JP2013214438A - コネクタ及び電気接続装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロックアームの耐久性を簡単な構成で向上させる。
【解決手段】本発明のコネクタC1は、コネクタハウジング10を有する。このコネクタハウジング10は、ハウジング本体11と、相手側のコネクタC2に係脱可能に係合することで当該コネクタC1、C2同士を嵌合状態にロックするロックアーム12とを含む。ロックアーム12は、ハウジング本体11から立ち上がる立ち上がり部20と、この立ち上がり部の上端からコネクタ嵌合方向後側に向かって延びかつコネクタC2に対する係合部24を具備する弾性変形部22とを備え、前記立ち上がり部20に、コネクタ嵌合方向と直交する方向に貫通する中空部26(第1中空部)が形成されているものである。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のコネクタC1は、コネクタハウジング10を有する。このコネクタハウジング10は、ハウジング本体11と、相手側のコネクタC2に係脱可能に係合することで当該コネクタC1、C2同士を嵌合状態にロックするロックアーム12とを含む。ロックアーム12は、ハウジング本体11から立ち上がる立ち上がり部20と、この立ち上がり部の上端からコネクタ嵌合方向後側に向かって延びかつコネクタC2に対する係合部24を具備する弾性変形部22とを備え、前記立ち上がり部20に、コネクタ嵌合方向と直交する方向に貫通する中空部26(第1中空部)が形成されているものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、相手側コネクタとの嵌合状態を保つためのロック機構を備えたコネクタ及びこのコネクタを含む電気接続装置に関するものである。
上記のようなコネクタとして、従来、特許文献1に記載のものが公知である。このコネクタは、複数の端子と、これら端子を保持するコネクタハウジングとを備える。コネクタハウジングは、全体が樹脂材料により一体に形成されており、その上面には撓み変形可能なロックアームが設けられている。このロックアームは、コネクタハウジングの前端から立ち上がって後方に延びる形状を有している。そして、コネクタ嵌合時には、前記コネクタハウジングが相手側コネクタのコネクタハウジング(相手側コネクタハウジング)に嵌合されるに伴いロックアームが撓み変形し、コネクタ同士が完全な嵌合状態となると、ロックアームが弾性復帰して相手側コネクタハウジングに係合するように形成されている。そして、このロックアームと相手側コネクタハウジングとの係合により両コネクタがコネクタ嵌合状態にロックされる。なお、ロックアームを押し下げて当該ロックアームと相手側コネクタハウジングとの係合状態を解除し、この状態で両コネクタを互いに反対方向に引くことで、コネクタ嵌合状態を解除することが可能となる。
特許文献1に記載されるコネクタでは、ロックアームは、コネクタハウジングからの立ち上がり部分を支点として弾性変形する。つまり、前記コネクタでは、この立ち上がり部分に曲げ応力が集中するため、例えばコネクタ同士の係脱が頻繁に行われる場合には、ロックアームが繰り返し外力を受けることで、前記立ち上がり部分でロックアームが破損する場合がある。従って、この点を改善することが望まれる。
本発明は、このような事情に鑑みて成されたものであり、ロック機構を備えたコネクタに関して、ロックアームの耐久性を比較的簡単な構成で向上させることを目的とする。
上記課題を解決するための本発明のコネクタは、端子が保持されるコネクタハウジングを有し、このコネクタハウジングは、前記端子が収容される端子収容室を備えるハウジング本体と、このコネクタハウジングが嵌合される相手側コネクタのコネクタハウジングに係脱可能に係合することで、当該コネクタと前記相手側コネクタとを嵌合状態にロックするロックアームとを含み、このロックアームと前記ハウジング本体とが同一の樹脂材料により一体に形成されるものであり、前記ロックアームは、前記ハウジング本体の外周面から立ち上がる立ち上がり部と、この立ち上がり部の上端から前記外周面に沿ってコネクタ嵌合方向後側に向かって延び、かつ前記外周面に対して接離する方向に弾性変位可能な弾性変形部と、を備えており、前記弾性変形部は、前記相手側コネクタのコネクタハウジングに係合可能に形成され、前記立ち上がり部には、前記コネクタ嵌合方向と直交する方向に貫通する第1中空部が形成されているものである。
