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JP2013536306A - 単位用量洗剤組成物ならびにその製造方法および使用方法 - Google Patents

単位用量洗剤組成物ならびにその製造方法および使用方法 Download PDF

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JP2013536306A JP2013526105A JP2013526105A JP2013536306A JP 2013536306 A JP2013536306 A JP 2013536306A JP 2013526105 A JP2013526105 A JP 2013526105A JP 2013526105 A JP2013526105 A JP 2013526105A JP 2013536306 A JP2013536306 A JP 2013536306A
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トロイ アール. グラハム
アン イー. ニクソン
パトリック エス. ハーウッド
ナルシス エヌ. トゥーサ
エジソン エイ. オルドネス
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ザ サン プロダクツ コーポレーション
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Abstract

本発明は、単位用量洗剤製品、例えば、水溶性の単室容器、例えばポーチと;少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含む洗浄システムとを含み、かつ任意で1つまたは複数の追加の成分を含む、組成物の形態の単位用量洗剤製品を提供する。本発明は、また、そのような組成物の製造方法、ならびに1つまたは複数の本発明の単位用量製品を食器または洗濯物の洗浄に適した自動洗浄機に投入することにより、汚れた物品(例えば、食器または布地)から1つまたは複数の汚れが除去される有利な条件下で該物品と接触するように洗浄システムが放出される、食器および/または布地(衣類を含む)を洗浄するためのプロセスにおける、そのような組成物の使用方法を提供する。

Description

発明の分野
本発明は、家庭用および産業用洗浄の分野、特に、食器または洗濯物の洗浄への適用である。より具体的には、本発明は、単位用量洗剤製品、例えば、水溶性の単室容器、例えばポーチと;少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含む洗浄システムとを含み、かつ任意で1つまたは複数の追加の成分を含む、組成物の形態の単位用量洗剤製品を提供する。本発明は、また、そのような組成物の製造方法、ならびに1つまたは複数の本発明の単位用量製品を食器または洗濯物の洗浄に適した自動洗浄機に投入することにより、汚れた物品(例えば、食器または布地)から1つまたは複数の汚れが除去される有利な条件下で該物品と接触するように洗浄システムが放出される、食器および/または布地(衣類を含む)を洗浄するためのプロセスにおける、そのような組成物の使用方法を提供する。
単位用量洗剤製品は、自動の食器洗浄および衣類洗浄の適用において使用することが好ましいと消費者によりよく認識されている。そのような単位用量製品は、使用および販売の利便性、使用あたりのより安価な価格、ならびに刺激性となりうる洗浄組成物と皮膚との接触を回避または最小限にするなどのいくつかの利点を有する。
自動食器洗浄の適用において使用することができる単位用量システムは、当技術分野において公知である。例えば、米国特許第7,439,215号(特許文献1)は、1つの区画に含有されている1つの組成物(例えば、粉末状洗剤組成物)および第一の区画から分離されている(そして、そこから切り離されている)第二の区画に含有されている第二の組成物(例えば、液体すすぎ助剤)を有する、多室型の水溶性ポリマーフィルムポーチ中に封入された単位用量自動食器洗浄組成物を開示している。
洗濯作業の洗浄サイクルにおいて布地の洗浄および布地の柔軟化に有益な単位用量システムもまた、当技術分野において公知である。例えば、米国特許第5,972,870号(特許文献2)は、外層に洗剤を含み、そして、内層に柔軟剤、または硬水軟化剤または芳香剤を含むことができる、洗浄用の多層洗濯用タブレットを開示している。他の公知の単位用量システムは、国際公開公報第02/08380号(特許文献3)に開示されているような、第一の区画が洗剤組成物を含有し、かつ第二の区画が布地柔軟化組成物を含有する、二区画を含む。
食器洗浄および/または布地ケアでの使用に適した多区画の水溶性ポーチに含有されている他の単位用量洗浄システムが、例えば、米国特許第3,218,776号(特許文献4);米国特許第4,776,455号(特許文献5);米国特許第6,727,215号(特許文献6);米国特許第6,878,679号(特許文献7);米国特許第7,259,134号(特許文献8);米国特許第7,282,472号(特許文献9);米国特許第7,304,025号(特許文献10);米国特許第7,329,441号(特許文献11);米国特許第7,439,215号(特許文献1);米国特許第7,464,519号(特許文献12);および米国特許第7,595,290号(特許文献13)に開示されており、これらの開示は、参照によりこれらの全体が本明細書に組み入れられる。
しかし、上述したような多区画システムの使用は、いくつかの欠点を有する。第一に、多区画のポーチを製造する必要性(製造過程で区画の各々は他の区画から切り離されている必要がある)は、単位用量製品を製造するコストおよび困難さを高め、これは、しばしば消費者への製品コストを高めることになる。さらに、多区画のポーチは、使用の際に機能的な不具合をより起こし易い。それは、食器または布地を洗浄する本来の目的を実行するために、容器内に含有されている洗剤組成物が放出されるように、少なくとも2つの区画が水性洗浄液中で分解されなければならないからである。
単位用量システムで認められる別の共通の問題は、特に、ポーチまたは容器を製造するために水溶性ポリマーフィルムを用いる場合、少なくとも1つの相で水性である洗剤組成物を保持するためのポーチを製造する目的で水溶性フィルムを使用したときに生じる調合/適合性の課題である。さらに、ほとんどの単位用量組成物において使用されるようなより圧縮された調合物一回分を使用する場合に得ることがより困難になる傾向がある組成物の性能目標を、達成することがしばしば困難となる。最後に、単位用量洗剤製品を製造する際の別の課題は、見た目の審美的問題、すなわち、魅力的な独立型の一回分を製造する必要性である。うまく機能し、良好な適合性を有し、かつ、また消費者にとって見た目がよい製品を製造すること全てが課題である。
従って、最適な性能を有し、経済的に製造され、かつ消費者にとって見た目も美しい単一区画の単位用量洗剤組成物を製造することが有利であろう。本発明は、そのような組成物ならびにそのような組成物の製造および使用方法を提供する。
米国特許第7,439,215号 米国特許第5,972,870号 国際公開公報第02/08380号 米国特許第3,218,776号 米国特許第4,776,455号 米国特許第6,727,215号 米国特許第6,878,679号 米国特許第7,259,134号 米国特許第7,282,472号 米国特許第7,304,025号 米国特許第7,329,441号 米国特許第7,464,519号 米国特許第7,595,290号
発明の簡単な概要
本発明は、単位用量洗剤製品、例えば、水溶性の単室容器、例えばポーチと;少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含む洗浄システムとを含み、かつ任意で1つまたは複数の追加の成分を含む、組成物の形態の単位用量洗剤製品を提供する。本発明は、また、そのような組成物の製造方法、ならびに1つまたは複数の本発明の単位用量製品を食器または洗濯物の洗浄に適した自動洗浄機に投入することにより、汚れた物品(例えば、食器または布地)から1つまたは複数の汚れが除去される有利な条件下で該物品と接触するように洗浄システムが放出される、食器および/または布地(衣類を含む)を洗浄するためのプロセスにおける、そのような組成物の使用方法を提供する。
従って、第一の局面においては、本発明は、水溶性の単室容器と;固体粉末相、固体ゲル相、および液体相からなる群より選択される少なくとも2つの異なる相を含む洗浄システムとを含む、多相単位用量洗剤組成物を提供し、前記洗浄システムは、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、前記少なくとも2つの異なる相は、該相同士の相間で可視的に混ざることがほとんどまたは全くないことを示す。1つのそのような態様においては、単室容器は、水溶性ポリマーまたはフィルム、例えば、ポリビニルアルコール(PVOH)フィルムから製造される成形密封ポーチである。
特定の局面においては、洗浄システムは、粉末相組成物およびゲル相組成物を含むものであり、さらに、少なくとも1つの液体組成物を含んでいてもよい。少なくとも1つの粉末相および少なくとも1つのゲル相を含む態様においては、粉末およびゲルは、そのような組成物中に、90%の粉末/10%のゲル、86%の粉末/14%のゲル、および82%の粉末/18%のゲルから選択される粉末/ゲル比、特に、86%の粉末/14%のゲルの粉末/ゲル比で存在する。少なくとも1つのゲル相を含む態様においては、ゲル相組成物は、約70%〜約80%(好ましくは、約76%)のジプロピレングリコール、約10%〜約20%(好ましくは、約18%)の水、および約1%〜約10%(好ましくは、約5%)のステアリン酸ナトリウムを含む。
本発明の特定のそのような局面によれば、粉末相組成物は、前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつ前記ゲル相組成物は、少なくとも1つのすすぎ助剤ポリマー、少なくとも1つの酵素、漂白システムまたは漂白組成物の活性化に適した少なくとも1つの触媒化合物などを含む。本発明の他のそのような局面においては、粉末相組成物は、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつゲル相組成物は、少なくとも1つの布地コンディショニング化合物または布地コンディショニング組成物を含む。
本発明による使用に適した洗浄性界面活性剤には、例えば、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤が挙げられる。特定の局面においては、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤は、α-スルホ脂肪酸塩またはα-スルホ脂肪酸エステル、例えば、脂肪酸のメチルエステルスルホネート(MES)(例えば、パーム油系MES)である。
本発明の特定の局面によれば、本発明の組成物は、食器から汚れを除去するための自動食器洗浄方法での使用に適するように調合される。
他の関連する局面においては、本発明の組成物は、布地から汚れを除去するための自動洗濯方法での使用に適するように調合される。特定のそのような局面によれば、自動洗濯方法は、洗浄機、ターゴトメーター(tergetometer)、または同等の装置を使用して実施される。
関連する局面においては、本発明は、汚れた食器または汚れた布地から汚れを除去する方法を提供する。
