JP2013213181A - 有機−無機透明ハイブリッド皮膜とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】所定のモル比で混合されている有機シランと金属アルコキシドを、有機溶媒、水、触媒を含む溶液中で共加水分解・縮重合し、有機シラン間の距離を制御した前駆体溶液を、固体表面に塗布後、所定時間、室温、大気圧下で静置することにより得られる、表面張力が18〜73dyn/cmの液体の前進接触角と後退接触角との差(ヒステリシス)が、有機シラン単独で表面処理された表面より小さな値となる、密着性、透明性、膜表面の有機シラン由来の官能基の運動性に優れた有機−無機ハイブリッド皮膜、その製造方法、および該皮膜が被覆された固体表面。
【効果】基材表面に、上記皮膜を形成することにより、各種基材に、優れたはっ水/はつ油性、滑落性、液滴除去能、耐指紋付着性、防曇性、耐食性を付与することが可能な新しい表面改質技術およびその製品を提供することができる。
【選択図】図1
Description
(1)固体表面に形成させた有機−無機透明ハイブリッド皮膜であって、所定のモル比で混合されている有機シランと金属アルコキシドを、有機溶媒、水、触媒を含む溶液中で共加水分解・縮重合することにより得られた皮膜であり、該皮膜により、表面張力が18〜73dyn/cmである液体に対する前進接触角と後退接触角との差(ヒステリシス)が、有機シラン単独で表面処理された表面より小さな値となることを特徴とする有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(2)有機シランと金属アルコキシドが、1:0.1〜100のモル比で混合されている、前記(1)に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(3)得られる有機−無機透明ハイブリッド皮膜が、規則構造のない、または、1−10nmの繰り返し周期の層状構造を有している、前記(1)または(2)に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(4)上記皮膜が、金属、金属酸化膜、合金、半導体、ポリマー、セラミックス、ガラス、樹脂、木材、繊維、紙の内から選択した基材と密着する密着性を示す、前記(1)から(3)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(5)上記皮膜が、平面、曲面、凹凸面、ポーラス面の中から選択した少なくとも1種類以上の表面から構成された混合表面と密着する密着性を示す、前記(1)から(4)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(6)有機シランと金属アルコキシドのモル比に依存して、有機シラン間の距離を変化させたものである、前記(1)から(5)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(7)前記(1)に記載の液体と、少なくとも1種類以上の化合物が混ざった混合液体に対する前進接触角と後退接触角との差(ヒステリシス)が、有機シラン単独で表面処理された表面より小さな値となる、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(8)上記皮膜が、指紋が付着しにくい難付着性で、かつ付着した指紋が拭き取りやすい易拭き取り性を示す、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(9)皮膜面が露点以下の温度になった場合、結露によって表面に付着した水滴が濡れ広がり、薄い水膜の形成により、防曇性能を発揮する、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(10)表面が損傷し、前進接触角と後退接触角の差(ヒステリシス)が増加および算出不可能となった場合に、損傷した表面を除去することで、新しい表面が露出し、前進接触角と後退接触角の差(ヒステリシス)が、有機シラン単独で表面処理された表面より小さな値となる、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機ハイブリッド皮膜。
(11)有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる有機シランが、式(A)のR1−Si−R2 n−3R3 n
(但し、n=1、2、または3、R1は、炭素数1−30のアルキル鎖または炭素数1−20のパーフルオロ基、R2は、炭素数1−6のアルキル基、R3は、炭素数1から15のアルコキシ基、クロロ基、イソシアナト基、またはアセトキシ基)で示され、かつSi−C結合で結合された不活性な官能基と、加水分解後に1つ以上のSi−OH基を生成する官能基を有する、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(12)有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる有機シランが、式(B)のR1R2−Si−R3 nR4 n−3
