JP2014005594A - 水洗式大便器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の水洗大便器は、汚物受け面と、便器の上縁部までその内周面がほぼ鉛直方向に形成されたリム部と、棚部と、を備えたボウル部と、排水路と、ボウル部の棚部上の第一吐水口部と、第一吐水口部から吐水される洗浄水の旋回方向と同一方向に洗浄水を吐水する第二吐水口部と、第一吐水口部及び第二吐水口部に洗浄水を供給する導水路と、を有し、第一吐水口部には導水路の断面積より小さい断面積で所定長さ延びて形成された第一整流流路が形成され、第二吐水口部には導水路の断面積より小さい断面積で所定長さ延びて形成された第二整流流路が形成されている。
【選択図】図1
Description
このように構成された本発明においては、第一吐水口部には導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第一整流流路が形成され、第二吐水口部には導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第二整流流路が形成されているので、導水路から第一吐水口部及び第二吐水口部に流入した洗浄水は、それぞれ、第一整流流路及び第二整流流路により整流される。その結果、本発明によれば、第一吐水口部及び第二吐水口部からは、それぞれ、整流された洗浄水が吐水されるので、リム部が上縁部までその内周面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたものであっても、洗浄水がリム部を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
このように構成された本発明においては、第一吐水口部及び第二吐水口部のそれぞれの断面が縦方向に長い矩形形状に形成されているので、第一吐水口部及び第二吐水口部から吐水された洗浄水は、それぞれ、整流された状態で、棚部上で且つリム部の内周面に沿って旋回するので、洗浄水がリム部を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
このように構成された本発明においては、先ず、第一吐水口部の第一整流流路のボウル部内側壁部が、棚部上で且つボウル部内側に突出して形成されているので、第二吐水口部から吐水された洗浄水が、棚部上を旋回し、第一吐水口部近傍に達したとき、第一吐水口部のボウル部内側壁部の内周面に沿ってガイドされるので、第一吐水口部から吐水された洗浄水と激しく衝突することを抑えることができる。さらに、第二吐水口部の第二整流流路のボウル部内側壁部が、棚部上で且つボウル部内側に突出して形成されているので、第一吐水口部から吐水された洗浄水が、棚部上を旋回し、第二吐水口部近傍に達したとき、第二吐水口部のボウル部内側壁部の内周面に沿ってガイドされるので、第二吐水口部から吐水された洗浄水と激しく衝突することを抑えることができる。この結果、本発明によれば、第一及び第二の吐水口部において、洗浄水が衝突して便器外に水飛びすることを防止することができる。
このように構成された本発明においては、第一吐水口部から吐水された洗浄水は、第二吐水口部近傍に達したとき、ボウル部内側壁部に沿って棚部の内側端近傍までガイドされ、汚物受け面に向かって流下し、さらに、第二吐水口部から吐水された洗浄水は、第一吐水口部近傍に達したとき、ボウル部内側壁部に沿って棚部の内側端近傍までガイドされ、汚物受け面に向かって流下するので、第一吐水口部及び第二吐水部において、洗浄水の流れが激しく衝突することを抑えることができるので、洗浄水が便器外に水飛びすることを防止することができる。
このように構成された本発明においては、第一吐水口部の第一整流流路及び第二吐水口部の第二整流流路が、15mm〜25mmの長さに形成されているので、洗浄水を十分に整流することができ、且つボウル部の全周において、リム部の内周壁面の曲率半径が比較的大きい部分を多くすることができるため、水飛びを防止することができる。