例えば、本発明は、汚れた食器から汚れを除去する方法であって、汚れた食器を少なくとも1つの注入コンパートメントを含む自動食器洗浄機のチャンバー内に入れる段階;少なくとも1つの本発明の単一区画の単位用量組成物を前記注入コンパートメントに入れる段階;および水を前記洗浄機のチャンバー内に投入し、かつ前記食器を、洗浄システムの成分が該食器と接触して該食器から前記汚れを除去するように、該洗浄機のチャンバー内へと該洗浄システムが放出される有利な条件下で、該洗浄機内の水性環境において洗浄する段階を含む、方法を提供する。
別の局面においては、本発明は、汚れた布地から汚れを除去する方法であって、汚れた布地を、例えば、洗浄機またはターゴトメーターまたは同等の装置でありうる自動布地洗濯機のチャンバー内に入れる段階;少なくとも1つの本発明の単一区画の単位用量組成物を前記布地洗浄機内に入れる段階;および水を前記洗浄機のチャンバー内に投入し、かつ前記布地を、洗浄システムの成分が該布地と接触して該布地から前記汚れを除去するように、該洗浄機のチャンバー内へと該洗浄システムが放出される有利な条件下で、該洗浄機内の水性環境において洗浄する段階を含む、方法を提供する。本発明の1つのそのような局面においては、水を前記布地洗浄機のチャンバー内に投入する前に、単一区画の単位用量組成物を該洗浄機のチャンバー内に入れる。別のそのような局面においては、水を前記布地洗浄機のチャンバー内に投入した後に、単一区画の単位用量組成物を該洗浄機のチャンバー内に入れる。
本発明の組成物および方法を使用して、食器または布地から適切に除去される汚れには、油を含有する汚れ、炭水化物を含有する汚れ、タンパク質を含有する汚れ、タンニンを含有する汚れ、および微粒子汚れが挙げられるが、これらに限定されない。
他の局面においては、本発明は、多相単位用量洗剤組成物、例えば、本発明の多相単位用量洗剤組成物を製造する方法を提供する。適切なそのような方法は、例えば、固体粉末相、固体ゲル相、および液体相からなる群より選択される、少なくとも2つの異なる相形態組成物を製造する段階であって、該少なくとも2つの異なる相形態組成物の少なくとも1つが、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含む、段階;単室の水溶性容器を用意する段階;前記少なくとも2つの異なる相が、該相同士の相間で可視的に混ざることがほとんどまたは全くないことを示すように、前記少なくとも2つの異なる相形態組成物を前記容器内に順次積層する段階;ならびに前記容器を密封する段階を含む。本発明の1つのそのような局面によれば、単室容器は、水溶性ポリマーまたはフィルム、例えば、PVOHまたはPVOHフィルムから製造される成形密封ポーチである。特定のそのような局面においては、本発明の方法は、前記少なくとも2つの異なる相形態組成物が下記である、多相単位用量洗剤組成物の製造を可能にする:少なくとも1つの粉末相組成物および少なくとも1つのゲル相組成物(この場合、多相単位用量洗剤組成物は、少なくとも1つの液体組成物をさらに含むことができる);少なくとも1つのゲル相組成物および少なくとも1つの液体組成物;少なくとも1つの粉末相組成物および少なくとも1つの液体組成物;など。粉末相組成物、固体ゲル相組成物、および/または液体相組成物中に適切に含有させることができる成分には、例えば、上述した本発明の組成物のための、本明細書に記載の成分が挙げられる。本発明は、また、そのような方法に従って調製される、食器から汚れ(上述した汚れなど)を除去するための自動食器洗浄方法での使用に適するように、または布地から汚れ(上述した汚れなど)を除去するための自動洗濯方法での使用に適するように調合することができる多相単位用量洗剤組成物を提供する。
本発明の追加の態様および利点は、下記の本発明の説明の部において記載するが、それは、その説明に由来するか、または本発明の実施により理解することができるであろう。本発明の態様および利点は、特に、添付の特許請求の範囲において指摘される要素および組み合わせを用いて実現および達成される。
前述の概要および下記の詳細な説明は共に、単に、例示および説明を目的とするものであって、特許請求された本発明を制限するものではないことを理解すべきである。
図1a、2a、2b、3a、4a、4b、および5aは、それぞれ、本発明の例示的な単位用量洗剤組成物を説明する写真であり、かつ図1b、2c、2d、3b、4c、4d、および5bは、これらの写真を白黒の線で表現した図である。
粉末調合物の上に積層された単一の平坦な積層ゲル調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。 粉末調合物の上に積層された単一の平坦な積層ゲル調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。図1bは、図1aの線画である。 単一の形成/成形された積層ゲルの上に積層された粉末調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。 単一の形成/成形された積層ゲルの上に積層された粉末調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。 単一の形成/成形された積層ゲルの上に積層された粉末調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。図2cは、図2aの線画である。 単一の形成/成形された積層ゲルの上に積層された粉末調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。図2dは、図2bの線画である。 粉末調合物の上に積層された2色の単一の平坦な積層ゲル調合物を含有する、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。 粉末調合物の上に積層された2色の単一の平坦な積層ゲル調合物を含有する、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。図3bは、図3aの線画である。 複数の色(この場合、3色)の形成/成形された積層ゲルの上に積層された粉末調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。図4a:ポーチの上面図。 複数の色(この場合、3色)の形成/成形された積層ゲルの上に積層された粉末調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。図4b:ポーチの側面図。 複数の色(この場合、3色)の形成/成形された積層ゲルの上に積層された粉末調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。 複数の色(この場合、3色)の形成/成形された積層ゲルの上に積層された粉末調合物を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。 平坦なゲルと粉末の複数の層(この場合、2つが交互に積層している)を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。 平坦なゲルと粉末の複数の層(この場合、2つが交互に積層している)を含有し、かつ、粉末層へのゲル層の浸透が最小であるかまたはないことを示す、単一区画に密封されたポリビニルアルコール(PVOH)ポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物。 単一区画内に、順次積層した粉末(白色固体;図6aの最下層)、ゲル(図6aにおいてより明るい固体中間層)および液体(暗い層;図6aの最上層)の調合物を含有する、密封ガラス容器(図6a:上が上部)の写真である。粉末層へのゲルおよび/または液体調合物の浸透が最小であるかまたはないように、調合および積層された粉末層と液体層とを分離するゲル層を使用することにより、単一区画の分離した層中に粉末、ゲル、および液体を含有する、本発明の単一区画の単位用量組成物の製品を示す。 単一区画内に、順次積層した粉末(白色固体;図6bの最上層)、ゲル(図6bにおいてより明るい固体中間層)および液体(暗い層;図6bの最下層)の調合物を含有する、密封ガラス容器(図6b:反転)の写真である。粉末層へのゲルおよび/または液体調合物の浸透が最小であるかまたはないように、調合および積層された粉末層と液体層とを分離するゲル層を使用することにより、単一区画の分離した層中に粉末、ゲル、および液体を含有する、本発明の単一区画の単位用量組成物の製品を示す。 図6aの写真を白黒の線で表現したものである。 図6bの写真を白黒の線で表現したものである。 本発明の組成物で適切に使用される様々な色および形状の組み合わせを示す、単一区画のPVOHポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物の写真である。 本発明の組成物で適切に使用される様々な色および形状の組み合わせを示す、単一区画のPVOHポーチ中の例示的な単位用量洗剤組成物の写真である。 図7aを白黒の線で表現したものである。 図7bを白黒の線で表現したものである。 図8a〜8eは、卵の残留物が付着している金属プレートを、任意の洗剤の非存在下(対照;図8a)、特定の市販されている単位用量食器洗剤組成物の存在下(図8b〜8d)、または本発明の単位用量食器洗剤組成物の存在下(図8e)、家庭用の自動食器洗浄機で洗浄した金属プレートの写真である。
発明の詳細な説明
本明細書において使用される、単数形の用語「1つの(a)」および「その(the)」は、同義語であり、そして、その言い回しおよび/または文章が明らかに他のことを示さない限り、「1つまたは複数」および「少なくとも1つ」と互換的に使用される。
本明細書において使用される、用語「を含む(comprising)」は、を含む(including)、から構成されている、および、からなる、を意味する。この説明において、量、材料の比、材料の物理的性質および/または使用を指す場合の数は全て、他のことを明確に示す以外は、語「約」により修飾されているものとして理解されたい。
概説
本発明は、典型的には、下記のいくつかの構成成分を含む、組成物の形態で製造される単位用量洗剤製品を提供する:水溶性ポリマーから製造される単室容器、例えばポーチ;少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含む洗浄システム;および任意で、1つまたは複数の追加の成分。本発明の特定の局面においては、本組成物は、(b)少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含む粉末洗剤組成物;および(c)自動食器洗浄または洗濯プロセスに有用な1つまたは複数の成分を含むゲル組成物を含有する、(a)単室のポリビニルアルコール(PVOH)フィルムポーチを含むことができる。関連する局面においては、本発明は、また、そのような組成物の製造方法、ならびに1つまたは複数の本発明の単位用量製品を食器または洗濯物の洗浄に適した自動洗浄機に投入することにより、汚れた物品(例えば、食器または布地)から1つまたは複数の汚れが除去される有利な条件下で該物品と接触するように洗浄システムが放出される、食器および/または布地(衣類を含む)を洗浄するためのプロセスにおける、そのような組成物の使用方法を提供する。
