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JP2013240944A - 凹凸構造体 - Google Patents

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JP2013240944A
JP2013240944A JP2012116211A JP2012116211A JP2013240944A JP 2013240944 A JP2013240944 A JP 2013240944A JP 2012116211 A JP2012116211 A JP 2012116211A JP 2012116211 A JP2012116211 A JP 2012116211A JP 2013240944 A JP2013240944 A JP 2013240944A
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JP
Japan
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concavo
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JP2012116211A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Suzuki
慎一郎 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】 デザイン性に優れ、偽造防止性が高く、セキュリティ的にも信頼性が高い凹凸構造体を提供する。
【解決手段】 凹凸構造体3は、所定の波長の光を照射することにより回折光が生じ特定の情報を表示する基本散乱構造21を有し、元画像1を階調化してデータ化し、階調化した画像データ11の輝度に対応して基本散乱構造21の散乱部分30の面積を変化させて、元画像1を構成することを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、物品等に貼付又は転写することで、物品の偽造を防止する凹凸構造体に関するものである。
従来から、キャッシュカード、クレジットカード、小切手カード等のカード類、金券類、身分証明書、重要書類等のような認証とともに偽造防止を必要とする物品に対して、各種の偽造防止手段が図られている。例えば、回折格子を使用した表示体を用いて物品の真偽を確認するものや、回折格子表示体と散乱構造体を同一画面上で構成した偽造防止媒体が開示されている(特許文献1)。
また、フーリエ変換した原画像の位相情報を多値化し、深さとして記録することで、レーザー光を照射することにより、目視できない情報が再現する構造体が開示されている(特許文献2)。
特開2007−219551号公報 特開2004−212927号公報
しかしながら、特許文献1に開示された偽造防止媒体は、散乱構造の白さを利用して図柄を構成しているため、単に図柄が白いか否かが真偽判定のポイントとなっている。そのため、見た目に同じ様に見える散乱構造を作成することができれば、媒体を偽造されるおそれがある。
本発明は、デザイン性に優れ、偽造防止性が高く、セキュリティ的にも信頼性が高い凹凸構造体を提供する。
上記目的を達成する本発明の凹凸構造体は、所定の波長の光を照射することにより回折光が生じ特定の情報を表示する基本散乱構造を有し、元画像を階調化し、階調化した画像の輝度に対応して前記基本散乱構造の散乱部分の面積を変化させて、前記元画像を構成することを特徴とする。
また、前記基本散乱構造は、前記階調化した画像の輝度が高いほど前記散乱部分の面積が大きいことを特徴とする。
また、前記基本散乱構造の前記散乱部分は、前記特定の情報に対応するデータをフーリエ変換し、その位相情報を多値化して深さとして記録することを特徴とする。
本発明によれば、デザイン性に優れ、偽造防止性が高く、セキュリティ的にも信頼性が高い凹凸構造体を提供することが可能となる。
実施形態の元画像を示す図である。 実施形態の元画像を階調化した画像を示す図である。 実施形態の隠し画像を示す図である。 隠し画像の基本散乱構造データを示す図である。 元画像の画像データに隠し画像の基本散乱構造データを記録した凹凸構造体を示す図である。 図5の各階調部を拡大した図である。 図5のAの部分を拡大した図である。 凹凸構造体に光源からレーザー光を照射した状態を示す図である。