この構成によれば、ロックアームの立ち上がり部に第1中空部が形成されていることで、立ち上がり部において曲げ応力が働く位置が効果的に分散される。そのため、当該曲げ応力が立ち上がり部の特定箇所に集中することに起因してロックアーム(当該立ち上がり部)が破損することを簡単な構成で抑制することが可能となる。すなわち、ロックアームの耐久性を比較的簡単な構成で向上させることが可能となる。
この構成においては、前記ロックアームの弾性変形部に、前記コネクタ嵌合方向と直交する方向に貫通する第2中空部が形成されているのが好適である。
この構成によれば、弾性変形部が柔軟性をもつ(剛性が低くなる)ため、ロックアームの操作時(弾性変形部の変形時)に立ち上がり部に働く曲げ応力自体が抑制される。従って、上記のようなロックアームの破損を抑制する上で有利となる。
また、上記のコネクタにおいて、前記ロックアームの弾性変形部は、厚み方向に弾性変位可能な板状を成しかつ当該厚み方向の片側に前記相手側コネクタのコネクタハウジングに係合可能な係合部を備え、前記係合部は、前記弾性変形部のうち当該係合部以外の部分に対して前記厚み方向に弾性的に変位可能に設けられているのが好適である。
この構成によれば、コネクタ嵌合時に係合部に外力が作用すると、当該係合部自体が弾性変形部の厚み方向に弾性変位する。つまり、立ち上がり部に対する弾性変形部の変形量が抑制され、これにより、立ち上がり部に働く曲げ応力自体が抑制される。従って、上記のようなロックアームの破損を抑制する上で有利となる。
この場合、弾性変形部に前記第2中空部を備えるものでは、前記弾性変形部は、前記コネクタ嵌合方向の前記係合部を含む領域に前記第2中空部を備え、この中空部を変位代として前記係合部が弾性的に変位可能となるように形成されているのが好適である。
この構成によれば、弾性変形部が柔軟性をもつことと、立ち上がり部に対する弾性変形部の変形量が抑制されることとの相乗効果により、立ち上がり部に働く曲げ応力がより効果的に抑制される。従って、上記のようなロックアームの破損を抑制する上で有利となる。
一方、本発明の電気接続装置は、上記の何れかのコネクタからなる第1コネクタと、この第1コネクタのコネクタハウジングと嵌合可能で、かつその嵌合状態において前記ロックアームと係合することが可能な形状のコネクタハウジングを有する第2コネクタと、を備えるものである。
この電気接続装置によれば、第1コネクタにおいてロックアームが破損することを効果的に抑制することが可能となる。そのため、第1、第2のコネクタ同士の係脱が頻繁に行われる場合でも、当該コネクタを長期的に良好に使用することが可能となる。
以上のような本発明のコネクタ及び電気接続装置によれば、ロックアームの立ち上がり部分に働く曲げ応力が効果的に分散され、これによりロックアームの耐久性が向上する。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施形態について詳述する。
図1は、本発明の電気接続装置を概略的に示している。同図に示すように、電気接続装置は、第1コネクタC1(本発明のコネクタに相当する)と、これが嵌合される第2コネクタC2(本発明の相手側コネクタに相当する)とからなる。なお、以下の説明では、図1中に示すように、コネクタ嵌合方向と平行な方向を前後方向、これと直交する方向を幅方向、前後方向および幅方向に直交する方向を上下方向(不図示)とする。
第1コネクタC1は、雌型の複数の端子(図略)と、これら端子を保持する雄型のコネクタハウジング10(以下、ハウジング10と略す)とを備える。
同図及び図2に示すように、ハウジング10は、コネクタ嵌合方向に貫通する複数の端子収容室10aを有するハウジング本体11と、コネクタC1、C2を嵌合状態にロックするためのロックアーム12とを備え、これらハウジング本体11とロックアーム12とが絶縁性を有する樹脂材料により一体に形成された構造を有している。
ハウジング本体11は、複数の端子収容室10aが幅方向に一列に並んだ上下方向に扁平な直方体形状を有しており、ハウジング本体11の各端子収容室10a内に、電線の末端に装着された前記雌型の端子が各々保持されている。