このように構成された本発明においては、第一吐水口部及び第二吐水口部の断面形状が縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成され、第一吐水口部から吐水された洗浄水及び第二吐水口部から吐水された洗浄水は、それぞれ、整流された状態で縦方向のリム部の鉛直方向の内周壁面により沿わされて旋回されるので、便器の上縁部までその内周壁面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたリム部を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態による水洗大便器の平面図であり、図2は、図1のII−II線に沿って見た側面断面図であり、図3は、図1のIII−III線に沿って見た側面断面図であり、図4は、図1のIV−IV線に沿って見た断面図である。
リム部12は、汚物受け面10の上部に形成され、棚部14の外周端から便器本体2の上縁部までほぼ鉛直方向に立ち上がるように立壁状に形成された内周面12aを備えている。従って、従来のリム部の頂部がボウル部の内側に向かってオーバーハングするオーバーハング形状のリム部と比べると、本実施形態の水洗大便器1のリム部12ではボウル部4内からの水飛び及び水跳ねがリム部12を外側に飛び越えやすくなっている。
また、ボウル部4下方には、溜水部16が形成されている。この溜水部16の溜水面W0の上方のボウル部4の汚物受け面10の前方から見て左側の側面には、導水路6から供給される洗浄水を吐水するゼット吐水口18が形成されており、このゼット吐水口18から吐水される洗浄水により、溜水部16の溜水を上下方向に旋回させるようになっている。この溜水部16の下方には、上述した排水トラップ管路8の入口8aが開口し、排水トラップ管路8の下降路8bの下端は排水ソケット(図示せず)を介して床下の排出管(図示せず)に接続されている。
図5は、図1のV−V線に沿って見た部分断面図であり、図6は、図1のVI−VI線に沿って見た部分断面図である。
第一吐水口部20の第一整流流路ボウル部内側壁部20aは、ボウル部4の棚部14からほぼ鉛直上方に立ち上がるように形成された立壁を形成し、自身の後方端がリム部12の内周面12aの曲面に滑らかに連続するように接続され、自身の前方端がボウル部4内側の棚部14の内側端14a近傍まで、棚部14上を斜めに横断しながらリム部12の内周面12aの曲率半径よりも比較的に小さい曲率半径を有する弧を描くように延ばされている。
第一吐水口部20の第一整流流路上壁20bは、便器本体2の上縁部2aよりも少し低い位置において、ほぼ水平な平面状に形成され、ボウル部4の外周側においてリム部12の内周面12aに接続され、ボウル部4の内周側において第一整流流路ボウル部内側壁部20aの頂部に接続されている。
第一吐水口部20の第一吐水口20cは、その縦断面の形状が縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成され、第一吐水口20cの縦方向に長い矩形形状の1辺をリム部12の内周面12aが形成しているので、第一吐水口部20の第一吐水口20cより上流側の第一整流流路20d内から第一吐水口20cより下流側まで、洗浄水がリム部12の内周面12a上に沿うように流れる部分が比較的大きくなり、リム部12の 内周面12a上に沿う層状の整った流れを形成しやすくなっている。
さらに、第一吐水口20cは、縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成されているので、第一整流流路ボウル部内側壁部20aがボウル部4内方に向かって出張る部分を小さくして水流の流れを乱すことを抑制することができ、また、洗浄水が第一吐水口20cから吐水される際に横方向に拡散されにくくすることで第一吐水口20c近傍において第一吐水口20cから吐水された洗浄水と第二吐水口22cから吐水された洗浄水が合流して衝突することを抑制することができる。
また、第一整流流路20dは、リム部12の内周面12aに形成された第一内周面開口部12bから洗浄水が流入する第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cまで一定の長さのほぼ直線的な流路を有し、この流路を通過する洗浄水の流れに、第一整流流路20dの指向する 内周面12aに沿う方向に向かう直線的な指向性を持たせることができ、第一吐水口20cから流れ出る洗浄水の横方向の広がりを抑制するようになっている。
このように、第一整流流路20dは、導水路6から流入した洗浄水の流れをまっすぐに整流し、整流された状態の洗浄水を、第一吐水口20cから前方に向かって勢いを持たせて吐水でき、ボウル部4の周回方向の勢いを持たせて旋回させ、洗浄力を高くできるように形成されている。
