JP2014001881A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】容積制御圧縮機からのオイル吐出量を減らし、高い機器効率を発揮しうる冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】冷凍サイクル装置100は、(i)圧縮室25を有するロータリ圧縮機構3と、(ii)ロータリ圧縮機構3より上方に配置され、ロータリ圧縮機構3を駆動するモータ2と、(iii)内部空間28を有し、ロータリ圧縮機構3及びモータ2を収容している密閉容器1と、を有する容積制御圧縮機101、容積制御経路111、四方弁112(流路切替部)、高圧導入経路114、低圧導入経路116を備えている。負荷が小さいとき、容積制御経路111が低圧導入経路116に接続されるように四方弁112が制御される。負荷が大きいとき、容積制御経路111が高圧導入経路114に接続されるように四方弁112が制御される。高圧導入経路114の他端部114bは、モータ2の下方で内部空間28に開口している。
【選択図】図1
【解決手段】冷凍サイクル装置100は、(i)圧縮室25を有するロータリ圧縮機構3と、(ii)ロータリ圧縮機構3より上方に配置され、ロータリ圧縮機構3を駆動するモータ2と、(iii)内部空間28を有し、ロータリ圧縮機構3及びモータ2を収容している密閉容器1と、を有する容積制御圧縮機101、容積制御経路111、四方弁112(流路切替部)、高圧導入経路114、低圧導入経路116を備えている。負荷が小さいとき、容積制御経路111が低圧導入経路116に接続されるように四方弁112が制御される。負荷が大きいとき、容積制御経路111が高圧導入経路114に接続されるように四方弁112が制御される。高圧導入経路114の他端部114bは、モータ2の下方で内部空間28に開口している。
【選択図】図1
Description
本発明は、冷凍サイクル装置に関する。本発明は、特に、容積制御圧縮機を備えた冷凍サイクル装置に関する。
吸入容積(排除容積)を変更できる容積制御圧縮機は従来から知られている。圧縮機の容積制御技術は、インバータが広く普及する以前に活発に検討されていたが、高性能のインバータが安価に入手できるようになってからというもの、容積制御技術の重要性は一時的に低下していた。昨今、更なる省エネルギー化を推進するために、圧縮機の容積制御技術が再び脚光を浴び始めている。図6を参照して、容積制御技術の一例を紹介する。
図6は、特許文献1に記載された空気調和装置の構成図である。空気調和装置600は、容積制御圧縮機622、四方弁623、室外熱交換器624、膨張手段625、室内熱交換器641、アキュームレータ621、バイパス配管688、流路切替弁690、吸入配管628及び吐出配管630を備えている。容積制御圧縮機622とバイパス配管688との接続部には、バイパス吐出弁(図示省略)が設けられている。
空調負荷が小さいとき、流路切替弁690によってバイパス配管688が吸入配管628に接続される。これにより、吸入冷媒の一部がバイパス配管688を経て吸入配管628に戻され、低容積での運転が可能となる。他方、空調負荷が大きいとき、流路切替弁690によってバイパス配管688が吐出配管630に接続される。このとき、バイパス吐出弁は、吐出圧力の冷媒で閉じられる。
ところで、特許文献1に記載の容積制御を適用した場合でも、冷凍サイクル装置はさらなる性能改善の余地を残している。本開示は、かかる事情に鑑み、冷凍サイクル装置を性能向上させることを目的とする。
すなわち、本開示は、
(i)圧縮室と、前記圧縮室に開口しているバイパス吐出口と、前記バイパス吐出口を開閉するバイパス吐出弁とを有し、前記圧縮室に吸入された冷媒が吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出されることによって吸入容積を変更できるように構成されたロータリ圧縮機構と、(ii)前記ロータリ圧縮機構より上方に配置され、前記ロータリ圧縮機構を駆動するモータと、(iii)オイルを保持するとともに圧縮された冷媒が吐出される内部空間を有し、前記ロータリ圧縮機構及び前記モータを収容している密閉容器と、を有する容積制御圧縮機と、
前記容積制御圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させる膨張機構と、
前記膨張機構で膨張した冷媒を加熱する蒸発器と、
圧縮するべき冷媒を前記蒸発器から前記圧縮室に導く吸入経路と、
前記バイパス吐出口に接続された容積制御経路と、
前記内部空間の圧力及び前記容積制御圧縮機の吸入圧力のいずれかを制御圧力として前記容積制御経路に供給する流路切替部と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記吸入経路に接続された他端部とを有する低圧導入経路と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記内部空間に接続された他端部とを有する高圧導入経路と、
