のうちの一部に所定長さにわたって形成されているものでもよく、少なくとも第一吐水口20cから整流された洗浄水が吐水されるために必要な領域に形成されていればよい。
ここで、図5に示すように、一例として、第一吐水口部20は、この断面形状の縦長辺aと横短辺bの長さの比率a:bが2:1〜3:1(陶器で形成した場合の好ましい数値)の長さの比率になるように形成されているのが好ましく、第一吐水口が樹脂で形成される場合には、この断面形状の縦長辺aと横短辺bの長さの比率a:bが2:1〜5:1の長さの比率になるように形成されているのが好ましい。
第一整流流路20dは、第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cまでの長さl1が15mm乃至25mmの長さに形成され、また、第一整流流路20dは、導水路6の第一吐水口側導水路6b内の流路断面積と比較して小さい流路断面積を有している。
第二吐水口部22は、棚部14から上方に延び且つリム部12の内周面12aからボウル部4内側に向かって突出して張り出すように配置されている第二整流流路ボウル部内側壁部22aと、この第二整流流路ボウル部内側壁部22aの上端とリム部12の内周面12aとをほぼ水平方向に結ぶ第二整流流路上壁22bとを備え、この第二吐水口部22には、ボウル部4の棚部14と第二整流流路ボウル部内側壁部22aと第二整流流路上壁22bとリム部12の内周面12aとに囲まれてリム部12の内側壁に沿って前方側に開口する第二吐水口22cと、ボウル部4の棚部14と第二整流流路ボウル部内側壁部22aと第二整流流路上壁22bとリム部12の内周面12aとにより形成され、導水路6から第二吐水口22cまで通過する洗浄水の流れを整流させる第二整流流路22dとが形成されている。
第二吐水口部22の第二整流流路ボウル部内側壁部22aは、ボウル部4の棚部14からほぼ鉛直上方に立ち上がるように形成された立壁を形成し、自身の後方端がリム部12の内周面12aの曲面に滑らかに連続するように接続され、自身の前方端がボウル部4内側の棚部14の内側端14a近傍まで、棚部14上を斜めに横断しながらリム部12の内周面12aの曲率半径よりも比較的に小さい曲率半径を有する弧を描くように延ばされている。
第二吐水口部22の第二整流流路上壁22bは、便器本体2の上縁部2aよりも少し低い位置において、ほぼ水平な平面状に形成され、ボウル部4の外周側においてリム部12の内周面12aに接続され、ボウル部4の内周側において第二整流流路ボウル部内側壁部22aの頂部に接続されている。
第二吐水口部22の第二吐水口22cは、その縦断面の形状が縦方向に長い矩形形状の矩形形状の断面形状に形成され、第二吐水口22cの縦方向に長い矩形形状の1辺をリム部12の内周面12aが形成しているので、第二吐水口部22の第二吐水口22cより上流側の第二整流流路22d内から第二吐水口22cより下流側まで、洗浄水がリム部12の内周面12a上に沿うようにされる部分が比較的大きくなり、リム部12の内周面12a上に沿う層状の整った流れを形成しやすくなっている。
さらに、第二吐水口22cは、縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成されているので、第二整流流路ボウル部内側壁部22aがボウル部4内方に向かって出張る部分を小さくして水流の流れを乱すことを抑制することができ、また、洗浄水が第二吐水口22cから吐水される際に横方向に拡散されにくくすることで第二吐水口22c近傍において第一吐水口20cから吐水された洗浄水と第二吐水口22cから吐水された洗浄水が合流して衝突することを抑制することができる。
第二吐水口部22の第二整流流路22dは、ボウル部4の棚部14と第二整流流路ボウル部内側壁部22aと第二整流流路上壁22bとリム部12の内周面12aとにより囲まれた流路として形成され、導水路6の第二吐水口側導水路6cの高さと同じ高さ且つ流路の横幅が第二吐水口側導水路6cの横幅より狭く形成され、導水路6の第二吐水口側導水路6cの断面積より小さい断面積で所定長さ延びて形成されている。従って、第二整流流路22d内において、洗浄水の流れが、導水路6の第二吐水口側導水路6cの断面積より小さい第二整流流路22dの断面積まで絞られ、流れの乱れが抑制されて、第二整流流路22d内で一定の流れに整えられるようになっている。
また、第二整流流路22dは、リム部12の内周面12aに形成された第二内周面開口部12cから洗浄水が流入する第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cまで一定の長さのほぼ直線的な流路を有し、この流路を通過する洗浄水の流れに、第二整流流路22dの指向する内周面12aに沿う方向に向かう直線的な指向性を持たせることができ、第二吐水口22cから流れ出る洗浄水の横方向の広がりを抑制するようになっている。
このように、第二整流流路22dは、導水路6から流入した洗浄水の流れをまっすぐに整流し、整流された状態の洗浄水を、第二吐水口22cから前方に向かって勢いを持たせて吐水でき、ボウル部4の周回方向の勢いを持たせて旋回させ、洗浄力を高くできるように形成されている。