ロックアーム12は、このハウジング本体11の上面であってその幅方向中央に設けられている。詳しくは、このロックアーム12は、ハウジング本体11の上面の前端部から立ち上がる立ち上がり部20と、この立ち上がり部20の上端から前記ハウジング本体11の上面に沿って後方に延び、かつ上下方向(前記上面に対して接離する方向)に弾性変位可能な弾性変形部22とを有した片持ち形状を有する。弾性変形部22の上面のうち、その後端近傍の位置には、第2コネクタC2の後記ハウジング14に係合可能な係合部24が形成されている。この係合部24は、弾性変形部22の上面から上向きに突出する突出部により構成されている。
ロックアーム12の前記立ち上がり部20には、幅方向に貫通する中空部26(本発明の第1中空部に相当する)が形成されている。これにより、前記立ち上がり部20は、ハウジング本体11から各々立ち上がる、前側の第1立ち上がり部20aと後側の第2立ち上がり部20bとに分割されている。第1立ち上がり部20aは、その前端面28aが略垂直であるのに対して、後端面28bは前側に向かって凸の円弧状(側面視で円弧状)に形成されている。また、第2立ち上がり部20bは、全体が前側に向かって凸の円弧状(側面視で円弧状)に形成されている。
一方、第2コネクタC2は、雄型の複数の端子(図略)と、これら端子を保持するコネクタハウジング14(以下、ハウジング14と略す)とを備える。ハウジング14は、第1コネクタC1の前記ハウジング10と同様に、絶縁性の樹脂材料により形成されている。
ハウジング14は、第1コネクタC1(ハウジング10)の嵌合用凹部を備えた雌型のハウジングである。この嵌合用凹部の内底部には、複数の端子収容室14aが形成されており、電線の末端に装着された前記雄型の端子(図略)が、各々それらのタブ状の接触片を嵌合用凹部内に突出させた状態で各端子収容室14a内に保持されている。
また、ハウジング14の上部であってその後端近傍の位置には、第1コネクタC1(ハウジング10)の前記ロックアーム12の係合部24が係合可能な被係合部15が形成されている。この被係合部15は、前記係合部24が介在することが可能な開口部により構成されている。
これらの第1コネクタC1と第2コネクタC2とを接続するには、まず、第1コネクタC1を第2コネクタの前記嵌合用凹部に対向させ、第1コネクタC1をその先端側から当該嵌合用凹部に差し込んで各ハウジング10、14を互いに嵌合させる。この嵌合により、各コネクタC1、C2の端子同士が接触し、当該接触により第1コネクタC1側の電線と第2コネクタC2側の電線とが電気的に接続されることとなる。
このようにコネクタC1、C2を嵌合せると、第1コネクタC1のロックアーム12が第2コネクタC2の嵌合用凹部内に挿入され、当該ロックアーム12の係合部24が第2コネクタC2の被係合部15に係合し、これによりコネクタC1、C2同士がコネクタ嵌合状態にロックされる。詳しくは、第1コネクタC1を第2コネクタC2の嵌合用凹部に挿入すると、これに伴い係合部24が嵌合用凹部の内天面に当接してロックアーム12(弾性変形部22)が下方に撓む。そして、両コネクタC1、C2が完全な嵌合状態になると、前記係合部24が被係合部15の内側に介在してロックアーム12が弾性復帰し、これにより係合部24と被係合部15とが係合状態となって、両コネクタC1、C2がコネクタ嵌合状態にロックされることとなる。なお、両コネクタC1,C2の嵌合状態を解除する際には、ロックアーム12(弾性変形部22)を押し下げることにより係合部24と被係合部15との係合状態を解除し、この状態で両コネクタC1、C2を引き離すことで、両コネクタC1,C2の嵌合状態を解除することが可能となる。
ところで、このようなコネクタC1、C2同士の嵌合、および当該嵌合状態の解除が頻繁に行われ、これに伴いロックアーム12が繰り返し撓む(弾性変形部22が繰り返し変形する)と、特に、立ち上がり部20が疲労することによりその強度が低下し、当該立ち上がり部20が破損に至ることが考えられる。しかし、ロックアーム12の立ち上がり部20に中空部26が形成された上記のような第1コネクタC1(ハウジング10)によれば、ロックアーム12に働く曲げ応力が効果的に分散されるため、上記のような疲労による立ち上がり部20の強度低下が効果的に抑制される。