当該冷凍サイクル装置の負荷が小さい場合には、前記容積制御経路が前記低圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御し、前記負荷が大きい場合には、前記容積制御経路が前記高圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御する制御装置と、を備え、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記モータより下方で前記内部空間に開口している、冷凍サイクル装置を提供する。
(i)圧縮室と、前記圧縮室に開口しているバイパス吐出口と、前記バイパス吐出口を開閉するバイパス吐出弁とを有し、前記圧縮室に吸入された冷媒が吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出されることによって吸入容積を変更できるように構成されたロータリ圧縮機構と、(ii)前記ロータリ圧縮機構より上方に配置され、前記ロータリ圧縮機構を駆動するモータと、(iii)オイルを保持するとともに圧縮された冷媒が吐出される内部空間を有し、前記ロータリ圧縮機構及び前記モータを収容している密閉容器と、を有する容積制御圧縮機と、
前記容積制御圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させる膨張機構と、
前記膨張機構で膨張した冷媒を加熱する蒸発器と、
圧縮するべき冷媒を前記蒸発器から前記圧縮室に導く吸入経路と、
前記バイパス吐出口に接続された容積制御経路と、
前記内部空間の圧力及び前記容積制御圧縮機の吸入圧力のいずれかを制御圧力として前記容積制御経路に供給する流路切替部と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記吸入経路に接続された他端部とを有する低圧導入経路と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記内部空間に接続された他端部とを有する高圧導入経路と、
当該冷凍サイクル装置の負荷が小さい場合には、前記容積制御経路が前記低圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御し、前記負荷が大きい場合には、前記容積制御経路が前記高圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御する制御装置と、を備え、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記モータより下方で前記内部空間に開口している、冷凍サイクル装置を提供する。
冷凍サイクル装置の負荷が大きい場合、冷凍サイクル装置は容積制御経路を高圧導入経路に接続した高容積モードで運転される。この場合に、バイパス吐出口からオイルを含んだ冷媒が吐出されてしまうことがある。本開示によれば、高圧導入経路の他端部がモータより下方で内部空間に開口している。そのため、バイパス吐出口から吐出された冷媒にオイルが混ざっていたとしても、モータの回転に起因する旋回流を利用して冷媒とオイルとを分離することができる。また、分離されたオイルは、重力によって下方に落下し内部空間に保持される。これにより、冷媒回路への過剰なオイル吐出を抑制できる。その結果、熱交換器での伝熱が改善し、冷媒が配管を通過する際の圧力損失も低減するため、冷凍サイクル装置の成績係数(COP)が向上する。
図6を参照して説明した容積制御を適用する場合、次のような問題が生ずることが予測される。例えば、バイパス吐出弁の位置が圧縮室の吐出口に近い場合、バイパス吐出弁に作用する圧力(圧縮室の内部圧力)が吐出圧力を超える可能性がある。なぜなら、圧縮室から吐出配管への経路で圧力損失が生じるからである。そのため、圧縮室の内部圧力は、圧力損失に相当する分だけ吐出圧力よりも高い。バイパス吐出弁に作用する圧縮室の内部圧力が吐出圧力を超えると、バイパス吐出弁は閉塞状態を維持できない。
バイパス吐出弁が閉塞状態を維持できない場合、バイパス配管を通じて吐出配管に多量のオイルが流れ込み、冷媒回路を循環するオイル量が増加する。圧縮機から流出した多量のオイルは、熱交換器での伝熱を阻害し、冷媒が配管を通過する際の圧力損失を増加させ、冷凍サイクルの効率の低下を招く。
本開示の第1態様は、
(i)圧縮室と、前記圧縮室に開口しているバイパス吐出口と、前記バイパス吐出口を開閉するバイパス吐出弁とを有し、前記圧縮室に吸入された冷媒が吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出されることによって吸入容積を変更できるように構成されたロータリ圧縮機構と、(ii)前記ロータリ圧縮機構より上方に配置され、前記ロータリ圧縮機構を駆動するモータと、(iii)オイルを保持するとともに圧縮された冷媒が吐出される内部空間を有し、前記ロータリ圧縮機構及び前記モータを収容している密閉容器と、を有する容積制御圧縮機と、