第二吐水口部22の第二整流流路22dは、導水路6から洗浄水が流入する第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cにかけての全領域における各縦断面の形状を相似形の縦方向に長い矩形形状としているが、この縦方向に長い矩形形状の断面は、第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cにかけての全領域のうちの一部に所定長さにわたって形成されているものでもよく、少なくとも第二吐水口22cから整流された洗浄水が吐水されるために必要な領域に形成されていればよい。
ここで、図6に示すように、一例として、第二吐水口部22は、この断面形状の縦長辺aと横短辺bの長さの比率c:dが2:1〜3:1(陶器で形成した場合の好ましい数値)の長さの比率になるように形成されているのが好ましく、第二吐水口が樹脂で形成される場合には、この断面形状の縦長辺cと横短辺dの長さの比率c:dが2:1〜5:1の長さの比率になるように形成されているのが好ましい。
第二整流流路22dは、第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cまでの長さl2が15mm乃至25mmの長さに形成され、また第二整流流路22dは、導水路6内の第二吐水口側導水路6c内の流路断面積と比較して小さい流路断面積を有している。
本実施形態においては、第一吐水口部20の第一吐水口20cの開口面積と第二吐水口部22の第二吐水口22cの開口面積との大きさの比率は、6:4の開口面積の大きさの比率に設定されている。第二吐水口部22は、第一吐水口部20の開口形状と異なる形状、縦横長さの比率及び開口面積に形成されてもよく、第二整流流路22dの第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cまでの長さ及び流路断面積は、第一整流流路20dの第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cまでの長さ及び流路断面積と異なるように形成されてもよい。
つぎに、図1、図5及び図6より、本発明の一実施形態による水洗大便器の動作(作用)を説明する。ここで、図1においては、水洗大便器における洗浄水の流れの方向を矢印F1乃至F5で示している。
最初に、便器洗浄のための操作レバー(図示せず)を操作すると、貯水タンク(図示せず)に設けられた排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク(図示せず)内の洗浄水が洗浄水給水口(図示せず)より導水路6の入口部6aに流入する。導水路6に流入した洗浄水は、第一吐水口側導水路6bと第二吐水口側導水路6cとゼット吐水口側導水路6dとに分岐されて、第一吐水口側導水路6bから第一吐水口部20に流れ、第二吐水口側導水路6cから第二吐水口部22に流れ、ゼット吐水口側導水路6dからゼット吐水口18に流れる。
第一吐水口側導水路6bから第一吐水口部20に流れる洗浄水は、第一吐水口側導水路6bから第一吐水口側導水路6bの流路の断面積より小さい流路の断面積を有する第一吐水口部20内の第一整流流路20dに流入し、第一整流流路20d内を所定長さ流れることにより流れが整えられて整流される。
第二吐水口側導水路6cから第二吐水口部22に流れる洗浄水は、第二吐水口側導水路6cから第二吐水口側導水路6cの流路の断面積より小さい流路の断面積を有する第二吐水口部22内の第二整流流路22dに流入し、第二整流流路22d内を所定長さ流れることにより流れが整えられて整流される。
第一吐水口部20から吐水される洗浄水は、矢印F1に示すように、第一整流流路ボウル部内側壁部20aの内周面12a側(ボウル部外側)から、整流された状態で、リム部12の内周面12aに沿って、ボウル部4の棚部14上に吐水される。第一吐水口部20の第一吐水口20cが縦方向に長い矩形形状に形成されているので、第一吐水口部20から吐水される洗浄水は、第一吐水口20cの矩形部分にて扁平状態の洗浄水流となって整流され、第一吐水口20cから吐水される際には、左右方向に広がらずに上下方向に広がりのある扁平状態の吐水形態をとりながら、リム部12の内周面12aの縦方向に沿わされて流出され、左右方向への拡散が抑制されている。
第一吐水口部20から吐水された洗浄水は、矢印F1に示すように、整流された状態で、リム部12の内周面12aに沿って、ボウル部4を1周するように旋回し、洗浄水の一部は、矢印F2に示すように、旋回流を形成しながら棚部14から汚物受け面10へと流下し、さらに、洗浄水の一部は、矢印F3に示すように、リム部12の内周面12aに沿って、ボウル部4の棚部14上を1周するように旋回した後に、第二吐水口部22に到達する。第二吐水口部22に到達した洗浄水は、リム部12の内周面12aから第二整流流路ボウル部内側壁部22aの内周面22fに沿ってボウル部4内側の棚部14内側端14a近傍までガイドされ、棚部14内側端14aから汚物受け面10に流下される。