第一吐水口部20の第一整流流路20dは、導水路6から洗浄水が流入する第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cにかけての全領域における各縦断面の形状を相似形の縦方向に長い矩形形状の矩形形状としているが、この縦方向に長い矩形形状の断面は、第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cにかけての全領域のうちの一部に所定長さにわたって形成されているものでもよく、少なくとも第一吐水口20cから整流された洗浄水が吐水されるために必要な領域に形成されていればよい。
第一整流流路20dは、第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cまでの長さl1が15mm乃至25mmの長さに形成され、また、第一整流流路20dは、導水路6の第一吐水口側導水路6b内の流路断面積と比較して小さい流路断面積を有している。
第二吐水口部22の第二整流流路ボウル部内側壁部22aは、ボウル部4の棚部14からほぼ鉛直上方に立ち上がるように形成された立壁を形成し、自身の後方端がリム部12の内周面12aの曲面に滑らかに連続するように接続され、自身の前方端がボウル部4内側の棚部14の内側端14a近傍まで、棚部14上を斜めに横断しながらリム部12の内周面12aの曲率半径よりも比較的に小さい曲率半径を有する弧を描くように延ばされている。
第二吐水口部22の第二整流流路上壁22bは、便器本体2の上縁部2aよりも少し低い位置において、ほぼ水平な平面状に形成され、ボウル部4の外周側においてリム部12の内周面12aに接続され、ボウル部4の内周側において第二整流流路ボウル部内側壁部22aの頂部に接続されている。
第二吐水口部22の第二吐水口22cは、その縦断面の形状が縦方向に長い矩形形状の矩形形状の断面形状に形成され、第二吐水口22cの縦方向に長い矩形形状の1辺をリム部12の内周面12aが形成しているので、第二吐水口部22の第二吐水口22cより上流側の第二整流流路22d内から第二吐水口22cより下流側まで、洗浄水がリム部12の内周面12a上に沿うようにされる部分が比較的大きくなり、リム部12の内周面12a上に沿う層状の整った流れを形成しやすくなっている。
さらに、第二吐水口22cは、縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成されているので、第二整流流路ボウル部内側壁部22aがボウル部4内方に向かって出張る部分を小さくして水流の流れを乱すことを抑制することができ、また、洗浄水が第二吐水口22cから吐水される際に横方向に拡散されにくくすることで第二吐水口22c近傍において第一吐水口20cから吐水された洗浄水と第二吐水口22cから吐水された洗浄水が合流して衝突することを抑制することができる。
また、第二整流流路22dは、リム部12の内周面12aに形成された第二内周面開口部12cから洗浄水が流入する第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cまで一定の長さのほぼ直線的な流路を有し、この流路を通過する洗浄水の流れに、第二整流流路22dの指向する内周面12aに沿う方向に向かう直線的な指向性を持たせることができ、第二吐水口22cから流れ出る洗浄水の横方向の広がりを抑制するようになっている。
このように、第二整流流路22dは、導水路6から流入した洗浄水の流れをまっすぐに整流し、整流された状態の洗浄水を、第二吐水口22cから前方に向かって勢いを持たせて吐水でき、ボウル部4の周回方向の勢いを持たせて旋回させ、洗浄力を高くできるように形成されている。
第二吐水口部22の第二整流流路22dは、導水路6から洗浄水が流入する第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cにかけての全領域における各縦断面の形状を相似形の縦方向に長い矩形形状としているが、この縦方向に長い矩形形状の断面は、第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cにかけての全領域のうちの一部に所定長さにわたって形成されているものでもよく、少なくとも第二吐水口22cから整流された洗浄水が吐水されるために必要な領域に形成されていればよい。
