JP2013213185A - 粉末洗浄剤組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】衣類に付着した食物のシミや黄ばみなどの汚れをより効果的に落とすことができる粉末洗浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】(a)陰イオン界面活性剤を10質量%以上、45質量%以下、(b)非イオン界面活性剤を0質量%以上、9質量%以下、(c)炭酸アルカリ金属塩を10質量%以上、30質量%以下、(d)炭酸水素アルカリ塩を10質量%以上、40質量%以下、(e)過炭酸塩を0.1質量%以上、10質量%以下、及び(f)下記一般式(1)で表される漂白活性化剤を0.1質量%、3質量%以下含有する粉末洗浄剤組成物であって、(b)/(a)の質量比が0/1以上、1/3以下であり、〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/2以上、2/1以下であり、0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製した上記組成物の0.5質量%溶液の25℃におけるpHが9以上、10.4以下である粉末洗浄剤組成物。
【選択図】なし
【解決手段】(a)陰イオン界面活性剤を10質量%以上、45質量%以下、(b)非イオン界面活性剤を0質量%以上、9質量%以下、(c)炭酸アルカリ金属塩を10質量%以上、30質量%以下、(d)炭酸水素アルカリ塩を10質量%以上、40質量%以下、(e)過炭酸塩を0.1質量%以上、10質量%以下、及び(f)下記一般式(1)で表される漂白活性化剤を0.1質量%、3質量%以下含有する粉末洗浄剤組成物であって、(b)/(a)の質量比が0/1以上、1/3以下であり、〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/2以上、2/1以下であり、0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製した上記組成物の0.5質量%溶液の25℃におけるpHが9以上、10.4以下である粉末洗浄剤組成物。
【選択図】なし
Description
本発明は、高い漂白性能を有する粉末洗浄剤組成物に関する。
漂白剤は塩素系漂白剤と酸素系漂白剤に分けられるが、塩素系漂白剤は使用できる繊維に制限があり、色・柄物には使用できず、また特有の臭いを有していることから、これらの欠点のない酸素系漂白剤が最近著しく普及している。この酸素系漂白剤のうち、過炭酸ナトリウムや過硼酸ナトリウムが粉末酸素系漂白剤として使用されているが、塩素系漂白剤に比べ漂白力が低いため、それを補うための技術の一つとして、漂白活性化剤を配合した漂白剤(特許文献1)が知られている。また、洗剤の洗浄と漂白性能を高める観点から、漂白活性化剤を配合した粉状洗剤も知られている(特許文献2)。
また、特表平10−512601号公報(特許文献3)には、アニオン活性剤、ラクタムのような特定の構造を持つ漂白活性化剤、炭酸塩、炭酸水素塩を含有する組成物が開示されているが、炭酸塩、炭酸水素塩の濃度が低く、ラクタムのような特定の構造を持つ漂白活性化剤の高い性能を発現させる事は出来るが、下記一般式(1)で表されるような漂白活性化剤の充分な性能が発現しない。また、特許文献3の技術に限らず、これまでのいずれの技術においても、炭酸塩、炭酸水素塩の配合量、pHが一般式(1)で表されるような漂白活性化剤の性能発現に与える影響について考慮し、性能を発現させたものは存在しなかった。
本発明の課題は、衣類に付着した食物のシミや黄ばみなどの汚れをより効果的に落とすことができる粉末洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明者らが検討を重ねた結果、陰イオン界面活性剤、炭酸アルカリ金属塩、過炭酸塩、及び漂白活性化剤を含有する系において、粉末洗浄剤組成物を構成する多種多様の成分の中から炭酸水素塩の量に着目したところ、炭酸アルカリ金属塩及び過炭酸塩と炭酸水素アルカリ金属塩が特定の質量比を満たし、且つpHをコントロールする事で、炭酸アルカリ金属塩の高い皮脂洗浄性能、過酸の生成量を担保したまま、過酸の解離状態を変化させる事で高い漂白性能が発揮されることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明の要旨は、
(a)陰イオン界面活性剤を10質量%以上、45質量%以下、
(b)非イオン界面活性剤を0質量%以上、9質量%以下、
(c)炭酸アルカリ金属塩を10質量%以上、30質量%以下、
(d)炭酸水素アルカリ塩を10質量%以上、40質量%以下、
(e)過炭酸塩を0.1質量%以上、10質量%以下、及び
(f)下記一般式(1)で表される漂白活性化剤を0.1質量%、3質量%以下含有する粉末洗浄剤組成物であって、
(b)/(a)の質量比が0/1以上、1/3以下であり、
〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/2以上、2/1以下であり、
0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製した上記組成物の0.5質量%溶液の25℃におけるpHが9以上、10.4以下である粉末洗浄剤組成物。
(a)陰イオン界面活性剤を10質量%以上、45質量%以下、
(b)非イオン界面活性剤を0質量%以上、9質量%以下、
(c)炭酸アルカリ金属塩を10質量%以上、30質量%以下、
(d)炭酸水素アルカリ塩を10質量%以上、40質量%以下、
(e)過炭酸塩を0.1質量%以上、10質量%以下、及び
(f)下記一般式(1)で表される漂白活性化剤を0.1質量%、3質量%以下含有する粉末洗浄剤組成物であって、
(b)/(a)の質量比が0/1以上、1/3以下であり、
〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/2以上、2/1以下であり、
0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製した上記組成物の0.5質量%溶液の25℃におけるpHが9以上、10.4以下である粉末洗浄剤組成物。