具体的には、第1コネクタC1(ハウジング10)の上記ロックアーム12によれば、第1立ち上がり部20aの前端面28a及び後端面28bの近傍と、第2立ち上がり部20bの前端面28c及び後端面28dの近傍とに曲げ応力が分散される。すなわち、ロックアームの立ち上がり部に中空部を備えていない従来のコネクタでは、曲げ応力は主に立ち上がり部の前後各面の近傍二箇所に集中するが、これに対して、上記第1コネクタC1では、曲げ応力は上記の通り四箇所に分散される。しかも、第1立ち上がり部20aの後端面28bが前側に向かって凸の円弧状(側面視で円弧状)に形成されるとともに、第2立ち上がり部20bが、前側に向かって凸の円弧状(側面視で円弧状)に形成されていることで、ロックアーム12が外力(押し下げ力)を受けた際には各立ち上がり部20a、20bが変形し易く、この変形により曲げ応力の増大が緩和される。そのため、従来のこの種のコネクタと比べると、ロックアーム12(立ち上がり部20)の疲労による強度低下が効果的に抑制される。つまり、ロックアーム12の耐久性が向上することとなる。
従って、上記第1コネクタC1によれば、コネクタC1、C2同士の嵌合、および当該嵌合状態の解除が頻繁に行われるような場合でも、ロックアーム12(立ち上がり部20)が疲労することによる破損を効果的に抑制することができる。
なお、図2に示す例では、ロックアーム12の上記中空部26は、上記の通り、立ち上がり部20をその基端から前後2つの立ち上がり部20a、20bに分割するように形成されているが、例えば、中空部26は、図3に示すように、立ち上がり部20が前後に分割されない程度の大きさ及び形状のものであってもよい。同図の例では、立ち上がり部20に、断面円形の中空部26が形成されている。この場合も、中空部26の内側の前後各面近傍に応力が生じるので、程度の差はあるものの、図1及び図2に示した第1コネクタC1と同様に、ロックアーム12の耐久性を向上させることができる。
また、第1コネクタC1のハウジング10は、上記のようにロックアーム12(立ち上がり部20)に単一の中空部26が形成されたものに限らず、図4に示すように、複数の中空部(第1中空部)が形成されたものであってもよい。同図の例は、図1及び図2に示したハウジング10において、中空部26の前後両側に、当該中空部26よりも径の小さい、幅方向に貫通する断面円形の複数の中空部27(本発明の第1中空部に相当する)がさらに形成されたものである。この構成によれば、各立ち上がり部20a、20bがより変形し易くなり、ロックアーム12が外力を受けた際の曲げ応力を抑制することができる。従って、ロックアーム12の耐久性を向上させる上で有利となる。
また、図1及び図2に示したハウジング10において、ロックアーム12により高い柔軟性をもたせる(剛性を低くする)ことで、ロックアーム12変形時に立ち上がり部20に働く曲げ応力を抑制するようにしてもよい。具体的には、図5〜図7に示すように、弾性変形部22の前後方向の一乃至複数の位置に、当該弾性変形部22を貫通する貫通穴30(本発明の第2中空部に相当する)を設け、当該一乃至複数の位置における弾性変形部22の断面積がそれ以外の位置の断面積よりも小さくなるようにロックアーム12を形成する。図5は、弾性変形部22に、前後方向に一定間隔で並びかつ幅方向に貫通する断面円形の複数(図示の例では5つの)の貫通穴30を設けた例である。図6は、弾性変形部22の前記立ち上がり部20と前記係合部24との間の位置に、上下方向(弾性変形部22の厚み方向)に貫通する平面視矩形の貫通穴30を一つだけ設けた例である。
さらに、図7は、弾性変形部22に、幅方向に貫通する前後方向に細長い断面矩形の貫通穴30を一つだけ設けた例である。この例では、前後方向における貫通穴30の両端よりも内側に係合部24が位置するように当該貫通穴30が形成されている。より詳しくは、係合部24に外力が作用すると、当該係合部24が前記貫通穴30を変位代として弾性変形部22(当該係合部24以外の部分)に対してさらに上下方向(弾性変形部22の厚み方向)に弾性変位し得るように当該貫通穴30が形成されている。この構成によれば、コネクタC1、C2嵌合時に、係合部24が弾性変形部22に対して変位することで、立ち上がり部20に対する弾性変形部22自体の変形量が抑制される。従って、図7に示す構成によれば、弾性変形部22が柔軟性をもつことと、立ち上がり部20に対する弾性変形部22の変形量が抑制されることとの相乗効果により、立ち上がり部20に働く曲げ応力を効果的に抑制することが可能となる。従って、より高度にロックアーム12の破損を抑制することができる。