概して、本発明の組成物は、少なくとも2つの物質状態(例えば、粉末、ゲルおよび/または液体)の少なくとも2つ(すなわち、2つ、3つ、4つ、5つ、6つなど)の層を、それぞれの状態の物質を当技術分野で公知の多区画組成物中の他の状態の物質を含有する他の区画と切り離されている異なる区画に分離する代わりに、単一区画の水溶性容器(例えば、ポリビニルアルコール(PVOH)などの水溶性ポリマーから製造されるポーチ)中で互いに直接接触させることにより製造される。本明細書においてさらに詳細に記載されているように、これは、粉末を使用し、そして、容器の同じ区画中に存在する該粉末と本質的に混合しないように、分離した層中、室温で、極めて高い粘性を有するゲルと該粉末とを組み合わせることにより実施される。本発明のこの局面によれば、ゲルは、容器(例えば、ポーチ)に充填することができるように加熱したときに液体であり、その融点未満の温度に冷却したときに直ちに凝固しないようなヒステリシスを示す。ゲルを生成するために使用される調合物に強く依存するこの現象は、製造中に表面と接触したとき液体ゲルが凝固することにより、制御温度範囲内で本発明の単位用量組成物の形成プロセスを可能にする。このアプローチにより、調合物の最適化において、多機能の美的感覚および多機能の合理的目標の両方を提供する単位用量洗剤組成物が製造される。また、本明細書において記載されるように、本発明の組成物は、粉末およびゲル、または粉末、ゲルおよび液体の交互に重なった複数の層を有することができるが、但し、粉末および液体を本発明の単位用量組成物の製造において使用するのであれば、ゲル層が粉末層と液体層の間に存在しなければならない。そのような多層組成物の例は、図5aならびに図6aおよび6bに示される。
ゲルの使用、充填および冷却プロセスは、本発明の組成物の作製を成功させるために独特で固有のものである。特定の態様においては、本発明は、少なくとも部分的には、ゲルを形成する液体を、粉末またはキャビティなどの冷却表面に、充填する順番(両方の選択を実施した)に応じて接触したときに、直ちに凝固させることにより、液体および粉末を単一ポーチ中で移行を最小にして組み合わせることができるという事実に依存している。しかし、現実的にゲルを処理するために、ゲルは、凝固する前に使用することができる低い粘性範囲を有する必要がある。それは、凝固すると、最終組成物を製造するために使用される処理機械のポンプ、ノズルなどを詰らせる可能性があるからである。特定の態様においては(例えば、本明細書の実施例において示すように)、ヒステリシスの原理を液体-ゲル調合に適用する -- ゲルは、排出および充填する目的で160°Fにまで融解されうるが、凝固する前に周囲空気および装置によるわずかな冷却に耐えることができるように約140°Fまで凝固しないという点において、凝固点よりも高い融点を有する。理想的には、ゲルは、約145°F〜約155°F、または約149°F〜150°Fで充填される。この温度では、ゲルは、充填の間液体のままであり、典型的に約70°F〜100°Fの温度範囲にある粉末またはキャビティと接触したときに直ちに凝固するので、この温度でゲルは粉末に移行しない。
本発明の単一区画の単位用量組成物を製造するために使用される充填プロセスは、当技術分野において公知の多区画の単位用量製品よりも小さいフィルムを使用する。それは、この単一区画内に複数の物理相の異なる組成物が存在したとしても、フィルムの2つの層(最上部および最下部;中間に何もない)しか、単一区画を製造するための本発明の組成物において使用しないためである。さらに、本発明において使用される容器を製造するために、フィルムの2つの層が密封されるため、製造プロセスは、当技術分野において公知の多区画の単位用量製品を製造するために使用されるものよりも簡単でより経済的である。それは、本発明の組成物を製造するために使用される方法が、当技術分野において公知の多区画の単位用量製品を製造するために必要とされるような、複数の区画を互いに融合するプロセス、またはフィルムによる物理的な仕切りを形成するプロセスを含まないためである。
従って、第一の局面においては、本発明は、水溶性の単室容器と;固体粉末相、固体ゲル相、および液体相からなる群より選択される少なくとも2つの異なる相を含む洗浄システムとを含む、多相単位用量洗剤組成物を提供し、前記洗浄システムは、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、前記少なくとも2つの異なる相は、該相同士の相間で可視的に混ざることがほとんどまたは全くないことを示す。1つのそのような態様においては、単室容器は、水溶性ポリマーまたはフィルム、例えば、ポリビニルアルコール(PVOH)フィルムから製造される成形密封ポーチである。
本明細書において使用される洗浄システム、好ましくは、洗浄システムの粉末成分は、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤(本明細書において、洗剤とも呼ぶ)を含む。本発明の組成物において使用するための洗浄性界面活性剤の適切な種類には、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤などが挙げられるが、これらの例は、当技術分野において公知であり、かつ/または本明細書に記載されている。
特定の局面においては、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤は、スルホ脂肪酸アルキレン塩(本明細書において、α-スルホ脂肪酸エステルとも呼ぶ)、例えば、脂肪酸のメチルエステルスルホネート(MES)(例えば、パーム油系MES)である。そのようなスルホ脂肪酸は、典型的には、カルボン酸をアルカノールでエステル化して、次に、得られたエステルのα位をスルホン化することにより形成される。α-スルホ脂肪酸エステルは、典型的には、下記式(I)で表される:
Figure 2013536306
式中、R1は、直鎖または分岐鎖アルカンであり、R2は、直鎖または分岐鎖アルカンであり、かつR3は、水素、ハロゲン、一価もしくは二価の陽イオン、または非置換もしくは置換アンモニウム陽イオンである。R1は、C10、C12、C14、C16および/またはC18アルカンを含むC4〜C24アルカンでありうる。R2は、メチル基を含むC1〜C8アルカンでありうる。R3は、典型的には、一価または二価の陽イオン、例えば、α-スルホ脂肪酸エステルと水溶性の塩(例えば、ナトリウム、カリウムまたはリチウムなどのアルカリ金属塩)を形成する陽イオンである。式(I)のα-スルホ脂肪酸エステルは、メチルエステルスルホネート、例えば、C16メチルエステルスルホネート、C18メチルエステルスルホネート、またはそれらの混合物でありうる。
さらに典型的には、α-スルホ脂肪酸エステルは、一般的に、下記式(II)で表される塩である:
Figure 2013536306
式中、R1およびR2は、アルカンであり、かつMは、一価の金属である。例えば、R1は、4〜24個の炭素原子を含有するアルカンであることができ、かつ、典型的には、C8、C10、C12、C14、C16および/またはC18アルカンである。R2は、典型的には、1〜8個の炭素原子を含有するアルカンであり、かつ、さらに典型的には、メチル基である。Mは、典型的には、ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属である。式(II)のα-スルホ脂肪酸エステルは、C8-C18メチルエステルスルホン酸ナトリウムなどのメチルエステルスルホン酸ナトリウムでありうる。
一つの態様においては、本組成物は、少なくとも1つのα-スルホ脂肪酸エステルを含む。例えば、α-スルホ脂肪酸エステルは、C10、C12、C14、C16またはC18α-スルホ脂肪酸エステルでありうる。別の態様においては、α-スルホ脂肪酸エステルは、スルホ脂肪酸の混合物を含む。例えば、本組成物は、C10、C12、C14、C16およびC18スルホ脂肪酸などのα-スルホ脂肪酸エステルの混合物を含むことができる。混合物中の様々な鎖長の比率は、α-スルホ脂肪酸エステルの比率に従って選択される。例えば、C16およびC18スルホ脂肪酸(例えば、獣脂および/またはパームステアリンMES由来)は、一般的に、より良好な界面活性剤特性を与えるが、水溶液にはより低可溶性である。C10、C12およびC14α-スルホ脂肪酸エステル(例えば、パーム核油またはヤシ油由来)は、より水溶性であるが、界面活性剤特性がより低い。適切な混合物には、C8、C10、C12および/またはC14α-スルホ脂肪酸エステルとC16および/またはC18α-スルホ脂肪酸エステルとの混合物が挙げられる。例えば、約1〜約99%のC8、C10、C12および/またはC14α-スルホ脂肪酸エステルを、約99〜約1重量%のC16および/またはC18α-スルホ脂肪酸エステルと組み合わせることができる。別の態様においては、混合物は、約1〜約99重量%のC16またはC18α-スルホ脂肪酸エステルと約99〜約1重量%のC16またはC18α-スルホ脂肪酸エステルを含む。さらに別の態様においては、α-スルホ脂肪酸エステルは、約2:1〜約1:3の比を有するC18メチルエステルスルホネートとC16メチルエステルスルホネートの混合物である。
本組成物は、また、所望の界面活性剤特性を提供するために、同時係属中の米国特許第6,683,039号に開示されるように、特定のα-スルホ脂肪酸エステルを濃縮することができる。その出願の開示は、参照により本明細書に組み入れられる。例えば、精製または半精製α-スルホ脂肪酸エステルをα-スルホ脂肪酸エステルの混合物に添加することにより、パーム核(ステアリン)油、パーム核(オレイン)油または牛脂などの天然の供給源から調製されるα-スルホ脂肪酸エステルにおいて、C16および/またはC18α-スルホ脂肪酸エステルを濃縮する。濃縮の適切な比は、C16-C18と他の鎖長α-スルホ脂肪酸エステルで、0.5:1超、約1:1、約1.5:1〜2:1超、最大約5〜約6:1、またはそれ以上の範囲である。濃縮混合物は、また、約50〜約60重量%のC8-C18α-スルホ脂肪酸エステルと約40〜約50重量%のC16α-スルホ脂肪酸エステルを含むことができる。
α-スルホ脂肪酸エステルを調製する方法は、当業者に公知である(例えば、米国特許第5,587,500号;第5,384,422号;第5,382,677号;第5,329,030号;第4,816,188号;および第4,671,900号を参照;これらの開示は、参照により本明細書に組み入れられる)。α-スルホ脂肪酸エステルは、牛脂、パーム核油、パーム核(オレイン)油、パーム核(ステアリン)油、ヤシ油、大豆油、キャノーラ油、コフネヤシ油、ココヤシ(coco)バター、パーム油、白色油脂、綿実油、トウモロコシ油、菜種油、大豆油、黄色油脂、それらの混合物またはそれらの画分を含む様々な供給源から調製することができる。α-スルホ脂肪酸エステルを生成するための他の脂肪酸源には、カプリル酸(C8)、カプリン酸(C10)、ラウリン酸(C12)、ミリスチン酸(C14)、ミリストレイン酸(C14)、パルミチン酸(C16)、パルミトレイン酸(C16)、ステアリン酸(C18)、オレイン酸(C18)、リノール酸(C18)、リノレン酸(C18)、リシノール酸(C18)、アラキジン酸(C20)、ガドレイン酸(C20)、ベヘン酸(C22)およびエルカ酸(C22)の脂肪酸が挙げられる。これらの供給源の1つまたは複数から調製されるα-スルホ脂肪酸エステルは、本発明の範囲内にある。
本発明の組成物は、有効量(すなわち、所望の洗浄および界面活性剤特性を示す量)のα-スルホ脂肪酸エステルを含む。一つの態様においては、有効量は、少なくとも約0.5重量%のα-スルホ脂肪酸エステルである。別の態様においては、有効量は、少なくとも約1重量%のα-スルホ脂肪酸エステルである。別の態様においては、有効量は、少なくとも約5重量%のα-スルホ脂肪酸エステルである。さらに別の態様においては、α-スルホ脂肪酸エステルの有効量は、少なくとも約10重量%、少なくとも約25重量%、または少なくとも約30重量%である。別の態様においては、有効量は、0.5重量%〜30重量%、好ましくは、0.5重量%〜25重量%、または1重量%〜25重量%、または1重量%〜10重量%、または5重量%〜10重量%のα-スルホ脂肪酸エステルである。これらの重量%は、組成物の総重量に基づいている。
本発明の組成物の調製での使用に適した他の洗浄性界面活性剤には、さらなる陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤が挙げられる。適切な非イオン界面活性剤には、一般的に、下記式(III)で表されるポリアルコキシル化アルカノールアミドが挙げられる:
Figure 2013536306
式中、R4は、アルカンまたはヒドロアルカンであり、R5およびR7は、アルカンであり、かつnは、正の整数である。R4は、典型的には、6〜22個の炭素原子を含有するアルカンである。R5は、典型的には、1〜8個の炭素原子を含有するアルカンである。R7は、典型的には、1〜4個の炭素原子を含有するアルカン、さらに典型的には、エチル基である。ポリアルコキシル化度(アルカノールアミド1モル当たりのオキシアルキル基のモル比)は、典型的には、約1〜約100、または約3〜約8、または約5〜約6の範囲である。R6は、水素、アルカン、ヒドロアルカン基またはポリアルコキシル化アルカンでありうる。ポリアルコキシル化アルカノールアミドは、典型的には、ポリアルコキシル化モノ-またはジ-アルカノールアミド、例えば、C16および/またはC18エトキシ化モノアルカノールアミド、またはパーム核油またはヤシ油から調製されるエトキシ化モノアルカノールアミドである。
ポリアルコキシル化アルカノールアミドを製造する方法は、当業者に公知である(例えば、米国特許第6,034,257号および第6,034,257号を参照、これらの開示は、参照により本明細書に組み入れられる)。アルカノールアミドを調製するための脂肪酸源には、牛脂、パーム核(ステアリンまたはオレイン)油、ヤシ油、大豆油、キャノーラ油、コフネヤシ油、パーム油、白色油脂、綿実油、それらの混合物およびそれらの画分が挙げられる。他の供給源には、カプリル酸(C8)、カプリン酸(C10)、ラウリン酸(C12)、ミリスチン酸(C14)、ミリストレイン酸(C14)、パルミチン酸(C16)、パルミトレイン酸(C16)、ステアリン酸(C18)、オレイン酸(C18)、リノール酸(C18)、リノレン酸(C18)、リシノール酸(C18)、アラキジン酸(C20)、ガドレイン酸(C20)、ベヘン酸(C22)およびエルカ酸(C22)の脂肪酸が挙げられる。これらの供給源の1つまたは複数由来のポリアルコキシル化アルカノールアミドは、本発明の範囲内にある。
本組成物は、また、有効量(例えば、所望の界面活性剤特性を示す量)のポリアルコキシル化アルカノールアミドでありうる。いくつかの適用において、本組成物は、約1〜約10重量%のポリアルコキシル化アルカノールアミドを含有する。例えば、本組成物は、少なくとも約1重量%のポリアルコキシル化アルカノールアミドを含むことができる。
他の適切な非イオン界面活性剤には、可溶化基(カルボキシレート、ヒドロキシル、アミドまたはアミノ基など)とエチレンオキシド、プロピレンオキシドまたはその多水和生成物(ポリエチレングリコールなど)などのアルキル化剤との反応生成物である、有機疎水性基および親水性基を含有するものが挙げられる。そのような非イオン界面活性剤には、例えば、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、アルキルポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキルアミン、グリセロール脂肪酸エステル、アルキルグルコサミド、アルキルグルコシド、およびアルキルアミンオキシドが挙げられる。他の適切な界面活性剤には、米国特許第5,945,394号および第6,046,149号に開示されるものが挙げられる(これらの開示は、参照により本明細書に組み入れられる)。別の態様においては、本組成物は、ノニルフェノール非イオン界面活性剤を実質的に含有しない。この文脈において、用語「実質的に含有しない」は、約1重量%未満を意味する。
ポリマー分散剤、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、およびその水溶性の塩(例えば、アルカリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニウム塩)のポリマーおよびコポリマーを、任意で、本組成物中に含めることができる。適切なポリマー分散剤として、さらに、Rohm and Haas Company社から、ACUSOL(登録商標)445(ポリアクリル酸)、ACUSOL(登録商標)445N(ポリアクリル酸ナトリウム塩)、ACUSOL(登録商標)460N(マレイン酸/オレフィンコポリマーナトリウム塩)およびACUSOL(登録商標)820(アクリルコポリマー)という商品名で販売されているものが挙げられる。
一つの態様においては、第二級陰イオン界面活性剤が本組成物中に含まれる。適切な第二級陰イオン界面活性剤には、その分子構造内に長鎖炭化水素疎水性基および親水性基、すなわち、カルボキシレート、スルホネート、サルフェート、またはホスフェート基などの塩を含む水可溶化基を含有する界面活性剤が挙げられる。適切な陰イオン界面活性剤の塩には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム、鉄、アンモニウムおよびアミン塩が挙げられる。他の適切な第二級陰イオン界面活性剤には、その分子構造内に、8〜22個の炭素原子を含有するアルキルまたはアルカリル基、およびスルホン酸または硫酸エステル基を有する有機硫酸反応生成物のアルカリ金属、アンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩が挙げられる。そのような陰イオン界面活性剤の例には、8〜22個の炭素原子のアルキル基を有するアルキルベンゼンスルホネート、8〜22個の炭素原子のアルキル基を有するアルキルエーテルサルフェートの水溶性の塩が挙げられる。他の陰イオン界面活性剤には、ポリエトキシ化硫酸アルコール、例えば、CALFOAM(登録商標)303(Pilot Chemical Company, California)という商品名で販売されているものが挙げられる。他の陰イオン界面活性剤の例は、米国特許第3,976,586号(その開示は、参照により本明細書に組み入れられる)に開示されている。別の態様においては、本組成物は、追加の(第二級)陰イオン界面活性剤を実質的に含有しない。
適切な両性イオン界面活性剤は、第二級および第三級アミンの誘導体、複素環式第二級および第三級アミンの誘導体、または第四級アンモニウム、第四級ホスホニウムもしくは第三級スルホニウム化合物の誘導体、例えば、米国特許第3,929,678号(参照により本明細書に組み入れられる)に開示されるものとして広く記載されている。
他の適切な成分には、有機または無機の洗浄性ビルダーが挙げられる。単独で、または互いに組み合わせて、または有機アルカリ捕捉ビルダーの塩と組み合わせて使用することができる水溶性の無機ビルダーの例は、グリシン、コハク酸アルキルおよびアルケニル、炭酸アルカリ金属、重炭酸アルカリ金属、リン酸塩、ポリリン酸塩およびケイ酸塩である。そのような塩の具体例は、トリポリリン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウム、ピロリン酸ナトリウムおよびピロリン酸カリウムである。単独で、または互いに組み合わせて、または前述の無機アルカリビルダーの塩と組み合わせて使用することができる有機ビルダーの塩の例は、ポリカルボン酸アルカリ金属、水溶性のクエン酸塩、例えば、クエン酸ナトリウムおよびカリウム、酒石酸ナトリウムおよびカリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリウムおよびカリウム、N(2-ヒドロキシエチル)-ニトリロ三酢酸ナトリウムおよびカリウム、N-(2-ヒドロキシエチル)-ニトリロ二酢酸ナトリウムおよびカリウム、オキシジコハク酸ナトリウムおよびカリウムならびに酒石酸モノ-およびジ-コハク酸ナトリウムおよびカリウム、例えば、米国特許第4,663,071号(その開示は、参照により本明細書に組み入れられる)に記載されるものである。
適切な殺生剤には、トリクロサン(5-クロロ-2(2,4-ジクロロ-フェノキシ)フェノール))などが挙げられる。適切な蛍光増白剤には、TINOPAL(登録商標)AMSなどのスチルベン、TINOPAL(登録商標)CBS-Xなどのジスチリルビフェニル誘導体、TINOPAL(登録商標)RA-16などのスチルベン/ナフトトリアゾールブレンド(全てCiba Geigyから販売されている)、オキサゾール誘導体およびクマリン増白剤が挙げられる。
適切な酵素には、当技術分野において公知の酵素、例えば、アミロース分解、タンパク質分解、セルロース分解または脂肪分解型酵素、および米国特許第5,958,864号(その開示は、参照により本明細書に組み入れられる)に列挙される酵素が挙げられる。Novo Nordisk Industries A/SからSAVINASE(登録商標)という商品名で販売されている好ましいプロテアーゼの1つは、バチルス・レンタス(Bacillus lentus)由来のサブチラーゼである。他の適切な酵素には、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼおよびセルラーゼ、例えば、Novo Nordisk Industries A/Sから販売されている、ALCALASE(登録商標)(細菌プロテアーゼ)、EVERLASE(登録商標)(SAVINASE(登録商標)のタンパク質改変変異体)、ESPERASE(登録商標)(細菌プロテアーゼ)、LIPOLASE(登録商標)(真菌リパーゼ)、LIPOLASE ULTRA(LIPOLASEのタンパク質改変変異体)、LIPOPRIME(登録商標)(LIPOLASEのタンパク質改変変異体)、TERMAMYL(登録商標)(細菌アミラーゼ)、BAN(細菌アミラーゼNovo)、CELLUZYME(登録商標)(真菌酵素)およびCAREZYME(登録商標)(単一成分セルラーゼ)が挙げられる。また、本発明の組成物において使用するための適切なものは、これらの製造業者の多くにより製造されているこれらの酵素の2つ以上のブレンド、例えば、プロテアーゼ/リパーゼブレンド、プロテアーゼ/アミラーゼブレンド、プロテアーゼ/アミラーゼ/リパーゼブレンドなどである。
適切な泡安定化剤には、ポリアルコキシル化アルカノールアミド、アミド、アミンオキシド、ベタイン、スルタイン、C8-C18脂肪族アルコールおよび米国特許第5,616,781号(その開示は、参照により本明細書に組み入れられる)に開示されるものが挙げられる。泡安定化剤は、例えば、約1〜約20重量%、典型的には、約3〜約5重量%の量で使用される。本組成物は、脂肪酸アミド界面活性剤などの補助泡安定化界面活性剤をさらに含むことができる。適切な脂肪酸アミドは、C8-C20アルカノールアミド、モノエタノールアミド、ジエタノールアミドおよびイソプロパノールアミドである。
適切な液体担体には、水、水とC1-C4一価アルコール(例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノールおよびそれらの混合物)の混合物などが挙げられる。一つの態様においては、液体担体は、約90重量%〜約25重量%、典型的には、約80重量%〜約50重量%、さらに典型的には、約70重量%〜約60重量%の組成物を含む。他の適切な成分には、希釈剤、染料および香料が挙げられる。希釈剤は、無機塩、例えば、硫酸ナトリウムおよびカリウム、塩化アンモニウム、塩化ナトリウムおよびカリウム、重炭酸ナトリウムなどでありうる。そのような希釈剤は、典型的には、約1重量%〜約10重量%、好ましくは、約2重量%〜約5重量%の濃度で存在する。
染料
食器洗浄および/または洗濯用組成物での使用に適した全ての染料を、本発明において使用することができる。適切なそのような染料には、任意の所望の色、色相または色調でありうる、発色団型、例えば、アゾ、アントラキノン、トリアリールメタン、メチン、キノフタロン、アジン、オキサジン、チアジン(本明細書の他の部分に記載されるものを含む)が挙げられるが、これらに限定されない。適切な染料は、Clariant、Ciba Speciality Chemicals、Dystar、AveciaまたはBayerなどの主な販売業者から入手することができる。