(式中、RはH、炭素数1〜17を有するアルキル基またはアルケニル基、アリール基、芳香族複素環基、2以上のアネレーテッドベンゼノイド環からなるポリアリーレン基および2以上のアリールまたはアリーレン置換基が共有結合されている基からなる群から選択され、そしてLは脱離基であり、そしてL上に生成される陰イオンの共役酸は4〜13の範囲内のpKaを有する。)に関するものである。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、炭酸アルカリ金属塩、炭酸水素アルカリ金属塩、過炭酸塩を特定比で含有させ、且つpHをコントロールする事により、漂白活性化剤の効果が著しく向上する事で、衣類に付着した食物のシミや黄ばみなどの汚れに対して非常に高い漂白性能を発現することができる。
(a)成分
(a)成分の陰イオン界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、高級アルコールの硫酸エステル塩、高級アルコールのエトキシル化物の硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩若しくはそのエステル塩、又は脂肪酸塩が挙げられる。
(a)成分の陰イオン界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、高級アルコールの硫酸エステル塩、高級アルコールのエトキシル化物の硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、パラフィンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩若しくはそのエステル塩、又は脂肪酸塩が挙げられる。
洗浄性能を向上させる観点から、特に、アルキル鎖の炭素数が10〜18(好ましくは12〜14)の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル鎖の炭素数が10〜18(好ましくは12〜16)の高級アルコールの硫酸エステル塩、又はアルキル鎖の炭素数が10〜20のα−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩が好ましく、特に、アルキル鎖の炭素数が10〜18(好ましくは12〜14)の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル鎖の炭素数が10〜18(好ましくは12〜16)の高級アルコールの硫酸エステル塩が好ましい。また、対イオンとしては、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニア、アルカノールアミン等が挙げられるが、アルカリ金属が好ましい。
陰イオン界面活性剤は、酵素性能発現の観点から、粉末洗浄剤組成物中に10質量%以上含有され、好ましくは15質量%以上含有され、より好ましくは20質量%以上、より好ましくは25質量%以上含有される。また、陰イオン界面活性剤は、漂白活性化剤の効果向上と、製造適性を両立させる観点から、粉末洗浄剤組成物中に10〜45質量%含有され、好ましくは15〜40質量%含有され、より好ましくは20〜40質量%含有され、さらに好ましくは25〜40質量%含有される。(a)成分としては、1種類の成分を用いてもよく、複数の成分を併用しても良い。
(b)成分
本発明の粉末洗浄剤組成物は、過酸生成による漂白性能を維持する観点と皮脂洗浄性能向上の観点から、非イオン界面活性剤(b)を一定の範囲で含有する。しかし、非イオン界面活性剤の含有量は、特に過酸生成による漂白性能を発現させる観点と酵素性能発現を維持する観点から、洗浄剤組成物の粉末洗浄剤組成物中に0質量%以上、9質量%以下、好ましくは7質量%以下、より好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは0質量%、即ち、含有しなくても良い。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、過酸生成による漂白性能を維持する観点と皮脂洗浄性能向上の観点から、非イオン界面活性剤(b)を一定の範囲で含有する。しかし、非イオン界面活性剤の含有量は、特に過酸生成による漂白性能を発現させる観点と酵素性能発現を維持する観点から、洗浄剤組成物の粉末洗浄剤組成物中に0質量%以上、9質量%以下、好ましくは7質量%以下、より好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは0質量%、即ち、含有しなくても良い。
非イオン界面活性剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、高級アルコールのエチレンオキシド(以下「EO」という)付加物、若しくはEO/プロピレンオキシド(以下「PO」という)付加物等が挙げられる。特に炭素数が10〜16、好ましくは12〜14のアルコールにEOを平均1〜25モル、好ましくは10〜20モル付加した化合物が皮脂汚れの除去、耐硬水性、生分解性の点、及び直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩との相性の点で好ましい。
ここで、(b)/(a)の質量比は0/1以上、1/3以下である。過酸生成向上による漂白性能発現と高い皮脂洗浄力を両立させる観点から、好ましくは1/5以下、より好ましくは1/6.7以下、より好ましくは1/10以下である。また、(b)/(a)の質量比は、特に過酸生成による漂白性能を発現させる観点と酵素性能発現を維持する観点から、好ましくは0/1以上、1/5以下、より好ましくは0/1以上、1/6.7以下、より好ましくは0/1以上、1/10以下である。皮脂洗浄性能向上の観点からは(b)成分が粉末洗浄剤組成物中に含まれていることが好ましいが、非イオン活性剤の含有比率が高くなると、活性剤ミセル中に漂白活性化剤が取り込まれて有機過酸が生成しにくくなり、漂白性能が低下する傾向があることから、(b)/(a)の質量比の上限値としては1/3とすることが好ましい。
(c)成分
炭酸アルカリ金属塩(c)としては、特に限定されるものではないが、例えば、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム等が挙げられる。(c)成分は、酵素活性化の観点から、粉末洗浄剤組成物中に10質量%以上、好ましくは12質量%以上、より好ましくは14質量%以上含有される。また、(c)成分は、実洗濯場面での皮脂洗浄性能向上と酵素活性化の観点から、粉末洗浄剤組成物中に10質量%以上、30質量%以下、好ましくは12質量%以上、25質量%以下、より好ましくは14質量%以上、23質量%以下含有される。
