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JP2013241195A - エアゾール製品 - Google Patents

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JP2013241195A
JP2013241195A JP2012115357A JP2012115357A JP2013241195A JP 2013241195 A JP2013241195 A JP 2013241195A JP 2012115357 A JP2012115357 A JP 2012115357A JP 2012115357 A JP2012115357 A JP 2012115357A JP 2013241195 A JP2013241195 A JP 2013241195A
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Tomoko Taya
知子 田谷
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Daizo Corp
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Abstract

【課題】エアゾール製品からエアゾール組成物が噴射された後に形成される泡が、外部から人為的な力が加わらなくとも、十分聞き取とることができるパチパチ、又は、プチプチなどといった破裂音を伴い、空気中又は付着した箇所の少なくとも一方で破泡するエアゾール製品を提供する。
【解決手段】界面活性剤、及び、水を有する水性原液と、25℃での蒸気圧が0.1〜0.5MPa液化ガスとからなり、前記液化ガスを20〜90質量%含有するエアゾール組成物をエアゾール容器に充填したエアゾール製品であって、前記エアゾール容器に着設された噴射ボタン8の0.03〜0.5mmの面積である噴射孔91から、前記エアゾール組成物が400〜3000cm/秒の流速で噴射されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エアゾール組成物がエアゾール容器に収容されたエアゾール製品に関する。さらに詳しくは、噴射ボタンから噴射されたエアゾール組成物が破裂音を伴って破泡するエアゾール製品に関する。
従来、液化ガスを噴射剤としたエアゾール製品が種々提案されている。その中でも、例えば、噴射されたエアゾール組成物が発泡し、その泡が音をたててつぶれるエアゾール製品が提案されている。
具体的には、特許文献1には、炭素数が3〜5の脂肪族炭化水素と水性原液からなるエアゾール組成物を霧状又は泡状で噴射した後に、手で押しつぶすことにより音を発するエアゾール製品が開示されている。
特開平2−255889号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエアゾール製品では、皮膚の上などにエアゾール組成物を噴射した後に手で押しつぶすなどして、泡に外部から人為的な力を加えることにより十分に聞き取れる音を伴って破泡することができるが、噴射された泡は外部から人為的な力が加わらないと十分に聞き取れる音を伴って破泡しない課題があった。
そこで、本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、エアゾール製品からエアゾール組成物が噴射された後に形成される泡が、外部から人為的な力が加わらなくとも、十分聞き取とることができるパチパチ、又は、プチプチなどといった破裂音を伴い、空気中又は付着した箇所の少なくとも一方で破泡するエアゾール製品を提供することを目的とする。
(1)すなわち、本発明のエアゾール製品は、界面活性剤、及び、水を有する水性原液と、25℃での蒸気圧が0.1〜0.5MPaである液化ガスとからなり、
前記液化ガスを20〜90質量%含有するエアゾール組成物をエアゾール容器に充填したエアゾール製品であって、前記エアゾール容器に着設された噴射ボタンの0.03〜0.5mmの面積である噴射孔から、前記エアゾール組成物が400〜3000cm/秒の流速で噴射されることを特徴とするエアゾール製品である。
(2)そして、前記界面活性剤が、非イオン性界面活性剤であることを特徴とする前記(1)に記載のエアゾール製品である。
(3)そして、前記液化ガスが、液化石油ガスであることを特徴とする前記(1)又は(2)に記載のエアゾール製品である。
(4)そして、前記エアゾール製品に圧縮ガスをさらに充填し、水性原液と液化ガスからなるエアゾール組成物の平衡圧から0.1〜0.4MPa加圧したことを特徴とする前記(1)〜(3)のいずれかに記載のエアゾール製品である。
以上、本発明によれば、エアゾール製品からエアゾール組成物が噴射された後に形成される泡が、外部から人為的な力が加わらなくとも、十分聞き取とることができるパチパチ、シュワシュワ、又は、プチプチなどといった破裂音を伴い、空気中又は付着した箇所の少なくとも一方で破泡させることができる。
本発明の一実施例の一部であるエアゾールバルブと噴射ボタンの概略断面図である。 本発明の他の噴射ボタンの概略断面図である。 本発明のさらに他の噴射ボタンの概略断面図である。
以下、本発明のエアゾール製品に関する実施形態について詳しく説明する。なお、説明中における範囲を示す表記は、上限と下限を含有するものである。
本発明に用いられる界面活性剤は、水性原液と液化ガスを乳化するために使用される。また、前記界面活性剤は、エアゾール組成物を噴射ボタンから噴射したときに、液化ガスが気化することで水性原液を発泡させる、発泡した泡の液膜強度を持たせる、さらに、泡状となったエアゾール組成物が、噴射された後に漂う空気中で、又は、床、壁、皮膚などに付着したときに破泡させるためにも使用される。泡状となったエアゾール組成物が、噴射された後であって、床、壁などの箇所に接触する前の空気中で破裂音を伴い破泡させるように調整することもできるし、その空気中では破泡させずに、床、壁などの箇所に付着した衝撃で破裂音を伴い破泡させるように調整することもできる。