第二整流流路22dは、第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cまでの長さl2が15mm乃至25mmの長さに形成され、また第二整流流路22dは、導水路6内の第二吐水口側導水路6c内の流路断面積と比較して小さい流路断面積を有している。
本実施形態においては、第一吐水口部20の第一吐水口20cの開口面積と第二吐水口部22の第二吐水口22cの開口面積との大きさの比率は、6:4の開口面積の大きさの比率に設定されている。第二吐水口部22は、第一吐水口部20の開口形状と異なる形状、縦横長さの比率及び開口面積に形成されてもよく、第二整流流路22dの第二整流流路流入部22eから第二吐水口22cまでの長さ及び流路断面積は、第一整流流路20dの第一整流流路流入部20eから第一吐水口20cまでの長さ及び流路断面積と異なるように形成されてもよい。
最初に、便器洗浄のための操作レバー(図示せず)を操作すると、貯水タンク(図示せず)に設けられた排水弁(図示せず)が開き、貯水タンク(図示せず)内の洗浄水が洗浄水給水口(図示せず)より導水路6の入口部6aに流入する。導水路6に流入した洗浄水は、第一吐水口側導水路6bと第二吐水口側導水路6cとゼット吐水口側導水路6dとに分岐されて、第一吐水口側導水路6bから第一吐水口部20に流れ、第二吐水口側導水路6cから第二吐水口部22に流れ、ゼット吐水口側導水路6dからゼット吐水口18に流れる。
第一吐水口側導水路6bから第一吐水口部20に流れる洗浄水は、第一吐水口側導水路6bから第一吐水口側導水路6bの流路の断面積より小さい流路の断面積を有する第一吐水口部20内の第一整流流路20dに流入し、第一整流流路20d内を所定長さ流れることにより流れが整えられて整流される。
第二吐水口側導水路6cから第二吐水口部22に流れる洗浄水は、第二吐水口側導水路6cから第二吐水口側導水路6cの流路の断面積より小さい流路の断面積を有する第二吐水口部22内の第二整流流路22dに流入し、第二整流流路22d内を所定長さ流れることにより流れが整えられて整流される。
第一吐水口部20から吐水された洗浄水は、矢印F1に示すように、整流された状態で、リム部12の内周面12aに沿って、ボウル部4を1周するように旋回し、洗浄水の一部は、矢印F2に示すように、旋回流を形成しながら棚部14から汚物受け面10へと流下し、さらに、洗浄水の一部は、矢印F3に示すように、リム部12の内周面12aに沿って、ボウル部4の棚部14上を1周するように旋回した後に、第二吐水口部22に到達する。第二吐水口部22に到達した洗浄水は、リム部12の内周面12aから第二整流流路ボウル部内側壁部22aの内周面22fに沿ってボウル部4内側の棚部14内側端14a近傍までガイドされ、棚部14内側端14aから汚物受け面10に流下される。
第二吐水口部22近傍では、第二整流流路ボウル部内側壁部22aが、第一吐水口部20から吐水された洗浄水と第二吐水口部22から吐水された洗浄水とを、第二整流流路ボウル部内側壁部22aが突出する方向を境に、それぞれ別々の流線方向に分けてガイドでき、上記洗浄水の水流同士の衝突を抑制させるようになっている。
第二吐水口部22から吐水された洗浄水は、整流された状態で、リム部12の内周面12aに沿って、ボウル部4内を旋回し、洗浄水の一部は、矢印F5に示すように、旋回流を形成しながら棚部14から汚物受け面10へと流下し、さらに、洗浄水の一部は、矢印F4に示すように、リム部12の内周面12aに沿って、第一吐水口部20に到達し、リム部12の内周面12aから第一整流流路ボウル部内側壁部20aの内周面20fに沿ってボウル部4内側の棚部14内側端14a近傍までガイドされ、棚部14内側端14aから汚物受け面10に流下される。
第一吐水口部20近傍では、第一整流流路ボウル部内側壁部20aが、第一吐水口部20から吐水された洗浄水と第二吐水口部22から吐水された洗浄水とを、第一整流流路ボウル部内側壁部20aが突出する方向を境に、それぞれ別々の流線方向に分けてガイドでき、上記洗浄水の水流同士の衝突を抑制させるようになっている。
これらの流れは、ゼット吐水口18から溜水部16に向かって吐水される洗浄水と合流して、排水トラップ管路8の入口8aから効果的に汚物を排出する流れを形成する。洗浄水が汚物を排水トラップ管路8から排出し、貯水タンク(図示せず)内の洗浄水が一定量まで排水されると、操作装置(図示せず)が、排水動作を終了させ、貯水タンク(図示せず)内に洗浄水を給水する動作を行って一連の洗浄動作を終了させる。