炭酸アルカリ金属塩(c)としては、特に限定されるものではないが、例えば、炭酸ナトリウム又は炭酸カリウム等が挙げられる。(c)成分は、酵素活性化の観点から、粉末洗浄剤組成物中に10質量%以上、好ましくは12質量%以上、より好ましくは14質量%以上含有される。また、(c)成分は、実洗濯場面での皮脂洗浄性能向上と酵素活性化の観点から、粉末洗浄剤組成物中に10質量%以上、30質量%以下、好ましくは12質量%以上、25質量%以下、より好ましくは14質量%以上、23質量%以下含有される。
(d)成分
炭酸水素アルカリ金属塩(d)としては、特に限定されるものではないが、例えば、炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウム等が挙げられる。(d)成分は、粉末洗浄剤組成物中に10質量%以上、好ましくは12質量%以上、より好ましくは14質量%以上含有される。また、(d)成分は、粉末洗浄剤組成物中に10質量%以上、40質量%以下、好ましくは12質量%以上、30質量%以下、より好ましくは14質量%以上、25質量%以下含有される。
炭酸水素アルカリ金属塩(d)としては、特に限定されるものではないが、例えば、炭酸水素ナトリウム又は炭酸水素カリウム等が挙げられる。(d)成分は、粉末洗浄剤組成物中に10質量%以上、好ましくは12質量%以上、より好ましくは14質量%以上含有される。また、(d)成分は、粉末洗浄剤組成物中に10質量%以上、40質量%以下、好ましくは12質量%以上、30質量%以下、より好ましくは14質量%以上、25質量%以下含有される。
(e)成分
本発明では、過炭酸塩としては、特に限定されるものではないが、例えば、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられる。(e)成分は、粉末洗浄剤組成物の安定性、漂白性能発現を両立させる観点から、粉末洗浄剤組成物中に0.1質量%以上、10質量%以下、好ましくは1質量%以上、5質量%以下含有される事が好ましい。
本発明では、過炭酸塩としては、特に限定されるものではないが、例えば、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム等が挙げられる。(e)成分は、粉末洗浄剤組成物の安定性、漂白性能発現を両立させる観点から、粉末洗浄剤組成物中に0.1質量%以上、10質量%以下、好ましくは1質量%以上、5質量%以下含有される事が好ましい。
〔(c)+(e)〕/(d)の質量比は、1/2以上、2/1以下である。ここで、過酸生成向上により漂白性能を発現させる観点から、好ましくは1/1.5以上、より好ましくは1/1以上、より好ましくは1.1/1以上である。また、過酸の解離状態を酸型にする事で漂白性能を向上させる観点から、好ましくは1.5/1以下、より好ましくは1.4/1以下、より好ましくは1.3/1以下である。また、過酸生成向上と過酸の解離状態を酸型にして漂白性能を向上させる観点から、好ましくは1/1.5以上、1.5/1以下、より好ましくは1/1以上、1.4/1以下、より好ましくは1.1/1以上、1.3/1以下である。洗濯液中での解離度が高い炭酸アルカリ金属塩、解離度が低い炭酸水素アルカリ金属塩を高配合かつ、特定比で含有させる事により、漂白活性化剤から生じる有機過酸の解離状態が漂白性能の高い酸型に変化する事で、本発明の粉末洗浄剤組成物は非常に高い漂白性能を発現することができると推定される。
(f)成分
本発明では、下記一般式(1)で表される漂白活性化剤を含有する。
本発明では、下記一般式(1)で表される漂白活性化剤を含有する。
(式中、RはH、炭素数1〜17を有するアルキル基またはアルケニル基、好ましくは線状または分枝アルキル基またはアルケニル基、炭素数3〜18を有する環式アルキル基またはアルケニル基、アリール基、芳香族複素環基、2以上のアネレーテッドベンゼノイド環からなるポリアリーレン基および2以上のアリールまたはアリーレン置換基が共有結合されている基からなる群から選択され、そしてLは脱離基であり、そしてL上に生成される陰イオンの共役酸は4〜13の範囲内のpKaを有する。)
脱離基Lは、ペルオキシカルボン酸の陰イオンによる漂白剤活性剤上への求核攻撃の結果として漂白剤活性剤から置換される基であって、本質上、如何なる脱離基であっても用いることができる。この種の挙動を示す脱離基は、それらの共役酸が4〜13の範囲内のpKaを有するものである。かかる漂白活性化剤としては、テトラアセチルエチレンジアミン等が挙げられる。
漂白活性化剤としては、高い過酸生成能の観点から、次の一般式(2)で表される漂白活性化剤がより好ましい。
〔式中、Rは7〜15のアルキル基を示し、Yは−SO3M又は−COOM(ここで、Mは水素原子又はアルカリ金属原子を示す)を示す。〕
一般式(2)中において、Rで示されるアルキル基、好ましくは直鎖アルキル基は、通常の洗浄条件において充分な溶解性を確保し、汚れ成分の充分な吸着力を付与するため、炭素数は7〜15のものが好ましい。また、Mで示されるアルカリ金属原子としては、ナトリウム原子、カリウム原子を挙げることができる。
このような漂白活性化剤としては、下記式(3)で表されるものが特に好ましい。
[式中、Rは炭素数11〜15の直鎖アルキル基を示し、Mはナトリウム原子又はカリウム原子をあらわす]
このような式(3)で表される漂白活性化剤の具体例としては、ラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム及びノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウム等が挙げられる。
(f)成分は、漂白性能発現と、使用時の香り立ちを両立させる観点から、粉末洗浄剤組成物中に好ましくは0.1質量%、3質量%以下、より好ましくは0.2質量以上、2質量%以下、より好ましくは0.3質量%以上、1質量%以下、より好ましくは0.4質量%以上、0.8質量%以下含有される。
(その他成分)
本発明の粉末洗浄剤組成物には、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグリコシド等の非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤等のその他の界面活性剤を添加できる。
本発明の粉末洗浄剤組成物には、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルポリグリコシド等の非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤等のその他の界面活性剤を添加できる。
(g)リン酸塩ビルダー