(但し、n=1、2、または3、R1は、水酸基、ビニル基、塩化アルキル基、アミノ基、イミノ基、ニトロ基、メルカプト基、エポキシ基、カルボニル基、メタクリロキシ基、アジド基、ジアゾ基、またはベンゾフェニル基およびこれらの誘導体、R2は、炭素数1から15のアルキル基、R3は、炭素数1−6のアルキル基、R4は、炭素数1から15のアルコキシ基、クロロ基、イソシアナト基、またはアセトキシ基)で示され、かつSi−C結合で結合された活性な官能基と、加水分解後に1つ以上のSi−OH基を生成する官能基を有する、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(13)有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる有機シランとして、前記(12)に記載された有機シランから選択された少なくとも2種類以上を原料として使用した、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(14)有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる金属アルコキシドが、式(C)のM(R1)n
(但し、n=1、2、3、または4、Mは、Al、Ca、Fe、Ge、Hf、In、Si、Ta、Ti、Sn、またはZrの金属元素、Rは、炭素数1から15のアルコキシ基)で示される、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(15)有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる金属アルコキシドとして、前記(14)に記載された金属アルコキシドから選択された少なくとも2種類以上を原料として使用した、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(16)有機シランの代替として、有機カルボン酸または有機ホスホン酸を利用したものであり、これらの化合物が、式(D)のR1−R2
(但し、R1は、炭素数1−30のアルキル鎖、または炭素数1−20のパーフルオロアルキル基(CF3(CF2)n−; n=0−19)、R2は、カルボキシル(−COOH)、ホスホン酸(−P(O)(OH)2)、またはリン酸(−O−P(O)(OH)2))で示される、前記(1)から(6)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
(17)所定のモル比で混合されている有機シランと金属アルコキシドを、有機溶媒、水、触媒を含む溶液中で共加水分解・縮重合し、有機シラン間の距離を制御した前駆体溶液を、金属、金属酸化膜、合金、半導体、ポリマー、セラミックス、ガラス、樹脂、木材、紙、繊維の内から選択した固体表面に塗布した後、所定時間、室温、大気圧下で溶媒を揮発させ、皮膜を架橋させることを特徴とする、有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
(18)加水分解に使用する水と混和可能であり、かつ有機シランおよび金属アルコキシドの加水分解・縮重後の物質を溶解し、かつ蒸気圧が水より大きな有機溶媒を使用する、前記(17)に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
(19)加水分解に使用する触媒が、式(A)のR3、式(B)のR4、式(C)のR1、の加水分解を促進する作用を有する、前記(17)または(18)に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
(20)スピンコーティング法、ディップコーティング法、ローラーコーティング法、バーコティング法、インクジェットコーティング法、グラビアコーティング法、スプレー法、ディスペンサ法、ノズルコート法、スリットコート法、ダイコート法、ブレードコート法、ナイフコート法、ワイヤバーコート法、スクリーン印刷法の内から選択したいずれかの方法により、有機溶媒の揮発を促進させる、前記(17)から(19)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
(21)前駆体溶液中の有機シランおよび金属アルコキシドの濃度に対する有機溶媒のモル濃度に依存して、10−10000nmまで膜厚を制御する、前記(17)から(20)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
(22)調製した前駆体溶液が、少なくとも180日以上保存後も使用可能である、前記(17)から(21)のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
(23)前記(1)から(6)のいずれかに記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜が被覆された固体表面であって、その表面が、はっ水/はつ油性、滑落性、液滴除去能、耐指紋付着性、防曇性、耐食性を示すことを特徴とする固体表面。
本発明は、固体表面に形成させるための有機−無機透明ハイブリッド皮膜であって、所定のモル比で混合されている有機シランと金属アルコキシドを、有機溶媒、水、触媒を含む溶液中で共加水分解・縮重合することにより得られた皮膜であり、該皮膜により、表面張力が18〜73dyn/cmである液体に対する前進接触角と後退接触角との差(ヒステリシス)が、有機シラン単独で表面処理された表面より小さな値となることを特徴とするものである。また、本発明は、透明な有機−無機ハイブリッド皮膜の製造方法であって、有機シランおよび金属アルコキシドを、有機溶媒、水、触媒を含む溶液中で共加水分解・縮重合し、有機シラン間の距離を制御した前駆体溶液を、固体表面に塗布後、所定時間、室温、大気圧下で静置し、溶媒を揮発させ、皮膜を架橋させることを特徴とするものである。更に、本発明は、上述の有機−無機透明ハイブリッド皮膜が被覆された固体表面であって、その表面が、優れたはっ水/はつ油性、滑落性、液滴除去能、耐指紋付着性、防曇性、耐食性を示すことを特徴とするものである。