前記容積制御圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させる膨張機構と、
前記膨張機構で膨張した冷媒を加熱する蒸発器と、
圧縮するべき冷媒を前記蒸発器から前記圧縮室に導く吸入経路と、
前記バイパス吐出口に接続された容積制御経路と、
前記内部空間の圧力及び前記容積制御圧縮機の吸入圧力のいずれかを制御圧力として前記容積制御経路に供給する流路切替部と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記吸入経路に接続された他端部とを有する低圧導入経路と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記内部空間に接続された他端部とを有する高圧導入経路と、
当該冷凍サイクル装置の負荷が小さい場合には、前記容積制御経路が前記低圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御し、前記負荷が大きい場合には、前記容積制御経路が前記高圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御する制御装置と、を備え、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記モータより下方で前記内部空間に開口している、冷凍サイクル装置を提供する。
(i)圧縮室と、前記圧縮室に開口しているバイパス吐出口と、前記バイパス吐出口を開閉するバイパス吐出弁とを有し、前記圧縮室に吸入された冷媒が吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出されることによって吸入容積を変更できるように構成されたロータリ圧縮機構と、(ii)前記ロータリ圧縮機構より上方に配置され、前記ロータリ圧縮機構を駆動するモータと、(iii)オイルを保持するとともに圧縮された冷媒が吐出される内部空間を有し、前記ロータリ圧縮機構及び前記モータを収容している密閉容器と、を有する容積制御圧縮機と、
前記容積制御圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させる膨張機構と、
前記膨張機構で膨張した冷媒を加熱する蒸発器と、
圧縮するべき冷媒を前記蒸発器から前記圧縮室に導く吸入経路と、
前記バイパス吐出口に接続された容積制御経路と、
前記内部空間の圧力及び前記容積制御圧縮機の吸入圧力のいずれかを制御圧力として前記容積制御経路に供給する流路切替部と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記吸入経路に接続された他端部とを有する低圧導入経路と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記内部空間に接続された他端部とを有する高圧導入経路と、
当該冷凍サイクル装置の負荷が小さい場合には、前記容積制御経路が前記低圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御し、前記負荷が大きい場合には、前記容積制御経路が前記高圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御する制御装置と、を備え、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記モータより下方で前記内部空間に開口している、冷凍サイクル装置を提供する。
本開示の第2態様は、第1態様に加え、
前記ロータリ圧縮機構が、吸入口及び吐出口をさらに有し、
前記負荷が小さい場合には、前記吸入口から前記圧縮室に吸入された冷媒の一部が前記吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出され、前記吸入口から前記圧縮室に吸入された冷媒の残部が前記圧縮室で圧縮されて前記吐出口を通じて前記圧縮室から吐出される、冷凍サイクル装置を提供する。
前記ロータリ圧縮機構が、吸入口及び吐出口をさらに有し、
前記負荷が小さい場合には、前記吸入口から前記圧縮室に吸入された冷媒の一部が前記吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出され、前記吸入口から前記圧縮室に吸入された冷媒の残部が前記圧縮室で圧縮されて前記吐出口を通じて前記圧縮室から吐出される、冷凍サイクル装置を提供する。
第2態様によれば、第1態様が奏する効果に加えて、不要な圧縮仕事が行われない。
本開示の第3態様は、第1又は第2態様に加え、
前記容積制御圧縮機が、前記ロータリ圧縮機構と前記モータとを接続するシャフトをさらに備え、
前記ロータリ圧縮機構は、前記ロータリ圧縮機構を前記密閉容器に固定し、前記シャフトを支持する軸受部材をさらに有し、