本発明の粉末洗浄剤組成物は、皮脂洗浄性能向上の観点から、リン酸塩ビルダー(g)を一定の範囲で含有する。しかし、リン酸塩ビルダーの含有量は、特に過酸生成に悪影響を与えない観点から、洗浄剤組成物の0質量%以上、5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、より好ましくは0質量%、即ち、含有しなくても良い。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、皮脂洗浄性能向上の観点から、リン酸塩ビルダー(g)を一定の範囲で含有する。しかし、リン酸塩ビルダーの含有量は、特に過酸生成に悪影響を与えない観点から、洗浄剤組成物の0質量%以上、5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、より好ましくは0質量%、即ち、含有しなくても良い。
リン酸塩ビルダーとしては、特に限定されるものではないが、例えば、トリポリリン酸塩、オルトリン酸塩、ピロリン酸塩等から選ばれる1種以上が挙げられる。全リン酸塩ビルダー中に占めるトリポリリン酸塩の量は80〜97質量%、オルトリン酸塩の量は1〜10質量%、ピロリン酸塩の量は2〜10質量%が好適である(量は無水物として計算)。また、対イオンとしては、アルカリ金属イオンが好ましく、特にナトリウムイオン及びカリウムイオンが好ましい。全対イオン中、ナトリウムイオン及びカリウムイオンの量は、70質量%以上が好ましく、85質量%以上がより好ましい。
カチオン交換型ポリマー
また、本発明の洗浄剤組成物には、金属イオン封鎖能や固体粒子汚れの分散能等の点で、カルボン酸基及び/又はスルホン酸基を有するカチオン交換型ポリマーを配合することが好適である。分子量が1千〜8万、好ましくは6万〜7万のアクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩、ポリアクリル酸塩や特開昭54−52196号公報に記載の分子量が8百〜百万、好ましくは5千〜20万のポリグリオキシル酸等のポリアセタールカルボン酸塩が挙げられる。該カチオン交換型ポリマーは、洗浄力の点から、好ましくは粉末洗浄剤組成物の0.1〜7質量%、より好ましくは0.3〜5質量%、特に好ましくは0.5〜3質量%含有される。
また、本発明の洗浄剤組成物には、金属イオン封鎖能や固体粒子汚れの分散能等の点で、カルボン酸基及び/又はスルホン酸基を有するカチオン交換型ポリマーを配合することが好適である。分子量が1千〜8万、好ましくは6万〜7万のアクリル酸−マレイン酸コポリマーの塩、ポリアクリル酸塩や特開昭54−52196号公報に記載の分子量が8百〜百万、好ましくは5千〜20万のポリグリオキシル酸等のポリアセタールカルボン酸塩が挙げられる。該カチオン交換型ポリマーは、洗浄力の点から、好ましくは粉末洗浄剤組成物の0.1〜7質量%、より好ましくは0.3〜5質量%、特に好ましくは0.5〜3質量%含有される。
結晶性アルミノ珪酸塩
本発明の粉末洗浄剤組成物には、A型、X型、P型ゼオライト等の結晶性アルミノ珪酸塩を含有できる。その平均一次粒子径は0.1〜10μm、好ましくは1〜5μmが好ましい。結晶性アルミノ珪酸塩の含有量は、洗浄力と酵素効果発現を両立させる観点から、粉末洗浄剤組成物の10〜40質量%が好ましく、15〜35質量%がより好ましく、20〜30質量%がより好ましい。結晶性アルミノ珪酸塩として好適なものは、A型ゼオライト(例えば、商品名「トヨビルダー」:東ソー(株)製、JIS K 5101法による吸油能:40mL/100g以上)が好ましい。その他に、P型(例えば、商品名「Doucil A24」、「ZSEO64」等;いずれもCrosfield社製;吸油能60〜150mL/100g)、X型(例えば、商品名「WessalithXD」;Degussa社製;吸油能80〜100mL/100g)、国際公開第9842622号記載のハイブリッドゼオライトも好適なものとして挙げられる。
本発明の粉末洗浄剤組成物には、A型、X型、P型ゼオライト等の結晶性アルミノ珪酸塩を含有できる。その平均一次粒子径は0.1〜10μm、好ましくは1〜5μmが好ましい。結晶性アルミノ珪酸塩の含有量は、洗浄力と酵素効果発現を両立させる観点から、粉末洗浄剤組成物の10〜40質量%が好ましく、15〜35質量%がより好ましく、20〜30質量%がより好ましい。結晶性アルミノ珪酸塩として好適なものは、A型ゼオライト(例えば、商品名「トヨビルダー」:東ソー(株)製、JIS K 5101法による吸油能:40mL/100g以上)が好ましい。その他に、P型(例えば、商品名「Doucil A24」、「ZSEO64」等;いずれもCrosfield社製;吸油能60〜150mL/100g)、X型(例えば、商品名「WessalithXD」;Degussa社製;吸油能80〜100mL/100g)、国際公開第9842622号記載のハイブリッドゼオライトも好適なものとして挙げられる。
また、洗浄剤粒子の流動性及び非ケーキング性の観点から、表面改質を行っても良い。表面被覆剤としては、例えば、ベントナイト、タルク、クレイ、金属石鹸、粉末の界面活性剤等の微粉体、カルボキシメチルセルロース、ポリエチレングリコール、ポリアクリル酸又はその塩、アクリル酸とマレイン酸のコポリマー又はその塩等のポリカルボン酸塩等の水溶性ポリマー、脂肪酸が挙げられる。
[pH]
本発明の粉末洗浄剤組成物を0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製した上記組成物の0.5質量%溶液の25℃におけるpHは、9以上、10.4以下、好ましくは9.4以上、10.3以下、より好ましくは9.5以上、10.2以下である。pHがこの範囲内であれば、有機過酸発生率の向上、及び優れた漂白洗浄性能を発現することができる。
本発明の粉末洗浄剤組成物を0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製した上記組成物の0.5質量%溶液の25℃におけるpHは、9以上、10.4以下、好ましくは9.4以上、10.3以下、より好ましくは9.5以上、10.2以下である。pHがこの範囲内であれば、有機過酸発生率の向上、及び優れた漂白洗浄性能を発現することができる。
粉末洗浄剤組成物が用いられる実際の洗濯場面においては、洗濯水中に衣類の汗、皮脂等に由来する脂肪酸が存在し、洗浄pHが低下しうる。そのため、脂肪酸が存在する洗濯水のモデルとして0.01質量%氷酢酸水溶液を用いた組成物溶液において、上記のpH範囲を取ることが漂白性能発現のための非常に重要な要素の一つである。