(1)ヒステリシスの極めて小さい表面を、不活性な官能基を有する有機シラン、例えば、長鎖アルキルトリエトキシシラン等を用いて、基材表面において実現できる、新しい表面改質技術を提供することができる。
(2)ヒステリシスの極めて小さい表面を、活性な官能基を有する有機シラン、例えば、ビニルトリエトキシシラン、2−ヒドロキシ−4−(3−トリエトキシシリルプロポキシ)−ジフェニルケトン等を用いて、基材表面において実現できる、新しい表面改質技術を提供することができる。
(3)基材表面の動的濡れ性、すなわち、動的接触角[前進接触角(θA)と、後退接触角(θR)]を測定した時の接触角ヒステリシス(θA−θR)を、有機シラン単独で表面処理された表面より小さな値となる、ヒステリシスの極めて小さい表面にすることを可能とする表面改質技術を提供することができる。
(4)有機溶媒に対する有機シランと金属アルコキシドの濃度によって、膜厚を任意に制御可能(10−10000nm)である。
(5)表面張力が18〜73dyn/cmの液体に対してヒステリシスの極めて小さい有機−無機ハイブリッド皮膜を、特に基材を選ぶことなく、また、基材の前処理を施すことなく、基材に密着性よく形成できる表面処理技術を提供することができる。
(6)有機−無機ハイブリッド皮膜の透明性が高いため、処理する基材表面の外観を維持したまま、意匠性を損なうことなく、表面処理を施すことができる。
(7)調製後の前駆体溶液が安定であるため、該前駆体溶液は、調製後に長期間保存することができる。
(8)上記皮膜は、特に加熱処理をすることなく、室温で硬化させることが可能であるため、耐熱温度の低いポリマー、紙、樹脂、木材等への成膜が可能である。
(9)有機シラン含有量を調整することで、膜の硬度、可とう性を任意に調整することができるため、シート状のポリマー、金属フィルム、紙等に、曲げてもクラックや剥離を発生させない成膜が可能である。
(10)本発明は、有機−無機透明ハイブリッド皮膜の優れた動的濡れ性により、例えば、自動車・建材用ガラスの雨滴除去性の向上や防曇性の発現による視界確保や、汚れ付着防止、μ−TASやバイオチップ等の水流制御、水溶性のインクジェットノズル等のマイクロ水滴の制御、金属/木質材料の腐食防止、ナノインプリント用鋳型からの材料の離型性の向上、タッチパネルディスプレー等の指紋付着防止等の用途において、特に有効な新しい表面改質技術を提供することを可能にするものとして有用である。
ガラス基板を、1000Pa下で、30分間、波長172nmの真空紫外光に暴露して洗浄した後、表11に示す有機シランの蒸気を利用して、気相から有機シランを化学吸着させた。処理温度は、80℃、処理時間は、72時間とした。表11に、比較例1に係わる、MilliQ水およびn−ヘキサデカンに対する、各種試料の動的接触角の値を示す。処理後の基板表面の前進接触角(θA)と、後退接触角(θR)、ヒステリシスは、表11に示す値となった。
各種基材を、1000Pa下で、所定時間、波長172nmの真空紫外光に暴露した後、デシルトリエトキシシランの蒸気を利用して、気相からデシルトリエトキシシランを化学吸着させた。処理温度は、80℃、処理時間は、72時間とした。表12に、比較例2に係わる、MilliQ水およびn−ヘキサデカンに対する、各種試料の動的接触角の値を示す。処理後の各種基材表面の前進接触角(θA)と、後退接触角(θR)、ヒステリシスは、表12に示す値となった。
アセトンにてガラス管内壁を脱脂した後、デシルトリエトキシシランの蒸気を利用して、気相からデシルトリエトキシシランを化学吸着させた。処理温度は、80℃、処理時間は、72時間とした。ガラス管内部にスダンIIIで着色したn−ヘキサデカン(0.5mL)をガラス管内部へ滴下した。図2(左のガラス管)に、比較例3に係わる、スダンIIIで着色したn−ヘキサデカン(0.5mL)滴下後のガラス管内壁の状態を示す。
ガラス基板を、1000Pa下で、30分間、波長172nmの真空紫外光に暴露して洗浄した後、これらの基板表面に、デシルトリエトキシシランの蒸気を利用して、気相からデシルトリエトキシシランの蒸気を化学吸着させた。処理温度は、80℃、処理時間は、72時間とした。表13に、比較例4に係わる、表面張力の異なる各種液体に対する、各種試料の動的接触角の値を示す。処理後の基板表面の、各種表面張力の異なる液体に対する、前進接触角(θA)と、後退接触角(θR)、ヒステリシスは、表13に示す値となった。
ガラス基板を、1000Pa下で、30分間、波長172nmの真空紫外光に暴露して洗浄した後、これらの基板表面に、デシルトリエトキシシランの蒸気を利用して、気相からデシルトリエトキシシランの蒸気を化学吸着させた。処理温度は、80℃、処理時間は、72時間とした。表14に、比較例5に係わる、2種類以上の液体が混合した混合液体に対する、各種試料の動的接触角の値を示す。処理後の基板表面の、2種類以上の液体が混合した混合液体に対する、前進接触角(θA)と、後退接触角(θR)、ヒステリシスは、表14に示す値となった。
ガラス基板を、1000Pa下で、30分間、波長172nmの真空紫外光に暴露して洗浄した後、これらの基板表面に、デシルトリエトキシシランの蒸気を利用して、気相からデシルトリエトキシシランの蒸気を化学吸着させた。処理温度は、80℃、処理時間は、72時間とした。静置後、表面処理後ガラス基板の表面に指を押しつけ、指紋の残存の様子を観察した。図3(写真右)に、比較例6に係わる、指紋押しつけ後の試料表面の外観を示す。