前記内部空間は、前記軸受部材より上方に位置し圧縮された冷媒が吐出される冷媒空間と、前記軸受部材より下方に位置し前記オイルを保持するオイル空間と、を含み、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記モータよりも下方で前記冷媒空間に開口している、冷凍サイクル装置を提供する。
前記容積制御圧縮機が、前記ロータリ圧縮機構と前記モータとを接続するシャフトをさらに備え、
前記ロータリ圧縮機構は、前記ロータリ圧縮機構を前記密閉容器に固定し、前記シャフトを支持する軸受部材をさらに有し、
前記内部空間は、前記軸受部材より上方に位置し圧縮された冷媒が吐出される冷媒空間と、前記軸受部材より下方に位置し前記オイルを保持するオイル空間と、を含み、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記モータよりも下方で前記冷媒空間に開口している、冷凍サイクル装置を提供する。
第3態様によれば、バイパス吐出口から吐出されたオイルを含む冷媒がオイル空間に導かれることはないので、オイル空間に保持されたオイルに、オイルを含む冷媒が導かれることによってオイル空間に保持されたオイルが泡立つことが防止される。
本開示の第4態様は、第1又は第2態様に加え、
前記容積制御圧縮機が、前記ロータリ圧縮機構と前記モータとを接続するシャフトをさらに備え、
前記ロータリ圧縮機構は、前記ロータリ圧縮機構を前記密閉容器に固定し、前記シャフトを支持する軸受部材をさらに有し、
前記内部空間は、前記軸受部材より上方に位置し圧縮された冷媒が吐出される冷媒空間と、前記軸受部材より下方に位置し前記オイルを保持するオイル空間と、を含み、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記オイル空間に開口している、冷凍サイクル装置を提供する。
前記容積制御圧縮機が、前記ロータリ圧縮機構と前記モータとを接続するシャフトをさらに備え、
前記ロータリ圧縮機構は、前記ロータリ圧縮機構を前記密閉容器に固定し、前記シャフトを支持する軸受部材をさらに有し、
前記内部空間は、前記軸受部材より上方に位置し圧縮された冷媒が吐出される冷媒空間と、前記軸受部材より下方に位置し前記オイルを保持するオイル空間と、を含み、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記オイル空間に開口している、冷凍サイクル装置を提供する。
第4態様によれば、バイパス吐出口から吐出されオイル空間に流入したオイルを含む冷媒をモータの回転に起因する旋回流を利用して冷媒とオイルとを分離することができる。また、オイル空間の温度は冷媒空間の温度より低い。これにより、容積制御経路が低圧導入経路に接続されている場合に、バイパス吐出口から吐出された吸入圧力の冷媒が流路切替部で冷媒空間の冷媒から伝わる熱によって加熱される吸入加熱現象が発生しない。その結果、吸入加熱現象によって生じる冷凍サイクル装置の性能低下を防止できる。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照ながら説明する。なお、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
図1に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置100は、容積制御圧縮機101、第1四方弁102、第1熱交換器103、膨張機構104、第2熱交換器105及びアキュームレータ106を備えている。これらの構成要素は、冷媒回路を形成するように流路10a〜10fによって互いに接続されている。流路10a〜10fは、それぞれ、冷媒配管で構成されている。
図1に示すように、本実施形態の冷凍サイクル装置100は、容積制御圧縮機101、第1四方弁102、第1熱交換器103、膨張機構104、第2熱交換器105及びアキュームレータ106を備えている。これらの構成要素は、冷媒回路を形成するように流路10a〜10fによって互いに接続されている。流路10a〜10fは、それぞれ、冷媒配管で構成されている。
第1熱交換器103は、圧縮機101で圧縮された冷媒を冷却する放熱器又は膨張機構104で膨張した冷媒を加熱する蒸発器である。第2熱交換器105は、第1熱交換器103が放熱器のときに蒸発器であり、第1熱交換器103が蒸発器のときに放熱器である。膨張機構104は、放熱器で冷却された冷媒を膨張させる機能を有し、典型的には膨張弁で構成されている。膨張機構104は、冷媒の膨張エネルギーを回収できる容積式の膨張機で構成されていてもよい。