前記界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤、天然界面活性剤、アミノ酸系界面活性剤などが好ましく、エアゾール組成物の噴射後に空気中または付着面で良好な破裂音が得られることから非イオン性界面活性剤がさらに好ましい。これらの中から、単独でまたは適宜2種以上を組み合わせて用いることができる。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン(以下、POEと示す)モノラウレート、POEモノステアレート、POEモノオレエートなどのポリオキシエチレン脂肪酸エステル、POEソルビタンモノラウレート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンモノオレエートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリルモノステアレート、POEグリセリルモノオレエートなどのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットテトラステアレート、POEソルビットテトラオレエートなどのポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POEイソセチルエーテル、POEイソステアリルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル、POE・ポリオキシプロピレン(以下、POPと示す)セチルエーテル、POE・POPデシルテトラデシルエーテルなどのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、デカグリセリルモノラウレート、デカグリセリルモノミリステート、デカグリセリルモノステアレート、デカグリセリルモノオレエート、デカグリセリルジオレエート、ヘキサグリセリルモノラウレート、ヘキサグリセリルモノステアレート、ヘキサグリセリルモノオレエートなどのポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が好ましい。これらの非イオン性界面活性剤は、単独でまたは適宜2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルアンモニウム塩、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウムなどのアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムなどのジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N′−ジメチル−3,5−メチレンピペリジニウム)、塩化セチルピリジニウムなどのアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩などのアルキルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムなどが好ましい。
また、アニオン性界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシルメチルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウムなどの脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウムなどの高級アルキル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナトリウムなどのアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウムなどのN−アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウムなどの高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンステアリルエーテルリン酸などのリン酸エステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウムなどのスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウムなどのN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウムなどの高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油などの硫酸化油、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウムなどが好ましい。
また、両性型界面活性剤としては、例えば、酢酸ベタイン、イミダゾリウムベタイン、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩などのイミダゾリン系両性型界面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタインなどのベタイン系両性型界面活性剤などが好ましい。
また、シリコーン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体などが好ましい。
また、天然界面活性剤としては、例えば、レシチン、サポニン、大豆リン脂質、大豆リゾリン脂質液などが好ましい。
また、アミノ酸系界面活性剤としては、例えば、N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸トリエタノールアミン、N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸カリウム、N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸ナトリウム、N‐ラウロイル‐L‐グルタミン酸トリエタノールアミン、N‐ラウロイル‐L‐グルタミン酸カリウム、N‐ラウロイル‐L‐グルタミン酸ナトリウム、N‐ミリストイル‐L‐グルタミン酸カリウム、N‐ミリストイル‐L‐グルタミン酸ナトリウムおよびN‐ステアロイル‐L‐グルタミン酸ナトリウムなどのN‐アシルグルタミン酸塩、N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐L‐グルタミン酸、N‐ラウロイル‐L‐グルタミン酸、N‐ステアロイル‐L‐グルタミン酸などのN‐アシルグルタミン酸、N‐ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N‐ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウムなどのN‐アシルグリシン塩、N‐ヤシ油脂肪酸アシル‐DL‐アラニントリエタノールアミンなどのN‐アシルアラニン塩などが好ましい。