香料
本発明の組成物は、任意で、1つまたは複数の香料または芳香剤を含むことができる。本明細書において使用される、用語「香料」は、その通常の意味で使用され、任意の芳香物質、または天然(植物の花、ハーブ、葉、根、樹皮、木、果樹の花または植物の抽出により得られる)、人工(天然油または油成分の混合物)および合成した臭気物質を含む物質の混合物を指し、そして、これらを含む。典型的には、香料は、アルコール、アルデヒド、エーテル、芳香族化合物などの様々な有機化合物と、様々な量、例えば、0重量%〜80重量%、通常、1重量%〜70重量%の精油(例えば、テルペン)のブレンドの複合混合物であり、精油自体は、揮発性の臭気化合物であり、そして、また香料の他の成分を溶解させるように作用する。適切な香料成分には、Steffen Arctander (1969)により出版されている「Perfume and Flavour Chemicals (Aroma Chemicals)」(参照により本明細書に組み入れられる)に開示されるものが挙げられる。香料は、組成物の約0.1%〜約10%、好ましくは、約0.5%〜約5%(重量)で存在することができる。
他の任意の成分
本組成物は、また、布地処理組成物に従来含有される1つまたは複数の任意の成分、例えば、pH緩衝剤、香料担体、蛍光剤、着色剤、ヒドロトロープ、消泡剤、再付着防止剤、高分子電解質、酵素、蛍光増白剤、真珠光沢剤(pearlescer)、縮み防止剤、しわ防止剤、しみ防止剤、殺菌剤、殺真菌剤、腐食防止剤、ドレープ付与剤、帯電防止剤、アイロン補助剤、結晶成長阻害剤、抗酸化剤、および抗還元剤を含有することができる。適切なそのような成分の例および供給源は、当技術分野において周知であり、かつ/または本明細書に記載されている。
洗浄システム
従って、特定の局面においては、本発明の組成物において使用される洗浄システムは、粉末相組成物およびゲル相組成物を含み、かつ少なくとも1つの液体組成物をさらに含むことができる。2つ以上の物質相または状態(例えば、粉末/ゲル、ゲル/液体、粉末/ゲル/液体など)(所望であれば多相でありうる)の洗浄システムを、水溶性の単一区画容器内に含有させる。用途として、本発明の組成物を、自動食器洗浄機または布地洗浄機に入れ、そこで、通常の洗浄サイクルの間、洗浄機内の水と接触させると、水溶性容器が可溶化されて、容器内に含有されている洗浄システムが放出される。本発明の特定のそのような局面によれば、粉末相組成物は、前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み;かつ、前記ゲル相組成物は、少なくとも1つのすすぎ助剤ポリマー、少なくとも1つの酵素、漂白システムまたは漂白組成物の活性化に適した少なくとも1つの触媒化合物などを含む。本発明の他のそのような局面においては、粉末相組成物は、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつゲル相組成物は、少なくとも1つの布地コンディショニング化合物または布地コンディショニング組成物を含む。本発明の特定の局面によれば、本発明の組成物は、食器から汚れを除去するための自動食器洗浄方法での使用に適するように調合される。他の関連する局面においては、本発明の組成物は、布地から汚れを除去するための自動洗濯方法での使用に適するように調合される。特定のそのような局面によれば、自動洗濯方法は、洗浄機、ターゴトメーター、または同等の装置を使用して実施される。
粉末の製造
本発明の組成物において使用される粉末の調合物は、ソーダ灰(白色または着色されている)、過炭酸ナトリウム、陰イオンおよび/または非イオン界面活性剤、追加の充填剤、例えば、硫酸ナトリウム、ゼオライトなど、そして任意で、酵素、蛍光増白剤、漂白活性化剤、ポリマーなどを性能向上剤として含有する。本発明の組成物での使用に適した典型的な界面活性剤(本明細書において、洗浄性界面活性剤とも呼ぶ)には、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤などが挙げられる。適切なそのような界面活性剤は、本明細書に記載されており、そして、当技術分野において公知であり、例えば、Surface Active Agents, Volumes I and II by Schwartz, Perry and Berch (New York, Interscience Publishers);Nonionic Surfactants, ed. by M. J. Schick (New York, M. Dekker, 1967);およびMcCutcheon's Emulsifiers & Detergents (1989 Annual, M. C. Publishing Co.)(これらの開示は、参照により本明細書に組み入れられる)に記載されるものである。本発明での使用に適した粉末調合物には、炭酸ナトリウム(約15%〜35%、約20%〜35%、約25%〜35%、約30%〜35%または約31%〜32%);塩化ナトリウム(約15%〜35%、約20%〜35%、約25%〜35%、約25%〜30%または約29%〜30%);クエン酸ナトリウム(約5%〜20%、約10%〜20%、約15%〜20%または約15%);アルコールアルコキシレート(約1%〜5%、約1%〜3%、約2%〜3%または約2%〜2.5%);アクリルホモポリマー(約1%〜5%、約2%〜5%、約3%〜5%、約3%〜4%または約3%〜3.5%);ケイ酸ナトリウム(約1%〜5%、約2%〜5%、約3%〜5%、約4%〜5%または約4.5%〜5%);水(他の成分中に吸収された水分)(約2%〜5%、約2%〜4%、約3%〜4%または約3%〜3.5%)、過炭酸ナトリウム(約2.5%〜15%、約5%〜15%、約5%〜10%、約7.5%〜10%、約9%〜10%または約9%)、ベンゾトリアゾール(約0.01%〜0.1%、約0.01%〜0.05%、約0.2%〜0.5%または約0.4%)、硫酸亜鉛(約0.1%〜0.5%、約0.1%〜0.3%、約0.1%〜0.25%または約0.25%)、染料(約0.0001%〜0.001%、約0.0001%〜0.00075%または約0.0006%)、酵素(例えば、プロテアーゼとアミラーゼのブレンド、例えば、Novozymes A/S(Copenhagen, Denmark)またはDanisco/Genencor(Rochester, NY)から市販されている)(約0.5%〜5%、約0.75%〜5%、約1%〜5%、約1%〜2.5%または約1%〜1.5%)、および芳香剤/香料(約0.05%〜0.5%、約0.1%〜0.2%または約0.1%)を含むものが挙げられる。本発明の組成物での使用に適した例示的な粉末調合物には、本明細書の実施例に詳述されているものが挙げられる。
ゲルの製造
本発明の組成物において使用される固体様液体またはゲルの調合物は、ジオール、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールおよびメチルプロピレングリコール;それらの任意の組み合わせ、および任意で、他のジオールまたはトリオールの組み合わせを含有することができる。また、ゲル相は、約8.5〜65.0%、好ましくは、10.0〜20.0%、さらにより好ましくは、18.0〜19.0%の水を含有する。ゲル相は、また、構造を構築するためのステアリン酸ナトリウム(または任意のステアリン酸塩)を含有する。ゲル相は、また、非イオン界面活性剤、再付着防止剤またはすすぎ助剤としてのポリマー、芳香剤、最も好ましくは、美的魅力のための染料を任意で含有する。
固体ゲル(使用される染料の種類に応じて、ゲル中に任意に着色することができる)の1つの例示的な組成物は、約70%〜約80%(例えば、約76.0%)のジプロピレングリコール;約10%〜約20%(例えば、約18.0%)の脱イオン水;約1%〜約10%(例えば、約5.0%)のステアリン酸ナトリウム;および約0.5%〜約5%(例えば、約1.0%)の染料(1%の染料水溶液、すなわち、1%の活性染料+99%の水の形態で加える)である。これにより、18.99%の総含水量が得られる。実際には、例えば、青色、黄色、緑色、橙色、紫色、透明などの様々な色の染料をゲル中で使用することができる。
本発明の組成物での使用に適した他の例示的なゲル調合物は、本明細書の下記の実施例に記載される。本発明での使用に適した液体調合物は、粉末およびゲル組成物のための本明細書に記載の成分の可溶化調合物を含有することができる(水などの溶媒により低い濃度で可溶化している場合を除く)。本明細書において使用される液体調合物での使用に適した他の成分(例えば、すすぎ助剤、漂白剤、酵素、漂白システムを活性化するための触媒など)は、当技術分野において周知であり、当業者によく知られている。
ゲルを製造するために、加熱が必要である。加熱の範囲は、ジプロピレングリコール、水およびステアリン酸ナトリウムの濃度に依存する。調合物を加熱する温度は、ステアリン酸ナトリウムを溶融させるために十分に高くなければならないが、水を蒸発させるほど高い必要はない。このように、組成物が変化するとその物理的性質が変化すると考えられる。理想的には、ゲルは、華氏160〜170度、最も好ましくは、華氏約162〜164度の温度で液体として製造される。固体ゲルは、華氏約140度の温度で生成する。本発明の組成物を製造するために、本明細書、特に下記の実施例1に記載されるようなゲルの融点および凝固点が不可欠である。
本発明の組成物により提供される洗浄の大部分は、食器洗浄適用または布地洗濯適用のどちらに使用されようが、組成物の大部分を形成する粉末相からもたらされる。各容器(例えば、ポーチ)内の粉末とゲルの比は、美的感覚に応じて変更することができる;しかし、十分な洗浄を提供するために十分な粉末が必要である。ポーチの組成物は、組成物全体の100%に対して、約50%〜約95%の粉末および約5%〜約50%のゲルの範囲でありうる。好ましくは、理想的な洗浄および美的バランスのために、組成物全体の100%に対して、粉末は、約70%〜約90%の比率で含有され、ゲルは、約10%〜約30%の比率で含有される。特に好ましいのは、約90%の粉末:約10%のゲル、約89%の粉末:約11%のゲル、約88%の粉末:約12%のゲル、約87%の粉末:約13%のゲル、約86%の粉末:約14%のゲル、および約82%の粉末:約18%のゲルから選択される粉末/ゲル比の組成物である。特定のそのような好ましい態様においては、粉末/ゲル比は、約86%の粉末:約14%のゲル;約87%の粉末:約13%のゲル;約88%の粉末:約12%のゲル;約89%の粉末:約11%のゲル;または約88.89%の粉末:約11.11%のゲル(すなわち、約16部の粉末:約2部のゲルの比率)である。本発明の組成物の調製において適切に使用される他の好ましい粉末/ゲル比は、本明細書における開示、特に、下記の実施例から明らかである。
水溶性容器
本発明の組成物において使用される水溶性容器は、水と接触させたとき溶解、破壊、分散または崩壊し、それにより、容器内に含有される組成物または洗浄システムを放出する水溶性材料から製造される。好ましくは、単室または単一区画に密封された水溶性容器は、ポーチの形態であることができ、水溶性ポリマーから製造される。適切なそのような水溶性ポリマーの非限定例には、ポリビニルアルコール、セルロースエーテル、ポリエチレンオキシド、デンプン、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリル、ポリビニルメチルエーテル-マレイン酸無水物、ポリマレイン酸無水物、スチレンマレイン酸無水物、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリル酸塩、アルジネート、アクリルアミドコポリマー、グアーガム、カゼイン、エチレン-マレイン酸無水物樹脂、ポリエチレンイミン、エチルヒドロキシエチルセルロース、エチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、およびそれらの混合物が挙げられる。一つの態様においては、水溶性容器は、低分子量の水溶性のポリビニルアルコールフィルム形成樹脂から製造される。