なお、この図7に類似する構成として、図8及び図9に示すような構成も適用できる。図8に示す構成は、ロックアーム12の弾性変形部22に、上下方向に弾性的に撓み変形可能な片持ち構造の弾性撓み片23が設けられたものである。この弾性撓み片23は、後端部を支点として撓み変形可能に形成されており、その前端部に前記係合部24が設けられている。図9は、図8の変形例であり、弾性撓み片23がその前端部を支点として上下方向に弾性的に撓み変形可能に設けられ、この弾性撓み片23の後端部に前記係合部24が設けられたものである。これらの構成によれば、係合部24に外力が作用すると、弾性撓み片23が弾性変形部22(弾性撓み片23以外の部分)に対してさらに上下方向(弾性変形部22の厚み方向)に弾性変位する。そのため、上述した図7の例と同様に、立ち上がり部20に対する弾性変形部22自体の変形量を抑制することが可能である。従って、ロックアーム12変形時に立ち上がり部20に働く曲げ応力を効果的に抑制することが可能となる。特に、これら図8及び図9の構成によれば、弾性撓み片23の撓み量が弾性変形部22の厚みによる制約を受けないため、係合部24の変位代(弾性撓み片23の撓み代)を図7の構成よりも大きく設けることができる。つまり、図7の構成に比べると、立ち上がり部20に対する弾性変形部22自体の変形量を抑制する上で有となる。
なお、以上説明した図1〜図9の実施形態に係る電気接続装置は、本発明に係る電気接続装置の好ましい実施形態の例示であって、その具体的な構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10、14 コネクタハウジング
10a、14a 端子収容室
11 ハウジング本体
12 ロックアーム
20 立ち上がり部
22 弾性変形部
24 係合部
26 中空部
C1 第1コネクタ
C2 第2コネクタ
10a、14a 端子収容室
11 ハウジング本体
12 ロックアーム
20 立ち上がり部
22 弾性変形部
24 係合部
26 中空部
C1 第1コネクタ
C2 第2コネクタ
Claims (5)
- コネクタであって、
端子が保持されるコネクタハウジングを有し、
このコネクタハウジングは、前記端子が収容される端子収容室を備えるハウジング本体と、このコネクタハウジングが嵌合される相手側コネクタのコネクタハウジングに係脱可能に係合することで、当該コネクタと前記相手側コネクタとを嵌合状態にロックするロックアームとを含み、このロックアームと前記ハウジング本体とが同一の樹脂材料により一体に形成されるものであり、
前記ロックアームは、前記ハウジング本体の外周面から立ち上がる立ち上がり部と、この立ち上がり部の上端から前記外周面に沿ってコネクタ嵌合方向後側に向かって延び、かつ前記外周面に対して接離する方向に弾性変位可能な弾性変形部とを備えており、
前記弾性変形部は、前記相手側コネクタのコネクタハウジングに係合可能に形成され、前記立ち上がり部には、前記コネクタ嵌合方向と直交する方向に貫通する第1中空部が形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 請求項1に記載のコネクタにおいて、
前記ロックアームの弾性変形部に、前記コネクタ嵌合方向と直交する方向に貫通する第2中空部が形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 請求項1又2に記載のコネクタにおいて、
前記ロックアームの弾性変形部は、厚み方向に弾性変位可能な板状を成しかつ当該厚み方向の片側に前記相手側コネクタのコネクタハウジングに係合可能な係合部を備え、
前記係合部は、前記弾性変形部のうち当該係合部以外の部分に対して前記厚み方向に弾性的に変位可能に設けられていることを特徴とするコネクタ。 - 請求項3に記載のコネクタにおいて、
前記弾性変形部に前記第2中空部を備えるものであり、
前記弾性変形部は、前記コネクタ嵌合方向の前記係合部を含む領域に前記第2中空部を備え、この中空部を変位代として前記係合部が弾性的に変位可能となるように形成されていることを特徴とするコネクタ。 - 電気接続装置であって、
請求項1乃至4の何れか一項に記載のコネクタからなる第1コネクタと、
この第1コネクタのコネクタハウジングと嵌合可能で、かつその嵌合状態において前記ロックアームと係合することが可能な形状のコネクタハウジングを有する第2コネクタと、を備えることを特徴とする電気接続装置。
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- 2012-04-03 JP JP2012084591A patent/JP2013214438A/ja active Pending
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