通常、漂白活性化剤と過酸化水素が反応する事で有機過酸が生成するが、過酸化水素はpHが高い領域でより活性化され、漂白活性化剤との反応性が向上して有機過酸が効率的に生成する。一方、生成した有機過酸はpHが低い領域で解離状態が酸型に変化し、汚れへの浸透性が向上する事で高い漂白性能を発現する。すなわち、有機過酸を効率的に生成させるためには高いpHが有効であり、生成した有機過酸がより高い漂白性能を発現するためには低いpHが有効である。このように、有機過酸の効率的な生成と、有機過酸による更に高い漂白性能発現の両立は極めて困難であった。
本発明においては、有機過酸の生成場面では(特定の)陰イオン界面活性剤を高配合する事で漂白活性化剤がバルク中に押し出され、過酸化水素との反応性が向上するために低いpH領域でも有効に有機過酸を生成する事が出来る。その結果、有機過酸による漂白性能発現場面では、炭酸アルカリ金属塩、重炭酸塩を特定比で高配合する事によって低いpHを安定的に維持し、有機過酸が酸型に変化して高い漂白性能を発現することができる。なお、pHは、(株)堀場製作所製pHメータF52、pH電極6367−S004を用いて測定したものである。
本発明においては、有機過酸の生成場面では(特定の)陰イオン界面活性剤を高配合する事で漂白活性化剤がバルク中に押し出され、過酸化水素との反応性が向上するために低いpH領域でも有効に有機過酸を生成する事が出来る。その結果、有機過酸による漂白性能発現場面では、炭酸アルカリ金属塩、重炭酸塩を特定比で高配合する事によって低いpHを安定的に維持し、有機過酸が酸型に変化して高い漂白性能を発現することができる。なお、pHは、(株)堀場製作所製pHメータF52、pH電極6367−S004を用いて測定したものである。
[電気伝導度]
本発明の組成物の0.1質量%水溶液の25℃における電気伝導度は、襟、袖の汚れに対する洗浄性能を発現させる観点から、0.2〜0.75S/mが好ましく、0.3〜0.7S/mがより好ましく、0.3〜0.65S/mであることがさらに好ましい。なお、電気伝導度は、東亜ディーケーケー(株)製のCM−21Pにより測定したものである。
本発明の組成物の0.1質量%水溶液の25℃における電気伝導度は、襟、袖の汚れに対する洗浄性能を発現させる観点から、0.2〜0.75S/mが好ましく、0.3〜0.7S/mがより好ましく、0.3〜0.65S/mであることがさらに好ましい。なお、電気伝導度は、東亜ディーケーケー(株)製のCM−21Pにより測定したものである。
電気伝導度の値は、組成物中に含有する塩の種類によって大きな影響を受ける。多価イオンを持つ塩は高い電気伝導度を示し、それと比較して、1価のイオンを有する塩は、電気伝導度に影響を与えにくい。多価イオンを持つ塩としては、硫酸マグネシウム、硫酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等が挙げられ、1価のイオンを持つ塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙げられる。本発明の洗浄剤組成物においては、電気伝導度を特定の範囲にする事で襟、袖の汚れに対する洗浄性能を向上させるため、上記に挙げた塩の含有量を調整することが重要である。
洗濯方法
本願発明は、上述した粉末洗浄剤組成物を含む洗濯水中で、被洗浄物の洗浄を行う工程を有するものであり、より具体的には、例えば洗濯機による洗濯又は手洗い洗濯、好ましくは洗浄剤使用濃度が高くなる手洗い洗濯を行う洗濯方法を包含する。また、本願発明は、上述した粉末洗浄剤組成物を含む洗濯水であって、電気伝導度が0.2S/m以上、3.5S/m以下である洗濯水中で、被洗浄物の洗浄を行う洗濯方法を包含する。
本願発明は、上述した粉末洗浄剤組成物を含む洗濯水中で、被洗浄物の洗浄を行う工程を有するものであり、より具体的には、例えば洗濯機による洗濯又は手洗い洗濯、好ましくは洗浄剤使用濃度が高くなる手洗い洗濯を行う洗濯方法を包含する。また、本願発明は、上述した粉末洗浄剤組成物を含む洗濯水であって、電気伝導度が0.2S/m以上、3.5S/m以下である洗濯水中で、被洗浄物の洗浄を行う洗濯方法を包含する。
ここで、洗濯水の電気伝導度に関しては、例えば、0.35〜3.5S/m、更に0.8〜3.5S/m、更に1.5〜3.5S/mのような洗剤の使用濃度が高く、電気伝導度がより高くなるような洗濯条件であっても、漂白活性化剤の性能を十分に発揮できている。
上述した実施形態に関し、本発明はさらに以下の組成物を開示する。
<1> (a)陰イオン界面活性剤を10質量%以上、好ましくは15質量%以上含有され、より好ましくは20質量%以上、より好ましくは25質量%以上、45質量%以下、好ましくは40質量%以下、
(b)非イオン界面活性剤を0質量%以上、9質量%以下、好ましくは7質量%以下、より好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは0質量%
(c)炭酸アルカリ金属塩を10質量%以上、好ましくは12質量%以上、より好ましくは14質量%以上、30質量%以下、好ましくは25質量%以下、より好ましくは23質量%以下、
(d)炭酸水素アルカリ塩を10質量%以上、好ましくは12質量%以上、より好ましくは14質量%以上、40質量%以下、好ましくは30質量%以下、より好ましくは25質量%以下、
(e)過炭酸塩を0.1質量%以上、好ましくは1質量%以上、10質量%以下、好ましくは5質量%以下、及び
(f)下記一般式(1)で表される漂白活性化剤を0.1質量%、好ましくは0.2質量以上、より好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上、3質量%以下、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.8質量%以下含有する粉末洗浄剤組成物であって、
(b)/(a)の質量比が0/1以上、1/3以下であり、
〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/2以上、2/1以下であり、
0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製した上記組成物の0.5質量%溶液の25℃におけるpHが9以上、好ましくは9.4以上、より好ましくは9.5以上、10.4以下、好ましくは10.3以下、より好ましくは10.2以下である粉末洗浄剤組成物。
(b)非イオン界面活性剤を0質量%以上、9質量%以下、好ましくは7質量%以下、より好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、さらに好ましくは0質量%