圧縮機101は、密閉型圧縮機であり、密閉容器1、モータ2、ロータリ圧縮機構3及びシャフト4を備えている。モータ2及びロータリ圧縮機構3は、密閉容器1の中に配置されている。ロータリ圧縮機構3は、シャフト4によってモータ2に接続されている。圧縮機101は、シャフト4が鉛直方向に延びた、いわゆる縦置きタイプの圧縮機である。密閉容器1は、オイルを保持するとともに、圧縮された冷媒が吐出される内部空間28を形成している。すなわち、圧縮機101は、いわゆる高圧シェル型の圧縮機である。ロータリ圧縮機構3は、シャフト4の軸受となる上軸受部材6を含む。ロータリ圧縮機構3の上軸受部材6によって密閉容器1に固定されている。内部空間28は、上軸受部材6より上方に位置し、圧縮された冷媒が吐出される冷媒空間28aを含んでいる。また、内部空間28は、上軸受部材6より下方に位置し、オイルをオイル溜りとして保持するためのオイル空間28bを含む。ロータリ圧縮機構3の少なくとも一部は、オイル空間に形成されたオイル溜りに浸されている。これにより、ロータリ圧縮機構3の潤滑が行われる。冷媒空間28a及びオイル空間28bは、上軸受部材6に設けられた貫通孔(図示省略)によって互いに連通している。モータ2は、ロータ2aとステータ2bとを有する。また、モータ2は、ロータリ圧縮機構3の上方に配置されており、オイル空間28bに形成されたオイル溜りの液面より上方に位置している。ロータリ圧縮機構3は、容積式の流体機構であり、冷媒を圧縮するようにモータ2によって動かされる。
図2に示すように、ロータリ圧縮機構3は、吸入口27、吐出口29、圧縮室25、圧縮室25に開口しているバイパス吐出口16及びバイパス吐出口16を開閉するバイパス吐出弁35を備えている。高容積モードで圧縮機101を運転するとき、吸入口27から圧縮室25に吸入された冷媒の全量が圧縮室25で圧縮され、吐出口29を通じて密閉容器1の内部空間28に吐出される。他方、低容積モードで圧縮機101を運転するとき、吸入口27から圧縮室25に吸入された冷媒の一部がバイパス吐出弁35を押し開いてバイパス吐出口16を通じて圧縮室25から吐出される。高容積モードと低容積モードとを切り替えることによって、圧縮機101の吸入容積が変更される。
詳細には、低容積モードで圧縮機101を運転するとき、吸入口27から圧縮室25に吸入された冷媒の一部が吸入圧力を維持しつつ(実質的に圧縮されることなく)、バイパス吐出口16を通じて圧縮室25から吐出される。吸入口27から圧縮室25に吸入された冷媒の残部が圧縮室25で圧縮され、吐出口29を通じて圧縮室25から吐出される。バイパス吐出口16を通じて圧縮室25から吐出された冷媒は、後述するように、吸入経路としての流路10eに戻される。従って、圧縮機101によって不要な圧縮仕事が行われない。
バイパス吐出弁35は、リード36及び弁止め37を含むリード弁で構成されている。リード36及び弁止め37は、ネジ、ボルト等の固定部品38によってシリンダ5に固定されている。バイパス吐出弁35は、リード36の表面と裏面との間の圧力差によって開閉する。本明細書で説明するいくつかの吐出弁は、いずれも、リード弁で構成されうる。
また、ロータリ圧縮機構3は、シリンダ5、ピストン8、ベーン9及びバネ10を備えている。シリンダ5の上部にはシリンダ5を閉じるように上軸受部材6が配置されている。また、シリンダ5の下部にはシリンダ5を閉じるように下軸受部材(図示省略)が配置されている。シャフト4の偏心部4aに嵌め合わされたピストン8がシリンダ5の内部に配置されていることにより、シリンダ5とピストン8との間に圧縮室25が形成されている。モータ2は、ロータ2aがステータ2bとの相互作用により回転することによって、シャフト4を介してピストン8を駆動する。シリンダ5には、ベーン溝24が形成されている。ベーン溝24には、ピストン8の外周面に接する先端を有するベーン9が収納されている。バネ10は、ベーン9をピストン8に向かって押すようにベーン溝24に配置されている。シリンダ5とピストン8との間の圧縮室25はベーン9によって仕切られ、これにより、吸入室25a及び圧縮−吐出室25bが形成されている。圧縮するべき冷媒は、流路10f及び吸入口27を通じて圧縮室25(吸入室25a)に導かれる。圧縮された冷媒は、吐出口29を通じて、圧縮室25(圧縮−吐出室25b)から密閉容器1の内部空間28に導かれる。吐出口29には、図示しない吐出弁が設けられている。なお、ベーン9は、ピストン8に一体化されていてもよい。すなわち、ピストン8及びベーン9がいわゆるスイングピストンで構成されていてもよい。
本実施形態では、低容積モードでの吸入容積が高容積モードでの吸入容積の1/2となるようにバイパス吐出口16の位置が定められている。ただし、バイパス吐出口16の位置は限定されず、低容積モードで必要とされる吸入容積に応じて定められる。また、2以上のバイパス吐出口16が設けられていてもよい。この場合、複数の吸入容積の中から選ばれる1つの吸入容積にて圧縮機101を運転できる。
図1に示すように、流路10aは、圧縮機101で圧縮された冷媒を圧縮機101から放熱器(第1熱交換器103又は第2熱交換器105)に導く吐出経路を形成している。流路10e、アキュームレータ106及び流路10fは、圧縮するべき冷媒を蒸発器(第1熱交換器103又は第2熱交換器105)から圧縮室25に導く吸入経路を形成している。
冷凍サイクル装置100は、さらに、容積制御経路111、第2四方弁112、高圧導入経路114、低圧導入経路116、逆止弁120及び制御装置117を備えている。