ポーチを製造するための好ましい水溶性ポリマーは、MONOSOL(登録商標)(MonoSol LLC, Indiana)という商品名で販売されているポリビニルアルコール(PVOH)樹脂である。好ましいグレードは、約55,000〜65,000の重量平均分子量範囲および約27,000〜33,000の数平均分子量範囲を有するMONOSOL(登録商標)フィルムである。好ましくは、フィルム材料は、約3ミリまたは75マイクロメーターの厚さを有する。あるいは、市販グレードのPVOHフィルム、例えば、Monosol(Merrillville, IN)から市販されているもの(例えば、Monosol film M8630)、またはAicello(Aiichi, Japan; North American subsidiary in North Vancouver, BC, Canada)から市販されているもの(例えば、Aicello fil PT75)が本発明での使用に適している。
いくつかの態様においては、水溶性容器は架橋剤をさらに含む。いくつかの態様においては、架橋剤は、ホルムアルデヒド、ポリエステル、エポキシド、イソシアネート、ビニルエステル、ウレタン、ポリイミド、ヒドロキシル基、カルボキシル基、イソシアネート基または活性化エステル基を有するアクリル、ビス(メタクリルオキシプロピル)テトラメチルシロキサン(スチレン、メチルメタクリレート)、n-ジアゾピルベート、フェニルボロン酸、シスプラチン、ジビニルベンゼン(スチレン、二重結合)、ポリアミド、ジアルデヒド、シアヌル酸トリアリル、N-(2-エタンスルホニルエチル)ピリジニウムハロゲン化物、テトラアルキルチタネート、チタネート、ボレート、ジルコネート、またはそれらの混合物からなる群より選択される。一つの態様においては、架橋剤は、ホウ酸またはホウ酸ナトリウムである。
さらなる態様においては、水溶性容器またはそれを製造するフィルムは、1つまたは複数の追加の成分、薬剤または特徴、例えば、1つまたは複数の香料または芳香剤、1つまたは複数の酵素、1つまたは複数の界面活性剤、1つまたは複数のすすぎ剤、1つまたは複数の染料、1つまたは複数の機能的または審美的粒子(aesthetic particle)などを含有することができる。そのような成分、薬剤または特徴は、フィルム製造分野において公知の方法を使用して、製造時にフィルム内またはフィルム上に組み込んでもよく、または本発明の洗浄組成物の製造プロセスの間にフィルム上に導入することが都合がよい。
いくつかの態様においては、水溶性容器は、ポーチ中のフィルムポリマーと組成物との間に保護層を含む。いくつかの態様においては、保護層は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を含む。
単位用量組成物の製造
本発明の組成物において使用される単一区画の水溶性容器(例えば、ポーチ)は、任意の所望の形状およびサイズであってもよく、任意の適切な方法、例えば、成形、鋳造、押し出しまたは吹き込み形成により調製することができ、そして、次に、自動充填プロセスを使用して充填する。本発明での使用に適した水溶性容器を製造および充填するためのプロセスの例は、米国特許第3,218,776号;第3,453,779号;第4,776,455号;第5,699,653号;第5,722,217号;第6,037,319号;第6,727,215号;第6,878,679号;第7,259,134号;第7,282,472号;第7,304,025号;第7,329,441号;第7,439,215号;第7,464,519号;および第7,595,290号(その全ての開示は、参照によりそれらの全体が本明細書に組み入れられる)に記載されている。好ましい態様においては、ポーチは、米国特許第3,218,776号および第4,776,455号に記載のキャビティ充填アプローチを使用して充填される;このプロセスを実施するために必要な機械は、例えば、Cloud Packaging Solutions(Des Plaines, IL; a division of Ryt-way Industries, LLC, Lakeville, MN)から市販されている。
ゲルの使用、充填および冷却プロセスは、本発明の組成物の作製を成功させるために独特で固有のものである。特定の態様においては、本発明は、少なくとも部分的には、ゲルを形成する液体を、粉末またはキャビティなどの冷却表面に、充填する順番(両方の選択を実施した)に応じて接触したときに、直ちに凝固させることにより、液体および粉末を単一ポーチ中で移行を最小にして組み合わせることができるという事実に依存している。実際に、ゲル相が成形または形成される場合(例えば、図2aおよび2bならびに4aおよび4bを参照)、最初に、ゲルを、ポーチ/容器材料(PVOHフィルムなど)を含有する成形または形成された型/キャビティに充填して、固体形態まで冷却させ、そして、次に、粉末を同じ容器に充填する。あるいは、ゲル相が平坦層中に存在する場合、または複数のゲルおよび粉末(および任意で、液体)層がポーチまたは容器中に存在する場合、最初に粉末を充填し、ゲル層を粉末層上に加えることができる。液体層がポーチまたは容器内に含有される場合、液体層は、液体層と粉末層とを分離するための少なくとも1つの不可欠なゲル固体層により、ポーチまたは容器中に存在する任意の粉末層から分離されていなければならないことが重要である(例えば、図6aおよび6bを参照)。
現実的にゲルを処理するために、ゲルは、凝固する前に使用することができる低い粘性範囲を有する必要がある。それは、凝固すると、最終組成物を製造するために使用される処理機械のポンプ、ノズルなどを詰らせる可能性があるからである。従って、特定の態様においては(例えば、本明細書の実施例において示すように)、ヒステリシスの原理を液体ゲル調合に適用する -- ゲルは、排出および充填する目的で160°Fにまで融解されうるが、凝固する前に周囲空気および装置によるわずかな冷却に耐えることができるように約140°Fまで凝固しないという点において、凝固点よりも高い融点を有する。理想的には、ゲルは、約145°F〜約155°F、または約149°F〜150°Fで充填される。この温度では、ゲルは、充填の間液体のままであり、典型的に約70°F〜100°Fの温度範囲にある粉末またはキャビティと接触したときに直ちに凝固するので、この温度でゲルは粉末に移行しない。
複数のノズルおよび/または複数の充填ステーションならびに複数の染料を用いて、様々な形状およびサイズを達成することができる。一色ゲル、二色ゲルおよび三色ゲルの例は、それぞれ、図2a(および2b)、3aおよび4a(および4b)に示される。
また、ゲル組成物の少なくとも1つの層が粉末と液体の間のバリアとして使用される限り、1つまたは複数の液体相を、本発明の組成物中に導入または積層することができる(図6aおよび6bを参照)。
従って、本発明は、多相単位用量洗剤組成物、例えば、本発明の多相単位用量洗剤組成物を製造するための方法を提供する。適切なそのような方法は、例えば、固体粉末相、固体ゲル相、および液体相からなる群より選択される、少なくとも2つの異なる相形態組成物を製造する段階であって、該少なくとも2つの異なる相形態組成物の少なくとも1つが、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含む、段階;単室の水溶性容器を用意する段階;前記少なくとも2つの異なる相が、該相同士の相間で可視的に混ざることがほとんどまたは全くないことを示すように、前記少なくとも2つの異なる相形態組成物を前記容器内に順次積層する段階;および前記容器を密封する段階を含む。特定のそのような局面においては、本発明の方法は、前記少なくとも2つの異なる相形態組成物が下記である、多相単位用量洗剤組成物の製造を可能にする:少なくとも1つの粉末相組成物および少なくとも1つのゲル相組成物(この場合、多相単位用量洗剤組成物は、少なくとも1つの液体組成物をさらに含むことができる);少なくとも1つのゲル相組成物および少なくとも1つの液体組成物;少なくとも1つの粉末相組成物および少なくとも1つの液体組成物;など。粉末相組成物、固体ゲル相組成物および/または液体相組成物中に適切に含有させることができる成分には、例えば、上述した本発明の組成物のための、本明細書に記載の成分が挙げられる。本発明は、また、そのような方法に従って調製される、食器から汚れ(上述した汚れなど)を除去するための自動食器洗浄方法での使用に適するように、または布地から汚れ(上述した汚れなど)を除去するための自動洗濯方法での使用に適するように調合することができる多相単位用量洗剤組成物を提供する。
用途
本発明は、また、汚れた食器または汚れた布地から汚れを除去する方法を提供する。例えば、本発明は、除去方法を提供する。関連する局面においては、本発明は、汚れた食器または汚れた布地から汚れを除去する方法を提供する。
本発明により提供される汚れた食器から汚れを除去する方法は、例えば、汚れた食器を少なくとも1つの注入コンパートメントを含む自動食器洗浄機のチャンバー内に入れる段階;少なくとも1つの本発明の単一区画の単位用量組成物を前記注入コンパートメントに入れる段階;および水を前記洗浄機のチャンバー内に投入し、かつ前記食器を、洗浄システムの成分が該食器と接触して該食器から前記汚れを除去するように、該洗浄機のチャンバー内へと該洗浄システムが放出される有利な条件下で、該洗浄機内の水性環境において洗浄する段階を含む。
別の局面においては、本発明は、汚れた布地から汚れを除去する方法であって、汚れた布地を、例えば、洗浄機またはターゴトメーターまたは同等の装置でありうる自動布地洗濯機のチャンバー内に入れる段階;少なくとも1つの本発明の単一区画の単位用量組成物を前記布地洗浄機内に入れる段階;および水を前記洗浄機のチャンバー内に投入し、かつ前記布地を、洗浄システムの成分が該布地と接触して該布地から前記汚れを除去するように、該洗浄機のチャンバー内へと該洗浄システムが放出される有利な条件下で、該洗浄機内の水性環境において洗浄することを含む方法を提供する。本発明の1つのそのような局面においては、水を前記布地洗浄機のチャンバー内に投入する前に、単一区画の単位用量組成物を該洗浄機のチャンバー内に入れる。別のそのような局面においては、水を前記布地洗浄機のチャンバー内に投入した後に、単一区画の単位用量組成物を該洗浄機のチャンバー内に入れる。
本発明の組成物および方法を使用して、食器または布地から適切に除去される汚れには、油を含有する汚れ、炭水化物を含有する汚れ、タンパク質を含有する汚れ、タンニンを含有する汚れ、および微粒子汚れが挙げられるが、これらに限定されない。
下記実施例は、本発明の機器、生成物および方法を例示するものであり、限定するものではない。当技術分野において通常見られ、そして、この開示に関して当業者に明らかな様々な条件、調合および他のパラメータの適切な変更および適合は、本発明の精神および範囲内にある。
実施例1:単位用量自動食器洗浄組成物の製造