前記界面活性剤の含有量は、水性原液中0.05〜10質量%であることが好ましく、さらには0.1〜8質量%であることが好ましい。前記界面活性剤の含有量がこの範囲にあると、水性原液と液化ガスと乳化させることができ、床、壁、皮膚などに付着したときにべたべたした感触を抑えることができる。
本発明に用いられる水は、蒸留、濾過、イオン交換などの手法で精製された水である精製水、さらにその精製水を紫外線照射などにより滅菌、又は、殺菌された滅菌精製水、又は、殺菌精製水、また、一部精製を簡略化した工業用精製水、或いは、ミネラル分が含まれ硬度が高い海水、海洋深層水などである。
また、前記水の含有量は、水性原液中50〜99.5質量%であることが好ましく、さらには60〜99質量%であることが好ましい。前記水の含有量が、この範囲にあると、吐出後の発泡性が良好であり、他の成分を配合させ易く、泡状のエアゾール組成物を十分聞き取れる大きさの破裂音で破泡させることができる。
ところで、前記水性原液には、界面活性剤と水を必須の成分とするが、エアゾール製品の性能や目的などに応じて、種々の有効成分、アルコール、水溶性高分子、油分、粉体などを含有することができる。また、前述した界面活性剤のなかでもカチオン性界面活性剤はトリートメント効果を発揮し、アニオン性界面活性剤および両性型界面活性剤は洗浄効果を発揮することから有効成分としても含有することができる。
前記の種々の有効成分としては、l‐メントール、カンフル、ミントオイルなどの清涼剤、コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、ヒアルロン酸、乳酸ナトリウム、DL−ピロリドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチン、尿素などの保湿剤、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2‐エチルヘキシル、エチルヘキシルトリアゾン、オキシベンゾンなどの紫外線吸収剤、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマーなどのアニオン性樹脂、ビニルピロリドン/N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩、塩化メチルビニルイミダゾリウム/ビニルピロリドン共重合体、メチルビニルイミダゾリウム/ビニルピロリドン共重合体メチル硫酸塩などのカチオン性樹脂、(アクリル酸オクチルアミド/アクリル酸ヒドロキシプロピル/メタクリル酸ブチルアミノエチル)コポリマーなどのアクリル酸系両性樹脂、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル/ビニルピロリドン共重合体、ポリビニルカプロラクタム、N−ビニルピロリドン/メタクリルアミド/N−ビニルイミダゾール共重合体、(ジアセトンアクリルアミド/炭素数4〜18の脂肪族アルコールとアクリル酸もしくはメタクリル酸とのエステル/少なくとも1種のアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸/少なくとも1種の炭素数1〜3のアクリル酸エステル、メタアクリル酸エステル)コポリマー、(ジメチルアクリルアミド/アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリル酸メトキシエチル)コポリマーなどのノニオン性樹脂、グリシン、アラニン、ロイシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンなどのアミノ酸、パントテン酸カルシウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸ナトリウムなどのビタミン類、クロタミトン、d‐カンフルなどの鎮痒剤、サリチル酸メチル、インドメタシン、ピロキシカム、フェルビナク、ケトプロフェンなどの消炎鎮痛剤、オキシコナゾール、クロトリマゾール、スルコナゾール、ビフォナゾール、ミコナゾール、イソコナゾール、エコナゾール、チオコナゾール、ブテナフィン、およびこれらの塩酸塩、硝酸塩、酢酸塩などの抗真菌剤、アラントインヒドロキシアルミニウム、タンニン酸、クエン酸、乳酸などの収斂剤、アラントイン、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、アズレンなどの抗炎症剤、塩酸ジブカイン、塩酸テトラカイン、リドカイン、塩酸リドカインなどの局所麻酔剤、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミンなどの抗ヒスタミン剤、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、感光素、パラクロルメタクレゾールなどの殺菌消毒剤、N,N‐ジエチル‐m‐トルアミド(ディート)、カプリル酸ジエチルアミド、ハーブエキスなどの害虫忌避剤、緑茶エキス、柿タンニン、銀、ポリフェノールなどの消臭成分、香料、クエン酸、クエン酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミンのpH調整剤などが挙げられる。
前記種々の有効成分の含有量は、水性原液中それぞれ0.01〜20質量%であることが好ましく、さらには0.1〜15質量%であることが好ましい。前記種々の有効成分の含有量がこの範囲にあると、水性原液の発泡を阻害することなく、空気中で気化する、または付着して種々の有効成分に起因する効果を発現することができる。