容積制御経路111は、圧縮機101のバイパス吐出口16に接続されている。第2四方弁112は、内部空間28の圧力及び圧縮機101の吸入圧力のいずれかを制御圧力として容積制御経路111に供給する流路切替部である。高圧導入経路114は、第2四方弁112に接続された一端部114aと、内部空間28に接続された他端部114bを有する。高圧導入経路114の他端部114bは、モータ2より下方で冷媒空間28aに開口している。低圧導入経路116は、第2四方弁112に接続された一端部116aと、流路10eに接続された他端部116bとを有する。
本実施形態では、1つの接続口が封鎖された第2四方弁112を流路切替部として使用している。しかし、内部空間28の圧力及び圧縮機101の吸入圧力のいずれかを制御圧力として容積制御経路111に供給できる限りにおいて、流路切替部の構造は限定されない。低圧導入経路116の他端部は、アキュームレータ106に接続されていてもよいし、流路10fに接続されていてもよい。
制御装置117は、冷凍サイクル装置100の負荷に応じて圧縮機101の吸入容積が増加又は減少するように第2四方弁112を制御する。具体的に、制御装置117は、負荷が小さい場合には、容積制御経路111が低圧導入経路116に接続されるように第2四方弁112を制御し、負荷が大きい場合には、容積制御経路111が高圧導入経路114に接続されるように第2四方弁112を制御する。制御装置117は、A/D変換回路、入出力回路、演算回路、記憶装置等を含むDSP(Digital Signal Processor)で構成されうる。制御装置117は、圧縮機101のモータ2を制御する駆動回路を含んでいてもよい。
次に、冷凍サイクル装置100の運転を説明する。
圧縮機101のモータ2を始動すると、圧縮機101は、流路10f(吸入経路)を通じて低圧のガス冷媒を吸入し、圧縮する。高圧のガス冷媒は、密閉容器1の内部空間28に吐出され、密閉容器1の内部空間28、流路10a、第1四方弁102及び流路10bを経て、第1熱交換器103(放熱器)へと導かれる。第1熱交換器103において、冷媒は冷却され、凝縮する。高圧の液冷媒は、第1熱交換器103から膨張機構104に導かれ、膨張機構104の働きによって減圧される。気液二相の冷媒は、膨張機構104から第2熱交換器105(蒸発器)に導かれ、第2熱交換器105で加熱され、蒸発する。ガス冷媒は、アキュームレータ106を通じて、圧縮機101に再び吸入される。
圧縮機101は、内部空間28の圧力及び吸入圧力を利用して吸入容積を変更するように構成されている。第2四方弁112が図1に示す状態に維持されているとき、容積制御経路111には内部空間28の圧力が供給される。この場合、バイパス吐出弁35は閉じられるので、圧縮機101は相対的に大きい吸入容積で運転される(高容積モード)。
冷凍サイクル装置100の負荷が減少すると、インバータによって圧縮機101のモータ2の回転数が減らされる。これにより、冷凍サイクル装置100の能力が減少し、効率的な運転が行われる。しかし、負荷がさらに減少すると、モータ2の回転数が下限値に到達し、それ以上の能力追従が困難になる。
より低い能力での運転が必要な場合、制御装置117は、第2四方弁112を図1に示す状態から図3に示す状態へと切り替える。すると、容積制御経路111が高圧導入経路114から切り離され、低圧導入経路116に接続される。その結果、容積制御経路111には圧縮機101の吸入圧力が供給される。バイパス吐出弁35には、圧縮機101の吸入圧力が作用する。この場合、圧縮室25の容積減少時に圧縮室25内の冷媒がピストン8によって押しのけられることに伴い、バイパス吐出弁35が開く。バイパス吐出弁35が開いてバイパス吐出口16と圧縮室25とが連通している期間において、圧縮室25に吸入された冷媒は、容積制御経路111、第2四方弁112及び低圧導入経路116を通じて、流路10eに戻される。すなわち、圧縮機101は相対的に小さい吸入容積で運転される(低容積モード)。
圧縮機101の回転数が一定であると仮定すると、低容積モードでの圧縮機101からの冷媒吐出量は、高容積モードでの冷媒吐出量よりも少ない。従って、運転モードを高容積モードと低容積モードとの間で切り替えることによって、能力追従可能な範囲、特に下限値が拡大する。
次に、本実施形態に係る冷凍サイクル装置100を図4に示した冷凍サイクル装置400と対比しつつ、本実施形態の冷凍サイクル装置100の作用及び効果について説明する。
冷凍サイクル装置400は、高圧導入経路114の他端114bが流路10a(吐出経路)に接続されている構成を除いて、冷凍サイクル装置100と同様に構成されている。図4は、高容積モードであるときの冷凍サイクル装置400を示している。