また、第一吐水口部20及び第二吐水口部22のそれぞれの断面が縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成されるので、洗浄水が、リム部12の内周面12aの縦方向に沿わされて流出され、この洗浄水の左右方向への拡散が抑制されて、既に旋回している洗浄水の流れとの合流における衝突が抑制でき、洗浄水がリム部12を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
さらに、第一吐水口部20及び第二吐水口部22のそれぞれの断面が縦方向に長い矩形形状の断面形状に形成されるので、第一吐水口部20及び第二吐水口部22のボウル部4の棚部14上の内側方向へ出っ張る大きさを、横方向に長い矩形形状の断面形状において出っ張る大きさと比較して小さくすることができ、吐水されて旋回する洗浄水が第一吐水口部20又は第二吐水口部22に衝突して乱れた状態になることを抑制することができ、洗浄水がリム部12を越えて便器外に水飛びすることを防止することができる。
2 便器本体
2a 上縁部
4 ボウル部
6 導水路
8 排水トラップ管路
10 汚物受け面
12 リム部
12a 内周面
14 棚部
14a 内側端
16 溜水部
18 ゼット吐水口
20 第一吐水口部
20a 第一整流流路ボウル部内側壁部
20b 第一整流流路上壁
20c 第一吐水口
20d 第一整流流路
20e 第一整流流路流入部
22 第二吐水口部
22a 第二整流流路ボウル部内側壁部
22b 第二整流流路上壁
22c 第二吐水口
22d 第二整流流路
22e 第二整流流路流入部
W0 溜水面
a 縦長辺
b 横短辺
c 縦長辺
d 横短辺
F1 矢印
F2 矢印
F3 矢印
F4 矢印
F5 矢印
l1 長さ
l2 長さ
Claims (6)
- 洗浄水源から供給される洗浄水により便器を洗浄して汚物を排出する水洗大便器であって、
ボウル形状の汚物受け面と、この汚物受け面の上部に形成されその内周面がほぼ鉛直方向に立ち上がるように形成されたリム部と、このリム部と上記汚物受け面との間に形成された棚部と、を備えたボウル部と、
このボウル部の下方にその入口が接続され汚物を排出する排水路と、
上記ボウル部の棚部上に洗浄水を吐水して旋回流を形成する第一吐水口部と、この第一吐水口部から吐水される洗浄水の旋回方向と同一方向に洗浄水を吐水する第二吐水口部と、
上記第一吐水口部及び第二吐水口部のそれぞれに洗浄水を供給する導水路と、を有し、
上記第一吐水口部には、上記導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第一整流流路が形成され、上記第二吐水口部には、上記導水路の断面積より小さい断面積で且つ所定長さの第二整流流路が形成されていることを特徴とする水洗大便器。 - 上記第一吐水口部及び上記第二吐水口部は、それぞれの断面が縦方向に長い矩形形状に形成されている請求項1記載の水洗大便器。
- 上記第一吐水口部の第一整流流路は、上記棚部と、上記棚部上で且つ上記ボウル部内側に突出して形成されたボウル部内側壁部と、このボウル部内側壁部の上端と上記リム部の内周面とを結ぶ上壁部と、上記リム部の内周面とにより形成され、
上記第二吐水口部の第二整流流路は、上記棚部と、上記棚部上で且つ上記ボウル部内側に突出して形成されたボウル部内側壁部と、このボウル部内側壁部の上端と上記リム部の内周面とを結ぶ上壁部と、上記リム部の内周面とにより形成されている請求項1又は2記載の水洗大便器。 - 上記第一吐水口部の上記ボウル部内側壁部及び上記第二吐水口部の上記ボウル部内側壁部は、それぞれ、上記棚部の内側端近傍まで突出して形成されている請求項3記載の水洗大便器。
- 上記第一吐水口部の第一整流流路及び上記第二吐水口部の第二整流流路は、15mm〜25mmの長さに形成されている、請求項3又は4記載の水洗大便器。
- 上記第一吐水口部及び上記第二吐水口部は、これらの断面形状の縦の長さと、横の長さとの比率が2:1乃至5:1の長さの比率に形成されている、請求項2記載の水洗大便器。
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