ガラス基板を、1000Pa下で、30分間、波長172nmの真空紫外光に暴露して洗浄した後、これらの基板表面に、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシランの蒸気を利用して、気相からN−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシランの蒸気を化学吸着させた。表面処理後ガラス基板を相対湿度100%の蒸気に暴露し、基板の透明性の変化を観察した。図4(写真右)に、比較例7に係わる、蒸気(相対湿度100%)暴露後の試料の外観を示す。
ガラス基板を、1000Pa下で、30分間、波長172nmの真空紫外光に暴露して洗浄した後、これらの基板表面に、デシルトリエトキシシランとエチルトリエトキシシランの混合蒸気を利用して、気相からこれらの有機シランを化学吸着させた。処理温度は、80℃、処理時間は、72時間とした。表15に、比較例8に係わる、各種試料の動的接触角の値を示す。処理後の基板表面の、MilliQ水およびn−ヘキサデカンに対する、前進接触角(θA)と、後退接触角(θR)、ヒステリシスは、表15に示す値となった。
ガラス基板を、1000Pa下で、30分間、波長172nmの真空紫外光(VUV)に暴露して洗浄した後、これらの基板表面に、デシルトリエトキシシランの蒸気を利用して、気相からデシルトリエトキシシランの蒸気を化学吸着させた。処理温度は、80℃、処理時間は、72時間とした。
ZTPとIPAを1:14(ZTP:IPA)の割合で添加し、得られた溶液を、1000Pa下で、30分間、波長172nmの真空紫外光に暴露して洗浄したガラス基板へスピンコートし、60℃で10分乾燥後、100℃で1時間加熱処理した。得られた表面において、n−ヘキサデカン、n−ドデカン、n−デカンのいずれの溶媒も濡れ広がった。
Claims (23)
- 固体表面に形成させた有機−無機透明ハイブリッド皮膜であって、所定のモル比で混合されている有機シランと金属アルコキシドを、有機溶媒、水、触媒を含む溶液中で共加水分解・縮重合することにより得られた皮膜であり、該皮膜により、表面張力が18〜73dyn/cmである液体に対する前進接触角と後退接触角との差(ヒステリシス)が、有機シラン単独で表面処理された表面より小さな値となることを特徴とする有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 有機シランと金属アルコキシドが、1:0.1〜100のモル比で混合されている、請求項1に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 得られる有機−無機透明ハイブリッド皮膜が、規則構造のない、または、1−10nmの繰り返し周期の層状構造を有している、請求項1または2に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 上記皮膜が、金属、金属酸化膜、合金、半導体、ポリマー、セラミックス、ガラス、樹脂、木材、繊維、紙の内から選択した基材と密着する密着性を示す、請求項1から3のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 上記皮膜が、平面、曲面、凹凸面、ポーラス面の中から選択した少なくとも1種類以上の表面から構成された混合表面と密着する密着性を示す、請求項1から4のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 有機シランと金属アルコキシドのモル比に依存して、有機シラン間の距離を変化させたものである、請求項1から5のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 請求項1に記載の液体と、少なくとも1種類以上の化合物が混ざった混合液体に対する前進接触角と後退接触角との差(ヒステリシス)が、有機シラン単独で表面処理された表面より小さな値となる、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 上記皮膜が、指紋が付着しにくい難付着性で、かつ付着した指紋が拭き取りやすい易拭き取り性を示す、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 皮膜面が露点以下の温度になった場合、結露によって表面に付着した水滴が濡れ広がり、薄い水膜の形成により、防曇性能を発揮する、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 表面が損傷し、前進接触角と後退接触角の差(ヒステリシス)が増加および算出不可能となった場合に、損傷した表面を除去することで、新しい表面が露出し、前進接触角と後退接触角の差(ヒステリシス)が、有機シラン単独で表面処理された表面より小さな値となる、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機ハイブリッド皮膜。
- 有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる有機シランが、式(A)のR1−Si−R2 n−3R3 n