図1又は図4に示す高容積モードにおいて、圧縮機101からの冷媒の吐出圧力と圧縮機101への冷媒の吸入圧力の差が小さい場合を考える。この場合、圧縮室25の冷媒圧縮過程において、ピストン8がバイパス吐出口16を通過する前に圧縮室25の内部圧力が内部空間28の圧力、又は、圧縮機101の吐出圧力に達する可能性がある。さらに、過圧縮現象によって圧縮室25の内部圧力がこれらの圧力を超えると、バイパス吐出弁35が開いて、オイルを含んだ冷媒がバイパス吐出口16から容積制御回路111に流出する。
冷凍サイクル装置400においては、容積制御回路111に流出したオイルを含んだ冷媒が、高圧導入経路114を介して流路10a(吐出流路)に導かれる。そのため、冷媒回路を循環するオイル量が増加する。オイルを含んだ冷媒は冷凍サイクル装置400の熱交換器にも流入する。冷媒に含まれるオイルは、熱交換器の伝熱特性を低下させる。
これに対し、冷凍サイクル装置100の高圧導入経路114の他端部114bはモータ2の下方で冷媒空間28aに開口している。そのため、バイパス吐出口16より流出したオイルを含む冷媒は、密閉容器1の内部空間28に戻る。本実施形態においては、バイパス吐出口16より流出したオイルを含む冷媒は、内部空間28のうち冷媒空間28aに流入する。冷媒空間28aでは、シャフト4に固定されたモータ2の回転運動により冷媒の旋回流が形成されている。これにより、高圧導入経路114から内部空間28に戻ったオイルを含む冷媒は旋回運動を行う。この際に、冷媒とオイルには重力及び旋回運動に起因する遠心力が働く。気体状態である冷媒よりも密度の大きい液体状態のオイルは、旋回流の回転軸(シャフト4の回転軸)から離れる方向及び重力方向に、気体状態である冷媒に対する運動量を有する。これにより、オイルと気体状態の冷媒とが分離される。そのため、圧縮機101から吐出経路10aに吐出された冷媒に含まれるオイルを減少させることができる。このように、冷凍サイクル装置100は、高容積モードにおいて、冷媒回路への過剰なオイル吐出を抑制し、冷凍サイクル装置100の効率を低下させることがなく、高い機器効率を実現できる。
(変形例)
図5に示すように、実施形態2に係る冷凍サイクル装置300は、高圧導入経路114の他端114bが、オイル空間28bに開口している点で実施形態1と相違する。実施形態2の実施形態1と共通する部分には実施形態1と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図5に示すように、実施形態2に係る冷凍サイクル装置300は、高圧導入経路114の他端114bが、オイル空間28bに開口している点で実施形態1と相違する。実施形態2の実施形態1と共通する部分には実施形態1と同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
図5は、高容積モードで運転される場合の冷凍サイクル装置300を示している。冷凍サイクル装置300も、冷凍サイクル装置100と同様の理由で、オイルを含んだ冷媒がバイパス吐出口16から容積制御回路111に流出する可能性がある。冷凍サイクル装置300においては、容積制御回路111に流出したオイルを含んだ冷媒は、オイル空間28bに流入する。オイル空間28bは冷媒空間28aと連通している。オイル空間28bに流入したオイルを含んだ冷媒は気体状態であるので、オイル空間28bに流入したオイルを含んだ冷媒は、オイル空間28bを上昇し、冷媒空間28aへ流入する。冷媒空間28aに流入したオイルを含んだ冷媒は、実施形態1と同様に旋回運動に起因する遠心力及び重力の作用を受けて、液体状態のオイルと気体状態の冷媒に分離される。
そのため、圧縮機101から吐出経路10aに吐出された冷媒に含まれるオイルを減少させることができる。これにより、高容積モードにおいて、冷凍サイクル装置300は、冷媒回路への過剰なオイル吐出を抑制し、冷凍サイクル装置300の効率を低下させることがなく、高い機器効率を実現できる。
本発明の冷凍サイクル装置は、空調機、冷凍機、暖房機、給湯機等に有用である。
1 密閉容器
2 モータ
3 ロータリ圧縮機構
4 シャフト
5 シリンダ
6 上軸受部材
8 ピストン
10a〜10f 流路(吸入経路、吐出経路)
16 バイパス吐出口
25 圧縮室
27 吸入口
28 内部空間
28a 冷媒空間
28b オイル空間
29 吐出口
35 バイパス吐出弁
100,300,400,600 冷凍サイクル装置
101 圧縮機
103 第1熱交換器
104 膨張機構
105 第2熱交換器
112 第2四方弁(流路切替部)
101 容積制御圧縮機
111 容積制御経路
114 高圧導入経路
114a 高圧導入経路の一端部
114b 高圧導入経路の他端部
116 低圧導入経路
116a 低圧導入経路の一端部
116b 低圧導入経路の他端部
117 制御装置
2 モータ
3 ロータリ圧縮機構
4 シャフト
5 シリンダ
6 上軸受部材
8 ピストン
10a〜10f 流路(吸入経路、吐出経路)
16 バイパス吐出口
25 圧縮室
27 吸入口
28 内部空間
28a 冷媒空間
28b オイル空間
29 吐出口
35 バイパス吐出弁
100,300,400,600 冷凍サイクル装置
101 圧縮機