(c)炭酸アルカリ金属塩を10質量%以上、好ましくは12質量%以上、より好ましくは14質量%以上、30質量%以下、好ましくは25質量%以下、より好ましくは23質量%以下、
(d)炭酸水素アルカリ塩を10質量%以上、好ましくは12質量%以上、より好ましくは14質量%以上、40質量%以下、好ましくは30質量%以下、より好ましくは25質量%以下、
(e)過炭酸塩を0.1質量%以上、好ましくは1質量%以上、10質量%以下、好ましくは5質量%以下、及び
(f)下記一般式(1)で表される漂白活性化剤を0.1質量%、好ましくは0.2質量以上、より好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.4質量%以上、3質量%以下、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.8質量%以下含有する粉末洗浄剤組成物であって、
(b)/(a)の質量比が0/1以上、1/3以下であり、
〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/2以上、2/1以下であり、
0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製した上記組成物の0.5質量%溶液の25℃におけるpHが9以上、好ましくは9.4以上、より好ましくは9.5以上、10.4以下、好ましくは10.3以下、より好ましくは10.2以下である粉末洗浄剤組成物。
(式中、RはH、炭素数1〜17を有するアルキル基またはアルケニル基、アリール基、芳香族複素環基、2以上のアネレーテッドベンゼノイド環からなるポリアリーレン基および2以上のアリールまたはアリーレン置換基が共有結合されている基からなる群から選択され、そしてLは脱離基であり、そしてL上に生成される陰イオンの共役酸は4〜13の範囲内のpKaを有する。)
<2> (c)/(d)の質量比が1/3以上、2/1以下である、<1>記載の粉末洗浄剤組成物。
<3> (a)成分が、アルキル鎖の炭素数が10〜18の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩及びアルキル鎖の炭素数が10〜18の高級アルコールの硫酸エステル塩からなる群より選択される1種以上の成分である、<1>又は<2>記載の粉末洗浄剤組成物。
<4> (b)成分が、炭素数が10〜16、好ましくは12〜14のアルコールにエチレンオキシドを平均1〜25モル、好ましくは10〜20モル付加した化合物である、<1>〜<3>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
<5> (f)成分が、下記一般式(2)で表される漂白活性化剤である、<1>〜<4>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
<3> (a)成分が、アルキル鎖の炭素数が10〜18の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩及びアルキル鎖の炭素数が10〜18の高級アルコールの硫酸エステル塩からなる群より選択される1種以上の成分である、<1>又は<2>記載の粉末洗浄剤組成物。
<4> (b)成分が、炭素数が10〜16、好ましくは12〜14のアルコールにエチレンオキシドを平均1〜25モル、好ましくは10〜20モル付加した化合物である、<1>〜<3>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
<5> (f)成分が、下記一般式(2)で表される漂白活性化剤である、<1>〜<4>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
〔式中、Rは7〜15のアルキル基を示し、Yは−SO3M又は−COOM(ここで、Mは水素原子又はアルカリ金属原子を示す)を示す。〕
<6> (b)/(a)の質量比が0/1以上、1/5以下、好ましくは1/6.7以下、より好ましくは1/10以下である、<1>〜<5>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
<7> 〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/1.5以上、好ましくは1/1以上、より好ましくは1.1/1以上、1.5/1以下、好ましくは1.4/1以下、より好ましくは1.3/1以下である、<1>〜<6>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
<8> 更に、(g)リン酸塩ビルダー、好ましくはトリポリリン酸塩、オルトリン酸塩、ピロリン酸塩等から選ばれる1種以上のリン酸塩ビルダーを0質量%以上、5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、より好ましくは0質量%を含有する、<1>〜<7>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
<6> (b)/(a)の質量比が0/1以上、1/5以下、好ましくは1/6.7以下、より好ましくは1/10以下である、<1>〜<5>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
<7> 〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/1.5以上、好ましくは1/1以上、より好ましくは1.1/1以上、1.5/1以下、好ましくは1.4/1以下、より好ましくは1.3/1以下である、<1>〜<6>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
<8> 更に、(g)リン酸塩ビルダー、好ましくはトリポリリン酸塩、オルトリン酸塩、ピロリン酸塩等から選ばれる1種以上のリン酸塩ビルダーを0質量%以上、5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下、より好ましくは0質量%を含有する、<1>〜<7>の何れか1記載の粉末洗浄剤組成物。
以下、本発明の態様を実施例によりさらに記載し、開示する。かかる実施例は単なる本発明の例示であり、何ら限定を意味するものではない。
<実施例1>