前記アルコール類としては、エタノール、イソプロパノールなどの1価アルコールや、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコールなどの2価アルコール、グリセリンなどの3価アルコールが挙げられる。また、これらの中から、単独でまたは適宜2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記アルコール類の含有量は、水性原液中0.1〜20質量%であることが好ましく、さらには0.5〜15質量%であることが好ましい。前記アルコール類の含有量がこの範囲にあると、噴射した水性原液の発泡する速さや、形成された泡の持続性を調整するとともに、泡状のエアゾール組成物を十分聞き取れる大きさの破裂音で破泡させることができる。
前記水溶性高分子としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース系高分子、キサンタンガム、カラギーナン、アラビアゴム、トラガントゴム、カチオン化グアガム、グアガム、ジェランガム、ローカストビーンガムなどのガム質、デキストラン、カルボキシメチルデキストランナトリウム、デキストリン、ペクチン、デンプン、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、アルギン酸ナトリウム、変性ポテトスターチ、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマーなどが挙げられる。また、これらの中から、単独でまたは適宜2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記水溶性高分子の含有量は、水性原液中0.05〜5質量%であることが好ましく、さらには0.1〜3質量%であることが好ましい。前記水溶性高分子の含有量がこの範囲にあると、形成された泡の持続性を調整することができる。
前記油分としては、メドウフォーム油、オリーブ油、ツバキ油、トウモロコシ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油などの油脂、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸、セチルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコールなどの高級アルコール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セチル、ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール、ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール、ジ−2−エチルへキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジラウリン酸プロピレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、トリ2−エチルへキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、コハク酸ジエトキシエチル、リンゴ酸ジイソステアリルなどのなどのエステル油、メチルポリシロキサン、シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーンオイル、流動パラフィン、イソパラフィンなどの炭化水素、およびこれらの混合物などが挙げられる。また、これらの中から、単独でまたは適宜2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記油分の含有量は、水性原液中0.1〜10質量%であることが好ましく、さらには0.5〜8質量%であることが好ましい。前記油分の含有量がこの範囲にあると、噴射されたエアゾール組成物の状態を調整すると共に、付着したときに肌触りを滑らかにするなど使用感を向上させることができる。
前記粉体としては、タルク、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、ゼオライト、セラミックパウダー、炭粉末、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、シリコーンパウダー、ポリエチレンパウダーなどが挙げられる。また、これらの中から、単独でまたは適宜2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記粉体の含有量は、水性原液中0.05〜10質量%であることが好ましく、さらには0.1〜8質量%であることが好ましい。前記粉体の含有量がこの範囲にあると、エアゾール容器の噴射通路内で目詰まりを起こすことなく、付着したときに肌触りを柔らかく、又は、滑らかにすることができる。
前記水性原液は、界面活性剤および必要に応じて有効成分などを水に添加して混合し、溶解または分散させることにより調製することができる。
前記水性原液の含有量は、エアゾール組成物中10〜80質量%であることが好ましく、さらには20〜70質量%であることが好ましい。水性原液の含有量がこの範囲にあると所望の噴射形態が得られにくい。
本発明に用いられる液化ガスは、エアゾール組成物を収容するエアゾール容器内において蒸気圧を有する液体であり、水性原液と乳化している。また、エアゾール容器から噴射ボタンを介して外部に噴射すると少なくとも一部が気化し、噴射されたエアゾール組成物を発泡させる。そして、発泡したエアゾール組成物中の水性原液の液膜内に液化ガスの一部が閉じ込められ、泡状となったエアゾール組成物が、噴射された後であって、床、壁などの箇所に接触する前の空気中で破裂音を伴い破泡する、又は、その空気中では破泡させずに、床、壁などの箇所に付着した衝撃で破裂音を伴い破泡する。
前記液化ガスとしては、例えば、プロパン、n−ブタン(ノルマルブタン)、イソブタンおよびこれらの混合物である液化石油ガスおよびハイドロフルオロオレフィンなどの親油性液化ガス、ジメチルエーテルなどの親水性液化ガス、およびこれらの混合物などが好ましい。特に空気中や付着面でのパチパチ、シュワシュワ、又は、プチプチなどといった破裂音が十分聞き取れる大きさとなることから25℃での蒸気圧が0.1〜0.5MPaであることが好ましく、さらには0.15〜0.45MPaであることが好ましい。特に液化石油ガスであることが好ましい。