第二吐水口部22から吐水される洗浄水は、矢印F4に示すように、第二整流流路ボウル部内側壁部22aの内周面12a側(ボウル部外側)から、整流された状態で、リム部12の内周面12aに沿って、ボウル部4の棚部14上に吐水される。第二吐水口部22の第二吐水口22cが縦方向に長い矩形形状に形成されているので、第二吐水口部22から吐水される洗浄水は、第二吐水口22cの矩形部分にて扁平状態の洗浄水流となって整流され、第二吐水口22cから吐水される際には、左右方向に広がらずに上下方向に広がりのある扁平状態の吐水形態をとりながら、リム部12の内周面12aの縦方向に沿わされて流出され、左右方向への拡散が抑制されている。
第二吐水口部22近傍では、第二整流流路ボウル部内側壁部22aが、第一吐水口部20から吐水された洗浄水と第二吐水口部22から吐水された洗浄水とを、第二整流流路ボウル部内側壁部22aが突出する方向を境に、それぞれ別々の流線方向に分けてガイドでき、上記洗浄水の水流同士の衝突を抑制させるようになっている。
第二吐水口部22から吐水された洗浄水は、整流された状態で、リム部12の内周面12aに沿って、ボウル部4内を旋回し、洗浄水の一部は、矢印F5に示すように、旋回流を形成しながら棚部14から汚物受け面10へと流下し、さらに、洗浄水の一部は、矢印F4に示すように、リム部12の内周面12aに沿って、第一吐水口部20に到達し、リム部12の内周面12aから第一整流流路ボウル部内側壁部20aの内周面20fに沿ってボウル部4内側の棚部14内側端14a近傍までガイドされ、棚部14内側端14aから汚物受け面10に流下される。
第一吐水口部20近傍では、第一整流流路ボウル部内側壁部20aが、第一吐水口部20から吐水された洗浄水と第二吐水口部22から吐水された洗浄水とを、第一整流流路ボウル部内側壁部20aが突出する方向を境に、それぞれ別々の流線方向に分けてガイドでき、上記洗浄水の水流同士の衝突を抑制させるようになっている。
このように、第一吐水口部20から吐水された洗浄水と、第二吐水口部22から吐水された洗浄水とが、整流された状態で、水流の衝突を防ぎながら、それぞれ棚部14から汚物受け面10に向かって旋回しながら流下して汚物受け面10の十分な洗浄を行い、溜水部16の方向へ落下する下降流を形成する。
これらの流れは、ゼット吐水口18から溜水部16に向かって吐水される洗浄水と合流して、排水トラップ管路8の入口8aから効果的に汚物を排出する流れを形成する。洗浄水が汚物を排水トラップ管路8から排出し、貯水タンク(図示せず)内の洗浄水が一定量まで排水されると、操作装置(図示せず)が、排水動作を終了させ、貯水タンク(図示せず)内に洗浄水を給水する動作を行って一連の洗浄動作を終了させる。
上述した本発明の実施形態による水洗大便器によれば、第一吐水口部20には導水路6の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第一整流流路20dが形成され、第二吐水口部22には導水路6の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第二整流流路22dが形成されているので、導水路6から第一吐水口部20及び第二吐水口部22に流入した洗浄水は、それぞれ、第一整流流路20d及び第二整流流路22dにより整流される。その結果、本発明によれば、第一吐水口部20及び第二吐水口部22からは、それぞれ、整流された洗浄水が吐水されるので、リム部12が上縁部2aまでその内周面12aがほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたものであっても、洗浄水がリム部12を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
また、上述した本発明の実施形態による水洗大便器によれば、第一吐水口部20及び第二吐水口部22のそれぞれの断面が縦方向に長い矩形形状に形成されているので、第一吐水口部20及び第二吐水口部22から吐水された洗浄水は、それぞれ、整流された状態で、棚部上で且つリム部12の内周面12aに沿って旋回するので、洗浄水がリム部12を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
また、第一吐水口部20及び第二吐水口部22のそれぞれの断面が縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成されるので、洗浄水が、リム部12の内周面12aの縦方向に沿わされて流出され、この洗浄水の左右方向への拡散が抑制されて、既に旋回している洗浄水の流れとの合流における衝突が抑制でき、洗浄水がリム部12を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
さらに、第一吐水口部20及び第二吐水口部22のそれぞれの断面が縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成されるので、第一吐水口部20及び第二吐水口部22のボウル部4の棚部14上の内側方向へ出っ張る大きさを、横方向に長い矩形形状の断面形状において出っ張る大きさと比較して小さくすることができ、吐水されて旋回する洗浄水が第一吐水口部20又は第二吐水口部22に衝突して乱れた状態になることを抑制することができ、洗浄水がリム部12を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