表1に示す実施例1の成分のうち、炭酸ナトリウム8.84kg、蛍光増白剤0.07kgをレディゲミキサーFKM−130D((株)マツボー製)を用いて攪拌羽根を周速3.4m/s、剪断機周速27m/sで1分間混合した。同条件でミキサーを作動させながら、直鎖アルキル(炭素数12〜14)ベンゼンスルホン酸7.98kg(含水率0.5質量%、硫酸分1%)と硫酸の混合物を4分間で加え、更に5分間作動させて中和反応を行った。次に、同条件でミキサーを作動させながら、非イオン界面活性剤2.8kg、ゼオライト2.45kgを加え、2分間作動させて造粒を行った。
表1に示す実施例1の成分のうち、炭酸ナトリウム8.84kg、蛍光増白剤0.07kgをレディゲミキサーFKM−130D((株)マツボー製)を用いて攪拌羽根を周速3.4m/s、剪断機周速27m/sで1分間混合した。同条件でミキサーを作動させながら、直鎖アルキル(炭素数12〜14)ベンゼンスルホン酸7.98kg(含水率0.5質量%、硫酸分1%)と硫酸の混合物を4分間で加え、更に5分間作動させて中和反応を行った。次に、同条件でミキサーを作動させながら、非イオン界面活性剤2.8kg、ゼオライト2.45kgを加え、2分間作動させて造粒を行った。
次いで、同条件でミキサーを作動させながら、ゼオライト1.75kgを加え、ポリエチレングリコール(PEG13000)0.175kg、アクリル酸マレイン酸コポリマー(AA/MAコポリマー)の40質量%水溶液0.875kg、2号シリケート2.625kgを1分間で加え、更に2分間作動させて造粒を行った。続いてゼオライト1.75kgを加え、更に2分間作動させて表面改質処理を行い、2000μmの篩を通過させ、粉末洗浄剤粒子を得た。次に、回転ドラムを用いて、前記洗浄剤粒子に残りのゼオライト1.75kg、酵素0.7kg、漂白活性化剤0.175kg、PC1.05kg、硫酸ナトリウム2.2kg、炭酸水素ナトリウム5.25kgを混合して表1に示す最終組成の粉末洗浄剤組成物35Kgを得た。
<実施例2〜12>
表1に示す実施例2〜12の成分のうち、組成物中のゼオライトの8質量%分、炭酸ナトリウム(又は炭酸カリウム)の4質量%分、炭酸水素ナトリウム(又は炭酸水素カリウム)及び酵素を除いた成分から、スラリーを調製し、噴霧乾燥して噴霧乾燥組成物を得た。これに組成物中のゼオライトの5質量%分及び炭酸水素ナトリウム(又は炭酸水素カリウム)の4質量%分をリボンミキサーに投入して混合を行った。得られた混合物を前押し出し式2軸型押し出し造粒機(ペレッターダブル:不二パウダル(株)製)で直径が10mmの円柱状に押し出し成形して圧密化した。得られたペレット状物を、全洗浄剤組成物中ゼオライト2質量%とともにフラッシュミル(不二パウダル(株)製)で粉砕造粒して表面被覆を行い、2000μmの篩を通過させ、高嵩密度洗浄剤粒子を得た。この後、Vブレンダーに移し、残りの組成物中のゼオライト、炭酸ナトリウム(又は炭酸カリウム)、炭酸水素ナトリウム(又は炭酸水素カリウム)、酵素、PC、漂白活性化剤、リン酸塩ビルダーを混合して粉末洗浄剤組成物を得た。
表1に示す実施例2〜12の成分のうち、組成物中のゼオライトの8質量%分、炭酸ナトリウム(又は炭酸カリウム)の4質量%分、炭酸水素ナトリウム(又は炭酸水素カリウム)及び酵素を除いた成分から、スラリーを調製し、噴霧乾燥して噴霧乾燥組成物を得た。これに組成物中のゼオライトの5質量%分及び炭酸水素ナトリウム(又は炭酸水素カリウム)の4質量%分をリボンミキサーに投入して混合を行った。得られた混合物を前押し出し式2軸型押し出し造粒機(ペレッターダブル:不二パウダル(株)製)で直径が10mmの円柱状に押し出し成形して圧密化した。得られたペレット状物を、全洗浄剤組成物中ゼオライト2質量%とともにフラッシュミル(不二パウダル(株)製)で粉砕造粒して表面被覆を行い、2000μmの篩を通過させ、高嵩密度洗浄剤粒子を得た。この後、Vブレンダーに移し、残りの組成物中のゼオライト、炭酸ナトリウム(又は炭酸カリウム)、炭酸水素ナトリウム(又は炭酸水素カリウム)、酵素、PC、漂白活性化剤、リン酸塩ビルダーを混合して粉末洗浄剤組成物を得た。
<比較例1〜5>
実施例2〜12と同様にして、表1の組成の粉末洗浄剤組成物を得た。
実施例2〜12と同様にして、表1の組成の粉末洗浄剤組成物を得た。
[pHの測定]
粉末洗浄剤組成物の0.5質量%溶液を0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製し、その25℃のpHを、(株)堀場製作所製pHメータF52、pH電極6367−S004を用いて測定した。氷酢酸水溶液の作製に用いた水は、蒸留水(和光純薬製)である。
粉末洗浄剤組成物の0.5質量%溶液を0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製し、その25℃のpHを、(株)堀場製作所製pHメータF52、pH電極6367−S004を用いて測定した。氷酢酸水溶液の作製に用いた水は、蒸留水(和光純薬製)である。
<性能評価>
実施例及び比較例で得られた粉末洗浄剤組成物について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
実施例及び比較例で得られた粉末洗浄剤組成物について、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
漂白活性化剤からの有機過酸の発生率を以下の方法により評価した。その結果を表1に示す。
<有機過酸発生率評価法>
25℃のイオン交換水1000mL中に粉末洗浄剤組成物4g(浸漬洗浄時使用量相当)を添加し、撹拌して試験液を調製した。30分後に試験液に1質量%カタラーゼ溶液を1.5mL添加し、さらに3分攪拌した後、20質量%硫酸水溶液を10mL添加し、ヨードメトリー法に従い有機過酸量を滴定し、下式によって有機過酸の発生率を求めた。
25℃のイオン交換水1000mL中に粉末洗浄剤組成物4g(浸漬洗浄時使用量相当)を添加し、撹拌して試験液を調製した。30分後に試験液に1質量%カタラーゼ溶液を1.5mL添加し、さらに3分攪拌した後、20質量%硫酸水溶液を10mL添加し、ヨードメトリー法に従い有機過酸量を滴定し、下式によって有機過酸の発生率を求めた。
有機過酸発生率(%)=(有機過酸発生量(μM)/漂白活性化剤含有量(μM))×100
<漂白性能の評価法>
粉末洗浄剤組成物1gと4°DHに調整した水1000mLを混合した後、そこに以下の方法で調製したミートソース汚染布(4枚)を入れ、ターゴトメータを用いて20℃、80rpmで10分間漂白処理を行った。処理前後の布表面の反射率を測定し、下式(II)により漂白率を求めた。