前記液化ガスの含有量は、エアゾール組成物中20〜90質量%であることが好ましく、さらには30〜80質量%であることが好ましい。前記液化ガスの含有量がこの範囲にあると、所望の噴射形態が得られる。
前記液化ガスの他にエアゾール組成物の圧力の調整をする、噴射時の流速の調整をするなどのために圧縮ガスを含有することができる。
前記圧縮ガスとしては、窒素ガス、圧縮空気、炭酸ガス、亜酸化窒素などを用いることができる。また、圧縮ガスを含有する場合は、水性原液と液化ガスからなるエアゾール組成物の25℃における平衡圧力から0.1〜0.4MPa加圧することが好ましく、さらには、0.15〜0.35MPaに加圧することが好ましい。圧縮ガスで加圧することにより、流速が速くなり空気中で破泡しやすくなる。
本発明のエアゾール製品は、界面活性剤と水を含んだ水性原液を耐圧容器に充填し、液化ガスをアンダーカップ充填した後、耐圧容器にエアゾールバルブを固着して密封し、エアゾール容器とし、前記エアゾール容器を振とうして水性原液と液化ガスを乳化させることにより製造することができる。なお、水性原液を充填したのちエアゾールバルブを耐圧容器に固着し、エアゾールバルブから液化ガスを充填してエアゾール容器としても良い。また圧縮ガスを充填する場合は、水性原液と液化ガスを乳化させた後で、エアゾールバルブから充填することができる。
本発明のエアゾール製品は、さらにエアゾール容器のエアゾールバルブに噴射ボタンを取り付けて製造される。
本発明では、耐圧容器本体はとくに限定されず、アルミニウム、ブリキなどの金属製容器、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの樹脂製容器、ガラス製容器など、耐圧性を有するものが用いられる。
図1に示すように、エアゾールバルブとしては、耐圧容器(図示しない)本体の開口部に取り付けられるマウンティングカップ1と、該マウンティングカップ1の中央内部に支持される噴射バルブとからなるものを用いることができる。前記噴射バルブは、開口部の外周部分が前記マウンティングカップ1の中央内部に支持される有底筒状のハウジング2を有し、該ハウジング2内部には耐圧容器の内外を連通するステム孔3を有するステム4と、ステム孔3の周囲に取り付けられるステムラバー5、およびステム4とステムラバー5とを上方方向へ付勢するスプリング6とを有し、常時はスプリング6によりステム4とステムラバー5とが上方へ付勢され、ステム孔3がステムラバー5によってシールされている。そして、前記ステム4に嵌合して噴射ボタン8が設けられている。さらに、該噴射ボタン8には噴射ノズル9が設けられ、ステム孔3と連通して噴射孔91がエアゾール組成物を外部へ噴射可能なように噴射ノズル9に円形に穿孔されている。
エアゾールバルブには、耐圧容器本体内部のエアゾール組成物をハウジング2内部に導入する導入孔7を有するハウジング2を備えたものと、前記導入孔7以外に、さらにベーパータップ孔を有するものとがある。前記ベーパータップ孔は、容器本体内部の気相部にある液化ガスの気体部分をハウジング2内部に導入するための孔であり、ハウジング2内部に導入される液化ガスの液体部分を少なくし、可燃性成分が多く含まれる組成物であっても、その火炎長を短くするなどの効果がある。
なお、エアゾールバルブの好ましい形態としては、ステム孔3においてエアゾール組成物の進行方向に対する垂直断面における断面積が0.03〜0.5mmであることが好ましく、さらには0.05〜0.1mmであることが好ましい。ステム孔4の前記断面積がこの範囲にあると、空気中または付着面で十分聞き取れる破泡音がする。
噴射ボタン8に設けられた噴射ノズル9の噴射孔91においてエアゾール組成物の進行方向に対する垂直断面における断面積は0.03〜0.5mmが好ましく、さらには0.05〜0.3mmであることが好ましい。噴射孔91の断面積がこの範囲にあると、空気中または付着面で十分聞き取れる破泡音がする。
また、噴射孔91の前記断面積はステム孔3の前記断面積の0.1〜2倍であることが好ましく、さらには、0.2〜1.5倍であることが好ましい。前記断面積の比率がこの範囲にあると、空気中または付着面で十分聞き取れる破泡音がする。
本発明のエアゾール製品におけるエアゾール組成物の噴射量は1〜10g/5秒以下であることが好ましく、2〜9g/5秒以下であるのが好ましい。
噴射孔91から噴射されるエアゾール組成物の流速は400〜3000cm/秒であることが好ましく、さらには500〜2500cm/秒であることが好ましい。前記流速がこの範囲にあると、空気中または付着面で十分聞き取れる破泡音がする。
本発明のエアゾール製品は、トリートメント剤、育毛剤などの頭髪用製品や、保湿剤、火照り止め、冷却剤、UVカット剤、かゆみ止め、制汗剤、消臭剤、忌避剤などの人体用製品に好適に用いることができる。また室内用消臭剤や芳香剤、エアコンクリーナー、ガラスクリーナー、洗浄剤などの家庭用品にも用いることができる。
水性原液1
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*1) 1.0
タルク 0.5
水 98.5
100.0(質量%)
*1 PBC−44(商品名):日光ケミカルズ株式会社製
前述の水性原液1を調製し、得られた水性原液1および各液化ガスなどを表1、表2に示す処方でエアゾール容器に充填し、水性原液1と液化ガスを乳化させることで試験用エアゾール製品を製造した。なお、実施例11〜16は乳化させたエアゾール組成物に窒素ガスをエアゾール容器内の25℃における平衡圧力が0.4MPaになるように充填した。また、表1、表2に示す液化石油ガスはプロパン、イソブタン、ノルマルブタンを混合し所定の蒸気圧に調整したものである。なお、エアゾールバルブのステム孔は断面積が0.2mmのものを使用した。
さらに、水性原液と液化ガスとの混合割合、及び、噴射ボタン8に設けられた噴射ノズル9の噴射孔91の断面積から、エアゾール組成物の流速を種々調整して実験を行った。なお、エアゾール組成物の流速(cm/秒)は、エアゾール組成物の噴射量(g/秒)/エアゾール組成物の比重(g/cm)/噴射孔91の断面積(mm)より算出した。この結果を表1、表2に示す。