以下、図面を参照にして本発明にかかる凹凸構造体について説明する。
図1は、実施形態の元画像1を示す図である。
本実施形態の元画像1は、コンピュータ上で電子情報として作製される図柄である。元画像1の画像データは、モノクロ画像のデータであり、カラーの画像をグレースケール化してモノクロに変換する。元々、モノクロの画像の場合には、そのままモノクロの元画像1の画像データを使用する。
図2は、実施形態の元画像を階調化した画像を示す図である。
元画像1は、n段階に階調化され、階調化した画像11となる。本実施形態の階調化した画像11は、4段階に階調した部分を有する。第1階調部11aは輝度が低く、第2階調部11b、第3階調部11c、第4階調部11dとなるにつれて、輝度が高くなるように設定する。なお、何段階に階調化するかは適宜決定することができる。
図3は、実施形態の隠し画像2を示す図である。
隠し画像2は、図1に示した元画像1に対して、元画像1の特徴を損なわないように埋め込まれ、視認可能な元画像1とは別の情報をいう。隠し画像2は、所定の観察条件でのみ確認可能な画像、図形、又は文字等が好ましい。
図4は、隠し画像2の基本散乱構造21を示す図である。
本実施形態の基本散乱構造21は、隠し画像2をフーリエ変換し、その位相情報を2値化して深さとして記録したものである。なお、フーリエ変換後の位相情報は、2値化に限らず、多値化して深さとして記録してもよい。この基本散乱構造21は、レーザー光を照射すると、回折光の集合が特定の情報を持つように構成されている。本実施形態の基本散乱構造21にレーザー光を照射すると、図3に示した「OK」の文字を観察することができる。
基本散乱構造21は、一見すると単なる白色の図柄に見えるが、レーザー光を照射すると、回折光の集合を観察することができるので、真偽の判定を行うことが可能となる。
次に、凹凸構造体について説明する。
図5は、元画像1を隠し画像2の基本散乱構造21を記録することにより形成した凹凸構造体3を示す図である。また、図6は、図5の各階調部を拡大した図である。さらに、図7は、図5のAの部分を拡大した図である。
図5に示した凹凸構造体3は、図2に示した元画像1を階調化した画像11の輝度に対応させて、図4に示した基本散乱構造21の散乱部分30の面積を変化させて図柄を構成したものである。したがって、凹凸構造体3は、階調を持ったモノクロの元画像で表現することができる。
本実施形態の凹凸構造体3は、第1散乱度部3a、第2散乱度部3b、第3散乱度部3c、第4散乱度部3dを有する。第1散乱度部3aは散乱度が低く、第2散乱度部3b、第3散乱度部3c、第4散乱度部3dとなるにつれて、散乱度が高くなるように散乱部分30の面積を設定する。なお、散乱度の段階は、階調と対応させればよい。
第1散乱度部3aは、図2に示した階調化した画像11の輝度の低い第1階調部11aに用いられる。第1散乱度部3aは、図6(a)に示すように、周囲をトリミング又は縮小することで散乱部分30の面積を小さくしたものである。本実施形態では、散乱部分30の面積を25%とし、輝度を25%に低減する。
第2散乱度部3bは、図2に示した階調化した画像11の第1階調部11aの次に輝度の高い第2階調部11bに用いられる。第2散乱度部3bは、図6(b)に示すように、周囲をトリミング又は縮小することで散乱部分30の面積を小さくしたものである。本実施形態では、散乱部分30の面積を50%とし、輝度を50%に低減する。
第3散乱度部3cは、図2に示した階調化した画像11の第2階調部11bの次に輝度の高い第3階調部11cに用いられる。第3散乱度部3cは、図6(c)に示すように、周囲をトリミング又は縮小することで散乱部分30の面積を小さくしたものである。本実施形態では、散乱部分30の面積を75%とし、輝度を75%に低減する。
第4散乱度部3dは、図2に示した階調化した画像11の最も輝度の高い第4階調部11dに用いられる。第4散乱度部3dは、図6(d)に示すように、周囲をトリミング又は縮小せずにそのまま用いる。本実施形態では、散乱部分30の面積を100%とし、輝度を100%に低減する。
例えば、図5のAの部分は、図7に示すように、第2散乱度部3bと第3散乱度部3cとから構成される。なお、散乱度と散乱部分30の面積の関係は、階調の度合いにあわせてそれぞれ適宜設定してもよい。