粉末洗浄剤組成物1gと4°DHに調整した水1000mLを混合した後、そこに以下の方法で調製したミートソース汚染布(4枚)を入れ、ターゴトメータを用いて20℃、80rpmで10分間漂白処理を行った。処理前後の布表面の反射率を測定し、下式(II)により漂白率を求めた。
・ミートソース汚染布の調製
カゴメ(株)製ミートソース(完熟トマトのミートソース(2012年5月27日賞味期限、ロット番号:D0527JF)/内容量259gの缶詰)の固形分をメッシュ(目の開き;500μm)で除去した後、得られた液を煮沸するまで加熱した。この液に木綿金布#2003を浸し、15分間煮沸した。そのまま火からおろし2時間程度放置し30℃まで放置した後、布を取りだし、余分に付着している液をヘラで除去し、自然乾燥させた。その後プレスし、10×10cmの試験布として実験に供した。
カゴメ(株)製ミートソース(完熟トマトのミートソース(2012年5月27日賞味期限、ロット番号:D0527JF)/内容量259gの缶詰)の固形分をメッシュ(目の開き;500μm)で除去した後、得られた液を煮沸するまで加熱した。この液に木綿金布#2003を浸し、15分間煮沸した。そのまま火からおろし2時間程度放置し30℃まで放置した後、布を取りだし、余分に付着している液をヘラで除去し、自然乾燥させた。その後プレスし、10×10cmの試験布として実験に供した。
布表面の反射率の測定は、(株)日本電色工業社製、Spectro Color Meterを用い、汚染布4枚を重ねた状態で波長460nmの反射率を測定する事により行った。
ここで、漂白活性化剤Aとしてはテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)を、漂白活性化剤Bとしてラウロイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いた。漂白活性化剤Cとしてはノナノイルオキシベンゼンスルホン酸ナトリウムを用いた。さらに、LAS−Naは直鎖アルキル(炭素数12〜14)ベンゼンスルホン酸ナトリウム、AS−Naはアルキル(炭素数12〜16)硫酸ナトリウムである。非イオン界面活性剤はポリオキシエチレン(EO平均付加モル数7)アルキル(炭素数12〜14)エーテル、AA/MAコポリマーはアクリル酸−マレイン酸コポリマーのナトリウム塩(70モル%中和)であり、モノマー比はアクリル酸/マレイン酸=3/7(モル比)、平均分子量70000である。蛍光増白剤はチノパールCBS−XとチノパールAMS−GX(チバスペシャリティケミカルス社製)の質量比1/1混合物を用いた。ゼオライトは4A型ゼオライト、平均粒子径3μm(東ソー(株)製)を用いた。酵素は、セルラーゼK(特開昭63−264699号公報記載のもの)とリポラーゼ100T(ノボ社製)とを3:1の質量比で混合したものを用いた。PCは、特開昭59−196399号公報の実施例1に基づいてメタホウ酸ナトリウム・4水和物を過炭酸ナトリウムに対して5質量%被覆したものを125μmの篩で小粒子径のものを除去したものを用いた。2号シリケートは、ケイ酸ナトリウム(43質量%)(TOKUYAMA SIAM SILICA CO. LTD.製)を用いた。PEGは、PEG13000−L60(三井化学製)を用いた。リン酸塩ビルダーは、トリポリリン酸ナトリウム(Thai polyphosphate & Chemicals Co., Ltd.製)であった。
表1の実施例の結果から、本発明品の粉末洗浄剤組成物は漂白性能に優れていることが分かった。
一方、比較例の粉末洗浄剤組成物は、実施例のものよりも漂白性能が明らかに劣っていた。比較例1では、有機過酸発生率は実施例のそれと同程度であったが、漂白性能としては劣っていた。これは、(d)成分が過少であったため、解離型の有機過酸の存在率が高いからであると考えられる。さらに比較例2では、有機過酸発生率及び漂白性能の両方が実施例のそれよりも劣っていた。これは、(c)成分が過少であったため、有機過酸発生率が著しく低下してしまったからであると考えられる。さらに比較例4では(c)成分及び(d)成分が過少であったため、有機過酸発生率及び漂白性能の両方が実施例のそれよりも劣っていた。
比較例3においては、(a)成分に比べて(b)成分の量が過剰であったため、有機過酸発生率及び漂白性能の両方が実施例のそれよりも劣っていた。比較例5においては、(a)成分の量が過少であったため、有機過酸発生率及び漂白性能の両方が実施例のそれよりも劣っていた。
本発明の粉末洗浄剤組成物は、衣料品の洗濯に利用することができる。
Claims (8)
- (a)陰イオン界面活性剤を10質量%以上、45質量%以下、
(b)非イオン界面活性剤を0質量%以上、9質量%以下、
(c)炭酸アルカリ金属塩を10質量%以上、30質量%以下、
(d)炭酸水素アルカリ塩を10質量%以上、40質量%以下、
(e)過炭酸塩を0.1質量%以上、10質量%以下、及び
(f)下記一般式(1)で表される漂白活性化剤を0.1質量%、3質量%以下含有する粉末洗浄剤組成物であって、
(b)/(a)の質量比が0/1以上、1/3以下であり、
〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/2以上、2/1以下であり、
0.01質量%氷酢酸水溶液を用いて調製した上記組成物の0.5質量%溶液の25℃におけるpHが9以上、10.4以下である粉末洗浄剤組成物。
- (c)/(d)の質量比が1/3以上、2/1以下である、請求項1記載の粉末洗浄剤組成物。
- (a)成分が、アルキル鎖の炭素数が10〜18の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩及びアルキル鎖の炭素数が10〜18の高級アルコールの硫酸エステル塩からなる群より選択される1種以上の成分である、請求項1又は2記載の粉末洗浄剤組成物。
- (b)成分が、炭素数が10〜16のアルコールにエチレンオキシドを平均1〜25モル付加した化合物である、請求項1〜3の何れか1項記載の粉末洗浄剤組成物。
- (b)/(a)の質量比が0/1以上、1/5以下である、請求項1〜5の何れか1項記載の粉末洗浄剤組成物。
- 〔(c)+(e)〕/(d)の質量比が1/1.5以上、1.5/1以下である、請求項1〜6の何れか1項記載の粉末洗浄剤組成物。
- 更に、(g)リン酸塩ビルダーを0質量%以上、5質量%以下を含有する、請求項1〜7の何れか1項記載の粉末洗浄剤組成物。
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