本発明の例示的な単位用量自動食器洗浄組成物は、粉末およびゲル/液体洗剤調合物と他の成分をポリビニルアルコール製のポーチ容器内に順次積層することにより調製した。固体様液体の調合物は、ジオール、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコールおよびメチルプロピレングリコール;それらの任意の組み合わせ、および任意で、他のジオールまたはトリオールの組み合わせを含有することができる。また、その液体は、約8.5〜65.0%、好ましくは、10.0〜20.0%、さらにより好ましくは、18.0〜19.0%の水を含有する。その液体は、また、構造を構築するためのステアリン酸ナトリウム(または任意のステアリン酸塩)を含有する。その液体は、また、非イオン界面活性剤、再付着防止剤またはすすぎ助剤としてのポリマー、芳香剤、最も好ましくは、美的魅力のための染料を任意で含有する。粉末の調合物は、ソーダ灰(白色または着色されている)、過炭酸ナトリウム、陰イオンおよび/または非イオン界面活性剤、さらなる充填剤、例えば、硫酸ナトリウム、ゼオライトなど、そして任意で、酵素、蛍光増白剤、漂白活性化剤、ポリマーなどを性能向上剤として含有する。
洗剤調合物は、下記のように調製した:
A. 粉末調合物:
Figure 2013536306
B. ゲル調合物:
Figure 2013536306
これにより、約19%の総含水量が得られる。任意のゲル色が本発明の組成物において適切に使用されるが、実際に使用される色は、青色、黄色、橙色、青緑色および透明である。ゲルを製造するために、加熱が必要である。加熱の範囲は、DIPG、水およびステアリン酸ナトリウムの濃度に依存する。調合物を加熱する温度は、ステアリン酸ナトリウムを溶融させるために十分に高くなければならないが、水を蒸発させるほど高い必要はない。このように、組成物が変化するとその物理的性質が変化すると考えられる。理想的には、ゲルは、華氏160〜170度、最も好ましくは、華氏162度の温度で液体として製造される。固体ゲルは、華氏約140度の温度で生成する。本発明の組成物を製造するために、本明細書の他の部分に記載されるようなゲルの融点および凝固点が不可欠である。
ゲルを製造するために、ジプロピレングリコールと脱イオン水を室温で混合し、そして、162°Fに加熱した。この温度は、全ての成分を完全に溶解させるために必要であることが分かり、さらなる成分を加えたときにもこれを維持した。次に、ステアリン酸ナトリウムを加え、ステアリン酸ナトリウムの大部分または全てが可溶化するまで混合物を撹拌した(このとき混合物が明黄色に変化した)。1%の1%水溶液で染料を加え、色が均一になるまで溶液を混合した。脱イオン水を加えて最終容量にした。ポーチ中に粉末と共に積層したときゲル成分が粉末内に浸透しないためには、約150°F未満の温度で十分であったが、混合物は、約140°Fに冷却したときゲルに凝固することが分かった(約150°F、例えば、156°Fで、ゲル調合物が粉末層に移行することが分かり、これは望ましくない結果であった)。
前述の調合物を、型の製造において加熱形成されたポーチ中に充填した。ポーチは、約3ミリまたは75マイクロメーターのフィルム厚さを有するポリビニルアルコール(PVOH)フィルム製、例えば、MonoSol M8630(Monosol, Inc.; Merrillville, Indiana)またはAicello PT75(Aicello North America, Inc., North Vancouver, BC, Canada)製とした。粉末およびゲルを、ゲルを成形または形成すべきかどうかに従って、PVOHポーチに順次加えた(ゲルを形成または成形すべきであった場合、最初に、ゲルを形成または成形された型キャビティ内のPVOHポーチ中に入れた;ゲルを平坦層とすべきであった場合、最初に、粉末をPVOHポーチ中に入れた)。粉末およびゲルを、本明細書に記載される様々な比、例えば、本明細書下記の実施例2〜4に記載の比で組み合わせ、次に、PVOHフィルム容器を密封する当技術分野において公知の手順に従って密封して、PVOHポーチ中の単位用量ゲル-粉末自動食器洗浄調合物を得た。
用途として、1つの単位用量ポーチを、洗浄サイクルを開始する前に自動食器洗浄機(または同等の装置)の注入コンパートメントに投入した(非常に汚れた食器を洗浄する場合、所望であれば、洗浄機が二チャンバー型の注入コンパートメントを有していれば、2つの単位用量ポーチを注入コンパートメントに加えてもよい)。次に、汚れた食器を洗浄機に入れ、洗浄する食器の種類、汚れの程度などに応じて、当業者および市販されている食器洗浄調合物の平均的な消費者によく知られるパラメータに従って、洗浄機を所望の洗浄サイクルに設定した。食器洗浄サイクルの後、食器を検査したところ、本発明の単位用量組成物が、様々な通常見られる家庭用および産業用(例えば、レストラン)の食器汚れの洗浄に適していることが分かった。
実施例2:90%/10%単位用量自動食器洗浄組成物
本発明の例示的な単位用量自動食器洗浄組成物は、上記実施例1に記載されるように製造した粉末およびゲル洗剤調合物を、ポリビニルアルコール製のポーチ容器内に順次積層することにより調製した。90%の粉末および10%のゲルを含有する最終生成物が得られるように調合物をポーチに加えた。例えば、20gの全調合物を含有する単位用量ポーチ製品の場合、各ポーチは、18gの粉末および2gの固体ゲルを含有した。従って、各最終ポーチ組成物は、下記の成分を含有した:
Figure 2013536306
実施例3:86%/14%単位用量自動食器洗浄組成物
本発明の例示的な単位用量自動食器洗浄組成物は、上記実施例1に記載されるように製造した粉末およびゲル洗剤調合物を、ポリビニルアルコール製のポーチ容器内に順次積層することにより調製した。86%の粉末および14%のゲルを含有する最終生成物が得られるように調合物をポーチに加えた。例えば、21gの全調合物を含有する単位用量ポーチ製品の場合、各ポーチは、18gの粉末および3gの固体ゲルを含有した。従って、各最終ポーチ組成物は、下記の成分を含有した:
Figure 2013536306
実施例4:82%/18%単位用量自動食器洗浄組成物
本発明の例示的な単位用量自動食器洗浄組成物は、上記実施例1に記載されるように製造した粉末およびゲル洗剤調合物を、ポリビニルアルコール製のポーチ容器内に順次積層することにより調製した。82%の粉末および18%のゲルを含有する最終生成物が得られるように調合物をポーチに加えた。例えば、22gの全調合物を含有する単位用量ポーチ製品の場合、各ポーチは、18gの粉末および4gの固体ゲルを含有した。従って、各最終ポーチ組成物は、下記の成分を含有した:
Figure 2013536306
実施例5:88.89%/11.11%単位用量自動食器洗浄組成物
本発明の例示的な単位用量自動食器洗浄組成物は、上記実施例1に記載されるように製造した粉末およびゲル洗剤調合物を、ポリビニルアルコール製のポーチ容器内に順次積層することにより調製した。88.89%の粉末および11.11%のゲルを含有する最終生成物が得られるように調合物をポーチに加えた。例えば、18gの全調合物を含有する単位用量ポーチ製品の場合、各ポーチは、16gの粉末および2gの固体ゲルを含有した。従って、各最終ポーチ組成物は、下記の成分を含有した:
Figure 2013536306
実施例6:単位用量洗濯用組成物
本発明の例示的な単位用量洗濯用組成物は、粉末およびゲル/液体洗剤調合物と他の成分をポリビニルアルコール製のポーチ容器内に順次積層することにより調製した。洗剤調合物は下記のように調製した:
A. 粉末調合物:
Figure 2013536306
B. ゲル調合物:
この実施例で製造した洗濯用の単位用量洗剤製品に使用されるゲル調合物は、上記実施例1に記載のものと同じものであった。
粉末およびゲルを、ゲルを成形または形成すべきかどうかに従って、PVOHポーチに順次加えた(ゲルを形成または成形すべきであった場合、最初に、ゲルを形成または成形された型キャビティ内のPVOHポーチ中に入れた;ゲルを平坦層とすべきであった場合、最初に、粉末をPVOHポーチ中に入れた)。粉末およびゲルを、この実施例に記載の例示的な組成物中に、本明細書に記載の比で組み合わせた。各ポーチを、約87%の粉末および約13%のゲルを含有するように充填した。
本発明の代わりの単位用量洗濯用組成物は、ゲル相に、1つまたは複数の追加のまたは代わりの調合物、例えば、1つまたは複数の布地コンディショニングまたは柔軟化組成物、1つまたは複数の漂白組成物、1つまたは複数の染色促進組成物、1つまたは複数の硬水軟化組成物、1つまたは複数の増白組成物などを含むことができる。本発明において使用するためのゲルにこれらを調合するための、適切なそのような組成物および方法は、当技術分野において入手可能な情報および本明細書に包含される開示に基づいて当業者によく知られている。
実施例7:単位用量食器洗剤組成物の性能
本発明の単位用量食器洗剤組成物は、本明細書の実施例1〜5に記載の方法に従って製造した。金属プレートから付着している卵残留物を除去する組成物の能力を決定するために、これらの組成物を、特定の市販されている単位用量食器洗剤組成物と比較試験した。試験を実施するために、アルミニウム合金プレートを生のスクランブルエッグ液体でコーティングし、その液体をプレート上で乾燥させた。次に、オーブン内、350°Fで約30分間プレートを焼いた。次に、それぞれのプレートを、別々の家庭用自動食器洗浄機に入れ、各洗浄機に本発明の組成物の1つまたは市販されている組成物を投入した。洗剤組成物を添加しない洗浄機を対照とした。次に、プレートを、食器洗浄機中、標準的な洗浄-すすぎサイクルで洗浄し、プレートを風乾させた後、残留した卵の汚れを撮影して調査した。結果を図8a〜8eに示す。
図8a〜8eに示すように、対照(洗剤なし)洗浄(図8a)に対して、本発明の組成物で洗浄した場合のプレート上に残っている卵残留物は、他の試験組成物で洗浄した場合と比較して少なかったことから、本発明の組成物(図8e)は、全ての市販の試験組成物(図8b〜8d)よりも優れていた。
これまで本発明を詳細に記載してきたが、本発明の範囲あるいはその態様に影響を及ぼすことなく、広範で等価な条件、調合物および他のパラメータの範囲内で、本発明を実施することができることが当業者に理解されよう。
本発明の他の態様は、本明細書および本明細書に開示の本発明の実施から当業者には明らかであろう。本明細書および実施例は、単に例示として考慮されるものであり、本発明の真の範囲および精神は、下記の特許請求の範囲により示されることが意図される。

Claims (57)

  1. 単一区画を規定する、水溶性の単室容器と;
    固体粉末相、固体ゲル相、および液体相からなる群より選択される少なくとも2つの異なる相を含む、洗浄システムと
    を含む、多相単位用量洗剤組成物であって、
    前記洗浄システムが、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、
    前記洗浄システムが、前記容器により規定される前記区画中に含有され、かつ
    前記少なくとも2つの異なる相が、互いに直接接触して、該相同士の相間で可視的に混ざることがほとんどまたは全くないことを示す、
    前記多相単位用量洗剤組成物。
  2. 前記単室容器が、水溶性ポリマーまたはフィルムから製造される成形密封ポーチである、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記単室ポーチが、ポリビニルアルコール(PVOH)フィルムから製造される、請求項2に記載の組成物。
  4. 前記洗浄システムが、少なくとも1つの粉末相組成物および少なくとも1つのゲル相組成物を含む、請求項1に記載の組成物。
  5. 約90%の粉末:約10%のゲル、約89%の粉末:約11%のゲル、約88%の粉末:約12%のゲル、約87%の粉末:約13%のゲル、約86%の粉末:約14%のゲル、および約82%の粉末:約18%のゲルからなる群より選択される粉末/ゲル比を含む、請求項4に記載の組成物。
  6. 前記多相単位用量洗剤組成物が、約86%の粉末:約14%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項4に記載の組成物。