(但し、n=1、2、または3、R1は、炭素数1−30のアルキル鎖または炭素数1−20のパーフルオロ基、R2は、炭素数1−6のアルキル基、R3は、炭素数1から15のアルコキシ基、クロロ基、イソシアナト基、またはアセトキシ基)で示され、かつSi−C結合で結合された不活性な官能基と、加水分解後に1つ以上のSi−OH基を生成する官能基を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。 - 有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる有機シランが、式(B)のR1R2−Si−R3 nR4 n−3
(但し、n=1、2、または3、R1は、水酸基、ビニル基、塩化アルキル基、アミノ基、イミノ基、ニトロ基、メルカプト基、エポキシ基、カルボニル基、メタクリロキシ基、アジド基、ジアゾ基、またはベンゾフェニル基およびこれらの誘導体、R2は、炭素数1から15のアルキル基、R3は、炭素数1−6のアルキル基、R4は、炭素数1から15のアルコキシ基、クロロ基、イソシアナト基、またはアセトキシ基)で示され、かつSi−C結合で結合された活性な官能基と、加水分解後に1つ以上のSi−OH基を生成する官能基を有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。 - 有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる有機シランとして、請求項12に記載された有機シランから選択された少なくとも2種類以上を原料として使用した、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる金属アルコキシドが、式(C)のM(R1)n
(但し、n=1、2、3、または4、Mは、Al、Ca、Fe、Ge、Hf、In、Si、Ta、Ti、Sn、またはZrの金属元素、Rは、炭素数1から15のアルコキシ基)で示される、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。 - 有機−無機透明ハイブリッド皮膜の原料となる金属アルコキシドとして、請求項14に記載された金属アルコキシドから選択された少なくとも2種類以上を原料として使用した、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。
- 有機シランの代替として、有機カルボン酸または有機ホスホン酸を利用したものであり、これらの化合物が、式(D)のR1−R2
(但し、R1は、炭素数1−30のアルキル鎖、または炭素数1−20のパーフルオロアルキル基(CF3(CF2)n−; n=0−19)、R2は、カルボキシル(−COOH)、ホスホン酸(−P(O)(OH)2)、またはリン酸(−O−P(O)(OH)2))で示される、請求項1から6のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜。 - 所定のモル比で混合されている有機シランと金属アルコキシドを、有機溶媒、水、触媒を含む溶液中で共加水分解・縮重合し、有機シラン間の距離を制御した前駆体溶液を、金属、金属酸化膜、合金、半導体、ポリマー、セラミックス、ガラス、樹脂、木材、紙、繊維の内から選択した固体表面に塗布した後、所定時間、室温、大気圧下で溶媒を揮発させ、皮膜を架橋させることを特徴とする、有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
- 加水分解に使用する水と混和可能であり、かつ有機シランおよび金属アルコキシドの加水分解・縮重後の物質を溶解し、かつ蒸気圧が水より大きな有機溶媒を使用する、請求項17に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
- 加水分解に使用する触媒が、式(A)のR3、式(B)のR4、式(C)のR1、の加水分解を促進する作用を有する、請求項17または18に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
- スピンコーティング法、ディップコーティング法、ローラーコーティング法、バーコティング法、インクジェットコーティング法、グラビアコーティング法、スプレー法、ディスペンサ法、ノズルコート法、スリットコート法、ダイコート法、ブレードコート法、ナイフコート法、ワイヤバーコート法、スクリーン印刷法の内から選択したいずれかの方法により、有機溶媒の揮発を促進させる、請求項17から19のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
- 前駆体溶液中の有機シランおよび金属アルコキシドの濃度に対する有機溶媒のモル濃度に依存して、10−10000nmまで膜厚を制御する、請求項17から20のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
- 調製した前駆体溶液が、少なくとも180日以上保存後も使用可能である、請求項17から21のいずれか一項に記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜の製造方法。
- 請求項1から6のいずれかに記載の有機−無機透明ハイブリッド皮膜が被覆された固体表面であって、その表面が、はっ水/はつ油性、滑落性、液滴除去能、耐指紋付着性、防曇性、耐食性を示すことを特徴とする固体表面。
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