また、上述した本発明の実施形態による水洗大便器によれば、先ず、第一吐水口部20の第一整流流路ボウル部内側壁部20aが、棚部14上で且つリム部12の内周面12aからボウル部4内側して形成されているので、第二吐水口部22から吐水された洗浄水が、棚部14上を旋回し、第一吐水口部20近傍に達した際に、リム部12の内周面12aから第一吐水口部20の第一整流流路ボウル部内側壁部20aの内周面20fに沿ってガイドされるので、第一吐水口部20から吐水された洗浄水と激しく衝突することを抑えることができる。さらに、第二吐水口部22の第二整流流路ボウル部内側壁部22aが、棚部14上で且つリム部12の内周面12aからボウル部4内側に突出して形成されているので、第一吐水口部20から吐水された洗浄水が、棚部14上を旋回し、第二吐水口部22近傍に達したとき、第二吐水口部22の第二整流流路ボウル部内側壁部22aの内周面22fに沿ってガイドされるので、第二吐水口部22から吐水された洗浄水と激しく衝突することを抑えることができる。この結果、本発明によれば、第一吐水口部20及び第二吐水口部22において、洗浄水が衝突して便器外に水飛びすることを防止することができる。
また、上述した本発明の実施形態による水洗大便器によれば、第一吐水口部20から吐水された洗浄水は、第二吐水口部22近傍に達したとき、リム部12の内周面12aから第二整流流路ボウル部内側壁部22aに沿って棚部14内側端近傍までガイドされて棚部14内側端から汚物受け面10に流下し、さらに、第二吐水口部22から吐水された洗浄水は、第一吐水口部20近傍に達したとき、リム部12の内周面12aから第一整流流路ボウル部内側壁部20aに沿って棚部14内側端近傍までガイドされて棚部14内側端から汚物受け面10に流下するので、第一吐水口部20及び第二吐水口部22において、洗浄水の流れが激しく衝突することを抑えることができるので、洗浄水が便器外に水飛びすることを防止することができる。
また、上述した本発明の実施形態による水洗大便器によれば、第一吐水口部20の第一整流流路20d及び第二吐水口部22の第二整流流路22dが、15mm〜25mmの長さに形成されているので、洗浄水を十分に整流することができ、且つ曲率半径が比較的小さい第一整流流路ボウル部内側壁部20a及び第二整流流路ボウル部内側壁部22aの長さを抑えて、ボウル部4の全周において、リム部12の内周面12aの曲率半径が比較的大きい部分を多くすることができるため、水飛びを防止することができる。
また、上述した本発明の実施形態による水洗大便器によれば、第一吐水口部20及び第二吐水口部22の断面形状が縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成され、第一吐水口部20から吐水された洗浄水及び第二吐水口部22から吐水された洗浄水は、それぞれ、整流された状態で縦方向のリム部12の鉛直方向の内周面12aにより沿わされて旋回されるので、便器本体2の上縁部2aまでその内周面12aがほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたリム部12を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
1 水洗大便器
2 便器本体
2a 上縁部
4 ボウル部
6 導水路
8 排水トラップ管路
10 汚物受け面
12 リム部
12a 内周面
14 棚部
14a 内側端
16 溜水部
18 ゼット吐水口
20 第一吐水口部
20a 第一整流流路ボウル部内側壁部
20b 第一整流流路上壁
20c 第一吐水口
20d 第一整流流路
20e 第一整流流路流入部
22 第二吐水口部
22a 第二整流流路ボウル部内側壁部
22b 第二整流流路上壁
22c 第二吐水口
22d 第二整流流路
22e 第二整流流路流入部
0 溜水面
a 縦長辺
b 横短辺
c 縦長辺
d 横短辺
F1 矢印
F2 矢印
F3 矢印
F4 矢印
F5 矢印
1 長さ
2 長さ

Claims (6)

  1. 洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、
    ボウル形状の汚物受け面と、この汚物受け面の上部に形成されその内周面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたリム部と、このリム部と上記汚物受け面との間に形成された棚部と、を備えたボウル部と、
    このボウル部の下方にその入口が接続され汚物を排出する排水路と、
    上記ボウル部の棚部上に洗浄水を吐水して旋回流を形成する第一吐水口部と、この第一吐水口部から吐水される洗浄水の旋回方向と同一方向に洗浄水を吐水する第二吐水口部と、
    上記第一吐水口部及び第二吐水口部のそれぞれに洗浄水を供給する導水路と、を有し、
    上記第一吐水口部には、上記導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第一整流流路が形成され、上記第二吐水口部には、上記導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第二整流流路が形成されていることを特徴とする水洗大便器。