  7. 前記多相単位用量洗剤組成物が、約87%の粉末:約13%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項4に記載の組成物。
  8. 前記多相単位用量洗剤組成物が、約88%の粉末:約12%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項4に記載の組成物。
  9. 前記多相単位用量洗剤組成物が、89%の粉末:約11%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項4に記載の組成物。
  10. 前記多相単位用量洗剤組成物が、約88.89%の粉末:約11.11%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項4に記載の組成物。
  11. 前記ゲル相組成物が、約70%〜約80%のジプロピレングリコール、約10%〜約20%の水、および約1%〜約10%のステアリン酸ナトリウムを含む、請求項4に記載の組成物。
  12. 前記ゲル相が、約76%のジプロピレングリコール、約18%の水、および約5%のステアリン酸ナトリウムを含む、請求項4に記載の組成物。
  13. 前記洗浄システムが、少なくとも1つの液体組成物をさらに含む、請求項4に記載の組成物。
  14. 前記粉末相組成物が、前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつ前記ゲル相組成物が、少なくとも1つのすすぎ助剤ポリマーを含む、請求項4に記載の組成物。
  15. 前記粉末相組成物が、前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつ前記ゲル相組成物が、少なくとも1つの酵素を含む、請求項4に記載の組成物。
  16. 前記粉末相組成物が、前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつ前記ゲル相組成物が、漂白システムまたは漂白組成物の活性化に適した少なくとも1つの触媒化合物を含む、請求項4に記載の組成物。
  17. 前記粉末相組成物が、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつ前記ゲル相組成物が、少なくとも1つの布地コンディショニング化合物または布地コンディショニング組成物を含む、請求項4に記載の組成物。
  18. 前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤が、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、および陽イオン界面活性剤からなる群より選択される、請求項1に記載の組成物。
  19. 前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤が、スルホ脂肪酸アルキレン塩である、請求項18に記載の組成物。
  20. 前記スルホ脂肪酸アルキレン塩が、脂肪酸のメチルエステルスルホネートである、請求項19に記載の組成物。
  21. 食器から汚れを除去するための自動食器洗浄方法での使用に適するように調合されている、請求項1に記載の組成物。
  22. 布地から汚れを除去するための自動洗濯方法での使用に適するように調合されている、請求項1に記載の組成物。
  23. 前記自動洗濯方法が、洗浄機、ターゴトメーター(tergetometer)、または同等の装置を使用して実施される、請求項22に記載の組成物。
  24. 前記汚れが、油を含有する汚れ、炭水化物を含有する汚れ、タンパク質を含有する汚れ、タンニンを含有する汚れ、および微粒子汚れからなる群より選択される、請求項21または請求項22に記載の組成物。
  25. 以下の段階を含む、汚れた食器から汚れを除去する方法:
    汚れた食器を少なくとも1つの注入コンパートメントを含む自動食器洗浄機のチャンバー内に入れる段階;
    請求項1〜16のいずれか一項に記載の少なくとも1つの単一区画単位用量組成物を前記注入コンパートメントに入れる段階;および
    水を前記洗浄機のチャンバー内に投入し、かつ前記食器を、洗浄システムの成分が該食器と接触して該食器から前記汚れを除去するように、該洗浄機のチャンバー内へと該洗浄システムが放出される有利な条件下で、該洗浄機内の水性環境において洗浄する段階。
  26. 前記汚れが、油を含有する汚れ、炭水化物を含有する汚れ、タンパク質を含有する汚れ、タンニンを含有する汚れ、および微粒子汚れからなる群より選択される、請求項25に記載の方法。
  27. 以下の段階を含む、汚れた布地から汚れを除去する方法:
    汚れた布地を自動布地洗濯機のチャンバー内に入れる段階;
    請求項1〜13および15〜17のいずれか一項に記載の少なくとも1つの単一区画単位用量組成物を前記布地洗浄機内に入れる段階;および
    水を前記洗浄機のチャンバー内に投入し、かつ前記布地を、洗浄システムの成分が該布地と接触して該布地から前記汚れを除去するように、該洗浄機のチャンバー内へと該洗浄システムが放出される有利な条件下で、該洗浄機内の水性環境において洗浄する段階。
  28. 水を前記布地洗浄機のチャンバー内に投入する前に、前記単一区画単位用量組成物を該洗浄機のチャンバー内に入れる、請求項27に記載の方法。
  29. 水を前記布地洗浄機のチャンバー内に投入した後に、前記単一区画単位用量組成物を該洗浄機のチャンバー内に入れる、請求項27に記載の方法。
  30. 前記汚れが、油を含有する汚れ、炭水化物を含有する汚れ、タンパク質を含有する汚れ、タンニンを含有する汚れ、および微粒子汚れからなる群より選択される、請求項27に記載の方法。
  31. 前記自動布地洗濯機が、洗浄機、ターゴトメーター、または同等の装置である、請求項27に記載の方法。
  32. 以下の段階を含む、多相単位用量洗剤組成物を製造するための方法:
    固体粉末相、固体ゲル相、および液体相からなる群より選択される、少なくとも2つの異なる相形態組成物を製造する段階であって、該少なくとも2つの異なる相形態組成物の少なくとも1つが、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含む、段階;
    単一区画を規定する単室の水溶性容器を用意する段階;
    前記少なくとも2つの異なる相が、それぞれ、互いに直接接触する異なる層を形成するように、および該相同士の相間で可視的に混ざることがほとんどまたは全くないことを示すように、前記少なくとも2つの異なる相形態組成物を前記容器の前記単一区画に順次積層する段階;ならびに
    前記容器を密封する段階。
  33. 前記単室容器が、水溶性ポリマーまたはフィルムから製造される成形密封ポーチである、請求項32に記載の方法。
  34. 前記単室ポーチが、ポリビニルアルコール(PVOH)フィルムから製造される、請求項32に記載の方法。
  35. 前記少なくとも2つの異なる相形態組成物が、少なくとも1つの粉末相組成物および少なくとも1つのゲル相組成物である、請求項32に記載の方法。
  36. 前記組成物が、約90%の粉末:約10%のゲル、約89%の粉末:約11%のゲル、約88%の粉末:約12%のゲル、約87%の粉末:約13%のゲル、約86%の粉末:約14%のゲル、および約82%の粉末:約18%のゲルからなる群より選択される粉末/ゲル比を含む、請求項35に記載の方法。
  37. 前記多相単位用量洗剤組成物が、約86%の粉末:約14%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項35に記載の方法。
  38. 前記多相単位用量洗剤組成物が、約87%の粉末:約13%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項35に記載の方法。
  39. 前記多相単位用量洗剤組成物が、約88%の粉末:約12%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項35に記載の方法。
  40. 前記多相単位用量洗剤組成物が、約89%の粉末:約11%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項35に記載の方法。
  41. 前記多相単位用量洗剤組成物が、約88.89%の粉末:約11.11%のゲルの粉末/ゲル比を含む、請求項35に記載の方法。
  42. 前記ゲル相組成物が、約70%〜約80%のジプロピレングリコール、約10%〜約20%の水、および約1%〜約10%のステアリン酸ナトリウムを含む、請求項35に記載の方法。
  43. 前記ゲル相組成物が、約76%のジプロピレングリコール、約18%の水、および約5%のステアリン酸ナトリウムを含む、請求項35に記載の方法。
  44. 前記少なくとも2つの異なる相形態組成物が、少なくとも1つのゲル相組成物および少なくとも1つの液体組成物である、請求項32に記載の方法。
  45. 前記少なくとも2つの異なる相形態組成物が、少なくとも1つの粉末相組成物および少なくとも1つの液体組成物である、請求項32に記載の方法。
  46. 前記多相単位用量洗剤組成物が、少なくとも1つの液体組成物をさらに含む、請求項35に記載の方法。
  47. 前記粉末相組成物が、前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつ前記ゲル相組成物が、少なくとも1つのすすぎ助剤ポリマーを含む、請求項35に記載の方法。
  48. 前記粉末相組成物が、前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつ前記ゲル相組成物が、少なくとも1つの酵素を含む、請求項35に記載の方法。
  49. 前記粉末相組成物が、前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつ前記ゲル相組成物が、漂白システムまたは漂白組成物の活性化に適した少なくとも1つの触媒化合物を含む、請求項35に記載の方法。
  50. 前記粉末相組成物が、少なくとも1つの洗浄性界面活性剤を含み、かつ前記ゲル相組成物が、少なくとも1つの布地コンディショニング化合物または布地コンディショニング組成物を含む、請求項35に記載の方法。
  51. 前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤が、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性イオン界面活性剤、両性界面活性剤、および陽イオン界面活性剤からなる群より選択される、請求項35に記載の方法。
  52. 前記少なくとも1つの洗浄性界面活性剤が、α-スルホ脂肪酸塩またはα-スルホ脂肪酸エステルである、請求項51に記載の方法。
  53. 前記α-スルホ脂肪酸塩またはα-スルホ脂肪酸エステルが、脂肪酸のメチルエステルスルホネートである、請求項52に記載の方法。
  54. 前記異なる相形態組成物が、食器から汚れを除去するための自動食器洗浄方法での使用に適するように調合される、請求項32に記載の方法。
  55. 前記組成物が、布地から汚れを除去するための自動洗濯方法での使用に適するように調合される、請求項32に記載の方法。
  56. 前記汚れが、油を含有する汚れ、炭水化物を含有する汚れ、タンパク質を含有する汚れ、タンニンを含有する汚れ、および微粒子汚れからなる群より選択される、請求項54または請求項55に記載の方法。
  57. 請求項32に記載の方法に従って製造された、多相単位用量洗剤組成物。
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