また、破泡音について、床から噴射孔91までの高さが1mのところから、噴射孔91から水平方向に3g噴射し、1m下の床に付着したとき、十分聞き取とることができるパチパチ、シュワシュワ、又は、プチプチなどといった大きな破裂音がしたときを◎、十分聞き取とることができる破裂音がしたときを○、そのような破裂音が聞き取れなかったときを×して評価した。この結果を表1、表2に示す。
Figure 2013241195
Figure 2013241195
これらの結果から、水性原液と液化ガスを所定の配合割合で混合したエアゾール組成物を、所定の断面積の噴射孔から、所定の流速で噴射したときには、十分聞き取とることができるパチパチ、シュワシュワ、又は、プチプチなどといった破裂音がすることがわかった。
さらに、本発明を用いて得られる各種製品の処方例を示す。
下記の水性原液2を60gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(ノルマルブタン)を40g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液2と液化石油ガス(ノルマルブタン)を乳化させ後に、バルブから窒素ガスを充填し、窒素ガス充填後の耐圧容器内の25℃における平衡圧力は0.40MPaであった。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.2mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<冷却剤>
水性原液2
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*1) 0.5
l‐メントール 0.1
タルク 0.5
水 98.9
100.0(質量%)
下記の水性原液3を60gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(*2)を40g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液3と液化石油ガス(*2)を乳化させ後に、バルブから窒素ガスを充填し、窒素ガス充填後の耐圧容器内の25℃における平衡圧力は0.40MPaであった。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.13mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<化粧水>
水性原液3
POE(20)ソルビタンモノラウレート(*3) 0.5
プロピレングリコール 3.0
各種エキス 0.1
タルク 0.4
水 96.0
100.0(質量%)
(*2):ノルマルブタンとイソブタンの混合物(蒸気圧:0.2MPa,25℃)
(*3):TL−10(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
下記の水性原液4を40gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(*4)を40g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液4と液化ガス(*4)を乳化させた。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.2mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<UVカットスプレー>
水性原液4
POE(20)ソルビタンモノラウレート(*3) 1.0
ヒドロキシエチルセルロース(*5) 0.2
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 5.0
メチルパラベン 0.1
酸化チタン 1.0
酸化亜鉛 3.0
タルク 1.0
エタノール 8.0
精製水 80.7
合計 100.0(質量%)
(*4):プロパン、ノルマルブタンおよびイソブタンの混合物(蒸気圧:0.3MPa,25℃)
(*5):ヒドロキシエチルセルロース(商品名)、ダイセル化学工業株式会社製
下記の水性原液5を50gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(*2)を50g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液5と液化ガス(*2)を乳化させた。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.07mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<害虫忌避剤>
水性原液5
POE(60)硬化ヒマシ油(*6) 1.0
N,N‐ジエチル‐m‐トルアミド 1.0
タルク 0.5
エタノール 3.0
水 94.5
合計 100.0(質量%)
*6:HCO−60(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
下記の水性原液6を30gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(ノルマルブタン)を70g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液6と液化ガス(ノルマルブタン)を乳化させた。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.2mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<消臭剤(衣類用)>
水性原液6
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*1) 0.5
香料 0.1
柿タンニン 0.1
精製水 99.3
合計 100.0(質量%)
下記の水性原液7を20gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(ノルマルブタン)を80g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液7と液化石油ガス(ノルマルブタン)を乳化させ後に、バルブから窒素ガスを充填し、窒素ガス充填後の耐圧容器内の25℃における平衡圧力は0.40MPaであった。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.2mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<芳香剤>