このような凹凸構造体3は、従来から用いられているEB描画等の手法を用いて作成する。この際、パターンの白部または黒部を凹部または凸部に対応させて形成する。
図8は、凹凸構造体3に光源Lからレーザー光を照射した状態を示す図である。
通常、凹凸構造体3を観察した場合、観察者は、図1に示したモノクロの元画像1を観察することが可能である。通常の状態では、隠し画像4は、観察することができない。
図8に示すように、凹凸構造体3に光源Lからレーザー光を照射すると、回折光の集合によって、隠し画像4を観察することが可能となる。本実施形態の場合、「OK」の文字が浮き出ているように観察することができ、真偽を判定することが可能となる。
次に、本実施形態の凹凸構造体3の使用方法について説明する。
通常、印刷物等に貼着して用いる凹凸構造体3としては、凹凸のレリーフ構造の回折格子のレリーフ面あるいは平面に蒸着等で金属反射膜を設けて反射型とした回折格子が用いられるが、それ以外に、振幅が周期的に変化する振幅型回折格子を構成するもの又は屈折率が周期的に変化して位相型回折格子を構成するものの裏面に金属反射膜を設けて反射型とした回折格子、体積型感光材料中に干渉縞で回折格子を構成した体積型回折格子等を用いてもよい。
もちろん、反射型でなく透過型のもので構成し、回折格子も透過型の回折格子で構成してもよい。
さて、凹凸構造体3は、転写箔、ラベル、フィルム等種々の形態に構成することができる。転写箔形態の場合には、例えば商品券、クレジットカード、パッケージ等に適用でき、ラベル形態の場合には、例えばソフトウエア、カートリッジ、医薬品等のパッケージ等に適用でき、フィルム形態の場合には、例えばそのフィルムを1〜2mm程度の幅にマイクロスリットし、用紙の抄造時に紙中に共に抄き込んで偽造防止を図ることができる。また、ラベル形態の場合には、脆質層を層構成中に介在させて、偽造のためにラベルを剥離しようとしたときにその脆質層から剥がれるようにして偽造のために表示体を剥がすことを困難にすることができる(脆質ラベル)。
本実施形態の光回折構造による隠し画像2を内包する凹凸構造体3を、転写箔、ラベル、脆質ラベル、フィルムの各形態に構成する場合の、層構成とその作製工程は、特許文献2等に記載されたものと同様である。
このように、本実施形態の凹凸構造体3は、所定の波長の光を照射することにより回折光が生じ特定の情報を表示する基本散乱構造21を有し、元画像1を階調化してデータ化し、階調化した画像データ11の輝度に対応して基本散乱構造21の散乱部分30の面積を変化させて、元画像1を構成するので、デザイン性に優れ、偽造防止性が高く、セキュリティ的にも信頼性が高いものである。
また、基本散乱構造21は、階調化した画像2の輝度が高いほど散乱部分30の面積が大きいので、元画像1の再現性が良くなる。
また、基本散乱構造21の散乱部分30は、特定の情報に対応するデータをフーリエ変換し、その位相情報を多値化して深さとして記録するので、短時間で容易に製作することが可能となる。
以上、凹凸構造体をいくつかの実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
1…元画像
11…階調化した画像
2…隠し画像
21…基本散乱構造
3…凹凸構造体
30…散乱部分
4…隠し画像

Claims (3)

  1. 所定の波長の光を照射することにより回折光が生じ特定の情報を表示する基本散乱構造を有し、
    元画像を階調化し、階調化した画像の輝度に対応して前記基本散乱構造の散乱部分の面積を変化させて、前記元画像を構成する
    ことを特徴とする凹凸構造体。
  2. 前記基本散乱構造は、前記階調化した画像の輝度が高いほど前記散乱部分の面積が大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載の凹凸構造体。
  3. 前記基本散乱構造の前記散乱部分は、前記特定の情報に対応するデータをフーリエ変換し、その位相情報を多値化して深さとして記録する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の凹凸構造体。
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