103 第1熱交換器
104 膨張機構
105 第2熱交換器
112 第2四方弁(流路切替部)
101 容積制御圧縮機
111 容積制御経路
114 高圧導入経路
114a 高圧導入経路の一端部
114b 高圧導入経路の他端部
116 低圧導入経路
116a 低圧導入経路の一端部
116b 低圧導入経路の他端部
117 制御装置
Claims (4)
- (i)圧縮室と、前記圧縮室に開口しているバイパス吐出口と、前記バイパス吐出口を開閉するバイパス吐出弁とを有し、前記圧縮室に吸入された冷媒が吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出されることによって吸入容積を変更できるように構成されたロータリ圧縮機構と、(ii)前記ロータリ圧縮機構より上方に配置され、前記ロータリ圧縮機構を駆動するモータと、(iii)オイルを保持するとともに圧縮された冷媒が吐出される内部空間を有し、前記ロータリ圧縮機構及び前記モータを収容している密閉容器と、を有する容積制御圧縮機と、
前記容積制御圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させる膨張機構と、
前記膨張機構で膨張した冷媒を加熱する蒸発器と、
圧縮するべき冷媒を前記蒸発器から前記圧縮室に導く吸入経路と、
前記バイパス吐出口に接続された容積制御経路と、
前記内部空間の圧力及び前記容積制御圧縮機の吸入圧力のいずれかを制御圧力として前記容積制御経路に供給する流路切替部と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記吸入経路に接続された他端部とを有する低圧導入経路と、
前記流路切替部に接続された一端部と、前記内部空間に接続された他端部とを有する高圧導入経路と、
当該冷凍サイクル装置の負荷が小さい場合には、前記容積制御経路が前記低圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御し、前記負荷が大きい場合には、前記容積制御経路が前記高圧導入経路に接続されるように前記流路切替部を制御する制御装置と、を備え、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記モータより下方で前記内部空間に開口している、冷凍サイクル装置。 - 前記ロータリ圧縮機構が、吸入口及び吐出口をさらに有し、
前記負荷が小さい場合には、前記吸入口から前記圧縮室に吸入された冷媒の一部が前記吸入圧力を維持しつつ前記バイパス吐出口を通じて前記圧縮室から吐出され、前記吸入口から前記圧縮室に吸入された冷媒の残部が前記圧縮室で圧縮されて前記吐出口を通じて前記圧縮室から吐出される、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記容積制御圧縮機が、前記ロータリ圧縮機構と前記モータとを接続するシャフトをさらに備え、
前記ロータリ圧縮機構は、前記ロータリ圧縮機構を前記密閉容器に固定し、前記シャフトを支持する軸受部材をさらに有し、
前記内部空間は、前記軸受部材より上方に位置し圧縮された冷媒が吐出される冷媒空間と、前記軸受部材より下方に位置し前記オイルを保持するオイル空間と、を含み、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記モータよりも下方で前記冷媒空間に開口している、請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。 - 前記容積制御圧縮機が、前記ロータリ圧縮機構と前記モータとを接続するシャフトをさらに備え、
前記ロータリ圧縮機構は、前記ロータリ圧縮機構を前記密閉容器に固定し、前記シャフトを支持する軸受部材をさらに有し、
前記内部空間は、前記軸受部材より上方に位置し圧縮された冷媒が吐出される冷媒空間と、前記軸受部材より下方に位置し前記オイルを保持するオイル空間と、を含み、
前記高圧導入経路の前記他端部が前記オイル空間に開口している、請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
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JP2012137115A JP2014001881A (ja) | 2012-06-18 | 2012-06-18 | 冷凍サイクル装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN116457574A (zh) * | 2020-12-02 | 2023-07-18 | 三菱电机株式会社 | 压缩机以及制冷循环装置 |
-
2012
- 2012-06-18 JP JP2012137115A patent/JP2014001881A/ja active Pending
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