  2. 上記第一吐水口部及び上記第二吐水口部は、それぞれの断面が縦方向に長い矩形形状に形成されている請求項1記載の水洗大便器。
  3. 上記第一吐水口部の第一整流流路は、上記棚部と、上記棚部上で且つ上記ボウル部内側に突出して形成されたボウル部内側壁部と、このボウル部内側壁部の上端と上記リム部の内周面とを結ぶ上壁部と、上記リム部の内周面とにより形成され、
    上記第二吐水口部の第二整流流路は、上記棚部と、上記棚部上で且つ上記ボウル部内側に突出して形成されたボウル部内側壁部と、このボウル部内側壁部の上端と上記リム部の内周面とを結ぶ上壁部と、上記リム部の内周面とにより形成されている請求項1又は2記載の水洗大便器。
  4. 上記第一吐水口部の上記ボウル部内側壁部及び上記第二吐水口部の上記ボウル部内側壁部は、それぞれ、上記棚部の内側端近傍まで突出して形成されている請求項3記載の水洗大便器。
  5. 上記第一吐水口部の第一整流流路及び上記第二吐水口部の第二整流流路は、15mm〜25mmの長さに形成されている、請求項3又は4記載の水洗大便器。
  6. 上記第一吐水口部及び上記第二吐水口部は、これらの断面形状の縦の長さと、横の長さとの比率が2:1乃至5:1の長さの比率に形成されている、請求項2記載の水洗大便器。
JP2012139625A 2012-06-21 2012-06-21 水洗式大便器 Active JP6061065B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012139625A JP6061065B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 水洗式大便器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012139625A JP6061065B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 水洗式大便器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014005594A true JP2014005594A (ja) 2014-01-16
JP6061065B2 JP6061065B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=50103564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012139625A Active JP6061065B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 水洗式大便器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6061065B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015134993A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 Toto株式会社 水洗大便器
JP2015151845A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 Toto株式会社 水洗大便器
JP2015178729A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 Toto株式会社 水洗大便器
JP2015183420A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 Toto株式会社 水洗大便器
WO2016143029A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社Lixil 水洗式便器
JP2018204195A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 株式会社Lixil 水洗式便器
JP2021175873A (ja) * 2019-05-27 2021-11-04 Toto株式会社 水洗大便器
JP2022064618A (ja) * 2020-10-14 2022-04-26 株式会社Lixil 水洗大便器
JP2024122176A (ja) * 2023-02-28 2024-09-09 Toto株式会社 水洗大便器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261978A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Toto Ltd 大便器装置
JP2005113642A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Toto Ltd 水洗便器
JP2005213883A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Toto Ltd 水洗便器