水性原液7
POE(10)セチルエーテル(*7) 1.0
香料 0.1
緑茶エキス 0.5
タルク 0.5
精製水 97.9
合計 100.0(質量%)
*7:(BC−10)(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
下記の水性原液8を30gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(*2)を70g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液8と液化石油ガス(*2)を乳化させ後に、バルブから窒素ガスを充填し、窒素ガス充填後の耐圧容器内の25℃における平衡圧力は0.30MPaであった。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.2mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<空間処理スプレー(花粉)>
水性原液8
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*1) 1.0
アクリル酸アルキルエステル・メタクリル酸アルキルエステル・
ジアセトンアクリルアミド・メタクリル共重合体(*8) 1.0
タルク 0.3
エタノール 5.0
精製水 92.7
合 計 100.0(質量%)
*8:プラスサイズL−53(商品名)、互応化学株式会社製
下記の水性原液9を70gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(*4)を30g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液9と液化ガス(*4)を乳化させた。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.2mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<洗浄剤(カーペットなどのダニ処理)>
水性原液9
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*1) 1.0
ハーブエキス 0.5
タルク 0.5
精製水 98.0
合 計 100.0(質量%)
下記の水性原液10を60gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(*4)を40g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液10と液化ガス(*4)を乳化させた。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.2mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<ガラスクリーナー>
水性原液10
POE(20)ソルビタンモノラウレート 1.0
POE(9)ラウリルエーテル(*9) 2.0
香料 0.1
エタノール 10.0
精製水 86.9
合 計 100.0(質量%)
(*9):BL−9EX(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
下記の水性原液11を60gアルミニウム製耐圧容器に充填し、断面積が0.2mmであるステム孔を備えたバルブを取り付け、バルブから液化石油ガス(*2)を40g充填しエアゾール容器とした。次いでエアゾール容器を振って水性原液11と液化石油ガス(*2)を乳化させ後に、バルブから窒素ガスを充填し、窒素ガス充填後の耐圧容器内の25℃における平衡圧力は0.50MPaであった。さらにエアゾール容器に噴射孔の断面積が0.07mmである噴射ボタンを取り付けることでエアゾール製品を製造した。
<エアコン洗浄剤>
水性原液11
POE(20)ソルビタンモノラウレート 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム(*10) 1.0
クエン酸三ナトリウム 0.1
ポリフェノール 0.1
香料 0.1
エタノール 10.0
精製水 87.7
合 計 100.0(質量%)
(*10):SLS(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
1・・・マウンティングカップ
2・・・ハウジング
3・・・ステム孔
4・・・ステム
5・・・ステムラバー
6・・・スプリング
7・・・導入孔
8・・・噴射ボタン
9・・・噴射ノズル
91・・噴射孔

Claims (4)

  1. 界面活性剤、及び、水を有する水性原液と、
    25℃での蒸気圧が0.1〜0.5MPaである液化ガスとからなり、
    前記液化ガスを20〜90質量%含有するエアゾール組成物をエアゾール容器に充填したエアゾール製品であって、
    前記エアゾール容器に着設された噴射ボタンの0.03〜0.5mmの面積である噴射孔から、前記エアゾール組成物が400〜3000cm/秒の流速で噴射されることを特徴とするエアゾール製品。
  2. 前記界面活性剤が、非イオン性界面活性剤であることを特徴とする請求項1に記載のエアゾール製品。
  3. 前記液化ガスが、液化石油ガスであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエアゾール製品。
  4. 前記エアゾール製品に圧縮ガスをさらに充填し、水性原液と液化ガスからなるエアゾール組成物の平衡圧から0.1〜0.4MPa加圧したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエアゾール製品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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