JP2005213880A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Toto Ltd 水洗便器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003261978A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Toto Ltd 大便器装置
JP2005113642A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Toto Ltd 水洗便器
JP2005213883A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Toto Ltd 水洗便器
JP2005213880A (ja) * 2004-01-29 2005-08-11 Toto Ltd 水洗便器

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015134993A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 Toto株式会社 水洗大便器
JP2015151845A (ja) * 2014-02-19 2015-08-24 Toto株式会社 水洗大便器
JP2015178729A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 Toto株式会社 水洗大便器
JP2015183420A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 Toto株式会社 水洗大便器
CN107407084A (zh) * 2015-03-09 2017-11-28 骊住株式会社 水洗式便器
JPWO2016143029A1 (ja) * 2015-03-09 2017-10-26 株式会社Lixil 水洗式便器
WO2016143029A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 株式会社Lixil 水洗式便器
CN107407084B (zh) * 2015-03-09 2020-05-12 骊住株式会社 水洗式便器
JP2018204195A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 株式会社Lixil 水洗式便器
JP2021175873A (ja) * 2019-05-27 2021-11-04 Toto株式会社 水洗大便器
JP2022064618A (ja) * 2020-10-14 2022-04-26 株式会社Lixil 水洗大便器
JP2024122176A (ja) * 2023-02-28 2024-09-09 Toto株式会社 水洗大便器
JP7584003B2 (ja) 2023-02-28 2024-11-15 Toto株式会社 水洗大便器

Also Published As

Publication number Publication date
JP6061065B2 (ja) 2017-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6061065B2 (ja) 水洗式大便器
JP5841343B2 (ja) 水洗式便器
JP5553188B1 (ja) 水洗大便器
JP5740788B2 (ja) 水洗大便器
JP5971612B2 (ja) 水洗大便器
JP5257838B2 (ja) 水洗大便器
JP6344543B2 (ja) 水洗大便器
JP6071112B2 (ja) 水洗大便器
JP6332606B2 (ja) 水洗大便器
JP2015196959A (ja) 水洗大便器
JP2009097172A (ja) 水洗便器
JP5936169B2 (ja) 水洗大便器
JP6338196B2 (ja) 水洗大便器
JP6068417B2 (ja) 水洗式便器
JP2008274679A (ja) サイホンゼット便器
JP6194570B2 (ja) 水洗大便器
JP2024028564A (ja) 水洗大便器
JP2015124598A5 (ja)
JP6238011B2 (ja) 水洗大便器
JP2020007908A (ja) 水洗大便器
JP6341359B2 (ja) 水洗大便器
JP5979595B2 (ja) 水洗大便器
JP5835549B2 (ja) 洗い落し式汚物排出装置
JP2014047561A (ja) 水洗大便器
JP2005213883A (ja) 水洗便器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160404

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6061065

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150